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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 3501-3600
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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 3501-3600
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EXISTANCE - Steel Alive - Burning Angel ★★★ (2016-06-12 19:26:30)

適度にエッジの立ったギター
湿度のあるメロディ
派手だが堅実
王道だねぇ


EXISTANCE - Steel Alive - Dead or Alive ★★★ (2016-06-12 19:29:13)

ボトムを支えるパワフルなリズム隊
パワフルだがメジャー感のあるシングル向けの一曲
ガッツィなバンドの真骨頂を味わえますね
メロディックなソロもカッコいい


EXISTANCE - Steel Alive - Slaughter ★★★ (2016-06-12 19:33:30)

キャッチーなメロディを歌い上げる王道HM/HRナンバー
無難だが心地よく響きます
硬派でパワフルな魅力がありますよ


EXISTANCE - Wolf Attack ★★★ (2021-11-04 13:11:58)

フランスを代表する若手正統派HM/HRバンドが2016年以来のフルアルバムをリリース。音沙汰がなかったので心配していましたが、国内盤も前作同様スピリチュアルビーストからリリース。しかもボートラ2曲追加&国内先行販売という気合いの入りように驚きましたが、このバンドにはそれくらい力を入れてリリースしたくなるような魅力があり、現存するこの手のバンドでは最高峰に位置するクオリティを保持しています。
ワタクシは、RIOTとRAINBOWのカヴァーは魅力的ですが、その2曲のために2500円は出せないのでお金の掛からないストリーミングサービスで楽しんでいますが、本編のラストも美味しい選曲なんですよね。イケメンシンガー兼ギターのジュリアン・イザードは、フランスメタルシーンを語る上では外せないバンド、H-BOMBのシンガーであるディエディ・アイザードの息子というDNAを引き継いでおり、今回はカヴァーソングで亡き父を弔うという浪花節もあったりと聴き所が多い。
前作を踏襲しつつも音楽性の幅を広げてきた今作、しかし、そこに迷いはなくイメージに傷がつくような愚行は一切行っていません。むしろメリハリとつける事で今まで以上に豊かな音楽性を見せつけることで可能性を広げてきたなぁと思いますね。古さに固執することのない鮮度の高いサウンドメイク、そしてブレないメタルスピリット、そこに共感出来るモノならば今作もマストな一枚と言えるでしょう。
過去のバンドの音源はどうしても古くさく聞こえてしまう、しかし、正統派のサウンドには興味があるんだという若い人にはもってこいの一枚でしょう。何より、おじさん達のお慰みもので終わらない旬を感じさせるのが最大のポイントでしょうかね。


EXODIA - Hellbringer ★★★ (2016-04-16 13:25:27)

スペインはヴァレンシア出身の5人組による2nd。破壊力満点、殺傷力の高いリフワークが冴えわたる突破力に優れた楽曲にはスラッシャーなら首の疼きも止まらない魅力が詰まっており、思わずシンガロングしたくなるような男臭いパートなども用意、基本はダイハードなスラッシュナンバーだが全体的にキャッチーさも盛り込まれておりマニアならずともガッツポーズが出るでしょうね。その瞬発力の高い楽曲を彩るのがツインギターのセンス溢れるフレージングの賜物、スリリングだが一聴して飛び込んでくる刺激的な即効性の高さに魅了されますね。また大衆演劇のような泣け泣け泣けのフレーズではないメロディックなパートもふんだんに盛り込んでくるので音楽的魅力が過激さやスピード感だけではないのも見逃せません。屋台骨を支えるリズムプレイも強靭なビートを叩き出し好戦的な高揚感を煽り立てるのがカッコいいですね。


EXODUS - Blood In, Blood Out ★★★ (2017-01-04 20:44:02)

スティーヴ“ゼトロ”サウザの復帰に、かつてのメンバーでもあるカーク・ハメットが1曲ゲスト参加した事で知られる2014年リリースの一枚。近年にあったブルタリティさを押さえ、クランチーでヴァイオレントだが、どこか爽快な、あのスラッシュサウンドが復活。頭からケツまでスピーディーな楽曲で埋め尽くされており、スラッシュファンのみならずとも視聴後の爽快感は相当なものでしょう。少々やりすぎとも言えるギターオリエンテッドなスタイルも激烈なバカテンポも彼らの専売特許、原点回帰を促しているように感じるが、しっかりと1990年以降の自身が築き上げたエッセンスも存分に取り込み、古臭さを感じさせないアレンジセンスは流石の一言。速さに特化した音楽性は旧来のファンを納得させるのに十分な仕上がりとなっていますね。


EXODUS - Force of Habit ★★ (2008-09-21 22:34:00)

時代の流れとは恐ろしいなと感じましたね
90年代に実直なスラッシュをやれるわけもなく
どのバンドも暗中模索、様々な路線変更を余儀なくされましたからね
ベイエリア・クランチの黎明期の面影なしなのだが
時を経て向き合うとそれなりに耳を惹き付ける展開なんかもあり
正統派のHM/HRとしてはかなりのクオリティを誇っている
全般的にコンパクトにまとまっているしゼトロの下品な歌いまわしもよそ行きだし。そのあたりに物足りなさを感じさせる要因かな?


EXODUS - Persona Non Grata ★★★ (2022-02-01 12:57:44)

知らないうちに新作をリリースしていたスラッシュメタル界の重鎮、衰えを知らないベテランの凄みはオープニングナンバーから炸裂。アグレッシブで性急なビート、切れ味鋭いギターは相手構わず滅多斬りの様相、その狂気のハイテンションぶりに仰け反るのだが、粗暴で卑下た唄い回しもズッポリとハマり聴いている人間の闘争心を煽ります。
獰猛な肉食獣の闘いを見せられていりような神経を逆撫でするというのか、心の奥底にある破壊的衝動を煽るというのか、実に猛々しい爆音が一気呵成に畳みかけてくる。ある意味、初期の時代への回帰だし、多くのファンが待ち望んだスタイルなのではと思わずにはいられません。これだけキャリアがあるので、どの時代にフォーカスを当てるのかで評価も大きく分かれそうですが、過激な音楽性ではあるのに、リフ一つとってもキャッチーで耳なじみが良く身体が勝手にリズムを刻み出すような親しみやすさが試聴感をよりよいモノに展開、これぞスラッシュというスタイルを豪快に解き放っていますね。
鋭角的なリフワークと衝動を解放する心地よいリズム、聴きすすめるごとに身体が熱くなります。なんか上手く言えないのですが懐かしさもありキュンとなりました。


EXODUS - Shovel Headed Kill Machine ★★★ (2020-04-20 17:27:10)

主要メンバーの交代劇を経て完成された新たなる歴史を刻む入魂の一枚。初期の頃の彼らにあった、明るいファニーな空気感を一掃。ひたすらアグレッシブでシリアスなメタルサウンドが爆進あるのみ、2005年という時代性も取り込みガチムチのニュータイプスラッシャーへと変貌を遂げた。
極限まで高めようとした暴虐性、シンガー交代も功を奏して、この音楽性にフィットしていると言えよう。もう少し遊び心や、明るめのザクザクリフが聴ける方が好みではあるが、過去の財産にすがらなくとも十分にやっていることを証明して見せた。
現役感バリバリの音、これがEXODUSの新章の幕開けであろう。


EXORCIST - Nightmare Theatre ★★★ (2015-10-17 20:52:58)

バンド名「エクソシスト」に「ナイトメア・シアター」ってアルバムタイトルに不気味なジャケットとくれば、思わず手に取りたくなりますよね。蓋を開けてみれば実はヴァージン・スティールのメンバーが在籍する覆面バンドとなるわけですが、時流にのるかのようなラフでダーティなスラッシュサウンドに、どちらかと言えば高尚なサウンドと言えるヴァージン・スティールを想像すると完全に肩透かしを喰らいますが、チープなサウンドの上をジリジリと掻き鳴らされるノイジーな高速スラッシュサウンドにマニアならずとも引き寄せられるでしょうね。ホラーな世界観を巧みに演出するSEやインストを盛り込み往年のホラーオムニバスドラマ「クリープショウ」や「フロム・ザ・ダークサイド」などを想起させるようなダークな演出はコンパクトにまとめたスラッシュナンバーと供に小気味よく駆け抜けイメージ通りの展開とも言えるでしょう。人によっては騒音扱いされそうなんですがチープな音質だからこそ聴けるリフとスピード感、ノイジーだがキレのあるサウンドは爽快感と、危険な刃の上を歩かされるようなゾクゾクトしたスリルがあり刺激的かつ衝撃的に耳に飛び込んできますね。


EXUMER - Hostile Defiance ★★★ (2019-09-30 21:42:55)

