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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 7501-7600

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 7501-7600
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Overdrive - Dishonest Words - Dishonest Words ★★★ (2015-09-28 14:15:48)

憂いと供に湧きあがる熱情がNWOBHM
アルバムのタイトルトラックにてラストナンバー
強力な一曲ですね


P.A.F - Patent Applied For ★★ (2017-04-24 18:19:37)

MAKE-UP解散後、NoBこと山田信夫と河野陽吾が中心となり1988年GRAND PRIXを結成するも4年後には解散。その後は、ソロ活動などに精を出しアルバムやシングルなどをリリースしていたのですが、X-JAPANのPATAが立ち上げたプロジェクトなのかな?P.A.Fのボーカリストの一人として参加、11曲中6曲で衰え知らずのパワフルヴォイスを披露。その灼熱の喉はやっぱりロックが似合いますね。軽めの歌モノロックの中で、恐ろしい位に芯の太い歌声で華を添え見事な役割をこなしています。主役は誰なのか分からなくなる活躍ぶりに目を細めますね。おんぼろナイトと歌う歌詞はダサいのですがロッカバラード③など、NoBの熱量に嫌われそうですが、十分J-POPファンにも聴いてもらえる要素も強いかと思います。オープニングの①もX-JAPANの何倍もハードなギターで迫っており、今作におけるPATA氏のやる気も伺えますよね。これならばNoBを飼殺ししないで済みますよ。

とは言え④⑦を歌う女性シンガーYukaちゃんの稚拙な歌唱が完全に足を引っ張り、アルバムの流れを黒部ダムな如く堰き止め、個人的には聴く気力を抉り取り、忍耐力を決壊させるのが難点。思わず彼女でも力技で参加させたのかなぁと思いましたね。
NoBの後だけに余計ですよ。ジェフ・テイトとポール・ショティーノに挟まれて歌うドン・ドッケンの比較にならない破壊力の持ち主でした。アルバムの中でポップな曲は必要なのは分かるが決壊させてはいけない。

そんな個人的な不満をぶちまけましたが、そこは嗜好の問題なのでね。許していただきたい(もったいないんじゃ)
④から⑦までスキップすれば、飛び込んでくるのはヘヴィブルースなP.A.F流『Wanted Dead Or Alive』な⑧、貫禄の熱演ぶりにバンドの本気度も伺え気分を持ちなおし最後まで聴きます。
PATA氏のルーツたる音楽性をより高い次元で披露するメンバーを従え、J-POPな要素も当然あるがロックフィールドへと果敢に挑み、やりきった一枚。セールス的には惨敗だったようですが、日本語が気にならず、所謂アメリカかぶれなロックサウンドを楽しめるマニアなら心躍る力作でしょう。X-JAPANだからと言って舐められる要素のない一枚です。


P.A.F - Patent Applied For - Forever Young ★★★ (2017-04-24 18:22:05)

P.A.F流Wanted Dead Or Alive
訴えられても文句は言えませんがX-JAPANファンの99.999999999…%は原曲を知らないのでね
NoBの熱量がハンパない歌声に唸ります
NOBがBON JOVIをカヴァーするって企画モノが聴きたくなりました


P.A.F - Patent Applied For - I'm so Blah -'omboro knight'no yume- ★★★ (2017-04-24 18:27:36)

雄大なロッカバラードです
まぁ色々と目につくところもありますが
NoBの熱唱に胸打たれます
でもサビで歌われる『おんぼろナイトが見る夢』ってのがねぇ
ハズいわ


P.A.F - Patent Applied For - Love & Fake ★★★ (2017-04-24 18:23:55)

弾けるポップセンスが生きています
ハードに迫っていますが聴きやすいってのが念頭でしょう
サビの持って生き方もNoBらしいNoB節炸裂の一曲


P.A.F - Patent Applied For - Mr. Bomb ★★ (2017-04-24 18:25:34)

苦手な人にはトコトン嫌われそうですが
NoBのベッタリとまとわりつく歌い回しがセクシーです
リズミカルなグルーブが心地よいですね


PAGAN - PAGAN ★★★ (2020-09-29 12:34:01)

オリジナルのリリースは1990年、国内盤は翌年メルダックから出ている。北欧のメロディアスHM/HRバンドの1st。オープニングからコーラス多めの展開に驚き、そして思いの他、陽性な面が出ているが憂いのあるメロディもあり、流石は北欧産じゃないかいと嬉しくなります。
レーベルこそマイナー系ですが、サウンドの方はワールドワイドな展開を視野に入れいるという事でしょう、一括りの枠にハマらない多彩な楽曲を用意、ZEPのカヴァー、移民の唄をQUEEN風に仕立てるとは夢にも思わなんだ。
そのあとは勢いのあるワイルドな疾走ナンバーでパンチを食らわし、5曲目には同郷の大先輩BISCAYAカヴァーソングまで放り込んでくるんだから多彩ですよね。
散漫になりがちな楽曲を北欧風味でパッケージ。何が飛び出すか分からないアイデアはQUEENに通ずるものもあるのか、それともBISCAYAの血を受け継いでいる証なのか、いずれにしろ芸達者なメンバーが揃っているので、十分メタルな耳を刺激し楽しませてくれるでしょう。


PAGAN ALTAR - Volume 1 ★★★ (2020-01-23 19:50:16)

知る人ぞ知るNWOBHM期にデビューを果たした英国産の哀愁系のドゥームHM/HRバンドの1st。1982年に録音していた音源を、2000年を前にようやく世に出たのですからね、関係者ならずとも万感の思いですよ。
どこか、いなたい哀愁のメロディ、オカルトテイストを演出する曲調は静寂なる闇の奥深くから聞こえてくる魔界演舞。深く沈み込むリズム、リフに引っ張られ聴き手の感性を刺激、容赦なく理性を蹂躙していくでしょう。
これほどの優れた作品が、時代の波に飲まれお蔵入りしていたんだから、タイムリーにリリースされていたら、どうなっていたのかと興味を覚えますが、単なるフォロワーで終わらない、彼ら独自の悲哀が滲み出たメロディの数々、ヴォーカルの持って生き方もオジーだが、その冷たく突き放す、永久凍土の如き冷たいメロディが独自性をアピール、メチャクチャにサバスティカルしていても、似て非なると印象付けたのは大きかった。サバスフリークも勿論だが、ドゥーム系以外のマニアにもアピール出来る泣かせポイントは実に魅力的でしたね。
背徳の美学を描くサタニカルドゥームサウンド、その激しくも悲哀に満ちた繊細なメロディを紡ぐことで生み出された、彼らの流のスタイル。力技で押し切らない細やかな展開の妙味で聴かせる手腕は見事ですよ。


PAGANINI - Weapon Of Love ★★★ (2021-12-10 19:43:12)

ドイツのHM/HRバンドVIVAのシンガーだったマルコ・パガニーニ。次なる成功を収め動き出したのがこのバンドになります。今では放送禁止であろう、ジャケットがインパクト大なのだが、音楽性は至って真面目な正攻法で迫るHM/HRサウンドを展開、欧州風味のあるメロディだが、大陸的なグルーブを持ち込みアメリカの地を意識してる。そのバランスをMad MaxやBlind Guardian、Destructionとの仕事で有名なカレ・トラップやマルコの同郷の先輩、ヴィック・ヴァージェントらのアドバイスを受け完成させたのも作風に影響を及ぼしているのかもしれません。ルドルフ、マイケルのシェンカー兄弟の妹、バーバラと一緒にやっていたVIVA時代にも通ずる親しみやすさを上手くアメリカン志向に変換しているが、ヨーロッパのバンドである事に代わりは無く、その感触は島国ニッポンの我々に通ずるものがあり、嫌いにはなれませんね、なんと言っても主役であるマルコさんは、ダミ声系のシンガーなので、その癖の強さは大衆性を帯びたサウンドにはイマイチフィットしないんですけどね。そこが評価を大きく分けるでしょう。全然似合っていない部分とガチンとハマった時の格好良さが同時に表れるのが愛されポイントでもあるんですけどね。この不器用さがたまらんのよ。メジャー化したSCOPIONSとACCEPTが正面衝突した残骸のようなスタイルとも言える。上手く褒められん。


PAGEANT - 螺鈿幻想 ★★★ (2018-11-23 15:31:45)

