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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 301-400

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 301-400
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AIRBLANCA - Airblanca ★★ (2021-07-02 18:31:29)

LAZY解散後、影山はソロに、結局田中は井上とNEVERLANDを組むも、各々がLAZY時代の成功を掴むことは出来ずに低迷することになる。高崎と樋口の快進撃を、どう感じたかはLAZY再結成後に赤裸々に語る姿は尊いものでしたが、この3人、短命に終わったが90年に再度集まりバンド活動を開始、久しぶりにミッシェル、ファニー、ポッキーが揃うのですが、個人的には再結成LAZYの中途半端なヘヴィ路線よりも好感が持てる、ポップでアーティステックな感性を生かしたロックサウンドを奏でており、影山の歌声を中心としたリラックスしたムードはLAZYファンにも十分に訴求する魅力があり、NEVERLANDから来たファンにとっても好感が持てる作風になりました。
クリーンなトーンから映し出される素直なメロディ、染み渡る歌心溢れる影山のパフォーマンス、特には伸び伸びと演奏するバックのメンバーは腕もあり、聴かせ方が上手い。
多彩な音楽性をバックボーンに持つ腕利きのメンバーが揃うからこそ、成し得たであろう鋭く反応するイマジネーションくすぐるプレイ、アホでは出来ない知的なエッセンスが漂います。
とは言えハードテイストは皆無、時折ギターがワイルドになりますが、基本はそこではないフュージョン系のスタイルで迫っているのですが、ギター小僧がコピーしたくなるようなフレーズはある。
ジャズ、ロック、フュージョンと多彩な音楽を飲み込んだ大人のオシャレサウンド、丁々発止のロックバトルとはいかないが、あっち方面にも理解のあるマニアなら楽しめる要素も大でしょうね。やはり演奏が出来てのプロなんです。ちなみにLAZY時代に近いのは、今作には未収録にはなるのですが、『愛と剣のキャメロット』というアニメ関連の作品に楽曲を提供、興味のある方はそちらも探してみてください。

ちなみに、このバンドのギタリスト松尾洋一氏は、音楽学校の講師なども行っているのですが、ある意味、一般的に知られているのはアニソン関係の仕事で腕を鳴らした以外に、ホストで有名なRolandの父親としても知られています。あの源氏名、ギターアンプから来ているの?なんてが勝手に思いましたが、検索すればわかるのでしょうが止めときます。


AIRBOURNE - Ready to Rock ★★ (2015-11-10 13:25:26)

オーストラリア出身、同郷のAC/DC直系のシンプルなロックサウンドがウリの彼らが2004年にリリースした自主制作による1st。本当に懐かしい雰囲気たっぷりのビンテージロックにニヤニヤと笑みもこぼれますが、雰囲気がものすごくいい。類似性を指摘するのは野暮でなんにも考えずに大音量で楽しむのが一番。でももう少しリフに深みがあれば良かったんですが、リフが楽曲を支配するラフでヘヴィなビンテージロックサウンドには基本と言うか普遍の精神が息づいていますね。


AIRRACE - Back to the Start ★★★ (2022-02-21 12:19:33)

80年代にアルバムを一枚残し消えた幻の唄モノロックバンドが奇跡の復活を果たしました。結局、ドラムの座からジェイソン・ボーナムは降りたが、シンガーのキース・マレルとギターのローリー・マンズワースは健在。この主要キャストを中心に極上のメロディアスHM/HRサウンドを構築しています。元気はつらつな①から哀メロナンバーに②が登場、ここから一気にエアレースらしい叙情派サウンドへと展開、AOR調の唄モノハードサウンドにキースの声はよく似合います。
大きな仕掛けはないがブランクを感じさせない現役感のある音作りは鮮度も高くベタに敵う物なしを体現、多種多様なエッセンスを散りばめたサウンドはキラキラと輝き聴き手を飽きさせることなく最後まで突き進みます。
あくまでもキースの唄が主役なのだが、バックを支えるバンドサウンドも堅実なプレイで存在感をアピール、ドラムも良いしツインギターチームも練り上げたアレンジで見せ場を設けている。そのおかげで全体的なパフォーマンスにも好影響を与え試聴感を抜群に上げているもポイントでしょうね。ノスタルジーでは終わらない復活劇、素晴らしい瞬間に立ち会えました。


AIRRACE - Shaft of Light ★★★ (2017-10-22 05:02:00)

Moreのギタリストだったローリー・マンズワースが立ち上げたバンドがこちら、ドラムにはジェイソン・ボーナムが参加、シンガーの座には英国ハードポップマニアの間では知られるキース・マレル。そしてプロデューサーにボー・ヒルときていますからね。お膳立ても揃い期待値もあがりますが、ご多分にもれず、その期待に応えるような極上のハードポップサウンドを披露。オリジナルのリリースが1984年ですからね、その時代背景を考えると、かなり洗練された音作りを敢行、少々電子音過ぎるきらいはあるが、奥行きのある洒落た音像はボー・ヒルの手腕によるもの、More時代はキャラの濃いケニー・コックスの影に隠れてしまったローリーの堅実なプレイで脇を固め良質の楽曲を用意。適度なキーボードの使用も軽薄にならぬように工夫を凝らしつつも空間演出に貢献、深みのある英国的なシリアスさと、軽やかなAOR調の売れ線志向との合致を絶妙な間で果たすことに成功。ジェイソン・ボーナムのドラムが必要としないサウンドではあるが、レコード契約には一役も二役も彼の存在が重要だったでしょうね。なんといってもジョン・ボーナムの息子が世に出たバンドなのですからね。
MAMA'S BOYSから牙を抜いたアルバムで歌い、地味になったフェノメナプロジェクトの第3弾で歌ったりと、実力はあるのに、作品に恵まれなかったキース・マレルですが、今作レコーディングの時点で、すでに確立したパフォーマンスを披露。フロントマンとしての重責を見事に果たしています。
時代的には先取りをしたようなオシャレな歌モノサウンドだったのですが、全然話題に上らずにバンドは今作を持って一旦解散。2011年に復活アルバムをリリースする事となったのですが、軽めのサウンドだが、叙情的なメロディと上手い歌に酔いしれたい、ハードポップマニアなら手にとって損はしないでしょう。英国ならFMとかSTRANGEWAYSあたりが好きな人ならマストバイな一品ですね。アメリカのバンドにはない情緒がありますから。


AL ATKINS - Judgement Day ★★★ (2017-06-18 13:32:13)

Judas PriestがまだFreightと名乗っていた頃から1973年までシンガーの座を務めていたアル・アトキンスがリリースした1stソロアルバム。リリース時、話題になったのが『Victim of Changes』のアトキンスヴァージョンが収録されている事、触れ込みとしてはこちらがオリジナルのアレンジだ、などと聴かされていたので俄然期待に胸が膨らみましたね。確かに時代性を考えるとJPヴァージョンよりは少々ブルース色が強いのですが、出来栄えとしては甲乙つけがたい仕上がりになっており、アトキンスの歌声も十分、金看板に泥を塗らない仕様になっていますね。
ある意味、伝説のシンガー初お目見えとしては、やや華やかさに欠ける代物で、マニアックな要素も強いですが、ブリティッシュ然とした作りと、目新しさのない音楽性は、今となっては逆に貴重なモノで、地味な作風とは言えども堅実な作りと演者による一体感のあるパフォーマンスは、聴き応え十分。ソロアルバムと言うよりも、アル・アトキンスバンドと言った趣向と思われる構成が、そのバンド感を生みだしているのでしょう。
こういう音楽を聴いていると、これが英国のバーミンガムから生まれたロックサウンドなんだろうと妙に納得させられますよね。


AL ATKINS - Reloaded ★★★ (2017-06-24 16:25:14)

Judas Priestのシンガーとして活動していたアル・アトキンスのソロアルバム。初期の楽曲には、彼の名前がクレジットされており、その辺りがJPマニアの琴線に触れる存在でしょう。ポール・ディアノ程ではありませんが(あっこまで有名じゃないだけとも言えますね)、相変わらずJP時代の曲を擦る手法のソロアルバムとなります。アルの年季の入ったパワフルヴォイスをが映える重厚な英国産様式美スタイルとも言えるドラマ性の高いヘヴィなミドルナンバーが目白押し、お得意のカヴァーにデモ音源のリメイクなど以外にも、もろJP風味の曲もあったりと、コスい印象は拭えませんが、今回は盟友ポール・メイ以外にもロイ・Zやイアン・ヒルがゲスト参加していたり、マニアとしてはついつい手を出したくなる魅力的なラインナップとなっています。アルの怒気を孕んだ力強い歌声も健在、ロブの声域をフォローできるレンジの広さも見せつける場面もあり、歌い手のしての資質の高さを見せつけていますね。でもJPこすり過ぎだけどね。
ダース・ベイダーのスーツ・アクターを務めていた俳優さんが、秘密漏洩の嫌疑を掛けられ、配役を下ろされたドキュメンタリー映画を見たのですが、何故かアルとポール・ディアノの事を思い出しました。一度辞めた会社に出戻った経験のあるワタクシとしては、素直に頭を下げて許しを請うのが一番だと思わずにはいられません。がんばれアル・アトキンス、Dreamer Deceiverを歌うアルもカッコ良かったよ。


AL ATKINS - Victim of Changes ★★★ (2017-06-19 14:43:28)

