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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 5501-5600
KUNI

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 5501-5600
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KROKUS - Change of Address ★★★ (2011-07-13 01:46:36)

音楽性の変化はアルバム毎のことなのですが、血気盛んな子供だった僕には「ひよったな~」でお仕舞い。時期を過ぎ正統派サウンドに飢えていた90年代に聞き返し良さに気がつきました。全編に渡り湿り気たっぷりの欧州産泣きのメロディを伴い華麗に躍動します。程よいポップフィーリングはメジャー感バリバリだし、違和感はあるのだが、良い意味で柔軟なスタイルを築いている。Vo、マーク・ストレイスの艶やかで感情表現豊かな歌声を披露しバンドの顔として君臨しています。
メロディ重視の軽めのサウンドですので、何をしてメタルかで好みも分かれるのでしょうが、重すぎずポップ過ぎないバランス感覚に気を配った一品です。
でも世界的には大失敗したアルバム。いくらなんでも路線変えすぎでしょう。


KROKUS - Change of Address - Let This Love Begin ★★★ (2011-07-13 01:36:43)

哀愁のバラードナンバー
欧州産の湿り気たっぷりな泣きのメロディに
胸が締め付けられます
涙腺決壊の珠玉のバラード


KROKUS - Change of Address - Now (All Through the Night) ★★ (2011-07-13 01:33:49)

哀愁のハードポップナンバー
肩の力がいい感じで抜けています
アルバムのオープニングとしては地味かな


KROKUS - Change of Address - World on Fire ★★★ (2011-07-13 01:48:57)

ハンパない泣きを発散します
ヘヴィさとメロウさが絶妙に融合しています
地味かもしれないが名曲です


KROKUS - Fire and Gasoline Live ★★★ (2021-12-05 17:02:20)

前年にリリースしたRock the Blockに伴うツアーをパッケージしたライブアルバム。ちなみにあのWarner Bros. RecordsからリリースされたモノはDVD付きの3枚組となっています。CDも全20曲を収録したフルボリュームのライブアルバムと知られ、ファンにとってはライブ完全体現とも言える内容としても支持される作品であり、ファンならずとも知られたライブアルバムでしょう。
会場はホームと言えるスイスだけに歓迎ムード、新旧の楽曲やカヴァーソングを散りばめ、バランス良く聴かせています。当然、あれがないとかこれが聴きたいという不満はあるでしょうが、復帰したマークを迎えるという意味や、2004年のライブという観点から好意的に受け止められる選曲かと思います。
彼らが国民的な人気があって、本文とも言えるロックサウンドをかき鳴らすことで、これだけ支持されるのだからたいしたものですよ。叩き上げのライブバンドが放つシンプルな響き、それは大地を揺るがすロックとなり会場を飲み込んでいきます。これがクロークスのステージなんだという事を雄弁に語っていますね。
ワタクシはDVDは見たことがないのであれなんですが、こうなると映像も見てみたいなぁ。1-7や2-2,2-8なんていいよねぇ。


KROKUS - Hardware ★★★ (2020-02-18 13:13:57)

マーク・ストレイスの加入した前作辺りから知名度をグッと上げた彼ら、今作は通算5枚目となるのだが前作の路線を推し進めつつもメジャー感も加味しようと模索した跡があり、やりすぎAC/DCを封じ込めつつオリジナルティを研磨しようと苦心した一枚でしょう。いろんな意味でやりすぎ感があり、⑤などに代表されるように、相変わらずやってんなぁとなるのですが、おなじ基本路線なら情熱刑事哀愁系のシンプルハードの⑦方が耳を惹きますね。その次い出てくる⑧の色気に、このマーク・ストレイス時代の真骨頂を感じますよ。
かつてはバンドの中心人物だったギターのトミー・キーファーが今作を最後に脱退。ドラック中毒が酷くクビになったのだが、その後1986年に、自ら命を絶ち人生を終えました。⑧を聴くたびに、そのことを思い出しますね。渋めの出だしから、転調して走り出す、この曲の持つ刹那な響きに胸が熱くなります。このエモーションもバンドの魅力でしょう。


KROKUS - Headhunter ★★ (2008-10-07 04:10:00)

アルバム毎に音楽性が変わるバンドで
どのアルバムがオススメかとなると
欧州産の叙情的なメロディとスピード感が絶妙な絡みを魅せる
王道を行くHM/HRサウンドを披露した今作が個人的には良いかと思います
レインボーに声を掛けられたマークの力強い歌声も素晴らしい表現力を携えているし
堅実なバックの演奏も時代を感じるタイトさとエッジが程よく耳を刺激してくれる
今の若い人にはかったるいなぁと感じるかもしれませんが
この手のサウンドの古典ともいえる作風は聴き応えがあるかと思います
正統性の強いHM/HRに興味のある方は是非触れてみて欲しいですね
AC/DCもどきじゃない彼らの個性も感じられる好盤です


KROKUS - Headhunter - Eat the Rich ★★★ (2008-10-07 03:54:31)

豪快なリズムが跳ねるノリの良いHRナンバー
ギターとベースの掛け合いも決まっている
単純明快たまにはこう言うのうを聴いてスキッリしたい


KROKUS - Headhunter - Headhunter ★★★ (2009-10-30 04:23:54)

古きよき時代を想起しますね
シャープでソリッドな疾走ナンバー
タイトなリズムプレイも切れ味鋭いツインギターも素晴らしい
ハイトーンも魅力な歌声もメタルしてますなぁ


KROKUS - Headhunter - Night Wolf ★★★ (2011-12-07 05:16:27)

直球勝負な疾走ナンバー
ナイトウルフなシャウトも聴けますね


KROKUS - Headhunter - Ready to Burn ★★ (2011-12-07 05:12:07)

メロディと適度なスピード感
王道を行くシャープなHM/HRナンバー


KROKUS - Headhunter - Russian Winter ★★★ (2009-10-30 04:31:26)

仄かな哀愁のあるメロディが耳を惹きますね
灼熱のVoが熱く迸ります
普遍の魅力溢れるHM/HRナンバーに焦がれますね
派手めのギターソロも決まっています


KROKUS - Headhunter - Screaming in the Night ★★★ (2008-10-07 03:51:14)

哀愁のある欧州産のパワーバラード
王道を行く展開が泣かせます


KROKUS - Headhunter - Stand and be Counted ★★★ (2011-12-07 05:18:43)

イントロがカッコいいね
ある意味クロークスな一曲です
ノリの良い豪快さを感じさせるHM/HRナンバー


KROKUS - Heart Attack (2020-02-21 22:01:39)

ヘアメタル勢になびきグラムロックしたなとコアなファンからは見放されつつあったバンド。しかしビルボートチャートに100以内に入るなど、けして失敗したとは言えないのが切ない。今となっては痛し痒しな状況に陥っていると冷静に判断出来るのだが、リリース時の浮かれまくりのバブルメタルシーンに思いを馳せれば、多くのバンドが大なり小なり、やりに行っているので…なんだか懐かしい時代背景に思いを馳せ目を細めますね。BURRN的には、扱われなかったのかも知れないが、アメリカ的には売れており、Change of Addressはビルボードチャートの45位を記録、モデルチェンジは一定の成果を上げたと言えよう。今作のリリースがけして注目度は低いなどあり得ません。むしろ次の一手を狙いに行く重要な作品と位置付けています。

