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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1701-1800

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1701-1800
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BLOODBOUND - In the Name of Metal ★★★ (2015-01-20 15:27:40)

ガッツィーな①から幕が開ける通算5枚目のアルバム。3枚目でシャープでソリッドなスタイルを見せたのですが4枚目は類型的なアルバムになり今作はその反省を活かしたのか良い意味で王道をいく重心の低い腹に響くヘヴィなサウンドへと舵をとり勇壮でエピカルなスタイルへと進んでいます。北欧らしいシャープに切れ込んでくる甘美なメロディ、古さを感じさせないキンキンと打ち鳴らされるメタリックでタイトにシェイプされたサウンドメイク、普遍の王道スタイルと新機軸を打ち出したサウンドに今を生き抜く彼らの強い姿勢を感じ嬉しく思います。もう少し分かりやすいメロディがあった方が愛想も良くウケもよいのでしょうが、適度なハードさと北欧風の甘さが絶妙なバランス感覚を保ち、グルーヴィーなベースとタイトなドラム、技巧的かつ叙情的な味を損なわないギターを配した楽曲は王道を基盤とするも新しい風が吹いており個性を生みつつあります。おじさんになると大衆演劇みたいな分かりやすいストーリーが苦手なんでこの路線の方がしっくりきますね。


BLOODBOUND - Tabula Rasa ★★★ (2015-01-20 14:43:18)

シャープな切れ味に古臭さを感じさせません。北欧はスウェーデン産らしくメロディへの拘りの相当なものでフックに富んだ歌メロに甘味を含んだ北欧スタイル、そこにソリッドなメタルテイストを放り込み、潤いと光沢のあるヘヴィなサウンドへと見事に磨き上げています。王道のど真ん中を闊歩するスタイルですが安易な焼き回しではない安定感があり、1,2回も聴けば飽きるようなB級スピードメタルではないので叙情的な正統派サウンドが好きな方らなグッとくるでしょうね。またサクッと聴けるランニングタイムも尺が丁度よく贅肉を削ぎ落したアレンジセンスもキャリアのなせる技でしょう。演奏もしっかりしているし枠組みも綻びがこないようにしっかり仕上げていますよ。適度なハードさと良質なメロディに刺激を欲している方なら手を出しても損はしないでしょうね。


BLOODGOOD - All Stand Together ★★★ (2016-02-02 13:37:41)

メロウなメロディックサウンドは健在、1991年という時代背景を飲み込みつつもらしさを失わないのは流石。作風的には3rd路線のメロウなアメリカンロック、ポップなメロディ、硬質なギター、そこに重量感のあるリズムが支え、シャウト一発にも色気が漂う唄、硬軟絶妙なバランス感覚を誇る作風は洗練された歌モノロックとしての印象を強く与え完成度の高さを伺わせます。アルバム毎に作風が落ち着かず、タイムリーな音楽性とならなかった事がブレイクに繋がらなかったのかも知れませんが、メロディックなアメリカンロック好きには安心して進める事の出来る一枚ですね(今作が一番クリスチャンメタルっぽい)。その後巻き起こったグランジ・オルタナブームの波に飲み込まれシングル一枚、LIVE盤一枚をリリース後、1994年にバンドの歩みは一旦停止。2004年ごろに復活遂げ、2013年にはツインギター体制となり(ギターとしてストライパーのOZフォックスが参加)新作をリリースと今なお精力的な活動を続けています。


BLOODGOOD - Bloodgood ★★ (2016-02-01 13:25:13)

US産クリスチャンHM/HRバンドの1st。ストライパー程、スウィート路線ではありませんが、メロディックなスタイルにはクリスチャンメタルらしい壮麗なハーモニーを生かしたりと、曲調によっては大きな効果をもたらしています。良く伸びるチョイハスキーな歌声もリードギターも上手いのですが、低音域の迫力不足、ドラムのシャリシャリした音にはゲンナリさせれるも、バラエティに富んだ楽曲が多数収録されバッサリと断罪するほど憎めないのが今作の魅力。後半の尻上がりに盛り上がっていくのもまた途中でSTOPボタンを押させない要因ですね。


BLOODGOOD - Detonation ★★★ (2016-02-01 13:41:29)

派手目のリードプレイが印象的な①で幕が開けるクリスチャンメタルバンドの2nd。重量感のあるメリハリのある展開が耳を惹く②と続き前作で感じたSTRYPERにも通ずるような甘さを排除。よりソリッドに硬派な仕様に変更してきた意欲作。音質もだいぶマシにはなったがダイナミズムに欠ける甘い作りが残念。これではこの路線がいかせんわなぁと思いますが、まさにメイデンやプリーストといったスタイルを踏襲するクリスチャンメタルという住み分けが無用の硬派なスタイルにはグイグイと引き寄せる要素も大。メロディを生かした正統派サウンドが好きな人なら大いに楽しめるでしょうね。1987年にポップにならず逆にハードに迫る心意気が憎いじゃありませんか。


BLOODGOOD - Out of the Darkness ★★★ (2016-02-02 13:16:05)

キレのあるシャープな疾走ナンバーで幕が開ける4th。前作で魅せたアリーナロック風の作りから一転、硬派なスタイルへと回帰した彼らの代表作を押されることのある一枚。躍動するリズムの上を優美に踊るのは憂いのあるメロディ、ラフ&ワイルドな歌声も丁寧に歌い上げ叙情派メタルが好きな人にはたまらんものがあるでしょう。カミソリの如きシャープなギターが切れ込んでくる様のカッコいいこと、マイルドだがウエッティなメロディとの相性も抜群に良く、2ndと3rdの良いところを取り込み緻密に組み立てなおした作風には飛躍的な成長の跡を伺わせ、ハードさとポップセンスの融合が高次元で果たされているのも目を見張るもの、更には甘さの中にスパイシーな要素を加え軟弱にならぬよう工夫を凝らしているのも印象的でした。またハードな質感を与えるアメリカンなグルーブも癖になりますね。


BLOODGOOD - Rock in a Hard Place ★★★ (2016-02-01 13:53:16)

US産クリスチャンメタルバンドの3rd。時代は1988年、当時の背景をそのまま反映したような作りが印象的です。前作よりポップな要素も増えブルージーなアメリカンさも加味されていますがギターオリエンテッドな作風が貫かれており軟弱さは皆無、むしろ大衆性を纏いよりメジャー感もスケールもUP。マイナーなバンドでは終わらないポテンシャルの高さを存分に発揮している今作の作風は、バンドのイメージと合致しておりメロデイックなUS産メタルが好きな人ならたまらんものがあるでしょう。ライトではないキャッチネスさメロウなフレーズを盛り込みつつもハードな質感を損なわないバランスが素晴らしいです。シンガーの太くソウルフルな歌声の類似点も含めラフカットやハウスオブローズ辺りが好きな人ならグッとくるかと思いますよ。


BLOODLUST - Guilty as Sin / Terminal Velocity ★★ (2015-12-12 04:47:24)

