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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - 時系列順 4601-4700

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Sparta - Use Your Weapons Well - Tonight ★★★ (2016-06-25 14:19:35)

回転するリフ
荒々しい曲調ですが音質が厳しい
何トラックなんだろうかね?
この雰囲気が渋い
英国的湿り気もありますね


Sparta - Use Your Weapons Well - Angel of Death ★★ (2016-06-25 14:15:49)

スカスカですね
ドタバタとした忙しないリズム
懐かしい風を浴びせますね
初期の彼らを代表する曲の一つ
英国してますね


Sparta - Use Your Weapons Well - Fast Lane ★★★ (2016-06-25 14:12:42)

ハードにドライブするNWOBHMな一曲
もとは1981年リリースのシングル


ETHEL THE FROG - Ethel The Frog - Fight Back ★★★ (2016-06-24 15:17:38)

Metal For Muthasにも提供した彼らの代表的な曲
モヤっとしたNWOBHMサウンドに咽びます


ETHEL THE FROG - Ethel The Frog - Eleanor Rigby ★★ (2016-06-24 15:15:38)

ビートルズのカヴァーで幕が開けるとは驚きました
原曲のイメージを崩さずに自らのカラーを出してますね


THUNDERMOTHER - Rock 'N' Roll Disaster - Man With Blues ★★★ (2016-06-24 15:11:30)

タテノリで揺らすね
王道だよ
今アルバムの方向性を示していますね


THUNDERMOTHER - Rock 'N' Roll Disaster - Cheers ★★★ (2016-06-24 15:09:35)

ノリノリです
ノリノリ紀香で水素水飲もうとモノまねしたくなります
シンプルでええよ
LIVE映えしそうな曲ですね


THUNDERMOTHER - Rock 'N' Roll Disaster - Shoot to Kill ★★★ (2016-06-24 15:06:48)

まんまAC/DCな曲
リスペクトだね


THUNDERMOTHER - Road Fever - It's Just a Tease ★★★ (2016-06-24 15:04:58)

ノリがエエですね
クラシカルだしスタンダードな曲
やり尽くされた感はあるが良いものは良い


JOHANSSON - The Last Viking - Alone ★★★ (2016-06-24 15:00:57)

雰囲気のある曲ですね
ヨランも魅力的なメロディを歌い上げます
北欧メタルにブルージーな要素を上手く取り入れています
聴かせるわ


JOHANSSON - The Last Viking - Carry Me ★★★ (2016-06-24 14:58:06)

リリカルだね
ロマンティックだね
クラシカルっすね
お城が見えるな


JOHANSSON - The Last Viking - Close to You ★★★ (2016-06-24 14:55:32)

甘美なメロを魅力的に歌いますね
北欧の風が吹いています
キャッチーで軽快なナンバー


JOHANSSON - The Last Viking - Samurai ★★ (2016-06-24 14:53:12)

往年の北欧クラシカルサウンドが復活してますね
シルヴァーマウンテン風の疾走ナンバー


JOHANSSON - The Last Viking - In the Mirror ★★★ (2016-06-24 14:51:04)

ヨランの艶のある歌声が素敵ですね
クラシカルかつ甘美なメロディが華麗に踊ります
このバンドならではの魅力でしょう
ヨハンソン兄弟がメインとはいえ
もう少しマイケルにも弾かせたら良かったのにね


JOHANSSON - The Last Viking - Forest Song ★★★ (2016-06-24 14:48:53)

正調北欧HM/HRな一曲
甘美なメロと力強さが素敵です


JOHANSSON - The Last Viking - Valhall Shuffle ★★ (2016-06-24 14:41:10)

少々狙いすぎな面が気になるかもですね
ヨハンソン兄弟のプレイを前面に押し出したインストナンバー


JOHANSSON - The Last Viking - Burning Eyes ★★★ (2016-06-24 14:38:23)

イェンスのオルガンの音色が香ばしいビンテージ臭を醸し出しますね
口当たりが軽やかな疾走ナンバー
ヨランもエエよ


MERCYFUL FATE - The Beginning ★★★ (2016-06-22 15:09:09)

MERCYFUL FATEの記念すべきデビューEP作の4曲にBBCラジオの『Friday Rock Show』から3曲、1997年にリマスター再発してくれたRoadrunner盤には新たにシングルに収録された⑧を追加しリリースされているコンピ作。どれも貴重な音源で彼らの歴史を知る上では外す事の出来ない一品として知られています。プログレッシブな展開は薄目ですが、悪魔的なニュアンスはこの時点である程度確立されており、キング・ダイアモンド氏の奇怪なファルセットヴォイスは不気味な手触りの残しています。低予算&突貫工事なレコーディングの影響もあり、妙に生々しい粗さも逆に他の作風では感じる事の出来ない魅力があり、また魔術的な響きには後の片鱗も感じさせてくれますね。


1. Doomed by the Living Dead
2. A Corpse Without Soul
3. Nuns Have No Fun
4. Devil Eyes
5. Curse of the Pharaohs
6. Evil
7. Satan's Fall
8. Black Masses
9. Black Funeral


BLACKHOLE - City Life History ★★★ (2016-06-21 15:04:34)

1989年から活動を続けるコリアンメタルの雄、ブラックホールが1996年にリリースした5枚目のアルバム。欧米の音楽では聴けない繊細なサウンド作りはアジアならでは、そこに情念たっぷりのメロディが絡み独自のスタイルを築きあげています。とは言え我が国同様、この手の音楽を歌うのには少々パワー不足なボーカル、適任とは言い難い線の細さが、曲の魅力を削いでいる面が目につき今一つのめり込めないのが残念。また音楽性もやりつくされた感のあるものばかりで欧米はおろか、日本からの影響も伺えるスタイルには微笑ましいというのか、所謂K-POPな味わいもあり、ある意味、普遍性の強いロックサウンドに取り組んでいます。曲調に合わせふり幅の広いプレイで魅了するツインギター、LIVEではさぞや迫力のあるプレイを見せてくれるんだろうと想像力を掻き立てるリズム隊の堅実さ、なんだかんだ言っても、このワビサビのある音楽性は嫌いになれない我が身としては、1996年に、こういった音楽で生計を立てようとしている姿勢も美しいし共感を覚えずにはいられません。アジアンな血を沸き立てる力強さと、心を映し出す情感たっぷりの演歌チックなメロディ、その繊細さとハードテイストの融合には通じ合うものがありますね。


ABATTOIR - Vicious Attack - Game of Death ★★★ (2016-06-20 15:45:05)

俺たちは走るだけじゃないと思わせるが走って走りまくります
コンパクトだが印象的なメロディも飛び出しますね
ラストまで手抜かりなしのパワー&スピードに特化したメタルサウンドのオンパレードに
お腹いっぱいもう一杯な気分になります


ABATTOIR - Vicious Attack - Stronger Than Evil ★★★ (2016-06-20 15:41:06)

階段から工具箱をひっくり返したような騒々しさが味わえます
バンドの持ち味なんでしょうね
落ち着こうと声を掛けても無駄なんでしょう
それがUS産パワーメタルだわ


ABATTOIR - Vicious Attack - Don't Walk Alone ★★★ (2016-06-20 15:38:03)

荒々しいね
パワフルでアッパーな一曲
このドタバタ劇な曲なのに爽快感を与えているのが彼らの魅力なんでしょう


ABATTOIR - Vicious Attack - The Living and the Dead ★★★ (2016-06-20 15:33:07)

キャッチーさもねじ込んだUS産パワーメタル
自らのカラーを損なわないアレンジは見事
硬派なバンドでしたね


ABATTOIR - Vicious Attack - Ace of Spades ★★★ (2016-06-20 15:30:36)

ケツに火がつきます
バンドが目指す方向性がこれなんでしょう
良質なカヴァー
ヤサグレ感も本家に負けていませんよ


ABATTOIR - Vicious Attack - The Enemy ★★★ (2016-06-20 15:28:50)

頭から勢いのある曲が続きますね
③曲目でもそのスピード感は衰えず
メタルな様式に沿った展開も映えます
派手なツインギターも印象的だし
パンチの効いているリズムもらしいです


