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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 7401-7500

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 7401-7500
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OUTRAGE - Raging Out ★★★ (2018-02-05 01:41:01)

橋本直樹の本格復帰から今まで以上に精力的な活動を行う彼ら、その勢いをそのままにパッケージしたような勢いに満ちた最新作がコチラ。あらゆる試練を乗り越え復活を果たした彼らに揺るぎはなし、叙情的なメロディを配したスピーディーなスラッシュナンバーを中心に据え、多様性を帯びたドラマティックなナンバーを散りばめると言う大人げない対応でファンのハートを鷲掴み。ブルンブルンと唸りを上げながら野性的なグルーブを刻む安井のベース、パワーヒッティングドラムの丹下による盤石のリズム隊を従え、そのすべてをコントロールするが如く、スリムに生まれ変わった阿部のギターは、剥き出しのアグレッションとエモーショナルなトーンを駆使したギターで魅了。このバンドの旨味を最大限に増幅しています。その強靭なるアンサンブルの頂点に君臨するのは、どこまでも挑発的なパフォーマンスで聴き手を煽りたてるは、橋本の凄みは増した歌声、まさに今が最盛期と呼ぶに相応しいでしょう。
ツボを押さえたアレンジと曲作りによる、最上級のスラッシュサウンドを築き上げた彼ら。余裕はあるのに隙を見せない、そのワルっぽいムードも過去最強にカッコよく聞こえますね。


OUTRAGE - Raging Out - Doomsday Machine ★★★ (2019-08-12 20:57:24)

しっかりとした歌メロが耳を惹きます
獰猛な歌い回しもメロディを追いかけるからカッコいい
ベテランならではの落ち着きもあるが
大人げない若さも溢れている
アルバムのオープニングに相応しい勇猛果敢なアウトレイジサウンド
ワビサビもあるから手がつけられん
何度聴いても引き付けるねぇ


OUTRAGE - Raging Out - Heroes Falling ★★★ (2019-08-12 20:51:12)

挑発的な橋本の咆哮
雄々しいアウトレイジサウンド
泣かせのギターソロも含め大和魂を焦がす至高の国産メタルナンバーだ


OUTRAGE - Raging Out - Hysteric Creatures ★★★ (2019-08-15 13:51:15)

ブリンブリンのゴリンゴリンのベースが耳を惹きますね
タイトに刻まれる丹下のドラムもクール
これもOUTRAGEのルーツと言える弾けっぷりがたまらん


OUTRAGE - Raging Out - Machete… ★★★ (2019-08-12 20:47:32)

パンキッシュでキャッチーなスラッシュナンバー
ノリが良いのでライブ映えしますね


OUTRAGE - Raging Out - Outrage ★★★ (2018-07-01 15:22:47)

バンド名を冠したアウトレイジらしいスラッシュナンバー
このバンドの楽曲には激しさの裏に泣きがある
荒涼としたメロディ
これがアウトレイジの魅力だろう
激しければ激しい程
その裏テーマがいっそうに逞しく浮き彫りになる


OUTRAGE - Raging Out - Spin ★★★ (2019-08-15 13:54:59)

ザクザクと刻まれる重厚感たっぷりのギター
爆走するリズムも強烈
豪快だが緻密な構成に唸らされる
スラッシュメタルのアイコンとなる存在感があるねぇ


OUTRAGE - Raging Out - Wake ★★★ (2019-08-15 13:49:15)

勇壮なコーラスからヒロイズムを纏うサビメロ
どこかエピカルな匂いすら感じる
だからエモーショナルな泣かせのソロが胸に響くのか


OUTRAGE - Raging Out - We Warn All Belongs ★★★ (2019-08-15 13:58:24)

自らのルーツを一まとめにしたような魅力がある
拡散せずに一気に放出させたのが最高にカッコいい
アグレッシブなだけではないワビサビがこれまた魅力
叙情的なソロも魅力倍増です


OUTRAGE - Raging Out - Wolf and Raven ★★★ (2019-08-12 20:54:25)

サイケな香りもする暴走ロックナンバー
これも彼らのルーツ
漢だねぇ


OUTRAGE - Run Riot ★★★ (2020-03-30 19:30:46)

既に配信盤はリリースされている最新作。ジェイ・ライストンをプロデュースに迎え古くて新しいアウトレイジサウンドを提示。単にスラッシュとは一括りにできない生き様を音に乗せ、ダイハードなマニアを酔わせる事に成功している。
男臭い荒涼としたメロディ、ヒリヒリと焼け付くほどに強烈なのだが、その男の哀愁を漂わせるハードボイルドサウンドに咽びます。徹頭徹尾ハードなスタイルで勝負を賭けているのにフックのある展開を設け、進行していく様は痛快にて壮大だと言いたい。
キレのあるリフワークは勿論、扇情的に泣きまくる阿部のギターは柔軟な、ふり幅を設け雄叫びを上げる、丹下、安井のコンビネーションもド迫力、日本最強のリズムセクションと呼んでも差し支えのない威厳と、大人げないプレイで魅了。バンドの屋台骨を支えるのは鬼神だったと言えよう。
屈強なリフワークとリズムセクションの合間を縫うように悲哀と怒りが絶妙な加減で流れるメロディ、その感情を強い意志をもって操るのが橋本の歌声だ言うのも頼もしい限りです。
作曲者によってカラーを変えるのも、近年著しいのだが、それでも型が外れたとは思わせない統一感というのは、このゴン太なヘヴィグルーブのなせる業だろう。このメンツだから醸し出せるノリというものがある。OUTRAGEには、その個性というものが備わっているのも魅力。唯我独尊、己が進むべく道を見つけたバンドに怖いものは無し、先鋭化された感性を一層研ぎ澄まし、シーンに切れ込んでもらいたい。
安定感があるのに、ジャンルにとらわれない柔軟な姿勢が生み出すスリル。そのドキドキワクワク感に、見事、殺られました。
ライブ映えする楽曲も目白押しの名盤の誕生ですね。


OUTRAGE - Run Riot - Blood and Scars ★★★ (2020-04-13 18:29:03)

アグレッシブだしキャッチーさもある
そしてメロディも耳を惹く
ライブ映えする胸を熱くさせる漢メタルナンバー
掛け値なしカッコいいです


OUTRAGE - Run Riot - Edge of a Blade ★★★ (2020-04-13 18:25:17)

アウトレイジ風HELLIONって感じのイントロから一気に走り出します
荒涼としたメロディがヒリリと焼け付くようにまとわります


OUTRAGE - Run Riot - Hot Rod Immunity ★★★ (2020-04-13 18:31:39)

一気呵成に突っ込んでくるスピードナンバー
怒気を孕んだ橋本の咆哮もカッコいい
ギラギラとした野心も漲っていますよ


OUTRAGE - SPIT ★★★ (2021-06-04 16:49:31)

前作は自分たちの音を求めてドイツに渡りレコーディング、プロデューサーにACCEPTのステファン・カウフマンを迎えて気合いが入りまくっていた。特に表題曲だったMY FINALDAYは爆裂感とキャッチーさが共存されており、新たなる代表曲の誕生であり、国産メタルの歴史に名を残すような名盤の誕生だった。
そして海外でのディールも獲得、順風満帆のようにも感じるが、時代は脱スラッシュを掲げシーン全体の潮目となる時期だった。それだけに御多分漏れずOUTRAGEも速さよりヘヴィネスさを要求されバンドサウンドは変貌。②のような濃密な曲もあるが全体的な印象は、アウトレイジお前もかである。
それだけに、リリース当時のワタクシは、このバンドから遠ざかり橋本直樹が脱退するまで彼等のライブに足を向けないと言う不義理を果たすことになるのですが(スリーピースなら違うサウンドになるのに異論なしです)、こちらもたっぷりと耐性がついた今ならば、この変貌を受けとめられる器量を身に着け違う意味で楽しんでいます。

