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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 4801-4900

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 4801-4900
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Hell Voice Hell Guitar - Memorable Songs ★★ (2020-08-23 18:12:19)

勉強不足で知りませんでした、下山兄貴と石原慎一郎によるロックデュオによる3枚目の作品になるらしい。なんとなく二人で小さいところを回っていたのは知っていましたが、アコギ一本でやっているんだろうなぁと決めつけ、手を出していなかったのですが、今作はハードなロックを日本語詞により伸び伸びと兄貴が歌い上げる仕様。やたらと生活臭が滲み出る歌詞の歌もあったりするのだが、シャイカーに兄貴が参加したような石原節満載のナンバーもあり、聴きごたえは十分。これでSLYのようなゴリゴリのメタルソングがあればなんて贅沢も言いたくなりますが、こういうカラフルな色の楽曲でも、兄貴の存在感はブリンとしており、二人の相性の良さと形に捕らわれない曲を作っているので無限の可能性の感じさせます。
温かみのある二人の生き様が詰まったロックアルバム。本格的すぎない遊びが満載だからイイんですよね。


Hellhound - Nothing Left ★★★ (2019-03-31 13:38:19)

古くは80年代に中期に活動していたカルフォルニア出身のパワーメタルバンドが2016年に、カルトメタルレーベル
Stormspell Recordsからリリースした記念すべき1st(過去にデモ音源集を発売していた実績はある)。
時代的にもダークテイストの強い硬派なUS産パワーメタルスタイルを実践していただけに、今作も混じりっ気なしのUS産パワー/スピードHM/HRサウンドを披露、アグレッシブかつハードなサウンドは愛想は良くないが、実直に往年のスタイルを踏襲。ともすればメロディも単調になりがちなUS勢の中では、割と欧州的な匂いも嗅ぎとれる節もあり、日本人にはイマイチウケないUS勢の中ではとっつきやすい部類に入ると思います。
攻撃的な破滅的衝動を有しつつも、音楽性を単調なものとしない工夫、パワフルかつ図太いリズムも大きなうねりとなり覆いかぶさってくる。そこにジャギジャギとしたギターサウンドはメタルの流儀に則りつつもダーティで刺激的だ。


Helms Deep - Treacherous Ways ★★★ (2023-10-05 20:01:49)

ヴォーカル兼ギターのアレックス・シオルティーノのさんの事は勉強不足でよく分かりませんが、リズム隊が熱い。ベースは我らがジョン・ギャラガー、ドラムはマイク・ヘラーというRAVEN組が担当。古典に拘り抜いたクラシックサウドはこれぞヘヴィメタルと言ったマナーと様式を守り愛するサウンドに収支徹しており、そのやりきりぶりに驚かされる。
ド派手なドラムはバンドサウンドを後方支援、時には前に立ちバンドサウンドを牽引するかのような目立ちっぷりに興奮、ここでは少々キャラが薄めだが十分存在感を発揮するベースの個性的なフレーズと組み立て、なにより楽曲が素晴らしいではないか、過度に主張しないバンドサウンド、荒涼とした哀愁のメロディ、これぞ正統的なスタイルというヤツであろう。
誰がイニシアチブを握っているのかは分からないが、各々が主張しすぎないというのはバンドにとっては最重要、その意識と三位一体から生み出される緊張感と秘めたるパワー、これぞヘヴィメタルであろう。


Herazz - Yet to Come ★★★ (2017-04-12 12:39:49)

デトロイト出身、オーソドックスなHM/HRを聴かせる5人組が1985年にリリースした自主制作による1st。2000年に入りRetrothrash Recordsから復刻したリプロ盤なのかな?1985年と言うメタルバブル全盛の時代にどんな、ポップメタルで勝負を賭けているのかと思ったら、ハードでエモーショナルな本格派のHM/HRサウンドで勝負。
一見地味に聞こえるが、感性を揺さぶる泣きとハードテイストを織り交ぜた楽曲は聴き応え十分、勿論、この時代ならではの軽やかさもあるが、そういった陽性な成分よりも、哀愁と泣きを散りばめた極上のエモーションを優先しており、もっと金を掛け音に厚みと奥行きを持たせたらY&Tあたりと比肩出来る魅力を発散していたでしょう。
そこまでギター巧者じゃないし、楽曲優先の作りなので地味な事は地味なんですが、極めてオーソドックスな作りはNWOBHMの影響を受けたアメリカンロックの様相もあり、適度なスピード感とハードさ、そこに絡む泣きのエッセンスにグッときますね。粒だった楽曲の構成力、そして全体的に包まれる哀愁とエモーショナルな響き、メロディックなHM/HRが好きな人にはたまらんでしょう。
特に好感が持てるのは、以上に甘ったるいシングル向けの楽曲が無い事で、アルバムの流れを損なう事無く最後まで聴き通せるのが一番ありがたい。バカでかい音圧やスピードに頼らなくともHM/HRの魅力を伝える事に成功しているのも好感が持てますね。クレジットが無いので分かりませんが、おそらくシンガーが前半と後半では違う人かと思います。前半の癖が強いハスキーヴォイスからマイルドな歌声に変わりますので、ひょっとするとデモを一つの音源に纏めたのかも知れませんね?


Hibiki - Hands of Providence ★★★ (2020-04-19 14:47:39)

SABER TIGERの若きベーシスト、HIBIKIによるソロアルバム。シンガーに元SABER TIGERの久保田陽子を迎え作り上げたのはメロディアスかつハードな広がりのあるテクニカルサウンドを披露。
オープニングナンバーなど、往年のSABER TIGERにも通ずるような仕掛けの多いメロディアスHM/HRサウンドをもってきたりと、期待に答えつつ、多様性のある楽曲を用意。その場面展開の多さと色彩美豊かな楽曲は、どれもがフックに富んであり、マニアックな路線に突き進むことなく、幅広いファンに喜んでもらえるような柔軟さとミュージシャンとしての懐の深さを見せつけている。特筆すべきは、ソングライティング力の高さなんだろうが、一目でわかる久保田陽子の豊潤なメロディセンスが爆発。ノッケからラストまで、彼女のメロセンスのおかげで、どの楽曲にも瑞々しい潤いを与え視聴感を高めている。

正直、若手の中におばはんがいるなぁ感は拭えないのだが、彼女の存在はキーパーソンとなり、自然体の振る舞いというのか、当然のようにあるべき姿、その居心地の良さに安堵を覚えます。

ある意味、手堅い楽曲構成なのだが、参加メンバー皆のキャリアの結集とも言える、カテゴリーを超越しようとしたオリジナルティの研磨、メロディアスな楽曲を軸に、多様なコンビネーションプレイも用いり圧倒的な存在感を皆が放っている。
主役はHIBIKIだが、各自が役割を徹底してやり込むことにより、普遍的ともいえるロックへと歩み寄っている。硬軟交えた聴きごたえのあるリズムプレイ、そして派手に駆け巡るリードギター、しなやかで起伏に富んだ楽曲は、どれもが聴きごたえ十分です。それにしても久保田陽子さんは唄が上手いなぁ。


Highlander 2 - Haunted ★★★ (2018-05-17 13:05:08)

いくつものパーソナルな問題を抱え低迷していたグレン・ヒューズ
80年代後半から90年代にかけて復活の足がかりに
顔を出していたお仕事の一つ
映画『ハイランダー』の続編のサントラで一曲歌っています
スペースファンタジーなポップサウンドにグレンの歌声も違和感はないです
ただ本領発揮ともいかず窮屈な歌い方をしているとは思いますね
でもグレンはグレンだな


Hotwire - Hotwire ★★ (2017-07-23 18:58:55)