ABATTOIR - Vicious Attack - Vicious Attack (Maniac) ★★★ (2016-06-20 15:25:35)

①から間髪いれずに曲が続きますね
荒くれスピードメタルの真骨頂を堪能できます
ベースがグイグイと引っ張っていますね
サビでは思わずメイニアックっとクドイ歌い方をマネたくなりますよ


ABATTOIR - Vicious Attack - Screams From the Grave ★★★ (2016-06-20 15:22:34)

まずは一旦落ち着こうを声をかけたくなる
ドタバタ感がUS産パワー/スピードメタルの持ち味です
血沸き肉踊るスピードナンバー
これがダメならこのバンドは聴かない方が良いです
それにしてもドタバタしてんなぁ
最近見かけなくなった音楽性です


KIM KYUNG HO - Kyung-Ho Kim Ⅳ - 아름답게 사랑하는 날까지 ★★★ (2016-06-20 15:14:55)

泣きのバラード
魂を震わす絶唱に泣かされますね


KIM KYUNG HO - Kyung-Ho Kim Ⅳ - Rock`N Roll ★★★ (2016-06-20 15:12:30)

この手を歌わせたら絶品ですね
熱いわ
燃えてるね


KIM KYUNG HO - Kyung-Ho Kim Ⅳ - 비정(非情) ★★ (2016-06-20 15:11:28)

落ち込んでいる時に聴いたら自殺しそうになるくらい悲しい曲
ベッタベタなアジアンロッカバラード
ネオ演歌と言いたくなりますね


KIM KYUNG HO - Kyung-Ho Kim Ⅳ - 내게로 와 ★★★ (2016-06-20 15:09:16)

後にサーベルタイガーのメンバーをバックにリメイクする曲ですね
ギョンホ氏のポップでソフトな面を強調してます
隠しきれないロッキンポな歌声がカッコいい
アジアではトップクラスの実力だなぁ


KIM KYUNG HO - Kyung-Ho Kim Ⅳ - 이룰 수 없는 사랑 ★★★ (2016-06-20 15:07:08)

アルバムを通して聴くと似たような曲が続くので飽きますね
曲単位では良いのですがイマイチ印象に残らないのが残念
ギョンホの力強い歌声とセンシティブな曲調が上手くマッチしてます


KIM KYUNG HO - Kyung-Ho Kim Ⅳ - 내 그리움 널 부를때 ★★★ (2016-06-20 15:04:46)

マイナーなメタルシンガーでは終わりたくないと語っていたギョンホ氏ですが
いい意味で落とし所を見つけていますね
ベタなロッカバラードだけど熱いパフォーマンスが胸を打ちます


KIM KYUNG HO - Kyung-Ho Kim Ⅳ - 1052 ★★ (2016-06-20 15:01:58)

リラックスしたムードがいいですね
いい意味で肩の力が抜けたパフォーマンスも悪くない


KIM KYUNG HO - Kyung-Ho Kim Ⅳ - 이별보다 슬픈사랑 ★★ (2016-06-20 14:57:44)

シングル向けの一曲
ソフトケイスされていますが持ち味は損なわれていません
韓流ドラマの挿入曲でもおかしくないね


KIM KYUNG HO - Kyung-Ho Kim Ⅳ - 화인(火印) ★★★ (2016-06-20 14:54:13)

メタルからバラードまで歌い上げる稀代の名シンガーの真骨頂を味わえる一曲
流石やね
泣かせるわ


KIM KYUNG HO - Kyung-Ho Kim Ⅳ - For 2000 Ad ★★★ (2016-06-20 14:52:30)

シンフォニックな味付けが施された重厚なオープニングナンバー
タフな歌声が映えますね


KIM KYUNG HO - Kyung-Ho Kim Ⅳ - 버려! ★★ (2016-06-20 14:51:22)

ブイブイいわしているベースが耳を惹きますね
ギョンホの灼熱のストロングボーカルも毎度の事だが熱い
少々コマーシャル性のある一曲ですね


MEAT LOAF - Bat Out of Hell ★★★ (2016-06-18 21:23:07)

『地獄のロックライダー』という邦題で知られるミートローフの名を世界に知らしめている歴史的なセールスを遂げている一枚。ロックオペラという触れ込みと(クィーンみたいのは苦手)日本における知名度の低さから、世界的な成功を収めているとは知っているが興味を惹かれなかった。しかし今作の第二弾が出て話題になったのと『BAD ATTITUDE』は聴いていたので(シンガーとしての力量は理解していました)予習復習の意味も込め手に取ったのが聴くきっかけ、ロックオペラといっても、そんなに大げさな仕掛けもなく、思わず赤面するような芝居がかったパートなども出てこないので安心してきけます。むしろ卓越した技術と彼の熱の籠ったロックな歌声、そして親しみやすさと華やかさが絶妙なバランス感覚を伴い、ミュージカル風のストーリー性を感じさせる音楽的な流れが飽きさせる事無く最後まで聴かせる一品。こういった音楽性が世界的にはロックのスタンダードなんでしょうね。この壮大なファンタジーロックを聴き、そういや往年の角川ファンタジー映画も、こういう方向性の曲をイメージしていたのかな?と思うと個人的には感慨深いですね。体に火がつく事はないが、ドライブのお供に、箸休めとしてはランニングタイムの絶妙さも手伝い丁度いいですね。


NATION - Ride on ★★★ (2016-06-16 16:55:46)

欧州産ならではの泣きメロをふんだんに盛り込んだメロディックなジャーマンハードポップスタイルのバンドが1985年にリリースした1st。正直、ドイツ産とは思えないキラキラとした甘めのサウンドは、北欧出身者がドイツに拠点を移して作品を作ったのかと思わせるの程の出来栄え、中期スコーピオンズ的な哀愁のメロディを軸にミドルナンバーからスピードナンバーまで多様な楽曲を盛り込み、そこに北欧的なエッセンスを足した音楽性は哀メロ派のハートを鷲掴みすること間違いなし、線は細いが潤いのあるマイルドな歌声もハマるし、適度なキーボードとハードなギターの絡みも嫌みなく溶け込み、綺麗なメロディを聴かせつつもロックのもつダイナミズムさは失いたくないというアレンジは絶妙なバランス感覚を持ち、いい意味で肩の力が抜けた大衆受けする音楽性は見事だ。とは言え輪郭のぼやけた音質はダイナミズムに欠け、時代性を考えても厳しいものがあるしエッジ不足なサウンドは、ハードなモノを好む方には、少々居心地も悪く、甘さ加減に虫歯も疼きそうですが、美しいハーモニーと鮮やかなギターサウンドは、この手の音楽性が好きな人にはたまらんモノがあるでしょう。バラード泣かせ、ハードな曲では男前に迫り、そして突破力を併せ持つキャッチネスさは十分な威力を持ちわせている。詳しいバイオも分からず、今作一枚で終わったバンドと言う事ですが、中古屋さんなどで見つけたら、メロディ愛好家なら手にとって欲しいですね。


SNAKE - Let the Music Begin ★★★ (2016-06-16 16:27:49)

ベースがボーカルを兼任するオーストラリアのツインギター編成の4人組による1986年リリースの1st。砂埃を上げながら突き進むはワイルドでダイナミックなHM/HRサウンド、豪快で解放感のある力強い音楽性は適度なキャッチネスさを伴い心地よく駆け抜け、ドライブのお供にピッタリと言えるでしょう。ラリーさんのセクシーな歌い回しもハードに押しまくっている楽曲の中でも分かりやすく自己主張を行い、メロディのキャッチネスさと相まってポップな魅力を倍増、でも軟弱に聴かせないのが最大のポイント、粗暴だがセクシーな音楽性の根幹を大いに担っています。いい意味で大衆性を纏うハードブギーサウンドは大陸的でおおらかなノリはお国柄のなせる技、刺激は薄いが安定感のあるサウンドは大いに買いだが、次作がリリースされるのが2008年まで掛るとは活動が上手くいかなかったのでしょう。


MEANSTREAK - Roadkill ★★ (2016-06-15 20:14:54)

