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失恋船長さんの同意された発言一覧 1-32
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失恋船長さんの同意された発言一覧 1-32



220VOLT - Lethal Illusion - Sauron ★★★ (2020-08-24 13:00:26)

幻のシングル盤に収録のヘヴィなミドルナンバー
サウロンというタイトル通り禍々しいサウンドが耳を惹きます
メジャーデビュー以降というかアメリカでの成功を夢見てポップなスタイルに変貌した
姿しか知らない方は驚くでしょうね
オリジナルは1982年
彼等も古典から影響をたっぷりうけています
誰がなんと言おうともコレはドゥームメタルですよ

同意者: kamiko!


ALCATRAZZ - Born Innocent ★★ (2020-08-02 01:27:04)

ジョー・リン・ターナーとツアーしたりと、アルカトラス名義での活動はあったが、ついに最新作をリリースしてきた。正直、グラハムボネットグループがあるので、アルカトラス再始動に驚きはないのだが、やはり今作の目玉は豪華ゲストの客演&楽曲提供だろう。
クリス・インペリテリにスティーブ・ヴァイ、ダリオ・モロ、ボブ・キューリックといった同じ飯の釜を喰った仲間に、若井望、ドン・ヴァン・スタヴァン、ジェフ・ウォーターズの名前もあったりと、バンドの再始動に華を添えている。
そのメンツのおかげでバンドサウンドはバラエティ豊かなものになってはいるが、果たして再始動アルカトラスとして見ると、これで良かったのかという疑問は湧き出てくる。それも、多くのファンがインギー時代の再来を匂わせた事により過度の期待をしてしまったからなのだが、個人的にも一番耳に残ったのが先行公開された、ヴァイのペンによる⑥だったりしていたので、ある程度、おもてたんと違うと予想は出来ていた。

速いだけの①でつまずき、②で回復するも、若井の書いたポジティブなメロディアスサウンドは出番的に早いと感じ、ムードのある④、狙い過ぎた⑤と続き、今一つエンジンがかからぬまま、ヴァイの⑥に行く展開は残念な気がしてならない。ボブの曲は毛色が違うし、ダリオのムーディーな古典メタルも悪くないが、流れが悪いアルバムのせいで損している。ジェフ・ウォーターズがリードギターで客演する、ジミー・ウォルドーの⑨は今までにない斬新さがあって耳を惹くが、やはり流れの悪さのせいで損している。もっとストレートな曲の合間に聴きたかったというのが個人的な思いだ。

曲単位で行けば不満の少ないのだが、昔の名前を担ぎ出しただけに、もっとやりようはあったと思う。参加メンバーの話題性や、復活の予感を感じさせるラインナップ、そういうものに期待をし過ぎたのかもしれないが。もっとベタなものを聴きたかった。そういう曲が合い間に2曲くらいあれば、スムーズに進む気がするのだが、やはり、この手の音楽が好きではないグラハムボネットにとっては、周り次第という事なのだろう。

これで国内盤はボートラ2曲追加の15曲入りだというのだから、ちょっと本気でいかないとヤバいでしょうね。

総じて感触は悪くない。ラストにブラス大活躍の曲まで用意したバラエティに富んだ一枚。多くのグラハムファンの慮った、全時代対応の音楽性に落ち着いたと言える一枚。なにはともあれ、グラハムが真っ当なハードサウンドを歌うというだけで、ファンは満足出来るでしょうね。
個人的には、やはり残り少ない現役生活の中で決定打になるようなアルバムを作って欲しい。マジでもう一度、柴田直人とアルバムを作りべきであろう。そう思わずにはいられないモヤモヤの残るアルバムとなった。

同意者: kamiko!


ANGEL SWORD - Rebels Beyond the Pale ★★★ (2020-08-24 12:50:47)

北欧はフィンランドから登場した若手4人組、彼らが奏でるはドライな音色がドライブする初期型NWOBHM、垢抜けない音色ともっさりとしたリズム、適度に湿り気を帯びたメロディ、たいした技巧などないバンドなのだが、ツインギター編成4人組が一体となり生み出す、この古典的な音色。だみ声ヴォーカルの嘘くささも更なる拍車を掛け、全体から醸し出される半地下サウンドに咽びます。
とにかく、シケシケのスカスカなサウンドメイクを作り上げたあたりは、完全に狙ったんだろうが、以外とキャッチーでポップなナンバーも挟んだりと、四畳半一間の青春メタルにならぬような工夫をしているも好感が持てる。好きモノにはたらないのだが、需要の狭い音楽性ではある。昔のNWOBHMが聴きたければ再発盤に手を出せば済むからだ。
しかし、このスタイルを継承するバンドがいなくては困るのも事実、NWOBHMは単なる事象にならず、特定のバンドだけをさすものでもない、あの時代に生まれた一つの音楽性と問うものならば、このバンドのスタイルは支持されるべき音楽性であろう。マニアご用達ではあるのだが、トラディショナルな音を今のテクノロジーで聴きたいという若い人たちにもトライして欲しい一品です。

同意者: kamiko!