スピード重視から重々しいサウンドへと軸足を置きスタイルを変えてきた意欲作。豊潤なバックボーンを持つメンバーが新たな引出しを開け表現した世界観は、違う意味で生々しい人間臭さを醸し出し、武骨なストロングスタイルの中で有機的な響きを打ち鳴らしている。
鋭利な感性よりも熟成された重量感を楽しめと言う事なのだろう。キャリアを重ねたバンドだから挑戦できた新機軸。今更ながら楽しんでいますよ。


OUTRAGE - The Final Day ★★★ (2007-08-11 12:55:00)

基本はスラッシュメタルもキャッチャーさを兼ね備えた日本が誇る正統派メタルバンドの名盤です!印象的なリフレインとコーラスパート、叙情的なギター、鬼気迫るリズム隊、楽曲に負けない骨太なVoと全てが素晴らしい、橋本直樹はモヒカン刈りにしドイツに渡ったのだ気合入りすぎ。ステファン・カウフマンは実にいい仕事をしてくれた
①などはパワーメタル然とした名曲だしアコギが美しい⑧パンキッシュな⑤等バラエティに富んだ楽曲が収録されている、特に前半の充実振りが素晴らしい。これ以降スピード感とキャッチーさが後退していくのでこのアルバムが彼らの最高作だと思う


OUTRAGE - The Final Day - Madness ★★ (2008-08-31 20:16:15)

パンキッシュなスラッシュナンバー
耳馴染みの良い歌メロが新しいさを感じさせてくれましたね


OUTRAGE - The Final Day - My Final Day ★★★ (2007-08-12 12:34:32)

印象的なリフレインが強力なスラッシュナンバー
キャッチャーな唄メロが耳を惹く 彼らの代表曲の一つ
サビは口ずさまずにはいられない


OUTRAGE - The Final Day - Sad Survivor ★★★ (2008-08-31 20:10:59)

パンキッシュなスラッシュナンバー
サビで聴ける覚え易いリフレインも今アルバムを象徴している


OUTRAGE - The Final Day - Wings ★★ (2008-08-31 20:14:13)

ストレートな疾走ナンバー
パワフルかつタイトなドラミングにやられました


OUTRAGE - The Great Blue ★★ (2007-08-11 12:37:00)

本来であればスゴイ名盤になるはずだったのにチープなプロダクションが全てをぶち壊している!⑥みたいな曲でリズムのズレなんてイライラする ごちゃっとした音に肩が懲りますが彼らの個性を確立しつつある名盤です!二枚組みのパンクカヴァーは面白かった


OUTRAGE - The Great Blue - Great Blue ★★ (2008-08-31 20:04:55)

アルバムのタイトルトラック
押し引きを経たアレンジが見せ場
懐の深いバンドです


OUTRAGE - The Great Blue - Just Believe in Me ★★★ (2007-08-12 12:05:29)

複雑な曲展開がカッコイイ スラッシュナンバーです
ザクザクと刻むリフと対比するメロウなギターソロもカッコイイがこのリズム隊は強力すぎる


OUTRAGE - The Great Blue - The Day of Rage ★★★ (2007-08-12 12:18:38)

麦踏ツーバスがカッコイイ
激烈スラッシュナンバー この疾走感がたまりません
男臭いコーラス メロディアスなギターソロ HMと呼ぶにふさわしいナンバーです


OVERDRIVE - Metal Attack ★★ (2016-04-18 13:20:00)

スウェーデン産ツインギター編成による5人組が1983年リリースした1st。ド派手なツインギターを主軸にメロディアスかつパワフルなHM/HRを披露、NWOBHM風味の攻撃性や北欧ならではのポップフィーリングを盛り込みつつ、クラシカルさもあるリードプレイが華を添えており、バックの演奏は稚拙な面もあれどダイナミックな爽快感さえ携えている。しかし肝心要のリードシンガーのパフォーマンスがクオリティをダダ下がりさせており、そのあたりが大きく評価を分けるのでしょうが、スケールの大きなメロディックHM/HRサウンドをマニアにはたまらんモノがあり、そのあたりに理解のある良識なファンなら手を出しても損はしないでしょう。


OVERDRIVE - Swords and Axes ★★★ (2018-10-08 14:50:40)

北欧メタルと言えばALIEN、EUROPE、MADISON、BISCAYA、SILVER MOUNTAINといったバンドを真っ先に思いつくのですが、このバンドも古くは80年から活動、世界を席巻するNWOBHMブームに乗り1983年に1stをリリース。先述したバンドに共通する、甘美なメロディと冷ややかな叙情性、そしてクラシカルフレーバー、DP風味やRAINBOW風味といったリッチーテイストも取り込んだサウンドとなるのですが、このバンドは確かに北欧風のメロディもあるが、よりソリッドで豪快なメタルサウンドと毛色の違いスタイルで勝負。
1stにあった荒々しいヴァイキング感も損なわずに、よりタイトな演奏を披露。相変わらずの下手な歌がB級感を猛烈に発散しているが、これぞへヴィメタルと呼びたくなる様式に則った剛毅なサウンドを轟かせている。

粗挽きだが攻撃的なギターサウンドもメタルマインドを鼓舞させる勇壮さもある。そこに畳み掛けるワイルドなリズムプレイ。でも欧州のバンドらしい繊細さってのがイイ感じでブレンドされており、正統派と呼ぶに相応しい魅力が詰まった一枚となりました。
今のご時世の方が逆にウケそうですね。北欧=甘美なものとEUROPEの世界的成功のあと、そのフォロワーも増えたし紹介もされたせいでイマイチ誤解をされているのだが、確実に日本よりもNWOBHMの洗礼をうけている地域ですからね。この手の荒々しいバンドは沢山いるのです、ただ兵役などの関係でバンド活動が継続されず、短命に終わるケースもあったから、若気の至りで終わり、シーン時代の大きなマーケットを持ち合わせていないだけに、遠く離れた日本ではレコード会社の意向もあり正しく伝わっていないのが現状でしょう。

このバンド、もし上手い奴が歌っていたら高く評価を受け認知されたでしょうね。野暮な北欧メタルで終わらせるのが惜しいバンドです。


OVERKILL - Ironbound ★★★ (2016-04-09 18:34:01)

毎度おなじみな髑髏のキャラクターに魅入られ、何となく購入したのが今作。それまでの期間、彼らの作品に触れたのは90年代の頭くらいだったので衝動買いも甚だしいのですが、いやー恐れ入りましたね。当時はマイナーメタルや再発もんばかりを聴いていたので、まずはバリバリのメジャーどころが出す音の良さと迫力に耳がもってかれました。すげぇ迫力だなとチョット引いてまう位の勇壮さに慄かされた強力無比な一品。速射砲のように弾き出される安定感抜群のドラミングに魅入られ、バキバキゴキゴキとした芯の強い弾力のあるベースのカッコ良さ、ジャギジャギと汚らしい激音カミソリギターのキレたるや、近づく事も許されない空間を切り裂く切れ味の鋭さに興奮されっぱなし、ヘヴィネスさや怪しげなフレーズを持ち込み、さらにはここぞとばかりに設けられた扇情的なギタープレイに数々に魅了されましたね。正直、こんなに上手いバンドだったかと驚かされました。その印象を強く持たされたのは歌い手が披露した圧巻のパフォーマンス、激烈なスラッシュサウンドを従え、一歩も引くことなくガッツリと歌い込む姿にちょっとした感動を覚えました。ご無沙汰していたらこんな卓越したバンドサウンドを醸し出しているとは、購入当時は相当聴きこみましたね。無慈悲なバイオレントさは王道USスラッシュだし、湿り気を帯びたメロディは欧州産のパワーメタルにも通ずる魅力があり、その王道的流れを巧みに継承しつつも時代性に合わせた音楽性、極端なアグレッション等も持ち込まなくとも、十分すぎる程の攻撃性を兼ね備えており、ダークな叙情性と妖しげな世界観を巧みに演出した音楽性は彼らの専売特許といっても過言ではない程の仕上がりを感じさえてもらいました。金属が擦れ合うノイジーさとクリアーさが絶妙なバランス感覚で聴かせているのが好きですね。


