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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1801-1900

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1801-1900
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BON JOVI - Keep the Faith ★★★ (2014-01-05 11:01:51)

世界的な成功をおさめ大金を手に入れた代償も大きいでしょう。過酷なツアーと心身ともに休みがないと厳しいかったのでしょう。当然だしご苦労様としか言いようのない大業を成し遂げた彼らが紆余曲折を乗り越えたどり着いた一枚です。前作あたりからHM/HR色も薄まり普遍の王道ロックサウンドへと突き進む姿は予想できたし、売れなければいけないプレッシャーは半端なかっただろうし映画にでもなりそうな人間ドラマが透けてみえたりと熱心なファンなら今作への思いは並々ならぬものもあったでしょう。リリースの前の情報で彼がハウスになったとか記事で読んだときは(②がそれにあたるし、髪切ったしね)どうなるかと不安に駆られたものですが聞いてみれば4年間のブランクを無駄にしない問題なしの一枚でした。お約束な①に始まり新境地を感じさせるダンサンブルな②ピアノも大活躍アメリカンな③盛り上がりも上々ならしい④感動のビックバラード⑤パワフルなイメージを抱かせるシリアスな世界観がビシビシ伝わる⑥。10分近いランニングタイムも苦にならない超大作にて名曲⑦実験的と言われる今作ならではの一曲です。やってる事は彼らの十八番でしょう、中盤の展開はスリルがありますね。ノリの良い⑧も曲順的にバッチリだしハードかつキャッチネスな勢いのある⑨お得意の甘酸っぱさのあるハードポップナンバー⑩と良くできた楽曲が目白押しで新たなる魅力とアメリカンな彼らのルーツを巧みに取り込み初期のマイナー臭とは違う世界観と時代性を考えた渾身の一撃かと思います。個人的には最後の4曲がイマイチ好きになれず、それが散漫な印象を与えるのですが、なんだかんだ言っても大きくなりすぎた金看板を守るにふさわしい充実の一枚でしたね。


BON JOVI - Live at Super Rock '84 in Japan ★★★ (2020-06-10 16:48:46)

福岡・名古屋・大阪・埼玉の4都市6公演行われた、国内初とも言える大掛かりなロックフェスティバル、それがスーパーロック84でしたね。レンタル屋にいって、ダイジェスト版から、ANVILを除く参加バンドをフィーチャーしたものまで世に出ていますが、(後年、閉店セールに伴い全部ゲットするも、レンタル型落ちの為、褒められたものではなかった)今作を見て衝撃を受けましたね。1stアルバムを聴いた後とはいえ、この若さ溢れるエネルギッシュなステージといい、華やかな見た目と言い、こりゃ売れるわなぁと、関係者のみならず多くの人々がそう感じたでしょうね。今見ても率直に、そう思います。

1.She Don't Know Me
2.Breakout
3.Get Ready
4.Runaway
収録は全4曲。合い間にインタビューなど交えた25分、アレックス・ジョン・サッチのコーラスとか懐かしいわ。この時点では、期待の有望株程度の認知度だったBON JOVI、会場のノリも微妙なものだったりするのだが、全力のステージに魅入られました。徐々に会場を掴んでいくのも印象的です。MCも字幕付きなので親切です。演奏シーンにおけるカメラワークなど不満もあれど、こういうの含め、日本初のロックフェスティバルとして受け入れると、大ありなのです。そりゃ、事前の個別の動きなど把握できないもんね。それがライブってもんですよ。
権利の関係など、様々な障害があり正規の形で復刻することのないライブ映像ですが、死ぬ前に、クリアーな映像でみたい一品です


BON JOVI - Lost Highway ★★ (2017-09-05 15:51:27)

今さらながら聴く機会に出会ったモンスターバンドがカントリーミュージシャンに成り下がったと言われファンから不評を買ったと言われる一枚。最後に買ったアルバムがThese Daysで、正直、それいぜん以降の3枚は聴いたが余り好きになれる路線ではなかった。その置きに行った楽曲と、過去との決別に踏ん切りがつけられず、なんだか惰性で同棲する10年カップルのようなどっちつかず感が苦手で聴き込んでいない。そんなボン・ジョヴィの熱烈なファンにとっては悪ふざけに等しいワタクシからすると、今作の路線はとても理に適った音楽性にシフトチェンジしており、熟成された大人の男たちによる普遍的ロックサウンドを目標とし見事に駆け上がっています。カントリーソングはおろか、アメリカンロックにも精通していないワタクシには、十分に躍動するロックなグルーブも聴けるし、乾いたアメリカンロックに潤いを与える芳醇なメロディがあり、流石はボンちゃんだなぁと感心しますね。
こういう路線だからかつてのオマージュを含んだ⑤のような曲や狙い澄ましたような⑥に感動するのです。たしかにテンポの速い曲が好きな人や、即効性の高いキャッチネスさがないとダメな人にとっては中盤以降など子守唄でしょう。でも歳を重ねるとチョイと沁みてきますよ。この路線はね。
長年のファンの事を思うと裏切られた気持ちってのは分かりますが、個人的にThese Daysくらいから、数曲を除いてはこんな感じだったんじゃないかなぁと思っていたので、さほど気になりませんでした。流石にワタクシも一枚通して聴く事はありませんが、合間合間につまんで聴くと箸休めに丁度良いんですよね。これを機に代表曲は摘まんで知っているけど、ほどんど聴いていないThese Daysから今作までの3作をちゃんときいてみたいなぁとも思いましたね。


BON JOVI - Lost Highway - We Got It Going On ★★★ (2020-10-13 14:33:20)

どっから聴いてもBON JOVIですね
忖度してるなぁって思いますよ


BON JOVI - New Jersey ★★★ (2013-12-27 15:30:24)

BON JOVIを知ったのは思春期まっただ中の中学生、TVのCMだったと思います。ほどなくして手にした3rdの普遍のロックサウンドに魅了されHM/HRの道へと進むことになるのですが、どんなに売れ線と揶揄されようが、完成度の高い楽曲と聞かせるプレイと唄中心の見せ方は完璧です。その世界観にトドメを刺したのが今作でしょう。野性味溢れるダイナミックな①に始まり、美しいコーラスワークとポップでキャッチーな世界観に楽しい気分にさせられます。個人的には前半のハイライト、哀愁のあるメロディが胸を打つ③(コピーしたでぇ)非の打ちどころのない売れ線なアレンジに脱帽です。④のメロセンスも素晴らしく、泣きの名バラード⑦⑩とシングルカットされまくりの名曲群を前に思わずため息が漏れます。なんだかんだ言ってもこのクオリティを前にすると文句も言えんでしょう。ポップでキャッチーと親しみがありながらもハードさに手ぬるさのないアレンジに頭が下がりますね。いまだに第一線で活躍する彼らがスーパーグループとしてアイドル並みの人気を博した金字塔的な作品を聞いたことのないメロディ派には是非ともおススメします。こんな世界的名盤への書き込みを行った理由がありまして、今の若い子にはBON JOVI=IT'S MY LIFEと言われ、ショックを受けたからです。ベストアルバムに③入ってないの?でも個人的には1stが一番好きなんですけどね(笑)


BONDED BY BLOOD - Feed the Beast ★★★ (2017-11-17 14:25:14)

バンド名からも推察されるようにEXODUSの影響をモロに受けているのがわかりますね。速さに拘りつつもタイトに締め上げたリズムプレイが生み出す躍動感、そこにザクザクと刻まれるギターが加わり、ヴァイオレントだが爽快感すら味わえる正調スラッシュサウンドを堪能出来る一品。これがデビュー作と言うのだから末恐ろしいと思わせるバンドでしたね。
アイデア豊富なギタープレイの数々、緊迫感みなぎるリズムプレイの迫力、高度なテクニックに裏打ちされたフックラインの多さ、それらを纏め上げ回収する手腕に目を細めます。歌い手もド迫力の音楽性に埋没することなく跳ねた歌唱スタイルで応酬する様にもEXODUSな雰囲気を感じますよね。


