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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2701-2800

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 2701-2800
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DANTON - Way of Destiny - Way of Destiny ★★★ (2012-04-20 05:39:27)

アルバムのタイトルナンバー
真っ直ぐに突き進む適度な疾走感はバンドの墓標となるスタイル
クラシカルなフレーズを絡ませるギターもアクセプト流でしょう


DARE - Blood From Stone ★★★ (2017-08-13 14:47:42)

Thin Lizzyのキーボードプレイヤーだった、ダーレン・ワートンがシンガーに転向して結成されたバンドの2nd。オープニングからアイリッシュフレーバーたっぷり、ゲイリー・ムーアばりのスケールの大きなミドルナンバーで幕が開け掴みはOK。続く②も同系統のゲイリーサウンドに、哀愁の歌モノHM/HRサウンドをお探しの方ならマストバイでしょうね。
特筆すべきは甘くならぬように、ドンスドンスとヘヴィなリズムを打ち込むリズムプレイも耳を惹きますが、やはり男前のハードなギターで迫るヴィニー・バーンズの存在がなければ、こうはいかなかったでしょう。
歌を中心の作りですが、軟弱にならぬようダイナミックなグルーブを導入した事と、アイリッシュ風味満載のメロディの融合が絶妙な絡みを見せている事が最大のポイント、そしてヴィニーの熱を帯びた、ごんぶとギターのエモーショナルな響きが、一段も二段も逞しく仕上げています。面白いのが乾いたアメリカンロック風の楽曲も用意し、ヘヴィな楽曲との対比を計っているのが興味深いですよね。ダーレンさんのシンガー転向は大正解でしたね。このハスキーヴォイス、エエですよ。


DARE - Calm Before the Storm - Calm Before the Storm ★★ (2023-07-13 20:50:35)

流石ですねぇ
ドラマティックですねぇ
こういう曲で8分持たせるのが素晴らしい
ベタですが
それで良いのです


DARIO MOLLO'S CROSSBONES - Crossbones ★★ (2017-09-13 13:37:12)

トニー・マーティンやグレン・ヒューズとプロジェクトチームを立ち上げたりと、名だたるギタリストとのお仕事で知られるイタリア人ギタリスト、ダリオ・モロがイタリア時代に結成していたバンドの1st。
ここで聞けるのはダリオのメタリックかつフラッシーなギターを主軸とした正攻法で迫るストレートなHM/HRサウンドで勝負。のちの活動と比べると感触の違いはあれど、片鱗は十分に確認できる場面も多々あり、特にドラマチックな④などは、まさにダリオ流の様式美スタイルとして楽しむことが出来るでしょう。少々高音域がキンキンとテンションが高めのミックスが気になるが、ダリオも若々しいメタルギターで応戦する姿は、現在とは違った楽しみ方が出来るし、バックの演奏も、それに引っ張られる形で交戦的な突破力があり勢い重視の姿勢を楽しめますよね。
欧州由来の湿り気のあるメロディと懐かしい時代性を感じさせるメタルギター、この時代ならではのHM/HRサウンドを体感出来ますね。これで歌い手が変わればトニー・マーティン風のサバス時代にも通ずる魅力があったりするから面白いです。そして効果的にねじ込まれるキーボードのフレーズに耳が持ってかれますが、ゲスト参加で大活躍するのは我らがドン・エイリーですよ。


DARIO MOLLO'S CROSSBONES - Rock The Cradle ★★★ (2016-12-27 13:08:56)

トニー・マーティンとは『The Cage』をグレン・ヒューズとは『Voodoo Hill』と、シーンに名立たる功績を残したシンガーとのプロジェクトで有名な、イタリア人ギタリスト、ダリオ・モロがミュージシャン人生の第一歩を飾ったのが『Crossbones』、その名義でアルバムを1989年にリリースしているのですが、今回はその懐かしい名前を持ち出し新たに『DARIO MOLLO'S CROSSBONES』として復活。気心の知れたバックメンバーに、リードシンガーには、ギーザー・バトラーバンドやクロークス、ペルシアン・リスクのフロントを務めたカール・センタンスを迎え、ダリオ・モロらしい実に堂々としたオーセンティックなHM/HRサウンドを披露。もはや化石とかしたヴィンテージスタイル故に、即効性の高いメロや疾走感を好む方には眠くなるような音楽性でしょうが、躍動感溢れる芳醇なグルーブ、ダリオが奏でる職人肌の堅実なギタープレイ、そしてカールのマイルドで伸びやかな歌声が渋めの楽曲に潤いを与え、鮮烈なるイメージと共に華を添えています。テクノロジーに頼り過ぎないアナログチックな響き、その有機的なロックのダイナミズムがエモーショナルとなって激しく燃え盛っているのが一番の聴きどころです。個人的には永遠になくしてはいけないスタイルですね。同系統ではドイツのアクセル・ルディ・ペルがいるのですが、こちらの方がコンパクトで聴きやすいので、70、80年代型の様式美サウンドに興味のある方なら大いに楽しめるでょう。Frontiers Recordsからは目が離せんなぁ


DARK ANGEL - Darkness Descends ★★★ (2017-11-18 17:02:38)

結成当初はTANKやJAGUARなどのNWOBHM勢に影響を受け結成、その後、同じようなルーツを持つMETALLICAに感化され進んだ音楽性がTHEスラッシュとなったのですが、禍々しいまでにノイジーでブルタリティ溢れる音楽性を披露したのが1986年リリースの今作。パワー、スピード、アグレッションと全てにおいて前作を凌ぐ内容となっているのですが、その一役を完全に担っているのが名手ジーン・ホグランの加入によるもの、数多あるスラッシュメタルを喰らってきた猛者でも、彼の破壊力抜群のドラミングには、舌を巻いたでしょうね。バンドサウンドのボトムをガッツリと支え押し出す鬼神の如き様に、今作が名盤へと昇華した最大の功労者はジーンなのですが、エリック・メイヤーとジム・ダーキンによるツインギターも馬鹿馬鹿しいまでに、狂乱の荒くれギターで応戦と耳を惹きつけるものがありますよ。のちにVADERがカヴァーした名曲④も小技が効いており、芸達者な一面を見せているのも印象的でしたね。それにしても強烈な一枚でしたね。スラッシュメタルと言う側面から見ても、今作が彼らの代表作でしょう。個人的には間違いなくそう思いますよ。それにしても騒々しい奴らだわ。


DARK ANGEL - Leave Scars ★★ (2016-01-06 15:05:08)

ZEPのカヴァーも収録されている劣悪な音質でも有名な意欲作。どったんばったん忙しなく走るリズムに「一旦、落ち着こう」と声を掛けたくなるのですが、この雑音入り混じった極悪なサウンドと強引に押しまくるリフの嵐に、彼らの魅力を大いに感じます。当時としてもやや類型的な面も見えるが破天荒極まりないハイテンションな攻撃性は逆にこの時代ならではの味わいでしょう。粗挽きだけと好きです。


DARK ANGEL - We Have Arrived ★★★ (2017-11-18 17:15:11)

彼らの記念すべきデビューアルバムがコチラ。まだまだ青臭い一面は拭えませんが、荒々しいツインギターコンビによるリフワークの旨味など、少々強引な展開もなんのその、若さにまかせたエネルギッシュな演奏と相まって、METALLICA同様NWOBHMをよりスピーディでアグレッシブにビルドアップした音楽性を踏襲。俺たちのやりたい事はここにあるんだと、言わんばかりの急転直下のリフワークが聴き手の感性に鋭く突き刺さってきます。
彼らの名前が知れ渡るのは次作だし、音楽的熟成度では4thを押す人が圧倒的に多いでしょうが、英国勢の音楽性を自分たちなりの解釈でぶった切る今作もまた、スラッシュメタル創世記を語る上では外すことの出来ない一枚かと思いますよ。
演奏の上手い下手など、お構いなしの荒法師な剛腕メタルも微笑ましいです。


DARK ANGEL - We Have Arrived - Falling From the Sky ★★★ (2019-04-29 21:59:21)

不穏な空気を生み出すサイレンの音色
ささくれ立ったリフワークが更なる臨場感を生み出し
危険な香りが充満します
ハードさとアグレッション
そこに絶妙なキャッチーさが存在するのが面白い
緩急を効かせたダイナミックな展開もスラッシュならではの旨味だ


DARK HEART - Shadows of the Night ★★★ (2024-08-01 14:00:49)

かつてはTOKYO ROSEとして活動、ドラマーにBattleaxeのイアン・トンプソンが加わり、仕切り直しなのかバンド名を解明して今作をリリース。英国的な湿り気を帯びたメロディ、どこか煮え切らない哀愁のサウンド、NWOBHM特有のマイナー臭を撒き散らすサウンドは、好きモノにはたまらない魅力を発散。シンガーがシアトリカルに歌い上げればMercyful Fateと比較出来るバンドとなるでしょう。

その特有のダークサイドに落ちた世界観とメタルな勇壮感を軸に哀愁の旋律が絶妙なラインで展開。力強さを損なわない英国的様式美スタイルへと昇華している。妙にアーティスティックなジャケが、音楽性と乖離していてプログレッシブロックバンドみたいなジャケが、損しているなぁと個人的には感じるのだが、逆に目に止まるという点では高評価、そして出しているサウンドはマニアにはたまらないNWOBHMワールドを忠実に展開しているので、ガッツポーズ連発となるでしょう。