80年代中ごろにバンドは始動、その後グランジブームの波に飲まれるような形で活動停止したジャーマンスラッシャー。何度か再結成して活動したようだが、2008年からようやく本腰を入れ動き出す事となる。
ここで聴ける音楽性は80年代の事のヤンチャな爆裂サウンドとは違う、骨子のしっかりとした成熟度の高いガチンコスラッシュサウンドで勝負。昔のような力技が懐かしいと思えるほどの、成長度に驚く。とにかく洗練された大人のスラッシュサウンドに変貌だ。無理無駄のない整合感と聴かせ方の上手さ、今の時代を意識させつつも、先人達から受け継いだ血脈を守る、王道スタイルで見事に自分達の音を作り上げています。

こんなに器用なスタイルになっているとは思わなんだ。ささくれだったクールなリフワークから、殺傷力のあるキレキレのギター、鋭さをもった感性が、傍若無人に暴れ倒すへヴィネスサウンドを展開する様に唸ります。剥き出しの狂気がインテリ風に装っているようで怖い。こんなバンドになるとは思わなかった。


EXUMER - Possessed by Fire ★★ (2011-03-31 03:40:20)

ガッツンガッツン辺り構わず引きずり回りわめき倒す騒々しいサウンドにスラッシュ魂を鼓舞します。商業誌の評価もイマイチ、音楽的な理論なんて僕には関係ないわけでスラッシュメタルの魅力を充分に伝えています。曲によってはパワー一辺倒だけで押し切らない演出も妙、あとは好みの問題でしょうね。それにしても整合感のない喧しいサウンドだなぁ。そこにB級メタルマニアの心に火を点けます。ジェイソンのパクリキャラじゃなかったんですね


EXUMER - Possessed by Fire - Destructive Solution ★★ (2011-03-08 04:04:51)

古きよきスラッシュメタル創世記を思い出します
中間部のメロウなパートが印象的です
騒々しいインパクト大なナンバー


EXUMER - The Raging Tides ★★★ (2017-09-01 14:20:27)

ドイツの老舗スラッシャーが再結成を果たしてからリリースされた2枚目が今作。勉強不足でいつ再結成されたのか分かりませんが、随分大人になった音楽性ですね。かつてのドタバタと無軌道な爆裂スラッシャーだったのに、キャッチーなリフを引っ提げ、オールドスクールなスラッシュ流儀に則った音楽性を披露。その実直さときめ細かいアレンジに、おもてたんと違うと呟きましたが、一般的な感性でいくと纏まりがある今作の方が普通に好まれると思うのですが、個人的にはあのガチャガチャしたバカテンポを楽しみたかったのでチョイと残念でしたね(だってこのキャラ継続して使ってんじゃん)

ザクザクと刻まれるキャッチーなリフワーク、軽めのドラムも気になるがスラッシュメタルの様式に則ったグルーブは聴いていて心地よいし、突破力の高い疾走ナンバーの放つ爽快感はこの手の音楽の魅力を雄弁に語るでしょうね。
彼らは生まれ変わったのだ。これこそ再結成する意味がある音楽性でしょう。昔、やりたくても出来なかった事を今やっと、やれているのかな?そんな気がします。オジサンなんでピュアスラッシュは聴いていて気持ちがいいですね。ワタクシは欠点よりも優れた部分を愛でて楽しめる性格なので尚更ですよ。


EYES - Full Moon (The Lost Studio Sessions) ★★ (2017-02-11 16:19:15)

ジェフ・スコット・ソートがかつて在籍していたAOR系のアメリカンHM/HRバンドが1994年にリリースされたアルバム。アルバムは3枚出ていますが、正式なのは1990年にセルフタイトルでリリースされたアルバム1枚だけで、国内盤は我らがZEROコーポレーションからリリースされた『Windows Of The Soul』もジェフが歌うデモ音源集だし(1990年リリースのアルバムと数曲かぶっています&既に活動停止)今作はシンガーがマーク・ウェイツなる人物に代わっての一品。しかもスタジオセッションと銘打っています。
出所が怪しいのでスルーしていたのですが、安価で中古落ちしていたので手にとって聴いてみたら、まずシンガーの歌声にびっくり、骨太なハスキーヴォイスが魅力的なシンガー、前任者のジェフにそっくりの声質で本人じゃないのかなぁ?とクレジットを見直したりするも、聴けば聴くほどジェフに似ており驚いたものです。
作風も以前のデモ集に通ずる歌モノ路線と言う事で、その手の音楽性に興味があれば手を出しても損はしないでしょう。堅実な曲作りには、完成品を聴いてみたいと思わせる魅力も十分にありますのでね。

気になるシンガーのマーク・ウェイツ氏ですが、今作に参加する前に、US産パワーメタルの雄『Malice』や80年代中期に東海岸をブイブイいわせていた『ODIN』にも参加、1990年には『Impellitteri』にも参加したりと音源を残していないのが残念です(ジェフの声+インペリテリってのは聴いてみたかった)


EYES - Windows of the Soul ★★ (2008-07-05 17:55:00)

1993年に今はなきZEROコーポレーションからリリースされたデモ音源のアルバムでVOジェフ・スコット・ソートのソウルフルな歌唱を活かしたAOR調の楽曲を堪能出来る名盤となっています。当時の彼にはRISING FORCEのイメージもあり無理にガナったり音程がヨタッたりとイマイチ魅力を感じていなかったのですが今作を聴き評価を改めた思いがあります。ポップな曲調にR&Bを加味したサウンドを上手く料理しブルージーな節回で艶のある野太い歌声がセクシーな雰囲気を醸し出し彼の新しい魅力を魅せ付けてくれます。①の出だしからして驚きましたね、ソウルフルな歌唱とフックに富んだメロディ、爽快感のある甘い曲調にウットリさせられました。そのメロウな雰囲気を壊す事無くアルバムを最後まで聴くことが出来、唄モノが好きな方にはたまらない内容かと思います。派手さはない物の堅実なプレイで華を添えるギターとドラムも良いですね。
元々は1990年にセルフタイトルでメジャーデビューを果たしていてVAN HALEN路線のカラッとしたHM/HRを聴かせていました、興味のある方はそちらも聴いてみてはいかがでしょうか。因みに今作と3~4曲かぶっています


EYES - Windows of the Soul - Cheyenne ★★★ (2008-07-05 18:05:48)

ジェフのソウルフルな歌唱を活かしたR&B風のハードポップナンバー。仄かに哀愁を感じさせるフックに富んだメロディとジェフのスイートな歌声にメロメロです
個人的にはアルバムのハイライト
ひと夏の思い出って感じがします


EYES - Windows of the Soul - City Nights ★★★ (2008-07-05 18:09:21)

ギターソロ前のパートで昇天しましたね
サビできけるソウルフルな歌いまわしにグッときます
AOR調のハードポップナンバー


EYES - Windows of the Soul - Don't Turn Around ★★ (2008-07-06 15:12:39)

ジェフのソウルフルな唄を堪能できるAORなHRナンバー
爽快感のあるサビが感動的ですね


EYES - Windows of the Soul - It's over Now ★★ (2008-07-06 15:16:41)

哀愁のある旋律がソウルフルな歌唱と相俟って
聴き応えのあるハードポップナンバーへと仕上がりました
今作の中ではエッジのあるロックな曲ですね


EYES - Windows of the Soul - Living on the Edge ★★★ (2008-07-05 18:00:13)

適度なポップさとエッジの効いたサウンドが心地よいアップテンポなアメリカンHRナンバー
美しいコーラスを配しサビではグッと盛り上げています


EYES - Windows of the Soul - Love Is Alive ★★ (2008-07-06 15:06:54)

躍動感のある明るめのアメリカンなハードポップナンバー


EYES - Windows of the Soul - Love Lies ★★★ (2008-07-06 15:10:06)

透明感のあるパワーバラード
広がりのあるサビメロが美しさを煽ります


EYES - Windows of the Soul - Nobody Said It Was Easy ★★★ (2008-07-06 15:20:01)

美しいピアノの旋律に導かれ幕が開けるドラマティックな泣きのバラード。透明感のある美旋律が感動を呼び覚まします
ジャーニーのシンガーに抜擢されたのもうなずけますね
ジェフのエモーショナルな歌声にウットリします


EYES - Windows of the Soul - Way Back Home ★★★ (2008-07-05 18:13:40)

哀愁のハードポップナンバー
適度に湿り気を帯びた曲調とジェフの歌声が絶妙に絡んでいますね


EZ LIVIN' - After the Fire ★★★ (2022-01-23 17:20:37)