NEXUS ROCK LEGEND ARCHIVE COLLECTIONシリーズにて2018年に再びCD化されたページェントの1st。
何とも言えない幻想的だが怪奇というかホラー色すら漂わせるジャケットに見入りますが、このバンドはその期待に応えるような神秘主義の幻想的なサウンドを聴かせてくれる。
ダークな色合いの中で激しい感情の起伏が表現されるアグレッシブと感じるほど、緊張感の高いインタープレイと言える技巧の数々。そこにフルートの音色も盛り込み、叙情的な楽曲の創造性はこちらの予想を遥かに超えており、アイデアと独創性に満ちている。叙情的プログレッシブロックの系譜なのだが、ハードなバッキングや引っ掛かりのあるリフなどを駆使するギター、幻想的な世界へと誘うキーボートと、ストーリーテラーのような存在感を発揮するフルートの音色、それらが幻想的な世界への道案内となり、壮大な世界観を演出、さらにはダイナミックなリズムセクションは多彩なリズムチェンジのみならず、楽曲の楔となりハードな側面を存分にアピール、ギターと絡む事により、いっそうダイナミックなプログレハード色を強めている。
キーボードプレイのみならず、バンドの顔として重要な役割を占めるのがヴォーカルも兼務する永井博子のパフォーマンス。精巧なアレンジとダークメルヘンファンタージーと言える音楽性をより色濃くするのが、美しくも儚い悲哀のメロディに乗せて歌われる怪奇な歌詞。そして楽曲の世界観にリンクする独特の存在感は、聴き手の深層心理に切れ込んできて、こちらの理性を蹂躙。変化自在の歌声と場面展開豊かな演奏が、強烈な自我を放ち、このバンドのカタルシスを解放している。

ドラマティックという言葉が生ぬるい演出力を支える演奏技術、そしてダークメルヘンファンタジーな歌詞を紡ぐ比類なき完成度と緻密な世界、ワタクシの駄文では語る術もないです。
だからこそ、セルロイドの空ではギターの中嶋一晃が歌う必要ななかったと思う。リードシンガーを張れる実力がないので完全に世界観を壊しているが残念である。


PALACE - Binary Music ★★★ (2022-04-03 13:35:30)

マイケル・パレスがやりたいことをやり尽くす、ソロプロジェクト第2弾。ドラムにダニエル・フローレスが参加という、その筋にとっては両雄が並び立つ豪華な布陣に興奮度もマックスでしょうね。
そんな両者のコラボは相乗効果を生み出し極上のメロディアスサウンドを披露。メロディ派の心をウキウキさせるような朗らかでチョイ哀愁のあるメロディ、その素直な響きに身体が踊り出すような躍動感を感じるでしょう。
硬軟のバランスのとれたサウンドメイクと80年代的志向を感じさせる作風、狙いすましたメロディアスハードサウンドは、マイケル・パレスに求められたものを純粋に表現したと言えるでしょう。唄を邪魔しない演奏、何を聴かせたいかを明確に見据えたアレンジの旨味。唄モノロックファンならば、手に取って損はしないでしょうね。


PALACE - Rock and Roll Radio ★★★ (2021-10-31 14:01:14)

マイケル・パレスのソロプロジェクトバンドの第3弾。マルチプレイヤーとして知られる彼ですが、今作では多くの場面で自分のカラーを投影、それもそのはずでアレンジを含め各パートまで自分の手で再現する始末、もうやりたい放題のメロディアスロック路線を突き詰めています。それはオープニングから炸裂で、○○風味満点の楽曲を全力でやりきっています。潔癖症な人は、オープニングのイントロで撤退を決めるでしょうが、懐かしきキラキラ系の産業ロック路線はどれもが高品質、同窓生の家で見る卒業アルバムのような懐かしさを共有できるマニアなら必ずや満足出来るでしょう。
嫌みのないクリアーな歌声とツボを押さえたアレンジ、サックスも飛び出すオシャレ感とハードエッジを効かせたサウンドは、上手いこと仕上げています。その筋のマニアならずとも身を乗り出したくなる視聴感の良さに笑みもこぼれますが、やり過ぎだと思う瞬間は少なくないです。そのあたりが評価を大きく分けるでしょう。
北欧のFORTUNEとかも、こういう路線を突き進めれば良かったのになぁ、なんて懐かしい空気にさせてくれるのは嬉しいのですが、熱心に聴くほどでもないのが玉に瑕でしょうね。

なんだかんだ言いましたがメロディ派のマニアには心に引っかかると思いますよ。北欧風味のミンティアなメロディ、そして完成されたメジャーサウンドは極上の絡みを魅せ何を聴かせたいかを明確にアピール。甘口ばかりじゃないロックなドライブ感があるのも頼もしい限り、よく練られ計算し尽くしていますよ。
でもこういうの聴くと思いっきり下品なサウンドを欲するんですけどね。
それにしても口当たりが良いわぁ、口ずさむわぁ。


PALADIN - Ascension ★★ (2022-10-10 14:09:39)

アメリカのバンドとは思えないクサイメロディが疾走するパワーメタルをやっているバンドの1st。日本人が好きそうなジャーマン系の匂いからガルネリウスのファンあたりが喜びそうな叙情的なメロディと根暗なタッチではない光が差し込むメジャーな展開を好むスタイルは、ハロウィーンに始まるパワーメタルの系譜に連なるモノであり、その筋のマニアならば越を上げずにはいられない、ファンタジックでヒロイズム溢れる音楽性に興奮を覚えるでしょう。
とにかくド直球のジャーマン系メロディックパワーメタルをやっています。しかも日本人好みのクサさとキャッチーさがあり、これは絶対に日本のアニメが好みなんだろうと思いますね。
しかし、このバンドが不思議なのは、そういう直球スタイルながら、②からはグロウルなども混ぜ込み、聴き手を混乱させるという新手の手法に出るのが興味深い。そういう意味では限りなく正統派メタルに接近した時代のインフレイムスあたりも思い出すのだが、クリアーなパートを唄いシンガーの場面も方が音楽性にはフィットするでしょう。
バンド名パラデインというのにピンと反応するRPGマニアならば、この音楽性に心も躍りますよ。
とは言え、この手のバンドには造詣の深くないワタクシは、このバンドがどんなに恐ろしいパクりをしていても気づきませんので、そのあたりはご了承ください。
適度な疾走感とパワー、そして親しみやすいメロディをメタルなサウンドで集約したスタイルは日本人の琴線に触れる場面を多いでしょうね。


PALE DIVINE - Thunder Perfect Mind ★★★ (2020-07-02 18:31:51)

ペンシルベニア州が生んだ正調ドゥームバンドによる1st。ドゥームサウンド特有の濃密に絡みあう灼熱のヘヴィグルーブ、そこざらついた荒っぽい歌声が乗り、沁み込んだブルース臭が何とも言えな味付けを施し、グイグイと迫るギタープレイも理想的ともいえる仕様。とにかく音数で勝負するのではないシンプルさ、演出を必要最小限に抑えつつも、演者が個性をぶつけ絡み合う事で弾き出されるエネルギー、その佇まいは実に地に足の着いたものだ。
これぞロックと言える武骨な粗さと、重々しいサウンドの隙間を駆け抜ける殺伐とした荒涼感、売れる事とは別のベクトルは放つ姿勢に、リアルロックファンなら大いにシンパシーを感じるでしょう。
70年代ロックから洗礼を浴びた若者たちが紡ぐ混沌としたロックサウンドの凄み、彼らが奏でる重心低く迫る激渋ヘヴィグルーブに肩までつかり、深く沈み込んでいきます。


PANIKK - Unbearable Conditions ★★★ (2017-03-20 13:25:20)

スロベニア産のベイエリア直系オールドスクール丸出しのスラッシュサウンドを轟かすバンドが2014年にリリースした1st。スタスタスタターンとキレのあるドラムにニヤニヤとさせられますが、これぞクランチーなリフと言わんばかりの疾走感溢れる楽曲は、まさにDEATH ANGELやEXODUSあたりを想起させるもので、キャッチーなんだけど暴力性の高いスピードナンバーの中に、小気味良いドライブ感を誘発するノリのよいリズムを盛り込み、思わず身体が勝手に動き出します。先輩たちをお手本に起伏に富んだ構成や、練り込まれたリフワーク、テクニカルなソロなど、既に確立された部分を持ち合わせており、あとはどれだけ自身のカラーをバンドサウンドに持ち込むかが次作以降の飛躍へと繋がるんでしょうね。今や正調スラッシュの復権も目まぐるしいモノがありますが、最近の若手は初っ端から完成度は高いが、荒削りでも個性的なカラーが薄味なのが残念ですね。まぁ無いモノねだりのI WANT YOUなんですけどね。


PANTARA - Pantara​-​84 ★★★ (2023-08-06 14:25:34)

