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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 7201-7300
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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 7201-7300
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OBSESSION - Methods of Madness - Desperate to Survive ★★ (2009-06-11 23:13:37)

ヨーロピアンテイスト溢れる哀愁のヘヴィバラード
メリハリの効いたマイクの歌声に痺れます


OBSESSION - Methods of Madness - Four Play / Hard to the Core ★★★ (2009-06-11 23:06:14)

イントロからメタリックな疾走ナンバーと流れます
マイクのヒステリックなハイトーンが心地よく耳に届きますね
なんの捻りもない正統派のHM/HRナンバーに胸が熱くなりました
派手なギターソロも好印象


OBSESSION - Methods of Madness - High Treason ★★ (2009-06-11 23:09:51)

気持ちよく抜ける伸びやかなハイトーンと
古典的な王道を行くHM/HRサウンドに魅了されますね
これで良いのです


OBSESSION - Methods of Madness - Killer Elite (2009-06-11 23:19:29)

時より切れ込んでくるツインリードにひきつけられます
普遍の魅力溢れる佳曲です


OBSESSION - Methods of Madness - Methods of Madness ★★★ (2008-10-21 03:09:24)

邦題「狂気の方程式」に涙がでます
US産のヨーロピアンテイストの強い疾走ナンバー
アルバムのタイトルトラックにてハイライト
マイク・ヴェセーラのメタリックで伸びやかなハイトーンが心地よい


OBSESSION - Methods of Madness - Panic in the Streets ★★ (2009-06-11 23:17:48)

ハードでメロディアスなツインリードが心地よいですね
マイクの爽快感すら感じさせるハイトーンもカッコイイ
アルバムの最後を飾るのに相応しい王道HM/HRナンバー


OBSESSION - Methods of Madness - Too Wild to Tame ★★★ (2009-06-11 23:15:40)

アメリカのバンドらしい豪快なノリが心地よいですね
パワフルな魅力溢れる王道ナンバー


OBSESSION - Scarred for Life ★★★ (2016-04-18 13:00:41)

マイク・ヴェセーラがフロントマンを飾る事で知られるコネチカット出身のツンギター編成5人組による1st。あのエニグマからリリースされている事に感慨深いものが個人的にはありますね(涙)メイデン、プリーストといった王道サウンドを下地に当時としても古臭い音と言われた実直な鋼鉄サウンドは、チョイ前にリリースされたミニアルバム同様、シャープでエネルギッシュな正統派サウンドを披露。バタバタとしたリズムにはUS産パワーメタルの味わいがありますが、L.Aあたりのバンド群とは一線を画すヨーロピアンな響きがバンドの肝でしょう。マイクのハイトーンを武器に鉛色に輝きを放つアングラ臭漂うコンクリートメタルはなかなかの品質と保っていますよ。お約束感満載だけど疾走ナンバーの持って生き方とは、やっぱり好きですね。


OBÚS - Prepárate ★★★ (2023-08-27 16:33:38)

元祖スパニッシュメタルと呼ばれる大御所バンドの1st。NWOBHMからの影響も滲み出るハードブギースタイルはAC/DCからSAXON系の軽快なサウンドを展開、ノリの良さと適度な重さ、ブルージーな味わいだが小気味よく疾走するサウンドは、まさに初期型スパニッシュハードサウンドとも言える魅力が満載、BARON ROJOなんかもそうだと思うんですけどね。
今の感性で聴けば、音質も良くないし古くささは否めません。しかし伝統芸能とも言うべき古典サウンドの旨味を味わえるのも今作ならではの魅力。シンプル故にごまかしの利かないサウンドは、この時代ならではの背景が生み出したオリジナルティというものに彩られており、定番だからこそ感じ取れる安心感と適度な刺激が心地よく耳を刺激していくでしょう。
スペインのメタルシーンがけして遅れていないと言うことも確認出来ますよね。日本だと、もっと違うバンドが認知されているでしょうが、スパニッシュメタルの礎を支えたのは、このバンドですので興味のあるマニアは是非ともチェックして欲しいですねぇ。
今も現役のばんどですのでね。


OCTOBER 31 - Gone to the Devil - Too Scared to Run ★★★ (2021-04-04 21:30:13)

シングルに収録されたカヴァー
押しの強い無頼なバンドのイメージがあったがけに予想外のカヴァー
本家よりもラフな仕様になってるが
バンドのイメージに即している
こういう隠れた名曲に再びスポットライトを当てる機会を作ってくれたことが嬉しい


ODIN(U.S) - Caution! ★★★ (2024-08-05 15:39:30)

この幻のシングルが配信盤で登場しているとはね。単体で1500円とかで売られるような商品でしょうが、それは手が出ないがマニアは欲しくなる。そんな悩みを解消してくれたのがサブスク生活ですが、でもいつ配信停止になるか分からない音源もあるので、痛し痒しでも、膨大な音源を棚から探すことなく簡単に検索できるのはありがたい。とくに買うまでもない音源を気軽にチェック出来るのは、あらゆる意味でもアドバンテージだ。たまにアナログ盤からCDに移行した時代を重ねる人間もいるが、全然比較にならない。

ODINがツインギター体制だった初期の音源、そのギタリストは一瞬、メタリカに参加したブラット・パーカーことダミアン・C・フィリップスというマニア好みのギタリストがいるのがポイント。既にダンカン兄弟も揃っているし、シンガーはクセ強のウエンディOだ。

このバンドの持つ退廃的ムードが醸し出す毒気、アメリカのバンドだから情念はないが、妖艶なるダークでミステリアスな世界が口を開け待つトワイライトゾーンな音楽性を披露。既に確立された魅力がここにある。シアトリカルな歌い手の存在感と、真面目に取り組むショックロック的な路線も初期の彼らならでは、癖が強いシンガーも味となり独自性を高めている。

音質的には厳しい物だが、当時の空気をパッケージした今作を配信してくれたことは大いに感謝する。


ODIN(U.S) - DON'T TAKE NO FOR AN ANSWER (2011-03-07 04:12:03)

自身のカラーを持ち合わせていたL.A出身のバンド
カットTシャツにスパッツと時流に合せたファッションも
出している音はラットやモトリー・ポイズンらとは違い
ヨーロピアンなスタイルにも根ざした正統派HM/HRサウンドでした
耳障りと感じる趣きもあるシンガーの力量に好みが分かれそうですが
当時の音楽シーンを知る上では面白いでしょう
誰もしらないのでしょうが同時はアメリカでもブイブイ言わせていた
破竹の新人メタルバンドでしたからね


ODIN(U.S) - DON'T TAKE NO FOR AN ANSWER - DON´T TAKE NO FOR AN ANSWER ★★ (2011-03-07 04:03:49)

ブリブリとしたハードナンバー
雰囲気重視ですが良いですね


ODIN(U.S) - DON'T TAKE NO FOR AN ANSWER - JUDGMENT DAY (2012-04-22 17:32:49)

若干の詰めの甘さも感じますが
小気味良く飛ばしたい感じは伝わります
アルバムのラストナンバー
この手の曲は切れが命です
ギターの頑張りが目に付きます


ODIN(U.S) - DON'T TAKE NO FOR AN ANSWER - ONE DAY TO LIVE ★★ (2012-04-22 17:28:05)

独特な雰囲気のあるエキゾチックなギターが印象的ですね


ODIN(U.S) - DON'T TAKE NO FOR AN ANSWER - SHINING LOVE ★★ (2012-04-22 17:29:56)