知る人ぞ知るジャーマンメロディアスHM/HRバンドの1st。BONFIREのギターとドラムが参加、音楽性的にはBONFIREの派生と言えるメロディアスかつ大衆性をまとった音楽性を披露、そのメジャー感バリバリのサウンドと欧州由来の叙情性、そしてドイツらしい硬質感をミックスさせたサウンドは、少々リズムセクションの音作りには注文をつけたくはなるが、BONFIREの創立者として知られるギターのハンス・ジラーはイニシアチブを握る為に結成されたバンドだけにクオリティは保証付き、CACUMEN時代にも通ずる硬派なスタイルを設え硬軟のバランスに秀でたバンドサウンドを作り上げている。
個人的には少々、鼻につく場面はあるのだが、欧州産ならではの情緒のあるメロディと煌びやかなキャッチネスさはメインストリームを射貫く鋭さをもっており、ティーンエージャーに消費されるだけのヒットチャートを賑やかすだけではない、アーティストとしの気概を感じます。鼻に掛かった甘いダーティヴォイスで唄う新人のピーター・ヘンリックスは、この後S.O.Sで唄っています。


EZ LIVIN' - Firestorm ★★★ (2022-01-23 17:34:32)

懐かしい名前が復活です。領主自ら謀反を起こしてBONFIREから離脱するも、真相は分からないが元サヤに戻りバンドは短命の終わっている。それから10年以上もたって復活した幻のメロディアスHM/HRバンドの2枚目。シンガーに懐かしいデイヴィッド・リースを迎え腰を据えたメロディアスロックをやっている。かつてのような煌びやかなメインストリームサウンドではないが、プロデューサーにアレサンドル・デル・ヴェッキオを迎え堅実なスタイルになっています。
正直、もう少し分かりやすく跳ねた曲があった方が良いのにとは思いますが、良心的なメロディアスハードサウンドを踏襲、URIAH HEEPのカヴァーまでしっかりとやっています。ちなみにオリジナルよりもテンポを落としヘヴィな仕様になっています。このあたりのアプローチが今作の方向性を示しているのでしょう。
ドイツ人らしい生真面目さが音楽性に息づいている。ワンアウトでも確実に送りバンドをしてくる高校球児の如き忠誠心がありますね。
ちなみに②はデイヴィッドが以前組んでいたBangalore Choirでも唄っていました。書いたのはあのリック・フィリップス。詩はデイブ・クオモとハリー・ヘレスのお二人です。


EZOO - Feeding The Beast ★★★ (2017-09-13 14:06:43)

齢70を迎える(迎えたのかな?)唯一無二のパワーヴォイスシンガー、グラハム・ボネットがダリオ・モロと組んだプロジェクトチームによるフルアルバム。最近のグラハムの精力的な活動にはファンとして嬉しい限りですね。公私にわたるパートナーとのバンドも良かったですが、こちらも完全にグラハムの歌声を生かしたオーセンティックなHM/HRで真っ向勝負、全編に渡りダリオも、RainbowやAlcatrazzを意識した楽曲&オマージュ的なプレイをねじ込み、聞き手の好奇心を煽りますね。
正直言って加齢による衰えがないとは言いませんが、魅力的なメロを歌い上げるグラハム節に、マニアならずとも奮い立たされるでしょうね。いやいや本当に凄いですよ。ダリオと多くの活動を共にするリズム隊の屈強なリズムプレイの旨味、そこの上でダリオが堅実だが、今回は楽しんでいる感が伝わる賑やかなギタープレイで応戦、その頂点にグラハムが存在するという盤石の態勢で挑んでいるので、その筋の音楽性を期待するファンは勿論ですが、オーセンティックな色のつき過ぎないHM/HRサウンドが大好きな方は存分に楽しんでもらえるでしょう。お約束感満載のカヴァーも2曲ありまるのでRainbowマニアは無視できないでしょうね(日本版にはALL NIGHT LONGがボートラ追加)。こうして改めて聞かされると、言っちゃいけないのはわかるのですが。グラハム師匠よ、あと10年早くやってくれい。時間がないんじゃ。


Ella - Identiti ★★★ (2023-04-23 21:42:59)

昭和80年代初期のタノキン全力投球感すら漂ったイモっぽい1stから一転、メリハリの効いた唄モノハードサウンドへと展開、前作よりも予算の掛かった環境がもたらしたであろう好環境。
これをHM/HRと呼ぶのはチョイと緩めだが、ハードポップ系が好きな人ならば変わり種として、こんなんもあるよと教えたい。相変わらずアジアン歌謡なバラードも出てくる。欧米の人が日本のメタルを聴いて感じるような、アジアの風。日本ではないオリエンタルさに摩訶不思議な味わいを楽しめる。前作もそうなのだがバラード系が大目なのがね。
2枚目のアルバムとして成長の跡も見せた意欲作。演歌チックな2曲目のKASIHなんて、極道の妻たちの挿入歌でしょう?と言いたくなるアジアンロックバラード、演歌好きのマーティー・フリードマンに教えたい一曲ですよね。
4曲目のアコースティカルなバラードも泣き泣きなんだよねぇ。昭和歌謡に通ずるバラード、これがマレーシアなのかなぁ?そんな気持ちになりますが、マニアにはたまらんでしょう。もう演歌やんである。
でも合間の③なんてJ-POP強めのハードポップ系なんですよね。歌メロに馴染みがあるのよね。アジア人として共通するモノを感じます。余裕のない歌声だけど一生懸命さが、なんかいいんですよ。⑤だってハード目に迫りメリハリをつけている。

彼女の存在は知ったのは我らが山本恭司先生が、アルバムをプロデュースしてギターで参加した作品があるからです。流石に大枚はたいて購入する勇気は出ませんでしたが、無料で幾らでも聴けるので試聴しますよ。
ワタクシのGWは、彼女の作品チェックが主流になりそうですが、アジアのメタルを少しだが開拓した時代があるので、また少し覗いて見たいですね。貧乏NWOBHMに明け暮れ、昨今のメジャーな作品はどうも小綺麗過ぎる、ワシは、この時代の嘘くささが大好きじゃ。
歌謡ロックをど真ん中で聴くのは生まれて初めてかも知れん。


Ella - Pengemis Cinta ★★★ (2023-04-23 21:17:08)

マレーシアのロックディーバとして有名なエラ嬢の記念すべき1st。リリースは1989年となります。言語も何語かも分かりませんが、哀愁のアジアンロックは情念タップリ、香港映画で聴けそうなアジアンバラードもあれば、歌謡テイスト満載のロックもあり、アメリカンなヤツもある、日本にも通ずるサウンドなんですよね。
なんだか水泳大会の合間でアイドルに紛れて歌う実力派で行きたい女性歌手の歌を聴いているような感覚です。
1989年というよりはザ・ベストテン司会は久米宏と黒柳徹子でございます。ルビーの指輪大ヒットみたいな時代を想起させる懐かしい音色。浜田麻里のデビュー作と言うよりは懐かしの早川めぐみちゃんを思い出しますね。
ロックディーバとして一本立ちとは言いがたい微妙な歌唱力。レコーディング環境もあるのだろうが、チョイハスキーな歌声を生かし、三原順子がJUNKO名義でやっていた時代の蓮っ葉なワル、みたいな空気感もあったりと上手いこと当てはまる言葉が見つからない歌謡アイドルロックサウンドである。
まぁ。このジャケ写みたいな音なんですよね。ジャケットから音が聞こえてくるんですよね。
Vシネ臭も漂う、この胡散臭さ。それが最大のオススメポイントなんですよね。マニアにはたまらん一品。お金を掛けなくとも聴けるので興味のある方は是非とも配信された音源をお楽しみください。
ハッキリ言って、そこそこの再生回数なので、アジア圏内では人気あるのでしょう。


Emerald - Armed for Battle ★★★ (2021-04-01 18:49:51)

70年代の終わりに産声を上げたクリスチャンメタルバンドが、解散前にリリースした6曲入りのEP。なぜこのような形でバンドは終焉を迎え、リリースに至ったのかは知りませんが、歯ごたえのある無頼なメタルを披露。オープニングではやさぐれたDOKKENのような曲で幕開け、次もアコギのパートを盛り込みドラマ性を喚起させる無頼さもある曲へと繋がり、このバンドから浮ついた印象を受けない。
メタルバブルど真ん中の1987年に、この手のスタイルがメインに躍り出ることはないが、EDMもリズムも取り込み多様化する昨今のサウンドを見聞きするたびに、個人的には、この無頼なメロディアススタイルに愛着を覚えずにはいられません。
やたらベースが自己主張するバランスなど、もう少し配慮した方が良いような気がする、全体的にもっさりとした印象が拭えない。やりたいことを表現方法が違うと感じてしますが、それも、マイナーバンドの味として楽しんで貰いたいです。
パワー漲る正統派スタイルは、堅実過ぎると思われるでしょう。ベテランレスラーの前座試合のような展開かもしれませんが、ヘヴィメタルの美徳を感じさせる、パワフルさとメロディに対する拘りの姿勢は何物にも代えがたい魅力があると思いますよ。


Emotion - Emotional Kiss ★★ (2018-01-09 14:28:46)

