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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6201-6300

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6201-6300
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MAESTRO ALEX GREGORY - Paganini's Last Stand ★★ (2018-10-23 17:23:57)

自分の名前にマエストロまでつけちゃうネオクラギタリストによるデビューアルバム。リリースは1992年、YMと彫られた墓石の横にあるのはSVの墓石、それに放尿をするという、なんとも強気なジャケを載せたギタリストなのだが、肝心のギタープレイが色んな意味でインパクト大だ。なんたって4弦のマンダリンギターを開発しちゃう人なんで、本当にクラシカルなものに精通しているのかもしれないが、ここで聴けるギターはかなり危なっかしいものが多く、ネオクラファンからは失笑モノの噛ませ犬アルバムと蔑まされる一枚。これでよくもインギーとヴァイ様をディスったなとファンなら中指を立てるでしょうね。本人も客観的に聴けば白目むきたくなると思うのですが、随所に生っぽいナイロン弦のギターはそれらしい雰囲気を作り出している。けして馬鹿ではないとおもうのだが…

個人的にマーク・ボールズが3曲ゲスト参加しているのですが、驚異的なハイトーンが炸裂する情念たっぷりのへヴィバラード③、一曲の中に多様性を設けたドラマ仕立ての⑦など、全盛期のマークの凄さを存分に味わえます。マーク・ファンなら押さえておきたい一品ですよ。


MAESTRO ALEX GREGORY - Paganini's Last Stand - Dealer from Hell ★★★ (2018-10-23 17:36:41)

クラシックナンバーをモチーフにしたアルバムだけに
その手のフレーズが顔を出しますね
ダークなスタートだが色んな仕掛けがあるストーリ仕立てが面白い
軽やかなパートで歌うマークの繊細な節回しも魅力的
上手いシンガーだが埋もれていた時代が長かったと思う


MAESTRO ALEX GREGORY - Paganini's Last Stand - Fairytales Won't Die ★★★ (2018-10-23 17:32:54)

青天井な強烈ハイトーンに魅了されますね
マークのハイノートは本当に魅力的です
素晴らしいわ
感動です


MAGIC DANCE - Vanishings ★★★ (2019-08-10 20:40:50)

Vo.G.Keyと何でもこなすマルチプレイヤーのジョン・シーカによるAOR調のロックアルバム第2弾アルバム。自主製作盤ですからね、全般的に緩めのサウンドワークですが、ジョンの唄と甘く切ない曲調は相性も良く、個性が薄い分、万人に親しまれる要素も大と、メロディ派のマニアなら大喜び出来そうなクオリティを保持と、プロ仕様のCD-Rで売りさばくんじゃないよと言いたくなるような煌びやかな一枚だ。
このクオリティならば名門Frontiersあたりと組めば、全てが向上した素晴らしい作品が出来上がるぞと思っていたら2018年に見事、両者がタックを組む形となった。そういう意味でも、今作の果たした役割は大きい。今では大手のサイトから音源も入手可能だ。打ち込みなんて気にしない、甘く切ないメロディと高揚感、ソフトな口当たりに胸キュンしたいと思う歌モノマニアなら手を出しても損はしないでしょう。一人でやっているんで大目に見てね。


MAGMA - Köhntarkösz ★★★ (2017-12-15 13:54:04)

クリスチャン・ヴァンデール率いるフランスのプログレジャズロックバンドの4th。4曲入りで41分ってマジかと、不安な要素も大でしょうが、オドロオドロしいダークな暗黒ロックを展開、その奇妙奇天烈な世界観はオープニングから炸裂しますが、前作よりもより深層心理訴えかけるような、不穏な空気を増量することで、より個性を確立することに成功。相変わらず歌らしい歌はないが、その呪術的な呻き声が恐怖心をあおり、聴き手に重くのしかかってきます。
その冥府に迷い込んだような暗黒面をフィーチャーした音楽性は前作よりも、ロック色も強まり、邪悪さに磨きが掛かっているのも見逃せませんね。そんな中でもやっぱり『Ork Alarm』も不気味さは過去に類を見ない仕上がりだし(エンディングの笑い声的なものの気持ち悪さは秀逸です)、『Coltrane Sündïa』神秘的な音色を奏でる美しきインストナンバー、ピアノの音色に導かれ誘われるのは、神か悪魔か、はたまたこの世の終わりか、神聖なる宗教音楽的な響きの中にある不気味さに汗が出ますね。本当はこういうのが一番怖いのかも知れません。アナログではKöhntarkösz, Part 1と2はA面B面に分かれているのですがCD化の際につなげてきたのは正解でしょう。SFタッチのホラー映画をみているような独特の世界観にズブズブと沈み込んでいきますね。とにかくこのバンドの魅力を内包したKöhntarkösz, Part 1と2はプログレファン必見ではないでしょうか、ワタクシの貧相な文才ではとても表現出来ない、凄みを味わってください。迫りくる恐怖と荘厳なる神秘の音色、その両面を味わえる他に類を見ない緊迫感に押しつぶされますよ。


MAGMA - Mëkanïk Dëstruktïẁ Kömmandöh ★★★ (2017-12-15 13:28:44)

クリスチャン・ヴァンデール率いるフランスのプログレバンドの3rd。今作は核戦争によって破壊された惑星コバイアから、我々人類に向けたメッセージをテーマにしたコンセプトアルバム。アルバムで歌われる言語は英語でもフランス語でもない、ヴァンデール自ら創作したコバイア語なるもので歌われるというように、非常に難解な印象を与える一品。女性コーラスを多用した宗教音楽のような、神秘的でどこかオカルティックな世界観は、まるで映画をみせられているような錯覚に陥り、聴き手をグイグイと引き寄せるでしょう。基本はジャズロックなんだが、なんと形容したらよいのか当てはまる言葉が見つけられず、オペラあり、宗教音楽ありな、とにかく型にはめて語るのが難しい音楽性である。歌と言うよりはコーラスワークが中心だし、コバイア語だし、不気味だし、でも高い演奏力に支えられたインプロめいたカウンターアクションの数々に興奮を覚えます。

その難解なイメージがとっつきにくさを誘発しているが、70年代のロックを古臭いものとして片付けてはいけない、オリジナルティに満ちたモノがこの時代にはあるのです。混沌としたロック創世記、その溢れだす力を感じ取ってほしいですね。


MAGNUM - Escape From the Shadow Garden ★★★ (2018-03-10 12:57:22)

ブリティッシュHM/HRの重鎮、マグナムが2014年にリリースしたアルバム。以前からそうだったが、再結集以降もコンスタントに作品をリリース、その勤勉ぶりには頭が下がるのですが、いずれもクオリティの高さを保持している事に驚かされる。前作でも聴けたストリングスアレンジを盛り込んだマーク・スタンウェイの手技も大フューチャーされた音楽性は、トニー・クラーキンのプロデュースの元、ツボを心得た安定のバンドサウンドで魅了。芳醇なメロディが叙情味溢れる質感を伴い優美だが力強く舞い踊ります。安定感が強すぎて、ややスリルに欠けるし、マークはとにかく我を出さない素晴らしいギタリストだ。
主役はバンドサウンドだし、もっと言えばボブ・カトレイの温かみのある高貴なムードを醸し出せる、あの歌声だろう。その尖り具合の丸さに、刺激を求める耳にはチョイと刺さらないかもしれないが、安定と言う名の色彩美豊かな曼荼羅模様に、このバンド最大の魅力を感じます。滋味深い主役不在とも言えるバンドサウンドは聴き応え十分ですよ。
それにしても昔から抱かせる彼らのイメージを守りながら、今聴いても古臭いと思わせないアレンジ力には目を見張るものがありますね。トニー・クラーキンの才能に改めて築かされました。当たり前のようで難しいですよ。昔のヴァイブを今の時代に通用させるのはね、単なる焼き回しじゃないからさぁ。


MAGNUM - Goodnight L.A. ★★★ (2018-03-10 13:24:08)

このアルバムタイトルを見せられて、嫌な予感に肝を冷やさないマグナムファンはいるのかいと言われる問題作。時代は1990年、仕方のない事でしたが、アメリカ進出と言うのはこういうことなんですね。かの国は他国のいいところを取り込んでも結局はアメリカ流だもんなぁ。美味いけどカルフォルニアロールは寿司と呼べるかね的な、アメリカ流儀に抗えず、多くのバンドが本質を見失い失速したのですが、ご多分にもれず、マグナムも歌を忘れたカナリア状態に陥る事に、どこかヨソ行きのバンドサウンドに、かつての彼らの姿を重ねると落胆するファンも続出だったようですが、駄作の烙印を押された事を真に受け、聴かないのはもったいないと言える品質の高さは誇示しており、名プロデューサー、キース・オルセンの元、装飾を省きシンプルなロックサウンドに舵を切ったメロディック路線も聴き応えは十分にあります。
⑧とか聴いて、こんなもんマグナムじゃないとはとても言えません、抑え気味でもストリングスアレンジも持ち込むキーボードは健在だし、収録曲も中盤から後半に向けて徐々に従来の魅力を完備した楽曲も目立ち、聴きようによっては実にバラエティに富んだ一枚として楽しめるでしょう。シンプルでライトになったのは外部ソングライターによる楽曲が半数近くあるのも起因しているでしょうし、レーベルも狙ったんでしょう。ちなみに提供者はジム・ヴァランスとラス・バラードです、だから質は低くないですよ。