88年という機運の高まった中でこのバンドが手を出したのが継ぎ接ぎだらけのロックサウンド満載の今作です。AristaからMCAへの移籍もあり、売れなければのプレッシャーも相当高かったのでしょうが、ここまでトレースが横行するとモラルの問題を提起したくなるのが音楽を楽しむ者の倫理とでしょうね。リメイクもあるが、露骨なやつが多すぎて冷静になれないというのが大勢を決するでしょう…けどね。このバンド、かつてはAC/DC直系のハードサウンドを奏でており、個性なんてものがあったもんじゃない、むしろ、その路線を何の疑いもなく継承することに個性を見出していたようなバンド。それだけに、このやり口もクロークスならではと言えるのが、何とも不思議なバンドです。みんな集まれ借り物競争が許されるって凄いんです。
恐るべしクロークス。愛すべきクロークス。これがクロークス。久しぶりにフルに聴きましたがアッパレですよ。
名手マイケル・ワグナーのミキシングを受け、彼らが辿りついたのが80年代型メタルの集大成。この一枚で、あの時代の音楽性が分かる仕様にはなっていますが、個性は薄味です。


KROKUS - Heart Attack - Axx Attack ★★★ (2020-02-20 19:57:58)

JP風味満点の疾走ナンバー
潔癖なファンなら激怒するレベルですが
こういう露骨な拝借をやるのがクロークスなんだと言いたい
目くじら立てずに楽しんだもん勝ちですが
ワタクシも調子の悪いときに聴くと腹が立ち最後まで付き合いきれません
でもそれがカッコいいと思わせるのがクロークス


KROKUS - Heart Attack - Bad, Bad, Girl ★★ (2020-02-20 20:05:15)

もったいぶったイントロからホワイトスネイクのCrying In The Rainが始まったのには苦笑いしか出ませんよ
やりすぎ感がエグく熱心なファンなら殺意を覚えるレベルでしょうが
これが80年代の中期から後期に架けての迷走期を物語る一曲でしょう
腹を立てずにカヴァーソングくらいの気持ちで楽しむのが一番ですね
久しぶりにきいたけど凄いな(笑)


KROKUS - Heart Attack - Speed Up (2020-02-20 20:12:13)

継ぎ接ぎだらけの拝借ロックのラストを占めるのはDIOの代表曲「WE ROCK」です
普通こんだけやりまくったら非難しな出ないのですが
どういうわけかクロークスは許されると思えるのが凄い
パクリは彼らの専売特許
そう思うからこそ受け入れられるのでしょう
彼らになんの思いれもない80年代のメタルに詳しい若者ならキレるかもです
どうしても売れたかっんだよなぁ


KROKUS - Heart Attack - Wild Love ★★ (2020-02-20 19:48:59)

JPのあの曲に似てるなぁとニヤニヤさせられました
こういうロックアンセムは好きですが
あえてやらんでもね
この節操のなさもクロークスかぁ
でも①がデフ・レパード風味満点だったんで
チョイとやりすぎですよ
そこを楽しみましょう


KROKUS - Hellraiser ★★★ (2020-07-27 18:17:34)

前作はスイスで売れて成功したと思われたのだが、フェルナンド・ヴァン・アーブがバンドを離れるという大事件が勃発。オリジナルメンバーがいない中でバンドはマーク・ストレイスを中心に活動。前作から参加のギター、ドミニク・ヴァベス。90年代から出たり入ったりのトニー・キャステルがベースを引き続き担当。新しい血としてドラムに、あのステファン・シュワルツマン、ギターはマンディ・メイヤーときたんですから驚きです。
この新しい血の導入が、どう音楽性に影響を及ぼすのかと思いましたが、プロデュースを担当する気鋭のデニス・ワードの下、マーク・ストレイスの歌声を生かした、クロークスのキャリアを網羅したような作風に落ち着いた。
とにかく、前作にあった温和なムードを打破、悪っぽいイメージを音に込め、その中で大衆的なスタイルをあったりと、バラエティ色も豊かなベテランによる全時代対応の総決算スタイルを取っている。
やはり、メタリックなスピードナンバーがあったのが良かった。こういう曲がなければ、哀愁のバラードも引き立たんよ。リードギターを担当したマンディ・メイヤーは引き出しの多い多彩なギタースタイルで魅了。
ある意味、マーク・ストレイスのソロアルバムと言っても過言ではないラインナップを、クロークス風味でまとめることで成立させたアルバム。デニス・ワードのおかげでメロディに情緒が増したのなら、彼の起用は大正解だったろう。


KROKUS - Hoodoo ★★★ (2020-07-27 18:34:41)

メンバーチェンジの多いイメージがすっかり定着したスイスを代表するベテランロッカー、とうとう往年のラインナップが戻り繰り出されるサウンドはも往年の70年代型ロック。ステッペン・ウルフのカヴァー③も違和感なく溶け込む古典スタイルの踏襲。しかし、単なる懐古趣味ではなく、酸いも甘いも嚙み分けるベテラン達による、本物のロックをやっているのがポイント。AC/DCの影響下にあるリフワークも、昔のメンバーが揃ったんだから当然と言える音楽性、それがパロディに聴かせないのが、このグループの強みだろう。
滋味深い、大人のハードサウンド。すぐに口ずさめるシンプルさ。代わり映えのない音楽性だが、深化することで発展した究極のマンネリズムに勝てるものなしと言えるスタイルを極めたと言えよう。

もはや解散したグループだ、それだけにこういう路線も良いのだが、もう一度、ガッツリのメタルアルバムが聴きたかった、Headhunter路線が難しくても、せめてHeart Attackくらいはやって欲しかったなぁと心残りですが、売れないと飯食えないからなぁ。それにクロークスと言えばな、アルバムは国によって違うでしょう。ないものねだりでした。


KROKUS - Metal Rendez-vous ★★★ (2011-07-17 01:45:56)

最近まで1stアルバムだと思っていました老いは怖いな1980年リリースの4th
軽快なHM/HRナンバーで幕が開きますが湿り気を帯びた欧州産のメロディアスなナンバーも収録され間口の広さと方向性にたいする後の節操のなさを垣間見ます
分かり易いロックなノリの中にある仄かな哀愁がツボで
理屈抜きにカッコいい大人の世界観を感じさせます
個人的には後半の重厚な様式美路線が好きです


KROKUS - Metal Rendez-vous - Fire ★★★ (2011-07-17 01:48:09)


情念が青白い炎となり燃え盛ります
エモーショナルなギターも唄も大好きです
ハードかつ渋めのメロウなミドルナンバー


KROKUS - One Vice at a Time ★★★ (2020-02-18 13:29:42)

前作では少なからず個性を見出そうとしていた彼ら、しかし今作ではAC/DCなどの仕事にも関与したエンジニア上がりの名プロデューサー、トニー・プラッタを起用と、またもAC/DC直径のハードサウンドに舵を切った。一年毎にアルバムを出すのだが腰の据わりの悪いバンドだと印象付けてしまう(次作はHeadhunterです)。
しかし水を得た魚の如く、彼らの大好きな音を真っすぐにならしており、セクシー&ワイルドなマーク・ストレイスの歌声もバッチリとハマりノリノリで楽しめるようになっている。
個性は薄めだが80年代型のギミックなしのシンプルハードサウンドの旨味、このバンドがスイス産と認識さるのは、本家のもつおおらかなグルーブよりも、カッチリとしたサウンドメイクによる生真面目さに尽きる。豪快でキャッチーなリフとリズムに、いろんな問題に目を瞑り楽しみましょう。


KROKUS - Pay It In Metal ★★ (2020-02-18 12:44:41)