ドイツ産のメロディックHM/HRバンドが1995年にリリースした記念すべき1st。ドイツのメロディックHM/HRと言えばBONFIREだろうと思う方にとっては、このバンドに俄然興味が湧くでしょうね。プロデュースにBONFIREのクラウス・レスマンとハンス・ヅィラーがそろい踏み、二人のアイデアとバンドの方向性も合致したのか、非常に質の高いアリーナロックサウンドを披露。全般に渡る嫌味のない耳馴染みの良さと、手堅いアレンジが行き届いた楽曲は聴き応え十分。バンド名を聴いてピンときた人も多いでしょうがKIX辺りが好きな人ならグッとくるでしょうね。また歌い手も、ヴィンス・ニールから灰汁を抜いたような声質で(豊田議員のマネをしすぎて声が出なくなったマイケル・ヴォス)、何とも言えない愛着と言うのか、懐かしさを感じさせVIVA○○風ロック万歳な雰囲気を味わえます。勿論、ドイツ人なので猥雑さやアホっぽさなど無く、品行方正な歌モノサウンドを楽しめるでしょう。
ただ全般的に、どこかで聴いた事がる風なので、冷静になると少々気になる面もあるでしょうね。リリース時は1995年、あの時代にこの手のメロディックHM/HRサウンドで勝負を掛けた心意気に熱いものを感じるし好きな事をやったんだなぁと思い猛烈に支持をしたくなります。熟練のスタッフによるサジェスチョンはけして間違ってはいないと思わせるクオリティは保持していますね。


Hotwire - Hotwire - Alone ★★★ (2017-07-23 19:01:17)

メロディが甘いわぁ
鼻に掛けた歌い方が甘いわぁ
ビートがスパイスになってるね
ソロもコンパクトだけど聴かせてくれます
甘いけど好きなタイプの曲ですねぇ


Hyena - Keep It True ★★★ (2019-03-03 11:21:04)

南米はペルー出身の正統派HM/HRバンドが2019年に配信したEP。今やBandcampなどを通せば簡単にデジタル配信が可能な時代。売り手も作り手も最小限のリスクで世の中に提示できる時代に変換しています。こういう現地の人しか知らないようなバンドも直ぐ様、音源と出せると言うのはとても良い時代になったと思いますね。
⑤はTygers Of Pan Tang 、⑥はRandy のカヴァーとマニアなら涙を流すようなマニアっぷりを発揮する選曲に唸りますが、ライブというよりは、リハーサルテイク的なものをねじ込んだだけなので完全にボートラ扱いです。それでもこういう選曲を見るだけで、このバンドの音が聞こえてきそうなのが何とも嬉しい限りです。

アルバムタイトル通り、純然たるトラディショナルサウンドの再考、それはオリジナルティに欠けたサウンドかも知れません。過去の流用、毎度お馴染み、古臭い、等などケチをつけるのは簡単ですが、この時代の音源を聴き覚醒されたマニアなら、何かしら感情に波風を立てるサウンドであることに変わりはなく、若い人にはメタルの基本として一度は通って欲しいサウンドであります。
回転するリフワーク、小気味よく疾走する直線的なリズム、そこに乗る女性シンガーのストレートな歌唱スタイルと、往年のNWOBHMのデモを掘り起こしたものです、と言われても疑いのないような音がここにありますのでね。


I,NAPOLEON - I, Napoleon ★★★ (2022-01-04 13:28:31)

バンド名がインパクト大なバンドのデビュー作。大手ゲフィンレコードからリリースとお膳立ては揃っているが、リリース時期も悪かったと思う。リアルロックに傾いた時代に彼らはバブル臭の残った音楽性を展開、しかも主役たるシンガーのスティーブ・ナポレオン氏の悪声がメロディアスはバブルロックに似合わない。パンキッシュな『Love I Hate』みたいな曲では機能するが、ポップスやバラードとなるカナダでヒットしたルバの⑤などはトイレの前でモジモジしながらシャウトしているようでかみ合っていないのが好悪を分けるポイントでしょう。私のように気になるとダメだが、国内盤も出ているようなので、クオリティは保持されていると思います。個人的にも前半よりも中盤以降に顔を出すダークでメランコリックなサウンドの方がバンドの持ち味が出ていると感じるので、曲順は大切だなぁと思いますね。聴きすすめることに、この爬虫類的ねっとりとした唄い回しもハマるんですよね。少々、ガンズ臭いジャングルロック的なモノをねじ込めるのだから将来性はあったと思います。このアルバム一枚で消えたために決断を下すのは時期尚早だと思うが、もう一枚、聴いてみたいバンドでした。
久しぶりに聴いたが中盤以降のVAIN的なサウンドは魅力的ですね。バンドの巧者ぶりも確認できるし、バブルロックをやれと命じた予感がするゲフィンレコードの仕業と睨みますね。


I-TEN - Taking a Cold Look ★★★ (2023-09-25 15:32:01)

ソングライターチームとして活動するトム・ケリーとビリー・スタインバーグが結成したプロジェクト。キース・オルセンにスティーブ・ルカサーがプロデューサーとして名を連ねたりと名盤の匂いがプンプン漂う。
その関係でバックメンバーも豪華なのよねぇ。淀みのないハイトーンが耳を引くケリーの歌声、もとはミュージシャンだった二人が力を合わせ作り上げるのだから駄作なわけがない。
のちにHEARTがヒットさせるALONE。I Don't Want To Lose YouはReo Speedwagonが、Taking a Cold LookはHoneymoon SuiteがCold Lookとタイトルを短くしてカヴァーしています。
トム・ケリーがリタイアするまで、コンビは続いた売れっ子ソングライターチーム。これだけの良作がなぜ売れなかったのだろうか?
メロディ派のマニアならば押さえておかないといけない逸品ですよね。そして彼らがミュージシャンだと知らない人も多いので、教えたいですねぇ。デスモンド・チャイルドもジム・ヴァランスもみんなそうなんですけどね。
みんなジャンルは違えどいい曲を書いています。


IAIN ASHLEY HERSEY - Fallen Angel ★★★ (2016-10-21 16:21:39)

アメリカはメイン州出身の名門バークリー音楽大卒という経歴をもつギタリスト、イアン・アシュリー・ハーシーが多彩なゲストを参加させて作り上げた1stソロアルバム。彼のブルージーな70年代テイスト満載のギターは、リッチー・ブラックモアやジェフ・ベックといったギタリストの影響下のあるヴィンテージ臭たっぷりのフレージングを披露。そのテクニックに裏打ちされた円熟味のあるギタープレイは派手さは無いが聴き応え十分、ジャズやフュージョンなどの要素も備えた、エモーショナルな響きに呼応するようにバンドが一体となりサウンドを作り上げていくというオーソドックス極まりない手法だが、緻密な作り込みを行い洗練された哀愁のメロディと土着的な泥臭さに英国的な香りを漂わせる、実にオーセンティックな音楽性を追求していますね。ある種のコマーシャル性もあるが、泥臭いブルース臭がゆらめく情感豊かなハードサウンドは古典的な響きだが、懐かしくもあり新鮮でもある、無くてはならない音楽性を踏襲しておりリリース時は1999年ですからね、よくもこのスタイルで勝負を賭けたなぁと関心します。当初のリリースは国内のみ、AVEXのBAREKNUCKLEですが、2001年にはFrontiers Recordsからヨーロッパでリリースされている一品ですので、ブルージーな歌モノロックが好きな人には安心して聴けるでょうね。


IAIN ASHLEY HERSEY - Fallen Angel - License to Kill ★★★ (2016-10-21 16:26:49)

007のテーマーモチーフにして一曲
艶のあるトーンにウットリと惹きこまれます
ドラマティックな展開もクドクならないようエエ塩梅で聴かせてくれます


IAN PARRY - Symphony of Dreams ★★ (2013-05-16 11:03:30)

ロイヤル・ハントのアンドレ・アンダーセンのソロやミシャ・カルヴィン、ヴェンジェンスにエレジーのヴォーカルとして活躍した麗しの美声を披露する灼熱のロックシンガー、イアン・パリーの歌声を堪能出来る一枚をゲットしたときは小躍りして喜んだものです。大きな成功を収められませんでしたが力負けすることの無い突き抜けるハイトーンは勿論、心地よいヴィブラードが掛かった歌声はとてもエモーショナルで聞き手の魂を揺さぶるでしょう。中盤以降聞かれるブルージーなロックサウンドは勿論、リラックスして聞ける王道作品に日頃の喧騒を離れ適度なハードさを好みたい時にはピッタリの一枚で、GW明けの旅行時に車の中で活躍してくれたものです。ロック色もソコソコに上手い歌を聴きたいと思っている方にはオススメ出来る一枚ですね。ジョン・ロートン同様、過小評価されている稀代の名シンガーが歌い上げるハードな王道ロックサウンドに癒されますよ


IAN PARRY - Symphony of Dreams - Green Onions in the Kitchen ★★★ (2013-09-28 18:48:09)