メロウな雰囲気を演出しています
ハイトーンも控えめでいい雰囲気で進んでいきます


ODIN(U.S) - DON'T TAKE NO FOR AN ANSWER - SOLAR EYE ★★ (2011-03-07 04:06:27)

線の細い金きりハイトーンが評価の分かれ目
勢いのあるミドルハイナンバー


ODIN(U.S) - DON'T TAKE NO FOR AN ANSWER - THE WRITER ★★ (2011-03-07 04:01:23)

L.Aのバンドらしからぬ
おどろおどろしい雰囲気のナンバー
欧州産的な湿り気が印象的
シンガーの唱法が好みの分かれ目か


ODIN(U.S) - FIGHT FOR YOUR LIFE ★★ (2010-03-05 05:24:00)

後にアーマードセイントに加入するダンカン兄弟が在籍していた
L.Aメタルバンドの1988年リリースの1stを紹介します
L.Aメタル然とした切れ味鋭いロックナンバーから
欧州産的な泣きが共存した楽曲が収録されていて散漫な印象を
与えるが好みで聞き分ければよいのでさほど気になりませんでした
ギターはすでにメタル然としたハードなサウンドを聴かせています
特にクラシカルなインスト④からドラマティックな泣きのヘヴィバラード⑤の流れはドラマティックでランディ時代のOZZYサウンドを思い出します。
どこか翳りのある世界観は能天気なアメリカンサウンドとは違い
独自性を打ち出しでいる。
頼り気のないハイトーンに萎えそうになりますが
20才ソコソコの若者達が織り成す硬質な様式美的なサウンドに何故か惹かれます
勿論L.Aメタルファンが聴いても充分に楽しめるので安心して聴いてください


ODIN(U.S) - FIGHT FOR YOUR LIFE - 12 O'CLOCK HIGH ★★ (2010-03-08 03:40:31)

メタリックな質感がシャープに迫ってきます
オープニングを飾るL.Aメタルナンバー


ODIN(U.S) - FIGHT FOR YOUR LIFE - FIGHT FOR YOUR LIFE ★★ (2010-03-05 05:29:56)

ODINと言うバンド名に相応しいドラマティックな展開がカッコいいです。U.S産とは思えない湿り気のあるメロディ、
バッキングのアコギも印象的です。
エンディングに向けて盛り上がる様も聴かせてくれますね


ODIN(U.S) - FIGHT FOR YOUR LIFE - I GET WHAT I WANT ★★ (2010-03-08 03:44:23)

軽快に疾走するL.Aメタルナンバー
2分弱のストレートな展開が懐かしさを感じさせます


ODIN(U.S) - FIGHT FOR YOUR LIFE - LOVE ACTION ★★ (2010-03-05 05:32:17)

小気味よくドライブする疾走ナンバー
典型的なL.Aメタルナンバーもどこか湿り気があるのが彼らの個性タイトルからして当時のL.Aメタルを感じさせますね


ODIN(U.S) - FIGHT FOR YOUR LIFE - MODERN DAY KING ★★★ (2010-03-08 03:48:26)

およそアメリカのバンドとは思えない
ドヨンとしたダークな質感に興味が惹かれます
不安定な部分も有るし未消化だなと感じる向きもあるでしょうが
好きですね
ハードに転調する時にはグッときます


ODIN(U.S) - FIGHT FOR YOUR LIFE - SERENADE TO THE COURT ★★ (2010-03-08 03:45:49)

クラシカルなインストナンバー
タイトルから想像できる音ですね


ODIN(U.S) - FIGHT FOR YOUR LIFE - SHE WAS THE ONE ★★ (2010-03-08 03:42:36)

どこかジトッとした暗さにアメリカンな様式を感じさせません
そこが彼らの個性
湿り気のあるロッカバラード


OLIVER MAGNUM - Oliver Magnum ★★ (2011-03-31 03:21:29)

時代は1989年メタルバブル全盛期アメリカから世に送り出された正統派HM/HRバンドの1st。サウンド的にもVoの声質からもLIZZY BORDENやOBSESSIONをイメージ出来ますね。この華やかな時代にマイナー臭全開の実直なUS産パワーメタルサウンドに引き寄せられるものがあります、切れの悪いドラムとチープで薄っぺらい音質に萎えかけますが酷評されゴミ扱いされるほどではありません、工夫の凝らされた楽曲とパワー漲るサウンドはHM/HRファンなら間違いなく突き動かされるものがあるかと思います。ギターもメタルらしいしソロもお約束感満載で頼もしい限りです。スピーディーな曲とミドルンンバーの配置もバランスもお手本のようでしたね。でもドラムのもたりがねぇ、気になる人には進められないかなぁ


OLIVER MAGNUM - Oliver Magnum - Old World Nites ★★★ (2011-04-03 18:42:24)

けたたましい疾走ナンバー
アルバムの3曲目と言うのも憎いね
改めて聴いていますが
カッコいいなぁ
ミドルレンジを駆使し伸びやかなハイトーンを余裕で歌い上げる姿は圧巻
リズムのキレの悪さもなんのその
曲作りの巧さが効いていますね


OLIVER MAGNUM - Oliver Magnum - Silent Scream (Prelude to Death) ★★★ (2011-04-03 18:39:12)

アルバムのラストナンバー
8分にも及ぶ大作です
メロウなパートの配置も効いていますね
シンガーも朗々と無駄に力まずに歌い上げています
マイナー調の泣きのメロディとUS産ならではの繊細さのかけらもない
豪快なトーンのバランスが面白い


OLIVER MAGNUM - Oliver Magnum - Sister Cybele ★★★ (2011-04-03 18:33:45)

アルバムのオープニングナンバー
これぞ正統派のHM/HRと賞賛を送ります
奇をてらわないアレンジは見事
聴かせるソロも伸びやかなハイトーンもメタルファンならグッと来るでしょうね


OMEN (2015-05-31 16:32:51)

こちらはUS産のバンドではなくハンガリーを代表する正統派HM/HRの雄POKOLGEPにいたVoのジョセフ・ハンマーとGのラースロー、同じくハンガリーを代表するOSSIANに籍を置いたDsのビクター・パブロらによって1991年に結成されたバンドです。現在も活動を続け、シンガーのジョセフさんは後に自らのバンドを立ち上げ脱退をしますが、古くからハンガリーに根を下ろし活動を続けるメタル系のアーティストとしてはGのラースローも含め古参の部類に入るキャリアメンバーが集いしハンガリーのメタルシーンを語る上では外せないバンドの一つですね。


OMEN - Battle Cry ★★★ (2011-07-23 23:26:13)

1984年NWOBHMの影響も感じさせる正統派のUS産HM/HRバンドリリースの1st
ホラー映画の金字塔と同名のバンドと言うだけで当時は興味を持ちました。愛想のいい分かり易さなど皆無、ひたすらに濡れ過ぎない叙情的なメロディを硬質な感触でなぞります。群を抜いた曲はありませんが普遍の魅力溢れる正統的なストロングスタイルのメタルサウンドに焦がれます。マニアならずとも一聴の価値はあるかと、惜しむらくは画一的な立体感の無いノッペリとした音質にあります、もう少し奥行きのあるサウンドだと聴きやすく楽曲本来の魅力を発散出来たかと思います


OMEN - Battle Cry - Battle Cry (2008-10-21 02:56:48)