ARRAYAN PATH - Ira Imperium ★★★ (2012-12-08 22:22:22)

ツインギターにキーボードと6人編成のキプロス出身、良く伸びる歌声を披露するシンガーを中心としたパワフルかつドラマティックな正統派HM/HRバンド。③ではトニー・マーティンをゲストに迎え入れ彼の声質を生かした楽曲も披露、ツインギターの絡みも妖艶な輝きを放ち神秘的なメロディをなぞり華麗なフレーズジングが聞き手を魅了するでしょう。屋台骨を支えるリズム隊の強靭なプレイも屈強なスクラムを組み前進する様に軟弱な要素など皆無、派手さはないが安定感は抜群。さらには楽曲の幅を広げるキーボードの活躍も目まぐるしくドラマ性を高めるのに貢献しています。曲の中にSEや語りを盛り込み女性シンガーも登場、キャメロット等のエピカルなHM/HRが好きな方なら安心して聞くことの出来る良質な一品となっています。安易にドラマティックという言葉でお茶を濁したくない正統性の強い楽曲と歌えるシンガー、フックに富んだメロディが適度な疾走感を伴い走り抜ける様は勿論、時には中東風の音階も飛び出しまさに硬質な一代抒情詩を堪能出来るでしょう。キプロフ出身、知名度も低いが辺境地マニア以外の方にこそ聞いて欲しい名盤ですね。

同意者: レリュー


BLOOD OF THE SUN - Blood of the Sun (2020-05-11 01:42:03)


ご指摘ありがとうございます。
私がコメントしたかったのは3枚目のアルバムで、こっちじゃないです。誤って記入したようですね。
こちらは未聴。私が知っているのはデレク・セント・ホルムズの歌っている奴。これじゃないっす(苦笑)
こうやって誤記入他にもあるのかなぁ。

同意者: kamiko!


COLD SWEAT - BREAK OUT ★★★ (2017-03-09 14:29:34)

権利の関係でFerrariというバンド名が使えなくなり改名したあとにリリースされた1枚。シンガーもオニー・ローガンからロリー・キャッシーに変わったのですが、これが大正解。甘めのトーンも使いこなせる良く通る伸びやかな歌声は、この手のアメリカンロックにピッタリ、②のようなブルージーなナンバーも難なく歌いこなし、その魅力を遺憾なく発揮。人材の宝庫アメリカの底力を垣間見ましたね。楽曲クレジットをみるとオニー・ローガンの名前が半数くらいあり、大人の事情を感じるのですが、マーク・スローターとXcursionを組んでいたドラムのアンソニー・ホワイトが中心となった楽曲が半数あり、中心人物と目されるマーク・フェラーリばかりに話題が集まるが、実にバランスのとれたバンドだったんですよね。
良く歌うメロディックなツインリードを軸に、幅広い音楽性を持ち合わせた実力者揃いのアイデアを遺憾なく取り込んだ楽曲は頭からケツまでバランスのとれたアメリカンHM/HRサウンドが目白押し、何にも考えずに気持ちよくノレますね。ポップでキャッチーなんだけどダンディズムが溢れているんだよね。大人になってから聴くとなお感じますね。良く計算されているわ。成功したいと願う思いがコマーシャルリズム溢れる王道ロックサウンドに顕著に表れているが、それと同じくらいロックバンドのもつ屈強な精神性が混在する良質のメロディックロックサウンドとしてマニアのハートを打ち抜くでしょうね。

同意者: 熱い正男


DOKKEN - Under Lock and Key ★★ (2008-07-11 15:06:00)

前作の流れを組む3rd
ドンのソフトな甘いハーモニーを活かしたメロディアスなサウンドに
ジョージのアグレッシブなギターが程よく自己主張をし絶妙なバランスを保っている
ポップで有りながらも軟弱にならないハードな演奏が心地よく
煌びやかなLAメタルサウンドの中でも異彩を放っていたと思う
彼らの魅力が詰まった名曲③を聴くためだけに購入しても損はしないかと思います
初めて聴いた時の衝撃といったらね
速さや重さだけでは語れないHM/HRサウンドがこのアルバムにはあると思う

同意者: LAメタルこそ我が起源


GIUFFRIA - Silk & Steel ★★★ (2021-09-19 21:43:25)

バンドもやりながらメジャーリーガーを目指しダブルAでプレーしていた、異色の二刀流プレイヤーのデイヴィッド・グレン・アイズレー、ミュージシャン稼業が上手くいかなくとも俳優業もこなし、布施明の奥様として知られるハリウッド女優のオリビア・ハッセーの旦那としても知られる、色んな意味でセカンドな男として知られるデイヴィッド、このバンドは別に彼がメインのグループではないのだが、どうしてもデイヴィッドの事が頭を埋め尽くす。
色んなバンドのデモで唄うも、シンガーを変えてくれと露骨に言われる裏話に共感を覚えますね、世の中そうは上手くいかないが、デイヴィッドのような裏方がいないと回りません。
そういう苦労が似合う憎めない男、デイヴィッド・グレン・アイズレーの胸板の厚い胸毛ボーボーの歌声がクドイ味付けになっている。その濃度を薄めるのが、メインソングライターでありバンドのブレインであるグレッグ・ジェフリアの手腕により、バンドは全世代が楽しめるような本格派のサウンドを披露。
元々はジェフリアが支えたANGELの再結成がアイデアの元となっているバンドだけに、その発想からくるスタイルにブレはない。
このバンド、キーボードが全開に鳴ってはいるが、それが必ずしも軟弱さを生んでない。エモーショナルで力強い歌声、我を出さないが腕は確かなギター、そしてタイトに躍動するリズムの軽やかさ、実に計算された音楽性を奏でており、そんじょそこらの売れ線ロックグループが束になっても敵わないアイデアを持ち合わせています。

ジャーニー風の曲もありますが、それ以上にこのバンドは本格的なハード志向を打ち出しており、所謂、産業ロックという音楽性としては音がヘヴィすぎる、またシーン全体が浮かれまくりBON JOVIに続けデフレパードに続けと、色気を見せたバンドから比較すれば、彼等の音は真摯であり本格的なサウンドをこれでもかと聴かせている。

