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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2801-2900

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2801-2900
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DEF LEPPARD - High 'n' Dry - Another Hit and Run ★★★ (2021-06-28 17:16:50)

狙っているねぇ
狙いすましていますね
①と③の間にこの曲があるのは心強い
ジョー・エリオットが苦手なのでハマらないが
イケる人にはたまらんでしょうね
ポップさとチョイ足しハードなテイストはスパイスが効いています
上手いことやっているわ


DEF LEPPARD - High 'n' Dry - Lady Strange ★★★ (2021-06-28 17:13:48)

哀愁のメロディが映えます
いい意味でのメジャー感とマイナー臭のが完全にマッチ
英国ロックの持ち味とも言える空気がたまらん
愛しさと切なさと心強さが満載です


DEF LEPPARD - High 'n' Dry - Mirror, Mirror (Look Into My Eyes) ★★★ (2021-06-28 17:19:30)

初期ならではの味わい
どこかダークでミステリアスな雰囲気も漂います
そこにポップセンスも練り込み大衆性を補完
実にアーティステックな顔を覗かせている
後の売れ線スタイルからは想像も出来ないが
その片鱗も同時に伺える
このバンドが後続の英国勢に与えた影響は計り知れないのでね


DEF LEPPARD - High 'n' Dry - Switch 625 ★★★ (2021-06-28 17:07:14)

このアルバムの中で一番好きな曲です
哀愁のメロディが絶妙ですよね
テクニカルではないが聴かせ方が上手いギターチームも素晴らしい


DEF LEPPARD - High 'n' Dry - You Got Me Runnin' ★★★ (2021-06-28 17:08:18)

リジー風とも言える哀愁のメロディ
サビの味付けも嫌味になっていない
コーラスワークも秀逸だね


DEF LEPPARD - Hysteria - Love Bites ★★★ (2020-10-16 14:26:16)

売れ線ですねぇ
売れ線志向を極めている
ロック度は激薄だが時代を射抜いている
新生デフ・レパードを決定づけたようなバラードタイプのヒットソング
反則負けである
個人的にはコッソリ聴いていた想い出の一曲
フラれら後に良く口ずさんだなぁ(涙)


DEF LEPPARD - On Through the Night ★★★ (2021-06-20 18:17:00)

全米で大成功を収めたバンドの1stは実にオーセンティックな英国スタイルを基礎としたバンドサウンドで勝負。オープニングから英国的な煮え切らないメロディとリフワークが耳を捉えるも、②ではハローアメリカときたもんであれっとなるが、③以降は英国スタイルに戻り攻撃性と叙情性を巧みに操っている。
とは言えシングルとして先に世に出しているのは②なので、このバンドが目指しているのはアメリカの成功だったんだろうと推察は出来る。
イギリスなんて小さい国から抜け出しアメリカで成功してやると言う野心めいたものを、成功後に聴けば感じる事が出来るかも知れないが、この時点で彼等がヒステリアを作るとは夢にも思えないだろう。

デビュー期がNWOBHMと重なるためにムーブメントの重要なピースとして語られる機会もあるが、彼等の音楽性をNWOBHMと解釈できるのは今作くらいだろう。2作目からプロデュースも含め、随分とアメリカを意識した作りになった。しかし、このバンドの成功は、他のバンドにも多大なる影響をもたらし、音楽性が変遷したバンドもいたのは間違いない。
そういう意味でも彼等はNWOBHMの星だったろうが、音楽性だけで括るなら今作以降は、別のスタイルとして論じられるバンドであろう。個人的にはNWOBHM出身と言う概念で接することはない。大人の力で音楽性を変えたのではなく、自らアメリカ進出を目指していたからに他ならない。

個人的に、愛聴する機会が一番多いのは今作と言うのも影響している。この英国的な陰りを含んだマイナー臭と、ポップセンスの妙、歌い手の甘さと軽めの声質も上手く機能、危険でグラマラスな空気も感じさせ妖しげで火薬の匂いがするロックサウンドを築き上げている。特に⑤みたいな曲は、初期ならではの味わいとも言える。

今作には、ラフなパワーが内包されている。その満ち足りたエネルギーはNWOBHMムーブメントと化学反応を起こしバンドをステージへと昇らせた。そこから、洗練された方向に舵を取り、見事に地下インディーズミュージシャンから脱却したのだが、今作で聴ける未熟で粗削りな面が、とてつもなく魅力的に感じる。
このリフもリズムもメロディも英国ロックならではと感じさせる場面も多いだけに余計にそう思う。個人的には捨て曲なしの名盤ですよ。

デフレパードなんてヒット曲満載のモンスターバンドという認識を持っている若い人も多いだろうが、デビュー期の彼等はメタルを愛する者の耳を刺激しますよ。洗練されたメジャー作品に慣れ親しんだ人には田舎臭い音に聴こえるでしょうが、マニアならば活況するシーンの合間を力ずくで抜け出してきたバンドであることを確認できるはずです。


DEF LEPPARD - On Through the Night - Hello America ★★ (2021-08-18 13:17:28)

シングルとして2度も世に出ている曲
タイトルも含め彼等のメッセージはこれなんだろう
何度も繰り返されるタイトル
嫌でも耳に残りますね
ポップなロックです


DEF LEPPARD - On Through the Night - Rock Brigade ★★★ (2021-08-18 13:15:09)

英国的な哀愁美と適度な大衆性
既に殻を破らんとする野心も感じる
デビュー期に巻き起こったNWOBHMを利用する形でデビューに漕ぎつけた印象も強いバンド
今この曲を聴けば色んな深読みをしたくなりますよね


DEF LEPPARD - Pyromania ★★★ (2021-06-28 17:38:53)

勝負作となる3枚目のアルバムは前作の流れを組むが恐ろしい程メジャー感を強めてきた。個人的にはやり過ぎな印象も拭えないが、ド頭からハードテイストを極上のポップセンスを用いり料理、その味付けは万人に受け入れられるものであり、全編に渡り親しみやすさの中にロックなスパイスを効かせている。ある意味、捨て曲なしの名盤となるのだが、実はリリース当時、批評家の評判は良くなく凡作と言うレッテルを貼られたと言うのだから驚きである。

セールス的に売れたから肩を持つのではなく、音楽として洗練されたものであり、コマーシャル性の中にロックバンドとしての牙を隠している質の高い一品だったのだが雑誌の影響は強く当時の日本では苦戦を強いられた。
今の若い人には信じられないだろうが、それほど、一雑誌の影響力が及ぼされるジャンルの音楽であり、日本人は恐ろしいくらい権威に弱い、自分の耳を信じることもなく一批評家の論理に流されるほど、意志がなかったのが80年代だったと断言しよう。そして次作のヒットにより、どれだけの人が手のひら返しをしたかは忘れられない出来事でしたね。
ワタクシ、個人もその姿を見て信用できる相手か否かを見定める事が出来たので違う意味で助かっていますけどね。まぁ、このバンドをNWOBHMの括りに入れるのも微妙だし、そもそもNWOBHM四天王なんてミュージックライフだけの話なので一般的な解釈ではない。ましてや世界では通用しない話でもある。

若さ溢れるエネルギッシュなプレイ、そして洗練された大衆性に塗された哀愁、基本はロックバンドであると言う尖った感性、それらが渾然一体となりバランスよく自己主張することで勝ち得た音楽性と立ち位置は、埋もれていたNWOBHM勢にも刺激となり、多くのクローンを生み出す事にもなった。


DEF LEPPARD - Pyromania - Stagefright ★★★ (2021-07-02 19:23:18)

絶妙なメジャー感とハードな質感
メロディアスさが丸みをおびさせている
聴かせ方が上手いがやってんなぁと面は喰らった


DEF LEPPARD - Retro Active - Desert Song ★★★ (2021-08-18 13:23:22)

今聴けば当時ほどの拒否反応は出ないでしょう
時代と折衷したメロディアスハード路線
ダークで妖しげな空気とポップセンス
コーラスの重ね方などいかにもです
今の若い人の方が良い評価を下すでしょうね
加工しすぎたビックヒットアルバムよりは聴き応えがある


DEF LEPPARD - Retro Active - Ring of Fire ★★★ (2021-08-18 13:20:08)

初期の匂いがしますねぇ
丸ごとアメリカンになれない情緒にバンドの本質を見ます
日本人好みの哀愁が滲むメロディと
大味に感じさせない丁寧な作り込みが耳を惹くでしょう


DEFIANCE - Product of Society ★★★ (2022-04-07 17:02:45)