ドタバタしすぎ
その初期衝動的な感じが微笑ましいです


OMEN - Battle Cry - Be My Wench ★★ (2012-08-25 22:08:56)

アルバムの中盤に出てくるアッパーな一曲
奇をてらわないストロングなスタイルに
プロレスラー星野勘太郎を思い出します


OMEN - Battle Cry - Bring Out the Beast ★★ (2012-08-25 22:14:57)

バタバタとしたリズムとリフワーク
メイデンらしい一曲ですね
地味だわ


OMEN - Battle Cry - Death Rider ★★★ (2011-07-23 23:02:47)

冷たい質感が好きです
US産の正統派メタルナンバー


OMEN - Battle Cry - Die by the Blade ★★ (2012-08-25 22:10:51)

イントロのハモリも懐かしい時代を想起させます
メイデン風の佳曲
煮え切らないメロディも愛嬌です


OMEN - Battle Cry - In the Arena ★★★ (2012-08-25 22:17:08)

ケニー・パウエルの叙情的なギターを堪能出来ます
静から出だしからパワフルに展開する
お約束感満載の一曲


OMEN - Battle Cry - Last Rites ★★ (2012-08-25 21:58:48)

アタック感の強い三連ナンバー
意外と耳に残るリズムとリフですね


OMEN - Battle Cry - Prince of Darkness ★★ (2012-08-25 22:12:59)

面白みに欠ける面もありますが
ストレートな展開が清い
王道HM/HRな疾走ナンバー


OMEN - Battle Cry - The Axeman ★★ (2011-08-14 21:48:35)

ズンズンと迫り来る重量級のミドルナンバー
ツインリードのハモリに涙腺が刺激されますかね
懐かしい臭いのする曲です


OMEN - Brutális Tangó ★★ (2016-02-15 13:01:56)

ハンガリーのメタルシーンを語る上では外せない歴戦の兵が名を連ねるバンドの2nd。リリース時は1992年、メタルシーンとって俗に言う”潮目が変わった”そう呼ばれる時期だけに、彼らにも音楽性のプチリニューアルが行われ、手がたいスピードナンバーでも放り込めば受けも良いのでしょうが、その辺りの単純明かな楽曲がない分、前作より支持を受けていないアルバム。ヘヴィメタル由来の光沢のあるメタリックなサウンド、ソロでは綺麗なフレーズを奏でようとするギター、ダークな質感と欧州産由来の湿り気が混然一体となり響き合いこの時代ならではのスタイルを彼等なりに築いている。ムーディーな①、その流れを引き継ぎつつ攻撃的な展開に進む②、メロウな③、リズムカルなリズムが耳を惹く明るめの⑤と前半からバラエティに富んだ楽曲を収録し前作との違いを明確にアピールしているものの、前作で光り輝いていた扇情的なキレのあるツインギターが聴けなくなったのも残念ですが、線の細いシンガーが無理をしている感があり、歌メロもイマイチ印象に残らないのが玉にキズだなぁと個人的には思うのですが、気合いの入った⑥から始まる後半の流れなど、気骨のあるメタルスピリットは健在で、愛すべき存在に変わりはないなぁと思わずにはいられませんね。


OMEN - Escape to Nowhere ★★ (2014-02-09 14:26:09)

ヴォーカルを交代して音楽性を広げた意欲作。従来のドラマ性を配した楽曲も収録されているがメイデン型のパワーメタル色を捨てアメリカでの成功を意識した事は明白ですね。ドタバタとした騒々ししさや重量感を伴ったスピード感が薄れたのは残念ですが、拡散した方向性を力技で一つの方向性に持ち込もうとしているのも上手く行っておらず焦点がボヤけ一曲一曲の楽曲が別のバンドのように分離しているのもマイナスに作用しています。L.AをブイブイいわしていたODINあたりも同じような問題を抱えていましたからね。アメリカンになりきれず重く薄暗い質感、ウネウネとして煮え切らないメロディにらしさを感じる趣もあるのでファンなら曲を聞き分け好みで楽しめばよいのではないでしょうか?売れるためとはいえ思い切った方向転換を出来なかった不器用さに感慨深いものを感じます


OMEN - Eternal Black Dawn ★★ (2010-03-20 03:59:00)

とてもUS産とは思えないNWOBHMの臭いがする正統派HM/HRバンドの2003年リリースのアルバム。①のギターソロなどにも見受けられるメイデン風のギターの疾走感など昔からある実直なHM/HRのスタイルを踏襲する姿に焦がれます、B級な音質も良くも悪くも懐かしさを想起してくれ、とても2000年以降にニューリリースされる作品とは思えません、ましてやアメリカのバンドなのだから驚きです、新鮮さもないし目新しい部分も見受けられませんが、コンパクトにまとめられたメロディアスな楽曲に引き寄せられます、オールドスクールと揶揄されようが僕は無視できませんね。新Voは可もなく不可もなくですが、唯一のオリジナルメンバーでギターのケニー・パウエルさえいれば良いのです(今作のプロデューサーも担当)


OMEN - Eternal Black Dawn - 1000 Year Reign ★★★ (2010-03-21 22:20:12)

オーセンテックな正統派のHM/HRナンバー
US産とは思えないギターが紡ぐ哀愁がなんとも言えません
ソロパートから盛り上がりテンポアップする様もカッコよく
今アルバムを代表するナンバーかと


OMEN - Feketében ★★★ (2015-05-31 17:03:47)

ハンガリアンメタルの猛者が集いしバンドが1991年にリリースした1stを紹介します。スラッシーなスピードナンバーで幕が開け勢いよく突き進むも東欧産ならではの翳りのある湿度のあるメロディと、メイデン由来のツインリードを軸とした攻撃的なリフワークと技巧的かつ印象的なフレーズも盛り込むスタイルはPokolgepやOssianの良いとこ取りもとも取れ、ある意味、正統派ハンガリアンメタルの理想形のようなスタイルを構築しようと模索しているようにも取れます。相変わらず線の細さは否めないシンガーの歌唱スタイルもアグレッシブに迫り、Pokolgep時代よりも逞しい姿を魅せ安心感を与えてくれるのも好印象。楽曲も聴き進めるほどに独自のハンガリアンHM/HRサウンドを響かせる名曲が詰まった好盤として耳に届くでしょう。とにかくスピーディーなナンバーに放り込まれる個性が輝く独特のフレーズの美しさや、情緒溢れるバラードにミドルナンバーの哀愁度と力強さのバランス感覚は、このバンドの真骨頂でしょう。アクセプトやメイデン、ジューダス・プリーストなどが好きな方には共有する部分も見受けられ、語感の響きは英語と違い、かみ合わせに戸惑うかも知れませんが、独特のメロディワークはお国柄のなせる技、ツインギターが繰り出す強力なプレイの数々に魅了されて欲しいですね。


OMEN - Hammer Damage ★★★ (2016-07-25 14:41:07)