このアルバムをリリース後、ジェフリアはロン・キールと接近するも、結局はHouse Of Lordsまで彼の雄姿を待たされることになる。もし、ジェフリアの3枚目が80年代のメタルバブル全盛に出ていたらどうなっていたのか?
このグループの今日の評価も違うものになったのかもしれませんね。世界中のメロディアスロックファンから愛されるジェフリアの2枚目。1stほど、アメリカで売れなかったと言われるが、イタリアの名門、フロンティアレコード関連の商品が好きなメロディアスロックマニアにとってはマストな一枚でしょう。

久しぶりに聴きましたが、改めて完成度の高さに舌を巻きますね。上手すぎて鼻につくのですが、今でも語り草のエピソードがります。日本一権威ある商業誌のレビューにてジャケットが気に入らないからマイナス5点と言われつつも89点を獲得したレビュー。今もってジャケットを見て手を出したバンドはあるが、ジャケが気に入らないからランクを下げようと思った事がありません。そこが加点材料なら、レビューって何である?

同意者: ANBICION 11


JUDAS PRIEST - Firepower (2018-03-16 16:08:41)

動画サイトなどで先行配信されたタイトルトラックの『Firepower』を聴いた時から嫌な予感がしていた。その過去の財産を当てにした作風と、近代的なサウンドメイクによる奥行きのなさ、前作『REDEEMER OF SOULS』の時から、リフワークなどで顕著に感じられる、所謂、英国的な翳りと深みの欠如が相当気になる楽曲だった。『REDEEMER OF SOULS』はアルバム全体が70年代的スタイルに重きを置いていたので、古めかしい作風と近代的シャープな音像のリフと言うのも、新旧のサウンドを両立させたと好意的に受け止める事が個人的には出来たが、今回のような80年代的な、しかもJP自らが作り上げた純度100%のHM/HRサウンドとなると話が別です。その違和感を拭えないサウンドメイクと、過去の流用、その二点と折り合いをつけれるかが最大のポイントだろう。

そういう疑念も持たない方であれば、JPらしいメタルナンバーが揃った名盤として楽しめるでしょうね。ただ、一たび、違和感を覚えたらかなり苦しいでしょうね。ある意味、セルフパロディと揶揄されても仕方のない作風だからです。
これはモダンへヴィネス時代とはわけが違い、自らのフィールドでの出来事だけに、余計に始末がわるい。この路線なら、シャリシャリとした音のギターは違和感がエグイ。そしてセルフパロディ感を強める凡庸なリフワーク、この程度のアイデアは王者たるJPには相応しくないと思えるからです。

個人的には、この手の作風をズッと聴いてきました。世間から何時まで、そんな古いものを聴いていると冷笑された90年代の中期、そして2000年の幕開けと、わき見を振らずに楽しんできました。故に、JPをお手本としたバンドを当たり前に聴き続けていたので、本家がカチアゲのはたき込み相撲では、厳しい一枚と感じずにはいられません。正直、過去のアイデアを盛り込んだ作風はロブ復帰の第一弾でやったので二番煎じ感がハンパないですよ。


かつてシーンを牽引し隆盛を極めた多くのバンドが終焉を迎えつつあります。JPもカウントダウンでしょう。LIVEではクラシックソングのオンパレード、新しいアルバムから3曲程度のセットリストでしょう。それならば、もう少し実験的な音で攻めるのもアーティストとして重要な事のように感じられる。どうか今作がスタジオラスト作にならぬように祈りますね。映画ダイハードシリーズみたいに回を重ねる度に中身が薄くなるようでは困ります。
JPの看板は重いです。それほど、多くのアーティトに影響をもたらし、今なおフォロワーを生み出しています。

グレンの病気による離脱、パーキンソン病ではギターは弾けなくなるでしょう。なんだか寂しい気持ちになるアルバムでした。それだけに昔のフィーリングを生かしつつも、英国的な威厳をたっぷりと見せつけた④は素晴らしい出来栄えだった。抑え気味のドラムもJPサウンドですよ。と辛らつな論調になりましたが、ワタクシが過度の期待を膨らませただけです。

彼らは自ら作り上げたスタイルとアイデアを再提示したのです。重厚なるHM/HRの系譜、それらをすべて受け止め、往年の姿へと無事に帰還を果たしました。前作よりも派手さが増量したのも、この音を待ち望んでいたファンにとっては喜ばしい事でしょう。
多くのファンの気持ちを満たすべく最大公約数の作風に仕上げた王道HM/HRサウンドの前に戯言は無用でしょう。

同意者: 夢想家・I


JUDAS PRIEST - Nostradamus ★★★ (2012-09-21 21:22:35)