スラッシュ第二世代にあたるバンドになるのだが、その世代からの影響も強いバンドの1st。歌い手の小型チャック・ビリー感がさらに模倣犯確定具合を強めるのだが、そこを逆手にオススメしたい。リバイバルブームは完全に定着、むしろ、この手のスタイルは若い人たちにも受け入れられている昨今、大物達の作品を聴き、あそこがどうだとか、ここがイマイチみたいに感じるが、それは、そのレベルの大物しか聴いていないだけで、このクラスに手を出すと随分と、それまでの評価を改めてしまうモノです。

このバンドは大きな個性や魅力には乏しいかも知れないが、大物クラスの良さを思いっきり確認させてくれるような普通感が丁度良い。なによりベイエリアスタイルを踏襲するスラッシュメタル第3世代と呼ぶに相応しい音楽性を披露しており、その実直な今こそ再考されるべきバンドのような気がする。


DELIVERANCE - Deliverance ★★★ (2019-07-12 13:58:06)

カルフォルニアのクリスチャンスピード/スラッシュHM/HRバンドによる記念すべき1st。日本でクリスチャンのHM/HRと言えばSTRYPERが有名だろうが、アメリカではかなり多くのバンドが存在しており、もし日本がもう少しキリスト系の信者が多ければ、熱心なロビー活動の元に、多くのバンドが紹介されたでしょうね。ちなみにメタル系に限らず旬の音楽性に寄り添い、数多くのクリスチャン○○を世に送り出しています。

このバンド、実にオーセンティックな音楽性を下敷きにしています。その為に新しい発見は幾度なが、代わりに堅実な作り込みを実施、型にハマり過ぎかもしれないが、理論整然とした音楽性は、パワフルかつメタリックなサウンドを求めるマニアには大いに訴えかけるものがあるでしょう。無駄のないドラマ性と言うのも頼もしい限りだ。

多くの先人達からの影響を包み隠さず継承、それは所謂BIG4と呼ばれるバンドからもバトンを渡されている音楽性だ。全体的に程良い緩みと、激烈な刻み、押しの強いスピード感よりも構成で聴かせるサウンド、その一体感溢れる音楽性に隙は見られない。個性の薄さが聴きやすさに繋がっているのも個人的には好印象。そしてアメリカのバンドのありがちな陽性な部分よりも、光沢のある濡れた質感が強いのも興味の惹かれる要因だ。その魅力はNWOBHMからの影響も強い⑧などに顕著に表れている。多様化された今だからこそ見直されるべき古典サウンドですよ。


DEMOLITION HAMMER - Epidemic of Violence ★★★ (2017-11-18 16:46:21)

自棄のやんぱちやけっぱちと言わんばかりに、目に入るものすべてをぶち壊しながら突撃してくる様が痛快極まりないですね。
小細工無用とにかく一気呵成に突っ走ります。耳をつんざくばかりの鋭角的なギターサウンドが、恐ろしいまでの殺傷力を伴い切れ掛かってくるんだからね。ブレーキなど踏むきのない暴走ぶり、その一体感を生み出すタイトなリズムプレイにも悶絶します。
SLAYERあたりにも通ずるハードコア・パンクス勢譲りの加速力と、チリチリと五感をザワつかせる集燥感みたいなものも、この手の音楽性の専売特許、ギラついた野心よりも颯爽としたクールな感性は彼らがニューヨーカーたる所以か。
ズルむけの感性が聴き手の良心を破壊するが如き、暴走流儀に則った無愛想な疾走感がスラッシュメタルの根幹を支える最大の魅力だろうと個人的には思っているのですが、彼らは実直にやりきっていますよ。そこが最大の聴きどころでしょう。


DEMOLITION HAMMER - Tortured Existence ★★★ (2019-05-10 14:21:19)

ダイハードなマニアなら知らない人はいないと言われるアメリカンスラッシャーの1st。ゴリゴリと押しまくる弾力のあるへヴィグルーブ、雄たけびを上げるも唄う事を忘れないシンガー、殺傷力満点のリフワークはベイエリア風と、色んなバンドの影響下にある音楽性は、良く勉強されており単なる猿マネに終わっていないのは見事。自分達流の解釈の元、巧みに昇華しておりスラッシュマニアならオープニングから首がウズッきパなしでしょう。

リリース時、何故か全然話題にのぼらず黙殺されていた感が強い。メタルバブル爆発寸前、飽和状態のシーンというのもあった。またスラッシュ勢も多くデビューしてきただけに、また新人出てきたの的なタイミングだったかも知れない。それに90年代の幕開けと言うのも良くなかった。

軽快さと先の読めない展開、スラッシュメタルの流儀に則ったバイオレントな作風は今なお色褪せる事はありません。昨今のリバイバルブームの陰で、忘れ去られたままのバンドは多いですが、この作品は、その最たる例でしょう。バイトレントかつスピディーなサウンドが好みの方なら聴いて損はないでしょうね。


DEMOLITION HAMMER - Tortured Existence - Infectious Hospital Waste ★★★ (2018-07-02 13:11:09)

ギターリフの引っ掛かりますね
ヴァイオレントなスラッシュナンバー
骨太なへヴィグルーブも面白い
肉弾戦上等のステゴロメタルは聴いていて気持ちがいいねぇ


DEMOLITION TRAIN - Unleash the Hordes ★★★ (2016-09-02 17:47:39)

マニアご用達の『No Remorse Records』から2015年にリリースした1st(国内盤は我らがSPIRITUAL BEAST)。モーターヘッド、タンク、メタリカと言ったバンド群の影響下にNWOBHMよろしくな荒くれスピードメタルを披露。爆裂感滲み出るパンキッシュで破天荒な響き、そしてツインギターが奏でるは哀愁たっぷりの男臭い勇壮なメロディ、その旨みとストレートな疾走感が噛み合った時のカッコよさは相当な破壊力を秘めていますね。このバンドの核となるスピードとパワー、それらを解き放つ構成力を存分に生かした魅力的なメロディと熱きリフワークが勢いよく駆け抜けてく様には、聴く者の体に火をくべるでしょう。問答無用の漢メタルにマニアならずとも悶絶ですよ


DEMOLITION TRAIN - Unleash the Hordes - Metal Mayhem ★★★ (2016-09-02 17:50:05)

濃いわ
濃厚だわ
コッテリです
この密度の濃さがたまらん


DEMOLITION TRAIN - Unleash the Hordes - Unleash the Hordes ★★★ (2016-09-02 17:53:59)

キレっキレです
バンドの真骨頂とも言える荒くれスピードメタルナンバー
たまらんぜ


DEMON - Better the Devil You Know (2016-01-13 14:22:59)

人知れず再結成を果たしていたDEMONが2005年にリリースしたアルバム。個人的には良質なポップフィーリングを生かしたドラマティックな構成が美しい楽曲が彼らの魅力だと思っているので、今作も前作同様、らしくない作風に走ってる印象が強く、また初期のNWOBHM風味でもないのでDEMONサウンドに拘る方には同名異バンドと映るでしょうね。2005年らしいモダンさも取り込んだ現役の音、正統性も加味するが、英国的なニュアンスや回転するリフワークもない大味なラフさが映えるハードサウンド、やはりアンサンブルとリフワーク、音質とここまで違うと当時の音楽を好み、また彼らのカタログを押さえてきた身としては違和感は拭いされないですね。でもそんな事に思い入れや先入観がなければ、味のあるオールドスタイルの音楽として、懐かしみ楽しむ事も出来るでしょう。


DEMON - Blow-Out ★★★ (2016-01-13 14:40:51)

前年にベスト盤「Anthology」をリリース。メンバーチェンジもあり一区切りをつけたような印象が強いですね。キーボードが抜けた分、それまで極めてきたプログレテイストや突き抜けるキャッチネスさは減退しましたが、エッジのあるギターと軸に、いい意味で古臭いNWOBHMテイストの復活、アコギからハードな流れに展開する「Sacred Heart」の構成や音使いなど流石の一言に尽きます。芸の細かいアレンジと聴かせる技術の高さ、デビューしてからコンスタントに作品をリリースしてきただけの事はありますね。哀愁漂う強烈な伝統美が貫かれた一品。これもDEMONサウンドの一翼を担う作風である事に間違いありませんね。今作リリース後、彼等も時代の波に飲み込まれ解散、完全復活を待つのに2012年まで掛かるのですが、興味のある方はサタニカルな面もフューチャーされたNWOBHM印満載の「NIGHT OF THE DEMON」、大衆性も加味されつつもハードさやドラマ性は失われない一代叙情詩が貫かれた名盤「TAKING THE WORLD BY STORM」など聴いて欲しいですね。


DEMON - Breakout ★★★ (2012-05-27 01:58:36)

