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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1901-2000

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1901-2000
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BRAZEN ABBOT - Guilty as Sin ★★ (2008-03-08 13:56:00)

前作から六年ぶりに2003年に発表された4thアルバムを紹介します。
今回からVOがトーマス・ヴィクストロームからヨルン・ランデに変わった以外はお約束のメンバーで制作されていて若干地味になった印象を受けますが相変わらず良質な正統派のメロディアスHM/HRの世界をたっぷりと堪能させてくれます。


BRAZEN ABBOT - Guilty as Sin - Eyes on the Horizon ★★ (2008-03-19 09:05:02)

新加入のヨルン・ランデのパワフルかつエモーショナルな熱唱がカッコイイ
メロディアスかつグルーブ感のあるミドルナンバー
KEYがいい仕事をしていますね


BRAZEN ABBOT - Guilty as Sin - Guilty as Sin ★★★ (2019-02-21 13:17:02)

ブルージーな味わいの一曲
ニコロは上手いギタリストですよ
カヴァーデイルの姿が思い浮かぶような曲ですが
あえて狙っていの作風です
ここではジョーが担当
今作に参加していたヨルン・ランデに歌わせなかったのは賢明な判断だと思う
彼が歌えばパロディになるよ


BRAZEN ABBOT - Guilty as Sin - I'll Be Free ★★★ (2008-03-08 14:01:09)

悲しげな中にも何処か温か味のある感動的なバラード
すっきりしすぎてる感じはするけど良いです


BRAZEN ABBOT - Guilty as Sin - Like Jonah ★★ (2008-03-19 09:09:05)

ヘヴィなオルガンに導かれて幕があく強烈なグルーブ感あふれるノリの良いミドルナンバー
サビメロのメロディアスさが北欧らしい
ヨラン・エドマンのソウルフルな歌唱が素晴らしいです
ギターソロも熱いね


BRAZEN ABBOT - Guilty as Sin - Love is Our Side ★★★ (2008-03-19 09:12:17)

前作に収録されたバラードのアコースティックバージョン
こちらの方が泣けますかね
ジョーお得意の一曲です


BRAZEN ABBOT - Guilty as Sin - Mr. Earthman ★★★ (2008-03-08 14:10:00)

ヨルンのデイヴィッド・カヴァデール風の唄回しが印象的な
ミドルハイなナンバー。ノリが良く単純にカッコイイと思います


BRAZEN ABBOT - Guilty as Sin - One Life to Live ★★★ (2008-03-19 09:01:57)

力強いジョーの歌唱が印象的なオーセンティックなHM/HRナンバー マイナーなメロディが熱く燃えています


BRAZEN ABBOT - Guilty as Sin - Slip Away ★★★ (2008-03-08 14:04:30)

キャッチャーな唄メロがカッコイイミドルナンバー
ジョーの熱い歌声が良いですね


BRAZEN ABBOT - Guilty as Sin - Supernatural ★★★ (2019-02-21 13:10:21)

渋いなぁ
ジョーの渋みを増した歌声が耳を惹きますねぇ
オーセンティックなハードサウンドに彼の歌声が華を添えています
歌メロもイイんだよなぁ


BRAZEN ABBOT - Live and Learn ★★ (2008-02-27 07:31:00)

元baltimooreのギタリストのニコロ・コツェフが中心となり結成されたプロジェクト作の記念すべき第一弾アルバムを紹介します。参加メンバーがEUROPEからドラムのイアン・ホークランドとキ-ボードのミック・ミカエリ、ベースがYNGWIEのバンドにいたスヴァンテ・ヘンリソンのインスト陣と、いわずと知れたヴォイス オヴ ゴットと呼ばれる天才シンガーのグレン・ヒューズ、MADISON,YNGWIEのバンドで歌っていたヨラン・エドマン、メサイア・マコーリンの後任としてCANDLEMASSに迎えられたトーマス・ヴィクストローム三人の豪華シンガーが参加しています。北欧のミュージシャンが参加しているせいか透明感のある美旋律の世界が聴けるのが嬉しい、勿論それだけには止まらずヴァリエーションに富んだ楽曲がひしめいている、グレンの歌うソウルフルな楽曲がいい例だと思います、またリッチー・ブラックモア直系と言っても差し支えの無いニコロのエモーショナルかつメロディアスなギターが素晴らしく、今作のような正統派のHM/HRアルバムを高い次元へと導いてくれる、彼のコンポーザーとしての才能は実に素晴らしい。この豪華メンバーに彩られた正統派HM/HRの名盤是非とも聴いていただきたいものです。


BRAZEN ABBOT - Live and Learn - Children of Today ★★★ (2008-02-28 06:49:34)

軽快なリズムが疾走するオーソドックスなナンバー
メロディアスかつテクニカルなギタープレイが印象的です
トーマスのエモーショナルな歌唱と爽快感のある声も良いですね


BRAZEN ABBOT - Live and Learn - Common People ★★ (2008-03-06 12:50:40)

跳ねた感じのリズムが印象的なノリの良いナンバー
ヨランのソウルフルな唄が良いですね


BRAZEN ABBOT - Live and Learn - Extraordinary Child ★★★ (2008-02-28 06:26:16)

アルバムを飾る赤子の泣声やストリングス等の凝ったアレンジと
オーソドックスなHM/HRを上手く取り込んだこれぞ正統派の一曲と叫びたくなる疾走ナンバー。ギターソロも古くて新しいカッコイイです


BRAZEN ABBOT - Live and Learn - Feeling Like a Rolling Stone ★★ (2008-02-28 06:46:51)

ヨランがエモーショナルな唄を聴かせてくれてます
これがなかなか様になっており彼のイメージに無かったので驚きました。この乾いた感じも悪くないです


BRAZEN ABBOT - Live and Learn - Live and Learn ★★★ (2008-02-28 06:33:16)

アルバムのタイトルトラックにてドラマチックなバラード
グレンのソウルフルかつエモーショナルな歌声が今ナンバーのハイライトその表現力の素晴らしさに胸打たれます。
インスト陣の盛り上げ方も見事。ストリングスのアレンジもカッコイイ


BRAZEN ABBOT - Live and Learn - Miracle ★★★ (2008-02-28 06:43:20)

ソウルフルなグレンの歌唱が絶品の珠玉のバラード
エンディングに向けての盛り上がり方が素晴らしいマジで泣けますね。ニコロのギターも良いしミックのプレイが印象的です


BRAZEN ABBOT - Live and Learn - No Way Out of Nowhere ★★★ (2008-02-28 06:29:16)

爽快感もあるトーマスの歌声が心地よい
キャッチャーでノリの良いナンバー


BRAZEN ABBOT - Live and Learn - Russian Roulette ★★ (2008-02-28 06:36:58)

爽快感のあるトーマスの歌唱が光るキャッチャーなミドルナンバー このグルーブ感がカッコイイです。北欧ならではの哀愁がほのかに感じられる所もいいですねぇ


BRAZEN ABBOT - Live and Learn - When November Reigns (2008-02-28 06:38:29)

哀愁のあるサビメロが聴き所
トーマスは器用なシンガーです


BREAKER - Dead Rider ★★★ (2019-04-10 17:12:41)

過去にコメントした記憶があるんだけんどなぁ…?老いは怖いよ。

ドイツの突貫暴走R&Rバンドの記念すべきデビュー作。壁を突き破るモンスターバイク野郎のジャケット同様に、オープニングから愚直なままのロックサウンドが突き抜けてきます。癖の強めの濁声ヴォーカルも逆に粗さをアピール、このバンドの目指す方向性や音楽的志向が一発で分かります。その勢いは②でも引き継がれ、とにかく熱量の高いスピードメタルサウンドを披露していきます。プロダクションの脆弱さ、その為に低音も効いていないからパンチが無い、それでもMOTORHEAD直系サウンドと言える、実直なるスタイルの踏襲は清々しい限りだ。
このバンドはアルバム一枚で消えたが、ここから、Accuser結成へと向かうので、このバンドの存在意義は大きい。暴走ロックマニアは勿論だがAccuserファンなら押さえて欲しいですえねぇ。


BREEZE LEAST - BREEZE LEAST ★★★ (2011-04-26 22:48:29)

