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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6801-6900

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6801-6900
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Masters of Disguise - Back with a Vengeance - Sons of the Doomed ★★★ (2014-01-23 20:52:50)

メロディを際立たせたアレンジが憎い
アコギのパートも盛り込み聞かせていきます
ドラマ性も配しより立体的に飾り立てるからたまりませんよね


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - The Omen ★★★ (2014-01-23 20:37:51)

パワフルですね
力はいるわ
ツインギターのハモリも決まっていますね


Masters of Disguise - Back with a Vengeance - The Templars' Gold ★★★ (2014-01-23 21:02:56)

アコギも盛り込み割りとストレートな出だしなんですが
途中からテンポアップ
最後まで気を緩めることなくスピードメタルを放り込んできたアルバムのラストナンバー
ある意味、刺激は薄いのですが起承転結がはっきりとした一曲に
彼らの目指している方向性とバンドとしてのあり方が示されていると思います
破天荒さとは違う整合感が肝でしょう


Masters of Disguise - The Fine Art of Aging Gracefully ★★★ (2017-01-06 13:41:11)

2016年リリースの全6曲カヴァーによるミニアルバム。①からOMENがMetal Massacreの第5弾に提供した『Torture Me』で幕が開き、②はHEATHEN の『Goblin's Blade』、③はMETAL CHURCHの『Battalions』 と続くのだからマニアにはたまりませんね。彼らのルーツがどこにあるのかは、今まで発表した楽曲を聴けば明白ですが、極端なモノから、当たり前のメタルへと復権が叫ばれる今だからこそ、多くの人にも見直して欲しいと言わんばかりの選曲に、同じようなモノを見聞きしていた者としては、強い共感を覚えずにはいられません。伸びやかで抜けの良いハイトーンも力強い歌声で全ての楽曲を貫禄のパフォーマンスでねじ伏せ、単なるお遊びバンドでは終わらないシリアスさを感じさせるも最大の魅力。ギターもツイン編成に戻り、キッチリと仕事をしています。余白の少ない実直なカヴァー故に、オリジナルを聴いた方がマシだと根強いマニアに指摘も受けそうですが(音質もあんまり良くない)埋もれている名曲を、どのような形でも良いので再度スポットライトをあてた功績は大いに評価したいものです。

収録曲は下記にて
1. Torture Me (Omen cover)
2. Goblin's Blade (Heathen cover)
3. Battalions (Metal Church cover)
4. Back to Reign (Agent Steel cover)
5. Master of Disguise (Savage Grace cover)
6. Frost and Fire (Cirith Ungol cover)


Masters of Disguise - The Savage and the Grace ★★★ (2017-01-06 13:23:05)

US産マイナーメタルの星『SAVAGE GRACE』から多大なる影響を元に結成されたバンドの2nd。前作同様、甘さを廃した徹頭徹尾貫かれるパワー/スピードメタルに対するオマージュが全開、かつては当たり前に存在したUS産ならではの、ゴツゴツとけたたましくなり響かせるコンクリートメタルサウンドはまさに『SAVAGE GRACE』を彷彿とさせるもの、流麗なソロワークは勿論だが、メロディックでスピーディーなギタープレイは直線的過ぎるほど実直に往年のスタイルを踏襲されており、そこに2000年以降の研磨されたエッセンスが乗るのだからパワー/スピードHM/HRが好きな人にはたまらんモノがあるでょう。
甘ったるいメロディもコミカルさもない、古くて新しい正攻法で勝負を賭ける正統派HM/HRが奏でる火花散る熱演は掛け値なしにカッコいいですね。ちなみに今作もカヴァーを2曲収録⑦SAVAGE GRACEのカヴァーで⑩はFlotsam & Jetsamのカヴァー、どちらも職人気質の強いドイツ人らしい生真面目な仕上がりに目を細めてしまいます。マニアご用達の様相もありますが、ストレートなHM/HRが好きな人に聴いて欲しい一品ですね。そして合わせてSAVAGE GRACEも評価してもらいたいものですよ。


Maxx Warrior - Maxx Warrior ★★★ (2020-09-07 16:49:37)

元気はつらつオロナミンCなオープニングナンバーで勢いよく幕開け、全4曲入りだけに、その加速度を落とすことなく派手にかっ飛ばしていきます。ノリの良い小気味いいリズムと派手なツインギター、そのエネルギッシュな演奏に負けない、マイルドで伸びやかな歌声とお膳立ては揃っていましたね。
このバンド1985年に自主制作盤を出した後、U.S. Metal Recordsから1986年に再発盤を出しているが、その時にはバンドは解散していたらしい。その為に次の一手が出なかったのだが、アメリカのバンドらしいドライさが、ど派手な楽曲と嫌味なく絡み、突っ走る様は実に爽快だった。ラストは埃っぽさもあるブルージーなメロウなアメリカンロックを披露する器用さも魅力だったんだろう。ギターチームも悪くないだけに残念である。
このバンド、一部のマニアから興味を持たれているのは、ここでリードシンガーを務めるCJスネアことカール・スネアの若かりし頃の唄を確認できるからです。この時点で既に彼の声を確立されている。FIRE HOUSEマニアならほっとけないですよね。


Medusa - Clash of the Titans ★★★ (2023-06-09 19:03:13)

1970年の後半から活動を開始、82年頃には活動を終えた正式音源をリリースしていない幻のNWOBHMバンドによるデモ音源+蔵出しリハーサル音源をまとめたコンピ作。このバンドの幻感を強めているのがシンガーが、あのスティーブ・グリメットであること。
正直、音質は厳しいです。完全に板起こしの手つかずの音源、それだけに貴重なデモをそのままという感じにはなるが、ブート感はハンパ無い。NWOBHMというムーブメントが産み落としたバンド群の数々、その質の高さに驚かされましたが、このバンドだって継続していたらどうなっていたのかと思わせるクオリティを保持、英国ロックの伝統と革新を両面から支持する作風は、まさに新たなる芽吹きとなるシーンの勃興を予感させるモノ、こういう反則スレスレの蔵出し音源ではありますが、当時の活況を知る上では外せない一枚となるでしょう。このリバーブの掛かりすぎたミックスも懐かしいです。

単体でのリリースもあるが、2014年にNWOBHM Majestic Metal, Vol. 2というレーベルのスプリットCDがリリース。そこにBlind Fury 、 Quartzとこのバンドの楽曲が収録、これぞNWOBHMなタイプの異なるバンドを一堂に揃えたことで、より深い魔境を覗かせています。
デジタル音源で簡単に無料試聴できますんで、お時間のある時にでも是非ともトライしてください。

NWOBHMは事象だから音楽性ではないとか、雑誌偏重のベテランライトリスナーにはとても勧められませんが、シーンの一翼をになう音楽性とも言えるムーブメントを知りたい猛者には猛プッシュしたいレア盤です。


Mein Kampf - Deathrash Metal Never Die!! ★★★ (2021-02-16 13:23:12)

一部のスピード狂の間では幻の国産バントと呼ばれるグループの復活作。このバンドが母体となりAIONが結成されていますので、そちらのマニアも無視できないバンドです。1986年にEPは出していますが、ブートレック感覚の録りぱなしライブ音源が聴けるとは驚きです。
参加メンバーはリズム隊とギターのKERRY氏の名前があり、主役と言えるIZUMI氏はいませんが、サポートに鋼刺狼なる人物が参加。シンガーにHisayoshiの名前が、IZUMIとは犬猿の仲だと思っているのでなんだか微妙な空気を感じます。

懐かしい名前をだし懐かしい曲を収録とマニアを歓喜させる作風ではありますが、ラフなライブ盤だし、これを商品にして良いのかと思ったりすのですが、AIONの母体&原曲的なものを楽しめる構成、多少ラインナップに引っ掛かりはあれど、半分以上のメンバーが関わっているので問題なしでいきましょう。

頭を空っぽに、この勢い重視の破壊的なパワーと内包した様式のあるスピードメタルを楽しんでいます。
でも、全9曲で、現ラインナップのライブは6曲目まで、7曲目からはIZUMIとREDがいた昔の音源が聴けるという仕様。ある意味、これが一番の目玉でしょう。勝手に権利の関係とか気になるのですが、できる事ならば正式な音源が聴きたいと思いました。
それにしても昔からスピードに特化したアグレッシブなメタルをやっていたんだんぁ。もっと多くの人に知ってもらいたいですね。スピード狂ならば是非ともチャレンジして欲しいバンドでした。


Mell Rose - Slight Difference (2014-06-16 13:16:38)

女性Vo,Kaoru嬢を擁する5人組が1989年にリリースした6曲入りEP。国産ならではの歌謡スタイルも取り込んだパープル・レインボースタイルを踏襲したTHE様式美HM/HR、叙情的なフレーズやKeyの使い方など聴いたことあるようなプレイも多く借り物具合も気になりますが、音質は良くないものの湿った音像と泣かせるメロディがベタベタにならぬようサラッと聴かせてくれるセンスに好感が持てます。またお約束な曲作りもマニアにはたまらんものがあり、初心者にはおススメするのに憚れますが国産C級様式美を愛する方なら手にとっても損はしないでしょう。
激しくダイナミックなウネリから綺麗なフレーズを奏でる鍵盤プレイとギターはキラリと光るもののありますよ、低音に迫力もなくスネアの音も聞こえてこないしベースもツブがそろって聞こえてきませんが環境さえ良ければ悪くないはずと思わせます。あとは歌でしょうね、個人的には終始不安定で音程も外れっぱなし、さざ波も起こらないヴィブラート、口先で歌う排気量の無さ壊滅的なパフォーマンスに視聴後の徒労感はハンパないのですが、PCに取り込んだ最近は週一くらいで聴いております。

なんだかんだ言っても○○風なサウンドだろうがパクリだろうが、好きな世界観なんですね。駆け出しの頃、先輩に言われた言葉を思い出しました「○○、俺はおっぱいが大きければ顔にモザイクが掛かる、だから面接はお前に任せたい」僕も様式美にはあまあまになりますよ。
ちなみに、このKaoru嬢、メジャーデビュー後は、ヴィジュアル系サウンドにシフトしたD'erlangerのボーカルだった事でも知られていますね。