前作『Eternal Black Dawn』から13年ぶりにリリースされた2016年5月発売のオリジナルアルバム。メンバーは前作のメンツにドラムもスティーブ・ウイティッヒが復帰したりと懐かしい顔ぶれも揃い、あのけたたましいOMENサウンドが復活。やや地味で生彩を欠いた作風の前作よりも、よりソリッドでパワフルなパワーメタルサウンドを披露。高揚感を煽る勇壮なメロディ、メタリックで滑らかなギターサウンドはケニー・パウエルならではの細やかな仕事ぶりを発揮、特段これといった押しの強さはないが、屈強なスクラムを組んだアンサンブルは彼らの真骨頂、この独特の響きこそダークなOMENサウンドの根幹を支えるものと思っているので、今作はその辺りが初期の頃を思わせる懐かしさがありますね。歌い手も時折JDキンボールを思わせる面もあったりと、往年のファンにも十分訴える面はあるかと思います。もう少しキャッチーで愛想のいいスピードナンバーを放り込んだ方が、ライトリスナーにはウケもいいのになぁと思うのですが、この重厚で硬派なスタイルこそメタルの魅力と思ってるし、彼らが繰り広げるヨーロピアンテイスト満載のドラマティックな楽曲を聴き体中に熱を帯びる感覚を今作でも十分に感じますね。なんとか商業ベースにのり、コンスタントに作品がリリースできる環境が訪れる事を切に願いますね。


OMEN - Huszonöt év ★★★ (2017-03-20 13:57:21)

ハンガリー代表する古参メタラーが結成25周年を祝うべく2015年にリリースしたアルバム(アルバムタイトルも25周年みたいな意味らしい)。元はPokolgépのシンガー、ジョセフ・ハンマーとラシュロ・ナジフィらが、音楽性の相違により脱退し結成されたバンドなのですが、1997年リリースのアルバムを最後にジョセフは脱退、今は4代目シンガーのアルパドに交代し活動を続ける彼らですが、ヘヴィでファットな今風の音を咀嚼しつつも根底に流れるのは麗しきハンガリアン正統派HM/HRサウンド、屈強なリズム隊が屋台骨を支え、整合性とダイナミズム溢れるサウンドは一朝一夕では作り上げる事の出来ない深みがあり、その練り上げられた音楽性は聴き手の感性を、ジンワリと身動きが出来ないように拘束。少々投げやりだがメロディを追っかけて歌うアルパドの歌い回しも、この手のサウンドにピッタリとハマり、しっかりと磨き上げていますね。
東欧的な独特の音色を巧みに操り、土着的になりすぎないワールドワイドな音楽性、でも拘りの展開には、ハンガリーならではの構築美を感じずにはいられませんね。ダークでシリアス、その生っぽい音作りは今を感じさせるし、ザクザクと刻まれるヘヴィなリフワークも耳を惹くし、メリハリの効いた演奏は心地よい響きを重ねており、今を生きる正統性の高い音楽性を貫いているが一番の聴きどころでしょう。ヘヴィなミドルナンバー中心ではあるがバラードタイプのスローナンバーやガッツィなミドルハイも用意し飽きさせない工夫はベテランならではのオモテナシですかね。


OMEN - The Curse ★★ (2008-10-21 02:45:00)

ホラー映画の金字塔と同じ名前のUS産正統派パワーメタルバンドの1986年リリースの3rd
アメリカのバンドとは思えないNWOBHM的なニュアンスの強さにB級感は拭えないが重量感を伴った疾走感と力強いリフがグイグイと迫って来る様に男を感じます
スティーブ・ハリスの影響大なベースもカッコイイしメイデンを彷彿とさせる曲調もきまっていて好感が持てましたね
個人的には焦点を絞り込み極めんとする姿勢やヒットチャートとは無縁のマイナー臭さが大好物だし剛直なメタルサウンドにグッとくるものがありドラムの薄っぺらい音も気にならないぐらい熱いエナジーを感じますね
普遍の魅力溢れるパワフルなHM/HRをお探しの方は是非とも聴いて欲しいですね


OMEN - The Curse - Teeth of the Hydra ★★★ (2008-10-21 02:53:50)

ドラマ性の高いパワフルなミドルナンバー
重量感のあるリズムプレイにメロディアスなギターに
力強い唄とHM/HRの要素を詰め込んだ名曲です
個人的には今アルバムのハイライト
6分少々の曲もだれる事無く緊張感を保ったまま最後まで聴かせてくれる
変にこねくり回さないアレンジも◎


OMEN - The Curse - The Curse ★★★ (2008-10-21 02:58:17)

勇壮なメロディが突進してきます
緊張感のあるイントロのカッコイイこと
そして転調する王道を行く展開に「待ってましたぁ」と
声を掛けたくなりました
洗練されてないマイナー臭さに敬礼です


OMEN - Warning of Danger ★★★ (2011-07-28 17:30:06)

前作より音質も良くなり迫力も増した1985年リリースの2nd。メイデン風のスタイルもそのまま正調US産のマイナーHM/HRサウンドを踏襲、奇をてらうことのないアレンジと音楽性に物足りなさを感じるかもしれませんが、当時のサウンドを知るには良い教材かと思います。欧州産の湿り気もなく大陸的な大らかさもない、けたたましい豪快なメタルサウンドにマニアならずとも引き込まれるでしょうね。男気溢れるストレートな唱法が冴えるJ.Dキンボールのパフォーマンスもパワフルな楽曲を牽引、地に足を着けたパフォーマンスで魅了します。またツインギターが織り成す硬質なギタープレイも様になり武骨だが、リフやハモリのフレーズにグッくるものが多くケニー・パウエルこそOMENの金看板と思い知らされますね、けたたましいサウンドに一役も二役も買うリズム隊もボトムを支えOMENサウンドの屋台骨をしっかりと支え貢献、このメジャーになりきれない適度な重量感こそB級メタルの真骨頂と同時に聴き易さを覚えるでしょう。個人的には彼らの代表作名盤3rdへの誕生前夜的なイメージを抱かせる名盤ですね


ONE DESIRE - One Desire ★★★ (2018-02-24 14:32:06)

国内盤はKINGレコードからリリースされた北欧はフィンランドの若手バンドによる記念すべき1st(本当にありがとうAKBのファンの方々よ)。まぁ、のっけから壮麗なド直球の北欧産HM/HRサウンドで魅了、攻撃的なギターによるフレージングの旨味もさることながら、テクニックに埋没しない聴かせる腕も持っており、若いのに押し引きを心得ているなぁと感心しますね。
そのバランス感覚はバンドサウンドにも随所に溢れており、北欧ならではの透明感のある甘美なメロディを軸とした、壮麗なるロックサウンドは幅広い層に訴えかける魅力があり、軽快なリズムが絡む疾走ナンバーの旨味は勿論だが、フックに富んだ哀愁のメロディが、どの曲でも必ず盛り込まれると言う、曲作りの上手さに多くのファンを取り込む大衆性が完備されています。
キーボードのパートも巧みに使う事で、メリハリを生み出す事にも成功、このあたりの聴かせ方の上手さが肝でしょう。素直な歌い回しのシンガーも、この手の楽曲には合っている。
普遍的魅力を秘めた現代の正統派スタイルとも言える音楽性に拘った彼ら、現代的な音ではあるが、モダンへヴィネス的なニュアンスをあえて取っ払った音楽性は実に興味深いモノがあります。これが今の主流となるのなら、リバイバルではなく熟し切ったメタルシーンの真の姿なのだろう。


ONSLAUGHT - In Search of Sanity ★★ (2008-04-26 14:02:00)

Voにスティーヴ・グリメットが加入した3rdアルバムを紹介します
幅広く歌う事の出来るVoを手に入れた事により従来のスラッシュ的なアプローチを残しつつ正統派のパワーメタルサウンドに変貌した名盤です。スラッシュ寄りの小気味のいいギターリフと疾走感のある楽曲はどれも素晴らしく英国的な重みと貫禄を携えている。