別名PAINKILLERというタイトルでも知られる3枚目のアルバム。今作でリードヴォーカルを務めるのはクリス・フォン・ロールです。個人的にこのバンドを知ったのはHeadhunterからなので、どうしても、このバンドの本文ともいえるタテノリロックに違和感を拭えないのだが、彼らのカタログを紐解けば、どう考えてもHeadhunterの方が突然変異感がありありなので、今作の方向性こそKROKUSと言えるでしょう。ブルースベースのシンプルロックは彼らのルーツたる先人たちの系譜に連ねる基本路線を踏襲、その実直な姿勢にオリジナルティは薄めだが安定感は強く、70年代型のハードロックスタイルが好物の方なら大いに楽しめるでしょう。
大好物な泣かせのブルースナンバー④の次に、お気楽な⑤など、少々付き合えきれない曲もあれど、シンプルに徹しているからこそ感じさせる、生身の人間から発せられるヴァイブス、短期間のレコーディングだからこそ生まれた、エモーションに惹き寄せられますね。上手い下手では論じれない清々しさも魅力でしょう。


KROKUS - Rock the Block ★★ (2020-07-27 17:54:09)

再びシンガーの座にマーク・ストレイスが復帰したアルバム。とにかくメンバーの出入りの多いバンドだった。
そのマークとフェルナンド・ヴァン・アーブが中心となり、制作された音楽性は実に古典的なロックスタイルへと回帰。4枚目のアルバムで感じられたNWOBHMを意識した作り込みよりも古いスタイルへの帰還。前作の凡庸な音楽性から比べればフックもあるし、メリハリもある。それだけに感触は良くなっているが、そう何度も手にしたくなるほど、即効性も攻撃力もなく、プログレ時代の次にやっていたような古めかしい、ロックを現代的なエッセンスを盛り込み作り上げた一枚となった。決定打に欠けるが、前作の汚名を返上する役目は果たしている。
14曲あるので、やはり血が滾る熱血ハードロックが聴きたいと思うのがファン心理というものですが、それも人それぞれ、求めるもので評価も分かれるでしょう。
前14曲、その大半がシングル向けのキャッチーなロックナンバーで埋め尽くされた今作。スイスでは売れたんだから、この回帰作は必要だったんだろう。


KROKUS - Round 13 - Heya ★★ (2021-12-04 17:42:14)

J.J. Lightのカヴァーソングです
有名な曲なのでどこかで耳にしているかと思います
オープニングではネイティブアメリカンのチャントも聴けたりと
大地を揺るがすネイティブアメリカンサウンドはあえて言えばサイケデリックと言えるのかな?
そっち方面には詳しくないのですが
予想外のオープニングです
いつものクロークスとは違うぞと言う選曲になりました
嫌な予感ですがカール・センタンスの器用さがバンドを助けていますね


KROKUS - Stampede ★★ (2020-02-23 18:31:32)

渡米後は、かなり大衆狙いの方向性に舵をきったバンド。田舎から東京の大学に進学し就職するも上手くいかず故郷に帰る的な香ばしさが漂う、メンバーの脱退というかバンドの空中分解劇。バンドの歴史を終わらせまいとフェルナンド・フォン・アーブが、スイス人アーティストを集め再始動。彼らの弟分的なHEARHUNTER(クリス・フォン・ロールがプロデュースを担当していた)のメンバーなどを加えリスタート、かつてのAC/DC型サウンドにJP風味を加味させたストロングスタイルを披露と、迷いを捨て心機一転を図った印象を強く受けます。
歌い手もマーク・ストレイスと比べると、ヒステリックな金切りヴォイスに変更。ウド・ダークシュナイダーにボン・スコットを足して2で割ったよう声質の為に、エモーションという点では聴き劣りするのだが、この音楽性にはフィットしており、後任の重責を果たしています。そのかいあってかL.A時代と決別する意味でも重要な方向転換に成功したと言えるでしょう。

相変わらず個性は薄めだが活きのいい楽曲を揃え、良くも悪くも原点回帰へと向かっています。気合は入っているが今作も狙い通りとはいかず、新メンバーのトニー・カステル、マニー・マウラー、ピーター・ハースらはバンドを離れAin't Dead Yet結成へと向かう。


KROKUS - The Blitz (2020-02-20 19:33:25)

前作『Headhunter』は硬軟交えたメタリック路線に進み、それまでのAC/DCもどきから脱却することに成功。スイスのロックバンドとしてアメリカで成功する足場を固めた言えよう。その次に進んだのがメインストリームを意識したライト路線。全編に渡り軽薄さが耳を惹く仕様になり、初期をファンから大不評アルバムとなる。本当に冗談だろうと言いたくなるような方向に舵を切っているので、心構えが必要です。無駄を削ぎシンプルなサウンドメイクは、食い足りなさを誘発しているのだが、元気一発メジャーロック万歳の②など、ギリギリのところでバンドの矜持を保っている。

今もってヘアメタルに感化されトチ狂ったと言われる今作なのですが、少し見方を変えるとマーク・ストレイスの熱を帯びたエモーショナルヴォイスは、どんなタイプの曲にも対応、そのおかげでクロークス印にまとめ上げており、また、路線変更が生み出した違う方面への音楽的変化が個性となりつつある姿に好感を持ちます。
個人的に、このバンドが、この路線をやる必要があったのかと思うが(ラストの⑨を久しぶりに最後まで聴きました)、メインストリームロックを思いっきり楽しみたい方には需要もあるでしょうね。これも時代なんですよね。コールドディスク獲得の記念すべき一枚だもん。
そしてブルース・フェアバーンが絡んでますからね。


KROKUS - The Blitz - Midnite Maniac ★★★ (2020-02-20 19:14:27)

シングル向けの一曲
前作のイメージがあったので
この曲で幕が開けたときはガクッと来ました
お気楽さに時代を感じますよ
売れようとしたんだなぁ
多くのファンを落胆させたオープニングナンバー
そして新規獲得を達成させた作品でもある


KROKUS - The Blitz - Rock the Nation ★★★ (2020-02-20 19:10:18)

哀愁のメロディ大衆性も加味させたり
展開も拘り仕掛けも多い一曲
そのわりに終わり方はあっさりしすぎだ
それもクロークスでしょう


KRUBERABLINKA (2014-03-18 13:44:24)

元テラ・ローザのVo赤尾和江と鈴木広美が中心となり結成されたバンドです。インディーズでミニアルバム1枚、フルアルバム1枚と順調に作品をリリース、5月には待望のフルアルバム(ベースには元マリノの鎌田学参加)をリリースする予定。テラ・ローザファンは勿論、優美でオーセンティックな音をお探しの方はグッときますよ。


KRUBERABLINKA - Kaizu ★★★ (2018-10-06 15:49:23)

クルベラブリンカと読みづらいバンド名でよかったんかといつも思うが、音楽性は非常に分かりやすいメロディックな古典的スタイル。それもTERRA ROSAの看板シンガーだった、赤尾和重が中心となり立ち上げたバンドだからだろう。ギターには盟友鈴木広美も加わり動き出したのだからファンならだれもが、あの幻想を追い求めてしまう。

老獪なテクニックを駆使して歌い上げる赤尾のストリーテラーとしての存在感も最大限に発揮。その魅力は躍動感にあふれたオープニングの『宇宙は滾れ』を聴けば分かってもらえるでしょう。テクニカルなギターもスリリングなだけではない、叙情性とエモーショナルな響き、その音を選ぶセンスもまたベテランの旨味。音楽性自体は様式美を感じさせる王道路線だが、音作りもアレンジも過去にしがみ付くだけではない新鮮さもあり、聴き応は十分だ。緩急をつけたダイナミックな演奏に支えられる楽曲には、TERRA ROSAファンにとってはガッツボーズ連発の名作であることに疑いはない。
またなまじ手を加えない録音体制が生み出すライブ感も心地よく、その生っぽい音作りには一日の長を感じずにはいられませんね。

重厚なる古典ロックの血脈を守る国産メタル最後の砦。なくしてはならない伝統芸能に、かつてのメタルシーンへの憧憬をも抱かせます。


KRUBERABLINKA - Kruberablinka ★★★ (2014-03-20 01:17:23)