国内盤は今は撤退していますが、あの大手Pony Canyonからリリースされた4枚目のソロアルバム。オープニングでまた擦ってきた①に始まり、今回は、②⑤⑨とアルも制作に加わった初期JPの曲をカヴァー、JP時代の⑦⑧が未発表曲。④⑥がアルと活動を共にするギタリスト、ポール・メイの曲以外は、半数がJPがらみと企画モノ的一枚。ちなみに③はRAINBOWもカヴァーしたQuatermassの曲だが、実に男臭い仕上がりになっていて、アルの歌声も歯ごたえがありアルバムの流れ的に浮いていないのが良い。マテリアルが古臭いので、全般的に地味目な印象を拭えないが、間違ってもグランジ以降のヘヴィロック路線を無視した仕様となっているので、古き良く英国的HM/HRが好きな人なら楽しんでもらえるでしょう。高低を使い分ける激唱スタイルのロブとは違った意味で味わいのあるアルの男臭い歌声、ポール・ディアノにも通ずる悲壮感とヤサグレ感があり、彼も偉大なるバンドの系譜を司る一員に恥じないパフォーマンスを披露していますね。
パクリだろうがノリが良くないと楽しめいないという、体感重視の方は開始して10分もしないうちに眠たくなるでしょうが、歴史ある伝統を味わいたい、マニアには存分に味わって欲しいですね。
でも若い頃は、この手の楽曲が苦手だったのに、今は当たり前に聴き、楽しんでいるのだから不思議なモノです。この手の作品に手を出すと思いだすのは、昔は雰囲気で喜んでいたんだなぁと本当に恥ずかしい気持ちにさせられますね。タイムスリップ出来るなら昔の自分に会って言いますよ『そのミカン箱に入れて売ろうと思っているCD売るなよ、必ず後悔する日がくるから』とね。


ALCATRAZZ - Alcatrazz Live in Tokyo(東京逃亡者) ★★★ (2018-11-04 10:07:33)

2016年にダウンロード限定音源として登場したのがコチラ。しかもアートワークには東京逃亡者なる文字も踊る一品。バイオは分からないが、恐らく1984年に中野サンプラザで行われたライブ音源だと思う。

収録曲はコチラ。
1.Too Young to Die, Too Drunk to Live
2.Hiroshima Mon Amour
3.Night Games
4.Big Foot
5.Island in the Sun
6.Kree Nakoorie
7.Since You Been Gone
8.Suffer Me
9.Desert Song
10.Evil Eye
11.Guitar Crash
12.All Night Long
13.Lost in Hollywood
14.Koujou no Tsuki
15.Something Else

Live Sentenceのほぼ完全版といった内容だ。
Live Sentenceは元は9曲入りの不完全ヴァージョン。特にフェードアウトしてLost in Hollywoodのイントロが聴こえ、これから一盛り上がりで終わるヴァージョンだったのだが、その後、2010年にカットされた7曲を追加されたヴァージョンがリリースされたが、曲順はバラバラの仕様だった。 それがThe Ultimate Fortress Rock Setなる5枚のCD+DVDをリリース。これがとんでもない安価で確か6000円くらいで買えた商品。DVDはインギー+ヴァイ時代(共に収録曲が既発映像よりも多い)にプロモなどを収録されたマニアなら腰を上げずにはいられない商品なのだが、その中に入っているLive Sentenceが、このダウンロード音源と同じものではないだろうか?タイトルトラックから消えているがKree Nakoorieの後にComing Bachもやっている。ややこしいがBOXセットにはComing Bachはクレジットされている。そしてなんといっても曲順を戻し収録され直しているのがポイントだった。
正直BOXセット購入後に、ダウンロード音源があった事に、悔しい思いはしたが、他にもEscape From Alcatrazz - Japan June 2015 - The Graham Bonnet Bandのライブ音源やヴァイ、インギー時代のデモなどを網羅した、かなりのお得盤があるのだ。

2017年にはBreaking the Heart of the City - The Very Best of Alcatrazz 1983-1986なるタイトルの3枚組がリリース、そちらもリハーサルテイクなどブート的な手法の音源込みの企画モノがリリースされる。
さらに2018年にはThe Official Bootleg Box Set 1983-1986 - Live Demos Rehearsalsという企画モノがリリース。6枚組の6枚目なんかはDangerous Games Writing Sessions, 1985/1986というダニー・ジョンソン時代のレア音源集だ。しかもダニー・ジョンソン歌っているのもあるしね。くっ~、こんなん世に出したら反則だろうという音源のオンパレードだったグラハム関連集。

全部手を出したらキリがないぞと分かっていても欲しくなるのがマニアの性なのだ。ダラダラと関係ない事を書き連ねたが、今作もそんな乱発時にひっそりと世に出た音源。ところが、これも貴重な音源になるのだ。何故ならば、Live Sentenceとは違い手直ししていない音源になると思う。グラハムのヨレヨレもそのままに収録、生々しい演奏は完全に製品化する前のリアルライブ盤と言える音源なのだ。
上記のような作品集に手を出すのは大変だがダウンロード限定の今作は1200円の安価。曲順も直されているしマニアなら手を出したくなる一品でしょう。
そして9月の終わりには、海外版も含めデジタルリマスターしたLive Sentenceの完全盤に当たるLIVE IN JAPAN 84が遂に出ました。しかもJET TO JETが収録されているヤツです。そちらは未聴なんで比較できませんが、仕上がりの違いを楽しむのもマニアならではですよね。


ALCATRAZZ - Born Innocent ★★ (2020-08-02 01:27:04)

ジョー・リン・ターナーとツアーしたりと、アルカトラス名義での活動はあったが、ついに最新作をリリースしてきた。正直、グラハムボネットグループがあるので、アルカトラス再始動に驚きはないのだが、やはり今作の目玉は豪華ゲストの客演&楽曲提供だろう。
クリス・インペリテリにスティーブ・ヴァイ、ダリオ・モロ、ボブ・キューリックといった同じ飯の釜を喰った仲間に、若井望、ドン・ヴァン・スタヴァン、ジェフ・ウォーターズの名前もあったりと、バンドの再始動に華を添えている。
そのメンツのおかげでバンドサウンドはバラエティ豊かなものになってはいるが、果たして再始動アルカトラスとして見ると、これで良かったのかという疑問は湧き出てくる。それも、多くのファンがインギー時代の再来を匂わせた事により過度の期待をしてしまったからなのだが、個人的にも一番耳に残ったのが先行公開された、ヴァイのペンによる⑥だったりしていたので、ある程度、おもてたんと違うと予想は出来ていた。

速いだけの①でつまずき、②で回復するも、若井の書いたポジティブなメロディアスサウンドは出番的に早いと感じ、ムードのある④、狙い過ぎた⑤と続き、今一つエンジンがかからぬまま、ヴァイの⑥に行く展開は残念な気がしてならない。ボブの曲は毛色が違うし、ダリオのムーディーな古典メタルも悪くないが、流れが悪いアルバムのせいで損している。ジェフ・ウォーターズがリードギターで客演する、ジミー・ウォルドーの⑨は今までにない斬新さがあって耳を惹くが、やはり流れの悪さのせいで損している。もっとストレートな曲の合間に聴きたかったというのが個人的な思いだ。

曲単位で行けば不満の少ないのだが、昔の名前を担ぎ出しただけに、もっとやりようはあったと思う。参加メンバーの話題性や、復活の予感を感じさせるラインナップ、そういうものに期待をし過ぎたのかもしれないが。もっとベタなものを聴きたかった。そういう曲が合い間に2曲くらいあれば、スムーズに進む気がするのだが、やはり、この手の音楽が好きではないグラハムボネットにとっては、周り次第という事なのだろう。

これで国内盤はボートラ2曲追加の15曲入りだというのだから、ちょっと本気でいかないとヤバいでしょうね。

総じて感触は悪くない。ラストにブラス大活躍の曲まで用意したバラエティに富んだ一枚。多くのグラハムファンの慮った、全時代対応の音楽性に落ち着いたと言える一枚。なにはともあれ、グラハムが真っ当なハードサウンドを歌うというだけで、ファンは満足出来るでしょうね。
個人的には、やはり残り少ない現役生活の中で決定打になるようなアルバムを作って欲しい。マジでもう一度、柴田直人とアルバムを作りべきであろう。そう思わずにはいられないモヤモヤの残るアルバムとなった。


ALCATRAZZ - Born Innocent - Dirty like the City ★★★ (2020-08-02 01:36:02)

PVを見てメンバーの半分が還暦過ぎというおじいちゃん感に笑みもこぼれますが
先行公開された曲の中では一番耳に残ります
そしてアルバムのハイライトでしょうね
スティーブ・ヴァイ作曲
なんとも因果な結果となった


ALCATRAZZ - Born Innocent - Polar Bear ★★★ (2020-08-28 23:26:03)

アルバムの2曲目だがオープニングナンバーと言えるインパクトがある
新生アルカトラスとしての矜持を守った一曲


ALCATRAZZ - Born Innocent - Warth Lane ★★★ (2020-08-02 01:29:59)

ダリオ・モロのいぶし銀のギターが冴えるムーディーな一曲
メロウさや妖しさも楽しめるのがポイント
グラハムの衰えも気になるが
全員でフォローしているように聴こえるのが面白い


