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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 4201-4300

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 4201-4300
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GORKY PARK - Moscow Calling - Tomorrow ★★★ (2016-10-05 19:00:29)

哀愁のメロディが切れ込んできますね
不思議な感覚の曲
サビメロが印象的です


GORKY PARK - Moscow Calling - Two Candles ★★★ (2016-10-05 18:52:19)

泣かせるわ
洗練されているし
ロシアの風も吹いてるし
スコーピオンズばりの猛烈な哀愁を纏っています
平野ノラなバブリー臭もあるけどね


GORKY PARK - Stare ★★★ (2018-06-09 13:34:05)

ロシアのバンドが大々的に世界へと打って出た最初のバンドがGORKY PARKではなかっただろうか?アルバムを重ねる度に洗練度もグングンと上がり、より大衆的で間口の広い音楽性へと変換していった。
このアルバムのリリース時など、グランジ・オルタナ全盛だから、彼らのような音楽性のバンドに居場所はなかっただろう。いい意味で方向性を変え普遍的なロックサウンドへと変貌。そのメジャー感は更なる進化を遂げ、そこにロシアンな風を送り込むメロセンスを全開に開放したキャッチネスさが最大の聴きどころだろう。

ハードさと言うモノは失われたかも知れないが、とにかくこの荒涼とした共産圏ならではのメロディ、アメリカンでも北欧でも英国でもジャーマンでもないロシアンなメロディに耳が持って行かれます。
バブリー臭もある①の後に、泣かせるメジャーロックの②の流麗なメロディに心も洗われます。今ではダウンロード盤なら簡単に手に入る時代です、パッケージに拘らない方なら迷わずゲットして欲しいですね。
ヒットチャート命な方にはオススメしませんが、このメジャー級の極上メロディックロックサウンドはジャンル不問で楽しめるでしょう。でも個人的にはオシャレ過ぎるけどね。
タイミングさえ合えばスコーピオンズのように大ヒットに恵まれたろうに残念じゃあ。


GORKY PARK - Stare - California Promise ★★★ (2018-06-09 13:35:33)

タイトルはあれなんですが
曲調はロシアンな風が吹きまくっています
ストリングアレンジも効いております
荒涼としたメロディとハスキーヴォイス
扇情的なメロディにギュッと抱きしめられますよ
名曲ですね


GORKY PARK - Stare - Ocean ★★★ (2016-10-05 18:56:32)

アルバムのラストを飾るバラード
独特のメロセンスが活きていますね
ロシアンだわ


GORKY PARK - Stare - Stare ★★★ (2016-10-05 18:49:54)

何をやっても出自であるロシアの風を体感させてくれますね
サイケな色合いとプログレ風味を加味した3枚目のアルバムのオープニングナンバー


GRAHAM BONNET - Back Row In The Stalls ★★★ (2018-06-07 15:51:41)

グラハム・ボネットの幻のアルバムが2016年に日の目を浴びる事に、詳しいバイオはサッパリですが、1974年とか75年に録音されたものらしく、ハードなモノを好む方には眠くなること間違いなしのオールディーズ風のロック、ポップスのオンパレード。ハッキリいって、若かりしグラハムの歌声を楽しむ以外の要素も見当たらないのですが、資料的な価値も含め、グラハムのキャリアを網羅したマニアには無視できない一枚でしょうね。肩の力を抜きガナらないグラハムの美声は、ジャンル不問で楽しめるかと思いますよ。近年の精力的な活動にはコチラも心配してしまうほどハードスケジュールをこなすグラハム。70歳を過ぎ、あのパワーヴォイスを維持するのは大変な努力もいるでしょうが、出来ればもう一度、アンセムと共演して欲しい、そしてガチンコのメタルを歌う雄姿を堪能したいものです。もう時間ないッスよ。


GRAHAM BONNET - Graham Bonnet ★★ (2016-09-16 14:27:41)

ポップス・デュオMarblesでミュージシャン人生をスタートしたグラハム、その後、喉のトラブルなどの問題を抱えミュージシャン稼業とは距離を置くも、その声を封印するのもったいないよとの周囲の説得もあり1968年のデビューから9年後にリリースされたソロアルバム第一弾。ジェームス・ディーンよろしくなジャケと邦題の『スーパーニヒリズム』も眩しい、カヴァーが中心のアルバム。ボブ・デュランに始まり、LIVEでも定番の②は沢山のアーティストがカヴァーしてるし、③はアル・グリーンと有名な曲が中心で、そっち方面に詳しい人にとっては美味しい選曲なのかもしれません。ロック色はほぼ皆無、終始リラックスしたグラハムの歌が聴け、まだ若い声で、この風貌と声で、後のガナリ立てる歌い回しは本人の意図した所じゃないのかなぁと思いますが、グラハムの魅力はストロングなパワフルヴォイスのみにあらず、ハードな曲の中でも喜怒哀楽のある表現豊かな歌唱スタイルにあるので、そのルーツを知る意味では聴いておきたい作品ではあります。ワタクシもおじさんになったんで、なんとなく聴けますが、尖りまくっていた時代には耳がついていきませんでした。


GRAHAM BONNET - Here Comes the Night ★★ (2016-09-17 13:47:56)

久しぶりのソロアルバム。グラハムのソロにメタル色を求めるのは意味がなく、そもそもリッチーが資金難で困り果て急場凌ぎのシンガーがとんでもない逸材だったみたいな経緯もあり、本人自身がメタルは好きじゃ内的なコメントを残しているので(しかしHM/HRを歌う為の生まれたようなパワフルヴォイスの持ち主である)、今作はお得意のスタンダードナンバーのカヴァー集(こすり過ぎだぞOnly One Woman)。いい意味で力の抜けたグラハムの伸びやかな歌声はやはり上手いし圧が凄い。その迫力とスタンダードなポップソングとのかみ合わせが面白いのですが、ハードなモノやスピード感及びスリルを求める方にはこの上なく退屈なアルバムとなるでしょう。グラハム名義としては順当な仕上がりですね。


GRAHAM BONNET - Line-Up ★★★ (2016-09-16 15:10:26)

Rainbow失意の脱退劇後にリリースされた3枚目のソロ(自身のポリシーたるグラサン、スーツ姿の短髪スタイルは崩せないキャラを貫いたスーパーニヒリズムは健在でクビかね)。今作もカヴァーが多いのですが②⑥などラス・バラード作の曲があったりと(ALL NIGHT、Since路線の佳曲です)グラハムRainbow路線と重なる面もあり、ヒット曲①や哀愁のメロディが映える③など、のっけからグラハムのスーパーニヒリズムぶりが発揮されており、歌が上手いなぁと聴き惚れますね。この歌モノ路線の中で一際異彩を放つというか個性全開なのが、しなやかな鋼鉄の鞭を打つかの如くヘヴィなドラムプレイを披露するコージーの存在感。この辺りがハードな調べを好むものにとっての生命線と言えるでしょう(ミッキー・ムーディも抑え気味のプレイですが、曲を提供したりと支えております)。後半に進むにつれハード色は薄れますが、グラハムの歌の巧さを堪能するのには最適の一枚ですね。


GRAHAM BONNET - Line-Up - Night Games ★★★ (2016-09-16 15:14:18)

孤独のナイトゲームズという邦題で知られるアルバムのハイライトナンバー
コージードラムがエグい
この手の曲を歌うグラハムは絶品だなぁ


GRAHAM BONNET - Line-Up - S.O.S. ★★★ (2016-09-16 15:17:55)

ラス・バラード作のハードポップナンバー
軽めのタッチですが耳に残りますよね


GRAHAM BONNET - Line-Up - Set Me Free ★★★ (2016-09-16 15:11:35)

オリジナルを聴いた事がないので比較できませんが
アルバムの流れ的にもグラハム的にもピッタリとハマっていますね


GRAHAM BONNET - No Bad Habits ★★ (2016-09-16 14:50:53)

『孤独の叫び』という邦題がついた2nd。前作同様カヴァーを中心とした作風でポップやオールディーズ風のナンバーまでと、多様な楽曲を歌っていますが、前作とは打って変わってグラハム節というのか、パワフルな喉を披露。たしかにリッチーとコージーが、シンガー探しに苦戦し、シンガー当てという遊びの中で群然見つけ、とんでもないパンチの効いた奴がいるなぁと思ったという話が嘘ではないと思う、あの声が聴けます、温かみのある中音域から高温に抜けるも、全く衰えないパワフルヴォイスがポップスを歌うという、なんだかチグハグな印象を受けますが、肩の力を抜き得意なトーンで好きな歌を歌うグラハムの楽しげな表情も浮かぶパフォーマンスで占められており、後の片鱗を色濃く感じさせる面が見れます。
余談ですが1981年にリリースした3rdがある程度の成功を収め気を良くした日本のレコード会社から、1981年にシングルレコードがあるらしく(現物を見た事がありません)、その邦題が何故か?『孤独の叫び』英語では『Bad Days Are Gone』なんですが、この曲調が哀愁のあるストレートなハードナンバーで、あの『Night Games』を思わせる仕上がり(コージーのドラムもきまっている)今作に収めるには浮いてしまう曲調で、ややこしい事この上ないのですが、ハード路線のグラハムが好きな方はこの曲も聴いた方がよいですね(Line Upのリミックスエディション、ヴァージョンに収録)


GRAHAM BONNET - Reel to Real ★★★ (2018-06-29 14:49:24)

