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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100
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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1-100
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黑豹 (2014-08-24 12:43:29)

黒豹楽隊と書いてHei Baoと北京語で読みます。Hei Bao で登録しようと思ったら黒豹が選択できたのでそのまま登録しました。日本でも2nd,3rdはビクターからアジアンブームに乗りCDもリリースされており国内外においても知られた存在でしょう。何かと制約の多いお国柄中国において長髪のロックバンドがいる事に驚いたし、正規な形でこのような音楽が流通しても大丈夫な雰囲気がある事に興味を持たされたものです。


黑豹 - 黑豹 ★★ (2014-08-24 13:02:28)

1991年に本国でリリースされた1st。ロック後進国と言うよりも検閲や情報統制の国ですからね、海賊盤等で流通するようなジャンルであるHM/HRを本国から出てくるとは民主主義の波は少なからず訪れているのかな?なんて思ったりもします。当時の中国にこの手の音楽をサポートする環境も厳しく、それがこのレトロなサウンドに反映されているのですが、逆にそこが何ものにも媚びないピュアな精神性が宿っているように感じられロックしているなと思わずにはいられません。平坦で迫力のない音質だろうし北京語の語感も気になるかもしれませんが、情念のある⑤のような曲まで聴き進めれば昔の日本もこんな感じだったんだよなと妙なレトロ感を想起させられるから不思議です。ある意味、望郷ですよ。欧米諸国では味わえないアジアな世界観が溢れていますよ。バラードタイプの曲が多く、やや乗り切れないのは球に傷ですがテクニック云々だけではない精神性にロックを感じる方ならイケるんじゃないかと思います。


1782 - 1782 ★★★ (2020-12-18 20:55:46)

イントロからサバス愛も炸裂するイタリアンドゥームプロジェクトの1st。禍々しい闇の世界に委ねられた、おどろおどろしいホラーサウンド、その恐怖を増幅するようなレトロな音色とエコーの掛かったヘタウマな歌声が、ズンドコとうねりを上げながら聴き手の感情に忍び寄り徐々に侵食。強めのアルコールを飲み干したような焼け付く焦燥感が、どこか心地よく酔いが回るように歪ませていきます。
古臭い手法の古典ドゥームと現代的なストーナー系の持つ鮮度、その両面から追いかけてきたサイケなジャズブルースロックの普遍的響きに往年のバンドと重ね合わせ楽しんでいます。新鮮さは少ないが、それがドゥーム系と言えるので無問題。オジーのように引きずるような歌い回しも悪くない、感情を揺さぶる暗黒ギター、ヘヴィグルーブを核に現代的洗練度も手懐け、鬱屈とした世界観を演出している。
ちぎっては投げを繰り返す倦怠感のあるグルーブもハマれば癖になるだろうが、苦手な人にはトコトン駄目な音楽性でもある。


220VOLT - 220 Volt ★★★ (2016-07-27 14:15:22)

220VOLTと言えばマックス・ノーマンが手がけた『Eye to Eye』が代表作として取り上げられることも多く、今作のような作風とはチョイと違いますが、ある意味メタリックという点で語ると今作がもっとも攻撃的な面をフィーチャーした一枚になるのかもしれません。押しの強いリフワークと北欧ならではの冷ややかで美しい旋律、マイナー臭は全開ですが北欧ブランドを十分に誇示する内容かと思います。SCORPIONSあたりをイメージさせるメロディックなミドルナンバーからJP仕込みの疾走ナンバー⑤、RIOT+RAINBOWな⑨、強烈な泣きを発散するバラード④、青臭い声質がマイナー臭を撒き散らしていますが、これぞ北欧メタルな哀愁が随所に溢れており、メタリックな北欧HM/HRサイドをフィーチャーしていますね。TORCH、MADISONなど初期の北欧スタイルが好きな方にはたまらんモノがあるでしょう。マイケル・シェンカー、ランディ・ローズよろしくな光沢のあるツインギターの泣きは、やっぱりお国柄のなせる技でしょうね。エエわ


220VOLT - Eye to Eye ★★★ (2015-03-25 12:25:24)

北欧産の叙情派HM/HRバンドがプロデューサーにLOUDNESSやMEGADETHなどの仕事でしられるマックス・ノーマンを迎えリリースされた出世作。アメリカン市場を開拓するべく時代を見据え大衆性を高めた作風ながらも、透明感溢れるギターのトーンに見られる北欧ならではの煌びやかな輝きはアメリカンと言う感覚とは無縁の長物、キラキラと輝くクリアーな北欧サウンドが奏でる甘酸っぱい普遍のメロディに胸キュン必死、とマニアならずともグッと引き寄せられるでしょうね。時代性の中で飲みこまれずに自身のカラーを明確に打ち出しながらも尖り過ぎないポピュラリズムに80年代後期の情勢が反映されているように感じます。トラディショナルさやクラシックな世界観をモロに取り込むだけが北欧風ではないので、今作は実に北欧ながらの叙情性と美旋律を兼ね備えたコマーシャル性の高い一枚。積極的に攻めの姿勢で貫いているからこそ、ソフトケイスされた風の曲でも重さとエッジを損なわないアレンジが最大の魅力ですよ。


220VOLT - Lethal Illusion - Sauron ★★★ (2020-08-24 13:00:26)

幻のシングル盤に収録のヘヴィなミドルナンバー
サウロンというタイトル通り禍々しいサウンドが耳を惹きます
メジャーデビュー以降というかアメリカでの成功を夢見てポップなスタイルに変貌した
姿しか知らない方は驚くでしょうね
オリジナルは1982年
彼等も古典から影響をたっぷりうけています
誰がなんと言おうともコレはドゥームメタルですよ


220VOLT - Mind Over Muscle ★★★ (2016-07-29 13:19:33)

メタリックな質感と洗練された泣きのメロディが程良く配合された1985年リリースの3rd。その魅力はオープニングナンバーの①に集約されているようで、押しの強さと飛翔感が噛み合った彼らの代表曲が生まれたのでしょう。軽快な③などコマーシャル性の富みつつもメタリックな空気を纏った曲もあったりと、前作までプンプンと漂っていたアマチュア臭さも薄まり、いい意味での洗練度が倍増、ようやくバンドの実像も見えてきたなと言える出世作となりました。今作は1stに続き国内盤のリリースもありましたが、北欧メタル伝説という邦題が、その筋の方から失笑を買いマニアも肩身の狭い思いをしたといわれる不遇を味わう一品。メタルバブル到来の中でも地に足をつけた作風は次作への布石となっていますね。


220VOLT - Power Games ★★★ (2016-07-27 15:11:03)

どこを切っても溢れ出る北欧ならではの哀愁のメロディとシャープな質感は、前作の路線を推し進めつつも更に磨きを掛けてきた印象が強い1984年リリースの2nd。その魅力は野暮ったいが①②とヘヴィなミドルナンバーにも表れ、哀愁の旋律が躍動する③、回転するリフワークと泣きの旋律が印象的な④、歌い手の力量は追い付いていないがヘヴィでダークなミドルナンバー⑤の濃厚な世界観、垢抜けないが北欧的な魅力輝くシャープな疾走ナンバー⑥、メロウなサビメロも印象的な⑦、泣きのバラード⑧と硬軟バランスの取れた一枚としてマニアならずとも惹きつける魅力もある一品へと仕上げてきました。ちなみに今作のオフィシャルCDは存在しておらず、サビがチョイとハズい『Heavy Christmas』、EYE TO EYE路線の『Young And Wild』、バラード『Lorraine』が収録されたボートラ3曲入りのMetal Rendezvous盤はブートらしいので購入する際は覚悟が必要ですね。そしてiTunesから『Screaming For a Riot』と『City Lights』が2曲追加されたものが出ています、こちらは幻のカセットヴァージョンに収録のモノなので貴重ですね。


220VOLT - Young and Wild - Heavy Christmas ★★★ (2019-12-25 14:03:01)

北欧ならではの甘美なメロディとシャープでメタリックな質感
元々は1984年にシングルとして世に出た一枚
キング・ダイアモンドに続けとばかりに激しく突っ込んできます