ロブ・ハルフォード復帰第二弾が、あのノストラダムスをテーマにした二枚組のコンセプト・アルバムに挑戦した意欲作。個人的にはなぜ?今ノストラダムスなのか?という疑問はありますが、予言者という彼の数奇な運命を語るシリアスな作風となるのは購入前から想像をしていました。コンセプトアルバムと言う事もありシンフォニックなアレンジを随所に施し今までの姿とは明らかに違う面を思いっきり魅せてくれ驚かされましたね。もっと単純なメタルアルバムで速いのキャッチーの、そして大作を中盤とラストにでも持ってきてハイ出来上がりみたいなノリで来るのかと思っていたらシンフォニックという煌びやかな装飾も程々にミドルテンポの楽曲が中心の重厚な作風を叩きつけくるとはベテランバンドの意地と経験からくる見識と老獪なテクニックが生半可なものを作ることなく新たなる魅力を提示しています。正直ミドルナンバー中心ではダルい感じになるんじゃねえの?そんな危惧は拭えなかったし、中途ハンパなブルータル路線もあるんじゃないのと不安な要素も多々あったのですが、やはり百聞は一見にしかず、実際こうして聴いてみると、よく練り上げられた歌メロやシンフォニックなアレンジを際立たせるメロディとメタリックなギターリフを放り込み、さらにはロブ・ハルフォード本来の魅力を余すことなく伝える中音域を中心とした説得力溢れる歌声を轟かせ、楽曲に散見するキャッチネスさもしっかりと伝え実に丁寧に作りこまれた作風になったと改めて驚かされます。前作が旧来のファンに復活を告げるべく、あまりにも自分達の型に擦り寄った作風であり新鮮味に欠けていたと思います、だからこそ今回は今までに無い手法に挑戦したのでしょう、LIVEはクラシックナンバーでやります、アルバム位は好きにさせて欲しいと言うバンドの思いが透けて見える気がするのは僕だけでしょうか?第一線での現役生活もあと僅かになるかもしれないバンドが過去の焼き回しで終わるのではない、自分達の新たなる可能性と魅力を余すことなく伝えてくれる今作こそ残暑も終わりつつある秋の夜長に向き合うにはピッタリの一枚かと思いますよ。

同意者: 夢想家・I


KEEL - Keel - Somebody's Waiting ★★★ (2014-12-17 01:54:25)

都会的な洗練度が映えますね
クールなキールサウンドと洗練度が丁度よい

同意者: 溝畠


KEN HENSLEY - My Book Of Answers (2021-04-30 12:24:42)

HEEP黄金期と呼ばれる音楽性を支えた天才的な鍵盤奏者として知られるケン・ヘンズレーの遺作となった一枚。バンド脱退後の彼の活動はけして順風満帆とは呼べないものだろうが、2000年に入ってからは精力的な活動を行い、ソロ、バンド、合い間にHEEP関連の仕事をこなし、ご健在な姿を見せてはいた。
その反面、何をやりたいのか見えない活動が多く、バンドでアルバムをリリースしたかと思えば、すぐにソロ、それが上手くいかないと思ったらバンドと言うような形の活動が多く見られ、随分と腰の据わりが悪い印象を受けていました。
ベテランなのに、何を焦っているのか?です。その方向性の定まらない活動は遺作となる今作まで続いていますが、今回は、ある意味ベストオブソロアルバム的な多様性を持ち込み、それまでのアルバムからベストな曲を選曲したような印象を受ける。逆を言えば代わり映えのない曲でもあるのだが、焦点を絞り込みメロディアスな作風に傾いている。

しかし、残念ながら、リードシンガーを務めるのはケン・ヘンズレー本人である。彼の唄が全てを結審するでしょう。抑揚のない力のない歌声、一番張って欲しいところで張れない弱弱しい歌声、良く言えば味があるであるが、親戚でもないので、そこまで肩を持てません。レンジの狭い声質でもある為、歌メロも同じような音域を行ったり来たりとフックもない、それなのに用意している楽曲は歌モノである。

ここと折り合いがつくならば問題はないだろうが、どう贔屓目に見ても下手な歌である。彼の唄が予定通り全てを台無しにしている。その答えは⑦にあるだろう、男女のコーラスを参加させたことにより、唄の弱さをフォロー、そのおかげで俄然曲の良さがグッと出てくる。本来も魅力が発揮されているという事だろう。
バンドサウンドも、けして派手さはない。もっと言えば聴かせるようなパートがない。それだけ地味でる。あくまでもボーカルオリエンテッドな作風なのである、その唄が最強に弱い、だから聴いていて辛いに直結するのです。

②③④⑤とバラエティ豊かな曲が並ぶ、どの曲も今までの集大成のような魅力がある、それは⑥以降も続く、しかしである。これ以上の戯言は止めるが、これだけは断言したい。
今作は、遺作という事で、割と聴き易い環境にあるだろう、ある程度、ハードシーンにアンテナを張っている人ならば、耳にする機会もあったケン・ヘンズレーの死去報道、それだけに視聴する機会もあるだろうが、これが彼のマックスとは思って欲しくない。彼はもっと野心に溢れキレまくった演奏をしていた才能豊かなミュージシャンだった。2000年以降もライブでオルガンを弾いている姿は何とも頼もしいものであった。
そしてライブでのセットリストの9割HEEP時代をプレイしていた。それが全ての答えである。求められた姿と、本人がやりたかったことの違いは最後まで埋まらなかった。それでも、フックのあるメロを唄えるシンガーがいるだけで後世の評価を随分と違ったであろう。
ソロアルバムなのだから、誰にも邪魔されずにやりたいことをやるのは簡単である。でもそれでは商売にならない、唄える事と唄う事は別の話です。

きしくも、今年はレディインブラック発売50周年である。本家はケンの死を悼むように再発してきた。因果なものである。つくづく残念なアルバムになってしまった。

ワタクシはアイドルにうつつを抜かしたことがありません。だから、○○がいればよい。○○がセンターじゃなきゃ嫌だと言う感性がない。そもそも、その人がいれば何でも最高だなどの概念がない。ANTHEMは大好きだが、柴田直人のレゲエアルバムを聴きたいとは思わない。
音楽の話とは別次元の○○が好きだから、何でもかんでも傑作と言う糞センスを持ち合わせていません。人には理解しがたい溺愛指数100%の話には共感しますが、それを強要する人間には一切関わりたくないものです。下手だけど好きと、下手に聴こえないでは、大違いです。