Messiah Force - The Last Day ★★★ (2016-02-23 12:44:19)

女性シンガー、リン嬢を擁するカナダ産のスピードHM/HRバンドが1987年にリリースした1st。キビキビとした刻みとリズムパターンと爆裂する疾走感、ソリッドで速く整合感と供に叙情性もあり、重さよりも小気味良さに比重を置いた楽曲はどれも気持ち良く駆け抜けある種のカタルシスを解放してくれます。リン嬢も最近の女性シンガーにありがちなパヤパヤした声質&雰囲気は皆無、地に足をしっかりつけ、時にはクールに女性らしい凛とした佇まいと、厳つい音楽に負けない力強さを兼ね備えており、もっと歌い込んでレコーディング出来たら相当なパフォーマンスを披露してくれたのでしょうが、少々噛み合わせの悪い青臭さが気になる面もありますが十分な仕事をこなしてくれました。扇情的な歌メロ、そこに絡む高速で突っ走るギター、屋台骨を支える骨太なベースとリズミカルなドラム、無機質なメタルサウンドの中にワビサビを持ち込みエモーショナルな響きを聴かせる辺りがこのバンドの肝なんでしょう。ストレートな作風の中で拘りのアレンジがハマった時のカッコ良さは魅力的です。メジャーバンドのありがちな共感しやすいキャッチネスさは皆無ですが、正統性の強いメロディックなサウンドにスピード感を際立たせた小気味よい展開もハマる音楽性に共感出来る方なら聴いて損はしないでしょう。パワフルですよ、パンチが効いています。ズシンときますね。カナダのバンドはレベルが高いと思わせる一枚でした。久しぶりに聴きましたが尻上がりに盛り上がりますねぇ。


Metalwolf - Down to the Wire ★★★ (2016-05-17 13:22:28)

ペンシルベニア出身のツインギター編成による5人組が1986年にリリースした1st。マイナー調の哀愁を携えたメロディと爽快感もあるが湿り気のあるサウンドが他のUS産バンドとに違う魅力を発散、少々うっとしいバタバタ感はありますがメロディックだがスパイシーさもあり、ハードなんだけど耳に残るメロディとポップセンスの融合を嫌みなく果たし派手目のギターソロも盛り込んで実に手堅く仕上げた印象が強い一枚。DOKKENやFIFTH ANGELほどのキレはありませんが、叙情派アメリカンロックが好きな人にはピンとくるものがあるでしょう。


Michael White - Michael White ★★ (2018-03-26 12:47:46)

マイケル・ホワイトって誰やねん?であろう。その昔、L.Aメタルの秘密兵器LONDONの創成期のシンガーであり、一時期、ウド・ダークシュナイダーが抜けたACCEPTに参加してデモ音源を残していると言われる幻のシンガーです。
そんな詳細不明なマイケル・ホワイトですが、実は1987年にソロアルバムをリリース、しかもインディじゃなく大手Atlanticからです。その事実に驚くのですが、大手の音源は強いよ。ダウンロード盤があるんだからね。名前だけは知っているが聴いた事のない音源、今までマニアの間でも話題にならなかった作品&男だよ。不安要素は大だが、ポチっとボタンを押すと購入の気軽さが怖いですね。簡単にイケますもん。やっぱりCDやアナログの手にした重みの弊害が出ていますのですが、ディヴィット・リースの前に歌っいた奴がいるんだという事実がマニア魂に火をつけてしまい、理性を押し切ってしまいました。
適度にアーバンで乾いたソフト目のハードサウンド、正直、声に個性もないし、特段歌が上手いわけでもない。勿論、日本人好みの泣きやフックはない、その平坦さに大らかなノリを好むアメリカンさを組みとるのだが、一発ヒットの馴染みやすい曲がないのがチョイと掴みどころのなさを誘発するだろう。全般的に並という印象を受けるのだが、ブルージーなマイルドハードサウンドを好む方の需要もあるかと思いますよ。
でも一番の話題性は、やはりACCEPTのメンバーと音合わせをした実績があるという事実だろう。


Mike Reno & Ann Wilson - Almost Paradise (Love Theme from "Footloose") ★★★ (2019-05-31 12:53:23)

Loverboyのマイク・レノとHaertのアン・ウィルソンの二人によるデュエットソング
ベタベタまバラードの為に聴いているこっちが恥ずかしくなるが
このベタさが逆にたまらんに転ぶとドハマりするでしょうね
映画『Footloose』に収録のサントラ
シングルカットされてヒットしました
良く売れた映画のサントラ盤としても知られています
上手い唄と甘いバラードに癒されたい方はマストでしょう


Mike Reno - Chasing the Angels ★★★ (2019-05-31 13:02:59)

Iron Eagle IIのメインテーマとされる一曲らしい
日本では邦題メタルブルーというタイトルで公開されましたね
バッタもん感がハンパないので見た事無いのですが
このハードロッキンしたタイトル曲はカッコいいです
マイク・レノの伸びのある艶やかな歌声は実に魅力的です
コクがあるのにスッキリ聴かせてくれますねぇ


Millennium - Millennium ★★★ (2015-01-09 21:40:04)

NWOBHMも翳りが見えた1984年にリリースされた1st。シンプルだがビートの効いたリズム、力強いリフワークと屈強な精神性が宿る謹製NWOBHMサウンドがそこかしこし息づく本物の一枚。このあとデモをリリースするも時代の波に飲まれ大きな活動には繋がりませんでしたが、もう少し早いタイミングでリリースされていれば今日の評価も違ったでしょうね。憂いを帯びたメロディとこのタイム感、適度な音の隙間にニンマリさせられます。猛烈に泣きまくるバラード⑥などたまらんものがありますよ。このあとシンガーは1988年にToranaga結成へと向かうのですが、まごうことなきNWOBHMサウンドに身を任せたい方なら手にとっても損はしませんよ。派手さはないのですがツインギターが織りなす魅惑のメロディがあの世界へと猛烈に誘ってくれるでしょう。


Mirage - ...And the Earth Shall Crumble ★★★ (2021-08-13 13:07:06)

デンマークが生んだ幻の正統派HM/HRバンドが1985年にリリースしたEPにデモ音源やシングル盤の曲を追加、2002年にドイツのKarthago Recordsがコンピ作として復刻した一枚。16曲入りのフルボリュームとなりました。
このバンド、1985年にリリースしたEPですが、最初は5曲入りで世に出たが、英国流通の再に3曲ほど追加してのリリースとなる。この追加した3曲が興味深い。①②⑥⑦⑧は元で中盤が追加されたものなのだが、これが前5曲とは毛色の違うものであり、オープニングから炸裂された後期レインボー路線に憧れた曲から一転、ヘヴィでダークなサウンドを披露。このバンドの本質はどこにあるのかと困惑させる仕様、でもその流れは後半以降も続き、このバンドは心の太いヘヴィなグルーブを生かした古典スタイルを基調としているのが分かる、オープニングで騙されそうになったが、中盤以降のヘヴィネス路線は実に興味深いものに映る。
シングル盤の2曲などはNWOBHMスタイルにキーボードを参加させたようなリフ強めのサウンド展開と、オープニングナンバーの出し方、完全に間違っているぞと思うのですが、何故か騙された感はなく許せるのが個人的には最大のお楽しみポイントです。
ある意味、①②もそうではあるのだが、インパクトがあっただけに、それ以外は類型的なスタイルを踏襲、王道中の王道である。その先人達からの影響を加味させたスタイルは、あまりのも実直な為に、全曲途中で飽きてくると言う最大の欠点がある、これは個人差があるだろうが、この手のスタイルに精通しているマニアならば厳しい評価に繋がるでしょう。

マニア御用達のサウンドである、そういうマイナーメタルに飢えた耳には安らぎと癒しを与えるスタイルだ。ある意味、猛者限定の作風ではあるが、懐かしき80年代のヘヴィメタルの裏街道を知りたい方にはススメたい一枚ではある。


Misslead (2014-05-29 06:57:24)

紅一点Tove Teigberget嬢をフロントに添えた(読めません)北欧はノルウェー出身の5人組。麗しいルックスとパンチに効いた歌声が魅力の重量感のあるハードポップバンド。


Misslead - Gentle Persuasion ★★★ (2014-05-29 07:17:00)

中途半端なエロいジャケットが微妙に気になりますが、麗しいルックスを擁した女性シンガー、元TINDRUMのTove Teigbergetを擁するノルウェー出身のHM/HRバンドが1989年にリリースした1stを紹介します。五人組なんですが北欧にありがちなKeyが煌びやかにというよりは二本のギターがわりと硬質なリフワークを軸に楽曲を仕上げ軟弱なイメージなどを抱かせることなく無頼に迫ってきます。そこに負けじとパワフルな歌声を乗せてくるのですが、絡ませる壮麗なハーモニーと歌メロに北欧の風を運んでくるから胸キュンされっぱなしになるわけです。北欧産ならではのフックに富んだメロディを生かしたハードポップナンバーを基調としつつも①⑨といったハード目の楽曲から⑩のようなトラッド風味のバラードまでと多彩な楽曲が目白押しです。ある意味、新鮮味に欠けるのですが不安定ながらも力強いハイトーンが泣きメロを歌い上げる様に何度も涙を誘われるから不思議です。そんな感傷的な気持ちをともすればL.A風とも言えなくないハードなギターワークが映える①を聴く度に思い返される一枚です。


Misslead - Gentle Persuasion - Heartbeat ★★★ (2014-05-29 07:18:43)

涙腺をチョコチョコと刺激する北欧サウンドがたまりません
個人的には今アルバムのハイライト
ハードなギターワークに彩られたパンチの効いた一曲なんですが
彼女の歌に胸キュンされっぱなし


Misslead - Gentle Persuasion - Without Love ★★★ (2014-05-29 07:23:30)

トラッド風味が望郷を誘います
張り上げることなく透明感のある繊細な歌声を響かせてくれます
冷たい北欧の風が吹き荒れますね


Muthas Pride - Dream of the Future ★★★ (2017-04-29 15:13:06)