3 INCHES OF BLOOD - Advance and Vanquish ★★ (2014-09-06 18:38:10)

カナダ産の6人組による2004年リリースの2nd。先人たちの流儀を正統に受け継ぎ新しい解釈を加え古くない正統派スタイルを極めようとする姿は好感がもてます。曲調も意外と幅広く色彩豊かだが散漫な印象を与えない曲作りは素晴らしい。またツインボーカルもメロディの乗せ方も上手い。この手法が好悪を分けるのでしょうが、特別な拘りでもなければ新しいアイデアと巧みな表現力に引き寄せられるでしょう。個人的にはパラゴンやストームウォーリヤーのような一流になれないもどかしさが全編に漲りメフィストフェレスの梅原ROB達也を思わせる個性的な歌声と咆哮ヴォイスとのツインボーカルの旨味もそんなに感じなく、ストロングな正統派サウンドの奥深さ改めて感じました。ど真ん中の王道は難しいね。


3 INCHES OF BLOOD - Fire Up the Blades ★★ (2014-09-06 18:54:50)

スラッシーなリフワークやブラストビートも盛り込み明らかに一聴して前作よりも攻撃的になったのが分かります、ヘヴィでアグレッシブながらもキャッチーでフックに富んだ楽曲が勇壮に突進、前半からスカッとかっ飛ばしてくれます。これくらいどちらかに偏った方が個性も際立ちツインギターの旨味も増量中と生半可なデカイ音のオシャレサウンドになびく事無く正統性を突き進む姿も好印象でしたね。若い人にもこちらの方が馴染みやすいでしょう。


3 INCHES OF BLOOD - Here Waits Thy Doom ★★★ (2014-09-06 19:19:06)

2010年リリースの4th。前作で見せたアグレッシブなスタイルよりは2nd寄りの王道スタイルへと舵を切りましたがこれが素晴らしい。先人たちの流儀を正統に継承しながらも○○風だけではない確固たる個性をもっており、その旨味が曲作りに色濃く反映、力強い雄々しさと希望に満ちたメジャー感が見事にブレンドされており攻撃的で懐の深いサウンドは、僕のような日和ったオッサンのケツを蹴り上げる熱さを体感させてくれます。ギターリフが醸し出す無骨さ男気溢れる音楽性とツインギターの旨味もここにきて大きく飛躍、屈強だがメロディアスというある意味、相反する要素を感じさせるも見事に際立たせ、叙情的なフレーズをドラマティックに盛り上げる様は感動的ですらあります。生々しいリズムが生み出す躍動感は心地よいバイブを生み出し骨太だが艶やかだ。個人的には今まで以上に叙情的なムードが漂ったのがツボなのですがボーカルが一人になり常軌を逸したような壊れた歌声が聴けなくなったのも残念で、このサウンドでツインボーカルだったら、どのような形で音楽性に影響を与え表現されていたのかと思うと興味も尽きません。過去2作にあった、なんらかの脱却ではないオリジナルティと王道を併せ持つ新感覚の正統派サウンドを前に驚嘆させられました。


3 WISHES - Electric Bullride ★★★ (2015-06-24 13:59:34)

ドイツのハンブルグ出身の5人組による2001年リリースの1st。アップテンポなロックナンバーからリズムカルなグルーブソングにソフトなバラードありとAOR系のメロディックHM/HRバンドなのですがギターもそこそこ前に出てきており、親しみやすいメロディと極上のキャッチネスさを併せ持つ音楽性に共感出来る方なら気に入ってもらえるでしょうね。どこか郷愁を誘う「Life is Pure」の朴訥さや、ボーカルを主軸としながらも王道を行くエッジとメリハリの効いたメロディアスHM/HRナンバーの「Life is Pure」など、哀愁のメロディを程良く含んだ楽曲は魅力的ですが、惜しむらくは少々華やかさに欠けるサウンドプロダクションに曲の良さが埋没ぎみですが及第点は超えているかと思います。頭抜けたスターのいないバンドサウンドを前に個人的にはコートインジアクトからギルドオブエイジに改名したUS産のHM/HRバンドを思い出しましたね。


3 WISHES - Shake Well Before Use ★★★ (2015-06-24 14:24:13)

1stアルバムのタイトルを冠した哀愁のメロディと男前なハードさが絶妙なブレンドを魅せる彼らの代表曲の一つ「Electric Bullride」で幕が開ける2003年リリースの2nd。まずは前作よりもサウンドプロダクションが強化され、より立体的になる事により深みも増し曲の良さをダイレクトに伝える事に成功。キーボードを生かしつつもハードなギターが適度の顔を覗きハードさを絶妙にコントロール、前作同様スターはいないが盤石のアンサンブルに不安も見られず安心して身を任せる事が出来ますね。ハードポップナンバーのみならず、ブルージーな要素を含んだ曲など配し前作以上バラエティに富んだ楽曲の充実度も高く聴き応えも満点とオーセンテイックなメロディアスHM/HRサウンドとドイツ産ならではの気骨さがなんとも面白いですよ。


38 SPECIAL - Tour de Force ★★★ (2018-10-29 15:12:33)

日本とアメリカでは圧倒的に認知度の違うバンドの代表格と言えるバンドの一つが38SPECIAL。飛行機事故でメンバーを失った悲劇のバンドLynyrd Skynyrd(こちらも日本で人気なし)のロニー・ヴァン・ザントの弟ジョニー・ヴァン・ザント、ドン・バーンズらが中心となりバンドは結成。当初は南部譲りの泥臭いロックがスタートだったが、徐々に洗練度が加わりAOR調のポップロック風味を増量する事に成功。基本はブルースベースのロックなのだが、それをメロディックな叙情派路線でコーティング、その本格的な風合いが絶妙な絡みを魅せ、売れ線志向なのに芯のあるサウンドへと昇華、本国でもプラチナディスクを獲得するほどの成功を収める。
時代性の流れというのもあり、彼らはその匂いを嗅ぎ取り見事に大成した。ジャジーなコード進行、若さと同居する南部の渋み、多彩な魅力を持つ楽曲を一まとめの方向へと向かわせバンドサウンドの勝ちだろう。アルバム単位で楽しめる、バラつきのないクオリティの高い楽曲。甘さを含んだ男のロックサウンドは、産業ロックと言われる部類ではあるが、けして軟弱なものではない。TOTOやJOURNEYなどイケる口なら存分に楽しめるだろう。
普遍的な魅力。洗練されているがロックと言えばなムードに包まれている。


3RD STAGE ALERT - 3rd Stage Alert ★★ (2008-10-21 04:22:00)

あのイングヴェイ・マルムスティーンのプロデュースで話題になり1984に国内リリースされた5曲入りのミニアルバムを紹介します
いわゆるネオクラ様式美的な作風になると思いきや少々陰りのあるヨーロピアンテイストの強い普遍的なメロディを大切にした正統派のヘヴィメタルサウンドを披露、叙情的なフレーズを奏でるギターや力強い憂いを帯びたVOのパフォーマンスも様になっており聴かせてくれます。時より様にならないピロピロな音も聞こえてきそうだが堅実なギターワークで盛り立てているので安心して聴くことが出来ますね。METAL MASSACRE2収録の曲の方がよほどインギーしていたからね
正統派は唄が命、そうゆう点では彼らはクリアーしているので問題無しです
ラストではインギーがソロでゲスト参加、空気も読まずお得意のプレイを披露していますね(笑)


3RD STAGE ALERT - 3rd Stage Alert - Superstar ★★★ (2008-10-21 04:26:11)

ヨーロピアンテイストを散りばめたUS産のパワーメタルナンバー
インギー色なんて皆無
パワフルな歌声がカッコイイですねー


3RD STAGE ALERT - 3rd Stage Alert - The Stranger ★★ (2008-10-21 04:31:33)

湿り気を帯びたメロディがアメリカンテイストと程よく溶け合い仄かな哀愁を醸し出している
アルバムのオープニングとしては地味だがバンドの方向性としてはうなずける
派手さはないが堅実なギタープレイを披露するアルバート・モリスもさることながら力強い歌声で魅了するデイヴィッドのパフォーマンスが肝