オリジナルは1985年リリースの7曲入りの1stにスラッシュ化した1988年リリースのミニEP(⑧から⑪)とカップリングでOld Metal Recordsより2007年にCD化もされた一品。クールな印象を与えるメロディと何処か埃っぽさのあるサウンドはタンク風のヤサグレ感もあり、あそこまで男の哀愁を纏っていませんが、US産の乾いたコンクリートメタルサウンドが好きな方なら聴いて損はしないでしょう。ヘヴィメタルとはヘヴィな曲であって勢いやテンポの速さを競うスピード感とは違う魅力が大切だと思う身としては、やや一本気な面はあれど、重厚なミドルナンバーやスカッとするようなストレートな楽曲を用意し、ドタバタとしたけたたましUS産ならではのあの音にゾクゾクと期待を煽られる瞬間があり、マニアックな世界に導かれる一枚として、3年に一回は通して聴きますね。


BLOODROCK - Bloodrock ★★★ (2021-01-17 21:34:52)

よもやブラッドロックの初めての登録をワタクシが行うとは夢にも思っていませんでした。アメリカ南部はテキサス出身の古典HRバンド。そのうねりを上げるヘヴィグルーブとギター、そこにオルガンが絡みバンドサウンドの厚みも倍増。一曲の中に緩急も設け、濃密な初期型ヘヴィロックサウンドを鳴り響かせている。MC5やBLUE CHEERのような生々しいガレージ臭はないが、上記のバンドやGRUND FUNKなどとアメリカンハードシーンの支えたグループとして有名ですね。
特にグラミー賞を取ったWOLFMOTHERにも多大なる影響を与えているバンドとして認知もされています。WOLFMOTHER自体は少々2000年代ならではのオシャレロックなエッセンスが入っていて、個人的にはやりに行ってる感がダメでしたが、こちらはオリジナルたる本物の響きを持っているので、古典HRを知りたいマニアなら是非とも聴いて欲しい一品です。
作品前にプチモデルチェンジしているので、時系列でいかなくても楽しめます。
ヒットしたのは次、プログレ風味が増したのが3枚目と、なかなか攻めてくるバンドですよ。


BLOODROCK - Bloodrock 2 ★★★ (2021-01-17 21:57:51)

前作同様グランドファンクのプロデューサーとして成功するテリー・ナイトを迎え制作された2枚目。前作同様ヘヴィな音楽性を継承しているが、幾分スマートになった印象を受ける。また、バンドとして実験的な要素も見えたりと次作の布石を感じさせるもポイント。スマッシュヒットを記録する原動力となったシングルの⑦もあり、バンドの名前を一躍ミュージックシーンに轟かせる形となった。
ブルージーな味わいもあるが、ハモンドとコーラスワークも色鮮やかな色彩美を魅せ、ロックの基礎となるアンサンブルの上を革新的な風合いで駆け抜けたりと、当時としては斬新と言えるスタイルを築いていた。
ブルースロックにだけ留まらないエモーションを込めたギター、時には冷徹に響くリズムの上で情熱的に輝く。ソウルフルな歌声は南部らしいが、このグループは、濁りよりも清々しいメロディを盛り込み、繊細さとロックの醍醐味たる野性味を際立たせている。
その背反する両面を兼ね備えた古典ロックの旨味、ヘヴィな姿勢を崩すことなく多様性を感じさせることに成功した今作もハードロック史において重要な一枚と言えるでしょう。
今日の認知度の低さが悔やまれますね。


BLOODVALE - Lobotomy ★★★ (2021-06-15 12:19:42)

ドイツの4人組が奏でるのはテクニカルな要素を孕んだオールドスクールスラッシュ。その清々しいまでの清い姿勢には爽快感すら漂います。自主制作ですからあれなんですけど、サブスクで簡単に聴けますから無問題です。
欧州由来の叙情的なフレーズもありますが、そのメロディアスなフレーズの導入とテクニカルな要素からはAnnihilatorのようなバンドを想起させ、苛烈なるアグレッションさからはArtilleryのような個性もくみ取れる、勿論、Metallicaを始めとしExodusやSlayerなどの王道的なスタイルの類似点はあれど、それは皆がシェアするアイデアでしょうと好感すら持て古くて新しい現代に蘇った古典スラッシュを前に笑みもこぼれます。

今風のプロダクションを生かしたサウンドは鮮度も抜群、弾力のあるヘヴィグルーブも変化自在、刻まれるリフもいい、なによりメロディアスなパートの導入も耳を惹く、そしてスラッシュ由来のドラマ性は迫りくるスリルに対する緊張感を煽り、加速度アップに貢献。最後まで途切れなかった緊張感、モロ出しじゃないアイデアの再構築の上手さがオリジナルティの確立に貢献している。


BLUE BLUD - The Big Noise ★★★ (2010-10-25 02:43:21)

発売当時はアルバムジャケットを見ただけで胸焼けいっぱいでした
当時はメタルバブル全盛「もうえいわい」と見向きもしませんでした。
で、期待せずに数年後聴いたら猛反省でしたね
英国風の伝統を伝える叙情味溢れるメロディが涙腺を刺激します
もう少し透明感のある声質の歌い手だったなら個人的には良かったのですが
良質なメロディと華やかでポップなアレンジに引き寄せられるでしょう
当時をど真ん中の青春時代で過ごした身としては懐かしいです
メロディアスなサウンドに興味のある方は③⑤あたりを聴いて欲しいです


BLUE BLUD - The Big Noise - Don't Turn Out The Light ★★★ (2010-10-25 02:23:40)

同郷のマグナムにも負けていませんよ
哀愁を讃えたメロディの大洪水
適度な重量感
メタルファンならグッとくるでしょう
コーラスワークも良いねぇ


BLUE BLUD - The Big Noise - I Can't Wait ★★ (2010-10-25 02:29:30)

英国ならではの湿り気
キラキラとした89年ならではのゴージャス感
メロディを生かしたアレンジ
単純明快なハードポップサウンドとは違う質感に惹かれます


BLUE BLUD - The Big Noise - Never Rains In England ★★★ (2010-10-25 02:32:27)

今アルバムのハイライト
歌い手は好みではないが
このメロディ
英国の伝統が息づいています
哀愁とドラマティックなアレンジに
グッときますね


BLUE BLUD - The Big Noise - One More Night ★★ (2010-10-25 02:16:48)

アルバムのオープニングナンバー
爽快感溢れる洗練されたサウンドが懐かしい
でも英国的です


BLUE BLUD - The Big Noise - Running Back ★★ (2010-10-25 02:20:51)

英国産ならではのメロディ
良質なハードポップナンバー
適度なエッジの効かせ方が良い
懐かしい時代を思い出させてくれますね


BLUE BLUD - Universal Language ★★ (2019-05-27 21:06:49)