埋もれていた一品ですが、一時期勢いがあったベルギーのMetal Mind Productionsが再発。当時はRoadrunner Recordsが欧州で販路を開き、アメリカではEnigmaとMetal Blade Recordsが販路を分け合ったNWOBHM史に残る名盤。まだメタルが商業目的の道具に毒される前の純粋さが光輝いている。年に2回は通して聴いて襟を正したくなりますね。
自分のルーツと向き合う丁度良い音楽性のバンドです。ワタクシは渡米前のLOUDNESSが大好きなので、この質感はたまらんよ。


DARK HEART - Shadows of the Night - Shadows of the Night ★★★ (2024-08-02 13:07:27)

雰囲気満載のオープニングナンバー
ダークな哀愁美を纏った英国的様式美スタイル
NWOBHMならではの味わいがたまらん


DARK MOOR - Autumnal - Swan Lake ★★★ (2014-07-25 16:58:54)

凄いアレンジですね
高尚なクラシカルロックに度肝を抜かれました
とにかく凄い
この一曲でお腹いっぱいもう一杯になるわけですが
メタルを聴かない人にも聴いて欲しい
くだらない雪の女王なんて吹っ飛ばすと思いますけどね


DARK QUARTERER - Dark Quarterer ★★★ (2020-01-28 13:18:32)

古くは70年代からOmega Rというバンド名で活動していた古参イタリアンメタルバンドの1st。メタルバブル弾ける87年にリリースされた今作ですが、おい冗談だろといいたくなるようなレトロサウンドを披露。ダークでミステリアスなエピカルなムードもあるし、サバスティカルな側面もある、その一筋縄ではいかない悪魔的な響きの中で、ギタリストは丁寧に美しいフレーズを奏で、繊細かつ大胆なタッチはリッチー・ブラックモアフリークぶりを発揮と、日本人にも受けそうなスタイルで聴き手を魅了するでしょう。元がプログレバンドだったらしく、その影響は丁寧に折り重ねた重厚なアンサンブルからも感じ取れるが、このバンドはもっとヘヴィメタルに軸足を置いているので、難解さなど皆無だ。それでも全6曲で44分のボリュームは、濃厚な味付けだと言う事を物語っていますよね。
エピックメタルの重鎮、マニラロードあたりがいける方なら問題なく楽しめるでしょう。濃度を薄める役割を果たした様式美系のテクニカルなギターに釘付けです。そしてシケシケ具合にマニアは歓喜するんですよね。


DARK QUARTERER - The Etruscan Prophecy ★★★ (2020-01-28 13:38:28)

1stから間髪入れずにリリースされた2nd。これが見違えるように垢抜けた印象を与えている。やはり音質がぐっと良くなったことが一番の要因だろうが、音の抜けがよくなり、このバンドの全容が見えたといえよう。また1stに漂う古臭さ、いつの時代のマテリアルを世に出したんだと、こちらが勘繰りたくなるようなレトロ感だったのですが、今作は概ね、1stの世界観を引き継いでいるのに、スッキリとした印象は疾走感のあるオープニングのおかげだろう。
全6曲で38分、しかの②④は2分少々の小曲です。ですから前回よりも濃厚な世界観を打ち出しています。こうなると、専任シンガーのいない唄の弱さも露見したりと、聴かせ方が小慣れてきた分、欠点も目立ち始めて入るのだが、音質云々では計り知れないの密度の濃いリズム隊の豪胆さ、そして、唄以上に歌いまくるリードギターの芸術的なセンスの高さ、その美意識に包まれる濃厚なエピックメタルの世界観に、マニアならずとも飲み込まれるでしょう。
起承転結のある9分前後の楽曲はどれもが、静と動、美と醜、世のコントラストを描き切っており、エピックメタルの歴史に名を残す一枚かと思いますよ。


DARK STAR - Dark Star ★★ (2010-03-20 03:47:00)

名曲④を擁するNWOBHMバンドの記念すべき1st
北欧のビスカヤのようにアルバム一枚で消えたのですが(1987に復活も…)
適度にドライブする切れの良い単音ギターリフに懐かしき思いがこみ上げてきます
頭4曲の流れもカッコよく8曲入りですから一気に聴きとおせますね
どこか湿り気のあるメロディと大陸的な大味さを加味したサウンドは
けしてマイナー臭漂うB級サウンドでは止まらないスケールの大きさを感じさせてくれるます。NWOBHMマニアは勿論、正統派HM/HRマニア是非一度聴いて欲しいですね


DARK STAR - Dark Star - Kaptain Amerika ★★★ (2010-04-08 02:24:58)

シンプルな構成が懐かしいですね
湿り気のあるメロディとドライブするサウンドに懐かしきNWOBHMを感じさせてくれます
カッコいいなぁ


DARK STAR - Dark Star - Lady of Mars ★★★ (2010-04-08 02:29:02)

哀愁にツインリード炸裂
サビメロも印象的な今アルバムのハイライト的な作品です
劇的な展開と哀愁のメロディが胸を焦がします
彼らと言えばこの曲でしょう
泣かせますよ


DARK STAR - Real to Reel ★★ (2012-02-02 02:41:10)

彼女のI tunesで洒落で検索したらありました。I tunesからのダウンロードは通産2作目、幻の1987年リリースの2ndが聴けるのだから恐れ入ります、常に聴いてみたいという思いとアンテナを張り巡らせていないとめぐり合えない一品でしたね。かつての面影は皆無ですが、ポップでキャッチーな嫌味のない大人のアメリカンHM/HRを聞かせてくれます。派手ではないがコンパクトなプレイは楽曲をビシッと締めているし充分ロックしている。時折聴こえてくる哀愁のメロディにNWOBHMの臭いも感じ取ることが出来ましたね。捨て曲のないアルバムなんて稀、一曲でも心の琴線に触れるものがあればOKな僕にはたまに聞きたくなる一枚ですが“Lady of Mars”を期待する方にはオススメしませんよ。個人的には伝わらないかも知れませんが名も知れないドライブインで親子丼を食して気分を味わいましたね


DARK WIZARD - Devil's Victim ★★ (2012-01-16 01:22:01)

オランダのパワーメタルバンドが1984年にリリースした1stミニアルバム
回転するリフが気持ちいい①に始まり、途中でアップテンポする②や④⑤も勢いを感じさせ、まさにNWOBHMな魅力に溢れています。僕がもっているのはMAUSOLEUM CLASSIXシリーズなので音質も悪くなく聞かせてくれています、終始不安定なシンガーの歌唱が問題なのですが、小難しいことを考えずに、この武骨なパワーと漲るエナジーが楽曲を引っ張ってくれパワーメタルサウンドを気持ちよく楽しみましょう。


DARKNESS - Death Squad ★★★ (2014-06-11 18:03:00)

1987年リリースの1st。初期衝動を突き上げるジャーマンスラッシュが見事に展開されております。緊張感の高い演奏もリズムが時折なし崩しになり雪崩現象を起こしますがリフ・メロディ・構成に工夫もみられ踏ん張っている姿は好感が持てます。元気でキレの良いガリガリと刻まれるリフワーク、コアな面とハードさの融合も上手く絡み独自のカラーも打ち出していますよね。もっちりともたつくリズムも含めシャープさに欠ける面もありますがメリハリの利いた展開は惹きつけるものがあり、スラッシュ勢は往々にして、ややもすると個性不足になりがちになるのですが、彼らなりの拘りが1stらしい熱気と供に伝わりマニアなら満足のいく仕上がりになっていると思います。


DAVE HILL - Welcome to the Real World ★★★ (2018-12-14 14:48:32)

DEMONの看板シンガー、デイブ・ヒルのソロ。オリジナルは1993年にリリース。その作品が2014年にリミックス&ボートラ4曲追加で復活となるのですが、まずは1993年にソロが出ていた事に驚いた。DEMONは1992年に『Blow-Out』をリリースしている。バンドの終焉はシーンの衰退とセールスを上げられない為のフェードアウトと思っていたが、DEMONのラストアルバムの翌年には。バンドのブレインだったデイブがソロを出している。しかも参加メンバーはDEMONのメンツだ。勉強不足で全く知らなかったですね。

出している音はDEMON時代から培われているポップセンスを生かしたブリティッシュロック。哀愁と英国的な翳りのあるメロディ、そこに絡むデイブのオッサン声、ソロアルバムの意味がないくらいDEMONに通ずる音楽性に終始している。
したがって時系列でバンドに触れてきたファンなら違和感なく楽しめるでしょう。こういう作風もありだと思えるはずです。いぶし銀のメロディアスロック。年季の入り方が違う、色んな方面に喰い込んで行けそうな魅力を孕んだ力作に唸りますね。分かりやすい派手なモノを好む方には、全くウケないでしょうが、マニアにはたまらんものがありますね。それにしてもデイブさんがソロ出していたなんで全く知らんかった。


DAVID BICKLER - Darklight ★★★ (2022-05-11 18:31:38)

かつてSurvivorシンガーとしてバンドの躍進に貢献したデイブ・ビックラー、脱退してから大きなバンドに加入することもなく、ソロのキャリアも積み上げたとは言いがたい状態の、完全にあの人は今的な状態だったデイブ・ビックラー。そんな彼が突如リリースした感のあるソロアルバムがこちらになります。
デイブのハスキーヴォイスを生かした唄モノロックは、アメリカンな色合いも濃く、その地に足をつけて楽曲と熟成された歌声はベストマッチ、オジー・オズボーンみたいな加工臭も少なく、実に等身大の魅力を反映している。
往年の頃よりも色艶は失われているが、老獪なテクニックを駆使しつつ、自分の持ち味を発揮。オープニング2曲が地味目の曲のために、Survivorファンに取っては思い序盤を感じるだろうが、爽快感のある③では、元気はつらつオロナミンCな魅力を発散、よっ待ってましたと膝を打つでしょうね。総じてミドルナンバーが多く、もう少しメリハリを効かせた展開があれば試聴感も変わるだろうが、今の声質には、この路線という事だろう。


