前作から半年チョイとでリリースされたアルバム。アイドル歌手並みのスパンに心配になるのだが、こういう方向性に進むと決め、かねてから残していたマテリアルがあるのか、精力的な活動に驚きますね。 音楽性は前作で魅せたロックンロール路線に、チョイハードテイストを盛り込み、WARNING IN THE NIGHT+MOVIN' AND ROCKIN'といった具合に収めてきた。少々キメ曲に欠けている面はあるのだが、バラエティに飛び過ぎないよう統一感を持たせようと工面した形跡があり、新たなるレコード会社との折衷案も見え隠れするのが面白い。バンドブームに先駆け、一般層に喰い込めるポテンシャルを発揮するために、高橋ヨシロウが進んだ道という事なのだろう。ギターが広川 大輔に変わり3枚目になるのだが、もう少し彼は弾きたいだろうなぁ。
我らがコンバットから1985年にリリースされたEP。 SIDE.A 1.The Swarm Is upon Us 2.Mad Locust Rising Side B 3.The Ripper (Judas Priest cover) 4.Let It Be Done / The Day at Guyana 一曲目は10数秒で終わるインスト。③はJPのカヴァーですから、オリジナルは2曲と判断することになりますが、ツインギター編成になり、1stから2ndへの過渡期となる音楽性の意味合いはとても大きく、スピード狂を身上とするマニアは勿論、バンドを愛する方なら押さえて欲しい一品ではあります。のちに再発されるフルアルバムにボートラ扱いで収録されることにはあるのですが、やはり単体の作品として、楽しんでもらいたいので、復刻された今作を見かけた方は是非とも聴いて欲しいですね。 タイトに切り刻まるシャープな演奏、そこに超音波スクリームが乗る高速メタルに悶絶必死ですよ。JPのカヴァーも激ハマりです。