MARINOが魔里乃と名乗っていた時代の旧友、筒井 佳二と吉田LEO隆が中心となり1999年に結成されたバンドが2016年にリリースしたフルアルバム。今作で歌うはHURRY SCUARY、BAD LOOSERのフロントマン南安秀が復活、伸びやかで温かみのある歌声を披露、少々衰えは隠せないが南節とも言えるメロディックなフレーズを歌いこなしていましたね。

音楽性としては、実にオーソドックスなスタイルのロックサウンドを披露。筒井のキーボードと南の歌を軸に、繰り広げられる70年代型の国産様式美サウンドに咽びますね。若い人には古臭い音だし、甘口な南の歌メロも少々迫力に欠けるのかも知れない。でもこのクサい歌心も日本人の良心として、これからも消える事無く寄り添って欲しいと思わずにはいられない暖か味があり、歌謡曲っぽいなぁでは切り捨てられない魅力があります。でもBAD LOOSERよりも古臭いけどね(このコテコテ感が関西圏の成せる技ならワシャ何も言いますまい)

甘めのメロディックロックの中にもFINAL GAMEのようなハードな疾走ナンバーも盛り込みバランスをとっているのが憎い。耳馴染みの良いメロと適度なハードさ、ロックのもつラフさとパワーはありつつも、大味に聴かせないアレンジもベテランならではの味わいでしょう。グルッと回って若い人たちに新鮮に聞こえるのか、往年のメタルバンド野獣とかが好きな人達が耳を傾ける懐古主義バンドで終わるのかは分かりませんが、次の作品も聴きたいと思わせる力作でした。でもこの世界観、嫌いじゃないけどちょっとハズいわ。


NAPALM - Cruel Tranquility ★★★ (2022-01-24 14:45:04)

元々はコンバットという名前で活動していたアメリカンスラッシャー、1986年にバンド名を変更、1989年にSteamhammerからメジャーデビューを果たします。先人達からの影響も巧みに取り込み築き上げたスラッシュサウンドはシリアスでクール、アメリカのバンドらしいコンクリートメタルサウンドは鈍色の光をギラリと放ち、こちらを睨み付けてくる。刻まれるリフと怒濤のリズムプレイ、強靱なビートをたたき出すドラムの手腕にも目を見張るが、個人的にはドラムサウンドが好きになれない場面があり、このミックスで良かったのかと思う瞬間もある。しかしギラギラとしたベースとの絡みがハマった時のエネルギーは凄まじいパワーを有しており、切り刻まれるギタープレイとかけ合わさることで極限的に破壊力を強めている。情報過多に追い込まれず破綻しないアイデアは、スラッシュ特有の先を読ませないスリルが張り詰めており、その筋のマニアならば大いに楽しめるでしょう。
メロディを追いかけ咆哮するシンガーもしっかりと唄っているのも好感が持てますね。


NARITA - NARITA ★★ (2023-06-06 13:30:58)

騒乱のナリタといかにも邦題っぽいタイトルが付いたデビュー作。そりゃバンド名がナリタでアルバムタイトルも同じだからインパクトは弱いですよね。それだけにこの邦題は正解である。
90年代に入りモダンヘヴィネス時代が到来、日本人的にワビサビのある情緒のあるサウンドを求めるマニアは路頭に迷いだした時代、ガンズシンドロームも更に拍車を掛けたという背景もあり、こういうタイプのサウンドに脚光が集まった。
今は亡きSHARK RECORDSからヒッソリとデビュー、それをPony Canyonが見つけて国内盤をリリースするのだから、無名であろうが一定のクオリティを保持している事に間違いはありません。
デンマークのディッキンソンと言われたブライアン・リッチの確かな歌声、テクニカルなギター、メロディックなパワーメタル路線とお膳立ては揃っているのだが、イマイチ楽曲が練り込まれていない、そのチグハグ感が評価を大きく分けるだろう。
一つのパートはしっかりと確立しているのだが、どういう分けかバランスが悪いと感じるのが最大のポイント。そこを乗り越えられたらネオクラ風味のパワーメタルとして楽しめる要素も大。シンガーがブルース・ディッキンソンタイプというのも興味を押すポイントとなるでしょう。
ちなみにギタリストのマック・ガウナーは、アンドレ・アンダーセンのソロアルバム第一弾でゲスト参加、リードギターとして活躍していますので、そっち方面から辿り着くマニアもいるでしょう。中古盤も格安セールで見かけましたので、手に入りやすい一品です。


NARNIA - Narnia ★★★ (2017-09-25 14:59:32)

知らないうちに解散して、知らないうちに再結成を果たした北欧メロディックHM/HRバンドが2016年にリリースした復帰第一弾。
クリスチャン・リレグレンのアグレッシブかつメロディックな歌唱スタイルと、カールヨハン・グリマークのネオクラギターを主軸とした音楽性は、北欧ならではのブランド力を全面発揮。1st時代のインギーモロパクリスタイルとは違うところに力点を置き、よりオーセンティックな北欧サウンドで勝負。その魅力は飛翔感のある②のようが曲に集約されているでしょう。
その反面、古臭くならぬよう今っぽいミックスを施すことによりマイルドでスッキリと聴かせてくれます、その甲斐あってか、癖の強いインギー印のネオクラ臭を薄めたのが最大の聴きどころでしょう。
勿論、スウィープ・アルペジオ・オルタネイトとインギー印満載なんですがね。そして無暗に速さを求めシュレドさせないのも実はポイントが高いんですよね。
スピード感と高いドラマ性、質の高いメロディ、9曲入り40分を切るボリュームは総じてクオリティが高く、ダレることなく最後まで聴かせてくれます。これといった強烈な個性はなくとも、憂いのあるメロディに彩られた北欧サウンドが放つスケールの大きさに惹き寄せられました。


NASTY SAVAGE - Indulgence ★★★ (2023-11-24 20:08:20)

どこか全体に漂う胡散臭さ、それがこのバンドの魅力だったりするのだが、今作は前作の世界観を更にビルドアップ。より明確にメリハリを付け高低のある激烈なサウンドを展開している。お得意の猥雑さやグロさも加えているが、ソリッドかつノイジーなサウンドは、緻密さを積み上げスリルを倍増してきた。速さだけではない、この独特の血なまぐささ、腐臭漂う血塗れのロックンロールサウンドが上手き機能してきたなと感じる。完成度は勝負となる3枚目に譲るが、バンドとしての成長。そして確かな手応えを感じさせた今作も、彼らを語る上では外せない一枚だろう。速くて汚い過激な音、スラッシュメタル夜明け前を支えたバンドの矜恃を感じますね。
子供の時に聴いた時とは随分と印象が変った。彼らが揺るぎなき独自性を確立するのに苦心した跡がうかがえる事にグッときますね。屈強なリズム隊に守られながら自由方便にかき鳴らされるギターサウンドのダイナミックさ、抑制をはかるように噛みつくナスティーロニーの胡散臭さ、嘘くささの中に紛れ込むダークなハードサウンドは、唯一無二の個性を磨いている。


NASTY SAVAGE - Nasty Savage ★★★ (2020-05-29 20:29:57)

Metal Bladeのブライアン・スライゲルが陣頭指揮に立ち制作されたフロリダのバンドによるデビュー作。ミステリアスでダークな色合いはキング・ダイアモンドからの影響も大、シンガーのナスティ・ロニーの歌い回しも、キング・ダイアモンドを意識したものだろう、そこにエピカルなムードも持ち込み濃密な世界観を演出、スラッシーなリフワークも飛び出すが、スピーディーなナンバーはなく、スピード命のマニアには喰いつきも悪いだろうが、ハードでエッジの効いたギターリフや、重心を落とし迫ってくるヘヴィグルーブを中心とした楽曲構成は、少々キャッチーさに欠けるのだが、US産の裏街道スタイルを愛するマニアにはたまらんものがあるでしょう。軽快に走るだけがメタルではない、こういう重苦しいスタイルにも需要はありますのでね。
濡れているのに湿らない光沢のある艶めかしいメタリックサウンド、もう少しスピードを上げれば初期型スラッシュバンドとして、太鼓判を押せるが、そこまでの勢いはない。でも破壊力は抜群だ。
なんだか上手く言えないが、スラッシュメタルの国で、キング・ダイアモンドとマニラロードの体が入れ替わり、口噛み酒飲んで(千鳥の相席食堂おもろかったなぁ)、なんだかんだで最後に君の名はって言ったら、こんな音楽になるのでしょう。
訳の分からないことを言って逃げましたが、折り目正しいスラッシュサウンドとエピックメタルの融合を果たした今作は、フロリダのメタルシーンに影響を及ぼしているというのは、けして大げさではないだろう。


NATION - Ride on ★★★ (2016-06-16 16:55:46)

欧州産ならではの泣きメロをふんだんに盛り込んだメロディックなジャーマンハードポップスタイルのバンドが1985年にリリースした1st。正直、ドイツ産とは思えないキラキラとした甘めのサウンドは、北欧出身者がドイツに拠点を移して作品を作ったのかと思わせるの程の出来栄え、中期スコーピオンズ的な哀愁のメロディを軸にミドルナンバーからスピードナンバーまで多様な楽曲を盛り込み、そこに北欧的なエッセンスを足した音楽性は哀メロ派のハートを鷲掴みすること間違いなし、線は細いが潤いのあるマイルドな歌声もハマるし、適度なキーボードとハードなギターの絡みも嫌みなく溶け込み、綺麗なメロディを聴かせつつもロックのもつダイナミズムさは失いたくないというアレンジは絶妙なバランス感覚を持ち、いい意味で肩の力が抜けた大衆受けする音楽性は見事だ。とは言え輪郭のぼやけた音質はダイナミズムに欠け、時代性を考えても厳しいものがあるしエッジ不足なサウンドは、ハードなモノを好む方には、少々居心地も悪く、甘さ加減に虫歯も疼きそうですが、美しいハーモニーと鮮やかなギターサウンドは、この手の音楽性が好きな人にはたまらんモノがあるでしょう。バラード泣かせ、ハードな曲では男前に迫り、そして突破力を併せ持つキャッチネスさは十分な威力を持ちわせている。詳しいバイオも分からず、今作一枚で終わったバンドと言う事ですが、中古屋さんなどで見つけたら、メロディ愛好家なら手にとって欲しいですね。