New Renaissance Recordsからリリースされた女性ミュージシャンにスポットを当てたコンピ作Ladykillersに参加した全員女性のメタルバンドによるデモ音源。よもや、このようなレアモノが2021年に世に出るとは驚きですね。
4曲入ですが、残念ながらコンピ作に提供したTorn Awayは未収録です。ニューヨーカーらしい乾いた感性、そのヒリつきと女性らしい、しなやかさと繊細さを加味したサウンドは、単なる思い出作りでは終わらない可能性を秘めていた。
時代は1984年、まだまだ女性に優しい時代ではなかった。それだけに彼女達の苦労は並大抵ではなかったろうが、こうして世に出た事は喜ばしい事である。
配信盤だけなんだろうけど、アメリカじゃCDなんて売ってないからね。


PANTERA - I Am the Night ★★★ (2019-06-18 20:18:43)

3年連続でリリースされた3rd。その創作意欲とレコーディングに漕ぎ着けられる資金力に驚かされる。今回も自主製作盤なのだが、バンドの演奏もさらに磨きが掛かり1st時代のような稚拙な面がグッと減りまとまりが出てきている。
当時10代だったダイヤモンド・ダレルのギターも随所のトリッキーなフレーズも持ち込み斬新さをアピール。当時は無名だったが、耳を早いファンの間ではプチ話題になりつつあった。
メインストリーム寄りのスタイルとへヴィかつワイルドな攻撃的サウンドが巧みに散りばめられ、今まで以上にメリハリが生まれ、全てのクオリティを上げてきたバンドの向上心と鍛錬には目を見張るものがありますね。その成果は亜流からの脱却、個性の確立と言う作業のも直結し、パワーメタル色の強いナンバーも顔を出してきた。こうなると歌い手の表現力の限界を感じさせる場面も増え、壁がそびえ立ってきたのは皮肉なものだ。
ワタクシのように、グルーブメタルで世界を取ったバンドよりも、初期の方が好きだと言うマニアなら、今作を一番に支持する人も多いでしょう。意味不明なジャケットのせいで、大分損していますが、コマーシャル性のみならず、エッジの立ったハードサウンドは初期の集大成とも言える充実度を誇っています。


PANTERA - Metal Magic ★★★ (2019-06-18 01:37:09)

90年代に入り、PANTERAの1stは強力だという人たちに出くわした。何を言っているのかと不思議な気持ちになったのだが、直ぐに理由が判明。メジャーデビュー盤のCOWBOYS FROM HELLを1stとして売り出したんですね。
今となってはそんな感違いを起こらないでしょうが、全米を席巻したようなグルーブメタルはやっていませんので気を付けてくださいませ。

ヴォーカルの持って生き方などジョー・エリオットに似ていると言われたりと、音楽性も『On Through The Night』似ていると言われたりするのだが、あそこまでの完成度はなく、自主製作盤ならではの緩さのある若気の至りが詰まったデビュー作。他のアメリカンロック勢のような陽性な雰囲気よりも、根暗な部分もあったりと自分達の空気感を出そうと工夫しているのがポイント。
演奏も稚拙な面も目立つが、ギターヒーロー然とした技を披露するリードプレイなど面白みはある。また楽曲もバラエティに富んでおり、試行錯誤と言うよりもありったけのアイデアを全て披露したという感じなのも好感が持てますね。華やかなL.Aスタイルとは違うがメインストリームを無視していないのもテキサスならではのなのかな?
とりあえずギターが凄いってのは日本のインディ系みたいですね。


PANTERA - Power Metal ★★ (2008-09-21 23:32:00)

アルバムタイトルが示す通り正統派のパワーメタルを披露
個人的にはパンテラと言えばこのアルバムだったりするのですが
タイム・バック・ダレルの色気のある独特のギターサウンドがカッコよく
ヘヴィなリフも健在で強力な個性を放っている
またスピーディーでメロディアスなソロも惹き付けるものがありましたね
安易なスピードメタルに陥ることのない構成と曲作りはかなりの個性だったと思う
あとフィリップ・アンセルモの歌唱の違いにも驚きましたね
いろんな意味で聴き応えのある好盤であることに変わりはない


PANTERA - Power Metal - Burnnn! ★★★ (2011-08-26 02:39:45)

タイトルのイメージ通り
一直線に突き進むスピードメタルナンバー


PANTERA - Power Metal - Death Trap ★★★ (2011-08-26 02:36:03)

地響きを立てて力強く進みます
ヘヴィなミドルナンバー
印象的なギターリフが聞こえてきますね
ここでもソロは見事です


PANTERA - Power Metal - Down Below ★★★ (2011-08-26 02:34:17)

プリースト直系のパワフルな疾走ナンバー
切れ味鋭いインストプレイが見事ですね
コンクリートに叩きつけるケンカサウンドが大好き
高崎晃と同じで器用なギターです
リフ・メロ・ソロと聞かせますよ


PANTERA - Power Metal - Hard Ride ★★★ (2011-08-26 02:38:33)

シングルカットされそうなナンバー
メロディと聴き易くまとめたアレンジが秀逸
上手いと言うのは実に素晴らしい事です
US産のパワーメタルバンドが魅せるキャッチーさと哀愁に惚れ惚れします


PANTERA - Power Metal - Over and Out ★★★ (2011-08-26 02:26:02)

いかにもUS産らしいパワーメタルナンバー
クールな質感も感じますが都会的ではないかな?
中盤でテンポアップする様は圧巻
手数の多いタイトなドラミングは見事だし
ギターもテクニックもあるし聞かせ方も上手


PANTERA - Power Metal - P*S*T*88 ★★★ (2011-08-26 02:42:33)

希代のリフメイカーの片鱗が窺えますね
ドラムも上手いです
ここまで聴きとおしてもあのフィル・アンセモとは思えなんだなぁ
切れ味も鋭いパンチ力溢れるミドルハイナンバー


PANTERA - Power Metal - Power Metal ★★★ (2011-08-26 02:16:34)

アルバムのタイトルトラック
パワー漲る疾走ナンバー
単純明快な展開がカッコいいですね
ギターリフも印象的です
シャープなドラミングだね


PANTERA - Power Metal - Proud to Be Loud ★★★ (2011-08-26 02:31:15)

ノリの良い豪快なロックナンバー
分かり易く聴き易くタイトルを連呼するコーラスにコブシを振り上げずにはいられないでしょう。僕はこう言う曲も好きですよ


PANTERA - Power Metal - Rock the World ★★★ (2011-08-26 02:14:55)

アメリカンなイメージが残りますね
パワフルなミドルナンバー
豪快ですね


PANTERA - Power Metal - We'll Meet Again ★★★ (2011-08-26 02:22:16)

後の彼らを考えるとありえないナンバーでしょうね
キラキラしたキーボードとバッキングギターはある意味必聴です
パンチ力とメロウさが程よく混じりあっていますね


PANTERA - Projects in the Jungle ★★★ (2019-06-18 20:05:46)

前作から間髪入れずにリリースした2nd。ツアーなどにも精を出しメンバーシップも向上。さらには2度目のレコーディングというのもあったのか、全てにおいてスケールアップ。音楽性も完全にHysteria以前のDef Leppardを踏襲したようなサウンドを披露。類似性も高く完全なるフォロワーといえるだろう。
バンド自体の個性は薄いがリードギターのプレイは前作以上に鮮烈な輝きを魅せ、へヴィメタルギターヒーロー然としたプレイで聴き手を魅了。バラエティに富んだ楽曲との相性も抜群であり、その筋の音楽性が好きな方は間違いなく楽しめるでしょう。それにしても酷いジャケットだなぁ。自主製作とはいえもう少し配慮して欲しかった。これがマイナー臭に拍車を掛けまくっているのでねぇ。


PANTERA - Vulgar Display of Power - Mouth for War ★★ (2022-03-19 01:40:26)

昔のパンテラを知っている身としては驚きましたね
新時代の到来
黒船来襲でしたね
この時期くらいからワタクシは地下に潜ったので
このPVは良く覚えている


PANTHER - PANTHER ★★ (2011-03-25 09:45:51)

ジェフ・スコット・ソートがVoを勤めるUS産のHM/HRバンドの1986年リリースの1stミニアルバム
ヨーロピアンテイストを散りばめたUS産の愚直なまでに気をてらわない正統性
どこかで聴いたことのあるフレーズはご愛嬌
特筆するべきところはないのかも知れませんがインギーマニアで
ジェフの多岐にわたるバンド活動を網羅したいファンなら見逃せないですよね
長らく掛け持ちしながらのバンド活動を余儀なくされてきた
実力派器用貧乏Voのメタリックな歌声ご堪能くださいませ
正当性の強い楽曲を力強く歌いこなすジェフの歌唱は荒削りな面もあるが
すでに巧さを感じさせてくれます


PANTHER - PANTHER - DANGER (2011-03-25 09:30:30)

完全コールミーな歌メロに驚きます
やりすぎだよね

力技なアレンジが逆に見逃せません


PANTHER - PANTHER - DELIVER THE AXE ★★ (2011-03-25 09:28:12)