ハードなブルースロック
余裕のある唄いまわしもカッコいいですね
少々イメージになく戸惑いもありますが上手いシンガーです


IAN PARRY - Symphony of Dreams - Keeps Us Together ★★ (2013-09-28 18:49:34)

爽快感のある一曲
意外性はないが安定感はあります


IAN PARRY - Symphony of Dreams - Lonely Without Your Love ★★★ (2013-09-28 18:44:01)

アダルトな雰囲気に酔いしれます
上手い唄を堪能できるミッドテンポのメロディアスな一曲


IAN PARRY - Symphony of Dreams - Love Don't Come Easy ★★★ (2013-09-28 18:40:46)

軽やかなロックサウンド
イアンの伸びやかな歌声が心地よく寄り添ってくれます


IAN PARRY - Symphony of Dreams - Midnight Hour ★★ (2013-09-28 18:53:09)

カラッと乾いたごきげんような一曲
張りと艶のある歌声が印象的です


IAN PARRY - Symphony of Dreams - Only Lies ★★★ (2013-09-28 18:42:20)

シリアスな雰囲気に包まれています
ドラマ性を加味したハードな一曲
唄うまいね


IAN PARRY - Symphony of Dreams - Turn It Up ★★ (2013-09-28 18:45:28)

ファンキーな一曲
イアンの新しい魅力を示唆しています


IAN PARRY - Symphony of Dreams - Watch the Wind Blow ★★ (2013-09-28 18:51:43)

アンプラグドな一曲
麗しの美声イアンの歌声一本勝負に癒されてください
個人的には少々つまらないかな


ICE TIGER - Love 'n' Crime ★★★ (2020-08-14 13:24:15)

オリジナルは1991年に自主制作盤を世に送り出したのが最初と言われている、オーストラリア出身のハードポップ系バンドのデビュー作。
オープニングの①こそザラついた感触こそあるが、徐々に透明感溢れる叙情的なメロディが増量、まずは③で大団円を迎えます。とにかく絵に描いたような鮮やかな③の登場に驚きます。北欧風味をチョイと感じさせるのだが、歌い手が野太い声の持ち主なので繊細さの中にロックな熱量を放出しています。
それ以降も剛柔兼ね備えたグラム系HM/HRサウンドで魅了。もう少し早いデビューであれば、認知度も上げられたろうが90年代では分が悪い。
時代に抹殺されたオーストラリア産のメロディアスサウンド、ハードでダイナミックなロックサウンドと爽快感溢れる泣かせのメロディを曲間に散りばめ、硬軟のバランスを取った一枚。視聴感の良さも手伝いメロディ派なら大いに楽しめるでしょう。甘いだけじゃないのが良いんだよね。時々ジェフ・スコット・ソートを思い出させる歌い手も、噛み合った瞬間の逞しさも上々だ。


ICON - Icon ★★★ (2011-12-06 01:34:03)

1984年リリースの1st。
デビュー作とは思えない落ち着いた良質の正統派HM/HRサウンドを堪能出来ます。

哀愁のメロディをテクニック的に申し分ないツインギターが彩ります、派手目のギターソロも印象的だし全篇に渡りメタリックな世界観を演出。メロディアスなのに全然甘口にならないメタリックな切り口で魅了。
うわずり気味のハイトーンシンガーに評価も分かれそうですが、L.Aメタルならではの華やかさもちょっとだけ感じさせてくれるし、ルックスも問題ないしメジャー感もありました。
この路線は今作で終わっただけにICONを知る上では重要な作品ですね。
個人的には①②③④⑥⑦⑨⑩がオススメです。
マイク・ヴァーニーが絡んでいるだけにギタープレイも聴かせてくれますよ。


ICON - Icon - (Rock On) Through the Night ★★★ (2011-12-06 01:40:35)

アルバムのオープニングを飾る
メロディアスかつメタリックなミドルナンバー
ICONならではのしなやかさを感じさせる佳曲です


ICON - Icon - I'm Alive ★★★ (2011-12-06 01:36:32)

哀愁と硬質なサウンドがガッチリとかみ合っています
パワフルなドラミングも聴き応え充分
扇情的なメロディを配したミドルナンバー


ICON - Icon - It's Up to You ★★★ (2011-12-06 01:38:52)

個人的にはアルバムのハイライト
扇情的なメロディを奏でるギターに悶絶です
キーボードも効果的ですね
泣かせる魅惑のロッカバラード
いい雰囲気だね


ICON - Icon - Killer Machine ★★★ (2011-12-06 01:20:00)

哀愁のメロディが迸る
メタリックなミドルナンバー
流石はICONですね


ICON - Icon - On Your Feet ★★★ (2011-12-06 01:21:21)

メタリックにドライブする様がカッコいいですね
80年代な懐かしい香がします


ICON - Icon - Rock 'n' Roll Maniac ★★★ (2023-07-13 20:42:07)

このバンドらしい折衷サウンドです
少々ワイルドな歌い回しだが
サビのコーラスワークがそのあたりを緩和
上手くまとめている
またハードに迫っている時代のスタイルだ


ICON - Icon - Under My Gun ★★★ (2011-12-06 01:26:59)

歌い手のパフォーマンスが評価の分かれ目かな
堅実なHM/HRナンバー
若手とは思えない安定感
ソツのない曲作りが開花しています


ICON - Icon - World War ★★★ (2011-12-06 01:23:35)

哀愁のメロディを奏でるツインリードに胸キュンです
扇情的なメロディに涙腺が刺激されますね
歌メロも悪くない
甘口にさせないメタリックな質感を出せるのが彼らの魅力です


ICON - Night of the Crime ★★★ (2011-12-07 02:53:53)

ハイトーンボイスが心に響きますね
フックに富んだ良質なメロディのオンパレードに涙腺が決壊しそうです
エディ・クレーマーもいい仕事をしましたね、少々大げさな感じが好きです
ICON初体験はこちらでした、メタル初心者な僕の耳には適度なハードさとメロディの絡み
けして軟弱にならないロックなサウンドに引き寄せられましたね
ゴリゴリのメタルやスラッシュにビックネームばかりを聴き漁っていた当時の僕には新鮮な響きでした。敷居が高そうで居心地の良い高級店なのにリーズナブルそんなイメージが合います
メジャー感もバリバリ出し楽曲のクオリティは申し分なく演奏も手堅い
売れる要素満載なのにイマイチ人気に繋がりませんでしたね
この後1stを聴き彼らの本質に触れたのでしょうが?
ここで繰り広げられるメロディアスHM/HRナンバーの素晴らしさにうっとりさせられます
子供だった僕で「もええ唄やんか」と言わせてくれる職人気質な一級品の作品は非の打ち所もなく全曲オススメですね。良いメロディと適度な叙情性はUS産ならではメロディに拘りのある方は是非とも聴いて欲しいですね


ICON - Night of the Crime - (Take Another) Shot at My Heart ★★★ (2011-12-15 06:06:45)

じわじわと沁みてきますね
大衆性を加味した哀愁のハードポップナンバー
このセンスは認められるべきですね


ICON - Night of the Crime - Danger Calling ★★★ (2011-12-15 06:04:32)

ハードな質感とキャッチーさが絶妙です
サビメロにうっとり
聴かせてくれますね
本当にカッコいいわぁ
仄かな哀愁もハイトーンも素敵


ICON - Night of the Crime - Frozen Tears ★★★ (2011-12-15 06:12:40)

アダルトな雰囲気抜群のAOR
ええ雰囲気ですね
これも味わい深いです


ICON - Night of the Crime - Hungry for Love ★★★ (2011-12-15 06:17:22)

よく出来た哀愁のハードポップナンバー
重厚なコーラスワークも見事にきまっています
アルバム全篇にいえることなのだが
ロックなギターと扇情的なフレージングは見事です
ソロもカッコいいねぇ
Keyなくてはならない隠し味的ないい仕事をしています


ICON - Night of the Crime - Missing ★★★ (2011-12-15 06:02:19)

扇情的なメロディが印象的ですね
甘美なサウンドにうっとりとさせられますね
サビメロにグッと来ますよ
メロディ派は必聴ですね


ICON - Night of the Crime - Naked Eyes ★★★ (2011-12-06 01:44:27)