44 MAGNUM - 44MAGNUM ★★★ (2013-06-20 16:33:57)

常にパブリックなイメージが付きまとう彼らですが2009年に自らのバンド名を冠した復活作のフルアルバムです。ある意味、多様性を帯びたメタルの枠に収まりきらない44マグナムならではのスケール感がメンバーたちの成熟したプレイとともに体現されており。なかなか興味深いサウンドを披露、今の若い人にも十分に訴えかける魅力に包まれています。パーキンソン病に犯されたPAULをサポートする実息のSTEVIEとのツインボーカルの旨味もあり、寄り道した音楽性の幅を感じさせる楽曲もありハツラツとしたパワーを感じさせた意欲作、惜しむらくは吉川BAN裕規は参加していませんが、分かりやすい今を告げる極上のメロディ・センスも健在で前作で魅せた失敗を見事に挽回している。不治の病に犯された梅原達也が第一線でどこまで活動できるのかは分かりませんが、ここでも聞かせる泥臭さが好きですね。


44 MAGNUM - ANGEL NUMBER ★★ (2019-03-13 20:21:13)

今や再始動後の活動の方が長くなったベテランバンドの44MAGNUM。ヴォーカルの梅原達也氏も、闘病生活を経てのレコーディングは健常者であるワタクシには、計り知れない苦労もあるのだろうが、実息の協力を得たツインヴォーカル体制も板に付き、今作でも、その旨味を生かしている。
オープニングからハードなナンバーで幕開け、いい意味での古さとヒリリと焼けつくハードテイストがクールな印象を与える好ナンバーだ。それ以降もアヴァンギャルドな雰囲気を加味させつつも、オーソドックなハードサウンドと現代的なエッセンスも抱き合わせたサウンドはベテランならではの解釈で攻めており現役感が強い。手慣れた雰囲気はあれど、これぞ44MAGNUMな雰囲気が充満している。
ベテランらしい重厚感を演出するリズムプレイの深み、割と唄を中心とした作りが多いのに、宮脇のドラムは重くメタリックに響き、吉川は堅実にボトムを支えている。そして主役といっても過言ではない広瀬は、派手に攻めるだけではないシンプルさが逆に新鮮な風を送り込んでいる。ファンが求めるらしさと、新しい事への挑戦と模索、その狭間で揺れる音楽性、何かキメ手に欠けた印象を抱かせるのは何故だろう?その辺りが評価を分けそうです。雰囲気はバッチリなのに不思議なものだ。


44 MAGNUM - ANTHOLOGY ★★★ (2021-06-04 16:16:36)

オリジナルは1989年にリリースされたベスト。音楽性をダンサンブルなものに変貌して活動を続けるも、結局バンド運営は続かず、ドラムも宮脇が脱退を決め解散へと至るのですが、このベストアルバムは、マグナムのHM/HR時代にフォーカスを当てており、全13曲の内12曲はライブでも定番の代表曲ばかり、こぼれた曲はあれど、この一枚で十分にマグナムの音楽性を知ることが出来る仕様になっています。ちなみに13曲目は未発表曲となっていますが古くからのファンなら知っている人も多いでしょう。いずれにしろ、サプライズ的な曲も用意しアルバムをコンプリートしている人でも購買欲を駆り立てるような商売上手さがなんとも憎らしい。

個人的には、今でも定期的に手を出したくなる一枚であり、マグナムと言えば1stと同じくらい愛聴するアルバムです。とは言いつつもオリジナルアルバムを揃えている身としては断捨離なんですけどね。
こういうのを見るとすすまんのよ。CD文化を終わるから手放した方が良いのに、思い入れが足止めします。難しいねぇ。


44 MAGNUM - Actor ★★ (2013-06-21 17:13:13)

前作で魅せた音の広がりをより推し進めた3rd.後の活動を鑑みれば一つの枠に収まらない彼らならではのあり方が現れているのは間違いありません。幅の広がった音楽性に、初期の頃の尖りまくった荒々しいさと、猥雑なロック色が薄れたのが個人的にはモノ足りませんが初期のHM/HR路線時代を知る上では押さえておかなくてはいけないでしょうね。がむしゃらなパワーとエナジー、関西ならではのコテコテ感よりも海外録音が後押しする、おしゃれ感が前に出ていますが、やっぱり44マグナムだし関西メタルですよ。


44 MAGNUM - Actor - "Champ" ★★ (2016-11-12 20:16:55)

ポップサイドを際立たせた曲ですね
サビメロなどつい口ずさみたくなります


44 MAGNUM - Actor - Back Street Delinquent ★★ (2016-11-12 20:20:28)

ノリのよいハードなシャッフルナンバー


44 MAGNUM - Actor - High School Uproar ★★ (2016-11-12 20:22:24)

彼ららしい曲調ですね
軽快でハードなロックナンバー


44 MAGNUM - Actor - Holy Angel ★★ (2016-11-12 20:19:14)

妖しげなメロディが耳を惹きますね
ジミーの官能的なギターも印象的です


44 MAGNUM - Actor - Instrumental ★★★ (2016-11-12 20:26:46)

味のあるギタープレイを堪能できますね
○○風のインストかも知れませんが好きですよ
ジミーの色も存分に出ています


44 MAGNUM - Actor - It's Alright Now ★★★ (2016-11-12 20:23:43)

ポップでキャッチーな一曲
ポールの声もイキイキしてますね


44 MAGNUM - Actor - Last Train ★★★ (2016-11-12 20:15:59)

哀愁のあるメロディもですが
どこかミステリアスな雰囲気も印象的でした


44 MAGNUM - Actor - Love Desire ★★★ (2013-07-03 14:22:48)

雰囲気ものですよね。合鍵なんてものはいらない~ 名前も知らず♪だもんね
ついつい口ずさみますよ


44 MAGNUM - Actor - Rock You Out ★★ (2016-11-12 20:18:01)

宮脇とBANが攻めていますね
勢いのある疾走ナンバー


44 MAGNUM - Actor - She's so crazy.Make me crazy. ★★★ (2016-11-12 20:28:50)

ヘヴィでグルーヴィーな一曲
ポールが上手に料理しています
こういう曲もマグナムでしょう


44 MAGNUM - BEAST ★★★ (2013-06-21 17:40:31)

2013年、デビュー30周年を祝う6曲入りのミニアルバムをリリース、拳銃をもった女性がジャケットを飾りなんだか1stへのオマジュー感もたっぷり、これで中途半端なおしゃれ感を出したらただではすまさんぞと勝手に力を入れてしまうのですが、随分と大人気ないストレートな作風に仕上げてきたことに驚きを隠せませんでした。大人の風格と尖ったサウンドは正にキャリアの表れ、初期の路線を踏襲しつつも古臭さを感じさせない粋でいなせな彼ららしい正攻法で攻めてきた今作の意味合いは大きい。VoもSTEVIEのワンボーカルに絞込み新しい息吹を感じさせる(お父さんの年季と渋みはだせませんわ)また、吉川BANさんの正式参加もお祭り的なアルバムに華を添え、彼らしい楽曲⑤の提供もアルバムの流れを損なわずバラエティ色に更なる彩を与えてくれる。6曲入りとコンパクトにしたせいもあり攻撃的な荒々しい初期の世界観を強く押し出した匂いを感じさせ旧来のファンにとっては、待望の一枚となるでしょうね。彼らが長年にわたって培ってきた音楽性を開花させた攻撃的な一枚、メロディアスな唄メロなど、J-ROCKファンにも訴えかける素性を持っているでしょう。少し前に職場の女の子にどんな音楽を聴いているのか聴かれました、へヴィメタルと答えると彼女達には、その言葉の意味を知らず、本気でなんですかと一人に聞かれました。その中の一人の女の子が、B'zがハードロックで、もっと過激なのがメタルらしいと説明していました。世の中の認識とズレ、そもそもメタルが市民権を得ていないことに改めて直面したのですが、メタルとハードロックなんてニュアンスやん、雰囲気やで、そんな垣根はないと思っているのですがいかがでしょうか?もしそんな垣根があるのなら、今作は大いに若い層を開拓する力があるでしょうね。一部のマニアだけのもので終わらない力と拡散した分かりやすさを携えた男前な一枚、オススメしますよ。