ONSLAUGHT - In Search of Sanity - Blood Upon the Ice ★★★ (2012-08-15 17:03:58)

ド頭からカマしてくれます
力強さとメロディックさが絶妙ですね


ONSLAUGHT - In Search of Sanity - In Search of Sanity ★★★ (2012-08-07 22:46:06)

ザクザクと刻まれるギターリフとスラッシーな曲調
華麗に舞うメロディアスな歌声
この融合は見事だ
当時はもうちょっと複雑な気持ちで聴いたけど今は唸らされます


ONSLAUGHT - In Search of Sanity - Lightning War ★★★ (2012-08-15 17:01:37)

スティーブ・グリメットが歌い上げていますね
展開の多さもスラッシーなギタープレイもカッコいいです
メロディアスなソロも印象的
このメンバーならではの力作です


ONSLAUGHT - In Search of Sanity - Powerplay ★★★ (2012-08-15 17:09:41)

攻撃的なサウンドと対比する流麗な唄のパートが面白い
実に個性的なバンドでしたね
典型的なスラッシュナンバーも稀代の名シンガーが
歌い上げるとこういう可能性を広げるのです


ONSLAUGHT - In Search of Sanity - Welcome to Dying ★★★ (2012-08-15 17:06:53)

あのハードコアスラッシュメタルバンドがこんな曲を作るとは
個人的には今作のハイライト
ドラマ性の高いメロディックスラッシュメタルな今作に相応しい名曲です
表現力の極みだね


ONSLAUGHT - Power From Hell ★★ (2011-01-31 13:18:41)

モコモコとした音質にスピーカーが壊れたのかと思いましたね
ハードコア・パンクス寄りのスラッシュメタル、この手のサウンドがメジャーで幅を利かせることなどないと言うマニアックな世界観がこの禍々しいサウンドを演出しているのでしょう。
こもった音質に萎えかけますが聞き込む内に味が出てきます。純度の濃いスラッシュサウンドは次作からですが飾り気の無いコアなサウンドであることは間違いないです


ONSLAUGHT - Power From Hell - Onslaught (Power From Hell) ★★ (2011-01-31 13:09:51)

サタニックなイメージを持ちますね
醜い音質も妖しさに拍車が掛かります
ハードコアな要素も悪くない


ONSLAUGHT - VI ★★★ (2017-09-01 14:41:14)

結成当初はパンクメタルだったんだとか、その流れは1stでも十分に感じましたが、バンド解散に再結成と紆余曲折を経て辿りついた、英国を代表するベテランスラッシャーによる6th。
とにかく気合の入った一枚ですね。女性ボーカルパートの導入や中近東風のメロディも飛び出したりする小技はありますが、強烈無比な破壊力を擁するリフリフリフで押しまくる展開は見事。これぞスラッシュメタルじゃあと言いたくなる実直さに清々しい気分さえ味わえます。
結構な歳のオッサンが集まったバンドとは思えないブルタリティ溢れるスラッシュサウンドの持つ鋭いキレ味にスラッシュメタルかく在るべきと断言したくなりますね。
益々磨きが掛かったサイ・キーラーの獰猛な歌声はグイグイとバンドサウンドを牽引。陰影をクッキリと際立たせるクールなメロディを導入する才気あふれるギタープレイの凄味。鋼鉄の鞭が唸りをあげるような俊敏さと破壊力を伴ったしなやかなリズムプレイの数々に平伏しました。
頑固一徹なオールドスタイルに留まらない実験的なアプローチも垣間見える快作。スラッシュメタルを愛する方ならマストバイな一枚でしょう。


OPEN FIRE - Lwy ognia ★★★ (2019-12-01 22:08:56)

知る人そ知るポーランドのスピードメタルバンドが1987年に録音するもお蔵入りになってしまった幻の1stが復活です。当時の録音ですからね、厳しい面もありますが、のっけからモーターヘッド+ハロウィーンってな具合の欧州スピードメタルで幕開け、まずは掴みはOKと言いたいのですが、6分超えが少々長いと思わせるのがカワイイですね(若いこ娘がなんでもかんでもカワイイで逃げたくなる気持ちが分かった)ギアを落としてへヴィなミドルナンバーに流れ、なんかの曲の早回しみたいなインストに進み、④ではまた一気に加速、スピードメタルかくあるべきに自棄のやんぱちがらっぱちなスピード重視にスタンスに戻ります。全てにおいて懐かしい空気が充満、東欧的翳りのあるマイナーメロディが加速する癖の強さ、ポルトガル語の硬めの語感だからこその大クセもたまりませんよね。この断末魔系ハイトーンの怪しさもたまりません(気持ち悪いファルセットもね)、レコーディングの緩さもたまりませんと、緩さを許容できるマニアでないと厳しいでしょう。でも、細かいことなど気にするなワカチコワカチコ、性急なビートがそこどけそこどけと言いながら、加速する様にこのバンドの魅力を感じます。パープルが好きなんだなぁと思わせるのもへヴィメタルの宿命でしょうかね。愛すべきポーランドメタルのヤングスピード狂、スラッシュじゃない、スピードメタルが好きな人なら言って欲しいですね。


ORCHID - Capricorn ★★★ (2014-08-25 12:59:31)

アメリカはサンフランシスコ出身のドゥーム系のバンドが2011年にリリースした1st。まずは完全に狙った音質にニヤニヤさせらました。モロに70年代風のレイトバックした音像を貫く気合いの入りように惹きつけられますね。初期サバスの世界観だしアメリカならブルーチアーあたりを引き合いに出すとよいのでしょう、沈み込むような重苦しいリフワーク、ベント奏法や、アイオミ風のトリル奏法と好きものにはたまらんプレイを駆使しており、70年代を今風に切り取ったスタイルにお手軽感があり、イマイチ深みに欠ける面もありますが、ブルースを基調とした純度の濃い、あの音は見事に再現されており、泥臭いアンサンブルが醸し出す奥行きの深いリズムプレイは、この手のスタイルとして申し分ない。メロディーラインの分かりやすさも好みだし、だれる事無く聴かせてくれるアレンジ面も良く、キーボードの使い方も実に効果的で楽曲に多彩な効果を生み出しています。速いの分かりやすいの、キャッチーのと見た目も派手に装わない、生っぽい音楽ですが、歳をとるほどに好きになりますね。


ORIGINAL SIN - Sin Will Find You Out ★★★ (2023-07-04 11:04:39)

ジャケットに女性が4人写りこんでいるので全員女性によるスピード/パワーメタル系のバンドなのかと思いきや、ヴォーカル以外は全員男性、しかもジャック・スター関連のメンバーでVirgin SteeleでありExorcistのメンツが大集合、しかも女性シンガーのダナエ・デフェイス
はデビッド・デフェイスの妹だと言うのだから、随分と仲間内で作り上げたバンドでありサウンドだと思います。
Virgin Steeleのゴタゴタのあと、課外活動に精を出していたんだなぁと知るのですが、わざわざ別名義でださんでもなスピードサウンドで魅了。ちなみに後にVirgin Steeleがリメイクしている楽曲もありますからね。Exorcist風もあったりするんですが、でも、まだまだメタル界において女性が歌うなど偏見もあった時代、こういうサウンドでフロントを張る姿は様になっており、彼女の為のバンドと言えなくもないので問題はない、惜しむらくはアッサリとしたフェードアウトや終わり方もあるのだが、10曲で30分少々というランニングタイムは、実に清々しいものであり気がつけばアルバムのラストまで一気に進んでいるでしょう。
この清さ、小細工無用のスピード勝負はアメリカンスピードメタルならではの感覚が支配しており、そこにどこかウエットな声質の歌声が乗ることで独自性を打ち出している。