DEMONと言うバンド名と荒廃とした背景にうなだれた男がギターを抱え積み上げられた車の上に佇むジャケットに惹かれ大人買いをしましたね(ずっとCDショップの同じ棚に同じ向きで置いてあったもんね)。名曲②を筆頭に紆余曲折を経てたどり着いた姿を感じさせてくれます。メジャー感もソコソコに英国的なマイナー臭も残し独自の色合いを滲ませてくれます。デイブ・ヒルの歌声も円熟味を増し癖はあるものの「これしかできないんじゃ」という思いがビンビンと伝わってきます。初期のオカルト風なイメージもないし、革新的なサウンドとは縁遠い保守的なスタイルに固執する姿はある意味時代遅れかもしれませんが、こういったサウンドこそ、このメタルの世界に息づき継承して行ってほしいですね。派手さは無いものの職人気質溢れるインスト陣のプレイは実に清々しいです。


DEMON - Breakout - England's Glory ★★★ (2014-08-31 16:26:48)

ノリのよい一曲
彼のキャッチーさが上手く出ています


DEMON - Breakout - Hollywood ★★ (2014-08-31 16:32:16)

英国的ですね
メジャーな感触とデイブ・ヒルが醸し出す渋みが効いていますよ


DEMON - Breakout - Hurricane ★★★ (2014-08-31 16:19:49)

瑞々しいキャッチネスさとハードさ
初期のおどろおどろしいイメージとは違う
彼らの魅力が凝縮されたアダルトな一曲です
良く歌うギターも好きですね


DEMON - Breakout - Life on the Wire ★★★ (2014-08-31 16:17:47)

味のある一曲です
長い歴史が生み出すズッシリとした重みを感じますね


DEMON - Breakout - Living in the Shadow ★★★ (2014-08-31 16:24:11)

キーボードの使い方も効果的です
華やかになりすぎない職人技のハードさに唸らされます
通り一辺倒ではない多彩な面が見事に反映されていますね


DEMON - Breakout - Standing in the Shadow ★★★ (2014-08-31 16:29:17)

こちらも昔からあるキャッチーな面がフューチャーされていますね
ベテランらしい流石な一曲ですよ


DEMON - Breakout - Through these Eyes ★★ (2014-08-31 16:34:21)

少々クドく感じるかも知れませんが渋い一曲です
大人な魅力にむせ返りますよ


DEMON - British Standard Approved (2016-01-13 13:56:15)

DEMONと言えば1stと言われるのですが、今作は1985年にリリースされた4枚目。ギタリスト、メル・スプーナーが1984年に他界。そのテイクを残してのレコーディングなのか詳しいバイオは分かりませんが、クレジットはありますね。そして、その事が少なからず音楽性に影響を与えるのかなと推察も出来るのですが、初期のNWOBHM特有の熱情型サウンドに絡むデイブ・ヒルの塩っ辛いオッサン声に騙されそうになりますが実はメロディはポップな要素が強く、そのニュアンスは2nd以降強くなるのですが、今作ではその面とキーボードを前に出したプログレ要素もアップ、1stのようなおどろおどろしいメタルやエッジの立ったギターを期待すると完全に肩透かしを喰らうし、オッサン声が合うのか合わないのか?気になったら全滅です。でも彼らのカタログを順を追って聴いていると、今作の方向性も後にリリースされる大名盤「Taking the World by Storm」へと続く道と捕えると見えてくる景気も随分と変わってきますね。彼らが本来持っていたポップフィーリング溢れるメロディ、それらを前面に押し出した優しい作風に癒されますね。高尚な音楽性なのですがロック色が少々薄すぎる、そこが評価の分かれ目ですかね。


DEMON - Cemetery Junction ★★★ (2018-04-24 12:29:07)

デビュー作がオカルトテイストのNWOBHMバンドとして認識された彼ら、でもこのバンドの本質はもっと普遍的なもので英国的な湿り気とポップフィーリングを生かしたハードサウンドを売りで正直、デイブ・ヒルのオッサン声との相性は微妙だったりするのだが、この声が聞こえないとDEMONを聴いた気がしないという個性の確立に一役も二役も買っているの印象的ですよね。

前作から4年、出している音もクラシックな英国スタイルそのもの、昔から変わらないDEMON節とも言える憂いのあるメロディと重厚な世界観、そこにねじ込まれるポップセンスが最大の聴きどころ、派手に仕掛けないがキーボードの使い方も上手く作用させ、音楽性に奥行きを持たせているのも好印象。このバンドならではの威厳と言うものが音に表れていますよ。
ロックな厳つさよりもメロディ重視の作風なのに、けして軟弱な印象を持たせないのも彼らの流儀、地味な音と言われると、それまでなのだが、その職人気質の丹精込めて作りこんだ音のもつ説得力と言うものは一朝一夕では出来ませんよね。歳喰うとこういう音は心に染みるよ。


DEMON - Hold On to the Dream ★★★ (2015-01-24 13:21:17)

これほど頑なに英国的なサウンドを聴かせるバンドがあるのでしょうか?雰囲気重視の荒くれヴォイスも健在なデイブ・ヒルの歌が聞こえればDEMONなんでしょうが、突き抜ける爽快感、大衆性とドラマ性を讃えたメロディセンスを遺憾なく発揮さえれた今作もやはり素晴らしい。ポップだが憂いを帯びたメロディラインなどまさに英国的、風格すら漂うベテランバンドの腰を据えた重厚なサウンドを前にひれ伏しますね。カラッとした能天気さは嫌だが弾けるポップセンスに満ち溢れた曲が聴きたい、そんな方にはピッタリのアルバムですね。勿論、ダイナミックな演奏とハードな質感を失う事はないので正統派HM/HRマニアにもビンビンと響き渡るでしょう。1stのイメージが強くイマイチ認識されていない面が強いのですが、彼らはメジャー感とポップセンスを巧みに散りばめたハードサウンドを仕上げてくるのが上手いバンドなんですよね。ある意味、この路線こそDEMONと言いたくなるのですが如何でしょうか?


DEMON - Invincible ★★★ (2024-07-10 01:07:49)

今年はベテランが豊作だ。JPもくだらねぇYouTuberが開発したインスタントラーメンみたいに話題性だけで中身がスカスカの回帰作FIREPOWERというアルバムを世に送り出しガッカリさせられた。あんなもん、JPなら簡単に作り出せたであろう。紆余曲折を経た苦悩や創作に対する前向きさを微塵も感じないインスタントアルバムだったが、彼らがその最大の汚点をInvincible Shieldにて雪ぎ落とした。
SAXONも前作よりも、さらに80年代的なスタイルの音楽性を披露、サクソンアメリカンナイズドなどと寝ぼけたことを言い、手のひらを返し雑誌のレビューに踊らされ、権力者に簡単に抱かれる尻軽連中を嘲り笑った傑作を世に送り出した。
個人的にはたまらん思いである。

Frontiers Musicからリリースされた今作、ここにきてDEMONは自らのアイコンとなるような傑作をリリースした。邪悪なジャケと音楽性の乖離が話題となった1st。とくに彼らの場合はDEMONと名乗っているので、おどろおどろしいドゥームや厳ついメタルを想像させたのだが、もっとポップセンスを生かした70年代的ロックよりのアプローチを取るバンドである。
キーボードと夭折したマル・スプーナーの元、ペストと訳せるプログレッシブなアプローチを試みて大成功した傑作The Plagueを1983年にリリース。バンドは最盛期を迎えるも、音楽性的に、ターゲットは狭かったと言えよう。

特にシンガーのデイブ・ヒルが醸し出す、塩っ辛いオッサン声、これは女子受けしない。そんな玄人好みのサウンドはマニア御用達とるのだが、新たなる聖典と呼べる傑作をリリース。Taking the World by Stormのようなメロディックメタルではなく、もっと古典に根ざしたサウンドを披露。自らのルーツと呼べるような作風、ジョン・ロード風味のオルガンを生かし、Magnumやヒープのような味わい深きロックサウンドを踏襲、そのメロセンスを存分に生かし、老獪なテクニックで見事ストーリーテラーを勤め上げたデイブ・ヒルはバンドの顔として、近年の作風の中でも特にインパクトを残してくれた。

こういう作風にレーベルが加担してくれたのならばFrontiers Music感謝しかない。大英帝国の威厳、それはパープルでもホワイトスネイクでもない、アイリッシュフレーバーにも頼らない、古典的な響きを現代的なテクノロジーを駆使して作り上げた今作。緻密な作業がもたらした功績は隙のないアルバムを作り出した。

デイブ・ヒルは地味だ、それは間違いないが、このメロセンスは捨てがたい魅力がある。何よりバンドサウンドがしっかりしている。どこか魔界的世界観を演出するキーボード。パンチを与えるドラムとビートを揺らすベース。そして二本のギターはオーソドックスな味わいの中、挑発的なプレイで聴き手を惹きつけている。
バンドの重みを音に封じ込めたバンドの勝ちであろう。ここで聴けるのは、今だ更なる高みを目指す創作意欲。衰えは隠せないがセンスは光輝いていた。多くのベテランバンドが抱える引き際の問題。
デイブ・ヒルにも、引退の足音は近づいている。しかし、今作のような豊潤なサウンドを聴かされると、現実から目を背け、時を忘れ楽しみたい物です。
これはDEMONにとって最大の事件だろう。傑作の誕生です。


DEMON - Night of the Demon ★★ (2018-04-24 13:04:25)

あんりまぁ…ずっとコメントしていると思っていましたよ。と言うか…記憶あるんだけどなぁ、コメントした記憶がねぇ。歳かねぇ?