OVERKILL - Taking Over ★★ (2008-09-21 22:55:00)

1987年リリースの2nd
こういったサウンドを聴くと初期衝動を駆り立てられる
破壊力抜群のストレートな楽曲はどれも魅力的で
あくまでもごっついギターが全篇に渡り激しく迫ってきます
NY出身だからなのかクールで都会的なニュアンスを醸し出しているのも彼らの魅力


OVERKILL - Taking Over - In Union We Stand ★★★ (2019-12-18 22:32:16)

走るだけがスラッシュじゃない
ガリガリとしたギターリフのクールさ
攻撃性を揺るがないものとするリズム隊の静かなる暴動
デッキンソンが憑依したかのように歌い上げる唄
このバンドの底力とルーツを感じますね
スケールの大きなミドルナンバーですよ


OZ - Fire in the Brain ★★★ (2012-01-05 13:18:51)

北欧はフィンランド産のHM/HRバンドなのですがそれらしい繊細さも甘美なメロディもない武骨な王道HM/HR路線です。話題のシンガーの名前もAPE De MARTINIですよ、APEって類人猿の意味がある言葉なんですね、中々チョイスしない言葉を持ってきた自分をよく知る男前なシンガーのセンスに好感を持ちました。それならばこの豪快なサウンドへの説明がつくものです。唸り声を上げているのか?で始まる①のパワフルさが今作の路線を強烈に示しています、SPEEDY FOXとSPOOKY WOLFFなるツインギターの時折ハモるフレーズにオッと思わされますね、そんなことはどうでもよい位の豪快さと勢いを感じさせてくれます。若干の練りこみ不足な楽曲にB級感を拭い去れませんが1984年当時としては個性的なスタイかと思います、いい意味での粗暴さと整合感にお国柄を感じますがいかがなものでしょうか?最近二年前の秋から進まぬ荷解きされていないダンボールの中から見つけたCDでしたが、復活の情報を見て改めて聞き返し、こんなCD持っていたんだという驚きと記憶力の低下、そして若い頃の稚拙な感性が見出せなかったんだと反省しています。透明感溢れる繊細さが北欧ブランドと思っていましたが、いやいや今作も悪くないですよ。普遍の正統派HM/HRマニアなら聞いて損はしないでしょう


OZ - Fire in the Brain - Fire in the Brain ★★ (2012-01-07 23:04:08)

パワフルシャッフルナンバー
アルバムのラストを締めてくれます
タイトルトラックだし強烈だね


OZ - Fire in the Brain - Fortune ★★ (2012-01-07 22:58:46)

グイグイと迫ってきますね
アタック感の強いミドルナンバー


OZ - Fire in the Brain - Free Me, Leave Me ★★ (2012-01-07 23:02:52)

パンチ効いてんなぁ
ガッツィなナンバー
豪快ですね


OZ - Fire in the Brain - Gambler ★★ (2012-01-07 23:00:23)

ハードにドライブしますね
意外とメロディック出し
キメのフレーズもカッコいい
APEさんの張り切り具合が評価の分かれ目


OZ - Fire in the Brain - Search Lights ★★★ (2012-01-07 22:57:41)

アルバムのオープニングナンバー
勢いよく疾走しますね
もう少し慎重にと言いたくなりますが
凄いパワーを感じます


OZ - Fire in the Brain - Stop Believin' ★★ (2012-01-07 23:01:44)

起承転結のあるナンバー
ギターリフも力強いね


OZONE - Self Defence ★★★ (2021-03-30 18:27:43)

スティーブ・オーバーランドとクリス・ウーズィーの実力者シンガーのツインボーカルが堪能できるAOR調のハードサウンド。ソングライティングチームにはマイク・スラマーも加わりお膳立ては揃っているのですが、そこにトミー・デナンダーも招聘とメロディ派にとっては盤石の体制となっていますね。
英国的な叙情派サウンドに盛り込まれる北欧のエッセンス、それらが織りなす化学反応に導かれ極上の歌モノロックが展開。真新しいものなど無いのだが、安定感抜群のサウンドに身も心も委ね楽しむのが一番ですね。
上手いなぁ、ツボを押さえていますね。味のあるギターも印象に残る。でも邪魔しないのよ。だれも無駄な動きをしていない。こういう音は永遠に聴いていられますね。
玄人も唸らせるアレンジセンス、そこに上手い唄が絡むのだから、マニアならずとも手を出して損をさせない一枚でしょう。


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon ★★ (2008-05-19 05:34:00)

ランディ・ローズの死と言う悲劇を乗り越え制作された3rdアルバムです。
新加入のジェイク・E・リーな前任者とは明らかに違うタイプのギタリストで新時代のギターヒーローとも言うべくテクニカルかつトリッキーなプレイが身上だったように思います、彼のフレッシュなプレイがバンドに新しい風を送りランディの死と言う悲劇を吹き飛ばしてくれましたね。トミーアルドリッチの派手なドラミングも歌心のあるボブ・デイズリーのベースも魅力的だし、KEYのドン・エイリーも華やかなプレイを聞かせてくれ今作を名盤へと押し上げている。ミステリアスかつダークな空間を切り裂く切れの良いメタリックなギターが聴こえてくる所に新しい彼らの魅力を垣間見ることが出来ます。


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon - Bark at the Moon ★★★ (2008-06-01 14:35:58)

ジェイクの派手なギタープレイが堪能出来る疾走ナンバー
前作で完全に作り上げたオジーの世界観を踏襲しつつも新しい魅力に溢れた名曲です ドラムをこの手の曲の方が合っている


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon - Centre of Eternity ★★★ (2008-06-02 12:15:20)

幻想的なイントロから一転パワフルに疾走するHM/HRナンバー
SEの使い方が上手くミステリアスな雰囲気を醸し出している
ジェイクのトリッキーなプレイが印象的です
縦横無尽に弾き倒していますね


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon - Rock 'n' Roll Rebel ★★★ (2008-06-02 12:10:32)

ジェイクの弾きまくりの斬新なギタープレイがカッコイイ
ヘヴィでノリの良いミドルナンバー
最後までたっぷりと聴かせてくれますね


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon - Slow Down ★★★ (2008-06-02 12:23:57)

ドライブ感のあるヘヴィなギターリフがサバスの曲を思い出します、キャッチャーなメロが印象的なミドルナンバー
キラキラしたKEYのフレーズが耳に残ります
少々強引な入り方だがジェイクのギターソロもカッコイイです


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon - So Tired ★★★ (2008-06-02 12:19:25)

穏やかで温か味のあるバラードに胸キュンしますね
ランディ抜きでクラシカルな世界を表現したと言えば良いのでしょう、もの哀しいピアノの旋律が美しいです
でも湿り気はないですね


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon - Waiting for Darkness ★★ (2008-06-02 12:29:53)

暗黒の帝王オジーの世界観が提示されている歌詞が曲調と相俟って漆黒の光を放っています、とは言えジェイクのメタリックなギターのフレーズには湿り気はなく、この世界観を維持しているのはドンのKEYですね。しかしジェイクのギタープレイはトリッキーで惹きつけますね懐かしい時代を感じさせてくれます


OZZY OSBOURNE - Bark at the Moon - You're No Different ★★★ (2008-06-01 14:42:20)

叙情的なメロディが耳を惹くバラード
ドンのKEYも地味だか効いている
ランディとは違うメタリックなギタープレイが印象的です


OZZY OSBOURNE - Black Rain (2020-04-14 14:18:39)