MAGNUM - Lost on the Road to Eternity ★★★ (2018-03-09 13:53:36)

長きに渡りバンドを支えてきたマーク・スタンウェイが脱退というニュースは、このバンドにとっては大きな損失だったろう。ソングライティングのみならず、LIVEにおける演出と言う観点からも由々しき問題だが、ボブ・カトレイとトニー・クラーキンの二人から生み出されるケミストリーは健在。深みのある歌声と、豊富なアイデアに彩られたリリシズム溢れるロマンティックなハードサウンドを披露。その練り上げられたメロディから醸し出される芳醇で高貴な香りに、このバンドの真骨頂を味わえるでしょう。
今回は老獪なテクニックを駆使しするも、やはり衰えを感じるボブをサポートをするように、リー・スモールやトビアス・サミットなどがゲスト参加、この世界観を押し上げてくれています。
あまりにも楽曲中心の作風ゆえに、ロックバンドとしての厳つさが足りないと、スピード感や目に見えたハードさを好み方には、少々大人しいサウンドとなるのでしょうが、この滋味深きマグナムサウンドが醸し出す圧倒的な存在感に、どこまでも引き寄せられます。いぶし銀のハードサウンドに酔いしれますね。テクニカルなプレイがなくともトーン一発で酔わせるギターも円熟味を増していますよ。


MAGNUM - On a Storyteller's Night ★★ (2008-04-07 03:25:00)

プログレッシブでありながらもポップセンスのある楽曲を制作することの出来る職人的なバンドの代表作を紹介します。壮大なイメージを抱かせる作風と哀愁を讃えたメロディに頑固な英国的世界観を感じさせます。唄が上手いVOがいて良く歌うギターのフレーズがあり、そこに洗練されたメロディが乗るスタイルが素晴らしく魅力的で、プログレハードなサウンドにポップフィーリングを備えた楽曲の数々に胸打たれるでしょう。


MAGNUM - On a Storyteller's Night - Just Like an Arrow ★★★ (2008-04-07 03:48:44)

爽快感のあるポップなナンバーですが湿っています
英国の伝統的薫りの残るのがマグナムだる所存である
いい曲ですねー
若い人に聴いてもらいたいね


MAGNUM - On the Thirteenth Day ★★★ (2014-01-07 17:25:34)

90年に入り忘れたかのように引っ張りだしてきたVTRの中にあった彼らのLIVE、それを見てからすっかり彼らの虜になりましたね。初めて見たときは何でこの良さが分からんかったんだろうと猛反省しましたね。紆余曲折はありましたが今だ現役としてコンスタントに作品をリリースしてくるのだから恐れ入る。前作同様安心のブランドが放つ威厳に満ち溢れた重厚な英国サウンドを前に戯言は無用。これでも喰らえ的な大げさなアレンジに宝塚歌劇団みたいなノリのネオクラ風味なプログレサウンドが苦手な身としては、聞きやすくまとめあげた叙情派サウンドに目頭が熱くなり感動を覚えます。曲の流れに無駄などなく③を聞かされた時点で昇天必至、目利きの確かなメンバーが集いアレンジを手掛けるのだからたまりませんよね。老獪なテクニックで老いなど感じさせないボブ・カトレイの味わい深い歌声が説得力ある世界観を語り、今でも仙人みたいな髭は健在なんでしょうか?トニー・クラーキンが奏でる至宝のメロディアスハードロッキンな世界に一点の曇りも感じることなく最後まで聞きとおせるのだから。メロディ派でマグナムを未聴の方は是非とも手を出して欲しいですね。メロディアスって一言で言っても彼らの奏でるサウンドの洗練度と威厳溢れる重厚感は半端ないからね。でもとっつき易いので、スッと耳に馴染んできます。IQの高さってこういう所に現れますよね。さらっと⑤みたいな曲を放り込んでくるのがまた憎いです。その後もボブ・カトレイの染み渡る癒しのロックヴォイスが高揚感を与え続け聞き手を鼓舞し続けるでしょう。格式高いお店でも親しみやすい一流のレストランの様な万人を受け入れてくれる懐の深さにワタクシはいつだって安らぎを覚えます。発売日には買わんかったけど、今なお聞きこむ余地のある名盤です


MAGNUM - Sacred Blood “Divine” Lies ★★★ (2016-04-26 19:41:37)

英国はメロディアスHM/HRの重鎮と呼ばれる大御所中の大御所、生きる伝説と言っても過言ではない彼らが今年の2月にリリースした新作。情緒あふれる美しいメロディは実に英国的な響きを奏で、そこにプログレッシヴ・ロック的なアレンジを導入、繊細さとロックのダイナミズムを見事に共存させたマグナム流HM/HRに陰りなど微塵もなく、今作も近年の良盤同様安心して身を任せる事が出来ます。老獪なテクニックを駆使し衰えを見せないボブ・カトレイの円熟のパフォーマンス、鍵盤プレイが際限なく聞き手のイマジネーションを広げ、トニー・クラーキンの手腕により導かれるは極上至極のメロディアスHM/HRの一代抒情詩、メロディックなHM/HRが好きな方なら手を出しても損はしないでしょう。やっぱエエわ。これ以上のコメントは作品を汚すな。ワシには到底及びもつきませんよ。この世界観を表現する術などね。ひたすら感動しました。


MAGNUM - Sacred Blood “Divine” Lies - Crazy Old Mothers ★★★ (2016-04-26 19:18:29)

ドラマティックやなぁ
ため息が出ます
胸を締め付ける繊細なメロディ
ロックのダイナミズムを損なわないアレンジに身震いさせられますね


MAGNUM - Sacred Blood “Divine” Lies - Don’t Cry Baby ★★★ (2016-04-26 19:09:59)

本編を締めくくるロマンティックな一曲
ピアノが流れ組んでくる瞬間に昇天しました
ベテランならではの深い味わいのコクに酔いしれます


MAGNUM - Sacred Blood “Divine” Lies - Your Dreams Won’t Die ★★★ (2016-04-26 19:13:07)

憂いのあるメロディ
どこかハートウォーミングででもセツナイ
繊細なマグナム節に笑い泣きです


MAGNUM - Sleepwalking ★★ (2018-03-10 13:05:54)

英国の重鎮だし、メロディックHM/HR界の重鎮と言っても良いでしょうね。前作でメジャーレーベルからGOODNIGHT L.A.されてしまったマグナム。そのあおりもあるだろし、時代の流れというのもある。そういった閉塞感の中でリリースされたのが今作でしょう。前作のような雰囲気も残しつつ英国的なニュアンスは復活、かなり大人しめの楽曲が大半を占め、ある意味ボブ・カトレイのソロでも作ったのかかいなぁと言いたくなるような歌モノ路線を敢行。AOR風味も強めの作風に、マグナムらしい優雅な展開美がなく、物足りなさも覚えるでしょうが、バンドの歴史を紐解くうえでも一度は耳にして欲しいアルバムです。


MAGNUM - The Serpent Rings ★★★ (2021-03-17 04:12:46)

英国を代表する伝説のロックグループによる20年リリースのフルアルバム。近年の精力的な活動には目を見張るものもありますが、今回はベースプレイヤーがデニス・ワードにチェンジ、どのような交代劇があろうとも、主役を張るボブ・カトレイとトニー・クラーキンの二人がいれば陰りなどあり得ないでしょう。
オープニングから炸裂するマグナム印満載のオーケストレーションも決まっているドラマティックなナンバーの登場で掴みはOK、その後も、彼等のイメージに沿うような重厚な世界観を演出、マグナムかくもありきな音楽性をで酔わせてくれます。
あくまで主役は唄なのだが、その中にもマグナム流儀のプログレスタイルも盛り込み、楽曲毎にドラマとなる見せ場を設け聴き手を飽きさせません。しかし、ある意味、マンネリズムではある。
新しい事はやっていないかもしれないが、その反面、長きに渡り培ったバンドとしての顔がある。熟成させ磨き上げた音楽性の豊かさ、だからこそ古典的な手法だから威厳があるんですよ、みたいな懐古主義と一線を画す滋味深き音色で、マグナムな世界観を作り上げています。
古き良き英国ロックの旨味を今の感性で、もてなす事に余念のないベテランのフレッシュな感性。益々、衰えを感じさせる歌声ではあったが、老獪なテクニックを駆使して最後まで楽しませてくれました。
このバンドの音は、本当に落ち着きますね。ロックなのに、何故か心が温まるハートフルメロディの数々、しっとりとしつつもメリハリが効いているのでジメッとベタつきません。だから、踊るような軽快さとフックのある展開に身も心も魅了されるのでしょう。
世代を超えて支持される普遍的なマグナムロックの醍醐味を味わえる一枚。明確な意思疎通があればこそですよ。