オドロオドロしいジャケットとバンド名、完全にサタニカルなHM/HRバンドだと思っていました。その実、オープニングのSE聴いたら尚更そう思うんですが、実はサタニカルなバンドではなかったんですよね。なんてこたぁない哀愁たっぷりのメロディが耳を惹く普遍的英国HM/HRサウンドを聴かせています。
NWOBHM出身という事でスピーディーなサウンドを期待していたので随分と肩透かしを食らった気分です。初めて聴いたときは一旦sトップボタンを押し、再生ミスをしていないか確認したくらいですからね。
その後も心の整理がつかず暫く見向きもしなかった少年時代、もっと即効性の高いものを好んでいたので完全にスルーでした。時を経て、向き合えばデビュー作とは思えない、いぶし銀のギターとデイブ・ヒルのオッサン声が、弾けきれないポップロックを歌う感じが癖になる個性を発揮しており、派手さには欠けているが、堅実な演奏と構成力に支えられた一枚であることに気がつきます。
それにNWOBHM出身バンドという点から見ても、ギターリフは尖っているし、コード進行もWHITESNAKE的なブルースロックとは一線を画すもので、この音も確実にNWOBHMの一翼を担っていた音と言う事を確認する事が出来ますよ。
今となっては古典的とも言えなくないが、当時としては革新的なスタイルだったでしょうね。なぜか日本では今作だけが突出した知名度を持っているDEMON、作品を重ねる度に音楽性もより高度なものに進化していくのですが、一番NWOBHMなムードに包まれているのは今作でしょう。それが知名度の高さに繋がっているのかなぁ?でもアルバムとしては出落ち感がハンパないんだけどね。


DEMON - Taking the World by Storm ★★★ (2012-02-25 11:10:38)

1989年リリースの7th
バンドの持ち合わせていた類稀なポップセンスとロック然としたハードな質感が見事に高次元で昇華した名盤です。少々前に出すぎな感のあるKeyの耳馴染みの良いサウンドが肝ですね、やや軽めの音質に今の時代感では物足りなさも感じるでしょうが、英国出身ならではの哀愁と情景を描き出すメロディは聴き手を選ばず納得させるだけの説得力はあります。DEMONなんてNWOBHM出身のどっちつかずのバンドみたいに軽く見ていた自分にとっては目からウロコな作品でした。僕にとってのブリティッシュ・ヘヴィメタルサウンドの一つの形が今作にあるわけです。ツインギターにキーボードと6人編成から織り成すあくまでも英国的なドラマ性に拘った伝統的なサウンドを楽しみ事が出来る名盤です。1990年に入るまでDEMONとSATANがごっちゃになり勘違いしていましたからね。ぱっと見、1stのジャケット似ていませんか?完全な後追いでしたね


DEMON - Taking the World by Storm - Blue Skies in Red Square ★★★ (2012-02-25 11:14:39)

これまた泣かせるイントロですね
極限まで研ぎ澄まされたドラマを感じますね
盛り上げるだけ盛り上げ引っ張ってから
走り出す展開も見事
素晴らしい
そして英国の哀愁に泣かされます


DEMON - Taking the World by Storm - Commercial Dynamite ★★★ (2011-09-20 13:34:18)

アルバムのオープニングを飾る疾走ナンバー
KEYを含む六人編成が織り成すドラマティックな世界観に酔いしれます
こういう曲が聴きたくてHM/HRに倒錯した気がします


DEMON - Taking the World by Storm - Remembrance Day (A Song for Peace) ★★★ (2012-02-25 10:58:08)

淡い情景が目に浮かびます
アイリッシュフレーバーたっぷりな名曲です
泣かせますね


DEMON - Taking the World by Storm - Taking the World by Storm ★★★ (2011-09-20 13:36:14)

哀愁が華麗に疾走します
キャッチーさも散りばめ華やかさすら感じさせますね
でも英国的な湿り気も十分に残っていますよ
アルバムのタイトルトラックに相応しいナンバー


DEMON - Taking the World by Storm - The Life Brigade ★★★ (2011-09-20 13:38:24)

ドラマチックな大作ナンバー
切れ味鋭いツインギターの調べが心地よく刺激を与えてくれます
KEYの使い方も悪くないですね
大げさなアレンジも見事


DEMON - Taking the World by Storm - Time Has Come ★★★ (2012-02-25 11:18:49)

アルバムのラストを締める感動の一代叙情詩
cozy_imaさんの熱いコメントに付け加える必要はありませんね
TENとか好きな人は聴いた方が良いですね


DEMON - Taking the World by Storm - What Do You Think About Hell ★★★ (2012-02-25 11:23:31)

ヘヴィなミドルナンバー
適度な重みが聴き易さを感じますね
デイブ・ヒルの情念が吐き出されています
Keyの使い方が広がりを感じさせますね


DEMON - The Plague ★★★ (2014-09-06 18:13:14)

バンド名のイメージやNWOBHMと言う範疇で語られると1stが一番イメージに合っているのでしょうが、後の活動や音楽性を考えるとこちらのサウンドがシックリきますね。1983年リリースの3rdなんですが見事に化けました。この張りつめた独特の空気感はまさに大英帝国出身、パッと聴きの感触こそハードポップなんて言葉で括られそうですが、ヘヴィな音像とは違うシリアスな重さに軽薄なノリは皆無、安直なポップと言う表現は当てはまらない職人技が冴える品と格を兼ね備えた本気の一品を前に唸りますね。間口も広く奥行きも深い実に高尚な音ながら親しみやすく手に取りやすい、こういうサウンドは一発勝負の大技や分かりやすいギャグでご機嫌を伺うわけではないので即効性は薄いのですが多種多様な曲作りが出来る才を活かした味わい深い一枚です。


DEMON - Unbroken ★★★ (2013-06-14 18:36:37)

まさか今年に入って国内盤が流通されるとは驚きですね。女性ボーカルもなければ、咆哮&普通に唄いますといった今時の手法にまったく頼らない古典的な手法を踏襲、自らの金看板を汚すことのないアレンジが映えまくっています、その充実振りは昔の名前で出ています的な懐古主義など微塵も感じさせる事など無く、NWOBHM特有と言えばよいのか憂いのあるメロディがダイナミックに躍動し駆け抜ける様に彼らが持ち合わせるポップセンスが融合そして見事に昇華する姿は圧巻の一言に尽きます。バンド名からくる初期のおどろおどろしさは薄れていますが、中期から貫かれる洗練されたメロディと躍動するポップセンスとメロディ重視の構成は勿論ですが、派手さは無いものの的確な演奏が聞き手に安心感を与える職人技にあの時代のタイム感を堪能するができ、マニアならずとも至福の時間を約束してくれますよ。各パートのバランス感覚の良さがデイヴ・ヒルの唄に、より一層の説得力を与え威厳に満ちたな世界観へと誘ってくれるます。彼の歌を頂点に重厚なアンサンブルが支える手法は正統派メタルの真骨頂。差別化を図るべくインパクトは大切だが、ここで聴けるDEMONならではの憂いを帯びた叙情派サウンドの芳醇な薫りに成熟したロックの醍醐味を堪能出来るでしょう。迫力のあるサウンドの中にある繊細さに手錬た熟練のテクニックが聴きやすさくまとめ上げマニアックなサウンドでは終わらない普遍の魅力に溢れている、理屈ぬきに引き込まれる彼らの世界観、その深みのある濃厚なサウンドを是非とも多くの方に楽しんでもらいたいです。今さらDEMONなんて言わせない入魂に力作を前にただただ恐れ入るばかり本当にメタルを聴いてい良かったと思える名盤に出会えましたね


DEMON - Unbroken - Fill Your Head with Rock ★★★ (2013-06-13 15:59:44)