1986年リリースの1st。アルバムのジャケットが物語る荘厳で綺麗なお城をそのまま音に表現したようなバロックメタル。時代背景とインディーズならではの音質の醜さやツメの甘さも感じますが北欧のバンドにも負けない様式と凍てついたメロディ各楽曲が放つ泣きの世界観に魅了されました。寸分の狂いなく展開される国産北欧様式美とキャッチーさも加味したサウンドはマニアなら一聴の価値ありです初期RAINBOW直系のメロディアスなサウンドに悶絶必死ですよ。


BREEZE LEAST - BREEZE LEAST - BREEZE LEAST ★★ (2011-04-25 23:08:13)

アルバムのオープニングナンバー
ジャケットのアートワークの世界観をそのまま表現する
荘厳な様式美ナンバー
ツボを押さえて構成力とクラシカルなエッセンスが
滲み出ている名曲


BREEZE LEAST - BREEZE LEAST - DAMNATION ★★ (2011-04-25 23:17:09)

荒涼とした繊細なタッチを生かした叙情派HM/HRナンバー
イントロの静のパートから力強いパートへとの流れがカッコいい
この手の曲を知り尽くしていますね
ギターの切れ込み方が素晴らしい
印象的なフレーズを奏でます


BREEZE LEAST - BREEZE LEAST - DOLPHIN TRADITION ★★★ (2011-04-25 23:14:25)

淡い情景が目に浮かびます
扇情的なメロディを生かしたバラードナンバー
泣かせますね
唄も聞かせてくれます


BREEZE LEAST - BREEZE LEAST - GATE TOWER ★★★ (2011-04-25 23:21:07)

王道を行く正統派のHM/HRナンバー
気をてらわないアレンジは見事だし
ドラマ性を余す事無く伝えています
一曲に凝縮された濃密な世界観を演出する構成力は見事
ある意味アルバムのハイライトでしょう
熱いインストプレイも聴き応え充分


BREEZE LEAST - BREEZE LEAST - MUST BE CRUSH ★★★ (2011-04-25 23:12:28)

音質の悪さが惜しまれますね
扇情的なメロディに涙腺が刺激されます
様式美HM/HRマニアならずともグッとくるでしょう
泣きの世界観が素晴らしい名曲です
クラシカルな世界観とアレンジセンスが見事に開花しています


BREEZE LEAST - BREEZE LEAST - NOT THE HOLD ★★★ (2011-04-25 23:26:12)

儚いまでに美しい
メロディアスなフレーズが泣かせてくれます
後半に向けて徐々に盛り上がる構成は圧巻
今のテクノロジーで良い制作環境なら凄いことになっていたでしょう
聴こえないキーボードのクラシカルな音色も含め
キレイなメロディを弾くことに命を掛けていますね
それでいながらもロックのダイナミズムを失わない名曲です
アルバムのラストを飾るのに相応しいですね


BRESLAU - Volksmusik ★★★ (2018-12-27 01:31:06)

ドイツ人ギタリスト、アレックス・パルシュ率いるバンドの1st。ここでフロントを飾るのが、Velvet Viperユッタ・ウェインホールド嬢です。リリースは1982年ですから、彼女はキャリアのあるシンガーとして今でも現役とは驚きましたよ。
ここで聴けるサウンドは古典的なハードサウンド、パワーコードをかき鳴らすブルースベースの縦ノリロックサウンドは、AC/DCなどに代表される陽性なヤツです。これといって大きな仕掛けもなく淡々と進む構成は普遍的なロックサウンドが好物の人にとっては、おかわり自由の食べ放題感覚でご機嫌でしょうが、苦手な人にとっては、味も素っ気もありゃしない雑な大味サウンドとなりますので、趣味趣向によって大きく評価を分けるでしょう。ましてやドイツ語で歌っているので、語感が気になる人なら尚更です。

主役のアレックス氏もテクニックで勝負するタイプではないようで、その渋さを讃えたギタープレイはブルースベースだが、太くてコシのあるトーンを響かせ、多彩なフレーズを盛り込んでくる。誰が聴いてもノレるような王道スタイルを派手に盛り込み、渋さと同じくらいギンギンに聴かせてくれる。古典的なハードサウンドマニアには、行きつけの大衆食堂のような居心地の良さがあるでしょうね。


BRETT WALKER - Nevertheless ★★★ (2021-04-27 19:06:57)

国内盤は我らがZEROコーポレーションからもリリースされている、ソングライターとして活躍していたブレット・ウォーカーのソロアルバム。
元々ミュージシャン志望の彼、満を持してのソロデビューを言いたいのですが、時代は1994年です。そんな時代に、爽快なメロディが映える普遍的アメリカンロックで勝負とは驚きですね。
そしてこれほどの質の高さを有しながら、スウェーデンのEmpire Recordsと日本だけの地域限定リリースと言うのが残念です。スタン・ブッシュ、ジョナサン・ケイン、ジム・ピートリックらも協力に駆け付ける、彼の顔の広さ。①②⑨⑪では、ドラムとプロデュースにデヴィッド・プラーターまでもが参加となるのだから、その質の高さは折り紙付きです。勿論、ブレットが単独で書いた曲も魅力満載。
上手い唄とギター、何を聴かせたいかを明確に定めた音楽性は、ベタ中のベタですが、歌モノロックを愛する方ならマストな一枚と言えるでしょう。
正にベタ最強説を裏付けるような味わい深い一枚です。少々、商業寄りの為、気になるマニアもいるでしょう。でも、この哀愁のメロディにそっと寄り添う彼の歌声にキュンとさせられる瞬間は多々あり、ソフトなサウンドが続き、ハードなものにチェンジしようかなぁと毎回なるのですが、⑥の哀メロナンバー登場で気持ちも盛り返し、最後まで完走させられます。その余韻を引きずり⑦の頭の唄い方もエエのよ。
完全に掴まれるオープニングの①、そして②の流れに、歌メロマニアなら間違いないと確信するでしょう。バラエティ豊かな楽曲を用意して最後まで抜かりなく完走します。歌も上手い、ギターも弾ける、曲も書ける、アレンジの手腕ありと力のあるミュージシャンですよ。

2012年にようやく、Divebomb Recordsからリマスター盤が再発。しかも日本と同じでボートラ入りの13曲です。歌モノマニアなら手にとっても損はしないですよ。


余談ですが同じ名前のラップグループ?があるのでお間違いのないように。


BRIAN MCDONALD - Desperete Business ★★★ (2011-03-28 04:21:48)

2010年にドイツのソニーから再発されたBRIAN McDONALD GROUP名義で1987年にリリースされた1stにてグループ名義最後の作品を紹介します。当時聴いたきっかけはマジメに
「M.S.GじゃなくてB.M.Gかぁ」で予備知識無しの洒落ですね。サウンドの方は本気です、大陸的なリズムと乾いているがフックに富んだ良質のメロディ、商業的にも成功しそうな洒落たサウンドに後期ナイトレンジャーを想起せずにはいられませんでした。「なんやねん自分ら、そんない売れたいんかい」みたいな作りこまれたハードポップサウンドに突っ込みもいれますが充分すぎるくらい芯のあるロック然とした躍動感と反骨心も感じずにはいられませんでした。爽快感のあるメロディと耳障りの良いサビメロ、明るい気持ちにさせられますね、こんな時だからこそ元気を取り戻したい方にはオススメしたいです。嫌味のない伸びやかな歌声、個性不足ではあるが実力は申し分ない、唄を聴かせるアレンジもボー・ヒルがプロデュースを担当しているのですから悪いわけがなく、この手のAOR調のHM/HR好きにはグッとくること間違い無しです。当時の僕はスラッシュメタル一直線でした、そんな僕の耳も充分に訴えかけてきた爽快感間違いなし良質なメロディの数々に癒されてみてはいかがでしょうか。ブライアン・マクドナルド氏はVo兼KEYでクレジットされ曲も彼が一人で書いています


BRIAN MCDONALD - Desperete Business - Just Imagination ★★★ (2011-04-12 02:53:45)

仄かな哀愁が漂うメロディが印象的です
力強い歌声が楽曲に息吹を与えてくれる
個性不足でしょうが力強く頼もしいシンガーがなせる技でしょう
洗練度も高く耳馴染みよく
癒しを与えてくれます