前作の流れを知らない僕には
感動のメロディアスHM/HRナンバーです
適度なハードさも絶妙だし
素晴らしい名曲ですね
一発で耳に馴染んでくる
サビも素敵です
ギターソロも堅実で良いですよ


ICON - Night of the Crime - Out for Blood ★★★ (2011-12-15 06:08:55)

ド頭から雰囲気がいいですね
都会的な洗練度を感じます
流石はICONと唸らされるアレンジも見事
ハードにシフトチェンジされる様も圧巻ですね


ICON - Night of the Crime - Raise the Hammer ★★★ (2011-12-15 06:10:25)

広がりのあるサビメロも秀逸ですね
適度なグルーブ感のあるミドルナンバー
メロディアスだね~
洒落ています


ICON - Night of the Crime - Rock My Radio ★★★ (2011-12-15 06:18:31)

アルバムのラストを飾るパーティーロック風味の
明るめの一曲です
でも十分湿っているけどね
流石はICONですね


ICON - Night of the Crime - The Whites of Their Eyes ★★★ (2011-12-15 06:14:16)

メタリックな質感が好きですね
1stにも通じる部分もありますが
2ndならではの哀愁と洗練度がきまっています


ICON - Right Between the Eyes ★★★ (2014-06-17 13:52:50)

1989年リリースの4th,Voも変わってからの2枚目、前作を聴いていないので分かりませんが、アルバム枚に音楽性を変えてきており、今作は実にオーソドックスなL.A風サウンドを聴かせています。やや暑苦しいシンガーではありますが楽曲に負けないパンチ力がありバラードからハードな曲まで器用に歌いこなし実力は申し分ないです。1989年ですからね、この路線がやや時代遅れ的な空気も感じなくもないのですがツブのそろった楽曲が収録されておりマニアにはたまらん仕上がりになっております。シャープな1st,コマーシャル性を高めた2ndと売れる要素はあったのに成功に結び付かなかったのは残念ですが、今作を聴き器用さが仇に出たような気もします。演奏も上手いし曲作りも上手だ。毒気のない優等生な雰囲気は良くなかったのかな?今回改めて聴き、未聴の1987年リリースの3rdが俄然聴きたくなりましたね


IDLE CURE - 2nd Avenue ★★★ (2024-03-22 14:07:59)

デフ・レパードタイプのクリスチャンメタルバンドとして知られる彼ら、90年を前にしても方向性にブレはなく。メインストリーム全開のメロディックメタルを展開。本家のゴタゴタ劇や音楽性の激変などに付いていけなくなったマニアには、このバンドなど代替品になるのではと思いますね。
アメリカ産なのでプレイ内容などクオリティに劣る場面もなく、クリスチャン市場なので安定感もある。そういう無難さに刺激を覚えることは少ないが、それこそメインストリームと言えるので大衆性を完備したアメリカンロックサウンドは場面を選ばずに視聴出来るでしょう。少々やり過ぎな面は否めないが、懐かしいあの時代を想起したい、タイムスリップした感覚を楽しみたい。摘まみ食いせずに、これ一枚で済ませられるサウンドというのが強みでしょうかね。
やはり曲が粒立っているんですよね。ちゃんと押しの強いハード目の曲も用意しているし、適度なスリルもある。サビではビックコーラスというのも悪くない。むしろ、そこでグッと引き寄せられる。
このバンドらしい引き出しの多さも、アイデアの流用云々よりも美点として評価したい。
求めるもので評価も分かれるだろうが、こういう普通の事をしっかりとやってくれるバンドは貴重だし、嫌いになれない。
久しぶりに聴いたが、楽しいなぁ。最近、この手のアメリカンロック聴いていなかったから余計に楽しめましたね。


IDLE CURE - Tough Love ★★★ (2022-07-29 15:36:16)

こちらはアメリカ産のクリスチャンロックバンドの2枚目。音楽性は完全にメインストリーム寄りデフ・レパードです。そのなりきりぶりと言いますかフォロワーぶりに驚きますね。本家がなんだかゴタゴタしていたりするので、あのバンドの代替品としては最強の部類に入るバンドでしょう。サウンドメイクは勿論だが、コーラスワークも込みで類似性が高い。やり過ぎ感は強いのだが、それでも疑いもなくやり切る姿はファンにとってはありがたいだろうし、逆に心強いと言える。また、聴きすすめる内に、違う面も見えてくるので、その質の高い演奏と期待を裏切らないアレンジに舌をまくでしょうね。
今となっては逆に新鮮な風を送るのかも知れません。80年代型のメインストリームロックが好きな人に喜ばれるでしょうが、若い人にこそ知って欲しいベタな一枚です。ベタ最強説を裏付けるバンドでしょう。でも潔癖な人にはススメられませんけどね。
しかし、まだ見ぬバンドは多いなぁ。生涯聴き続けでも追いつかないだろう。Spotifyだけでも大忙し、実は、あそこでしか配信されていません的なアーティストもいる。うーん頭が痛くなる。
訳の分からん奴の相手などしている暇はワタクシにはありません。


IGNITOR - Mix Tape '85 ★★★ (2017-02-20 12:47:21)

1. Deathrider (Anthrax cover)
2. Fast as a Shark (Accept cover)
3. Violence and Force (Exciter cover)
4. Into the Coven (Mercyful Fate cover)
5. Witching Hour (Venom cover)
6. Hell Bent for Leather (Judas Priest cover)
7. A Lesson in Violence (Exodus cover)
8. Highway Star (Deep Purple cover)

上記楽曲をカヴァーした、テキサス出身の5人組による2013年リリースの一品。アルバムタイトルに選曲と言い、自身が影響を受けたアーティストの楽曲をハイテンションでカヴァー、よりソリッドでスピーディーに聴かせる事でバンドの目指す方向性も端的に伝わり、同じようなバックボーンを持つオジサンにとってはノスタルジーだし、若い人には名曲を今の時代に蘇らせたベスト的な価値もあり、オリジナルとの聴き比べなど楽しみも多いでしょうかね。
デビュー当時はエリカ・モルゲングラウという女性シンガーでしたが(ゴシック系のバンドから加入、脱退後はデス系シンガーとして活動)今作で歌うのは、同郷のバットボーイズ系のバンドDangerous Toysのシンガー、ジェイソン・マクマスターなのですが、彼がハイピッチにスクリームするも、衰える事無くダーティーに歌い上げ、名立たる名曲に新たなる息吹を与え、キング・ダイアモンド風に歌ったと思えば、ロブを彷彿とさせるようなキレっキレのパフォーマンスで魅了。
Dangerous Toysの時から個性の強いシンガーだなぁとは思っていたが、こんなにNWOBHM直系のパワーメタルナンバーを歌いこなし、自身のカラーを投影できるとは、このバンドを知るまで完全にスルー状態だったので猛省でしたね。やっぱりアメリカは広いな、実力あるのに成功を掴めていない実力派が多いよ。
打ち鳴らされるアグレッシブなビート、男女コンビによる攻撃的なツインギター、HM/HRの様式を踏襲しつつも正面突破でぶっ壊そうとする破壊力に満ちた演奏は、単なるカヴァー集では終わらない魅力があり、8曲30分少々という聴きやすさも手伝い、手に取ることも多い一品ですね。
ちなみに自主制作らしく現物は見た事無し、大手ダウンロードサイトからゲット。パッケージに拘る派には手に入れるのは難しい商品かと思います。


IMPALER - If We Had Brains... We'd Be Dangerous ★★ (2014-07-30 13:20:16)

今でも現存するUS産のショックロックと言うジャンルに属している、その血糊も飛び散り臓物飛び出すLIVEパフォーマンスなどでカルト的な人気を博している(ホンマかいな?)彼らが1986年にリリースした1st。全10曲31分少々のランニングタイムが示すようにテンポよく突き進む楽曲が大半を占め勢い重視ですが、音は軽めでどっちかと言えばダーティなロックサウンドとも言え猥雑さとメタリックさが独特のタッチを生み出し腐敗臭漂う胡散臭さを倍増していきます。奥行きの無い平坦な音質や稚拙なプレイ、終始上ずり気味の歌と気になる人はトコトンだめでしょうが、この手のスタイルを目指す彼らが万人受けするわけなど考えているとも思えないのでD級ゾンビ映画ばりの血みどろのステージを実演する見世物小屋的な背徳スピードメタルサウンドがなんとも言い難い魅力を発散します。今では1985年にリリースされたミニアルバムとのカップリング盤でリリースもされているのでマニアックな世界をお求めの方には楽しめる要素もあるでしょうね。