BLUE BLUDでデビューするも、実は今作リリース時にバンド名をBLUE BLOODへと改名。前作よりもメインストリーム寄りのサウンドを志向。英国的な匂いが減った分、前作を支持するマニアには不満もあるでしょうが、端正なルックスを引っ提げたメンバーショットを見せつけられると、この音に違和感は何もない。

音云々で言うのであれば、このバンドのメインメンバーのマーク&ポールのサトクリフ兄弟はNWOBHMのTRESPASSにいた。だから驚きは余りない。むしろメジャーデビューの困難さを強く認識した次第だ。そして止めないで活動していたんだねと、ねぎらいの声を掛けたいくらいであろう。

英国的な湿り気や煮え切らなさはないかわりに普遍的スタイルを身にまとっている。そのシリアスなサウンドは拘りの展開もあり一朝一夕では成しえない成果が形となって表れたのだろう。もう少し曲調に色をつけれる表現力豊かな歌い手がいれば印象もガラリと変わるのだが、そうなると王道路線から外れてしまい、本格的な色合いが強まると、没個性が際立つから難しい問題だ。
そういう意味で聴き込むと、このバンドのサウンドは絶妙なバランス感覚で演出していると言えよう。

こういうメインストリーム寄りのサウンドは、個性を出し過ぎてもダメだったりする。やはりお約束ってのを守って欲しいともんねぇ。今、時がたてば冷静に向き合えるが、リリース時は、またこれかでラックの底に直行でしたよ。


BLUE CHEER - The Beast Is Back ★★★ (2021-02-10 16:29:43)

野獣が帰って来たぜ、みたいなタイトルもカッコいいね。USハードサウンドの始祖的な元祖○○バンドと崇められる伝説のロックバンドが復活したのですが、半分は昔のリメイクという仕様になっており復活作と呼ぶには微妙な空気も流れるのだが、彼等と言えばな②も再録されたりと、往年のファンも新規さんも迎え撃つ準備は出来ているといいそうな空気は充満している。
個人的には初期のガレージ臭溢れるハードサウンドが好きだった、それだけに少々80年代仕様にはなっている今作は物足りなさがある。それでも、テクノロジーに頼り切らない生々しいサウンドメイクは、彼等のヒリつく研ぎ澄まされた剥き出しの感性を伝えるには十分な魅力も感じたりと、楽しめる要素もある。
何を期待するかで評価も分かれそうだが、ブルースベースの唸りを上げるハードサウンドの凄み、野獣が帰って来たに相応しい轟音サウンドは復権したようだ。
個人的にはリリース時よりも、今の方がグッと楽しんでいますね。大人になって色んなもんを汲み取れるようになったんだなぁ。


BLUE CHEER - Vincebus Eruptum ★★★ (2015-11-06 14:12:58)

アメリカではヘヴィメタルの始祖とも言われる彼らの記念すべき1st。名曲「Summertime Blues」に始まり②はB.Bキングのカヴァーと馴染みやすい曲を聴かせてくれるのですが、これが実に強烈な仕上がりで特に①の歪みっぷりたるや、荒れ狂うリズムと癖になるしゃがれた歌声、そこに吐きそうになるくらいファズの掛かった凶暴なギターが轟音を撒き散らし激しく演奏される様にトリップ感も誘発され、とんでもなく危険なものに手をだしたような錯覚に陥ります。鼻孔を付くサイケデリックな匂いと供に、やるせないロックな倦怠感、そこに揺らめく凶暴性とのたうちまわる荒れ狂うリズムが分厚い音の塊りとなり迫ってくる様に仰け反りますね。カオスな世界が口を開けまっている独特の世界に身を投じロックな初期衝動を突き動かすのには最適な一枚として今でも手に取る一品です。それにしても1968年作とは恐れ入りました。


BLUE CHEER - Vincebus Eruptum - Summertime Blues ★★★ (2021-07-02 19:19:08)

こんな狂暴になる
ライブヴァージョンはさらにエグイからね
ある意味彼等の持ち歌です
夏になるとヘヴィロテになる名曲
唸り上げるヘヴィグルーブ
ヤバい空気が充満しているぞ


BLUE MURDER - Nothin' But Trouble - We All Fall Down ★★★ (2020-10-13 14:28:10)

SEでサイレンが使われる曲はカッコいい説を唱えたい
そんな期待を裏切らないアイリッシュフレーバーもあるハードロック
屈強な男のダンディズムが漂うのがいい
でもサイクスの声もリジィをイメージさせるなぁ
狙ったかね


BLUE OYSTER CULT ★★★ (2024-03-13 18:48:17)

先行公開された曲の出来が素晴らしいBOC。間を開けずアルバムをリリースしてくれるなんてと喜んでいたら、噂では次のアルバムがバンドにとっては最後のアルバムとなるらしい。これが事実なら残念な出来事ですが、ボロボロになる前に余力を残しての引退なんだろう。たしかにシワクチャの爺さんになってまで若い格好をしてステージに立つ姿は痛々しいものだからね。

雑誌読んでないので本当のところは分かりませんが、MC5のカヴァーソングもあるし、期待大ですね。


BLUE OYSTER CULT - Agents of Fortune - (Don't Fear) The Reaper ★★★ (2008-04-21 12:59:35)

アメリカのホラー作家スティーブ・キング氏が映画のサントラに使いたいと言った名曲です。僕が始めてBOCの曲で聴いたのがこの曲でしたが、爽快感のなかにある妖しさと言うべきか幻想的な魅力に溢れた名曲です、中盤で聴けるインストプレイは何度聴いてもゾクっとさせられる


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja ★★ (2010-12-28 03:48:03)

商業誌にてボロクソに言われたのとアルバムタイトルに二の足を踏む人も多かったでしょう
個人的にはそんなにヘヴィなバンドでもないし、酷評されるほど聴きたくなる人なので
ヘンに期待せずに購入。そうしたらあ~た①の美しいメロディを奏でるドラマティックなナンバーにグッときたものです。
④の叙情味溢れる湿り気すぎない哀メロナンバーも好きだし、捨て曲のないアルバムなんか
めってにお目に掛かれないやんと思う立ちなので充分に楽しみましたね
時代は1986年ですからね、彼らが取った作風も今となっては僕は頷けますよ。
毛嫌いせずにメロディ派なら是非①だけでも聴いて欲しいですねぇ


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - Dancin' in the Ruins ★★★ (2010-12-28 03:35:29)

仄かな哀愁漂うメロウなナンバー
サビで明るくなるところもギリギリですね
時代性を感じるとこう言う曲調もありでしょう
僕は好きですよ


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - Make Rock Not War ★★★ (2011-04-17 21:06:54)

仄かな哀愁の王道HM/HRナンバー
しなやかなリズムと扇情的なメロディ
若い頃は気づかなかったカッコよさにグッときます
地味かも知れませんが普遍の魅力溢れる名曲です


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - Perfect Water ★★★ (2010-12-28 03:49:27)

これまたドラマティックなナンバー
サラリとした感触も魅力の一つ
エモーショナルなギタープレイも秀逸
名曲です


BLUE OYSTER CULT - Club Ninja - White Flags ★★★ (2010-12-28 03:38:47)