ALCATRAZZ - Breaking The Heart Of The City: The Very Best Of Alcatrazz - S.O.S. (YNGWIE MALMSTEEN AUDITION) ★★ (2018-11-04 10:13:55)

インギーもオーディションを受けたのか?関係者へのお披露目だったのか?
真偽は分からないが貴重なテイクではないのか?
でもこういうの商品化するのは反則のような気がする
資料的な価値とマニア泣かせの一品である


ALCATRAZZ - Breaking The Heart Of The City: The Very Best Of Alcatrazz - SET ME FREE (LIVE REHEARSAL VOCAL TAKE) ★★ (2018-11-04 10:27:17)

グラハムのソロLine-Upから
ナイトゲームス以外もやっていたんだね
貴重なテイクですが
マニア向けのブート音源と言えよう


ALCATRAZZ - Breaking The Heart Of The City: The Very Best Of Alcatrazz - UNDERCOVER (REMIX)* FROM 12″ TBS ★★ (2018-11-04 10:19:24)

3枚目のアルバムより先行リリースされたシングル
ヴァージョン違いを楽しむ貴重盤だ


ALCATRAZZ - Dangerous Games ★★★ (2016-07-18 13:55:26)

ALCATRAZZ=インギー路線という先入観から抜け出せなかった10代だった当時、初見のリアクションの悪さは相当でしたね。どこを聴いたらエエねんとラックの底一直線…お恥ずかしい限りです。
ALCATRAZZはグラハム・ボネットが中心となり結成されたバンド、あまりにも鮮烈なデビューを果たし革新的とも取れる音楽性は彗星の如くシーンを駆け抜けたと言っても過言ではなかったのですが、グラハムのポップセンスをいかようにして楽曲に反映するのかが鍵、インギーはクラシカルなギターを軸にした様式美スタイル、2枚目は枠にとらわれないヴァイの作曲センスを遺憾なく取り込み、プレイ以外の面でも支えたと斬新な作品ときて、ギタープレイを執拗に押さえこみグラハムの歌を中心としたストレートな作風の今作は、ハッキリと言って地味です、狙った地味さです。荒々しいとかスピーディーとか、短絡的な魅力に触れたい人には進めませんが、グラハムファンは勿論、ロックを感じさせる上手い歌が聴きたいと思う方には強く勧めたい一品。まぁ地味ですけどね。

火花散るインギー、ヴァイの変則的な楽曲構成の旨み、グラハム万歳な今作、どの時代も魅力的ですよ。
おっさんになるにつれ、一番聴く回数が増えたのが今作でポップセンスと洗練された大人の渋みを感じさせる歌メロに惚れました。
グラハムの歌は本当に上手い

今作リリース後、大胆な方向転換によるアルカトラスファンからの失望、バンド活動は停滞、そのまま解散となり、あれほど嫌っていた音楽性、ネオクラ様式美路線のインペリテリで歌う事になるとは世知辛いっすね


ALCATRAZZ - Dangerous Games - Blue Boar ★★★ (2016-07-18 13:22:09)

哀愁度の高いAメロ~Bメロの組み立て方も好き
サビではやはり明るめのメジャーキーを放り込む
グラハムのマイルドな歌声が映えますね
邪魔をしないダニーのギターも好きです
LIVEでは終わり方も引っ張りドラマティックになるんだろうなぁと想像できますね
隠れた名曲だと思います


ALCATRAZZ - Dangerous Games - Dangerous Games ★★★ (2010-09-03 00:00:46)

都会的な大人のHRナンバー
渋いといっても埃っぽくないのが良い
グラハムファンなら間違いなく楽しめます
バッキングのギターも良いね


ALCATRAZZ - Dangerous Games - Dangerous Games ★★★ (2016-07-18 13:19:09)

哀愁のあるメロディとグラハムの抑えた歌唱も印象的です
洗練され大人びいたハードサウンドがカッコいい
普通の事を普通にやる難しさをクリアしてますね


ALCATRAZZ - Dangerous Games - Double Man ★★★ (2010-09-03 00:05:31)

キーボードの使い方も効果的
都会的な響きとグラハムの熱い歌声に酔いしれてください


ALCATRAZZ - Dangerous Games - It's My Life ★★★ (2016-07-18 13:06:28)

The Animalsのカヴァー
LOUDNESSがBoots WalkerのGeraldineをやったのと同じ感覚で聴いてます(ショーケンも歌っていたよ)
グラハムのパワフルヴォイスが似合いますなぁ


ALCATRAZZ - Dangerous Games - Night Of The Shooting Star ★★★ (2016-07-18 13:30:37)

アルバムのラストはアカペラで
お休みなさいと言われているような感覚にとらわれます
アルバムを閉めるのに相応しいムードがある
今作で終わったのが惜しまれますね


ALCATRAZZ - Dangerous Games - No Imagination ★★★ (2016-07-18 13:13:42)

軽快さとハードなビートが効いています
リラックスしてもハンパない声量が聞き手を圧倒するでしょうね
グラハムの歌声に魅了されますね
上手いし凄い
ダニーにもう少し弾かせてあげて


ALCATRAZZ - Dangerous Games - Ohayo Tokyo ★★★ (2016-07-18 13:15:55)

エンディングに向けてOHAYO TOKYOが連発されますね
哀愁のある歌メロ
サビでパッと開けるポップセンスとメジャー感は素晴らしい


ALCATRAZZ - Dangerous Games - Only One Woman ★★★ (2016-07-18 13:24:15)

グラハムの18番
ポピュリズム溢れた一曲


ALCATRAZZ - Dangerous Games - That Ain't Nothin' ★★★ (2016-07-18 13:10:57)

グラハムの歌の巧さを堪能しましょう
パワー漲る熱唱
それでいながらマイルドな感触がエエ
渋い一曲
好きですよ


ALCATRAZZ - Dangerous Games - The Witchwood ★★★ (2016-07-18 13:26:45)

官能的な歌唱と楽曲
アーバンな魅力に溢れていますね
走らないとダメという人は今作すべてがダメでしょうから
グラハムの歌の巧さを堪能できるアルバムの中でも1,2を争う名曲ですね


ALCATRAZZ - Dangerous Games - Undercover ★★★ (2016-07-18 13:09:02)

アーバンでニヒルなサビが印象的
個人的には他の歌メロが好きですけどね
洒落た一曲ですね
ダニー・ジョンソンだからこれでよいのか
インギーやヴァイでは物足りないよね


ALCATRAZZ - Disturbing the Peace ★★★ (2016-09-17 14:44:11)

グラハムと競演を果たした伏竜鳳雛と呼ぶべきか、後にギターキッズから天才ギタリスト崇められるスティーブ・ヴァイの名が広く知れ渡った事でも知られる一枚。メタルをルーツに持たないグラハムにとって曲を書ける、パートナーや正しい方向へ導くプロデューサーが必要なのですが、前作で魅せたレインボー路線のクラシカルHM/HRサウンドの革新的な響きに魅了されたファンにとっては随分とアダルトな雰囲気に包まれた今作のリアクションは悪く(メタル=スピーディーという図式を求める人達にとってはこの上なくつまらないと烙印を押される)、信じられないだろうが来日公演では演奏中にインギーコールが巻き起こったというのだから、当時、このようなサイトや書き込みがあったら事件になっていたでしょうね。
アメリカンプログレバンド『NEW ENGLAND』のメンバーと変化自在のヴァイとの多彩なプレイと楽曲の組み合わせは楽しげでもありスリリングでもある、ニコニコ笑いながら凄い事を難なくこなす、そんなミュージシャンとしての力量がメタルという狭義の中でも最大限の解釈で想像されており、聞き手の資質すらも問うような実に爽快な一枚です。
控えめだがキレのある④、ドラマ性の高い⑤など魅力的な楽曲が中盤に並び、グラハム絶品の歌声が物凄くフィットしている、その魅力が炸裂する⑨⑩の普遍的な響きたるや、ポップでキャッチーなサビをパワフルに歌い上げる⑨Another Victory♪♪だし、一曲の中に多様性がある⑩なんてインギーじゃ絶対に出てこないアイデアであり、両者の特性がぶつかり合うことなく融合を果たしている様のカッコよさには文句なしに太鼓判を押したくなりますね。
でもリアルタイムで聴いていたファンの方やインギー路線に衝撃を受けた方の戸惑いは想像以上だったでしょう。書き込まれるわぁとスッゴイ思います。時代が時代だったら悪意に埋葬されてるでしょう。
メタルをルーツに持たないグラハムがエゴを出しことも無く、またインギーを影を追わせない事で新境地を開けた革新的2nd。バラエティに富んだ楽曲の中でも①は今もって色あせる事のないジャンルを超越したロックナンバーだと個人的には思っています。


ALCATRAZZ - Live '83 ★★★ (2018-06-01 14:38:40)