オシャレロックを牽引するキャラの立ちまくった男とオジー。正直、最近までNO MORE TEARS以降の作品をまともに聴いたことがない、これも定額制サービスなど、新しい音楽の楽しみ方の賜物なのだが、彼の特異なキャラを存分に生かし時代と真っ向から対峙している。
オジーが格式高いメタルサウンドをやっていたのは昔の話、彼のキャリアからすれば、オシャレヘヴィロック時代の方が長いわけだから、どのような路線になろうとも驚きはない。ここには、新進気鋭のプロデューサーと新しい事に挑んでいる。過去の遺物を引きずるだけではない、現在進行形の創造主としてオジーは君臨しているのだろう。
個人的には、どこを聴けばよいのだと思うが、はっきり言って今のオジーに対してはキャラのたったオジサン、ある意味きゃりーぱみゅぱみゅと変わらない存在になっています。それくらい現在のオジーを知りません。音楽にも触れていません。もっと突っ込んでいえばSpotifyなどで知る新譜のメタルバンドの95%は知りません。20年は雑誌を読んでいないので、時代遅れも甚だしい、浦島太郎オジサンなので、こういう音は本当に別の世界の話なのです。そんなタイムトラベラーオジサンとしては、オジーのキャリアも隠し味に、当時の音で勝負しているのが分かります。

オシャレヘヴィロックが好きな人ならば、大いに楽しめるサウンドでしょう。単に新しいだけではない、オジーのキャラを生かしているのが面白い。何事も中途半端は良くない、やるならばやり切るべきだ。

にしてオシャレロックだな。がなりもあるなぁ。ワシにはわからんアホじゃけぇである。


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz ★★ (2007-11-19 13:19:00)

ランディ・ローズというスゴ腕を手に入れた事によりHM/HR界の王座へと返り咲いた彼のキャリアの中でも燦然と輝く名盤です。キャッチャーな曲の中にもクラシカルな美しさを融合させたランディのプレイは実に素晴らしい、実力派のリズム隊もいい仕事をしてくれています。とにかく前編にわたる荘厳かつクラシカルな泣きのプレイは壮絶だ。捨て曲無しの名盤中の名盤だと思う、


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz - Crazy Train ★★ (2008-05-31 14:06:09)

キャッチャーなナンバーもオジーのダークな世界観に染まっているところが好きです


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz - Goodbye to Romance ★★★ (2008-05-31 14:09:28)

美しい珠玉のバラード
いつ聴いてもロマンティックな気分に浸れます
ランディのセンスが素晴らしいですね
色んな意味で感慨深いものがあり泣けますね


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz - Mr. Crowley ★★★ (2008-05-31 14:13:31)

幻想的なKEYのフレーズに導かれ始まるミステリアスかつダークな色合いが素晴らしいミドルナンバー ランディのギタープレイは素晴らしく鬼気迫るものがある。暗黒の帝王に相応しい名曲です


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz - No Bone Movies ★★ (2008-05-31 14:17:11)

わりと明るめの能天気なナンバー
ランディのヘヴィな弾きまくりのギターが聴き所
曲順としては丁度良い


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz - Revelation (Mother Earth) ★★★ (2008-05-31 14:23:47)

絶望的な悲しみとミステリアスな雰囲気が見事に合致した名曲です 美しいピアノの旋律に涙腺が刺激されます、全篇に渡るドラマティックな展開は圧巻で後半に向かい盛り上がってゆく様は見事だ、ランディのセンスが爆発した名曲です
次のSTEAL AWAYとのつながりも見事ですね


OZZY OSBOURNE - Blizzard of Ozz - Steal Away (The Night) ★★★ (2008-05-31 14:26:00)

軽快に疾走するノリの良い佳曲です
ランディのギターも印象的なフレーズを奏でますね
ポップだが全曲のつながりを考えると見事です


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman ★★ (2007-11-19 13:54:00)

ドラマテックな名曲「Diary of a Madman」を収録された2nd.ヘヴィなギターリフがカッコイイ①などを含む名盤です。ランディの美しいプレイは相変わらず素晴らしい、もう聴けないと思うと残念でなりません。


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman - Diary of a Madman ★★★ (2008-06-01 14:21:17)

暗黒の帝王オジーが表現する狂気の世界を見事に現した名曲です
全篇に渡りクラシカルな音色とオペラ的なドラマが展開されるこの曲の素晴らしい構成に厳粛な気持ちにさせられます。安易にドラマティックと言う言葉を使うのを躊躇してしまうほどですね
ランディのクラシカルなセンスが爆発した名曲です
PVの妖しげな世界観も見事だったなぁ


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman - Little Dolls ★★ (2008-06-01 14:01:01)

グルーブ感のあるヘヴィなミドルナンバー
ランディらしい美しいギターソロが耳を惹きます
キャッチャーな唄メロを歌うもトミーの派手なドラムが
ポップにさせない所が好きです


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman - Over the Mountain ★★★ (2008-06-01 13:51:39)

ヘヴィなギターリフと派手なドラミングが耳を惹くメタリックなナンバー このドライブ感がカッコイイですね


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman - S.A.T.O. ★★★ (2008-06-01 14:07:27)

ミステリアスかつダークな世界観が投影されているオジーらしい
叙情的なHM/HRナンバー トミーのドラムは派手でカッコイイしランディのギターも素晴らしい名曲です


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman - Tonight ★★★ (2008-06-01 14:04:19)

穏やかな雰囲気が良いバラード
オジーにはこの手の唄も似合いますね
曲構成の儚さはランディのセンスなのではないでしょうか


OZZY OSBOURNE - Diary of a Madman - You Can't Kill Rock and Roll ★★ (2008-06-01 13:55:56)

繊細なランディのギタープレイが堪能出来るメロウなナンバー
一転して中盤で聴ける濃密なギターソロがカッコイイ


OZZY OSBOURNE - Down to Earth ★★ (2020-04-10 13:30:23)

前作に関連するツアーではジョー・ホームズを正式メンバーに加え活動するも、合い間にザックを呼び戻したりしていたオジー。結局、今作でザックは正式復帰となるのだが、音楽性は前作の流れを踏襲するメロディアスかつモダンなオールジャンル対応のロックサウンドとして昇華。このあとオジーは、オシャレロックの祭典なども行いシーン全体を牽引。ある意味、彼の名をより多くの人たちに知らしめる重要な作品となった。

外部ソングライターの導入にも違和感はない、プロデューサーもその筋の人間だ。オジー・オズボーンはメタル界のマッドマンから、皆に愛されるロックロールヒーローへと進む。このアルバムには、そういうポジティブな空気に満たされている。2000年という時代に向かい、完全に開き直ったオジー。洗練度も増しに増した流行歌スタイルを取り込み、気分的には向かう所、敵なしと言ったところだろう。


OZZY OSBOURNE - No More Tears ★★ (2008-05-19 05:46:00)

オジー引退というショッキングな思いがアルバムタイトルと相俟って今作のイメージを語ります、唄を中心に見据えつつもザックの重厚なギタープレイを随所に盛り込み派手さは前作より一歩後退するもバンドに新しい息吹を与えてくれる彼のプレイ無くして今作は語ることが出来ないでしょう、共にツアーなどで培われたオジーとのケミストリーが花開いたとでも言えばよいのでしょうが、この強力なグルーブ感は実に良いです。
随所に施された華やかなポップフィーリングも見逃せませんね。


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked ★★ (2008-05-18 04:50:00)

ジェイク・E・リー脱退後、無名の新人21才ザック・ワイルドを迎えてた今作は実にアメリカンな色合いにまとめているのが印象的でした。ド派手なギターソロもさることながら独特の音色のギターリフがカッコよく、テクニック的にも申し分ない人材でルックスも今から想像も出来ないほどの美形でさしずめ金髪王子と呼ばれたでしょう。個人的にはクレジットから外されているかも知れませんがボブ・デイズリーのメロディラインが印象的で惹き付けられました。前作のポップな路線を意識しつつもギターオリエンテッドな作風に統一されているのが今作の聴き所だと思います。強力なグルーブ感も過剰ともいえるオジーのボーカル処理もこもった音質も素晴らしい演出だ。80年代を飾る名盤です


