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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 5701-5800

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HEAR'N AID - HEAR' N AID - STARS ★★★ (2014-11-18 21:49:03)

今でも月2回は聴く大好きな曲ですね。ビデオからPCに落とし音源にしているしビデオも見ます。今作はやはり映像ありきでしょうね。本編も好きですがメイキング映像もたっぷり収録されディオにダメだしされるドッケンの強がりに笑みもこぼれます。若かりしジェフ・テイトのリーゼント&グランサンにやられるし、何度見ても飽きない大好きな作品です。参加メンバーの豪華さもさることながら、シンプルですがメロデイックな曲事態の魅力もあり、そこに実力派シンガーがパートを分け合い歌い、長いギターソロバトルに惹きこまれずには入られません。

ちなみにパートなんですが歌は
ディオ→デイヴ・メニケッティ→ディオ→ロブ・ハルフォード→ディオ→ケヴィン・ダブロウ→デイヴ・メニケッティ

そして二番では
エリック・ブルーム→ポール・ショーティノ→ジェフ・テイト→ドン・ドッケン→ポール・ショーティノ

夢のようなソロプレイそして大合唱

その後ケヴィン・ダブロウ→ロブ・ハルフォード→ジェフ・テイトそして怒涛大円団へと向います

実力派のシンガーはしのぎを削る様のカッコよさ、一時期沢山のフォロワーを生んだジェフ・テイトの超絶ハイトーンのパワフルさ、貫禄のケヴィン・ダブロウ、エモーショナルなメニケッティとポール・ショーティノの熱い歌声に惚れ惚れするし、ディオ節の美しさ、全員コーラスでも一際目立つビーストロブのキレ、円熟のエリック・ブルーム、男を見せたドッケンと歌い手の個性がぶつかる様は本当に圧巻だし聴き比べの楽しさやメンバーへの偏愛が聴き手の嗜好をくすぐるでしょうね

ギターソロも凄いですよ
クレイグ・ゴールディー→エディ・オジェイダ→ヴィヴィアン→ブラッド・ギルス→ヴィヴィアン→ニール・ショーン→ジョージ・リンチ→ニール・ショーン→インギー→ヴィヴィアン→インギー→ジョージ・リンチ→カルロス・カヴァーゾ→ジョージ・リンチ→ブラッド・ギルス→クレイグ・ゴールディー→ドナルド・ローザ→エイドリアン・スミス&デイヴ・マーレイ(見づらいし合っているか微妙だ)
と演者の個性が火花を散らし永遠と続きますよ、メイキングで弾いていたメイデン組のフレーズが好きだし彼らはバッキングで活躍しているのかな?派手なアーミングを見せたブラッド・ギルズ、鬼神の如きと言われたジョージのカミソリギターの凄み、個性が際立つインギー節が放つ音色の美しさ、頑張っているグレイグと他のメンバーに負けてたまるかとスリリングかつ計算されたギターを弾くヴィヴィアン・キャンベル、ストラトを弾くニールのハードなプレイと聴きどころも多く、耳で聴き分けるのも人によっては簡単ではないのですが、想像力を掻き立てられる名演の数々に惹きこまれます。

今じゃありえない夢の競演
動画も簡単に見れる世のかなですから是非一度目にして欲しい一品です


QUICK CHANGE - Circus of Death ★★ (2014-11-17 14:17:11)

ロードランナーから1988年にリリースされたイリノイ州出身の5人組による1st。元気溌剌なザクザクと刻まれるリフワークと重みを残した力強いリズムプレイが耳を惹くスラッシュメタルサウンドは男臭いパワーが漲り、速さやシャープさとは違う面を際立させ、スラッシュ以前のハードさとスラッシーな面を上手く絡ませ自らのカラーと雰囲気で勝負しています。ランニングタイムも12曲入りで40分を切り、4分を超える楽曲は1曲のみと、無駄のない構成はスッキリとしています。シャープさがない分、キレで勝負しているわりにはドラムのもたつき感と言うか、ベッタリとしたノリにやや難を感じますが、総じて下手なバンドではないので趣向の問題でしょう。また同時期にスラッシュサウンドは乱立していましたから、今一つ目立たない音であるのも気になるところ、さらには歌い手もパワー不足な面もあり、全体的に薄味で印象が残らないの気になったりと、どこが聴けやねんと言われたら困るのですが、逆にそこが聴けな部分なんです。細かい点や詰めの甘さもなんのその、この男臭い重量感のあるコンパクトな楽曲は全体を聴いて一つとして楽しませる作品だと思っています。ただ走るだけではないスローパートも導入しながら「やったねパパ、明日はサヨナラホームランだよ」的な元気の良さが魅力です。


WILD ROSE - Dangerous ★★★ (2014-11-17 13:47:05)

シンガーが英国人、その他のメンバーがギリシャ人というキーボードにツインギター編成の6人組からなるバンドが2013年にリリースした2ndを紹介します。一聴して飛び込んでくるのは洗練された優美なメロディに彩られたハードサウンド、細部に渡り拘りを持って作り込まれたサウンドは、小手先のテクニックに頼らないロックならではのダイナミズムが根幹にあり、キーボードを前面に出したAOR風の作品ではありますが白熱するギターソロ、リードプレイの多彩さ、押さえるところは押さえたヘヴィでポップな抜群のバランス感覚が美しい音色となり創造性を掻き立ててくれます。昨今のヘヴィという方向性とは違うイメージが流れる”あの音に”懐かしい響きを感じ普遍の魅力溢れるフックに富んだメロディの数々に心が洗われるのですが、正直どこかで聴いた事のあるような懐かしさはあるものの完成度は高く、時折ハッとさせるほどの鋭いフレーズが切れ込んでくるあたりに身震いさせられます、また職業ボーカル的な匂いはあれどシンガーの力量も高く、どんなタイプの曲も自在に操る歌声は見事。熱く燃える甘美な躍動感に包まれた魅惑のソフトなHM/HRサウンドの中でキラリと光りを放ちますね。全体の雰囲気とカラーはアルバムジャケットまんまな雰囲気もありますが、練り上げられたアイデアを構築し要所に見せ場を設け、アルバムの流れを妨げない曲順と構成、初めて聴いたときの懐かしい”トキメキ”は忘れられません。


HELSTAR - A Distant Thunder ★★★ (2014-11-15 21:26:34)

購入理由はスコーピオンズのカヴァーにつられたのが理由でしたが、本編を彩るオリジナルはそんなカヴァーに寄り掛かる事のない名曲ぞろい、皆さんがおっしゃる通り⑧の寸分の狂いなく繰り広げられるドラマティックな叙情派パワーメタルサウンドの完成度の高さには感嘆あるのみ、他の楽曲もテキサス出身とは思えない埃っぽさのない叙情的な楽曲とメイデンを彷彿させるリズムプレイの数々は重量感もありビシッと締めている。更にはブルース・ディッキンソン風の声に+ハルフォード的なシャウトを絡ませるシンガーの力量の高さは聴いていて心地よく、メリハリの効いた歌声は楽曲の魅力もそのままに伝えてくれるでしょう。その上手さのおかげで集中して楽曲に入り込めるのが強み、ツインギターもスピード感のあるリードプレイもさることながら、叙情的なフレーズを随所にキメ、躍動感とスリルのある展開は見事でしょうね。METAL BLADE出身なんでOMENあたりと同期なんですが、音楽性の類似も含め彼らの方が整合感も高くバランス感覚に優れ良質なメイデンタイプのフォロワーとしては優秀なバンドかと思います。ちなみにシンガーは2012年の再結成MALICEでも歌っています。


GARGOYLE(USA) - Gargoyle ★★★ (2014-11-13 17:48:35)

METAL MASSACREシリーズにも参加した事がある4人組が1988年にリリースした1st。湿り気のある歌声が変に力む事無く朗々と歌い、パンチ力もないし個性は薄いが安定感はありソツなくフロントマンとしての重責をこなしています。、王道をいくリズム、ワビサビを心得た叙情派ギタリストと普通すぎるくらい普通なんですが、明るくなる事を許さないブリティシュ寄りの王道を行く叙情派HM/HRサウンドが奏でる湿り気と美意識にマニアには何ともしがたい魅力を放ち続けます。とは言えメリハリの少ない展開や構成、王道すぎて感情表現の薄さが気になるかも知れませんが、叙情的なメロディとスピード感のあるソロなどギターには工夫と煌びやかなセンスが光り、そこへのアプローチと聴かせ方を練り込んだら、スケールが一段も二段もUPしたと伺わせるだけに、インディーズ盤の悲しい性と言うものでしょうね。またシリアスなサウンドを活かす為にも、もう少し重さがあればなお良いです。とは言え全体的に包まれる湿り気と叙情的な雰囲気は大好物で、手を出したくなるジャンルなんです。欧州大陸の香りがするHM/HRが好きな方には楽しんでもらえるかと思います。ちなみにCDやiTunesなどで検索すると、おそらく同じ内容かと思いますが、「Nothing Is Sacred」という作品もあります(このサイトの登録時にこちらが優先されたのでgargoyliのGARGOYLEにしています)重複しないように気を付けてください。でも確かEP盤がまた「GARGOYLE」ってタイトルだったような記憶があります??