NAUTILUSS - Octopus Paradise ★★★ (2022-09-10 18:34:10)

反則技のデモテープを紹介。今作は1989年に関東メロディックメタルの総本山Mandrake Rootからリリースされた一本。当時、友人からギターの加瀬竜哉さんは2代目アンサーのギタリストだったと教えて貰った、福田洋也の後任だったの?なんて真偽の分からない情報に一喜一憂する青春時代、参加メンバーで一番有名だったのはベースの下田明典さん、横関のBRONXに参加していましたね。
日本人による日本人好みの哀愁の様式美スタイル、メロディを大切にしつつも定番成り下がらぬよう、創意工夫をこらしつつも脱線しない生真面目さが、マニアのツボを押しまくる。
オープニングから炸裂するネオクラ風味も、誰かの真似事で終わらない個性を発揮しており、キーボード入の5人編成という図式も大正解のドラマティックな展開を用意。正式な音源が出ていれば世間の評価も違ったろうになぁとは思わずにはいられません。

マルチプレイヤーとして、そして裏方として活躍した加瀬さん、帰らぬ人となり、もう何年たったのでしょうか?才能溢れる惜しい人物を無くしたなぁと思いますね。
更に在り来たりからの脱却を目指したDANTEにもいました。何といっても坂本英三、村上宏之、MASAKIと作り上げたソロアルバムはジャパニーズメタルに名を残す名盤中の名盤だと思っている。
全てがインディーズ止まりのために、お仕事の方が有名なのかも知れないが、彼のミュージシャン人生にもスポットを当てて欲しい。
レーベルもなくなった、加瀬もいない、しかし他のメンバーは健在であろう。
デモテープとは言え、このクオリティが埋もれるのは惜しい。加勢のフラッシーなギター、音質は良くないが底上げするリズム隊、なによりキーボードの使い方が上手いのでドラマが広がります。
インストと込みのラストに収録される⑤⑥のトータル10分以上になる構成を飽きさせることなく聴かせる手腕は見事。ダークなテイスト、そのオカルティックな演出は暗黒様式美スタイルとして聴き手を魅了するでしょう。インストナンバーの泣かせは絶品です。
曲だけならばメロデス勢にも通ずる泣かせと禍々しいイーブルさを撒き散らしており、その一筋縄ではいかないアレンジセンスに唸ります。

シンガーの西野幸一郎さん現在はBELLFASTで活躍、キーボードの小林拓生さんはSeventh Sonのアルバムに参加していましたね。ドラムの正田泰さんはGuardian's Nail、Solitude、Seventh Sonと関東メタルシーンを語る上では外せないミュージシャンでしょう。

このメンバーが揃っていたという事実にマニアならば興奮を覚えるでしょうね、しかも作品のクオリティが高いという奇跡もある。このまま埋もれるのは勿体ない。そう思わずにはいられないデモですね。


NAZARETH - 2 X S - Dream On ★★★ (2016-08-09 17:44:55)

アルバムからシングルカットされたバラード
往年の匂いがします
王道ロッカバラードは安定感がありますね


NAZARETH - Hair of the Dog - Love Hurts ★★★ (2016-08-09 17:44:05)

涙なくして聴けませんね
スタンダードな響きが胸にしみますよ


NAZARETH - No Jive ★★★ (2021-04-18 14:10:34)

時代の流れの中でもがき苦しんでいたベテランバンド。今作には、その紆余曲折を経て辿り着いた境地を感じる。変わることのない屈強な精神性、自分達が何者なのかを再度見直しアピールしてきたような印象を強く受ける。

ロックと言えば、これでしょうな音楽性、流行り廃りとは無縁のスタイル。その安定感と裏切らない音は、行きつけの大衆食堂のような居心地の良さがある。瓶ビール片手に上手い飯を腹いっぱい喰らいたい、町中華で飲ろうぜ、ノリで楽しみたいロックファンならば是非とも押さえて欲しい一枚である。

味わい深いマッカファーティの唄、堅実なプレイから弾き出されるいぶし銀のサウンドは、今では逆に新鮮に映るのではないだろうか、変わることを拒絶したバンドの強み。単なる70年代の焼き回しではない、鮮度も込め彼等は戻ってきたと感じるファンも多かったでしょう。
キャリアが生んだ新しい切り口、バラエティ豊かな楽曲をまとめ上げる説得力。地に足がついたベテランの持つ聴き手を安堵させる存在感、キャッチーさも忘れずに見事、イメージに沿ったスタイルを具現化しましたね。


NAZARETH - Play 'n' the Game ★★★ (2019-11-06 17:09:14)

どういう訳か日本では絶望的に人気の出ないバンド。はやり島国日本人の感性に、この泥臭いブルース系のハードブギーは受けないのかといつも思うのだが、当時のメディアやDJの口に合わず、その人たちを追いかけるしかない、ステレオタイプの人たちの影響も有って、今だにマイナーな存在なのだが、海外では伝説的なバンドであり、今なを現役であるのが凄い(歴史があるだけにメンバーは変わっている)
個人的にはロックと言えば、真っ先に思い出される音であり、シンガーであるダン・マッカファーティーの個性豊かな塩っ辛い歌声が似合う、ご機嫌なロックナンバーが目白押しと相変わらずのスタイルですが、カヴァーは4曲も有り、いずれもアメリカと方向性にライトさが加わってはいるものの、変えようもない英国の血が、独特の湿り気と憂いを楽曲に帯びさせているので、ファンなら安心して手を出せるでしょう。
売れ線志向に媚を売りきれなかった生粋のロッカー達、その不器用さが哀愁を纏い、ザラついたロックを鳴らしています。適度な洗練度は、売れる為に必要な要素。男の哀愁を背負い込んだマッカファーティーがいれば、多少の拡散傾向になった音楽性でも、違和感なく聴かせる個性とカラーが凄い。ナザレスはナザレスなんですよね。


NAZARETH - Razamanaz ★★★ (2017-12-17 13:32:35)

プロデューサーにロジャー・グローヴァーを迎えハードロックサウンドへと方向転換を果たした彼らの記念すべき出世作とった3枚目のアルバム。オープニングの①から小気味いいハードブギーな疾走ナンバーで幕がテンションも上がるのですが、カヴァーソングを②③と立て続けに放つも、その出来栄えには、彼らが目指す方向性を暗に示唆しており、大らかな大陸的グルーブを生かした普遍的ロックサウンドが根幹にあるんだという事を語っています。スコットランドのバンドと言う事ですが、泥臭い骨太なハードサウンドの持つグルーブが心地よく鳴り響き、シンプルなギターリフとビートから繰り出されるドライブ感が最高にクールです。
こういう埃っぽい楽曲に色気のあるダン・マッカファーティの濁声ヴォイスもピッタリとハマりますね。カラッと乾いたアメリカンなサウンドの中でも、一際異彩を放つのは⑦のような情念のある英国寄りのへヴィブルースが飛び出してくるのも魅力的ですよね。そんな簡単なバンドじゃないぞと言う、気概を猛烈に感じますよ。


NAZARETH - Razamanaz - Broken Down Angel ★★★ (2016-08-09 17:45:37)

ブルージーなギター
乾いたサウンドですがキュンとさせるメロディ
アルバムのラストソングで地味な印象なんですが好きですね


NAZARETH - Snakes 'n' Ladders ★★★ (2019-06-11 17:09:19)

我が国、日本ではぶっちぎりで知名度がない英国を代表するベテランロッカー。今だ現役なのだが、今作は時代性を加味しつつも保守的な英国サウンドを保持。それでありながらも米国ウケしたハードブギーサウンドはブルースロックからの旨味を存分に吸い込んだ古典的な響きと旬なモダンさを抱きわせる事に成功。
唯一無二の個性を持つダン・マッカファティの歌声を前面に押し出しつつも玄人ウケするバンドサウンドは、渋みとモダンさを嫌みなく演出している。

早くもないし、埃っぽく洗練度も薄めでリズムも大陸的なグルーブである為に、日本では今後も大きなリアクションを得られないのだろうが、無駄をそぎ落とした骨太なサウンドは、おおらかな大地のメロディが自然体に鳴らされる姿を捉えており、必ずや日本でも需要のある音楽性である事を雄弁に物語っている。スコットランド出身である為に、乾いた大地に潤いを与える情緒があるのも魅力なのです。


NAZARETH - Surviving the Law ★★★ (2022-07-22 20:58:57)

カール・センタンスで二枚目のアルバムを作ることになるとは思っていなかったのですが、オープニングナンバーを聴けば納得ですね。50年以上のキャリアを誇る老舗中の老舗バンド。多くのバンドが直面する老との向き合いを見事に昇華、古さに埋没しない現役感バリバリの古典サウンドに唸ります。
現代的な音作りとテクノロジー恩恵を享受した最新作は、実に鮮度の高いサウンドへと展開しています。
グランジ、オルタナ勢にも間違いなく影響を与えた彼ら、その先祖帰りとも言うべき自らのスタイルの再構築は、ここで見事に花開きシーンの先頭を切っていると言っても大げさではないほど、今っぽさもあり老舗の看板に偽り無しの快作となっていますね。
シンガーの交代劇もチャンスに変えたバンドの気概、あれほどの声を失ったんですけどね。日本では全く人気の出ない彼らですが、アメリカのメジャーロックが好きな人には、是非とも聴いて欲しい一枚ですね。この音がいかに影響を及ぼしているか驚くでしょう。彼らがパクっているんじゃなくて、こっちがルーツなんですよと理解出来るでしょう。
本当に古くて新しい音を出していますねぇ。


NAZARETH - Tattooed on My Brain ★★★ (2019-08-10 20:07:45)

