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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6201-6300

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 6201-6300
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LOUDNESS - THE SUN WILL RISE AGAIN - Greatest Ever Heavy Metal ★★ (2014-08-07 16:59:47)

こちらも複雑な展開を生かしていますね
拘りの構築に往年の雰囲気を感じますが
今の彼ら風にまとめています
新旧ラウドネスが上手く融合しています


LOUDNESS - THE SUN WILL RISE AGAIN - Mortality ★★★ (2014-08-07 16:49:57)

王道の高崎リフが聴けます
王道のHM/HRナンバー
分厚いファットな音も勿論ですがSEなんかも盛り込み
古臭くないように仕上げていますね


LOUDNESS - THE SUN WILL RISE AGAIN - Never Ending Fire ★★ (2014-08-07 16:41:00)

なかなか展開が忙しい曲
昔のそれっぽさが滲み出ていますね


LOUDNESS - THE SUN WILL RISE AGAIN - Not Alone ★★★ (2014-08-07 17:04:34)

二井原実先輩節を堪能出来ますね
ソウルフルだしブルージーで色気のある歌声に魅入られます
柔軟な今の彼ららしい一曲


LOUDNESS - THE SUN WILL RISE AGAIN - Rock You Wild ★★ (2014-08-07 16:57:48)

鈴木アンパン政行氏の激しいツーバスも決まっています
80年代的な明るめのアプローチを取っていますね
キャッチーな一曲ですがソロは凄いですね


LOUDNESS - THE SUN WILL RISE AGAIN - Shout ★★★ (2014-08-07 17:02:20)

二井原実先輩の歌い回しのエエ感じですね
メロディアスなパワーバラード
昔ほどベタベタじゃないのが今なんでしょうね


LOUDNESS - THE SUN WILL RISE AGAIN - The Best ★★ (2014-08-07 16:53:19)

2000年以降のファンには馴染みも深い一曲
モダンさもあざとくないし二井原実先輩も
この手の曲でも自分の味を出しています
中途半端な原点回帰でお茶を濁すなら
今の高崎スタイルを投影した曲の方がシックリ聴こえてくる


LOUDNESS - THE SUN WILL RISE AGAIN - The Metal Man ★★★ (2014-08-07 16:46:29)

シンプルなリフに驚きます
8ビートもシンプルだしとても驚きます
ソロも面白い
過去を振り返ってもシンプルなんですが
逆に印象に残りました
好きですね


LOUDNESS - THE SUN WILL RISE AGAIN - The Sun Will Rise Again (2014-08-07 16:55:58)

昔のイメージを具現化してますね
LOUDNESS節も全開かな?
RED LIGHT SHOOTERな曲です


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST ★★ (2007-10-23 06:32:00)

あのマックス・ノーマンのプロデュースにて全世界発売の第一弾となった記念すべき作品です アメリカンナイズされた今作には彼らの意地とアメリカでの成功を夢見る気持ちがぶつかっている名盤である 樋口のオカズの変化にファンなら複雑な気持ちになるのでしょうが 北欧風のギターソロや速いパッセンジャーを織り交ぜたギタープレイなど高崎のプレイのテンションは本当にスゴイ シンプルだがカッコイイ①のギターソロに僕はこの変化もすんなり受け止めました


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST - Clockwork Toy ★★★ (2007-11-05 07:54:23)

このギターソロのカッコよさに悶絶します 今作の中では今までに通ずるブリティッシュ臭いのする疾走感溢れるドラマティック名曲です


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST - Crazy Nights ★★★ (2007-11-03 06:49:56)

シンプルに聞こえますが結構難しい事をやってます!樋口のオカズの少なさに本人はさぞ複雑な気持ちになったでしょう…LIVE映えする名曲だと思います


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST - Get Away ★★★ (2009-03-17 02:04:23)

従来のヨーロピアンな臭いを残した疾走ナンバー
流石はLOUDNESSと言いたくなるアレンジが光ります
ギターソロもメロディアスで燃えますね


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST - Heavy Chains ★★★ (2007-11-05 07:57:36)

久しぶりの山下作のドラマティックな展開の多いナンバー
起承転結のあるドラマティックな構成は色あせませんね
大好きな一曲
ある意味ハイライトです


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST - Like Hell ★★★ (2007-11-05 06:48:34)

ライトハンドが印象的な 哀愁のある唄メロが魅力のナンバーです!ラジオで流れてきたときから一発で気に入りましたね 個人的にはウルトラマンのスペシュウム光線の様に決めのソロが始まらないと納得できないような必殺ナンバーでしたね 若かりし頃の自分にはそれほど彼らの影響は大きかったのです


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST - Never Change Your Mind ★★★ (2007-11-05 08:14:53)

アルバムを閉めるのに相応しいバラード 二井原の歌い方のアプローチが変わった事がさらに曲のレベルを押し上げています


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST - No Way Out ★★★ (2009-03-18 14:18:57)

ヘヴィなミドルナンバー
高崎らしいギタープレイが印象的ですね


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST - Run for Your Life ★★★ (2007-11-05 05:13:51)

哀愁溢れるプログレッシブなナンバー 彼らのテクニカルな面を活かしてたもう一つの魅力を伝える名曲だと思います。山下のベースがいい仕事をしていますね


LOUDNESS - THUNDER IN THE EAST - The Lines Are Down ★★★ (2009-03-17 02:09:14)

LOUDNESSらしい一筋縄では行かない複雑な構成がカッコイイ
ミドルハイナンバー


LOUDNESS - Thunder in the East 30th Anniversary Edition - "before and AFTER"~First Demo Tracks from Japan~ ★★★ (2023-01-22 19:02:47)

01. THE LINES ARE DOWN (Unreleased DEMO-M3-)
02. WE COULD BE TOGETHER (Unreleased DEMO-M2-)
03. GET AWAY (Unreleased DEMO-M5-)
04. RUN FOR YOUR LIFE (Unreleased DEMO-M6-)
05. CRAZY NIGHTS (Unreleased DEMO-M4-)
06. FIRESTORM (Unreleased DEMO-M7-)
07. HEAVY CHAINS (Unreleased DEMO-M11-)
08. NEVER CHANGE YOUR MIND (Unreleased DEMO-M10-)
09. ERUPTION (Unreleased DEMO-M9-)

上記楽曲が収録されたデモ音源集。正直、この為に購入すべき価値があると言える記念碑アルバム。解説文にあった日本でレコーディングされたものなのだが、既に完成された音源であり、このまま正式なレコーディングでOKと言えるほど完璧に作り込んでいる。
歌詞も日本語というのが新鮮。なにより驚いたのが、契約元からアメリカ向けとのオーダーはあったんだろうが、ずっとマックス・ノーマンの指揮の下、アメリカン志向の楽曲を導入したと思い込んでいました。
特にバラードのNEVER CHANGE YOUR MINDなんて、それまでの彼らから想像できないような一曲でした、それだけに、今作は日本で作り上げアメリカに持っていったと知った時の驚きは、例えようもありません。

ギターソロも含め、アメリカンやんか~と言いたくなる仕上がりであり、ラウドネスのアメリカ寄りのアプローチはけしてマックスの言いなりになったわけではないと知れたのは大収穫です。
元々彼らの代表曲『CRAZY NIGHT』は海外用のプロモーションとして割と速めにレコーディングされていたと聴かされていたので、多少の予備知識はあったが、いやー驚いたね。そして二井原実先輩の歌い方も、初期のハイトーンスタイルとは違うアプローチを自ら取っていたという事実を知れたのも大きい、とにかく謎解明と言える貴重なデモです。

マックス・ノーマンが手を加えスッキリとさせたのは間違いない、ブライトな音質を選び、そして樋口はオカズを減らされたと不満を吐露し、高崎はズタズタされたと吐き捨てたのだが、当時のアメリカ市場を考えるとマックス・ノーマンの選択は間違いではないと思いました。そしてラウドネスは何をやってもラウドネスである。

この作品は高額でした。でも色んな付属品が付いており、値段以上ニトリと言いたくなるほど、お得感があった。何より知った気でいたラウドネスの歴史、その一端に触れることが出来た、その一点だけで今作をゲットした価値があると言える。

それと山田雅樹が加入した一発目のアルバムに収録されたFIRESTORMって、この時代、既にあった音源だというのも驚き、だってリリース路にそんな話をしていなかった。むしろ沢田泰司の為に、X-JAPANぽい曲をやったみたいな雰囲気だった。それだけに、いい意味でのだまし討ちである。

個人的に今作を聴き、改めてTHUNDER IN THE EASTの良さを噛みしめた。そして思うのは、このデモを正式にレコーディングしてリリースして欲しいと思う。真のTHUNDER IN THE EASTと言えるアルバムを作って欲しいねぇ。
あんパンさんの叩くFIRESTORMってめっちゃカッコ良さそう。円熟味を増した二井原実先輩の歌声で魅了されたい。山下昌良のベースもエグいよ、全然ちゃうやん。そして今度は高崎が聴き手をズタズタにする刺激的なギターを弾いて欲しいねぇ。

とにかくデモだが完成度の高さと熱量に圧倒された。そして本編よりもカッコいいと思う人は続出したでしょうね。
プレス枚数が少ないので、知っている人が少ない。だからこそ、なんとしてでも世に出して欲しい気合い張りまくりの一枚です。

カッコいいわ、リンダ困っちゃうと腰振るくらい、ラウドネスの超カッコイイ音に痺れました。デモが本編超える好例ですよね。


LOVEBITES - Awakening From Abyss ★★★ (2017-12-12 13:19:30)

昨今の国産HM/HRシーンの活況ぶりには驚かされますが(ある意味CDが売れない時代の副産物ともいえる事に複雑な思いがある)。EPをリリースしてから半年もせずにデビューアルバムをリリースしてきた彼女達、EPから4曲を持ってきているので実質新曲は7曲と言う微妙な空気はあれど、グランジ以降のメタルサウンドは勿論、元気溌剌として若い女の子ならではのポップロックから、オジサン好みのオールドスクール風味のメタルまで多彩な楽曲を収録、ツボを押さえたアレンジは往年の空気感を巧みに演出する事に成功。いろんな大人のアドバイスもあるんだろうなぁとは推察できるが、飽和状態の女性のみのバンド形態に終止符を打つような実力が備わっており、少々出来過ぎ感はあれど、これでLIVEでも同様の演奏力をキープできるなら頼もしい存在となるでしょう。
パワー負けしない演奏力を生かしたメロディックパワーメタルは、嬢メタル界屈指の完成度を誇っていますよ。
ところで、そろそろ嬢メタルを売るのに、明らかな修正写真を使うのは止めて欲しい。ハードルあげるの可愛そうですよ。男と違ってモテたくてバンド始めましたとは違う、肝の据わった感が、女性にはあるのでね。いろんな意味でセクハラな気がする。