VENDETTA - Go and Live... Stay and Die ★★★ (2014-11-13 17:01:25)

ノイズレコードから1987年にリリースされた1st。叙情的な香りを残すスピーディなHM/HRサウンドはドイツ産ならでは、複雑な構成や引っかかりのあるリフワーク、聴かせるアレンジとセンスは大いに買いです。重いリズム、疾走するメロディと随所に顔を見せるツインリードの旋律美、声域は狭くともパワー負けしない歌とキレのあるメロディアスな演奏との融合はUS産のバンドとは違う、ワビサビがあり完成度も高い。またアコギのパートなども盛り込み楽曲を表情豊かなものにする工夫も好印象、SE等も効果的に導入し、拘りを感じさせる取り組み方は個性が足しづらいスタイルの中でオリジナルティを感じますね。それもこれも基本的に楽曲の構成が練られているので、若さゆえの暴走で終わらないアレンジ力のなせる技かと思いますよ。ノイズレコードですから音質は微妙なんですが(笑)欧州産ならではの様式と湿った旋律が、今作の美味しい秘密となって隠されていると思うのは僕だけでしょうか?


新興宗教楽団NOGOD / NoGoD - 現実 - 神風 ★★ (2014-11-11 20:57:02)

先ほど行われた「HAMMER BALL2014」出演時のオープニングでしたね。
J-POP的な要素の強いハードな一曲
上手いバンドでしたね
彼らよりも主催者のサーベルタイガーが一つ前に出演していたのですが
下山兄貴のMC「携帯電話でバンドがブッキング出来る便利な世の中になった」に対して
団長のMCが
「僕らはLINEで要請があった」が一番印象に残りました(笑)


WHIPLASH - Power and Pain ★★★ (2014-11-11 20:22:53)

ニュージャージー出身のトリオ編成によるスラッシュバンドが1986年にリリースした1st。1990年にはCD化もされていますが、僕が所持しているのはおそらく怪しげなリプロ盤でしょうね。作風としてはとにかく走る走る走るのオンパレード、頭からケツまで破天荒極まりなく走りますが、随所に魅力的なフレーズやメロディアスなソロを弾き、ただノイジーに走りまわるだけではない過激さと暴力性を加味したアレンジは見事、引っかかりのあるリフや曲の構成も耳を惹くし、メロディを追いかけるダーティーな歌声も楽曲に負けじと喰らいついております。いかんせん低予算がなせる技で音質の薄っぺらさはいかんともしがたいのですが、抜群の疾走感を煽るリズムワークのキレと表情豊かなギターはランニングタイム35分を切る中でも十分に印象に残ります。決定打に欠けるとも、この突貫型HM/HRバンドが持つ美学と力量が詰まった緊張感のある作品は今持っても色あせない魅力あふれる名盤ですね。


GORKY PARK - Moscow Calling ★★★ (2014-11-10 16:21:15)

本格的に渡米して制作された1992年リリースの2nd。オープニングのバブリー感に仰け反りますが、上手くロシアとアメリカの折衷サウンドを披露し口当たりの良いメジャー感が良質なハードポップサウンドとしてキラキラと輝いています。そのあとも厚みのあるコーラスワークを多用した、ポップでダンサンブルなライトさとシャレオツな楽曲が続きますが、前作同様随所にロシアの顔をのぞかせる事も忘れていないアレンジは見事、他のバンドにはない個性を放っています。あまりにもアメリカンナイズされ過ぎとの事で、あまり大きな評価を得られず活動は尻すぼみ、しらんうちに祖国に帰るという憂き目にあう姿は、40億を掛けてデビューした元祖眼鏡アイドルも在籍していた事でも知られるレオタード姿も眩しい4人組国産アイドルのセイントフォーや、同じく大金をつぎ込まれるも方向性が定まらなかった少女隊(初代:引田天功の娘も途中参加)のように、大掛かりな資本がつぎ込まれ売れる事が最優先の活動方針に翻弄されたような人生を寂しく見つめておりました。このメジャー感と歌を聴かせるアレンジ、どこか隠せないロシアの風を感じさせる爽快な甘くチョッピリ切ないハードポップサウンドは今聴いても新鮮な響きがあり、冬支度をせかされる今日この頃、ふと手を取りたくなりますね。


GORKY PARK - Gorky Park ★★★ (2014-11-10 15:58:25)

ぺレストロイカ万歳!ボンジョヴィやモトリー、オジー、当時シングルが大ヒットを飛ばしたスコーピオンズなどがロシアにて大規模なフェスティバルを行う事が話題になり、後にその模様も音源になりましたね(ボンちゃん以外にスコーピオンズ、モトリー・オジー・シンデレラ・スキッドロウ等が一堂にかいした豪華な出演ですよ、大物ぞろいで出演順を巡り揉めていた記憶がある)まだ見ぬ大国の門戸が開かれた交流の一環としてワールドワイドなデビューを果たした。ボンちゃんの支援は勿論、ブルース・フェバーンもプロデュースに加わり制作されたのが1989年リリースの1st。ロシア民謡的な土着的匂いを残しつつも完全なメジャー級の作り込まれた一枚、THE WHOのリメイク⑥の出来上がりなど彼ら流のスタイルに仕上げ原曲の持つだるい感じなど微塵もありません。歌を聴かせるライトな作風ではありますがシャープな音像が切れ味鋭く迫り派手だが垢ぬけすぎない抜群のバランス感覚を持ち合わせ、資本をつぎ込まれた作品へと仕上がっています。1989年というバブリー感もそこそこに祖国への敬意も失わない、この感性が最大の聴きどころでしょう。良いメロディと無駄のない構成は聴き応え十分ですね。


Shock - Heavy Metal We Salute You ★★★ (2014-11-09 22:09:52)

モノクロのジャケットがクールな印象を与えますね。ブラジル産の4人組が1991年にリリースした1st。頭から適度な疾走感を伴い軽やかに走りだします。平坦な音質に迫力はないのですが、良く歌うギターとつんのめる攻撃的なリズム、要所に小技を効かせながらもストレートな構成の楽曲も脇がソツなくこなす事でビシッと閉まるものです。サウンドは王道を行くNWOBHMスタイルを貫きながらも適度な哀愁と古臭くない華やかさがあり(乾きすぎず湿り過ぎない)、声は軽いが歌もしっかりしているし無理がない分、聴き心地は上々です。正統派は曲の良さが生命線ですから彼らは、その問題は間違いなくクリアしています。時代が時代ですからストレートなスピードナンバー満載のメタルサウンドが息をする間もなくシーンから消えてくのは仕方ないとしても、こうして今になって再発CD化されるのだからマニアにはたまらん限りです。水準以上のものを感じさせるギターはイイね。こういう軽快なノリが詰まったアルバムを聴き、ワタクシも改めてメタル愛に敬礼しますよ。この間とセンスが安定感なんだよなぁ


Axe Victims - Another Victim ★★ (2014-11-09 21:37:13)

我らがMausoleum Recordsから1984年にリリースされた西ドイツの5人組による1st。線が細めのシンガーに彼らのファッションと1984年という時代を切り取ったような硬軟入り混じった正統派サウンドで,
ほとんど捻りのない実直なサウンドを前に欠伸も出かけますが、その生ぬるさが逆に好きだったりします(ドラムは電子ドラムですから軽めだしね)ドイツ人らしく演奏はタイトだし悪くないが面白味もないとある意味、時代を作らないものに価値などないと言ってしまえばそれまでですが狭義の限られたスタイルを持つシーンの中でやたら装飾過多になった昨今を見せられると逆に、このような本当に普通の事を普通に見せてくれる音楽もありだなと思わずにはいられません。⑦では思いっきりポップなアメリカンメタル寄りのサウンドが聴けたり(電子ドラムが一番合う)グルーブ感のある⑧重量感のあるサビメロも印象的な②シャープな③などアルバム単位で起伏もあったりと懐かしい風を運んでくる。①いがい走る曲がないので、もう少し華やかな曲を盛り込めば印象も変わるのですが、生真面目な音は職人気質なお国柄のなせる技でしょうかと噛みしめつつ二年に一回は手に取りたくなる一品です。速いのデカイの派手なのとインパクト命な人には向きませんが、青臭い80年代メタルを楽しみたい人には楽しめるかもです。