キャッチーです
聴かせ方に年季の入り方が違いますよね
カッコいいわ
ベテランバンドの意欲にワクワクさせられます
普遍の魅力溢れる名曲です


DEMON - Unbroken - I Still Believe ★★★ (2013-06-13 16:15:50)

最後まで途切れる事の無かった緊張感
それらを優しく包み込むロッカバラード
捨て曲無しの名盤を締めくくるのに相応しい名曲ですね
素晴らしいアルバムでした


DEMON - Unbroken - Prey ★★★ (2013-06-13 16:19:33)

入魂の一曲ですかね
NWOBHMを感じさせるアルバムのオープニングナンバー
音を重ねることではなく存在に起因する重厚さがたまりません
ベテランバンドが今を駆け抜けていく気概を感じさせますね
頭から恐れ入りました


DEMON - Unbroken - Private Lives ★★★ (2013-06-13 16:06:51)

原始的で豪快なノリが心地よいですね
今を十分に感じさせる面白いアレンジですよ
メロディアスな歌メロも印象的ですね
多彩な顔を見せてくれるミドルナンバー
曲順的にもOKです


DEMON - Unbroken - Shine a Light ★★★ (2013-06-13 16:25:05)

唄いこまれる哀愁のメロディ
そんじょそこらのバンドでは太刀打ちできませんね
妙な妖しさにらしさを感じます
ロック然とした粗さと熟練バンドが醸し出す整合感がたまりません


DEMON - Unbroken - Take Me to Your Leader ★★★ (2013-06-13 16:04:02)

歴戦のつわものだけが醸し出す哀愁
広がりのある展開に妙に唸りますね
流石はベテランバンド
この職人技に改めて彼らのキャリアの長さを滲ませますね
いい曲だわ


DEMON - Unbroken - Unbroken ★★★ (2013-06-13 15:53:49)

リフ・メロディ・構成とメタルな様式に彩られる名曲ですね
懐古主義では終わらない今を生きる音に恐れ入ります


DEMON - Unbroken - We Can Make It ★★★ (2013-06-13 16:09:11)

メロウなメロディが耳を惹きますね
スコーピオンズにも負けない職人気質な色合いが美しい
オーソドックスかも知れませんが普遍に魅力に包まれるロッカバラード


DEMON - Unbroken - What About the Nigh ★★★ (2013-06-13 16:13:10)

コーラスワークも印象的です
気合十分
哀愁の英国風味溢れるオーソドックスなHM/HRナンバー
派手さはないが無駄をそぎ落とした堅実なプレイに聞き惚れますね


DEMON - Unbroken - Wings of Steel ★★★ (2013-06-13 15:56:03)

扇情的なメロディが耳を惹きますね
美しいロッカバラード
円熟味を増した歌い手の歌唱も堂に入っています


DEMON ANGELS - Time of Confusion ★★★ (2018-03-11 13:24:38)

イタリア人ギタリスト、クリス・ファルコが率いたChris Falco's Demon AngelsがDemon Angelsと名を改め再始動したバンドの1st。イタリア人の中に今作でゲスト参加をしたのが、最近ではSurvivorのシンガーも務めたロビン・マッコリー。オープニングのファットなギターリフが聞こえてきたときは、ちょっとギョッとしましたが、クリスの歌心のあるフラッシーなギタープレイも炸裂するが、ロビンの色彩豊かなハーモニーを生かした歌も大切にした、パワフルに正統派HM/HRサウンドを披露。④のようなメロウなハードポップナンバーなんかはロビンにお似合いなのだが、いつも以上に力を入れたパフォーマンスで魅了。パワフルなサウンドと対峙しています。
古典的な手法に則った楽曲は多いが、現代的サウンドプロダクションを用いり古臭さを排除したのが印象的、そこにロビンの有機的なメロディと歌声が絡らむ事で間口が広がっているのも見逃せません。現代的なスタンスと言う先鋭性とロビンの成熟したパフォーマンスの融合が、マイナーなバンドだった彼らを一段上のステージに押し上げましたね。
硬軟交わるへヴィグルーブの心地よさを倍増させたのが、ロビンのフックに富んだメロディだと言うのも実に興味深いものでした。


DEMON BITCH - Hellfriends ★★ (2024-12-03 21:53:09)

アングラ地下室サウンドを展開するアメリカのバンド。時代はまさにNWOBHMとも言えるカビ臭い根暗なサウンド。音質的には褒められたものではないのだが、あえてアナログな低予算サウンドを作り上げたのだろう。
雪崩式なキレの悪いリズム、どこに向かうのは分からない不安定に感じさせるヴォーカルパフォーマンス。とにかく音が悪い。分離の悪い音を出すのは現代的なテクノロジーを上手く引用して、昔の音を再現しているという理解をしているが、全力でこれならば厳しいのだが、とにかく、レトロなサウンドに驚く。
安いジャケ絵、そして嘘みたいなバンド名と、なんかこうtoo muchなんだが、好きな人には離れられなくなるような中毒性が放たれている。
オカルトテイストと、攻撃的かつスピード感を大切にした疾走パート。本当に、80年代の国産メタルバンドのデモ音源でも聴いている気分なんだが、こういう音源が配信され一定の支持を受けていることに驚きを隠せない。

本当に極端な現象だが、アメリカでも地下室メタルを好むマニアはいて、彼らは激しく静かに現代を拒絶しているのだろう。大いに共感するのだが、曲作りの演奏も、もっと慎重にと言いたいのだが、この疑似スタジオライブ録音みたいな作風は狙ったのならば、自分たちのスタンスを伝えるのには効果的なインパクトを残したろう。

好意的に評価するならばDEMONのアメリカヴァージョンだろう。とくに初期の3枚からの影響と言うがイーブルタッチな感性は共鳴している。好きモノにはたまらない音だ。メインストリームからもっとも遠い位置にあるアメリカ産NWOBHMに真のグローバルを見ますね。


DEMON DRIVE - Burn Rubber - Blame It on the Night ★★★ (2011-03-08 04:14:01)

ハードでメロウなミドルナンバー
歌メロも秀逸
ギターソロもカッコいいですね
個人的にはアルバムのハイライト
カッコいいわぁ


DEMON DRIVE - Burn Rubber - Innocent Years ★★★ (2011-05-04 12:33:50)

欧州産ならではの哀愁のあるメロディが映えます
躍動感のあるリズムはハードでしなやか
軟弱にならないアレンジは流石
地味だが良いものは良い


DEMON DRIVE - Rock and Roll Star ★★ (2014-11-19 22:40:04)

マイケル・ヴォスとエンジェル・シェライファーの二人で立ち上げたプロジェクトバンドだったと思います。今作では盟友のエンジェル・シェライファーが抜けマイケルのソロ的なニュアンスも強まりましたが概ね初期の頃から貫かれているアメリカンテイストの強いハードな歌モノ路線、KISSのカヴァーやカナダのメタルクィーン、リー・アーロンとデュエットしたスージー・クアトロのカヴァーなど(カサノヴァのリメイクもあり)明確な方向性が示されており、チョッピリの哀愁と快活なハードサウンドは嫌味なく耳に届き心地よい刺激を与えてくれる。カラカラではない絶妙な湿度を誇るハスキーヴォイスもころ路線にピッタリとフィットしているので彼のファンなら喜んで聴けるでしょうね。2001年リリースの3rd。濡れすぎず、甘く切ないハードポップ路線が好きな方ならイケる口かと思います。


DEMON DRIVE - Rock and Roll Star - She's in Love with You ★★★ (2014-11-19 22:41:22)

主役はリー・アーロンさん
彼女の瑞々しい歌声が聴けて個人的には嬉しかったです
オリジナルのノリを損なわないアレンジもハマってますね


DEMON EYES - Garde a vue ★★★ (2020-02-08 19:43:32)

NWOBHM直径のフランス産スピードメタルバンドの2nd。前作同様基本路線は同じだが、今回は2回目のレコーディングというのもあったのか小慣れた印象もあり、若干だが楽曲の幅が広がっている。スピード勝負からプレスラッシュに、欧州型のパワー&メロディックメタル、さらにはラストにはMetallicaのカヴァーフランス語ヴァージョンをも収録したりと、やりたい放題の大騒ぎ状態である。豪快にすっ飛ばすも平坦で軽めのミックスに足を引っ張られようとも、歩みを止めないフランス産暴走野郎どもの姿勢に変わりはありませんでした。
リリース時が1987年ですからね、そりゃメジャーな感性も持ち込まなければ、やっていけないのだろうが、オープニングのスピードナンバーなどバンドの真骨頂を味わえるだろう。②のギターソロではフーガロックなアレンジを持ち込んだりと、剛だけではない柔軟さが増したという見解で落としどころを見つけれると、楽しめるのですが、勢い重視のマニアには少々食い足りない面もあるかもしれませんね。