一頃の隠居生活が嘘のように最近は精力的な活動に勤しむ未発表の音源集。CDでは3枚組になっており、DISC1がダニー・ジョンソンと録音したデモやオーストラリアに時代のデモが中心となっており、ソロやグラハム・ボネットバンドに収録された元ネタがあり興味深い内容になっています。特にマニアにとってはダニー・ジョンソンと1987年に曲作りを行っていたのかという事実に興奮します。落ち着いたロックサウンドであり、アルカトラスの4枚目的な匂いもするが、日の目を浴びなかった楽曲のデモが聴けるのはマニアとしては嬉しい。
DISC2.3はライブ音源。これもオーストラリアに居を構え過ごしていた時代のモノ。彼らのキャリアを網羅したような内容の選曲であり、グラハムは非常にリラックスしたムードでステージに立っているのが分かります。

安価&歴史的な価値という観点でお得感も手伝い満足しているが(ダウンロード盤の購入なので詳しいバイオは分かりませんが42曲で2000円はお得です)、個人的にはデモだしライブも製品化する事が前提とは思えないものであり、ある意味オフィシャルな形のブート作と言ったところだろう。


GRAHAM BONNET - The Day I Went Mad... ★★★ (2016-09-18 15:09:44)

韓国のレーベルに出し抜かれた日本としては黙っていられなかったのか、再びミュージックシーンに返り咲いたグラハムのソロアルバム。前作から2年の後のリリースとなりましたが、盟友コージー・パウエルに捧げる曲も収録されたりと、今までリリースされたソロの中で最も求められた作風をなぞっており、ガナリ立てるだけではないグラハムの人間味のあるパワフルヴォイスを堪能できる一品。参加メンバーもガンズのスラッシュやヴィヴィアン・キャンベルなんかも参加させたりと、レコード会社の並々ならぬやる気を感じさせてくれます。その期待に応えるべく、衰え知らずのパフォーマンスを披露、前作の中途半端なダーク路線を捨てての統一感のある楽曲はグラハムの多様な魅力を伝える事に成功しております。カヴァーもしっかり収録してるしね。作曲クレジットにダニー・ジョンソンやパット・リーガンの名前もあり、前作のアウトテイクも収められている感はありますが、亡きコージー・パウエルに捧げたと言われる今作はHM/HRサイドのグラハムを引き立てた一枚として愛される作品でしょう。このストレートに歌いココまでパワーダウンしない喉ってのはメタルを歌う為の天賦の才と思っているので大切にしてもらいたいです。
そして今作をリリースしたビクターの働きかけもあり、2000年には日本を代表するHM/HRバンドのアンセムの再結成への足がかりとなったリメイク作に参加、過去最強のガチンコメタルを歌う姿は海外のマニアを唸らせる事になるとは、今作のリリースした意味の高さを改めて考えさせられますね。
さらに2002年にインペリテリと再タッグを組むとは思わなんだぁ。


GRAHAM BONNET - Underground ★★ (2016-09-17 14:04:04)

当時の時局を鑑みて結成されたBlackthoneはファンが求めていたモノとは違うという事で日本でもリアクションが悪く、アメリカでも売れないという事で失敗に終わり、しばらく名前を聴く事が無かったのですが1997年に韓国のレーベルからリリースされたソロアルバム。参加メンバーにあのダニー・ジョンソンの名前をありマニアなら腰を上げずにはいられないでしょう。グラハム名義のソロなのにロック色も前面に出し、思いのほかハードな仕上がりとなっており、ある意味Alcatrazzの4枚目的なニュアンスすら感じさせ、血管ぶち切れグラハムシャウトがあちこちで炸裂しております。とは言えゴリゴリのHM/HRを求める方には少々薄味でダイエット食みたいなもんかもしれませんが、グレン・ヒューズ同様、自身のルーツにメタルがないだけに、着地点としてはこのくらいのハードさが限界だろうと推察される内容ですね。グラハムなりに歩み寄った後も見受けられますよ。


GRAHAM BONNET BAND ★★★ (2016-10-19 13:56:17)

待望の1stからオープニングナンバーの『Into The Night』と5曲目に収録される『Dead Man Walking』が先行ダウンロードできる。この2曲を聴く限りでは、新作は多くのファンがグラハム・ボネットに求めているクラシックロック路線のメロディックHM/HRが表現されており、今まで彼が参加したバンドの中で最もRAINBOWスタイルを感じさせる要素があり相当な期待値がありますね。


GRAHAM BONNET BAND ★★★ (2018-06-01 14:18:37)

GRAHAM BONNET BANDの最新作が7月にリリース。ギタリストの座にカート・ジェイムスの名前が!彼は曲作りに関与しているのだろうか?
カート・ジェイムスと言えばシュラプネル系のギタリストとして知られ、デビュー時はポール・ギルバートとのツインギターコンビだった。またロン・キール率いるSTEELERにインギーの後任としても迎えられた人物。スタジオ作を残していないので、なかなか知名度を上げる事は出来ないが、トニー・マカパインの後任でMARSに加入した事も有名な話。彼のプレイを堪能できるのがポールとのBLACK SHEEPやUSパワーメタルの隠れた名盤DR.MASTERMINDくらいだからなぁ。今回の参加はグラハムにとってもカートにとっても大きな話題になりそうです。
やはり前任者では荷が重かったと言えよう。カートならALCATRAZZの曲も難なくイケるぞ!

でもLIVEなどで参加していたジョーイ・タフォーラの動向も気になるなぁ?詳細がアナウンスされるのを楽しみにしています。


GRAHAM BONNET BAND - Day Out in Nowhere ★★★ (2022-12-14 17:15:04)

思いのほかアルカトラスの活動が続いたグラハム、多彩なゲストを迎えるも企画倒れに終わったアルカトラスのアルバム。せっかくメンツを揃えても統一感の無さが散漫な印象を色濃く残した、予定通りのグラハムは脱退。ドゥギー・ホワイトを入れてアルカトラスの名義に則った作風に回帰した。ドゥギーが、どの時点で参加したかは分からないが、グラハムが歌い出しそうな曲も多くありドゥギー・ホワイトが前提のように思えなかったのだが真相は分からない。
そしてパートナーと共に元サヤの収まりリリースされたのが今作でしょう。予定調和の楽曲と音楽性、グラハム・ボネット・バンドの名に相応しい多様性と王道路線を押さえた作風が刺激は薄いが安定感があり、グラハムも気持ちよさそうに歌っている。流石に衰えは隠せないが老獪なテクニックを駆使して成立させているのは流石である。

裏で鳴るリリカルな鍵盤プレイも耳を惹くしリードギターが弱くなったアルカトラス風もある、熟練されたメロディックメタルは、グラハムによく似合う。そういう意味ではグラハムがストレスを抱えずに活動する事が一番重要なのだろう。
思いのほか細部まで丁寧に作り込まれた楽曲とアレンジ、方向性も悪くない。気になるのはグラハムの唄ぐらいだろうが、年齢を考えれば文句も出ませんね。まぁグラハム関連で覇気のあるメタルを期待するのもアレなんで、この空気で十分頑張ったと言える。

個人的には前作よりもグラハムにフィットした仕切り直しの3枚目。古すぎないフレッシュな感性も散りばめられているのも現役感を強めていますね。
まぁでも、アルカトラスという伝家の宝刀を抜いた後に何をやっても厳しいよ。同じ土俵となると尚更ね。


GRAHAM BONNET BAND - Meanwhile, Back In The Garage ★★★ (2018-07-06 20:15:49)

割高なのはわかっているが国内盤をダウンロードしてしまった。グラハム・ボネットバンド第2弾のフルアルバム。今回はギターをジョーイ・タフォーラに変えて挑んだレコーディング(③だけカート・ジェイムスってのが渋い)。
誰が参加しようともグラハムが、どの音楽性をチョイスするかが重要でスーパー・ニヒリズム路線なのかアルカトラスなのか、前作の流れを組むものなのか、これが一番重要なのだが、先行で発表された新曲を聴く限りはジョーイやカートがいるバンドに相応しい曲調だった為に、迷うことなくゲット。内容はグラハムのキャリアを網羅したようなバラエティに富んだ内容になっているが、妙なポップソングやカヴァーがないので、純粋に新作として楽しめるのが最大の聴きどころ。
主役はグラハムの歌であり、全編に渡りフックに富んだ魅力的なメロディラインを老獪なテクニックを駆使して歌い上げるパワーヴォイスは70歳を超えたおじいちゃんとは思えない艶があり、グラハムの健在ぶりにひたすら感動を覚えます。
人生のパートナーとして公私ともにグラハムを支えるベースの彼女のおかげなのですが、アルカトラスの3作をミキサーにかけ、一まとめにしたような音楽性は、前作よりも派手になった印象もあるので、今回の方がウケも良さそうですね。
とにかく主役はグラハムである。バンドはアンサンブル重視の姿勢を貫いている。せっかくテクニシャンのギタープレイヤーがいるのだから、もっとネオクラ風味も欲しいと思うだろうし、むしろジョーイでカヴァーをやって欲しいという声も聞こえてくるが、それはSTARCARR LANEを聴けば尚更だろう。でも無理をしないグラハムがやるハードサウンドには、これ以上望むべくもないと言いたい。それにしても、ここにきてグラハムがハードサウンド路線を突きつめてくるとは本当にありがたいですよ。