RUTHLESS - Discipline of Steel ★★ (2014-11-03 19:26:29)

なんとも骸骨三昧なジャケットに魅入られるL.A産の5人組による1986年リリースの1st。ドタバタとしたキレのないリズム、一本調子の歌、平坦なリフワークと若さが溢れていますが、曲調に幅を持たせ単純に走るだけではない構成、陽性な雰囲気など幾度ないジャケ同様のホラーテイストを若干感じさせる雰囲気もあり、シリアスにメタルを追求しています。演奏はけっして下手ではないのでハマると破壊力が増し頼もしさも倍増ですよ。レコーディング時の状況などもあり、バンドの本来あるパワーやエネルギーが伝わらない事が大きな足かせとなり、この手のダークな要素が強いサウンドにとっては致命的とも取れますが、暗く重さを残した曲調や独自の工夫による場面展開など聴かせる面もあり、パワーメタルな剛直さとの絡みはマニアにとっては及第点、初期リジーボーデンやディビット・T・チャステインなどが好きな人ならフォロワー的な要素を垣間見、懐かしきサタニックメタルが好きな方は楽しめるでしょうね。


Ария(ARIA) - Генератор зла - Замкнутый круг ★★★ (2014-10-31 15:32:25)

スローな出だしだがそれでは終わらない
力強いリズムとリフワーク
そこに絡む独特のメロディがアーリアらしい
平坦にならぬよう中盤のインストパートが聴かせてくれますね


Ария(ARIA) - Генератор зла - Обман ★★★ (2014-10-31 15:28:27)

お約束な展開ですね
スローパートから一転
哀愁を撒き散らし走りだす
へヴぃだなぁ


Ария(ARIA) - Генератор зла - Отшельник ★★★ (2014-10-31 15:26:55)

妖しげなメロディが舞うヘヴィなミドルナンバー
渋いわ


Ария(ARIA) - Генератор зла - Закат ★★★ (2014-10-31 15:24:03)

望郷をそそるアコースティカルな一曲ですね
故郷ですよ
温かいわ


Ария(ARIA) - Генератор зла - Беги за солнцем ★★★ (2014-10-31 15:22:45)

もの悲しいフレーズに導かれるパワーバラード
ロシアンな調べに泣かされます


Ария(ARIA) - Генератор зла - Дьявольский зной ★★ (2014-10-31 15:21:28)

カチッとハマり過ぎないラフな雰囲気がカッコイイですね
丁寧なサビメロがらしいです


Ария(ARIA) - Ночь короче дня - Уходи и не возвращайся ★★ (2014-10-31 15:18:20)

アカペラで始まります
割とキャッチーでシンプルなナンバー
男臭いアレンジにむせ返りそうですね


Ария(ARIA) - Ночь короче дня - Зверь ★★★ (2014-10-31 15:16:25)

アタッキーでノリやすい一曲
力強い歌声に導かれるパワフルさがたまらん


Ария(ARIA) - Герой асфальта - Герой асфальта ★★★ (2014-10-31 15:13:08)

アーリアらしい勇壮なミドルナンバー
細かい事は気にせずに楽しみますね


Ария(ARIA) - Химера - Путь в никуда ★★★ (2014-10-31 14:57:46)

グルーブ感の強い一曲
キャッチーな歌メロも印象的ですね
メジャー感は増しているが
らしさは失われない彼らの姿勢が貫かれています


Ария(ARIA) - Химера - Тебе дадут знак ★★★ (2014-10-31 14:55:15)

9分弱の大作ナンバー
メイデン同様この手の大作をアルバムに収録してきますね
勇壮でメロディック派手な仕掛けはないが
帝政ロシアな張りつめる雄々しい空気がたまりません


Ария(ARIA) - Химера - Ворон ★★★ (2014-10-31 14:52:24)

ダークな色合いが濃いメロウな一曲
力強い歌声が映えますね
この濃厚さがアーリアらしい


Ария(ARIA) - Химера - Штиль ★★★ (2014-10-31 14:50:43)

のちにUDOのウドを迎えてセルフカヴァーも行うパワーバラード
荒涼としたメロディに咽び泣きます


Ария(ARIA) - Химера - Я не сошёл с ума ★★★ (2014-10-31 14:47:01)

威厳溢れる重厚なミドルナンバー
アーリアらしい


Ария(ARIA) - Генератор зла - Пытка тишиной ★★★ (2014-10-30 19:30:44)

いままでにないブルージーな一曲
こういうタイプの曲を朗々と歌い上げるヴァレリー・キプロフの普段と違う歌声も悪くない
カッコいいわ


Ария(ARIA) - Генератор зла - Дезертир ★★★ (2014-10-30 19:27:15)

いつもと違う雰囲気のイントロにドキッとしますが
哀愁が映えるヘヴィなパートに入るので問題なし
サビにおけるアプローチが今アルバム全般に漂うがメジャー感を大きく感じさせる要因でしょう
らしさを失わない秀逸なアレンジ力は流石ですね


Ария(ARIA) - Генератор зла - Грязь ★★★ (2014-10-30 19:23:05)

フックに富んだ哀愁のロシアンメタルが炸裂しますね
キャッチーな大衆性との折衷具合がたまらん


Ария(ARIA) - Генератор зла - Смотри! ★★★ (2014-10-30 19:20:58)

メジャー感が漂うメタリックでパワフルな一曲
力入るね


Ария(ARIA) - Кровь за кровь - Антихрист ★★★ (2014-10-30 19:13:57)

ミステリアスでダークなミドルナンバー
中盤から転調する展開も見事です
パワフルな歌声あっての一曲
聴かせるアレンジ能力もベテランバンドのなせる技
この歌劇団な世界観こそ彼らの強みでしょう


Ария(ARIA) - Кровь за кровь - Бесы ★★★ (2014-10-30 19:10:18)

ドラマティックなパートを盛り込んだ中盤
ザクザクと刻まれるギター
威厳溢れるアーリアサウンドに咽びます


Ария(ARIA) - Кровь за кровь - Зомби ★★★ (2014-10-30 19:06:57)

ブンブンとベースも鳴り響くキャッチーなミドルナンバー
この雰囲気が良いですよね


Ария(ARIA) - Крещение огнём - Там высоко ★★★ (2014-10-30 19:01:57)

巻き舌全開なロシア語がもの悲しいメロディに乗って悲哀を運びます
アメリカでの北欧でもジャーマンでもないロシアンな調べが胸を打ちますよ


Ария(ARIA) - Крещение огнём - Твой новый мир ★★★ (2014-10-30 19:00:05)

妖艶さとパワフルさが弾けています
こういう曲をサラッとねじ込んでくるからカッコいい
正統派=古臭いではないセンスが素晴らしいね
そしてロシアンな金看板は下げていませんよ


Ария(ARIA) - Крещение огнём - Белый флаг ★★★ (2014-10-30 18:55:39)

デビカバばりの雄たけびで始まるハードなロックナンバー
フォーキーなパートもぶち込みらしさは健在です


Ария(ARIA) - Крещение огнём - Колизей ★★★ (2014-10-30 18:50:40)

地味な曲なのかもしれませんが
個人的には哀愁をふんだんに含んだ硬質なメロディが映える
アーリアらしい魅力が詰まった名曲です
この歌メロにどういうわけか胸が焦がれます
Bメロからサビそして雄々しいコーラスとたまらん
さらにはスローパートからギターソロで昇天です


Ария(ARIA) - Крещение огнём - Крещение огнём ★★★ (2014-10-30 18:47:06)

ゾクゾクとさせられる静かなパートの出だし
期待を煽る演出も憎いですね
勿論パワフルな展開に流れるお約束感と
アーリアらしい東欧的なメロディの導入が素晴らしい
ドラマティックですね


Ария(ARIA) - Крещение огнём - Битва ★★★ (2014-10-30 18:40:36)

ズンズンと突き進むヘヴィなミドルナンバー
新たなる魅力を感じさせる王道を貫く一曲


Ария(ARIA) - Крещение огнём - Бал у князя тьмы ★★★ (2014-10-30 18:39:12)