BONFIRE - Don't Touch the Light ★★★ (2010-10-26 11:42:40)

アメリカンな色合いの強いサウンドがドイツ産とは思わせない
正統派のHM/HRバンド、少々散漫な印象も受けなくないが適度な湿り気を帯びたメロディと
華やかさが魅力でした。
次回作も良いが北欧産ほど甘口でメロメロじゃないメタリックな質感も残るシャープな色合いが今作の肝


BONFIRE - Don't Touch the Light - Don't Touch the Light ★★★ (2010-10-24 22:43:15)

アルバムのタイトルトラック
メロディアスなミドルナンバー
80年代中期らしい華やかさと
欧州産の湿り気がにくい


BONFIRE - Don't Touch the Light - L.A. ★★★ (2010-10-24 22:50:28)

叙情的なフレーズに涙腺が刺激されます
哀愁のミドルハイナンバー
メロディ派なら泣けますよ
派手なギターソロもカッコいいねぇ


BONFIRE - Don't Touch the Light - Longing for You ★★★ (2010-10-24 22:55:00)

フックに富んだ哀愁のメロディ
甘口だがアメリカ産の乾いたサウンドとは違う
欧州産ならではの湿り気とライトな感覚が絶妙
個人的にはアルバムのハイライト
一聴して口ずさめるサビメロも良い


BONFIRE - Don't Touch the Light - No More ★★★ (2010-10-24 23:00:06)

叙情的なメロディが印象的です
こういった地味目の曲ですが上手に料理されています
メジャー感もあり洗練度も丁度良く
爽快感に心が洗われます
湿っているけどね


BONFIRE - Don't Touch the Light - SDI ★★★ (2010-10-24 22:46:53)

欧州産の湿り気とアメリカンな色合いの
混ざり具合が好きです
少々煮え切らない感じもありますが
好きですね


BONFIRE - Don't Touch the Light - You Make Me Feel ★★★ (2010-10-24 22:38:07)

欧州産泣きのロッカバラード
名前は忘れたが前身のバンドからの名曲です


BONFIRE - Fire Works ★★★ (2010-10-26 11:53:25)

火薬さんの意見に同意しますね
BONFIREと言えば今作でしょう
欧州産の憂いを帯びたメロディと
乾きすぎないアメリカンな色合いが絶妙です
これぞメロディアスHM/HRと膝を叩きたくなる名盤です
洗練されたダイナミックな躍動感がカッコいい①で幕が開けた瞬間ににやりとさせられました
メジャー感とハードさを失わないアレンジも好感が持てる
80年代的な音だが甘すぎなメロディアスな普遍のHM/HRをお探しの方は是非とも聴いてください


BONFIRE - Fire Works - Fantasy ★★★ (2012-02-20 07:04:20)

ロマンティックですね
甘すぎないタイトなサウンドが良いです
でも甘いかな
ティラミスみたいなほろ苦さが効いています


BONFIRE - Point Blank ★★★ (2021-10-13 19:55:13)

ドイツのBON JOVIのように例えられる事もあるボンファイア。今作は17曲入りのボリュームだが一枚のCDに収まると言うコンパクト仕様。テクニックよりもエモーションを込めたメロディを届けると言う作業に力点を置きハード&キャッチネスサウンドを展開。ヒットポテンシャルを秘めた楽曲はどれも耳なじみが良く、ドイツらしい生真面目さを武器にメインストリーム寄りの楽曲構成を行い何を聴かせたいのか明確な意思表示をおこなっています。
類型的な音楽性を嫌味なく取り込むことで無理無駄のないコンパクトさを確立、個性不足であろうが一聴して口ずさめる親しみやすさは爽快でもある。
今聴けば懐かしい音色だなぁとほっこりとした気分にもなるのだが、ドイツのバンドだけに欧州風味のメロウなフレーズがチョコチョコを琴線を震わしていきます。今の若い人には新鮮なサウンドとして耳に届くと思いますよ。
豪快で大陸的なアメリカンロックから埃っぽさを取り除き、その代わりに欧州フレーバーをタップリとかけ欧米折衷のメロディアスサウンドを築き上げた彼等の流儀。ヘヴィメタルNATO軍たるワールドワイドなサウンドは、売れ線志向であろうとも真の強さは捨てていません。


BONFIRE - Point Blank - Tony's Roulette ★★★ (2021-10-13 19:59:52)

やってんなぁ
やりにいってんなぁ
と細かい追及はご法度でお願いしたい
欧州とアメリカの融合
正にメロディアスロックのNATO軍と言った曲です
こういうミドルナンバーは大好物です
メロディがハッキリとしていますからね
地味ですがアルバムには必要な曲
こういうのをサラリとやれる彼等のセンスに目を細めます
BONFIRE組の底力を見ましたね


BONHAM - The Disregard of Timekeeping - Wait for You ★★★ (2019-03-06 22:35:20)

ちょっとやりに行った感の強さは否めないが
息子のイメージを優先した結果だろう
こういうのはファンの期待に応える為にやった方が良いだろう
雰囲気モノだが上手く聴かせている


BONNIE TYLER - Faster Than the Speed of Night - Take Me Back ★★ (2014-10-01 17:32:43)

PVを見た人は「なんなんだこれは?」そうなるでしょう
忍者にMAD MAXな世界にテイクミーバック出来ませんが
パンチの効いたポップロックですね
このPVみうらじゅんにいじり倒されるぞ


BONNIE TYLER - Faster Than the Speed of Night - Total Eclipse of the Heart ★★ (2018-07-01 18:04:09)

もうひと山欲しいと思わせるバラード
クレジット問題でも話題になった一曲

あれこの曲はあれに似てるぞと思うのはそのせいです
ミート・ローフの恨み節も聞こえてきそうですね


BOOMERANG - Boomerang ★★★ (2018-01-26 19:38:17)

ヴァニラファッジのマーク・ステインが新たに立ち上げたバンドがコチラ。時代は1971年、レッド・ツッエペリンの成功などをウケ、世に言うハードロックブームが巻き起こる事に、その匂いを嗅ぎ取ったマークが実践した音楽性は、ブルースベースのグルーヴィーロックサウンドを披露。若いミュージシャンを従え、やりたい事を思いっきりやると言う方向性に進み、ヴァニラファッジ時代の先鋭的なアートロック路線とは違えど、そこには漲る野心とやる気に満ちており、古くて新しい新鮮な音楽性は無名の若手ミュージシャンの技量があってこそのサウンドでしたが、正直、わが国では、今の今も全く知られていないという事実に愕然とさせられます。
ブルースを基調としているものも、ファンキーでサイケな音楽性はバラエティに富んでおり、へヴィグルーブに、まとわりつくオルガンの音色と渋めのギター(若干15歳というのだからを面白いですね)、アメリカンなライトさはあるが、オルガンとピアノの音色にオーケストレーションが絡むファンタジックな⑥など聴き応え十分なバラードナンバーも盛り込み、そんな簡単なバンドじゃないよと言う事を誇示しています。

このアルバムで特筆すべきはオープニングを飾る①に尽きる、へヴィなグルーブが跳ねまくるブルースロックナンバーに悶絶。DPの名曲SMOKE ON THE WATERのファンクロックヴァージョンと言いたくなるようなアイデアが詰まっており、唄い回しもカヴァーディル風で実に面白い。勿論、コチラの方が先なんだが、第3期DP風の⑦なんかもあり、個人的には、とても不思議な気分を味わいました。もしDPよりも先にコチラを知っていたら、第3期の事をどう思ったんだろうと思いを馳せますね。ちなみに、こちらもベースがヴォーカルを兼務するというツインヴォーカル編成ですからね。実に面白いです。
売上的に、パッとせずにバンドは程なく解散。その短い活動の為、知られることなく歴史に埋もれているのですが、個人的には絶対にジャケットが良くなかったと思うんですよね。だって髭もじゃの原住民が、草で出来た腰巻一枚の半裸姿で鎌みたいな武器とブーメランを構えているだけのシンプルなジャケットだもん。音楽性なんて絶対に伝わらないもんね。
中身は濃厚なんだけどなぁ。