LOVEBITES - Battle Against Damnation ★★ (2018-09-15 11:57:23)

飛び鳥を落とす勢いで人気を拡散する本格派ガールズHM/HRバンドの4曲入りEP。

その人気は日本だけに留まらずMETAL HAMMERが選ぶBest New Bandに選ばれたり、あのWACKEN OPEN AIRやBLOODSTOCK OPEN AIRと海外の大きなフェスや、国内でもANTHEM主催のHEADSTRONG FES.18。そしてLOUDNESS、HELL FREEZES OVERと共演するRED BULL MUSIC FESTIVAL TOKYO 2018のMETAL MANIAに出演など、彼女たちの快進撃ぶりを伝える例は枚挙に暇がない。そして本格的な国産のメタルバンドが色眼鏡なく認められるニュースは日本人としては誇らしいですね。

完全に息を吹き返したLOUDNESS、社会現象を巻き起こすBABYMETALの成功。とにかく時期を逃すことなく世界へ向けて攻勢をかけて欲しい。SABER TIGERも東ヨーロッパを攻めたしね。柴田直人さんにも頑張ってほしい。

すでに秋には欧州ツアーも決定している彼女たち。今作で聴ける音楽性はデビュー当時から一環とした正攻法で迫る本格派のヘヴィメタル。
女を売る曲調など皆無、その徹頭徹尾貫かれるメタルスピリットにオジサンたちも歓喜ですね。

ド頭からメイデンよろしくと畳みかけるスピードナンバーで幕開け、キレのあるツインリード、楽曲に負けない歌、屋台骨を支えるリズム隊の逞しさ、その歯切れの良い演奏のフレッシュ感と温故知新ぶりに唸らされる。とにかく良く出来な作りこみなのだ。
すべてが彼女たちのアイデアなのなら、相当なマニアになるのだが、メジャー資本がスケベ根性を出さずに売りだしているは好感が持てる。

個人的には、出来過ぎ感が強くイマイチのめり込めない面はあるのだが、それはワタクシがクサレNWOBHMやマイナーバンドを溺愛しすぎるが故の貧乏耳のせいなので、一般的な方には、なんらマイナスな面はないでしょう。屈強なメタルサウンドにお化粧するキーボードの使い方も巧みだ。


LOVEBITES - Battle Against Damnation - The Crusade ★★ (2019-02-06 15:07:55)

オフショット込みのPVは好感が持てる修正写真は止めた方が良いと思うのでね
等身大の魅力が詰まった楽曲
これもメイデン印満載だ
歌もこなれてきた印象が強い
高いプレイアビリティに驚かされる
ギターソロもテクニカルだ


LOVEBITES - Clockwork Immortality ★★★ (2018-12-08 17:00:54)

今や日の本を代表するHM/HRバンドへとのし上がったガールズメタルの最高峰LOVEBOTESの2nd。すでにNUCLEAR BLASTからのリリースも決まっていたりと、その活動は既に国内を突き破っている。彼女達の海外での快進撃は日本一権威ある雑誌に嫌われているBABYMETALの活躍によるところも大きいのだが(スリップノットやブレットフォーマイヴァレンタインを大絶賛して、これからのメタルはこれなんだとレコード会社にいいなりになり紹介したのに、なぜBABYMETALはダメなんだ?ワタクシは全員ダメなので聴く事もないし褒めないが、でもレビューして酷評はしませんよ。良い悪い関係なく海外の大御所と同じステージに立ちまくるBABYMETALを無視する理由が見当たらない。そしてアルディアスばかりを表紙にする別冊を出す意味を聴いてみたいものだ。バランスが悪くないのかね?気持ちがわるい。スリップノットやブレットフォーマイヴァレンタイン、BABYMETALも同じ括りの新生代サウンドじゃないのかね?)
このバンド最大の売りは確実なテクニックと楽曲の強みにあるところが大きい。海外では容姿を褒めちぎるのはセクハラになるので、そこをフィーチャーする日本的な評価はないのも真っ当な人気を示す指針になる。偏った提灯記事もないので信頼がおける。
そんな脂の乗った勢いを加速させる意欲作。やや狙いに言ったオールドテイストが強かった作風を一新、現代的なエッセンスと普遍的メタルの流儀に則った流麗なメロディと峻烈なる攻撃性を纏ったサウンドは、彼女達のスタイルへと昇華されている。

どうしても、誰かにやらされている感覚は拭えないが、媚を売りまくった女を出さないパフォーマンスは海外のメタルマニアのハートをキャッチしたのは間違いない。地に足をつけたパフォーマンスこそへヴィメタル最大の魅力だからだ。
ポップ性も強調される親しみやすいキャッチーなメロディライン、そのメロディ重視の姿勢と、迫力溢れる重厚なリズムプレイの屈強さ、そしてシュレッドさもキレまくっているアグレッシブなギターチームの魅力。歌い手もカラオケ大会選手権とは違う、確かなパフォーマンス力、英語が堪能は女性なのかは分からないが、少々堅苦しく聴こえるのは難点なのだが、それでも高いところから中音域を駆使して歌い上げる姿は好感が持てるし、やはり海外でも認めれもらえた要因だろう。

バランスの取れた高純度のメロディアスHM/HRサウンドに国籍やジャンルなど不問、2、3年前にデビューした新人とは思えない、完成度の高いサウンドは、これからも大きな話題性を継続するだろう。燃え上がるハードなサウンドのみならず泣きのバラードも収録、劇的な楽曲をバランスよく配置することで視聴感も抜群に良くなっている。

個人的には、ウンコみたいなシッケシケのNWOBHMや汚らしいZ級のバンドを愛す身なので、この手のバンドに熱心になれないのだが、質の高さは疑いようがない。本当に細部に渡り作り込まれた一品だ。これが彼女達だけで作ったと言うのなら、とんでもないソングライティングチームとなるだろう。


LOVEBITES - Clockwork Immortality - Rising ★★ (2019-02-06 15:11:26)

日本のバンドらしい華麗なメロディアスロック
こういう曲調が海外でどう評価されるのか興味がある
日本人的な歌い手がこうなると気になるが
それも含め国産メタルの醍醐味なんだろう
既に海外で高い評価を受けたバンド
是非とも成功して欲しい


LOVEBITES - ELECTRIC PENTAGRAM ★★★ (2020-03-18 19:51:23)

もはや日本よりも海外で認知度を高めつつある本格派のHM/HRバンドが勝負作と言われる3枚目のアルバムをタイトなスケジュールの中でリリースしてきた。アークエネミーやドラゴンフォースのサポート、大きなフェスティバスに参加など、彼女たちの八面六臂な活動に目を細めてしまうのだが、こちらとしては少々過密すぎるんじゃないのかと心配になる。

そんなタイトなスケジュールの合間を縫ってリリースされた今作ですが、従来の方向性を支持しつつも自分たちさを披露。デビュー時にあえてねじ込んできたオジサン達を歓喜させたクラシックメタルからの流用を避け、武者修行で磨きをかけたオリジナルティを前面に出し筋金入りのマニアを唸らせるような楽曲を並べてきた。
いい意味で女性らしいしなやかなメタルサウンド、その流麗なメロディワークと卓越した技術を同時に聴かせる手腕もバンドの看板として定着。そしてフロントに立つシンガーも日本人としての立ち位置で無理なくメタルを歌い上げている。既にライブでも証明済みの実力だけに、上手い下手を言及することに意味はないのだが、本当に上手いこと構成されたバンドだと感心しますね。あとは専任のキーボードを入れライブでも万全の態勢で挑んで欲しいですね。タイプの違うツインギターコンビのリードプレイなど、オジサンたちをニヤリとさせる聴かせ方でおもてなししてくれますのでね。

彼女たちの成功は、やはり露骨なJ-POPを放り込まなかったこと、日本で売れるのなら必要な要素だったがそこを排除したことで独自の世界を切り開いた。当然外国人が聴けば、日本的な要素が満載である。そのハイブリット感と出オチで終わらない実力があればこそ支持されたのでしょう。

彼女たちが戦う相手は偏見であろう。男性優位な社会における女性だけのバンド。そして洋楽至上主義という理解不能なメタルシーンの現状。現在の日本ではまだまだ厳しいだろうが、この音を引っ提げ海外のメタルシーンにLOVEBITESを刻んで欲しいものである。むしろその方が成功の近道でしょうね。


LOVEBITES - Glory, Glory, to the World ★★★ (2022-05-28 12:12:37)

日本を飛び出し海外でも根強いファンを味方につけている国産ヘヴィメタルバンドが2021年にリリースしたEP。既発音源もなく純粋な新作というのが嬉しい限りですが、コロナ渦の影響をモロに受けており一番勢いのある時に足踏み状態なのが悔しい限りです。
このバンドの人気は、シンコーミュージックごり押しのネモフィリアとは違い、地に足をつけて活動している点に尽きる。女を売らずとも音楽性で勝負をするタフな女傑チーム、その筋金入りのメタルサウンドは、古典に埋没する古典主義とは一線と画すモノであり、現代ハードシーンに息づく本格派のバンドサウンドを貫いている。
この姿勢はマネージメントの企業努力に尽きるのだが、高潔なる精神性を音楽性に落とし込み多くのファンに対する忠実なるスタンスを貫いた、その一点に頭が下がります。
もっと、今っぽい曲をやろうと思えば幾らでも出来たはずである。目先の成功に囚われるならネモフィリア戦法で十分だ。
ここには、雑誌編集者にお酌をするメンバーの姿は思い浮かばない。男性社会の枠組みの中で、活動するのは大変だろうが、女性メタルバンドの先駆者としてシーンを切り開いて欲しい。
メロディアスかつハードなサウンドは、ヘヴィメタルという枠組みながら、ジャンルを超えて受け付けられるセンスのある音楽性が詰まっている。重厚なドラマを積み立てた大衆性も完備した渾身の一枚。EPでは物足りないと思わせる力の漲る一枚。


LOVEBITES - Judgement Day ★★ (2023-03-11 16:37:00)