GRAHAM BONNET BAND - My Kingdom Come ★★★ (2016-09-10 19:04:56)

ついにグラハム・ボネットがパーマネントなバンドを立ち上げたようで、今作は2015年の6月に発表されたダウンロード限定ですが、グラハムの艶のあるパワフルヴォイスを生かしたメロディックでロマンシズム溢れる様式美タイプの曲を披露。ファンが求める一つの形を具現化しているのが嬉しい限りですね。2曲のみですから全貌は見えませんが、2016年11月リリース予定のフルアルバムが待ち遠しいですね(RAINBOW、MSG、ALCATRAZZ曲も収録されるらしい)


GRAHAM BONNET BAND - My Kingdom Come ★★★ (2016-09-14 14:47:04)

火薬さんお役に立てたなら幸いです。

あのグラハムが精力的にツアー活動を行い現役感を猛烈にアピール。
60を超えてパワフルな歌声を維持しているとは驚きですね。
僕が最後に見たのは2007年のジョー・リン・ターナーとのダブルヘッドライナーのツアー。
ほぼ引退状態のグラハムが日本に来ると言う事とジョーとの競演、さらにはALCATRAZZ名義だったので足を運びました。
今後、グラハムの年齢的を考慮すると見れなくなる可能性も考え当時無理をしたのですが、
こうして現役感をバリバリだして活動していた事に驚き、期待もしております。
所謂、昔の名前で活動するのではなく新バンドで新曲と言うのが何より嬉しいですね。
リリース元もFrontiersですからメロディックな作風になる可能性も大。
新たなるクラシックナンバーとして迎えられそうな『My Kingdom Come』路線になるかと思っています。

新作のダウンロード版は2100円で本編11曲+ボートラ16曲、MSG、ALCATRAZZ、ソロからリ・レコーディングらしいので相当なお得感ですね。LIVEじゃなくてリ・レコーディングってのが個人的には嬉しい。さらにはIMPELLITTERIから『Stand In Line』も収録ときてますから選曲的にも美味しいと思います。自身の功績をガッツリとリメイクする姿に興奮ですよ。
ちなみにダウンロード限定の『Escape from Alcatrazz (Alive in Japan)』LIVE音源も出ていますのでパッケージに拘らなければどうでしょうか?僕は未聴なんですがiTunesでは『Night Games』人気でしたね(笑)
Amazonだと1200円、iTunesだと900円でイケますよ。


GRAHAM BONNET BAND - My Kingdom Come - My Kingdom Come ★★★ (2016-09-10 19:11:51)

グラハム完全復活の狼煙を上げる一曲でしょう
ヴァースからサビの流れが耳を惹きますね
グラハムらしい艶やかでパワフルな歌声も映えます
シングル2曲とも地味目ですが確かな手応えがありますね
ハードでオーソドックスなサウンドで真っ向勝負してくれそうです
フルアルバムに期待大


GRAHAM BONNET BAND - My Kingdom Come - The Mirror Lies ★★★ (2016-09-10 19:07:38)

キャッチーなメロディをグラハムがノビノビと歌っていますね
オーソドックスな響きがエエですね
ベースの女性が現在のグラハムのパートナー
だからバンド組んで張り切ってるんですね(笑)


GRAHAM BONNET BAND - The Book ★★★ (2016-11-28 14:06:00)

自動登録がようやっと確認できたので本編の書き込みをやりたいなぁと思います(20曲以上、しかの2枚組の手動登録はやりたくない、自動登録が確認できたのは国内盤リリースの一ヶ月後でしたね)。紆余曲折を経て辿りついた今作は、ようやくHM/HRサイトのファンにとって待ち望んだ方向性に絞り込んだ意欲作。その寸分の狂いなく繰り広げられるメロディックなクラシックロックナンバーの数々は安易な手法かも知れないし、真新しいアイデアは希薄かも知れませんが、定番に敵う者なしな往年のテイストを散りばめ再構築した音楽性に裏切りは一切なしとグラハムファンの涙腺を刺激しまくる王道路線で魅了。70歳を前にようやくやってくれたという感じでしたね。限られた時間を考えると、あと10年早く気が付いてくれたならなぁと無粋な事を言いたくなりますが、グラハムカムバック賞獲得にケチをつけるのは野暮なのでこれ以上の戯言は止めておきます(公使ともに良きパートナーを迎えて本当に良かったッス)。

2枚組全27曲(国内盤は28曲)選曲的にベストオブグラハムなDISC2の充実ぶりもさることながら、本編のDISC1こそ聴くべき要素の強い一品ですね。バラードやポップスにオンリーワンウーマンをやらないってのが清い、そして本編に対する自信の表れでしょう。感動しましたよ。
気になると言えばDISC2のカヴァー集ですが、音質云々などもう少し金と時間を掛けて欲しかった、余りに音を重ねていないのでダイナミックさに欠け、LIVEな生っぽさを体感できると言えなくもないが、本当にオマケ程度の仕上がりのように感じます。
名曲の数々を今のコンディションで聴けるという資料的な価値はありますが、もうチョイなんとか丁寧に仕上げて欲しかったなぁと思いますが、16曲のレコーディングだからスケジュール的なモノや、リハーサルの延長的なノリだったのかぁ、と勝手に推察しております。この選曲をひっさげ本編と合わせたLIVEってのは強烈だなぁと考えただけで興奮と『夜も眠れなくなっちゃいます』と春日三球·照代風に呟き
そして最後にDISC2のラスト『Here Comes The Night (Down Without A Fight)』は聴いた事のない曲が収録。タイトルは1991年リリースのソロアルバムにあるのですが、どう聴いても歌詞が違うので違う曲だと思います。カヴァー集だと思っていたのに最後に一般的に知られていない曲が現れるとは、どんな経緯で収録されたのか『気になって夜も眠れなくなっちゃう』とやっぱり春日三球·照代風に呟きたくなりますね。


GRAHAM BONNET BAND - The Book - California Air ★★★ (2016-11-16 16:00:50)

ジミー・ウォルドーが何気にいい仕事をしてますね
グラハムのリラックスした歌いましがエエです
張りも艶もあるね


GRAHAM BONNET BAND - The Book - Dead Man Walking ★★★ (2016-11-13 14:00:03)

アルバムの流れを失速させぬよう⑤曲目にもノリのよい曲を放り込んできました
マーク・ソンダースのレギュラーグリップから繰り出されるパワードラムも耳を惹きますね
懐かしい王道リフも映えます
グラハム原点回帰を色濃く印象付けるメロディックなクラシックソング
古臭いだけではない今も感じさせるのが印象的ですね


GRAHAM BONNET BAND - The Book - Earth's Child (I Am Your Son) ★★★ (2016-11-13 13:54:24)

衰えがないと言えば嘘になりますが
魅力的なメロディを力強く歌いあげます
グラハムを支えるメンバーの多彩な表現力と奥深さに唸ります


GRAHAM BONNET BAND - The Book - Everybody Has To Go There ★★★ (2016-11-28 14:14:20)

グラハムが魅力的な声で気持ち良く歌っています
パワー一辺倒でガナリのないパフォーマンスは本当に心地よいです
ソロの入り方も好きですね


GRAHAM BONNET BAND - The Book - Here Comes The Night (Down Without A Fight) ★★★ (2016-11-28 13:41:37)

往年のカヴァー集となるDISC2のトリを務めるメロディックロック
タイトルからテッキリ1991年リリースのソロからのリメイクと思ったら
全然違う曲でした
確かに(DOWN WITHOUT A FIGHT)ってあるからね
でもリメイクが続いたので驚きです
最後に知らない曲が出てきましたからね
曲調云々ではなく詩が全然違うからソロのリメイクではないはず
未発表曲なのかな?作曲者クリス・インペリテリのクレジットも
興味の惹かれる曲でしたね
本編にも通ずる魅力がありますよ


GRAHAM BONNET BAND - The Book - Into The Night ★★★ (2016-11-13 13:48:38)

グラハム・ボネット復活を告げるアルバムのオープニングナンバー
人間味あふれる彼のパワーヴォイスに圧倒されますね
グラハムが寸分違わぬクラシックロックへの回帰に胸が焦がれましたね
70前のおじいちゃんだもん
感慨も一入ですよ


GRAHAM BONNET BAND - The Book - Rider ★★★ (2016-11-16 16:04:20)

ポジティブな空気に包まれていますね
メロウなヴァースから爽快なサビへとつながる展開はグラハムの味でしょう
押し引きを心得た歌い回しも耳に残りますね
この辺りが今アルバムの流れを雄弁に物語っているでしょう
ガナリ立てないグラハムは素敵だ


GRAHAM BONNET BAND - The Book - Strangest Day ★★★ (2016-11-13 14:03:51)

切迫感のあるタイトな演奏
外向きに発せられる即効性の高さとアーティスティックな側面が上手く噛み合っています
聴き応えのある一曲ですね


GRAHAM BONNET BAND - The Book - The Book ★★★ (2016-11-14 18:43:32)

古典的手法に乗っ取ったクラシックナンバー
この曲に限った事ではないのですが
往年のテイストをスパイスにしたタイトルトラック
派手さはないが熱く渋いツボを押さえた一曲


GRAHAM BONNET BAND - The Book - The Dance ★★★ (2016-11-13 14:08:23)