今作のハイライト
素晴らしい叙情味溢れるメロディ
ドラマ性を感じさせる展開もカッコいい
五分をきる一代ドラマに泣かされます
いつも正座をして聴いていますよ


BLUE OYSTER CULT - Cultösaurus Erectus ★★★ (2024-04-23 12:24:27)

前作の失敗を受けハードさが復権した意欲作。彼らの遊び心も満載と何が飛び出すか分からない仕様のアルバムとなっている。①②という流れはスリルとファニーさが混同しているが、実に親しみやすく初期の頃のサイケな色合いもねじ込みつつ分かりやすいポップセンスを遺憾なく発揮、そのあとに出てくる③が効いている。
80年代という時代も見据えた先取りの感性、ある意味、前作よりも聴きやすいと思っている。エネルギッシュな二本のギターは当時としては派手な部類に入る。ソングライティング力の充実。けして突出した歌の上手いメンバーがいるわけでもないのに、担当する曲では自由奔放にロックな歌声で聴き手を楽しませてくれる。
最初は派手さに驚くが、聴きすすめると、このバンドの持つインテリジェンスな面が随所に設けられており、前作では押さえたロックな独創性をよりいっそう剥き出しにしてきた。
イマイチ、日本では人気の無いバンド。まぁ女子ウケするメンバーはいないから仕方が無いのかも知れないが、玄人好みのサウンドを常に提示してきた彼ら、80年代の幕開けに相応しい作品を世に出してきましたね。


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin ★★★ (2010-12-28 04:02:09)

若かりし頃に聴かされた時は「こんシャカシャカした音を聞かせるな」友人に怒ったものでした。
血気盛んな自身が恥かしいですね。良く出来たアレンジが絶妙はポップサウンドと哀愁のメロディの数々に魅了されます。派手さより堅実さは彼らの専売特許、流石はブルーオイスターカルトと言いたくなりますね。浮遊感を感じさせるボーカルハーモニー、流麗なフレーズを奏でるギター、このサウンドを支えるキーボードのプレイと聴き所が多いです。派手なメタルサウンドや分かり易さではない、味わい深さがここには有りますね。この渋さが分かる歳になったんだと思わせる。シミジミと楽しませてくれる名盤です。


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin - Burnin' for You ★★★ (2008-04-21 13:13:54)

哀愁のあるフレーズをポップに仕上げた名曲です
独特のリズムプレイがらしさを感じさせてくれます


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin - Fire of Unknown Origin ★★★ (2010-12-28 04:03:40)

派手さはないが堅実なプレイが印象的な
妖しげな魅力溢れる名曲ですね


BLUE OYSTER CULT - Fire of Unknown Origin - Joan Crawford ★★★ (2008-04-21 13:08:28)

狂おしいまでに劇的なピアノのフレーズに導かれ始まる一代ドラマ 一筋縄ではいかないアレンジセンスとオカルトな世界観を見事に昇華させた名曲です


BLUE OYSTER CULT - Ghost Stories ★★ (2024-05-02 18:07:47)

前作はとてつもない強烈なインパクトを残してシーンにBOC健在をアピールした。衰えていかなった創作意欲。昔の名前だけで飯を喰わない現役バンドとしての気概に胸が打たれました。らしさと新機軸を打ち出した先行公開された曲も素晴らしい内容。アルバート・ブーチャードがPVに映り込む姿、コロナ渦ながら彼らは見事にBOCの刻印を押した。

そういう流れがあったとは言え、今作までのインターバルの短さに驚いたが、蓋を開けると内情はMirrorsからRevolution By Nightのアウトトラックを収録したというお話。なるほど、シーンに埋もれ亡霊と化した楽曲を蘇らせる、それは、彼らの足跡を知らしめる一因でもある、そういう意味で見るとアルバムタイトル、GHOST STORIESの味も変ってくるのだが、正直、先行公開された曲から発せられた、当時のパッケージを封じ込め現代に蘇らせた手法、その古めかしいサウンドに驚いていたのだが、前作ほどのインパクトは残していない。これはアウトテイク集だからという事前情報がなくとも、強力なキラーチェーンが散見出来ないなぁと感じるだろう。

勿論、BOC名義に恥じない内容だ。何ならアルバード・ブーチャードのお蔵入していたソロを担ぎ出した過去もあるから、こういうウルトラC的なアルバムを作っても驚きは少ない。しかし、これで有終の美を飾ることが出来たかと言われると微妙だろう。
でも、良い曲はある。かつてもやったMC5のKick Out The Jamsのクールなカヴァー。
BOC風味満点、これがアウトテイクなのかと信じられない気持ちにさせてくれたキャッチーでクールなDon’t Come Running To Me。ロマンティックなThe Only Thing。地味だが癖になるオープニングナンバーのLate Night Street Fight。このバンドらしい浮遊感のあるメロディが耳を惹くSo Supernaturalなど、要所にらしい曲を放り込み成立させている。
前後の曲との組み立ても味があり、アルバム単位で楽しめるのだが、やはりファーストインパクトで勝負できるアルバムでは無い。

それほど、前作の充実ぶりは凄かった。採用した楽曲の時代がポップス寄りの作風なのでハードさが足りないというのも食い足りない要素だろうが、元々ハードさを前面に出すようなバンドでも無かったので大きな問題では無いのだが、これで終わりと聴かされると寂しいのは事実だ。
まぁ老いさらばえ、醜態をさらすこともないだろう。ケン・ヘンズレーとかは、シワクチャの爺さんが若者に混じりタンクトップ着たりとやりたい放題で痛々しい姿だった、まぁマネジメントがしっかりしているか、YouTuberみたいに勝手にやっているかの差だ。もっと言えば美的センスの欠如とも言える。
老害になってまでと納得するしかないだろう。


BLUE OYSTER CULT - Heaven Forbid ★★ (2007-08-07 05:38:00)

当時の音楽シーンの流れを彼らなりに取り入れ、らしさを失わない復活作となっています。それは①②③の流れに現れていると思う。良質なメロディと重さと怪しさを兼ね備えた好盤ですね。チャック・バーギのドラムプレイは実に素晴らしい やはりHRはドラムが要だね


BLUE OYSTER CULT - Heaven Forbid - Cold Gray Light of Dawn ★★ (2008-04-21 12:44:08)

味のあるボーカル、渋いギターフレーズ、力強い躍動感
派手さはないものの味わい深いミドルナンバー
アルバム単位で今でも引っ張りだしてよく聴きますよ


BLUE OYSTER CULT - Heaven Forbid - Harvest Moon ★★★ (2007-08-07 05:49:20)

甘いメロディラインが印象的な名曲です
中盤劇的に盛り上がるところもスリルがあって良い
派手さは無いもののツボを押さえたプレイが実に心地よい


BLUE OYSTER CULT - Heaven Forbid - Live for Me ★★★ (2008-04-14 05:03:33)

哀愁のあるメロディをしっとりと歌っています
この切ない雰囲気の中に都会的な洗練されたニヒリズムが
彼らの魅力なのでしょう。派手さは無いもののツボを押さえた
プレイが耳を惹きます。今作のなかでは初期の臭いがするナンバーですね


BLUE OYSTER CULT - Heaven Forbid - Power Underneath Dispair ★★★ (2008-04-21 12:35:28)

ヘヴィでタフネスなガッツ溢れる疾走ナンバー
メロウな抒情性も感じさせてくれているところがらしさなのかな?