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked - Bloodbath in Paradise ★★★ (2008-05-25 14:30:54)

ミステリアスな世界観とザックの持ち込んだ新しいセンスが見事に昇華したドラマティックなナンバー
流石はオジーと言いたくなる名曲です
パワフルなリズム隊のプレイも素晴らしいしザックのヘヴィなギターもこれでもかと聴かしてくれる中盤のインストパートのカッコ良さにゾクゾクさせられます


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked - Crazy Babies ★★★ (2008-05-25 14:26:15)

キャッチャーなメロディとヘヴィなリズムプレイの組み合わせが絶妙なグルーブ感のあるミドルナンバー
ザックの熱いソロプレイがカッコイイです


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked - Demon Alcohol ★★★ (2008-05-25 14:23:08)

ランディのパワーヒッティングドラムが堪能出来る
ノリの良いキャッチャーなナンバー
ザックのギタープレイに惹かれますね
オジーのキャラも含め新しい魅力を感じさせてくれます


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked - Devil's Daughter (Holy War) ★★★ (2008-05-19 06:13:11)

オジーらしい唄メロが聴けますね
ザックの奏でるヘヴィなグルーブのギターもソロも火が出るほどに派手でカッコイイです


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked - Miracle Man ★★★ (2008-05-19 06:08:10)

ザックのギターに惹きつけられます
ヘヴィなリフもド派手なソロも全てがカッコイイ
来日記念盤に収録されていたライブヴァージョンのギターソロのカッコよさは脱糞ものです


OZZY OSBOURNE - No Rest for the Wicked - Tattooed Dancer ★★★ (2008-05-25 14:19:07)

ド派手なドラミングもカッコイイがリードプレイからしてキレまくっているザックのギターが聴き所でしょう
ノリの良いサウンドとオジーらしいミステリアスな雰囲気を醸し出すさりげないKEYのフレーズなども含め前作の流れを組む名曲だと思う


OZZY OSBOURNE - Ordinary Man (2020-05-03 16:13:54)

前作から10年ぶりにリリースされた巷で話題の最新作。一応、オジーのラストアルバムとの触れ込みです。実は、最近まで92年以降のオジーの作品をほぼ、聴いたことがありませんでした。今作リリースを機に、毎日オジーのニュースがスマホに流れてくるので、そのしつこさに根負けして定額サービスを受けているSpotifyから視聴。予想以上に時流に乗ったサウンドと、もはやオジーじゃなくとも成立するスタイルに面喰いました。そして紆余曲折を経て辿りつたのが今作になります。

まず驚いたのがリズムセクションが、ファンキードラマーのチャド・スミスとパンク野郎のダフ・マッケンガイ、二度見ならぬ三度見でも驚きを隠せない人選、新しい血の導入としてアンドリュー・ワットがギター兼プロデュースという重要な役どころで登場と、もはや何が出ても驚かない下地の作品となっています。

昔の雰囲気も意識して出しているが、個人的には完全に加工製品である。例えるならAI美空ひばりだし、CGによる帰ってきた寅さんである。オジーの存在感を生かすようにバックの固める演者は控えめなプレイで堅実な仕事をこなしてる印象。AOR系やラッパーの後ろなら文句も言われないアンドリューのギターも、ここでは役者が違うよと言いたくなるが、それは過去のスタープレイヤーとの共演と比較しての話だし、方向性の違う人間に被せるのは可哀そうでしょう。この人選は、ギターソロなど必要ない時代の産物である。

ワタクシのように、時代遅れの野風増なオッサンには着いていけない面は多々あるのだが、往年のイメージを現代の感性によりハイブリットさせたのは、今のオジーのキャリアを考えれば大正解と言えるだろう。メタル云々ではない、多くのロックファンに向けての作風として道筋を立ててきたミュージックライフ。くどい様だが30年近くストレートなメタルをやっていないアーティストだ、ポスト・マローンがゲスト参加していても、全然驚きません。
むしろ、エルトン・ジョンとかスラッシュがいる方が不自然だったりするのだが、これもAI美空ひばり&帰ってきた寅さんオジーと思えば、全く驚かない。
個人的に、今のオジーなら生身の人間から醸し出されるヴァイブなど必要としない。全てが作りものの音楽性。打ち込みスタイルでも困らない。そもそもレコーディングそのものがテクノロジー任せだ。

機械仕掛けのオジーだが、近年にあった、がなりや唸りを止め、本来ある朗らかでライトな爽健美茶ヴォイスが戻ってきた。これもテクノロジーの賜物なら大歓迎である。個人的には何も入ってはこないのだが、近年のオジーに不満のあった往年のファンなら、お帰りオジーと歓喜の声を上げるでしょう。特に①③⑤の前半部分に、かつての姿を重ねることが出来ますね。

長きに渡り第一線で活動したオジーのラスト作は、スーパーギタリストを迎え入れた派手なものではなく、彼のキャリアを見つめ多くのファンをもてなす作風になりました。

個人的にはマックス・ノーマンとか呼んでさ、お祭りアルバムも聴きたいんですけどね。


OZZY OSBOURNE - Ordinary Man - All My Life (2020-05-03 16:22:43)

早くも2曲目は歌モノ
今のオジーらしいが
スタンダードな匂いを感じさせる歌メロがなんとも懐かしい


OZZY OSBOURNE - Ordinary Man - Goodbye ★★★ (2020-05-03 16:27:45)

往年のオジー節が聴けます
それだけでファンは大喜びでしょう
タイトルだけ見ると感傷的ですね


OZZY OSBOURNE - Ordinary Man - Holy for Tonight (2020-05-08 17:58:51)

オジー流ゴスペルナンバー
そこにチョイ足しブルージーなのが聴かせどころなのでしょう
歌モノに取り組むオジー
オジー特有のメロセンスも聴けます
聴けば聴くほど洒落たアルバムだなぁ


OZZY OSBOURNE - Ordinary Man - Scary Little Green Men ★★ (2020-05-08 17:33:20)

出だしのトーンからオジー節炸裂
この明るい声が聴けるのは懐かしい
歌モノの合間に挟まれているので地味に感じるが残念
それにしてもこれが2020年のオジーなのか…
古臭いなぁ


OZZY OSBOURNE - Ordinary Man - Straight to Hell ★★★ (2020-05-03 16:20:07)

骨太なギターを弾くのがスラッシュですね
無難ですが主役はオジーですので無問題
とにかくあの明るい声が戻ってきました
深みなど全くないペランペランの声ですが
この明るい声で歌い上げるから個性的なのです
技術的な部分ではなくキャラで生きてきた男
彼だと一発でわかる独特のトーンが聴けるオープニングナンバー
PV込みだと尚更たのしめるでしょう


OZZY OSBOURNE - Ordinary Man - Today Is the End ★★ (2020-05-08 17:44:52)

メタルでもロックでもないオシャレな歌モノサウンド
それっぽい空気もあるけど
オジーの斬新な節回しが新鮮です
これか彼のソロなのだから
こういう歌モノがあっても良い
普段こういうオシャレロックを聴かないのでサビもむちゃくちゃ新鮮に聴こえる


OZZY OSBOURNE - Ordinary Man - Under the Graveyard (2020-05-03 16:30:35)

やはりあの声が戻っていると思えるのが印象的
それがCG寅さんであっても
AI美空ひばりでも構わないと思えるかがポイントですね
ひねくれた我が身が憎い
いいPVなのにねぇ


OZZY OSBOURNE - Ozzmosis ★★ (2020-04-10 12:54:04)