MAGNUM - The Visitation ★★★ (2012-02-03 15:47:13)

重厚な雰囲気が格調高きマグナムの世界観を彩っています。憂いを帯びたメロディ、時には優しく、時には激しく、時には厳粛に一代ドラマを奏でる楽曲郡に捨て曲など見当たりません。エリをただし聞きたくなるこの圧倒的な世界観はなんでしょうか、僕はただ繰り広げられる叙情詩を前に言葉を失います。BGMとして気軽に聴くことを許さない名盤にそうはめぐり合えません、一音一音に魂を込めて奏でるメロディに心を奪われましたね。今作を前にドラマティックと言う言葉を安易に使えなくなる感覚を覚えます、HM/HRの世界に鎮座する新たなるマグナムの名盤を前に驚嘆あるのみ、耳馴染みの良いメロディとロックテイスト溢れるハードなサウンド、優しいそよ風のような包容力が聴き手を至高の世界へと導いてくれるでしょう。本当に凄いバンドだ。


MAGNUM - Vigilante ★★ (2008-04-07 03:34:00)

前作で魅せたポップフィーリングをより押し進めた作品です
ドラマティックなナンバーは勿論、コンパクトかつキャッチャーにナンバー
フックのあるメロディが目白押しの好盤です。トニークラーキンの滑らかなギタープレイが耳を惹き、そこに説得力のある歌が存在感を存分に見せ付けます。同郷のクイーンのロジャーテイラーがプロデューサーに名を連ねるだけのことはあり、合唱的なナンバーなんかも収録されている。唄を聞かせるアレンジはけして軟弱ななったわけではない


MAGNUM - Wings of Heaven ★★ (2008-04-07 03:41:00)

相変わらずマグナムはマグナムなんだと思い知らせる一枚です
確かに産業ロック風のサウンドなどもあり世間に擦り寄った感じがするが
説得力溢れるVo、複雑で大袈裟なサウンドのドラマティックな構成とスケール感の大きさは健在です。明るくポップなイメージの中に英国的な伝統が宿る今作はなんら批判されるレベルではない


MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL - Kingdom of Rock ★★★ (2017-02-23 14:59:37)

ギタリストのしての才能のみならず、華やかなルックスも魅力の北欧HM/HR界きってのメロディメイカー、マグナス・カールソンが自身の名前を冠したソロプロジェクト第2弾。Midnight Sun時代のヤコブと共演したり、ヨルン・ランデとはAllen - Landeを一緒にやってたしと、身近な人達もいますが、ジョー・リン・ターナー、トニー・マーティン、トニー・ハーネルなどのベテランを招聘し見事に彼らの特性を生かした楽曲を用意、デヴィッド・リードマンやハリー・ヘスなどの実力派シンガーの客演ぶりも素晴らしいが、その名うての実力派シンガーに混じり自身が2曲リードを取った楽曲があるのですが、負ける事無く存在感をアピール、これならLIVEでも全曲自分が歌って再現できるんじゃないかと思える出来栄えに感心したものです。北欧風のメロディを存分に生かしたハードでメロディックな音楽性が大好物な人にとっては、参加メンバーの豪華さに目が眩むよりも充実しており、完全にネームバリューに頼らなくともよい、質の高いアルバムとしてメロディ派のハートと捉えては離さないでしょうね。ピンポイントでチョコチョコとマニア心を擽るんだよねぇ、マグナスのメロセンスに熱中しますよ。個人的にもマイナー、掘り起こしC級HM/HRばかり聴いていたから余計にそう感じるかも知れませんね。


MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL - Kingdom of Rock - A Heart So Cold ★★★ (2017-02-21 21:45:20)

この曲に限らず歌い手の資質を存分に生かしていますね
ハリー・ヘスの歌声がバッチリとハマっています
瑞々しい北欧テイストがパッと花開いていますね


MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL - Kingdom of Rock - Another Life ★★★ (2017-02-21 21:32:40)

At VanceやMasterplan最近ではハーマン・フランクのソロで迫力のある歌声を披露したリック・アルティ
アイリッシュな雰囲気のイントロから力強さを兼ね備えたメロディックメタルへと流れていきます
ギターも聴かせるわ


MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL - Kingdom of Rock - I Am Coming for You ★★★ (2017-02-21 21:24:58)

マグナス・カールソン自身が歌っていますね
豪華ゲストに負ける事無く張り切っていますよ
でも相手が悪いわね
フックに富んだ哀メロが耳に残るわ
コンポーザーとしての才にたけた逸材です


MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL - Kingdom of Rock - Kingdom of Rock ★★★ (2017-02-21 21:39:11)

アルバムのオープニングを飾るファンタジー路線の北欧ナンバー
広がりのある展開が好きですね
ヨルン・ランデは何を歌っても様になるね


MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL - Kingdom of Rock - Never Look Away ★★★ (2017-02-21 21:41:49)

トニー・ハーネルの美声を堪能できます
彼の透明感と繊細さが見事に活きていますね
メロディックHM/HRの王道を行く展開が耳を惹きます
サビの持って生き方もトニー・ハーネルらしいね


MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL - Kingdom of Rock - No Control ★★★ (2017-02-21 21:21:53)

北欧風の爽快な風が吹いていますね
ハードに迫るジョーの歌声もバッチリハマっています


MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL - Kingdom of Rock - Out of the Dark ★★★ (2017-02-21 21:28:18)

元はドラマーとしてキャリアをスタートさせたThe Poodlesのヤコブ・サミュエル
北欧メロディックロックに張りのあるメタリックヴォイスを響かせ
曲調と相俟ってMidnight Sun時代を思い出させますかね


MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL - Kingdom of Rock - The Right Moment ★★★ (2017-02-21 21:37:27)

女性シンガーが甘酸っぱい歌声を披露
10曲目ってのも丁度良い
ハードだが繊細でリリカルな一曲
確かに女性シンガーの方が似合っているかな


MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL - Kingdom of Rock - Walk This Road Alone ★★★ (2017-02-21 21:49:27)

アルバムのラストはマグナス自ら歌います
堂々と歌声でも渡り合っていますね
一本筋の通った作風を〆るのに相応しいメロディックHM/HRナンバー
繊細さとハードテイストが絶妙です


MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL - Kingdom of Rock - When the Sky Falls ★★★ (2017-02-21 21:20:49)

重厚でメロディックなミドルナンバー
トニー・マーティンが見事に期待に応えています
スケールのデカい聴き応えのある一曲ですね


MAGNUS KARLSSON'S FREE FALL - Magnus Karlsson's Free Fall - Ready or Not ★★★ (2017-02-21 21:54:29)

こんなに歌が上手いならゲストいらんじゃんと言わしめる一曲
流麗なソロも素晴らしいが曲がいいよね
○○風な曲が多いアルバムですが僕は好きですねぇ
やりきっていますからね


MAGO DE OZ - Jesús de Chamberí ★★ (2014-01-06 10:12:26)

1stアルバムはなんだったんだと言いたくなりますね。張り付けにされているキリストのジャケットがあらわす重厚な世界観を取り込んだシリアスなメタルバンドへと変貌を遂げています。線は細いものの前任者とは明らかに違う歌い手が情熱的なメロディを歌い上げ、これぞスパニッシュメタルと言いたくなります。また、バイオリンが泣かせるのよ(さだまさしかと言わないでね)頭から気合十分な楽曲が並びプレスリー来たらどないいしょうという一抹の不安を見事に吹き飛ばしてくれました(実はそうでもないんだけどね笑)。早いパッセージをギターとバイオリンが奏で早口の唄が情熱を迸る①に様式美を愛する輩ならグッとくるでしょう。自らが進むべく道を見つけつつ拡散しないように方向性を定めたと言える今作は聞きどころも多い、のちの姿と照らし合わせ楽しむのも一興です。惜しむらくは自主制作盤かと思わせるペラペラな音質でしょうが、B級メタルを愛する者には無問題ですよね。


MAGO DE OZ - Mägo de Oz (2014-01-06 10:01:00)

友人からただ同然で譲ってもらったフォークトラッド風味のごちゃまぜバンドが1994年リリースの1st.オープニングからイモ臭い歌声とバイオリンやホーンセクションにやられます。ダメだこりゃとなりかけるのですが②はメタルなニュアンスが強く評価を改める、③ではプレスリーなサウンドにガクッとさせられますが、なんだか楽しい雰囲気と掴みどころのない世界観に「よっしゃ、最後まで付き合ってやるわい」そんな決意をさせられました。メタル色の強いナンバーはラストのバンド名と同じ曲まで現れず眠たくなりましたが、次作でもメンバーチェンジを考えると彼らの中で迷走もあったのでしょう。しかし友人の勇気はすごいね、この手作り感満載「OZの魔法使い」なジャケットを見て肝が引かないどころか正規の値段で購入するんだからあっぱれである!もう10年あっていない彼を偲び今朝の一発目として摘み食いしながら聞いております。サンダーなんかもカヴァーした英国の有名な曲「Gimme Some Lovin'」なんかもやっていますが、②や⑩のメタル色の強い楽曲には惹きつけるものがありますよ。