BORISLAV MITIC - Borislav Mitic ★★★ (2020-06-30 13:33:42)

2000年を目前に突如現れた東欧圏出身のネオクラ系ギタリストのオールインストアルバム。我らがシュラプネルからのリリースだが、時代が悪く幾度話題に上ることなどなかった。
ここで聴けるのは、いかにもヨーロピアン調のマイナーメロディ、そこに優美に舞い踊るクラシカルテイストも盛り込み、これぞフーガロックと言いたくなるサウンドを披露。
これといった最新のギタープレイなどないのだが、お国柄とも言えるもの悲しい音色から醸し出される味わい、そして滑らかな運指から弾き出される、繊細かつ情熱的なプレイ、その独特の間合いから繰り出されるメロディアスなフーガサウンドは、ダイナミックに展開することで、メタルらしいソリッド感も併せ持ち、普遍的な魅力を発散している。

インストアルバムしかリリースしていないために、今一つ認知度を上げられないのだが、知的なエッセンス溢れるクラシカルサウンドが好きな方なら、耳を存分に楽しませてくれるでしょう。
この手のギタリストにありがちな、まるでアイツじゃないかじゃない技巧を見せてくれますので。


BOSS - STEP ON IT ★★★ (2019-12-13 19:46:20)

1985年にリリースされた1st。わが国でもリリースされた実績を持つオーストラリアの若手バンド。明朗快活なグルーブと歯切れのよいリズム、でもって能天気にならないチョイと情緒のあるメロディが流れる、そのシンプルな構図の楽曲の中で、高音域主体の嫌みのないヴォーカルがキッチリと歌い上げ、健康的なロックの魅力を奏でています。
一曲の中に印象的なメロディやフレーズを持ち込み、明快な場面展開を繰り広げる事で、よりストレートに自分達のやりたい事を提示している。シンプル故の類似性、なんだか初めてとは思えないようなデジャブ感があったりもするのだが、その親しみやすさと、曲作りの上手さは、デビュー作と考えれば文句のつけようもなく、個人的には、フックを設けた歌メロの充実度に目を見張るものがあり、大いに楽しみましたね。ギターも出ずっぱりではないが、要所要所を締め存在感を誇示しているのも見逃せません。骨太なメロディアスロックってのは、いつ聴いても気持ちがイイですね。
こうして改めて聴くと、押し引きを心得た構成、実に芸達者なバンドだったんですね。こういうバンドにこそ、今一度光を照らして欲しいねぇ。再発ないかなぁ。


BOULDER - Boulder ★★ (2022-01-18 18:46:53)

スタン・ブッシュのキャリアを語る上では外せない幻のバンド。そんな貴重な音源がただで聴けるのは嬉しいですよね。ありがとうSpotifyなのですが、ここで歌うのはスタン・ブッシュ兄さんではなく、ボブ・ハリス、アメリカンメロディアスロックマニアにとっては、見逃せないコラボですよ。それだけで十分興奮するのですが、サウンドの方はライトなメロディアスロックを披露、洗練された味わいは野性味を感じさせませんが、整合性のあるサウンドは知的なエッセンスを盛り込み優等生さをアピール。後の片鱗を爆発とはならずも、ボブの温かみのある歌声に酔いしれる事は出来ます。
今作リリース後、このバンドがどうなったのかは分からないが、ボブ・ハリスを筆頭に数名のメンバーがアメリカ人のカントリー系シンガー、ウォーレン・ゼボンが1980年リリースするライブアルバムに参加(ボブ兄のコーラスも良いですよ)おそらく短命に終わったんでしょうね。


BOW WOW - #0 ★★★ (2018-04-22 12:51:43)

新生BOWWOWのお披露目となる3曲入りのシングル盤。堀江のワイルドな歌声もバッチリとハマるROCK'EM DEADで掴みはOK。男臭さの充満したラフなロックサウンドだがキャッチーな歌メロもあり、いかにもBOWWOWらしい仕上がりになっており、このバンドが昔の名前で出ていますじゃない現役感をアピール。メンバーも山本恭司以外は刷新されているので、その勢いを封じ込めようとする姿勢も感じられます。アルバム未収録の渋めのハードナンバーHEY YOU!、往年の名インストナンバーのリメイクSIGNAL FIRE KICK ASS '95と、このバンドが表現したい音が確立されている印象をもたらしているのも好印象。
正直メンツをみると新生WILD FLAGとも言えるのだが、次にリリースされるフルアルバムに対する期待値とBを安易に復活させたのではないという現役感が最大の聴きどころだろう。


BOW WOW - Ancient Dreams ★★ (2008-08-03 17:31:00)

新曲4曲を含む11曲入りの1999年にリリースしたアルバムを紹介します
過去の曲を現代のテクノロジーで蘇らせ新しい息吹を与えより輝きを増している
特にラストのWARNING~の出来は素晴らしくアコースティカルなアレンジを施したことにより更に感動的になったと思います。ポップでドライブするワイルドなロックナンバーを歌う斉藤光浩のパフォーマンスもカッコよくアルバムのアクセントとなっている
似たような和音が気にはなるが、この手のストレートなHM/HRナンバーをここまでカッコよく魅せてくれるのは彼ら位なもの、若い人にも訴えるモノは充分にあると思います。
古典的なサウンドに興味のある方は是非試してもらいたいですね。古くて新しいBOWWOWサウンドをご賞味あれ


BOW WOW - Ancient Dreams - 20th Century Child ★★ (2008-08-03 18:57:48)

ノリ重視なポップでキャッチャーな歌謡メタルナンバー
ライブ映えする彼らの代表曲ですね
オリジナルべーシストのキンさんこと佐野賢作氏のコーラスが懐かしいですね


BOW WOW - Ancient Dreams - A Loaded Gun ★★ (2008-08-03 18:50:12)

豪快なノリのシャッフルナンバー
メロディアスなメロディを大切にしたベテランならではのアレンジが憎いね。日本人的な整合感があります


BOW WOW - Ancient Dreams - Clean Machine ★★★ (2008-08-03 18:37:48)

スリリングなプレイが堪能出来る正統派のHM/HRバンドによる説得力溢れるミドルナンバー


BOW WOW - Ancient Dreams - Devil Woman ★★★ (2008-08-03 18:32:43)

王道を行くストレートなHRナンバー
単純にカッコイイと思えますね
味わい深い恭司の歌声もハマっていますね


BOW WOW - Ancient Dreams - Drive with Me ★★ (2008-08-03 18:54:02)

ハードでキャッチャーなロックンロールナンバー
歌謡テイスト満載の斉藤光浩の歌が耳を惹きますね
こういうシンプルなノリでもHM/HRらしいカッコよさを表現出来るのは彼ら位なもの貴重な存在ですね


BOW WOW - Ancient Dreams - In My Image ★★ (2008-08-03 18:44:03)

中期から後期にかけて彼らの代表曲だったナンバーのリテイク
ワイルドかつシャープな疾走ナンバー
仄かな哀愁が漂う佳曲です


BOW WOW - Ancient Dreams - Rollin'free ★★★ (2008-08-03 18:40:02)

Voを斉藤光浩が担当するパワフルな歌謡メタルナンバー
渋いカッコイイなぁロックンロールだよ


BOW WOW - Ancient Dreams - Warning from Stardust ★★★ (2008-08-03 19:03:54)

アコースティカルなアレンジを施したことのより悲しみが増幅された名曲のリメイク。地球の滅亡を歌う泣きの名バラード、メランコリックなギターソロに涙腺が刺激されます。ラストで荒廃した砂煙の中オリジナルヴァージョンが流れるアレンジも見逃せません