ポップでキャッチー
爽快だがホロっとさせられる哀切さがたまらん
ダイナミックなアンサンブルがグラハムを見事に押し上げていますね


GRAHAM BONNET BAND - The Book - Welcome To My Home ★★★ (2016-11-13 13:51:21)

得意なキーでノビノビと歌っています
温かみのある歌声と哀愁を携えたメロディックでキャッチーな一曲
コーラスワークにサビとブリッジの持って生き方も聴きやすく印象的に仕上げています


GRAHAM BONNET BAND - The Book - Where Were You? ★★★ (2016-11-14 18:40:02)

サビで走り出すとは思いませんでした
いい意味で裏切られましたね
暖かくて艶のある歌声とシリアスな曲調とのバランスが見事
往年の空気を纏った魅力溢れる一曲


GRAND ILLUSION - Ordinary Just Won't Do ★★★ (2021-12-17 19:02:59)

デーモン閣下とのコラボでも知られる北欧のメロディアスロックバンドのフルアルバム。正直、このバンドのことは詳しくないのだが、ツインボーカル体制というのが面白く、アンダース・リドホルムが実権を握る中、レーベルの意向もあるのか作詞にスティーブ・オーバーランドやクリス・ウィズイーなんかの手も借りながら作り上げているのがポイント。プロデューサーにトミー・ニュートンを迎え入れ、この普遍的なHM/HRが苦心する時代に、それ相応のスタイルを誇示しながらフレッシュな感性を導入、躍動感溢れるロックサウンドと瑞々しいメロディが絶妙な絡みを魅せ自分たちが何者であるかを明確にしている。少々情緒に欠けたハードさが前に出すぎで、ダイナミック過ぎると感じる、くどいアクションシーンを魅せられているような場面があるのだが、そこは嗜好の問題であり総じてクオリティは高い。
二人のヴォーカルがグイグイと引っ張り展開しているのですが、緩急がジェットコースターのような性急さの為に、スリルと派手さを手にしたが、もう少ししっとりとしてくれたなら、情緒のある歌声も楽曲に溶け込んだのになぁと感じますね。とはいえ相変わらず曲作りは上手いし演奏も安定しています。なんだかんだ言ってトミー・ニュートンの元、自分たちのスタイルとしてモノにしているんですよね。
2004年に、この手のバンドをフォローしたのが日本と英国だけという現状を踏まえて聴いて欲しい。正統派にはまだまだ厳しい時代でした。


GRAND MAGUS - Iron Will ★★★ (2019-08-31 21:43:23)

初期の頃に漂っていたドゥーム系から、いい意味で脱却を果たした意欲作。今まで以上に男臭さを前面に出した作り込は、北欧流儀のメロディとも上手く絡み熱量の高いサウンドへと昇華。
ダークサイドに立っていはいるが、野趣味溢れるリズムとリフワークは古典ロックの濃度を濃縮したようなザラついた響きがあり、自分達のやりたい事を明確に提示している。

イントロの入り方も期待値をあげるような上手さも光る作曲能力の高さ、リフ、リズムの旨味は勿論だが、ソロの組み立て方など、メロディへの練り込みも申し分なく洗練されている。情念の薄まりも北欧ならではと言いたくなる仕様。聴かせかたの上手さが評価に直結するでしょうね。


GRAND MAGUS - Wolf God ★★★ (2024-10-30 01:54:47)

Spiritual Beggarsのシンガーとして知られるJBことヤンネ・クリストファーソン率いるバンドがこちら。正直、JBにもSpiritual Beggarsにも思い入れがないので、このバンドの作品は今作が初めて、Spotifyのオススメで触れる事の鳴るのですが、まず、古典ですねぇ。そしてごっつい歌声でヘヴィなサウンドは寒風吹きすさぶ北の大地からやってきたようなサウンドであり、その豪放磊落とも言うべきゴロンゴロンを巨石を転がすようなリズムと、シンプルながら極太のリフがて乾坤一擲、と言わんばかりに爽快かつ豪胆に刻まれる。

この圧倒的な音圧と、クラシカルな音色(ネオクラのクラシカルではなく古い音楽のクラシックという意味ね)年季が相当はいっていますよ。もっと暑苦しいイメージのあった歌声も、荒涼としたメロディに血肉を与え、音そのものに生命を宿している。

このバンド、ドゥーム系と聞かされていたが、初見で今作から入ったので、ドゥームぽさは皆無。ブルーステイストは強めだが、この冷ややかなメロディと感性は、もっと別のモノだが、ごっついリズムは太古を呼び覚ます音色となり、聴き手の感性を奥の奥からDNAを掘り起こす。

メタル馬鹿一代、そのド硬派蛮カラぶりが耳を惹きますね。しかしホルモニックになりすぎないのは、冷ややかなメロディあってであろう。でもアップテンポしたナンバーが出てくると、また切り口が変わるから面白い。浮ついていないよね、時代に左右されてない美学が貫かれている。恐れ入りました。


GRAND PRIX - Grand Prix ★★★ (2015-03-23 14:58:50)

1980年リリースの1st。ずっとロビン・マッコリーがフロントマンを務めているバンドだと思っていたら今作で歌うはバーニー・ショウ。聴く前はアメリカン志向が強いハードポップバンドとの認識が強くバーニー・ショウが歌うなら「Praying Mantis」のトロイ兄弟と組んでいた幻の「Stratus」みたいなサウンドをイメージしていたら、いい意味で裏切られました。

透明感溢れるサウンドと壮麗なコーラスワーク、随所にプログレ・ハードな美点も盛り込んだフィル・ランゾンの鍵盤プレイを軸に良く練り上げられたアレンジと聴き易さを併せ持つ密度の高い音楽性は聴き応え十分。パンクブームにNWOBHMときた中で、それらとは一線を画しつつもハードな質感も残した音楽性は見事ですね。マイルドな中音域と繊細なハイトーンを駆使して歌い上げるバーニー・ショウの歌声も見事にハマりナイーブなエッセンスを加味することにより、叙情的でキャッチーな楽曲の魅力が倍増する相乗効果を生み出しています。今作以降、二枚目、三枚目と作品を重ねる度に、より大衆性を加味し装飾も多めに盛りつけた軽めのアメリカン志向へと舵を切りますが(パッと聴きは今作が一番にアメリカンに聞こえる)、今作はそれらとはチョイと違う瑞々しいポップフィーリングに彩られた職人技が光るアレンジも上々にSTAXやKANSAS、BOSTONといったバンドにも通ずるフックに富んだ強力なメロディとプログレッシブな要素も兼ね備えた英国風のハードポップな一枚、トータルの完成度を考えるとアーティスティックな魅力に触れたいなら今作が一番かもしれませんね。


GRAND PRIX - Samurai ★★★ (2015-03-24 12:50:41)

1983年リリースの3rd。作品が進むにつれてメロディアスでポップフィーリングに溢れた、ライトなアメリカンプログレハード寄りに進んでいきますが湿り気のある英国風サウンドは健在、職人気質なプレイに裏打ちされた曲作りの上手さに加え、シンセサイザーの高らかな響き、美しいコーラスハーモニーを軸に、より大衆性を帯びたハードポップサウンドへと変貌を遂げています。メロウな楽曲を歌うロビンのマイルドな歌唱は益々バンドサウンドに溶け込み、ウエットな質感に彩られたAOR風の叙情派ハードポップサウンドの中で非常にマッチしています。肌触りが大衆性に傾いた事が軟弱に映る面もあるのかもしれませんが、今作の中では異質な印象を与えますが各メンバーの技量を味わえる緻密なアレンジが冴えわたるタイトルトラックなど英国ならではの高貴なムードを堪能出来るナンバーも用意しているので、好みに合わせて楽しんでもらいたいものです。このあとロビン・マッコリーはより英国的な哀愁度を高めたGMTやソロを経てMSGへと向かいます。なぜか評価の低い彼ですが今作のような作風を聴き、気張らずにメロウな歌声で自分のカラーをしっかりと打ち出している姿を知ってもらいたいですね。


GRAND PRIX - Tears & Soul ★★ (2018-03-12 12:51:27)

元MAKE-UPの山田信夫と河野陽吾が中心となり結成されたバンドの記念すべき1st。日本コロンビアのTriadよりリリースされたのですが(同時期に二井原実のソロも出ていて、この2バンドでメディアに露出したりと結構プッシュされていた)、MAKE-UPからロック色を抜き、河野のキーボードと山田の粘着力のある男臭い歌声を軸としたパワーポップサウンドを披露。エッジの立ったロックナンバーや叙情的な哀愁路線もないだけに、MAKE-UPから流れてきたファンにとっては少々喰い足りない面も強いでしょうが、所謂J-POP層に食い込むべく結成されたと思われる作風にまとまっており、カーレースのタイアップも取り付けたりと、より大衆性の強い音楽性で勝負を掛けました。でも弾けるようなポップさよりは、雄大な景観を思い浮かべる大陸的なリズムと乾いたメロディという、ある意味、オーソドックスなロックサウンドへと仕上げてあり、妙にオッサンくさいサウンドになっていてます。
個人的には、その辺りのやり過ぎ感になんだかぁとなるんですが、日本人による嫌みのない優等生なアメリカンロックと、山田の情感豊かなパワーヴォイスには、聴かせるだけの魅力があるのも事実なんですよね。
ギターのカッティっグとかもオシャレ過ぎるんだよ、もうチョイ、バランスをとって欲しかったです。エエ雰囲気があるだけに、ちょっと残念なんだよなぁ。でも聴かせる技をもっているのが憎い。特に山田の歌の上手さには、やっぱり惚れ惚れしますよ。