MAKE UP - BORN TO BE HARD ★★ (2008-12-03 20:18:00)

前作から半年後にリリースされた3rdアルバム
アイドル歌手じゃないんだからこのサイクルは可哀想
アルバム毎に音楽性が変わり腰の座りが悪い感じがしますね
歌謡テイストを含んだ軟弱な曲も収録されていますが
曲そのもののクオリティはけして低くないです
後は嗜好の問題ですね。
個人的には名曲①が聴けるだけで充分楽しめました
歌謡バラードが好きな方なら⑧も気に入るでしょう


MAKE UP - BORN TO BE HARD - Come On Everybody Tonight ★★ (2008-12-03 20:13:30)

わりとハードなミドルナンバーサビの力強さも魅力的


MAKE UP - BORN TO BE HARD - Mr. Tokyo City ★★ (2008-12-03 20:11:32)

哀愁のあるメロディをしっとりと力強く歌う山田の歌唱が印象的ですね。凝ったアレンジも耳を惹きます


MAKE UP - BORN TO BE HARD - Rainy Road ★★★ (2008-12-03 20:09:05)

哀愁のメロディアスハードの王道を行く名曲
山田の説得力のある歌声も光っています
派手さはないものの堅実なアンサンブルが実を結んでいますね
個人的には彼らの曲の中でも一番好きな曲ですね


MAKE UP - Howling Will ★★ (2008-12-01 20:13:00)

樋口宗孝プロデュースによりデビューを果たした彼らの記念すべき1st
すでに樋口宗孝プロジェクトチームとしてレコーディングに参加したりとデビュー前からメンバーの存在は知られていました。
音楽性としては80年代に流行ったとTOTOやJOURNEY,NIGHT RANGERのような
キャッチーで大衆性を帯びたメロディアスハードなサウンドを基調としたバンドで
骨太で情感豊かな粘着質な歌声が魅力の山田信夫の歌声をメインにはしっかりとしたアンサンブルを聴かせてくれ荒削りな面はあるものの適度にハードと湿り気を帯びた
メロディアスなサウンドが魅力のでしたね
個人的に1stアルバムは歌謡曲的な売れ線ナンバーが収録されておらず一番好きな作品です。ちなみにMEKU-UPとはあのLOUDNESSの前身であるLAZYの前の名前のであったりする


MAKE UP - Howling Will - FROZEN WAY ★★ (2008-12-01 20:21:34)

樋口宗孝のソロで山田が熱唱した
「RANAWAY FROM YESTEDAY」を思わせる
泣きのパワーバラード
このべったりとした唄が僕は大好きです


MAKE UP - Howling Will - INJURED DOLL ★★ (2008-12-01 20:27:00)

河野陽吾のピアノが泣かせます
個人的にはサビメロがいま一つかな
ギターソロも印象的なフレーズを奏でています
バンドのアンサンブルがいい感じですね


MAKE UP - Howling Will - JOURNEY IS OVER ★★ (2008-12-01 22:57:25)

甘いメロディを力強い歌声がなぞります
山田信夫は素晴らしいシンガーだ
歌謡テイスト薫るバラード


MAKE UP - Howling Will - LIGHTNING FLASH ★★ (2008-12-01 22:55:13)

イントロのハードなギターリフが印象的です
メロディアスな唄メロが耳を惹きますね


MAKE UP - Howling Will - Love&hate ★★ (2008-12-01 20:24:11)

仄かな哀愁が漂うハードポップナンバー
山田の男らしい歌声が軟弱にしません
ギターソロの組み立て方や入り方が好きですね


MAKE UP - Howling Will - SALVATION ARMY ★★★ (2008-12-01 22:53:24)

適度なハードさと哀愁のあるメロディが耳を惹くアルバムのオープニングナンバー
MAKE-UPと言えばこの曲を思い出します
嫌味にならないKEYの音色も印象的です


MAKE UP - Howling Will - THROUGH THE NIGHT ★★ (2008-12-01 20:18:27)

LIVEのエンディングでは定番の一曲
勢いのあるハードなナンバー
ギターソロもいつになくワイルドに迫っている


MAKE UP - MEMORIES OF BLUE - Machine Baby ★★ (2008-12-05 20:21:45)

ハードでストレートなアレンジがカッコイイですね
ギターソロも聴かせてくれます


MAKE UP - ROCK LEGEND of Boys & Girls ★★ (2008-12-05 20:18:00)

デビューしてわずか一年半でリリースされたMAKE-UP通産四枚目のアルバム
山田の骨太な歌声を中心にしっかりとしたアレンジとアンサンブルが支える
音楽性の集大成ともいえるサウンドに仕上がりました
まだまだソフトではあるがハードさも一番際立っているし
バラエティに富んだ楽曲が収録され男らしさも前に出て聴き応えがある
作りこんだ洗練された音に抵抗がある方もいるでしょうが
叙情的なフレーズを奏でるギターやキーボードのプレイには惹き付けられる物があると思います。山田は逞しい歌い手になったなぁ


MAKE UP - ROCK LEGEND of Boys & Girls - Any Time ★★★ (2008-12-05 20:28:50)

個人的にはMAKE-UPの中で一番好きな曲
王道を行くHM/HRサウンドが心地よい
ギターソロ2回にキーボードソロもあり
山田の歌うメロディが好き
日本人だからグッときます


MAKE UP - ROCK LEGEND of Boys & Girls - Kill The Night ★★★ (2008-12-05 20:20:08)

典型的なHM/HRナンバー
ハードなギターリフがカッコイイですね
山田の逞しい歌声が魅了します


MAKE UP - ROCK LEGEND of Boys & Girls - Wild Child ★★ (2008-12-05 20:23:46)

叙情的なフレーズが印象的ですね
若干高めのキーを歌う山田のセクシーな歌声も良いですね


MAKE UP - STRAIGHT LINER ★★ (2008-12-02 20:21:00)

1stアルバム同様、樋口宗孝プロデュースによる2nd
いきなりSWEETのカヴァーには驚いたが様になっている
いきなり外人レスラーに花束で滅多打ちにあったような気分ですが
相変わらずメロディアスな曲が目白押しで、
キーボードをフューチャーしたソフトなサウンドが好きな方なら楽しめるかと思います
若い頃はよりヘヴィでハードでスピードを求めていた自分には
「こんな軟弱なもん聴けるかい」ぐらいの悪態はつきましたが、
今となっては考えられたアレンジの元にポップさやハードさのバランス感覚を
考えて好盤だと思います。陰と陽のバランスも見事だよね
皆に受け入れられる要素はあったと思います。


MAKE UP - STRAIGHT LINER - Energy One ★★ (2008-12-02 20:09:51)

ハードなギターリフが印象的な疾走ナンバー
軽めの音質ではイマイチ迫力が伝わらない
悪くはないんだけどね
方向性の問題を感じましたね
中盤のソロは盛り上がる


MAKE UP - STRAIGHT LINER - Fox On The Run ★★ (2008-12-02 19:59:03)

SWEETのカヴァーソング
MAKE-UPのイメージにピッタリのポップでキャッチャーなナンバー


MAKE UP - STRAIGHT LINER - Lady Rosie ★★★ (2008-12-02 20:02:08)

TOTO丸出しですが僕は好きです
豊川のドラムもギターもキーボードもいい仕事をしています
山田の熱を帯びた哀愁の歌声もいいね


MAKE UP - STRAIGHT LINER - No Return ★★★ (2008-12-02 20:06:23)

壮大なイメージを抱かせるバラード
山田信夫の熱唱に惹き付けられます
ハイトーン一辺倒のわめき倒すシンガーでは
こうは行かないからね


MAKE UP - STRAIGHT LINER - Wishing ★★★ (2008-12-02 20:13:44)

静かな出だしからテンポアップ
哀愁のあるメロディが耳を惹きますね
山田と河野の共作
アルバムのラストを飾るのに相応しい
メロディアスなナンバー


MAKE UP - STRAIGHT LINER - 摩天楼 ★★ (2008-12-02 20:03:21)

ポップで彼らにしてはストレートなHRナンバー


MAKE UP - The Voice from Yesterday ★★★ (2011-06-04 02:46:04)

松澤浩明の訃報を聞き即日購入メロディアスな曲作りの上手い人だと思います。
嫌味にならない洗練度とハードさ山田信夫の粘着質な歌声との絡みも絶妙で
コンポーザーとしての才能も感じさせるギタリストがリーダーのバンドでした。
名曲群のリメイクが大半で無難な選曲に挨拶代わりには物足りないと思いましたが、
新曲もカッコよくメロディアスさとキャッチーさにハードな質感と自信のバンドイメージを忠実に再現、むしろ各自のソロ活動時代に培ったエッセンスをふんだんに活かし格段にパワーアップされた姿に身を乗り出しました。名曲④のアレンジは素晴らしい、この曲の為に購入しても損はしないと思いました。松澤あってのMEKE-UPでしょうが山田信夫ほどの逸材を埋もれるのは残念至極、ソロのNOB時代も良かったしX-JAPANのギターと組んだバンドも悪くなかった。小野正利のように陽の目を浴びて欲しい逸材ですね。このままだと志半ばで活動を終える寂しさが滲んでしまいます。名曲④を聴くたびに思いがこみ上げますね。