BOW WOW - Ancient Dreams - You're Mine ★★ (2008-08-03 18:35:20)

切れ味鋭いシャープなHRナンバー
原曲のイメージを崩す事無く仕上げていますね
パワフルなコーラスでオリジナルメンバーの佐野さんのワイルドなコーラスが聴けるのが嬉しい


BOW WOW - Asian Volcano ★★ (2011-09-15 03:03:35)

彼らと言えば80年代の初頭に歌謡ロック路線もあり、どの時代のアルバムに手を出せば良いのだろうと言う思いがずっとあります。個人的には初期の三枚とHARD DOG(1981)
ASIAN VOLCANO(1982) WARNING FROM STARDUST(1982) を押さえておけば良いのではないかと思います。NWOBHMの煽りを受け原点回帰とも取れるハード路線に回帰した意欲作で、その方向性がいわゆる伝説のレディング・フェスティバルへの成功となるわけです。荒々しさと洗練された日本人的なエッセンスを散りばめた本格派のHRサウンドに身を乗り出さずにはいられませんね、ASIAN VOLCANOってタイトルもカッコいいね。個人的には斉藤光浩が歌う歌謡メタルナンバーが好きだったりしますが、シャープなギターが疾走する②は今作の代表曲でしょう。最近高品質盤がリリースされたので日本のロック史を紐解いてみてはいかがでしょうか?


BOW WOW - BOWWOW ♯ 2 LED BY THE SUN ★★★ (2018-04-22 13:13:10)

新生BOWWOWによる第2弾のフルアルバム。ドラムが新美俊宏にチェンジとオリジナル度も高まった中でのリリースですが、サウンドは前作の流れを引き継ぐラフで骨太なロックサウンドを披露。どうしてもV時代の幻影や、初期の哀愁のあるギターメロディを期待するファンにとっては、今一つのめりこめないドライさがあるのだが、音楽的な質の高さやメンバーシップは前作よりも明らかに向上、クオリティは低くないが即効性の高いナンバーがない分、瞬発力に欠けるサウンドなんだろう。
そのせいか、売り上げも前作を超える事が出来ず活動は停滞。1996年リリースのアルバムなのに1年後にはバンドは活動停止。山本恭司の歌声をタフにしたような堀江哲也という逸材を見つけただけに新生BOWWOWの歴史が終わったのは残念でしたね。

しかし斉藤光浩と山本恭司が再開する事でオリジナル編成による真の再結成に動き出すとは思わなんだ。メンバーが収まるところに収まった再結成BOWWOWによるアルバムを聴けば一目瞭然だろう。個人的には堀江等のいた編成は、どこかヨソ行きで小粒感が否めなかったのが最大のポイントだったと思う。ワイルドなロックを真面目にやり過ぎた、そんな気がしてならない。山本恭司さんは、とてもジェントルマンなんだろう。そんな気がしてならないんだな。


BOW WOW - Back ★★ (2008-09-10 14:40:00)

1998年にリリースされたオリジナルメンバーの第一弾
頭三曲が新曲で他の七曲が名曲のリテイクヴァージョン
ヘヴィな①②に時代を取り込む意欲を感じるが彼らには似合わない気がします
むしろ③以降のキャッチャーさを併せ持つハードなナンバーこそ彼らの持ち味だと思う
80年代初期の名曲群もさほど古臭さを感じさせず聴こえてくるから不思議です
斉藤光浩の唄をフューチャーしたハードポップナンバーのメランコリックなソロがカッコイイ⑧は名曲だな
当時こういうアイデアを持っていたのは凄いセンスだと思う
因みに④で叫んでいるのがオリジナルのベーシスト佐野キン賢作さんですねー
お手軽に初期の名曲を楽しめる今作はお得ですね
彼らのカタログを揃えるのは大変だし芸能界に路線変更した時代もあるし重宝したものです。


BOW WOW - Back - Behind the Mask ★★ (2008-09-10 14:59:18)

爽快感のあるバラード
山本も当時より歌声に説得力も増して感動を呼びますね


BOW WOW - Back - Don't Cry Baby ★★★ (2008-09-10 14:45:41)

光浩の男の哀愁漂う歌声が好きですね
メランコリックなソロが耳を惹くハードポップナンバー
山本恭司は泣かせるね


BOW WOW - Back - Get on Our Train ★★★ (2008-09-10 14:50:52)

オリジナルは2ndのオープニングナンバー
彼らの曲をはじめて聴いたのがこれでした
懐かしさとカッコよさが相俟って嬉しくなりましたね
元気ハツラツにハードにドライヴィングするロックンロール


BOW WOW - Back - Heart's on Fire ★★★ (2008-09-10 14:54:57)

オリジナルは1stの一曲目
彼らを代表する小細工無用のハードなロックナンバー
当時の荒々しい雰囲気そのまんまな勢いもありカッコイイです


BOW WOW - Back - Last Warriors ★★★ (2008-09-10 15:02:32)

初期を思わせる哀愁のあるHRナンバー
この手の曲をカッコよく聴かせるテクニックを持っているバンドならではのアレンジが好きです


BOW WOW - Back - Silver Lightning ★★ (2008-09-10 14:57:11)

当時より迫力の増したヘヴィなミドルナンバー
メロディアスなサビメロがカッコイイです


BOW WOW - Back - The Clown ★★ (2008-09-10 15:05:23)

イントロから駆け上がる感じのギターが元気をくれますね
ノリの良いBOW WOW流ロックンロール
3rdアルバム収録


BOW WOW - Bow Wow ★★★ (2018-04-20 13:56:24)

元々はアイドルグループとしてデビューの構想だったバンド。そこに山本恭司が加わる事で音楽性が本格的なロックサウンドへと変貌。思ってもみなかった事件なのかも知れないが、山本の加入にと長期に渡る合宿生活を経てレコーディングされた今作は、荒々しいロックサウンドとアイドル路線の名残のような楽曲が混在する中ではあるが、既にライブでも重要なナンバーと言える①⑥⑧が収録と、根幹となる音楽性を披露しており、デビュー作としては十分すぎる程の出来栄えだ。
個人的には斉藤光浩の歌うお気楽なナンバーは苦手なのだが、その合間を縫うハードサウンドには興奮を覚えます。特に①の勢いたるやね、しかも1976年にでしょう、初めて聴いた人は度肝抜かれたでしょうね。ブルージーなギターサウンドを堪能できる⑥の凄みと構成力、すでに一級品のアイデアとカリスマ性を宿していた山本恭司の存在感が凄い。
日本のロック史を語る上では外すことのできないバンドと言える彼ら、ロックという言葉があまりにも形骸化された、今だからこそ見直してもらいたいですね。この一発録音とも言える勢いにロックの醍醐味を味わえますよ。


BOW WOW - Bow Wow #1 ★★ (2018-04-22 12:40:08)

WILD FLAGの活動に早々と見切りをつけ次に山本恭司さんが選んだのはB時代のBOWWOWの復活。
メンバーは昔のメンツではなく専任ヴォーカルを入れる形になった事は大きい。やはりWILD FLAGも歌が弱かったという点は否めなかったので喜ばしいニュースでした。
しかし蓋を開けた音楽性&メンバーはWILD FLAGのリズム隊に、ギターは十二単の八重樫浩士と新人ヴォーカル堀江哲也以外は驚くような人選ではなくフレッシュ感も皆無と言える内容で、個人的にはWILD FLAGがツインギターになり専任ヴォーカル加入程度のプチリニューアル感が漂いまくっていた。
そういう流れを引き継いでいるので音楽的な問題点など見当たらず、むしろ順当なスタイルを継承するという形での新生BOWWOWの船出となった。元々WILD FLAGがBOWWOW的なニュアンスだったので(V解散後の新バンドがBってのを懸念しただけと思っています)このバンドの期待値は高いものでした。先行リリースされたシングル盤にはSIGNAL FIRE KICK ASS 95というタイトルで名曲をリメイクしていましたかね。
全編日本語詩、骨太なロックサウンドとキャッチネスさが絶妙に絡み合う国産ロックサウンドを余裕綽々で鳴らしています。新たなる試みはないが、1995年という時代にここまでストレートなサウンドってのは逆に新鮮に聞こえたと思います。ラフなんだけど、日本人らしい折り目の正しさというか、見た目は不良なんだけど、根はメチャクチャ社会のルールを守る好青年、そんな音なんですよね。山本恭司さんのワイルドロックはさ。そこが評価を分ける最大のポイントでしょうね。