さらに言えば専門誌を20年以上読んでいない、最近のトレンドを全く知らない浦島太郎オジサンである。そもそも興味がない。
メタル系の世界に一番必要のないものはポピュリズムだと思っている。知名度が評価に反映されることは絶対にない。ましてや、批評家の名前や点数に左右され自分の価値観が変えられる歳でもない。メディアの情報を鵜呑みに出来るのは、音楽聴き始めの、せいぜい2,3年でしょうね。
昭和、平成、令和ときて、何十年も前に、批評家がいったコメントを後生大事に抱えて生きられません。自分の人生や価値観を過去に置いてはいけませんのでね。

同意者: kamiko!


LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM ★★★ (2020-03-18 19:51:23)

もはや日本よりも海外で認知度を高めつつある本格派のHM/HRバンドが勝負作と言われる3枚目のアルバムをタイトなスケジュールの中でリリースしてきた。アークエネミーやドラゴンフォースのサポート、大きなフェスティバスに参加など、彼女たちの八面六臂な活動に目を細めてしまうのだが、こちらとしては少々過密すぎるんじゃないのかと心配になる。

そんなタイトなスケジュールの合間を縫ってリリースされた今作ですが、従来の方向性を支持しつつも自分たちさを披露。デビュー時にあえてねじ込んできたオジサン達を歓喜させたクラシックメタルからの流用を避け、武者修行で磨きをかけたオリジナルティを前面に出し筋金入りのマニアを唸らせるような楽曲を並べてきた。
いい意味で女性らしいしなやかなメタルサウンド、その流麗なメロディワークと卓越した技術を同時に聴かせる手腕もバンドの看板として定着。そしてフロントに立つシンガーも日本人としての立ち位置で無理なくメタルを歌い上げている。既にライブでも証明済みの実力だけに、上手い下手を言及することに意味はないのだが、本当に上手いこと構成されたバンドだと感心しますね。あとは専任のキーボードを入れライブでも万全の態勢で挑んで欲しいですね。タイプの違うツインギターコンビのリードプレイなど、オジサンたちをニヤリとさせる聴かせ方でおもてなししてくれますのでね。

彼女たちの成功は、やはり露骨なJ-POPを放り込まなかったこと、日本で売れるのなら必要な要素だったがそこを排除したことで独自の世界を切り開いた。当然外国人が聴けば、日本的な要素が満載である。そのハイブリット感と出オチで終わらない実力があればこそ支持されたのでしょう。

彼女たちが戦う相手は偏見であろう。男性優位な社会における女性だけのバンド。そして洋楽至上主義という理解不能なメタルシーンの現状。現在の日本ではまだまだ厳しいだろうが、この音を引っ提げ海外のメタルシーンにLOVEBITESを刻んで欲しいものである。むしろその方が成功の近道でしょうね。

同意者: メタル入魂


METALLICA - Hardwired… to Self‐Destruct ★★ (2017-01-04 20:02:39)

速くないメタルは嫌いと言う事で、お知り合いからタダ同然で譲り受けたメタリカの最新作。ブラックアルバム以降、自力でアルバムを買った事のないワタクシですが、今作は名盤ブラックアルバムの流れを順当に引き継いでいるのは明白で、無駄な装飾を省き実にソリッドでオーソドックスなサウンドへと向かっています。自身が築き上げた様式を再構築、オーセンティックなスラッシュナンバー①、普遍的なメタルスピリット溢れる②と掴みはOK、ヘヴィなグルーブが心地よい③、シンプルに聞こえるが拘りの場面展開が初期の頃をダブらせる90年代以降のメタリカな④と流れ良く進み、安易な過去の焼き回しや、○○風で終わらない飽くまでも挑戦的な姿勢は流石の一言。
何故2枚組みなのかはよく分からないが、実は通して聴かないで分けて聴くとダレる事無くスッと聴けるから不思議なものですね。2枚目のラストに収録される『Spit Out The Bone』のカッコよさ足るや、クールなメタリカを存分に味わえますね。最近、パープルのトリビュートやロニーのトリビュートに寄稿したレインボーメドレー、メイデンのカヴァーなど、その影響があったのか、ここまで正統性の強くメタルナンバーをやってくれるとは夢にも思わなんだ。
メタリカがスラッシュメタルバンドだったのは80年代の話、25年以上も前の事である。そろそろ、その呪縛から解き放たれてほしい。それでなければブラックアルバム以降が何だったのかって事になりかねないのでね。
ボン・ジョヴィしかり、エアロスミスしかり、メタリカも、その存在がジャンルだと思いますので、それほど世界的成功を収め誰にも属さないオリジナルティを高めたのですからね。
個人的にはウンコみたいなC級、D級メタルを愛する貧乏耳ゆえに、今のメタリカは高尚過ぎるので熱心に耳を傾ける音楽性にはなりませんが、このタイミングでど真ん中のメタルスピリットを貫いてくるとは思いもしませんでした。そんなに激烈に走らなくともヘヴィだし十分スリリングだし、楽曲、演奏もタイトで無理なく設計されていますよ。

同意者: ENDOLL


NELSON - After the Rain ★★★ (2011-02-27 02:36:31)