MAKE UP - The Voice from Yesterday - 80's Dream ★★★ (2011-06-04 02:53:04)


キャッチーさが絶妙で洗練度も素晴らしい
爽快感溢れる懐かしい臭いのするメロディアスなHM/HRナンバー
リズム隊が寺沢功一とそうる透ってのも感慨深いです
唄の上手さも一級品
肩の力の抜け具合が絶妙
松澤、河野の貢献も絶大
彼等らしい名曲です


MAKE UP - The Voice from Yesterday - Runaway from Yesterday ★★★ (2011-06-04 03:00:05)

まずはアレンジが素晴らしい
樋口宗孝のソロだが
この曲は山田の曲でしょう
カヴァーデイルの歌う「Mistreated」と同様です
山田の絶唱が涙腺を刺激します
壮大なイメージを抱かせるアレンジも妙
実にツボを得たバンドアレンジですね
素晴らしい


MAKE UP - The Voice from Yesterday - ペガサス幻想(21st Century Ver.) ★★★ (2011-06-04 03:08:32)

アニメソングだからなんて思わないで聴いて欲しいですね
実に絶妙なアレンジなんでしょうか
シンフォニックなストリングスの音色が
ドラマ性を増幅しています
これが本来の姿でしょうと言いたくなりますね
ハードさとキャッチーさが高次元で融合した名曲です


MAKE UP - 聖闘士星矢 ヒット曲集 ★★★ (2018-03-17 12:46:58)

人気漫画のアニメ版に収録された楽曲をひとまとめにしたのだろうか?詳しいバイオは知らないがMAKE-UPのメンバーが全曲手掛けている、実にMAKE-UPらしいメロディックな楽曲が収録されたロックアルバムでした。

正直、車田正美の世界観というか絵が苦手で、ファミコンのゲームでやったゴールドクロスとの戦いあたりしか知らないので門外漢も甚だしいワタクシですが(結局フェニックスの一輝が一番強いんじゃないのか?)
この『聖闘士星矢 ヒット曲集』と銘打ったアルバムのクオリティの高さには本当に驚きました。当然アニメの世界観を投影した歌詞だし、サウンドプロダクションもそれ相応ですよ。
しかし山田の情念たっぷりの粘着ヴォイスは全開、松沢もキッチリとハードなプレイを見せつける場面もあったりと、アニメソングと言う枠組みの中で全力でハードサウンドを叩きつけており、テクニックよりもフィーリング、その叙情派メロディックスタイルとの相性も、想像以上にハマっており、アニメのお仕事と手を抜かずにしっかりとやりきっている姿に、驚嘆させられました。

1986年にアニメの世界で、ここまでロックを受け止めていたとは、このヒット曲集の在り方と意味合いは大きいものがありますね。
個人的にはMAKE-UPによる歴としたファンタジー、アニメを題材のコンセプトアルバムとして楽しめるでしょう。
彼らは元々、ゴリゴリのハードサウンドではなく、叙情的なメロディとキーボードを前面に出した音楽性だっただけに、無難に収まっていますね。
ちなみに⑤⑧は『アニメソングの女王』堀江美都子がMAKE-UPのメンバーを従え熱唱。そして③では山田信人と共演を果たしています。MAKE-UPで聖闘士といえば①ばかり、取り上げられますが、沢山の良質な楽曲を彼らは作成していたんですね。芯の通った素晴らしいコンセプトアルバムですよ。

しかしバンド自体は、この時点で解散状態。山田とキーボードの河野はGrand Prix結成へと向かい、ドラムの豊川義弘はGraund Slamへと合流。残った松沢はコンポーザーとして活動、その後も、このアニメの楽曲に携わり、影山ヒロノブと共演もしていましたね。


MALICE - Crazy in the Night - Crazy in the Night ★★★ (2022-02-13 20:15:17)

アーバンな雰囲気作りも感じさせる硬派な一曲
でもLAメタル風味も感じさせる
バンドとしての葛藤が滲みますね
ヤケクソ気味のシャウトが耳に残ります
今でも結構聴きますねぇ


MALTEZE - Count Your Blessings ★★★ (2021-06-13 15:59:47)

女性シンガー、バーバラ・マルテーゼのマルテーゼをバンド名にした米国産正統派メタルバンドの1stなのだろう?それともEPなのかな?リリースは1990年、正統派メタルとしては微妙な時期だけに、この作品の置かれた立場は厳しかったと推察されるが、クオリティは物凄く高くパワフルかつエネルギッシュなメタルサウンドがテンコ盛り、合い間に挟まれるアコースティカルな静のパートも上手く機能させ、叙情的な面もフォロー、ワビサビのある展開に日本人ならグッと惹き寄せられるでしょうね。
もっと金をかけコーラスパートなんかも豪華にすれば、さぞや神々しいクリスタルパワーメタルになったのにと思いますが、ここに収録された8曲も十分に光り輝いており、ヘヴィメタルのヘヴィな部分に惹き寄せられる生粋のマニアなら前のめりになるでしょう。でもポップで何でも良いから速い曲を欲しがるマニアには退屈に聴こえるでしょうね。

腹の据わったヘヴィメタルを歌い上げるパワフルヴォイス、歌メロも意外なほど親しみやすく視聴感も悪くない、なによりメタルに対して真摯である。媚びを売らず徹底したストロングスタイルを築いている。その強い信念の上に成り立つサウンドだからこそ、いつまでも色あせないのでしょうね。
DIOやレザー・レオーネなどのに興味のある方はイケると思いますよ。ギターはそこまでテクニカルではないのですが、バンドサウンドに頂点にあるのは唄だと言うのも心強いです。
ダークなメタルサウンドは、どこか妖しげで艶っぽい。女性シンガーならではの強みと言うか魅力を上手く打ち出せているのも見逃せませんね。


MALTEZE - Count Your Blessings - Borrowed Time ★★★ (2021-06-13 16:04:25)

ここいらでようやくテンポアップということでしょうか
歌メロもしっかりとしており耳にスッと飛び込んでいます
この曲に関わらず少々リバーブが掛かり過ぎですが
これもインディーズという事で無問題です
妖艶なるダークでメタリックなサウンドが全開です


MALTEZE - Count Your Blessings - Count Your Blessings ★★★ (2021-06-13 16:01:14)

このバンドの魅力がギュッと凝縮されたようなドラマ性のある一曲
捲し立てるコーラスパートもカッコいい
妖しげでメタリックなバンドサウンド魅了
真骨頂でしょうね


MAMA'S BOYS - Growing Up the Hard Way ★★★ (2015-08-15 19:06:53)

ジェイソン・ボーナムがドラムを叩いていた事で知られるAIRRACEのシンガーだった、キース・マレルを迎え入れ4人編成になった彼らがリリースした第一弾。初めて①が流れてきたときの衝撃は相当なもので、違うバンドのCDを再生したのかと驚き、あわててトレイをオープン、再確認後スタートするも一曲目を最後まで聴く事なくCDケースにしまい。数年手に取ることの無かったアルバム。元気溌剌、ハードに躍動するママズ・ボーイズらしさは皆無、終始唄を中心とした大陸的なノリが全編を支配するアメリカンでソフトなAORサウンドを披露、従来のイメージを期待すると完全に肩透かしを食らいますが、上手い唄と落ち着いたロックサウンドに癒されたい方にはおススメ出来る一品。メロウな⑥なんてモロに狙いにいった感はあるし、毛色の違う④はスティービー・ワンダーの曲をカヴァーだし、これらも上手く料理する器用さにバンドの底力を見ましたが、やはり大胆な路線変更に驚きを禁じ得ませんでした。時代は1987年MTVバブルの真っただ中、こういった方向性は仕方のない事だったのでしょう。ラストのインストナンバーではパット・マクマナスの泣きのギターを堪能出来るし、新加入のキースは本当に唄が上手い。ソウルフルで渋みがあり、この手の唄を歌うのにピッタリの逸材ですね。彼の歌声を気に入ったなら前出のAIRRACEは勿論ですが、トム・ギャレー主催のフェノメナプロジェクト第三弾のリードシンガーとして大フューチャーされていますので併せて聴いて欲しいものです。


MAMA'S BOYS - Power and Passion ★★★ (2012-09-23 20:56:47)

あのスーパーロック85にも参加した英国出身のHM/HRバンドのメジャー第二弾アルバム。プロデューサーにクリス・タンガリーデスを迎えています。表題曲などでも聞かれるように大胆なキーボードの導入が新鮮味を今まで以上に増しメジャー感もソコソコにハードにドライヴィングする爽快はHM/HRサウンドを惜しげもなく披露、これぞママズ・ボーイズな嫌味の薄い豪快さを誇示していますね。キャッチーなメロも切れ味に鋭いリフワークも上々、前半よりも小気味いい楽曲を配して後半の方が個人的には好みですが英国産ならではの重量感がアメリカのバンドとの違いを感じさせます。女に持てたくて不良やってますみたいな、隠せない品行方正さが明るめでノリの良い楽曲もワイルド過ぎずに仕上げているのも魅力です。三兄弟からなるトリオ編成ならではの無駄をそぎ落とした演奏も理想的なロックサウンドを奏でてる点も要注目ですね。