DEMON EYES - Rites of Chaos ★★★ (2020-01-31 02:45:48)

NWOBHMに触発されたのは間違いないと思わせるフランス産のHM/HRバンドの1st。押して押して押しまくるスピード勝負の楽曲は、垢抜けないイモ臭さがあるにも関わらず、英国でもドイツでもないフランスならではの華麗な印象を抱かせるフレーズも飛び出たりと、強直スピードメタル路線なのに、フランス語の語感が表す温和な空気、そして歌メロの持って行き方なども含め、独自のカラーを持っているのが強い。同時期に活動していたSortilègeあたりを思い出すのだが、ドラマーのボブ・スネイクさんがヘルプで叩いたりと共通点もあり、フランスのメタルシーンの活況と言えばよいのか人材難なのかは分かりませんが、交流があったのは間違いないでしょう。
レーベルは悪名高きエボニーですから、音質云々などの製品としてクオリティは望めませんが、バンドとしての熱量、その技術云々では計り知れない、内に秘めたる野望がエナジーと化し見事に音に現れています。

フランスのメタルシーンは後発で、英国や米国から比べると劣ると目されたメディアの適切ではない情報、今の若い人に信じてもらえないだろうが、ドイツなど第三国扱い、北欧なんて辺境地ですよ。そんな偏った情報のせいで、見誤ったマニアも多いと思いますが、地図を考えればNWOBHMの影響を大陸続きで見れば、フランスなどモロに飛び火するに決まっているのだから、このバンドのような優れたスピードメタル系が登場するのは当然と言える。スピード重視の前のめりの姿勢、どの曲もイケイケドンドンと攻め込んでくる威勢のよさに、これぞヘヴィメタルと膝を打ちたくなる魅力が満載です。

エボニーのカタログは勿論ですが、NWOBHMの歴史的にも優れた一枚と言えるでしょう。この時代に、ここまでの攻撃性をインディーズ系のバンドが携えていたという事実に興奮しますね。


DEMONA (2014-04-08 12:38:08)

女性メタルヴォーカリストTanza嬢が率いる南米はチリ産のオールドスピード/スラッシュメタルバンド。
Tanza嬢のけだるい退廃的な歌声とセクシーなあえぎがたまりません。今はカナダに移り生活をしているようですが、昔は彼女が一人で音源を作っていたとか?女性ヴォーカルなんで華やかさを期待すると肩透かしをくらいますが、色ものとして見るのも間違いです。男三人を従え作り出す魅惑の剛直スピードメタルを喰らわされて欲しいです


DEMONA - Metal Through The Time ★★★ (2014-04-08 12:32:23)

女性メタルヴォーカリストTanza嬢が率いる南米はチリ産のオールドスピード/スラッシュメタルバンドの1st。懐かしき初期メタルサウンドがランニングタイムも短めな楽曲群が一気に駆け抜けていき清々しい気持ちにさせられます。歌は勿論、サイドギターとして八面六臂の大活躍を見せるというか、あえてなんでしょうが前面に押し出されるTanza嬢のスケ番ぶりがたまりません。時には退廃的にけだるさと妖艶さを表し、時にはリアルチョリースぶりを発揮し、上手いとは言いませんが、フロントマンとしての個性を確立し激しく突き進むスピード感の中で危うさを見事なまでにギリギリのところで踏みとどまり、あえぎ声にも似た節回しなども飛び出し抜群の存在感を発揮しております。逆にいえばそこが不安定な歌だし、まっとうすぎるアレンジにと難を示す部分もありますが、懐古の情をおもいっきり刺激してくれる無理のない正攻法とメタル馬鹿っぷりをアピールしえる奇をてらわないアレンジを受け素直に好感が持てました。素人臭もなんのその、荒挽きなサウンドとTanza嬢の中毒性の高い魔力的な歌声にビンビンと男を奮い立たせ拳を振り上げずにはいられませんね。同じような曲調に通して聞くと飽きもきますが、こういうのがやっぱり好きなんですよワタクシわ。マニアにおススメの一枚です。


DEMONA - Metal Through The Time - Ataque de Locura Homicida ★★★ (2014-04-08 12:35:46)

このセクシーな歌い回しがたまらん
リアルチョリースなスケ番スラッシュに悶絶しました


DEMONA - Metal Through The Time - Dont Play with Fire(Wardance cover) ★★★ (2014-04-10 11:41:54)

Wardanceのカヴァーソング
オリジナルを聞いたことがないので比較できないのですが
アルバムの中では非常にオーソドックな曲になります
高速ソロもカッコいいしチリチリとした哀愁がいいね


DEMONA - Metal Through The Time - Earthquake ★★ (2014-04-08 13:08:51)

長めの前奏から歌の入りがたまらん
本当にたまらんわ
一直線に突き進むスピードナンバー


DEMONA - Metal Through The Time - Introduction ★★ (2014-04-08 12:34:04)

妖しげなSEから一気に走りだします
音質の軽さは気になりますが
この問題はアルバム全般の話なので気にすると聞き通すのが辛いかな


DEMONA - Metal Through The Time - Llagas ★★★ (2014-04-10 11:56:17)

シャウト一発からスローパートへの流れがいいね
走る走るばかりだったので
なおさら効果的でした
そして最後はまた走ります


DEMONA - Metal Through The Time - Metal Through The Time ★★★ (2014-04-10 11:49:46)

長めのイントロから一気加勢に突き進みます
6分半の尺も単調に感じさせないからね
男性ボーカルとの絡みも上々ですね


DEMONA - Metal Through The Time - Nightmare ★★★ (2014-04-08 13:12:48)

彼女のシャウト一発で始まる一曲
キャッチーさも携えたスピードメタルナンバー
このバンドの肝となるサウンドでしょう


DEMONA - Metal Through The Time - Pay For Your Sins ★★★ (2014-04-08 12:27:49)

ドタバタと突っ走る突貫スラッシュナンバー
退廃的な歌声がたまらん


DEMONA - Metal Through The Time - Solo Exicte el Metal ★★ (2014-04-08 13:10:35)

2分ちょいの曲です
捻りのないアレンジに笑みがこぼれますね
スケ番野良猫ロックな歌がやっぱり好きです


DEMONA - Metal Through The Time - The Apocalypse ★★★ (2014-04-08 12:30:19)

清いね
なんの捻りもなく心地よく突っ走ります
懐かしいわ
古典的な手法になぞられたスラッシュナンバー


DEMONA - Metal Through The Time - Tormenta ★★ (2014-04-10 11:51:55)

よく動くベースも印象的ですね
のっけからイケイケです
スピードメタルマニアならたまらんでしょう
彼女の歌が絶妙な危うさがこれまたたまらんぜ


DEMONA - Speaking With The Devil ★★★ (2014-04-25 14:17:17)

女性メタルヴォーカリストTanza嬢が率いる南米はチリ産のオールドスピード/スラッシュメタルバンドの2nd。この手のサウンドをお探しのマニアを裏切らない実直なスタイルにまずは笑みがこぼれます。前作よりも予算を掛けれたのか音質もバンドのアンサンブルもグッと引き締まりスケールUPなんですが、だしている音がスケ番リアルチョリースサウンドなんで細かい事は気にしない。彼女の威嚇啖呵シャウトの切れ味を損なうことなく聞こえやはり笑いが、やや一本気なスピード勝負が続くと飽きもくるし、⑧⑨みたいな曲を増やし曲間に散りばめてくれるほうが個人的には聞きやすいのですが、これも彼女たちの個性だからなぁと妙に納得させられますね。馬鹿テンポ一直線激烈に走りまくるスピード感は確実に初期衝動を突き上げメタル魂を鼓舞してくれるから個人的には実に頼もしい存在です。今回のカヴァーも渋い選曲です⑨はスペインのコンピに収録されたCaid Deceitというバンドのカヴァですからね(ワタクシも当時カセットで愛聴していたから記憶しているだけだし情報の真偽も自分自身疑わしいので正確な情報が知りたいですDESCARGA NORTEと言うコンピレーションだったと思います)でなければ今アルバム一押しの哀愁のパワーメタルサウンド激奨するところでしたよ。押し引きを得た楽曲を期待しつつも、パワーアップされた部分も含め破天荒に突き進む姿がバンドの生命線と認識をしながら気分で楽しむのが一番でしょう。ベルギーのACIDとか好きな方ならイケと思いますよ。