BLUE OYSTER CULT - Heaven Forbid - See You in Black ★★★ (2007-08-08 09:44:47)

グイグイと躍動感溢れるリズムとモダンな魅力がカッコイイ名曲です 詩の内容もクール「喪服姿のお前が見たい」だもんねぇ


BLUE OYSTER CULT - Heaven Forbid - Still Burnin' ★★ (2008-04-14 05:07:36)

退廃的なムードの漂うHM/HRナンバー
浮遊感のある唄がより妖しげなムードに拍車をかけます


BLUE OYSTER CULT - Heaven Forbid - X-Ray Eyes ★★ (2008-04-21 12:39:57)

浮遊感のある唄がほのかに哀愁を伴いポップ感を残しつつ甘いフレーズを歌い上げています
グッときますねぇ


BLUE OYSTER CULT - Imaginos ★★★ (2020-11-15 18:49:01)

今となっては、古くからあったアイデアをアルバート・ブーチャードが暖め過ぎて機を逃した為にお蔵に成りかけたマテリアルをBOCの名の下に復活させたと言う裏話もあるコンセプト作。
そのもとはサンディ・パールマンのアイデアなのだが、バンドに見切りをつけ勝負を賭けたアルバート、1984年には完成していたアルバム。しかしL.Aバブルを目前としていた時代に、こういった玄人好みのサウンドに二の足を踏むコロンビアレコードの判断もあり、お蔵入りとなった。
そこに実質、解散状態にあったBOCの復活劇に結びつけるには丁度良い素材でしょう。古くからあるアイデアだけに、妙な色気はない、むしろ全盛の音源と比較しても遜色のないクオリティを誇示しており、BOCの名の下にリリースされるべき一枚へと仕上がっています。
どこまでアルバートが仕上げたものに、後から来たメンバーが関与したかは分からないが、けしてアルバートのソロ作が途中からBOC名義に変更した、いわく付の作品ではありません。アルバートがしたためたデモをレコード会社に却下され為に、サンディ・パールマンのアイデアの元、実質解散状態のBOC名義で復活と言うウルトラCが行われたのです。
ちなみに、現在はアルバート・ブーチャードヴァージョンも出回っているので、マニアなら確認するのが一番でしょう。でもデモ音源ですので、やはり今作の方が完成度は高いですよ。

個人的に、BOCの作品としてリアルタイムで触れた初めての作品。初期の音源は聴いたことあるが、血気盛んな思春期真っ只中のワタクシには、ポップ過ぎる、どこがメタルやねんの一言で終了。今作を紹介された時も、鼻にもひっかけない薄いリアクションでした。
でも、この不気味なジャケが何とも言えない雰囲気を醸し出し、眺めるほどに聴きたい衝動にかられ再生。聴き進むにつれ、ミステリアスな世界観にグイグイと引き込まれ気が付けばリピートと、なんか分からんが凄いぞと感動、そして少しだけですが大人の階段を上った気分を味わいました。

自分たちのカラーを持つバンドの強み、このひんやりとした感触、漆黒の闇に怪しく光るクリスタル、このグループには、形容しがたい魅力がありました。
その要因は、鍵盤奏者のアラン・レニアーの存在がギラリと光るのですが、禍々しくも美しい邪神の宮殿、そこに迷い込んだリスナーは、語感を研ぎ澄まし、この世界と対峙するしかありません。ご機嫌に楽しむ娯楽作品ではありませんが、知性溢れる音楽性に触れるのもお楽しみの一つでしょう。

個性は発揮しつつも聴きやすい、ジャンル不問で楽しめるIQ高めのロックサウンド、70年代のBOCは古すぎると敬遠しがちなライトリスナーにこそ勝負して欲しい入門編にうってつけの一枚ですね。


BLUE OYSTER CULT - Imaginos - The Siege and Investiture of Baron von Frankenstein's Castle at Weisseria ★★★ (2010-12-04 13:12:21)

パワフルな歌声にも驚きましたが
壮大なイメージを抱かせるドラマチックなナンバー
流石はBOCだなぁと関心しましたね
一筋縄ではいかないベテランならではの味わいに
酔いしれます


BLUE OYSTER CULT - Mirrors ★★★ (2024-04-22 11:50:43)

リリース当時は酷評されたアルバム。今でも根本的な評価を覆すことがあるのかと聴かれると微妙だが、聴きようによってはかなりの力作である。アラン・レーニア作の③がメインと捉えるのかで評価も分かれるだろう。
しかし、このバンド根本にあるのはひねくれたセンスである。分かりやすいポップセンスを前面に出しつつも、大人のサウンドである。女子供がキャッキャッとパヤパヤするような音ではない。インテリジェンス溢れるスマートなサウンドは、落ち着き払ったものであり、ハードなサウンドの合間に聴くにはもってこいの癒やしのアルバムである。疲弊した耳にはベホイミ級の回復力を発揮してくれるでしょうね。

セールスも奮わなかったし、失敗作の烙印を押される一品だがトム・ワーマンの手により洗練されたサウンドメイクは今聴いても、絶妙なレトロ感をもって聴かせてくれ、古いだけじゃないモダンさ、やはりスマートな作り込みはオシャレさだけじゃない、ロックなハードさをギリギリで保っている。
アングラ臭は排除されたが、シャレオツな⑤なんて小粋で大好きだ。⑥⑦だって、どこかミステリアスな雰囲気が漂っていますよね。
やはり、このバンド、ただでは転びませんよ。

高い演奏力とメジャーアクトとしての側面を大フィーチャーした力作。このアルバム大好きです。
むしろ、ヘヴィでハードなHEAVEN FORBIDの方が遙かに問題作な気がする。


BLUE OYSTER CULT - Secret Treaties - Astronomy ★★★ (2008-04-21 12:53:57)

強烈な泣きを発散する哀愁のフレーズが耳を惹くドラマティックなナンバー 後半でテンポアップするところがカッコイイですね


BLUE OYSTER CULT - Spectres - I Love the Night ★★★ (2008-04-21 13:15:48)

美しいスローバラード
子守唄のような優しさがありますね


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night ★★★ (2019-06-09 15:39:35)