ツインギター編成のガールズHM/HRバンドが1988年にリリースした1st。英国風味満点のシリアスなサウンドはシンプルな構成だが無駄を省きダイナミックに聴かせてくれる。そのストレートな作風を支える堅実なプレイは女性という色眼鏡で見られる要素もなく正統的なスタイルを堅守、実に頼もしい音を聞かせてくれます。十分パワフルだし地に足がついたパフォーマンスは好感も持てる、あとはキメの一曲があれば良かったのですが、そこがチョイと弱いですかね。8曲入り32分、イギリスの『Music for Nations』からリリースされただけのクオリティは備えていますよ。ちなみギタリストのリナ・サンズはジョン・ペトルーシと、ベースのリサはジョン・マイアングと、ギターのマレーネはマイク・ポートノイといずれも結婚するという離れ業を成し遂げています。ある意味究極のあげまんバンドですかね。


RISING POWER - Power for the People ★★ (2016-06-15 19:39:05)

ハイスクールララバイなイモ金トリオを彷彿とさせるジャケにたじろぐ事なかれ(真ん中の奴の前髪ビヨーんって伸びるな)、若かりし日のマイク・ポートノイが参加しているロングアイランドの3人組が1984年にリリースした1st。安価な値段、妖しげなジャケ、知らんレーベルとリプロ盤臭さ全開の一品ですが、逆にマイク・ポートノイに叱られ世の中から回収される前に買っておこうと青田買いを敢行、マニアの血が騒がせ衝動買いをしてしまったのですが、これが思いのほか、真面目にHM/HRの様式に乗っ取ったサウンドを披露、キャッチーなリフを基調とした楽曲は、いい意味での大衆性もあり、またトリオならではのシンプルだがスリルのある掛け合いはなかなか聴いていて面白い。US産らしいストレートな展開、最初のSEはバカッぽいが、あとは概ねシリアスな雰囲気があるのも悪くないですね。リリース時が1984年、マイク・ポートノイは1967年生まれって言うんだから、後の片鱗はこの時点であったのでしょう、彼のファンなら押さえておいても良いのでは?


SKULL FIST - Heavier Than Metal - Blackout ★★★ (2016-06-14 15:31:07)

キャッチーだがパワフルかつメロディックなミドルナンバー
起承転結のある展開は見事
オープニングからエンディングまで聴かせますね


SKULL FIST - Heavier Than Metal - No False Metal ★★★ (2016-06-14 15:27:23)

マノウォーばりのタイトルが憎い
メイデン、プリーストといったバンドの影響下にあるアルバムを閉めるに相応しい
メロディックかつ力強い一曲ですね
ベタやで 
でもグッとくるんだよね
リフを積み重ねて作る楽曲が好きなので
泣いて泣いてメロディック
クラシカルだよ
おっかさんは苦手なもので


SKULL FIST - Heavier Than Metal - Ride the Beast ★★★ (2016-06-14 15:24:22)

LIVE映えするパワフルだがコマーシャル性の高い一曲
ベタだがゾクゾクとさせられるエキサイティングな展開がエエ
カナディアンなスキッドロウだな


SKULL FIST - Heavier Than Metal - Heavier Than Metal ★★★ (2016-06-14 15:20:20)

キャッチーなメロディラインが耳に残りますね
ベタだが高揚感のあるメタル然とした様式に乗っ取った展開は熱いものを感じさせますね


SKULL FIST - Heavier Than Metal - Sign of the Warrior ★★★ (2016-06-14 15:15:55)

アルバムのオープニングナンバー
メタル魂を鼓舞するような勇壮な展開が憎い一曲
ベタだね
ベタ過ぎるがそこがエエ


THUNDERMOTHER - Rock 'N' Roll Disaster ★★★ (2016-06-14 15:02:48)

日本ではイマイチ跳ねないAC/DC直系の音楽性を踏襲する北欧産ガールズHM/HRバンドの1st。シンプルでキャッチーなリフワークを基調とするタテノリR&Rは普遍の魅力を撒き散らしながら活きのいいサウンドを披露、北欧らしいウエッティさもあるメロディラインをヤサグレヴォイスが歌い上げる様のカッコいい事、彼女のタフな歌声がバンドの底上げに貢献している事も見逃せませんが、やはり北欧らしいメランコリックさと女性らしいソフトな肌触りも残しつつもパワフルなバンドサウンドとして総合力で仕上げてきたのが最大の聴きどころでしょう。勢いやアルバム全体の流れ的には2ndの方が視聴感も爽快ですが、今作でも多種多様なメロディをしっとりと盛り込みつつも力強さと共にキャッチネスさを損なわないアレンジが素敵ですね。ある意味使い回しのリフワークなのかもしれませんが、女性らしいフレッシュ感が無頼なR&Rサウンドの中でアクセントとなり明朗快活なコマーシャル性を高めているのが魅力なんでしょう。媚を売らないガールズメタルの真髄を楽しんでもらいたいですね。最近ツアーで忙しいのか分かりませんが?ルックスの衰えがハンパないです。男女問わずプロならスタイルには意識して欲しいですね、禿げるのを止めるのは難しいですが、太るのは個人の問題、ウエストを魅せるならね。パッツンパッツンの黒スリムパンツ、ありゃ脱げないぞ、汗しみこんだら脱げねぇわ。それにマワシみたいに弟子にグイグイやってもらわないと穿けないわ。


THUNDERMOTHER - Road Fever ★★★ (2016-06-13 13:53:47)

スウェーデンのガールズHM/HRバンドの2nd。媚を売らない言い訳の少ない爽快なハードサウンドを披露。シンプルなビートとワイルドなギター、頭からノリノリで楽しめますね。一時期隆盛を極めたスリージーなロックサウンド、王道を行くスタイルだし、ヴィンテージな香りが充満している。北欧らしいメロディックさに活きの良さと華やかさも盛り込み女子力もUP、ワイルドなリズムギターの心地よさに思わず北島康介ばりの「チョー気持い」と叫びたくなるような視聴後の爽快感が彼女たちに売りでしょう。女を売らない方向性も頼もしく、クレア・カニンガム嬢のスケ番野良猫ロックな歌声もピッタリとハマり、10曲入り30分少々という短さも手伝い何度もリピートしたくなるでしょう。パヤパヤした裏声ボーカルや中学生がお金儲けの為に踊らされるバンドにうんざりしている貴兄にこそ、おススメしたいですね。マイナー臭など皆無なメジャー級の豪快な一品を前に「ヌルイの聴いてんじゃねぇ」と襟首を掴まれますよ。


War Machine - Unknown Soldier ★★ (2016-06-13 13:21:49)

NWOBHMが斜陽を迎えつつある1983年に結成されたニューキャッスル出身の4人組が1986年に、あの悪名高きNeat Recordsからリリースした1st。エッジの立ったテクニカルなギターを中心に複雑な構成とシリアスなサウンドを聴かせる音楽性は、単純に走るわけでも愛想のいいキャッチネスさもない、英国風味のシリアスなサウンドを披露。Neat由来の音質の酷さ、立体感のない音作りは、ダイナミズムに欠けイマイチ、この手の音楽を伝えるのには迫力不足だが、ギター、ベース、ドラムと随所に魅力的なプレイで場面場面に拘りの展開を見せている。あとは紅一点の女性シンガーの受け入れ方が聞き手の評価を分ける最大の要因、個人的には線の細いセクシー系の歌声、終始気持ちが悪いキーでべったりとした歌メロを歌い、なんとも噛み合わせが悪く、楽曲のテンションをダダ下げているのです。例えるならJ-POP界において数々のヒットを飛ばした『JUDY AND MARY』あの奇抜なメロディラインをのっぺりと歌い上げる凄さを思い出すし、笑点の新メンバーに親の七光以外に売りがない三平が選ばれたようなミスマッチ感を誘発していますが、そんなの関係ねぇとオッパッピー出来る英国産メタルマニア及びNeat Recordsに目がない猛者にはたまらんモノがあるでしょう。ちなみにギタリストのスティーブ・ホワイトさんは1992年リリースのVENOMのアルバム『The Waste Lands』に参加してますのでやはりマニアはチェックしたくなりますよね


ALEXANDER KLAWS - ATTENTION! ★★★ (2016-06-12 20:25:21)