ルックスばかりが取り上げられそうですが実力派のミュージシャンでした
躍動するアメリカンなリズムと爽快感溢れるハーモニーを生かしたHM/HRバンド
メロディセンスも秀逸で卓越したポップセンスと相俟って聴き応えのあるヴィジュアル重視の売れ線ポップバンドとは明らかに違う男前なサウンドを披露してくれました。メロディアスかつロック色の強い極上ポップフィーリングを楽しみたい方は是非とも聴いて欲しいですね。夏のドライブにピッタリな一枚ですよ

同意者: さばいば


NELSON - After the Rain - After the Rain ★★★ (2011-02-27 02:40:59)

爽快感抜群の哀メロなハードポップナンバー
歌メロも秀逸です
胸キュン必死

同意者: さばいば


NIGHT RANGER - 7 Wishes ★★★ (2017-06-10 13:28:13)

順調にセールスを重ね成功を収めている脂の乗ったバンドが1985年にリリースした3枚目。まずはドラマ性の高い演出を施したタイトルトラック①で始まるという、今までの流れとは違う貫禄のある楽曲からスタート、サンドメイクでは早速、今までよりライトな方向に傾いていますが、爽快な②、ナイトレンジャー節炸裂と言っても過言ではない胸キュンポップロックな③、力強いコーラスハーモニーも印象的な④、シングル向けのバラード⑤と商業的なアプローチにも抜かりなく計算された楽曲を盛り込み流れ良く進みます。そして装いも新たにメロディックで押しの強いハードな⑥で後半戦スタートといった趣の構成は見事だ(レコードで言う所のB面ですね)。
品行方正なロックサウンド、爽快なメロディ、派手なギターとツインボーカルの旨み、今までの流れをしっかりと押さえつつ、より幅広いファン層に向けた作りは、相変わらずスキが無くレベルの高い一枚だなぁと感心させられますね。

同意者: さばいば


QUIET RIOT - QR III ★★★ (2018-04-09 13:31:16)

いきなりジョン・パーデル(日本人マスクマンKUNIのアルバムで活躍)のシーケンスで始まるとは驚きです。大幅にキーボードを導入、爽快なアメリカンロックである事に変わりはないが感触を変えてきた。カヴァーソングも止め全曲オリジナルと言うのも良かった。今までSLADEのカヴァーソングの位置にある②も、同路線のビックコーラスが映えるメタルソングで、サビメロの高揚感は、このバンドならではの魅力だろう。
元々がストレートで分かりやすい作風のバンドサウンドだっただけに、エッジを無くし丸みを帯びたマイルド路線になっても違和感はない、むしろ押しの強いケヴィン・タブロウの歌声は何を歌っても様になっているし、リズムセクションも前作よりもハマっている印象が強い。VAN HALENが『1984』でキーボードをフィーチャーして幅を広げたように、このバンドも音楽性を豊かなものにしてきた。だが、その分、所謂インスタントなロック感も強まり、イマイチ深みの欠けるのが難点。クオリティの高さを反比例しているのがもどかしい。その辺りが認知されなかったのか、セールスは振るわず窮地に追い込まれるケヴィン・ダブロウであった。
それにしてもなぜこれが売れなかったのだろう、内容は悪くないんだけどなぁ。そんなに大口を叩きメディアからもミュージシャンからも嫌われたのかね?

同意者: Akatsuki SS


QUIET RIOT - Terrified ★★★ (2018-04-09 13:58:44)

人格が災いしバンドを追い出されたケヴィン・タブロウ。その後は楽曲提供を行いながら自身のバンドを結成する事に、QUIET RIOTも人気の低迷に歯止めをかけられずに解散。その中でレコード会社のアイデアや再度QUIET RIOTが脚光を浴びる機会などもあり、ケヴィン・タブロウの元にカルロス・カヴァーゾやフランキー・バネリが集結する事でケヴィンの新バンドはQUIET RIOTと名乗る事で落ち着いた。
映画のサントラにも提供されたアルバムだが、時代的にかつてのような快活でポップなアメリカンロックなど許されることもなく、終始シリアスなへヴィサウンドではあるのだが、その中でもメロディに工夫はあるし押しの強い声は健在で、ケヴィンの歌声が聞こえれば、それはもうQUIET RIOTと言える魅力に富んでいる。
時代と折り合いをつけつつも無駄な若返りを図っていない順当なアメリカンロックは総じてクオリティも高く、カヴァーソングもあったりと、懐かしい雰囲気も味わえる好盤だろう。
無理なく時代性に合わせアップデートした今作、これが時代の流れだったんだと改めて思い返しますね。

同意者: Akatsuki SS


SABBRABELLS - Sabbrabells Complete Box ★★★ (2018-12-11 15:14:40)

配信盤が出ないので、我慢しきりれずに高価なボックスを買ってしまった。久々の大物買いである。個人的にはせっせと、彼らの作品をコンプリートしたので、大きく購買欲を擽られた商品ではないのだが、デジタルリマスターと大好きな4曲入りEP『Dog Fight』や貴重なシングル盤の『Dog Fight』がCD化された事は喜ばしい事だ。特にEPは名曲がずらりと並ぶライブでも定番の名曲集。
アグレッシブな『Metal Saber』やブルージーで感動的な『Water Night』、ダンサンブルな『Stop the Motion』、メッサーシュミットカミン、空を見ろ『Dog Fight』が高音質で聴けるのが嬉しい。
他にも未発表のライブ音源もあり、やはりマニアにとっては興味を擽られる一品だ。また新規さんには、このセットで彼らの魅力を文字通りコンプリート出来るのも素晴らしい出来事であり、手が出しやすい商品である。