最初は別名義でださんでもなどと悪態をついたワタクシも視聴後は、彼女がいるから個性が強まったと頭を丸めて謝罪したい気分にさせられました。スピード狂には是非とも勧めたい一枚ですね。


ORION THE HUNTER - Orion the Hunter ★★★ (2014-10-12 16:49:49)

BOSTON人脈が散見できるのが今作の方向性を決めているでしょう。実力派が揃い、キッチリと作り上げた一枚。枠組みのしっかりとしたリズム隊、テクニックに裏打ちされたギター、癖のないエモーショナルな歌声、卓越した技術とセンスがツボを押さえたプレイを披露し、爽快で嫌みのない楽曲は爽やかな朝を迎えたような清々しい気持ちにさせてくれます。キャッチーでメロディアス、知的なセンスを感じさせるサウンドに、ドキドキするようなスリルは皆無かもしれませんが、適度なハードさとスマートなポップセンスは、BOSTONにも通ずる職人技でしょうね。キーボードの使い方も効果的だしコーラスハーモニーも美しいです。この手のサウンドもややもするとオシャレすぎて苦手なんですが、躍動するリズムに良く歌うギターはロックだし上手い、外さないアレンジも流石だし、それらを殺さない素直な歌が更にスケールUPさせていたりと素晴らしい出来栄えかと思います。エッジ不足なんでハードな楽曲を好む方には薦めませんが、良質なメロディが目白押しですから、その手のマニアなら手を出しても損はしませんよ。


OSSIAN ★★★ (2011-12-15 06:57:40)

ハンガリアンメタルの重鎮です
Voは同じく同郷の重鎮POKOLGEPにも在籍をしていました
東欧産の翳りあるメロディとヨーロピアンスピードメタルな楽曲は
メイデン・プリーストなどの世界観を踏襲し全うに正統派路線を突き進んでいます
彼らが繰り出し叙情的な情熱のサウンドに身を焦がし
普遍の魅力にひれ伏しますね


OSSIAN ★★★ (2011-12-23 04:37:35)

お役に立てたなら幸いです
彼らの存在なんて後追いも甚だしいにわかファンです
メンバーの名前も読めないし
でも90年代に普通のメタルが聞いたいと血眼になって探し
行き着いたのが輸入盤でした
今でも国内盤を優先して購入したいのですが
あまり気にならなくなりました
古い男ですのでパッケージに拘りますが
OSSIANもiTunes でGET出来ます
昔、輸入盤店で読めない字を雰囲気で読み
ベストを購入したらアコギヴァージョンみたいな奴でしLIVEも入ってたかな?

現編成はツインギターでVoの人だけオリジナル、短髪のウド・ダークシュナイダー
を想起させる出で立ちですね
OSSIANとPOKOLGEPはハンガリアンメタルの二大巨頭です


OSSIAN - A Reményhozó ★★★ (2019-04-08 18:29:30)

ハンガリーを代表するメタルバンドが2019年にリリースした最新作。1998年の再始動後は時代性を取り込みながら巧みに変革を遂げ旧態然としたサウンドを抱き込みつつも、新たなるフィールドにも果敢に挑んできた彼ら、そのあくなき探究心は途切れることなく、今作にも脈々と引き継がれ、硬派なメタルサウンドに欧州由来のフォーキーな調べを大胆に導入、キャッチーなリフワークも今まで以上にサウンドメイクの対比となり、普遍的なスタイルではあるが、同じ場所に留まらない柔軟な姿勢に頭が下がります。

親しみやすいメロディとリズム、フックのある展開もアレンジセンスの妙味、オーソドックスな部分を損なう事無く、時代を駆け抜けてきた、そんな自信が今作には漲っていますね。普遍的正統派HM/HRを愛するマニアなら、ハンガリアンメタルの重鎮たる魅力に触れて欲しいですね。今なら簡単に聴ける環境も整っていますので。


OSSIAN - A Reményhozó ★★★ (2021-07-30 16:01:35)

80年代の中頃から活動を続ける(グランジブーム時の90年代に一度解散するも90年代の終わりに復活)ハンガリーを代表する正統派HM/HRバンドのフルアルバム。
前作同様、非常に垢抜けた作風になりました。完全に爽快感のある陽性サウンドですが、そこに一陣の風の如くハンガリアンな哀愁のメロディが吹き込みバンドサウンドに楔を打ち込みます。楽曲もどれもがコンパクト、ヒットポテンシャルの高い楽曲が揃っています。
こうなるとバンドの顔でありハンガリアンメタル界の重鎮であるシンガーのエンドレ・パクシのオッサン声が微妙な感じになるのだが、彼でしか寄り添えないメロディラインがあり、やはり個性と言う点ではエンドレなくしてOSSIANは語れずという答えに結審しますね。
とにかくバンドはワールドワイドなスタイルに移行しています、洗練された曲調の中に組み込まれるフォーキーなメロディもハンガリーな空気を纏い新鮮な印象を与えてくれます。コンパクトな楽曲も小難しさを排除したことで親しみやすさが倍増、熟練のメンバーが織りなすサウンドはあくまでもキャッチー、その熟成されたメロディラインの鮮度は高いのが今作の視聴感の良さに繋がっていますね。サブスクで音楽を楽しまれる正統派マニアなら是非ともトライして欲しいバンドです。沢山、作品がありますので、どれから手を出せばですが、お金かかんないんで問題ないでしょう。


OSSIAN - A Tűz jegyében ★★★ (2014-05-19 23:05:49)

ハンガリアンメタルの雄、オシシアンが2013年にリリースしたアルバム。豪華なメジャー感が漂うサウンドプロダクションは東欧圏にありがちにマイナー路線の貧乏くささなどなく、キャッチーでありながらも東欧的な翳りのあるメロディと勇壮さと損なう事のないパワフルさが男の哀愁をまとい突き進む王道路線は今回も健在、東欧産正統派メタルを極めんようとする、まさに達観したレベルのサウンドには安心して身を任せる事が出来ますね。英語圏ではない語感に違和感を覚える事もあるでしょうが、意外とメロディに乗っているので気にならず。むしろ、そう感じさせるメジャー級の音作りが今作の肝でしょう。この絶妙のバランス感覚が欧米のバンドにヒケを取っているとは到底思えません。今の主流ではない、剛柔兼ね備えたしなやかで硬質な王道サウンドを愛してやまない方には強くおススメできる入魂の一枚、隆盛を極めた失われつつあるメタルな精神性が詰まった力作です。


OSSIAN - A rock katonái ★★★ (2011-12-18 18:45:03)

1990年リリースの3rd
全二作の流れを組むものの音質も良くなりバンドの進歩と取り巻く環境の良さが窺えます
スピーディーな欧州産パワーメタル色を残しつつも重量感溢れるノリの良いミドルナンバーも配しリズム隊変更が功を奏したのかサウンドにも厚みが一段と増しましたね。力強いリフレインも印象的なミドルナンバーが中心ですが東欧的な翳りを感じさせるメロディも健在、今作は今までのマイナー臭を取り払いつつもらしさを失わないアレンジが冴え渡る名盤です


OSSIAN - A rock katonái - A HEAVY METAL SZULETESE ★★★ (2011-12-18 19:07:11)