アーリアらしい哀愁とロシアンな魅力が詰まっています
このメロディと展開が照らし出す風光明媚な情景にウットリとします


Ария(ARIA) - Крещение огнём - Патриот ★★★ (2014-10-30 18:34:23)

アグレッシブなドラムも印象的なオープニングナンバー
雄々しいアーリアサウンドが轟きます
流麗なツインリードも素晴らしい


Ария(ARIA) - Крещение огнём - Палач ★★★ (2014-10-30 18:31:27)

我らがレインボーでお馴染みのホルスト作「火星」なイントロで幕が開けます
8分を超える大作ナンバーですが飽きのこない工夫を凝らした構成が憎い
流石はアーリアな熱演に引き寄せられますよ


ANTHEM - Heavy Metal Anthem - Blinded Pain ★★★ (2014-10-24 14:56:49)

清水のギターがイイね
物語のある素晴らしいプレイでした
エンディングの弾き倒しも好きです
グラハムらしい解釈を加えた渾身の歌声も単なる企画モノの域を超える出来栄え
ワビサビよりもパンチの効いた仕上がりになってますかね


ANTHEM - Heavy Metal Anthem - Hungry Soul ★★★ (2014-10-24 14:51:19)

本間が叩いているのでフィルの入り方などイメージは変わらぬとも違いますね
伸びやかなグラハムの歌声も見事
ギターは概ね変わりませんがソロの入り方やキメのフレーズは違います
グラハムの歌も含めアレンジの違いを楽しむ仕上がりが面白い
それにしても森川って凄いな


ANTHEM - Heavy Metal Anthem - Hunting Time ★★★ (2014-10-24 14:46:45)

イントロにキーボードを持ちこみましたね
完成された楽曲に手を加える要素など皆無
歌メロもそのまんま
ピッキング・ハーモニクスを絡めたソロは清水ならでは
キッチリと弾いていますね
グラハムのロングトーン一発も素敵です


ANTHEM - Heavy Metal Anthem - Cryin' Heart ★★★ (2014-10-24 14:43:32)

清水のセンスが爆発する一曲
細部に渡り原曲を損なわぬようアレンジが加えられ
よりドラマ性を高めています
特にオブリガードの多用は素晴らしい
ソロ前のシャウトにグラハムの気合いを感じますね


ANTHEM - Heavy Metal Anthem - Mr. Genius ★★★ (2014-10-24 14:38:22)

斎藤のギターはソロ以外オリジナルに忠実な一曲
歌詞の意味も含めグラハムにピッタリの曲ですね
ここまでヘヴィな正統派メタルを歌うグラハムって色んな意味で凄い事です


ANTHEM - Heavy Metal Anthem - The Juggler ★★★ (2014-10-24 14:35:39)

LIVEヴァージョン的なノリが出ていますね
ベースの音が大きくなり美味しいフレーズも強調
イントロのKeyがなくなりコンパクトになりましたが
清水がソロでは掛け合いのソロを聴かせ新たなる風を送っています


ANTHEM - Heavy Metal Anthem - Midnight Sun ★★★ (2014-10-24 14:31:26)

テンポも下がりオリジナルよりもヘヴィさが増量
グラハムのストロングヴォイスにはゾクゾクさせられますね
サビメロもメロディックになりました
清水のソロも美しい
アルバム全体に言える事ですが極力リバーブを押さえた生々しいサウンドがイキイキとしています


ANTHEM - Heavy Metal Anthem - Show Must Go On! ★★★ (2014-10-24 14:27:50)

随所にアレンジが加えられていますね
ソロもガラッと変わりました
何気にドラムのフィルの違いが好きです
オリジナルよりも逞しい仕上がりが印象的でした


ANTHEM - Heavy Metal Anthem - Evil Touch ★★★ (2014-10-24 14:25:29)

福田と清水のフレーズの違いが面白い
派手なアームプレイはないからね
清水らしい丁寧なプレイで魅了します
オブリガードの挟み方とか新鮮だしね


ANTHEM - Heavy Metal Anthem - Gypsy Ways (Win, Lose or Draw) ★★★ (2014-10-24 14:22:55)

アンセムのギターになりかけた斎藤和正がギターを弾いています。
ソロではオリジナルより丁寧に弾きよりメロディアスに
あのシーケンス・フレーズも強調されていますね
海外のファンの間でも、グラハムがここまでガチンコのメタルを歌う様が話題になったとか?
改めて森川の凄みも伝わる新旧の魅力を体験できる入魂のオープニング


ANTHEM - Absolute World ★★★ (2014-10-24 14:16:48)

坂本英三の電撃脱退、そして森川之雄のこりゃまた電撃復帰に驚いた方も多いでしょう。長らく不在のドラマーの座にはヘルプとしてキャリアを積んできた田丸勇の正式参加と、今作はリリース前から期待と不安が高まった中でのリリースだったかと思いますが、HM/HRという狭い狭義の中で、押さえるところと押さえつつも新機軸を打ち出してきたバンドが更なる高みへと駆け上がったアンセム史に残る名盤でしょう。蝶のように舞い蜂のように刺す、軽やかなステップを刻むが如き鮮烈なギタープレイを弾く清水昭男の存在も大きな役割を担い、その比重は過去最高の割合を占めているように感じられる。技術的な面は勿論だが、随所に印象的なメロディを奏で屈強なアンセムサウンドの中で色と艶を与えている。新生リズム隊の鉄壁のプレイの上で骨子となる清水のギターは今作において大団円を迎えていると言っても過言ではないでしょう。ハッとするような煌めきを感じさせるプレイの数々に感銘を受けました。近年の作品にある目の前で演奏されているような生々しい音とテクノロジーに頼るだけではないアンセムらしい拘りが随所に見られ、新生リズムプレイの新旧入り混じった新たなるセンスが爆発したグルーブも今作の流れの中で新たなる魅力となりパワーだけなら本間に負けない田丸のワイルドなドラムは荒々しいアンセムメタルの中で重要なピースとしてハマっていますね。今作でも脈々と受け継がれるアンセムならではの哀愁と迸る灼熱のヘヴィサウンド、その音を具現化するには必要不可欠なシンガーが森川になるとは、再結成後ファンの中でのその話題は避けましょうといった禁忌的なテーマとも言える彼の歌がこうして眼前と、ある事に感慨深い思いがこみ上げ(声質は似ているがタイプが違う二人を比較するのは嗜好の問題)冷静になれないのですが、獣性を帯びたストロングヴォイスは健在、よりメロディを活かした情感溢れる歌唱スタイルを取り振り幅の大きいスケールのデカい歌声を披露しております。今アルバムのような叙情的でメロディを大切にしたワビサビのあるハードなサウンドこそ、ジャンルを超えた求心力と訴求する確固たる力があると思います。こちらの想像を遥かに超えた一枚、改めて柴田直人師匠には恐れ入りました。

この曲を聴けというサイトなので、私自身は重箱の隅をつつくような批判や、見当違いの批評を行うつもりは毛頭もありませんが、そういう人は見かけると寂しい気持ちになります。そんなに「俺は人と違う素晴らしいセンスをもっている」そう顕示したいのであれば、自分のHPやツイッターでやれば良い。また代わりに悪意を吐きだす掲示板はいくらでもあるでしょう、くだらん批評は見るに堪えませんからね。本当にお寒い話です。何故ならば同胞が同胞を貶すほど、醜いものはないからです。メタルが好きな人間が集まり、各々に好きなものを語る、素晴らしサイトの理念です。人の家の庭を荒らすような真似はしたくないので。


ANTHEM - Absolute World - Run With the Flash ★★★ (2014-10-23 17:03:32)

ラストはアンセムらしい三連ナンバー
キャッチーなメロディを甘美に歌いあげる森川の艶やかさは見事だし力強い
妖艶なギターソロも圧巻
アルバムを通して最後まで充実したメロディを聴かされた事実に驚きます
このグルーブ感がたまらなくカッコいい


ANTHEM - Absolute World - In the Chaos ★★★ (2014-10-23 16:57:10)

森川節も堪能出来る叙情派ギタリスト清水作のメロディアスな一曲
ヘヴィでタイトなリズムワークも印象的ですね
このメロディはクセになりますよ
ストレートなメタルナンバーぽいのですが独特のスケールが印象的ですね
田丸のドラムは表現力豊かだとこういう曲を難なく叩きだす姿に感じます