2011年リリース、全5曲入りのミニアルバム。VOにレインボー以上にレインボーしているバンドと例えられる国産様式美バンドの最高峰に位置していたテラ・ローザの赤尾和重と同じくメジャーデビュー盤のでギターを弾いていた鈴木広美の二人が名を連ねるとなるとマニアなら期待に胸を膨らませ思わず身を乗り出さずにはいられませんよね。1曲目から期待に応える様式美ナンバーが飛び込み2曲目で昇天必死、やや衰えを感じなくもないが艶やかな歌声は健在だし鈴木広美のテクニカルなギターが随所に見せ場を作り、場面場面で的確なプレイを披露し期待を裏切らない腕を見せてくれたのは流石である。本人の持ち味としては違う見せ方もあるのでしょうが、元テラ・ローザの肩書通りの名演にファンならずとも楽しめるでしょうね。独特の歌詞が印象的なキャッチーな「業火」(火の中に影を思わせる世界観に感涙)、お約束の疾走ナンバー「Don't be so mad」妖艶なミッドチェーン「だれも」この世界観は本当に素晴らしいですね。渋いシャッフルナンバー「太陽」、テラ・ローザではやらなかったブルージーな「砂山」とベテランが叩きつけてきたあいさつ代わりには強力すぎる問答無用の一枚に国産メタルの底力を見せつけられましたね。


KRUBERABLINKA - Kruberablinka - Don't Be So Mad ★★★ (2014-03-18 13:55:39)

色気のあるツーバス
ハードなオルガン
様式美万歳なアルバムのオープニングを飾る名曲
スリリングな疾走感がゾクゾクと煽ります
マニアならガッツポーズものですよね
歌メロも素晴らしい
ソロもメロディックと強烈ですね


KRUBERABLINKA - Kruberablinka - だれも ★★★ (2014-03-18 14:00:05)

渋いね
ハードなシャッフルナンバー
いまどき流行らないだろうが
エエ曲ですね
ニヤニヤさせられます


KRUBERABLINKA - Kruberablinka - 業火 ★★★ (2014-03-18 13:48:11)

テラ・ローザファンなら涙腺が決壊するのでは?
ドラマティックな展開といいメロディアスな往年の空気をまとった一曲
歌メロも相変わらず素晴らしいね


KRUBERABLINKA - Kruberablinka - 砂山 ★★★ (2014-03-18 13:51:24)

ブルージーなバラード
雰囲気ありますね
さすがはベテランです
聞かせるわ


KRUBERABLINKA - Kruberablinka - 太陽 ★★★ (2014-03-18 13:58:09)

妖しげでムーディなミドルナンバー
望まれることを忠実にこなしてくれています
この雰囲気と言い展開といいすべてが素晴らしいね


KRYPTERIA - Evolution Principle ★★★ (2015-06-22 13:56:59)

Ji-In Choという韓国人女性シンガーを擁するドイツ産のゴシカル風味満載の正統派HM/HRバンドが2006年にリリースしたPVを収録した6曲入りのミニアルバム。ちなみに④No More Liesの韓国語ヴァージョンが⑤Na Ga Jaという曲でサッカー韓国代表のオフィシャルソングに選定された曲になります。泣きメロ満載の叙情派ハードサウンドに驚かされますよ。こういう曲が選ばれるとは、驚きますね。彼女の繊細な歌声を存分に生かしたシンフォニックかつメロディックな4分を切る一代叙情詩に泣かされます、サビメロも秀逸ですね。と言うようなキーボードを主軸にハードサウンドが乗っかり哀愁のメロディをたっぷりを聴かせる音楽性はある種、類型的ではありますが、繊細な彼女の歌声が独特の世界観を色濃く演出し泣きメロも倍増と同郷のキンバリー・ゴスがいたシナジー辺りをイメージして頂けると良いかもしれません。上記のバラードタイプの④も素晴らしいがシンフォニックかつハードな①。甘美なメロディが硬質な光沢を魅せる、しなやかで華麗に舞う②。アンビエントなピアノの音色と彼女の歌声、そこにねじ込まれるダークで異質な世界がたおやかに塗りつぶしていくゴシカルな③とバンドの方向性も分かりやすい曲が収録され、高いドラマ性と繊細な女性シンガーを存分に生かしたシンフォニックでゴシカルなサウンドを堪能出来るでしょうね。この叙情性を極限まで高めようとするアレンジは見事ですよ。


KRYPTONITE - Kryptonite ★★★ (2023-01-07 08:33:24)

THE POODLESの成功、ヤコブ・サミュエルも余裕のある生活を送っているでしょうね。プロデューサーはアレサンドロ・デル・ペッキオ、ヤコブと一緒に曲を作り、レーベルはFrontiersときていますから、メロディ派マニアなら安心して手を出せる作品。信頼度のあるレーベルですからね。ギターにマイケル・パレスってのも、ダメ押しの安定感です。
お膳立ては揃っています。もはやレーベル謹製のサウンドです、それだけに真新しい出会いや、裏切りはありません。その信頼と実績のあるスタイルから繰り出されるブランド力、ベタに敵うモノなしを思いっきり体感させてくれます。

そんな中でありきたりに陥らないのはヤコブ・サミュエルの金属質な歌声、柔和なサウンドの中でアクセントとなっている。流麗なギターワークも我を張らないが実にツボを押さえており、的確なギターワークが邪魔することなくドラマを演出することに一役買っているのも見逃せませんね。
リズム隊もポンタス・エグベリにロバン・バックってのもメロディ派には親しみやすい顔でしょう。


KRYPTOS ★★★ (2012-12-09 00:02:41)

インドのスラッシュ/パワーメタルバンド。正統性も強くデスメタルっぽいアプローチもあり温故知新で終わらない今を生きるトラディショナルなサウンドを継承しています。


KRYPTOS - Afterburner ★★ (2022-12-19 22:25:02)

インド産HM/HRバンドが2019年にリリースしたフルアルバム。パワー・スピード・メロディとヘヴィメタル三種の神器を頭上高く掲げ、JPやメイデン、ACCEPTと言った王道スタイルをど真ん中で踏襲、全8曲小気味よく駆け抜けていきます。こうなると、このラフな歌声がチョイと情緒に欠いた面が目立ち、全ての楽曲の印象を画一的にしてしまうというピンチに陥る。また楽曲も実直すぎるパターンが多いため、初見の感触は良いが飽きのサイクルが早いのは免れないだろう。
こういうのを聴くと、わしゃ、有名バンドの昔のアルバムを聞き直すわいと言われたら反論の余地などないのですが、若い人にとっては、少々サウンドプロダクションに古さを感じる過去作よりも、こうして現代的なテクノロジーの恩恵を受けたサウンドの方が馴染みやすいだろう。黄金期と呼ばれるメタルシーンが活況した80年代を想起させてくれる筋の通ったサウンドは、入門編として確実に機能するでしょう。まぁAFMレコードらしいと言える作風でもある。


KRYPTOS - Burn Up the Night ★★ (2019-08-27 19:51:06)

インド産正統派HM/HRバンドがドイツのAFM Recordsと正式な契約を交わしリリースされたワールドワイドデビュー作(前作もAFMよりリリースされる)。JPやMAIDENからの影響も大な脈々と繋がる正統派メタルの系譜、そこのイエテボリ勢からの影響も巧みに取り込み、古くて新しいスタイルへと昇華。絵に描いたように現代的な正統性をアピールしている。

特に懐かしい空気が充満した②などを聴けば、このバンドの普遍性の強さを改めて感じました。いかんせん没個性の為、意地悪な聴き方をすればアラ探しにも繋がるのだが、キレのあるギターリフも小気味よいリズムプレイも、楽曲に合わせ柔軟に迫るテクニックを持ち合わせているのが頼もしい。