駆け抜ける疾走感、そして親しみやすいメロディ、所謂メロスピなる言葉に反応するマニアには絶大的な支持を受けるバンドであろう、ラブバイツの最新作。ドラゴンフォースとかハロウィーンあたりの音楽性に近いのだろうが、お得意のメイデンよろしくのギャロップビートも盛り込み、オールドスクールを愛する老若男女のハートを掴むことも忘れない。
個人的には、腸にズシンと響く、重心の低いミドル系や、テクニックを生かしたプログレッシブな変わり種などを、放り込みもう少しメリハリをつけて欲しいと思うのだが、彼女達のファン層を考えると、ミドル系ってウケが悪いもんね。
多種多様なメロディックスピードメタルを揃え飽きないように、工夫を凝らしてくれた今作。ともすれば陥りやすいマンネリ感を見事に打破、自らが進むべき道を切り開いた先駆者としての気概を大いに感じました。
個人的にはドストライクなバンドではないので熱心に聞きこむこともないのだが、フォローする人が増えるのはありがたいですね。


LOVEBITES - Judgement Day - Stand And Deliver (Shoot ’em Down) ★★★ (2023-07-13 21:00:25)

私服っぽい姿で演奏をするシーン
等身大の彼女達を見せたのは正解だ
ハイテクニックを駆使するホンモノのガールズメタル
歯応えのあるハードでダイナミックなナンバー
親しみやすい一曲だろう
嫌味にならない女性らしいお茶目なシーンも的を射る


LOVEBITES - The Lovebites EP ★★★ (2017-07-09 14:22:25)

ビクターエンタテインメントからいきなりメジャーデビューを果たしたガールズHM/HRバンドが2017年にリリースした4曲入りのEP。メタル好きの大人が集まりヴィジュアル的にもイケる女性を集めバックアップしているなぁ感は強く感じますが、アレンジや演奏も含め80年代テイストからグランジ以降のメタルを飲み込んだ音楽性は十分に説得力があり、力強い歌声とダイナミックに迫る演奏にはSHOW-YAにも負けない迫力があり、色んな意味で金掛けてんなぁとメジャー資本の潤沢さがうらやましいですね。
英詩で歌う事もさることながら、オープニングの『DON'T BITE THE DUST』からメイデン風味炸裂で、その辺りからもオジサン達がついつい応援したくなる要素も大。高い演奏スキルをLIVEでも再現出来るのなら、彼女達の存在は大きなものとなるでしょう。ある意味BABYMETALの成功は国産HM/HRシーンの活況を大いに後押しる形になりました、それはガールズメタルというブームを生みだすことにも一役買ったと思っているし、私達も続けとばかりにメイド姿のバンドまで登場(しっかりと演奏出来るからタチが悪い)、この手のムーブメントは確実に、もろ刃の剣となりますが、もう同じような過ちは繰り返さないでしょう(ヴィジュアル系登場の煮え湯を飲まされたのでね)。いや…そう信じたいですね。
海外から注目を浴びる国産メタルシーン、だからこそ、ここで頑張って基盤を作って欲しいですよ。


LOVEBITES - The Lovebites EP - Don't Bite the Dust ★★ (2019-02-06 15:04:06)

アイアンメイデンよろしくなオジサン達を喜ばせる一曲
かわいらしいジャパニーズなPVも海外で受けるかもですね
少々出来過ぎなのが気になるが
幅広い層に訴えかける洗練されたスタイルに昇華させているのは良かった


LOVER UNDER COVER - Set the Night on Fire ★★★ (2017-02-07 13:12:22)

LAST AUTUMN’S DREAMなどで活躍する北欧きってのメロディメイカー、ミカエル・アーランドソンがフロントマンを務めるバンドが2012年にリリースした1st。LAST AUTUMN’S DREAMの『Who Needs Love』やポップロックバンドSERVICEの『Flash In The Night』をカヴァーしたりと、北欧ブランドならではの甘美なメロディにハードなギターが絡む王道路線を披露。その躍動感溢れるリズムと軟弱にならない適度なキャッチネスさと普遍の魅力を携えるハードテイストが絶妙な絡みを魅せ、メロディ派のマニアにはたまらんものがあるでしょうね。フックに富んだ哀愁のメロディを歌うミカエルですが、随分としゃがれ声になっていて個人的には驚きましたが、脇を固めるメンバーの期待を裏切らない安定感抜群の演奏は、甘美でダイナミズム溢れるロックサウンドを支え、聴き手に極上の癒しを与えるでしょうね。こういったハード系の音楽が苦手な人にも十分に訴求できる魅力を携えた一品。洗練されたハードテイストとポップセンスに魅了されました。


LOVERBOY - VI ★★★ (2016-10-16 13:12:04)

80年代を象徴するようなポップロックスタイルを築いたバンドと思っている彼らが1997年に復活を遂げた第一弾。国内盤は短命に終わったAVEXのBAREKNUCKLEからリリースされております。80年代のスタイルをそのままに90年代的な生っぽさも加味されたポップセンスを遺憾なく披露、壮麗なコーラスワークもキラキラと輝いており、従来よりもロック色を強めた分、彼らのポップサイドが好きな人にとってはややハード過ぎるのかも知れませんが、ハードな歌モノロックが好きな人にとって安心して身を委ねれる品質を維持しており、復帰作としては申し分ない出来栄えでしょう。個人的にもこんくらい歯ごたえがあった方が好みなのですが、らしくないと言ったらそうかも知れませんね。ラヴァーボーイなんてカズレーザーみたいな服着て平野ノラなバブルネタバンドだろうと距離を置いている方にこそ聴いて欲しいですね。


LUBA - Secrets and Sins ★★★ (2022-01-04 13:50:31)

ウクライナの血を引く女性シンガー、ルバこと‎ルボミラ・コワルチク‎のソロなのかバンドなのか分からないが1984年にルバ名義でリリースした2枚目のアルバム。カナダではスマッシュヒットしたバラードの②が有名なのですね。少々デジタルチックなニューウェーブ臭も漂いますが、ワイルドでハードなロック的ニュアンスも散りばめ、主役たるルバ嬢の女性らしい、しなやかで凜とした佇まいの歌声がサウンドとマッチしており、チョイハードな唄モノロックを愛するマニアにはマストな一枚と言えるでしょう。
当時、彼女の作品が日本でリリースされていたのかは知るよしもないが、メディアが取り上げていないのは確かで、カナダで売れたバンドはイマイチ跳ねないような印象が強い。これもメディア偏重な日本人気質によるモノだろうが、そういった情報に踊らされない唄モノロックファンにもススメたい一枚ですね。
とはいえ、ワタクシもニューウェーブ系やチャカポコしたダンサンブルなデジタルビートは嫌いなので、大口は叩きませんが、ルバ嬢のワイルドさを加味した力強い歌声、③みたいなダンサンブルなモダンポップみたいな曲も上手く歌いこなせる器用さに耳が持っていかれます。語尾に掛けるビブラードも良いですよね。
総じて当時としてはオシャレな一枚なのでしょうが、売れたいだけでは無い本格派志向を貫いており実力派集団による質の高いパフォーマンスを楽しめます。泥臭さや大陸的なグルーブとは違うエッセンスはルバ嬢の持つ血のなせる技ならば、このグループは正解だ。


LUCIFER - Lucifer I ★★★ (2020-04-05 21:07:02)

The Oathのシンガーだった、ヨハンナ・サドニスが新たに立ち上げたバンドの1st。リリース元はRise Above Recordsに、ギターがAcid ReignやCathedralのゲイリー・ジェニングスが全面参加とくれば、もう出てくる音も想像がつきますが、期待通りの暗黒系ドゥームサウンドを披露。ド頭からオマージュ全開にニヤニヤさせられますが、先人たちからの影響も包み隠さずに取り込む姿も巧みに構成されており、そこにヨハンナ嬢の時には、けだるさもある歌い回しが独特の間を生み出し、淫靡な背徳感を演出、魔術的な響きに妖艶な空気を持ち込み、サバト感を高めているが特徴的と言えるだろ。
それと同じくらい近寄りがたき神秘性を持ち合わせているもの魅力と、圧倒的な闇の存在感を出しつつも、その闇に一筋の光明を射すのも彼女だというのが面白い。オジーへの憧憬も隠さない歌声、ヘヴィさに重きを置いたリズム隊が密接に絡み合う高濃度ヘヴィグルーブ、足取りの重いリフワークは、オカルト神秘主義への親和性の高い音楽性を踏襲することで、中毒性を高めているも魅力ですね。


LUCIFER - Lucifer II ★★★ (2020-04-05 21:23:49)

前作から3年の間にメンバーがヨハンナ嬢を除く全員が交代、新たに参加したのはThe Hellacoptersのニッケ・アンダーソンが参加と、バックが変われば音楽性も変わるという事でオープニングからヴィンテージ臭も香りノリの良いロックナンバーで幕開けと印象を変えてきました。前作に収録されても違和感のない②も出ますが、④ではストーンズのカヴァーと参加メンバーやソングライティングチームを考えれば、進むべき道は1stではないという事を実感するでしょうね。

アルコールに交じりドラックの香りが漂う古典ロックの再考、1stとは違うロックのダイナミズムと、濃度のあるハードなウネリに酔わされます。良くも悪くも灰汁が薄まったことにより万人受けする音楽性になった。
彼女のキャラを考えるとこちらの方がハマっているかもしれない。


LUCIFER - Lucifer III ★★★ (2020-09-20 13:08:01)

懐メロ全開のヴィンテージロックバンドに変貌を遂げた2枚目にして通算3枚目のアルバム。こういうのが大手メジャーからリリースされるのだから驚きです。
ヨハナ嬢の妖しくもけだるい歌声は、重く引きずるようなリフと濃密に絡み、独特の風合いを披露。時には妖艶なる喘ぎにも似たセクシャルさもあり、このバンドの独自性を高めているのが印象的。マニアックな古典ロック的ニュアンスも強めだが、同じくらい懐かしさから醸し出される親しみやすさ、本格派の音作りなのに、敷居が下がっているのはフロントマンたる彼女のパフォーマンス力に尽きるだろう。
この手のヴィンテージロックバンドの魅力たる、聴き手を麻痺させるようなトリップ感も残しているのが肝。聴きやすいがマニアックさに手抜かりがないのが良かった。


LUCIFER'S FRIEND - Black Moon ★★★ (2021-07-18 07:07:33)