看板シンガーを失ったのはバンドとしてかなり苦しい事態となった。ダン・マッカファーティーの声はそれだけ個性的だったのだが、その後任に器用な男であるが、名前を売りきれなかったカール・センタンスの加入により難を逃れたのだが、正直、オリジナルアルバムをリリースする前にバンドを去る運命にあると思っていた。良くも悪くも器用すぎるが為に印象に残らないと言われ続けたカール。正直②など聴けば、いつも通りのイメージを受けるのだが、何度も聴くうちにカールの上手さが、バンドの新しい顔としての柔軟さを加味させたように感じられ、③のような活きの良いストレートなナンバーを聴かされると、コチラもノリノリのご機嫌様に早変わりさせられるから不思議なものだ。
息の長いバンドの中で同じシンガーが務めるケースはレアだ。それだけに、ダンの病気による離脱は如何ともしがたいピンチだったが、カールのおかげで見事に乗り切った。今も精力的に活動するバンド。急場凌ぎではないカールの安定感はバンドに新たなるエナジーを注入。変わり映えのない泥臭いハードブギーに、今の洗練度を加味させる事が出来た運営にも注目だ。
英国産のハードブギーって何?とか思っている若い人にも手に取りやすい一枚であろう。個人的にも、これもナザレスだと大いに思わせる会心の力作だ。


NECRONOMICON - Apocalyptic Nightmare ★★★ (2023-01-23 20:16:13)

古参ジャーマンスラッシャーだが、Kreator,、Destruction、Sodomと言ったクセ強軍団ほどの個性を出せずに、二番煎じを感じさせるスタイルが印象に残るバンドでした、良くも悪くも後追い感は否めなかったりするのだが、時系列など関係ない今の感性でいけば実に真っ当なスラッシュメタルをやっている。ダーティーに吐き捨てる歌い回しもジャーマンスラッシャーらしい魅力があったりと、猛々しいスピードサウンドの持つアグレションは妙に懐かしい空気を醸し出し、B級感丸出しの音質も手伝い、まだまだアングラだった初期スラッシュメタルの世界へと誘ってくれる。
一発の決め技にかけるアルバムだ、正直、これを聴くくらいならば、もっと聞き込まなければイケないアルバムは沢山あるのだが、メジャーどころのバッキバキじゃない、大物になりきれなかった男達、けして怠けていないのに足りないモノを補えなかったサウンド、そういうものに愛着を感じる猛者にはたまらない魅力があるでしょう。
欠点よりも美点を愛でる感性、ワタクシはそういうものを一番大切にしています。


NECRONOMICON - Escalation ★★★ (2022-11-28 20:39:23)

今も活動を継続している古参ジャーマンスラッシャーの3rd。このバンド初体験が今作というのもあり愛着度は高い。最近はサブスク生活のおかげで、メジャー流通の作品に触れる機会も激増。特にメディア情報を全く仕入れていないので、こんなのも出ていたのか、こんなバンドいるぞなどメジャー流通のビックマネーサウンドにメチャクチャ触れるのだが、やはり、そういうのには付いていけないので、ワタクシはこういうマイナー系の音が大好物です。
今の若い人にとっては、この手のクラシックなスラッシュに過激さなど感じないでしょうが、当時としてはスピードとパワーに特化しており、ダミ声ヴォーカルの噛みつくような唄い回しも含め刺激的なスタイルだった。
今作は彼らのルーツたるバンドの音楽性をビルドアップ。前のめりにしつつも、根幹にあるのは先人達の影響下であり、そこに峻烈なる過激さも導入、その様式はメタリカなどのも通ずるだろうし、同郷のディストラクションを重なる部分もある。
そういう古典をルーツとした格式高きスラッシュメタルの王道、①などで聴けるメランコリックなフレージングも欧州風味があるし、キャッチーさを誘発するギャングコーラスも効果的に機能、程よい刺激が耳を喜ばせ、好戦的なリズムとスピードサウンドに闘争本能を掻き立てる魅力がある。このバンドとしては大切にしている⑧のダークランドシリーズも魅力的だ。大技一発は無いのかもしれないが、懐かしさも含め個人的には忘れられないバンドの一つ。
古き良きスピード/パワーメタル系スラッシュが大好物な方には教えたいバンドですよね。時折ねじ込まれるコミカルタッチも込みで楽しんで欲しい。
このバンドの作品って国内盤あるのだろうか?


NECROPHAGIA - Ready for Death ★★★ (2021-04-09 13:11:49)

つい最近、Bandcampで見つけた幻の一枚。元々はこちらが1stよりも先にレコーディングが済まされていたが(詳しい事情はわかりません)1990年にポコッと出来てきて消えた一枚。ややこしい権利の関係などあったのか知る由もないが、単体での再発はなく、コンピ作に丸々収録されたり、リメイクされた形で数曲、他のアルバムで確認できたものがある程度。マニアとしては、一度は聴いてみたい一品でしたが、これがコチラの想像を裏切るような展開になっていて驚いた。

デビュー作こそ、スラッシュメタル的アプローチだったが、こちらは完全にホラーテイスト全開のブラッケンドなデスメタルスタイルを披露。シンガーもギターの音色も汚らしい糞尿まみれの血みどろサウンドを轟かしているのに驚く、1stリリース以降、デスメタル的なアプローチに移行したと思っていたら、デビュー作が異質で、彼等の本分はこっちの方だったんだと言う事実にひたすら驚きました。
とにかく、恐ろしいです。腐敗臭がプンプンと漂う残虐描写連発のホラーサウンドの凄み、ローファイな音色も手伝い、そのカルト的な恐ろしさに拍車をかけ、なんとも血生臭いB級スプラッタームービーを見せられている気分である。

おぞましきダーティーな残酷メタルは、グラインドコアからの影響も容赦なく撒き散らし、苛烈なるのノイズは自由度の高い音楽性の上で、気色悪さを発揮。彼等が示した激情渦巻く邪悪なるサウンド、その情け容赦のにない激烈さに、聴き手の理性は見事に蹂躙され支配下に置かれるでしょう。

ワシは、このバンドのことを何にも知らんかったんだぁ。

初期型デスメタルマニアならグッとくるでしょうね。


NEGAROBO - EMERGENCY ★★★ (2011-03-22 03:00:11)

1998年リリースの1st。当時の僕はスラッシュ卒業、しみじみほのぼのとしたサウンドに身を寄せひよっておりました、同郷のよしみで購入、久しぶりの正調スラッシュに大いに期待をしたものです。切れ味鋭いスラッシーなリフワークに耳元を抉られましたね、唄メロも良いし以前よりも逞しくなったVoの獰猛なサウンドに負けじと対峙する姿は頼もしい限。り日本人云々では語って欲しくない真新しくないサウンドだが上級の計算された荒々しさにグッときます。Dsの鈴木アンパン政行氏がLOUDNESSに加入をし話題になったいるのでしょうが、彼の凄さは今作でも後のRDXでも存分に堪能できます、正確無比のパワーヒッティングドラムは1聴の価値あり、是非LIVEなどで体験して貰いたいですね。


NEGAROBO - EMERGENCY - DOUBLE PERSONALITY ★★★ (2011-03-22 02:48:07)

爆裂高速スラッシュナンバー
猛るVoも迫力充分です
殺傷能力の高いリフもカッコいい
獰猛さが欧米のバンドにも全くヒケを取っていません


NEGAROBO - EMERGENCY - ENDLESS GAME ★★★ (2011-11-06 20:27:35)

超高速スラッシュナンバー
麦踏ツーバス猛り狂った様は圧巻
ザクザクと刻みまくる尖ったギターリフ
工事現場なんて非じゃないね
脳髄まで痺れます
これぞスラッシュ


NEGAROBO - EMERGENCY - LOST MY REASON ★★★ (2011-11-06 20:33:44)

荒れ狂う突貫スラッシュナンバー
重厚なアンサンブルが織り成す恐怖と暴力性が素晴らしい
リズムチェンジしてテンポダウンする様がカッコいい
この手のサウンドを愛する方なら楽しんで貰えるでしょうね
メリハリを利かせたギターの演出はなかなかのもですよ


NEGAROBO - EMERGENCY - NUCLEAR ★★★ (2011-11-06 20:21:59)

鬼神の如き激しいドラミング
そしてシュレッドなギターリフ
エンディングで聴ける荒廃なメロディ
殺伐とした景色が浮かびます
それにしても破壊力抜群の突進力
アルバムのオープニングに相応しい一曲です


NEGAROBO - EMERGENCY - SURVIVE LIST ★★★ (2011-11-06 20:30:52)

獰猛さがあふれ出ています
ここまでパワフルな演奏を決められるとは
中盤で聴かせる流麗なギターソロも◎


NEGAROBO - EMERGENCY - TESTATOR ★★★ (2011-11-06 20:36:20)

エモーシュナルなギターが妖しげな世界観を演出します
スピーディーなパートとの対比が面白い
劇的だし激的だな
獰猛な人殺しサウンドで突っ走る様は圧巻


NEGAROBO - EMERGENCY - THE AFTEREFFECTS ★★★ (2011-11-06 20:24:44)

印象的なフレーズを刻む鋭利なギターリフ
全てをなぎ倒す
破壊力のあるリズムプレイ
ある意味正座をしながら凛として聴きたくなりますね
正調突貫スラッシュナンバーだが奥が深い


NEKTAR - A Tab in the Ocean ★★★ (2017-12-16 18:49:16)