MTVへの移行など1983年と言うロックシーンの過渡期にリリースされた一品。新たなる戦略を立ち上げたのかバンドは、カナダのPRISMやLOVERBOYの仕事で知られる新進気鋭の若手プロデューサー、ブルース・フェバーンに次なる方針を委ねる形へとなったのか、今まで以上にメロディアスかつAOR調のソフトケイスされたサウンドは、従来のイメージからは離れたものになるのだろうが、個人的には、オープニングナンバー一つとっても、このバンドにしか出せない雰囲気に満ち溢れており、AOR調に染め上げても、隠しきれないミステリアスさが顔を出しているのがポイント。アルバム全体を通しての即効性はないが、その反面、統一感に優れている為に、アルバム単位で聴いてもダレる事無く彼らが提示したストーリーを最堪能出来る力作へと仕上がっています。
ここまでソフトになっているのに、彼らの流儀の神秘性やオカルティックさを感じさせる知性が存在しているのが凄い、とにかく騒げれば良い、速い曲が聴きたいと言った方には不向きなバンドだが、耳以外にも頭で楽しませてくれるというが今作最大の聴きどころでしょう。
今作は商業的には今一つの成果に終わった為に、バンドは更なる進化を求め『CLUB NINJA』をリリースするも惨敗。やはりドラムのアルバートを失った辺りから不穏な空気が流れていたのかも知れない。根拠はないのですが1988年リリースの『IMAGINOS』を聴くとそんな風に感じてしまいます。


BLUE OYSTER CULT - The Revölution by Night - Take Me Away ★★★ (2018-07-01 17:31:50)

シングルカットされているだけに聴きやすい
それでもこのバンドらしいインテリジェンスなムードが漂っている
個性と言うのは大切ですね


BLUE OYSTER CULT - The Symbol Remains ★★★ (2020-11-06 13:00:32)

9月の頭に先行公開された①と③を連日に聴き、リリース時にはアルバム全部を聴いたような感覚に襲われてしまった。
どこか不穏な空気の漂うBOC印満点の①と、それに反するAOR調とも言える歌モノロックバラード③、この二つが今作の方向性を示唆している。レーベルはフロンティアだしある意味、安全牌だなぁと思える。
冒険心もそこそこに、久しぶりにリリースされた今作は、専任キーボードプレイヤー不在の為、方向性としてはハードなカラーを強めた『Heaven Forbid』に近いがアラン・レーニアの後任を迎えなかったのも、アランに対する敬意なのかも知れないが、その辺りに物足りなさを覚えるファンもいるでしょうね。

その代わりにライブなどで長年バンドを支えたリッチー・カステラーノの貢献が大きく、プレイのみならず創作面でもバンドに新風を送り込み鮮度を上げてきた。
マルチプレイヤー集団として知られているBOCに新たなるマルチプレイヤーも加わり、アラン不在も、サンディ・パールマン不在も乗り越え、自らの過去と向き合い再構築することで生まれた今作、フロンティアの口添えも少なからずあると思うが、往年の空気を包み込み見事にイメージを壊さないアルバムを作り上げた。

エリック・ブルームもバックダーマーも衰えている、それらは隠し切れないものだ、その等身大の魅力をBOCカラーの名の下、ミステリー仕立てに作り上げた今作は、実に聴きごたえのあるものであり、無難ではあるが、それそれ、キタきたとマニア心を十分に刺激する、意欲に溢れている。
MVPはリッチーである。それは間違いないが、彼を前に出てこない。主役はオリジナルメンバーであるエリックとバックダーマーだ、そういう構成にすることで今作は威厳を保てたんだと思う。

とにかく先行されたPVを見過ぎた、アルバート・ブッチャードがパーカッションでゲスト参加する①など、今年一番聴いたんじゃないかと言うくらい、公開されてから毎日のように聴いた、良いような悪いような、どっちつかずの感想だが、そのおかげで今作に確かな感触を覚えたのも事実、そして、アルバムを全て知った気になったのも事実だ。何とも皮肉である。

ロン・サールの下で腕を磨いたリッチー・カステラーノは、今後もバンドを支えるだろう、それは創作面のみならずレコーディングなどでも辣腕を振るうだろう。老いては益々壮んなるべしな、二人を支えてもらいたいものだ。

先行された上記の曲以外も、いかにもドナルド・バックダーマーなポップセンス溢れる②、新鮮な⑤⑥、カントリー風のスピードプレイが面白い⑦、王道70年代ロックの⑧、エリックとリッチーの共作によるヘヴィな⑨もバンドしては異色なイメージを与えるしPVにもなった⑪など、魅力的な楽曲が多数収録。アルバム全体の流れも良く、通しても聴いてもダレない構成に唸らされる。

この手の音楽をヘヴィメタルと呼称したことで知られる元祖的な扱いが、このバンドのブランド力を上げているのだが、音だけ聴いてBOCを元祖ヘヴィメタルと呼ぶのは苦しい、どちからというと、ポップなロックバンドでした。いや極めてポップなロックバンドと言えるでしょう。
彼等が個性を強めたのはSF風や摩訶不思議な世界観を歌うと言う知的なエッセンスにある。そして、そのイメージを増幅させるクールな音楽性、埃っぽさのない洒落たサウンドメイクは、どこか濡れており、そして、ミステリアスな空気に満ちていた。そういう個性が、他のバンドとの差別化を図り今日まで活動できている。
今作はそのイメージを真っ向から受け止めた力作だ。残されたミュージシャン人生を考えれば、良くやってくれました。今後はコンスタントにお願いしたいですね。


BLUE OYSTER CULT - The Symbol Remains - Box in My Head ★★ (2020-10-24 12:57:55)

なつかしいなぁ
このポップセンスこそ長年貫かれてきたスタイル
ローザーらしい爽快感が聴きどころ


BLUE OYSTER CULT - The Symbol Remains - Edge of the World ★★★ (2020-11-10 13:26:08)

ジャジーなのにミステリアス
この雰囲気がBOCなのでしょう
キャッチーな歌メロとコーラスも耳を惹きますね
古典ロックに乗せて歌われる現代社会のへの提起
スケールの大きい曲調も手伝い抜群の相乗効果を生んでいる
歌うはエリック・ブルーム
作曲はリッチーです


BLUE OYSTER CULT - The Symbol Remains - Nightmare Epiphany ★★★ (2020-10-24 13:00:35)

ピアノがいいぇ
メインリフを華麗に弾いております
そこに絡むギターもいい
これもBOCな魅力を感じます
このラインナップの旨味ですかね
粋なシャレオツ感が実にクールに鳴り響きます
ドナルド・ローザーの声にピッタリだね


BLUE OYSTER CULT - The Symbol Remains - Tainted Blood ★★★ (2020-10-24 12:40:18)

リッチー・カステラーノは歌が上手いねぇ
王道をいくブルージーなバラードナンバー
BOCとしては新しい風を感じます
壮大な雰囲気はホワイトスネイク風ですかね
こういう曲をアメリカンナイズドと叩くのでしょうね?
ドラマティックないい曲ですねぇ
エンディングに向けて迸るエモーションを込めたソロはリッチーのもの
エエねぇ
1stは譲ったがエエよ


BLUE OYSTER CULT - The Symbol Remains - That Was Me ★★★ (2020-10-24 12:29:07)