IMPELLITTERI - Victim Of The System ★★ (2008-10-04 19:20:00)

インペリテリ復活の狼煙を上げるミニアルバム
メロディアスでアグレッシブなギタープレイが目白押し
純度の濃いピュアメタルサウンドを披露
5曲入りってのが物足りないと感じさせてくれる好盤です
やはりインペリテリのフロントマンはロブ・ロックに限ると思いましたね


IMPELLITTERI - Victim Of The System - Cross to Bear ★★★ (2008-10-04 21:01:24)

ロブのオペラティックな唱方を生かしたロッカバラード
雰囲気のある名曲ですね


IMPELLITTERI - Victim Of The System - Glory ★★★ (2008-10-04 20:56:47)


これぞインペリテリな超絶インストナンバー


IMPELLITTERI - Victim Of The System - Victim Of The System ★★★ (2008-10-04 20:54:58)

スピーディーかつメロディアスな正統派のHM/HRナンバー


IMPELLITTERI - Victim Of The System - Visual Prison ★★ (2008-10-04 20:58:38)

ヘヴィなグルーブ感がカッコいいミドルナンバー
メロディアスなロブの歌唱が光りますね


IMPELLITTERI - Victim Of The System - Young and the Ruthless ★★ (2008-10-04 21:03:57)

メロディアスな唄メロが印象的ですね
インペリテリ的なクラシカルフレーバーたっぷりのギタープレイが素晴らしい


IMPELLITTERI - Answer to the Master ★★★ (2018-05-02 12:06:01)

90年代に入りグランジ・オルナタブームが席巻。その勢いは留まる事を知らずアメリカのロックシーンの勢力図を塗り替えていきました。メロディアスでスピーディーなメタルソングを渇望していたファンにとってクリス・インぺリテリが前作『Victim of the System』で鮮烈なる衝撃と共にシーンにカムバック。盟友ロブ・ロックを従え見事に帰還です。

今作はグラハムと作った1stのような情緒はありませんが、それでも空間を切り裂く高速ギターをぶちかまし主役たる存在感を猛烈にアピール。相変わらずのデジャブ感は満載だが、それでも普遍的にメタルを求めていたファンにとっては、ありがたい作風であり、日本のレコード会社主導とも言える作風は、多くのマニアの心に寄り添う形となった。
全9曲35分を切るランニングタイムと言うコンパクトさも手伝い、その視聴感は実に爽快なモノでしたね。
この作品を従え完全復活を印象つけたクリスだったが、作品を重ねる度に同じような作風の楽曲を乱発、結局、求心力を失う事となったのは皮肉なモノです。
やはり、どうしてもインギーの亜流というレッテルがあり、それ以外にも⑦のリフはドッケンのあれだしと、デジャブ感の強いギタリストだった。それだけに作風が狭い範疇で語られる音楽性に終始したものを2枚、3枚と続けて出すというのは、レコード会社の戦略もあれど、結果として尻すぼみになったのは痛し痒しと言うところだろう。
そういう意味でも、今作のもつ鮮度の高さは見逃せませんね。次作は日本以外でもリリースがあったのか、今作を下地にしたアルバムだっただけに余計にそう思いますよ。
今作で示したソリッドで攻撃的だが、メロディアスなインぺリテリサウンドの完成度の高さ、キャッチーで耳馴染みも良いのに軟弱に聴かせないサウンドメイクもクリスの代名詞となりましたね。


IMPELLITTERI - Answer to the Master - The Future Is Black ★★★ (2018-05-03 15:38:11)

帰ってきたクリス・インぺリテリを想起させる一曲
ロブ・ロックな歌唱スタイルも確立していますよね


IMPELLITTERI - Crunch ★★★ (2018-05-03 15:32:40)

もはや時代遅れと揶揄されるギターヒーロー然としたクリスの高速ギター、そしてメロディックかつアグレッシブなスピードメタル。そんな北米マーケットと逆行するようにクリス・インぺリテリが叩きつけてきたのは自身のスタイルを踏襲する正統派サウンドを披露。頭3曲のスピードナンバーで掴みはOK、特にキャッチーなメロディとスピード感、クリスのスリリングなギターが惜しげもなく披露された③でアルバムのクライマックスを迎えたといっても良いだろう。その余韻を殺さない④のイントロとクラシカルかつへヴィな④の流れは、何度聴いてもゾクゾクさせられますね、ロブもハイトーンだけじゃないパワフルな歌声で楽曲を完全に支配しています。この妖しげなミドルナンバーはアルバム構成上、非常に効いていますね。今作の流れを見事に作っていますよ。

どうしてもスタイルが限定される音楽性だけに、似たり寄ったりの作風が多いクリスだが、3年ぶりの作品というだけの事はあり、メロディ、高速ギターのキレと、練り上げてきた感もあり、前作にあったムリムリ感も、ここにはなくタイトなリズムとへヴィな音像の切れ味は近年にない才気に溢れており、デジャブ感を吹き飛ばす程の充実度を誇っている。究極の金太郎飴サウンドと揶揄される事もあるインぺリテリ。そんな周囲の雑音も封じ込める程の力技が今作にはねじ込まれていますね。
中盤以降も色気のある⑥、ロブのメロディックな歌唱スタイルを楽しめる新旧の魅力が楽しめる⑦、だからストレートなバラード系もストンと落ちていきます。日本盤には収録されなかったFreakshowあたりが、この辺りに差し込まれれば、視聴感も良くなったと思うのですが、後半に向けて、もう一曲くらいストレートなインぺリテリ高速ナンバーが聴きたいと思うファンも多かったでしょう。頭3曲の興奮が忘れられないファンなら尚更だと思うのですが、いかがでしょうか?
個人的にはへヴィでダークな色合いも混ぜつつも、自身のアイデンティティを損なわなかった後半に今作の魅力を感じます。歌メロも近年の作品より、充実していただけに余計にそう思いますね。


IMPELLITTERI - Eye of the Hurricane ★★ (2018-05-03 15:08:07)

Answer to the Masterを完全に下地にしたアルバムScreaming Symphonyは、ファンが求める、彼の理想的なスタイルを具現化したような分かりやすいアルバムで聴き応えもあったが、同時にかなりのデジャブ感も誘発するものだった。それでもコンパクトな作風は視聴感の良さも手伝い、また時代性の後押しもあり好意的なモノとして多くのファンに受け入れられた。
そういう正統派メタルの救世主的な立ち位置でもあったインぺリテリの最新作。今回も完全に自身のスタイルを踏襲するものであり、パワフルな高速リフとシュレッドギター、スピード感を損なわないメロディックなフレーズの構築には一日の長を感じずにはいられません。楽曲の幅を持たせる為に用いられたアイデアなのか、アコギやスパニッシュ風味のフレーズなども持ち込み、類似性の緩和に一役買っています。
この手のスピードメタルを求めるファンにとっては、一つのスタイルを極めたアルバムと称賛の嵐となるのでしょうが、一つ距離を置いて眺めると、積極的な攻めの姿勢を感じさせない無難な作風に終始しており、その辺りの感性が評価を分ける最大のポイントとなるでしょう。スリルのあるプレイも、何故か興奮を覚えないのは、毎度お馴染みすぎるスケールの運用と手癖的なフレージングの構築が気になるというのがチョイと残念です。
それもこれも、クリス・インぺリテリという才気溢れるギタリストへの期待値の表れで、並のプレイヤーでないのは一目了然ですから、疾走感とパワーを兼ね備えた普遍的HM/HRが好きな方なら大いに楽しめる高品質を保持している点は、クリスの最たる魅力でしょう。
個人的には、どこかヨソ行きで置きにいった感が強く、レコード会社のオーダーの元、窮屈な環境でレコーディングしたのかなぁと、つい勘ぐってしまうのですが、1997年に、ここまでストレートな作風を貫いてきたのは喜ばしい事でもありましたね。


IMPELLITTERI - Grin & Bear It ★★ (2008-10-04 18:26:00)