MANDATOR - Initial Velocity - Posers ★★★ (2022-12-02 13:22:03)

なかなか先が読めませんよね
これがスラッシュメタルの旨味
その一寸先の展開を読ませないスリルが魅力
そういう意味では大正解ですね
難しい事はやっていないがツインリードも耳を惹く場面あり


MANIA - Changing Times ★★ (2019-11-10 17:25:52)

マイケル・キスクのアマチュア時代のバンドに後任として参加した実績のあるクリス・クラウケ。彼のイマイチ頼りない歌声に、どうも調子ハズレな気分になるのだが、欧州由来の湿り気とダークテイストを纏ったパワー漲るスピードHM/HRサウンドは、ドイツらしい生真面目さが漂い、そのおかげで遊びの部分は少ないが真摯にへヴィメタルと向き合っている。
バンドの目指すサウンドも、ガチンとハマれば、そのスケールの大きさに期待値も上がるのだが、一曲の中にカッコいいクールな部分と、ダサい不器用さが同居しており、その比率にノレそでノレない、もどかしさに見たいなモノを感じるのが評価を分けるでしょうね。初期HELLOWEENに通ずるような、親しみやすさも顔を覗かせたりと、角度を変えてみると違った表情を魅せるもの面白いですね。


MANILLA ROAD - Mystification ★★★ (2020-10-20 12:43:29)

世界中にコアなファンを持つカルトメタル番長が1987年にリリースしたフルアルバム。走り出しそうで走らない濃密なエピックメタルを展開するバンドでしたが、ここでは一転、当時台頭するスラッシュシーンを迎合するように、ドカドカとド派手に突っ走る①にひっくり返りました。何の予備知識もなかっただけに、このバンドにもこんな時代があったんかいと初見の驚きは相当なもんですよ。
夜中に起き冷蔵庫に冷やしあるお茶を麦茶かなんかと思い飲んだら、ルイボスティーだった時の驚きに匹敵する、不意打ち感に驚きました。②も勇猛果敢なエピカル度もあるが勢いのある姿勢を崩しておらず、その変貌ぶりに驚かされる。相変わらず歌は魔界村な世界を抑揚の少ない歌唱スタイルを用いて朗々と歌い上げているが、随分と様変わりした印象を受ける。

おそらくメタルの持つカタルシス、スピード、キャッチーさ、そしてパワーと言った衝動性に惹かれる方なら、今作の方向性は大いに歓迎でしょう。マニラロード初心者には、この方が取っ付きやすいかもしれませんね。

個人的には無駄とも言えるほど、仰々しいむせ返るような世界観強めのサウンドこそマニラロードと思っているので、違和感はあるのだが、そういう先入観を捨てて聴けば作品のクオリティは高く、新機軸を打ち出しつつも、勇壮なスタンスを取りづ付けており、広く聴き手を呼び込むことに成功している。そして、聴き込むほどに評価を改め続けている一枚でもある。

エピックメタルファンにとっては違うのかもしれないが、自己主張の強いメンバーが互いを睨み合いながらも共鳴し合う、喧嘩奏法サウンドは圧倒的な音圧を誇っており、低予算などモノともしない一触即発のステゴロハイエナジーサウンドを披露しております。こういうのは理屈ではありません。ある意味野性的とも言える荒々しい猛りが、聴き手の闘争心に火をつけるでしょうね。
そんな喧騒なサウンドの中でも、マーク・シェルトンの唄は自分のペースを乱しません。そしてバンドも絶妙な一体感を持ってトリオバンドとは思えない厚みのある演奏で魅了します。

全然人気薄の知名度激低くなんですが、この手のスタイルは必ず日本でも需要のあるサウンドだけに、チャレンジして欲しいですね。走るエピックメタルって、こんなに脂っこくてカッコいいんだということを知って欲しい。個人的にも愛して止まない一枚です。


MANILLA ROAD - Spiral Castle ★★★ (2013-01-25 13:55:43)

バンドの創始者であるマーク・シェルトン(Vo.G)率いるUS産の唯一無二なエピック・メタルサウンドを奏でるマニラ・ロードが2002年にリリースしたアルバムを紹介します。活動歴も長くベテランバンドなのですが、そのキャリアの長さからも伺える重鎮らしい佇まいが色濃くバンドサウンドに投影され濃密に表現される独特の世界観と間は好き嫌いを問わず、納得させられる説得力はあります。アートワークからも想像出来るような中世時代の叙情的な物語を描ききるドラマティックなサウンドをマニラ・ロードが提示してきたコンセプトアルバムの手法を最大限に発揮し尋常ならぬ緊張感が最後まで途切れることなく表現しているのだから恐れ入る。ブライアン・パトリックのラウドな歌唱スタイルとクリアな歌声を披露するマーク・シェルトンとの絡みが絶妙な関係を生み、この一代抒情詩をより高みのある世界へと押し上げています。正直、コマーシャル性等を一切配した、独自のエピックメタルが放つ世界観の重さに気軽に聞けない小難しさを感じてしまいますが、時にはいつも以上に真摯な気持ちになり音楽と向き事も必要かと感じています。こんなバンド売れるわけ無いなと思いつつもマニラ・ロードが放つ勇猛果敢な物語を鋭利なサウンドで切り開く手法に恐れおののき、個人的にはマニアックすぎるも、この緊張感溢れる真摯なメタルサウンドを前に苦手や拒否反応からくる、チリチリとした焦燥感に襲われつつ、抵抗むなしく引き込まれるアンダーグラウンドな世界に圧倒されますね。


MANILLA ROAD - Spiral Castle - Born Upon the Soul ★★★ (2013-01-25 14:12:29)

古代の幻想的な雰囲気を感じさせる
中東風のメロディが聞こえてきますね
頑固一徹な世界観に胸焼けしそうになります
マニアご用達のサウンドに敬礼ですよ


MANILLA ROAD - Spiral Castle - Gateway to the Sphere ★★★ (2013-01-25 13:24:35)

鋭角的なギターが切り込んでくる
オープニングを飾るインストナンバー
彼らが奏でるクサクサな世界観の幕開けに相応しい一曲ですね


MANILLA ROAD - Spiral Castle - Merchants of Death ★★★ (2013-01-25 14:09:34)

凄絶な緊張感によって支配された重厚な一曲
妥協無き徹底した世界観は見事だね


MANILLA ROAD - Spiral Castle - Sands of Time ★★★ (2013-01-25 14:16:10)

妖艶な雰囲気に包まれるアルバムのラストソング
一切の手を緩めない本作を締めくくるのに相応しいミステリアスな一曲です
アンダーグランド極まりない世界観に感嘆あるのみ
ストリングスの響きが幻想的な古代の雰囲気を漂わせますね


MANILLA ROAD - Spiral Castle - Seven Trumpets ★★★ (2013-01-25 14:05:40)

緩急を付けた構成が見事
暗く湿った闇の世界を表現したメロディ
恐ろしいまでの緊張感が全てを飲み込みます


MANILLA ROAD - Spiral Castle - Shadow ★★★ (2013-01-25 14:02:26)

重苦しい音の壁が強烈に迫ってきます
ヘヴィで激しさが竜巻のような破壊力が闇のように全てを飲み込みますね


MANILLA ROAD - Spiral Castle - Spiral Castle ★★★ (2013-01-25 13:30:53)

ブライアン・パトリックの咆哮も決まっていますね
重苦しいヘヴィな音像と神秘的とも思わせる壮大なスケールを感じさせる
この独特の世界観が強烈に抽出された彼らならではのサウンドに殺られます
この一曲でお腹いっぱいもう一杯となりますね


MANIMAL - Purgatorio ★★ (2023-08-27 16:19:44)

北欧のメロパワ系バンドの3枚目。見た目はコープス・ペイントしてるんですけど、トラディショナルなサウンドを展開。AFMレコードからのリリースという事もあり、ポジティブな空気の漂うお得意のヤツです。オープニングナンバーなんてジャパメタ系とも言える楽曲を披露したりと、お手本となるバンドのスタイルをしっかりと継承、血となり肉となる栄養素を蓄え素直な感性で解放、その筋のスタイルが好きな人にはたまらんでしょう。
クサいメロディも大好物というマニアも多いでしょうね。サウンドメイクも古さは無く現代的なフィルターを通しているので全世代をターゲットに出来るスタイルに仕上げています。
個人的にはAFMから出てくるバンドはチョイとハズいのが多いので激ハマりとはならないが、欧州型メロディックパワーメタルマニアには外せないバンドでしょう。北欧なのでメロディにもフックがあり聴きやすいですよ。


MANIPULATED SLAVES - The Legendary Black Jade ★★ (2018-11-18 12:22:44)