DEMONA - Speaking With The Devil - Bad Boy ★★★ (2014-04-25 13:43:51)

パンキッシュな一曲
このバンドにしては劇的なイントロが印象的ですね
リズムチェンジも有り工夫もしてますね


DEMONA - Speaking With The Devil - Cease to Exist (Outro) ★★ (2014-04-25 14:00:05)

しっとりとそして不気味でもあるアウトロ


DEMONA - Speaking With The Devil - Demona ★★★ (2014-04-25 13:45:20)

バンド名を冠したアグレッシブな一曲
速さとパワフルさが見事に描かれています
これくらいのほうがエエですよ


DEMONA - Speaking With The Devil - Dirty Speed Metal ★★★ (2014-04-25 13:36:08)

タイトルが示す通りですね
このバンドの魅力が凝縮されています
激走スピードメタル


DEMONA - Speaking With The Devil - Exordium (Intro) ★★ (2014-04-25 13:32:21)

これから何かが始まる
そんな感じがしますね


DEMONA - Speaking With The Devil - Malvenidos ★★★ (2014-04-25 13:34:54)

走りますね
まずは勢いよく激走します


DEMONA - Speaking With The Devil - Mercenario (Caid Deceit cover) ★★★ (2014-04-25 13:56:24)

Caid Deceitというバンドのカヴァー
迸る情熱が走りますね
このくらいが丁度よいよ
アルバムの中で一番好きだったりします


DEMONA - Speaking With The Devil - Sorcerer's Scapade ★★★ (2014-04-25 13:58:01)

一気加勢に攻め込む激烈スピードナンバー
約6分とようやりますね


DEMONA - Speaking With The Devil - Speaking with the Devil ★★★ (2014-04-25 13:37:31)

アルバムのタイトルトラック
勇壮なメロディが楽曲を引き締めます
それにしても走るな


DEMONA - Speaking With The Devil - Stronger Than the Hardest Stone ★★★ (2014-04-25 13:49:13)

馬鹿テンポだけでは終わらない意欲作
こういう速さだけではない曲をもう少し多くしたほうが個人的には歓迎できます
シンプルだけどね


DEMONA - Speaking With The Devil - Traitors ★★★ (2014-04-25 13:40:06)

キャッチーなメロも激走する一曲
ここまで来たら笑ろてまうわ


DENNIS DEYOUNG - 26 East, Vol. 1 ★★★ (2021-06-20 14:59:05)

STYXのシンガーとして知られるデニス・デヤングのソロアルバム。リリースは我らがFrontiers Musicときていますから歌モノマニアなら間違いなく買いの一枚でしょう。
しかも半分の曲をジム・ピートリックと共演となれば尚更ですよ。マニアならずとも見過ごせない共演に期待値も上がりますが、ここでは等身大のデニスの魅力をピックアップ、STYX風味のバランスよく散りばめ、セルフパロディにならぬように配慮、これは純然たるデニスのソロなんだという事を高らかに宣言していますね。
それらしい曲こそデニスの魅力とも言えますが、このアルバムを制作する過程で演者としてのキャリアを終えると宣言した事に驚きを隠せませんが、そんなセンチメンタルな情報は作品の批評に一切影響を与えられない身としては、理屈抜きに良質な歌モノサウンドの出来栄えに目を細めます。
老いて益々盛んなるべし、デニスの味わい深い歌声といぶし銀の楽曲構成に、ただただ聴き惚れました。

今作と対となるVOL.2もリリースされました。彼の華々しいキャリアに華を添えたFrontiers Musicには感謝。そして日本は、いつから欧米諸国のセカンドラインに成り下がったのか、情けない気持ちにもなる。


DESMOND CHILD & ROUGE - Desmond Child and Rouge (2019-07-25 13:28:52)

数々のヒット曲を手掛けた事で有名な作曲家、デスモンド・チャイルド。彼のキャリアを知る上では外せないのがこのグループ。ミリアム・ヴァイル、マリア・ヴィダル、ダイアナ・グラッセリの女性3人と自身がヴォーカルを務めるグループなのですが、80年代のロックサウンドの寄稿を想像して聴くと肩透かしを喰らうでしょうね。リリース時期も踏まえ、ここで聴けるのはダンサンブルなポップロックやディスコサウンド、よほど守備範囲の広いマニアでないと手が出ない代物でしょう。

曲によっては女性達がリードヴォーカルを務めるヴォーカルグループだから当然と言えば当然なのだが、このアルバム実は国内盤も出ており、当時、日本でも巻き起こった空前のディスコブームに便乗してのリリースだと思うのだが、どうやら一曲、売れた曲があるらしい。どれが売れたのかは詳細を全く知らないので割愛するが、当時のディスコシーンを知る人なら懐かしいと思う曲らしい。

まぁデスモンドと言えば、郷ひろみもアチチ アチィと歌っていたリッキー・マーティンの曲も手掛けていたもんなぁ・


DESMOND CHILD & ROUGE - Desmond Child and Rouge - Our Love Is Insane ★★★ (2023-09-25 14:50:11)

全米TOP40ヒットとなったディスコ・ポップ・ナンバー
のちに売れっ子ソングライターとして活躍するデスモンド・チャイルドの才能は発揮されていますよね
美しいハーモニーとメロディ
門外漢も甚だしいワタクシですが
そりゃヒットするわな


DESMOND CHILD & ROUGE - Runners in the Night ★★ (2019-07-25 13:41:22)

1stアルバムリリース後に早々とリリースされた2枚目のアルバム。オープニングからハードさと言うかロック色がグッと強まっている事に驚く。1stで聴けたズンチャズンチャズンチャチャのリズムも影を潜めミート・ローフとか思い出させる、ドラマ性の高い歌モノサウンドへと変貌。三人の女性シンガーとデスモンドが美しいハーモニーを聴かせるヴォーカルロックグループと言った出で立ちだろう。個人的には3人の女性をはべらせてデスモンドもエロいやっちゃなぁ等と下世話な発想を抱いてしまったのだが、彼は同性愛者なので、とんでもない言いがかりだった事を恥じるし、誠心誠意謝罪したいですね。

1stの延長線上にあるスタイルではあるのだが、甘く切ないメロディはデスモンド節とも言えるし、コーラスの重ね方などもゴージャスだ。ギターの入り方も売れ線志向そのものの出で立ち、ある意味、ロックからデスモンドを知った身としては、これぞデスモンドの歴史のスタートと思え、熱い夏の日に耳を傾け、爽快感を身体で感じたいと思います。

今作に始めて触れたのは2008年にRock Candyから再発されたものですが、2009年には元の版権を持つCapitolから国内盤も出ているので手に入りやすい一品かと思いますよ。
分厚いコーラスハーモニー、繊細な女性シンガー、耳馴染みの良いアーバンなポップサウンド、ポップロックもイケる歌モノ好きのマニアなら大いに楽しめるだろう。ここには沢山のアイデアが詰まっていましたよ。
個人的には、この手の曲を聴いた後は、ゴリゴリのスラッシュを聴き、体中の毛穴を開きたいと思います。


DESPERADO - Bloodied, But Unbowed ★★★ (2018-03-21 12:10:08)

レーベルの意向を受け制作されたTwisted Sisterの『LOVE IS FOR SUCKERS』セールスも振るわなかったが、主役たるディー・スナイダー自身も不満があるのか、いち早くバンド活動に見切りをつけ動き出したプロジェクトがこのバンド。
ギターはパンク畑出身でもあるバーニー・トーメ、ドラムは燻っていたクライブ・バー等に声を掛けレコーディングがスタート、1989年にはリリース予定だったが直前でエレクトラレコードから契約解除、その為に長らく埃に埋もれていた作品が1996年にひっそりとブート盤として世に出回る事に(後年2007年には正規盤がACEというタイトルに変更され出ます)その出来栄えが、実に時代を見越したブルージーかつハードな70年代型のロックを意識したメタルサウンドだった事に驚かされる。流石はディー・スナイダー、先見の目があったんですね。1989年と言えばシーンの潮目となるリアルサウンドが求められていました、彼らはいち早く、その空気を読み取り時代に即したものを作り上げたのにリリース直前で見送られたんだからね。
結局このバンドは、ろくに活動もせずに解散状態。ディーはシーンの動向を見守りながらWidowmakerへと流れ、ソロ活動に進みます。
おそらくディーのイメージとかけ離れた音楽性にレーベル側が興味を示さなかったのでしょうが、ここで聴ける乾いた本格派のアメリカンロックサウンドとバーニー・トーメのド派手はギターサウンドは絶妙な絡みを見せ、地味に聞こえる楽曲に大きいアクションをもたらしています。ドラムのパワーヒッティングも超クール、お得意のハイハットのデカさに痺れます。