スティーブ・ヴァイと創作活動していたオジー、ライブからの引退は宣言していたが、スタジオアルバムやゲスト参加はあるだろうという事なのだが、思っている以上に復帰が早かった。しかも蓋を開けるまでもなくオジーの本格ソロ作。ヴァイとのコラボ曲もあるが、ギターの座はザック・ワイルドに落ち着き、ギーザー・バトラー、ディーン・カストロノヴォ、リック・ウェイクマンが顔を揃える形となった。

そしてソングライティングチームを外部から招聘、時代の流れを読み取った無理のないモダン化、そして過去最高のメロディアスサウンドへと進んでいる。フックのあるメロディを、あの明るいがヌルっとした声質で歌い上げている。相変わらず歌が上手いわけではないのだが、外部の力によってメロディが強化された為に、随分と垢抜けた印象を受ける。
これがオジーなのかとう疑問もあるのだろうが、ソロバンドであるが故に、やりたい放題進めばよいので、異論など挟む余地もないのだが、オジーらしさは希薄。それが評価を分ける最大のポイントだろう。
前作のようなスタンスながら、バラエティに富んだ作風。その中で、もう少しバックメンバーの色を濃くするだけで感触も違ったと思いますね。いずれにしろ質の高さは折り紙付きです。


OZZY OSBOURNE - Scream (2020-05-02 15:06:36)

新進気鋭のギタリスト、ガスGを招聘して作り上げた意欲作。オシャレロックサウンドに、不釣り合いなガスGのギターがねじ込まれると言う喰い合わせの悪さに、誰が得をして誰に聴かせたいのかと心配になるのですが、これが新時代のヘヴィサウンドというのなら少々中途半端な印象を受ける。またオジーの歌声も加工臭がきつすぎて、彼の魅力たる朗らかでファニーな声が生きていないと思うのだが、これは、前作もそうだっただけに、曲云々よりも問題である。多少は戻っている部分もあるのだが、がなったり唸ったりするのはオジーの本分とは違うだろう。

やはりオジーは、純然たるHM/HRとは違うフィールドに飛び込みロックンロールスターに上り詰めた。リアリティショーに出て、おもろいオッサンとなり若い人にも認知されオズフェスとなる一大興行を打てる大御所なのである。
時代に合わせ変貌を遂げる音楽性、それだけに今作は、狙いとしては正解だったのかと思わずにはいられない。禁断の果実に手を出したオジー。時代に合わせるという事は、新しい創造はおこなっていないという事である。80年にソロになり、1992年のアルバムを最後に、ヘヴィメタルとは縁を切ったオジー、あえて細かく分類するならば別のジャンルのスターである。どうせやるなら徹底的に振り切るべきであろう。名前で酔いしれるのは思春期までですよ。

しかしガスGは良いプレイを随所に見せている。


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin ★★ (2008-05-19 05:15:00)

1986年と言うL.Aメタル全盛の時代性を意識した彼の作品も中で最もメロディアスでキャッチャーなアルバムを紹介します。楽曲的には唄モノ志向なのですがメタリックなギターが随所に盛り込まれメンバーのルックスと合わせて華やかな印象を与えてくれます。プロデューサーのロン・ネヴィソンの手により売れ線志向と取られる向きも有るでしょうが、この時代を思いっきり吸い込んだ身としてはオジーのカタログの中でも外せない一枚ですね。前作まで魅せていたダークな曲調から一転ジェイクのメタリックかつトリッキーなギタープレイを軸に唄を聴かせるという作風はL.Aメタル全盛のバブリーな世界観と合致し見事に昇華している。異質な色合いは感じるが当時の音がこれだったのです。


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin - Fool Like You ★★ (2008-06-02 13:00:20)

イントロのハーモニクスが印象的ですね
ライトな曲調のミドルナンバー
シンプルだけど曲順的にも絶妙で好きですね
ジェイクの大袈裟なギターソロに悶絶です


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin - Killer of Giants ★★★ (2008-06-02 12:56:01)

暗黒の帝王オジーのミステリアスな世界観を忠実に再現したバラード、絶望的な悲しみが迫ってくる様が圧巻です。アルバムの中でも気色の違う音の作りと相俟って初期の頃を想起させてくれます。メロディアスなソロプレイを聴かせてくれるジェイクに好感が持てます。空気の読める男でよかった
中盤でのテンポアップするところは何度聴いてもゾクゾクさせられます


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin - Never ★★ (2008-06-02 12:49:56)

聴き所はジェイクの弾きまくりなギタープレイ
ギターヒーロー然とした彼の姿が目に浮かびます
喧しいドラムもカッコイイでしょうよ
ライトな曲調ですが時代を意識した佳曲です


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin - Never Know Why ★★★ (2008-06-02 12:41:59)

分かり易い歌メロが印象的なヘヴィなミドルナンバー
パワフルなドラムが好きですね
ジェイクのギターソロもカッコイイですね


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin - Secret Loser ★★★ (2008-06-02 12:38:27)

キャッチャーでメロディアスなナンバー
ハイライトはジェイクのギターソロ
アメリカンな色合いは濃いがオジーの魅力は充分に伝わる名曲です


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin - Shot in the Dark ★★★ (2008-06-02 13:03:45)

哀愁すら漂うメロディアスなHM/HRナンバー
異質な感じはするが好きですね
ラストまで聞き逃すことの出来ない名曲だと思います
オジーの熱唱がカッコイイです


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin - Thank God for the Bomb ★★ (2008-06-02 12:45:07)

ライトな曲調と派手なジェイクのギタープレイに新鮮なインパクトを与えてくれます
キャッチャーな唄メロを歌うオジーに違和感はありましたが悪くないです


OZZY OSBOURNE - The Ultimate Sin - The Ultimate Sin ★★★ (2008-06-02 12:34:57)

メタリックなギターリフにメロディアスなギターソロとジェイク節全開のナンバー。アルバムを代表する名曲だと思う
パワーヒッティングなドラムもカッコイイですね


Oker - Burlando a La Muerte ★★★ (2015-01-23 13:18:36)

情熱的なサウンドはお国柄でしょう。スペイン産の5人組が2011年にリリースした1st。のっけからパンチの効いた疾走ナンバーで幕が開けます。ヘヴィでラウド、でもキャッチーでメロディアス、女性シンガーXINA嬢が喉をこするように歌う野良猫スケ番シャウトのカッコよさ。もうグウの音も出ません。この手のサウンドは好きですね。類型的なスタイルなので飽きのサイクルは早いのですが、NWOTHMとは違うなんとも言えない80年代テイスト溢れる本意気のサウンドは無性に初期衝動を突き上げられ気がつけば頭を振らずにはいられません。重量感を伴いながら派手にドライブする楽曲の心地よさ、それを支える小気味いいリズム隊の的確なプレイ、しっかりとメロディを歌い上げるハードさを損なわないキュートさ、枠をはみ出さぬよう所狭しと暴れるギターワークとたまりませんね。上手いとは下手とか関係なく、この突っ走るノリに身を委ね、なんにも考えずに楽しみたいものです。女性シンガーがいて情熱的なメロディに彩られた正統派HM/HRサウンドを聴くと同郷のSANTAを思い出さずにはいられませんね。無駄に女を売らない本意気のメタルサウンドが聴きたい方にはおススメですよ。ちなみにしもぶくれ感はありますがルックスもエエ女でした。2014年良く聴いた一枚です


Oliver/Dawson Saxon - Motorbiker ★★ (2014-07-29 16:10:29)