長らくブート盤が出回っていた1983年10月カリフォルニアで行われたライブの正規品。元々はFMラジオでオンエアーされたものだ。だから録音状態も良くライブとしての生々しさが伝わる。
所謂、すったもんだのあった裏話満載の日本公演前の充実した時期のライブが楽しめる名盤と言えよう。
記録的と言うか資料的な価値も高いのだが、やはりこの黄金期のラインナップによるマジックは確実にあったんだと言う事が確認出来るだけでも聴く価値がある。
Live Sentenceに収録されていない名曲『Jet To Jet』やマイケル・シェンカーの『Desert Song』が聴けるのもファンにとっては見逃せない要素。色んな意味で興味も引かれる内容になっています。
特筆べきはリズム隊も日本公演時よりも好調。グラハムも情緒のないラフさもあるが、圧巻のパフォーマンスで魅了。あの声の強さに圧倒されます。そして主役たるインギーの、正確無比だが息使いも聞こえる荒々しいピッキングの凄さ、そして流麗なフレーズの構築美の素晴らしさ、その独創性豊かなギタープレイは圧巻の一言でしょう。
オフィシャルリリースが遅かっただけに分は悪いかもしれないが、Live Sentence盤よりも、コチラの方がバンドの魅力を体感できるかも知れませんね。
ラストのカヴァーはジョージ・リンチがらしさ全開でリードギターを担当。


ALCATRAZZ - Live '83 - Desert Song (Michael Schenker Group cover) ★★ (2018-07-06 20:25:51)

マイケル・シェンカーの曲でも
容赦なくインギー印をねじ込んでくるのが凄い
今となってはあり得ない組み合わせに興奮しますね
この日は好調なグラハム
いいフィーリングもあるが
恐ろしいくらい噛みあわない瞬間もある


ALCATRAZZ - Live '83 - General Hospital ★★★ (2018-07-06 20:23:39)

LIVE SENTENCEには収録されていないので貴重な音源です
ポップフィーリングとインギー印の融合
両者を楽しめる名曲でしょう
ラフなギターだが要所を締めるのは流石です


ALCATRAZZ - Live '83 - Jet to Jet ★★★ (2018-07-06 20:27:57)

あえてこのリフだったんだろう
バンドを代表する様式美サウンド
荒々しいギターもライブならでは
このフィンガリングもインギーだ
一体感のある演奏は迫力十分です


ALCATRAZZ - Live '83 - Too Young to Die, Too Drunk to Live ★★★ (2018-07-06 20:21:16)

ラジオ用に録音されたライブ音源
ところところ音のバランスが悪くなるが生々しさを生み出している
なんといってもバンドの演奏に一体感があってよい
ある意味爆発寸前といったところなのかも知れないが
インギーの遠慮がちが面白い
グラハムは声が出ているねぇ
レインボー時代のライブ音源ではガナリ一辺倒の悪い癖が出ていたからね


ALCATRAZZ - Take No Prisoners ★★★ (2023-05-23 17:48:37)

囚人を連れてかないで、と訳せるタイトルが実にイイですね。グラハム・ボネットの脱退&グラハムのアルカトラスがあるんだとか?なんだかややこしいのですが、前作Vで見事にV字回復となった我らがアルカトラス、シンガーの座にドゥギー・ホワイトがつき、ギターはジョー・スタンプが継続と、このバンドにとっては適切な人選での続編となりました。
ある意味、野暮ったく淡泊さのあるドゥギーだが、RAINBOWを初めにインギーとの共演もあり、クラシックスタイルのメタルとの相性は抜群、ジョーも俺様ではなくバンドの一員としてシュレッダーぶりを発揮、そのバランス感覚のおかげでバンド感はより強固なものとなった印象を受ける。
今作の素晴らしさはネオクラからの呪縛を解き放ったこと、強靱なリズムは雷鳴の如く閃光を放ち、キーボードは古めかしい音色でサウンドの空間を演出、パワフルで力強いサウンドに深みをもたらしている。どこか英国的な思慮深さとアメリカンパワーメタルな押しの強さが良い意味で混同、ロニー・ジェイムス・ディオは生前、ネオクラ系のギタリストと組まなかったが、もしジョー・スタンプがDIOにいたら、こんな感じなのかな?なんて想像させるスタイルになり、多くのマニアを取り込むだけの求心力を秘めている。

まぁグラハム・ボネットがいないとダメという人は無理に聞かなくて良い、派手さに欠けるし、ドゥギー・ホワイトの声は地味さに拍車を掛けているが、この堅実なメタルサウンドを前に、グラハム云々は野暮であろう。
アルバムタイトルに込められた意味、自分たちらしい音楽を掴んだバンドに隙は無い。メタルが好きじゃないグラハムは、パートナーと公私混同した活動に陥り、相変わらず中途半端なアルバムを作っているのだが、看板を守り先代とは違う味で勝負できる今作もまた、アルカトラスと呼ぶに相応しい作風となりました。
これでイイでしょう。


ALCATRAZZ - V ★★★ (2021-10-15 17:06:17)

海外盤は既にリリースされているグラハム・ボネットがいないアルカトラスのフルアルバム。シンガーの座にドゥギー・ホワイトを迎えたのには驚いたが、オープニングナンバーにも驚かされた。正にインギー時代を想起させるようなド直球のネオクラサウンドに仰天。もう少し、そこは外してくるのかなぁと思ったので本当に驚いたが。よくよく考えたらギターはジョー・スタンプだし、メンバーも初期のラインナップが揃っている。そうならば、こちらの路線の方が規定だったはずである。そういう意味では1stを愛しているマニアにとっては大歓迎の一枚だろう。
格下のメンバーでインギー時代を再現したと言う悪口も聴こえてきそうだが、ジョーの荒々しいピッキングとクラシカルテイストは、インギーのそれとは違うし、ドゥギーもグラハムとはアプローチが違うので、新しい見方も楽しめるでしょう。でもネオクラ様式美系を愛する者にとってのサウンドであるのは間違いない。
前作にあった統一感の無さ、良くも悪くも賑やかなゲストを迎えたのが散漫な印象を与えたのは否めない。今回は話題性は下がったかも知れないが、その分筋は通り期待されている音楽性を真っ向勝負でやり切っている。
ネオクラナンバーが頭2曲と続き、ロッキンポな③が登場、グラハムの声が似合いそうなナンバーが出てきたりとアルカトラスらしさと主役不在感は無きにしも非ずだが、それはアルカトラスがグラハムのバンドと言う側面の大きさが個人的にあるだけですので、そういう余計な先入観を持たなければクラシックメタルとして大いに楽しめるでしょう。
少々野暮ったいドゥギーの節回しも古典臭さを倍増させているのも、若い人には新鮮に聴こえますかね?
インギー、DIO、RAINBOW、RIOTと言ったメタリック様式美軍団大集合の音楽性、グラハムがいれば実現しなかったような空気はある。ここまで○○に偏った曲をグラハムは歌いたがらないだろう?
でも、何故、グラハム抜きのアルカトラスが誕生したのでしょうか?この辺りは商業誌読んでないからチンプンカンプンです。
なんだかんだ言ってもアルカトラスというバンド名ならばネオクラ様式美系が似合います。ジョー・スタンプのギターは素晴らしい、この手のサウンドにぴったりの人材だ。単なるフォロワーでは終わらない個性がある。


ALCATRAZZ - V - Target ★★★ (2022-03-19 01:49:52)

アルカトラスの名に恥じない雰囲気のある一曲
多くのファンが待ち望んだのは1st路線ですからね
ドゥギー・ホワイトも期待に応えています
ジョー・スタンプのギターもクール
裏で支えるキーボードもいいですねぇ
このギターを聴いてインギーと全然違うって言う人いますかね?
圧巻です


ALCOHOLATOR - Escape from Reality ★★ (2017-01-31 20:21:12)

お酒大好きなバンド名が微笑ましいカナディアンスラッシャーが2015年にリリースした2nd。昨今のリバイバルブームも落ち着き、こういった当たり前のことを当たり前に行うバンドが増え、一頃の2000年型の折衷案スタイルではない、まさにピュアスラッシュメタルをひねる事無く再現。あまりにもど真ん中な方向性ですが、当時を知らない若い人にとっては、逆に新鮮に聞こえる可能性も大なので、こういうバンドにはドンドン活動の場を広げてもらってシーンを牽引してもらいたいものですね。
音楽性は初期スラッシュメタルの流れを組むものでアルコール繋がりならTANKARDだし、埃っぽい暴走感は同郷のEXCITERだし、キャッチーだがハードコアパンクスな匂いはOVERKILL辺りかなと楽しみつつ、ノリの良いグルーブ感は全般的にEXODUSだよなぁとなるも、MEGADETH的なダイナミズムもあり、先人たちの往年のスタイルを余すことなく咀嚼する事に成功、その血となり肉となった栄養源を嫌みなく再提示していますね。初期スラッシュメタルに確実にあった、胡散臭いアングラ臭も漂い、絶妙な塩梅なのも懐かしいですよ。


ALDIOUS - Deep Exceed (2013-02-20 18:19:01)