荒々しいハードさが印象的です
正攻法な歌唱で勝負するジェフも悪くない


PANTHER - PANTHER - DESIRE ★★ (2011-03-25 09:24:10)

美しいメロディを奏でるイントロから
メタリックリフが静寂を突き破る
哀愁のメロディアスハード
この手の曲を上手に歌いこなしています
派で目のギターソロも悪くないです


PANTHER - PANTHER - FIRST THERE WAS ROCK ★★ (2011-03-25 09:45:15)

ジェフの若々しい歌声が懐かしい
パワフルな正統派のUS産のメロディアスHM/HRナンバー


PANTHER - PANTHER - PANTHER ★★ (2011-03-25 09:28:52)

アルバムのラスト
パワフルかつ重厚なミドルナンバー


PANTHER - PANTHER - WARCHILD ★★ (2011-03-25 09:29:35)

起承転結のあるドラマ性を感じさせる
ミドルナンバー
未消化具合が微笑ましい


PANZER - Al pie del cañón ★★ (2016-03-12 14:11:08)

スペインはマドリードを拠点とする5人組による記念すべき1st。CD化されたとは言えショボイ音に萎えそうになりますが、NWOBHMの風を浴びつつもオーソドックスなHM/HRナンバーを披露。スペイン語の語感が醸し出す情熱的な響きと哀愁のメロディが聴け、ムーグ等を駆使する鍵盤プレイも随分と楽曲に彩りを与える古典的なスタイルの楽曲に思いを馳せるマニアには懐かしさがこみ上げてくるでしょうかね。時期的にも同時期シーンを支え合っていたBARON ROJOあたりが好きな方なら楽しめるでしょう。ハードなブギーと、シャッフルビート、そこに絡む哀愁と熱情に南米を血を感じますね。


PANZER - Caballeros de sangre ★★★ (2016-03-18 14:45:03)

叙情派路線の初期作風とプリーストよろしくな前作の方向性を上手く掛け合わせた4th。またメンバーチェンジが行われる腰の据わりの悪さはありますが、哀愁度とキャッチネスさを感じさせる扇情的なメロディとメタリックなサウンドメイクは聴き応えたっぷり、泣かせつつも甘口にならない熱の籠ったプレイの数々にグッと惹き寄せられましたね。NWOBHMに通ずる攻撃的な面とシンプルな構成故に打ち出される分かり易さの黄金比、③みたいな曲を聴かされるとニヤニヤとさせられますね。彼らの集大成にてラスト作となったのは残念ですが、80年代型HM/HRの美点が詰まった力作に変わりはありませんよ。でもクサレマニアご用達ですけどね。メジャー級の作風に親しんでいる方にはチョイと敷居が高いような気がします。でもこのクセがたまりませんね。


PANZER - Send Them All to Hell ★★ (2015-09-29 12:41:10)

ジャーマンメタルシーンにその名を残す歴戦の兵が集いし結成されたバンドの1st。その経歴の魅力を余すことなくぶち込み豪快さと供に緻密に積み上げた作業が詰まった名盤です。PANZERというバンド名に偽りなし剛健なリズムが分厚い音となり猪突猛進突っ込んでくる様はまさにHM/HRのダイナミズムそのもの、フックのあるメロディ、印象的なギターソロも盛り込みエネルギッシュ、その疾走感溢れる演奏は抜群の破壊力を持ち、凝ったアレンジも耳を惹きますね。さらにはシュミーアの独特の声を生かした重量感たっぷりの楽曲は総じてクオリティが高くゴツゴツとした骨太な感触と欧州産ならではの湿度とダークな色合いにはプロジェクト的なお遊び感なと一切感じさせない気合いの入りよう。個人的には後半、やや尻すぼみ感はあるものの、アクセプトやプリーストのような男気あふれる正統性の強いHM/HRが好きな方にはたまらんものがあるでしょう。


PANZER - Send Them All to Hell - Death Knell ★★★ (2015-09-29 12:46:32)

アルバムのオープニングナンバー
バンドの色が濃く反映された一曲
粗暴さと整然としたバランス感覚が丁度いい


PANZER - Send Them All to Hell - Freakshow ★★ (2015-09-29 12:51:36)

キャッチーなリフワークも印象的ですね
分かりやすくノリのいい一曲


PANZER - Send Them All to Hell - Hail and Kill ★★★ (2015-09-29 12:50:12)

雄々しいコーラスの重ね方も勇壮さが増しジャーマン臭いですね
剛毅さとちょっとしたエレガントさがヨーロピアン
エエですよ


PANZER - Send Them All to Hell - Mr. Nobrain ★★★ (2015-09-29 12:53:30)

アグレッシブです
パンチ効いてるわ
サビでは一緒に拳を突き上げたくなりますね


PANZER - Send Them All to Hell - Panzer ★★★ (2015-09-29 12:42:41)

ザクザクと刻まれるエッジの立ったギターも耳が行きますね
シリアスかつダークな閉塞感がたまりません
ヘヴィなミドルナンバーですね


PANZER - Send Them All to Hell - Temple of Doom ★★ (2015-09-29 12:44:39)

猪突猛進型の暴走R&Rナンバー


PANZER - Sálvese quien pueda ★★★ (2016-03-18 14:53:55)

キーボードが脱退、ツインギター編成に変更、そのメンバーチェンジが音楽性に反映されたのか前作よりのハードでソリッドな要素が増量、より逞しい音楽性へと路線変更。くっさくさ哀愁のメロディが泣かせるシャープな疾走ナンバー②など顕著にその方向性が示されているでしょう。NWOBHM勢の影響下も大な新たなる音楽性、今後も度重なるメンバーチェンジと音楽性のプチリニューアルを行い、今一つ腰の座りが悪いバンドだなぁと思うのですが、悪い方向に傾いているのではななく良い方向性に進んでいるので時系列で聴くと、当時のメタルシーンの遍歴が分かるような気がするので面白いですよ。


PANZER - Sálvese quien pueda - Agárrate ★★★ (2016-03-18 14:55:12)

スパニッシュな情熱的プレイとクサクサのメロディに咽び泣きます
今アルバムのリーダートラックと言っても差し支えのない出来栄えですね


PANZER - Sálvese quien pueda - Galones de plástico ★★★ (2016-03-18 14:58:09)

唄声も音質も軽いのが残念
でもLIVEではさぞ迫力があるんだろうなと思わせる気合いの入った一曲
シャープに切れ込んでくるツインリードもカッコいい
確かにリズム隊もアグレッシブな曲調を支えていますね


PANZER - Toca madera ★★★ (2016-03-18 14:33:01)

時代は1985年、その時代背景を巧みに取り込んだ意欲作。JP譲りのシャープな切れ味をそのままに情熱的な響きはお国柄の成せる技、随所で聴ける哀愁度の高いギターのフレーズなど、まさにこのバンドならではの味わいでしょう。オーソドックス極まりない作風に終始し個性不足は否めませんが、この時代ならではの実直な音楽性とスパニッシュな血が騒ぐ熱の籠ったプレイの数々は大いに惹きつけるものがあるでしょう。


PANZER(SPAIN) - Al pie del cañón ★★ (2016-03-12 14:11:08)

スペインはマドリードを拠点とする5人組による記念すべき1st。CD化されたとは言えショボイ音に萎えそうになりますが、NWOBHMの風を浴びつつもオーソドックスなHM/HRナンバーを披露。スペイン語の語感が醸し出す情熱的な響きと哀愁のメロディが聴け、ムーグ等を駆使する鍵盤プレイも随分と楽曲に彩りを与える古典的なスタイルの楽曲に思いを馳せるマニアには懐かしさがこみ上げてくるでしょうかね。時期的にも同時期シーンを支え合っていたBARON ROJOあたりが好きな方なら楽しめるでしょう。ハードなブギーと、シャッフルビート、そこに絡む哀愁と熱情に南米を血を感じますね。


PANZER(SPAIN) - Caballeros de sangre ★★★ (2016-03-18 14:45:03)

叙情派路線の初期作風とプリーストよろしくな前作の方向性を上手く掛け合わせた4th。またメンバーチェンジが行われる腰の据わりの悪さはありますが、哀愁度とキャッチネスさを感じさせる扇情的なメロディとメタリックなサウンドメイクは聴き応えたっぷり、泣かせつつも甘口にならない熱の籠ったプレイの数々にグッと惹き寄せられましたね。NWOBHMに通ずる攻撃的な面とシンプルな構成故に打ち出される分かり易さの黄金比、③みたいな曲を聴かされるとニヤニヤとさせられますね。彼らの集大成にてラスト作となったのは残念ですが、80年代型HM/HRの美点が詰まった力作に変わりはありませんよ。でもクサレマニアご用達ですけどね。メジャー級の作風に親しんでいる方にはチョイと敷居が高いような気がします。でもこのクセがたまりませんね。