GRAND PRIX - Tears & Soul - Bodies ★★ (2018-03-12 12:58:50)

河野のキーボードを前に出したスケールの大きいハードポップナンバー
嫌みのない爽やかなポジティブ青春ソング
泥・汗・涙が似合いますかね
そこに微風が吹いていきます


GRAND PRIX - Tears & Soul - Down ★★★ (2018-03-12 12:53:52)

抑え気味の山田による哀愁のある歌声がハマっています
ジャジーでスローなナンバー
こういうノリとフィーリングを出せるのがエエ


GRAND PRIX - Tears & Soul - Never Lose Your Love ★★ (2018-03-12 12:55:24)

ピアノをバックの切々と歌い上げます
情感豊かな山田の存在が肝でしょう
ベタ過ぎるのがねぇ


GRAND PRIX - There for None to See ★★★ (2015-03-24 12:26:14)

バーニー・ショウ脱退の後任に迎えられたのがロビン・マッコリー、当時はあの、MSGにも誘われていたが、こちらで歌う事を決めたと言われている興味深い経緯が興味を惹かせる一枚。曲によっては前作よりもアメリカンプログレハード色を強めた感はありますが、根底にあるのは英国的な湿り気と憂いのあるメロディ、リフワークは勿論だがトーン一発にも脈々と流れていますね。バーニーとはタイプは違えど無理に気張ることなくメロウな歌声で華を添えるロビンのパフォーマンスもバッチリとはまり、良質な英国産ハードポップサウンドへの貢献度も高く、見事にフロントマンとしての重責を果たしていますね。ド派手な演奏ではないが、脇を固める演者のパフォーマンスは素晴らしく難解な事をしないプログレスタイルも様になっており、職人気質な姿勢にAOR風の大衆性と叙情性のバランスを配慮した一枚。


GRAND PRIX - There for None to See - Runaway ★★ (2022-02-13 20:09:34)

押しの強い歌声で有名なロビンですが
ここでは無理に気張ることなく歌い上げています
そのおかげで聴きやすいですね
サビも張り上げることなくメロディを歌い上げていますよ
少々売れ線な匂いのする曲ですが
派手さやキャッチーさが嘘くさくないのもまずまずだが
ヒットチャートに食い込ませるほどのインパクトはない


GRAND SLAM - BIG DEAL ★★ (2007-11-06 09:36:00)

メジャーからインディーズにドロップアウトして古巣のデンジャークルーから制作されたミニアルバムです。ノリの良い①キャッチャーできらびやかな④白田のペンによるスピーディーな③グルーブ感の強い②等の彼らの魅力をギュッと濃縮した一枚です。今作の聴き所はアメリカから帰国したEZOの本間のドラムが聴けるところです、この唄心のあるグルーブは必聴ですよ


GRAND SLAM - BIG DEAL - SET ME FREE ★★ (2007-11-11 07:36:48)

ギターの白田のペンによる疾走感溢れるシャッフル調のアメリカンなHRナンバー 吉川のコーラスが良いですね


GRAND SLAM - BIG DEAL - SHAKE SHAKE ★★★ (2007-11-11 07:32:08)

ノリの良い跳ねるリズムがカッコイイですね!ヒロ本間のドラムはこういったナンバーでも素晴らしいプレイを披露してくれます、アンセムしか知らない人は是非聴いてみて下さい。唄メロも良いし彼らの魅力が凝縮されています。ポップでキャッチャーで煌びやかなナンバー


GRAND SLAM - BIG DEAL - SILENT NIGHT ★★★ (2007-11-11 07:45:57)

哀愁の有るメロが印象的な歌謡HRナンバー これも彼らの18番とも言うべき一曲ですね!美しいコーラスが良いですね。
ここまでキラキラしているのにrockしているのが彼らの魅力なのです!甘酸っぱい青春時代を思い出させてくれる歌詞も良いですよ、ここまで来ればね


GRAND SLAM - EASY ACTION ★★ (2007-11-06 09:57:00)

44マグナムもやった各メンバーが一曲づつ中心となりゲストを迎えて各自のキャラを生かしレコーディングした企画もの、広瀬さとしのギターが聴ける純也の①テクニカルなフュージョン北岡の②良質な乾いたバラード③ノリの良い④白田の唄が曲のクオリティを下げてるのが気になるがまぁ企画モノだからね。特筆すべきはバンド演奏のリメイクの⑤です、吉川の書くバラードは本当に泣けます、これ有線とかで話題にしたら売れるのでは?と思うほどメジャーな曲だと思う


GRAND SLAM - EASY ACTION - ANGEL-I STILL LOVE YOU ★★★ (2007-11-11 08:18:01)

バンドアレンジされた名バラード!彼らのバラードの中でも一番美しいナンバーだと思う。分厚いコーラスを重ねたサビが良いですねぇ


GRAND SLAM - FREE ★★ (2007-11-06 10:02:00)

ドラムが見つからず活動が暗礁に乗り上げた時期に制作された企画モノ。この時代アコースティックやアンプラグドなんかが流行った時期だったね。


GRAND SLAM - GOLDEN BAT ★★★ (2021-02-25 13:20:57)

バンドブームの波に押し込まれたジャパニーズハードシーン、その勢いはヴィジュアル系の登場で息の根を止められたが、解散&方向性にメスが入っきた大御所たちも離散集合を繰り返す中で、結成されたのがコチラ、44マグナムにリアクション、プレゼンス、メイクアップの4バンドから集合。特にメインソングライターを担当した44マグナムの吉川は曲作りの上手さに定評があり、彼が主軸のバンドとして活動するのであれば、どういう方向に向かうのか興味もありました。
2曲目のジョーン・ジェットがやった『I Love Rock N' Roll』をカヴァーしたりと、4曲の中にメッセージを込め、端的に魅力を詰め込んできた。
メロディアスでキャッチーなジャパニーズアメリカンロックの①はファンの間では大切な曲らしい、③は明るくアメリカンと、このバンドの本流となる一曲。そして直線的に迫るハードサウンドの④、これもワビサビを大切にした展開を持ち込み、ブアッーと突っ込んでくるだけではない。このバンドらしさを盛り込んでいる。
バンドブームに刃を立てたベテラン組の逆襲、彼等はその先陣を切っていった。


GRAND SLAM - GOLDEN BAT - D.O.A ★★★ (2021-02-25 13:36:04)

イントロでガツーンといき
Aメロで引く展開
ヴィジュアル系から入った人にも優しい仕様です
本格派のハードサウンド
腕が確かなメンバーが色んな思いを飲み込み時代に合わせアレンジしている
その努力に☆3個献上しますよ


GRAND SLAM - GOLDEN BAT - DON'T YOU ★★ (2021-02-25 13:34:03)

派手なギターソロも決まっています
このバンドらしいアメリカンロック
バンドしての一体感がいいですね


GRAND SLAM - GOLDEN BAT - ONCE MORE KISS ★★ (2021-02-25 13:25:27)

少々狙い過ぎな感はありますが
底抜けにキャッチーなメロディが耳を惹きます
歌詞もティーンエージャー向け
曲調も含めオープニングナンバー何でガツーンと来てほしかった
でも上手いことやって目先を変えている
この判断は正しい
キャッチーな掴みで徐々に始まる本格志向のロックを聴かせるという手腕は評価されるべきでしょうね


GRAND SLAM - GOLDEN BAT - Rocklaw Living Arab (Joan Jett & the Blackhearts Cover) ★★ (2021-02-25 13:30:48)

何故タイトルが違うのだろうか?『I Love Rock N' Roll』なのは間違いないはずである
ん?この曲には他のタイトルヴァージョンがあるのか?
色んな疑問が頭をもたげますがシンガーの加藤純也が以外とハマっています


GRAND SLAM - GRAND SLAM ★★ (2007-11-06 09:46:00)

久々のメジャーからのフルアルバム、今までと違いギターを前面に出したハードロックアルバムとなっている。生々しい演奏が聴けますね、唄もパンチインしてないのでは
これを最後に解散してしまい吉川の書くポップなナンバーが聴けなくなるのは残念ですが目指す方向とVoの適正が最後までかみ合わなかったのが彼らの欠点だと思う。


GRAND SLAM - Inside or Outside ★★ (2007-11-06 09:16:00)

Dsの豊川が脱退し新人の北岡を迎えて制作された3rd、統一感を持たせた良質なHRを聴かせてくれます、ハードなギターリフがカッコイイ①ノリの良いキャッチャーな名曲⑤バラード④彼等らしい⑩等聴き所が多いアルバムです。ドラムの北岡は手数の多いテクニカルなプレイを聴かせてくれる。メロディを重視した曲の中で勢いで押し切れる程、力量の無いVoの好悪に評価の全てが掛かっていると思う、曲は悪くない


GRAND SLAM - Inside or Outside - Are You Ready ★★ (2007-11-11 08:10:13)

これもアルバムには必ず収録されている能天気なアメリカンHRナンバー!適度にヘヴィなグルーブ感が単純明快で良いです


GRAND SLAM - Inside or Outside - Can’t Stop Believin’ ★★★ (2007-11-11 08:07:22)