ANTHEM - Absolute World - Edge of Tme ★★★ (2014-10-23 16:52:39)

ザクザクと刻まれるリフと清水作らしい妖しげなメロディが激しく融合を果たしています
このラインナップによる充実ぶりが示される
扇情的なサビから流麗なソロの流れも見事です
メタルなリズムワークがガッチリと屋台骨を支えるアンセムな一曲


ANTHEM - Absolute World - Sailing ★★★ (2014-10-23 16:49:30)

雰囲気のある重厚な一曲
それでいながらも鮮烈なメロディが随所に顔をのぞかせ
聴きどころの多い一筋縄ではいかないアレンジが憎い


ANTHEM - Absolute World - Absolute Figure ★★★ (2014-10-23 16:47:08)

叙情派ギタリスト清水作のインストナンバー
エモーショナルが熱演に胸打たれます
パッと明るくなるところの美しさにため息が
アンセムは懐の深いバンドですね


ANTHEM - Absolute World - Don't Let It Die ★★★ (2014-10-23 16:39:13)

パワフルな王道HM/HRナンバー
気合いの入ったシャウト一発もカッコいいです
流石は森川な歌唱もハマっていますね
歌メロに泣かされますね大好物な一曲
このラインナップだからこそ感じさせるノスタルジーの開放に目頭が熱くなりました
メロディアスでハード
憂いを帯びたメロディと華麗なリードプレイを聴かせる清水のギターも光っていますね
初見で聴いたときの感動は語り尽くせません


ANTHEM - Absolute World - Love of Hell ★★★ (2014-10-23 16:33:46)

情感たっぷりな森川の濡れた歌声が印象的です
センチメンタルですがハードさを失わないバラード的なニュアンスのある一曲
エモーショナルなアンセムの魅力をギュッと凝縮しています
イントロもさることながら
こういうメロディを持ち込むとは尽きる事のないアイデアに脱帽です
わしゃ日本人だから泣けるわ
個人的には今アルバムのハイライト


ANTHEM - Absolute World - Destroy the Boredom ★★ (2014-10-23 16:29:59)

一気加勢に突っ走る
パンキッシュな一曲
歌メロの流用が気になるかな


ANTHEM - Absolute World - Pain ★★★ (2014-10-23 16:28:35)

メジャー感もありますが
アンセムがやれば王道メタルのど真ん中です
歌メロも分かりやすくキャッチーなんですが
森川がそうは簡単に聴かせません
躍動する硬質なリズムも良く歌うギターもアンセム以外の何物でもありません


ANTHEM - Absolute World - Stranger ★★★ (2014-10-23 16:25:21)

アンセムらしいストレートなメタルナンバー
獣性を帯びながらもメロデイックな歌唱が映えますね
ソロも楽曲に負けない小奇麗さとワイルドさ加減が丁度よい
メロディアスですなぁ
ケツを蹴り上げられます


ANTHEM - Absolute World - Shine On ★★★ (2014-10-23 16:22:40)

サビから始まる構成に驚きました
メロディが泣いていますね
シングルらしい曲でもあります
そしてアンセムらしい
このリズムパターンも好きやなぁ


Ария(ARIA) - Крещение огнём ★★★ (2014-10-23 14:31:39)

ロシアンメタルの雄、我らがアーリアが2003年にリリースしたアルバム。ボーカルのヴァレリー・キプロフの脱退を乗り越えて制作された、彼らの流儀とも言える高いドラマ性とバロックサウンドが見事に融合を果たしメイデン風にまとめられた入魂の一枚。その気合いの漲り方は、東欧圏ならではの翳りとフォーキーなメロディが顔を覗かせながら、勇猛に突き進むメロディックな①に要約されていると思います。ドラマティックで勇猛果敢な②、そのフックに富んだメロディの配し方はこのバンドならではの魅力。新ボーカルも伸びやかなで力強い歌を聴かせ新生アーリアの顔としての重責を見事に果たしております。ロシア圏のみならず欧州でもその名を轟かせた国宝的バンドが国内流通もままならず、今となっては政治的な要素も加わり絶望的な認知度かも知れませんが、声を大にして正統派メタルを愛する方なら聴いて損はしないですね。マイナー臭さなど皆無、メジャー級なサウンドだが、何ものにも媚びないメタリックな響きと彼らが培った音楽的土壌が見事に花開いている一枚、こういうバンドをフェスティバルなどに招聘してもらいたいものです。いつ聴いても①②③の③曲目で胸が熱くなりますよ。憂いを帯びたほ哀愁と迸る鋼鉄音に魂が焦がれ涙腺が感動の余り緩みます。


BANZAI - Banzai ★★★ (2014-10-23 14:08:20)

BANZAIは日本語と同等の万歳の意味です。なぜこのようなバンド名をチョイスしたかは不明ですが、都内の安物件で取られたようなジャケット、バンド名の下に漢字で書かれる万歳、そのジャパンLOVEなセンスにマニアなら涙ぐみますが、裏ジャケが醸し出す香ばしさは更にマイナー臭に拍車を掛け(凄まじい日本語訳と字体)シリアスに聴いてもらえない要素が強まります(涙)しかし出している音はキーボードを巧みに生かしハードさを失わず、空間に幅を持たせたメロディー重視のサウンドでエッジを効かせたオーセンティックなHM/HRを披露、イントロから軽やかなステップを踏みながら力強いナンバーが幕を開け、ラストにはパープル型の疾走ナンバーを挟みソフトなロックを聴かせる奥ゆかしき手法を取り、日本人みたいだよ、おっかさんなセンスをぶちまけてくれております。語感以外はおおよそ癖のないストレートなサウンドはメロディ派なら、喜んでもらえるクオリティを誇っていますね。作品は1983年リリースの1stですが2000年にCD化もされ専門店などに足を運べば手にする事も可能かと思います。日本人にとってはバンド名以外、奇をてらわない、実に素直で伸びやかなサウンドを堪能出来る一品でしょう。


AVENGER - Blood Sports ★★★ (2014-10-22 19:43:16)

初代シンガーにブライアン・ロスが籍を置いていた事でも知られる、悪名高きニートレーベルから1984年にリリースした1st。オレンジ色掛かった、写真の現像室みたいな配色に映るトゲトゲアメフト部がチェーンソーを持つジャケットに目が点になりますが、アルバムタイトル「BLOOD SPORTS」を見て、そういうことかいな?と考えさせられますが、時代背景的にもNWOBHMの流れを組む攻撃的なギターリフを軸にスピーディーで荒々しいパワーメタルサウンドは中々の迫力があり聴いていてゾクゾクと高揚感を煽られます、直線的なリズムパターンも懐かしい香りがしてたまりませんね。ちなみにシンガーのIan "Swifty" Swiftさんはブライアン・ロスの前にSATANでデモ音源をリリースしているので声質的にも似たタイプですからモコっとした湿り気が加味された声ですので英国産のサウンドにはピッタリなタイプです。⑧のDeath Race 2000 は、あのB級映画界のカリスマ、ロジャー・コーマン制作、若き日のシルベスタ・スタローンも出演している殺人レースを題材にしたカルト映画からインスパイアされたんでしょうか?興味がそそられるタイトルとストレートな曲調でしたね。全9曲30分少々のランニングタイムなんて、今ではミニアルバム的なボリューム感かも知れませんが、いかにも英国的なサウンドとメリハリの効いた構成は聴いていて心地よいし丁度よい尺かと思いますよ。マニアならずとも楽しんでもらえるでしょうね。ジャケットから想像していただける世界観で聴き手を裏切りませんので(笑)


LOGOS - La industria del poder ★★ (2014-10-22 19:11:25)

アルゼンチン産の4人組による1993年リリースの記念すべき1st。バキバキとしたベースのアタック音も耳を惹く南米ならではの情熱的で勇壮なメロディが躍動する正統派サウンドを披露、青臭い線の細い硬い声質のシンガーに排気量不足を感じますが、雄弁に物語りを奏でるギターが底上げとなりバンドサウンドを支えております。全8曲入り40分を切る構成ですからスッと聴かせてくれるのも好印象、類型的な王道サウンドを奇をてらう事無く再現する様に評価も分かれそうですが、ジャーマンパワーメタルバンドからコミカルな要素を排除したシリアスな作風は聴かせてくれますよ。勇壮なメロディを一音一音丁寧に弾くギターは、この手の音楽を良く勉強していますね。


Tone Norum - One of a Kind ★★★ (2014-10-21 14:33:18)