へヴィでダーク、そこに流れるメタル由来の情熱的なメロディ、新旧メタルの魅力を内包した楽曲は幅広い年代に支持される要素を孕んでいますね。


KRYPTOS - The Coils of Apollyon ★★★ (2012-12-09 00:34:18)

禍々しいアートワークに期待も膨らむインド産正統派パワー/スラッシュメタルバンドの2012年リリースの3rd。メイデン直系といっても差し支えのない高揚感のあるドラマ性を高める良質なメロディが印象的なフレーズを奏でメロディを唄いこむアグレッシブなボーカルも様になっておりパワフルさに拍車を掛けていきます。特にクサイくらいに分かりやすいメロディラインを随所に盛り込むツインギターの調べの美味しいこと、④などを聴けば咆哮する唄とザクザクと刻まれるギターにメロデス的なアプローチを試みていると思います。無機質なブラストじゃないのが個人的にはツボでタイトに研ぎ澄まされたサウンドメイクのおかげで分かりやすいメロディもすんなり耳に入ってくる。やや低音の迫力不足は否めないがそれらを補う充実した楽曲とアレンジセンスが映えドラマティックに高揚する勇壮なメロディがひたすら突き進み適度なヘヴィネスさと叙情的なフレーズの数々はメタル魂に火をつけていきます。インド産だから格下なんて偏見は不要な一級品の今作こそ正統派HM/HRと呼ぶに相応しい一枚ですね。


KRYPTOS - The Coils of Apollyon - Eternal Crimson Spires ★★★ (2013-02-27 21:26:08)

荒々しいギターと荒廃とした悲しい旋律
咆哮するアグレッシブな歌声がシャープに切れ込んでいきます
その対比がメリハリを効かせてくれますね


KRYPTOS - The Coils of Apollyon - Nexus Legion ★★★ (2013-02-27 21:22:56)

シャープでソリッドなサウンドが美しいメロディを伴い
躍動する様に焦がれますね
時代を生き抜く正統派HM/HRのあり方をインド産に学びましたよ


KRYPTOS - The Coils of Apollyon - Serpent Mage ★★★ (2013-03-28 15:59:45)

メロディアスなフレーズに耳が行きますね
この間が大切なんです
音数で空間を埋め尽くしアイデアを汚さないサウンドが好き
だからメロディアスなんですね


KRYPTOS - The Coils of Apollyon - Spellcraft ★★★ (2014-03-08 20:18:25)

泣きメロがいいですね
○○風かもしれませんが好きですよ


KRYPTOS - The Coils of Apollyon - Starfall ★★★ (2014-03-08 20:21:14)

曲名のイメージを司る泣きメロが印象的ですね
インド出身とは思えない北欧スタイルに驚かされます


KRYPTOS - The Coils of Apollyon - The Coils of Apollyon ★★★ (2013-03-28 15:57:05)

ドラマティックな展開はタイトルトラックだからこそ
アイデアも豊富な多様性は聞き手を飽きさせません
類型的なメロデス風も新鮮に聞こえてくるから不思議ですね
とって付けたクラシカル風味でも無理やりデスでもないからだろう


KRYPTOS - The Coils of Apollyon - The Isle of Voices ★★★ (2014-03-08 20:29:20)

アルバムのラストを飾るインストナンバー
潤いのあるアコギの音色に癒されますね
どこか土臭い雰囲気を感じるのはインド産だからでしょうか?
アルバムを占めるのに相応しい一曲ですね


KRYPTOS - The Coils of Apollyon - The Mask of Anubis ★★★ (2013-03-28 15:52:43)

噛み付くほどの獰猛なはき捨てヴォイスも様になっています
メロディアスなフレーズに気を配したギターは気持ちがいいですね
適度な重さが聴きやすくアグレッシブさも丁度良い


KRYPTOS - The Coils of Apollyon - Visions of Dis ★★★ (2014-03-08 20:27:11)

深みのあるメロディックな世界観が8分にも及ぶ大作として見事に描かれています
重厚でへヴィだが展開に気を配し上手にまとめ上げています


KUBLAI KHAN - Annihilation ★★★ (2023-06-23 12:01:00)

ウンコたれレーベルNew Renaissance Recordsからリリースされた唯一のフルアルバム。レーベルから想像させるような脆弱なサウンドプロダクションに脱糞しそうになるが、出している音かけして酷いモノではない。NWOBHMからの流れを汲む初期型スラッシュサウンドは、スピードとスラッシーなリフに特化したスタイルを軸にバイオレントな空気感を繰り出す事に成功、時折正統派メタル的なエッセンスも散りばめ、しっかりと軸足を置いて初期型スラッシュをやり切っている。
ギタリストでありヴォーカルを担当するグレッグ・ハンデヴィッドが、Megadethにいたという情報もあってか、確実にそこからの枝分かれ的なサウンドである事は言わずもがな、なスタイルで攻撃してくる。
とにかくバランスが悪い、ごちゃっとしているし、危なかっしい。もう少し丁寧なレコーディングとミキシングがあったハズだと思わせるのがレーベルの所業だが、そんなことなどお構いなしに、力技で楽しませるだけのパワーはある。全て名曲とは言わないが、雑誌丸呑みのインチキスラッシャーでも無い限りグッとくる場面は多いでしょう。


KULL TRIGGER - Primal Abilities ★★★ (2022-12-10 16:12:53)

スラッシュ/デスメタル大国として知られるコロンビアが生んだ正統派HM/HRバンドの1st。正直、コロンビアから叙情的な古典メタルバンドが出てくるとは勉強不足で知りませんでした。
オープニングナンバーで聞けるハモリのツインリードなど、国産ヘヴィメタルバンドにも通ずるようなクサクサのメロディであり、なんとも言えない懐かしい空気を運んできます。イマイチ唄いキレていないシンガーの存在といい、良い具合でのポンコツ感と、生々しい演奏も絶妙な空気感を演出、現代的な正統派スタイルと古いオールドスクールスタイルを混ぜ込み、古のNWOBHM時代から現代にタイムスリップして新作を作ったような感覚に陥る。
勿論、バブリーな80年代を通過儀礼した音楽性を土台に多様なサウンドを披露、様式美からメロハーまで守備範囲の広さは、その筋のマニアにとってはニヤニヤさせられるでしょうね。
若い感性を反映させたギターチームも王道を踏まえつつもなプレイだけに楽しめますよね。推しは何ですかと?問われると答えに困窮するのですが、NWOTHM群のアーティストに偏見のないマニアには安心して聴けるでしょう。


KUNI ★★ (2008-05-12 03:08:00)

現在は帰国していますが単身渡米し本場で爪痕を残した数少ない日本人アーティスト、彼の活動を伝える記事を目に興奮したものです。一歩間違えればグラハム・ボネットとアルカトラス再結成を果たし日本に来日していたかも知れないぐらいの人物です。


KUNI - Fucked Up! ★★ (2008-07-06 15:52:00)

知る人ぞ知る幻の覆面ギタリストKUNIが突如前作から12年ぶりの2000年にリリースした3枚目のソロアルバム。 マテリアルの方は1990から1992年までの作品が中心で、おそらく国内で録音されたインスト②曲が1999年の作品です、こちらにはビリー・シーン、松本孝弘、山口PON、が参加と豪華な布陣となっています。他にもVoデニスST.ジェイムス クリス・コーリー ジャック・ジェイムスの三名とB.デイブ・スピッツ更にはエリック・シンガー、コーラスでカル・スワン、ジェリー・ベストの名も見られ80年代のHM/HRに洗礼を受けた方なら見逃せないかと思います。主役であるKUNIのギターはあくまでもバンドの一員とし曲を壊す事無くツボを押さえたプレイで盛り立てており、ソロアルバムにありがちなテクニックひけらかしではないので安心して聴くことが出来ます。温故知新懐かしむことも出来ますが若い人にも是非聞いてもらいたいですね。日本人ならではの繊細なトーンを活かしたギターは印象的なフレーズを奏で大味にならない洗練されたスマートなアメリカンHM/HRが堪能出来、この手のサウンドをお探しの方ならドンピシャリかと思います。