44 MAGNUM - BEAST - C'mon Everybody ★★★ (2013-06-22 16:47:06)

クレジットはないのですが
おそらくポールも唄っていると思います
親子なんで声がにてますからね
ポールらしいヘヴィでファンキーな雰囲気もある一曲
ツェッペリンですよね


44 MAGNUM - BEAST - LIKE YOU ★★★ (2013-06-22 16:55:56)

マグナムらしいキャッチーさとハードさが絶妙です
ある意味、成熟された彼らならではの重さがズシズシと響きますね
宮脇JOEが引っ張っていますね
STIVIEのあり方が新しい風を運び新旧のバランス感覚を保っていますね


44 MAGNUM - BEAST - OUT OF MY HANDS ★★★ (2013-06-22 16:39:01)

こちらもストレートなHM/HRナンバー
ジミー節も映えますね
タイトなリズム隊の阿吽の呼吸もズンズン響きますね


44 MAGNUM - BEAST - SEIZE IT ★★★ (2013-06-22 16:41:11)

今作を象徴するような切れ味鋭い
へヴィなミドルナンバー
マグナム節全開ですね


44 MAGNUM - BEAST - TAKE ME HOME ★★★ (2013-06-22 16:50:13)

メロディメイカー吉川らしいロッカバラード
こういう曲を聴くのが懐かしい


44 MAGNUM - BEAST - UNDER MY SKIN ★★★ (2013-06-22 16:34:42)

アルバムのオープニングナンバー
ストレートな攻撃性が清くカッコいい
ボトムを効かせたヘヴィなリズム隊がたたき出すグルーブ
サビで弾けるとっつき易さ
ジミーのギターワークと懐かしいくもあり新鮮味もあります


44 MAGNUM - Danger ★★★ (2011-04-10 06:03:53)

44マグナムと言えば次元大介にダーティー・ハリーを思い出しますね、カッコいいバンド名に惹かれ聴いたのが最初です。アメリカンでカラフルなイメージが付きまとう彼らですが1stでは荒々しいパワフルなサウンドを聞かせてくれました、レコーディングを10日間で済ませるなんて最近では考えられないでしょうね。バンド本来の初期衝動に突き動かされ聴いた事があるリフもリスペクトのなせる技、自らの血となり肉となり咀嚼され解釈されたキャッチーなサウンドに嘘、偽りはございません。力強いロックな世界観を内包する彼らの真骨頂を味わうなら今作は外せませんね。日本のメタルシーンの躍進を担った彼らの第一歩を是非とも聞いて欲しいですね


44 MAGNUM - Danger - Baby Come Together ★★ (2011-05-07 13:09:45)

ポップで洗練されたHRナンバー
爽快感が魅力です
バンならでは


44 MAGNUM - Danger - I Don't Know What You Say ★★ (2011-05-07 13:16:37)

シンプルだがハードなリフが耳を惹きますね
ソリッドな質感がカッコいい
でも歌い手との噛み合わせが悪い


44 MAGNUM - Danger - I'm a Free Man ★★★ (2011-05-07 13:11:49)

ヘヴィなギターリフが印象的
ハードにワイルドに演出していますね
グイグイと力で持っていく勢いがカッコいい


44 MAGNUM - Danger - I'm on Fire ★★★ (2011-05-07 13:18:33)

この曲に限った事ではなくジョン・サイクス風のギターがジミーの真骨頂
彼らの代表曲
奇をてらわない王道HM/HRナンバー


44 MAGNUM - Danger - No Standing Still ★★★ (2011-05-07 13:05:53)

印象的なメロディが疾走します
激しいリズムプレイも雷の如き衝撃を与える
ハードに突き進む疾走ナンバー
懐かしいなぁ


44 MAGNUM - Danger - Satisfaction ★★ (2011-05-07 13:21:48)

爽快感のあるキャッチーさが印象的
こういったナンバーもさらりと放り込んでくるのがマグナムの魅力
サビは思わず口ずさみたくなりますよ


44 MAGNUM - Danger - The Wild Beast ★★★ (2011-05-07 13:19:48)

タイトルまんまのワイルドな雰囲気が堪能出来ます
ヘヴィでグルーヴィーなミドルナンバー
雰囲気重視な感触も好きですね


44 MAGNUM - Danger - You Love Me, Don't You ★★★ (2016-11-13 13:36:38)

関西発のヘヴィブルース
大阪のシーンにてこの手の血脈は今日まで流れていますね
8分超えですが最後まで聴かせてくれますよ


44 MAGNUM - Danger - Your Heart ★★ (2011-05-07 12:58:11)

ヘヴィなグルーブ感がカッコいいですね
ギターも派手に聞かせますね
歌メロも日本的ですがカッコいい


44 MAGNUM - Prisoner ★★★ (2019-02-17 22:48:47)

今年の一月に早々とリリースしたデビュー35周年を祝うフルアルバム。アルバムのオープニングナンバー『I'm Lonely Man』から、インディーズ時代に演奏された楽曲を披露と、完全に硬派なスタンスの大阪発ブリティシュロック路線へとなるサウンドを聴かせてくれた。
今作のテーマはそこにあるのだろう、⑤曲目の『I Don't Know What You Say』などもベストアルバムやCD化に伴いボートラ扱いで世に出ていたナンバーのリメイク、詳しいバイオは分からないので割愛するが、曲調などを含め、昔のアイデアを具現化したのか意識したのか、デモなどの未発表曲をリテイクしたのかと、想像させるような楽曲で統一されており、往年のファンにとっては、ありがたいスタイルへと進んでいる。
色んな意味で現代的なサウンドを取り込んでいた昨今のバンドとしては、複雑な心境もあったかもしれないが、過度のオーバーダブを排しライブ感のあるレコーディングは今作の方向にピッタリ。阿吽の呼吸から生み出されるハード&へヴィなグルーブを刻むリズム隊は、いつになく重厚感を増しバンドサウンドを牽引、その上でジミーが縦横無尽にギターを弾き倒す。
古典的な味付けだが鮮度の高いプレイで魅了、リフワーク一つとっても説得力があり、彼のステージ上のクールな佇まいが目に浮かぶようなカッコよさがる。ソロなどもインプロを中心としつつも、キメるところをキメたとの印象を持たせる自由度の高いプレイで魅了した。

不治の病と闘うポール。病気と向き合いポジティブに戦う姿は、闘病生活に苦しむ多くの人の支えとなるだろう。今回は実息のスティーブが参加しておらず、久しぶりの4人体制のレコーディングとなっているのも、ファンなら注目の的だろう。
今回は古さの成分が強すぎる為に、聴き手を選ぶ形にはなるのだが、今なを現役感を損なわない古くて新しい44マグナムサウンドの説得力の高さに舌を巻きますね。


44 MAGNUM - STILL ALIVE ★★★ (2011-04-14 17:54:06)

幻の4Thアルバム、いわゆるダンスミュージックに変貌する前のサウンドです
デモ音源集なのですが実にイキイキとした魅力溢れる名曲群が収録されています
ポップでキャッチーな面も残しつつ英国的な湿り気と陰りが初期の名残を感じさせ
完成品がどうなるのかと大いに興味を持ちました、解散した後だし聴いている方としては当時複雑な思いでしたね、全然期待もせずに友人に進められ聴き「マグナム男前やん」と関心したものです。未完成な部分もありますが普遍の魅力溢れる何々風サウンドではない時代を見据えた自身のキャラを崩さない男前な一枚です。マグナムに否定的な方は今作を聴くと評価も変わるでしょう、日本語英語ロックも案外悪くないですよ。雰囲気重視のロックサウンドが本格派へとスケールアップする前にダンスミュージックへの路線変更は痛かったなぁ。今作がまともにリリースされていたらマグナムの評価もっと違っていたでしょうね。