9月の頭には先行公開されていたアルバムのオープニングナンバー
冷ややかな感性とBOCにしてはファットなサウンドに驚かされた
特筆すべきはアルバート・ブーチャードがパーカッションで参加
一応はPVの映像にも収まり最新作に華を添えている
コロナの影響もあったのか全メンバー別撮りの合成映像にチョイと笑えるが(アルバートは何処を見ている)
最新作の方向性は見えてきた
リードギターとして活躍する若きギタリストもメンバーに合わせ忖度しているのが面白い
彼はもっと弾けるギタリストですからね
まぁマルチプレイヤー集団だから仕方ありませんよね
専任キーボード不在は寂しいが新生BOCに対する期待値を上げるのに十分な魅力があります


BLUE OYSTER CULT - The Symbol Remains - The Alchemist ★★★ (2020-10-24 12:49:14)

曲はリッチー単独で歌うはエリック・ブルーム
ヘヴィでブルージーなリフが耳を惹きますね
このバンドらしい冷ややかな感性が楽曲を引き締めています
アラン・レイニア不在は痛いがピアノも聴こえてくるがもっと欲しい
多くのファンを満足させる今作のハイライトと言える一曲でしょう


BLUE OYSTER CULT - The Symbol Remains - The Return of St. Cecilia ★★★ (2020-10-24 12:55:07)

ノリの良いキャッチーな一曲
アルバムの流れ的に絶妙
ハモンドの音色もアクセント
歌うはリッチー
彼の声はBOCパワーポップに良く似合う
そして懐かしのリチャード・メルツァーのクレジットにニヤッとしました


BLUE OYSTER CULT - The Symbol Remains - Train True (Lennie’s Song) ★★★ (2020-10-24 12:32:47)

ウェスタン風?ロカビリー?
西部劇をイメージさせるフレーズをスピードに乗せ奏でるのが印象的ですね
こういう遊び心はアルバムの楔になりますね
色々と仕掛けていますよ


BLUE TEARS - Blue Tears ★★ (2022-03-19 13:23:11)

めでたく廉価版の発売が決まったアメリカンメロディアスロックバンドの1st。ジョン・ボン・ジョヴィ似のシンガーが、売れ線アメリカンロックのど真ん中を一切の寄り道もなく展開、あまりにもストレートな売れ線スタイルに恥ずかしくなります。
このバンドを聴いたのはグランジ全盛の92.3年でしたが、その時でもやり過ぎだと思いましたね。シンガーの声質が余計に類似性を浮き彫りにさせているのも気になるポイント。
ある程度、80年代的メインストリームに慣れ親しんだ方には少々味付けが濃いと感じるでしょうね。
逆に若い人には、この外連味のない産業ロックから新鮮さを感じるかと思います。また当時を懐かしみたいマニアにも需要がありそうですね。リリース当時よりも今の方が好意的な意見もありそうですが、拒絶もありますよ。
久しぶりに聴きましたが、7曲目で一旦停止したもんなぁ。優等生過ぎるぞ。


BLUE TEARS - MAD, BAD & DANGEROU ★★★ (2019-05-27 20:46:04)

1990年にMCAレコードからデビューを飾ったアメリカンHM/HRバンドの未発表音源集。所謂グランジブームの波に飲み込まれお蔵入りした幻の2ndなども収録とマニアならずとも美味しい献立が揃った一品です。
このバンド、出している音は完全にBON JOVI路線の売れ線志向だ。その辺りが鼻に付くと厳しいのでしょうが、煌びやかなメインストリームタイプのサウンドは個性は薄めだけど、その分、良く練り上げられておりクオリティは申し分ない、もしレコード会社ともめずにリリースされていれば、我が国、日本では少なからず話題になっていた可能性とポテンシャルを秘めた未発表集となっています。

ちなみに今作は、オフィシャルな形で世に出たのですが、リーダーのグレッグ・フルカーソン周辺では、そこそこのヒットを記録。それに気を良くしたのか、同年にもう一枚『Dancin 'On the Back Streets』というタイトルで未発表集をリリースしている。そちらは未聴だが、同年に未発表集を乱発したせいで、今作のインパクトが薄まってしまった。また個人的にも何となく引いてしまい。このバンドの事を記憶から消し去ってしまった。

80年代型のグラム/ヘアメタル勢からの影響下にある懐かしき王道サウンド。堅実な作りは正確に聴き手に、自分達のやりたいことを伝えようとしているんだと好意的に受け止めるのが一番でしょう。没個性を晒しても意味がない。BON JOVIシンドロームマニアなら押さえておくべきバンドですよ。


BLUES CREATION - Demon & Eleven Children ★★★ (2024-02-12 16:10:01)

今や音楽に国境なし、サブスクリプションサービスで音源に触れるので、予想もしないアーティストが世界的に認知されたりと何が起こるか分からないの時代が突入しました。少し前に出川哲朗が愛車のCDチェンジャーが壊れ聴けなくなったので、故障をしたものを直すとTVでやっていたが、今どき車でCDを聴くヤツがいないと言うことでメーカーは作っていない。
確かに私も車の中でCDを聴くという行為を10年近くやっていないのですが、今やカセットテープを聴く感覚でCDを聴くと小中学生が認識している時代なのだから当然でしょうね。そういう時代の副産物は、このようなロック黎明期を支えたバンドが逆輸入で海外のマニアに認められるという現象が起きているのだから驚きです。
71年とは言え大沢博美の英語の節回しが余りにも日本語していて笑える(これは洋楽を何十年聴かなくてもわかりますよ)

そういうジャパニーズロックな欠点はあれど、それを余りまくるバンドサウンドの凄み、特にギターの自由なマインド。ブラックモアタイプでもなければブライアン・メイでもマイケルでもない、70年代の初期だからこそ産み落とされた感性。サバスな要素というよりは桃時代を生き抜いた若者達が自ら辿り着いた境地と言えよう。
ホワイトブルースからの脱却。ブルースベースのロックサウンドは、濃度を高め独自性の高いサウンドを構築。今の感性で聴けば間違いなくプロトタイプDOOM ROCKと呼んでも差し支えがないだろう。

若いことは大沢の歌がどうにも苦手で手が出なかったのだが、オジサンになると旨味が違ってくる。叩き上げのバンドは力量が違う、テクノロジー恩恵を受けまくった昨今のクリエイトでは聴かれないサウンド、このギターサウンドは癖になりますね。

人間椅子が好きな人は是非とも、このバンドに触れて欲しい。71年に独自の目線で、この路線に辿り伝い男達がいたことに驚くだろう。アイオミではない竹田和夫のギターは個性剥き出し、変化自在のリズミカルなグルーブで魅了するリズム隊の凄み、やっぱりアンサンブルは重要ですよ、その一体感の上で、独自の目線で歌い上げた大沢の歌声も聴きすすめるウチに味わいが出てきて、最終的には問題なく完走です。