メンバーはイギリス出身なのに、ドイツのBacillus Recordsと契約を交わし主戦場としていたプログレバンドの2nd。オープニングから16分を超える大作ナンバーでスタート、荘厳な響きを奏でるオルガン、時にはジャジーに迫ったりと主役たるリードプレイで牽引しつつも、それにも負けずにハードなグルーブで見せ場を設けるリズム隊の力強さ、その盤石なるリズムの上に、ハードなギターが顔を出し存在感をアピールしたりと、場面に応じて各パートの熱量も変わってくるが、一曲の中に多様性を帯びた展開の持つスリルとアイデアは優美な叙情性と攻撃性を兼ね備えており、想像力に満ち溢れています。
気軽に楽しめるようなロックスタイルではないが、ハードなオルガンとへヴィグルーブが心地よい③など、第2期ディープ・パープルがジョン・ロード主導でハードロックサウンドに進みました的なニュアンスを醸し出しており、古典的なロックの持つ激しいヴァイブを体感できるでしょう。間髪いれずに④に流れ込む展開も秀逸で、メリハリのある展開を設ける事で単調にならずに、飽きさせることなく最後まで聴かせるという構成力の高さに唸ります。
この手のプログレサウンドの中では、ザラついたギターサウンドを用いる事で差別化を図ったなら大正解。幽玄なるシンフォニックな鍵盤プレイの中で、強烈なリズムプレイ同様、力強いロックサウンドの根幹を支える事となり楽曲に厚みを持たせています。
難解なプログレサウンドが苦手な人にとっても、ハードさが前に出ている分だけ親しみやすさもあり、高いスキルを要する技巧的な面と併せて楽しむ事が出来るでしょう。


NEKTAR - A Tab in the Ocean - A Tab in the Ocean ★★★ (2017-12-16 18:51:31)

質の高いメロディと豪快なグルーブ
味わい深い芳醇なフレーズとキレを擁するギター
スリルと共にプログレハードなロックの醍醐味を存分に味わう事が出来るでしょう
多彩な鍵盤プレイの表現力とアプローチの豊富さに舌を巻きますね


NEKTAR - Fortyfied - A Tab in the Ocean ★★★ (2017-12-16 18:51:31)

質の高いメロディと豪快なグルーブ
味わい深い芳醇なフレーズとキレを擁するギター
スリルと共にプログレハードなロックの醍醐味を存分に味わう事が出来るでしょう
多彩な鍵盤プレイの表現力とアプローチの豊富さに舌を巻きますね


NELSON - After the Rain ★★★ (2011-02-27 02:36:31)

ルックスばかりが取り上げられそうですが実力派のミュージシャンでした
躍動するアメリカンなリズムと爽快感溢れるハーモニーを生かしたHM/HRバンド
メロディセンスも秀逸で卓越したポップセンスと相俟って聴き応えのあるヴィジュアル重視の売れ線ポップバンドとは明らかに違う男前なサウンドを披露してくれました。メロディアスかつロック色の強い極上ポップフィーリングを楽しみたい方は是非とも聴いて欲しいですね。夏のドライブにピッタリな一枚ですよ


NELSON - After the Rain - (Can't Live Without Your) Love and Affection ★★★ (2011-02-27 02:38:06)

アコギの使い方が上手ですね
躍動感あるリズムと壮麗なボーカルハーモニー
うっとりと聞き惚れます
素晴らしい名曲です


NELSON - After the Rain - After the Rain ★★★ (2011-02-27 02:40:59)

爽快感抜群の哀メロなハードポップナンバー
歌メロも秀逸です
胸キュン必死


NELSON - After the Rain - I Can Hardly Wait ★★★ (2011-02-27 02:39:25)

ハードなアメリカンロックナンバー
低いキーで歌い上げる姿も様になっています
カッコいいねぇ


NELSON - After the Rain - Interlude / Everywhere I Go ★★★ (2011-02-27 02:44:42)

ロック色も強い美しいハーモニーと躍動感が素晴らしい
軟弱な色合いを感じさせない普遍のロッカバラード


NELSON - After the Rain - Tracy's Song / Only Time Will Tell ★★★ (2011-02-27 02:42:22)

ええぇ曲ですね
アメリカンかつ壮大な広がりを感じさせるバラード


NELSON - After the Rain - Will You Love Me? ★★★ (2011-02-27 02:47:02)

センチメンタルな歌詞ですね
これでもかとポップでセンチなメロディが
アメリカン色で染め上げます
ソロパートもロックしっていますよ
カッコいいですね


NEMOPHILA - REVIVE (2022-02-02 15:31:23)

BURRN!はおろかシンコーミュージック激押し女性グループのデビュー作。SNSを駆使する売り方は今っぽいがどれだけ効果があったのかは分からないが、なんといってもこういう門外漢も甚だしい音楽に簡単に触れる環境がある昨今なので試聴出来るのはありがたいです。
オープニングナンバーからメタルコアが炸裂、ジャパニーズ歌謡テイストも満載と、いつ禰豆子~!!と叫び、うっせわぁ~という曲が登場してもおかしくない親しみやすさで大衆性を補完しています。
前半の数曲はもはやテクノロジーの恩恵を受けまくった曲であり、だれが演者でも構わない仕様、エイベックス系の女性シンガーが無理して声を潰して歌うのも感心できなかったりと、問題点も少ないくないが流行りモノに目のない人ならば問題はないだろう。

このバンド、アイアンメイデンのカヴァーをやっているのだが、実は出来は良くない。簡単に言うとバンドの音がない。メイデンを全然喰っていないメンバーが、なんとなくカヴァーしたというのが目に余り、素人は騙せてもプレイヤーは騙せないぞと言うのがデビュー前からあった。ドラムはバランスの悪い音圧でプレイ、ベースは幾度活躍しない、ツインギターも弾いているだけ、唄もリスペクトがない、単なるコピー大会だった。そして一番最悪なのは自分たちの音を持っていないことに尽きる。
例えばメタリカをテクニカルなバンドと紹介する奴はいない、ガンズも同じでプロなのはスラッシュくらい、でも彼らの音には不思議な魅力がある、まさにケミストリーという奴である。上手いドラマーが叩いてもガンズの音にならない。

この女性グループは何屋さんなんだろう?エモい曲が3曲続き、その次にオリエンタルなムードの④で目先を変えるも個人的にはエモさが恥ずかしく脱落です。バラードの⑤エモ曲⑥⑦と、ここまで全曲サビへのもって行き方が余りにもJ-POPなので恥ずかしい気分が満載である。そしてノリノリのお祭りソング⑧、アニメのタイアップソングみたいな⑨と続き最後まで聴くことが出来ませんでした。
とにかくエモいです。流行り物です。人間の力を必要としないテクノロジーの恩恵を受けたサウンドです。終始唄が前に出るJ-POP仕様のミックスもハズいです。終始ベース死んでいます。ドラムも聴きやすくこぢんまりとまとまっています。ギターもソロくらいでリフワークに関してはコンビニ弁当の揚げ物の下に敷いてるパスタぐらいの役割しか果たしていません。

これではメタルコアとしても迫力が死んでいるでしょう。普段貧乏くさい地下室サウンドをメインにしているワタクシですが最近は、メジャーな音にも触れる機会が増えました、なんとなくトレンドというものを認識しているつもりです。この音は最大公約数のファン向けのサウンドであり、ロックとしては熱さが足りず、時速40キロのカーチェイスを見せられているような迫力不足は否めません。

この手の流行もんのサウンドはコアなメタルファンには受けません、でも彼女たちのターゲットはそこではないので問題はないでしょう。ただ、余りも歌謡テイストが強く筋金入りのメタルコアファンから見向きもされていないのがキツい。ターゲットは消費されるだけのヒットチャート偏重のライトリスナーでしかない。

売れることは必要だ、飯が食えなきゃ活動は出来ない。しかし自分たちの音を持たないバンドに未来はあるのだろうか?レコード会社主導のアイドルバンドの未来はミュージシャンとして明るくはない。
お金の匂いが漂いすぎるのも問題だろう。何故、BABYMETALが成功したのか?それはアイドル+本格的なハードサウンドがあったかだろう、しかもジャンル不問で本気で悪ふざけをして、多くのロックファンを究極におちょくった。そのパフォーマンス力は圧巻だったはずである。痛快なほど多種多様な音楽性を取り込み世界をアッと言わせた。

ワタクシは期待をしていました、普段聴かないメタルコアの良さを知ることになるのかなぁと、残念ながら得るものはなかったが、それはあくまでもワタクシの耳が化石かしただけであり、柔軟に最近のハードサウンドを楽しんでいる人なら無視してください。

個人的にはJ-POPが強すぎて恥ずかしかった。

これは余談だが、彼女たちのイベントに参加した知人の話によると、お客さんの大半がオジサン達だったというのを聞いて驚いている。
これもシンコーミュージック激押しアーティストならではの現象なのだろうが、彼女たちにとってプラスなんだろうか?
あの雑誌はBABYMETALを無視したが、そのおかげでグローバルな成功を収めた。まさに国籍を問わず老若男女である。
このグループにも、その可能性はあるだろうが、道を間違えてはいないだろうか?
関係者でもないのだが心配である…


NEON CROSS - Neon Cross ★★★ (2019-12-17 12:56:48)

バンド名から漂っていますが、ガチンコメタルを奏でるクリスチャンバンドの1st。時代も時代、そのド真ん中を行くシャープな切れ味の正統派サウンドを披露。懐かしい空気感満載のハードに押しまくるリフ、リズムの豪快さ、明るくなりきれないマイナー臭と濡れない叙情性、印象的なコーラスワークを持ち込み、へヴィメタルの先鋭性を持っているが、どこか大衆性を帯びているのが80年代的と言えよう。
少々、唄い切れていないボーカルに対する好みが評価を分けそうだが、偉大なる先人達の足跡を辿る王道スタイルの清らかさ、
なんだかとても懐かしい気分に浸れましすよ。『これだよ、これこれ』というお約束感が満載ですからね。


NESTOR - Kids in a Ghost Town ★★★ (2022-07-01 18:27:29)

彗星の如くシーンに現れたベテラン新人バンド、垢抜けないオッサン集団な見た目とは違いカラフルな80年代型HM/HRサウンドを奏でている。栄光の日々を再びと言いたげなラジオオリエンテッドな作風、それでありながらも芯にあるハードな質感、軽やかで耳馴染みの良いメロディを軸に、実に地に足の付いたパフォーマンスとアレンジで楽しませてくれます。
余りにも素直なスタイル故に、新しい発見はないのだが、古典に根ざしたAOR風味満点のメロディアスロックは、ここ日本においては大きな市場があると思えるだけに、このバンドの認知度も上がりそうである。メディアがどう批評したのか気になるところだが、メロディ派にとっては、また一つ優れたバンドに出会ったと歓喜するでしょうね。
主役は楽曲という事なのだろうが、もう少しロックな部分が欲しいと思うのだが、このクオリティがあれば十分でしょう。熱波を吹き飛ばす爽快感のある叙情派サウンドの旨味、全身で浴びたいですねぇ。
苦労してデビューにこぎ着けたという感じがしないのも良いでしょう。