関西のメロデス系スラッシュメタルバンドが2002年にリリースした2nd。個人的にはボーカルのスタイルがグロウルか否かの違いでイエテボリ系列に連なるサウンドだと思う。そちら方面には明るくないので詳しい事は分からないが、IN FLAMESのCOLONYやCLAYMANl辺りの音楽性に近いだろう。叙情性と劇的な展開、スラッシュならではのアグレッションとスピード感、デスメタル系の攻撃性と正統派サウンドといっても遜色のない丁寧な作り込、どこに重きを置いて聴くかで評価も一変しそうな多様性があるのも面白みなんでしょう。泣きのクサメロもスピード感も分かりやすいと言うのがメロデスの人気の一つ、その部分を明確に押さえているが強みですね。個性は薄めだが日本人らしい拘りが効いてる。リリース時的にはタイムリーな音楽性だったでしょう。


MANOWAR - Battle Hymns ★★★ (2015-08-22 14:25:31)

ニューヨークが生んだメタルウォーリアー、我らがマノウォーの記念すべき1st。けたたましいバイク音で始まる陽性ナンバー①に、ややイメージと違う印象を受けるかもしれませんが、彼らのベースにこのロック色は絶大にインスパイアされている要素なのでさほど気にならず、むしろギターのロス・ザ・ボスが持ち込んだ特色の一つとして楽しんで受け止めます。それに視聴後の憂いと重量感は彼らならではでしょう。坂本英三がソロアルバムでカヴァーした勇壮なメタルアンセム②エリック・アダムスと一緒にシャウト一発を決めたくなりますね。軽快な③、音は軽いが豪快なノリが心地よい④と続き、1stということ若干焦点が絞り切れていない面はあるのかもしれませんが、彼らならではのエピカルでヒロイズム溢れる欧州型HM/HRに基盤を置いたスタイルはすでに築かれているし後半においては顕著だし名曲⑧などはまさにTHEマノウォースタイルだ。のちりリメイクをされている今作、彼らの歴史を紐解くうえでも重要な一枚ですね。


MANOWAR - Battle Hymns MMXI ★★★ (2019-12-17 02:00:42)

個人的に、再録モノにさほど興味はないのだが、オリジナルの背景を考えると、今作のもつ意味合いは大きい。ライブでも演奏される代表曲も多いだけに、ファンならずともトライする価値のある話題性はあった。今の世の中は、わざわざ音源を買わなくとも定額制のサービスや、無料で聴ける環境も整っているだけに尚更であろう。

かつての稚拙なプレイをやり直す事により、名誉を挽回した形となった今作。ベースを筆頭にリズム隊は見事にリベンジを行った。ロス・ザ・ボスはいないが、オリジナルの味を損なわないが、新たある解釈を加えたギタープレイなど、プチモデルチェンジを行い、新録の成功をアピールしているように感じる。とはいえ、もっと冒険しても良いのではという意見があったのも頷ける仕様ではあるのだが、こうして、自分達のブランドから一ミリも逸脱する事を許さない閣下の頑な精神性が宿っていると解釈すれば、問題はないだろう。
とにかく、軽快なロックナンバーは地に足が着いた、当然、貫禄度も増している。メタリックな素養が増したのだが、もっと古典的な音色で現代的にアップデートして欲しかったというのが、コアなファン層の意見だった。

円熟味を増したエリック・アダムスの歌声は、ここで聴ける荒っぽいメタルサウンドに、より一層の深みを与えている。彼の声無くしてマノウォーサウンドは成し得ないだろう。
名優クリストファー・リーの客演も、どう聴いても素晴らしい。


MANOWAR - Fighting the World ★★★ (2015-08-21 02:55:23)

『偽メタルに死を』を合言葉に、また『アンプの音量を下げるくらいなら死を選ぶ』そんな発言がなんとも頼もしいと言うかバカバカしいと言うか、印象は人それぞれですが閣下は本気だ。そんな任侠魂溢れるマッチョな男たちがブチかますメタル馬鹿一代な精神性に共感するファンは多く、日本ではイマイチ売れていないが世界的には高い成功を収めている彼らである。前半のポップでいつになくキャッチーな味付けに、どうないしたんよ閣下となるのでしょうが、オーソン・ウェルズの語りから始まる⑤からは、お得意の男気あふれる泣きのバラードから胆汁滴る剛毅なパワーメタルにスピードナンバーと劇的な世界観を堪能できるので問題なし。閣下のギター的なアプローチのベースも映える⑦やアルバムのクライマックスともいえる劇走ぶりに目頭が熱くなり拳を振り上げずにはいられない⑨もある。でも前半の流れは、一歩間違えると閣下から切腹の嘆願を受けるほどポップな印象をうけますよ。売れるという事は必要な事です、このようにアルバム単位で聴きこめば彼らの精神性に変わりはなく男の中の男たる不器用さもまた普遍の魅力へと変換されていますね。


MANOWAR - Kings of Metal ★★★ (2015-08-21 03:24:47)

「偽メタルなど死んでしまえと」今にも言い出しそうな怒気を孕んで劇走する①や派手な事はしてないがメリハリを効かせたメタルアンセム②とオープニングの破壊力は絶大だ。特に②なんて何度聴いても拳を振り上げずにはいられないしコーラス部分は大合唱せずにはいられない。そんなニューヨークが生んだメタルウォーリヤーが1988年にリリースした6th。熱く涙腺を刺激する泣きのバラード③、閣下の激烈ベースが炸裂する④、ヒロイズム溢れる⑤、エリック・アダムス殿下のクドさも最高な⑥、劇的な展開と迫力溢れる熱演が聴く者を一大叙情詩へと誘う⑧、マノウォーならではの密度の高いメタリックなドラマ性と濃厚な世界を堪能できる⑩と名曲が目白押しと前作のイメージを払拭した歴史に名を刻む「メタルの中のメタル」と呼ばれる由縁のとなるメタル愛溢れる入魂の一枚、是非とも多くの人に聴いて欲しい。個人的には今作を聴くと、いつも「お前の為なら死ねる」そんな世界観が目に浮かび、なんとなく恥かしくなります。ワタクシは閣下の手によって斬首される偽メタルなのかもしれません。⑩を聴くといつも恥ずかしくなる


MANOWAR - Louder Than Hell ★★★ (2014-09-07 15:16:21)

一聴して耳が行くのはシンプルさと耳馴染みの良いメロディだ、誤解を恐れずに言えば相当なキャッチネスさを誇るし大衆的ですらある。そこに豪快なリズムが小気味よく刻まれ身体が勝手に動き出すというような不動の魅力が溢れており、やはり大衆的な馴染みやすさが溢れています。ヘヴィメタルってなんだと言われたら、これを聴きなさいと言いたくなる徹頭徹尾な作風なんですが、根底にあるものは万人に十二分にウケるであろう分かりやすさと胆汁溢れる剛毅なイメージをデフォルメした芝居がかったサウンドでしょう。メロディの充実と、時にはやり過ぎなヘヴィメタルシャウトに胸焦がれ、一際馴染みやすくシンプルな楽曲が放つ普遍のサウンドに彼らの魅力が最大限に凝縮されていると思います。エリック・アダムスは実に色気のある男ですね


MANOWAR - Sign of the Hammer ★★★ (2015-08-21 18:15:23)

濃厚なマノウォーサウンドが堪能できる初期の代表作。閣下が唱える「偽メタルに死を」を合言葉に集いし猛者にはたまらん、剛毅に高らかと打ち鳴らされる任侠メタルサウンドのオンパレードに脳髄まで痺れさせます。男がむしゃらに突き進むヒロイズム溢れるパワフルで劇的なサウンドを確立、重厚で硬質なメタルサウンドながらも十分すぎるキャッチネスさも併せ持ち、後のシーンにとっても絶大なる影響力をもたらしたと断言したくなる一品。普段はシャラシャラとした歌モノやペシャンペシャンの焼き直しメタルを聴いて細々と楽しんでいるメタル耳のワタクシですが、今作のような閣下が世に示した一代叙情詩に触れ、「コラッ、馬鹿もんがぁ」と雷を落としてもらわないといけないなと思いますね。ヘヴィメタルのバイブルと言えば少々風呂敷を広げ過ぎたかも知れませんが、普遍のロックスピリット溢れるメタルサウンドの輝きは、まさに万物を超越するほどの威厳を保ち、彼らが普遍のサウンドを築き上げたオリジナリエイターである事を存分に知らしめる一枚でしょうね。凄いよな、売れる気ないもんな。分かる奴だけついてこいだもん。でもそこが一番カッコいい。


MANOWAR - The Final Battle ★★ (2021-08-05 12:06:23)

マノウォーと言えば時代を超越するメタル狂戦士、首をはねるしかない倒す手段のない懐かしのSF剣劇『ハイランダー』や、とうとうというかやはり完結しなかった漫画『ベルセルク』なんて孤高の世界観を世に伝える作品を思い出します。