DAVID BYRON - Baby Faced Killer (2023-08-11 20:46:25)

死後、フィーチャーされることのないバイロン。今作などを聴けばロックファンに勧めるのは難しい作風である。特にアフリカンなリズムを大導入したディスコ調の曲などを聴かされればぐうの音も出ないハズである。

当時の彼を取り巻く環境、酒に溺れボトルを離せなくなった男の末路と言うことなのだろうが、なんともロックな人生である。全曲ダメではない。十分、彼の歌の上手さを堪能出来るナンバーはある。

ヒープも多様性のあるバンドだった。そういう側面を受け止められるファンならば大いに楽しめるだろう。


DAVID BYRON - Take No Prisoners ★★★ (2018-12-01 14:20:21)

Uriah Heepのシンガー、デヴィッド・バイロンが1975年にリリースしたソロアルバム。同時期にケン・ヘンズレイもソロをリリースしたりと、バンドとしてマンネリ化していたUriah Heepのメンバーがこぞって別の動きを模索していた時期に出ているが、今としては興味深い。参加メンバーのミック・ボックスやリー・カースレイクにケンとUriah Heep組も多く、ジョン・ウエットンがメロトロンで参加したりと興味のそそられるラインナップが名を連ねる。その期待はメロトロン爆発の①で味わえるのだが、個人的んには②以降のリラックスしたムードで味わえるバイロンの歌声の方が生き生きとしており、またソロを出すなら違う音楽性で勝負して欲しいという願望もあり、彼のロックシンガーとしての多彩さを味わいました。ブルースフィーリング溢れるソウルフルな節回しも新鮮、ケン・ヘンズレイの下で窮屈そうに歌う姿より何倍も魅力的に映ります。中々CD化の声が掛からなかった一品ですが、ようやく2017年に流通を開始、これを機会にUriah Heepの全盛期を支えたシンガーの魅力に触れて欲しいですね。


DAVID BYRON - Take No Prisoners ★★★ (2018-12-02 12:48:14)

アナログなら裏面にデカデカと書いているかと思いますが?


DAVID BYRON BAND - On the Rocks ★★ (2021-01-30 14:38:41)

言わずと知れたHEEP黄金期を支えた稀代の名シンガー、デヴィッド・バイロン率いるバンドのフルアルバム。相棒はロビン・ジョージ、他にはクリムゾンのメル・コリンにバット・フィンガーのボブ・ジャクソンらも従え、移り変わる1981年というロックシーンに切れ込んできました。
HEEP脱退後、バイロンと言えばな音楽性を披露してこなかっただけに、期待値も高まっていた中でバイロンが選んだ選択肢は売れる事だった。英国的ではあるが、アメリカン志向とも取れる楽曲を用意、そういう姿勢が日本の批評家の反感をかったのか、リリース時の評価はかなり低いものでした。ハード系マニアからもロビン・ジョージが気に入らないのか、ケチョンケチョンで今もって、誰からも褒められない駄作のレッテルを張られている印象の強いアルバム。

では、令和の時代に突入した今、このアルバムを果たして、通り一辺倒の批判を丸呑みしてよいのかと思います。バラエティ豊かな楽曲を自分流儀に持ち込むバイロンの魅力。ある意味、その器用さは、彼の正体を無くしているかもしれませんが、ロックでもポップスでもブルースでもオシャレな奴でもバラードでも、なんでもこいの守備範囲の広さに舌を巻きます。ラストに収められている⑧なんて、このバンドの方向性をドンズバで表していると思いますよ。
全8曲、お好みでチョイスして頂ければ、バイロンの上手さを存分に味わってもらえるでしょう。

泥臭さのない洗練されたロック、芯のある歌は頼もしい限り、シンプルだからこそ引き立つバイロンの存在感。どこかで聴いたことのあるフレーズも味方につけ、バラエティ豊かな曲調なのに、一本芯が通っていると思わせるのがバイロンの魅力なんだろう。でも、やはりバイロンと言えばな音楽性は最後まで見えなかったのは残念だった。


DAVID LEE ROTH - Skyscraper - Just Like Paradise ★★★ (2020-10-13 13:50:31)

狙い過ぎですが売れるわな
完成度の高い80年代なロックソング
こういうの無性に聴きたくなる時があります
この時代を生き抜いてきましたのでね


DAVID MARK PEARCE - Strange Ang3ls ★★★ (2022-02-19 16:42:57)

裏方稼業もさることながらステージにも立ち経験を積んでいた遅咲きのルーキー、デヴィッド・マーク・ピアースのソロアルバム第一弾。シンガーに北欧メタルの貴公子ヨラン・エドマンとASIA等で唄っていたジョン・ペインも参戦、ギタリストのソロアルバムながら作風は唄を聴かせる楽曲中心の作り、勿論、ソロタイムでは主役たるマークの抜群の腕も見せるが、レコーディングで学んだ技術をふんだんに生かし楽曲を構成。その丁寧で緻密な作りは、どの楽曲にもフックを設け壮麗なコーラスハーモニーを絡ませドラマ性をアップ。実に聴きやすいサウンドを展開しています。
この手の洗練されたメロディアスHM/HRにヨランの声を似合いますからね。間違いないブランド力を発揮、AOR Heavenからリリースされただけのクオリティを誇示しています。大きな仕掛けやずば抜けた個性はないが、そのスリルと引き換えに抜群の安定感を手に入れていますね。


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... ★★★ (2012-11-16 01:30:43)

BAD ENGLISHやSTARSHIP、HOUSE OF LORDSなどに楽曲を提供していることでも知られるシンガーソングライターのデヴィッド・ロバーツが1982年にリリースした1st。バックにTOTOのメンバー等を従え時代性を加味した極上のAOR系のハードサウンドを披露、洗練された甘美なメロディを前面に押し出し、時にはアーバンでアダルトな雰囲気を醸し出しシットリと適度な湿り気と糖度のあるメロディを嫌味なく優しく歌い上げてくれます。透明感のある性質のせいか聞き終えたあとの爽快感も上々で実に清清しい気持ちにもさせてくれますね。歌モノにアリガチな軽めのサウンドに終始しお約束のバラードやカントリー調の楽曲を放り込み散漫な印象を与えることなく、ソフトケイスされた歌モノに癒されたい方にはオススメ出来る極上のハードな味付けを施したAOR系の名盤かと思います。


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - All in the Name of Love ★★★ (2013-01-25 14:47:37)

爽やかなメロディが軽やかなに駆け抜けていきます
ポップで甘いわ
キュンとなりますね


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - Another World ★★★ (2013-01-25 14:51:45)

せつせつと歌い上げるシットリとしたバラード
湿っぽくなりすぎないのがカナダ産のなせる技でしょう
歌が上手いからこそ無駄な装飾を省いた曲で勝負できるんですよね


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - Boys of Autumn ★★★ (2013-01-25 14:39:00)

そよ風が優しく
抱きしめてくれますよ
甘美なメロディに癒されます


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - Midnight Rendezvous ★★★ (2013-01-25 14:44:44)

ムーディな大人の恋といった雰囲気ですね
お洒落でロマンティックなバラード


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - She's Still Mine (That's My Girl) ★★★ (2013-01-25 14:42:01)

甘美なメロディが華麗にステップしていきます
口当たりの良い軽やかなハードポップナンバー
計算され尽した嫌味のない一曲です


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - Someone Like You ★★★ (2013-01-25 14:36:38)

甘酸っぱさがたまりませんね
素直にエエ曲だと思いますよ


DAVID ROBERTS - All Dressed Up... - Too Good to Last ★★★ (2012-11-17 15:36:44)

甘く切ない極上の産業ロックナンバー
嫌味のないええ曲ですよ


DAVID SHANKLE GROUP - Ashes to Ashes ★★★ (2023-04-25 15:12:43)

デヴィッド・シャンクルって誰やねん?であろう。ワタクシも完全に失念していました。オープニングナンバーに30分弱の大作ナンバーを放り込んだMANOWARのアルバム『The Triumph of Steel』に参加したギタリストのデヴィット・シャンクルです。参加メンバーもそれなりにキャリアはあるのですが、知名度的にはイマイチという、なんともつかみ所の無いバンドな音楽性も一言で形容できないスタイルであり、オープニングナンバーなどはマイク・ヴェセーラ時代のアメリカンメタルインギー風味だったりと、どうにも正体が見えてこない。
エピカルな空気感はレーベルの意向だろうし、でも基本線はネオクラでしょうね。
とはいえギターサウンドは、少々粗めでありネオクラ系のストラトシングルコイルじゃないので、正直雑味を感じる。
シャンケルさんのテク不足という悪口もあるのだが、単にネオクラ風のフレーズに芸がないと言える。同じようなフレーズの使い回しがよろしくないのだろう。
しかし、その欠点で×として良いのかと言われると、愛でる部分も多く。アメリカ産としては、欧州風味も強めで勢いのあるパワーメタルサウンドは、日本にも愛好家は多いだろう。元MANOWARと言う肩書きに頼らなくとも成立させられる作風ではあります。

ギタリストでもなければ音質やプレイのクオリティに拘りも少ないと思うので、ネオクラパワーメタルを愛するマニアならばイケるでしょう。適度にキーボードも挟み間口を広げているし、キャッチーなナンバーもあるので試聴感は悪くないです。