コブシを振り上げたくなりますね
悲壮感漂う勇壮なメロディが印象的です
OSSIANらしいミドルナンバー


OSSIAN - A rock katonái - A rock katonái ★★★ (2011-12-18 18:43:28)

アルバムのオープニングナンバーにてタイトルトラック
雄々しい勇壮なミドルナンバー
彼らのロックアンセム的なイメージを持ちました
影響下にあるACCEPT風なのも良いですね


OSSIAN - A rock katonái - A vérfarkas ★★★ (2011-12-18 18:55:58)

速いパッセージを織り交ぜてのギターリフ
扇情的なメロディを奏でるソロと聞かせますね
唐突に終わるのが残念ですが
OSSIANらしいアレンジも冴えるミドルハイナンバー
東欧産メタルのカッコよさに唸りますね


OSSIAN - A rock katonái - Femviragok ★★★ (2011-12-18 18:51:36)

OSSIANらしい華麗な疾走ナンバー
一筋縄ではいかない
複雑な絡みを魅せてくれるのが彼らの信条かな


OSSIAN - A rock katonái - Fémvirágok ★★★ (2013-07-25 04:11:06)

一気呵成に突っ込みます
ハンガリアンメタルならではの
噛み合わせが逆に新鮮です
このメジャー感との合わない雰囲気が逆に好き


OSSIAN - A rock katonái - Haragban a világgal ★★ (2013-07-25 04:07:17)

パワフルなドラミングが印象的
少々噛み合わせの悪い語感も味ですね


OSSIAN - A rock katonái - Hiszek abban ★★★ (2011-12-18 18:47:41)

重量感のあるミドルナンバー
三連がカッコいいですね
リズム隊の変更が功を奏したかな


OSSIAN - A rock katonái - Nem kell, hogy szeressék ★★★ (2013-07-25 04:17:25)

力強く踏み込まれる
キャッチーなミドルナンバー
このパワフルさとメジャー感が今作の味わいでしょう


OSSIAN - A rock katonái - Éjféli lány ★★★ (2013-07-25 04:15:19)

語りかける歌
東欧圏産ならではの愁いを帯びた泣きが炸裂
アコギも配しドラマ性をアピール
ソロも泣かせますね


OSSIAN - A rock katonái - Öreg rocker ★★★ (2011-12-18 18:50:06)


ハードロッキンなナンバーですが
攻めてきますね
コーラスワークも決まっていますよ


OSSIAN - A szabadság fantomja ★★★ (2012-01-02 22:45:02)

2005年リリースのアルバム
イントロに続きいきなりのパワーメタルチューンに延髄蹴りを喰らった気分です、いきなりのぶっ飛ばしに強烈にのめりこまされますね。重厚なミドルナンバーに扇情的なメロディを奏でる哀愁HM/HRナンバーと、彼らの方向性に一ミリのブレもなく良質なパワーメタルナンバー収録されていますね。
2本のギターが織り成す艶やかなメロディと内包されるパワー、攻撃的で高揚感のあるリフワークと素晴らしい。バンドの屋台骨を支えるドラマーの雷の如き破壊力はバンドの推進力そのもの円熟味と飽くなき挑戦は経験値となり成長を促します。ここにきて精力的で似て非なる極上のパワーメタルチェーンを叩きつけてくるのだから恐れ入ります。あくまでも攻撃的で軟弱になることのない硬質なアレンジとドラマ性、それらを彩る世界観には安直なオーケストレーションなどは一切使用しない彼らの気概とメタル然とした音楽性に驚嘆あるのみ、恐るべしOSSIAN。どこを切ってもヘヴィメタルですね


OSSIAN - Acélszív ★★★ (2011-12-16 06:08:35)

ハンガリアンメタルの勇者が1988年にリリースした記念すべき1st
2002年にはリマスター版のCDも出ましたね
東欧産ならではの翳りのある扇情的なメロディとメタル然とした展開が見事にきまっています
確かに垢抜けないし音質も薄っぺらく頼りがいがない
シンガーも後のパフォーマンスを考えると稚拙な面を魅せます
でもここに息づく欧州産の湿り気を帯びたメロディが哀愁のあるフレージングを紡ぐメタリックなギターも様になっており独自の路線を切り開きます
1stならではのパワー任せな面もある楽曲の中では良いアクセントとなっていますね
東欧産ならではのハンパない哀愁のある旋律に魅了されること間違いなしマニアならずとも
OSSIANの歴史を紐解いて欲しいですね


OSSIAN - Az Igazi Szabadság ★★★ (2017-04-25 14:41:07)

ハンガリーのメタルシーンを語る上では外す事の出来ないレジェンダリーなバンドの2017年リリースの最新作(ダウンロード版だと1280円)。アコギを生かしたバラードあり王道メタルあり、シンガロングしたくなるロックアンセムや、ポップロックもありと近年の中でも最もバラエティに富んだ楽曲収録された一枚。多様性を帯びたサウンドの中でも充実したメロディを導入する事で統一感を持たせているのはベテランバンドのならではの成せる技、どのような楽曲にもロックテイストをさりげなく注入、そしてモノ悲しいメロディもあるが、今作ではどこか朗らかで春愁といった温もりを感じさせる面が強く、その辺りに洗練されたメジャー感が強く打ち出されていますね。マイナー調は減れども、その手練手管な寝業師ぶりは健在。古めかしいスタイルに埋没するだけではない現役感が今作でも貫かれています。メタルなアグレッションを強く打ち出すよりもくキャッチネスさを前に出した作りも悪くないですね。そして歌メロも近年になくポップだ。やたらコーラスを重ねるのはエンドル・パクシーの衰えによるものなのかな?還暦前のオッサンだもんなぁ。仕方ないかぁ。


OSSIAN - Az lesz a győztes ★★★ (2012-09-23 21:38:18)

ハンガリーを代表する正統派HM/HRバンドが2011年にリリースした作品です。よりオーソドックスな作りを感じさせる今作は従来通り王道を行く展開で勝負、陰りのある東欧産ならではのメロディが息づき硬質で光沢のあるオシシアンらしいシリアスなサウンドを披露、アコギも効果的に使われ男性コーラスの配し方も相変わらず情熱的なサウンドにあっている。キャリアの長いリードシンガーのストレートな歌唱は円熟味を増し衰えを感じさせないテクニックは実に老獪でる。パワフルな楽曲よりもメロディをいかした作風でまとめ上げたのも効果的、ツインギターの奏でるメタリックなリフとメロディは十分印象的だしリズム隊も躍動感溢れるタイトなプレイを披露しボトムをガッチリと支えている。もはや変わり映えのしようがない王道HM/HRサウンドを結成以来貫き通す姿に敬意を払いつつ、洗練されたコテコテ感に安堵しますね。


OSSIAN - Egyszer az életben ★★★ (2012-01-07 23:40:30)

ハンガリアンメタルの勇者が2009年にリリースしたアルバムです。東欧産ならではの翳りあるメロディとメタリックなサウンドを軸に叙情的なフレーズがツボを突きますね。
スピード・パワー・メロディと三拍子揃ったメタル然とした楽曲の前に戯言は無用、正統派HM/HRが好きな方は是非、手にとって貰いたいですね。劇的な展開を魅せるツインギターの色気のある絡み、華麗なコーラスワークがアクセントとなり楽曲に華やかさをもたらします。メロディアスだが軟弱になる事無くソリッドな音作りが施されています、素晴らしいアレンジセンスですね。枯渇することのない曲作りの才に唸らされ安定感のある作品毎に感動を覚えます。