BOW WOW - Charge ★★★ (2018-04-20 14:33:46)

デビューしてから快進撃を続ける彼ら、今作は1977年にリリースのアルバムなのですが、アイドル並の短いスパンで作品を世に送り出す事に、僅か1年余りで3枚のフルアルバムとは今では考えられない事ですよね。
そういう事情もあるのか、今作では山本恭司以外のメンバーもアイデアを持ち込み楽曲を手掛ける事に、特に2曲目に収録されている『MUST SAY ‘ADIEU’』はベースの佐野賢二が提供、しかもリードボーカルまで勤めています。ドラムの新美俊宏と山本の共作『THE CLOWN』はライブでも重要なナンバーとして知られた一曲です。
メンバー間の結束も強まったのか、ライブで鍛えられたのか、音楽性も演奏力も向上。初期2枚の頃の迷いや青臭さは薄まり本気度は益々アップ。それでありながらも広いターゲット層を狙ったような多様性もあり、単純明快な攻撃性は損なわれたかも知れないが、明確な意思表示がなされた今作は、順当な成長を遂げる彼らの魅力が詰まった初期の代表作だろう。


BOW WOW - Era ★★★ (2021-09-15 13:17:03)

日本が誇る最強のハードロックバンドと言えば(あえてハードロックと言いたい)間違いなくBOWWOWであろう。時代の流れの中で歌謡曲路線もあったが、VOWWOW解散後の山本恭司はWILD FLAG、新生BOWWOWときて、オリジナルラインナップへと進んできたが、どれもワイルドかつハードな野性味溢れるハードロックサウンドを引っ提げシーンと格闘してきた。
オリジナル路線では過去のリメイクが収録され純粋な新曲ばかりのアルバムは以外と少ないのだが、今作は全てオリジナル、過去の栄光に頼ることなく今のBOWWOWが現役バリバリのハードロックバンドであることを雄弁に物語っています。
新機軸とも言える①のような曲はVOWWOW時代に近い感触があったりするのだが、そういう方法論が一切無駄にならない商法をとっており、このバンドの凄みと言うのかキャリアに裏打ちされた強固なるバンドサウンドと、定番で終わらないアーティステックな感性がガップリ四つの熱戦を繰り広げている。ラストの⑩なんて、これぞBOWWOWと言える仕上がりであり、その視聴感の良さも手伝い気が付けばリピートしたくなる仕様だ。
斉藤光浩が唄う日本語詞の⑥もワイルドでカッコイイ、こういうストレートなタイプの曲がもう1.2曲あっても良いと思えるのがBOWWOWの懐の深さです。
鋭さを増した躍動感溢れるハードロックサウンドの凄み、阿吽の呼吸から繰り出される山本、斉藤のツインリードのカッコよさ、手抜かりなしのオッサンとは思えない荒々しいワイルドロックに痺れます。確固たる地位にあぐらをかかない野心溢れる分厚いハードロックサウンドに完全にひれ伏しました。
①②③の流れも完璧ですよねぇ。日本人は和音リフが好きじゃないのかなぁ?この手のハードロックサウンドの需要は確実にあるので、このまま埋もれるのは勿体ないなぁ。今年は結成45周年だとか、脚光浴びんかねぇ?
有名なエピソードをここで持ち出すのも恥ずかしいのですが、あのラーズ・ウルリッヒが影響を受けたと公言するバンドですから、そういう事で一人でも多くの人の耳に届いて欲しいと思わずにはいられません。


BOW WOW - Era - Tycoon ★★★ (2021-09-15 12:59:41)

ヘヴィなミドルナンバー
中盤で聴けるメランコリックなフレーズから
一気に雪崩れ込むエモーショナルなパート
こういう雰囲気の曲をやれる日本のバンドとしては最高峰にいる
カッコええわ


BOW WOW - Glorious Road ★★ (2018-04-21 13:13:01)

本格派のロックバンドとしてデビューを果たしたBOWWOW。その人気を不動のものにするべく海外アーティストのオープニングも務めマニアの間ではかなり知られる存在となりました。また当時としては、彼らの音楽をどう受け止めプロデュースすれば良いのかと受け止める土壌もなかったと思える。

そういう背景は少なからずあり、バンドが次の一手として選んだのがお茶の間のスターになるべく動き出したアイドル路線の歌謡ロック。前作の売り上げが成功とは言えず、今作は大胆なシティポップス風の楽曲を用意したりと、斉藤光浩がリードシンガーを務める楽曲を中心に攻めているのですが、前作よりは初期の姿に戻っており、山本恭司の色気のあるギターも増えています。
はっきり言えば中途半端な路線であり、個人的には一番嫌いなタイプの音楽なのだが、このバンドがいかに歌謡アイドルになろうとも、根幹にあるロックなリズムがそれを拒絶しているとしか思えない。

巷にはド派手な音の大きいバンドは山ほどある、テンポも速くノリノリだ。しかし彼らに一番足りないものは、音のでかさでは誤魔化せない。アンサンブルと言うものが伴っていない。それはロックバンドの基本とも言えるリズムアレンジだ。

このバンドには、一般的な人が聴けば煩い、邪魔だと不快に感じさせるグルーブが存在する。そのリズムプレイがあるだけに始末が悪いのだ。歌謡アイドルとして売りたかった事務所と、ロックバンドの矜持を知り、捨てされなかった葛藤が混然一体となり音に表れているのが今作最大の聴きどころだろう。こうして時を経て耳を澄ませば、楽しめる要素の多いアルバムだった事に気がつかされるのだからね。歳をとるのも悪かないねぇ。若いころなら一ミリも受け入れる技量がワタクシにはありませんでしたから、お子様でしたよ。


BOW WOW - Guarantee ★★ (2018-04-20 14:19:18)

KISSのオープニングアクトも務め、さらにはLIVEアルバムもリリースと勢いに乗るBOWWOW。次の一手はどうなるのかと思ったら、バンド発のL.Aレコーディングを敢行と期待値も高まる中での歌謡ロック路線に転向となるとは驚きだ。
まぁある意味、本来進むべき道に歩き出したと言えるのだが、3枚のスタジオアルバムをリリースしハード路線を極めんばかりに驀進していたので、この路線変更は残念でしたね。
歌詞も全編日本語、山本恭司がリードボーカルを務めるのは1曲のみ、外部ソングライターの楽曲もありと、完全に違うバンドと思って聴くしか、心と折り合いをつけれそうにないですね。しかし哀愁のメロディや時折切れ込んでくるギターなどに、旨味もありけして駄作と切り捨てる事を許してくれないクオリティの高さを保持しているのが憎らしい。
これ以降暫くは歌謡ロック路線を突き進むのだが、のちにレディングフェスティバルに招待され、昼の時間帯の出演ながらも会場を熱狂の坩堝と化した話など、想像も出来ない音楽性に変貌しいてるのですが、このバンドの歴史を紐解くうえでも外す事の出来ない一枚です。それにしても昭和な世界観を感じるまくる歌詞は、どうにかならんかったかね。いつ、赤いマフラー手拭いにしてって歌いだすのかと思いましたよ。


BOW WOW - Hard Dog ★★ (2011-09-15 03:15:21)