KUNI - Fucked Up! - Brite Lites ★★ (2008-07-08 20:39:56)

大味なノリがカッコいいグルーヴィーなミドルナンバー


KUNI - Fucked Up! - Brother to Brother ★★ (2008-07-08 20:33:40)

哀愁のあるメロウなパートと躍動感のあるリズムがカッコいい
キャッチャーなミドルナンバー
やや個性に欠けるがハスキーな歌声が印象的なデニス・セント・ジェイムスの声もこの手のサウンドにあっている


KUNI - Fucked Up! - Cybernation Jam ★★ (2008-07-08 20:28:54)

ビリーシーンのベースソロに導かれ始まるグルーヴィーなインストナンバー ギターで松本孝弘も参加し火花散るバトルを展開するも尻すぼみ的なフェイドアウトがイマイチかな


KUNI - Fucked Up! - I'll Wait for You ★★★ (2008-07-08 20:44:04)

泣きのバラード
透明感のあるコーラスも良いですね
エモーショナルなギターソロも泣かせてくれますよ
広がりのあるサビが印象的です


KUNI - Fucked Up! - Spy Vs.spy ★★★ (2008-07-08 20:38:10)

メロディアスなミドルナンバー
叙情的なフレーズが耳を惹きますね
派手さはない物のツボを押さえたプレイが印象的です
普遍の魅力溢れる名曲です
この適度な湿り気がたまりませんねぇ


KUNI - Fucked Up! - Tear It down ★★★ (2008-07-08 20:25:34)

緩急を織り交ぜたパワフルな疾走ナンバー
リズムチェンジが効果的ですね
スリリングなインストプレイが聴きどころか


KUNI - Fucked Up! - Untouchable ★★★ (2008-07-08 20:23:14)

適度にヘヴィなグルーブ感と切れ味鋭いギター
メロディアスなメロを歌うVoと懐かしい気分になりますね
3分弱ってのも良いね
アルバムを飾るノリの良いHM/HRナンバー


KUNI - Lookin' for Action ★★ (2008-05-01 13:00:00)

前作は多彩なゲストを迎えセッション的なアルバムでしたが今作はパーマネントな活動をすべくメンバーを固め制作された2ndアルバムを紹介します。Voジェフ・スコット・ソート、Bダグ・ベイカー、Dsマイク・テラーナを迎えメロディアスかつオーセンティックなHM/HRを聴かせてくれます。前作よりワビサビを得たギターは印象的なフレーズを奏で速さだけではい魅力を発散している、Voも表現力豊かな確かな歌唱で楽曲に見事な華を添え高い次元へと導いている、実力のあるメンバーを従えた事により日本人的な要素が消えた楽曲はどれも魅力的で当時のアメリカにおける正統派HM/HRの姿が垣間見ることが出来ます。渡米し5年、彼のギタリストとしての集大成とも言うべきプレイを是非聴いてみてくださいメロディを大切にしつつもトリッキーなプレイが耳を惹くテクニカルなプレイを堪能することが出来ます。結局KUNIは表立った活躍をする事無くこのアルバムと共に消えてしまうのですが、全米で成功する事の難しさを改めて思い知らせれましたね。ミュージシャンとしては勿論、単身渡米した夢へ向かう勇気とたゆまぬ努力もったいない逸材だったなぁ


KUNI - Lookin' for Action - Don't Look Back ★★ (2008-05-03 05:33:09)

哀愁のミドルナンバー
普通の曲だがメロディアスなギターとジェフの表現力豊かな唄がカッコイイです


KUNI - Lookin' for Action - Lookin' For Action ★★★ (2008-05-03 05:31:02)

ノリの良いコマーシャル性に富んだHM/HRナンバー
シングルカットされるのにピッタリの曲で素直にカッコイイと思えますね、また乾いた感じがアメリカで受けそうです
曲の雰囲気をぶち壊す事無くテクニカルなソロプレイが華を添え
KUNIも聴かせる術を身につけ大人になった印象を受けました
アルバムのハイライトとも言うべき名曲です


KUNI - Lookin' for Action - Memories Of You ★★ (2008-05-03 05:25:28)

ジェフのエモーショナルな歌声が胸を打つ哀愁のパワーバラード
扇情的なギタープレイも良いですね


KUNI - Lookin' for Action - Reckless ★★★ (2008-05-01 13:05:04)

力強いメロディが躍動する正統派HM/HRナンバー
トリッキーな構成とメロディを大切にした曲作りが見事に合致した名曲ですね


KUNI - Lookin' for Action - Say Goodbye ★★ (2008-05-03 05:35:54)

哀愁のメロディが耳を惹くミドルナンバー
叙情的な唄メロを歌い上げるジェフの歌唱が素晴らしいです


KUNI - Lookin' for Action - Shine On ★★ (2008-05-03 05:22:05)

歓声なども取り入れライブっぽい臨場感に満ちた
メタリックなリフがカッコイイ ノリの良いHM/HRナンバー


KUNI - Lookin' for Action - Someday (2008-05-03 05:38:12)

サビの哀メロが印象的なミドルナンバー
最後の悪ふざけが曲のイメージを壊しています


KUNI - Lookin' for Action - Strangers In The Night ★★★ (2008-05-03 05:19:43)

当時のアメリカにおける陰と陽の部分を上手く取り入れ表現した正統派のHM/HRナンバー まるでDOKKENのような叙情性のある名曲です


KUNI - Masque ★★ (2008-04-30 04:54:00)

単身渡米し自らの力で作り上げた日本人覆面ギタリストが1986年に発表した1stソロアルバムを紹介します。渡米期間中に築き上げた人脈を活かし多彩なゲストを迎えて制作された今作は、各プレイヤーのスリリングなプレイが聴けて非常に楽しめます。フランキー・バネリ、チャック・ライトのL.A界の必殺仕事人コンビにLIONのマーク・エドワーズ、カル・スワン、アンスラックスのニール・タービン、ジョン・パーデル、更にはビリー・シーンと豪華ゲストが参加し主役のギタリストKUNIを盛り立てています。バッキングやリフに単調さを感じさせるもソロでは縦横無尽に弾き倒すと言う若さを感じさせる面はあるが彼の熱い心意気が伝わってくる、単身でアメリカでの武者修行の日々を越え辿り着いた今作の持つ意味は大きい。スマートな音作りが耳を惹く正統派のHM/HRサウンドとキメ細やかなトーンに日本人ならではの感性が垣間見えますね。


KUNI - Masque - Desert Sunset ★★ (2008-04-30 14:15:15)

奥本亮の繊細なKEYが美しいメロウな雰囲気が曲名とマッチしたインストナンバー。艶のあるギターも彩を添えていますが個人的には奥本のプレイに惹きつけられます


KUNI - Masque - Hands up ★★ (2008-04-30 05:04:18)

ニール・タービンのパワフルな歌声を活かした、仄かな哀愁が漂う正統派のHM/HRナンバー


KUNI - Masque - Restless Heart ★★★ (2008-04-30 05:00:13)

湿り気を帯びたカル・スワンの歌声がマッチした哀愁のアメリカンHM/HRナンバー メロディアスなフレーズが耳を惹きますね
繊細なトーンを活かしたエモーショナルなギターソロもカッコイイです