DEAD CLAW ★★ (2011-06-28 04:04:10)

現在も活動中、ギターにアンセムの福田洋也を迎えて活動していたのも記憶に新しいですね
2007年には7曲入りのアルバムをリリースしました
愛すべき国産スラッシャーです


DEAD CLAW (2011-07-04 01:38:24)

火薬さん
僕は去年引越しした荷解きを最近行いまして
その時出てきたCDです
懐かしくその場で聞きコメント記入
流石は火薬さん
キレのある真っ当なコメントでしたね
ちょっと笑いました

どんな形でも良いので現存するバンドに陽の目が当たればと思い
コメントしました

僕は火薬さんほどスラッシュに造詣は深くありませんが
絡める機会があればと思います

予断ですが
エボニーアイズのFAINL FIGHTはあのiTunesでGET出来ます
僕はパッケージに拘るアナログな男ですが
彼女のiTunesで洒落で検索したら出てきました
興味があれば1500円だったように思います


DEAD CLAW - BOMBED AND BLASTED ★★ (2011-06-28 04:08:26)



1990年リリース名古屋が生んだ正統派スラッシュメタルバンドの1st
NWOBHMの影響を滲ませるガッツ溢れるサウンドが魅力。
ド派手に突っ走るだけではないスタイルに彼らのルーツが窺い知れます。
メロディをしっかり歌うVoも楽曲をぶち壊す事無くヘヴィなサウンドに喰らいつき
フロントマンとしての役目を果たしています。
DOOMの藤田 高志をプロデューサーに迎え制作されただけの事はあり
クロスオーヴァー風の味付けも施され良い意味で多様性すら感じさせます。
自主制作ならではの音質の薄っぺらさは否めないが
ギターはあくまでも攻撃的だしバンドが奏でるアンサンブルも悪くない。
初期ハウリングブルレーベルのバンド群と同等に語られるべきクオリティを誇っていますね。当時はSACRIFICEやWARPIGSなんかと共に愛聴しましたねぇ。ラストナンバーは12分を越える大作です、並みのバンドには出来ないセンスも彼らの強み、マニアならずとも聴いて欲しい一品です。
普遍の初期スラッシュメタルに興味のある方にはオススメしますよ


DEAD END - DEAD LINE ★★ (2018-08-21 14:23:30)

結成当初から人気バンドに在籍していたメンバーが揃っていたので知名度の高かったDEAD END。そんな彼らが挨拶代わりにリリースしたのが今作。正直レコーディング途中にギターの香川孝博が喧嘩別れ、その代わりに足立祐二が加入。その為にTERRA ROSAがギター不在になったという事件に見舞われ。個人的には随分と恨んだものですよ。
でもドラマーの田野もTERRA ROSAだったから必然的な流れでもある。これでLiar、Jesus、Terra Rosa組が揃ったと言う豪華さを純粋に楽しんだほうが良いでしょう。

良く動き回るベース、多彩なプレイスタイルを持ち合わせるドラム、滑らから様式美系のギター、そこに奇妙なヴィブラートを掛けた歌法が絡むと言うアンバランスな感覚を纏めたサウンドは唯一無二の個性となった。
ある意味、歌の持って生き方が日本的過ぎて苦手なのだが、それでも過激な歌詞同様、既成概念をぶち壊そうと噛みつく姿は、多くのフォロワーを生んだと言えるだろう。この歌に付き合えるかが評価を分ける最大のポイントだ。
ド派手なルックス同様、増本正志のベースはシンプルなルート弾きで終わる事のない派手なものが多く、とくに②などを聴けば、その目立ち方に驚くでしょう。全般的に彼が引っ張っている部分が強いのも1stの特色だろう。
プロデュースを務める田野のドラミングが根幹となり音楽性を纏めているとも言え、特に⑥のような曲では拡散傾向にある個性を見事に一つに集約させている。この辺りに彼の貢献度がデカイと思う。
バッキングはほぼ前任者、ソロは足立と言われているのだが、両者の特性の違いを楽しめると言うのも今作ならでは、見せ場は少ないが足立はらしいプレイで存在感を際立たせていましたよ。

所謂ヴィジュアル系バンドに多大なる影響を与えたと言われるバンド。刺々しくもキャッチーさのある音楽と言うのは今聴いても刺激的ですね。ただあまりにも神格化されすぎて、周りを取り囲む環境が残念すぎるのが難点。


DEAD END - Ghost of Romance ★★ (2018-08-21 14:40:06)

ドラムの田野 勝啓が病気を理由に脱退。アルバムのプロデュースを務める程の人物だっただけに手痛い脱退劇だったがバンドは急場を凌ぐように湊 雅史を迎え急ピッチでレコーディングに挑む事になった。
新生リズム隊もグルーヴィーなベースとタイトなドラミングの組み合わせも上々、足を引っ張ることなくバンドサウンドのボトムを支えた。特筆すべきはギターの足立祐二のプレイに尽きる。トーン一発でも彼と分かる個性もさることながら叙情的でテクニカルなプレイを連発しスリルと興奮を運んでくる。その天才的なプレイの数々に魅了、DEAD ENDが放つ妖しげな世界観を甘美なトーンで見事に操っていますされます。岡垣正志がいたんじゃ、こうはならんもね。
個人的にはハマれば強烈な個性だが、個性的なシンガーとバンドサウンドのかみ合わせの悪さにイマイチ乗りきれない面がある。でもこの声あってのDEAD ENDだから難しい問題だね。


DEAD END - Ghost of Romance - SKELETON CIRCUS ★★★ (2020-07-05 18:55:20)

妖艶な足立のギターに耳が持って行かれます
いかにも日本のロックバンド的な歌い回しにげんなりさせられるが
それを補って有り余る足立のプレイに魅了された
このごちゃ混ぜの個性がハマると強いのがバンドの魅力
スローパートを挟んだのが良かった


DEAD END - shambara ★★ (2018-08-21 14:57:24)

岡野ハジメのプロデュース第1弾。音楽性に大きな変化はなく細部に渡り拘りぬいた影響が反映された意欲作になっている。元々純粋にHM/HRに区分するのが難しいスタイルのバンドだけにね。

イントロだけで身を乗り出したくなる足立の妖艶なギターは健在。ベース、ドラムと両者の特性を生かしたプレイを出しつつも離反する事無く独特の世界観を生み出すグルーブを作り出している。そんな個性的な集団の中にあっても、最終的には歌が一番目立つと言う作り込が今作最大のポイントだろう。歌唱スタイルも今まで以上に洗練され違和感なく溶け込んでいるのが良かった。

次のアルバムで全く違うバンドになったのだが、ヴィジュアル系の人たちが影響を受けたと公言してくれたおかげで、彼らのアルバムは一くくりに評価されるという摩訶不思議な現象がおこった。
そんな不思議な現象の中でも、このアルバムはバランス的に全てのファンに訴えるものがあるだろう。ある意味、メタルサイドからは1stで終わったバンドと陰口も叩かれるバンドだったが、足立のギターは常に魅力的だった。
足立祐二がTERRA ROSAだけで終わっていたら、今日の成功はなかったが、純粋にギタリストしての評価は別だったと言うのは皮肉なものだ。素晴らしいギタリストなのにもう少し認めて欲しいね。


DEADRINGER ‎ - Electrocution of the Heart ★★★ (2017-08-17 17:01:45)

シンガーに、ゲイリー・ムーアやアクセル・ルディ・ペル、Victoryなどで歌っていたチャーリー・ハーン。キーボードではBlue Oyster Cultのジョー・ブーチャード。リズム隊のデニス・ダナウェイとニール・スミスはアリス・クーパーバンド、そしてギターには知る人ぞ知る職人肌の叙情派ギタリスト、ジェイ・ジョンソンらが集まり結成されたバンドが1989年にリリースした1st。
知名度的には小粒感は否めませんが、エッジもそこそこに効かせたAOR風の歌モノHM/HRサウンドで勝負の今作。誰が主役と言う事のない無難な作り故に地味な印象は拭えませんが、堅実なパフォーマンスと曲作りから生みだされるアイデアはキャリアに裏打ちされた安定感があり、どの曲も外れを掴ませないクオリティを保持、ともすればサラッと流れそうになるソフトな感触の中にも、ドナルド・バック・ダーマが提供した『Summa Cum Loud』のようなロック色の強い曲を盛り込みつつも、バンドの押しである『secret eyes』のような哀愁のハードポップナンバーを多数収録しており、その筋の歌モノHM/HRサウンドが大好物の方なら安心して聴けるでしょうね。特にギタリストのジェイ・ジョンソンが聴かせてくれるイブシ銀のギタープレイは泣かせのツボを押して行きますよ。
チャーリー・ハーンも肩の力が抜けてエエ感じのパフォーマンスを披露。こういう派手さは無いが質の高いサウンドを聴き、キーボードとして参加したジョー・ブーチャードのクレジットをまじまじと見ていると、BLUE OYSTER CULTの『CLUB NINJA』からの派生形とも思えてくるから不思議なものですね。


DEAF DEALER - Journey Into Fear ★★★ (2017-04-09 14:45:39)