日本ではイマイチ、認知度を高められなかった稀代の名シンガー、ジョン・ロートン。パワフルかつ澄み切った高音域を武器に情感を込め歌い上げる姿は唯一無二の魅力を持っており、個性は薄めの声質だが、これほどのパフォーマンス力を持つシンガーを見つける事は出来ず、個人的は愛して止まないヴォーカルでした。ブルージーなロックを唄う姿も激ハマりなロートン、今作でも多種多様な音楽性を全方向から受け止め最高のアイデアで歌い切っています。
70を超えたおじいちゃんとは思えない艶やかで伸びのある歌声、高貴でインテリジェンスな風合いも出せる彼のパフォーマンスを主軸にバンドサウンドを作り上げた演者のアイデアも素晴らしく、古典的なスタイルの中に今を取り込み新風を吹き込んでいる。
晩節を汚しまくるカヴァーディルとは違い、等身大の魅力を反映したセンスと聴かせ方の上手さに舌を巻きますね。昔の名前を引っ張り出すだけではない現役感、今が全盛期を思わせるクオリティの高さに改めて魅了されましたね。
ありがとうジョン・ロートンである。


LUCIFER'S FRIEND - Black Moon - Call the Captain ★★★ (2021-07-09 16:38:12)

現役感バリバリのハードチューン
艶やかでハリのある歌声にウットリします
バックのプレイもクールなのにパッショネイト溢れまくりです
キレてるねぇ熱いねぇ
ロックしてますなぁ
終わらないで永遠に続いて欲しいと思う名曲です


LUCIFER'S FRIEND - Lucifer's Friend ★★★ (2020-03-18 19:13:07)

ドイツのバンドに英国人シンガーのジョン・ロートンが加わりリリースされた記念すべき1st。(直前にAsterix名義でアルバムをリリース、おなじ1970年という仕様、しかもジョンの他にトニ・カヴァーナという二人のシンガーがいたバンドである)重厚なアンサンブルを従え唸りをあげるハモンドオルガンの音色。伸びやかで澄み切った声、魂を震わすジョンのエモーショナルヴォイスにひれ伏すのですが、多種多様なロックを巧みに料理、70年代初頭にここまで完成度の高いハードなロックサウンドを披露しているのに恐れ入る。初期衝動を擽るストレートなハードさと、アーティスティックな感性を刺激する色彩美豊かなロックサウンドの凄み、緻密な構成力を持ち合わせているのに難解に聴かせない絶妙なバランス感覚に唸らされる。

ハモンドオルガンとジョンの歌を中心に繰り広げられるハードロック一代絵巻、次のアルバムから色濃くなるプログレッシブな構成、その前哨戦のような楽曲も収録されたりと、アイデアを巧みに積み上げ無理無駄なく聴かせた手腕に、これまた唸らされます。70年代という自由な発想とアーティスティックな感性を支持された時代の賜物。幅広い層に支持されるように多様性を持ち込みつつも、有機的に絡み合うヘヴィロックサウンドの凄みに舌を巻きますね。これぞ70年代のロックでしょう。この歌と楽曲構成があるから後年、ジョンがヒープに引き抜かれたんだろうなと納得させられますね。欧州ならではの陰影のある叙情美がたまらん。


LUCIFER'S FRIEND - Mean Machine ★★★ (2019-06-28 13:27:40)

再びシンガーの座に出戻ったジョン・ロートンをフィーチャーした意欲作。コマーシャル路線を尽き詰めた中で成功に結び付かなかったバンドとしては会心の出来栄えと言えるバランス感覚に優れた名盤となった。
シーンの勢力図を塗り替えるように隆盛を極めたNWOBHMの影響も確実にあるのだが、キャリアに裏打ちされた曲作りの旨味、各メンバーの妙技がバランスよく散りばめ、何を聴かせたいかを明確に示しているのがポイントだ。
メロディアスだがハード&エッジーなサウンドは、ジョン・ロートンの澄んでいるがパワフルな歌声に導かれ勢いよく躍動している。どの曲にも親しみやすさを持ち込んだソングライティング力もギラリと光り、このバンドが歴戦の兵だった事を再確認させてくれているのもポイントだ。派手さや勢いでは、けして誤魔化さないアンサンブル力の旨味も凄い。
このアルバム、今聴いても古さを個人的には感じない。実に先鋭的な要素があるスタイリッシュなHM/HRサウンドだと思っている。上手い歌とフックに富んだメロディ、スリルと伴った演奏、テクニックに埋没しない構成力、キャッチーさを損なわない聴かせたかの上手さに舌を巻きますね。日本での知名度はメチャクチャ低いのだが、もっと認知されるべき名盤であろう。


LUCIFER'S FRIEND - Mean Machine - Hey Driver ★★★ (2020-03-15 18:41:22)

ドラマティックですね
尻上がりに盛り上がる展開が好きです
ジョン・ロートンは何を歌っても様になりますね


LUCIFER'S FRIEND - Sumo Grip ★★ (2010-09-05 13:18:00)

発売当時はジャケとタイトルに「メタルを愚弄するな」と一喝
見向きもしませんが(若気の至りです)
希代の名シンガー ジョン・ロートン参加に食指が動き購入
メロディアスなAOR調のHM/HRサウンドに乗る彼の伸びやかな歌唱と
ピーターのアレンジに泣かされます
叙情的なメロディを奏でる適度なハードサウンドは耳なじみも良く
重厚なベテランならではの安定感のある至高のサウンドにひれ伏しました
1994年と言う時代背景が生んだ悲劇でしょう
真新しいさのないサウンドと時代の流れに黙殺
メロディアスなサウンドをこよなく愛する方なら是非とも聴いてもらいたい名盤です
ジョン・ロートンという希代の名シンガーの極上のパフォーマンスを
堪能するなら今作は必聴です


LUCIFER'S FRIEND - Sumo Grip - Back in the Track ★★ (2011-02-20 21:10:24)

伸びやかなハイトーンが心地よく感動を運びます
ジョン・ロートンの歌声が響きますね
AOR調のハードロックナンバー
シンプルなビートが逆に良いです


LUCIFER'S FRIEND - Sumo Grip - Don't Look Back ★★★ (2011-04-28 04:14:37)

温か味のあるメロディが耳を惹きます
ハードでポップなナンバーですね


LUCIFER'S FRIEND - Sumo Grip - Heartbreaker ★★★ (2010-09-05 12:57:35)

ジョン・ロートンの伸びやかで力強い歌声に涙が
叙情的なメロディを歌い上げます
アレンジも素晴らしく
ピーターが奏でる旋律も素晴らしい


LUCIFER'S FRIEND - Sumo Grip - One Way Ticket to Hell ★★★ (2010-09-05 13:02:34)

AOR調のメロディアスなHM/HRナンバー
ロートンのハイトーンに泣かされます
サビメロに涙腺が刺激され
ギターソロで決壊です
カッコええわぁ
メロディアスはサウンドが好きな人は是非!!


LUCIFER'S FRIEND - Sumo Grip - Rebound ★★★ (2011-05-14 03:20:08)

渋みを増した艶のある歌声が染み渡ります
都会的イメージを抱かせるなAORナンバー
地味だが好きですね


LUCIFER'S FRIEND - Sumo Grip - Sheree ★★★ (2011-05-14 03:23:05)

仄かな哀愁漂うメロディにキュンとなります
洗練されたAORナンバー
色気のある艶やかな歌声が映えます


LUCIFER'S FRIEND - Sumo Grip - Step by Step ★★★ (2011-04-28 04:20:21)

躍動感溢れるアップテンポなナンバー
キーボードを前面に出していますね
魂を揺さぶるシンガーのパフォーマンスは一聴の価値あり
アレンジも嫌味にならないロック色も残しています
この良い意味でのメジャー感は流石ですね


LUCIFER'S FRIEND - Sumo Grip - You Touched Me... ★★★ (2011-04-28 04:16:12)

ピアノをバックに切々と歌います
泣かせますね
感動の王道バラード
流石はジョン・ロートン
名曲ですね


LUCIFER'S FRIEND - Too Late To Hate ★★★ (2021-07-09 16:33:39)

ユーライアヒープ脱退後、大きなキャリアを築かなかったジョン・ロートン。並みのシンガーなら分かるが稀代の歌い手を思われるジョンが、なぜ表舞台に拘らなかった不思議である。そのキャリア形成の為、すっかりあの人は今、的な認知度になってしまったが彼の歌声に衰えなど一切なく、その力強い美声は円熟味を増していました。

久しぶりの表舞台の作品と言える今作、還暦を過ぎたとは思えないジョンの伸びやかで艶のある歌声、あらゆるタイプの歌いこなせる器用さ、そして全てを自分のカラーに変える存在感、癖の無さがインパクトに残りづらいとの声もあったらしいが、この表現力こそ最大の魅力。幅広いレンジをフォローできる魅惑のパワーヴォイスで全てをジョン一色に染め上げています。

バックを支える演者もジョンの唄を頂点に形成されているが、そこは手練手管の寝業師と言わんばかりにバラエティ豊かな楽曲を用意。無理無駄のないコンパクトなアレンジではあるが、そこかしこにキャリアに裏打ちされた味わいのあるプレイとアレンジで魅了。懐かしの再結成なんて話題性など微塵も必要としない現役感が漂っています。

軽やかなオープニングこそあれだが、②からはジョンの歌声もエンジン全開。メロウな③で聴けるエモーショナルヴォイスに心酔と早くもクライマックスを迎えたと言いたくなるのですが、そこからが更に凄い、いぶし銀のグルーブ感に酔える④、ノリノリの⑤と続きテンションも爆上げ、⑥が登場した時には、松坂大輔ばりに自信から確信に変わりましたと言わんばかりの名作フラグも発動と、硬軟交えた古典ロックの旨味を携え完膚なきまでに聴き手を叩きのめしていきます。今が全盛期と言わしめるフレッシュ感も頼もしい限りと言えますね。

老いて益々盛んなるべし、ジョン・ロートンの訃報は残念極まりないものである。また一人巨星を失った。
この声の変わりはない。ロニー・ジェイムス・ディオがそうであるように、ジョンもまた不世出の天才であったR.I.P。


LUCIFER'S HAMMER - Time is Death ★★ (2019-02-06 13:58:17)