ザナドゥ・ドラゴンスレイヤー伝説というアニメに主題歌とエンディングテーマを提供したシングル盤をリリースした事もあり、そのあたりのマニアにも知られた存在だろうし、ムルバスにサブラベルズのメンバーが合体してデビューした事でも知られるバンドの1stアルバム。
感じるままにROCK!!ストレートに、ライトに、そしてハードに、これがピュア・ロック!!キャッチーなメロディ満載のハード・ロック・サウンドは痛快だ!!
と勇ましい帯タタキ文ではありましたが、ロックのもつダイナミズムさをスポイルしたミックスが全てのように感じますね。
また岸本友彦も下手ではないが、表情に乏しいのっぺりとした歌声に終始しており、アイデア自体は悪くないのに、抑揚のない歌唱スタイルは、何を唄っても変わらないという欠点を露呈。こんなもん誰がデビューさせたんだと暴言の一つも吐きたくなりますが(サブラベルズ抜けてまでやる音楽かというファンの戯言です、お許しください涙)。この時代のメジャーデビューしたバンドっぽいライトなアメリカンロックを日本人がやったというお決まりの方向性。ハードでもないがポップでもないという奴です。
テクニックに裏打ちされたプレイの数々はスリルはないが安定感は抜群。キメ細かい日本人的エッセンスも嫌みなく抽出されており、ライトな歌謡スタイルの日本語ロックが好きな人なら大いに楽しめるでしょう。松川純一郎の滑らかな運指から繰り出されるギタープレイなど、流石のテクニシャンぶりを感じますよ。

NEXUS ROCK LEGEND ARCHIVE COLLECTIONの罠に自らハマり、買う予定なかったとのに、買ってもうたよ。たいして聴く予定もないのに、持っていないと気が治まらない我が身の性を恨みます。PROVIDENCEは久保田陽子時代のは中古で手に入れたが2ndがあるのは知らなかった。サブリナも待っているぞ。恐るべしKINGレコードよ。


Emotional Fire - Will You Be There ★★ (2023-08-04 18:34:06)

Spotifyからオススメの新譜と言うことで知ったのですが、北欧の女性5人組によるメロディックロックバンド。
①Will You Be There
②Breaking Me 
③Your Time Is Gonna Come 
④Emotional Fire
上記4曲収録されていますが、①以外はカヴァーソング、ひょっとすると私が知らないだけで①もカヴァーなのか?と思わせるほど、コピー大会をやっていまうす。②はBucks Fizz ③はラス・バラード ④はダイアン・ウォーレン、マイケル・ボルトン、デスモンド・チャイルドがシェールのアルバムに提供した一曲。マイケル・ボルトンジョー・リン・ターナーが歌うSUNSTORMなどがカヴァーしている有名なヤツです。

北欧メロディックハードバンドだけに取り上げた曲に違和感はなく、むしろフィットしている。デスモンド・チャイルドの曲は割とハードだし、壮麗なメロディックサウンドの中で異彩を放っている。
選曲のセンスは褒めるがオリジナルではないので、そのあたりはオリジナルナンバーを敷き詰めた次作以降に期待をしたいところだが、このやり方はけして間違いではない。
このバンドのお客様は今の若い子供達ではない、成熟した大人を相手にしている。それだけに、手始めに一定の世代に刺さるような楽曲をチョイスして世に出しているのだ。
明確な音楽性を打ち出したサウンド、そして有名な曲をバンド名に込め音楽性を託したと言える。個性はないが、方向性の見せた作風。北欧から爽快でメジャーな風を吹かせたサウンドが登場した。


Estate - Fantasia ★★★ (2018-07-23 11:20:34)

ロシアン産シンフォニックパワーメタルバンドが2014年にリリースした記念すべき1st。この手のサウンドを支える上では重要なキーボードの壮麗なプレイ、多彩なアイデアを具現化するサンプリグなど根幹を大いに支えている。パワーメタルサウンドの推進力となる屈強なリズムプレイ、その欧州的なシンフォニックパワーメタルは、ワタクシが通常楽しむロシアンなマイナー臭は皆無、むしろハロウィーンに代表されるような爽快感と明るいポジティブな楽曲も多くあり、やや拡散傾向ではあるが、そちら方面に詳しいマニアなら楽しめる要素も大でしょう。ただワタクシは、あまりシンフォ系のパワーメタルは聴かないので、恐ろしいくらいのアイデアの流用があっても気がつかないので、強く言えないのですがね。
高揚感と清々しいまでのメロディを纏い駆け抜ける疾走ナンバーの数々は、無理をしない堅実な演奏と相まって、エエところ突いてくんなぁとなるかと思います。ただ歌い手が、失恋して元気のないマッツ・レヴィンのようで、パワフルなサウンドに負けているのが気になるところ。しかし、アイデアの多いリードギターの華やかさに、そんな不満も押さえこめるでしょう。
ロシアのバンドなのに大クセがないのはチョイと寂しいが、一般的な感性から感がえるとコチラの方がウケルでしょう。


Evil - Evils Message ★★★ (2015-01-29 13:05:15)

デンマークの4人組が1984年にリリースした1stEP。NWOBHM由来のキレのあるスピーディーなリフワークと小気味いいリズムプレイ、破綻を起こさない起承転結のある展開が心地よく駆け抜けていきます。ピッチの甘い雰囲気重視の歌がイマイチ乗り切れていないのですがチープな音質もバックが盛り立て屋台骨を支えております。またバンド名やタイトル、ジャケットが示すような禍々しい空気も楽曲から感じられダークさと扇情的なフレーズを切り込んでくるギターとの噛み合わせが独特のアングラ臭を漂よわせ、思わず身を乗り出さずには入られませんね。小技を聴かせた構成とパワフルな疾走感、良く聴くとポップな要素も散りばめてあり、ガナリ気味の歌も変化をつけようと工夫しているように感じられ、エッジと重さのある欧州風味の楽曲の中でオリジナルティのある方向へ進んでいるように感じます。軽い音質が残念ですがリズム隊も熱演しているし、特筆すべきはギターですね。キレのあるフレーズと構成は見事でしょう。


Evil Invaders - Feed Me Violence ★★★ (2018-05-14 14:04:45)

ベルギーが誇るヤング、スピード/スラッシュHM/HRバンドの2nd。国内盤がまさかのワードレコーズとは、随分と期待のニューカマーへと上り詰めたんですねぇ。

ハイピッチに喚くシンガーのキレっぷりもクールだが、殺傷力のあるリフワークと、一見は破天荒で若さに任せたサウンドに聞こえるかもしれないが、実は物凄く綿密に作りこんでおり、完全に仕上げています。その外連味のない実直なスタンスは、この手の音楽性を極めようとするからこそ生まれてくるもので、①②③と立て続けにタイプの違う楽曲で聴き手の好奇心をくすぐり、次はどうなるのかとワクワクとさせます。アッパーな①、スリリングな展開がカッコいい(ギターソロもグッド)②、ドラマ性たっぷりの③と懐の深いバンドサウンドで魅了。バンド名から想起されるカナダのRAZOR風の、重いがキレる中華包丁リフもありと新旧メタルサウンドを両立させたアイデアには知性すら感じます。

肉弾戦の暴虐サウンドに陥らない、緩急をつけた楽曲とスリルを誘発する演奏力の高さ、その切れっぷりは、軽く前作を凌ぐもので、むしろスピードメタルのオンパレードを避けた事が、何倍もバンドサウンドの旨味を膨らませており、バカっぽさではないコクのあるスピード/スラッシュHM/HRサウンドにへ仕上げています。ベースからリードギターへ転向したMAXの存在もエグイな。

今年は春から縁起がイイね。こんな良作に出会えるとは、緩急の利いた⑥のあとにインストの⑦を放り込むのも丁度いい、耳休めになる、それからのギャロップビートな⑧、だから36分少々のランニングタイムでもお腹一杯の充実感を味わいリピートしたくなるんですよね。メイデン風味の隠し味が効いて美味いわ。
先人達の影響を咀嚼し巧みに作り上げたバンドサウンドは単なるNWOTHM(もしくはNWOSHMになるのかな?)群とは一歩抜きんでた存在になっているでしょうね。だからワードレコードも目をつけたのか!!