BRIAN MCDONALD - Desperete Business - No Control ★★★ (2011-04-12 02:50:29)

都会的でお洒落なイメージを与えてくれます
ダンサンブルな爽快感溢れるAORナンバー


BRIAN MCDONALD - Desperete Business - Stay with Me ★★★ (2011-04-03 18:53:20)

扇情的かつ温か味のあるメロディ
KEYの使い方も効いていますね
ドラマティックなAORナンバー
雄弁に語る歌い手のパフォーマンスが癒しを与えてくれます
ギターもいい仕事をしていますよ


BRIAN MCDONALD - Desperete Business - This Lonely Heart ★★★ (2011-03-28 04:37:09)

分厚いコーラスハーモニー
メロディアスなサウンド
ソロで聴かされるギターに胸キュンです
ひと夏の恋、見たいな甘酸っぱい気分に浸れますね
メロディアスなAOR調のHM/HRサウンドにキュルリンされます


BRICKYARD - Brickyard ★★★ (2023-05-26 15:00:48)

詳しいバイオはサッパリの謎のグループ。オリジナルは1991年に録音との事だが見たことも聞いたこともない。2010年にぽこっとCD-R盤が世に出回るという謎の一品なのだが、そのクオリティの高さに息を飲む。
まず唄が上手い、THUNDERのダニー・ボウズのようでもありルー・グラムのようでもある。その確かな歌声とメロディを大切にした落ち着き払ったメロディックサウンドは堅実で渋さが耳を惹く一品。なぜ、これほどのクオリティが埋もれていたんだと驚かされる。

唄の上手さと聴き手を想定して明確に焦点を絞り込んだ音楽性、全てが一級品である。このバンドで歌ミケルミケル・ジャップ。2000年に自主制作な形でソロを出しているのだが、この人は80年代にソングライターとして活動するミケル・ジャップだと思う。
そうならばKISSのCreatures Of The Nightやポール・スタンレーのソロなどの楽曲を提供していた人物、そう思うと、ここで聴けるハイクオリティな楽曲に合点がいくのだが、なんたって詳細は分からない。これは似いているが確証がないので断言はしないが、いずれにしろ、唄モノAOR系のハードサウンドが好きな人ならば聴いて満足する一枚であろう。

どなたか教えて欲しいモノである。これが無名とはほっとけないヤツであろう。


BRIDE - Show No Mercy ★★ (2018-07-17 18:21:45)

デールとトロイのトンプソン兄弟を中心に結成されたUS産の正統派HM/HRバンドのデビュー作。アメリカのバンドとは思えない欧州的なエナジーが迸っており、メロディに拘った展開は聴きどころも多い。またシンガーのデール・トンプソンは力強いハイトーンを武器に多様なスタイルで楽曲を歌い上げている。ド直球のHM/HRサウンド故に類似性も気になるだろうが、質の高いパフォーマンスは聴き応え十分。マイナーメタルを愛する猛者なら、大いに楽しめるでしょうが、メジャー級の商品が主食のかた方には、少々敷居が高いだろう。曲の出来不出来や拝借具合による個性不足など弱点を露呈する場面も多いからです。
でも昨今のリバイバルブームの中で見える、過去の食いつぶしよりは前向きな面もあり、この時代ならではの前のめりのハイエナジーサウンドは、懐かしさもあり好意的に受け止めてしまいます。HM/HRのらしい部分をしっかりと強調してくれているのが嬉しいですね。


BRIDE - Silence Is Madness ★★ (2018-07-17 17:57:16)

アメリカの正統派HM/HRバンドの3rd。時代性を加味したL.A風味の曲もあるが基本路線はメイデンやJP風味の硬派なスタイル。テクニックもあるし曲作りも先人達のアイデアを元に自己流に研磨しており(やり過ぎ感MAXもあり)、その辺りの作り込み具合にニヤニヤと笑みもこぼれてしまうのですが、上手い事やってくれていますね。
アメリカンな味付けがある分、欧州的な湿り気はないがヌルッとした光沢のあるメロディは、やはりUS産だよなぁと納得させる魅力があり、多様性が散漫な印象を与えるかも知れないが、へヴィメタルを追求する姿勢は大いに買いでしょう。
一応、このバンドもクリスチャンメタルに分類されるようですが、音だけ聴けばサッパリわかりません。
ちなみにデビュー作が権威ある雑誌において、しかも日本一権威あるメタルゴットの口に合わず酷評を受けた為、日本ではサッパリ知名度も人気もありませんが、現在も活動を行い(一時期停止期間あり)ライブアルバムを入れると20枚以上は音源をリリースする古参のHM/HRバンドであります。本当にダメだったら長く活動出来るわけがないので、その実力の程を確認して欲しいですね。
でも軽めのミックスと、やはりバラつきのある音楽性は、ノレそうでノレないもどかしさもあったりと不満がないわけではないが、この手のバンドは嫌いになれませんね。


BRIGHTON ROCK - Take a Deep Breath ★★★ (2021-12-17 19:22:44)

カナダ産メロディアスHM/HRバンドの2枚目。メロディアスかつ堅実なハードスタイルのサウンドは実に歌心に溢れており、そのフックのあるメロディとメリハリの効いたアーバンなサウンドは、メロディ派の心に必ずや寄り添ってくれるでしょう。
でもこのバンド、歌い手が相当な癖強シンガーなので聴き手の評価が分かれそうである。その特徴的な歌声は高いキーで歪むのでヒステリックに感じる、イマイチ音楽性にフィットしているとは思えない瞬間は無きにしも非ずだが、聴きすすめることに、そこが最大の愛着ポイントであり、トレードマークと思えるほど特徴がありますよ。
ソフトケイスされたパートとロックなダイナミズムの比率の上手さ、1988年という華やかなシーンにも目を配りバランス良くバンドサウンドを展開しています。流れるような構成と温かみのあるサウンドメイクを駆使しつつも、地味なルックスがイマイチ跳ねなかったのか3枚のアルバムを残してシーンから消えた実力派の彼ら、活きのいいメロディアスロックが好みの方ならトライして損はしないでしょう。


BRONX - Easter 魔帝聖還 ★★ (2014-07-11 16:50:11)

「俺たちはゴリゴリのビッグ・ロッカーだぜ」の帯びたたきに香ばしさも漂うジェットフィンガーの異名を持つ横関敦率いるブロンクスが1985年にリリースした1st。ソロでは横関の高速プレイが飛び出すのですが基本は歌を中心に曲を作っているのですがVo杉浦一広のパワー不足感が否めずにイマイチ消化しきれていないように感じられる点が気になるところです、曲調はどっしりと構えたミドルナンバーを中心に重さを感じさせる作風へと仕上げており、どこかブルージーで泥臭い部分もあり、類型的な国産メタルとは違うアプローチを試みる横関の拘りも垣間見えますね。とは言いつつも日本語のぶっ飛び方に時代を感じさせ赤面モノになるのですが、時折ギラリと光るプレイが出てくると腰を上げたくなります。マニアご用達サウンドですが当時の国産メタルが抱える欠点も含め興味のある方は手にって見るのも一興ですよ。


BRONX - ILLUSION OF MR. MORPHINE (2011-05-18 01:40:49)

主役である横関のプレイが全てです、当時もほとんど聴く事無くラックにしまいこんでいたのですが、横関ソロアルバム再発のニュースを見て懐かしくなり、半年以上も荷解きをしていない引越し時のダンボールを開封し探しましたね。縦横無尽に弾き倒す姿が微笑ましいですね。やりすぎ感満載は歌い手の力量不足を補う為のアレンジなら残念ですね。ときよりメンバー全員がかみ合った時のスケールの大きさにバンドが持つポテンシャルの高さを示すもの、月並みな言い方ですがオールインストでいいじゃんと言いたくなりますが唄入りの方が楽しめるもんね。妙に明るいアメリカンなナンバーとマイナー調のメタルナンバーが収録されどっちやねんと突っ込みも入れたくなりますがマニアなら押さえておきたくなりますね。スウィープ・アルペジオで逃げないジェット・フィンガーと言われたプレイを堪能してください。


BRONX - ILLUSION OF MR. MORPHINE - COME ON BABY NOW ★★ (2023-05-18 11:20:55)