オリジナルは1987年にカナダのMercury recordedからリリースする予定だった2nd。そこの1stとのカップリングでブートが出回り、マニア筋からは幻の2ndが出たと話題になりました。今作はまさにカルトな作品を発掘するギリシャのCult Metal Classics Recordsから2014年に正規盤として世に出た一品です(ブートと若干曲名違いがありますがマテリアルは一緒です)
1stよりも音質が良くなっており、スッキリと聴かせる事でバンドサウンドが見違えるようにクリアーに聞こえ、ポテンシャルの高さを存分にアピール、メイデンやJP仕込みのドラマ性も高らかに、マノウォーのような勇壮さもあり、ライオットのようなメロディックな疾走スタイルもありとマニアなら思わず拳を振り上げずにはいられないでしょう。
速い曲も良いのですが、③のような濃密な世界観を築き上げるセンスに、このバンドの魅力を感じますね。ツインリードとベースの絡みにはメイデンからの影響も大ですが、シンガーのデッキンソンばりに朗々と歌い上げる姿も様になり、このバンドのポテンシャルの高さを如実に表しています(③以降ラストに向けてアルバムの盛り上がりがハンパないです)。
個性不足もなんのその、綿密に築き上げた楽曲とパワー漲るメタルスピリッツに身震いさせられますね。今回は曲作りの巧さとアルバムの流れがガッチリと噛み合っていますよ。しっかりと成長してきましたね。


DEAF DEALER - Keeper of the Flame ★★★ (2017-04-09 14:20:08)

Death Dealerというバンド名で1980年から活動開始、Metal Massacre IVに『Cross my Way』という楽曲も提供しているのですが、1986年にバンド名をDEAF DEALERに改名して1stをリリースするのですが、カナダのバンドと言われなければ気がつかない程、NWOBHMの流れを組むメタリックな正統派サウンドを披露。疾走するツービート、曲間を縫いランニングするベースとツインギターの濃密な絡み、そして力負けしない湿り気のある芯のあるハイートーンヴォイスを披露するシンガーと、その筋のマニアなら腰を上げずにはいられないストレートな音楽性は、まさにこの時代ならではのメイデンスタイルだしJP仕込みの王道メタルでしょうね。風呂場でレコーディングしたような籠り気味の音質なれど、カナダのバンドらしい丁寧な作りは良心的だし楽曲に破綻をきたさぬよう細部に渡り気を配っているのは好感が持てますね。パワフルなサウンドだが勢いでズバッと押し切らないのは素晴らしい事ですよ。その反面、個性不足感は否めず、当時としては厳しい評価を受けざるを、おえない内容だったかなぁとは思いますね。勇壮なドラマ性や硬質感を損なわないダイナミズムがあっても、一曲一曲の完成度は低くないのに、アルバムを通して聴くとサラッと流れてしまうのが難点。構成力ってのは大事なんだぁと思いますね。
2年後にはCD時代に突入を受けSteamhammerからリリースもされるのですが、オリジナルの作品がNEATにMetal Bladeなど複数のレコード会社から出ていて権利の関係がややこしいのが、今日まで日の目を浴びづらい環境を作りっているのなら残念ですね。
正攻法で迫るパワーメタルにマニアならグッとくるでしょう。


DEALER - First Strike ★★★ (2016-02-05 13:48:45)

1986年にあの『Ebony Records』からリリースしたNWOBHM後期の魅力を伝えるバンドの1st。憂いのあるメロディ、硬質なギター、パンチの効いたリズムプレイ、勢いと重量感を損なわないアレンジを生かしつつもフックに富んだコマーシャル性の高いフレーズとキャッチーさを誘発するリフワークと歌メロは耳馴染みも良く実にバランスの取れたサウンドとして高らかに打ち鳴らされております。僕が持っているのは2010年に『No Remorse Records』よりボートラ2曲を含む9曲入りでリマスターされているようですが、音質の悪さは『Ebony Records』の成せる技、お世辞にも良い音とは言えません。しかしそんな悪劣な環境を物ともしない熱きパッショネイトとクールな英国風味が加味されたサウンドは、バンドが一丸となり取り組む姿勢がが損なわれる事無くダイレクトに響いてくるから不思議なものです。NWOBHMの美点が詰まった一品、マニアならずとも魅了されるでしょう。のちにVo.トレバー・ショート。G.アシュリー・ジョン・ライマー。B.ピート・ジェンティルさんの3人でメロディアスHM/HRバンドVANDAMNEを結成。1995年には我らがZero Corporationより国内盤のリリースを果たしております。今作と方向性は違いますが大衆性を纏った嫌みのないメロディックロックを堪能できますので併せて楽しむのも一興でしょうかね。


DEATH - Leprosy ★★★ (2014-08-31 15:47:38)

まずは破壊力満点の強烈なリズムプレイに魅入られます。キレのあるリフワークと高度なテクニックを擁するギター、血まみれの過激な楽曲に負ける事無く鋭利で汚い歌声は埋没するとこなく見事に張り合っています。曲作りの巧妙さ卓越した演奏と全てにおいて前作を凌ぐ出来栄えに、音のデカさやヘヴィネスさが目立つ昨今のシーンとは違う実直性が感じられ、身も蓋もないスピード命な楽曲群には爽快感すら覚えます。ヴェノムのような破天荒ではないデス的なアプローチを心がけた技巧派集団が放つ入魂の2nd。今もっても色あせませんね。ビックネームやニュース記事の抜粋、雑誌片手にウンチクを語る手合いにはピントこないかもしれませんが、ハードでヘヴィなサウンドが好きな方ならグッとくる要素が多いと思いますよ。


DEATH - Scream Bloody Gore ★★★ (2014-08-31 15:32:23)

今は亡きチャック・シュルディナー率いるフロリダ産のバンドが1987年にリリースした1st。名前負けしないオカルトテイストもある攻撃的な楽曲に吐き捨てるダーティーヴォイスが血へどを吐きながら噛みつく姿は正にデスメタル。安易なスラッシュサウンドの模倣だけでは終わらないメタルに対する多彩な素性をデスメタルな型にはめ込み表現する様は流石の一言です。今の感覚でこの手のサウンドをデスメタルとは呼ばないのでしょうし、ニ三回聴けば飽きるようなマイナーメロやワザとらしいクラシカルもなく、愛想の良くない実直すぎるサウンドなのでしょうが、獣性を帯びた咆哮スタイルが非常にマッチした陰惨なリフワークとハードコア勢に一歩も引かないアグレッシブさ、ある意味カッチリと纏まった曲構成と疾走感に正統性も見出され、そこにパンキッシュな炸裂感を大放出しながらも、やっぱりキッチリ横分け中井貴一みたいな健全性が感じられ、技巧的で整合感が高いサウンドは伝統的で斬新でした。今聴けば荒削りな面も見えたりしますが、今作に漂う何処か血なまぐさい猟奇的な暴虐性にカルト魂をくすぐられ、相当やばいもんに手を出した感覚を思い出させられます。


DEATH ANGEL - Act III - A Room With a View ★★★ (2020-09-02 02:25:53)

乾いたアコギの旋律に導かれ始まるバラード
絶妙な光沢のあるフレーズがベッタリとさせてないのがより効果的に働いている
素直に耳に響く哀愁のメロディ
一音一音丁寧につま弾かれるアコギ
バンドの可能性を押し上げたバラードだろう
久しぶりに聴いたが良いねぇ


DEATH ANGEL - Frolic Through the Park - Bored ★★★ (2021-10-11 03:25:06)

引っ掛かりのあるリフとリズムが癖になります
トリッキーなフレーズも盛り込み多様性を広げている
一口にスラッシュメタルと呼べないスタイルを見せている
PVも作られているのでバンドとしてはキャッチーな側面も補完


DEATH ANGEL - The Evil Divide ★★★ (2019-09-26 01:41:15)

再始動後の彼らは、それまでのスタイルを軸に随分と幅を広げてきました。拡散傾向にあった音楽性を絞り込んだ再始動後の彼ら、ガリガリのメタリックなクランチリフ、禍々しい邪悪さに満ち溢れているのにメロディアスと感じさせるのも、多彩なアイデアを破綻させないアレンジセンスの賜物、流行り廃りに乗るだけではない、ベテランバンドの矜持にも似た拘りが随所にねじ込まれています。古さに埋没しないフレッシュ感を残しているのがエゲツナイ。歌メロだって勇壮な男臭さとヒリヒリと焼けつくような焦燥感からくるニヒリズム、そして傷付き倒れそうになっても何度も立ち上がり立ち向かう戦士の様相をイメージさせるリアルヒロイズム、一口では言い表せない多様性があるのに、ベクトルが一方向に向かって進んでいるのが視聴感の良さに繋がっている。
ポンコツメタルばかりを聴いていた耳には、何もかもが新鮮に聴こえ昔との違いに戸惑いもあったのだが、スラッシュメタルバンドとしての拘りと硬派なガチンコメタルのエッセンスの注入、イエテボリ勢とは違う泣かせのメロディと、速さに固執しなからこそ、全編に渡り独特の緊張感と躍動するへヴィメタルサウンドが、ここにはあるのだろう。


DEATH ANGEL - The Evil Divide - Father of Lies ★★★ (2019-09-26 01:42:36)

エモーショナルなギターソロに驚いた
流麗なスピードプレイも当然カッコいいのだが
泣かせ方に驚かされた
現代的なサウンドメイクも違和感なし
新生デスエンジェルならではの味わいだろう


DEATH IN ACTION - Stuck in Time ★★★ (2016-12-23 14:45:08)