麗しきヴィジュアルを前面に押し出したガールズへヴィメタルバンドの記念すべき1stフルアルバム。彼女達の音源を聞く前にLIVEを見たのが先でしたが稚拙な演奏を前に閉口したものです、勤務時間中に力技で見に行ったLIVEだったのでチョイ残念な気分を味わいましたが、彼女達よりもダメダメなLIVEを経験した事もあるし身構え過ぎたのと会場の雰囲気に飲まれたのがいけなかったように思います(若い女の子の多さにね緊張しましたよ)とは言え演奏もしないエアLIVEがあるわけで女子供を相手に集金する女々しいバンドよりは、はるかに男前で美麗なルックスで勝負を掛けるだけではない本気度が伝わり好感を持ったのも事実です、もちろんLIVE終了後は作品を購入し家で聞いたのですが元がこんなんだったんだと知り大目に見てやろうじゃないですかぁと思いました。ガールズメタルバンドの新たなる先駆者として道を切り開いてくれるのに十分なインパクトを持つ彼女達の存在感、やらされている感は否めないが硬派なリフワークには純然たるメタル魂を感じさせ叙情的なフレーズを奏でるツインギターも悪くない、ハイトーンで歌い上げないことにより、普段はHM/HRに馴染みのない人にもスッとこの世界に魅力を伝え知らしめるの十分なサウンドでしょう。今や普通に唄うバンドが大御所を除いてはアンダーグラウンドの隅に追いやられ肩身の狭い思いをしています。彼女達のような名実共に人気を得られるポテンシャルを秘めた存在を応援しシーンの空洞化を埋め高みへと上っていく姿を見たいものです。しかしもっとPOPなことをやり衣装も変えれば芸能界的な成功も収められるバンドが厳ついHM/HRの世界で凌ぎを削る選択を選ぶとは実に頼もしい限りですね。若い彼女達の成功を願いつつ最近は改めて今アルバムに耳を傾けています。


ALDIOUS - Determination ★★★ (2013-10-20 12:20:07)

水商売ど真ん中の僕にとってアゲ嬢は見飽きたしトキメキ度は皆無なんですが、彼女達の華やかなステージにはやはり目を奪われますね。容姿を問われすぎるのも問題ですがロックスターには一定のスタイルは必要です。イメージ戦略と本格派のバンドスタイルが生半可なイメージを打ち砕き、今作が放つ充実振りは目を見張るのがあるでしょう。器用なベースにパワフルなドラミングとメタル愛に満ち溢れたアレンジが耳を惹きます。艶のあるセクシーな歌声も上々に張り上げて唄うなど歌唱法のテクニックも向上、LIVEで再現できるのかと心配もしてしまいますが並々ならぬ気迫を感じさてくれます。リーダーのギタープレイも見せ場を作りツインギターの絡みの聴き所の一つとなり、トキちゃんの飛び跳ねる姿も目に浮かびます。少々気合の入りすぎかと思わせるスラッシーなリフやアグレッシブなナンバーの数々に彼女達の熱い心意気が伝わり嬉しい気持ちにさせられますね。あくまでも馴染みやすいメロディを軸にアグレッシブさに手ぬるさを感じさせない楽曲からポップな曲も放り込み前作以上に幅を広げつつも作風にブレのない今作、キハツ音源の多さも気にさせない充実ぶりを誇るでしょう。肩肘を張らずに彼女達の楽曲に触れて欲しいですね。女々しいエアーなオカマバンドよりもはるかに男前なサウンドを前に清清しい気持ちにさせられますね。だって彼女達はバンドだもんね。


ALDIOUS - Determination - Carry Out ! ★★ (2013-10-14 12:10:57)

彼女達の王道なメロディアスHM/HRナンバー
この手の曲も歌い手の成長が印象を変えてくれます


ALDIOUS - Determination - Defended Desire (Album Version) ★★ (2013-10-14 11:41:49)

メロディアスな一曲
パンチの効いたハードさが素敵
シンガー的にはこのレンジで歌うのが良さげです


ALDIOUS - Determination - Disclose ★★ (2013-10-14 11:40:12)

今っぽいハードさも映えるアグレッシブな
アルバムのオープニングナンバー
逞しい成長振りも伺える一曲


ALDIOUS - Determination - Eternal Delusion ★★★ (2013-10-14 11:50:42)

ここでもザクザクと刻まれるギター
タイトなリズムプレイ
キャッチーだし王道HM/HRサウンドだ
中音域を駆使する歌もあっているし女性らしい艶を感じさせる
彼女達らしいメロディアスな一曲でしょうね


ALDIOUS - Determination - Mermaid (Determination Mix) ★★ (2013-10-14 12:04:31)

少々やりすぎですかね
女性ならではの妖艶さが光ります
個人的にはなんだかやらされている感もありますが
彼女達の魅力に溢れた一曲でしょう


ALDIOUS - Determination - Spellbind ★★ (2013-10-14 12:06:45)

メロデス風でもあるスラッシーな一曲
メロディアスな唄メロも生かしたアレンジが憎い


ALDIOUS - Determination - Spirit Black ★★ (2013-10-14 11:45:30)

アルバムの頭3曲走りまくるとは
彼女達の本意気度も十分に伝わる
新たなる魅力を開放する攻撃的でアッパーな一曲
ギリギリな唄が評価の分かれ目でしょうね


ALDIOUS - Determination - Wish Song ★★ (2013-10-14 12:00:59)

ポップですがゴリゴリのメタルナンバーです
国産メタルならではの味わいが彼女達の魅力でしょうね
キュートなコーラスにまたまた女子力UPです


ALDIOUS - Determination - 灰の雪 (Album Version) ★★★ (2013-10-14 11:59:08)

甘いメロディも軟弱さなど微塵も感じさせないメタリックなパワーバラード
ファルセットを駆使し優しく歌い上げる姿に女子力UP
パワフルなドラムに器用なベースと聞き所も多い


ALDIOUS - Determination - 夜想曲 ★★ (2013-10-14 12:12:17)

アルバムを締めるのに相応しいスローバラード


ALDIOUS - District Zero ★★★ (2014-04-26 17:16:58)

ヴォーカルの脱退に伴い、新メンバーRe:NOちゃんを迎え入れてからリリースされた待望のフルアルバム。共同プロデュースに我らの御大サーベル・タイ ガーの木下昭仁氏も迎え入れ盤石の体制を引かれましたね。その厳しいサジェスチョンも彼女たちの新たなる魅力を引き出してくれたのかツインギターの絡みは勿論、細やかな面で成長の跡が伺えリフワークなんかも以前よりも魅力的になったと思います。迫力のあるリズムプレイと流麗なギターワークは女性らしい煌びやかな華やかさと厳ついメタルサウンドを高次元で昇華、妖艶なメロディに磨きも掛かりコマーシャル性の高いバラードやミドルナンバーも放り込みバンドとしての個性を更に確立しています。新メンバーRe:NOちゃんもカラオケ自慢の女子高生レベルではない歌を聞かせてくれバンドの危機を回避、個人的にはスケールUPに一役も二役も買ってくれたと思います(LIVEも良かったよ)今作において幅広い楽曲を聞かせてくてた彼女たちが、女だからと舐められない実力と、そして女性ならではの麗しいステージングの二本立という最大の武器を前面に出しメタルバンドとして今後の更なる発展を望みますね。


ALDIOUS - EvokeⅡ 2010–2020 ★★★ (2020-10-10 15:28:01)

R!Nちゃんが正式に加入してか今まで以上に快進撃を遂げる2枚目のリ・レコーディングベスト。本来であれば、彼女たちが地道に続けるプロモーション活動に走るのだが、コロナのせいでライブが行えないのが残念。正直、この唄ならどこかで見てみようと思ったのが正直な気持ちだっただけにである。
バンドの顔である唄が強化されたことにより違うバンドに生まれ変わったという印象がある。嬢メタルという以上、見た目重視のフロントマンは、わき役に助けられる力量不足のアイドル女優が主演する深夜ドラマのような2線級の仕上がりだっただけに、新たに加わった華のある歌える女性の存在は大きい。ただ歌えるだけでなくライブでも安定感がある、これでバンドに馴染んてきたらと思うと、伸びしろの大きさも考えると尚更だろう。
今作も前作同様、バンド本来が伝えたかったメロディアスHM/HRバンドとしての魅力が倍増した。誰が好きか嫌いの話をしているのではなく上手い下手の話のなので、趣味嗜好とは別の次元の評価である。
そりゃANTHEMだって、俺は坂本英三の方が好きだといって、それを非難する奴の方がチェだぜ。でも坂本の方が森川よりもパワーがあると言われたら、それはセンスを疑うことになる。

R!Nちゃんの加入は可能性を広げた。ハードナンバーから彼女のフィールドとなるポップスもイケる、彼女たちが売れるには必要なピースだったろう。多角的にグレードアップされた楽曲、ロックバンドとしての鋭利な感性が研ぎ澄まされグサッと刺さってくる。攻撃的な部分を聴かせるだけではない叙情性もあるバンドだっただけに、R!Nちゃんのスタイルを反映させつつも、メタルヴァージョンとして構築した唄は、メンバーチェンジという不満を押さえ込むだけの力が備わっていた。

過去の音源を愛するファンには申し訳ないのだが、あまり聴き込むことなく埋もれていたが、R!Nちゃん加入後は聴く機会も増えたが、やはり比較するのは可哀そうだ。スタイル云々ではない次元が違うのである。この逸材がいつまで、バンドに留まってくれるかは分からないが、新体制のもと制約から解放された新生アルディアスサウンドを聴きたいものである。


ALDIOUS - EvokeⅡ 2010–2020 - 愛しい男 ★★★ (2020-11-15 19:05:40)

愛しい男で”かなしいおとこ”と読みます
チョコレートプラネットのネタみたいなタイトルですが
このシングル向けのポップなロックサウンドと
ありがちな歌詞が合わさることで妙に生っぽく聴こえます
サビも弾けヴァージョンアップに成功
唄が変われば全てが変わるということでしょう
個人的にどうにも身につまされる話でチョイと懐かしみます
それが好きな要因ですかね
胸がキュンとなって泣けてきますね
大好きな曲ですよ