南米はチリ産の正統派HM/HRバンドが2018年にリリースした2nd。オープニングからJP仕込みの大げさなイントロの曲で幕開け、そのまま突っ込んでいくのかと思ったら走り出さずに展開と、うぅうんと乗りきれなかったりするのだが、適度に湿ったサウンドは懐かしき香りを発散、JP、メイデン、NWOBHMと往年のスタイルを実直に踏襲したスタイルは、目新しさは皆無、もっさりとした鈍さも引き継ぐ悪さもあるが、鼻腔を擽る地下室トラディショナルサウンドを聴かされると、こういうスタイルのバンドが地下を支えているなぁと実感していますね。
何か始まりそうで、何も始まらないもどかしさが難点なんだが、それが味と捉えられるかで評価が大きく分かれるでしょう。


LUJURIA - Sin parar de pecar ★★ (2016-06-02 14:26:43)

1991年から活動を続けるスペイン産のベテランHM/HRバンドが1999年にリリースした3rd。時代性を考えると恐ろしいくらいに90年代テイストを排除した作風に驚かされますが、この適度な重さと隙間のある音作りはなんとも懐かしい風を運び、無難過ぎるきらいはあるが、80年代中期のスタイルにスペイン的な哀愁と熱情を塗したアッツアツの王道スタイルを披露。刻み系のシンプルなリフワーク、塩っ辛いオッサン声、特別に速くもなければ、過激さもない、刺激的な現代において、また当時としても稀有な音楽性となるのですが、キャッチーでドライブ感のある楽曲はどれも活きがいいですね。そして自分たちの好きな事を実直に表現している姿がなんとも微笑ましい気分にさせてくれましたよ


LULLACRY - Be My God ★★★ (2012-06-23 16:48:18)

北欧はフィンランド出身の叙情派ゴシックメタルと形容すればよいのでしょうか?どこか退廃的で甘美なメロディと女性ならではの可憐な歌声が見事にマッチした女性シンガーを擁するツインギターバンドの2001年リリースの2ndを紹介します。当時行きつけのCD屋さんでBGMとして掛かっており、独特のメロディラインとトーンにやられ即購入を決意、新しい発見を出来るのはいいことですからね。北欧ならではの哀愁を含んだどこか儚げで甘味な独特のメロディラインと暗いミステリアスな情景が浮かび上がるトーンの持つ世界観にやられました、この手のサウンドに免疫のない自分にとってはの中毒性が高かったですね。懐古主義に終わらないヘヴィな音像とキャッチーでありながらも潤いを含んだ哀愁のメロディの数々に胸キュンです、そしてその甘美な世界観を彩るタニヤ嬢の可憐な歌声に泣かされます、けして軟弱な印象を与えるわけではない凛とした女性らしい佇まいが魅力的です。何度も同じ事を繰り返す稚拙な表現力しか持ち合わせない自分では上手く説明できませんが、時代性を加味したハードさと哀愁をまぶした甘美でキャッチーなメロディ、三分代の曲も多くコンパクトに纏め上げ無駄なアレンジを排した曲作りの上手さも手伝って聞きやすさ抜群の名盤ですね。 


LULLACRY - Be My God - Be My God ★★★ (2012-06-23 16:22:22)

生々しい歌声がなんとも魅力的です
ダークでヘヴィ前半と
メランコリックなサビメロとの対比も聴きどころ


LULLACRY - Be My God - Bonfires of Time ★★★ (2012-07-01 22:10:49)


甘美なメロディが躍動しますね
彼等らしいサウンドを堪能できます


LULLACRY - Be My God - Embrace Me ★★★ (2012-06-23 16:19:52)

胸を締め付けつフックに富んだメロディ
ピアノの使い方にやられたな
女性らしいキュートな歌声が音楽性にバッチリとフィットしています
哀愁溢れる泣きのメロディに心が潤います


LULLACRY - Be My God - Firequeen ★★★ (2012-07-01 22:16:31)

北欧産ならではの叙情的かつ甘美なメロディ
女性シンガータニヤ嬢の歌声がよりロマンティックな雰囲気を醸し出します
5分半のドラマを堪能できますね


LULLACRY - Be My God - I Don’t Mind ★★★ (2012-06-28 14:43:57)

情感豊かな歌声と甘美なメロディ
うっとりとさせられる陶酔感がたまりませんね
この甘さがいいのです


LULLACRY - Be My God - Into Your Heart ★★★ (2012-06-28 14:36:44)

センチメンタルですね
ハスキーがかった声は曲調にあっています
ロマンティックで甘美なメロディが聴きどころ


LULLACRY - Be My God - Pain, Walk With Me ★★★ (2012-06-28 14:40:02)

彼等らしいムーディーな魅力溢れるミドルナンバー
サビメロの胸キュン度が評価の分かれ目かな
こういう風に料理するのが斬新に感じましたね


LULLACRY - Be My God - Thorn of the Rose ★★ (2012-07-01 22:12:26)

わりとシンプルでストレートなHM/HRナンバー


LULLACRY - Be My God - Without the Dreamer ★★★ (2012-06-28 14:35:03)

しなやかさと躍動感
キャッチーだと甘美なメロディ
このバンドならではの魅力でしょう


LYNCH MOB - Babylon ★★★ (2023-10-24 10:29:42)

それなりにアルバムをリリースしていたが、興味の対象ではなかったジョージ・リンチ率いるファンキーなハードロックサウンドが売りのバンド、その後は実験的なスタイルで勝負していたらしいが聴いたことがない。
そして2023年にリリースされた今作は、初期の頃を彷彿とさせるのも、もっとソリッドでメタリックなナンバーも収録と、80年代的なスタイルを墓標としつつも、単なる回顧録では終わらない現代的なフィルターを通したサウンドを確立している。
ヴァン・ヘイレンみたいな曲もあったりと、余興的なフレーズもあるが、お爺ちゃんとは思えないキレのあるギターを弾く、ジョージの衰え知らずのカミソリギターに舌を巻く。
ギターオリエンテッドな作風だが、バランス良く歌も前に出しバンドとしての体裁を保っている。主役はジョージだが脇役にもしっかりとスポットライトを当てバンドサウンドから一体感を生み出している点も評価出来るだろう。
驚くのはここで歌うプエルトリカンのガブリエル・コロンブス(Gabriel Colónでコロンブスに翻訳されるの?)の器用さ、復活したSavage Graceのリードシンガーとしても知られる彼だが、そこではロブ・ハルフォードのようなメタリックシャウトをかましている。それだけに、ここで聴けるスタイルとは感触もだいぶ違うので、なかなか器用なタイプであることは間違いないだろう。

このアルバムにはグルーヴィーさもあるが、それ以上にメロディがある、普遍的な魅力を携えている。かつてのスタイルではあるが、進化形である事に間違いはない。しかし後ろ向きと捉えるかで評価は分かれるでしょうね。
全曲名曲なんてアルバムはそうはお目にかかれません、お好みの曲を摘まみ雰囲気を楽しめたら十分でしょう。ジョージ・リンチというギタリストには、それだけの価値がありますよ。


LYNCH MOB - Revolution (2016-08-21 16:17:49)

ドッケン時代の曲とリンチモブの1stの曲をカヴァーした一枚。原曲にあった華やかさを全て削ぎ落したモダンヘヴィネスヴァージョンに全編仕上げており、その方面が苦手な人にとっては悪夢を辿る問題作。少なくともカミソリギターと言われた攻撃的なギターでありつつも印象的なフレーズを奏でる分かりやすい事は一切行わず、所謂。時代性を完全に飲み込み寄せにいったと言う事ですね。彼のルーツにはないグランジスタイルやモダンヘヴィネスギターは多くのジョージファンにとって、またドッケンファンやリンチモブファンにとっても誰一人得をしていない残念なアレンジにとなっており、言葉を失いますが(Paris Is Burningは大胆なアレンジを施していますがメタルギタリストとして往年の空気を感じる事が出来ました)セルフリメイクですからね、昔の名前で出ていますなギターでは意味は無いし新たなる解釈を持ち込んだジョージのやる気は素晴らしいですね。ドッケンのアルバム『Shadowlife』の流れを引き継いだような音楽性が好きな人にはおススメです。


Lance - While the Giant Sleeps ★★★ (2021-04-29 00:17:57)

ヴォーカル、ギターにキーボードとバンドの主役を張るランス・マシューがランス名義で1996年にリリースした1st。ジャケットに顔アップで映る武将様似の優男がランスさんだと思うのですが、これが実に癖のないワールドワイドなサウンドを披露。スウェーデンのEmpire Recordsから世に出ているのですが、北欧風の甘さよりもスパイスの効いたハードテイストも感じさせ、大衆性にニヒリズムも盛り込んでいる。
勉強不足の為、主役であるランスさんの事は何にもしりません、でもアーティストとしの腕は確かなようで、チョイハスキーな声が、この無国籍メロディアスHM/HRサウンドにバッチリとハマっています。決して明るいメロディアスサウンドではありませんので、爽快とはいきませんが、90年の中頃に奇跡のようなスタイルをサウンドを奏でており、バラエティ豊かな楽曲も見事にやり切っています。無理無駄のないアレンジと秀でたバランス感覚、何を聴かせたいか明確に定めた楽曲にスキは見当たりません。
涼やかな風が優しく頬を撫でていく、哀愁のメロディアスロックの旨味、多様な楽曲を収録することでアルバムに起伏をもたらしているのも見逃せません。実に味のある一枚ですね。


Le Griffe - The EPs ★★★ (2022-07-10 20:44:44)

NWOBHMマニアにとっては幻のバンドと言えるマニア泣かせのEP2枚をひとまとめにしてボートラ一曲を追加した全9曲入のコンピ作。この幻の一品をリリースしたのが、相変わらず発掘に余念の無いNo Remorse Recordsからというのが激アツです。
いなたさのある垢抜けない英国ロック、そのねじ込まれた叙情性、洗練性とは無縁のハードサウンドは正にNWOBHMと叫ばずにはいられない煮え切らないハードサウンドを聴かせてくれます。
この作風で85年までバンドは活動するのだが、遅れてきたサウンドに需要もなく、アメリカン市場に売って出る予算もなかったろう、あえなくバンドは解散となるのですが、こうして2022年に日の目を浴びることになるとは、何が起きるか分かりません。こういう作品を復活させたレーベルの企業努力には頭が下がりますね。日本じゃイチオシはオジサンうけしそうな女性グループだもんなぁ涙


Leather Angel - We Came to Kill ★★ (2022-10-26 16:18:38)