ドイツのスター発掘オーディション番組での優勝をきにプロデビューを果たすアレクサンダー・クラウズの3rd。偶然店内で掛っていた今作を聴き、癒しのAOR系ソフトロックサウンドに魅了。この手の歌を歌うのにピッタリのマイルドでスウィートな声、親しみやすい甘く切ない哀愁のメロディが胸を打つ歌モノ好きな方ならイケるでしょうね。時代が時代ならZEROコーポレーション辺りが目をつけてもおかしくない出来栄えなのですが、ほぼロック色は皆無、ハードなモノが好きな方には進めませんが北欧きってのメロディメイカーとして知られるミカエル・アラードソンのソロが好きなら方ならピンとくるでしょうね。②も好きだし、ベタだけど女性シンガーとデュエットしている⑧も名曲ですね。洗練された優美さにうっとりです


WHITESNAKE - The Purple Album (2016-06-12 20:04:11)

DPの第3期、4期の曲をカヴァーしたアルバム。個人的には今さら感もあるし、そもそもツインボーカル体制だったのにゲストも迎えずカヴァーディル一人で歌う、グレンなしでは興味なしなのですが、最近ただ同然で手に入れました。3期、4期時代にあった、あのファンキーなノリは封印(トミー・アルドリッチという人選が悪いわけではない)、堅めの今っぽいメタリックなアレンジを施し(ジョン・ロード的なプレイはバッキングなどではほぼ聞こえない)、更にはアコースティカルなパートを増量した楽曲もあり、単なる懐古主義に終わらない作風へと仕上げました。二人のギター巧者も派手なタッピングを挟み大胆な解釈を持ち込みつつもオリジナルを尊重した作りは、本家にはない味わいがあり面白い(ギターも太っとい音ですね)。やはり上手いメンツが揃い、奇をてらわなければハズシようのないオリジナルの完成度の高さが揺るぎないものとなっているのでしょう。

そしてカヴァーデイルも謙虚にオリジナルへのリスペクト精神があったのかも知れませんね。とは言えマテリアルの古臭さは否めず、若い人にとってはクラシックロックと聴けるかが最大のポイント。また往年のファンにとって、やはりファンキーさの減退&グレンとの掛け合い≒あの時代最大の売り、がない事に不満もつのるのでしょうが(キー云々以上に由々しき問題でしょう)、思いで作りではないベテランによる新解釈として、楽しむのが一番ですね。でもわざわさやる必要があったかは疑問。こういうアレンジじゃないと思う人も多いですからね。
でも一番の問題は全く唄えていない主役の問題ですけどね。親戚でもないので好意的にフォローするのは難しい。


EXISTANCE - Steel Alive - Slaughter ★★★ (2016-06-12 19:33:30)

キャッチーなメロディを歌い上げる王道HM/HRナンバー
無難だが心地よく響きます
硬派でパワフルな魅力がありますよ


EXISTANCE - Steel Alive - Dead or Alive ★★★ (2016-06-12 19:29:13)

ボトムを支えるパワフルなリズム隊
パワフルだがメジャー感のあるシングル向けの一曲
ガッツィなバンドの真骨頂を味わえますね
メロディックなソロもカッコいい


EXISTANCE - Steel Alive - Burning Angel ★★★ (2016-06-12 19:26:30)

適度にエッジの立ったギター
湿度のあるメロディ
派手だが堅実
王道だねぇ


SUNRISE - Trust Your Soul ★★★ (2016-06-11 15:52:42)

ウクライナ出身の6人組が2009年にリリースした2nd。前作同様、ストラトヴァリウス&ソナタ・アークティカ路線のメロディックスピード/パワーHM/HRサウンドを披露。楽曲のクオリティ、プレイ面、アレンジと全てにおいてスケールUP、シンガーのコンスタンティンのパフォーマンスも青臭さが取れ、逞しくなったように感じるのも好印象(とは言いつつも少々イモ臭は変わらずね)お約束感満載の美旋律を伴い華麗に走り抜ける②などを聴けば、この手のマニアなら立ち上がり拳を振り上げずにはいられない衝動に駆られるでしょう。ドストライクなアレンジと展開には、やや興奮度は薄目かも知れませんが、その分、安定感と洗練度は優れておりスピードナンバーからバラードまで幅広い楽曲を用意し充実した内容となっていますね。高揚感のある歌メロと煌びやかなキーボードサウンドが放つ今作リリースから7年後に待望の3rdを自主制作でリリースするのですが、そちらはSpiritual Beastから国内盤もリリースされるのでマニアなら要チェックでしょうね。


SUNRISE - Liberty ★★ (2016-06-11 15:32:56)

東欧ウクライナ、キエフ出身のメロディック・パワーHR/HMバンドが2007年にリリースした1st。サウンドはモロにストラトヴァリウス、ソナタ・アークティカと言ったスタイルを踏襲(ソナタのトリビュートアルバムにも参加)。透明感のあるメロディと胸を焦がす熱きサウンド、麦踏ツーバスの勇ましさ、天駆けるフライングアックスメンから放たれる美旋律、ティモ・コティペルトと同様、線は細いが突き抜けるハイトーンと型にハマっていますが、静寂を突き破りベタだがパワフルに疾走する④など、この手のスタイルが好きな方には安心安定のブランドとして鳴り響くでしょう。憂いはあるが全般的に希望に満ちた華やかさと清々しさもこの手のバンドの魅力の一つでしょうね。


STEELER(GERMAN) - Undercover Animal - Knock Me Out ★★★ (2016-06-10 14:00:42)

歯切れのよいメロディとリフワークが耳を惹きますね
コマーシャル性の高いメタリックな一曲


STEELER(GERMAN) - Undercover Animal - Criminal ★★★ (2016-06-10 13:59:14)

アクセル節炸裂の疾走ナンバー
武骨な男たちの本音が垣間見えますね


STEELER(GERMAN) - Undercover Animal - Undercover Animal ★★★ (2016-06-10 13:57:15)

肌触りの良さがエエです
剛毅なメジャー級のジャーマンスタイルも似合っていますよ


STEELER(GERMAN) - Undercover Animal ★★★ (2016-06-10 13:53:00)

プロデューサーにトミー・ニュートン&ハンセンコンビを迎え入れリリースされた4枚目。メロディアスかつ剛毅なジャーマン路線を下地に、より大衆性を意識した作風は耳触りの良さもと豪快さが上手く混ざりあい、アレンジの妙を味わえる一品へと仕上げてきました。いい意味でラフな歌唱も板に付いたシンガーも成長の跡を伺わせ、時折ポール・ディアノを彷彿とさせるガナリも魅せる。1st、2ndとスピードナンバーが中心の作風とは違いメロディックなミドルナンバーで曲を聴かせる事に終始した作風は、勢いを求める方からすると、ひよったなとなるのでしょうが、ヴォーカルオリエンテッドな作風の中でも十分にメタリックな要素を盛り込み、メジャーテイストを感じさせつつも軟弱にさせないサウンドこそ、この時代ならではの味わいでしょう。


STEELER(GERMAN) - Rulin' The Earth - Ruling the Earth ★★★ (2016-06-10 13:34:15)

実質アルバムのオープニングを飾るパワフルなスピードナンバー
歌が入った瞬間にズッコケそうになりますが
この曲を乗り越えられたら彼らの勢いのある楽曲になし崩しにされ最後までイケるでしょう
こういう何の変哲のない曲だがメタル魂を鼓舞する熱いものがあります
アクセルさんの力技なソロも好きです


STEELER(GERMAN) - Rulin' The Earth - Run with the Pack ★★ (2016-06-10 13:30:56)

歌いきれていないのが残念です
メロディックかつ剛毅なパワーメタル
類型的だが基本は押さえないとね


STEELER(GERMAN) - Rulin' The Earth - Let the Blood run red ★★★ (2016-06-10 13:28:07)

ヘヴィでありながらもキャッチーなリフワークにジャーマン魂を感じます
ソロもアグレッシブ
パワフルだが馴染みやすいメロディを用意しているのが憎い


STEELER(GERMAN) - Rulin' The Earth - Turning Wheels ★★★ (2016-06-10 13:25:35)