サウンドミックスが足を引っ張っている
結構ハードでダイナミックな演奏をしているのに伝わらん
中途半端な印象を強く与える
プレイヤー志向でもないと厳しいぞ
歌メロの歌謡テイストにニッポンのメタルを感じる


BRONX - ILLUSION OF MR. MORPHINE - CRASH FIGHTER (2023-05-18 11:34:08)

チョイとシャッフルなビートをツッコんでいますが
中途半端な印象は拭えない
チェッカーズがメタルやったらこんな感じなんじゃないか?
なんて思いましたね


BRONX - ILLUSION OF MR. MORPHINE - FINAL NUCLEAR WINTER (2023-05-18 11:18:24)

ワリとヘヴィなナンバーで幕が開けたのですが
2曲目は陽気なロックソングという流れは掴み的にどうなのだろう?
英文的にも通用するのかね?このタイトルと
サビではタイトルを連呼する
色んな意味で懐かしい80年代的ジャパニーズメタル
まさにジャパメタといいたくなる
ギターソロになると色めき立つ


BRONX - ILLUSION OF MR. MORPHINE - FROZEN WOMAN ★★★ (2023-05-18 11:30:32)

横関のギターはスリルがありますね
歌謡テイストを強くしすぎな何ですよね
このフローズンウーマンって通用しないだろう?
わしゃ英語の訛りは分からんけど
コレは無理だろう
なんだかあっという間に終わります


BRONX - ILLUSION OF MR. MORPHINE - LET ME JUMP (2023-05-18 11:22:36)

不協和音から始まる緊張感のある出だし
そこからポップなロックに流れずっこけます
コーラスも好きになれん
違う意味で裏切っているぞ
ギターソロばっかり目立つぞ


BRONX - ILLUSION OF MR. MORPHINE - LOOKING FOR YOUR LOVE (2011-05-18 01:41:36)

歌謡テイスト満載
メロディアスな速弾きも悪くないですね
杉浦の唄も無理に力まずにいい感じですが国内レベルは否めないかな
タイトルのイメージを生かしたキューとなポップさ?が個人的には好き


BRONX - ILLUSION OF MR. MORPHINE - LOST LOVE ★★ (2023-05-18 11:32:48)

少しマイナー調の曲が出てきましたね
ようやくですが日本のロックにメタル系のギターが参加したという体はイマイチだ
本条美沙子とか早川めぐみ路線の男版だぞ
横関を初めバックのメンバーが可哀想だ


BRONX - ILLUSION OF MR. MORPHINE - NIGHT RIDER ★★★ (2011-05-18 01:36:12)

仄かな哀愁漂うメロディが印象的ですね
中盤では楽曲の流れを無視するような強引な速弾きを披露
懐かしくシュラプネル系を思い出します
マイナー調のメタリックなサウンドが好きです


BRONX - ILLUSION OF MR. MORPHINE - PLEASE ★★★ (2023-05-18 11:37:34)

マイナー調のメロディと英詩が印象的です
こういう曲を増やして欲しかった
ガナリ過ぎた唄も丁寧なこっちの方が良いだろう
ベースだって良く歌っているし
ドラムもタイトな演奏をしている
アルバム全体に言えるのだが横関ばっかり目立つ構成と歌謡テイスト満載は失敗だと苦言を呈する
それでもワタクシは年に一回は通して聴いています
コレを苦行メタル行脚と呼び年々軟弱になるメタルスピリッツにカツを入れますね


BRONX - ILLUSION OF MR. MORPHINE - THE WAY YOU DANCE (2023-05-18 11:24:41)

ようやく勢いのあるヤツ出たな
ここまで脱落せずに聴くことが出来るのかだが
やっぱりポップな味付けが強すぎる
歌詞もしょうも無い
歌なしのパートにはグッとくるものがある
このグループの良くも悪くもな面が抽出されている印象が強い


BRONX - ON THE STEEL BREEZE ★★ (2022-08-13 17:32:11)

最近再発盤も出た横関敦率いるBRONXがメンバーチェンジに伴いTHE BRONXと改めてリリースされた3枚目のアルバムにてラストアルバム。新シンガーにはヘレンで活躍した今越能人が参加、横関のソロでの共演もあり再登板という感じなのだが適任とは思えず、聞く前から不安点が膨らみました。そして予定通り、その不安要素を覆す事はなく、頭打ちな印象を否めませんね。

彼の甘めの声質を生かしたアメリカンな要素も増えましたが、時折ギラリと光る横関のギタープレイは鮮烈な印象を与え、少々、組み合わせの悪さを感じる瞬間も多々訪れるが、がちっとハマった時のスケールの大きさというのか、可能性の高さに耳が奪われます。
少々タイトなレコーディングなのか、これで良かったのかもある、こういうところに厳しい目を向けずにはいられないのだが、良くも悪くも国産ハードシーンの大いなる問題点に直面した気分です。横関が目指すスタイルとシンガーの特性、今越には少々ヘヴィすぎるだろう。また唄入れの粗さも同様に気になる、もう少し時間を掛けてレコーディングしたら印象も変わっていたはず。と不満ばかりが口に出るのも、全ては横関敦という偉大なるギタリストの、その腕前が存分に生かされているとは思えずに終わっていること。
後年、海外の一流ところと共演を果たしソロを作り上げる横関だが、こういうバンドとしての成功をつかみ取れなかったのは残念でなりませんね。良い部分もあるだけに、惜しいと思いますよ。

国産メタルシーンの功罪を全て背負い込んだような一枚。再発を機に歴史的な観点や資料的な意味合いも含め、若い人に触れて欲しい作風ではあります。


BRONZ - Taken by Storm ★★★ (2014-01-14 20:03:13)

フェノミナ2での歌声が初体験だったような気がします。ジョン・ロートンをスッキリさせたような歌声が印象的なマックス・ベーコンがフロントマンを務めるバンドの1st(他のメンバーがよう分からない)いかにもNWOBHMな雰囲気もありますが(煮え切らないメロディと湿り気)欧州産ならではの哀愁を讃えた泣きメロが胸を打つサウンドは聴き応え十分。NEW ENGLANDのカヴァー⑥も本家に負けずとも劣らない名演を聴かせ度肝を抜かれましたね。ズンズンと迫るタイトルトラックの⑤が放つ凄味も魅力だが④のようなメロディアスな楽曲に惹かれるものもあるし、同じくメロディックな③も含め、その③④⑤⑥の流れが素敵です。程度にハードでソフトケイスされたAOR系のメロディアスHM/HRが好きな方なら見逃す手はないでしょうね。私の持っているのは再発盤のCDでボートラ入りの11曲入り、オリジナルとは曲順も違うようですが存分に楽しめること請け合いです。ただBRONZE RECORDSですから音質はイケてませんけどね。


BRONZ - Taken by Storm - Don't Ever Wanna Lose You ★★★ (2014-05-26 14:58:23)

本家に一歩も引いてません
素晴らしいカヴァーです


BRONZ - Taken by Storm - Harder Than Diamond ★★★ (2014-05-26 15:06:38)

メロディアスですね
英国的な哀愁が目に沁みます
渋いわ
地味かもしれませんが熱量がハンパない


BRONZ - Taken by Storm - Heat of the Nigt ★★★ (2014-05-26 15:04:08)

エモーショナルな歌声がいいですね
堅実なGもKeyもいい仕事してます
ブルージーな英国らしい一曲


BRONZ - Taken by Storm - Loneliness is Mine ★★ (2014-05-26 15:08:36)

NWOBHMなリフワークが懐かしい
力の入った一曲です


BRONZ - Taken by Storm - Night Runner ★★★ (2014-05-26 14:55:30)

メロディアスですね
熱い歌声と爽快感がたまりません
NWOBHM的だしね


BRONZ - Taken by Storm - Send down An Angel ★★ (2014-05-26 15:00:33)

彼らの陽の面をフューチャーしてますね
仄かな湿り気が素敵です


BRONZ - Taken by Storm - Sweet Lady ★★ (2014-05-26 15:12:13)

なかなか凝った展開が耳を惹きますね
アルバムの中でアクセントなります


BRONZ - Taken by Storm - Taken by Storm ★★★ (2014-05-26 14:57:24)