知る人ぞ知る元祖アメリカンメタルバンド、最初はObsessionと名乗るも東海岸の彼らからクレームがあり、Leather Angelと改めて6曲入のEPを1983年にリリースしました。このようなレア盤が配信されているとは驚きです。
しかも手直し無しのチープさが漂っているのも凄かった。アナログ盤をそのまま流しているような錯覚を覚えるのですが、正直、このバンド演奏で納得されるような腕はなく、せーのでレコーディングしたような粗さが凄い。しかし、やろうとしている音楽は女性という偏見を一切挟ませない硬派なスタイルを築いている。パンキッシュでスリージーなハードサウンドは、同時期に活躍していたグラム系バンドよりもトゲトゲしいスタイルで勝負している。歴史的な価値としては高いが作品としては、やはりサブスクリプションで楽しめるからこその、レア盤という域は抜けていないが、NWOBHMからの影響も受けたスタイルである、Girlschoolのアメリカヴァージョンという言葉もハマるでしょうね。
今作リリース後、メンバーチェンジなどを経てバンド名をJaded Ladyと変更して活動を続ける。


Leather Heart - Comeback ★★★ (2016-09-14 15:59:07)

情熱の国スペインはマドリッド出身のツインギター編成による5人組は2015年にリリースした1st。スピード・パワー・メロディの三拍子がそろい踏み、3割、30本、30盗塁のトリプルスリー達成と言いたい、バランス感覚のとれた質の高い音楽性を披露。所謂NWOTHMと分類される音楽性なのですが⑤曲目にサバスの『Danger Zone』をカヴァー(グレンというよりはレイ・ギラン風)したようなセンス通りのスタイルだしメロディックでドラマ性もあり、なおかつ熱を帯びた普遍のメタルサウンドが大好物な方にはおススメの一品でしょう。類型的なスタイル故に先人達の比較もあるでしょうが、そんじょそこらのノスタルジーをくすぐるだけのバンドとは違う作品としての精度の高さとアレンジセンスは先人達にも比肩するほどのクオリティを携えており、ダイナミックなハードサウンドの中でも、馴染みやすいメロディを放り込む辺りの巧さは、このバンドの真骨頂でしょう。起承転結のある作り込み過ぎない展開の美味しさ、媚を売りすぎないキャッチネス、ヘヴィメタルの根幹を支えるハードな躍動感、これぞ正統派HM/HRと呼ぶに相応しいでしょう。


Letchen Grey - Party Politics ★★★ (2024-05-14 03:31:26)

所謂L.Aメタル界隈から出てきたバンド。オリジナル盤は1986年リリースの5曲入。最近ポルトガルのレーベルから全身のSexist時代のデモをくっつけて再発されたバンド。ちなみに2020年代に入り作品をリリースしているが、当時とは違うスタイルで勝負しているので、興味のある方は配信盤でも視聴してください。コッチをやって欲しかったんですけどね。Sexist時代はジェイク・E・リーがいたとこか、ギルビー・クラークがベース弾いていたとか、集合離散を繰り返すうつろいでいる当時のシーンを垣間見ますね。
プロデューサーをドン・ドン・ドッケンに頼むもあえなく断られるが、コーラスで参加したとクレジットあり。そんなこんなで、作品の方はというと、オープニングナンバーでバラードタイプから始まるという変化球を投じるも、このバンドは、そういうメロディとコーラスを大切にした音楽性を示唆しており、賑やかなパーティーロックや、毒気満載の淫靡で猥雑なロックサウンドとは違う、叙情的なメロディを大切にした音楽性を構築。
なるほどドン・ドッケンにプロデューサーを依頼した意味も分かりますね。歌い手も甘めの歌声でシットリとメロディを追いかけてくれるので世界観を壊しません。後半のSexistはもっとハードに迫っているので、前半と後半をミックスしたらVinnie Vincent Invasionみたいな音楽性になるので、彼らがもしレコード会社と契約を結び正式な音源を世に残していたら、日本人好みのメロディアスなアメリカンハードを聴かせてくれそうだったので、正式なデビューに至らなかったのは残念ですね。

再結成したのか分かりませんが、現在は新しい音源は配信されています。それはそれで、こっちを流通させて欲しいねぇ。日本人にはすかれそうなバンドなんですけどね。


Lionheart(New Zealand) - Running Free ★★ (2014-09-27 13:52:33)

こちらはニュージーランド出身の5人組からなるバンドです。リリースは1985年、青臭く荒削りだがクールなポップセンスが弾け出ている音はまんまNWOBHMに根差した哀愁の欧州サウンド全開の正統派、マニアならハードブギーな①の泣き方に悶絶、その後も派手さないものの憂いを帯びたメロディが沸々と青白い炎を灯し、燃えたぎる熱情に絆されること間違いなしな世界観に望郷をそそられるでしょう。古臭いNWOBHM風なサウンドは1985年に売れるような音ではないのですが、そのひたむきな姿勢と無垢なガムシャラさに捨てきれないものを感じ今でも年に1,2回は手を出すアルバムです。個性は薄目ですが懐かしい香りとハードなギターをフューチャーした力作、9曲入り40分未満なんでスッと聴けますので、その手のサウンドが好みの方なら楽しんで貰えると思います。


Lisa Baker - Fool of Lies ★★★ (2022-10-24 01:10:08)

リサ・ベイカーなる女性シンガーが率いるバンド名なのか、とにかくBON JOVI方式で彼女の名前がメインに出ているL.Aメタルバンド幻の音源。どうやら1986年に自主制作でシングル盤をリリースしているが、バンドは程なくして活動を停止。その後の行動を知るよしもありませんが、2022年の8月に未発表2曲を追加して配信版を世に出してきた、Amazonでも手に入るが、Spotifyなどサブスクの無料サービスがあるので、そこで楽しんで欲しい。
リサ・ベイカーなる女性シンガーは、ドッケン結成前のジョージ・リンチを活動したり、マーク・ケンドールとグレイホワイトの前身バンドにいたりしたらしいのだが、真偽のほどは不明。だがジョージとミック・ブラウンがいたXCITERの音源には二人のシンガーがいる、一人はParis Is Burningのオリジナルを唄うGreeg Sanford、そして後半の4曲を歌う女性シンガーがLisa Furspankerとクレジットされる女性シンガーがいるのだが、恐らく声が似ているので同一人物かと思います。

他の参加メンバーの事も分かりませんが、激レアのバンドである事は間違いないだろう。そしてL.A界隈もまた、NWOBHM同様、有象無象のバンドがいたことは間違いありません。
このバンドの楽曲はけしてレベルの低いモノではなく、メインストリーム寄りのキャッチーでハードなグラム系サウンドを適切に鳴らしている。4曲入だけに全貌が見えるとは言えないが、フルアルバムが聴いてみたいと思わせるだけの及第点は十分に献上できるクオリティを保持、なんと言っての主役である彼女の歌声が実に堂に入ったもの、ハードなサウンドに負けない存在感を発揮しています。パヤパヤ女子力高めの歌声よりもズッと頼もしく男前である。

それにしても配信の世界は奥が深すぎる、大手ストリーミングサービス以外にも、安価で世に出せるアングラなサービスもある。それだけに、過去の思い出の眠らせるのは惜しいでしょうね。どんな形であれ知って欲しいと思うでしょうね。
そういう意味では、CD選びもカタログだからと聖飢魔Ⅱに揶揄されるようなメディア偏重ではない、好奇心旺盛なマニアにこそ知って欲しいレア盤である。


Lost Society - Fast Loud Death ★★★ (2015-10-20 12:40:50)

以前ラウドパークにも参戦した事がある北欧はフィンランド出身の若きスラッシュメタルバンドの記念すべき1stフル。プロデューサーに同郷のサンダーストームのギタリストNino Laurenneを迎え制作、切れ味鋭いクランチーなリフを軸に疾走感溢れる古典スラッシュメタルが満載、重量感とスピード感を備えた楽曲は聴いていて実に気持ちがイイですね。若いのに整合感のある演奏とエネルギッシュなパワーが漲るスリリングな曲調は魅力的で、アイデア豊富なツインギターのプレイも実に洗練されたものだ。それに意外とキャッチーな歌メロを用意しサビでは拳を振り上げ口ずさめるような親しみもあり、このあたりもアレンジも含め良く練り上げられています。北欧はフィンランドからこのようなベイエリアサウンド直系のスラッシュの登場に驚きを隠せませんがスラッシュメタルマニアのみならずスピーディな曲調が好みの方なら聴いて損はしないでしょう。それにしても若いのにキッチリ作り上げていますね。聴き進めるほどに感嘆させられますよ。


Love Machine - Hungry for Your Love ★★★ (2020-10-20 13:10:51)

イタリアのメロディアス系正統派HM/HRバンドが1992年にリリースした2nd。鮮烈なメロディと歯応えのあるハードテイスト、二本のギターとキーボードを駆使し時には軽やかに、そして力強い旋律が駆け抜ける王道スタイルを披露。北欧系のような雰囲気もあるが、そういう甘さよりもパワフルさが勝っておりメタルバンド特有の荒々しさがメロディアスなサウンドと絶妙なバランスをもって駆け引きを行い、互いの良さを高め合っている。この手のメロディアスHM/HRにとっては奥行きのないサウンドメイクに良さを殺されているが、低予算に恨めしい思いを抱きつつも、それ以上に楽曲の質も高く、甘すぎず軽すぎない男前なHM/HRサウンドで勝負している。

これで、もう少し歌い手に表現力があれば良いのですが、粗い声質の歌い回しではイマイチ曲の良さが伝わってこないのも、このバンドの短所と映ってしまうが、メロディを大切にする曲作りに、島国日本の情緒に訴えるようなメロディが満載、そこに秘めたるパッションが弾けるバックのカロリー高めの演奏がテンションをアゲアゲで迫ってくるんだからな、メロディ派なら大いに楽しめるでしょう。

こういう爽やかだが泣いているHM/HRは欧州ならではの味わい、大切にしたいものです。ピアノの旋律が涙を誘うバラードなんて、上手い歌で聴きたいに決まっているんですけどね。日本のインディーズ系にも通ずる歌は弱いが曲はイイ、音質云々の不満を飲み込ませる力技に目を細めてしまいます。ワタクシこういうの大好物なんです。


Lyin Rampant - Up and Cumin ★★★ (2020-08-02 16:51:24)