KUNI - Masque - Telepathy ★★ (2008-04-30 14:26:07)

ベースでビリーシーンも参加している
メロディアスなインストナンバー
スペイシーなKEYの音色がアクセントとなっています
ベースとの掛け合いもありスリリングなプレイが堪能できます


KUNI - Masque - Victory of Dreams ★★ (2008-04-30 14:30:11)

軽快に疾走するメロディアスな疾走ナンバー
インストなのでギターは勢いに任せた弾きまくりでカッコイイです テンションは高いがもう少し押し引きを得た方がね


KUNI - Masque - When We Rock ★★ (2008-04-30 14:32:39)

アルバムのオープニングを飾るパワフルな正統派のHM/HRナンバー。印象的なフレーズを刻むスピーディーなKUNIのギタープレイがハイライト


KUNI - Rock ★★ (2018-11-15 16:23:46)

マスクを被ったレフティスナイパー、単身渡米、自らの人脈を駆使し有名アーティストをバックに従えアルバムをリリースした男。その快進撃は多くのミュージシャン志望の若者の希望となったし、彼の派手な速弾きとバランスの取れた本格派のサウンドは、国籍無用のワールドワイドな作風だった。
結局、大きな成功を収める事が出来ずに帰国。裏方稼業に回っていたKUNIが2011年に復活のアルバムをリリース。

期待の内容は、デモ音源の製品化と言う期待通りとは言い難い内容だった。特にラフミックスの音源を、そのまま製品化してしまい、権利の関係などあり勝手にマスタリング出来なかったのだろう。それにしても惜しい内容だ。マーク・ボールズが5曲も歌入れしている、艶のある伸びやかな歌声と、メロディアスなサウンドの相性は抜群の相乗効果を生み出し、デモ音源でも、ずば抜けたパフォーマンス力を発揮。改めて素晴らしいシンガーだということを確認出来ます。
全10曲中、インストは2曲。歌入り8曲の内容通りバンド形式のサウンドになっているので、マークの歌声を存分に楽しめます。ラストはKISSのRock 'n Roll All Nightをギルビー・クラークが歌っていますが、このあたりのお遊び感が、アルバムのクオリティを下げており、未発表のデモ集感がエグい。そんな中で④⑤は日本人シンガーが担当。④はSex MachinegunsのAnchangが担当。そして⑤はAsukaという女性シンガーが歌うのですが、彼女は完全に足を引っ張っています。
その為マーク・ボールズの歌を楽しむような作風に落ち着いているが、デモ音源なんで大目に見て欲しいと思いますね。
個人的にはKUNI復活を喚起させるような、惜しい内容に終始したデモ集。本気のTake Off the Masqueをみたいものです。


Kairos - Queen of the Hill ★★★ (2019-07-26 12:28:31)

スウェーデンの若手5人組による2nd。シャリシャリとしたシャープな音像には現代的な要素を感じるが、出している音は王道ど真ん中のHM/HRサウンドを披露。ヨラン・エドマンのいたMADISONなどにも通ずる甘さと透明感もあるがイーブルなダークさが手触りとしてあり、より攻撃的でソリッドなサウンドは勢いがある。その流れで一気に聴かせるかと思いきや、しっかりとスローナンバーを放り込み、硬軟のバランスを加える事でアルバムにメリハリを生み出しているのはありがたい。
どこかありがちなスタイル故に、こういう作品を聴く側の趣味趣向が大きく評価に反映されるのだが、北欧らしいメロディを臭さを排してねじ込んできた音楽性は、時代の流れに左右される事のない絶大的な普遍性が根っこにある為に、安心して聴く事が出来るのが嬉しい。反面スリルは皆無故に飽きのサイクルが早まるのも事実。そんな中で親しみやすいメロディと現代的王道メタルを楽しめるマニアなら手にとって損はしないでしょう。

⑤曲目に収録される『Japanese Steel』ってどんな内容の歌詞なのか気になりますよ。イントロでチョイとですが和と取り込んでいますがね。


Kamikaze Kings - Master Or Slave ★★ (2017-02-08 14:07:24)

北の凶獣こと国産正統派HM/HRバンドの雄サーベルタイガーの海外公演のサポートを務めるバンドと言う事で軽くチェック、同じ名前で違うバンドなのかも知れませんが、彼のPVをみて驚きましたね。
良識のあるHM/HRファンなら眉間の皺が取れなくなるくらいの悪ふざけPV、メンバーの出で立ちも完全に色物風で笑うに笑えない代物と映るでしょう。でも曲はTHE80年代の硬質だが華やかでキャッチーな王道路線、まさにリバイバルHM/HRの中庸とも言えるスタイルをとっており、音自体は個人的には楽しめるのだが、PVの悪ふざけ感がいかんともしがたく、真面目に聴かせない程の破壊力を秘めており複雑な気持ちを味わうのですが、逆に一度は見たいバンドだなぁと思ったのも事実ですね。
冠徹弥ことTHE冠が好きなワタクシは、この真面目にふざけるドイツ産のバンドに複雑な気持ちを抱きつつ、本当にサーベルタイガーと共演したのは、このバンドなのかぁと思い、色んな意味でこのバンドとの出会いを楽しみましたね。
世界は広いなぁ、まだまだ色んなバンドがいるねぇ。なまじ実力があるのが憎いね。


Kamikaze Kings - Master Or Slave - Love for Sale ★★ (2017-02-08 14:29:20)

真面目なPVで個性が死んじゃっていると心配になるのですが
ヴァッケンの出場を掛けた予選を通過したバンドの実力を発揮していますね
個性は無いがノスタルジーをくすぐるサウンドですよ


Kamikaze Kings - Master Or Slave - Master Or Slave ★★ (2017-02-08 14:26:05)

初めて触れた彼らの音源
不細工なお姉ちゃんを従えるシンガーの破壊力は相変わらずだ
聴き始め3分を過ぎた頃にはマスターと笑いながら拳を振り上げたくなるでしょう
でもオフザケも過ぎると笑えないくなるのでね
体調によっては許せない気持ちにもなりますよ


Kamikaze Kings - The Law - Boneshaker Boogie ★★ (2017-02-08 14:16:49)

キャッチーでノリのよいHM/HRナンバー
80年代的響きで当時のファッションをディスっているようでシニカルだ
この振り付けはなんだ
スティールパンサーをバカにしたような出で立ちはなんだ
偉いオジサンに叱られるんじゃないかなぁと心配になりますね


Kamikaze Kings - The Law - Boys 'n' Men ★★ (2017-02-08 14:19:29)

ハードでキャッチーなノリノリの一曲
ストレートな作風が懐かしいですね
力コブポーズは次のアルバムでも引き継がれます
歌詞が分かればPVのコンセプトも伝わるのかぁ?