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー ★★★ (2011-01-26 02:53:16)

ジョンサイクス風の広瀬ジミー聡のギター印象的ですね
日本人丸出しの歌詞とタイトルにかっこ悪いと思う事もあるでしょうが僕は支持しますよ。
メタリックな質感を感じさせてくれるハードなギター
フックに富んだメロディ
LIVEで叩き上げられた演奏力
けして欧米のバンドにヒケを取ることのない存在感がありました
モトリー丸出しのファッションもやりすぎ感満載ですが
当時のメタルシーンなんてそんなの当たり前
派手派手なルックスだけでは終わらない本気がこの作品にはありました
当時の僕は彼らに否定的だったし
後の路線変更を考えればまともに評価をする気にもなりませんでした
オルタナ・グランジ全盛時代に
普通のメタルが聞きたく
彼らの作品を真剣に聞いてみて
メタル丸出しのサウンドにカッコよさを再認識させられたものです
コテコテの日本人なのに横文字の名前も許します
イメージ戦略もなんのその
僕にとっては出している音が重要なのです
80年代初頭に生まれたジャパニーズメタルムーブメントを担った関西発のHM/HRバンド
男前だった44マグナムのサウンドを体験したい方は是非とも本作を聴いて欲しいですね
この感性に共感できるものがあるかと思いますよ
私は日本人ですから~


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー - FRIDAY NIGHT ★★ (2016-11-12 19:53:38)

雰囲気がありますね
彼らにしてはヘヴィな切り口も印象的でした


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー - I GIVE YOU MY LOVE ★★★ (2016-11-12 19:46:26)

ハードに迫っていますね
ダイナミックな演奏を堪能できるミドルナンバー
再発盤のボートラでしたね


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー - I JUST CAN'T TAKE ANYMORE ★★ (2011-01-24 21:26:42)

吉川らしいアメリカンなポップロック
梅原ポール達也の歌声も映えます


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー - IT'S TOO BAD ★★ (2011-01-24 21:30:21)

日本語英詩ロックが素敵
サビメロが良いですね
広瀬JIMMYさとしのギターもそこで華が開きます
打ち込みぽっいリズムも印象的ですね


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー - LOCK OUT ★★ (2011-01-24 21:15:22)

仄かな哀愁とキャッチーなメロディ
変にアメリカンしていない英国的な香りと日本人特有の感性がいい感じで融合しています
カッコいいですね


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー - LOVING YOU ★★ (2016-11-12 19:55:57)

このバタ臭さがマグナムでしょう
雰囲気モノの一曲ですね


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー - NIGHTMARE ★★★ (2011-01-24 21:17:51)

哀愁とマグナムらしい猥雑さがいい感じです
正統派のHM/HRナンバー
アメリカンテイストの強いロック色とは違う
質感が大好きです


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー - STREET ROCK'N ROLLER ★★ (2011-01-24 21:10:05)

英国的な雰囲気が漂います
日本人的なエッセンスが強いですが
このストレートな感性は悪くない
彼らの代表曲
目くじら立てずに聴いてみてください


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー - TOO LATE TO HIDE ★★ (2011-01-24 21:11:51)

メタリックな質感が良いですね
爽快な疾走ナンバー


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー - VICTORY OATH ★★ (2011-01-24 21:20:46)

Voの声質適合が微妙です
哀愁のあるメタリックなナンバー
ギターリフも印象的ですね
このメロディは悪くない


44 MAGNUM - ストリート・ロックンローラー - YOU ARE EVERYTHING TO ME ★★★ (2016-11-12 19:48:48)

退廃的だがメロウな雰囲気が好きです
アルバムを占めるに相応しいロッカバラード


5X ★★ (2011-09-16 02:21:18)

一応、国産メタルマニアとしては廃盤になる前に買おうと思いましたね。東芝EMIだし直ぐに廃盤になると思いました。当時はVOWWOWのCDがない時代でしたからね。と言うわけでLIVEアルバムはないのですがCarmen Maki's 5Xもあります。バンド表記もCarmen Maki's 5Xになるんですかね。僕もオッサンになると気軽さを段々求めます、ダウンロードへのなし崩しは嫌な気もしますが、この先CD化発売が考えられない作品はやったらええんです。僕もダウンロードはエボニーアイズの2ndで行きましたから~、違法じゃなきゃ、やったらええんですよ~


5X - CARMEN MAKI'S 5X ★★★ (2013-02-13 15:41:55)

タキシードを着た女性がジャケットを飾る2nd。作風も前作の路線を継承しつつも誰が主役かを明確に提示した一枚。名曲MOVIN' ONの初期衝動を突き上げる傍若無人なハードロッキンナンバーは影を潜めましたが、カルメン・マキの歌を聞かせることを中心としたスタンスへとシフトチェンジ、少々物足りないかもしれませんがキッチリとした土台のアンサンブルの頂点には彼女の歌声を見据え作成された今作のもつ統一感とクオリティの高さはジャパニーズ・メタルシーンの創成期を語る上では外せない一枚でしょう。湿り気を帯びた哀愁が光る①や原曲を聴いてみたいと思わせるハードな5X流のハードな質感に彩られた②、小気味良くドライブする③、と流れよく進み彼女の出自を想起させるフォーキーなバラード⑤等を聴かせ幅広いファンを取り込む可能性を示唆しています。今となりゃ地味でしょうが初期プリーストのようなブリティシュハードな⑦のソリッドさやスタジオLIVEを敢行した⑧、ブルージーな⑨なども聴けてバラエティに富んだ内容となっています。メタル的なアプローチに試行錯誤した環境が生み出すリアルさは薄っぺらい音質となり迫力不足を感じますが、その分ナマの雰囲気を感じさせG.ジョージ吾妻・B.盛山キンタ・Ds.原田ジュンからなる5Xを支える実力派ミュージシャンの気概とテクニックに引き寄せられますね。購入当初はあまり聞かなかったのですが、おっさんになると染みてくる味わいがあります。iTunes ではいけたのですがパッケージに拘る派はこの機会を見送る手はありませんよ。


5X - CARMEN MAKI'S 5X - FANTASY ★★★ (2013-02-13 15:47:40)

哀愁のメロディに導かれるアルバムのオープニングナンバー
回転するリフ、ハードに迫るリズムプレイ
わかりやすい歌メロと今アルバムの路線を示す剛柔を兼ね備えた一曲です


5X - CARMEN MAKI'S 5X - FEVER ★★★ (2013-02-13 15:53:19)

ジョージ吾妻=アメリカンという図式を勝手に抱いていました
プリティシュハードなミドルナンバー
ソリッドな質感がたまりません
ソロも盛り上げますねジョージ吾妻の熱演に焦がれます


5X - CARMEN MAKI'S 5X - LOVE CONFESSION ★★★ (2013-02-13 15:57:32)

渋いですね、そして熱を帯びています
カルメン・マキの熱唱も胸を打ちますが
コーラスパートを盛り込んだ後半の盛り上がりが渋くカッコいいです


5X - CARMEN MAKI'S 5X - SUNNY ★★★ (2013-02-13 15:49:48)

哀愁のハードロッキンナンバー
5Xの旨味が濃密に抽出していますね
英詩の雰囲気として様になっています


5X - HUMAN TARGET ★★★ (2011-09-15 03:35:34)

ド頭からハードロッキン全開のナンバーで幕が明けます、名前だけは前から知っていたしジョージ吾妻氏のバンドだしと百聞は一見にしかずと言う事で聴いたときの衝撃は相当なものです。ハードにウネリを上げるギターのカッコよさとダイナミックなリズムプレイに打ちのめされましたね。適度な聴き易さと荒々しさはこれぞハードロックだなと言いたくなる名盤中の名盤です、リリースは1981年で1993年にCD化もされています。本意気のHM/HRサウンドが聴きたい方にはオススメですよ、計算されすぎない初期衝動が突き上げる男前なサウンドを前にオシッコがちびりそうになりました。カルメン・マキって誰やねんとバカにしていた自分が恥ずかしい。①は名曲だね