Exarsis - The Brutal State ★★★ (2014-08-28 13:29:37)

②曲目始まっての第一印象は「本当に今のバンドの新譜かいな?」なんとも初期衝動を蹴りあげる爽快さに悶絶させられますね。とにかくキレまくってます、一気呵成に四の五の言わず走りまくっています。息止めて100メートルダッシュさせられる無謀さに付き合わされるような錯覚を覚えますが、本当には実に計算された職人技の破天荒さに唸らされます。ハイピッチなシンガーの雄たけびも、閣下に敬礼な雄々しいコーラスワークも『爆走男塾!俺達の前を行く奴は許さねェ』と言わんばかりに前進あるのみ、ガチャガチャと金属がこすれ合うメタリックなハイテンションサウンドのオンパレードに降参です。良識のある大人やヒットチャートを賑やかすようなサウンドとは無縁の世界観に、漢なら猛烈に肩を掴まれ振り返らされますよ。2013年にこういう新しいバンドがケツまくる事を許さないサウンドを叩きつけてくるとは今の時代も捨てたもんじゃないなと思いなおさせられましたね。すげぇカッコいい奴らだな


Excalibur (2014-01-16 15:05:57)

1990年リリース、ツインギターを擁する5人組の英国産正統派HM/HRバンド。フルアルバム一枚で消えたのは残念ですが、マニアなら押さえておいて損はしない一品をリリースしています。


Excalibur - One Strange Night - Carole Ann ★★ (2014-01-16 19:38:47)

アコギを生かしたハートウォーミーなバラード


Excalibur - One Strange Night - Death’s Door ★★ (2014-01-16 19:49:02)

突如切れ込んでくる硬質な疾走ナンバー
アコギのパートも盛り込みドラマ性を盛り立てています


Excalibur - One Strange Night - Early in the Morning ★★★ (2014-01-16 19:34:19)

アコギモ絡めてメロディックに仕上げてくれます
メリハリを利かせたアレンジと哀メロに胸キュンさせられますね


Excalibur - One Strange Night - Fight ★★ (2014-01-16 19:16:58)

長めのイントロから転調するパートと聞かせどころもありますが
凡庸な唄メロが長尺なイメージを残します
好きなタイプの曲なんですけどね


Excalibur - One Strange Night - Frozen Promises ★★ (2014-01-16 19:31:42)

ドラマティックなイントロが聴きどころ
やりたいことが上手く表現出来ていないツメの甘さを感じずにはいられませんね
あと二歩で名曲になりえるところが痛し痒しです


Excalibur - One Strange Night - Lights Go down ★★★ (2014-01-16 19:24:49)

キレのあるキャッチーな一曲。
ギターソロもまずまずです
全般的な青臭い雰囲気も1stなんだからね


Excalibur - One Strange Night - Round and Round ★★★ (2014-01-16 19:28:02)

大衆性を帯びたメロディも印象的です
実力派の彼らならではの一曲か?
真っ当すぎて面白みに掛けるでしょうが
この手の曲をサラリと放り込むのも懐の深さかな


Excalibur - One Strange Night - Running Scared ★★ (2014-01-16 19:42:16)

哀愁のメロディが躍動します
ある意味この手の曲がバンドの真骨頂なのでしょう
好きですね


Excalibur - One Strange Night - Sick and Tired ★★★ (2014-01-16 19:51:21)

メイデン+プリーストなメタルナンバー
英国の血がそうさせるのでしょうか
ストレートな一曲です


Excalibur - One Strange Night - Waiting ★★ (2014-01-16 19:21:07)

程よい哀愁を散りばめたメロディアスな一曲
ヴォーカルのもって行きかたが少々雑なイメージを残しますね
曲の構成も類型的なために目立っていますのが難点


Excess - Melting Point ★★★ (2019-04-06 21:55:43)

知る人ぞ知るフレンチメタルの隠れた名盤。もったいつけたイントロで煽るのはJP仕込みと言ったように正攻法で迫る、小細工無用のグレコローマンスタイルは実に清い。そこにフレンチメタルらしいというかフランス流のおもてなしは軽やかな口当たりでもあり、ガチガチのサウンドとは一線を画す柔らかい肌触りを感じさせるのも面白い。
メタルらしいハードさと欧州由来の叙情的なメロディ、絶妙なバランス感覚で聴かせる手腕も狙って出来たのか、偶然の産物なのか分かりませが、渡米後のスコーピオンズのような親しみやすさもあったりと、将来を期待され場数をこなすために敗戦処理を担当する若手投手のような活きの良さもあり、何とも形容しがたい魅力がある。
上手くもないし、ずば抜けたリーダートラックが有るわけでもない、しかし通して聴いてもつまらないと投げ出す事もなく完投するだけの体力はある。この煮え切らなさがB級たる所以なんだろうが、個人的にはこういう作品を楽しめてこそ、貴重な時間や大金を投じてメタルへ捧げた人生に意義があると思っています。
勝手なイメージだが、このなまくらな音質も含めフレンチと思わせるサウンド、そして真っ向勝負でメジャー級のメタルを目指した作風は大いに支持できますね。2017年には我らがNo Remorse Recordsから500枚限定でCD化もされた一品。普遍的メタルが好物の方はチャレンジする価値大ありですよ。


Excess - The Fatal Touch ★★★ (2022-10-27 12:32:08)

よく分からないコンセプトのジャケが損しているよな。フランス産正統派HM/HRバンドによる1990年リリースの2nd。前作の路線を引き継ぎつつも、叙情的な面をフィーチャー、クラウス・マイネ風の歌声もハマる叙情派路線へと舵を切っています。
とは言っても、角張ったメタル気質は健在、分離の悪いごちゃっとした音質のせいで、この崇高なるメタルスピリット溢れるサウンドの魅力が削がれているので伝わりづらさはあるのだが、格下扱いされるフランスのメタルシーンが、隣国たる英国からの影響を受け活況していたかが分かる音楽性であろう。
彼らなりのメインストリーム寄りと言うことなのだろうが、欧州産ならではの泣かせのフレージングとメロディを蔑ろにしない攻撃性、JP仕込みのメタルナンバーにSCORPIONSの叙情性とヨナス・ハンソン的扇情的なメロディを加味させた音楽性は、逆に唯一無二の個性を感じさせる。ある意味、聴いたことがあるである。でもそこが逆に武器であり、このバンド最大の魅力でもある。
口惜しい音質の悪さ、しかし、それを差し引いても血湧き肉躍るメタルサウンドが聴ける。これが何故、日本で無視されるのだろう、一部の批評家の感性で決まる日本のメタルシーン、彼らのバックアップは必要だ。なんと言ってもセーソクがライナーノーツを担当すると売れるという逸話まである。
でもその影でワリを喰ったバンドは山ほどある。サクソンアメリカンナイズドなど、顕著な例だろう。批評家の意見を参考程度にとどめられないピュアな人たち。そりゃネモフィリアのイベント会場に訪れた7割はオジサンになるよ。

泣きのメロディと攻撃性、そしてキャッチーなメロディが飛び出す普遍的なメタルサウンドをお探しの方ならば、グッと掴まれるでしょうね。最後までテンションを下げること無く駆け抜けていきますよ。


Export - Living in the Fear of the Private Eye ★★★ (2018-01-24 20:59:23)

プロデューサーにランス・クインを迎え、1986年にリリースされた3rd。出自は時期的にNWOBHMだが、ここで聴けるのは英国的ハードさと湿り気のあるメロディが映えるハードポップサウンドを披露。軽薄になる事のない生真面目さと、良質なメロディの融合が実に居心地がよいサウンドを響かせ、その筋のマニアなら必ずや満足して頂けるでしょう。
間口を確実に広げるキーボードとアコギの活用の上手さ、そして沸々と燃え盛るパショネイト溢れる燻銀のギター、そこに絡むエモーショナルな歌声、楽曲自体は派手さに欠けているが、ツボを押さえたアレンジと情緒溢れる熱情型のロックサウンドは、どれも魅力に富んでおり、サバイバー辺りにも通ずる親しみやすさと玄人好みの渋さがギラリと光り輝きます。コーラスワークの重ね方もプロデューサーの手腕によると事だし、ギターも色気のあるトーンで酔わせてくれる。
バンドとしては、アメリカンマーケットを意識した作風で打って出たが、今作をもってバンドは解散。AOR系のメロディックロックマニアには、知られている存在だが、アルバム単位での連動性がなかったのが、一般的なマニア筋にも浸透しなかったのが痛手だったのだろう。オリジナルは米国のEPICから、2010年にはアメリカンロックの再発盤に強いRock Candyから出ていますよ。
ちなみに歌モノ好きとしては、ボブ・ハリガンJrやマックス・ベーコンが楽曲提供しているのも見逃せませんね。


E・Z・O - E・z・o ★★ (2007-10-24 04:05:00)

ジーン・シモンズに見出されて渡米しgeffenと契約しジーンのプロデュースで制作されたアルバム、キャッチャーな④⑤も彼ら流にヘヴィなリフを活かし料理され唯一無二のサウンドを聴かせてくれる!②のPVは良かった
フラットバッカー時代のようなパンキッシュなナンバーは影を潜めミッドテンポ中心の楽曲にMASAKIのド迫力の唄が絡む様が素晴らしい
このサウンドがアメリカで受けなかったのは残念だが海外のメジャーアクトに負けないクオリティとカラーを確立した名盤に変わりはない
CDに付いてきたポスターカッコよかったなぁ
ちなみに忍者メイクよりも素顔の方がカッコ良い


E・Z・O - E・z・o - Big Changes ★★★ (2010-01-24 03:16:39)

アルバムのラストを飾る疾走ナンバー
一筋縄では行かないアレンジが彼らの真骨頂
実に面白い
この面子だからこそ表現出来る世界観がカッコいい


E・Z・O - E・z・o - Destroyer ★★★ (2010-01-24 03:12:00)