時代の流れを意識し速弾きを捨てたのが問題
インギーすぎるのは良くないが彼の最大の持ち味だった気がする
とは言え並みのギタリストでは適わないテクニカルなプレイを盛り込み
味わい深いメロディを奏でている
ロブ・ロックもフロントマンの座に着き印象的な歌声を披露
アメリカンテイストなメロディにしっとりとした潤いを与えている
まぁあえてインペリテリがやらなくてもいい路線と感じる向きもあるが
楽曲の質はどれも高く聴き応えは充分にあるかと思います


IMPELLITTERI - Grin & Bear It - Power of Love ★★ (2008-10-04 18:29:19)

メロディアスかつキャッチャーなUS産HM/HRナンバー
お約束の高速ソロが聴きたかったなぁ


IMPELLITTERI - Grin & Bear It - Under the Gun ★★ (2013-03-25 16:18:52)

時代背景を加味した跳ねたリズムを取り入れています
線は細いもののロブの歌の上手さを再認識させられますね
こういう肩の力も抜き気味の曲も悪くない
インペリテリのリズムギターも気持ちいけどね


IMPELLITTERI - Grin & Bear It - When the Well Runs Dry ★★★ (2013-03-25 16:15:19)

イントロを聴いて驚きましたね
インペリテリらしからぬでしょうが
ロブの緩急を付けた歌唱と
押さえ気味ですが相変わらずのソロに耳が行きます


IMPELLITTERI - Impellitteri ★★ (2008-07-13 16:16:00)

世界最速と言われた男クリス・インペリテリがVoにロブ・ロックを迎え制作したデビューミニアルバム。インペリテリ節炸裂のスピーディーなパワーメタルが楽しめる。
ヴィニームーア、トニー・マカパイン、ポール・ギルバートと言ったギタリストを含む速弾きブームに終焉を迎える超絶プレイのオンパレードに脱帽しましたね。
メタリックなマシンガンピッキングの凄さにたるや、そこに強力なハイトーンが絡んでくる様に悶絶しましたね。ストレートな古典的HM/HRサウンドにクラシカルなギターがぶち込まれる姿はインギーの亜流と揶揄される部分もあるが、それだけでは語れない熱いフィーリングがあると思います。初めて聴いた時の衝撃たるや、少々やりすぎだけど素直にカッコイイと思いましたよ。自らの焼き回しをする姿を見るくらいならこのアルバムを支持しますね


IMPELLITTERI - Impellitteri - Burning ★★ (2008-07-13 16:26:08)

パワフルかつメロディアスなミドルナンバー
ロブの歌唱が光りますね


IMPELLITTERI - Impellitteri - Lost in the Rain ★★★ (2008-07-13 16:20:27)

強烈なロブのハイトーンが突き刺さります
インペリテリお得意の疾走ナンバー
高速ソロプレイに唖然としましたね


IMPELLITTERI - Impellitteri - Play with Fire ★★★ (2008-07-13 16:24:36)

インペリテリのメロセンスの良さを伺えるメロディアスな疾走ナンバー 速さだけではない彼の魅力を知るのに相応しい曲です


IMPELLITTERI - Live! Fast! Loud! ★★ (2018-11-12 13:26:38)

ファンクラブ限定でリリースされた日本国内のツアーの模様を収めたブートライブ音源。その甲斐あって生々しいインペリテリのライブが体感できる一品だ。バランスの悪さや手直しをしていないという時点でも資料的な価値は高い。
1998年リリースなのだがデビューEPからEye of the Hurricaneまでの楽曲とオマケ的なDPの『HIGHWAY STAR』のカヴァーも収録の全16曲入りのライブアルバム。巷ではライブはイマイチと言われていたインペリテリですが、このアルバムを聴く限りはワンマンではないバンドとして機能しているし、ギターも十分スリリングだ。硬めのメタリックリフの高速シュレッドも劇的なスピードプレイも期待通り決まっているぞ。脇を固めるメンバーの鉄壁の布陣と呼べる程、インペリテリと共鳴しないバンドサウンドを高めている。妙に生っぽい音質だけに荒さも含め、コチラに息遣いまで聴こえてきそうだ。

オフィシャルのライブ音源を出していないインペリテリ。そろそろ世に送り出して欲しいね。動くバンドも観てみたいもんです。


IMPELLITTERI - Live! Fast! Loud! - Stand in Line ★★★ (2018-11-12 13:28:36)

インペリテリの名を広く知らしめたアルバムから
今の作風とは違いが分かりますね
歌うはロブ・ロック
何度聞いても良い曲だなぁ


IMPELLITTERI - Pedal to the Metal ★★ (2018-05-02 12:28:55)

絶望的に評判の悪いアルバム。ファンにとっては正に黒歴史的な一枚となっています。余りの評判の悪さに聴く前は、相当身構えていましたが、始まった途端になんてこたぁない、いつものクリス節の連発にまずは安堵。それに歌メロも恐ろしいほど、ロブ・ロック的で、いつロブお得意のトリプルレコーディングで声を重ねてくるのかと思うほど、充実したオープニングで始まり驚いた。また随所にねじ込まれるコンパクトだが、高速シュレッドギターを主軸とする、お得意のレガートに悶絶ですね。

総じていつものインぺリテリサウンドでしたが、時代性を加味した音楽性は、彼のストレートな作風を好む潔癖なファンにとっては許せない事なのか、日本での人気はサッパリでした。
どんなにバラエティに富んだ作風でも、クリスのギターは強靭なへヴィグルーブを従え、ノリの良いリフと縦横無人に駆け巡るクラシカルギターを聴かせ魅了。日本人だけの為ではない、アメリカンマーケットもターゲットにした柔軟な作風に終始しており、無駄を排したコンパクトな作風は相変わらずだ。

そして90年代に乱発した同じような作風のアルバムよりは、多様性を擁しており(ラップソングいらんぞ)、インぺリテリファン以外にもアピールできる要素が高いのも見逃せません。こうなるとクリスの速弾きがいらないと感じたり、歌い手も個性不足な為、またメロもロブが歌っても遜色がないだけに、やはり痛し痒しな作風になってしまったのが残念。もう少し、どちらかに思い切って舵を切れば良かったの思うのだが、駄作として切り捨てる事など到底出来ない、謹製クリス印が満載のバラエティ豊かなアルバムだと思います。
Victim of the Systemで復活、Answer to the Masterで多くのフォロワーを生み出したのに、Screaming Symphonyは自らの亜流すぎたもんなぁ、Eye of the Hurricaneまでの4枚をシャッフルされても気がつかない近似値な作風ですからね。
どちらを支持するかが評価の分け目でしょう。

個人的には新メンバーだったのに、思いのほかインぺリテリで驚いた。もう少し意外性が欲しかった。せっかく新しい事にチャレンジするんだからさ。マジンガーZがやられ、もう駄目だと思ったらグレートマジンガーが出ました的な奴が欲しかったッス。


IMPELLITTERI - Screaming Symphony ★★ (2008-10-04 19:36:00)

クリスの速弾きを生かしたスピーディーでメロディアスな勢い一辺倒な剛直HM/HRサウンドを披露、時代の流れも加味し硬質な音で迫ってくれる
自らのスタイルを真っ向からぶつけてきた気概は大いに買うし清い姿に映る
真新しさはないがこの時代は逆に新鮮に聴こえたものです
その中でもロブの歌唱が光りますね、彼無しではここまで素晴らしいアルバムにはならなかったでしょう
オペラティックな唱方生かしたハイトーンはこの手のサウンドにはマッチしている


IMPELLITTERI - Screaming Symphony - 17th Century Chicken Pickin' ★★★ (2008-10-04 21:15:16)

クラシカルフレーバーたっぷりインペリテリの超絶プレイを堪能出来るインストナンバー


IMPELLITTERI - Screaming Symphony - Countdown to the Revolution ★★ (2008-10-04 21:26:02)

ガッツ溢れるパワフルなミドルナンバー
サビメロのキャッチャーさが耳を惹きますね


IMPELLITTERI - Screaming Symphony - Father Forgive Them ★★★ (2008-10-04 21:07:55)

メロディアスかつヘヴィメタルな一曲ですね
硬質なサウンドがグイグイと迫ってきます
そこに空間を切り裂くクラシカルな高速プレイが聴こえてくるからたまらない
サビメロも印象的ですね