NEW ENGLAND ★★ (2008-05-04 05:07:00)

お爺のズボンさん御指摘ありがとうございます
NEW ENGLANDってそんな理由があったんですね大変勉強になりました


NEW ENGLAND - New England ★★ (2008-05-03 15:07:00)

バンド名からしてアメリカっぽくないKISSのポール・スタンレープロデュースによる記念すべき1stアルバム。美しいボーカルハーモニーと透明感溢れるKEYのフレーズが繊細でドラマティックな楽曲と爽快感のある哀愁のフレーズを奏で優しく聴き手を包みこんでくれます。アメリカン・プログレ・ハードポップの金字塔とも言うべきこの作品を未聴のメロディ派の方は是非聴いてみてください、エッジは無いけど神秘的ですらある美旋律の嵐に引き込まれるのではないでしょうか名盤です


NEW ENGLAND - New England - Alone Tonight ★★★ (2008-05-03 05:59:35)

甘いメロディが胸を締め付けます
ポップな中にある儚さがこの曲の聴きどころ
このバンドにしか表現出来ない名曲です


NEW ENGLAND - New England - Don't Ever Wanna Lose Ya ★★★ (2008-05-03 05:49:50)

美しいKEYのメロディに導かれ始まる哀愁のアメリカンハードポップナンバー うっとりするほどの美しさに心が奪われる爽快感抜群の名曲です。曲を盛り上げるギターも良いですね


NEW ENGLAND - New England - Encore ★★★ (2008-05-03 05:56:38)

アメリカンプログレハードの名曲です
適度な湿り気を帯びたメロディが華麗に舞います
儚さと切なさが胸にグッと迫ってきますね


NEW ENGLAND - New England - Hello, Hello, Hello ★★★ (2008-05-03 05:46:00)

爽快感のあるハードポップナンバー
泣きの美旋律が仄かに涙腺を刺激します
号泣はしませんがキュンっとなります


NEW ENGLAND - New England - Shall I Run Away ★★ (2008-05-03 05:53:28)

甘口な曲調と泣きの美旋律のマッチングが絶妙なバラード
コーラスの使い方も印象的で良いです


NEW YORK DOLLS - New York Dolls ★★★ (2021-03-05 19:32:32)

非常に中性的なメイク姿が目を惹くジャケット。そこに拍車を掛けるグラマラスな雰囲気が漂うポップでキャッチーなロックサウンド。音楽性だけでいけば、英国のパンク勢に多大なる影響を与えたという点には些か違う気もするが、ロックの持つ退廃的なムード、その危うさが色濃く打ち出されている今作は、このジャンルと形容しがたい魅力がありハードロックというよりはグラムロックと呼ぶに相応しい音楽性を披露している。

このバンド、2枚のフルアルバムを残し瓦解するのだが、短い間に駆け抜けた破天荒はロックンロールライフは正にパンクの先鞭をつけるという意味では大きな影響力をもっていたのだろう。

久しぶりに聴いたが若い頃よりも許容範囲がガバガバになったオジサンになってから聴くと評価が全然変わってくる。技巧的な面や完成度の高いアーティスティックなバンドが多く出てきた70年代、その反目にある胡散臭いロックサウンドの持つ妖艶なる体臭にクラクラしますね。
ギターもワイルド、唄も粗削りだがワイルド。リズムセクションも色んな意味でワイルド。めちゃくちゃポップなこともやるのに、その姿が狐の皮をかぶったなんちゃらな悪ガキテイストもあり、何とも言えないオリジナリティ溢れる魅力がある。演奏技術なんて糞喰らえな雰囲気も、こういうロックには必要なんだろう。
総じてルーズに聴かせる辺りも計算づくと思える。面白いバンドサウンドですね。このメンバーだから出せる音。そういう姿にパンクを感じますね。ヘタウマバンドの化学反応。それは恐ろしくスパークしています。

個人的には、WASPのブラッキーがバンド末期にいたという情報が一番印象に残っていたりします。


NEXX - Colours ★★★ (2014-01-06 09:40:27)

ん?持っていた気がする、さぶい部屋から探しましたね~スペイン産叙情派AOR系HM/HRバンドの記念すべき2003年リリースの1st。ソフトケイスされたオープニングナンバーに癒されました。女性シンガーもしっとりと歌い上げ高音域で歌い上げるだけではない姿に好感を持ち懐かしい時代へと誘ってくれます。メロウだね甘いね、うっとりとさせられる癒し系サウンドを軸にハードに迫る姿も様になっており北欧のバンドかと見紛うほどのメロディアスかつポップなセンスが炸裂しておりAOR系のバンドとしては申し分ないクオリティを携えております。欧州産ならではの湿り気を帯びた良質のメロディに身を預け時にはしっとりと行きたいものですね。エイリアンとか好きなメロディ派なら聞いて損はしないですよ


NIELSEN/PEARSON BAND - Blind Luck ★★★ (2023-02-27 21:51:30)

AOR系にマニアからは愛されるリード・ニールセンとマーク・ピアソンの二人がメインを務めるバンドの3枚目。ウエストコースト風の洗練されたシャレオツサウンド。これを20代のワタクシに勧めてきたら、メン玉抉り取って耳削ぐぞとキレたのでしょうが、オジサンになると鼻歌交じりで楽しみます。
ハードロック系のAORではなく、完全にあっちの世界です。もう爽快感のあるサウンドが軽快にステップするサウンドです。オシャレなヤツですよ、でもLauraleiみたいな曲が出てくるとチョイと空気が変りますよね。結局、耳が探しに行くんですよね、今作はハード系の要素があるんですよね、TOTOとかAIRPLAY、CHICAGOなどイケるマニアには勧めたいですね。
やはり洗練されているのが今聴いても良いんですよね。ツボを押さえたアレンジと確かな技術。聴かせ方の上手さに唸ります。


NIGHT - High Tides - Distant Skies ★★★ (2023-02-04 13:53:53)

アルバム毎に泣かせの叙情派NWOBHMスタイルへと傾倒するバンドでしたが、今作はいよいよ完璧にびしゃびしゃに濡れた、哀愁タップリの叙情派クラシックロックへと仕上がりました。シンガーも、このスタイルに馴染み絞り出すようなハイトーンは影を潜めています。このマイナー臭は、北欧というよりは、地下室NWOBHM感が強くにじみ出ており、あえてのアナログ的な映像をみせつけ魅了しようとしている。
モノトーンの淡い情景が浮かぶ、湿り気タップリのな泣かせのメロディはオープニングから炸裂、威いつ走るサウンド期待するマニアには勧められないが、②のような古典疾走ナンバーが出てくるとグッと掴まれるモノです。丁寧に練り込まれた哀愁のメロディ、トレンチコートの襟を立てますよ。ガス灯に揺れる明かり、この質感、大切にしたい感性ですよね。
ノスタルジックなスタイル故に、新しい発見というのは少ないが、この手のスタイルに初めて触れる方には新鮮に聞こえるでしょうね。個人的にはLimelightとか思い出すかなぁ。あそこまでブルース臭がしないので、またチョイと違うんですけどね。


NIGHT - Night ★★ (2023-01-31 14:31:53)

バンド名NIGHTにアルバムタイトルNIGHTでは検索に引っ掛けるのが困難、売る気があるのかと言いたくなるスウェーデン産の若手古典メタルバンドの1st。Burning Fireという勇ましい名前のシンガー兼ギタリストは、絞り出すようなハイトーンをかますが少々頼りない、その線の細いシャウトは好悪を分けそうだが、出している音は70年代からNWOBHMまでというスタンスの音楽性を踏襲、あえてアナログな空気感を残し、古めかしい時代を現在に蘇らせたかのような手法をとっている。
それだけに昨今のメジャー流通バリバリの加工サウンド(ドラムトリガーは認めない派です)に慣れ親しんでいるマニアには、とてもじゃないが勧められないが、往年の空気感に浸りたいクラシックメタル好きにはレイトバックした時間を楽しめるでしょう。でも、それならば、○○の昔のアルバムを聴きますと言われたら手も足も出ませんが、ワタクシは、移り変わりの激しい忙しない世の中で、音楽くらいは好きなもんを聴いていたので、この手の古めかしいのが大好物なのです。
でもヴォーカルの余裕の無さは苦手ですけどね。しかし北欧臭さを持ち込まないアイデアは評価しますね。


NIGHT - Night - Hot Summer Nights ★★★ (2018-06-08 14:56:04)

ウォルター・イーガンが提供した曲
歌うはスティーヴィ・リーガン
シンセで参加しているがTOTOのポーカロ兄弟のお父さんです
オリジナルの味を損なわないバンドアレンジも美味しいです
彼らの手によって1979年にシングルカットされました


NIGHT - Raft of the World ★★★ (2023-02-02 16:28:26)

アルバムリリース毎に音楽性が変るのですが、今作は前作にあった抒情的なメロディを増量、枯れた味わいの哀メロサウンドへと傾倒、初期の頃の厳つさは影を潜め、アプローチを変えてきました。シンガーも唄い方を変えていますが、この手のスタイルに合うかは微妙、このあたりが評価を分けるでしょう。極力シンプルな音に拘ったサウンドメイク、これならばライブでも自分たちだけで再現可能、フォーキー名枯れ専NWOBHMをやっている。80年代というよりは70年代的なアプローチや、流石に古くさいと感じるマニアもいるでしょう、でも好きもんにはたまらんでしょうね。淡い情景を刻む叙情派スタイルも悪くないです。


NIGHT - Soldiers of Time ★★★ (2023-01-31 14:46:03)