欧州産ならではの湿り気がたまりません
ヘヴィなグルーブと哀愁のメロディ
これで歌が上手ければメタルアンセムになりえたであろうに
上手くなくてもフィーリングで酔わせるアクセル節が好きじゃ


STEELER(GERMAN) - Rulin' The Earth - S.F.M. 1 ★★★ (2016-06-10 13:22:56)

アクセルさんのメロディックかつトリッキーなギターをフューチャーしたインストナンバー
後の片鱗を伺わせます
最近のアクセルさんは同じような音楽をなぞるだけなので
初期のソロ時代やスティーラー時代のような多様な音楽性を取り戻して欲しいなぁ


STEELER(GERMAN) - Rulin' The Earth - Heading for the End ★★★ (2016-06-10 13:20:23)

哀愁のパワーバラード
後半一転して走り出すパートがカッコいい
アクセルさんのソロもきまってますよ


STEELER(GERMAN) - Rulin' The Earth - Maniac ★★★ (2016-06-10 13:18:05)

スペインの若手バンドHITTENもカヴァーしましたね
ザクザクと刻まれるスピーディーなギター
やけくそ気味の疾走するリズム
剛毅なジャーマン流メタルが熱を帯びながら突っ走っています


STEELER(GERMAN) - Rulin' The Earth - Shellshock ★★★ (2016-06-10 13:15:14)

起承転結のある展開
欧州由来の湿り気のあるメロディ
そして電車道一本のド迫力なリズムプレイ
アクセルさんのギターも素敵です


STEELER(GERMAN) - Rulin' The Earth ★★★ (2016-06-08 13:49:07)

ソロギタリストとして成功を収めたアクセル・ルディ・ペルがかつて率いていたバンドの2nd。ドイツ産らしい生真面目なスピーディーかつメロディックなHM/HRを披露、ある意味類型的な楽曲だが、アクセルが表現したいストロングな様式美が聴ける好盤。でもシンガーのピーターさんのパフォーマンスが好悪を分けそうで、メタルを歌うにはあまりにも脆弱で、彼が全ての足を引っ張っていると言えばこれにて終了なのですが、盟友ウォルカーと共に群雄割拠を極める当時のジャーマンシーンの中を割って出ようとする心意気と勢いは十分に感じられるストレートな作風は実に頼もしくまたパワフルでした。欧州産ならではの湿り気と、そこに勇猛なジャーマンスタイルの心意気を盛り込んだ若さ溢れる一枚。今ではすっかり聴けなくなった音楽性故に懐かしさと共にピュアな感性が眩い位に輝いていますね。アクセルさんはメタルな高揚感を開放する良いギターを弾いていますよ、そして迫力のあるリズム隊が素敵だ。


REVELATION - ...Yet So Far ★★★ (2016-06-08 13:15:21)

メンバーが大幅に変更、残ったのはドラムのスティーヴ・ブラナガンだけというメンバーを一新した3rd。とはいえトリオ編成を崩さずにギターがボーカルを兼務するスタイル、歌声もスタイルも全く違い、その声質が音楽性に変化をもたらしたのか、どんよりとした前作から比べるとはるかにスッキリとした印象をもつ音楽性を披露、広い意味で分かりやすいサウンドにシフトしたとも取れるが、根底にあるのはドゥームロックである事に変わりはない。リフ、グルーブ、メロディと全てにおいて分かりやすさを導入、そらにはドゥームと言うよりはメタリックな要素も加味されライトリスナーにはこちらの方が取っ付きやすいが、ドロドロとしたドゥーム路線を期待する方には消化不良を起こしそうですね。悲哀のあるメロディとプログレシッブな展開がより分かりやすく明確にされた今作は1stと2ndを合わせたような方向性でしょう。


REVELATION - Never Comes Silence ★★★ (2016-06-08 12:57:36)

前作で聴く事が出来たスピードパートを盛り込み劇的な展開を見せた作風から一転、重苦しい底なし沼の如き沈みこむ鈍重なリフワークと息を殺しながら地を這うグルーブはまさにドゥームロック。そのスローな楽曲の中でも巧みな変拍子を織り交ぜ、前作以上に拘りの展開を見せているが伝わりづらいのが難点。この手のサウンドに耐性のない方にとっては眠くなるのも必至の似たような展開に、ライトリスナーにはお勧めしませんが、オジー・オズボーンを模倣した歌い回しは完全にサバスティカルな路線を踏襲、自らのアイデンティティと方向性を完全に打ち出し1stとの違いを明確に示したのが今作でした。このドロドロとした真っ黒な音楽性の中でも、どこか感情の機微を感じられ、倦怠感と共に訪れる、冷や水を浴びせられたような冷徹なる絶望感、それがこの手の音楽の旨みなのでしょう。ラストは18分22秒の大作ナンバー、幻想的な出だしから始まる一代ドゥームロック、大作にありがちな説教臭さはないので「ドゥームロックいける口なのか?」と音楽ライフの幅を広げたいとお悩みの方ならトライしてみるのも一興かと思います。


BAD ENGLISH - Backlash - Make Love Last ★★★ (2016-06-07 13:14:16)

大らかでゆったりとしたリズム
渋いなぁ
求められた事を忠実に再現しておりますね


BAD ENGLISH - Backlash - Pray for Rain ★★★ (2016-06-07 13:11:33)

円熟味を増したセクシーな歌声が好き
アーバンで洗練された大人のロックやね


BAD ENGLISH - Backlash - Savage Blue ★★ (2016-06-07 13:08:43)

洒落てんなぁ
お約束感満載の一曲


BAD ENGLISH - Backlash - Dancing Off the Edge of the World ★★★ (2016-06-07 13:07:45)

ノリがエエです
このグルーブが心地よい
ベテランですなぁ
リッキー・フィリップスのベースラインの好きですよ


BAD ENGLISH - Backlash - Time Stood Still ★★★ (2016-06-07 13:03:58)

ニールのアコギに導かれるバラード
ジョンの歌声も実にエモーショナルだ
エエ曲ですね


BAD ENGLISH - Backlash - So This Is Eden ★★★ (2016-06-07 13:00:54)

エモーショナルですね
弾けてるな
爽快ですなぁ


BAD ENGLISH - Backlash ★★★ (2016-06-07 12:45:24)

オープニングからナナナナ~♪と心地よいメロディも踊る、前作の流れを引き継ぐ2nd。手練手管の職人技が安定のブランドを生みだし刺激は薄いが高品質の極上のポップロックを披露。歌を邪魔しないニールのギターも前作より控えめだが、数少ない場面でもやはり存在感はある、ジョンのしっとりと絡むエモーショナルは歌声と楽曲の相性は前作以上、1stではスマッシュヒットを飛ばしたナンバーもありましたが、今作における筋の通った大人のロックサウンドはパッと聴きや、まったく楽器を弾けない人にとっては地味なんでしょうが、この楽曲重視のアレンジの中で、各人がその枠に収まりきれない技を披露してるのが最大の聴きどころでしょう。ベタな曲ばかりですけどね(でも狙い過ぎの②と二匹目のドジョウ過ぎな④はチョイとね)。ギターをもっと弾かせろと主張したと言われるニールと、良い曲が揃ったんだから(ジョナサン以外にもマーク・スピロー、ダイアン・ウォーレンなどの外部ライターが多数参加)、それは抑えましょうと提案したジョン&ジョナサンとの軋轢が、ある意味今作に影を落としているのは明白ですが(ニールはレコーディング直後のドラムのディーンを引き連れHARDLINE結成そしてJOURNEY再結成へと向かう)前作が好きな人なら安心して聴けるでしょう。個人的にも前作で少々、浮いていたパートもあったなぁと思わせるジョナサンのキーボードが収まり良くなっているのも良いですね。


BAD ENGLISH - Bad English ★★★ (2016-06-06 15:00:51)