PANZER(SPAIN) - Sálvese quien pueda ★★★ (2016-03-18 14:53:55)

キーボードが脱退、ツインギター編成に変更、そのメンバーチェンジが音楽性に反映されたのか前作よりのハードでソリッドな要素が増量、より逞しい音楽性へと路線変更。くっさくさ哀愁のメロディが泣かせるシャープな疾走ナンバー②など顕著にその方向性が示されているでしょう。NWOBHM勢の影響下も大な新たなる音楽性、今後も度重なるメンバーチェンジと音楽性のプチリニューアルを行い、今一つ腰の座りが悪いバンドだなぁと思うのですが、悪い方向に傾いているのではななく良い方向性に進んでいるので時系列で聴くと、当時のメタルシーンの遍歴が分かるような気がするので面白いですよ。


PANZER(SPAIN) - Sálvese quien pueda - Agárrate ★★★ (2016-03-18 14:55:12)

スパニッシュな情熱的プレイとクサクサのメロディに咽び泣きます
今アルバムのリーダートラックと言っても差し支えのない出来栄えですね


PANZER(SPAIN) - Sálvese quien pueda - Galones de plástico ★★★ (2016-03-18 14:58:09)

唄声も音質も軽いのが残念
でもLIVEではさぞ迫力があるんだろうなと思わせる気合いの入った一曲
シャープに切れ込んでくるツインリードもカッコいい
確かにリズム隊もアグレッシブな曲調を支えていますね


PANZER(SPAIN) - Toca madera ★★★ (2016-03-18 14:33:01)

時代は1985年、その時代背景を巧みに取り込んだ意欲作。JP譲りのシャープな切れ味をそのままに情熱的な響きはお国柄の成せる技、随所で聴ける哀愁度の高いギターのフレーズなど、まさにこのバンドならではの味わいでしょう。オーソドックス極まりない作風に終始し個性不足は否めませんが、この時代ならではの実直な音楽性とスパニッシュな血が騒ぐ熱の籠ったプレイの数々は大いに惹きつけるものがあるでしょう。


PARADOX - Collision Course ★★★ (2018-03-30 14:07:28)

一部のマニアからカルト的な支持を受けるジャーマンパワー/スラッシュメタルバンドが復活を果たした第一弾アルバム。静謐なアコギのイントロに導かれ始まるのはPARADOX流スピードメタル。一筋縄ではいかない捻くれたセンスが爆発、そのクセの強い展開は手に汗を握らせるほどのスリルが満載。1st、2ndを聴き彼らの虜になったマニアにとって真っ当に自らの音楽性を引き継いだ復活作の手応えに身震いさせられるでしょうね。
刻みこむ独特のリフワーク、個性に塗れつつも邪悪なる哀愁を帯びたクールな旋律が破壊力を伴い全てを刈り取っていくような切れ味が素晴らしい。


PARADOX - Heresy ★★★ (2012-05-27 03:07:57)

ジャーマンスラッシュと言えば突貫型のドコドコとした破天荒なスタイルを思い出しますが、ここで聞けるサウンドのメジャー感には驚かされました、学生当時の友人が同時期にリリースされたRIOTの新作CDとこのアルバムを貸してくれたのですが衝撃度はこちらの方が数段上でしたね。スラッシュ然としたアグレッションと正統派メタル然とした流麗なメロディがメタル魂を鼓舞します。ザクザクと刻まれるギターリフ、緊張感を損なわないハイテンションな演奏はキュッとケツの穴を締めてくれますね。あくまでもスラッシュでありながらはき捨てないメロディを歌うシンガーの力量も素晴らしく今作を名盤の域へと押し上げている。知名度は低いけれども作品としての価値は一級品です。全編に漲るソリッドで硬質なサウンドと疾走感と重量感のバランスが見事に調和され能天気で突っ走るだけのバカっぽさなど皆無な清々しい一枚ですね。


PARADOX - Pangea ★★★ (2018-02-05 01:54:28)

チャーリー・スタインハウアー以外のメンバーを一新してリリースされた一枚。まさか新メンバーに新進気鋭のギターヒーロー、ガスGが参加するとは驚きです。そのガスGの目の覚めるようなギターワークも殺すことなく、このバンドらしいアグレッシブな叙情派パワーメタルサウンドを披露。チャーリー流儀の攻撃性と叙情性の両面をバランスよく際立たせる事に成功。起伏に富んだアレンジを司る、風雲急を告げるツインギターのスリル満点の構築美。鋭角的なリフワークから繰り出される、畳み掛けるアグレッションと扇情的なメロディによるクロスアタックに悶絶。ツボを突く哀愁たっぷりのメロディと全般的に支配されるシリアスさと重苦しい閉塞感、だからといって大げさな展開になることなく、シャープに、そして峻烈なるアジテーションが一塊となり突っ込んでくる様には、スリル満点の破壊力を秘めています。パワフルだがスラッシーな躍動感を疎かにしていないのが、このバンドらしいですよね。


PARADOX - Product of Imagination ★★★ (2012-06-19 21:24:06)

大げさなオープニングテーマにゾクゾクとさせられますね。全般的に歯切れの悪いリズムにイマイチ乗り切れない感じが無きにしも非ずですが、疾走感とドラマ性を煽るツインリードには大いに惹き付けられましたね。ただ闇雲に突き進むのではない構成力がバンドの肝、その辺は次作で見事に開花しますが、そのあたりを加味して聞くと今作の楽しみかたもまたおつなものとなりますよ。低音の迫力不足なサウンドプロダクション等にも難を示しますが、80代型のスラッシュをお探しの方にはオススメできるかと思います


PARAGON - Forgotten Prophecies ★★ (2009-07-18 00:18:00)

ドイツ産の漢HM/HRバンドの2007年リリースのアルバム
洗練されてないしトレンドとは無用の剛球一直線MANOWARにも通ずる音楽性にひれ伏します。デス・ブラックの的なアプローチを取らずともここまでアグレッシブなサウンド披露してくれる姿にグッときますね。僕のようなオッサンには頼もしくもあり懐かしくもあります。パワー・メロディ・スピードの三拍子揃った不器用な男気溢れる正統派HM/HRに興味のある人は是非とも聴いて欲しいですね。


PARAGON - Forgotten Prophecies - Agony ★★ (2010-12-17 05:21:56)

ストロングなスタイルが貫き通す7分に及ぶ大作ナンバー
重厚さの中にある仄かな哀愁
豪快さと繊細さの描き方も実にメタルしています


PARAGON - Forgotten Prophecies - Arise ★★ (2009-07-25 23:18:16)

ド派手なドラミングで始まるミドルハイナンバー
なんの変哲もない感じが良い
歌い手の歌唱スタイルに好みが分かれるでしょうね


PARAGON - Forgotten Prophecies - Face of Death ★★ (2009-07-25 23:22:36)

単音ギターリフ開放弦ギター
懐かしき雰囲気がする剛直なHM/HRナンバー
鉈を振るうが如き重さが心地よいです
メロディアスなギターソロも生きてきますね


PARAGON - Forgotten Prophecies - Forgotten Prophecies ★★ (2010-12-17 05:15:20)

剛直一直線
男気満載のタイトルトラック
パワフルなヘヴィメタルナンバー


PARAGON - Forgotten Prophecies - Halls of Doom ★★ (2010-12-17 05:13:39)

キャッチーな唄メロが印象的です
妖しげなインストパートもかっこいいね


PARAGON - Forgotten Prophecies - Hammer of the Gods ★★ (2009-07-25 23:15:49)

男臭さ満載
B級感たっぷりも悪くないです
勇壮な男性コーラスの配し方も印象的
今の時代を生き抜く純度100%のHM/HRサウンドに目頭が熱くなりました


PARANOIA - COME FROM BEHIND ★★ (2016-11-19 14:44:05)

今は亡き関西のレーベルNight Galleryから1987年にリリースされた1st。ボーカルがAION、地獄カルテット、VOLCANOなどで知られるNOVが務めており、1993年にCD化された際の帯タタキにも『俺の原点はこれだ-NOV』とかいてありますが、ベースX-JAPANの正式メンバーとなるHeathがいたんだから、そっちを押した方が金になるんじゃないかと思ったのですが、NOV押しするNight Galleryの姿勢は純然たるメタルファンとしては嬉しい限りですね。
日本人ならではのキメの細かいパワーメタルサウンドは、アイデアはあるのだが、やや四角四面の型にハマった印象が強く、これと言った突き抜けたモノがなくイマイチ弾けないのだが、喉を擦るように歌うNOVの歌唱スタイルは既に確立されており、二井原実先輩や山田雅樹などにも通ずる個性もあり、唯一無比の魅力を発揮しています。
とは言え、色彩の乏しい楽曲と奥行きのない薄っぺらい音質はある意味、NOVのパワーはあるがレンジの狭い歌を、逆に強く演出してしまい、一本調子に聞こえるのが残念だ。けして下手ではないバンドだけに気になると全滅になるが、何か可能性を感じさせる面もあり、その絶妙な空気を楽しむのが一番の聴きどころでしょう。