ヨーロッパのギタリスト、ジョン・ノーラムの妹である、トーン・ノーラムが1986年にリリースした1st。プロデュースにジョーイ・テンペスト、ギターはジョン・ノーラムが全面参加、ドラムはイアン・ホーグランドのヨーロッパ組が全面バックアップのもとに制作された作品で、軽やかなキーボードも踊るヨーロッパ風の北欧テイスト満載のAOR系ハードポップサウンドを嫌みなく聴かせてくれ、ハードさは薄目ですが透明感のある爽快なメロディが聴けるので、その手のマニアには堪らないものがあるでしょう。健気でキュートな歌声も、この手の曲にマッチしており、けして足を引っ張るような事は御座いませんので安心して手を出せるでしょう。ジョンのギターも熱いし、ジョーイが歌いだしそうな佳曲が目白押しですからね。


Yeah Bop Station - Upfront ★★ (2014-10-21 14:01:20)

今は亡きゼロ・コーポレーションからリリースされた美人姉妹が中心となり結成されたプロジェクトバンドの1st。Vo.BのMia Kempff、DrにClara Kempff、Gはジョン・ノーラムやグレン・ヒューズのソロ等の活動で知られるトーマス・ラーションの3人からなる編成ですが、一聴すると女性シンガーとは思えない逞しいハスキーヴォイスで、ようみたら全員にVoのクレジットがついているから、誰がどうやねんといった不安を覚え真偽のほどが定かでなくなってしまいます。曲調としてはゆったりとしたリズムとそこに北欧らしい寒々としたメロディがノリ、わりとほのぼのとしたAOR系の歌モノロックサウンドが聴けます。メロディの充実度や泣きといった要素は薄いのですが、トーマスが奏でる北欧らしいメロディに気を配したプレイが華やかな印象を色濃く与え、画一的な楽曲に一際個性を生み出しています。⑨のようなポップな曲が多く収録されているのが特徴的で乾いたアメリカンロックにチョイ足し北欧風なサウンドが印象的なんですが名曲④がアルバム全体の底上げに貢献しており、ついつい手が伸びるから不思議です。刺激も薄いし個性もないのですが⑪⑫といったところが醸し出す北欧ハードポップサウンドは爽やかな癒しを与えてくれるので気分に合わせてつまみ食いをしながれ聴けば、だれる事無く楽しんでもらえるでしょう。メロディに固執した良質なサウンドを提供してくれるレーベルの中では初期の作品に入る部類ですから、まだまだツメは甘いのかも知れませんが、軽やかさと真摯で適度なハードさが心地よい一品ではありますね。


GRUNTRUCK - Push ★★ (2014-10-21 13:26:00)

SKIN YARDのベン・マクミランとハードコアメタルのTHE ACCUSEDのトム・ニーメイヤーが中心となり結成されたバンドが1992年にロードランナーよりリリースされた2nd。所謂シアトル発のヘヴィロックスタイル、シャリシャリとしたノイジーなギターと骨太感、そこにユラユラと揺らめくようなグルーブを加味したリズムが加わり、この手のバンドが発散する独特の世界観を披露しています。掴みどころのない浮遊するメロディに不思議な感覚を作り出し、ドロッとした暗さよりも乾いたヘヴィさがあるも、歌い手がヌメッとしており、濡れ煎餅みたいなシンナリ感が聴きどころでしょう。派手に走らいけどメタル寄りのアプローチは中々面白いですよ


WARLORD - Deliver Us - Mrs Victoria ★★★ (2014-10-20 15:38:21)

張りつめた緊張感に狂気が滲み出ています
劇的な演出を施したメタリックな一曲
気合い入りますね


WARLORD - Deliver Us - Lucifer's Hammer ★★★ (2014-10-20 15:36:32)

パワフルさと荒涼としたメロディが印象的です
キーボードもいい仕事をしていますよ
中盤の盛り上がりも相当なもの
独自のカラーを持つバンドは強いね


WARLORD - Deliver Us - Black Mass ★★★ (2014-10-20 15:34:22)

サバスティカルな一曲
邪悪さが光りますね
ヘヴィなミドルナンバー
カッコいいわ


WARLORD - Deliver Us - Penny for a Poor Man ★★★ (2014-10-20 15:32:46)

綺麗なメロディが耳を惹きます
ドラマ性を讃えたメロウな一曲
シャープなさとメタリックな質感と
汚れの無い聡明なメロディとの対比が面白い


WARLORD - Deliver Us - Child of the Damned ★★★ (2014-10-20 15:29:53)

シャープなギターが華麗に舞い踊る王道を行く疾走ナンバー
重量感のあるリズムも印象的
まさにメタリックですね


WARLORD - Deliver Us - Winter Tears ★★★ (2014-10-20 15:28:25)

甘いメロディにメルヘンさを感じます
中盤のソロプレイにリリカルなフレーズに胸キュン
難しい事はやっていないが印象的ですね
ダークでミステリアスな哀メロナンバー


WARLORD - Deliver Us - Deliver Us from Evil ★★★ (2014-10-20 15:25:18)

フォーキーでメランコリックなフレーズに導かれるドラマティックな一曲
アルバムのオープニングに相応しい重量感とシリアスな雰囲気がたまりません
早くも名盤の匂いを発散させていますね


WARLORD - Deliver Us ★★★ (2014-10-20 15:22:40)

メタルブレイドのコンピレーションにも曲を提供していた彼らがレーベルの後押しを受けて1983年にリリースしたデビューEP。Voダミアン・キング、G.Bデストロイヤー、Drサンダー・チャイルド、Keyセンチネルの4人組、結成時からおおよそUS産らしからぬダークなサウンドが話題を呼んだのですが、パーマネントなバンドとしての実態がないようでLIVE活動なども行わなかった事が問題となり認知度は低くめ。そのせいか一部の熱狂的なマニアからの支持を受けていたカルト的なバンドでした。フォーキーなフレーズが耳を惹くヨーロピアンテイスト満載のドラマティックな①が始まった時点で相当な期待は高まるでしょう。その流れを引き継ぐ哀愁のメロディが冷たく鳴り響くミステリアスな様式美ナンバー②全曲のアウトロを引き継ぎ静かに始まるのですが、転調してからはマイナーメロディが劇的に走りだす哀愁の疾走ナンバー③この自らが提示している暗闇を切り裂くようなシャープさが美しいです。⑤では全体的にメロウなメロディを配しメルヘンなダークファンタジー路線を表現し、このバンドの奥深さを改めて知らされます。⑥では重苦しいリズムとダークな質感に邪教の宴といった趣があり、バックで流れるキーボードの響きとギターが幾重にも織りなすフレージングの禍々しさに耳が奪われます。ラストはメタルマカサーにも提供したパワフルな⑦で幕が引きます。ちなみに僕はこの作品をiTunesでゲットしたのですが、そちらはオリジナルより1曲多い7曲入りで⑤が増加分になるのですがパワフルなリズムがけたたましく鳴り響く、彼ららしいダークでミステリアスなメロディを軸に劇的な展開が堪能できる力作となっており、物凄いお得感を感じました。欧州テイスト満載、ミステリアスかつダーク、様式を感じさせるメロディックなサウンドの劇的な演出の仕方は凄まじいテンションの高さと密度の濃い音の世界に引き込まれること請け合いです。音質云々、80年代的なグルーブよりもタイトなビートを聴かしたリズムなど、直線的な面もあるもの鉄壁のリズムプレイは聴き応え十分だし、荒涼としたメロディを黒く塗りつぶし光沢を与えるギターとキーボードの絡みは独自の世界観を花開かせることに一役も二役もかっております。歌い手の線の細さは否めませんが、劇的でシリアスな正統派サウンドを求めている方ならグッとくるでしょうね。ちなみに1984年にシングルをリリース、そこで専任ベースにアークエンジェルさんとVoがダミアン・キングⅡ世にメンバーチェンジ、その作品を店頭で見つけ手に取っていたら友人に某商業誌のレビューにて酷評された事を友人が教えてくれました。「わしには分からんアホじゃけぇ」と言い放って購入した事は言うまでもありません。


THOUSAND EYES - BLOODY EMPIRE ★★★ (2014-10-17 15:12:33)