アタック感の強いハードなミドルナンバー
パンチが効いてますね


BRONZ - Taken by Storm - The Cold Truth ★★★ (2014-05-26 15:01:50)

湿り気を帯びた哀愁のハードポップナンバー
エエわ
コンパクトだしね


BRONZ - Taken by Storm - Tiger ★★ (2014-05-26 15:09:50)

アメリカンですね
隠せない英国の風が吹く瞬間にニヤニヤさせられます
軽いわね


BROTHERS OF METAL - Emblas Saga (2023-12-29 17:24:08)

AFM Recordsイチオシアーティストとして華々しいデビューを飾った8人組。満を持してリリースされた2枚目だが、不自然だったキーボードを引っ込めバンドサウンドを確立。相変わらずギターは3人もいるとは思えない、いるわけがない、いるはずがないだが、前作より真見せ場を少し増やしたので少しだけ疑問点は改善してきたが、やはり迫力不足は否めないが、このバンドはそこに力点を置いていない。
BROTHERS OF METAL、みんなで肩を組み酒を酌み交わし、飲めや歌えの大騒ぎがポイント。なるべくメタリックな質感や歪みを押さえ聴きやすいミックスに終始しているのが最大の聴き所。④のようなキャッチーな楽曲など顕著な例だろう。
バンド名からMANOWARをイメージして期待する人もいるだろうが関連性は限りなくゼロ。というか、こんなに媚びを売ったメロディックメタルをやった時点でジョーイ・ディマイオ閣下に斬首されますよ。

AFMらしい聴きやすいパワーメタル路線。そういう意味ではイチオシにされたのは間違いない。ブラックやデスメタル、ドゥーム系のようなマニアック路線ではない大衆性を大切にしたサウンド、その守備範囲の広さには舌を巻く。
欧州由来のフォーキーなサウンド、力まない素直な歌声の女性シンガーは個性がない分、ダミ声男性シンガーを引き立てるのに丁度良いのだが、メインを張るにはロック度が足りない。

このサウンド好きな人にはたまらないだろう、壮大なファンタジックワールドをイメージさせる。でもRHAPSODY OF FIREとか先輩達を押しのけるだけの個性は現時点ではまだない。前作にあったバカバカしさを捨てて洗練度を上げた今作。プロデュースも付いたのだから当然だろうが、やはり次が勝負となるだろう。この手のバンドの欠点は、強烈なリフや轟音を爆発させ聴き手を否が応でも振り向かせるだけの自我がない。
簡単にいうとメロディアスで壮麗な聴きやすいサウンドなので、チョットでもよそ見をすると流れてしまい見失う。逆を言えばいつでも参戦出来るのだが、その親しみやすさがコアなファンを遠ざける最大の要因なれど、好きモノにはたまらんだろう。次回作はもっと各プレイヤー個々の魅力を引き出させて欲しい。この手のバンド多すぎる。在庫過剰ですよ。

同じレーベルから最大のライバルALL FOR METALがいるからねぇ


BROTHERS OF METAL - Emblas Saga - Kaunaz Dagaz (2024-02-27 04:02:27)

迸る哀愁のメロディとキャッチネス
どこか朗らかな親しみやすさが聴き所なんだろう
個人的にはPVが大好物である
本人達が出て緩めの演技を見せてくれるのだが
本来はカッコイイはずの戦士系民族衣装が全然似合わない
というか着せられている感がハンパない
何故ならば贅肉がはみ出まくっているからだ
このアマチュア感がたまらないのだ
最高の爆笑ポイントである
曲なんてどうでも良い
ワタクシはコンセプトにそぐわないダルンダルンの肉体を揺らす
たるみまくった映像が大好物なのです
だから売れきれなかったんだよな
プロらしい精神を磨けばもう少し身体を絞るべき


BROTHERS OF METAL - Prophecy of Ragnarök (2023-12-19 13:11:07)

自主制作盤が話題となりAFMレコードと契約を交わした男女8人よる大所帯のバンド。ちなみにギタリストは3人いる。
コンセプト的には北欧神話を主体に、先住民的なマイノリティなどを扱うらしいのだがよく分からない。英語だけじゃなく⑥なんて恐らく北欧の言葉だろう。
サウンドとしてはありきたりのシンフォニック系メロディックメタル。この大所帯ならAFMレコードにALL FOR METALという活きのいい後輩もにいる。それと比較してもサウンドに迫力が無い。こぢんまりとしたサウンドは深みが足りず、ギターも単調なリフワークを刻むだけで、また3人いるとは思えない迫力の無さ。クレジットされていないキーボードが楽曲を引っ張るので、混乱させられる。ドラムやベースの音もスポイルされメタルバンドとして強度がたりない。女性シンガーも線が細いので、咆哮する男性シンガーとの対比としては弱い。もう飽きたコントラストに鮮度がない。
昔、ダウンタウンが99のことをダウンタウンの鼻クソとエールも込めて発言したが、このバンドにも誰々の○○であろう。彼らの欠点はキーボードに引っ張って貰い、サビでは皆でシンガロングという手法に芸が無い。サウンドにメリハリがないので全て同じ方法論で導かれる、このサビでシンガロングは昨今のメジャーメタルの常套手段。
BEAST IN BLACKの成功など最たる例だろう。北欧ということでSABATONと同列に語るべきバンドでしょう。
そういう最近活躍する先輩からの影響を素直に取り込んでいるので、そっち方面が大好きな人にはたまらんでしょうね。でもチョット、パクるのはやないか?2012年に結成でしょう?それに先輩達はもっとメタリックだぞ。

まさにBROTHER OF METAL、酒を酌み交わし皆で肩を組みサビで大合唱。そういうタイプがお好みのかたにはドストライとなります。余計な事は考えるな類似性など糞食らえ。とにかく皆で、この北欧神話の世界に没頭してコスプレ大会に参戦すれば問題なしです。壮麗で小綺麗なサビメロ、実に聴きやすいメタルです。
既にヴァッケンのステージにも立つほど、レーベルイチオシのアーティスト。
それだけに一定のクオリティは揃っていますよ。世界中のファンを取り込んでいますからね。再生回数は嘘つかない。

私に何故かオススメとSpotifyからきたので聴いたのですが、如何せん日頃、貧乏臭いNWOBHMやドゥーム系などを主食にしているものでして、この手のメジャーロックは聴いていると恥ずかしい。ハロウィーンからの影響も少なくメロスピやメロパワ系は大得意ではないので、余計にダメでしたね。こういう超絶メジャーロックを聴くルーツというか土壌がないワタクシの意見ですので一般的には大歓迎でしょう。じゃなきゃAFMからデビュー出来ない。でもAFMで同じタイプと言えばAXXISという大先輩がシンフォニック系メロディックメタルの先駆者として欧州のシーンを席巻しているからね。日本の商業誌でフォローされていないだけでAXXISは欧州では人気のバンドだからね。
バンド名からMANOWARを想像した人もいるでしょうが、こんなに音は軽くない、こんなオシャレなメタルやったらジョーイ・ディマイオ閣下に死罪を命じられますよ。

2枚目のアルバムは未聴だが、オリジナルティの研磨は必須だろう。大所帯である意味を見せて欲しい。


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth - Accident of Birth ★★★ (2012-04-20 06:09:07)

王道ナンバーが続いた後に聞けるタイトルトラック
へヴィな音とクラシカルメタルの融合が見事なミドルナンバー
堂に入った歌声と作風が見事に合致しスケールの大きさをアピール
最大公約数のファンを納得させるだけの凄みを持っています


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth - Arc of Space ★★★ (2012-04-20 06:16:54)

アコースティカルまバラードナンバー
朗々と力強くブルースの歌唱に尽きます
稀代の名シンガーの面目躍如ですよ
素晴らしい歌声とアレンジ
そしてギターソロで涙腺が決壊します

このアルバムからROY Zは男を上げたんだね


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth - Darkside of Aquarius ★★★ (2012-04-20 06:01:28)

荒涼とした景色が浮かぶ静かなイントロから
ノリの良いグルーヴ感が迫ってきます
大好きなノリですね
こういう歌唱こそブルースだなと言わしめる
パワフルな歌声が大好きです


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth - Freak ★★★ (2012-04-20 05:52:03)