ALDIOUS - Evoke 2010-2020 ★★ (2020-04-19 15:03:40)

ヴォーカルがR!Nちゃんに交代(これでリンって読むのかな?)、その実力はNAMMショーで行われたステージで証明済み。YouTubeに速攻アップされているんだから、数か月遅れの紙媒体情報の限界を感じましたね。
前任者よりも明らかにレンジも広く柔軟、パワーもあり表現者としての正確性も高く、可能性を秘めたステージでした。

2010~20年までの軌跡を刻んだリメイクベストとなった今作の意味は大きい。ハードなバッキングの上にJ-POPよろしくなメロディアスサウンドが華麗に踊る、実に聴きやすい楽曲が売りのバンド。それは海外のマニアにも、独創性を感じさせるものだろうし、国内外問わず需要のあるものだと思う。
それだけにNAMMショーにおける新ヴォーカルのパフォーマンスには、大きな収穫となったであろう。

彼女たちのライブには過去2回参加した程度。新しいドラムになってからは一度も足を運んだことのないライトリスナーだ。音源も1stをライブの帰りに買ったくらいである。そんなワタクシでも、こういうバンドには頑張ってもらいたい。彼女たちはアイドルではない。楽器を持ちステージに立つホンマモンである。殺人的なスケジュールをこなすトラヴェリンバンドでもある。それだけに、こういう見た目にも麗しいバンドの成功を願わずにはいられない。
彼女たちには、ヘヴィメタルという偏見をなくすような魅力が十分にある。インディーズ時代を入れれば12年戦士の彼女たち、今後は彼女たちに影響を受けたバンドも出てくる。嬢メタルという、ある種の色物的なイメージすらも全て背負いこみ肥やしとて来たバンドサウンドの柔軟さ。世界がそうであるように、日本にもヘヴィなものを好む方が、ジャンル関係なしに聴く健全な土壌が欲しいものである。
ワタクシのような、かび臭いNWOBHMをシコシコと聴き楽しむ、オッサンには無用だろうが、彼女たちには可能性がある。今作には、歌メロの親しみやすさから誘発されるJ-POP臭、名ばかりのロックフェスが横行する世の中でも、彼女たちは違和感なく参加して爪痕を残すだろう。

新シンガーの加入によりドラスティックな改革に進むのか、より一層のハードサウンドへの深化を突き進むのか、ある意味、勝負への布石となる一枚だろう。単なるベスト以上の価値を見出せたアルバムでしたね。


ALDIOUS - Evoke 2010-2020 - Ground Angel ★★★ (2020-06-16 01:40:35)

ヴォーカルが変わり完全に生まれ変わった曲の代表格
日本人ならではの親しみやすいメロディ
刺激的な歌詞もズバッと切れ込み耳を捉えていきます
やはり唄は大切ですよ
いい曲になったなぁ


ALDIOUS - Evoke 2010-2020 - I Wish for You ★★★ (2020-06-16 01:43:57)

このヴォーカルの持ち味はこっちなんでしょうね
たおやかなメロディ
優し気に歌い上げる歌声
J-pop臭すらも味方につけれるのも強い
アルバムのクロージングにこういう曲があっても悪くない
普段なら聴くようなジャンルではないのだが
流れ的に不自然じゃないのもニューヴォーカル加入の戦利品ということだろう
ちょっと泣けるんだよなぁ


ALDIOUS - We Are ★★ (2018-04-17 13:31:15)

所謂、嬢メタルブームの火付け役となったバンドであるアルディアス。メンバーチェンジやレーベルの移籍などあったけど、解散することなく継続しているのは素晴らしい事ですね。正直、ちょっと話題になると便乗商法が表れるのが日本の芸能界の悪い癖で、粗悪品がゴロゴロと散見。特にBABYMETALの成功は恐ろしく、次から次とゲテモノブームが舞い起きているのが怖いッス。

そんな嬢メタルの先駆者としての貫禄はサウンドに表れているのですが、今回もメタルありポップロックあり、歌謡曲ありと多様性のある作風で勝負。演奏面など出来過ぎ感もあったりとチョイと盛り過ぎな面もあるのだが、プレイヤーでもなければさして気にもならずに楽しめるでしょう。メタルバンドとしての純度を薄める事に抵抗のあった初期とは違い、やはり商業的な面をフォローするようになった事は多くのファンを取り込み、求心力を高めているという点も今作に反映されていると思います。
ダイハードなメタルマニアにとっては許せない面もあるけど、女性だから云々で否定するのはチョイと違うので多様性という観点で楽しんだもの勝ちでしょう。
個人的にはハードなバッキングに乗せて中島美嘉が歌うみたいなバンドになったと思っているので、熱心に聴くことはないのですが、シンガーの資質を考えると、こちらの方がしっくりきますね。⑨で聴けるバンドサウンドに充実ぶりには目を見張るものがあります。


ALDIOUS - We Are - We Are (2018-04-17 13:35:47)

アグレッシブなリフワークが耳を惹きますね
苛烈さとしなやかさ
このバンドの魅力が端的に伝わるでしょう
タイトルトラックを連呼するコーラスパートの仕上げ方も女性らしくてエエ
ありがちな王道パターンを上手く料理していますよ
この曲に歌い手が合致していると思えるかが評価の分け目でしょう


ALDIOUS - We Are - 愛しい男 ★★ (2018-04-17 13:39:28)

かなしいおとこって読むらしい
チョコレートプラネットのカラオケコントみたいになっているぞ(笑)
もう少し突き抜ける歌唱スタイルで聴きたい
声も裏返るしね
喉を鍛えましょうよ
甘いメロディが映えるソフトサイドを代表する曲
軟弱なのではなくメロディアスなのですよ


ALDO NOVA - Aldo Nova ★★★ (2018-02-07 19:59:04)

今やプロデュースやソングライターとして知られる存在となり、アーティストとしては忘れ去られた感のある天才マルチプレイヤーのアルド・ノヴァ氏。彼の名前を一躍世に知らしめる事になった記念すべきデビューアルバムがコチラになります。
ハードなギターと鍵盤楽器を軸に、キャッチーかつ優美なメロディが華麗に舞い踊るという手法をとっており、ポップな曲調なのだが、猛烈な哀愁美を擁したメロディや、渋く光る叙情性も完備、産業ロックと揶揄される音楽性かも知れませんが、随所に拘りの演出を設けており、甘美なハードポップナンバーの上を軽快なリズムが踊る⑤なども収録、軟弱な要素よりも、本格派の設えを施したハードポップの名盤としてメロディ派のマニアに強く勧めたい一品ですね。
REO Speedwagonあたりと比較される事も多い彼らでしたが、甘美な歌声に絡む哀愁美にはカナダの風を強く感じるし、その本格派の音作りは、むしろASIAからプログレ臭を取っ払った音楽性とも思え、コンパクトな楽曲に、こだわりの展開を持ち込む辺りにも、玄人好みのアレンジセンスが光り、視聴後の満足度は高いでしょう。
歌を前に出した軽めのサウンドプロダクションが気になるし、中性的な歌声も苦手な人もいるでしょう、でもハードなギターを嫌みなく聴かせるバランス感覚は秀逸かと思いますよ。


ALDO NOVA - Subject ★★★ (2022-08-23 13:28:43)

昨日SHOGUNの幻の3rdを聴いていたら真っ先に頭の中に浮かんだのが今作でした。ある意味、現在はソングライターとしての方が名が通っているようにも感じますが、最近もアルバムもリリースしているので現役感は損なわれていないかと思います。
イマイチ、自分の曲もモノにしていないと影口を叩かれる雰囲気重視の歌い手というかマルチプレイヤーなのだが、このアルバムを聴けば、あれ?これどこかで聴いたことがあるぞというデジャブに遭遇する場面も多々あるでしょう。タイムスリッパーな感覚になるのは、彼が自分のアイデアを惜しげも無く、他のアーティストに提供しただけに過ぎません。こちらが本家なんですよと言いたいです。合間にSEを挟んだ事で、あれ?曲が始まんねぇなぁ?と錯覚する場面もチラホラありますが、曲の良さは折り紙付き。
個人的にも仲間内でも、アルド・ノヴァと言えばこっちだろうというファンも多いというのがポイント。やはり日本人好みの哀愁が散りばめられている今作には普遍的魅力が備わっています。
シャレもんの唄モノロックをイケるぞというメロディ派のマニアには勧めたいですねぇ。


ALEX MASI - Downtown Dreamers ★★ (2017-07-11 15:24:51)