乾いたリズムが印象的です
雅樹のパワフルな歌声に色気を感じさせます
この独自性の強い構成力に唸らされますね
呪術的なほどに妖しい雰囲気に魅了されます


E・Z・O - E・z・o - Flashback Heart Attack ★★★ (2010-01-24 03:06:45)

アタック感の強いヘヴィなミドルナンバー
E・Z・Oと言えばこの曲を真っ先に思い出します
派手にスティックを回しながらドラムを叩く姿も印象的な
PVも好きですね
SHOYOのギタープレイも印象的でした


E・Z・O - E・z・o - Here It Comes ★★★ (2007-06-16 19:38:42)

ポップだけど軽くならないのが彼らの個性か?
日本人っぽくないのがすごいよね PVもカッコイイ


E・Z・O - E・z・o - House Of 1,000 Pleasures ★★★ (2010-01-24 03:01:07)

ヘヴィでグルーブ感のあるミドルナンバー
雅樹の強靭な喉に驚嘆します
このリフが気に入られたのかな
後半アップテンポする様に悶絶です


E・Z・O - E・z・o - I Walk Alone ★★★ (2010-01-24 03:08:27)

この個性的なアレンジセンスが彼らの真骨頂
独特の世界観に飲み込まれます


E・Z・O - E・z・o - Kiss of Fire ★★★ (2010-01-24 03:14:23)

都会的な乾いた雰囲気がカッコいいです
雅樹の抑えたメロディアスな歌唱も印象的です
よく口ずさんだ思い入れの強い名曲です


E・Z・O - Fire Fire ★★ (2007-10-24 04:21:00)

前作の日本的な和を押し出した不自然さがなくなり楽曲全体のまとまりと幅が出てきた2nd、勿論彼らの個性が損なわれたわけではなく、よりワールドワイドなバンドに成長したと感じました。
あと一年早ければどうなっていたか時期的にアメリカでHM/HRの人気が後退した頃に発売されたのが痛かった。日本の地を踏む事無く解散したのが残念で仕方がなく思う
Mステーションに出演して演奏したのがラストのmillion milse away アナウンサーが無理に革ジャンで姿で登場 雅樹が肩組んでたな メロディーの充実も素晴らしくショウヨウのギタープレイは目を見張るものがある非常に個性的である 雅樹の唄はますます凄みを増したし聴き所の多い名盤だと思う 個人的には①③⑪が好きです 本間の派手で魅せてくれるドラムプレイは必聴


E・Z・O - Fire Fire - Black Moon ★★★ (2010-01-24 02:53:16)

ストレートに突き進む疾走ナンバー
エンディングの絶叫がたまりません


E・Z・O - Fire Fire - Fire Fire ★★★ (2007-06-16 19:46:35)

エンディングのギターと雅樹の絶叫が素敵すぎ
メタルファンならグッとくるでしょう


E・Z・O - Fire Fire - Love Junkie ★★★ (2010-01-24 02:46:24)

山田雅樹の抑え気味の歌唱が映えます
これぞHM/HRな魅力溢れるミドルナンバー
日本人云々で語って欲しくない名曲です
叙情味溢れる泣きのギターソロに悶絶です


E・Z・O - Fire Fire - Million Miles Away ★★★ (2007-06-16 19:44:12)

大好きな曲です!ブリッジもサビもGソロも胸キュンするんだよなぁ 哀愁溢れる名曲ですね 忍者メイク必要なし
昔、アメリカで忍者ブームがあったの知ってる?


E・Z・O - Fire Fire - Night Crawler ★★★ (2010-01-24 02:48:44)

山田雅樹の逞しい歌声に惚れ惚れします
シンプルな構成だが実にカッコいい
このノリが本場もんだね


E・Z・O - Fire Fire - She's Ridin' the Rhythm ★★★ (2010-01-24 02:55:44)

大陸的なグルーブ感に繊細さを感じさせますね
このキャッチーさと豪快さがたまりません


E・Z・O - Fire Fire - Streetwalker ★★★ (2010-01-24 02:57:31)

ノリの良いキャッチーなナンバー
でもどこか不気味な雰囲気が漂うのが彼らの個性
雅樹の歌声は強靭だ


FACE DANCER - This World ★★★ (2023-02-17 00:54:32)

知る人ぞ知るアメリカのロックバンド。90年代の中頃、唄モノロックにも手を出しているワタシに友人が教えてくれたバンド。哀愁のメロディが良いぞと言うので、期待をして聴くとオープニングはいきなりアメリカンなロックナンバーにずっこける。そして②はファンクでご機嫌なロックナンバー、③もスローな出だしだが中盤は一転、跳ね出すハードサウンドへと以降、ワシは唄モノを期待していたぞと、完全に騙された気分でしたが、④位から気分を盛り返します。ある意味、アメリカンプログレ風味のある唄モノ、その優しいメロディを歌声に機嫌も直りますよね。
でも冷静になると③なんて起伏のある展開でバンドの力量を推し量るものだし、ファンキーな②も悪くない、①だって掴み的には悪くないのだが、唄モノを所望していたワタクシが面喰らっただけなのですが、そのファーストインパクトのマズさは永遠に引きずりますね。

それ以外にも割とハードな面が強く打ち出しており、唄モノではありません。ある意味、パワーポップとも言うべき力強さ、ロックの持つ粗暴さを上手く打ち出し普遍的なスタイルへと昇華している。
甘口の舐められるような音楽とは一線を画す本格派であり、適度に柔和なキーボードなどを盛り込むがエッジを効かせた⑥など、このバンドの両面をフォローする一曲だろう。

唄モノを欲しがったワタクシに、これを勧めたのは完全に間違いだし、出来ればそういう先入観のない中で聴きたかったマニアックな一枚である。なによるアイデアも豊富でバラエティに富んだ一枚だった。
Rock Candyから2009年にリマスタリングによるCD盤が出ていますので見つけたらゲットでしょうね。
アメリカンプログレ風味のある唄モノサウンドが好きな人ならば、⑥なんて引き寄せますよ。泣かせの⑦、感動的なスローバラード⑩とか、ハイライトになる曲もありますのでね。チョイと武骨なロック集が評価をわけるのかも知れません。


FACE TO FACE - Face to Face ★★★ (2016-03-19 13:16:29)

フレンチメタルの元祖的バンドとして語られるTrustのメンバーらフレンチメタルを支えていたメンツが顔を揃えるバンドの1st。時代は1992年、あの時代にしては随分とメジャー級のメロディックメタルを志向、起承転結のハッキリとした構成や唄を軸に何を聞かせたいかを明確にアピール、エッジの効いたテクニカルなギターソロ、煌びやかな装飾を嫌みなく飾るキーボード、音質はアレだがタイトなリズムプレイと男前な正統派HM/HRを披露、どんな曲も力いっぱい歌うシンガーのパフォーマンスは甘口のナンバーでは少々脱線気味だがハードな楽曲などでは力負けする事無く、熱の籠った歌声を聴かせ存分に存在感をアピールしていますね。アメリカで受けてメジャー級のバンドの音楽性を下地に楽曲は制作されているのでしょうが、時折垣間見るリキの入ったナンバーなどはTrustや幻のフランスのTNT辺りを想起させられ個人的にはニヤニヤとさせられました。キーボードを生かした甘めの曲でも、唄とギターが熱いよね。その噛み合わせが評価を分けるのでしょうが、洗練され過ぎないロックな感触がたまりません。


FACT ★★★ (2012-02-17 06:13:11)

我らがMAUSOLEUMレコードから1984年リリースの1st。
欧州産の湿り気を帯びたメロディと武骨なジャーマンメタルサウンドが程よく刺激を与え、金きり声のUDOタイプのシンガーの声質を生かした(個人的にはマスターマインドやメフィストフェレスを想起します)アレンジがアクセプトを髣髴とさせストレートな攻撃性を生かした楽曲は、まさに何処を切ってもメタルな感覚を体験させてくれます。この手のバンドには珍しくサイドギターが女性と言うのもポイントですよね(日本でもナイトホークスがそうでしたね)。レーベルの性質上薄っぺらい音質は否めませんがバンドのポテンシャルの高さは充分にうかがい知ることが出来るでしょうね。僕は好きですよB級感丸出しのストロングスタイルのメタルサウンドは不器用な性格ゆえに選手生活を終えた阿修羅原のようなこれしか出来ない精神性を感じます。洗練度などクソ喰らえ、あたしゃもう少し背が欲しいですかね。


FACT - AS A MATTER OF … ★★★ (2012-02-17 06:14:04)