5X - HUMAN TARGET - DEVIL'S IN THE CITY ★★★ (2013-02-13 16:16:21)

R&B調の歌唱スタイルを披露するマキ嬢のエモーショナルさも様になっています
やさぐれ梶芽衣子な女囚さそりスタイルが好みの方は⑥あたりがよいでしょう
フロントマンとしての多彩な表現力を携えた一面を見せ付けるのに十分な一曲です
バックの渋さと堅実さは言うに及ばずですよ


5X - HUMAN TARGET - DOWN TO PIECES ★★★ (2013-02-13 16:10:34)

たしかにプリーストですね
シャープさが印象的なブリティシュハードな一曲


5X - HUMAN TARGET - MIDNIGHT TRAIN ★★★ (2011-09-15 03:37:55)

グルーヴィーな疾走ナンバー
カッコいいなぁ
猛烈に初期衝動に蹴りを入れられます


5X - HUMAN TARGET - MOVIN'ON ★★★ (2011-09-15 03:41:33)

暴れてますなぁド派手なハードロックナンバー
このドライブ感はたまりません
アルバムをオープニングにてハイライトナンバー


5X - HUMAN TARGET - 悪い夢 ★★★ (2013-02-13 16:07:17)

薬物逮捕の苦境から抜け出した心境をつづった歌詞が意味深
5Xのもつスケールの大きさとカルメン・マキのリアルな歌唱が耳を惹きます
ハードに迫ってきますよ


8084 - Love and War ★★★ (2016-10-16 13:31:59)

US産のAOR系のHM/HRバンドが1989年にリリースした2nd。乾いているが哀愁のあるメロディとキラキラとしたポップセンスが瑞々しく弾ける嫌みのない優等生サウンドを披露。BON JOVIやNIGHT RANGERにSTAXと言ったバンドをミックスしたような音楽性はハードポップマニアにとっては安定のブランド力をもっているでょうね。少々エッジ不足ではありますが、哀愁を帯びつつも心温まる良質なアメリカンロックを前に戯言は無用。8曲入り30分をチョイと超えるランニングタイムですから、今ではフルアルバムと思ってもらえないお手軽感についついリピートしたくなるのも好印象です。耳触りの良さとフックのあるメロディの設け方も上手いですよ。


9.0 - Too Far Gone ★★★ (2020-05-11 14:18:59)

シュラプネルとは何かと縁のあるピーター・マリノと若手ギタリスト、クレイグ・スモールらが中心となり結成されたバンドの1st。快活でアメリカンなノリから、チョイ叙情系のメロディアスなナンバーまで取り揃えた今作は、バランスに配慮されている好盤。やや音質的に深みに欠けた印象もあるが、ヴァン・ヘイレンタイプの陽気に駆け抜けるだけではない、歯ごたえのあるサウンドもあったりと、多方面から楽しむことが可能な一枚。このメジャー感と、ヴァン・ヘイレンもどきが、好き嫌いのどちらに転ぶかで評価も分かれるでしょうね。
いずれにしろギターは巧者、リフ一つとっても工夫があり、リズムの刻み方も、時代性に合わせ引っ掛かりのあるグルーブのスムーズに聴かせてくれる。ピーター・マリノの暑苦しい歌もうっとしいなぁという場面が多々出るのに苦笑いもあるが、そこに愛着を覚えますね。このあとバンドはどうなったのかは知りませんが、ベースのマイケル・アンドリュースはスティーブ・パーシーのArcadeに流れ、ドラムのレイ・ルジアーは、あのKORNで名を上げます。


91 SUITE - 91 Suite ★★★ (2022-03-27 16:39:55)

音だけ聴けば北欧系かなぁと思わせる甘く切ないハードポップサウンドが魅力のバンドによる1st。スペイン産のBON JOVIみたいな雰囲気の楽曲はどれもがメロディ派の耳を優しく刺激する高品質サウンドを保持、新鮮味はない定番なれど、リリースされた時期が2001年となると貴重な存在だったと理解できるでしょう。世界に先駆けAvalonからリリースされたのもポイントですが、ワタクシは輸入盤しか知らず国内盤の存在を知りませんでした。

2008年にはリマスター盤も出ましたが、そちらも廃盤、パッケージ商品に拘る方には少々お高い買い物かも知れませんが、その価値はあるぞと言えるメロディ派にとっては隠れた名品であると言いたいですね。

弾けるパッショネイトも隠し味に、ソフトケイスされた哀メロナンバーに嫌み無く落とし混む非凡なるセンス、爽やかさと甘口なキャッチネスに絡む熱のある歌声、定番ではあるが哀メロ、美メロを盛り込みドラマ性を展開できる楽曲群の魅力、バックの演奏もツボを押さえており安心して聴いていられます。

やはりベタには敵いませんねぇ。ベタ最強説を裏付けるような一枚ですね。


91 SUITE - Back in the Game ★★★ (2022-10-10 14:25:41)

メロディ派の間では有名なスペイン産のメロディックHM/HRバンドの復活作。厳密にはEPに+新曲という構成なので、前半の6曲丸かぶりに苦言もあるでしょうが、80年代の初期から中期にかけてのBON JOVI風味スパニッシュヴァージョンという音楽性は、メロディ派にとって胸キュンポイントも高めな楽曲が目白押し、時代を超越する普遍的なメロディと作風に古いも新しいもなく、常に定番であるブランド力たる音楽性を全開で披露している。奇をてらっていない分、物足りなさを覚えるマニアもいるでしょうが、逆を言えば、その安定感はずば抜けたモノであり、メロディ派を自負するマニアならば、その寸分違わぬ披露するドラマティックな展開に胸が恋い焦がれます。
裏切らない事が一番嬉しいAOR調のメロディックメタル、スペイン産という事で、チョイと暑苦しい音楽性をイメージする人もいるかも知れませんが、このバンドはとにかく洗練されています。お手本に対して忠実なる忠誠心をもって取り組んでいます。
それでありながらも、ベタな期待値を上回ってくる手腕があります。その妙味に唸りますね。
爽快感のあるメロディが優しく頬をなでるように吹き抜ける清々しさ、やはりベタに敵う物なしです。


A Ⅱ Z - The Witch of Berkeley - Live ★★★ (2020-03-31 20:42:02)

デイブとゲイリーのオーウェンズ兄弟が中心となり結成されたNWOBHMバンドのデビュー作。デビューがライブ盤という、何とも言えない環境下のリリースに、上手く言えないのですが悲哀を感じさせるのがポイント。
AⅡZ!コールに押されSMOKE ON THE WATERみたいな曲が始まったときは、あれっとなるのだが、聴き進むにつれ独自性をアピール。英国的な憂いと煮え切らないメロディ、そしてリフワーク一発で押すわけではない展開に懐の深さを垣間見ます。

いかんせんライブ録音な為に、バンドの全容というのか、良くも悪くも実力が判明してしまい、イマイチ跳ねあがらないのだが、憂いのあるパートとハードなバッキングとの対比が絶妙な③あたりからグイグイと感触もよくなり、ライブの臨場感がプラスに作用、このギミックなしの構成に、バンドの真骨頂というのか等身大に魅力に触れ、俄然応援したくなります。
尻上がりに燃えるステージ、ダイナミズムの欠ける録音の中でも、彼らの熱気が伝わってくるような感覚に落ちるのが面白い。ギターがハードに弾き倒すインストナンバーの④も熱いエモーションを滾らせている。だからよーしゃいくぞーと言わんばかりの⑤に燃えあがるのです。

片乳ポロリの魔女と全裸の子供が魔法陣の中心に陣取るアートワークも今となっては発禁ものかもしれないが、2008年にはポリドールから国内盤もリリースされた一品(貴重なシングル盤など5曲追加はありがたい)。NWOBHMを支えたバンドの慧眼の士。次の一手&ライブ盤しか出なかった為にイマイチ認知度があがらないのだが、英国的な憂いのあるハードサウンドをお探しの方なら大いに楽しめるでしょう。


A BAND CALLED O (2022-03-09 17:48:33)