Kamikaze Kings - The Law - Saturday Night Hero ★★ (2017-02-08 14:12:25)

真面目にふざけています
笑わせる気100%の体系
色んな情報量の多さに理性が渋滞中
曲は悪くないぞ


Kidd Glove - Kidd Glove ★★★ (2018-03-03 13:23:46)

稀代のメロディメイカー、ポール・サブーが中心となり結成されたバンドが1984年にリリースした1st。彼の躍動感溢れるロックスピリットとフックに富んだメロセンスを生かした歌モノロックサウンドを披露、その向こうにワタクシの大嫌いなニュー・ウェーブ風味がチョイと感じられ(乾燥でもパクチー風味を嗅ぎ分けれるぞ)腹が立つんですが、まぁ時代的にもシャレオツなロックサウンド勝負したかったんだろうなぁと思うんですがねぇ。
でも押しの強いポール・サブーの歌声は、そんなシャレオツサウンドを押しのける灰汁の強さもあり、大半の楽曲はイキイキとした躍動感のあるハードサウンドも完備、その比率に合わせてチョイスしながら楽しめば十分に満足出来るでしょう。
大衆性とアーティスティックな両面を巧みに演出した自信作とも言えるバンド活動&アルバムでしたが、サッパリ売れず、早々と見切りをつけバンドは解散。翌年にはソロアルバムをリリースするサブー氏ですが、この方向性で一枚、二枚とアルバムをリリースしていれば状況も変わっていたのではと思わせる、質の高いクオリティを保持していたので一枚のみは残念でしたね。


Kim Sixx - Complete Anthology (1984-1985) ★★★ (2021-10-22 12:56:10)

カルトメタルマニアの間では知られるデンマークの正統派メタルバンド?なのかソロなのか分かりませんが、女性シンガー、キム・シックスをフロントに据えるバンドサウンドはNWOBHM仕込みのスピーディなサウンドを軸に、メイデンよろしくな展開とRIOTバリに哀愁を振りまく疾走パートを盛り込み華麗に走り抜けていきます。
主役たるキム嬢も曲調に合わせ柔軟な歌唱スタイルを披露、張り上げるだけではない女性らしい、しなやかを武器にバンドサウンドを牽引しています。音質はお世辞にも良いとは言えないが、熱くほとばしる熱情はメタル愛に溢れるものであり、NWOBHM直系の鋭角的なリフと派手なギターソロは見せ場を設け機能している。リズムプレイも若々しい、キャッチーでメロディアスな歌メロも耳を引きますね。
ACIDやBLACKLACEあたりがイケるマニアなら、このバンドもマストと言えるでしょう。あくまでもデモ音源の寄せ集めです。ましてや16曲入りの72分越えとCDに収録できる容量を使い切っていますからね。似たような曲調も多いのですが、ブートレックを扱うようなレーベルでも、ここまで仕上げるのですから文句は言えません。曲調もサウンドメイクも明快で歯切れがよく、この垢ぬけすぎないマイナー系のバンドサウンドを見事に合致しています。フルアルバムが世に出なかった為に、その実態が掴めない幻のバンドでしたが、今作を聴き正式なアルバムを世に生み出していたが今日の認知度も大きく変わっていたでしょう。
このパワフルかつスピーディな展開は多くのメタルキッズをノックアウトしたでしょうね。まだまだ世に出ていない優れたバンドが多いねぇ。今作は2020年リリースですよ。


Knightmare II - The Edge of Knight ★★★ (2022-10-26 17:03:51)

アメリカンマイナーメタルマニアならば押さえている猛者も多いでしょうね。なんと言ってもこのバンドを有名にしたのは、ジョー・ケーグルと名乗るギタリストがWarrantで活躍するジョーイ・アレンだからです。本名がジョセフ・アレン・ケーグルなんですね。
そういう裏歴史もありつつも、ここで聴けるサウンドはダークな設えを施したメロディックメタルを披露、アメリカンなドライさとラフなパワーを内包しつつも、芸の細やかさも感じさせ作り込みもほどほどに、頭でっかちにならずにシアトリカルさもあるナイトメア劇場を開幕している。
めでたく2022年にマニア御用達のレーベルSkol Recordsからボートラ入でCD化もされました。80年代の隆盛を極めるアメリカンナイズドバブリーメタルの裏側でヒッソリと活動していた勇者達の残骸をお楽しみください。それはけして無駄死にでは無いです。


Kouichi Ogawa's Kingdom Saga - Kingdom Saga - Blood Or Tears ★★★ (2014-08-08 15:19:51)

RAINBOW風のミステリアスなコテコテの様式美ナンバー
MIKOTO嬢の歌声も負けていませんよ
ツボを押さえ冴えまくったギタープレイにニンマリさせられます


Kouichi Ogawa's Kingdom Saga - Kingdom Saga - From the Bottom of My Heart ★★★ (2014-08-08 15:31:51)

泣かせるわ
猛烈な泣きを発散するバラード
MIKOTO嬢も負けじと張り合ってますね
金谷幸久もゲスト参加し泣きメロ合戦を繰り広げています
このフィーリングがたまらん


Kouichi Ogawa's Kingdom Saga - Kingdom Saga - Remember ★★★ (2014-08-08 15:34:53)

エモーショナルな泣きのインストナンバー
叙情的なフレーズの応酬に焦がれます


Kouichi Ogawa's Kingdom Saga - Kingdom Saga - Shoot out ★★★ (2014-08-08 15:24:14)

甘美なメロディがしなやかに舞う
哀愁の様式美HM/HRナンバー
扇情的なソロは圧巻です
ゲストシンガー扱いの男性Vo、Andy Reisertさんはパワー不足ですね


Kouichi Ogawa's Kingdom Saga - Kingdom Saga - Sleepless Night ★★ (2014-08-08 15:28:39)

泣いてますね
ここも歌がキレていません
正統派は歌が命
でも甘美なメロディが耳を惹きますよ


Kouichi Ogawa's Kingdom Saga - Kingdom Saga - Wuthering Heights ★★★ (2014-08-08 15:41:36)

叙情的なメロディが華麗に舞う
パワフルなミドルナンバー
ベタですが好きですよ
福岡里見さんはエエ仕事をしますよ


L.A. GUNS - Black Diamonds ★★ (2023-05-13 18:57:30)

個人的にはゴタゴタの絶えない印象が強いバンド。フィルとトレイシーによる本家と呼べるのはこちらだが、今作は再合流後の作風とはやや距離を置いた形になった。このバンドと言えば毒気のあるスリージーなロックサウンドをイメージするファンも多いでしょうが、今回はより彼らのルーツとなる70年代的なアプローチに比重を置き大人の味わいを深めている。

トレイシーの艶のあるギターは時にはメタリックでシャープな切れ味をみせつけながらトーン一発で酔わせてくれる。ガンズの分裂だったんだよなぁ、なんて思い出したりもしましたが、テクノロジーの発達によりフィル・ルイスは年齢を感じさせぬ歌声で、このムードのあるロックサウンドのフロントマンとして色気を発散、これもL.Aガンズの持ち味だと言わんばかりなサウンドを構築している。

停滞感を漂わせた前作よりはキレているが、このバンドのファンにとってはどうなのだろうか?特に日本では1stアルバムが好きな人が多いので、またこっち方向性に進んだと言われそうだが、これも持ち味だと思いますね。ファーストインパクトは弱いが味わい深いのは間違いない。


L.A. GUNS - Checkered Past ★★ (2021-11-13 13:19:43)

先行公開された楽曲も多くリリース前にアルバムを聴いた気になるのが昨今の問題のような気がしますが、その反面、手応えありなのは間違いないので安心して聴くことが出来ます。オープニングからその魅力は全開、海賊髭たくわえたフィルの姿に不安な気持ちにはなるがオープニングナンバーは間違いなくカッコイイ。その勢いは衰えること無くトレーシー復帰後の路線であるシリアスなスタイルはダークでメランコリックなサウンドを展開、どこか退廃的なムードを散りばめた楽曲は、ソリッドかつメタリックなギターサウンドを軸とすることでバンドの個性となる音を手にした事になる。ある意味、時代遅れなサウンドであろう。2021年にバットボーイズロックなんてと悪口も出そうですが、一本筋の通った音楽性の中で可能性を広げる音楽的教養の豊かさに、ベテラン戦士にしか成し得ない身体で鳴らすロックのカッコよさに痺れます。小難しい事なんてやっていません。その清さがロックなんですよね。それに今作は従来のイメージだけではない、より深遠なるロックの世界で真摯に音楽と向き合っている。全体から出ている雰囲気も悪くないでしょう。
若い人にこそ聴いて欲しい老け込むことを知らない定番ロックの旨味、とりあえず行って欲しいねぇ。