スラッシーなサウンドにパンキッシュなノリを豪快にぶち込んだサウンドが魅力のジャーマンスラッシャーが1991年にリリースした3rd。少々音は軽めだが、整合感のある疾走とはチョイと違う暴走感が何とも言えない魅力を発散、その破天荒な勢い重視のノリは、彼らが醸し出すガレージ臭と合わさり独特の感性を聴かせてくれる。パンクとメタルの融合とも言えば良いのか、メタル的な整合性と相反するパンクな無軌道さ、その先鋭的なアイディアが起爆剤となり、ジャーマンスラッシュの一つのスタイルとして完結しているのが素晴らしいですね。常に聴く者を煽る、アグレッシブなスタイルを極めた賜物でしょう。全8曲入り30分をチョイと切るランニングタイムっての気に入ったね。その短さも手伝い、ついついリピートしたくなるのも好印象ですよ。


DEATH IN ACTION - Toxic Waste ★★★ (2012-03-18 13:48:46)

1988年リリースのジャーマンスラッシュメタルバンドの1st。
クランチーなギターリフと爆裂する疾走感がなんとも心地よくスカッと全曲通して聴くことが出来ますね、シンガーもギャギャわめき立てるだけではなく、スラッシーな楽曲に負けることなくしっかりと歌いこんでくれます。所謂ハードコアスタイルとメタルの融合的なものを感じさせるサウンドで今となっては驚く事ではないのですが当時の僕には斬新で愛調した一枚ですね。重量感あふれるリズムプレイと決めのフレーズは聴いていて心地がよいし暴力的な疾走感はこの上なく気持ちがいい、けしてあらびきな演奏ではない整合間もバンドの力量を推し示すには十分ですね。シンプルなコードやリフ難しいテクニックに重きを置かなくとも適度な凝ったリズム・パターンやテンポチェンジを繰り返し飽きることなく最後まで聞かせてくれるアレンジセンスは素晴らしい物がありますよね。突然女性の声で哀愁の歌が聞こえてくる所はビックリさせられましたね


DEATH PENALTY - Death Penalty ★★★ (2020-04-06 21:25:47)

元Cathedralのギャズ・ジェニングスが次に動かしたバンドがコチラ。勿論レーベルはRise Above Recordsです。バンド名はWitchfinder Generalの1stからでしょ、当然ドゥーム系を想像するのですが、もっとソリッドで勢いのある楽曲が目白押し、たしかにギャズのギターは、それっぽい様相ではあるが、ストレートに走り出すことで、ドゥームってかったるいよなぁと軽嫌いする人にも十分に進めることができるスピード感があります。
NWOBHMにも通ずる勢いとアングラ臭、そしてソリッドで骨太なギターリフから弾き出されるえぐみ、重金属サウンドを支えるのはリフワークに呼応するかのように、まとわりつく濃度のあるヘヴィグルーブが絡み合うことで独特の緊張感をうみだしている。ハードでクールなリフな合間を縫うように、繰り出される粘り腰のグルーブは、時に巨大な猛獣のように暴れ突進してくる。

基本、ギターが中心のシンプル路線と思いきや、見方を変えてみると景色も違って見えるのが面白い。そのバンドの尺度を操るのは、紅一点のミッシェル・ミコンの存在感によるところが大きい。妖艶な魅力を振りまきながら、オジーへの憧憬も感じさせる、節回しもハマっているし、女性ならではのキュートさも損なわれていない声は、個性的とは言えないが、このバンドの独自性を強めているのは確か、禍々しくも美しい闇の宴を主宰する、魔女の如き神秘的で妖艶なる、ドゥーム系サウンドかくあるべきなパフォーマンスで魅了してくれます。

結局、バンドは、このアルバムリリース後、程なくして空中分解したのだろうか?元々ギャズ以外はベルギー人、しかも同じバンドで活動している経歴ありです、なんだかミッシェルを売り出すためだったのか?勝手に深読みしているのだが、一枚で終わるのは惜しいバンドでしたね。


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA ★★★ (2011-07-22 10:06:39)

MEANLESSってなんやねん、造語ですか?といわれたバンドで覚えています
1991年リリースの1st。低音の軽さに迫力不足な感じは否めないがツインギターが繰り出すフレーズジングは魅力的で随所に印象的なフレーズを奏で曲展開の複雑さと相俟って独自のカラーを打ち出しています。スラッシュだからバカッぷりビートで押し切るようなことはしません、Voのドスの効かせた歌声は現ソリチュードの杉内を思い出させなくもない。東京のバンドだけにコテコテ感も薄くVoを抜きにすれば日本のバンドとは思えないでしょうね。もっとしっかりとした環境でレコーディングされたら化けていたバンドかと思います。欠点は多々あれどクランチなリフ、アッパーな楽曲の中に盛り込まれるドラマ性は聴き手を納得させるものでしょう。久しぶりに聴いたなぁ。僕がこの手のサウンドを愛せなくなったら家にあるCDの90%は廃棄しないといけません。愛すべきB級スラッシュの楽しみ方を見つけてください、叙情的なインストナンバー①や複雑な展開がカッコいい⑦突貫メタルで終わらない流麗なギターが絡む⑨等、聞かせてくれますよ


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - BEYOND SALVAGE ★★★ (2011-07-22 22:25:14)

音質の醜さが惜しまれますね
肉食獣のような野蛮さと日本人ならではの繊細さが効いていますね
これぞスラッシュか
不器用な歌い手のパフォーマンスも様になっています


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - GRAVEN IMAGE ★★ (2011-07-22 10:21:40)

ドラマティックなツインギターの調べに魅了されます
ガリガリ・ゴキゴキのスラッシュナンバー


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - LEBANON ★★★ (2011-07-22 22:29:17)

唄がない分このバンドの魅力がダイレクトに伝わります
スラッシュ一辺倒では終わらないパワーメタルな面を感じさせてくれるインストナンバー


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - NEGOTIATOR ★★ (2011-07-22 22:31:31)

アルバム最速のスラッシュナンバー
複雑な構成で聴き手を飽きさせません
でも音質の悪さにゲンナリしなすね
魅力が半減しているのが残念


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - PATHETIC ★★ (2011-07-22 09:35:08)

アルバムのイントロを飾る
もの悲しいフレーズが印象的なインストナンバー
ゾクゾクとした期待感を感じさせますね
インストだし飛ばして聴こうかなと思わせない曲です


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - SEVENTH ANGEL BLOWS A BUGLE ★★★ (2011-07-22 22:26:58)

2本のギターが繰り出すドラマ性を讃えたスラッシュナンバー
スケールの大きさを感じさせてくれますね


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - SWORD DANCE ★★★ (2011-07-22 10:16:43)

静と動のコントラストが楽曲のアクセントとなっています
喚きたてないメロディを歌うVoにも好感が持てます
パワーメタル色の強いスラッシュナンバーに
扇情的なギターソロを絡ませるアレンジは説得力充分
分離の悪い音質の中で各パートが見せ場を作っています
バンドの目指す方向性とポテンシャルの高さを伺い知ることの出来るナンバーです


DEATHBLOW - MEANLESS PROPAGANDA - THE DISTORTED SYMBOL ★★★ (2011-07-22 10:11:45)

ギターリフも印象的ですね
モコモコとした音質の中で切れ込んでくる
ツインギターの扇情的なプレイにグッときますね
一筋縄ではいかないアレンジも見事です


DEATHROW - Raging Steel ★★ (2008-12-20 21:45:00)

前作を遥かに凌ぐ内容が燦然と輝くジャーマンスラッシャーの2nd
音質も良くなりテクニックの向上も著しく聴き応えのある名盤へと仕上がっている
マイナーメタルマニアならグッとくるでしょう
個人的には爆裂する暴走振りも良いが
多様性のある展開も挿入された楽曲の中で時折垣間見ることの出来るオーセンティックな部分にも惹き付けられる物がありメタル魂を鼓舞されましたね
メロディックなギターソロもアクセントとなり聴き手を魅了します
僕はリプロ盤と分かっていても購入しましたよ


DEATHROW - Satan's Gift ★★ (2008-12-20 21:27:00)

ジャーマンスラッシャーの記念すべき1st
勇猛果敢に突進する迫力に圧倒されつつ最後まで突っ走ります
商業誌の評価はメチャクチャでしたが
愛すべきB級メタルにそんなものは関係なし
やしっかりとしたメロを歌うダミ声Voに印象的なソロプレイで見せ場を作り
ギターに惹き付けられる物があり
スラッシュメタルが好きな方なら聴く価値は充分にあるかと思います
アンサンブルなんてクソ喰らえと言わんばかりなバカっぽさがたまらなく好きです


DEATHROW - Satan's Gift - Satan's Gift ★★★ (2008-12-20 21:32:18)

彼らと言えば僕はこの曲を思い出しますね
当時は過激なサウンドと思いましたが今の若い人には物足りないかな?ドイツらしい勇猛な突進力がたまらなく好きです
時より垣間見ることの出来るメロディアスなフレーズも良い


DEATHWISH - At the Edge of Damnation ★★★ (2015-07-15 14:37:16)

英国産スラッシャーの記念すべき1st。ザクザクと刻まれる切れ味鋭いアグレッシブなリフワーク、疾走するリズムプレイ、ドスを効かせつつも喚き立てるだけではない歌い上げるシンガーの地に足をつけたパフォーマンスも好印象、ラフなパワーだけではない構築されたヘヴィネスさが心地よいデビュー作としては申し分ない出来栄えです。とは言えやや類型的とも言えなくない曲調に個性は薄目ですが、縦横無尽に駆けのぼるリードプレイの華やかさは強烈なスピード感の中でHM/HRの様式を感じさせるものだし、柔軟なリズムプレイは楽曲の中でメリハリをもたらし猛烈な高揚感を煽りたててくれます。身も蓋も無い速くてアグレッシブなサウンドこそスラッシュと思われがちですが、スピード感をより強調させるような変拍子の導入に見られる複雑な展開とメロディの外し方こそ魅力的と思う方には、この音使いにグッときますよね。細部に渡り拘りも感じさせるアレンジとタイトで鋭いスラッシュサウンドの完成度の高さはマニアならずともおススメの一枚ですね。