元々はThe Parlour Bandというプログレバンドでしたが、メンバーチェンジに伴いA Band Called Oと改名。二枚のアルバムをリリース後、再びメンバーチェンジに伴いThe O Bandとバンド名を変更します。
このバンドの事をアルファベット一文字の”O”と思っている人は世界に3人くらいしかいないでしょう。
アルバムジャケットにもデカデカとA BAND CALLED O、Within Reach以降はThe O Bandが正式です。このサイトでもA BAND CALLED Oで4枚とも自動登録が出来ました。
このバンドの事を”O”というバンドで登録するのはマイケル・ジャクソンの事を”J”と呼ぶのと同じです。王貞治の事をウォンと呼ぶくらい、あらゆる情報を無視しての認識でしょうね。世界に3人いないかも知れません。その貴重な一人が日本にいることに笑いを通り越し無になります。考えられん。カレーライスの事をルウって呼ぶのと同じくらいドが外れた感性であろう。
長島茂雄をミスターやチョーさんと呼んでもシマと呼ぶ奴は日本に3人いないでしょう、DEEP PURPLEのことを群青色と思わないでしょう。世界のイチローと言えばで、町内会の一郎さんを思い出さないでしょう。

私もやられっぱなしではしゃくなので、これくらいの嫌味は言わせて頂きます。
このバンドの熱狂的なファンがいたら殺意を抱くだろうね。バンド名も間違えアルバムタイトルも違う、何を知っているんだ?

松井秀喜のことをモスラと勘違いするくらいなら可愛いのだが根本が違う。


A.S.A.P. - Silver and Gold ★★★ (2021-03-29 17:44:33)

今作をリリースする辺りから、エイドリアン・スミスはメイデンを抜けるのではと噂になっていました。元々、メイデン加入前のバンドURCHINでは、唄も担当、そして音楽性もポップな叙情派ロックをやっていたので、今作の方向性に違和感はない。しかし、そういう情報は必ずしもポピュラーではない為に、多くのファンにとっては、おもてたんと違うという事で、あまり良いリアクションを得られなかったと言われていますが、英国スタイルを基調としつつもワールドワイドな展開を視野に入れた楽曲を収録、アメリカン仕様が少々鼻にはつくが作品のクオリティは総じて高く、マニアならずとも手が出るライトな音楽性に傾ている。
バーニー・マースデンもアラスカやったからなぁ、なんて妙に納得できたりするのですが、格式高いメイデンスタイルを期待すると正直ガックリとくるでしょう。
個人的にはEARTHSHAKERに提供したような曲調も期待したので、ハードエッジの少なさに戸惑いました。キーボードも出過ぎですが、エイドリアン・スミスのバックボーンを考察すると見えてくる景色も違うので、これは守備範囲でしょう。

最近、エイドリアン・スミスとリッチー・コッツェンのプロジェクトが話題となり、そちらの音楽性も素晴らしく、今作を思い出しました。エイドリアン・スミスの別の顔に興味のある方は是非ともトライしてください。
煌びやかなロックサウンドに面を喰らいそうですが、ギターリスト、エイドリアンとしては多彩なアプローチで楽しませてくれます。こういうフュージョン系のプレイでも腕利きのギターテクニックを披露できるエイドリアンの才能の豊かさ、改めて素晴らしいミュージシャンであることを確認できるでしょう。
メイデンだけに押し込めておくのは待ったいないですね。


ABATTOIR - Vicious Attack ★★ (2015-12-01 13:40:33)

最近、オフィシャルの再発盤もリリースされたUS産パワー/スピードHM/HRバンドの1st。④ではモーターヘッドのカヴァーを収録したように頭からド派手に突っ走ってきます。けたたましく鳴り響くパンキッシュなビート、時には欧州風味の湿り気すら感じさせる荒れ狂う緩急をつけたツインギター、これらが一体となり突破力を魅せる様のカッコ良さにグイグイと引き寄せられますが、少々似たような曲が続きだれそうになるのが難点。しかし光沢のあるコンクリートサウンドの持つヤサグレ感はこの時代ならでは、小手先のテクニックに頼らない一点勝負な姿勢にマニアなら胸が焦がれますね。ちなみに今作でボーカルを務めるスティーブ・ゲインズさんの弟はストライパーのベーシスト、ティモシー・ゲインズですよ。


ABATTOIR - Vicious Attack - Ace of Spades ★★★ (2016-06-20 15:30:36)

ケツに火がつきます
バンドが目指す方向性がこれなんでしょう
良質なカヴァー
ヤサグレ感も本家に負けていませんよ


ABATTOIR - Vicious Attack - Don't Walk Alone ★★★ (2016-06-20 15:38:03)

荒々しいね
パワフルでアッパーな一曲
このドタバタ劇な曲なのに爽快感を与えているのが彼らの魅力なんでしょう


ABATTOIR - Vicious Attack - Game of Death ★★★ (2016-06-20 15:45:05)

俺たちは走るだけじゃないと思わせるが走って走りまくります
コンパクトだが印象的なメロディも飛び出しますね
ラストまで手抜かりなしのパワー&スピードに特化したメタルサウンドのオンパレードに
お腹いっぱいもう一杯な気分になります


ABATTOIR - Vicious Attack - Screams From the Grave ★★★ (2016-06-20 15:22:34)

まずは一旦落ち着こうを声をかけたくなる
ドタバタ感がUS産パワー/スピードメタルの持ち味です
血沸き肉踊るスピードナンバー
これがダメならこのバンドは聴かない方が良いです
それにしてもドタバタしてんなぁ
最近見かけなくなった音楽性です


ABATTOIR - Vicious Attack - Stronger Than Evil ★★★ (2016-06-20 15:41:06)

階段から工具箱をひっくり返したような騒々しさが味わえます
バンドの持ち味なんでしょうね
落ち着こうと声を掛けても無駄なんでしょう
それがUS産パワーメタルだわ


ABATTOIR - Vicious Attack - The Enemy ★★★ (2016-06-20 15:28:50)

頭から勢いのある曲が続きますね
③曲目でもそのスピード感は衰えず
メタルな様式に沿った展開も映えます
派手なツインギターも印象的だし
パンチの効いているリズムもらしいです


ABATTOIR - Vicious Attack - The Living and the Dead ★★★ (2016-06-20 15:33:07)

キャッチーさもねじ込んだUS産パワーメタル
自らのカラーを損なわないアレンジは見事
硬派なバンドでしたね


ABATTOIR - Vicious Attack - Vicious Attack (Maniac) ★★★ (2016-06-20 15:25:35)

①から間髪いれずに曲が続きますね
荒くれスピードメタルの真骨頂を堪能できます
ベースがグイグイと引っ張っていますね
サビでは思わずメイニアックっとクドイ歌い方をマネたくなりますよ


ABOUT US - About Us ★★ (2024-03-15 08:30:23)

Frontiersが遂にインド系のバンドと契約を交わすとは驚きですね。インドという広大な土地ですからね。本国で売れるだけでも大金持ちになれそうですが、ワールドワイドな契約を勝ち取る意味は、より計り知れない影響力を及ぼすでしょう。

既に本国での成功を収めた後の契約というのだから逆輸入で我々も知ることとなります。インドのロック/メタルシーンに手を出したら、とんでもないことになりそうだなぁ、と予感させましたが、まだ手を広げるのに躊躇しますね。ヘヴィメタル探訪、幾ら時間があっても足りないですよね。

最初に知ったのは①のPVだったのですが、その素直なAOR調のロックサウンドに魅了。80年代風味満載の曲調に素直に引き寄せられました。まぁインドというイメージがあったせいで余計にそうだったのですが、このバンドの魅力はそういう甘さだけに特化されたものではなく、しっかりとスパイスを効かせたハードさも完備、それは②以降で十分に確認出来ます。

このバンドのこと、最近まですっかり忘れていました。先行公開されたPVのあとフルアルバムをリリースするまで、ちょっと余白がありましたよね。CDを買わないので、こうやって次から次へと新しい音楽が紹介される日々にすっかり埋もれてしまっていたのですが、最近ようやく聴く機会に恵まれました。
少々声が裏返るシンガーだし、細かい揺れを伴うハイトーンのクセ強系なのですが、それが好きに転べば最強の武器になるでしょう。
国籍など一切関係ない、音楽には国境がないという事を改めて再確認した一枚。正直インド感なんてゼロ。
日本人好みのワビサビのあるサウンドを展開しています。レーベルがレーベルですから、安心して手を出せるでしょう。

今年に入り新曲を2曲公開した彼ら、続編にも期待が持てます。


ABSTRAKT ALGEBRA - Abstrakt Algebra ★★★ (2024-11-04 02:20:32)

過去の発言がまた消えているぞ?ホントに投資詐欺にあった気分だよ。なぜ消える?100以上消えているぞ??