彼らのお約束バラード。歌謡チックなのが良いです!でも唄に説得力が無いのが気になります


GRAND SLAM - Inside or Outside - Dreams Come True ★★★ (2007-11-06 10:13:39)

男らしい甘さを捨てたHRナンバー、彼らの意欲が伝わります。3rdアルバムの一曲目


GRAND SLAM - Inside or Outside - Into the Night ★★ (2007-11-11 08:03:50)

白田による彼らにしてはヘヴィなナンバー ドラマーもツーバスで迫ってくれてます。


GRAND SLAM - Inside or Outside - Missing You ★★ (2007-11-11 08:01:21)

アップテンポな哀愁のある泣きのHR バッキングのクリーントーンのギターが繊細な曲に合っています、でもギターソロがブアッーっと弾いたって感じがマイナスかなぁ。これもシンプルなプレイが良いですね


GRAND SLAM - Inside or Outside - Nobody Knows ★★★ (2007-11-11 07:57:07)

もの悲しいメロディが印象的なパワーバラード
吉川の作曲センスが光る一曲です!ギターソロも良いですね
白田のメロウなプレイが聴けます


GRAND SLAM - Inside or Outside - Song for You ★★★ (2007-11-06 10:09:47)

甘く切ないキャッチャーなサビメロが印象的なナンバー。彼らの魅力溢れる3rdアルバム収録の名曲だと思う。


GRAND SLAM - Inside or Outside - Under the Sky ★★ (2007-11-11 07:51:51)

いかにも彼ららしいからっと乾いたアメリカンなHR シンプルなアレンジがかえって生っぽくて良い


GRAND SLAM - Rhythmic Noise ★★ (2007-11-06 08:52:00)

90年代に入り日本も解散、脱退したメンバーが集合したスーパーグループが登場しました、新生ラウドネスにSLY(樋口宗孝、二井原実、石原慎一郎、寺沢功一)SPADE(片山圭司、広瀬さとし、山下昌良、忘れた)ジャクスンジョーカーにイエローモンキーなんかもそうでしょう、そんな中で結成されたのがグランドスラムです。VO,加藤純也(リアクション)G,白田一秀(プレゼンス)B,吉川“BAN"裕規(44マグナム)、Ds,豊川義弘(メイクアップ)四人が集まり組まれたこのバンドはベースのBANを中心に結成されたようです。44マグナム時代から目を見張るものがあったソングライティングの才能を見事に開花しています。彼らの代表曲とも言える②ノリの良いキャッチャーな④⑤⑥スピーディーな⑩壮大なバラード⑨等の良質なアメリカンハードロックが聴けます、おもしろいオカズが売りの豊川のドラムも白田のプレイもまずまず良い、彼らの欠点は加藤純也の歌い手としての資質だと思う、数曲で聴ける気持ちの悪さ、乖離した唄が気になる。


GRAND SLAM - Rhythmic Noise - Cookies ★★★ (2007-11-11 09:05:40)

豊川のドラムが引っ張ってくれる疾走感溢れるHRナンバー
このドライブ感がたまりません。勢い重視の佳曲です


GRAND SLAM - Rhythmic Noise - Here We Go ★★★ (2007-11-11 09:13:19)

ノリの良いドライブ感がカッコイイHRナンバー 彼らの代表曲です! 演奏はもっと切れて欲しかったかな?このメンバーに期待していたので


GRAND SLAM - Rhythmic Noise - Tell Me ★★★ (2007-11-11 09:10:26)

歌謡テイスト溢れる泣きの名バラード、メタルを聴かない人にも受け入れられるでしょう。甘酸っぱい歌詞に好悪が分かれるかも知れませんが僕は好きです


GRAND SLAM - infinity ★★ (2007-11-06 09:03:00)

前作の路線をより推し進めた2nd、演奏面で練りこまれていて前作で魅せた勢い見たいなモノは影を潜めていますがノリの良いHRを聴かせてくれる。相変わらずVoのマッチングは気になりますが音楽性の広がりを良しとするかが評価の分かれる所。⑥は陸上大会のテーマソングだったような?


GRAND SLAM - infinity - FARAWAY (I’ll be there for you) ★★ (2007-11-11 08:29:35)

グランドスラム節全開のパワーバラード。一度聴けば口ずさめるメロも良いですね 日本人的な曲が苦手な人にはお勧めしませんが僕は好きです


GRAND SLAM - infinity - LET IT GO ★★ (2007-11-11 08:23:30)

美しいアコギから始まるメロディアスなアメリカンHRナンバー。
キチンと練りこんだアレンジが良い。曲の完成度もまずまずだしこの手のポップな曲が好きな人には受けるのでは?吉川のソングライディングの良さが光ります。


GRAVE DIGGER - Clash of the Gods ★★★ (2022-04-19 14:08:15)

ギリシャ神話をモチーフとしたコンセプト色の強いアルバムという事も手伝い、今作はお馴染みの剛直パワーメタル路線に、メロディアスな感性を大導入、そのおかげで楽曲とアルバムの流れにメリハリが生まれ試聴感はかなり良い。ともすればダークなカラーのパワーメタルサウンドは、聴いているとズッシリと重くのしかかり肩もこるのだが、今作はいい意味で洗練されており、絶妙な強弱が存在するために、その辺りの不満は解消されている。
あくまでも、それはこのバンドでの比較であり、並々ならぬ気合いと根性に一切の陰りはなくファンならば安心して手を出せるだろう。また、こういったエピカルなメタルが好きな人にとってもありがたい作風でしょうね。
ギターのアクセル "アイアンフィンガー" リットも技巧に埋没しないメロディックなソロを披露、屈強なパワーリズムの上で華麗な剣劇を披露しています。
とにかく自分たちの音を持っているバンドは強い、あの声が聞こえてくれば、それはグレイブ・ディガーだし、現代的なマッシブさに、80年代的ヘヴィメタルの語彙を用いる姿も頼もしい限りです。


GRAVE DIGGER - Clash of the Gods - God of Terror ★★★ (2022-04-19 13:54:41)

ダス・レッツテ・アインホルンもゲスト参加
お馴染みのパワーメタルと思いきや
中盤に大胆なキーボードソロを導入
そのDP風味満点のソロに魅了
従来のパワフルサウンドにいい意味での間を持たせたアイデアは大正解
今作に対する期待値も大上昇でした


GRAVE DIGGER - Excalibur ★★★ (2014-09-18 13:46:07)

1999年リリース、アーサー王の伝説をモチーフにしたコンセプトアルバム第3弾。3作続けてのコンセプトに特化した作風は前作以上の練り込みを魅せ中世ヨーロッパな雰囲気をふんだんに盛り込んだ内容となり、その成熟ぶりにまずは耳を奪われます。今まで以上にコーラスパートに厚みをもたせたクワイアパートの導入が勇猛さに拍車をかけヒロイックなイメージが増幅された分、男気もUP。パワーコードを奏でるメタルリフ、強靭なビートを刻むツーバスと頑固一徹なジャーマンスタイルを信条に今作はより多彩な面を演出しています。アコギや管楽器を巧みに使い緩急をつけ、少々一本気で流れていきそうな展開にくさびを打ち、物語の起伏を明確なものとした事が、ドラマ性の開花へと繋がります。その練り上げられたメロディの扇情力は過去最高のクオリティを誇り、従来のパワーメタル路線へとの距離を計り柔軟さと、剛毅なスタイルを取り込んだバランスのとれた作風へと仕上げていきます。ここにきて次はどうなるのかなという手詰まり感は感じなくもないが、やりすぎな歌劇団風のような仕掛けの無いエピカルなパワーメタルは彼らの音楽性としては許容範囲内の冒険だし、ジャーマンパワーメタルの草分けとしてのプライドを如実に感じさせる独自のエンタメ性を爆発させた意欲作ですね。時系列でアルバムを聴くと本当にこの広がりのある音を感じさせる姿に驚かされましたよ。これも時代を生き抜く方法論なんでしょうね。


GRAVE DIGGER - Fields Of Blood ★★★ (2020-06-10 20:53:54)

アイリッシュフレーバーたっぷり、ドイツのベテランメタルバンドが選んだのは、お得意のアイルランド物語。剛毅に打ち鳴らされるパワフルサウンドに注がれる叙情的なメロディと、灼熱のメタルスピリットの融合は沸点も高く、勇猛果敢なメタルウォーリアーぶりを発揮。このバンドの持つ強い精神性、紆余曲折はあれど、己が信じるメタル道を突き進む姿勢、時代の流れに抗い続けた男たちに迷いなし、どこかで聴いたことがあるフレーズすらも味方につけ、確信犯的な発想で、ファンが望むものを見事に描いている。リフ一発に込められた思い、キーボードやバグパイプが奏でるアイリッシュメロディ、全てが有機的に絡むことで説得力も倍増、こういうコンセプトが目先を変えるだけではない、地に足がついたものだからこそ聴き手を圧倒するでしょう。
好戦的なエピカルさもあるが、それ以上に賑やかで痛快な剣劇メタル的にカラーを持ち合わせていたのも、今作の視聴感に良さに繋がっているのだろう。壮大なイメージを抱かせるバラード⑥では、メタル界の北斗昌をなりつつあるローラ・ロウヒモが客演、素晴らしいアクセントとなっている。