1981年リリースのアルバム、海外で巻き起こるNWOBHMの勢いに乗り彼らも初期のハード路線へと回帰を見事に果たした作品。それまでの軟弱なイメージを払拭するのに充分過ぎるほどの荒々しさが魅力です。薄っぺらい音質や古臭さは否めないがかつてはエアロスミスのオープニングアクトも務めたほどの本格派のHRバンドだっただけに、その手のスタイルのサウンドが好きな方には是非とも聴いて欲しいですね。New Red Boots曲では酔った勢いで録音された一発録りという破天荒さも今作を象徴しますね。個人的には①②が好きですね。アコースティカルな⑤の泣きは素晴らしいフィーリングがあるしラストのバラードナンバーも聞かせてくれます


BOW WOW - Signal Fire ★★★ (2018-04-20 14:04:27)

アイドルバンド構想の元でデビューを果たしたとは思えない本格派のロックサウンドがカッコよかった1st。統一感に欠けた面はあるが、それでもハードサウンドを好む方の耳を刺激するだけの技術と楽曲を用いて楽しませてくれましたが、その流れを今作はより強固なものに、前作に収められたお気楽歌謡曲は、ほぼ皆無、よりソリッドでハードなロックサウンドを主軸に、熱の籠ったパフォーマンスで魅了。
特にスリリングな演奏を堪能できるインストナンバー⑨など顕著に表れているでしょうね。また山本と斉藤のツインギターコンビもパワーアップ。随所で印象的なプレイを持ち込み強固なスタイルを築いています。
音楽性の焦点を絞り込みつつも、前作よりも幅の広い楽曲を収録した意欲作。ある意味、彼らの歴史は今作から始まったと言えるでしょう。海外でも高い注目を集めた国産バンドの先駆者。日本国内でも海外アーティストを迎え撃つ先鋒として、有名アーティストのオープニングアクトを務めた事は言うまでもない事実です。


BOW WOW - Telephone (2012-07-13 14:38:48)

プロデューサーにアリスの矢沢透を迎えて製作された1980年リリースのアルバム、歌謡ナンバーは斉藤光浩が担当すると思いきや、ここでは山本恭司がリードをほとんどとっています、このあたりに次作以降のハード路線回帰への足がかりを感じますね。昔からこの手のポップ路線転向は上手くいかないような気がします、レイジーみたいに最初からアイドルなら逆にヘヴィメタル宣言に度肝を抜かれるでしょうがBOWWOWは逆だからね、曲調は違いますが③⑧のバラードは悪くないしハードなドラムで幕が開ける④に一瞬期待をさせられますがメタルファンの溜飲を下げるには至らない様に思います、迷走の時代、本人達の意図しない事務所主導における音楽性にさぞやストレスもたまったでしょうが歌謡ロックで斉藤光浩が唄う②を聴くとやらされている感と方向性の可能性を感じますね、そういう目で見ると軽やかな①や⑦のツインギターで始まるポップな曲も飲み込めるのだから不思議ですね。歌謡路線のラスト作だし歌詞は赤面ものですがタイトルが英語に戻っただけでも良い方向に向かったと思います。


BOW WOW - Warning from Stardust ★★★ (2012-07-15 13:57:43)

1982年リリースのアルバム、この後にLIVE盤とシングルをリリースして一旦活動を終えます。この当時のリリース感覚の短さは凄いですね、歌謡路線時代の隠れマテリアルの影響か?枯渇しないアイデアとクリエイティブさに驚かされます、バンド全体で曲作りに励みBの佐野賢ニが唄う曲などもありバラエティに富んでいます、時代の流れを加味しメタル度もUP勢いに満ちた展開が面白い、色んな意味で集大成的なニュアンスの高い彼らの代表作です。


BOW WOW - Warning from Stardust - 20th Century Child ★★★ (2020-12-23 13:17:43)

LIVEでも定番の一曲になります
歌詞も日本語なので狙いは分かりますよ
シンプルでキャッチー
彼等流のロックアンセムです
派手なギターを楽しみましょう
歌メロも一発で耳に残ります


BOW WOW - Warning from Stardust - Break Out the Trick ★★★ (2020-12-23 13:20:13)

トリッキーなリフワークが印象的ですね
斎藤の男臭い歌も
この手の曲に似合います
臭めの日本語歌詞も逆に好きですね
ワイルドかつキャッチーなのもカッコいい
B時代ならではの魅力ですよ


BOW WOW - Warning from Stardust - Can't Get Back to You ★★★ (2020-12-23 13:12:57)

B時代ならではの豪快なロックナンバー
このキャッチーなエッセンスもバンドの武器ですね
中盤のシリアスな展開が好きですね
一筋縄ではいかないんだよなぁ


BOW WOW - Warning from Stardust - Clean Machine ★★★ (2020-12-23 13:11:47)

シャープでメタリックなリフが耳を惹きますね
ドラムも暴れているよ
男らしいワイルドさも前に出たメタリックなナンバー
クールだなぁ
噛みつくような歌もロックしてますよ


BOW WOW - Warning from Stardust - Poor Man's Eden ★★★ (2020-12-23 13:16:01)

ストレートに突っ込んでくるハードロックナンバー
勢いだけではないキメの細やかさに日本を感じますね
でもワイルドさは十分ありますよ


BOW WOW - Warning from Stardust - Warning from Stardust ★★★ (2020-12-23 13:25:35)

再結成後にリメイクされたヴァージョンも良いが
思い入れはこちらの方が強い
荒廃した雰囲気が曲調に滲み出ていますね
荒涼とした叙情的メロディをビターテイストで味付け
拳を握りしめながら唇をキュッと噛みしめたくなります
カッコいい大人のハードサウンド
BOWWOWのラストアルバムは実にバラエティに富んだものになっています
こういう曲をサラリとやってのけるバンドの懐の深さに唸りますね
北斗の拳なんだよなぁ


BOW WOW - 組曲xボンバー ★★ (2018-04-21 13:34:06)

お茶の間の人気者になろうと路線変更を図った事務所始動の戦略は上手くいったとは言えずに中途半端な結果のまま終わった。そのBOWWOWが次に進んだのは、人形劇『Xボンバー』のタイアップアルバム。
作品の性質上、歌よりもインスト中心の作風なのだが、キャッチーなハードサウンドを主軸としたものにチェンジ。とはいえドラムもベースも引っ込みすぎなのは、子供の耳に配慮したからだろう。ハードさは戻っているがサウンドメイクはショボイという帯に短し状態てのは気にはなるが、哀愁のメロディや、好戦的なサウンドなど聴かせるパートもあり、これがどうしてハードなものを好む方なら好意的に受け止める作りになっているのが憎い。


BRAD GILLIS - Gilrock Ranch ★★ (2021-02-20 17:09:58)

NIGHT RANGERのギタリストとして有名なブラッド・ギルズが多くの仲間を迎えリリースされたソロアルバム。歌モノは2曲、いずれもグレッグ・オールマンが担当するという贅沢な仕様、キーボードにディレク・シュリニアンも参加、半数以上の曲でブラッドと共作と、興味を引く情報も多く、その期待にそうような勢いのある作風に仕上げている作品。

フュージョンありブルースありと多様性を網羅、飽きさせぬ工夫もあるし、曲も悪くない。ブラット印も満載。いい意味でも悪い意味でもブラットである。ある意味、目新しさのない、ありがちなギタリストのソロアルバムに落ち着いている。
③のようなスリルのある展開も今となっては、デレクのアイデアが強めなんだろうなと感じたりと、決定打になるような曲が見当たらないのも、なんともブラットらしいといえばらしいのだが、テクニックで酔わせるギタリストも多い中で、ブラットは何で喜ばせたいのかが伝わりづらいのが難点。もっとギター多めでも良い。我を剥き出しにいつものようにパンチインしまくりで良いのでガンガンやればよかった。

なんて不満がつい口をついて出るのも彼がギターヒーローとして注目された時代があったという事です。後半もう一発、リーダートラックなるようなインパクトのある曲が欲しかったなぁ。


BRAINFEVER - Brainfever ★★★ (2012-02-20 07:20:48)