と言うわけで、偶然消えたのを見つけたので再投稿します。本当に投資詐欺にひっかかり掛け持ちバイト気分です。

諸処の問題を抱え解散したCandlemass。そのメンツが揃い再始動したのがこのバンドであり、ある意味Candlemass第二弾とも言える。
その音楽性は北欧テイストを抱きかかえながらも暗黒面をフィーチャー、冷ややかな感触の中にすり込まれるドンヨリとしたヘヴィサウンド、その黒く濁った感性は泥水のようにウネリ、まとわりつく。合間に聞こえる悲哀に満ちたピアノの音色もアクセントに、パワフルかつアグレッシブなオープニングナンバーはCandlemassファンは勿論だが、それ以外のファンも喜ばせるような名曲となった。
その印象とは2曲目以降も続き、燃え上がるマッツ・レヴィンの歌声が暗黒面を焼き尽くす。刺激的かつ過激な古典メタルをやり切っている。

コンビネーション抜群のギターワークを披露、陰鬱なる世界観を巧みに表現することでバンドサウンドを司ることに成功している。ヘヴィなリズムを叩き出すドラムは酔いどれグルーブを規則正しく刻み上げ、抜群のタイム感でドゥーミーなヘヴィロックの根幹を成す、だから二本のギターが縦横無尽に駆け巡れるのだ、そしてバンドサウンドのブレインと言えるベースは冷静な目で、この燃えさかる暗黒サウンドを見つめ、統率力を発揮しているようだ。

聴きようによっては伝統的ドゥームから2000年代に繋がるモダンヘヴィネス勢へと手本となるようなサウンドを轟かせ、自らの独自性とCandlemassとの相違を高らかに宣言している。ラストは15分にも及ぶ大作ナンバー、このバンドの高い技術力が試された一曲でもあり。RASHドゥームロックをやる見たいな、重さと場面展開の多さで聴き手を唸らせた。
しかし残念ながらバンドはアルバム一枚で解散。幻のセカンドアルバムは録音されるも仕上がり満足できずにお蔵入となり、気がつけばCandlemassの再結成となる。そしてマイケル・アモットを迎え入れたDactylis Glomerataをリリース。2006年に再発された2枚組のDactylis Glomerataには、その幻のセカンドアルバムがボーナストラックとして復活していますので、ご確認ください。


ACCEPT - Accept ★★ (2017-09-29 13:48:14)

ジャーマンメタルのパイオニアといっても過言ではないアクセプトの記念すべきデビュー作。1stということで音楽性は固まっておらず、疾走ナンバーは勿論ですが、ポップロックあり泣きのバラードあり、軽快なロックありと多様性に富んでおり、実に興味深い内容にはなっています。この時からバラードの出来は絶品でピーター・バルデスがリードヴォーカルを務める③などで聴ける抒情的かつダークな世界観など、なかなか味わい深いものがありますよね。
ある意味、同郷の先輩SCORPIONSからの影響も大だ。後年炸裂するパワー漲る漢メタルとは一線を画すものだが、1979年という時代背景を考えると納得の方向性でもありますね。
まだまだ青臭いがウルフのギターにも、時折ギラリと光るセンス溢れるフレーズが登場したりと、マニアなら興味も惹かれるかと思いますが、男気あふれる姿を想像すると肩透かし感が半端ないので注意が必要です。入門編とはいきませんが、後年の確立した姿と照らし合わせながら、成長の度合いを楽しむのも一興ですよ。


ACCEPT - Accept - Glad to Be Alone ★★★ (2019-12-18 22:25:08)

泣いてますなぁ
初期スコーピオンズのような慟哭の根暗バラード
ダークテイストがエモーショナルな渦を巻き聴き手の感情を激しく揺さぶります
初期の頃から
この手のバラードを得意としたバンドでしたね
ウルフのなり切りぶりも1stならではでしょう


ACCEPT - Balls to the Wall ★★★ (2012-05-05 03:53:31)

前作の流れを踏襲し格段にビルドアップされた筋骨隆々な鋼のサウンドを堪能できる一枚。
疾走感よりも重量感が聞き手をねじ伏せます、アクセプトならではの硬質な世界観を楽しめますね、音質も良くなり重低音の男性コーラスの配し方が素晴らしく男臭さに拍車を掛け今作における世界観の底上げに大きく貢献しています、これぞアクセプトの個性でしょうね。パンチ力のあるリズムプレイもドイツ産ならではの頑固一徹な職人気質に溢れている、やや面白みに掛けるかもしれないが僕は好きですよ、鮮烈な印象を与えるウルフのギターも健在、金きりヴォイスに益々拍車がかかり艶も増したウドの歌声にメタル魂を鼓舞されます、全編にわたるダークな世界観と言うかメタリックな重苦しさと、それらを際出させるコマーシャル性こそが今作の最大の聴き所のように思えます、メタルバンドのひとつの指針となる重厚なる世界観にワクワクさせられますね。


ACCEPT - Balls to the Wall - Balls to the Wall ★★★ (2012-05-05 03:42:50)

質実剛健とはこの事でしょうか
ムンムンと漂う男の哀愁と硬質な感覚に咽びます
重厚な男性コーラスも素晴らしい
ウドの語りも素敵すぎ


ACCEPT - Balls to the Wall - Losing More Than You've Ever Had ★★★ (2019-12-18 22:22:39)

JPからの影響を自分達流にしっかりと仕上げています
泣き泣きにならないサビの持って生き方も憎い演出だ
パッと視界が開けるようなポジティブさと哀愁度が絶妙に絡む
キビキビとしたリズムが硬質感を煽るが
大衆性も感じさせるバランス感覚に優れた一曲
こういうのを隠し技で持てるバンドでしたね


ACCEPT - Balls to the Wall - Winter Dreams ★★★ (2019-12-18 22:13:16)

この季節になると無性に聴きたくなるロッカバラード
ウドの不器用だが切々と歌い上げる姿に涙します
こういう曲でも邪魔しないリズムプレイも好きですね
ウルフのギターも泣かせますよ
ロマンティックだなぁ


ACCEPT - Blind Rage ★★★ (2014-09-22 14:56:08)

シンガーにマーク・トーニロを迎え入れての第3弾。バンドの真骨頂とも言える男気あふれるメタル魂が炸裂、ウルフ・ホフマンの歌心溢れるギターも大幅増量され、ある意味、彼らの奏でるサウンドにある息が詰まる閉塞感が薄まり、重量感とメタル度指数の高さに哀愁度も加味されバランス感覚が絶妙なものへと仕上がっています。ここにきてマーク・トーニロがウド後任の呪縛から解き放たれ、彼らしい歌い方でアプローチを試みているのが前2作との感触の違いをもたらし、ウルフ主導の叙情派路線に舵を切ったのが今作最大の聴きどころでしょう。ウルフが奏でる緩急を交えた情感たっぷりのフレージングの旨味に聴き惚れますね。「FAST AS SHARK」や「BRAKER」のような疾走ナンバーがアクセプトと思う方には地味に感じるし面白味も少ないのかも知れませんが、往年の輝きを完全に取り戻しベテランらしい王道を巧みに散りばめた貫禄の一枚お試しあれですね。劇的な泣きを発散するリードプレイにも新たなる魅力を発見出来るのが素晴らしい。