IMPELLITTERI - Screaming Symphony - For Your Love ★★ (2008-10-04 21:19:34)

メロディアスなミドルナンバー
ロブのメロディックな歌唱が耳を惹きますね
甘くならない硬質なサウンドが本当にきまっている


IMPELLITTERI - Screaming Symphony - I'll Be With You ★★★ (2008-10-04 21:09:41)

メロディアスな疾走ナンバー
ロブのハイトーンが心地よいですね


IMPELLITTERI - Screaming Symphony - Kingdom of Light ★★★ (2008-10-04 21:13:28)

メロディアスな唄メロが耳を惹きますね
硬質なメタリックサウンドの中で息づいています
適度な疾走感も実に心地よい


IMPELLITTERI - Screaming Symphony - Rat Race ★★★ (2008-10-04 21:17:18)

非常に分かり易いHM/HRナンバー
インペリテリの魅力溢れる名曲です


IMPELLITTERI - Screaming Symphony - Walk Away ★★★ (2008-10-04 21:24:28)

普遍の魅力を携えたガッツ溢れるメロディアスなHM/HRナンバー
唄メロがいいなぁ胸が締め付けられますね
アルバム全般的に言える事なのですが
無駄を排したタイトな曲調が実に気持ちが良い


IMPELLITTERI - Screaming Symphony - You Are the Fire ★★ (2008-10-04 21:21:05)

インペリテリ節炸裂のお約束ナンバー
ロブの歌声もハマっていますね


IMPELLITTERI - Stand in Line ★★ (2008-10-04 19:08:00)

グラハムとインペリテリが競演を果たした記念すべき1st
メタリックなフィーリングとグラハムのマイルドな特性が見事に合致し
耳馴染みのよい良質な作品が並び、インペリテリの高速プレイもさることながら
グラハムの歌声は素晴らしく完全に他のパートを喰ってしまっている存在感は見事としか言いようがなく血管ブチ切れ熱唱スタイルに熱くなりますね
攻撃的でメロディアスなフレーズとソロプレイ、それでありながらも
とっつき易さも加味した今作は素晴らしい出来で
アルカトラスのオーディションに落ちた男が見事に借りを返した名盤です
今考えるとチャック・ライト、パット・トーピーのリズム隊と言うのも豪華だなぁ


IMPELLITTERI - Stand in Line - Goodnight and Goodbye ★★★ (2008-10-04 21:46:23)

インペリテリらしいメロディアスでアグレッシブな疾走ナンバー グラハムのガッツ溢れる歌声もカッコイイなぁ
パットのドラムもいい仕事してますね


IMPELLITTERI - Stand in Line - Leviathan ★★★ (2008-10-04 21:43:56)

ミステリアスな雰囲気が耳を惹くミドルナンバー
グラハムのパンチの効いた歌声は素晴らしいフィーリングを醸し出している
ファイナルファンタジーやっていて良かった
リバイアサンってあれでしょ?


IMPELLITTERI - Stand in Line - Playing With Fire ★★★ (2008-10-04 21:48:13)

インペリテリらしいクラシカルかつメロディアスなプレイを堪能出来るインストナンバー
パワフルかつタイトなリズム隊との絡みも良いですね


IMPELLITTERI - Stand in Line - Secret Lover ★★ (2008-10-04 21:33:33)

インペリテリ節炸裂のイントロからメロディアスな唄が聴こえるのは中々面白い
ギターソロの入り方も強引だがグラハムのメロが良いのが救い
ある意味アルバムのハイライトと言ってもいいくらいの曲です
個人的にはやりすぎ感満載ですが好きですねぇー
終わり方が唐突じゃなければ星3です


IMPELLITTERI - Stand in Line - Stand in Line ★★★ (2008-10-04 21:29:29)

メロディアスかつキャッチャーなナンバー
グラハムとインペリテリの良いところが上手く調和している
アルバムのオープニングを飾るのに相応しい名曲です


IMPELLITTERI - Stand in Line - Tonight I Fly ★★★ (2008-10-04 21:38:03)

バラードだがグラハムの血管ブチ切れに笑ってしまいましたが彼らしいです メロディも良いしイイ曲だと思います
ダークな雰囲気もあるがグラハムがマイルドに仕上げている


IMPELLITTERI - Stand in Line - White and Perfect ★★★ (2008-10-04 21:41:26)

ガッツ溢れる哀愁のHM/HRナンバー
個人的にはアルバムのハイライト的な魅力溢れる隠れた名曲です
グラハムの力強いメロディアスな歌声が好きですね
インペリテリも速さだけではないフィーリングがあるのも好感が持てる


IMPELLITTERI - System X ★★★ (2015-09-28 15:17:39)

リリース当時から、なんとなく想像の付く音楽性に興味を覚えずに購入は数年後という背信行為を行ってしまった事を謝りたいグラハム・ボネットが復帰した力作です。2002年という時代背景も取り込み、モダンさと供に硬質なリフワークと強靭なリズムがグイグイと楽曲を引っ張り、その上に主役たるクリスの壮絶なテクニックを駆使したギターが駆け抜けるスタイルは様式美愛溢れるダイナミックなHM/HRサウンドを披露。時折切れ込んでくるクラシカルフレーバーたっぷりの高速ギターはインペリテリならではの旨味、衰えを感じさせないストロングな歌声を披露するグラハムを引っ張り出し1stにも通ずる、諸所のアーティストへのリスペクトとする精神性と幅広い楽曲を用意しただけの事はある力作でしたね。もっと超光速シュレッダーが聞きたいと思う方には少々物足りなさもありそうですが、御大グラハムと両雄並び立つ作風は大いに買いだし、それこそこのラインナップでやった意味があると思います。全般的にグラハムの歌声も含め重苦しい閉塞感みたいなものがり、その辺りが従来の分かり易さと違うので評価の分かれ目になりそうですが、ロブ・ロックが歌っても違和感のない作風は順を追って作品に触れてきたファンにとっては問題なしでしょう。


IMPELLITTERI - The Nature of the Beast ★★ (2018-10-09 13:51:22)

お知り合いからおもてたんと違うとの事でタダ同然で譲り受けた高速の貴公子による最新作。狼男のジャケがダサいから気にらなかったのかと尋ねたら、なんてことはい『Screaming Symphony』のようなサウンドを期待していたとの事でした。残念。

90年代にコンスタントにアルバムをリリースしたImpellitteri。とはいっても契約は日本のみで本国のアメリカはおろか、インディペンデント系でもヨーロッパなのど諸外国では一切発売されておらず、まさに究極のBIG IN JAPAN状態だった。
その為に、日本のレコード会社主導による日本人好みの作品をリリースする事が出来た。グラハム時代のマテリアルも引っ張り出しコスリ倒した作風ではあったが、90年代と言う暗澹たる中でImpellitteriのスピード感に満ち溢れたストレートな作風は大いに支持される事になる。しかし似たような作風を乱発し徐々に求心力を失う、そして2002年にグラハム・ボネットを復帰させるが、これまたおもてたんと違うと言われ評価を下げた。
個人的には従来の魅力と新機軸を打ち出したストロングメタルはカッコ良かった。むしろグラハムが情緒の無いガナリヴォイスで押し切った事に不満があっただけで作風に問題はなかったが、頼みの日本でもウケなかったのは辛い。しかしドイツのSteamhammerと契約をもぎ取りドイツではウケタのはクリスにとって正解だったろう。
しかし『Pedal to the Metal』は世界中でやり過ぎたと言われ失墜。日本での人気も一気に失った。

2009年からロブ・ロックを復帰させ開き直ったImpellitteriサウンド。今回もモダンさもフレーバーに、豪快でしなやかなメタルサウンドを披露。クリスの速弾きは勿論だが、アニメタルUSA仲間のドラマーと、お馴染みのベースによる鉄壁のリズムプレイの後押しを受け、疾走感と耳馴染みの良いメロディが全編を支配する、お得意のスタイルを貫いた。
多少弾きすぎなきらいはあるが、高速の貴公子の名に恥じないクラシカルなフレージングを生かしたプレイやアタッキーなマシンガンピッキングから繰り出されるクリス・インペリテリ節にグッと引き寄せられます。