定額制サービスのおかげで、難なく新譜を聴ける、通常この手のバンドにお金を出すのは微妙だったりするのだが、こんなん出たよと、親切に教えてくれるのでありがたい。グラハム・ボネットのアルカトラスの新曲も既に公開と助かる、そして本気で欲しいものだけを、パッケージ商品に変えればよいのだから、しかし、一つだけ難点がある。それは、記憶に残らない。
家の棚から発見される『あれ?こんなんあったっけ』、『あ、買ったのに聴くの忘れていた』、『やっぱ、これ聴こう』などなどの、出合い頭の出来事、ある種の棚からぼた餅的な、思いがけない出来事が起きないのが残念。でも、これも時代の流れ、抗うのはマヌケな気がするので、思いっきり受け入れています。


GRAVE DIGGER - Healed By Metal - Lawbreaker ★★★ (2020-07-05 19:22:28)

何かに似ているなぁなんてアラ探しは御法度のバンドなのです
ですからこれで良いのです
シンプルかつ耳なじみの良いリフワークから弾き出される王道メタルサウンド
パワフルかつ勇壮なバンドサウンドは彼らの真骨頂
この気骨溢れるメタルスピリットと覚えやすいリフレインの大導入
色んな意味でメタルの中のメタルを味わえます


GRAVE DIGGER - Heart of Darkness ★★★ (2014-09-15 13:50:17)

1995年リリースの復帰第二弾。思いっきり歪ませただみ声パワフルシャウトも高らかに、初期の頃から通ずるダークな欧州風味に剛毅な質実剛健スタイルを貫く純度120%のメタルサウンドに思わず笑みがこぼれます。グランジ・オルタナ全盛の時代にスピードで勝負を賭けられぬだけに前作のようなバカテンポは影を潜めましたが、その分、分厚い音が塊となり重心低く突破を掛けるパワーメタルナンバーが増量され“速さ”よりも“力”に重きを置いた作風へとなります。分かりやすいキャッチネスやメロディがない分、とっつきやすいとは言えないのですが“継続は力なり”と言わんばかりの姿勢に頼りがいのある気概を感じますね。継続すると言う事は新たなる魅力も取り込みつつ前に進まなければいけません、やり方を間違えるとカッコ悪くなりますからね。難しい問題ですよ、継続する事は


GRAVE DIGGER - Heavy Metal Breakdown ★★★ (2014-09-14 13:13:09)

1993年に再結成を果たしてからはコンスタントにアルバムをリリースしているドイツの古参バンドが1984年にリリースした1st。今ではドラマ性の高いメロディアスなスタイルで認知もされていますが、今作はパワー&グローリーな血沸き肉躍る胆汁滴るスピーディーなメタルサウンドを轟かせインパクトも絶大です。その小細工無用な突進力、直情すぎる構成に面白味も感じないかもしれませんがメタルってこういうの言うんだよなと強く認識させてくれる問答無用の説得力に溢れており、柔和で大衆性にまみれたポップソングを”そういう曲”として楽しみますが(したり顔でうんちくを語ったりする事はありません)どんなに売れようが世間に認知されようが、ヘヴィメタルと言う名のもとに求心力を持つものは音であり聴き手の精神性を煽る存在感ではないでしょうか、この破綻しかけの突貫型メタルを前に戯言は無用、今も昔も結局は健全なメタルが支持を受ける欧州のシーンに羨望の眼差しと供に思いを馳せますね。アンヴィル同様、メタル愛に溢れた一枚です。


GRAVE DIGGER - Knights of the Cross ★★★ (2014-09-15 14:47:41)

1998年リリースのアルバム。今回も十字軍をモチーフとしたコンセプト作に挑み、前作同様の路線を推し進めています。パワー・スピード・メロディと三拍子揃い済みの楽曲は聴き応え十分、強靭なリズムとメロディアスなギターにクリスのパワフルヴォイスが激しくぶつかり合い、力と力が真っ向勝負なパ・リーグの野球を見ているような気分を味わえます。コンセプト=大げさな装飾を纏った方が良いと言う方には、今作は少々、無骨に感じるだろうし、去年の大河ドラマの画が汚いとクレームを付けたどこかの知事みたいな方には共感は得られないでしょうが、リアリズム溢れるメタリックなパワーとメロディアスなフレーズは付け焼刃などでは出来ない美しい調べを奏でており安易なドラマ性を導入したなどと言われる批判を一掃する出来栄えを誇っているでしょう。前作から本格的に取り入れられたコンセプト色がさらなる深化を遂げ従来の剛毅なパワーメタルとの融合を果たしている個性を確立した一枚。クリス・ボルテンダールの歌があってこそでしょう。ちなみに今作は同僚が譲ってくれたのですが、聴き返すたびに思い出すのが理由でして、コンセプトに合わない歌が嫌いと言われました、普段メロデス聴いている奴にドラマティックな曲にクリスの声は合わないと言われました。グッバイ・再見(サイチェン)・また来週と声を掛け永遠に共感の出来ない奴に出会ったと身震いさせられた事を思い出します。僕が持っているのは輸入盤のですが、国内盤がビクターからでサバスとレインボー曲をカヴァーしたものがボートラ入り14曲となっています。興味があるかたはそちらを手にしては如何でしょうか?


GRAVE DIGGER - The Grave Digger ★★★ (2014-09-18 14:27:22)

自らのバンド名を冠した2001年リリースのアルバム。従来のダークな湿度の高いサウンドが復活、Keyも本格的な参戦させ前作までに築き上げたスタイルに本来的な持ち味をより多く加味する事に成功。音質の向上が更なる深化を促し密度の濃い演奏が混然一体となり激しくぶつかってくる様はバンドの真骨頂、重厚でソリッドな面が強化された事によりパワー&メタリックに仕上がると同時に、クドさも倍増したような面もありますが(笑)メロディックなフレーズで楽曲を盛り上げるギターも魅力的に響き剛毅な正統派HM/HRを力強く叩き付けてきます。分かりやすい叙情性とは無縁な不穏な空気漂うダークさとブルータリティ、時代を見据えたアレンジに唸りますね。それにしてもタフな歌声はやはり重要な個性、バンドの金看板を固持していますよ。


GRAVE DIGGER - The Reaper ★★ (2008-09-10 15:48:00)

1993年リリースの通産五枚目にて再結成第一弾
一点の曇りもないドイツ産らしい頑固一徹なパワーメタルサウンドを披露し往年のファンは勿論HM/HRファンなら②を聴いて首を振らずにはいられないでしょう?
当時は久しぶりに聴いたヒットチャートとは無縁の小細工無用な漢らしい勇猛なヘヴィメタルに熱いモノがこみ上げてきましたね、ゴリ押しな展開もブチ切れた唄もダサいと言われようがやり切る姿に胸打たれるのです
トレンドくそ喰らえミクスチャーサウンドに唾を吐く本気の鋼鉄魂が息づいている今作はB級メタルの真髄を見せ付けている名盤である
何度か聴くと飽きの来る音楽ではあるが初期衝動は大きい、今でも年に一度は通して聴きメタルスピリットを取り戻しますね
彼らよりヘヴィなバンドは沢山いるし今流行のバンドの方が洗練されているが彼らの持つ精神性には及ばない、流行とは無縁な清いヘヴィメタルは色あせる事無く心に刻まれています、是非とも一度は触れて欲しい世界ですね
それにしても特筆すべきはパワフルかつタイトなドラミングが決まっているヨルグ・マイケルの貢献度は絶大である


GRAVE DIGGER - Tunes of War ★★★ (2014-09-15 14:16:16)

今や独立騒動で話題のスコットランドをテーマにしたコンセプトアルバム。ジャーマン+ケルトは同郷のランニングワイルドも行っているので相性は悪くない、むしろ前作で感じたメロディの弱さを補う事に貢献している、また楽曲にキャッチネスさも補完され聴き易さも戻りパワー・スピード・メロディと充実度も上り従来のオカルトテイストなダークな面は影を潜めましたが叙情味は大幅アップ、大胆なコーラスワークも導入されたりと楽曲においても芸達者な面を魅せる事によりマンネリ打破を試みた展開は多彩なイメージを与えてくれました。とは言え彼らの真骨頂である剛毅に打ち鳴らされるパワーリズムの上での出来事ですからね、彼らのパワフルさが減退されることはないでの安心して聴く事が出来ますよ。緩急を交えた歌声とドラマティックな展開がハマる疾走ナンバー、メル・ギブソン主演の映画でも同じみのウィリアム・フォレストを歌った④など聴けば今作の充実ぶりも耳に響くでしょう。重厚で野蛮なメタルサウンドを志向しながらもメロディに拘った密度の濃い一枚です。


GRAVE DIGGER - War Games ★★★ (2014-09-14 14:02:42)

1986年リリースの3rd。常人離れしたパワフルな歌声を前面に押し出しジャーマンパワーメタルの草分け的なダイナミックなサウンドを残しつつも前2作よりも曲調に幅が広がり幾分、垢ぬけてキャッチーさも出てきています。とは言えダークな叙情風味のメロディにビートの効いた強靭なリズムが乗り、NWOBHMからの影響も濃いギターリフとアグレッションとスピード感という金看板を押さえているのも好印象。確かに彼らの個性とも言うべき破天荒さが薄まり過剰なまでの力強さが減退している点に評価も分かれそうですが(NWOBHM的な湿り気とダークさが抜けたのも物足りない)普遍のメタルサウンドを叩きつけた今作は、彼らの順調な成長とメジャーになりつつあるシーンを見定めてのマイナーチェンジと受け取る事で結審がつきそうですね。従来の重さとエッジを残しつつもコマーシャルな部分も取り込んだ意欲作、かなりの力作ですよ。