ジャーニーのブレイン、ニール・ショーンとジョナサン・ケインの二人をヴォーカルのジョン・ウェイトを迎え入れ結成されたスーパーロックグループ。各メンバーの培った音楽性を下地に売れる事を念頭に置かれ生みだされた楽曲の充実ぶり、隙のない冴えわたるアレンジ、歌を邪魔せずにしっかりと自己主張するニールのギター、バブリー臭もあれど、奥行きを広げるジョナサンのキーボード、大らかで柔軟なリズムが心地よい堅固なアンサンブルの充実ぶり、乾いた声だが湿ったメロディを歌い上げるジョンのパフォーマンスとブルージーでゆったりとしたアメリカンロックとの相性も良く、良く出来た嫌みのないロックサウンドを響かせています。パッと聴くと上っ張りの豪華さと洗練されたアレンジに誤魔化され、売れ線だぁと流れていくのですが、よく聞くと随所に拘りのアレンジがあり、実に味わい深いロックに根ざした一品である。売れようと思って曲を作ったところで売れる分けもなく、ある意味、あの時代ならではの型にハマった音楽性ではあるが、このゆったりとしたリズムと爽快感のあるメロディ、当時の正攻法で挑んだインテリジェンスな雰囲気漂う今作は、AOR系のHM/HRを代表する一枚として知られていますね。


HITTEN - First Strike With The Devil ★★★ (2016-06-06 12:50:25)

IRON CURTAINのギタリスト、ダニの別バンドの1st。いまどき珍しい実直な80年代型HM/HRを聴かせるスペインはムルシア出身の5人組。情熱がほとばしるメロディとドライブ感に富んだリズム、キャッチーな歌メロを歌い上げる前任者よりも逞しいハスキーヴォイス、楽曲の方向性があまりにもド真ん中過ぎるので、ボヤけてしまうが攻めの姿勢を崩さないツインギターによるエキサイティングかつスリリングなプレイは活きの良さも手伝い実に魅力的だ。メタルな硬質感を損なわず、ワイルドでキャッチーな楽曲は哀愁度も高めだがパンチの効いた歯切れの良さにはドライな感覚もあり、それがスペイン産ならではの味なんでしょう。マイナーなシケシケメタルとはチョイと違う垢抜けた要素も高く、実にバランス感覚に優れた1枚ですね。無難過ぎるが故にノスタルジーをくすぐるだけで終わる要素も強いので聞き手の評価も割れそうですね。欧州や南米のメタルシーンがどのような盛り上がりを見せているかは国内の情報を頼りにしてもサッパリ分かりませんが『No Remorse Records』からリリースした今作が予想外のヒットをしたという背景を考えると実に興味深いですね。


HITTEN - Shake the World ★★★ (2016-06-05 19:23:06)

IRON CURTAINのギタリスト、ダニのサイドプロジェクトだったバンドが2012年にリリースしたEP。向こうのバンドでも活きのいいギターを奏でておりましたが、ご多分にもれずコチラでも熱いエナジーが迸る、ホッカホカのピュアメタルを披露、もうチョイ捻っていいんじゃないの?と心配になるようなヴィンテージ臭漂うスタイルがなんとも微笑ましく、5曲全てスピードナンバーってのもバンドの方向性を明確にしめしており、スカッとしたい趣の方には繰り返し聴きたくなる手頃感があるでしょう。バキバキとアタッキーなベースにパワフルドラム、メロディックかつ攻撃的なギター、線は細いがヒステリックなハイトーンがカッコいいシンガーと、往年のスタイルを愛する方たちのスタルジーをおもっきりくすぐっていくのでしょう。ある意味、バンドの音楽性はラストに収録された、アクセル・ルディ・ペルが在籍していた事でも知られるドイツのバンド「STEELER」のカヴァー曲に集約されていると思います。彼らはNWOTHMと呼ばれる若手とは違い、モロにあの時代の音楽を踏襲し、寄せに行かずに本気でこういう形になったと思わせるところが最大の魅力でしょう。挨拶代わりの5曲入りとしては申し分ないボリューム感でしたね。


紫 - 紫 ★★★ (2016-06-04 13:15:46)

日本一Deep Purpleを愛する男、ジョージ紫が城間兄弟と出会い結成される沖縄を代表するレジェンダリーなバンド『紫』が1976年にリリースした記念すべき1st。LAZYのカヴァーを収録するように、そのパープル愛は凄まじく、楽曲の端々のパクリとか、そんなレベルではない血となり肉となるプレイを随所に導入、他にもブリティッシュフレーバーたっぷりの音楽性は、米兵相手に鍛え抜かれた修練の賜物、LIVEのような凄まじい熱気はパッケージ出来てはいないが、そのセンスとバンドのポテンシャルの高さは存分に感じてもらえるでしょう。国産バンドにありがちなバタ臭さもなく、グルーブがチョイと違う、日本人らしいキメの細やかさはあるが、彼らが醸し出すアンサンブルはそれらとは違うノリが沖縄ロックたる所以だろうか?ドライブ感のある代表曲の一つ①に始まり、迫力のある演奏が堪能できる先の展開が見えないスリルが溢れている②、パープル色が出てますね軽快な③、④はLAZYをカヴァー、その流れで⑤と、もろ過ぎる音楽性が続き、ある意味、ダメだこりゃである。やりすぎなのである。ジョン・ロードフレーバーたっぷりの鍵盤プレイ、リッチーギターに咽び、叩き上げの演奏を楽しめなければ厳しいでしょうね。時代は1976年、日本において初の本格派ハードロックバンドとして知られる彼らの足跡を辿り、パープルという様式に沿った音楽性、今なお色あせる事無く光り輝きております。日本なのにアメリカだった沖縄、その土着的なイメージはそこかしこに息づいており、それらはテクノロジーにたよらない本物のヴァイブを纏い魂を震わせていますね。


ARTILLERY - By Inheritance ★★★ (2016-06-03 13:23:01)

アーティレリと言えばこれと押すファンも多いでしょうね。クランチーなリフワークは勿論ですが、刻まれるツインギターの繊細で表情豊かなギターワークを中心とした構成力の高さは見事、彼らお得意の中近東風のフレーズも盛り込みアイデア豊富な展開が実に痛快で魅力的だ。なんとも言い難い妖しげなメロディと喜怒哀楽を込めたドラマ性、不穏なムード漂う攻撃性、予測しがたいプログレッシブな展開、それでいながらも無慈悲さよりも温もりのサウンドメイクが最大の聴きどころかでしょう。それもこれもフレミングの圧倒的な歌唱力に起因しているのかも知れませんね。バンドはこの後、一旦解散、1999年にハードコア色の強い「B.A.C.K.」で復活も上手くいかず解散、そして風通しの良い作風で新たなる可能性を示唆した『When Death Comes』で再復活となるのですが、メロディの質、楽曲、オリジナルティ共に今作を彼らの代表曲に挙げるファンは多いでしょうね。


ARTILLERY - When Death Comes ★★★ (2016-06-03 12:58:02)

一聴した感想は「あれ?こんなバンドだったかな?」である。お得意の中近東的なフレージングは勿論、ミケル&モルケン兄弟による阿吽の呼吸から繰り出されるシュレッドギターのクールさ、繊細でいながらも攻撃性の高い構築美豊かな楽曲はグイグイと聞き手を魅了していくのでしょうが、欧州産ならではの叙情的なメロディを配したパワーメタル風の路線もあり作風の幅を広げたような聴きやすさが、癖が強い独自のカラーとの折衷を上手く果たしているのが最大の聴きどころ。作風的にも『Metal Mind Productions』らしさもあり、色んな意味で納得でしたね。キレ味鋭いリフワーク、迫力のあるサウンドは普遍性を纏い更なる勢いを増しながらも、聴きやすく仕上げた手腕は見事ですね。ベテランスラッシャーここにありかな。


BATTLEAXE - Burn This Town ★★★ (2016-06-02 14:58:39)