『Screaming Symphony』パート5を期待するファンにとっては、あそこまでやりきっていないので不満を覚えるだろうが、今回は
Frontiers Recordsも一枚噛んでいるんで、極端な方向性には進んでいません。そのおかげで世界基準のImpellitteriサウンドが仕上がりました。
ファストかつメタリック、鬼気迫るギターとロブ・ロックのハイトーンヴォイスが、互いを高め合う姿に、このバンド最大の持ち味が明確に発揮されたと思います。マンネリ感を期待に変えるブランド力ってのも魅力なんだろう。


IMPELLITTERI - The Nature of the Beast - Symptom of the Universe ★★ (2024-03-03 11:19:01)

音速の貴公子がまさかブラックサバスのカバーをやるとは
合う部分と合わない場面が共存する一曲
ワンパターンにならぬよう工夫をしたのだが
結局はインペリテリである


IMPELLITTERI - Venom ★★ (2015-09-28 14:49:40)

アニメタルUSAのあとにリリースされたアルバム。メイク姿にお遊び感も拭えず本職はどうなるのかいな?そんな不安をを払拭する内容を誇る力作ですね。前作では新旧の魅力を輝かせるも今一つ寄せに行った感も拭えず、バランス感覚に優れているが個人的にはイマイチのめり込めなかったのだが、今作は
方向性を一つに絞ったものの、リピート率も低く手応えは少ないのだが、分かりやすいので単純に楽しめました。
旧来のファンにおける期待値を満たすのと溜飲を下げるのに十分なインパクトを誇る出来栄え、その分、過去の流用=インペリテリ節と言う悪く癖が露見していますが、メロディアスでスリル満点のプレイ、剛毅なストロングスタイルを貫く躍動するリズムを縦横無尽に駆け巡る超光速シュレッダーなギターは流石の一言、その圧倒的なスピードが華麗なメロディを従え全てをぶった切る姿はまさにインペリテリ、このスタイルが苦手な人は手を出さないにこした事はないのですが、盟友ロブ・ロックとの相性ももはや疑いようのない組み合わせだし、スピーディーなHM/HRが好きな人には一定の安定感と満足を与えるに申し分ないでしょう。究極のマンネリズムが生み出すインペリテリサウンド、速くてコンパクトな楽曲は初心者にも分かりやすくて良心的ですよ。


IMPELLITTERI - Venom - Face The Enemy ★★ (2020-07-05 19:58:14)

速さやオペラティックな歌唱だけがインペリテリではないと言いたげですね
こういう曲のPVを作ったフロンティアは偉い
サビもギターソロ&その前もいつものパターンです
これがインペリテリ節ですね
類似曲が多すぎるので素直に耳に入ってきませんが
お約束こそインペリテリなので問題なし
これについてこれなければ何も耳に入ってこないアーティストである


IMPELLITTERI - War Machine ★★★ (2024-11-12 16:00:49)

彼は常にネオクラ系のアーティストとの比較を余儀なくされる運命だった。とりわけ、グラハム・ボネットと組みRAINBOWのカヴァーをやったりと、イングヴェイのフォロワーのような状態になる運命を辿る。彼のギタープレイは根本からイングヴェイと違うのだが、その速弾きムーブメントに放り込まれた運命から逃れるのは不可能だった。
グラハムとは一枚で一旦、区切りを付け再びロブ・ロックを組むことで自分のサウンドを模索。二枚目では、お得意の速弾きを抑え音楽性の幅を広げることにチャレンジしたが、支持を得られずに大失速。
その苦難の道のりに負けそうになるのだが、90年代に入り日本のレコード会社を契約を掴み再び脚光を浴びる。勿論、アメリカではグランジ/オルタナムーブメントが吹き荒れ、90年代の中頃には大手CD専門店からメタル系のアーティストは棚から消えた。その現状をビックインジャパンが救うのだが、そこから似たような作風を連発して、やはり求心力を失う。似て非なるを作る難しさ、やっぱりソングライティングは自分の中から湧き出たモノでないとね。再びグラハムと組んだり、モダンな事にチャレンジしたりと紆余曲折を経て辿り着いた今作。

王道をいくアメリカンパワーメタルと高速ギターの融合。正統性の強いメタルをど真ん中でやりきった。ロブ・ロックも衰えてきたが、それでもこの音楽を歌うに適したシンガーであることに疑いはない。インペリテリの相棒を務めるのに相応しい男である。
今作をグレードアップしたのは元スレイヤーのドラマー、ポール・バスタフの加入は間違いなく変革をもたらしている。過去のドラマーも凄いのだが、彼の手数の多い重量感たっぷりなドラムは、ともすればメロディアスなサウンドに陥り、過去作と似た風合いに戻るのだが、今作はそういう危険信号をともさずに高速プレイで駆け抜けてくれた。

流石はインペリテリ、火力の強いシュレッダー、その高速プレイにワクワクゾクゾクと素直に楽しめたのは、後方支援には強力すぎるドラムとベースのテクニカルなプレイによるところが大きい。確実に見せ場が増えた、そのおかげでバンドサウンドを強化され、お得意の速弾き以外にもハイライトと言えるプレイが散見出来るようになったのは心強い限りだ。

それはソングライティング力にも迷いを生じさせなかったレーベルの尽力にもよるだろう。多くのバンドは原点回帰を素直に行う昨今。限られた時間の中で、無理なく素直に求められる音を具現化したのは、往年のファンにとっては手放しで歓迎だ。
似て非なるを作る難しさ、今作は前作とは違う。明らかに焦点が絞り込まれている。ここにきて新たなる聖典が誕生した。インペリテリの決定盤となる一枚だろう。スピードに負けないエモーショナルを込めたインペリテリの新境地、素直に音に乗せられたのは大正解である。


IMPELLITTERI - Wicked Maiden ★★ (2018-05-02 12:50:17)

紆余曲折を経てロブ・ロックが復帰を果たす事に、時代の流れに乗せイメージとは不釣り合いの音楽性とも言われる作品をリリースしてしまい、すっかり求心力を失った高速の貴公子。その悪いイメージを払しょくするが如くロブの復帰は大きなニュースとなり、また5年ぶりの最新作と言うのも大きな期待となりました。
全編に渡りスピード感を伴ったメロディが楽曲を支配する、インぺリテリ節を炸裂させており、多くのファンが待ち望んだ音楽性で帰還。それでありながらも多様な楽曲を収録する事に成功。今までのアルバムを一まとめにしたような柔軟な楽曲を用意してきたのも見逃せません。またソリッドな質感のリフワークは近年のモダン化の影響も残しているし、安直なる原点回帰風の作品で纏めなかったのも好印象でしたね。

しかし顔ぶれがお馴染みになり、その分、マンネリ感を誘発。総じてクオリティは高いのに、どこか決定打に欠けると思わせる作品に落ち着いてしまったのがチョイとモノ足りないですかね。なんか難しい問題だなぁ。
クリスも、どこかのバンドに加入するという姿が見たいですね。そうなれば、高速ギターの輝かせ方も変わると思うので、期待したいものです。


IMPELLITTERI - Wicked Maiden - Eyes of an Angel ★★★ (2013-01-18 08:44:26)

メロディアスかつキャッチーなインペリテリらしい曲
ロブの歌唱も曲調に合っていますね
印象的なフレーズの導入も鍵盤楽器の使い方も上手です


IMPELLITTERI - Wicked Maiden - Garden of Eden ★★★ (2013-01-16 18:03:13)

フックに富んだメロディが耳を惹きますね
キャッチーさも併せ持つ硬質なHM/HRナンバー
テンポを落としてからのプレイは圧巻
聴かせ方の幅を持たせた今作らしい充実の一曲


IMPELLITTERI - Wicked Maiden - Holy Man (2013-01-18 08:50:35)

今までとは毛色の違う意欲作
ロブのボーカルでなければの必然性は薄いが面白いです


IMPELLITTERI - Wicked Maiden - Last of a Dying Breed ★★★ (2013-01-16 17:56:09)

スリリングな展開が魅力的
多彩なリフワークも華やかな切れを演出しています


IMPELLITTERI - Wicked Maiden - The Battle Rages On ★★ (2013-01-18 08:53:25)

インペリテリな魅力を感じさせる
へヴィなミドルナンバー


IMPELLITTERI - Wicked Maiden - The Vision ★★ (2013-01-18 08:56:01)

メロディアスかつヘヴィなミドルナンバー
効果的なKeyの導入が目を見張りますね