DED CHAPLIN - 1st. ★★ (2008-04-19 04:49:00)

我等が二井原先輩がLOUDNESS脱退後にソロアルバムを経て1990年結成されたバンドです。フレットレスベースを操る永井と手数王としてセッション活動などで有名な菅沼のテクニカルなリズム隊にプログレバンドのヴィエナで鳴らしたギター藤村による、二井原先輩のソウルフルな歌唱を存分に生かしたファンキーかつヘヴィなサウンドが売りのバンドでした。時代の流れを上手く取り入れたファンクメタルサウンドは中々様になっており強力な個性を発揮している、強力なグルーブと変則的なフレーズの数々に惹かれるものがあります。ただ聴いていて気になるのが日本語歌詞と音楽性のズレ、妙に生々しい二井原先輩の唄が気持ち悪くかみ合っていない時があるのが個人的には難点です。
しかしLOUDNESSのフロントマンと言う呪縛から解き放たれた二井原先輩の歌唱は素晴らしく生き生きとしているのも聞き流せないところです。


DED CHAPLIN - 1st. - 1999 ★★★ (2008-04-20 14:23:41)

ノリの良いグルーブ感とメロディアスさの加減が絶妙ですね
このバンドにしてはストレートなナンバーです
アルバムのハイライトとも言うべき名曲です


DED CHAPLIN - 1st. - FAR AWAY ★★ (2008-04-20 14:09:40)

彼らならではの熱いエナジーを感じつつもポップなフィーリングを捨てていないメロディアスなナンバー
結構難しい事をサラリとやっています


DED CHAPLIN - 1st. - LET ME SING FOR YOU ★★ (2008-04-20 14:26:15)

ポジディブな歌詞が勇気付けてくれます
ギターの藤村とのデュエットが聴けるアメリカンでドライなバラード


DED CHAPLIN - 1st. - ROCK'N SHOUT ★★★ (2008-04-20 14:06:07)

菅沼のヘヴィなドラミングがカッコイイ疾走ナンバー
メッセージ性の強い歌詞も好きですね


DED CHAPLIN - 1st. - トラブル・ナイト ★★ (2008-04-20 14:20:06)

ファンキーかつブルージーなHM/HRナンバー
二井原先輩の歌唱を存分に生かしています


DED CHAPLIN - 1st. - プロローグ|限られた時の中で ★★ (2008-04-20 14:17:51)

子供のコーラスがイントロから流れ切々と歌う二井原先輩のエモーショナルな歌唱が泣かせますスローバラード


DED CHAPLIN - 1st. - モナリザ ★★ (2008-04-20 14:12:35)

狙いすぎ感はあるものの
キャッチャーでメロディアスなサビメロが印象的な佳曲です


DED CHAPLIN - 1st. - 死ぬまでROCK'N ROLL ★★ (2008-04-20 14:02:14)

二井原先輩節が聞けるグルーブ感の強いミドルナンバー


DED CHAPLIN - Final Revolution ★★ (2008-04-21 13:57:00)

ドラマーに数多くのセッション活動で知られる、そうる透氏を向かえ入れ制作された3rdアルバムを紹介します。前作で魅せたファンク色や難解なフレージングは影を潜めストレートな音作りで勝負しています、とは言っても名うてのテクニック集団、お約束の変拍子は勿論、複雑な事を意図も簡単にプレイし耳なじみよく聞かせてくれます。そうる透氏のパワーヒッティングドラムがバンドに新しい息吹を与えてくれたのではないでしょうか非常に躍動感溢れるパワフルなナンバー収録されていていますね。オールラウンドに弾きこなす藤村のギターも、ジャジーなフレーズからギターとの壮絶なユニゾンプレイ等で印象的なフレーズを奏でる永井氏も素晴らしいプレイを聴かせてくれている。個人的には前作のジャズやファンクを大胆に取り入れた2nd方が個性的で好きだが今作もヒケはとらない好盤だと思う。ちなみにラストに収録されてる「嵐の金曜日」は大友康平率いるハウンド・ドックのカヴァーで大胆にアレンジされていてカッコイイです


DED CHAPLIN - ROCK THE NATION ★★ (2008-04-20 14:54:00)

前作のサウンドをより強力に推し進めたテクニカルなプレイが売りの彼らが1991年に発売した2ndアルバムを紹介します。ファンキーかつグルーヴィーなサウンドにフュージョン風の味付けをした楽曲が魅力の彼らの集大成とも言うべき作品です、相変わらず歌詞がイマイチ曲とかみ合っていなかったりするのですがサウンドはカッコイイです、後は個人のセンスと趣味の問題ではないでしょうか。テクニカルなフレーズを難なく弾きこなす茶々丸のプレイもド派手な変態的リズム隊のスリル満点のプレイも強力な個性を放ちます、その曲者達をねじ伏せる二井原先輩の唯一無二の歌唱が聴き所です。前半で聴けるプレイの方がスリルがあって良いですよ。


DED CHAPLIN - ROCK THE NATION - ドリーミー・ナイト ★★★ (2008-04-21 04:06:45)

二井原先輩のブルージーな歌唱が光るスローテンポから一転アップテンポになりキャッチャーなメロディが飛び出すという構成がなんともカッコイイです。中盤でのテクニカルなインストプレイの応酬が素晴らしいですね


DED CHAPLIN - ROCK THE NATION - ブレス・オブ・ファイア ★★ (2008-04-21 13:29:32)

ブルージーな二井原先輩の歌唱が印象的なナンバー
哀愁のある出だしからサビではグッと盛り上がり
テクニカルなソロパートと展開していきます


DED CHAPLIN - ROCK THE NATION - マネー・イーター ★★★ (2008-04-20 15:04:38)

跳ねるリズムがカッコイイ
パワフルかつポップなHM/HRナンバー
二井原先輩の実体験が歌われているのでしょうか?
歌詞が興味深いですね


DED CHAPLIN - ROCK THE NATION - ロスト・イン・タイム ★★ (2008-04-21 04:08:23)

哀愁のあるヘヴィバラード
二井原先輩のブルージーな唄が良いですね


DED CHAPLIN - ROCK THE NATION - ロック・ザ・ネイション〜ウィアー・デッド・チャップリン ★★★ (2008-04-20 15:01:35)

彼らのテーマソングとも言うべきナンバー
スリリングなインスト陣のプレイに脱帽です
このリズム隊は強烈すぎる
茶々丸のギターも負けていません
そして主役は二井原先輩です
にしても強力なナンバーだなぁ


DED CHAPLIN - ROCK THE NATION - ワンサイド・ラヴ (2008-04-21 13:36:54)

ポップでキャッチャーな歌謡メタルナンバー
藤村“茶々丸"が弾き倒しているギターソロがカッコイイです
仄かに哀愁を感じさせてくれる所が好きです


DED CHAPLIN - ROCK THE NATION - 傷 ★★ (2008-04-21 13:33:23)

ヘヴィなブルースロックに歌謡テイストを含んだメロディが乗るナンバー二井原先輩の持ち味を生かしていますね


DEE SNIDER - For the Love of Metal ★★★ (2018-08-13 13:02:40)

Twisted Sisterのフロントマンでありブレインだったディー・スナイダー。最近は精力的な活動をしていると何となく認識していたが、よもやこのようなパワフルな正統派HM/HRサウンドをソロで出しているとは思わなかった。
ポップロックの帝王になってしまったが為に、イマイチその実力を受け止めてもらえていないと思うのだが、ディーは経験と知識を駆使する事の出来る実力者で、かなりパワフルな声も持ち主でもるある。ディーがJP顔負けのガッツィーのメタルを歌っていてもサウンドに負ける事はない。それにしても彼の年齢を考えると出来過ぎ感はあるのだが…。
アルバムタイトルに偽りなしの豪快にかましてくれた今アルバム。クラシックなメタルだが、勿論2000年以降のスタンスなので古臭いと思わせる要素は少ないでしょうから、若い人も安心して聴けるでしょう。
ちなみに⑪で歌っている女性シンガーはArch EnemyのAlissa White-Gluz、⑩はKillswitch Engageのハワード・ジョーンズですというのも好材料でしょう。

攻撃的かつパワフルでアッパーな曲が中心、古さに埋没しない新たなる感性を迎え入れたベテランシンガー会心の一撃。コンパクトだしキャッチーさもある、色んな意味で良く出来だ一枚ですね。


DEE SNIDER - Leave a Scar ★★★ (2022-03-17 02:08:09)

我らがロックンロールヒーロー、ディー・スナイダーの最新作。オープニングで掴みはOK。これぞロックアンセムな豪快でノリノリのメタルソングにグッと掴まれます。現代的なスタイルを無理なく取り込みつつもオールドスクールな風合いも巧みの盛り込み、新旧メタルの美味しいところを総取り、テクノロジーの恩恵を受けながらも、衰えを感じさせないディーの貫禄たっぷりな活きのいい唄いっぷりのおかげで、フレッシュ感もあったりと、若い人が聴いても楽しめる現代メジャーメタルの王道をいくスタイルとなっています。
バックを支える関係者もディーに経緯を払い最善を尽くしているのも好印象、その期待に応えたディーも見事でしたけどね。中盤あたりで少々味付けが濃いなぁとオジサンには脂っこい場面はあるのだが、ステージ映えする華やかなパフォーマンスのおかげで賑々しい気分になれます。