PARASITE - Parasite ★★ (2018-11-22 13:06:39)

1984年に5曲入りのEPをリリースして解散してしまったスウェーデンの4人組。当時、国内にも輸入盤が多く入り比較的、手に入りやすい一品だった。その為にマニアには、そこそこ知られる存在で、初期北欧HM/HRメタルらしい、クラシカルフレーバーたっぷりの哀愁路線が楽しめる。とは言っても洗練とは程遠い青臭いサウンドは、ダイナミズムに欠けた平坦なミックスを相まって、耐性のない方にとっては脱力だろう。こういうの聴くとUniverseって凄かったなぁ。
しかし初期北欧路線を語る上では外せない音楽性であり、Madisonあたりが好きな方にはピンとくるものがあるでしょう。このクリアーで寒々としたメロディセンスはお国柄のなせる技、そこに島国日本人の情緒に訴えかけるものがある。
すでにギリシャの名門、世界的な価値あるリイシュー盤を世に送り出す我らがNo Remorseから年末に再発も決定。クサレマニアなら手にとって損はしないでしょう。最近Blacksmithやジェフ・スコット・ソートが歌うPantherを発掘したりと今後も目が離せないレーベルですよ。


PARIAH - Blaze of Obscurity ★★★ (2015-01-13 15:34:19)

まずは前作よりもスッキリとした音質の向上がバンドサウンドを飛躍的なものにしています。マイケル・ジャクソンさんも荒さを押さえメロディを追いかけて歌い込む事により安定感も出てきており今作の躍進に一役も二役も買っていますね。前身がサタンだけにNWOBHM由来のリフワークを活かしたスラッシーな展開と聴かせる長尺なギターソロ、旨味を逃がさないツインギターの切れ味鋭い洗練されたプレイの数々は前作以上の威力を備え聴き手をねじ伏せていくでしょうね。単純に走るだけではない緩急をつけた楽曲群の魅力もリズムアレンジが練られたことにより倍増と全てにおいて前作を凌ぐ内容となりました。英国的な匂いが香り立つ洗練されつつあるスラッシュサウンドの追及はこれにて一旦終わり、シンガーを変えSKYCLADへと流れていくのですが、この魅力的なソロは今作ならではの味わいだけに解体は惜しまれますね。


PARIAH - The Kindred ★★★ (2015-01-13 15:23:03)

サタンのメンバーがそのまま流れて行きついたのがこのバンド(Voはマイケル・ジャクソン)NWOBHM由来の攻撃的なリフワークは健在、ノイジーでジャリジャリとした音が更なる過激さを増し攻撃的なサウンドでへと変貌、時代の流れに乗り遅れる事無くスラッシーなスタイルへと方向転換を果たしています。やや単調なリズムプレイとテンポに飽きもきますが、ワビサビのある押し引きを得た展開はベテランバンドのなせる技、緩急のある展開は目を見張るものがありますね。エッジのある歌声で荒々しさを捲し立てるパフォーマンスもメロディを蔑にしないツインギターの旨味を相当なものだし、詰めの甘さをモロともしない勢いは大いに買いですが、やはり軽めの甘い音質にNWOBHMの精神性が貫かれている威光が削がれているのいが残念。


PARIAH - Unity ★★ (2022-04-25 20:11:12)

知らない内に3枚目のアルバムを1997年にリリースしていました。時代の流れもあり唐突感も強く最初は不安になりましたが、参加メンバーが熱い。ラス・ティピンズ、スティーブ・ラムゼイの2枚看板にベースは盟友グレアム・イングリッシュ、ドラムも懐かしのSatan組でありBattleaxeのイアン・マコーマック、そしてシンガーはTysondogのアラン・ハンターというNWOBHM軍団勢揃いの裏豪華ラインナップに興奮を覚えるでしょう。
かつてはスラッシーなスピードメタルで鳴らしたバンドでしたが、ここではSkycladなどを通過してきただけに、それなりに音楽的な変遷はある、しかし、それは1997年という時代に乗じたモノではない、実にトレンドを否定した古典スタイルに固執している。Loudnessのクレイジーナイトみたいなノリの良いナンバーもあるし、展開に拘ったプログレテイストまで巧みに盛り込み英国流儀で仕上げた構成は、正に真性NWOBHMとしての魅力が満載、荒々しい攻撃性は成りを潜めたが、違う意味でバンドの魅力を解放。

もっと厳つくストレートに鉄下駄を履いてワチャワチャ走り出す剛毅なモノを期待していただけに肩すかし感は否めないが、そういう固定概念を持たないマニアにはグッと味が染みてくる一枚でしょう。
もう少しビシャビシャに濡れた英国流儀でも良かったと思うけどねぇ。そういうアングラ地下室感を感じさせないスッキリとした味わいも好悪を分けるでしょう。時代に即さない古典スタイル、若い人には伝わらないかも知れないが、一定の需要はあるスタイルであろう。


PASSION ROSE ★★★ (2011-08-04 23:11:23)

1991年リリース最初で最後のフルアルバムの1st
小気味良いドライブ感が心地よい正統派のハードロックバンド。
安定感のあるプレイと裏腹なやや安定感に掛けるVoの存在に日本のバンドが抱える欠点を如実に物語る姿に「やっぱりな」と言いたくなります。真新しさもなく新鮮味に掛けるでも日本人的細やかさとラフなロックサウンドの持つ輝きはなんら卑下されるものではありません。100%の65点的な作品に引き寄せられますね。ノリの良さとキャッチーなメロディ、明るくアメリカンなんだけど、時より感じさせる日本人的、哀愁と愁いのあるメロディに耳がいきますね。


PASSION ROSE - BIG DEAL ★★★ (2011-08-04 23:17:36)

1991年リリース最初で最後のフルアルバムの1st
小気味良いドライブ感が心地よい正統派のハードロックバンド。
安定感のあるプレイと裏腹なやや安定感に掛けるVoの存在に日本のバンドが抱える欠点を如実に物語る姿に「やっぱりな」と言いたくなります。真新しさもなく新鮮味に掛けるでも日本人的細やかさとラフなロックサウンドの持つ輝きはなんら卑下されるものではありません。100%の65点的な作品に引き寄せられますね。ノリの良さとキャッチーなメロディ、明るくアメリカンなんだけど、時より感じさせる日本人的、哀愁と愁いのあるメロディに耳がいきますね。


PASSION ROSE - BIG DEAL - MISSIN' OLD TIMES ★★ (2011-08-13 22:56:13)

リアクションを思わせる
勢いとノリが印象的ですね


PASSION ROSE - BIG DEAL - OUT OF CONTROL ★★ (2011-08-13 22:54:12)

アルバムのオープニングを飾る
スリージーなHM/HRナンバー
それっぽい大陸的なノリと細やかさが日本人的で好き


PASSION ROSE - BIG DEAL - RISE IN THE WORLD ★★ (2011-08-13 23:01:44)

仄かな哀愁と乾いたメロディの融合が程よく馴染んでいます
キャッチーさも日本人的な切り口ですね


PASSION ROSE - BIG DEAL - SHOUT IT LOUD ★★ (2011-08-13 23:04:01)

懐かしい臭いがする
ワイルドなロックンロールナンバー


PASSION ROSE - BIG DEAL - SWEET ROSE ★★ (2011-08-13 23:06:41)

タイトル通り
甘いメロディが疾走しますね
切れ味も悪くない


PAT TRAVERS - Boom Boom ★★ (2010-09-07 00:25:00)

1992年にALFAレコードよりリリースされたLIVEアルバム
味わい深いハードなギタープレイと歌声が堪能できます
子供の頃ならもう少しメタルなサウンドを求めるでしょうが
ギターオリエンテッドな楽曲はどれも心地よいくらいロックしていて
お腹にズシンズシンと響いてきます
枯れることのない大人の燃えるハードロックサウンドにグイグイと引き寄せられますね
ブルースに根ざしているから地味と思われる向きも有るでしょうが
ある意味ブルースから派生した正調ハードロックサウンドにカッコよさに揺るがざる
精神性を感じますね、良い感じでコマーシャル性も感じさせてくれるのも良い
体が勝手にスイングするノリのよさ
時にはこういったサウンドに身を委ね
残暑を乗り切りたいと思います
個人的にはテクニックもさることながら心に訴えるギターが弾ける
数少ない才人だと思いますよ