イタリア人ギタリスト、アレックス・マシ率いるバンドの2nd。前作から大幅にメンバーチェンジ、ベースに北欧のTorchのギターだったクラウス・ワイルド。ヴォーカルには様式美サバス路線の本格派バンドValhallaやマット・ソーラムのいたHawkのデヴィット・フェフォルトにチェンジ、メンバーチェンジがもたらした効果なのか前作で感じられたぎこちなさが解消。後に大成する片鱗を感じさせるインストの⑥を皮切りに、所々でネオクラフュージョン風味のギターもねじ込まれますが、前作以上に楽曲中心の姿勢を見せており、より洗練されたバンドサウンドへと進んでいます。
とは言えマシと言えばこの曲だというようなリーダートラックが見当たらないのが視聴後に残る地味さがあり、攻撃的な疾走ナンバーやライトなアメリカンロックがあったりと、やや統一感に欠ける面も実は気になる所、その辺りが一般的な評価を下げる最大の要因でしょうが(不安定さと単調さが、ない交ぜになっているのも更に拍車を掛けている)、その一芸の足りなさを嘆くよりも、色気のあるパートや曲を聴かせると言う姿勢に耳が持って行かれますね。改善点の多さが逆に面白さに転ぶのだから不思議なモノです。オーソドックスなHM/HRサウンドに欧州特有の哀愁がねじ込まれるメロセンスが嫌いになれないんですよね。


ALEX MASI - Fire in the Rain ★★★ (2017-07-10 14:56:03)

イタリアから渡米してきた若きギタリストがMetal Blade Recordsに見出され1987年にMASI名義でリリースした1st。なんでもMetal Blade Recordsに所属していた黒人アーティストによるスピードメタルバンドSound Barrierのギタリストの座に収まり、その後主役たるアレックス・マシを売り出そうとしたのが今作制作の過程らしくメンバーもSound Barrierのメンツがバックアップ、マシのクラシカルなテイストを感じさせるメロディックなギターを中心とした叙情派アメリカンロックを披露、フランキー・バネリも客演したりと、マニアを惹きつける要素も多分にあるかと思いますが、ミドルナンバー中心の楽曲故に堅実さが地味さが逆に地味に映る事があり、その辺りが評価を分ける要因でしょう。歌い手がSound Barrierとは違い血管剥き出しで歌っていない分、この手のサウンドにマッチしていたり、何よりネオクラギター全盛の時代に、テクニックよりも総合力で勝負を掛けてきたバンドサウンドは中々のお手前かと思いますよ。ヨーロッパの血を感じさせるの憂いのあるメロディ、そのセンスが楽曲に生きているのも印象的でした。
後にソロギタリストとして大成功を収めるアレックス・マシ氏、次のアルバムなんてボロクソに叩かれましたからね。口は災いのもとです。この時、誰が予想出来ましたかね。彼が成功する姿をさぁ。


ALEXANDER KLAWS - ATTENTION! ★★★ (2016-06-12 20:25:21)

ドイツのスター発掘オーディション番組での優勝をきにプロデビューを果たすアレクサンダー・クラウズの3rd。偶然店内で掛っていた今作を聴き、癒しのAOR系ソフトロックサウンドに魅了。この手の歌を歌うのにピッタリのマイルドでスウィートな声、親しみやすい甘く切ない哀愁のメロディが胸を打つ歌モノ好きな方ならイケるでしょうね。時代が時代ならZEROコーポレーション辺りが目をつけてもおかしくない出来栄えなのですが、ほぼロック色は皆無、ハードなモノが好きな方には進めませんが北欧きってのメロディメイカーとして知られるミカエル・アラードソンのソロが好きなら方ならピンとくるでしょうね。②も好きだし、ベタだけど女性シンガーとデュエットしている⑧も名曲ですね。洗練された優美さにうっとりです


ALFEX - 4carat ★★★ (2021-06-26 18:35:18)

高濱祐輔のソロで1曲歌い、WENDYというガールズロックバンドでシンガーを務めていた村野麗羅と大沢洋恵らが中心となり結成された女性4人組によるハードポップバンドの5曲入りEP。高濱祐輔の助力を得て作り上げたのは歌謡テイストも満載の歌モノロックを披露。出るところでは出ると言うハードテイストも強めのバックを従える村野嬢ですが、中音域はまずまずも、突き抜けて欲しいところで籠ってしまい、歌メロの良さを生かし切れていない、もどかしさも顔を覗かせ、やや不安定な映るのが難点、その辺りの嗜好が評価を分けるでしょう。

時代は1998年、白を基調とした衣装はちょいエロな大人の雰囲気を醸し出すも、地方のキャバクラ的な匂いも漂い、栃木あるいは、赤羽に迷い込んだ気分にさせてくれた。
改善点はあれど、今でも定期的に聴きたくなる魅力がある。ぶつくさ文句を言いながらも良い点を愛で楽しめる我が身の特性を生かしての話なので、名盤だと大風呂敷を広げるつもりはないが、機会があれば耳にして欲しいレアものです。


ALIAS - Alias ★★★ (2014-01-07 17:01:38)

若い時分なら確実に見向きもしなかったメロディアスなAOR系サウンドなんですが、今や主食となる分野へと昇格するとは驚きます。品行方正なロックサウンドが放つ極上のメロディにロックのもつ胡散臭さや粗暴な部分は皆無で雰囲気もののワイルドさも感じさせませんが、そこに癒しと安らぎを覚えます。収録させた楽曲群にしまりの悪いゆるさも感じなくもないですが、時には耳に優しいハードサウンドに寄りかかり甘えてみたいものです。安定感のある演奏も堂に入ったもの、新鮮味などありませんがメロディアスな楽曲群とシンガーの美しいハイトーンヴォイスが普遍の魅力を放ち素晴らしいアルバムへと昇華してくれています。AOR系の甘めのハードサウンドをお探しの方なら安心の一枚ですよ。もうチョイ辛めの方が個人的には良いのですが、この甘さもクセになりますよね


ALIAS - Alias - After All the Love Is Gone ★★★ (2014-01-07 16:35:53)

サビメロがっ!!
胸キュンや~ん
甘いね
虫歯になるくらい糖度も高めですが
スパイスが効いたハードさもありますよ
ソロの入り方とか大好きだもんね


ALIAS - Alias - Haunted Heart ★★★ (2014-01-07 16:26:25)

甘いね
大人ですな
甘いわ
仄かな哀愁と美しいコーラスワーク
良く伸びる歌声
切れ込んでくるギター
甘めのAORロックです


ALIAS - Alias - Heroes ★★★ (2014-01-07 16:31:17)

お約束感満載ですが
良いものは良い
ベタに泣かされます
パッと視界が開ける爽快感あるサビメロが素晴らしい


ALIAS - Alias - More Than Words Can Say ★★★ (2014-01-07 16:37:31)

澄み切った歌声が優しく抱きしめてくれます
ええバラードですよ
甘いねぇ


ALIAS - Alias - One More Chance ★★★ (2014-01-07 16:39:59)

タイトルからして甘酸っぱいよね
哀愁のメロディアスHM/HR
大好物ですよ
伸びやかなハイトーンが大映青春ドラマばりのサビメロを歌い上げます
伊藤かずえの姿が目に浮かびますね


ALIAS - Alias - Say What I Wanna Say ★★★ (2014-01-07 16:24:09)

甘いね
王道AOR系のHM/HRバンドサウンドです
軟弱にならないアレンジが男前ですな


ALIAS - Alias - Standing in the Darkness ★★ (2014-01-07 16:43:55)

アルバムのラストを飾る
ポップで豪快かつ爽快な一曲
ポジティブな気持ちになりますね


ALIAS - Alias - The Power ★★ (2014-01-07 16:29:24)

スライドギターも大活躍
タイトルが示す豪快さも出しつつありますが
明るめのサザンロックです


ALIAS - Alias - True Emotion ★★★ (2014-01-07 16:41:59)

イントロで奏でるピアノの音色も爽快感溢れるサビメロも
甘い雰囲気がバッチリと伝わります
この手のAOR系癒しのハードサウンドが似合うシンガーですね


ALIAS - Alias - Waiting for Love ★★★ (2014-01-07 16:27:43)

ハートのメンバーがいるだけに
その路線を彷彿とさせます
甘めのトーンにキュンとさせられます


ALIAS - Alias - What to Do (2014-01-07 16:33:35)

優等生が不良の格好をしてみました
みたいな感じがしますかね(笑)
豪快ですが置きに行った感があるキャッチネスぶりがね


ALICE COOPER - Trash - Bed of Nails ★★★ (2021-05-28 13:21:39)

狙っていますねぇ
売れ線ですが
アリスの不気味さを上手く出しています
viva80年代ですよ
メインストリームだねぇ
でも刺激的なハードさがある
そこがカッコいい


ALICE IN HELL - Creation of the World ★★★ (2017-06-26 14:24:47)

関東を中心に活動するトリオ編成のスラッシュメタルバンドが2014年にリリースした1st。バンド名からジェフ・ウォーターズを思い出しますが、あそこまで難解な構成の楽曲はありませんが、一口にスラッシュと括るよりも多様性のある音楽性を下地にしており、マイケル・シェンカー風のインスト『THE BATTLE OF ULSTER』や7分超えの大作ナンバー『CRY FOR WAR』などは彼らのルーツたるNWOBHM風味もあるし、分かりやすり暴走R&Rチェーンやテクニカルな面を強調した印象を受ける『TIME TO DIE』などの合間にストレートな疾走ナンバーを設け、バランス良く聴かせる手腕は1stとしては見事でしょうね。
ザクザクと刻まれるヘヴィなリフワーク、ある意味、クラシックなサウンドを支えるドラミングの旨み、ダーティーな歌声も映える埃っぽさの漂うピュアスラッシュサウンドにオジサンとしては耳が持って行かれましたね。
フレッシュ感と、いい意味でのヴィンテージ臭が見事に合致している、そのセンスと表現力の高さに目を見張りましたね。今年の5月には2ndをリリースした彼ら、今後も目が離せない若手スラッシュバンドでしょう。今作における8曲入りで30分を切るランニングタイムも気に入りました。無駄を省いていて凄くエエよ。


ALICE IN HELL - Creation of the World ★★★ (2018-09-24 12:17:36)

↑火薬さんに刺激を与えられて良かったです!!