NWOBHMと言えばこれ的な一本筋の通った音がなんとも望郷をそそるマニアックなバンドの1st。NWOBHM直系の単音リフワーク、プリースト、モーターヘッド、AC/DCといったバンドからの影響も顕著な遊び心のないストレートすぎる展開、気合い入っているのに平坦な音作りがメタルな荒々しさに欠け、その魅力がいま一つ伝わりづらいとい微妙なニュアンスの一枚。無難過ぎる曲作りに終始した作風は、刺激を求める若者には厳しいと映るでしょうが、往年のNWOBHMが大好きな猛者にはたまらない一品と心に響くでしょう。また究極にダサい音かも知れませんが、英国の伝統を受け継ぎ、NWOBHMの精神性を強く反映した今作はある意味、一番メタルな音楽性なのかも知れませんね。
日本でも『Far East Metal Syndicate』から1994年に有名なジャケットのまま世界発のCD化と謳われていた記憶があり?そして2013年に生誕30周年を記念したヴァージョンを『Steamhammer』からリリースされていますがジャケがオリジナルヴァージョンを下地にリニューアルされております、個人的にはオリジナルのジャケが好きですね。


LUJURIA - Sin parar de pecar ★★ (2016-06-02 14:26:43)

1991年から活動を続けるスペイン産のベテランHM/HRバンドが1999年にリリースした3rd。時代性を考えると恐ろしいくらいに90年代テイストを排除した作風に驚かされますが、この適度な重さと隙間のある音作りはなんとも懐かしい風を運び、無難過ぎるきらいはあるが、80年代中期のスタイルにスペイン的な哀愁と熱情を塗したアッツアツの王道スタイルを披露。刻み系のシンプルなリフワーク、塩っ辛いオッサン声、特別に速くもなければ、過激さもない、刺激的な現代において、また当時としても稀有な音楽性となるのですが、キャッチーでドライブ感のある楽曲はどれも活きがいいですね。そして自分たちの好きな事を実直に表現している姿がなんとも微笑ましい気分にさせてくれましたよ


Blitzz - Do the Blitz ★★★ (2016-05-31 14:18:27)

Steamhammerから1990年にリリースされた6曲入りのEP。妙に前に出してきたベースの音作りなどミックスに疑問がないわけではないが、リードシンガーのカースティン嬢のパンチの効いた歌声と、スピーディーなナンバーはやや類型的なパワー/スピードHM/HRではありますが、上々のかみ合わせを見せ実に魅力的だ。同系統で行くとベルギーのACID辺りを思い出しそうですが、方向性はあっちのパンキッシュなスタイルにチャステインばりのドラマ性を組み込もうとする姿勢も伺え、そこにドイツ産らしい生真面目さが加わりWarlock辺りの硬派なスタイルを披露していますね。初めて聴いた時の印象は良くなかったのですが、久しぶりに聴くと、カースティン嬢の歌声は本当にパワフルで伸びやか、楽曲をグイグイと牽引する逞しい姿に聴き惚れました。ある意味、こうして再度聴きなおすとアクセプト的なパワーメタル色も感じさせ、小気味良い展開とヘヴィメタルな解放感はバンドの肝でしたね。


SHAH - Beware ★★★ (2016-05-31 13:53:43)

元々はジャズスクール出身だった、G.Voのアンディ“The Almighty”ガルシアが中心となりバンドを立ち上げる。その下地もあるのかギターはテクニカルで非常に個性的なフレーズを連発、類型的なスラッシュサウンドの中で一際異彩を放っていますね。アイデア豊富なギターを中心に楽曲の構成は、どれもスピード感に溢れており、時折ドラムがヘタる瞬間もありますが、概ね問題なく駆け抜けていくのでスラッシュメタル特有のテクニカルさも体感できますね。


SAVAGE MESSIAH - Plague of Conscience ★★★ (2016-05-31 13:38:29)

デイヴ・シルヴァーは実に勉強をしているなと感じさせる力作。テクニカルなギターフレーズを軸にアグレッションなリズムワークは今の時代性を確実に取り込む事に成功、益々緻密さが増した密度の濃い音楽性はより高次元へと昇華、アグレッションのみならず、叙情味溢れる歌メロをたっぷりと聴かせ、ヘヴィだがメロディックという両極端を見事に成立させています。敬愛する火薬さんのコメントが言い得て妙すぎて、今回は流石に盛れませんので、これ以上の駄文は載せれませんが(いつもの事ですがPARADOXの件は震えたな)。ドラマ性の極めた展開と攻撃性の高い音楽性、現代のメタル界において、これぞヘヴィメタルと呼ぶに相応しい音を極めているでしょう。


SAVAGE MESSIAH - Insurrection Rising ★★★ (2016-05-31 13:23:38)

Headless Cross(渋いバンド名じゃ)というバンドを率いていたデイヴ・シルヴァーが、よりファストにアグレッションを求めて結成されたのがこちら、展開に拘った構成を下地に耳を奪う印象的なギターのフレーズ、しっかりと歌い込めるシンガーの存在感、先人たちの影響をおくびにも出さずに、切り貼りだらけのバンドが成功を収めている中で、彼の音楽性は実に興味深い仕上がりを感じさせています。攻撃的なリフワークから繰り出されるアグレッシブな疾走ナンバーの中で、テクニカルなソロも一際光を放ち、スリルに満ちた構成と展開には知的なムードも存分に漂い、非常にレベルの高い音楽性を披露しています。デイブのセンスがバンドの原動力となり、密度の濃い楽曲群は緩急のバランスに優れており、ダイナミックな演奏はある意味、ヘヴィメタルという言葉を体感させるのに最も相応しいスタイルで挑んでいますね。


REVELATION - Salvation's Answer ★★★ (2016-05-30 13:54:24)

あのリー・ドリアン主催のRise Aboveから1991年にリリースされた1st。暗く沈みこむ鈍重なリフワークは勿論、NWOBHM由来の単音リフから導かれるスピーディーなパートも盛り込み、その対比とバランス感覚が最大の聴きどころ、90年代の頭にアングラシーンでは、この手のバンドが頭角を新たに現してくるのですが、オドロオドロしいダークな世界観を演出するのには、少々迫力不足な音質と、歌い手の青臭い歌唱スタイルが評価をわけるでしょうね。初期サバスフリークは勿論ですが(ベント、トリル奏法万歳)、ウィッチフィンダー・ジェネラル辺りが好きな人は聴いて損はしないでしょう(③はモロ)。個人的にも逆にこの歌とペラペラの音質が癖になりましたよ。


WHITE TIGER - White Tiger ★★★ (2016-05-30 13:13:41)

KISSに加入するという大抜擢も怪我で離脱を余儀なくされた男マーク・セント・ジョンとブラックサバスに一瞬加入した男デイヴィット・ドナートらが結成したバンドの1st。マークのギターヒーロー然とした派手目のプレイを中心にL.Aのメインストリーム的な音楽性で勝負、派手さとキャッチネスさにハードテイストを巧みに織り混ぜ、これと言ったキメ手には欠けるがアルバム通して聴いてもダレさせないクオリティを保持しており、実にバランス感覚に優れた一枚でした。デイブの歌も個性的な性質の持ち主でサバスに会う合わないは微妙な空気を流すのですが、爬虫類的な声質と粘りのある歌唱スタイルはフロントマンとしての重責を果たしていますね。結局、セールス的にも振るわず、バンドは次作のレコーディング中に空中分解、LIVEも数回程度しか行われなかったという短命のバンド故に知名度は低いのですが、掴みきれなかった夢をもう一度と作品を世に送り出したバンドの残像には当時のシーンを儚くもリアルに映していますね。もうチョイ、グラマラスで割り切ったポップセンスが要求されたのでしょう。マークのギターは印象的なだけに残念じゃぁ。サバスのヴォーカルとだったデイブ・ドナートさんですが、あの時代のサバスは実に流動的で、シンガーとしては、他にジョシュアの2ndで美声を披露したジェフ・フェンホルト、グレン・ヒューズを挟んでレイ・ギランにトニー・マーティンへと続くのですが、ドナート、フェンホルト共にサバスの曲をレコーディングしており、ブート盤も出回っているのも興味深いでしょうね(ドナート、ザ・シャイニングを歌う)


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Metal for Muthas Volume Ⅱ ★★★ (2016-05-27 14:00:58)

1. Trespass - One of These Days -
2. Eazy Money - Telephone Man -
3. Xero - Cutting Loose -
4. White Spirit - High upon High -
5. Dark Star - Lady of Mars -
6. Horsepower - You Give Me Candy -
7. Red Alert - Open Heart -
8. Chevy - Chevy -
9. The Raid - Hard Lines -
10. Trespass - Storm Child -