SAXONのオリジナルメンバーだったグラハム・オリバーとスティーブ・ドーソンがSAXON名義でLIVEを行うなど、ポール・ディアノみたいな姑息な感じが漂い、どこか判然としないもどかしさが真摯に向き合う気持ちを削ぎ手が伸びなかったのですが、聴いてみたら意外とSAXONしていないオリジナルティを感じ歌詞などはバイカー向けなんでしょうが2000年以降の正統派HM/HRサウンドが聴け驚いたものです。過去の栄光に頼らないと言ってもビフいないからね。そうもいかないでしょうがガッツ溢れるパワフルさとSAXON由来のノリも感じられ重量感のある今作を興味深く楽しみました。バンド名にSAXONをゴリ押ししてくるとギターリフでグイグイと引っ張っていく曲や哀愁と疾走感を期待しますが、そこを控えめだがタイトでヘヴィな今風の音で纏め上げ古臭さを感じさせず往年の空気を纏っているのはベテランならではの老獪なテクニックを駆使した曲作りの賜物でしょう、派手なソロも炸裂するHell in Helsinkiなんかはパワーメタル路線のSAXONにも通ずる魅力もあり、彼らもSAXONの歴史を語る上では外せないメンバーなんだと認識させられますね。どこかバッタもん感は拭えないでしょうし、比較もあるでしょうが、SAXONの名前に偏り過ぎないオリジナリティが溢れており普通に楽しめますよ。


Oliver/Dawson Saxon - Re://Landed ★★★ (2024-08-15 07:35:59)

バンドの名義で揉めた経緯がワイドショー的で、どうにも素直になれないバンドなのだが、雑誌大パクリ自称サクソンファンでもない限り、このバンドのスタートはSon of a Bitchであり、オリジナルのラインナップはグラハム・オリバーとスティーブ・ドーソンの二人だというのはファンの間では有名な話。その辺を詳細に語るメディアがあるのかワタクシは知る由もないのだが、一応は二人が最初期のメンバーだ。だから俺達がSAXONだというのは少々やり過ぎだと感じるのは否めない、そして何故かビフ・バイフォード=SAXONという偏った思想があるらしく、その誤った感覚がこのバンドを非難の対象に導いているのは残念である。オリジナルの二人は尊重されるべきだが、どうしてSAXONとなりバンドのイニシアチブは誰が握っていたのか気になる。
もし樋口宗孝がラウドネスを脱退して二井原実先輩とSLYを結成した。そして高崎晃率いるラウドネスは仏陀メタルになり様相が変わりすぎた。樋口のSLYの方がメタルらしいが、確実にラウドネスと名乗る事は許されなかったろう。彼がラウドネスのリーダーだとしてもバンドの顔は高崎晃だからだ。そういう意味でSAXONはビフ・バイフォードの物と考えるのが妥当だろう。

では、このバンドが本家に劣るのか?それはこのライブを聴けばハッキリと理解できる。ソングライターであり、バンドを牽引していた二人が存在するサクソン。モダンさとは無縁の古典ロックスタイルは、アメリカで右往左往する彼らの苦悩時代よりも、ストレートに初期のアレンジを貫いており好感しかない。
確かにバンド名とロゴからくるプライドと確執。円満ではない別れ、そういう複雑さはあるのだが、本家に負けない熱の籠もったパフォーマンス。なによりバンドの代表曲が中心となる選曲だけに文句は出ない。もっというと当時の両バンドを比較しても、こちらの方がオリジナルに忠実というか、あのグルーブ感、もっと言えばSAXONらしいタイム感があり、2000年に突入してビルドアップされた本家の方が味付けがモダンになっている。
そこが今作の評価を分ける最大のポイントだろう。

⑤はSon of a Bitchの曲、あとはクラシックSAXONである。声を歪ませ力強く歌い込むジョン・ワード。ビフと同じで音域は狭いがライブでも力負けしないパワフルな歌声を披露。リリース当時に流れていたネガティブな思想を払拭するパフォーマンスを披露している。
なによりリードギターがやはりグラハム・オリバーだというのが、ホンモノの音を感じさせてくれる。あのソロはグラハムだったよな、そういう当たり前の事が繰り出されているので違和感はない。

個人的には、本家も2000年代の変遷した時代がありチューニングもドロップされたりとヘヴィになりすぎた時代があった。だからこそ、今作の方がよりオリジナルに近く音を出しているとさえ思える。

まぁ当時はネガティブなイメージの方が強かったんですが、デジタル加工されたSAXONよりも温かみがあり懐かしさという点では、このライブ盤は大いに評価出来るだろう。ビフの持つ淡泊さ。それはある意味、欠点でもあった。
それだけに入魂のヴォーカルパフォーマンスは比較され非難されるものではない。

そういう柔軟な耳をいくつになっても持ちたいですね。バンドを去ったスティーブ・ドーソンはコロナ渦の影響を受けミュージシャン稼業から引退。そしてグラハムは、パーキンソン病を患い引退を決意。
なんとも悲しい最後である。バンドとして認めて貰えなかったのは名義に拘り続けた経緯と規模。大塚家具問題を思い出すのだが、ビフは身売りしてでも看板を守った。
こちらは尻すぼみ感がハンパないのだが、音だけ比較すればけして劣ってはいない。残念だ。ボタンの掛け違い。それが起こした悲劇。ヒッソリとシーンから去った創業者の二人。彼らに相応しい花道があったと思う。
今作を聴くと強くそう思いますね。


Oliver/Dawson Saxon - Rock Has Landed, It's Alive ★★★ (2021-02-06 17:46:24)

分裂したSAXON、SAXONと名乗る前のバンド名Son of a Bitchを使用してグラハム・オリバーとスティーブ・ドーソンは活動していた。なんだかんだ揉めた挙句、このクレジットに落ち着きリリースされたライブアルバム。
シンガーにジョン・ワードを、ドラマーは懐かしいナイジェル・ダーラムとシンガー以外はSon of a Bitchという構成。半数以上の曲がSAXONということもありバッタもん感も漂いますが、半分はSAXONであり、ギターのハイドン・コンウェイも同じNWOBHMファイターときていますからね、昨今のパワーメタル化したサクソンよりも、昔の雰囲気が出ており全体の流れは悪くない。
ロニー・アトキンス風のハスキーなパワーヴォイスもハマり、本家とは、また違った味わいがあり、これはこれでありと思わせる熱の籠ったライブ盤である。
とはいいつつも元の揉めた経緯などを考えると、微妙ではあるのだが、バイカーズSAXONが聴きたいならコチラの方がらしいかもしれません。
妙な先入観を捨て、半分SAXONによるらしいプレイを楽しんでもらいたい。


Oral - Oral Sex ★★★ (2022-12-11 17:30:05)

とんでもないアルバムタイトルに躊躇する人も続出です。橋のたもとで撮影されたジャケット、ボンテージ風ファッションに身を包み、どんなバンドなのかコンセプトも伝わらない微妙な表情を浮かべる3人の女性、クレジット的にもこの3人のバンドなのかと錯覚するのですが、実は演奏しているのは男性であり、唄を売っているのが女性という嗜好、なんでそんなお遊びをぶっ込んだのかは分かりませんが、確かに、ゆるい3人からは想像できないまともな演奏に納得しました。
陽性な空気を運ぶ女性シンガー、そしてハードにドライブするロックンロールは、ヘヴィさには欠けるが軽快に駆け抜けるので、この女性を生かすパンク的なアプローチと考えると大きな不満は無い。
とにかくファニーな親しみやすさとエロい歌詞、そういうものをコンセプトにロックをやっていると言うことなのだろうが、英語が分からないワタクシには、どのような比喩があるのかも分からずに、単純に音そのものでしか判断できません。
もう少し深みのある低音を好むのだが、ギターリフもキャッチーで親しみやすくオーピニングナンバーのHeadから炸裂している。

ただ、やはりどうしても倫理観が、このバンドを拒否する自分がいるのは否定しない。女性軽視と言えば良いのか、どうにも好きになれないエロコンセプトである。
明るいパンクロックに絡むアンニュイでヌルッとした歌声は、なんだか妙に生々しい、そして以外に癖になる。上手いわけでもないし、魅力的でも無いのだが、このサウンドには絶妙に合っている。歌メロも秀逸なのがポイントだろう。