PAT TRAVERS - Heat in the Street ★★★ (2017-12-17 13:07:18)

ロック魂を揺さぶる男臭いギタープレイで人気があったパット・トラヴァースのソロ第四弾。日本では一年遅れでリリースされましたね。今作では相棒にパット・スロールを迎えた事も広く認知される要因となったのですが、主役は歌もギターも兼務するもうひとりのパットである事に変わりはなく、ペンタトニックスケールを力技でねじ込むエモーショナルなソロなど、彼の持ち味が存分に発揮、古典的ブルースロックを自分なりに咀嚼した音楽性は、スタンダードな響きであるが、その中にも心に染みるトーン一発に掛けた情念もあるし、テクニックのみならずホットなフィーリングで魅了する、豪胆なロックサウンドに絡みつくトラヴァースのギターを堪能したい方にはお勧めの一品ですね。本格派のギターサウンドに磨きが掛かっていますよ。


PATA - PATA (2017-04-24 17:35:16)

言わずと知れたX-JAPANのギタリストPATAのソロアルバム第一弾。アレンジ&プロデュースに日向大介と、エンジニアやミキシングとして数多くのバンドを手掛けたスタン片山(ブルース・デッキンソンのソロやLOUDNESSにMEGADETHなど)を迎え入れ。自身のルーツたる音楽性を、何の制約も設ける事無く披露。X-JAPANの音楽性など一ミリも引きずってはおらず、参加メンバーのバックボーンを考えると順当な音楽性になったとも言えますね。
また個人的にも参加メンバーにつられ購入を決意、自身のネームバリューと潤沢な資金を利用し参加したのが、ドラマーにトミー・アルドリッチとサイモン・フィリップス。ベースにティム・ボガート、マイク・ポーカロ、ジェラルド・ジョンソン。ボーカルにジェイムス・クリスチャンですからね。ブルージーなアメリカンロックを期待したいところです。

作品としてはX-JAPANファンを完全に向こうに回した作風で、ジェフ・ベックやラリー・カールトンとか好きなのかなぁと個人的には感じるのですが、メタル系アーティストを師と崇める口の超えたギタリスト達からは辛口の意見も飛び交い、正直ギタリストのソロとしては凡庸なフレーズとプレイが多く、ソロを作るのは時期尚早といった印象。やはり自身のトーンと言うモノが無く、これを弾けばPATAという音が欲しかったですかね。
豪華ゲストも借りてきた猫状態で名前以外に聴くべき所がないと言った仕上がり。そんな参加メンバーが全員共倒れの中で、一人気を吐くパフォーマンスを披露したのはジェイムス・クリスチャン、彼のソウルフルな歌声が冴えわたるバラード⑥は今作のハイライトでしょうね。

大きな看板を背負わされたアーティスとの苦悩は続き、乾いたアメリカンロックなど、彼のファンは求めているはずもなくセールス的に惨敗。1995年に2ndをリリース、その後X-JAPANは解散。1998年にペガサスファンタジーでお馴染みのメイクアップのシンガーNoBとP.A.Fを結成へと至りますね。


PATA - PATA - Psychedelic Jam ★★★ (2017-04-24 17:42:32)

タイトル通りのジャミング感覚が聴いていて心地よい
トミー・アルドリッチとティム・ボガートによるリズムプレイが最大の聴きどころ


PATA - PATA - Road of Love ★★★ (2017-04-24 17:39:47)

日向大介大活躍
ジェイムスのソウルフルな歌声が印象的ですね
メロディの持って生き方が日本的なのも面白い
この曲を聴きたくてアルバムを引っ張り出す事が年に数回あります
特別素晴らしい曲でもないのだが聴きたくなります
今でも風呂場で鼻歌交じりです
体調不良なのか手抜きなのかジェイムスの熱量を押さえた省エネ歌唱が逆に良かったりする


PATA - PATA - Story of a Young Boy ★★ (2017-04-24 17:40:45)

アコースティカルですね
ジェイムスのピッタリです


PATTY SMYTH - Never Enough ★★★ (2018-05-30 13:54:50)

オールディーズなどのカヴァーソングを取り上げたアメリカのバンドSCANDALのシンガーとして有名なパティ・スマイスがソロに転向後にリリースした1st。
どんなにポップな音楽性であろうと、実力のないものはステージには立てない。その肥えた耳を満足させるだけの事はある女性シンガー、キュートなルックスから弾き出されるパンチの効いた歌声、ソフトなAORサウンドではあるが、歌モノロック好きなら楽しめる要素も大。
外部ソングライターの手によって仕上げられた名曲の数々、合間にカヴァーも入れ品質の整合感は隙間のないものになっています。ハードなモノを楽しむ方には英国のMAGNUMのカヴァー④もありますので敷居は低いかと思います。
若い頃は全然聴けなかったソフトロック、今じゃ耳休めにピッタリだし、こういう質の高いものは大好物ですね。
その筋の名手を集めリリースしたアルバム。シングルもアルバムを大きな成功を収められなかった事で、ヒットチャート命の洋楽ファンにも相手にされなかった彼女ですが、歌モノロックならではのメロディの良さと堅実なサウンドメイクに引き寄せられます。
キュートさと力強さを併せ持つ声は魅力的ですね。耳に心地よく響く優しいメロディ、溌剌としな中にある甘酸っぱさ、そのロックテイストも残した多様なタイプの楽曲を見事に歌いこなしています。でも④は可もなく不可もなくですけどね。


PATTY SMYTH(SCANDAL) - Never Enough ★★★ (2018-05-30 13:54:50)

オールディーズなどのカヴァーソングを取り上げたアメリカのバンドSCANDALのシンガーとして有名なパティ・スマイスがソロに転向後にリリースした1st。
どんなにポップな音楽性であろうと、実力のないものはステージには立てない。その肥えた耳を満足させるだけの事はある女性シンガー、キュートなルックスから弾き出されるパンチの効いた歌声、ソフトなAORサウンドではあるが、歌モノロック好きなら楽しめる要素も大。
外部ソングライターの手によって仕上げられた名曲の数々、合間にカヴァーも入れ品質の整合感は隙間のないものになっています。ハードなモノを楽しむ方には英国のMAGNUMのカヴァー④もありますので敷居は低いかと思います。
若い頃は全然聴けなかったソフトロック、今じゃ耳休めにピッタリだし、こういう質の高いものは大好物ですね。
その筋の名手を集めリリースしたアルバム。シングルもアルバムを大きな成功を収められなかった事で、ヒットチャート命の洋楽ファンにも相手にされなかった彼女ですが、歌モノロックならではのメロディの良さと堅実なサウンドメイクに引き寄せられます。
キュートさと力強さを併せ持つ声は魅力的ですね。耳に心地よく響く優しいメロディ、溌剌としな中にある甘酸っぱさ、そのロックテイストも残した多様なタイプの楽曲を見事に歌いこなしています。でも④は可もなく不可もなくですけどね。


PAUL DI'ANNO - As Hard as Iron ★★★ (2023-12-17 17:23:40)

デニス・ストラットンとコラボしたりと、この時代のポールはとにかく節操のない活動に終始していました。今回もプロデューサーにリー・ハートを迎え、どっちが先なんだというような、リー・ハート関連の楽曲が収録。カバーなのかオリジナルなのか前後不覚させるようなメロディックメタルをやっています。
押しの強いポールの歌声に、甘めのソフトケイスされた楽曲が合う合わないは感性だろうが、この時代のディアノは声が良く出ている。今や、デニス・ストラットンでさえメイデン関連の楽曲でライブを行う時代、もう昔の名前を担ぎ出す活動に驚かないが、ディアノは昔の史メー時から呪縛から解き放たれようと新しい音楽性に挑んだと思うと、こういう音楽性に進んだ事を非難することは出来ない。

メイデンという大きな看板を背負ったパワフルヴォイス、ディアノは間違いなく歴史に名を残す偉大な男だ。それだけに、リー・ハートと二人でチマチマやっているのはチョイと感心できないのだが、それでもここで聴けるハードでメロディックかつダイナミックなサウンドはメジャーロックとして十分なクオリティを保持。どっちがオリジナル問題はあるだろうが、全てを飲み込んで成立させるだけの力技は持っていた。恐るべしポール・ディアノである。

ディアノがアコギをバックにソフトに歌うんだというのは逆に新鮮である。ワタクシはこういうディアノも大好きであるが、筋金入のメイデンファンからは見向きもされないだろう。やっぱ気持ち悪いもんなぁ。あとデニス・ストラットンとHARD AS IRONというアルバム出しているのもタチが悪い。


PAUL DI'ANNO - Hard as Iron ★★★ (2023-12-17 17:37:56)