ユースクエイクが解散、ヴォルケイノのベースとしてしられるAKIRA氏が籍を置いている事でも知られる国産エクストリーム系バンドのトップに君臨するであろう彼らが2013年にリリースした1st。もとはLIGHTNINGのギターKouta氏が中心となりバンドを立ち上げ、ヴォーカルにAFTERZEROのDougen氏を迎え入れた事が方向性を確固たるものに出来たと思われます。もう一人のギターにTEARS OF TRAGEDYのToru氏、ドラマーはKNIGHTS OF ROUNDのJuhki氏と加わり、国内有数のメロデス系のアーティストを揃えたバンドサウンドは類型的なイエテボリサウンドを下地に典型的なスタイルではありますが、それ以前にあったメロディックなデスメタル的手法と言えば良いのかメンバーの素地となる、あえて言うなればオールドスクールなるスタイルを研磨し綿密に築き上げた構築美が90年代以降の安易なクラシカルテイストを放り込み、泣け泣け泣けと言わんばかりの取ってつけた感がなく、まさに感情を激しく揺さぶる攻撃性と叙情性を併せ持った普遍のサウンドを披露してくれます。とりわけタイプの違いを感じさせる二本のギターが組みたてる徹底して無駄を配した美しいハーモニーと残虐性極まるリフワーク、さらには阿吽の呼吸から生み出されるツインリードの凄みと華麗なソロはまさに一時代を築いたスタイルそのものと感じられ、そういうスタイルを知らない世代には鮮烈に響くかも知れません。テクニックに裏打ちされたプレイの数々は圧巻の一言、美しい絵画の如き洗練された技法と構築を感じさせる手法はバンドの生命線となり光り輝いていますね。その上に組みたてたうねり上げるリズムの躍動感は人間的で素晴らしい、ともすれば冷徹なマシーンな如き響きで人間臭さを失いそうになるのですが、このバンドでは実に血の通ったリズミカルなプレイを堪能できる。まさにバンドの屋台骨を支え独自のうねりを生み出していますね。看板であるシンガーも激しくスクリームしながらも、曲に合わせ巧みに表情を変えた声を駆使し、更にはメロディの乗せ方も上手い、どんなに激しく歌えてもメロデスなんだから歌メロの乗せ方も重要でしょう。表現力豊かな咆哮ヴォイスに支えられた一糸乱れるバンドサウンドが響くとき、このバンドが模倣するだけではないオリジネイターとしての存在を感じ取ることが出来ると思います。激烈さと華麗さを併せ持つ、新たなるセンスが鮮烈に光り輝く普遍の魅力あふれるバンドサウンドを前に、細やかなジャンル分けなんて不毛な議論だなと思わずにはいられません。


AIR RAID - Night of the Axe ★★★ (2014-10-17 14:12:03)

我らがSPIRITUAL BEAST主催のJAPANESE ASSAULT13にて(ヘッドライナーにGIRLSCHOOLを迎え行われた会場は狭いが世界に誇れるメタルフェス、あのUNITEDも参加しており、在りし日の横山の雄姿が目に浮かびます)来日公演も記憶に新しいスウェーデンはイエテボリ出身のツインギターを擁する5人組によるNWOTHMバンド群にいちする彼らが2012年にリリースした1st。アンディ・ストームチャイルドとジョニー・ナイトシュレッダーによる流麗でアグレッシブなツインギターを軸に、気合いの入ったメロディックメタルを墓標としアクセプトばりのステージパフォーマンス同様、純度100%なHM/HRサウンドを披露、ザラついたハイトーンヴォイスにMARINOのレオさんがドーピングしたみたいに聞こえますが、パワフルな楽曲に負けじと噛みつきフロントマンとしての重責を果たしていますが、少々灰汁が強く好みの分かれるところですね。特にこの手のメロディを活かしたパワフルなメタルですから表現力を求めるとチト厳しいかな?
ロブ・サンダーボルト、デイブ・ディストラクターによるケツをまくしたてるパワフルなリズムプレイもバンドの推進力となり貢献度も大、雄々しいコーラスワークに支えられたヒロイズム溢れる剛毅なメタルナンバーは聴き手を鼓舞するのに十分すぎるほどの効果を生み出し、ある種のカタルシスを解放してくれます。もちろんアコギを活かしたスローナンバーも用意しメリハリをつけアルバムを通して聴いても苦にならない配慮も忘れておらず、この手の作風にありがちな通り一辺倒では終わらない魅力が詰まっています。メイデン、プリーストと言った先人達の偉業を真っ当に引き継ぎ、新たなる解釈を加えられた伝統芸能が(多彩なフレージングを紡ぐツインギターの旨味は相当なキレと味わいがある)イエテボリから普通のメタルが出てきた事がようやくメロデスブームに一区切りつけたように感じられホッとしています。ある意味、グランジ・オルタナブームよりも、そのあとに取り上げられまくった猫も杓子もデスヴォイス!グロウル万歳!!の方が「どうかしてるぜ!ヒー!ハー!!」と思わずにはいられませんでしたからね。とはいえ彼ら国内流通ないんですよね。普通の事をやっても陽のあたる構造がある欧州のシーンが眩しく映ります(頑張れSPIRITUAL BEAST)。


Santa - No hay piedad para los condenados ★★★ (2014-10-16 15:44:04)

ジャガー横田と北斗晶を足して2で割ったようなたくましいヴィジュアルのAzuzena嬢をフロントに据えた4人組がキーボードを正式メンバーに加え5人編成になってから1985年にリリースされた2nd。メンバーの増加は①から功を奏しクラシカルなソロの後のハードなオルガンプレイが炸裂しパープル風に仕上げ聴き応え十分、哀愁のあるキャッチーなシングル向けの②でも見事な仕事をこなしバンドの幅を見事に広げております。ファッションもプレイもリッチー風なギターとの相性も抜群だし、良くも悪くもパンチの効いたマイナーメタルだったバンドにメジャーな風を送りつつも、適度な哀愁とパワフルでエッジの立ったサウンドのカッコよさにブレはなく順当な進化を遂げている印象を色濃く与えてくれます。魅力的なフレーズを奏でるギターは良く歌い情熱的なバンドサウンドの核となり燦然と輝いていますね。ダイナミックな様式美系HM/HRサウンドが好きな方は聴いて損はしないでしょう。1stの頃のはち切れんパワーメタルも捨てがたいけど、この血液型パープルな世界は個人的にはツボですね。パワフルなリズムプレイもシンプルだけどやっぱりカッコいいよ。


KAMIKAZE - No me detendrán ★★★ (2014-10-16 15:09:40)

「TOKIO NEWS KAMIKAZE」とジャケットに書いてあるだけで胸がキュンとなりますよ。南米はアルゼンチン産の5人組が1988年にリリースした1st。分かりやすい疾走ナンバーがないのが、やや喰い足りないを感じさせるのかも知れませんが、適度な哀愁とエッジの立ったハードさ、そこに華やかなメジャー感をまぶし、南米ならではの情熱で包まれた正統性の強い一品。ソロなどで切れ込んで着るギターもカッコよく聴かせ方を心得ており、懐かしい時代の雰囲気を纏っているのも個人的には好印象。このリズムプレイも当時のメタルシーンを反映しており、今の耳にはシンプルだし特徴もない音と響くでしょうが、変な解釈を加えデフォルメされていないシンプルな音は実に心地よく耳に届き望郷を誘いますね。洗練度やバラエティに富んだ楽曲の多さは2ndの方が上ですが、こちらも当時の南米シーンのあり方を垣間見る上では重要な役割を果たしていると思います。エモーショナルな③なんてカッコいいけどね。ワタクシのようにアメリカンメタルならキングコブラだと思う方なら間違いなく楽しんでもらえますよ。


KAMIKAZE - Víctima del rock ★★★ (2014-10-16 14:52:49)

日本人にとってカミカゼと言うバンド名はどこか、コミカルに響きネタのように思われるのは残念ですが、こちらは南米はアルゼンチン産のバンドが1989年にリリースした2nd。折しもメタルバブル全盛の波はアルゼンチンにも届き、このような正統性の強いパワフルなバンドが登場していたのだから驚きますね。ラタブランか同様、様式美系のサウンドに当時のL.Aメタル風な華やかさも盛り込み、良く歌うテクニカルなツインギターの競演が実に楽曲を盛り立て、よりいっそう情熱的に仕上げています。線はやや細いですがシンガーも熱い喉を披露、巻き舌も聴こえ、これぞ南米はアルゼンチンやないかいとガッツポーズが出ますね。時代を反映したメジャー感と純度の濃いハードさが絶妙な絡みを魅せ、この時代ならではの良さをダイレクトに反映しています。バンド名で損はしてそうなんですが、正統派メタルを愛する方なら手にして欲しい一品ですよ。


BLOKE - Demolición ★★★ (2014-10-16 14:31:31)