GRAVE DIGGER - Witch Hunter ★★★ (2014-09-14 13:42:07)

1985年リリースの2nd。NWOBHMにも通ずるしっりとしたメロディと欧州風味のダークな質感に圧倒的なパワーが漲るサウンドが、これでもかと言わんばかりに突進しまくるパワー&スピードを重視したスタイルは成熟度も増し整合感も増量、その分インパクトは削がれましたが、ドラマティックなメロディも飛び出すギター、クリス・ボルテンダールのだみ声&クセのあるヴィブラードの掛けた歌声を軸にバキバキ・ゴリゴリのサウンドに緩急を交えた構成はある意味、耳当たりも良く無駄を排除しようとした方向性は見事に結実しており成長を伺わせます、とは言え音質だって良くないし演奏だってアラもありますが、オシャレを極めたメタル風のデカイ音では味わえない、強い精神性とメタル愛を込めた活きのイイ演奏は、やはり絶大なインパクトを誇り聴き手を魅了するでしょう。ややサイクルの速い飽きを感じさせる面も併せ持つ彼らの作品ですが、ドイツ産のパワーメタルサウンドの草分け的存在感は十分に誇示している一枚かと思います。


GRAVESTONE - Back to Attack ★★★ (2019-01-09 19:10:45)

まずはオープニングから景気よく駆け抜けます。バンドメンバーの結束力も高まったのか前作よりもバラエティの富んだ内容になっており、余りのも遊びのなかった前作の反省を踏まえた音楽性の充実度は高い。
ただ残念なのは前作よりもミックスのバランスが悪くベースの音も目立たず低音の迫力不足感は否めず、せっかくのパワフルなジャーマンスタイルが活きてこないのが残念だ。また名手マティアス・ディートも今作で脱退。この後、SINNERへと参加するのですが、ギターコンビも前作程の見せ場がないように感じるのも残念。ハロウィーン登場前のジャーマンシーンを知る上では外す事の出来ないバンドであり、マニアならずとも聴いて欲しい一枚です。ベンド名やコンセプト的にはGRAVE DIGGER辺りに近いのだろう。個人的にはシンガーの声質も手伝いドイツのLOUDNESS的なスタイルにも感じる。メジャーな存在には成れなかったがアイデアとセンスを持ち合わせたバンドだった。


GRAVESTONE - Creating a Monster ★★★ (2014-02-28 20:59:42)

1986年リリースのアルバム。ドイツ産の正統派HM/HRです。キレのあるシャープな演奏が心地よく二本のギターの絡みも聴き応えがあり。ドイツ的な職人気質の堅さではないメジャー感を味わうことが出来る良質な一枚。その分、やや類型的で面白みに欠ける点もあるでしょうが、今の時代に聞くと懐かしいさを感じてしまい、なんとなくホッとさせられる一枚です。新しいさはないんですが、たまにはこういう作風に身を投じたくなりますね。時代背景もあり音質的にも重さが不足していますが冒頭でも触れましたがジャープな手触りが鋭どく牙をむきハードさをアピール、シンガーの金きりハイトーンヴォイス(松川敏也のソロアルバムでフロントを勤めたクレイジーダイガー稲葉を思い出します)と相まって正統派マニアには堪らない一枚となるでしょうね。真剣に聞きすぎると拝借具合やアラも目に付きますが、僕はこの整合間とはちきれるパワーの融合に安堵を覚えますね。普通のHM/HRをお探しの方なら聞いて損はしない一枚ですよ


GRAVESTONE - Victim of Chains ★★★ (2019-01-09 18:49:36)

日本でも今一つ知名度を上げれなかった古参ジャーマンメタルバンドの3rd。デビュー時はもっと前衛的でプログレテイストの強い音楽性だったらしく、今作リリースの時点でオリジナルメンバーが不在的なバンドであり古参のヴォーカル、ベルティ・マイダンも元々はベースだったらしい?しかも2枚目のアルバムには不参加、3枚目の今作に復帰であり音楽性がガラリと変わったんだから当然ともいえるのだが、どうしてこのバンド名義で活動を続けガチンコのジャーマンメタルになったかは興味もありますね。
ややこしい経歴のバンドなのですが、彼らがマニア筋のメタルファンに愛される理由は剛毅なジャーマンスタイルのみならず、叙情性を塗した泣きの世界観を巧みに描き上げる点にある。ハロウィーン登場前の気骨のあるACCEPTスタイルとSCORPIONS路線ってのを掛け合わせたのがポイント。
パワフルなギターリフやズンズンと突進してくるグルーブも心地よく鳴り響き、ソロでは色気のあるプレイを魅せる。まさにへヴィメタルな美点が詰まっており、突き抜けるものはないが、グツグツと何かが沸騰するようなハイエナジーなサウンドではある。
個人的には、こういう垢ぬけないサウンドは大好物で、むしろこれをイケなきゃメタル聴いてもツマンナイよと言いたくなる一品であり、ある意味基本ともいえる音楽性だ。メジャー級のポップセンスや派手に走るのは、トム・クルーズ主演のスパイ映画と同じで、面白いし仕掛けも多いが、それは基本にはならないのでね。

初心者の方にこれをいきなり聴けとは言わないが、そろそろ自分のルーツ的なものを見定めたいと思うマニアには強くススメたい一品。歯応えのあるパワフルな演奏と情緒のあるメロディ、屈強なリズムは正にへヴィメタルの醍醐味、実直過ぎる為にメタルを聴かない人にとっては、もっともつまらない音楽性だろうが、稀代のメロディメイカー、マティアス・ディートの名前を広めた意味でも歴史的に大きい一枚。試す価値は十分にあると思いますよ。


GRAVESTONE - Victim of Chains - Fly Like an Eagle ★★ (2019-01-09 18:53:49)

BLACKOUTを彷彿とさせる屈強なリフワークが耳を惹きますね
歌もハイテンション過ぎる
二井原実タイプでしょう
近いところではHellhoundやMastermind佐藤則夫を思い出します
あっさりと終わるのがチト残念ですね


GRAVESTONE - Victim of Chains - For a Girl ★★★ (2019-01-09 18:56:41)

パワフルでタイトな演奏が堪能出来ます
このバンドの魅力を端的に表す一曲
今アルバムのハイライト的なナンバーでしょう
アイデア豊富なギタープレイも彩りを添えています


GRAVESTONE - Victim of Chains - So Sad ★★★ (2019-01-09 18:55:15)

泣きのバラードです
暗く湿ったメロディが泣かせます


GREAT KING RAT - Great King Rat ★★★ (2018-07-17 18:37:16)

北欧はスウェーデン産の70年代型のブルージーなサウンドを基調としたHM/HRバンドのデビュー作。個人的には、シンガーのリーフ・スンディンがM.S.Gで歌っていたのが、このバンドを知ったきっかけでリアルタイムでは知らなかったのだが、有機的なギターとグルーヴィーなリズム、そして北欧的なクリアーさと粘りつく情念が丁度よいサウンドは、どの楽曲も充実しており、何故売れなかったのか不思議でしたが、国内では93年にSABER TIGERやELIZAなど北海道のメタルバンドに強かったファンダンゴレーベルだったから大きな販売網を持っていなかったんですね。当時としては旬な音楽性だったので、やはり広告はしっかりせんとウケんわなぁ。
リーフのチョイハスキーで繊細な歌い回しは絶妙な空気感を生み出し、そこにギターのポンタス・ノルグレンがエエ感じの間を作りだしている、技巧的な面もさることながら人間味があるのだ。この二人が同じ方向へと熱量を放出するからバンド独特のスタイルへと昇華しているのだろう。
全般的にブルージーなのだが、やはり根幹にある北欧的なポップセンスとメロディの質の違いがアクセントになっていますね。


GREAT KING RAT - Great King Rat - Bad Woman ★★★ (2018-07-17 18:39:21)

アナログ盤には入っていないCDのみのボートラ。
WHITESNAKE風味満点の王道ロックサウンドが心地よい。


GREAT WHITE - Great White ★★★ (2014-01-05 12:26:49)

後のブルースに根差した渋めのロックサウンドからは想像もつかないど真ん中なL.Aメタルサウンドを聞かしてくれるデビューアルバム。そりゃあっさりディールを切られたら方向性に迷いも生じるわな。マーク・ケンドールの華やかで確かなテクニックが支える流麗なギターワークがとにかく心地よいです。当時の隆盛を極めつつあるシーンの中では真面目なサウンドを轟かせジャック・ラッセルの艶やかな歌声もビンビンに響き渡り1stとは思えない地に足を付けた一枚です。コンパクトに仕上げられた全十曲40分にも満たないランニングタイムですが頭とケツに疾走ナンバーを放り込みスカッと聞かせてくれますね。どっしりと構えたミドルナンバーの凄味と小気味よいリフワークと良く歌うソロプレイに身を委ね、いわゆるL.Aメタルな切れ味の楽曲群に高揚させられます。ノスタルジーと言われようがこの時代が肌に合うんだから仕方ないよね。新譜を買わなくなりましたが、こうして昔買っていたCDを改めて聞きなおし再発見する日々に探究心をくすぐられるものです。