BURRN!の藤木さんも同じ苦情を寄せていたよと、お知り合いに教えてもらったのだが、実はライブDVDに収録されているAll Night Metal Party '84 to '85の映像がイマイチ良くない。何故か音質が劣化しているのだ、映像も粗いしね。マスターテープの問題だろうが、今のテクノロジーなんで、もう少し立体的な音像で再現して欲しかった。

いずれにしろ、新旧のファンを満足される最大限の努力をした貴重な一品。どうせなら高橋喜一が引き連れた、もう一つのサブラベルズの音源&映像も収録して欲しかった。

同意者: TNTS


SOLSTICE - Solstice ★★★ (2016-01-15 14:16:15)

国内盤はテイチクからリリースされたマイアミの4人組による1st。ハードコアテイストも搭載された質の高いスラッシュサウンドは攻撃性を緩めいない高速ビートを中心に、疾走感を煽る楽曲のオンパレードとなるのですが、画一的にならぬよう巧みに変拍子を盛り込み、切れ味鋭いリフワークと狂気を孕んだパフォーマンスは圧倒的な破壊力をもっています。一貫したスタイルから生み出される丹念に構築された楽曲はソリッドにシェイプされ出サウンドメイクと供に、時代性を巧みに飲み込み新旧入り混じった魅力を感じさせるのが面白いですね。全9曲35分にも満たないランニングタイムに物足りなさを覚える趣をあるかもしれませんが、高速ナンバー満載のスラッシュを聴くのには丁度よい尺かと思いますよ。

同意者: 悪い悪魔


SURVIVOR - Vital Signs - Everlasting ★★★ (2010-02-28 05:48:06)

この歌いっぷりに泣かされます
珠玉のロッカバラード
このアレンジは実に素晴らしい
産業ロックと揶揄されようが支持します

同意者: さばいば


TANITH - In Another Time ★★★ (2019-08-23 22:23:35)

SATANのギタリスト、ラス・ティッピンズをフィーチャーしたUS産の4人組による1st。リリース元は老舗Metal Blade Recordsです。これが驚きの古典ロックサウンド。NWOBHM以前の英国サウンドを前面に押し出したサウンドは、過度なオーバーダブを排し、非常に生々しい仕上がりになっている。英国産のフォーキーな音色は幽玄な世界観を色濃く打ち出し、そこにSATANにも通ずるようなダークさが覆いかぶさってくる、そういう静の展開から、突き抜けるような疾走パートが入ってきたら一気にこちらのテンションもアップ。靄の掛かった叙情的なフレーズと、それにも負けない情熱的な演奏、それらが混然一体となり迫ってくる勢いたるや、充実の楽曲群と相まって、ありそうでなかった古典英国ロックの旨味を凝縮しています。URIAH HEEP+WISHBONE ASH×NWOBHMと言えばよいのか、例えが上手く見つけられないほど、所見から見事にハマってしまった。
存在をしってから二カ月になるのだが、今年一番聴いたアルバムですね。

所謂懐古主義のNWOTHMとは違う、その時代をリアルに体験した男だから描ける世界観。曲の中で途中から表情をガラリと変えるドラマ性、そしてラスとベース兼ヴォーカルの女性メンバー、シンディ・メイナードの二人によるツインヴォーカルも、浮遊感のある、たそがれた哀愁美が程良く映え、楽曲にいっそう英国的な湿度を含ませていく。そんあ湿り気たっぷりの音像の中でも、歯切れのよいシャープな演者のプレイはハンパないの熱量を放出しているのが凄い。

これだけ全ての個が強いのに、絶妙に絡み合い叙情性のあるメロディに溶け込んでいきます。古典サウンドから放たれる陶酔感。ワタクシの文才では、とても表現出来ない音楽がここにはありますね(頑張って頭を捻り上げても無理じゃ)。何度聴いても興奮するわ。これだからメタルは止められん。

同意者: kamiko!


TANKARD - Zombie Attack - Acid Death ★★★ (2012-06-09 19:49:05)

粗いな粗引きだな
でもそこが良かったりします
アルバム全編に言えることなのですが
この突進、突進また突進はたまりませんね

同意者: T58


URIAH HEEP - Abominog ★★ (2010-09-05 14:23:00)

メンバーがギターのミック・ボックスだけになってしました
1985年リリースのアルバム
あまり期待しないで聞いた分、衝撃も大きかったですね
時代背景を加味したハードでダイナミックなサウンドと
後期レインボーを思わせるポップセンスとフックに富んだメロディを配した名盤です
名前で音楽を聴けば受け入れられないこともあるでしょうが
キャッチーでダイナミックなHM/HRサウンドを堪能出来ます
幻想的なプログレッシヴからの脱却とアメリカンナイズと揶揄されサウンド
そこに評価が分かれるのでしょう
僕は好きなアルバムですがヒープと言えばこれとは言いづらい作品ではあります

同意者: オカケン


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Heavy Metal Guitar Battle Vol.1 ★★★ (2014-06-26 22:42:03)