ヘヴィメタルの世界と真摯に対峙するジョーイ・ディマイオ閣下を筆頭にムキムキマッチョな男たちが脈々と連なりやっているサウンドはシンプル極まりないもの、なんとなく強面で破壊力満点の音楽性をイメージする初心者も多いだろうが、彼等は驚くほどシンプルでありキャッチーなメロディを用意してくれる初心者にも優しいバンドです。気は優しくて力持ちなドカベンスタイルとも言えるのですが、このEPには、その要素が見事に詰まっています。無駄に走り出すことのない豪快なサウンドはドラマ性に彩られ、どれもが濃密な世界観を抽出、キャラクターの濃さと音楽性の密度に寝苦しい夜を味わいそうになります。
いいところも悪いところも含め、これがマノウォー、そしてヘヴィメタルはド派手に走るだけではないという事を知らしめていますね。個人的には、もう少し勢いを感じたかったので消化不良を起こしていますが、そんなこと言ったら閣下に首をはねられますね。わしゃ歌モノも愛して止まないベベリットの誘惑に負けた下賤な男でさぁ。お許しくだされぇ。


MANOWAR - The Triumph of Steel ★★ (2015-08-21 03:47:34)

①から28分越えの大作で始まる7th。これを聴かずして何を聴くんだ、文句があるなら死ねと閣下に言われんばかりの組み曲形式のオープニングに、とにかく圧倒されます。激烈なメタル愛からとは言えやり過ぎ感は拭えないが、これぞマノウォーなのでファンならついて行くしかない媚を売らないメタル魂に敬礼あるのみ、煩わしい方は飛ばして②から聴けば問題なし、毎度おなじみのエリック殿下のクドさも全開、お得意のメタルアンセムが登場します。小爆発を繰り返し劇走する③、ヒロイズム溢れる劇的な展開が眩しい⑥、ドラマ性の高い泣きのバラード⑧とマッチョな男たちが繰り広げる重厚で劇的な構築美が冴えわたるパワー漲る一代叙情詩を披露。一切の妥協を許さぬ閣下の姿勢が貫かれた怒涛のメタル魂に敬服されっぱなしです。それにしてもギターのロス・ザ・ボスのもたらしていたものは非常に大きな要素がありました、メタル云々では語れない普遍のロック色が抜けた事が今作の、凝り固まった方向性を決めたように思います。


MANTAS - Winds of Change ★★★ (2014-08-16 19:52:18)

ギターのMANTASさんがVENOM脱退後の1988年にリリースした1st。バックで高らかに鳴らすキーボードが活躍するメロディックな英国HM/HRサウンドにまずは驚き、そのクオリティの高さに再度驚かされます。VENOM時代のサウンドを期待すると完全に肩透かしを喰らいますが湿り気のある純度の高い正統派HM/HRサウンドの質の高さは聴き応え十分、④⑦⑨のインストナンバーで聴ける華麗なギターワークと軽快なメロディの数々に心踊らされ、それ以外の歌モノもテンポアップされた曲が多くリピート率も高まり、やや平坦な音質ではありますが捨て曲なしの名盤と言いきれるほどのクオリティを誇っていると思います。張りのある歌声のシンガーもこの手の楽曲を歌うには申し分ない逸材で英国的メロディアスHM/HRを嫌みなく表現してくれているのも好印象。キャッチーでメジャー感もあるしスピードと哀愁のメロディが高次元でメタルな世界観の中で昇華されている今作は正統派マニアにおススメの一枚です。


MARC JORDAN - A Hole In The Wall ★★★ (2015-10-02 14:12:08)

多数のアーティストへの楽曲提供でも有名らしく詳細はわかりませんがAOR界ではその名を知らない人などいないと言われる有名人らしいマーク・ジョーダンの3rd。1st、2ndと聴かせてもらったのですが、渋すぎる1st、ウエストコースト過ぎる2ndよりロックテイストと洗練された大人の魅力があり、その筋の名盤程、土着的なメロディや軽過ぎないので今作が一番メタルな自分にはシックリとくる一枚でした。オシャレでエモーショナルなギターが印象的なロック色の強い①タイトルトラックの④とハード楽曲や、ピアノに導かれ静かな感動を運ぶバラードで聴ける優しい歌い口も印象的だが、⑨などで聴ける軽やかなAORサウンドをバックに歌いあげる姿が彼の魅力をより映しているように思います。所謂産業ロックから叙情的でポップなサウンドまでバランス良く収録され、控え目だが切ない哀愁がこぼれ出すロマンティックな楽曲の魅力は今作ならではの味わいではないでしょうか、この手の作品を聞いたのは90年代に入ってから、若い自分なら見向きもしないサウンドを年齢を重ねると供に角がとれ、また時代的に重苦しいものが流行り過ぎて、普通に良いメロディの楽曲が聴きたいと思ったのがきっかけですね。今は亡きZEROコーポレーションにも助けられましたが、有名無名に関らず、また有名なミュージシャンがソロを出したが売れなかった隠れた逸品も多く、知るほどに深いジャンルだと思い知らされましたね。


MARINO - FROM ALL OF US TO ALL OF YOU ★★★ (2013-05-27 17:34:23)

ドイツレコーディングを敢行した3rd.①はハーマン・ラレベルから⑤はルドルフ・シェンカーからとスコーピオンズから2曲も楽曲を提供してもらっている意欲作。スコーピオンズの名前を借りずともオリジナルナンバーのカッコよさが特筆しており威光に頼る必要なし、でも⑤なんてブラックアウトに収録されていてもおかしくなく佳曲でルドルフ並みのキレ味するどいバッキングを令文さんが奏でているのが面白い、あのキレを前面に出したら完全にスコーピオンズですからね。アルバム全般に漲るテクニックのあるメンバーのせめぎあいと国産メタルのバタ臭さを排除しようとするワールドワイドな作風はここでも見事に貫かれ、吉田レオの味わい深さはアジアレベル(ガンバ大阪の宮本みたいなもん)かもしれませんが令文のギター同様エモーショナルな雰囲気を強く漂わせている。伝統的なHM/HRの様式にそりながらも王道を踏み外さない斬新な構成力とバンドが醸し出すスリルとまとまりは見事です。


MARINO - MARINOⅡ ★★★ (2013-05-27 17:45:58)

1984年リリースの2nd.ドイツレコーディングを敢行した意欲作。関西の重戦車と呼ばれた1stとは違う面を際立たせ軟弱さではなく洗練度をUP、重量感を残しつつも彼ららしい都会的なエッセンスを散りばめた楽曲を収録し大谷令文のセンスを遺憾なく発揮させています。巧みなフレージングに歌心のある哀愁漂うソロとある種のギターヒーロー然とした風格と佇まいが音に現れています。リズムのタフな重厚さ、レオのミドルレンジを生かした歌唱、職人気質溢れたバンドサウンドが醸し出す雰囲気は国内最高峰に位置するものでしょう。個人的には1stが一番好きだったりするのですが、ここで聴ける楽曲も色褪せることの無いエモーショナルなギターを生かした王道サウンドを堪能出来ますね。


MARINO - TARGET ★★ (2009-04-03 06:00:00)

関西の重戦車マリノ待望の1stアルバム
大谷レイブン加入前のマテリアルの曲と加入後の曲調の違いなどもあり
バラエティに富んだ内容となっています。
すでに完成されつつあるバンドだっただけに1stと言えども貫禄の漂う風格すら感じさせてくれ安心して身を任せることが出来ました。
安定感抜群のパワフルなリズム隊、フラット気味だが楽曲に負けない歌声を披露してくれたVoと素晴らしいパフォーマンスを披露、そして主役である大谷レイブンには目を見張るものがあります、微妙なフィンガリングや派手さを兼ね備えたアーミングプレイさらには独特のトーンを使い分け繊細なタッチのギタープレイが楽曲に華をそえています、日本臭さを感じさせつつも古き良き正統派のHM/HRサウンドには惹き付けられる物がありますね。


MARINO - TARGET - (I CAN DO)NOTHING FOR YOU ★★★ (2009-04-03 05:42:39)

吉田レオ隆の熱唱にやられましたね
日本人臭さ全開の曲調も僕は大好きですね
官能的なレイブンのギタープレイに魅了されます
素晴らしいプレイヤーだね
切なさと力強さが共存したパワーバラード
アルバムのラストを飾るのに相応しい名曲です


MARINO - TARGET - IMPACT ★★★ (2009-04-03 05:37:19)

このパワフルに突進するような重厚なリズムプレイと
テクニックのみならず華やかなフレージングが素晴らしい
大谷レイブンのギターと国内トップクラスのバンドが世に出た
関西の重戦車マリノを代表する名曲


MARINO - TARGET - MIDNIGGHT BELIEVER ★★★ (2009-04-03 05:39:27)

ド派手なツーバス、ブリブリとしてベースのカッコイイこと
フラット気味だが吉田レオ隆の唄も悪くない
レイブンのギタープレイがハイライト
勢いのみならず華やかなフレージングで魅了しますね


MARINO - TARGET - OUTLAW ★★★ (2011-05-04 12:42:48)

仄かな哀愁とハードな質感が絶妙です
ギターソロもハイライト
練不足な感もありますがカッコいいなぁ