重機のオバケみたいなジャケットと望郷を誘うメンバーショットも眩しい裏ジャケ、「METALICA
ZINE」と書いてあるファンジンの支援と「HURLING METAL」と書いてるプロダクションなのか配給なのか分かりませんが、アルゼンチン産のバンドが1984年にリリースした1stが2013年にCD化、このような草の根運動のおかげでワタクシのようなマニアは助けられていますが、ジャケットから醸し出される世界観同様シケシケ具合が本当にたまりません。音質も酷く、キレ重量感に掛けた音像は分離の悪さも手伝い、相当な厳しさもありますが、爆発音を盛り込んだSEとズンズンと突き進むミドルナンバーで幕が開ける①、ヒステリックなシンガーの歌い回しの頼りなさも逆に味があり、予想通りの出来栄え、そしてギターソロで悶絶しそうになる自身のマニアぶりを恨みつつ、モトリーのLIVE WIREみたいな②(そういえば声も声変わり前のヴィンス風と言えなくない)小気味よく進む④くらいでニヤニヤ喜んでしまいます。哀愁のあるソロが映える⑤勢いのある⑥メロウな出だしからツインリードが映える展開に化ける⑦メイデン風な哀愁を帯びた疾走ナンバー⑧スピーディーな⑨と後半に進むにつれ勢いも増し、バンドの魅力がフルに発揮されております。哀愁のあるメロディと南米ならではの情熱的なニュアンスが加わり、シケシケな音でも十分に伝わる熱さが最大の魅力だし聴きどころでしょう。この時代ならではの既成概念を打ち破る破天荒さが滲み出たスタイルが大好きな身としてはヘヴィメタルのダサさも含め愛すべき美点が詰まったバンドのように感じられ今作一枚で消えた事を惜しみつつ、購入してからは愛聴していますね。マニアご用達です、音も良くないし今のサウンドプロダクションに慣れた耳には、さぞや刺激も薄いでしょうが、混じりッ気なし純度100%のメタルアルバムを求める方なら楽しんでもらえるのではないでしょうか。


Over the Top - In This Country/Robin Zander ★★★ (2014-10-14 14:08:11)

いかにもな曲調ですよ
雄大なメロディが映えます
パンチの効いた歌声もやはり映えます


Rocky IV - NO EASY WAY OUT - Robert Tepper ★★★ (2014-10-14 14:05:36)

映画の中でも印象的なシーンのバックで流れますね
パンチの効いたハスキーヴォイスがカッコイイ
実力のある歌い手ですね


ZOETROPE - A Life of Crime ★★★ (2014-10-13 13:15:42)

シカゴ出身の4人組が1987年にリリースした2nd。アルバムジャケットにアル・カポネを使用するとはシカゴ出身ならではのアイデアでしょうかね。都会的でニヒルな音はまさにコンクリートサウンド、音質も前作よりグッと良くなりシャープさが際立ち、彼らが墓標とするストリート・ハードコア・メタルサウンドにより磨きが掛かっています。パワフルなドラムに負けないパンチの効いた歌声、実は芸達者なツインギターの旨味も増量、ともすれば勢い余ってグシャグシャになりかねないサウンドをスッキリと効果的に聴かせる手腕は見事の一言に尽きますね。硬派で自らのサウンドを追求する姿勢が伺える今作の次が出なかったのがバンドの知名度の低さに繋がるのでしょうが(バンドの顔であるバリーさんが同郷のバンド、トラブルに参加する)アメリカンマイナーメタルの王者級の存在感を醸し出していただけに残念です。華やかなL.Aとは違う、もう一つのアメリカの顔とも言える硬質なサウンドを未体験の方は是非とも彼らから体験してみてはいかがでしょうか?


ZOETROPE - Amnesty + Demos ★★★ (2014-10-13 12:53:13)

自らをストリート・ハードコア・メタルと呼んでいたイートロープが1985年に満を持してリリースした1st。ドラムがリードボーカルという編成が熱い、意外と甘めの声質かもしれませんが、カッコよくガナリ、マイナーメタルにありがちな一辺倒な歌唱スタイルではない懐の深さがカッコよくバンドの顔としての重責も見事に果たしています。また二本のギターもグイグイと楽曲を押しまくり、時にはハモリも魅せ音に厚みを持たせているのも好印象、ファイト一発なまくしたてる破天荒さと疾走感を煽るリフワークに支えられる楽曲とバカテンポなリズム、これだけスピード重視な楽曲の中で歌いながらドラム叩けんのかいと心配になりますが、自らが墓標とするスタイルをそのまんま叩きつけてくれた良質なパワーメタルサウンドを前に戯言は無用、迫力不足な音質も物ともしない破壊力抜群のプレイに数々を前にすると、全てが魅力的で光り輝いています。マニアご用達かも知れませんが、スピーディーなメタルが好きな人は一聴の価値は大いにありますよ。ちなみにバンド名を安易に検索すると、やなぎなぎ、というカラオケ自慢の女子高生が調子の良い時みたいなアニメソングにたどり着く恐れがありますので気を付けてください(でもそっちの世界では絶大な支持をうけてそうな予感がある)


ORION THE HUNTER - Orion the Hunter ★★★ (2014-10-12 16:49:49)

BOSTON人脈が散見できるのが今作の方向性を決めているでしょう。実力派が揃い、キッチリと作り上げた一枚。枠組みのしっかりとしたリズム隊、テクニックに裏打ちされたギター、癖のないエモーショナルな歌声、卓越した技術とセンスがツボを押さえたプレイを披露し、爽快で嫌みのない楽曲は爽やかな朝を迎えたような清々しい気持ちにさせてくれます。キャッチーでメロディアス、知的なセンスを感じさせるサウンドに、ドキドキするようなスリルは皆無かもしれませんが、適度なハードさとスマートなポップセンスは、BOSTONにも通ずる職人技でしょうね。キーボードの使い方も効果的だしコーラスハーモニーも美しいです。この手のサウンドもややもするとオシャレすぎて苦手なんですが、躍動するリズムに良く歌うギターはロックだし上手い、外さないアレンジも流石だし、それらを殺さない素直な歌が更にスケールUPさせていたりと素晴らしい出来栄えかと思います。エッジ不足なんでハードな楽曲を好む方には薦めませんが、良質なメロディが目白押しですから、その手のマニアなら手を出しても損はしませんよ。


SENTINEL BEAST - Depths of Death - The Keeper ★★★ (2014-10-11 13:30:39)

ストレートな一曲です
スカッとイケますよ
アルバムの流れ的に少々飽きもきてワリを喰らうかも


SENTINEL BEAST - Depths of Death - Revenge ★★★ (2014-10-11 13:27:25)

ダークな色合いも濃いですね
ヘヴィな中盤も聴かせますよ


SENTINEL BEAST - Depths of Death - Sentinel Beast ★★★ (2014-10-11 13:24:37)

こちらもキレッキレですね
走りまわるリズムの心地よい事
小細工無用な清さとメリハリをつけた構成が光ります


SENTINEL BEAST - Depths of Death - Evil Is the Night ★★★ (2014-10-11 13:21:44)

スピード命な一曲
ベルギーのACIDあたりが好きな方はニヤニヤしますかね


SENTINEL BEAST - Depths of Death - Corpse ★★★ (2014-10-11 13:20:25)

メリハリのある構成が好きですね
ブンブン唸るベースもシャープなギターもカッコいい
パンチは効いているが歌メロはキャッチーなのがバンドの肝


SENTINEL BEAST - Depths of Death - Dogs of War ★★★ (2014-10-11 13:18:46)

パワフルですね
豪放磊落な一曲です


SENTINEL BEAST - Depths of Death - Mourir ★★★ (2014-10-11 13:13:46)

イントロのベースも印象的ですね
メロディアスなギター
分かりやすいメロディを歌うだみ声シンガーのパンチ力
音質は良くないが弾けていますよ
好きですね


SENTINEL BEAST - Depths of Death - Depths of Death ★★★ (2014-10-11 13:09:12)

アルバムのオープニング
イントロで盛り上げ一気に切れ込んできます
キャッチーな歌メロとシャープでメタリックな疾走感がたまりません
ランニングタイムも3分きってますからね
清々しいわ


SENTINEL BEAST - Depths of Death - Phantom of the Opera ★★★ (2014-10-11 13:06:40)

本家の緊張感を削ぐ事無く
より研磨された良質のカヴァー
アルバムのラスト収録されていますが
蛇足になりがちなものを上手に料理しています