ALICE IN HELL - The Fall ★★★ (2018-09-10 12:47:57)

関東のスラッシュシーンを支える若手のトリオバンド。自らをヴィンテージスラッシュと呼んでいるように、実に清いスタイルのピュアスラッシュサウンドを叩きつけてくるバンドだったが、今作もその呼び名に相応しい往年の感性を今の時代にアップデートしたサウンドが獰猛な肉食獣の如く聴き手の喉笛に噛みついてくる。アイデアを纏め上げる構築力の高さ、マシーンの如き冷徹さとエモーショナルな有機的感性がぶつかり合い、それは小爆発を繰り返しながら激しく突っ込んできました。
古い事をまんまやることは難しい事ではない、しかしそれはもろ刃の剣の如くバンドにダメージを与える。その難業に真っ向勝負する姿に頼もしさを感じますね。
スラッシュメタルの魅力は速さだけではない、同様に魅力的なのはへヴィさだ。そして巧みに導入される変拍子、スリルを伴うメロディの外し方、にくい演出が見事に冴えわたっていました。
スラッシュ寄りのパワーメタルとも言えるバンドだが、シーンにとっては貴重な存在なので歩みを止めずに頑張って欲しいですね。


ALICE IN HELL - Thousand People Sword Kill ★★★ (2019-12-13 20:08:32)

我が国を代表するオールドヤングスラッシャーの2019年リリースの最新作。期待を裏切らない構成や、先人達からの影響を包み隠すことなく、ど真ん中で鳴らす事により、自分達が何者であるかを明確にアピールする事に成功。真新しい驚きはないかわりに、自らが愛するへヴィメタルのルーツたるプレイの数々を存分に取り込むことにより、見事リサイクルする事に成功している。

基本路線となる腕っぷしの強い男らしさ、メロウな曲はよりメロウに、ワイルドな曲はより荒っぽく、そういったメリハリをつける事で、スムーズに最後まで聴けるような構成力もアルバム単位で語れる魅力だろう。中々国内ベースだと、支持を受けずらい音楽性なのかもしれないが、王道を行く暴走サウンドのカッコ良さは、世界中に需要があるでしょう。より高みを目指して活動して欲しいですね。ちなみにジャケットを手掛けたのはブラックエンジェルスでお馴染みの平松伸二先生ですよ。


ALIEN - Alien ★★★ (2013-04-19 16:28:03)

このアルバムにはVoをピート・サンドベリに変えてリミックスを施した(U.Sリミックス)ヴァージンレコード盤邦題「ALIEN(炎の彼方に)」とジム・ジッドヘッドが唄うオリジナルヴァージョンの二枚が存在するのがややこしいですよね(オリジナルヴァージョンは2曲多い12曲収録で収録曲も違うからファンは戸惑うし二枚所持させてしまうマニア泣かせの一枚)レインボーなどに感化された透明感溢れる北欧ならではの叙情性のみならず洗練されたポップセンスを導入した今作の聞きやすさは秀逸で一つ一つの美旋律が放つ輝きは半端なく1stアルバムとは思えない極めて芳醇なアイデアが詰め込まれている。深みのある憂いを帯びた歌声のジム・ジッドヘッド、ヴァージョンも素晴らしいが、キャリアは浅いが期待に十分に答えた癒しのハスキーヴォイスが潤いを与えるピート・サンドベリ、ヴァージョンもアメリカでの成功を踏まえた垢抜けた作風に仕上げ(泣きのバラードMIRRORや華麗なる様式美ナンバーDREAMERをカットしたのはそういうことでしょう涙)その違いを是非とも楽しんで欲しいですね。過去の遺物なのかも知れませんがポップで爽やかなAOR系の欧州産メタルの最高峰に位置する今作はマニアならずとも聞く価値ありです。


ALIEN - Alien - Brave New Love ★★★ (2007-08-08 10:36:30)

北欧メロディアスナンバー 美旋律が鼓舞してます
実に美しい それでいて力強さを兼ね備えた名曲です
当時はヨーロッパ以来の衝撃を受けたと感じました


ALIEN - Alien - Dreamer ★★★ (2013-04-19 16:46:52)

叙情性と程よい密度の緊張感
繊細さとポップセンスを散りばめた名曲
ねっとりとした節回しは様式美系の楽曲にギラリと光を放ち
奥行きを広げるKey
バンドの顔であるトニー・ボルグのらしさ溢れるプレイ
ライトな感覚も忘れていない愛すべき世界観が煮詰められた名曲


ALIEN - Alien - Dying by the Golden Rule ★★★ (2013-04-19 16:39:53)

様式美を溺愛する身としては見逃せませんね
キラキラしてなくとも叙情性と哀愁に気品溢れるメロディ
サビメロの躍動感に泣かされます
ジム・ジットヘッドのコブシの聴いた節回しが良いですよね


ALIEN - Alien - Go Easy ★★★ (2007-08-08 10:25:35)

哀愁のメロディアスハードナンバー 北欧ならではの甘さが気にならない人ならグッとくるでしょう ツボを押さえたアレンジが素敵


ALIEN - Alien - I've Been Waiting ★★★ (2007-08-08 10:32:37)

力強いリズムが躍動するミドルナンバー
ギターソロが熱い 北欧のリッチーブラックモアの名に恥じないプレイをきかせてくれる


ALIEN - Alien - Mirror ★★★ (2013-04-19 16:48:59)

アメリカ人にはウケないのでしょうか?
優しく涙を誘発してくれるバラード
透明感溢れる至極の一曲です


ALIEN - Alien - Now Love ★★ (2007-08-08 10:41:23)

ギターソロにハッとさせられますアメリカンな北欧メタルです
ブリッジのメロが良いな


ALIEN - Alien - Tears Don't Put Out the Fire ★★★ (2007-08-08 10:22:04)

アメリカンナイズされつつも北欧らしさを失わない
ハードポップナンバー 女性シンガーに唄ってもらいたいなぁ
と感じるくらいセンチメンタルな雰囲気がします


ALIEN - Alien - Touch My Fire ★★★ (2018-06-08 14:03:10)

甘いねぇ
メロウだねぇ
でもベタつかないのが北欧なんだね


ALIEN - Alien - Wings of Fire ★★★ (2013-04-19 16:36:10)

爽快感あふれる甘美なメロディが
優しく頬にキスをしてくれます(ON AND ON)
甘いわ 北欧メタルですね
ALIENですよ


ALIEN - Alien(3rd) ★★ (2007-08-08 11:05:00)

Voがダニエル ザンゲル ボルフに代わり 彼の野太く力強い声質を生かしソウルフルかつダイナミックなフィーリングを取り入れつつ叙情的で美しいメロディを配た名盤となっています 当時は北欧と言えば透明感溢れる唄と感じていたので 最初はアレッて思いましたが 聴きこむうちに好きになりました


ALIEN - Alien(3rd) - My Love ★★★ (2018-06-08 13:59:42)

冷ややかなメロディは北欧ならでは
野太いダニエルの歌声を生かした新生エイリアンサウンドが楽しめる一曲
これは90年代仕様だったんでしょうね


ALIEN - Alien(3rd) - Take Me to Heaven ★★★ (2007-08-08 10:51:44)

voのダニエル ザンゲル ボルフは野太く力強い喉の持ち主
彼の声質を生かしソウルフルだがらしさを失っていない北欧ならではのリリシズム溢れる名曲です


ALIEN - Best & Rare - Eagle (B Side Angel Eyes) ★★★ (2017-03-15 15:40:05)

サビだけ歌があるというハーフインストと呼びたくなる一曲
トニー・ボルグのギターが泣きまくりの歌いまくりなので歌は入らないのだが
これも歌入りの予定だったのかなぁ?と推察しますね
それにしても胸にグッと迫ってきますね


ALIEN - Best & Rare - Easy Livin' (Single Version) ★★★ (2017-03-15 15:07:31)

所謂ピート・サンドべりヴァージョンがリリースされた後に世に出たシングル
ピートの若々しい歌声を堪能できます
甘く切ない北欧サウンドに胸キュンですね
軽やかだねぇ
突き抜けてるわ


ALIEN - Best & Rare - Headstrong (original Single) ★★★ (2017-03-15 15:18:11)

ジムの繊細な歌声が映えますね
北欧ロマネスクオーロラサウンドがキラキラと輝いています
今ではすっかり北欧でも見かけなくなったサウンドですね


ALIEN - Best & Rare - Hot Summer Nights (B Side Turn on the Radio) ★★★ (2017-03-15 15:34:24)

アルバムShiftin' GearからシングルカットされたTurn on the Radioのカップリング
ピートの絡みつく切ない歌声が映えますね
軽めのハードポップナンバーだが手練手管の名手たちがそう簡単に聴かせてはくれない
グッと胸に迫ってきますよね
北欧の風が狂おしいほど吹いていますね
この曲はWalter Eganのカヴァーです