元TYTANのギター兼ヴォーカルのステュワーティー・アダムスがHEAVY PETTINから離れたエディ・トレーナーとタム・クリーマーらと合流して結成されたバンドのデビューアルバム。1987年に今作を残したきりで詳しいバイオは知られていないが、英国的な憂いのある叙情的なメロディが爽快感のあるポップサウンドと濃密に絡み合い、洗練されたハードテイストと嫌味なく融合、売れたい路線ではあるが、本格派の手触りの残し、歌モノ系のライトヘヴィソングマニアなら大いに楽しめるでしょう。

こういう本格的なメロディアスサウンドを作り込んだのに、オレンジ色がかった配色が目に痛いセクシー系の女性が映り込むジャケが大損している。あのジャケならもっと軽薄でインチキ臭いロックが飛び出してくると思いますよ。

サブタイトル(SAYONARA)とある⑦曲目のSay Goodbyeなんてキラキラ系のキーボードを隠し味に、日本人好みの哀愁と情緒があったりと、十分に需要のあるサウンドに仕上がっている。真面目に作り込んでいるだけに知名度が低かろうが、メンバーから小粒感が漂うが、質の高さは標準をクリア、メロディ派のハードマニアなら手にして損はしないでしょう。かつては中古市場でも破格の値段で取引された一品。それがダウンロード市場では安価で手に入るのだから、ありがたい世の中です。

個人的には、こういった蒸し暑い夏の日に、クールダウンさせるのにピッタリの一枚。甘すぎず酸っぱすぎない情緒のある。大人のメロディアスハードポップサウンドってのは、あまりないのでね。ギターがしっかりと自己主張出来ているからハードさも補完されているのもありがたい。


Lynx - Caught in the Trap ★★ (2015-12-17 09:51:21)

スウェーデンの5人組による1985年リリースの1st。北欧メタル特有の甘美なメロディよりも硬派なスタイルの古典的手法に乗っ取った作風は懐かしさと供に安定感を誇り、特にリッチー愛溢れるリードギターには苦笑いも覚えますが、その手のスタイルが好きな方には共感出来る面も多いでしょう。北欧らしい憂いのあるメロディは北欧産の成せる技、甘さ抑えめのハードテイストとリッチー万歳のフレージングを甘受出来るのか?通して聴くとメリハリに欠ける構成に眠気も襲うと、今作一枚で消えメジャーになれんかった脇の甘さを感じずにはいられませんが、RAINBOWマニアに流れる紫色の血が騒ぐ面を、やはり持ち合わせており、ついつい最後まで聴かせてしまう言う魔力があります。マニアご用達の北欧サウンド故に、その筋の人ですら賛否が分かれそうな一品ですが、探せば簡単に耳にする事が出来るのでお試しあれですね。


M-16 - Locked and Reloaded ★★★ (2015-04-14 13:55:38)

M-16にアルバムタイトルが「Locked And Loaded」とくれば相当、物騒なサウンドを予測し身構えるものですが、①からAOR風のメロディックなナンバーの登場に肩透かしを食らった気分になります、その路線を崩さない②、バラード③と進みバンドの方向性も見え、馴染んでくればメロディ派なら楽しんでもらえる事うけあいです。要所を締めるツインギターの哀メロを引き立てるアレンジも上々に、④のようなエモーショナルな作風はある意味バンドの真骨頂として響き、ライトなポップ路線との対比に一役も二役もかい、ハードなリフも新鮮な疾走ナンバー⑤のシャープさはまさにUS産ならではのドライな切れ味。洗練された癖の無いメロディはNY出身ならではとも言え、個性不足な歌声と抑え気味の演奏に、やや無難すぎる面はあるが、一頃の正統的なUS産HM/HRバンドの系譜を辿るスタイルは大いに好感が持てますね。KING KOBRAやKEELあたりが好みの方には結構ハマる音かと思います。硬派よりのアメリカンロックサウンドがイケる方にも薦めれますね。


M-pire - Chapter One ★★★ (2022-12-15 14:07:20)

手は目よりも早いで話題をさらったジョシュア・ペラヒアが90年代に、M-Pireというバンド名で活動していた時代があります、今作は1995年にリリースされたフルアルバム。ちなみに2001年にJoshua Perahia名義で再発されているので、ややこしいのですが初っぱなは、この名義でのリリースでした。シンガーにはマイケル・オマラを迎え、ジョシュアなりに90年代を意識、ザラついたアメリカンロックも取り込み、ジョシュア流SKID ROWみらいな感じの作風に仕上げている。
正直、95年でも古いサウンドなのだが、ソロではジョシュアらしい面も見られるが、全体的には抑え目でありバンドサウンド勝負という方向性だ。正直、懐かしい空気のサウンドだし、何もジョシュアがやらなくてもではあるが、80年代末期から90年代前半に登場したメインストリーム系のハードサウンドが聴きたいというマニアには丁度良いでしょうね。
でもTYKETTOとかいるからねぇ、流石にジョシュアには、もうチョイ、ピロピロ系か哀愁の叙情派スタイルに倒錯して欲しいと思いますが、これも世の常ですよね。元々、名義も違いますからね。
このバンド、シンガーが中々の実力派でバズ風味ではあるが、キレイ目の高音を歪ませて歌う様もハマっており、上手く寄せに言っている。英国のTALONではノビノビと唄っており、こちらを気に入った方はTALONもチェックして欲しいですね。


M.O.D. - Gross Misconduct ★★ (2022-04-05 13:41:27)

個人的にはドラムのミックスが好きになれずイマイチのめり込めなかった作品であるが、ビリー・ミラノのお遊び感もほどほどに、音楽性を一括りにできあいごった煮肉弾戦ロックを展開、この軽快なグルーブとノリにライブ会場ではモッシュの嵐が巻き起こるだろうと容易に推察できますよね。汗が飛び散るライブ会場、そのフラストレーションを吐き出させる好戦的なロックサウンドは、多様性を孕み多方面からマニアを集め楽しませてくれます。
理屈や理論では語れない様式、しかし、こうして今の感性で聴けば十分に筋の通った作風であり、整合性を高めた今作もまた、刺激的なサウンドを持ち入り聴き手の奥底に眠る野生を解き放ってくれます。
演奏レベルも高いし迫力もある、それだけにドラムの音が気になりますねぇ。


M.O.D. - U.S.A. for M.O.D. ★★★ (2021-01-26 21:29:50)

遊びが高じてアルバムまで作り、短期とはいえツアーまで行ったS.O.D.、このバンドは、その精神性を継承するような形で本腰を入れ動き出したバンドと言えよう。
プロデューサーとしてスコット・イアンが参加、S.O.D.と比べると真剣にバンド活動をしているという印象が強く、かっちりとまとまっている。その辺りが、少々食い足りないと思ったりするのだが、それは比較しての話で合って、無用な情報を省き作品に向き合えば、ハードコアテイストの強めな無国籍スタイルを形成、冷たく突き放すイーブルさ、都会的とも言える底知れぬ恐怖に満ちた暴力性、タイトに練り上げたリズムとリフワークからも感じられる冷徹な響きが、前のめりに突っ込んでくるからたまりません。
少々ドライに感じるのですが、そういう無機質さも差別化を図る意味では正解と言えよう。


MACBETH - Wiedergänger ★★★ (2016-11-19 13:55:55)

バンド結成は1985年、東ドイツのテューリンゲン州エアフルト出身のバンドです。1987年頃にバンド名を『CAIMAN』に改名して活動するもメンバーの自殺などにより活動を停止。2000年代に入り本格的に復活を遂げ2012年リリースの今作が2ndとなるワケありバンド。アグレッションなパワーメタルサウンドを中軸にデスメタルにも通ずる荒涼としたメロディと苛烈な暴虐性を加味したサウンドは一本筋が通っており、アコギなどを盛り込みドラマ性にも富んだ曲作りの巧さは、最大のアクセントとなり楽曲にメリハリとつけています
ブラストビートも持ち入ったリズム隊の突破力、キレ味鋭いリフワーク、そして悲しみを増幅する扇情的なフレージング、咆哮するタイプのシンガーだが濁声で武骨なれど、歯切れよく歌い込めるのも好印象と、ダークでブルタリティのあるスラッシュ/パワーメタルサウンドとの相性も良く、昔流儀のデス、ブラック、スラッシュといった要素もあるが、東欧圏のバンドに通ずる翳りのある荒涼としたメロディは、無慈悲なる暴虐性と悲哀を演出する叙情性とをバランス配合する事に一役買っており、その中でモダンでエッジの効いた音作りは今の旬をパッケージしていて古臭さを感じさせない。
不穏な空気を纏ったコード進行が演出する、冷徹なる重々しい緊張感、神経を逆なでするような刺々しさもあるが、パワフルな曲調の中に切れ込んでくるメランコリックなメロディは心を揺さぶるモノがありますね。


MACBETH - Wiedergänger - Kamikaze ★★★ (2016-11-19 14:07:17)

和太鼓のリズム
楽曲のコンセプト
起承転結のある展開
日本人の琴線に触れるものが強くありますね
アグレッシブかつ重厚なサウンドを軸に悲哀を見事に演出してますね
映画『俺は、君のためにこそ死ににいく』を挿入しているのかな?
窪塚洋介、徳重聡、松尾諭出てるもんね


MACHINA - Majestic Machination ★★ (2009-09-27 00:34:00)

北欧はフィンランド出身の正統派HM/HRバンドの1stアルバムです
贔屓にしているCDショップにいったらたまたまお店のBGMとして掛かっているのを聴き
今の時代性を加味しつつも正調HM/HRなサウンドと無駄にデス声や女性Voで逃げない
スタイルとおそらくは北欧であろう叙情的な旋律に惹かれ購入、お店の方にバイオを聞いたのですが無名の新人だということを知った以外は収穫無しです。いわゆるフィンランドならではのゴシック的なニュアンスやデスメタルなどにも通ずる翳りのあるヘヴィなギターリフが耳を惹きますね、同郷のTAROTを思わせるVoもまずまず様になっており聞かせてくれます、ツインギター編成でベースは不在らしいです(GのMARKOが兼任?)。
正統派のHM/HRサウンドとフィンランドならではの哀愁に満ちた叙情的なフレーズは充分に心に訴え掛けるものがあり、フックに富んだメロディが涙腺を刺激します、若干詰めの甘さも感じるが今の時代にここまで清い正統派のHM/HRサウンドを叩きつけられると応援せざるわけにはいかず久しぶりに新譜のCDを即決購入いたしましたね。全く彼らに対する知識もないのですがパワー溢れる楽曲、躍動感溢れるリズム、ツインギターの絡みと僕は好きですね、今の時代を生きる正統派HM/HRが大好きです