雑誌の評価も酷く演奏は最低と言われたが、それは当てはまらない、もっと酷いバンドがいますからね。ウエンディOウィリアムスやガールスクールの方が気合いが入っているが、こういうのは大ありだろう。特に過去の悪評を知らない若い人には、奇妙な組み合わせに、どこか興味を惹かれるのではないだろうか、輸入盤市場でも話題になったという話も嘘ではないですよ。
聴きすすめる内に中毒性を発するパンクメタル、久しぶりに聴いたが昔よりも圧倒的に好感が持てる。


Orions Sword - Crusade of Heavy Metal ★★★ (2023-03-19 17:35:30)

スウェーデン産のメタルバンドのコンピ作。デモ音源をひとまとめにしたモノですが、流石はCult Metal Classics Records、マニアのハートを鷲づかみますよね。初期の頃はオジーサバスやディオサバスの影響を受けたサウンドを展開、シケシケの枯専英国テイストを導入した北欧風味のあるサウンドは、あるようでないスタイル。時にはフォーキーなメロディまで飛び出し勇ましく闊歩するヘヴィメタルスタイルまで見せつけ、自分たちのルーツと時代に合わせ音楽性が進化する様を見せつけています。

お世辞にも音質が良いとは言えません。けして大きいとは言えないスウェーデンのメタルシーン、限られた環境の中で積み重ね研磨された音楽性、その海のものとも山のものともつかぬ、バンドサウンドは磨けば光る原石の如き魅力に溢れています。

けして大味にならないメロディの丁寧な紡ぎ方、全体を包み込む妖しげなダークテイスト、永久凍土の氷河で眠る人類創世前に世を支配した魔のモノ達。そういうイーブルタッチが北欧、メロディックというフィルターを通して展開しているのが最大のポイントでしょう。
サバスのドゥーム感が苦手な人には、こっちの方がウケそうですね。またテンションの上がるスピードナンバーもありますし、無名のバンドと敬遠せずに、世に出なかった良品を楽しんで欲しいです。
まぁメリハリのない音質ですから、少々ダレるんですけど、21曲入なんで前半後半に分ける事を進めたいです。


Osukaru - Triumphant ★★★ (2015-12-18 13:44:55)

元KATANAのギタリスト、オスカー・ペターソンことオズ・オスカル率いる北欧産のメロディアスHM/HRバンドが2013年にリリースした作品。北欧産ならではのキラキラとした糖度も高いハードポップサウンドを披露、キーボードのみならずサックスなどもフューチャーし非常に洗練された印象を強く受けます。甘口の華やいだムードを持ち込みつつ、哀愁のメロディが映えるハードさも盛り込みコマーシャル性も高いが職人技も冴えるアレンジが心憎い。とは言えリードシンガーの男性がイマイチ、歌い込めておらず、サポートするような形で女性シンガーはキュートな歌声を添えて盛り立てていますが、歌モノ故に、その弱さが気になるのは確かです。そこが気になると今作はかなり厳しいものとなるのですが、楽曲の良さがその部分を埋め合わせ、十分すぎるほど体裁を取り繕っているので、北欧産のハードポップサウンドが好きな方な聴いても損はしないでしょう。久しぶりに聴きましたがエエですなぁ。


Outline - Fire Whiplash ★★ (2019-09-03 12:41:34)

女番長・野良猫ロックヴォイスでお馴染みのDEMONAのタンザ嬢。最近、彼女の名前を聴かないなぁと思ったら、彼女はバンド名をOUTLINEに変えて活動を継続していた。今作は2018年にリリースしたEP。参加メンバーも彼女とTHE HAMMERの二人と言う事で今まで以上にメタル同好会色が強まったが、良くも悪くも、このチープな作りが彼女の持つリアルチョリースぶりを猛烈に増幅、その蓮っ葉で悪ぶったロックな背徳感が上手く音に溶け込んでいる。
パンキッシュに打ち鳴らされるスピードナンバーの数々は、その筋のマニアには需要はあるものの、今まで以上にマニアック度が高まっているのが評価を分けるでしょうね。特にTHE HAMMERがギター、ベース、ドラムを担当するが為に、演奏におけるキレ不足は否めない。あまりにも直線的過ぎると感じるのが個人的には難点。そこが好きに転べば良いのですが、他にも曲間短く進むアイデアも悪くないものの、メタル特有のドラマ性を排してしまった為に、メリハリに欠けると言うのも個人的には物足りなかったりする。メタルコアなどの2000年以降のバンドから入った人には、さして気にならないだろうが、ギターソロへ向かう展開、そして放たれるカタルシス、当たり前のようにあるメタルバンド特有の展開がもう少し欲しかったと言えるだろう。

ちなみにタンザ嬢、今作ではTHE SPEEDと名乗っていました。メタル裏街道を走るスケ番ヴォイス。マニアとしては彼女の精力的な活動から目が離せませんね。


Outo - 正直者は馬鹿を見る ★★ (2020-06-03 13:48:41)

日本のハードコア/パンクシーンを語る上では外せないバンドと言われる。OUTOの1987年リリースのEP。
収録時間はわずか17分少々なのに12曲も収録。曲によっては1分にも満たないものもあったりと、勢い重視の楽曲が収録。
日本人らしいメロディとノイジーなサウンド、どこかファニーな親しみやすさもありつつ、近づきがたいバイオレントな空気もあったりと、雑食性の強いジャンル故の面白さが音に溢れている。
門外漢故に人に語れるほど、詳しい訳ではないのだが、元気いっぱい繰り出される爆音の数々、手数の多いスピードプレイ、直情的に突っ込んでくる楽曲群は容赦無用のアグレッションを有している。このバンドとの出会いは思春期真っ只中のワタクシに、スピードメタル系を聴いているのなら、こういうのもあるぞと勧めてくれたパンクスの友人のおかげ。ただ、当時はピンとこなかった。もう少し様式がある方が好みという事で、良いリアクションをしてやれなかったのだが、面白いもので、今の方が全然耳に馴染める。ノイジーさや攻撃性よりも、キャッチーなメロディラインが顔覗かせるからだろうが、ハードコア/パンクス特有の清い姿勢、その音楽に対する純粋な思いが耳を刺激してくれるのだろう。
ジャンル不問でスピード系が好きな人ならトライして欲しい一品です。パンクスだけのお楽しみでは勿体ないですよ。


Over the Top - In This Country/Robin Zander ★★★ (2014-10-14 14:08:11)

いかにもな曲調ですよ
雄大なメロディが映えます
パンチの効いた歌声もやはり映えます


Overdrive - Dishonest Words ★★★ (2016-02-12 13:06:29)

古くは70年代後半から活動する英国はグランサム出身の4人組が1990年にリリースした1st。まさに時代錯誤も甚だしいNWOBHM直系のサウンドにマニアなら悶絶必死。シケシケの音質も湿り気たっぷりの煮え切らぬあのメロディが大音量で鳴らされるカッコ良さ、それは沸々も燃え上がる情熱が迸る力強さと、憂い咽ぶ哀愁がバランス良く配合。そこに歯切れのよい楽曲とプレイが並び、攻撃的なギターリフがグイグイと引っ張る様の逞しさはNWOBHMならではの味わいとして胸にビンビンと響くでしょう。元が自主制作のアナログ盤。それを2004年に自主制作のCD-Rによる一品とくれば、購入するのに二の足を思いっきり踏むたくなるのですが、SATAN、CHARIOT、ELIXIR、辺りの熱情型サウンドが好きな方なら楽しめるでしょうね。オリジナルティは薄いかも知れないが、堅守する伝統美と質の高さは一級品です。


Overdrive - Dishonest Words - Diamonds and Pearls ★★★ (2015-09-28 14:13:40)

メロディアスで正統的な作風だが
なぜかカオテイックな不気味さが漂います
NWOBHMの歴史に名を刻むバンドの底力を感じずにはいられません