我らがMAUSOLEUMレコードから1984年リリースの1st。
欧州産の湿り気を帯びたメロディと武骨なジャーマンメタルサウンドが程よく刺激を与え、金きり声のUDOタイプのシンガーの声質を生かした(個人的にはマスターマインドやメフィストフェレスを想起します)アレンジがアクセプトを髣髴とさせストレートな攻撃性を生かした楽曲は、まさに何処を切ってもメタルな感覚を体験させてくれます。この手のバンドには珍しくサイドギターが女性と言うのもポイントですよね(日本でもナイトホークスがそうでしたね)。レーベルの性質上薄っぺらい音質は否めませんがバンドのポテンシャルの高さは充分にうかがい知ることが出来るでしょうね。僕は好きですよB級感丸出しのストロングスタイルのメタルサウンドは不器用な性格ゆえに選手生活を終えた阿修羅原のようなこれしか出来ない精神性を感じます。洗練度などクソ喰らえ、あたしゃもう少し背が欲しいですかね。


FACT - AS A MATTER OF … - HARD TIMES ★★★ (2012-08-29 12:58:48)

メロウな出だしからハードに突き進み
ソロではメロウに絡め走り出す
静と動のコントラストを考えた一曲
曲調に表情があったほうがシンガーには良いと思いますね


FACT - AS A MATTER OF … - MAKE IT REAL ★★ (2012-08-29 12:53:07)

わりと明るめでキャッチーな一曲
聴きやすく纏めていますね


FACT - AS A MATTER OF … - MARAUDER ★★★ (2012-08-29 12:49:38)

アルバムのオープニングを飾る疾走ナンバー
小気味いい展開が心地よいですね
後半の盛り上がりも上々です


FACT - AS A MATTER OF … - SOUND ATTACK ★★ (2012-08-29 12:51:39)

アクセプトばりの力強いミドルナンバー
初期ジャーマンメタルならではな香りがします


FACT - AS A MATTER OF … - SUSPECTED QUIET ★★★ (2012-08-29 12:56:19)

仄かな哀愁がアクセントとなっています
画一的なシンガーが歌う似たような曲が続いたので
なおさらアルバム単位で聴くと耳に残りますね


FAHRENHEIT - Talking 'Bout Love ★★★ (2022-09-08 19:13:22)

初めて聴いた時は驚きましたね。一般的な認知度は低いのにクオリティはメチャクチャ高い、バンド名から推察できるAOR志向のハードサウンド、その予想を裏切らないフック満載のメロディとハードテイストの絶妙な絡み、とにかく一発で魅了されましたね。
アルバム全体を通して無駄がないアレンジと選曲、そして胸を突く哀愁のメロディ、ハードなモノを愛するモノにとっては軽めのミックスというのは命取りに成りかねない位、評価に直結するのですが、そういうマイナスな要素すら味方につけ、ロックテイストとシャレオツ感の合間をスリルタップリに綱渡りで聴き手を魅了していくのです。
オーストリアという事もあるのか、世界的な流通はどうなっていたのか分かりませんが、1989年にリリースされた今作の質はワールドワイドに通用するクオリティを有しており、2007年に再発するまでメロディ派のごく一部にしか届いていないという結果になったのは、メロディ派のマニアにとっては悲劇以外の何者でもないでしょう。

無国籍という言葉がシックリハマる、その質の高い音楽性と世界観。繊細な歌声と高い声に女性的な魅力すら感じるシンガーの唄い回し、ロックに噛みつく様もノリノリで歌い上げるのですが、その嫌みの無い歌声と、物足りなさを補完する邪魔をしないギター、しっかりと機能していますね。


FAHRENHEIT - Talking 'Bout Love - Turn Me Loose ★★ (2022-09-08 19:18:07)

Loverboyの曲をカヴァー
アルバムの中では一二を争うハードな曲になります
オリジナルに負けてないですね
無くても成立するのだがアクセントにはなっている
それにしてもマイク・レノに声が似ていますね


FAIR WARNING - Fair Warning ★★★ (2017-12-07 18:22:32)

ZENOのメンバーによって結成されたドイツ産メロディアスHM/HRバンドの記念すべき1st。本国は大手のWEAからリリースされるも全く話題にならなかった彼らですが、わが国、日本では大ブレイク、哀愁美溢れる叙情的なフレーズと力強い歌声がマッチした極上のメロディックHM/HRサウンドを披露。ウリ・ロート直伝のスカイギターを駆使した、ヘルゲ・エンゲルゲの天かけるスカイギターサウンドにうっとり、そのどこまでも上り詰めるクリアーな高音域を駆使したソロに悶絶です。
ウリ・リトゲンもようやっとパーマネントなバンド活動の足がかりを見つけ、その天賦の才を遺憾なく発揮。重厚なサウンドではあるが、メジャー感の鋭い良質な楽曲を惜しげもなく盛り込み、今作が1stにも関わらず、彼らの代表作と押す人が多いのも頷ける時代を彩る名盤でしょう。時代的に1992年ってのも日本でウケた要因かと思いますよ。多くのファンは、このようなポジティブなメロディを有する普遍的魅力に溢れた叙情派バンドを求めていたのかも知れません。
スカイギターばかりに話題が集まりそうですが、個人的には脇に徹する機会の多いアンディ・マレッツクのギターソロをフィーチャーした⑧など、何度聞いても泣かされますね。


FAITH AND FIRE - Accelerator ★★ (2018-07-20 15:45:45)

RIOTのマイク・フリンツがシンガーにかつての盟友トニー・ムーアを迎え結成されたバンドの記念すべきデビュー作。この自主制作盤に目をつけたのがメロディ派ご用達のAOR HEAVEN傘下のMetal Heavenからリリースされています。また1年遅れでAvalonから国内盤も出ているんですね。ワタクシは最近ダウンロード盤で手に入れたのですが、このような貴重な作品が労せず簡単に手に入るのは本当に嬉しい限りですよ。

終始リラックスムードのメロディックなミドルナンバーが中心の作風ですからTHUNDERSTEELパート2的なものを期待すると完全に肩透かしを喰らうのですが、落ち着いたリズムプレイと聴かせる事に終始した楽曲は聴き応え十分、トニー・ムーアも中音域を駆使し温かみのある人間臭い歌声を披露。あの線の細いハイトーン一辺倒に陥らずに、やはりリラックスして歌っているのが思いのほか音楽性にマッチ、特に⑤のようなムーディーな曲では新たな魅力を発見出来ましたね。

とは言いつつも大半の方はトニーのハイトーンを期待してるでしょうから、その辺りが完全に評価を分けるでしょう。RIOT組がいるという期待値が日本国内では相当なものがあるでしょうが、アメリカでの認知度は逆に低いので、難しい判断をバンドは迫られたでしょうね。
メタリックさや疾走感を求めるなら④⑦⑩辺りがお勧めだしラストのRIOT風味が出た曲もトニーのハイトーンが好きな人なら楽しめるでしょう。


FAITH AND FIRE - Accelerator - Breathe ★★★ (2018-07-20 15:47:59)

メロディアスですねぇ
温かみのあるメロディにホロリとさせられます
トニー・ムーアもこんな風に歌えるんだと驚きました
このアーバンなムードに酔いしれますね


FAITH AND FIRE - Accelerator - Ready ★★★ (2018-07-20 15:50:05)

モダンさもあるが
このグルーブをストレートなロックサウンドに乗せるとは
ベテランの味ですなぁ


FAITH OR FEAR - Punishment Area ★★★ (2021-05-01 13:17:45)

Combat Recordsが主催するUltimate Revengeのシーズン2にDark Angel , Death , Forbidden , Ravenらと共演した経験を持つバンドのデビュー作。ワタクシも、上記バンドが出演するVHSが初体験でした。
上記のバンドの中では比較的、個性が薄くキャラの強いメンツに押されていた印象が強いも、逆に普遍的な大衆性を持っており、上手くスラッシュバンド特有のスリルと、キャッチーなノリの良さを味方につけれれば、成功する可能性をもっているぞと思ったのも事実です。
今作は、ある意味、先人たちの影響を飲み込み研磨した意欲作です。いい意味での器用さは、多彩なアプローチを試みつつも、けして破綻することなく機能。80年代の頭から活動していただけに経験値は高い音を出している。
その反面、このバンドと言う顔が見えて事無いのも事実。いい意味での器用さが裏目に出た感はある。落ち着きて聴ける安定感はあるのだが、粗くとも、FAITE OR FEARと言えばなリーダートラックを見い出せなかったと言えば少々言い過ぎだろうか?
となんだかんだ言いながらも、今でも年一で通して聴いている作品であり、メタリカ風の歌声も込みで愛聴する一枚ではあります。
音質もスラッシュらしくないなぁと感じる面もあり、その辺りもマイナスに働きそうですが、マニアならば是非ともチャレンジして欲しい一枚です。スラッシュバンド以外のルーツもしっかり確認できる幅の広いバックボーンには親近感も湧くし、十分刺激的ですよ。


FAITHFUL BREATH - Gold 'n' Glory ★★ (2016-05-15 12:59:51)