OSSIAN - Egyszer az életben - Egyszer az életben ★★★ (2014-12-23 16:01:46)

東欧ならではの翳りのあるメロディに引き寄せられますね
アコギの音色も切なさを倍増
得意なタイプの曲を上手に料理しています


OSSIAN - Emberi dolgok ★★★ (2011-12-21 06:27:53)

1993年リリースの6th
この作品の前に5枚目までの曲を抜粋したベストをリリース
今作は今までのマイナー東欧産パワーメタルとは一線を画した
キャッチーさの残るメロディと東欧産のマイナーサウンドの融合を果たした名盤です
今までのOSSIANの持つアグレッシブさを想像すると裏切られた感は強いですが
強靭なアンサンブルは健在、時よりハッとさせられるような美しいメロディも聴かせ
じっくりと聞き込めばらしさを失ってはいません
よりメロディに比重を置き聴き易さくまとめ上げメジャー感は過去最高です
凡庸なバンドでは表現することの出来ない独自の路線は
パワー一辺倒では到底表現することの出来ない表現力豊かな色彩美を魅せてくれますね
侮るなかれ東欧産メタルの重鎮の意欲作を


OSSIAN - Félre az útból!!! ★★★ (2011-12-18 04:21:02)

1989年リリースの2nd
前作の流れを組む正統性の強い硬質なパワーメタルを披露
パワー・メロディ・スピードの三拍子が揃っています
東欧産の哀愁と翳りのあるメロディ、ハンガリー語の響きがさらに独自の世界へと深めてくれます
とりわけギターが奏でる扇情的なメロディの数々、印象的なフレーズを盛り込み
鮮烈なる印象を与えてくれます。マイナーメタルだしメジャー感等なく
垢抜けない印象も持つでしょうが、嘘や偽りのないピュアな精神性が息づく楽曲にのめり込みます
少々マニアなサウンドに興味のある方なら
東欧産のメロディックメタルの真髄に触れて欲しいですね


OSSIAN - Fémzene ★★★ (2011-12-23 04:56:05)

一度バンドは解散いたしますが1999年に今作をリリースしました
Vo以外は新メンバーでツインギター編成へと変貌、ジューダスやメイデンの影響を感じさせる
正統派東欧産HM/HRサウンドを披露、初期のイメージを現代に蘇らせ見事な復活を遂げています
とりわけ二本にギターが絶妙な絡みを魅せ随所で印象的なフレーズを奏で、その効果は
仄かな哀愁が泣きながら疾走する③等に現れ、余りの素晴らしさに悶絶し彼らの完全復活に祝杯をあげたくなりました。垢抜けないB級メタルでは終わらないアレンジと演奏技術
普遍のHM/HRサウンドに興味がある方は是非とも手にって欲しいですね
初期の頃のような音質も悪くないし聴き応え充分ですよ


OSSIAN - Fényárban és Félhomályban ★★★ (2016-12-12 17:02:02)

ハンガリーを代表するレジェンダリーなHM/HRが結成30周年を祝うべく2016年にリリースした最新作。シングルギター編成になって2枚目となりますが、キーボードも多用しないシンプルは楽曲は近年統一された音楽性を踏襲、マイナー調のメロディはあれど、癖の強さよりもメジャー級の親しみやすさも増量中と本国のみならず、欧州では人気がある彼らの脂が乗ったパフォーマンスを存分に堪能できる仕上がりとなっております。歯切れのいいリズムとキレのあるリフワークに揺るぎないメタルへの精神性を強く滲ませ、プリースト、メイデンといった王道スタイルを後世に伝え継続する姿勢に共感を覚えずにはいられません。
器用さはないが、前へ前へと突き進む頼もしい楽曲の持つ突破力の高さ、近年は薄まっては来ているが、独自性の高いメロディもハマれば猛烈な構成となり聴き手の興味をくすぐり続けるでしょう。ハンガリーを主軸とするHammer Recordsからのリリースと言う事で我が国における、製品の流通は絶望的な状況ですが、有名なサイトでお手軽にダウンロード出来るので、苦労する事はないかと思います。普通のHM/HRをお探しの方にはグッとくるでしょうね。


OSSIAN - Gyújtópontban ★★★ (2011-12-23 05:09:36)

再結成第二弾2000年リリースのアルバムです
わりとミドルナンバーが中心で分かり易い疾走ナンバーは少ないですが
充分にOSSIANならではのメロディックなHM/HRナンバーを披露
曲作りの上手さとアレンジセンスを再確認させてくれる名盤ですね
ツインギターのハモリは劇的な展開を魅せ見事に盛り上げてくれます
扇情的なフレージングも見事ですフックに富んだ歌メロも印象的でした
ここに来ても東欧的な翳りとメジャー感を誘発するキャッチーなメロディ
自らの個性と方向性を明確に打ち出すことにも成功していますね
どこを切ってもメタルとしか言いようがない楽曲の数々に魅了されました
2000年にこのスタイルがどこまで受け入れられたのか…彼らの気概に大きく心を打ちましたね


OSSIAN - Hangerőmű ★★★ (2013-08-25 16:39:06)

2003年リリースのアルバム
相変わらず骨太なメロデックメタルを聞かせてくれます
ザクザクと刻まれるギターリフ、扇情的なフレージングが耳を惹くギターソロ
ツインギターの艶やかな絡みも健在で安定感と円熟味溢れるプレイが聴き手を鼓舞します
やや唐突に終わるきらいのあるアレンジに物足りなさを覚えますが
彼らにしか成しえない情熱が迸る楽曲は見事です
シンフォニックな味付けもない、大げさなオーケストレーションも持ち込まない
欧州産の泣きのメロディと硬質でしなやかな鋼のサウンドのカッコよさは筆舌に値します
侮るなかれハンガリアンメタルの王者が放つ渾身の力作に嘘偽りはこざいません
媚を売らない本気の音にひれ伏しますね


OSSIAN - Hangerőmű - A könyv ★★★ (2013-07-25 03:37:56)

豪快ですね
メロディアスかつパワフルな疾走ナンバー
型にはまりつつも堂に入った貫禄のはプレイは圧巻ですね


OSSIAN - Hangerőmű - A szívem szabad ★★★ (2013-07-25 03:49:38)

軸が全くブレません
似て非なる曲を叩き出す
アルバムの9曲目
心地よいグルーヴがたまりません


OSSIAN - Hangerőmű - Az utca szava ★★★ (2013-07-25 04:01:07)

いい加減に飽きんぞと言いたくなりますが
このシンプルさとオシシアンらしい
哀愁キャッチネス路線にやられます


OSSIAN - Hangerőmű - Az én Szentföldem ★★★ (2013-07-25 03:51:55)

またまた疾走ナンバー
大人げないほどの計算された力強さが好き
ある意味アルバムの
ハイライトでしょう


OSSIAN - Hangerőmű - Bilincs vagy ékszer ★★★ (2013-07-25 03:35:35)

愁いを帯びた哀愁のメロディ
年季の入った入魂のプレイ
この手のサウンドに対する気合いが違うよ


OSSIAN - Hangerőmű - Csendesen (Bónusz dal) ★★★ (2013-07-25 04:03:27)

ボートラですか?
むしろアルバムを閉めるにふさわしい
東欧圏産のメタルバンドらしい
哀愁と愁いを帯びた優しいバラード