前作の反省があったのかヴォーカルの余裕の無さを改善、コーラスワークも挟み込み上手く処理してきた。なによりサウンドにフックがあり、メロディも叙情味が増え泣かせ具合とNWOBHMを巧みに抱き合わせ前作以上に練り込んできた。メイデン+JPと言った手法は、掃いて捨てるほど存在するのだが、こうやって久しぶりに新譜として聴かされると懐かしい気持ちにはなる。
とにかく狙うはオールドスクール、アコギのバラード⑤など、CinderellaとかTeslaあたりを思い出させたりと、間口を広げてきた印象も受ける。古めかしい感性を現代にアップデートしたクラシックメタル、過激なモノを求める人には、些か食い足りないだろうが、この余白のある音作り、昔ライナーノーツに良く書いてあった、北欧のバンドは、マイケル・シェンカーやUFO、DP、Thin Lizzyといったアーティストから影響を受けた音楽性と紹介されていた記憶があるのだが、今作を聴くとそのことをモーレツに思い出す。
技巧に走らずシンプルだが丁寧に音を練り込んだアレンジの妙味、前作よりもバンドらしさというのか、洗練度を上げたのが功を奏しているだろう。深遠なるクラシックメタルの世界を垣間見せた力作。その筋のマニアにはたまらんものがあるでしょう。


NIGHT DEMON - Curse of the Damned ★★★ (2017-01-07 14:55:25)

バンド名にアルバムタイトル『ダムドの呪い』、うーん香ばしいねぇ。カルフォルニアのトリオバンドによる1st。Skol RecordsからリリースされたRIOTのトリビュートアルバムに『Road Racin' 』を、他の企画モノにJaguarの曲を提供したりと目指している方向性は明白なのですが、ご多分に漏れずNWOTHM群の一員として、出しているのは麗しきNWOBHMスタイル一直線。回転する小気味いいリフワーク、前のめり気味にドライブするグルーブ、その筋のマニアにはたまらんモノがあるでしょう。妙な色気を出さずに当時の空気を再現する事で、徹底したなりきりぶりに拍車も掛り単なる懐古主義の借り物競走で終わらない味わいを生みだす事に成功。この手のバンドに懐疑的な古参マニアにも十分に訴求するだけのクオリティは存分にあるでょう。
とはいえ若い人にとっては、速さも重さも今一つ足らないと感じる面があるでょうが、それが当時のスタイルを反映した音楽なので、十分ヘヴィでノリのよいサウンドを体感させてくれているのです。当時の音源は音質のクセが強すぎてキツイと思う方にも丁度良い試供品でょうかね。


NIGHT DEMON - OUTSIDER (Bonus Track Edition) ★★★ (2023-05-13 19:13:15)

音だけ聴けばアメリカのバンドとは気がつかない人も多いでしょうね。古めかしいNWOBHMスタイルを軸に、今作ではより普遍的なスタイルへと移行、○○風味から自分たちの型を見つけメジャー感も増している印象を受ける。癖のないマイルドは歌声が良い意味で中和、マイナー臭に溺れることなく、良い感じでオーセンティックなメタルをガチンコでやり切っている。

もっと個性的な何かを求めるマニアも多いだろうが、そつなくまとめた演奏と楽曲構成、これぞヘヴィメタルなイメージを増幅させるサウンドと今っぽいエモさを加えたスタイルは新旧のファンを取り込むだけの魅力があるのだろう。
個人的には、そこまでドストライクなスタイルではないのだが、無駄に曲を詰め込むことのない収録曲のコンパクトさ、そういう姿勢に共感を覚えます。個人的にはもう少しメタリックな質感をサウンドメイクに施して欲しかったなぁである。


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKS ★★ (2007-11-17 13:50:00)

巨体を震わせながらエモーショナルなギターと唄を聞かせてくれるVo.Gでリーダーの青木秀一が中心となって結成された男女のツインギターを含む四人編成の本格派ハードロックバンドのデビュー作、見た目的にもキュートな岩下千絵の存在はアクセントとなっていて良かった。勢いのある①⑦哀愁のある③④青木の熱を帯びた歌声が聴けるブルージーな⑤ソウルフルな⑥等ストレートな楽曲の中にもメロウな哀愁ある曲を散りばめ聴き応えのある作品に仕上がっている。


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKSⅡ ★★ (2007-11-17 14:03:00)

前作よりメロディなどに気を配して練りこまれた2nd。シリアスな歌詞も聴き所な⑥哀愁のあるミドルナンバー⑤、美しいインストの⑦からメロウなバラード⑧の流れは見事、パーティーロックな⑨ツインギターを有効に活かした①等バラエティにとんだ楽曲が収録されていて飽きさせる事無く聞かせてくれます。こじんまりとまとまっている音が気にはなりますが、これはまぁ仕方の無いことなのかな?


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKSⅡ - DON'T TELL ME NOW ★★★ (2007-11-20 11:12:24)

イントロのアルペジオから名曲の臭いを発散する、哀愁のあるドラマティックなミドルナンバー。青木のブルージーな唄が素晴らしい。キッチリと練り上げたギターソロも良い、もうちょっと聴きたいなぁ


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKSⅡ - I CAN'T FIND ★★ (2007-11-20 11:07:34)

グルーヴィーなHRナンバー、シンプルながらも熱い演奏が聴ける。岩下のコーラスも良いです。青木のソウルフルな唄はこの曲のハイライト。


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKSⅡ - OUTSIDER ★★★ (2007-11-20 11:20:49)

映画「極道の妻たち」シリーズの主題歌になった、男の哀愁と情念を歌ったバラード。青木のメロウな歌声に胸が締め付けられます。特別スゴイ事をしているわけではないのですが、個人的にはグッときます。


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKSⅡ - ROCK'N ROLL OVER NIGHT (2007-11-20 11:24:02)

軽快なノリが気持ちよいパーティーロックナンバー。同じレコード会社のよしみなのかプリンセス・プリンセスのメンバーがコーラスに参加しています


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKSⅡ - SACRIFICE ★★★ (2007-11-20 11:16:21)

エモーショナルな歌唱と過激な歌詞が突き刺さるヘヴィなリフがカッコイイ説得力溢れる唄が無ければ成立しないミドルナンバー。


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKSⅡ - STAY ALIVE ★★ (2007-11-20 11:02:42)

正統派のメロディアスなHRナンバー、益々磨きの掛かった彼らの熱いプレイが聴ける2ndの一曲目。ギターを前面に出しつつもメロディを練り上げた佳曲です


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKSⅡ - STAY ALIVE ★★ (2007-11-20 11:05:59)

グルーヴィーなHRナンバー、シンプルながらも熱い演奏が聴ける。岩下のコーラスも良いです。青木のソウルフルな唄はこの曲のハイライト。


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKS - CLOSE YOUR EYES ★★★ (2007-11-20 10:46:32)

哀愁溢れる泣きのバラード、エモーショナルなギターが泣かせます。KEYのアレンジも効果的で曲を盛り上げている。青木の説得力溢れる唄が素晴らしい


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKS - CRY FOR YOU ★★★ (2007-11-20 10:41:56)

哀愁のあるミドルナンバー、ディープな青木の骨太な歌声が憂いを帯びていてグッときます。ギターソロも渋いタイトなリズム隊も良いですね


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKS - GOOD-BYE MARRY ★★ (2007-11-20 10:37:51)

からっと乾いたドライブ感のあるHRナンバー。適度な疾走感が心地よいです


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKS - LONELY ★★★ (2007-11-20 10:53:32)

説得力溢れる青木のソウルフルかつブルージーな唄を活かした、哀愁のミドルナンバー、ギターソロのもカッコイイです がんばれ岩下


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKS - LONELY IN MY SOUL ★★★ (2007-11-20 10:56:04)

ソウルフルかつブルージーな青木の唄を活かした、哀愁のミドルナンバー。ギターソロのハモリをカッコイイです。がんばれ岩下


NIGHT HAWKS - NIGHT HAWKS - TOKYO CITY BLUES ★★ (2007-11-20 10:50:01)

ヘヴィなギターリフがカッコイイ、ブルージーなHRナンバー。Gソロ前の青木の絶唱が聴き所


NIGHT HAWKS - NO SATISFACTION ★★ (2007-11-18 14:04:00)

オーセンティックな70年代のHRを想起させる曲調と青木のディープでブルージーな唄を中心に派手さはないものの的確でシンプルかつストレートな演奏を聞かせてくれる3RD。言い訳の少ない力作だと思う。


NIGHT HAWKS - NO SATISFACTION - ALL RIGHT ★★ (2007-11-20 11:49:11)

まるでスタジオ一発とりのようなライブ感あふれるロックナンバー、シンプルだけどカッコイイ


NIGHT HAWKS - NO SATISFACTION - JUSTICE ★★★ (2007-11-20 11:46:31)

重厚でシリアスなミドルナンバー。メッセージ性の強い歌詞も抑え気味だがメンバーの熱いプレイは今アルバムのハイライトと言いたい。エンディングのソロは岩下です。


NIGHT HAWKS - NO SATISFACTION - LOOKIN' FOR LOVE ★★★ (2007-11-20 11:39:43)

岩下千絵が作詞のみならずギターソロにも挑戦した、ムーディーなミドルナンバー。コーラスでも頑張っています。ここまで彼女かバンドに貢献したことがなかったので興味深い曲です。確かにサイクス風のフレーズを聞かせてくれています。このメロウな雰囲気は並みのバンドには出せない


NIGHT HAWKS - NO SATISFACTION - NO SATISFACTION ★★★ (2007-11-20 11:31:12)

ヘヴィなグルーブ感がカッコイイミドルナンバー。益々磨きの掛かった青木の熱い歌声が聴ける3rdの一曲目。バンドのアンサンブルも素晴らしい


NIGHT HAWKS - NO SATISFACTION - SOLITUDE~戦いの孤独~ ★★ (2007-11-20 11:43:02)

泣きのアコギが聴ける美しくも威厳のあるインストナンバー、次のjusticeにつなげる意味でも重要な曲です


NIGHT HAWKS - NO SATISFACTION - TAKE MY HEART ★★★ (2007-11-20 11:34:00)

キャッチャーながらも哀愁のあるメロが美しい正統派のロックナンバー、青木のエモーショナルな歌声に痺れます