1985年リリースの第一弾、参加ギタリストは松本孝弘①②松川敏也③④北島健二⑤⑥橘高文彦⑦⑧(第二弾はジョージ吾妻、小川銀次、武田和夫、土方隆行)と各プレイヤーが2曲づつ楽曲を提供し自らのギタリストとしての力量を存分に発揮したオムニバスアルバム、③以外はオールインストですが各プレイヤーのカラーの違いも手伝ってサクッと聴き通せますね。メンバーの中でも一番メタリックな音色とスピードで勝負を掛けた松本の若さあふれるプレイは爽快だし懐かしい派手なアーミングも時代を反映していて面白い。歌入りも持ち込んだ松川はらしいトーンを聴かせてくれる繊細さと甘さが絶妙で独特のタッチが素晴らしい。北島健二も凄いギターを聴かせている、エモーショナルだし⑥のようなダイナミックさも彼の技量を存分に知らしめています。若干19歳の橘高さんはリメイクもされている⑧なんかを聴くと、ある程度完成されたスケールを大きさを感じさせゾクゾクワクワクとさせてくれます。本当か嘘かは分かりませんが、レコーディングは一発撮りだったらしく、それを考えると凄い技量のミュージシャンだと驚かされますよね。またその方が納得できます、明らかなミスをそのまま収録してますからね。日本が生んだ天才ギタリスト4人組が火花を散らすインストプレイの数々、アルバムタイトルに相応しい内容ですね。

同意者: にょん.:+*


VOW WOW - III - Shock Waves ★★★ (2008-09-20 21:02:03)

猛烈な泣きを発散するヘヴィバラード
この曲を聴くと安易にドラマティックと言う表現を使えなくなるようなフィーリングがある。正に衝撃波が感情の琴線を揺るがします

同意者: こ~いち


VOW WOW - Mountain Top ★★★ (2012-07-23 20:16:34)

アルバムリリース前からひょっとしたら、活動を見直すのかなという雰囲気がありました、バブルが弾け国産メタルシーンも怪しかったので解散のショックは大きくありませんでした、イギリスからアメリカへ主戦場を変え、ベースもイケメンのアメリカ人マーク・B・グールドにチェンジ、このメンバーでTVにも出ていましたね。だから解散前の大勝負そして敗戦という印象を受けました。リメイクもありアメリカンな楽曲と従来の無国籍サウンドとの配置とあり方が少々散漫な印象を感じさせ、メンバー間の軋轢を感じずにいられませんが、どの曲も素晴らしい仕上がりで名手ならではの貫禄の名盤となっていますね。だって①の壮大さには度肝を抜かれましたからねぇ。CMでも流れたラスト2曲のカッコよさも特筆です。前作の気難しさよりも分かりやすく聞かせてくれる点は好印象もやっぱり通して聴くとダレるのがマイナスですね。気分にあわせ曲を選択し聞けば良いので問題なし、名うてのミュージシャンが奏でる洗練されたサウンドの前に器用貧乏さを感じつつも感嘆させられる一枚です。

同意者: LAメタルこそ我が起源


WYTCH HAZEL - Ii: Sojourn ★★★ (2019-10-20 22:38:20)

イギリスのランカスター出身の真正NWOBHMサウンドを継承するバンドの2枚目。この音のリリースが2018年と言うから驚きであるが、彼らは単なる懐古主義ではなく、この時代のサウンドを本気でリスペクト、そして現代のフィルターを通して、無理無駄のないスタイルで鳴らしているから、所謂NWOTHM群の寄せに行ったとは違う強烈なアイデンティティを誇示しているのが強い。儚くも美しい幽玄な音色、英国的なフォーキーさも絶妙に絡み、英国のバンド特有の湿り気と哀愁美が聴き手の感性に切り込んできます。
好きモノにはたまらない伝統を継承する音楽性、扇情的な泣かせもフレージングを従え必殺のハモリを武器に迫ってきます。例えるならWishbone Ashのメタルヴァージョンと言えば良いのか、その基本的な英国トラッド、フォーク路線に重きを置く音楽性など、近いものがあると思いますよ。懐古主義で片付けられない本気のレトロサウンド、その旨味はマニア以外にも訴求するだけの魅力はあると思います。

同意者: kamiko!


今週のアルバム10選 (2012-01-02 22:29:48)

①ANTHEM『HERALDIC DEVICE』
②SABER TIGER『PARAGRAPH4』
③OSSIAN『A Szabadság Fantomja』
④SYU『CRYING STARS~STAND PROUD!』
⑤RAGING FURY『DEAL YOU A FATAL BLOW』
⑥Tribute to SEIKIMA-II『悪魔の契約書』
⑦GREAT WHITE『GREAT WHITE』
⑧ANVIL『JUGGERNAUT OF JUSTICE』
⑨DIO『MASTER OF THE MOON』
⑩ACID『MANIAC』



①一番すきなバンドですね
②LIVEも良かったわ
③東欧産メタルの王道です
④上手い人だね
⑤デモ音源で埋もらせれない
⑥知らない人たちもいるけど豪華です
⑦硬派なL.Aメタル
⑧不器用な程に美しいですね
⑨今もって様式美の魅力に引き寄せられます
⑩B級メタルマニアですので押さえています

同意者: マーちゃん大豆


松川敏也(RAN) ★★ (2007-07-14 19:45:00)

ランディ・ローズの捧げただけの事はある、繊細のトーンのギターを弾き倒した名盤です。正直ブリザード以上にカッコイイ、Voも当時の日本人としては好感が持てたし、確かに無理なハイトーンで唄っているけど悪くはない。それだけに彼がキャリアから抹消しているにはいかがなものか、だいたい相方だってメタル系にギターで鳴らしたものだよ…
ラストのバラードにおける松川の泣きまくりのギターは必聴だし、せめぎあう唄も悪くないし聴き応えのあるアルバムです
松川氏には是非とも復活してもらいたいですねえ~

同意者: にょん.:+*


浜田麻里 - Blue Revolution - What About Love ★★ (2011-07-22 23:49:17)

HEARTの名曲のカヴァー
しっくりとハマッていますね

同意者: さばいば