それにしても不思議である。10年位前からチョイ前まで『Cum On Feel The Noize』は聞き飽きたせいか、幾度耳にすることはなかったのに、ここ数日はヘビロテである。やはりヒット曲を持つアーティストは強いなぁ。紅白に出た演歌歌手みたいなもんと悪口を昔なら言っていたのに不思議である。ちなみにコロナで疲弊するアメリカの教育関係者がストライキを行ったニュースを見たときに、そのストライキを起こした先生達が皆で『Cum On Feel The Noize』を唄い一致団結、あの姿には度肝抜かれた、凄いヒットソングであり、抑圧されたティーンエイジャーの為の唄だと思っていたけど、色んな使われ方があるんだと思い知った。
ロックは不変だ。ディー・スナイダーはもってんなぁ。


DEE SNIDER - Leave a Scar - I Gotta Rock (Again) ★★★ (2022-03-17 02:10:38)

挨拶代わりには強烈過ぎるオープニングナンバー
これぞディー・スナイダーなロックアンセム
ステージ映えする彼のスター性も輝いていますねぇ
年齢を感じさせない容姿にも驚きました
歌詞も良いですよね


DEE SNIDER - Never Let the Bastards Wear You Down ★★★ (2024-01-11 14:23:34)

TWISTED SISTERのヴォーカルとして知られるディー・スナイダーが2000年にリリースしたソロアルバム。オープニングからレミー・切るスターが歌いそうな曲で幕開けにギョッとしますが、それもそのはずで、レミーに対するリスペクトから捧げられた曲だというのだから驚かない。作曲クレジットにバーニー・トーメの名前もあったりと、今作は、所謂ディー・スナイダーが参加したバンドの未発表曲を中心とした蔵出し作品に光を当てたというのが主題らしい、カヴァー曲もあるのだが、彼の歴史の一端を知るには面白い作りとなっており、どこかで聴いた事があるのは、そういう時代背景が既視感を生み出しており、ボツった曲とは思えない仕上がりになっている。
純粋な新作とは呼べないのだが、こういう作品というのは、多くのアーティストにとって過去に存在したろう。
あの時代、出せなかったモノを正規な形で世に送り出した、そのアイデアは間違いではない。

L.Aメタルのゴットファーザーなるオトコだったディー・スナイダー。ここで聴ける男臭い歌声、大ヒット曲の影でどうも隠れがちだが、彼の歌声は実に芯のあるものであり、こういう硬派な曲調でこそ哀愁と力強さが倍増しになると思っているので、前半からクールでハードに迫る展開にグッと引き寄せられます。
まぁでも明るいヤツでも脳天気に聴かせなかったのは、あの強い声があったからでもあるので、どの方面から見てもディー・スナイダーという男の個性とロックミュージシャンとしての魅力に陰りはございません。⑥はDion のカヴァーですが違和感なく自分のモノにしていますよね。やっぱアメリカ生まれなんですよ。


DEEP PURPLE - Live in Paris 1975 ★★★ (2020-12-15 15:31:18)

バンド脱退を決めたリッチー・ブラックモア。この時期のラインナップは相当、人間関係に軋轢があったろう。それでなくともリハーサル嫌いのリッチーなのだから、今作における準備はいかほどだったのかと興味は尽きない。オープニングからサウンドチェックを入れたりと、不安な気持ちにもなるが、同時に妙に生々しい緊張感が漂い今作の成り立ちを含め、期待感を煽る。結論から言えば、リッチーはバンドに対する情熱が失われていたと感じる、しかし、そういう中でも第三期時代の曲を意外なほど真面目に取り組み、けして親指一本でプレイするなどの皮肉を感じることのない、やる気を見せており、前評判ほどの不満を感じることなく大いに楽しみました。何と言ってもこの時代のライブは貴重ですからね。ましてや、脱退を決めたラストステージとなれば、尚更の事です。
手直しなしのノーカット版、その意味合いは大きい。ふてくされ気味と言われるリッチーの天邪鬼ぶりをサポートする、イアン・ペイスのドラムも素晴らしいサポートぶりを披露、彼が決まらなければ、今作はもっとグダグダなものとなっていたろう。隙あらば前に出てくる、グレンの存在感強めも、ミックスのバランスを取り、ギターを前に出したので聴き易くなっているのも好印象。
ギタークラッシュもあるんだけど、実は第二期の曲の方が、リッチーの粗さが目立ったりと意外な形になっているのも面白い。ギランよりもグレンのワタクシにとっては、無問題なのだが、やはり二人のシンガーも、少々、リスペクトに欠けていると言われると、そう思わずにはいられないのだが、怒気を孕み歌い込むラストのHIGHWAY STARも、これはこれでありだろう。ミスを含め、生々しいプレイの数々は、リアル実況ライブ盤としての在り方としては大正解だと思う。こういうテイクを聴けるの逆に新鮮、二人のシンガーの抜き差しならぬ関係性も、実に興奮状態を演出しているだろう。ソウルフルに変貌していくバンドの姿を克明に描いていますね。
グレンが吠えればカヴァーディルも牙を剥く、かつては形無しだったカヴァーディルだが成長しましたね。


DEEP PURPLE - Perfect Strangers ★★ (2007-11-19 13:43:00)

個人的にはVoのイアンの衰えが気になりますが、ギターはリッチー以外の何者でもないし、DPを支えているのはジョン・ロードのハモンドなんだと思い知らされる時代性を取り入れたアルバムです。ミドルナンバーが主体なので地味な印象を受けるがDPらしい威厳に満ちた好作です。イアンのハーモニーをつけた歌唱に違和感が…


DEEP PURPLE - Perfect Strangers - Knocking at Your Back Door ★★★ (2008-04-18 13:01:38)

彼等らしい威厳に満ちた再結成一発目のミドルナンバー
甘いメロディが耳を惹きます。
ギランの新しい魅力を発揮した名曲です
ハイハットもオルガンの音色もらしさを感じさせてくれます


DEEP PURPLE - Perfect Strangers - Wasted Sunsets ★★★ (2008-09-23 22:26:34)

イントロにやられました
独特のトーンが涙腺を刺激します
渋い味わい深いギターが素晴らしい
でもギランでは泣けません


DEEP PURPLE - Slaves and Masters ★★ (2007-11-19 13:32:00)

誤解を恐れずに言えば再結成後のDPはある意味RAINBOW的だと感じていたので今作は何の違和感も感じませんでした、何故そんなに世間は騒ぐのかと不思議に思ったものです。精鋭を欠いたドラムやつまらない他人の曲、などそちらの方がむしろ気になる。あの前ノリ気味の小気味いいドラムは何処え言ったのかと再結成後はいつも気にしていたので残念です。自らを皮肉った歌詞がクールな①から再結成DPらしい威厳に満ちています、ドラムの切れがイマイチだが名曲②シャッフルナンバー③ある意味リッチーらしい④クラシカルなイントロが美しい泣きの名バラード⑥お得意の切れたギターが聴ける疾走ナンバー⑨等、聴き所が多い名作だと思う。渋みを増したジョーの唄はなんら批判されるものではない。


DEEP PURPLE - The House of Blue Light ★★ (2007-11-19 13:47:00)

産業ロックの③をはじめ前半のキャッチャーさには驚いた!それだけ再結成は成功させる為に本気だったのでしょう。ラストのきれたプレイは圧巻です、ブルージーなナンバーなども収録した後半のほうが個人的には好きです。リッチーのギターは相変わらずリッチーです!素晴らしい


DEF LEPPARD - Euphoria - Promises ★★★ (2021-08-18 13:27:53)

みんなの期待に応えたような曲
あまりにも忖度しているが
こういうベタな曲と言うかパターンを作った功績は大きい
シンガー的にも似合いである
マット・ランジが仕掛けた作戦かも知れませんね


DEF LEPPARD - High 'n' Dry ★★★ (2021-06-28 17:06:13)

NWOBHMの流れの中でデビューを果たした英国を代表するバンドの2nd。哀愁のメロディが炸裂する④など日本人好みの曲もあるが、基本はアメリカ志向のワールドワイドなスタイルで勝負をしている。
デビュー作から一貫する指向に揺らぎはなくワイルドな粗挽き感をそこそこ残しつつも洗練度も同時に上げ、確実にステップアップしている。一度も上手い歌い手と思ったことのないジョー・エリオットの絞り出すような歌い回しも青臭さの残る、はみだし刑事哀愁系サウンドと程よくマッチしており、彼の歌声は甘酸っぱい青春感を強めているのが印象的です。
若さ溢れるエネルギッシュなプレイとNWOBHM的な粗さ、そこに大衆性を持ち込み無難さを上げたことで前作以上に聴き易くなっている。④が代表曲のように言われるアルバムだが、その次に登場するインストナンバーの⑤も好きだし個人的にはハイライトと思っている、その後に続く⑥も流れを壊すことなく機能している、⑦も絶品と、この流れが大好物である。中盤でダレることなく、むしろアーティステックな面を強めアルバムを強固なものにしている。ここが称賛に値する最大のポイントだろう。前半の軽めな曲で騙されそうになるが、本質はここだろう。
歌メロを含むメロディの質が英国的であり、丸ごとアメリカンになっていない作風も支持を受けるでしょうね。2作目で早くもNWOBHMから脱却を図った彼等、デビュー時から貫かれた姿勢が見事に花開いたと言えよう。