カキコする為にいまだに荷解きしていないダンボールから探しましたね。パワー漲るドイツ産パワーメタルバンドの1st。時代性を考えると革新的な音楽性だと感心させられますね。緩急を織り交ぜた硬質なギターリフを主体に埃っぽさのある武骨なサウンドがグイグイと迫ってきますね。同じ音しか出せないのかMAUSOLEUMレコードの香ばしいサウンドメイクに難を感じますが、実は逆にそこに彼らのいい意味でのB級感が倍増してくるから面白いですね。楽曲における詰めの甘さも今後に期待値の方が遥かに上回り疾走ナンバーの攻撃性にコブシを握り、欧州産ならではの扇情的なメロディに引き寄せられますね。イマイチ歌いきれていないシンガーの踏ん張りも微笑ましい④のようなミドルナンバーもカッコいいですよね


BRAINFEVER - Brainfever - Brainfever ★★★ (2013-01-13 16:32:01)

バンドのテーマソングに相応しい一曲
パワフルなNWOBHMな疾走ナンバー
うねりますね


BRAINFEVER - Brainfever - Capture The Night ★★★ (2013-01-13 16:27:28)

アルバムのタイトルトラックだけの事はありますね
荒々しい研磨されすぎない重さがいいです
それなりの山場も盛り込み聞かせてくれますよ


BRAINFEVER - Brainfever - Danger Of The Night ★★ (2013-01-13 16:13:29)

今ヒトツメジャーになりきれない
彼らの不器用さが好きです
おっさん臭い唄いまわしが評価の分かれ目かな?


BRAINFEVER - Brainfever - Dirty Streets ★★★ (2013-01-13 16:18:10)

切れのいいカッティング
なつかしい雰囲気がにじみ出ています
NWOBHMを通ってきたパワーメタルバンドの矜持すら感じます


BRAINFEVER - Brainfever - Hangman ★★★ (2013-01-13 16:12:00)

チャーチオルガンをフューチャーしたイントロから一転
ダーティーな雰囲気すら漂うパワフルなミドルハイナンバーへと流れ込みます


BRAINFEVER - Brainfever - Into the Sky ★★★ (2013-01-13 16:24:45)

男気溢れる気骨のある疾走ナンバー
これぞブレインフィーバーと言ったところか
けたたましいサウンドを聴かされ前のめりになります


BRAINFEVER - Brainfever - Midnight Train ★★ (2013-01-13 16:29:11)

破壊力のあるリズムプレイが印象的
重く壁となり突き進んできます
タイトルのイメージを想起させる一曲


BRAINFEVER - Brainfever - Suicide ★★★ (2013-01-13 16:36:23)

アルバムの最後を締めるのはバラードと思わせておきながら
パワフルに駆け抜けていきます
この鈍重な切れ味は鉈のような破壊力を持ちます
もっと評価されていいジャーマンメタルバンドの底力を垣間見ました


BRAINFEVER - Brainfever - Thunder & Lightning ★★★ (2013-01-13 16:14:55)

ズンズンと迫ってくる様がカッコいいですね
ノリのよいパワフルなミドルナンバー


BRAINFEVER - Brainfever - Tool For The Show ★★ (2013-01-13 16:30:50)

こういう爽快感のある曲も必要
アルバムの流れ的にもいいですね
まぁ全然垢抜けていませんけど
そこがカッコいいのです


BRAINFEVER - Face to Face ★★★ (2016-02-06 15:16:21)

まずは激烈な疾走ナンバーで幕が開ける1986年リリースの2nd。その後もバランス良く彼らの魅力たるパワフルなスピードナンバーを放り込む事に成功。合間にメロウなパートを盛り込んだミドルナンバーを導入し一気加勢に突き進むだけではない芸の細やかさも見せてくれます。相変わらずのレコーディングにおける低予算&タイトなスケジュール故の詰めの甘さや音質のヌルさはいかんともしがたいものがあるのですが、そういったハンデをモノともしない厚みのあるパワーとメタルスピリットがそこかしこに溢れかえる気迫となり響き渡っています。前作を経て楽曲を練り込んだ面も含めバンドとしての一体感も増し、またシンガーも声に幅が広がり、前作の塩っ辛いオッサン声とは違う面も魅せ楽曲に新たなる息吹を吹き込んでいるのも好印象。強靭なリフワークも健在、けたたまし爆音と破壊力を伴ったリズム隊も一気加勢に突き進みバンドの推進力となっていますね。いい意味で引く事を覚えた面もある今作も初期ジャーマンシーンを語る上で外す事の出来ない一枚となるでしょう。武骨なスタイル故に少々、聴きぐるしい面や通して聴くと飽きるのですが、コミカルさや妙な分かりやすすぎるメジャーコードが苦手、聴いていて恥ずかしくなる、そんな方にはコチラの方が勇ましいジャーマンメタルの真髄を極めんとする姿勢に好感が持てるかも知れませんね。


BRAINFEVER - Face to Face - Black Jack ★★★ (2016-02-06 15:22:52)

アルバムを幕開けに相応しい疾走ナンバー
彼ららしいパワーが漲る様がカッコいい
押しの強いリフワーク
音は軽いがドコスカとドラムが叩きまくっています


BRAINFEVER - Face to Face - Caught by the Fire ★★★ (2016-02-06 15:17:40)

哀愁のあるメロディが耳を惹きますね
押し引きを得た新たなる魅力が印象的です
アルバムを閉めるのに相応しい一曲ですね


BRAINFEVER - Face to Face - Memories of Tomorrow ★★★ (2016-02-06 15:20:23)

HAVEN AND HELL風の一曲
アルバムの中盤に置く事で良いアクセントになっています


BRAINFEVER - You ★★★ (2022-11-03 14:23:34)

単体で再発盤が出ていないのは残念ですが、1stと2ndの再発盤にそれぞれA面B面に分かれボートラとして収録されたことがある、1988年リリースの4曲入EP。メンバーチェンジや出戻りなどもありますが、今作を最後にバンドは幕を閉じています。
オープニングから彼ららしい突貫スピードナンバーで幕開け、メロディも練り上げた印象が強く、その成果はキーボードを大胆に導入した②④で再確認と、音楽性の拡充を感じさせる出来映え、どこか味付けの濃いアブラギッシュなサウンドで押せ押せの印象が強かっだけに②のインパクトは特にデカかった。
とは言え、それらが分相応という感じはせず、次なるステージを睨んでの進歩としてポジティブに受け止める事が出来ます。なんと言ってもメタルという言葉以外で形容できない剛直さが、パワフルかつ直情的なリズムがガシガシとキマッているので従来の路線を支持するマニアにも受け入れて貰えるでしょう。でも音質は良くないので、攻撃的なリズムも魅力が伝わりきれていないも問題点ですレーベルも

レーベルもSteamhammerへと移り臨戦態勢は整ったと思っていたのですが、今作を最後にバンドは解散。70年代から活動していたと言われてるだけに、10年も立てば一区切りという事なのかも知れませんが、意欲作を残しただけに残念ですね。彼らなりに80年代を意識したと思えますよ。③のようなタイプの曲も上手く仕上げていますからね。残念です。


BRATS - 1980 ★★ (2015-02-02 15:38:08)

元はパンク出身のツインギター編成を擁するデンマークの4人組が1980年にリリースしたアルバム。まさにNWOBHMに触発されたというかパンクなノリを下地に元気のいい演奏と楽曲が飛び出します、NWOBHMもパンクからの影響はあるので当然の結果でしょう。ときにはキャッチーなコーラスを交え欧州的なメロディも聴こえ厚みのあるコーラスも配しシンリジィ風の曲もあったりとバラエティに富んだ印象を与えられます。ギターも勢いよく弾き倒し小気味いいハードな楽曲からスローナンバーまで柔軟に対応、バンドに明確な色を持ちこんでいますね。のちに専任シンガーとして迎え入れられるのが、同郷のスーパースターになるキング・ダイヤモンド氏。そのままギタリストを連れてマーシル・フェイト結成となるのが実に興味深いです。ちなみこのバンドのギタリストはハンク・シャーマンさんですかね。⑤のミステリー路線はその布石かな?そんな事に思いを馳せて聴くのも一興でしょう。