へヴィでファットな音が90年代風ですね
アルバムのオープニングを飾るのに相応しい
回顧主義な面も見受けられる一曲です


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth - Man of Sorrows ★★★ (2012-04-20 06:06:20)

逆にメイデンで聞くことの出来なかったタイプのバラード
個人的にはアルバムのハイライト
ソロ後の歌い出しも泣かせますね
本当に名曲だな
何度聞いても厳粛な気持ちにさせてくれます


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth - Omega ★★★ (2012-04-20 06:13:54)

荒廃とした景色をさまよう光景が浮かんできます
そんなドラマ性を感じさせるメロディアスな一曲
後半のハードなパートの放り込み方も好きですね


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth - Road to Hell ★★★ (2012-04-20 06:04:22)

スミス/デッキンソンのクレジットに相応しい名曲です
懐古主義な作風ですが時代性も巧みに取り組み
仕上がりが極上の正統派メタルな疾走ナンバー


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth - Starchildren ★★ (2012-04-20 05:55:33)

力強く歌い上げる様は流石ですね
へヴィなグルーブ感が心地良いミドルナンバー
時代を感じさせますよ


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth - Taking the Queen ★★★ (2012-04-20 05:58:55)

朗々と歌い上げる様にメイデンの顔だった彼の偉業が燦然と立ちはだかります
時代が望んではいないスタイルだったかもしれないが
ドラマ性を孕んだ名曲です
次の曲との流れもバッチリですね感動しました


BRUCE DICKINSON - Accident of Birth - The Ghost of Cain ★★ (2012-04-20 06:11:43)

出だしのギターのフレーズがズルイね
メロディックなサビもまずまず
路線変更を上手く図れずに正統派バンドの多くが聞かせてくれた90年代風の曲


BUCK DHARMA - Flat Out ★★ (2020-10-11 20:59:51)

BOCのギター兼ヴォーカルのドナルド“buck dharma”ローザーが1982年にリリースしたソロアルバム。BOCではやれない曲を思いっきりやるぞな空気もあるが、彼が歌うメロディなど、ひんやりとした空気が纏いBOCにも通ずる雰囲気が満載。②などを聴けば隠せないなぁと感じる。
続く③もどこかハーモニーの美しいソフトな曲なのに、どこか不気味と感じさせるのもドナルドの持ち味なんだろう。歌詞が分からないから、そう聴こえるだけなのかもしれないが、なんとなくそう感じさせる。
全般的にはポップでソフトケイスされたサウンドだ。ソロだけに彼のギターもフィーチャーさせている。クールでアーバンな感性、そこにロックな情熱が青白い炎を燃やし沸々と燃え盛る、誤魔化しの効かないインストナンバーの⑧などを聴けば顕著だろう。ラストはカヴァーソングで〆る構成もソロだからこそ許されるアイデア。
アーティストとしての彼のルーツたる音楽性を垣間見ることが出来るでしょう。個人的には、あまり重なる部分の少ないアーティストではあるのだが、アメリカ人なのに乾いた感性を持ち込まないセンスの持ち主であることに驚く。そこが彼の魅力でしょう。CD化の際にはボートラとしてGamera is Missingを収録。ゴジラの次はガメラなんかいとツッコまずにはいられない、いかしたインストナンバーですよ。


BUDGIE - Impeckable ★★ (2020-03-15 18:32:33)

作品前に音楽性が変わり暗中模索状態が続くバンド。今作を最後にトニー・ボージが抜けたという事件からも推察できるように結果を残さないといけない時期にリリースされた苦悩に満ちた一枚。その為に、全体的な軽さが目立ち、①のような疾走ナンバーも歯ごたえがない。その為に、妙なポップセンスやメロディアス具合が悪目立ち、どうにも喰い合わせが悪いのだが、良くも悪くも小慣れた印象が強い。
そんな軽い音質の中でも、リフの荒っぽさなどさ往年のテイストを感じさせるのがマニアにとっては、捨てられない要素だろう。


BUDGIE - Never Turn Your Back on a Friend - Breadfan ★★★ (2019-09-23 19:55:07)

クールなギターリフが嵐の如く吹き荒れる
メタルバンドに与えた影響は大きいだろう
中盤での場面展開もお手の物
まったく別の曲のように変わる
人間椅子が日本語詩でカヴァーしたのも有名だ


BUDGIE - Power Supply ★★ (2020-03-14 21:39:09)

所謂ニューウェーブブームなどの到来により、シーンの隅っこに追いやられたハードロック勢、このバンドも御多分に漏れずだったのだがNWOBHMの波に乗り作品をリリース。正直、かつての荒々しさは何処へやら、随分の小慣れたメジャー感を纏い復活してきたなぁという、あざとさが目に付くのが長年のファンからの不評をかってしまったのだが、そんな思い入れのない方にとっては、小気味の良い英国ハードサウンドを引っ提げ軽快にロックしていると、好意的に受け入れることができるでしょう。

個性剥き出しの破天荒だった時代と決別し、NWOBHMスタイルに舵を取った意欲作。これで新規獲得が出来たのかは分からないのだが、今となっては典型的な英国ハードスタイルを軸にしたサウンドとして、紹介することに抵抗はないだろう。


BULLDOZER - The Day of Wrath ★★★ (2015-02-13 12:47:49)

あのアルジー・ワードがプロデュース業を担当しているイタリア産のブラック系スラッシュメタルバンドが1985年にリリースした1st。まさにタンク風だしモータヘッド風だしヴェノム風でもある。暴虐性あふれる突貫スタイルを披露、似たようなメロディを歌うシンガー、終始ワンパターンなリズムと曲調に飽きもきますが、ドタバタと走りまくりながらも、押さえの効かない感情が爆発するようにストレートな爆裂感が心地よくもありテクニック云々では語り尽くせない魅力に溢れています。当時の世相や今持っても市民権を得ずらいスタイルも時折、ギラリと光るリフワークや印象的なメロディラインにおっと前のめりにさせられたりと、やはり何とも言い難い魅力がありますね。整合感とは無縁な埃っぽさのある破天荒なサウンドにアルジーの影響もあるのでしょうか?そんな事を思いつつ年に一回は手が伸びる一品ですね。


BULLET - Execution ★★ (2016-04-25 18:16:21)

1970年代後半から活動を続けるドイツ産HM/HRバンドが1981年にリリースした1st。出しているサウンドはアクセプトがAC/DCをカヴァーしているような感触で終始ご機嫌なロックサウンドを披露、NWOBHMを通過しているので硬質観もあり今の感性で聞けば古臭さはあれど、ドライブするシンプルなビートとメタリックな質感が混在し普遍の魅力となっていますね。同時期活動していたクロークスあたりの音楽性が好きな方なら聴いて損はしないでしょう。ドイツらしい生真面目さとアクセプトなシンガーの持って生き方にプロデューサーを務めるディーター・ダークスの手腕も発揮されていますかね


BULLET - Full Pull ★★ (2015-11-10 13:36:14)

クセのある金切りヴォイスはグレイブ・ディガーのシンガーを彷彿とさせ実に脂っこい。音楽性もAC/DC8割にアクセプトタイプのジャーマンメタルを追加したタテノリロックの黄金比ともいえなる配合にマニアならずとも気持ちよくノレるでしょう。シンプルな構成故に先人達の影響も露骨に散見出来るし気になるともはやパロディだろうし、そんなんなら本家を聴くわいと悪態の一つも付きたくなるのでしょうが、やはりここは四の五の言わずに、空っぽな気持ちで向き合うのが一番。日本ではイマイチ人気に繋がらないAC/DC系のシンプルなビートを生かしたヘヴィなロックサウンド。個人的には多様化する音楽の中でもブレないスタイルに回帰し忘れ掛けそうになる自身のアイデンティティに語りかける一品ですね。


BULLET - Heading for the Top ★★ (2022-05-13 20:05:54)