ディーがお化粧を落とし、進みたかったリアルなロックサウンド、けしてキャッチーさやメロディアスな面を捨てたわけではないので、もしこの音が1989年にリリースされていたら、注目されていたんじゃないだろうか?そんな思いを馳せずにはいられません。
①②③と渋いカウボーイロックが幕が開け、④では濃厚なへヴィバラードで聴き手を魅了、バーニーの派手なアームプレイも飛び出します。ディーらしいポップセンスを内包した⑤など前半からバラエティに富んだ楽曲が目白押し、完全にイメージ変更に着手しています。⑥以降も70年代のヴァイブとメタルな感性を融合した良質な楽曲が続きます、フックのあるメロディ、ディー・スナイダー節とも言えるメロセンスを生かした楽曲に、絡むバーニーの派手なギターは相性も抜群でしたね。彼のギターがこれでもかと切り込んでくる⑥のカッコよさ、中盤のインストプレイのテンションの高さに唸りますよ。

個人的には、この砂埃舞うブルージーなメタルサウンドを勝手にカウボーイメタルと呼んで楽しんでいるが、シリアスな作風に終始したディーの心意気に共感しますよ。
今こうして聴けば、Twisted Sisterから、能天気さを取り除いただけという見方も出来ますからね。不思議なものです。


DESTINY - Atomic Winter ★★★ (2019-02-01 16:02:07)

ドイツのU.S. Metal Recordsから1988年にリリースされた2nd。音だけ聴けばジャーマン系かとも思うが、彼らはスウェーデンのバンドである。出している音も煌びやかな北欧風とは違う、スラッシーかつ剛毅なパワーメタルサウンドを根幹に、裏でハモンドを鳴らしたり、どこかダークな設えのあるメロディを導入したりと、一筋縄ではいかない楽曲を用意しているのが面白い。そして音楽性もパワフルなメタルではあるが、柔軟さもありコーラスハーモニーの付け方など工夫している。
そして歌い手も喉を潰したような濁声系でスラッシーなパワーメタルを歌っている時のハマり方は中々魅力的であり、このバンドの独自性の拍車を掛けている。やはり北欧風と言うかヨーロピアン調のメロディが切れ込んでくる瞬間などにアメリカ勢にはない、情緒とドイツ勢の武骨な電車道サウンドとは違うアレンジが効いていて、一口で表現するのが難しいサウンドに仕上がっている。
ここでリードギターを担当する元King Diamondのフロイド・コンスタンティンのプレイによる影響が強いのかも知れませんが、癖が強めの歌い手と、妖しげなメロディと操るギターは出てくる瞬間など風変わりだ。
いずれにしろ力瘤の入るサウンドである事に変わりはなく、ダークな欧州テイストが彩りを添える正攻法で勝負を掛けた力作だ。


DESTROSE - Destrose ★★★ (2015-03-23 13:58:56)

僕はプライベートでメタル系の話をほとんどしません。たまに共有する趣味の人に出会っても幾度、得るものもなく大体がタイプに分けるとクソの役にも立たないアンチBURRN!が多く、何処かで効いた事のあるぺランぺランの情報を、自らが見つけてきたかのように語るのがダメ。特にアンチは思想が強くタチが悪いのでガン無視するとを決めていますね。それよりもタチが悪いのは定説に縛られた人で、振り上げた拳を下ろせない気持ちも分かるが大人げないこと極まりない、この手の手合いに出会ったら身を隠すのが一番、ネット社会同様、世の中でもスルースキルは身につけておかないと上手くいかないぞと実感しますね。それにいずれの場合も体制を意識して生きる男性と相場が決まっているのが一番の理由かも知れません。5人組による国産ガールズHM/HRバンドが2013年にリリースした1stを購入した理由は、LIVE会場で親しくなった人妻さんに誘われLIVEを見に行ったのがきっかけで、みる前は苦手な国産バンドにありがちなX-JAPANに代表されるスピード歌謡やヴィジュアル系のシャラシャラしたリフワークに当たり障りのない軟弱なギターが出てきたらどないしようと若干の不安はありましたが、僕の嗜好を知っている彼女が誘ってきたのでなんとかなるのかなと安心はしましたね。LIVEにおいてギミックなしに叩きつける力強いステージングと麗しいヴィジュアルとのギャップに支えられた華やかなステージは見た目にも楽しくアラを探すよりもはるかに意味のある時間を共有出来ました。X-JAPAN以降の国産メタルにありがちな影響下は拭えませんでしたが概ね楽しみましたね。彼女らを支える客層も若く、何がメタルだのどうだのと拘らないような人や、初めてハードなサウンドに触れたと興奮している人なども多く、こういうバンドが一般層にも食い込み人気を得るだけのポピュラリティを兼ね備え、人々を魅了するだけの実力がある事に、とても嬉しい気持ちになり清々しいフレッシュ感に浸ることができました。

そのノリでアルバムを購入したのでが、MI-JAPANの卒業生らしく安定した演奏は聴いていて心地よいし女だからと言って舐められる要素も皆無、また女性を売り出すような音楽性は幾度なく、男前な王道サウンドを披露、軽快でキャッチーなHM/HRナンバーが目白押し、アレンジに今風のアプローチもサラッ取り込み古さを感じさせないのも見事、パワーとテクニックに裏打ちされた演奏は頼もしい限りでしたね。女性シンガーがメタルを真っ向から歌うのは大変でしょうし、高音に不安定さもあるし気にならないと嘘になりますが、地に足を着けしっかりと歌い込む姿は非常に好感が持てるし今後の活動を応援したくなるような直向きさにグッと引き寄せられました。サウンドの要となる豪快かつナイーブなツインギターを軸に疾走する麗しのメロディックロックには、普段メタルを聴かない人にも訴えるものがあり、日本人はハードなものを好む傾向がある事を知らしめることが出来る一枚でしょうね。

LIVEに誘ってくれた人妻さん同様、やはり女性はメタルを知り尽くしているなと思います。下らん定説やトレンドに擦り寄る事もしないしベタさも惜しげも無く披露する姿は、荒削りな面はあれどハードでメタリックな質感はそのままに、旬を閉じ込めた粋なバンドの音楽性には将来性同様スケールの大きさを感じました。


DESTROSE - 霖 -Rin- / Maze ★★★ (2014-05-05 16:03:16)

元々女性はメタルを理解しているなと思っています。嬢メタルなどという一過性のものではなく
彼女たちも十二分にメタルを作り上げることが出来るのです。この時代に偏見など無くなったでしょうが
80年代は酷かったね。けっこう女人禁制なノリがありましたよ。逆に女を前面に出しすぎたマネージメントも問題だったし作品名は忘れましたが浜田麻里のライブVT見た時に彼女以外スポットライトが当たらずギターソロも映してもらえない始末、これじゃ佐藤克也が可哀そうだし(トラッシュギャングで玉砕)松本もB’z作るわな。挙句にはローアングルのパンチラじゃあね。そんな時代を知っている身としては、ALDIOUSやCYNTIAを始めとする一連の流れの中ですが麗しい本格派の女性バンドが出てくるのは嬉しい限りですね。激しいメンバーチェンジにより廃盤作品も多いのですが、こちらは全6曲入りのマキシシングル(3曲は歌入りで3曲はそのカラオケヴァージョン)叙情的ですが爽やかさもあるキャッチーな①やザクザクと刻まれるリフもカッコいい迫力も感じさせるメロディックな②パワーバラード③と3曲とも違うタイプの曲を盛り込み現メンバーの挨拶代わりには十分、メタルマニアは勿論ですが、それ以外に方にも訴えかける求心力も感じられる点も見事、構成もしっかりしているし安心して聴いてられます。嬢メタルブームに食傷気味な僕も楽しんだ一枚、やっぱり女性はメタルを知り尽くしているよね。


DESTROSE - 霖 -Rin- / Maze - Fade out ★★ (2014-05-05 16:21:16)

お約束感満載な歌謡メタルバラード
メタル発な作りなのかメタルっぽい歌謡曲の違いが分かるかで聞こえ方が変わりますよね


DESTROSE - 霖 -Rin- / Maze - Maze ★★★ (2014-05-05 16:18:01)

メタルの中にポップセンスをバランス良く散りばめた一曲
聴きやすく上手に料理しています
根っこにあるメタル愛がビンビンと伝わりますよ


DESTROSE - 霖 -Rin- / Maze - 霖 -Rin- ★★★ (2014-05-05 16:15:54)

馴染み深さと新鮮さを上手に調和させています
女性らしい感傷的なメロディを散りばめたキャッチーな一曲です