METAL FOR MUTHASの成功を受けリリースされた第2弾。のちにボーカルとギターがBlue Bludでメジャービューを果たすTrespassから2曲。マーク・ストレイスが歌うEazy Moneyの濃厚さ、ブリティッシュで高貴な香りさえ匂い立つXero、手堅いWhite Spiritは陽性ナンバーで参加、NWOBHMを象徴するような曲で名を馳せたDark Starは代表曲で、 Wildfireの前身バンドRed Alertの曲は今作でしか聴けないはずだし、激シブな⑨はJameson Raidのバンド名で知られる中堅どころ、前作と比べるとネームバリューや瞬発力は劣りますが、 Trespassが提供した2曲などまさにNWOBHMだし、ブリティッシュな響きに彩られる時代性を感じさせるには十分なインパクトを残していますね。Metal Massacreシリーズ同様、HM/HR系のバンドがのし上がる様を垣間見る事が出来る一枚としてVOLUMEⅠと共に楽しんでほしいですね。 Eazy Money好きやわ


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Metal for Muthas ★★★ (2016-05-27 13:29:47)

1. Iron Maiden - Sanctuary -
2. Sledgehammer - Sledgehammer -
3. E. F. Band - Fighting for Rock and Roll -
4. Toad the Wet Sprocket - Blues in A -
5. Praying Mantis - Captured City -
6. Ethel the Frog - Fight Back -
7. Angel Witch - Baphomet -
8. Iron Maiden - Wrathchild -
9. Samson - Tomorrow or Yesterday -
10. Nutz - Bootliggers


NWOBHMのコンピとしても有名ですがメタル系のコンピとしても優れた内容と役割を果たした1枚。
いまだにシーンを牽引するMAIDENの2曲は別ヴァージョンという事でマニアには食指も伸びるだろうし、②③のSledgehammer、E. F. Bandは『Mausoleum Records』と契約を交わしアルバムをリリースするなど、興味深いメンツがそろい踏み、渋いブルースロックのToad the Wet Sprocket(NWOBHMじゃないような…)、NWOBHMのメロウサイドを代表する叙情派バンドのPraying Mantis、幻のEthel the Frogは代表曲で参加、サタニカルなカラーは一際異彩を放つAngel Witch、涙を搾り取る枯れた味わいのSamson、単音リフの懐かしいNWOBHMな響きのNutzでアルバムの幕が閉じるのですが、多種多様な音楽性が一括りとして紹介されている柔軟性がコンピ作の持ち味として発揮されている点が一番の聴きどころ。
正直今作をNWOBHMの金字塔的な扱いは、楽曲のクオリティや参加メンバーの脆弱さも含め過大評価されている点は否めませんが、新たなるシーンの勃発を告げる意義は大いに感じとれる一枚である事は断言できますよね。
当時の在り方やシーンの歴史を紐解く事に興味がある方なら一度は手にしてほしい一品です。


AXXION - Wild Racer ★★★ (2016-05-25 16:02:39)

Skull Fistのギター、サー・シュレッドとドラムのアリソン・サンダーランドがあちらを抜け立ち上げたバンドの1st。正直出している音は同系統の80年代型HM/HRサウンドで、完全に音楽性の違いじゃなく人間関係が原因じゃんと思わせるような作風で、勝手にドラムのお姉ちゃんの取り合いかいと思ってるのですが、90年代以降のHM/HRを完全に無視したトラディショナルな作りには、その筋のマニアにはたまらん内容で、このローファイな音質も低予算じゃなく、あえて狙っているのかなと思わせる所業にニヤニヤさせられるだろうし、怪しげな輸入盤のアナログ品をレンタルした青春時代を想起させられるマニアも多いでしょう。ラストの⑩なんて同郷のバンド、ムキムキマッチョマン、筋肉漫談でお馴染みのぶるうたすを寄せ付けない筋骨隆々な男Thorのカヴァーですからね。懐かしきヴィンテージサウンドに咽び泣きたい猛者限定の様相もありますが、SKULL FISTやレーベルメイトのSTALLIONようなスタイルに興味があるかたなら同じく楽しめるでしょう(キレ、練り込み共にSKULL FISTに軍配)。


SKULL FIST - Head öf the Pack ★★ (2016-05-25 15:32:04)

デビューEPでの成功が更なる発展へと導き、翌年にはフルアルバムをリリース(②と⑩はミニEPにも収録)没個性ではありますが、懐かしきオールドスクール愛に満ち溢れるスタンダードな80年代型HM/HRを披露。歌も線は細いが説得力も増し随分と味が出てきましたね。更にはEPよりも制作環境が良くなり音質もUP、バンドの技量も伝わり、メイデンよろしくなツインリードに派手なソロバトルなど聴きごたえのある一枚として仕上げてきました。とはいえドラムの女傑アリソン・サンダーランドはゲストクレジット、盟友サーシュレッドはクレジットなしとお家騒動も感じさせる辺りは聴く前からの不安材料であり、その辺りが詰めの甘さにも直結しているのかキャッチーで勢いはあるが、あまりにも懐かしすぎる懐メロサウンドが放つ東京だよおっかさんに刺激を感じるか感じないかが評価を分ける最大の聴きどころでしょう。無難だが目新しさは皆無、良いバンドだが熱量が伝わらない、ポジティブな意味での正統性が足らないという評価が大勢を決しそうなアルバムですが、当時を知らない若い人には重宝する面は強く、同系統のテンポが多い楽曲の中でも⑦のようなグラマラスなメロディックサウンドは十分インパクトがあるし、ミニEPに収録の2曲もバンドの魅力を現してるし、キレのある①、哀愁のあるメロディが耳を惹く⑧、ラストの⑪はTokyo Bladeのカヴァーときているからね。コーラスの重ね方もグラムメタル的だしツボは確実に押さえていますね


SKULL FIST - Heavier Than Metal ★★ (2016-05-25 15:09:55)

カナダはオンタリオ出身のザック・スローターが中心となり結成されたバンドが2010年にリリースしたEP。所謂プリーストを下地にメイデン風の展開とメロディを盛り込んだスタイルは、当時としてはありがちなNWOTHM群の一つと思われる類型的なサウンドで、所謂80年代型を実直に再現した音楽性を披露。癖のある線の細めのハイトーンには不思議と退廃的な魅力があり、その辺りが個人的にはより80年代テイストを感じさせる要因であり、一番耳に残ったりする。そして演奏も悪くないが、もう少し音の厚みがあれば迫力も増すのですが自主制作とは言えチョイと残念ですね。でもそれが80年代型のB級スタイルとも言えるので、その筋のマニアにはたまらんモノがあるでしょう。遊び心は少ないですが、80年代型のHM/HRを知らない方には勉強する為に聴くのも一興でしょう、でも当時を知るマニアには、やや食い足りないと思うかな?


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Speed Kills Ⅲ (a Catalogue of Destruction) ★★ (2016-05-24 12:52:33)

1. AGENT STEEL - Unstoppable Force
2. DEATH - The Unholy Grave
3. HEATHEN - Heathen
4. POSSESSED - Seance
5. ENGLISH DOGS - The Eye of Shamahan
6. BATHORY - Of Doom...
7. DEATH ANGEL - Mistress of Pain
8. ONSLAUGHT - Onslaught
9. NUCLEAR ASSAULT - Cross of Iron
10. HOLY TERROR - Tomorrow's End
11. SACRILEGE - Insurrection
12. DARK ANGEL - Merciless Death

今作あたりからスラッシュメタルからの影響を受けた若手バンドもチラホラと顔を覗かせ、この手の音楽性がシーンの中で確実に影響を及ぼす存在にまで上り詰めた事を気づかせてくれたスピード/スラッシュHM/HR系アーティストのコンピ作第3弾。既発音源の中でも⑤のENGLISH DOGSや⑪はリンダ・シンプソン嬢がフロントを飾るSACRILEGEなどパンク上がりのスラッシュってのも当時を反映し面白いですね。雑種多様なバンド群の中でもBATHORYは個性的だ。