MACHINA - Majestic Machination - Absence of Light ★★ (2009-12-05 02:53:31)

扇情的なメロディが胸を掻き毟る哀愁のHM/HRナンバー
線の細い歌声が気になるが中途半端なデスボイスでお茶を濁さないのに好感が持てます


MACHINA - Majestic Machination - Child of Fire ★★ (2009-12-05 02:56:41)

適度な重量感が心地よいですね
メロディアス加減も程よく効いています
若干詰めは甘いものの
扇情的なメロディが耳を惹くミドルナンバー


MACHINA - Majestic Machination - Flames from Abyss ★★ (2009-10-13 10:03:28)

力強いサビが印象的です
北欧ならではの荒涼とした雰囲気も印象的です


MACHINA - Majestic Machination - Lords of Illusion ★★ (2009-12-05 03:04:00)

荒涼とした北欧的な旋律が耳を惹きますね
フィンランドならではの色合いがなんとも言えない味わいを感じさせてくれます
メロウなヘヴィバラード
あっさり終わるのがね


MACHINA - Majestic Machination - Machination ★★★ (2009-12-05 02:58:30)

翳りのあるヘヴィなギターリフが耳を惹きますね
適度な重さと疾走感がカッコいいです


MACHINA - Majestic Machination - Metal Cult ★★★ (2009-10-03 00:04:37)

アグレッシブな疾走ナンバー
ツインギターの切れもまずまずです
3分弱だがドラマ性を感じさせますね


MACHINA - Majestic Machination - Requiem for the Reborn ★★ (2009-10-13 10:07:40)

中音域を駆使し伸びやかな歌声が同郷のマルコ・ヒタエラを彷彿とさせますね
北欧ならではの寒々としたマイナー調の楽曲がカッコいいですね
印象的なフレーズも聴こえてきます
アルバム全体的にいえることなのですがアッサリ終わりすぎるのがチョット残念かな


MACHINA - Majestic Machination - Sons of War ★★★ (2009-10-03 00:02:49)

翳りのあるメロディが耳を惹きますね
歌メロも哀愁が溢れていて印象的です
繊細さを内包したパワー溢れるアルバムを飾る
オープニングナンバー


MAD BUTCHER - Metal Lightning Attack ★★ (2017-12-07 17:25:11)

ドイツ産ツインギター編成の4人組が1985年リリースした1st。所謂HELLOWEENタイプの明るい疾走メタルとは一線を画す。バイオレントな空気に包まれた欧州産ならではのダークさもあるスピードメタルサウンドを披露。頭からかなり怪しい演奏で幕が開きますが、音楽的理論や譜割りなんて無視、男どアホウへヴィメタルなド直球の姿勢に、思わずのけぞります。その破天荒ぶりは、スポ根アニメの金字塔、巨人の星より、肩を痛めた星一徹が編み出した魔送球、一塁送球時に走者の顔面をかすめる危険球を編み出し選手生命を維持しようとした星一徹、それに対して一塁を守る川上哲治が言い放った『星君、今のはビーンボールじゃなかぁ』の名場面を思い起こさせるような、香ばしいメタル愛溢れるガッタガタのアグレッションに、どうノレば良いのか分かりませんが、とにかく、彼らは真摯にへヴィメタル道を追求しているのです。そのわき見を振らずに突き進む姿に激しく共感しますが、もう少し練習してからレコーディングに挑めよと言いたくなる不安定さを前にしても、ニタニタと笑みをこぼしながら楽しんでいる我が身が憎いです(涙)。
アイデアも豊富、いろんなバンドの影響を下地に作り上げた初期衝動溢れるスピードメタルにジャーマンメタルの真髄を見ますよね。とはいえ自らをメタルハリーと呼ばせるベース兼ボーカルのハリー・エルブラヒトのヘナチョコヴォイスにテンションも下がりますが、時より切れ込んでくるツインリードのハモリなど、聴かせる要素も大。強引なまでの剛球メタルサウンドに燃えるモノがありますよ。でも今の音ではないので、マイナーメタルに耐性のある方じゃないと厳しいでしょうね。


MAD BUTCHER - Metal Meat ★★ (2018-07-10 06:36:34)

ドイツを代表するへなちょこスピードメタルバンドが1987年にリリースした2nd。勇ましいアルバムタイトルに期待も寄せますが、前作を踏襲するような雰囲気モノのアグレッションと頼りない運転によるスピードサウンドを楽しめるかが最大のポイント。
よほどのクサレメタルマニアじゃないと喜べないと断言してしまうのだが、一たび耐性が出来たらもう抜け出せません。しっかりとしたプロダクションとタイトな演奏を心がけるともっと良くなるぞ、一軍、二軍を行ったり来たりする谷間の先発投手にコーナーを攻めろ、ボール先行になるな!など声を掛けたくなる、あの心境に似た愛着を覚えるでしょう。
やりたいのは厳つ目のスピードメタルもアイデアも演奏も追いつかないが、とにかくメタル愛に溢れた一品だ。前作より無理をしないで歌うヴォーカル。時より切れ込んでくるツインギターの可能性、ワタクシは長所を愛でるタイプなので、4年に一回は引っ張り出して聴きますね。
そして、今回久しぶりにアルバムジャケットを見て驚きました。完全にDestructionのEP『Mad Butcher』に描かれるキャラにソックリだからです。もしやDestructionに憧れてバンドを組んだのか?それならドラムはもっと練習せいよ。
同郷のバンドのジャケをパクるとは、それとも許可済みなのか?西城秀樹の妹分でデビューした河合奈保子みたいなもんなのか?そこに繋がりがあるのか分かりませんが、色んな意味で気になる存在のバンドとなりましたね。


MAD MAX - Mad Max ★★ (2018-11-09 12:19:28)

ドイツ産の正統派HM/HRバンドが1982年にリリースしたデビュー作。当時のタイトルはスバリ『Heavy Metal』でしたが、2009年にポーランドのMetal Mind Productionsからの再発盤ではタイトルが『Mad Max』に改変、どうやらタイトル『Heavy Metal』は自主製作盤のみだけで、オフィシャルリリースの商品は『Mad Max』だったらしい。

時代はNWOBHMの嵐が吹きあれる80年代の初頭。その勢いはヨーロッパ全土に拡散していくのですが、このバンドもご多分に漏れずNWOBHM直系、歯応えのあるリフワークと剛毅なリズムに押し出されるメタリックなサウンドを披露。欧州的なメロディを引っ提げ力強く突進していきます。あまりにも実直なスタイル故に個性は薄いのだが、マイケル・ヴォスも参加していないと言う事で、素朴なという言葉がフィットするスタンダードなハードサウンドを響かせている。

所謂ハロウィーン登場前のドイツという事になるのだが、ハロウィーンにはとても興味深い話がある。彼らの魅力は、明るく朗らかで純朴なメジャーキーによるメロディがあると思うのだが、あのメロセンスと言うのはドイツを中心にオーストリアやポーランド位までで流行ったシュラガーと呼ばれるサウンドによる影響が強いらしい、日本で言うところの昭和歌謡、ムード歌謡的なものに該当するのだろうが、そのドイツ近郊の国で1960年代に流行った音楽を、ハードロックに持ち込み成功したのがハロウィーン。日本ではジャーマンメタルと言えばACCEPTやSCORPIONSよりもハロウィーンの方がイメージも影響も強いのだろうが、それは実に限定的な話で、ドイツでも稀有なスタイルだったと言える。彼らのスタイルはごく限られた地域でウケた歌謡曲のメロディを導入したと言う事なのだ。そして、そのシュラガーは80年代には下火になったのだが、90年代にはユーロビートなどに大胆に持ち込まれ、知らず知らずの内に多くの人が耳にする音楽になっているらしいと、欧州経済と文化に詳しい、大学の講師に教えてもらった事がある。どこまで本当なのかは分からないが、ハロウィーンサウンドの根幹となる、コミカルタッチのメジャーキーサウンドは紛れもなくシュラガーの影響だと言うのは、こういうバンドの音を聴けば合点がいく。

そして地味だしキャッチーさも足りないが、それでもロックの塊のような豪快なサウンドには、何物にも属さない古典的なスタイルを踏襲する生真面目なHM/HRサウンドであったのは間違いない。むしろ欧州的なスタンスのサウンドと言うのはコチラの方が正統と思えるからね、文化の成り立ちを知ると知らないとでは全然話が違ってくるのも面白い。


MAD MAX - Night of Passion ★★★ (2014-06-19 07:59:45)

今やマイケル・シャンカーと一緒に行動を共にするマイケル・ヴォス率いるジャーマンメロディックHM/HRバンドが1987年にリリースした4th。活きの良いダイナミックなサウンドとマイケル・ヴォス節とも言える甘いメロディとの融合が高次元で果たされており実に良質なアルバムへと仕上げています。軟弱にならないハードさがキャッチネスも高めな楽曲の中でめい一杯盛り込まれておりロックな男前度を上々、流石はジャーマンメタルだと思わせてくれますね。日本のMAKE-UPも手掛けたSWEETのカヴァーがシングルカットされヒットしたようですが、オリジナル曲も十二分に魅力的で個人的にはカヴァーはおまけ程度と思っていますがいかがでしょうか?アメリカ市場を意識したポップフィーリングとマイケル・ヴォスのメロセンス、そこにドイツ産の男気がまぶされたメジャー感溢れる一枚、メロディ派なら聴いて損はしませんよ。べったり泣いていないし、フワフワ軽めでもない硬質さが丁度よいのです。


MAD MAX - Night of Passion - Burning the Stage ★★★ (2014-06-19 08:07:56)

なんだか大げさな始まりですね
そのまま重厚な雰囲気で曲が流れています
甘めの歌メロを上手く乗せていますね
サビに向かっていく流れにキュンとさせられます


MAD MAX - Night of Passion - Dive Through the Sky ★★★ (2014-06-19 08:09:34)

重さも有りますが軽やかですね
爽快感も上々な疾走ナンバー


MAD MAX - Night of Passion - Hearts on Fire ★★★ (2014-06-19 08:14:22)

甘いわ
どこか切ない酸っぱさがいい
それにしてもアメリカンだな


MAD MAX - Night of Passion - Love Loaded ★★★ (2014-06-19 08:03:26)

イントロからかましてくれる
ジョシュアのギターが印象的ですね
メロディアスでハードなダイナミズムがカッコイイです