RISKの前身バンドでデビュー時はプログレサウンドだったのですが、今作はプロデューサーにウド・ダークシュナイダーが名を連ねるのも分かるアクセプト流のHM/HRサウンドを披露、歌の持って生き方もウドっぽく彼らの目指す方向性が明確に伝わります。お約束な疾走ナンバー①、親父声が塩っ辛さを倍増させる泣きのバラード④、タイトルトラックの⑤など秀逸なナンバーも多数収録、大味なジャーマンメタルの中でもワビサビを感じさせる美味しいフレージングで情感を巧みに表わすギターはエエ仕事をこなしております。少々遊び心の少ない無難な曲作りに興奮度はイマイチ低いのかも知れませんが、逆にその生真面目さが生粋のドイツ産サウンドなのかもしれませんね、パッと聴いていてもギターのフレージングにはセンスを感じさせますよ。


FAITHFUL BREATH - Rock Lions ★★ (2016-05-15 13:14:32)

Mausoleum Recordsからリリースされた5枚目のアルバムで彼らを知ったので今作の方向性にはやや戸惑いました。あちらは欧州型のメロディックなサウンドでしたが、今作はドライなハードブギースタイルを基調とした音楽性であり、なぜバイキングのコスプレでこのノリノリのバイカーズロックなんかいな?となるのですが、いかにも1981年的な香ばしい匂いに愛着を覚えずにはいられません。この出で立ちと音楽性を前にプログレ時代があったのか信じられないのですが、ボーカルとキーボードが抜け3人組編成になったのが答えなのでしょう。単調に聞こえるリフとリズムも安定感があるので楽しく聴けますよね。


FAITHFUL BREATH - Skol ★★ (2016-05-15 13:36:51)

バイキングなジャケに釘づけにさせられる1985年リリースの6th。前作同様メロディックなパワーメタル寄りのサウンドを継承、そのスタイルは同郷の先輩アクセプトだし、そしてコンパクトだがメロディックなフレーズが耳を惹くギターはここでも印象的だ。(リードギターのヘルマン氏は後にランニングワイルドやグレイブデイガーに参加)種の仕掛けもないストレートすぎる展開と、ややこじんまりとしたミックスに少々物足りなさを覚えたりするのかも知れませんが、ラストに用意されているタイトルトラックなんて、分かりやすいフレーズがなんとも耳に残り、いかにもジャーマンらしい陽気さが、ビール片手に肩を組みながら大合唱させたくなる気持ちよさがありますよね。安っぽい音質だが、なんとも言えないパンクな弾けっぷりがバンドの魅力なんでしょう。


FALCON - Chartscraper ★★ (2008-11-10 21:53:00)

ドイツ産叙情派様式美バンドの2nd
VOが代わり雰囲気もガラッと変わったが叙情的なメロディが華麗に舞う
音楽性に変わりはなく、その手のサウンドが好きな方なら楽しめるないようでしょう
低音が乏しいVoに評価が分かれるでしょうが扇情的なギタープレイが楽曲のアクセントとなり華を添えている、時にはロック然としたハツラツなギターを披露し楽しませてくれる。全篇に渡り美しい彩を添えるKEYのプレイも見逃せませんね
広瀬編集長もレヴューで触れている通り本格派は当時厳しい状況に置かれていましたが
今よりはマシです。


FALCON - Chartscraper - Falcon ★★★ (2008-11-10 21:56:00)

バンド名を配した叙情的なフレーズが耳を惹くインストナンバー
エモーシュナルなギターの美しいメロディにグッときます


FALCON - Chartscraper - Genius ★★ (2008-11-10 21:46:28)

大げさなイントロが導く叙情派様式美サウンド
扇情的なフレーズが耳を惹きますね
画一的な歌声と線が細いVOに評価が分かれるも
足を引っ張るほど酷評されるレベルではない


FALCON - Chartscraper - Long Time ★★ (2008-11-10 21:59:11)

ノリの良いリズムとキャッチーなメロディが耳を惹くハードポップナンバー


FALCON - Chartscraper - Midnight Run (2008-11-10 22:13:14)

ギターのフレーズはカッコイイが唄メロが好きになれない
VOの資質がかみ合っていないような気がします
気合の入ったインストプレイが聴けるメロディアスな疾走ナンバーなだけに残念


FALCON - Chartscraper - Mindtaker ★★★ (2008-11-10 22:06:21)

抒情的かつ甘美なメロディが耳を惹きますね
線は細いがハイトーンヴォイスの絡みがカッコイイ
美しいギターソロや構築美を讃えた曲作りもきまっている
個人的にはアルバムのハイライト


FALCON - Chartscraper - Still of the Night ★★★ (2008-11-10 21:40:54)

線は細いもののハイトーンを生かした歌声がいいですね
叙情的なフレーズにドイツらしさが薄そうですが
実にドイツらしい


FALCON - Chartscraper - Thanks to All ★★ (2008-11-10 22:08:03)

男臭い哀愁が滲み出ているバラード


FALCON - Falcon ★★ (2020-05-12 18:28:01)

Cirith Ungolの初期メンバーとして知られるグレッグ・リンドストローム、Destiny's Endのペリー・グレイソン、ドラムにダリン・マクロスキーの三人が集まり結成されたバンドの1st。亡くなったCirith Ungolのジェリー・フォーグルに捧げられた一枚というのがマニアにはグッとくる情報。
正直、レコーディングというのかデモ音源のライブレコーディング的な構成の為、全般的な緩さと甘さが漂い、思い出作りの一枚的なノリを醸し出しているのだが、⑥ではアメリカのサイケ/ドゥームロックの元祖的な立ち位置のBangの曲をカヴァー、おまけに⑦⑧はCirith Ungolの1stデモの音源を再録とマニア泣かせの選曲に、ついつい食指も伸びますが、シケシケエピカルサウンドではないCirith Ungol初期の音楽性故にコレクター商品という所でしょうね。

サウンドもソングライティングと担当する二人の思惑があり、⑥を境に音楽性の違いを感じさせるのも面白い。基本はペリー・グレイソンがギターにヴォーカルも担当と、彼のバンドと捉える方が正しいのだろう。詳しいバイオはサッパリなので割愛しますが、サイケ、ガレージ臭が漂う60年代後期から70年代へと向かう、あの時代のヴィンテージサウンドを目指しているのだろう。その本意気のなりきりぶりを楽しめるかが評価をわける最大のポイントでしょうね。

③では、Pentagramのボビー・リーブリングが客演してます。Cirith Ungolがバンドとしての個性を確立したのはNWOBHMからの影響だったのかぁとカヴァーを聴いて思いましたね。貴重な経験でした。個人的には、それだけでも価値ある一品でしたね。


FALCON - Mystery ★★ (2016-08-19 13:36:50)

ドイツ産メロディアスHM/HRバンドが1995年にリリースした1st。国内盤は今は亡きヘヴィメタルシンジケートでお馴染みのテイチクからリリースされていますね。現編集長の広瀬氏による愛溢れるレビューに全てが記載されていますが、扇情的なメロディが幾重にも絡み合う1曲目の『Take Me Away』に要約されているようにドイツ産と言われなければ北欧ものかと見紛う程の甘美なメロディが華麗に舞うあのスタイルを基調としており、王道を行くメロディックなスタイルを築いています。その辺りの曲が好きな方にはヨーロッパの名曲を彷彿とさせる8曲目の『Feel The Tears』その流れを引き継ぐラストソングの『Open My Eyes』などが気に入るでしょうね。パープル、レインボーと言ったテイストを正当に引き継ぐ音楽性故に、真新しさは皆無ですが、ドイツ=ハロウィーンに代表される、あのメロディと構成とは違う、スタンスを持っているメロディ派のバンドは少ないので貴重な存在でしたね。


FALCON - Mystery - Addiction ★★ (2010-02-01 05:29:35)

パープルのSTRANG KIND~のフレーズも飛び出る
オーセンティックなHRナンバー
キャッチーでノリの良いナンバー
繊細さと哀愁さがほどよくマッチしています


FALCON - Mystery - Feel the Tears ★★★ (2010-02-01 05:37:21)

繊細なメロディが耳を惹くアレンジ
イントロのキーボードのフレーズ
胸キュン必死の様式美ナンバー
泣かせてくれますなぁ
唐突な終わり方が愛すべきB級メタルなのです


FALCON - Mystery - Take Me Away ★★★ (2010-02-01 05:25:55)

哀愁の美旋律が華麗に舞う
アルバムのオープニングナンバー
キーボードの配し方が絶妙です
儚さ命なメロディアスHM/HRサウンドに魅了されました


FALCON - Mystery - Takin' It over ★★★ (2010-02-01 05:32:33)

欧州産ならではの湿り気を帯びたメロディと
ドイツ産ならではの力強さが絶妙な絡みを魅せます
メロディアスかつキャッチーな様式美ナンバー
派手さはないものの堅実なギターに好感が持てます