BRAZEN ABBOT - Bad Religion ★★ (2008-03-03 04:25:00)

ニコロ・コツェフ率いるプロジェクトの第三弾メンバーは前作と同じです
相変わらず正統派HM/HRの世界を追求していてファンには実に心強い存在となっています。1997年という時代背景もありヘヴィでダークな世界観も上手く取り入れ過去のノスタルジーで終わっていないのも流石である、ギターオリエテッドな作風ながらも唄を聴かせる事を忘れていないアレンジが素晴らしいし随所に登場するバイオリンの音色も見逃せない、彼のコンポーザーとしての才能を遺憾なく発揮されたと思われる今作は名盤と呼ぶに相応しい内容を誇り隙のない楽曲がひしめいている。三人のシンガーにそれぞれ同タイプの唄を歌わせた事が激しいプライドのぶつかり合いを感じさせていて皆が個性を際立たせた存在感を漂わせている、ここまでハードなジョーの歌唱は他で聴いたことが無いし、ヨランのエモーショナルかつディープな味わいのある歌が聴けるだけでも充分に名盤と呼ぶに恥じないパフォーマンスを魅せてくれる


BRAZEN ABBOT - Bad Religion - Bad Religion ★★★ (2008-03-06 12:47:27)

ヘヴィなオルガンに導かれて始まるメロディアスなミドルナンバー壮大なドラマを感じさせてくれます ミック・ミカエリが実に印象的な仕事をしています。
オペラ的といえば良いのかコーラスの重ね方もこのプロジェクトならではのもの。


BRAZEN ABBOT - Bad Religion - Day of the Eagle ★★★ (2008-03-03 04:39:04)

ヨランのハイトーンを駆使したメロディアスかつオーセンティックなHM/HRの臭いがプンプンするスリリングなナンバー
バイオリンソロがキレてますねカッコイイです
ヨランのハードな歌唱も実に素晴らしいです


BRAZEN ABBOT - Bad Religion - Father to Child ★★★ (2008-03-06 12:39:58)

トーマスのソウルフルかつエモーショナルな歌唱を活かした
北欧風の疾走感のある正統派のHM/HRナンバー


BRAZEN ABBOT - Bad Religion - I Will Rise Again ★★★ (2008-03-03 04:43:32)

ヘヴィでダークなリフが斬新な古くて新しい正統派のミドルナンバー、ジョーのエモーショナルかつハードな歌唱が印象的です。
アツプテンポにリズムチェンジするギターソロのアレンジがカッコイイです


BRAZEN ABBOT - Bad Religion - Love Is on Our Side ★★★ (2008-03-06 12:41:24)

ジョーお得意のロッカバラード
後半でヘヴィに爆発します


BRAZEN ABBOT - Bad Religion - Nightmares ★★ (2008-03-04 04:29:43)

タイトなリズムプレイで始まる哀愁のあるドラマティックミドルナンバー重さはないものの高音域をいかしエモーショナルな歌唱を聴かしてくれるトーマスが印象的です、この手のサウンドにもバッチリはまっていますね。流麗なギターソロも聴き所です


BRAZEN ABBOT - Bad Religion - The Empire of the Sun ★★★ (2008-03-03 04:29:20)

メロディアスかつスリリングな演奏がカッコイイ
疾走感のあるHM/HRナンバー
流麗なニコロのギターソロがいいですね


BRAZEN ABBOT - Bad Religion - The Whole World is Crazy ★★★ (2008-03-04 04:25:05)

アルバムのオープニングを飾るメロディアスなナンバー
哀愁すら漂うメロウなギタープレイがカッコイイです
ジョーの歌うブリッジの唄メロが良いですねー


BRAZEN ABBOT - Bad Religion - Two of a Kind ★★★ (2008-03-04 04:33:56)

ヨラン・エドマンのソウルフルな歌い回しがカッコイイ
ブルージーなミドルナンバー
ヨランがここまで歌えるとはと本当に驚かされたものです
この説得力溢れる歌唱に酔いしれてください


BRAZEN ABBOT - Bad Religion - We Don't Talk Anymore ★★★ (2008-03-03 04:47:01)

トーマスのエモーショナルな歌唱を活かしたAOR調のドラマチックなナンバー 中盤でハードに展開する様が一筋縄ではいかないのがカッコイイアレンジだと思う


BRAZEN ABBOT - Bad Religion - Wings of a Dream ★★★ (2008-03-04 04:48:02)

ジョーのハードでメロディアスな歌唱を活かした正統派のHM/HRナンバー 蒼い炎がチリチリと燃え盛るが如きメタルサウンドにグッとくるものがあります 普遍の魅力を伝える一曲です


BRAZEN ABBOT - Eye of the Storm ★★ (2008-03-01 04:38:00)

ブルガリア出身のギタリスト、ニコロ・コツェフが中心となり結成されたプロジェクトの第二弾、リズム隊とKEYがヨーロッパのメンバーになりVoがグレン・ヒューズからジョー・リン・ターナーに代わり制作されました。勢いのあるナンバーをジョーに歌わせ、ヨランにはエモーショナルな歌唱を活かしたミドルナンバーをトーマスにはグルーヴィーなノリのいいナンバーと歌い手の適正を考えて選曲してパートを任せているのが面白い、相変わらずクラッシックなHM/HRを聴かせてくれます、ヘヴィなハモンドも心地よいしタイトなリズム隊も安定感抜群だし歌い手も素晴らしいパフォーマンスを魅せてくれていますし主役のギターもテクニカルなフレーズとメロディを織り交ぜ古くて新しいサウンドを聴かせてくれています、ヴァイオリンの入り方なんかも実に興味深い、①②③の頭三曲に新しさを感じさせてくれます。地味な印象を受けますがこれがニコロ流の様式美な世界観を存分に魅せてくれます。⑧はレインボーのあの曲ですがカッコイイなぁ
、僕は様式美がたまらなく好きなので許せるのです


BRAZEN ABBOT - Eye of the Storm - Eye of the Storm ★★ (2008-03-01 06:04:05)

妖しい雰囲気が漂うヘヴィなミドルナンバー
ジョーの渋い歌声がカッコイイですね


BRAZEN ABBOT - Eye of the Storm - Highway Cindy ★★ (2008-03-02 05:34:34)

高音を活かしたトーマスの爽快感のある唄が印象的なノリの良い佳曲です ギタープレイも切れてますね


BRAZEN ABBOT - Eye of the Storm - Line of Fire ★★ (2008-03-02 05:16:13)

哀愁すら漂うジョーの渋みを増した歌声が熱いミドルナンバー
サビメロが印象的です
普遍の魅力溢れる佳曲です


BRAZEN ABBOT - Eye of the Storm - Restless in Seattle ★★★ (2008-03-02 05:31:06)


ヨランのエモーショナルな唄が熱いヘヴィでドラマティックなスローナンバー哀愁漂う名曲です
ヨランの見事な歌いっぷりに感銘を受けました。
インスト陣のアンサンブルも見事でプロジェクトとは思えない一体感が感じられる。ある意味アルバムのハイライト


BRAZEN ABBOT - Eye of the Storm - The Road to Hell ★★★ (2008-03-01 06:08:23)

レインボー風の疾走ナンバー
これをジョーに歌わせるのだからたまらない
メンバーもなにか楽しく演奏している雰囲気が伝わります
それがこの曲を盛り上げている
ギターソロとバイオリンの掛け合いがカッコイイ


BRAZEN ABBOT - Eye of the Storm - Twist of Fate ★★★ (2008-03-02 05:23:16)

古き良き時代を伝えるクラシックなHM/HRナンバー
KEYの使い方に新しさを感じさせますね
ジョーの唄が若々しくてカッコイイです