北欧はスウェーデンから登場した若き荒くれロックンローラー、ACCEPT風味の男臭いメタルサウンドと剛直ロックンロールを巧みに融合、双方の良いところを楽曲に落とし込み聴きやすくまとめ上げている。ある意味、典型的なNWOTHMなのかも知れないし、アイデアの流用はあるのだが、2006年という時代に、ここまで直球勝負の古典ロックを展開する姿は逆に清いなぁと感じ粗探し無用の純粋なロックスピリットに焦がれます。
活きのいいAC/DC風味もお得意とばかりにこなし、アイリッシュなギタープレイで魅了するナンバーもあったりと柔軟さも魅力だが、模倣の域を抜け出せていない瞬間も訪れるだけに、潔癖な人には少々距離を置かれるスタイルではある。
これが通算3枚目なのだから、確信犯であることに代わりは無いが、雰囲気重視のバンドサウンドなのは間違いない。


BULLET - No Mercy ★★ (2016-04-25 18:40:06)

引き続きプロデューサーにディーター・ダークスを迎え1983年にリリースした2nd。今は亡きアリスタからリリースというビックディールを獲得した影響もあるのか、メタル度は上がったが明るめのご機嫌なノリの曲も増えタイトルトラックの④などは無理やりなメタルナンバー放り込み幅広い楽曲を用意、個人的には中途半端な明るさやメジャー感覚を放り込むならラスト3曲くらいの流れでやってくれないと厳しいような感覚にとらわれるのですが、前作の流れを考えると微妙ですかね。けして器用なバンドではないと思いますが、方向性の拡散がメンバーチェンジを誘発し解散の一途を辿るのですが、この時代ならではの大衆性とゴージャスに決め切れなかった音楽性の響きはオールドというよりはアンティークと言いたい味わい深い輝きがあり、ある意味、早すぎた音楽性とも言えなくもない。そんな彼らにとってはらしくないかもしれませんがラストのBaby We Can Talkなんてアルバムを締めくくるのに相応しい感動的なロックアンセムかと思いますよ。


BULLETGUYZ - We Wanna Rock You ! ★★★ (2021-09-10 14:40:19)

コロナなのにやったのかなぁ?2019年に来日公演も行ったプチ話題性もあるタイ産のトラディショナルHM/HRサウンドを寸分の狂いもなく展開するバンドのフルアルバム。なんたって全く字が読めないので詳しいバイオはさっぱり、でも出している音を聴けば思わず笑みもこぼれるTHE80年代メインストリームサウンドを披露、ノリノリで勢いのあるナンバーは勿論だが、ポップな曲あり光る汗が似合うバラードありと、その筋のマニアならば間違いなく満足するでしょうね。

アジア人ならではの情緒もあったりと共感出来る場面も多く技巧的な面よりも安定感のあるプレイに終始しているので、いらぬ心配は無用。我々が知らぬだけで日本のシーンなど追い抜く勢いでアジアのメタルシーンは活況しているのかも知れませんね。ヴォーカルハーモニーを重視した曲作りも安定したバックの演奏があればこそ様になる。
往年の空気を纏った楽曲もパロディに聴かせないのは、彼等が本気でこの音を愛し体全体で鳴らしているから違和感になくスッと溶け込んでくる。
お手本のある音楽性ではあるが完成度にケチなどつけられません。YouTubeなどでカヴァーソングも披露したりと、本当にメタル愛溢れる懐の深いバンドですよ。ワタクシはこういうの嫌いになれませんねぇ。


BURN - So Far, So Bad ★★ (2008-02-11 05:48:00)

英国産とは思えないほどキャッチャーで爽やかなサウンドが身上のキーボードを含む五人編成のバンドです。ギターも派手に引き倒すのではなくツボを押さえたプレイを聴かせてくれて好感が持てる、輸入盤で手に入れたのが93年でしたが時代を考えると奇跡に近い気持ちでしたよ。この時代にハードで適度な湿り気のあるキャッチャーなHRが聴けたことが嬉しい、まぁツメの甘い部分は有るけども正統派なら聴いて損はしないと思います


BURN - So Far, So Bad - Knock Me Out ★★★ (2007-06-17 04:03:05)

若干つめが甘いけど僕は大好きです!
パープル風なサウンドが良い


BURN - So Far, So Bad - Maybe It's Love ★★ (2008-02-11 05:33:54)

適度にエッジの効いたメロディアスなミドルナンバー
バッキングで効けるKEYのフレーズが良いですねぇ
英国のバンドとは思えない程、甘口なサウンドにハスキーな歌声が馴染んでいる、ギターソロもカッコイイですよ


BURN - So Far, So Bad - So Far, So Bad ★★ (2008-02-11 05:37:12)

グルーブ感のある爽やかでキャッチャーなサウンドが心地よいですねぇ 美しいコーラスの配し方も良いです


BURN - Spark To A Flame ★★ (2018-01-22 16:46:24)

1993年にキーボードを生かした爽快感のあるメロディックHM/HRサウンドを引っ提げデビューを果たした彼らが2年後の1995年にリリースした2ndがこちら。時代的に95年ですからね。どのような音楽性で勝負を掛けるのか不安はありましたが、概ね、前作の流れを引き継ぐ世界観を踏襲。しかし時代の流れ的にキーボードのボリュームを幾度絞る事になり、魅力的だった軽やかさは半減、歌を聴かせる方向性ではあるが、上手い歌い手ではないのというジレンマも抱え、そのあたりの匙加減に評価も別れる要因でしょう。
キーボードを効果的に活用した華やかさ、英国のバンドでありながらもアメリカンナイズドされた柔らかくキャッチーなサウンドは聴き応えがあっただけに、その旨味を封印せざるおえなかった95年という時代背景に臍を噛みます。
派手なギターヒーローも存在しない主役不在の地味目なバンドサウンド故に、スピーディーで派手なメタルを好む方には退屈極まりない、音楽性に映るでしょう。でもここにあるのは、メロディックでキャッチーな英国風味の初期BON JOVIサウンドと言えなくもない魅力に富んでおり、中盤からはキーボードも増量された楽曲も顔を出すので、前作を気に入った方なら楽しんでもらえると思いますよ。こういう音楽は地味なのではなく、渋いと感じて欲しいっすね。


BURNING RAIN - Epic Obsession ★★★ (2019-08-13 21:59:16)

DIOからWHITESNAKEへと羽ばたいたダグ・アルドリッチ。特にカヴァーディルからパートナーと迎えられたのは、彼にとっては安定と躍進の二つを手に入れた気分だったろう。Frontiers Recordsが絡んでの再始動。以前よりも分厚くなったダグのギターはワイルだかつセクシーだ。インプロ風味もましスリル感も倍増とカヴァーディルの横で弾いているよりも生き生きとしており、同タイプのブルースベースのHM/HRサウンドなのだが、こちらの方が自然体に鳴らされている分、素直に身体に入ってくる。古臭いタイプの楽曲なのだが親しみやすさの裏で隠し味程度のモダンさがあるのもポイント。渋系なのに、華やかだと思わせるのが狙いなら大正解だ。そんな中でへヴィでソリッドな③なども用意しており、今作の充実度も伝わる。‎小手先ではないベテランの凄み、その堅牢なるロックスピリットに共鳴しますね。


BURNING RAIN - Face The Music ★★★ (2022-06-02 12:06:41)

ダグ・アルドリッチと言えば苦労人というイメージが圧倒的に強い。世良公則とアコギによるデュオでツアーしたりと、ダグ・アルドリッチの行く末を案じていましたが、DIOに見切りと付けギャラの良いWHITESNAKEに加入したあたりから好転したようで、色んなバンドに顔を出し精力的な活動をしているように感じる。ドサ回りをせずに飯が食えているのなら幸いですね。
今作を聴き真っ先に感じたのはホワイトブルースを基調としたダイナミックなハードサウンドを展開、豪快なヘヴィグルーブと渋めの楽曲はモロにWHITESNAKEを想起させるモノであり、いい意味でのインプロヴィゼーションを感じさせるライブ的ノリが楽曲から醸し出されており、腕のあるベテラン組から生み出される生身のロックに唸ります。
ゆるくやっているようで緊張感が漂い、その静かなバトルは熟練されたモノ達が習得した技巧をたっぷりと贅沢に味わえます。かつては教則本のようなギターソロと叩かれたダグも、エモーションを込めたプレイで魅了。ビックインジャパンの代表的なミュージシャンと言えるダグだが、もうそんな悪口を言われるようなアーティストではないだろう。
本家であるWHITESNAKEは80年代後半の成功で見せつけたエンタメ性の高いバブルロックを今もやっている。モダンでゴージャスなサウンドで天下を取ったが、もはや初期の頃とは別物であった。今作は、そんな本家にないバンドとして生身のバイブが存在する。古典ロックかくあるべきな制作環境とミュージシャンシップが生み出した輝き、ブルースベースのハードサウンドが、好みの方にはドンピシャの音楽性であろう。