Paul Di'Anno & Dennis Stratton 名義でリリースされたアルバム。オープニングからリー・ハートの曲で幕開けFASTWAYでもやっていた曲である。こんな調子で大半の楽曲が既発音源という代物。参加メンバーもニブス・カーターやポール・サムソン、ファースト・エディ・クラーク。ナイジェル・グロックラー、ニール・マーレイ、ドン・エイリー、ヴァッキングボーカルではビフ・バイフォードにドゥギー・ホワイトが参戦。もうどっかでやっているやんである。
そんなオリジナルティに欠けた作風ではあるが知らない人にとっては新鮮であろう。ポールとデニスというメイデン組の共演には、当時と話題性はまったく無いわけではなかった。グランジ/オルタナ旋風が吹き荒れヌーメタルの登場という流れの中で、生粋のメタルを渇望するマニアにとっては、一縷の望みのようなプロジェクトだったが、メロディックメタル路線であり、ポールの厳つい歌声を生かしたとは言えず、少々食い足りない作風である。またデニスも、よく考えるとメイデン時代にデニスが書いた曲ってあったかなぁ?な人なので、そう考えると妙に納得しています。
プロデューサーのリー・ハート色が強すぎるのだが、ポールとデニスの共演による化学反応もあることはあるので、ブリティッシュハードが好きなマニアには、このポップセンスにも英国を感じるであろう。ポールの歌声ではければいけない曲ではないが、イメチェンに取り組む姿勢は悪くない。
後年、デニス・ストラットンですらアイアン・メイデンの曲をカバーするツアーを行うのだから、驚きである。お二人とも節奏がなさ過ぎですよ。でもポール・ディアノの声は個性的であり、あのパワフルで押しの強いメタルヴォイスは唯一無二の存在感を示している。


PAUL DI'ANNO - The Living Dead ★★★ (2012-09-25 19:46:27)

元アイアン・メイデンの肩書きを持つポール・ディアノが2006年にリリースしたソロアルバム。いきなりスローナンバーで幕が開ける展開に肩透かしを喰らった気分になるのですが、このタイトルトラックのもの悲しい雰囲気がいい、これから始まる序曲としては逆にどっしりと構えたシリアスな作風で打って出たことにより期待度も上昇、その後もポール・ディアノのパンチ力のある歌声を生かした重量感のあるヘヴィメタルサウンドを轟かせ、しっかりとメロディも押さえて唄い込み肩書きの名を汚すことの無いパフォーマンスを披露、唄メロの質はともかく往年の勢いを感じさせてくれます。メリハリの効かした重量感のあるへヴィなミドルナンバーを中心に自らの持ち味を生かした懐古主義では終わらない気概を感じさせてくれる姿も立派ですね。重量感のあるギターリフと強烈なリズムプレイが一体となりパワフルな歌声が叩きつけるダイナミックなサウンドは真新しさは無いものの素直にカッコいいと思いました。またメロディアスなソロプレイでは王道を行くHM/HRのスタイルを踏襲しているのも今作の魅力の一つですね。ちなみにボーナストラックとして?、いい加減聞き飽きたわでお馴染みのメイデンカヴァーライブ“Wrathchild” ゛Phantom Of The Opera”二曲と何故かメガデスのカヴァー“Symphony Of Destruction”に挑戦しています、iTunesでもいけるので興味のある方はそちらもオススメしますね。個人的にはもう元メイデンの肩書きに頼らなくても十分に魅力のある歌声を今作で聞かせていると思うので、メイデンカヴァーは辞めたほうがいいように感じています。それにメイデンコレクター泣かせになるしね


PAUL DI'ANNO - The Original Iron Men ★★★ (2016-04-29 18:23:01)

ポール・ディアノとデニス・ストラットンのメイデン組によるプロジェクトチームが1995年にリリースした一枚。プロデューサーにリー・ハート、参加メンバーもニール・マーレイ、ティム・カーター、ナイジェル・グロックラー、ゲイリー・ファーガソン等、この当時はよくこのメンバーでコンピ作を作っていましたね。わりと地味な奴だけが集まった同窓会的な閑散としたムードが漂うも、ストラットンとリーハート持ち込んだ英国産ハードポップサウンドとディアノのパワフルヴォイスが繰り広げるガチンコ勝負の行く末は残念ながらドローだったのですが、ディアノはやっぱりパワフルだ。ストラットンとリーハートもよいメロディを書きますね。②はヤングギターでお馴染みのエアパビリオンの米持氏らが参加した日本のアニメのサントラに提供してるし、SHOW-YAにも在籍していたステファニー・ボージャスのソロに提供した⑧など聴いたことがあるような曲が多いのもチョイと気になりますが、この二人でしか味わえないサウンドを個人的には楽しみましたね。当時はギリ、ディアノ&ストラットンにリーハートが絡む事に新鮮さがありましたから


PAUL DI'ANNO - The Worlds First Iron Man ★★★ (2016-04-29 17:51:09)

生活保護的なものを不正受給したリアルアイアンマンな男、我らがポール・ディアノのソロアルバム。今作でもしっかりとメイデンのカヴァーを行い、何ヴァージョンあるんだいと突っ込まずには入られない彼が取り組んだのはAOR系の歌モノサウンド。オープニングはジェイムス・ブラウンのカヴァー、思い出されるのは映画ロッキーにて、アポロ・クリードが大はしゃぎ、その後ドラゴにぶちのめされるあの映像ですが、この選曲に驚かされ、②もファンキーな名曲をカヴァー(ワイルドチェリーの名曲ですね)。そのままゴスペルな③にながれ、ワタクシはしばらく開いた口がふさがらず、怖くなり一旦トレイから取り出し聴くのを中断した思い出深い一品。再度チャレンジするもポールの歌声を中心にメロディックな歌モノHM/HRスタイルを貫いており、何をトチ狂ったんだ、と叫びそうになるのですが、何をやってもポールのパワフルヴォイスは消えるわけがないのでハーモニーをつけて軽やかに歌おうがポールはポールでした。中盤以降の楽曲もそうですが⑨⑩なんて今作ならではの味わいがあり、逆に好きになりましたね。ディアノのソフトサイドを際立たせた一枚。マニアなら手を出さずにはいられないでしょう。


PAUL DI'ANNO'S BATTLEZONE - Children of Madness ★★★ (2011-07-28 00:50:24)

1987年リリースの2nd
前作の流れを組む硬質なHM/HRアルバムです
低音の迫力不足が生み出す音質の醜さに軽く見られそうですが芯はしっかりとメタルしています。コンパクトな楽曲とキャッチーなメロディを盛り込みメジャー感をアピール、ただ力強く歌うだけではない主役のポール・ディアノの歌唱も悪くない。常にメイデンとの比較が彼の命運を分けるわけですが個人的には楽しんだアルバムです、若いミュージシャンを従え時代に則した今作は時代の空気を吸い込み最大公約数のファンを獲得しなければいけないディアノの苦悩が伺えますかね。こう言う音楽って僕は好きですね。迫力不足なサウンドに物足りなさを覚えますがハーモニーを生かしたディアノの歌声はメイデンマニアならずとも聞く価値はあるかと思います。④なんて結構カッコいいんだけどね


PAUL DI'ANNO'S BATTLEZONE - Children of Madness - Children of Madness ★★★ (2012-06-08 15:10:21)

朗々と歌い上げるディアノの歌唱が印象的です
妖しげな雰囲気とメロディが耳を惹くミドルナンバー


PAUL DI'ANNO'S BATTLEZONE - Children of Madness - I DON’T WANNA KNOW ★★★ (2012-06-08 15:01:02)

メロディアスなミドルナンバー
こういう曲をサラリと披露してくれるのが嬉しい
ディアノの歌も肩の力を抜きメロディをなぞっています


PAUL DI'ANNO'S BATTLEZONE - Children of Madness - Metal Tears ★★ (2012-06-08 15:17:43)

もの悲しいヘヴィバラード


PAUL DI'ANNO'S BATTLEZONE - Children of Madness - Overloaded ★★ (2012-06-08 15:15:41)

懐かしいですねこういう曲
ありふれたパワーメタルナンバーなのですが
こうやって改めて聞くと引き寄せられますね


PAUL DI'ANNO'S BATTLEZONE - Children of Madness - Rip It Up ★★★ (2012-06-08 14:57:28)

アルバムのオープニングを飾る
メタリックな疾走ナンバー
ディアノの歌も切れていますね
ギターソロも時代を感じさせますね


PAUL DI'ANNO'S BATTLEZONE - Children of Madness - Torch of Hate ★★★ (2012-06-08 15:02:57)

切れ味鋭いイントロのギター
パワフルな疾走ナンバー
音質の悪さが惜しまれます