BURNING WITCHES - Burning Witches ★★★ (2018-04-17 14:06:21)

スイスのガールズメタルバンド待望の1st。シングル盤で聴けたアグレッションを有するガチンコメタル路線をそのままに、よりソリッドでパワフルな正統派HM/HRサウンドを披露。前作同様、プロデューサーにPoltergeistのP.OプルヴァーとDestructionのシュミーアの二人が名を連ねているというのもマニアにとってはたまらんものがありませんかね。
メイデンよろしくなツインリードに牽引され、力強く歌い込めるシンガー、セレイナ・テッリのパフォーマンスも益々磨きがかなりバンドサウンドを一段上に引き上げています。
正直、まだ粗削りな面はあるのですが、二人のプロデューサーが持ち込んだアグレッションを飲み込める力量というのはバンド最大の魅力。パワフルな楽曲の合間を縫いこんでくる扇情的なツインリードも、またバンドの魅力として光輝いています。

日本の嬢メタルとは一線を画す海外のガールズメタルバンド。ガールズメタルと言ってしまうワタクシもセクハラなんだろうが、日本は厳しいよ。女性だけで普通にバンド活動したらプレッシャー掛かるもんね。女を売るようなビジュアルや楽曲を求めれるのは可哀想だ。海外の気合いの入ったバンドを見聞きする度に、ツンとなりますよ。ほんとツーンとなるよ。


BURNING WITCHES - Burning Witches(Single) ★★★ (2017-04-05 13:59:19)

スイスが生んだガールズHM/HRバンドが2016年にNuclear Blastからリリースしたシングル。重心低く肝の据わったヘヴィな王道サウンドを披露する彼女達、2曲だけでは全貌は見えてはきませんが、バンド名にパヤパヤしたソプラノヴォイスじゃないパワフルな歌声とくればDORO姉さん率いるWARLOCKを思いださずにはいられませんが、その音楽性を真っ向から引き継いでいる伝統芸能サウンドにNuclear Blastが目をつけるだけのクオリティは備えていますね。その気骨なパワーメタルサウンドと相反する繊細なメロディセンスには、女性的らしさも感じられ力技だけで押し切らないアレンジセンスは頼もしいですね。
今作をバックアップするのはレーベルのみならず、同郷のレジェンダリーなバンド、2016年に見事に復活を果たしたPoltergeistのV.O. Pulverがプロデューサーとして参加、さらにはPanzer、Destructionで同じ釜の飯を食ったSchmierの名前がありますので、この盟友二人に導かれた姿もマニアには食指の伸びる要素でしょうかね。
地道なLIVE活動など、しっかりとした下地を強化してもらい、次なるフルアルバムに期待を抱かせるガールズHM/HRバンドの登場に、この手のバンドが一過性の話題作りじゃないんだという事を証明する大きなムーブメントを作りだして欲しいモノです。


BURNING WITCHES - Dance With the Devil ★★ (2021-08-09 12:08:13)

スイスが誇る正統派HM/HRバンドによる勝負の3枚目。今作では看板シンガーとギターの交代と言う変化はありましたが、シュミーアとV.O. Pulverらがバックアップのお馴染みのチーム編成による脇固めは完璧、あとはどの方向性に進むのかですが、従来のイメージ通り灼熱の魔女軍団がゴリゴリバッキバキのドメタルサウンドを披露、タイトルトラックのようなキャッチーさも上手く混ぜ込み幅を広げてきている点も見逃せません。
前2作で感じられたリズムセクションに対する課題も音質面でクリア、テクノロジーの恩恵を利用しながらタフな彼女たちのイメージをより良いものへと変換しています。
グロウルも操る新シンガーのローラ・グルデモンドの持って行き方が評価を分けるでしょう、多彩な表現力を持ち合わせる彼女の存在により、メロディアスな曲は徹底的にもやれると言う側面を持つことで得られた可能性もあるだろうが、ある意味、このヘヴィネスサウンドに対しては線の細さは否めないでしょう。ライブではどうヴォーカルパートを重ねて処理するのか?そういう意味では人間力を第一に考えるプレイヤー出身には厳しいと映るでしょうね。
正攻法で迫るからダイハードなバンドの顔があるからこそ感じる不満なだけで、一般的には無問題なパフォーマンスです。
このバンドが持つヘヴィメタルに対する信念と裏切らない実直な姿勢、そこに心打たれ応援しているマニアには間違いないしの名盤の誕生、今まで以上にドラマ性を感じるしメリハリが効いている、全てがビルドアップされた今作は勝負に打ち勝ったと言えよう。


BURNING WITCHES - Hexenhammer ★★ (2018-11-22 11:30:20)

あの忌まわしき魔女狩りを正当化する経典とも言える『HEXENHAMMER』をタイトルに持ってきた、バンド名に由来するコンセプト色も大正解だろう。スイスから登場した女性5人組のツインギターバンド。ドスを効かせて歌い込めるガチンコメタルシンガーのセリイナ嬢の肝の据わったパフォーマンスを筆頭に、ザクザクと刻まれるツインギターの剛毅さなど、まさに新時代の正統派HM/HRと呼ぶに相応しい出で立ちだろう。
前作同様スイスメタルの先駆者でありレジェンドとも言えるV.O. PulverとDestructionのシュミューアがプロデュースを担当。それだけにJPやメイデンスタイルのみならずスラッシーな一面ものぞかせるのだが、前作でも気にはなっていた、低音パートの迫力不足、どうにもそこのパワーが弱く楽曲に勢いを与えられていないように感じるのが難点。ステージ映えするメンバーが揃っているだけに、そこの弱さを改善するべきだろう。
女と言う媚を売らない骨太で厳ついガチンコメタル、無愛想に打ち鳴らされるへヴィメタルは大胆不敵な野心が漲っている。


BURNY PROJECT - GRASS WALL~AIN'T DEAT YET ★★★ (2011-05-22 22:33:28)

スナイパーの天才ギタリスト日下部BURNY正則のソロプロジェクト。
Voはムルバスやサブラベルズの松川純一郎率いるエモーション等に在籍していた岸本友彦、リズム隊は現サーベルタイガーでプレシャスやコンチェルトムーンのB木本高伸にDs山口PON昌人はFEEL SO BADや藤本泰司のソロでの叩いていましたね。ギターヒーローありきはHM/HRシーンにとって不自然なことではないしバーニーのどこまでも熱く感情を揺さぶるギタープレイを堪能することが出来ファンならずとも楽しめるでしょう、特にスナイパー時代とは一味違ったメタル然としたハードなギタープレイからエモーショナルなギターと多様性に富んだ音色を楽しめるのもポイント、それらを彩る実力派のミュージシャンが揃い熱いバトルを繰り広げている様も実に豪華絢爛、オープニングを飾るハードな疾走ナンバーの緊張感溢れる演奏のカッコよさたるや(Vo岸本のワーニン・ワーニンって歌い方にズッコケそうになりましたが…)アルバムのラストを飾るジェフ・ベックばりの泣きのギターインストに悶絶し焦がれます、歌モノありインストありバラードありとバラエティの富んだ今作は商業誌の低評価もなんのその捨て曲なしの名盤です。木本高伸は上手いね


BURNY PROJECT - GRASS WALL~AIN'T DEAT YET - FRONT OF LINE ★★★ (2011-06-04 01:40:28)

アルバムのオープニングを飾るメタリックな疾走ナンバー
パワフルかつタイトな演奏がスリル感を演出しています
名曲ですね
出だしのワーニン♪ワーニン♪って歌うのがチョイ気になりますけど


BURNY PROJECT - GRASS WALL~AIN'T DEAT YET - HOLD ON ★★★ (2011-06-04 01:49:32)

アグレッシブなインストナンバー
せめぎ合う各自のプレイが熱いですね
木本高伸のベースは凄いな
バーニーのギターも火が出る程に熱い!