日本よりも世界が認め直したバンド。本気のドゥーム好きならば知っている存在なんですが、若い人にも是非とも知って欲しいバンドである。なんたって無料で聴ける時代が来たんですからね。


BOB CATLEY - Immortal ★★★ (2016-02-16 13:35:14)

歌モノロックの総本山とも言われるイタリアは『Frontiers Records』謹製の一品。歌うはブリティッシュロック界のレジェンドとも言われるボブ・カトレイの2008年リリースのソロ。デニス・ワードがプロデュースを担当、作曲はマグナス・カールソンという盤石の態勢を整えガッチリとサポート。旬の二人が組み良質なメロディックロックを作り上げ、レジェンドに歌わせるのだから内容は歌モノロック好きには間違いない一品。湿り気を帯びたメロ、無駄に甘くならずハードなロックテイストをふんだんに盛り込み軟弱な要素などは皆無、何を聞かせたいかを明確に定め、奏でるは一代叙情詩。高揚感のあるメロディを巧みに生かしドラマ性を配した楽曲はどれも魅力的で良質なメロディを嫌みなく聴かせてくれます。主役をはるボブさんも60歳を過ぎ枯れつつある歌声も、まだまだ色艶を失うことなく深みと供に味わえる濃密な余韻に改めて酔いしれましたね。


BOB CATLEY - The Tower ★★ (2008-03-24 03:03:00)

元マグナムのVoボブ・カトレイの1stソロアルバムを紹介します
同郷のテンのメンバーが前面的にバックアップし制作された今作はブリティシュな伝統的誇りに満ちた名盤となっています。叙情的な美しいフレーズを情感のこもった深みのある歌声がしっとりと聴き手に安心感を与えてくれます、、また楽曲も思ったよりハードな側面が強く押し出されている点も見逃せない。全曲ゲイリー・ヒューズ作曲プロデュースと言うことで聴いた事のあるフレーズが顔を見せますがあら捜しなどをせずに聴いてもらいたいです。湿った質感のある英国的メロディと説得力溢れる歌声の数々に胸打たれるでしょう


BOB CATLEY - The Tower - Deep Winter ★★★ (2008-03-24 03:21:29)

悲しみを讃えた叙情的フレーズが耳を惹くメロディアスなミドルナンバー ブリティッシュな世界観を表現するボブの歌声が胸に染み渡ります。バッキングで聴けるアコギとピアノのアレンジが素晴らしく楽曲に華を添えています


BOB CATLEY - The Tower - Dreams ★★★ (2008-03-24 03:07:21)

イントロの哀愁溢れる叙情的なメロディに胸キュンです
英国的な薫りのするナンバーです


BOB CATLEY - The Tower - Far Away ★★ (2008-03-24 03:14:28)

雄大なイメージを抱かせるバラード


BOB CATLEY - The Tower - Far Away ★★ (2008-03-24 03:16:52)

雄大なイメージを抱かせるバラード
ボブの素晴らしい歌声に酔いしれて下さい


BOB CATLEY - The Tower - Fear Of The Dark ★★★ (2008-03-24 03:37:11)

悲しみを讃えた哀愁溢れるフレーズが聴き手に迫ってきます
この威厳に満ちたドラマティックと対等に渡り合えるボブの表現力の素晴らしさに脱帽です
ゲイリーの作曲センスも見逃せない名曲です


BOB CATLEY - The Tower - Madrigal ★★★ (2008-03-24 03:27:49)

アルバムのハイライトとも言える叙情的な英国的ナンバ
哀しい色合いに染まるボブの歌声の素晴らしさに涙がでます
ゲイリーヒューズのセンスも見逃せないね
ボブに歌わせるにはピッタリです
ヴィニー・バーンズのメロディアスなギタープレイも素晴らしい
伝統的な美しさに彩られた珠玉の名曲です


BOB CATLEY - The Tower - Scream ★★ (2008-03-24 03:10:39)

悲しい色合いの強いメロディをしっとりと歌う力強いボブの歌声が素晴らしい扇情的なナンバー
一曲目といい、この曲といいボン・ジョヴィすぎるだろうとツッコミを入れたくなるのですがいい曲です


BOB CATLEY - The Tower - Steel ★★ (2008-03-24 03:30:47)

ソフトな側面を持つメロディアスなナンバー
ボブの湿り気を帯びた歌声がポップにしません
この威厳ある彼の歌声が素晴らしいのです


BOB CATLEY - The Tower - The Tower ★★ (2008-03-24 03:33:09)

英国的薫りのするメロディアスなミドルナンバー
叙情的なフレーズが胸に迫ってきます


BOB DAISLEY AND FRIENDS - Moore Blues for Gary ★★ (2019-08-20 13:06:47)

かつてゲイリー・ムーアと活動を共にしたボブ・デイズリーが自分のバンドメンバーを中心として立ち上げたゲイリー・ムーアのトリビュートアルバム。小粒感の漂うボブの仲間の合間に豪華ゲストも客演。
『The Loner』ではドン・エイリー、エリック・シンガー、ボブ、そしてギターにダグ・アルドリッチが参加。ダグ渾身のプレイは完コピではない熱演を披露。一音一音に込められた魂のプレイに魅了されまくりです。
他にもグレン・ヒューズが『Nothing's The Same』で衰え知らずの美声を披露。はげしくしゃくりあげなくとも丁寧に歌い上げるグレンの歌唱力の高さに、改めて惚れ直しました。ゲイリーの唄い回しに多大なる影響を及ぼしたグレン、語尾のヴィブラートの掛け方なの真似出来るものではない。そしてオリジナルを聴けばゲイリーがグレンを意識していたのが分かるだろう。

名曲『Parisienne Walkways』はスティーブ・モーズが参加。ゲイリーとは違うタイプだが、彼らしい繊細なタッチを生かしたプレイは、オリジナルとはまた違う表情を魅せるが、このエモーショナルなプレイを聴けばゲイリーも満足するだろう。唄うはリッキー・ウォリックってのもゲイリーに今となっては完全に繋がるよねぇ。

ファンキーさもある『Power Of The Blues』を歌うのは我らがジョー・リン・ターナー、彼の歌声はこの曲にピッタリ、ジェフ・ワトソンもゲイリーに負けじと、どっぷりのブルースギターを披露。このメンツの旨味を感じましたね。オリジナルも短めだから丁度よいでしょう。

そして最大の目玉はジョン・サイクスが参加した『Still Got The Blues』ある意味、ゲイリー直系のジョンが真っ向勝負のカヴァーとなるのですが、ジョンはジョンだと言う渾身のプレイで魅了。オリジナルよりも全体のコクは薄まっているが、それはダニー・ボウズの歌声によるかもしれませんね。

個人的にはグレンとダグがハイライトと思うのだが、泣かせと言う意味では、ニール・カーターがヴォーカル兼キーボードを務めた名曲『Empty Rooms』が、裏のドラマも想像させたりと、トリビュートとしても面白みを一番発揮してるかもしれませんね。さらにはゲイリーの息子が参加したりと話題性が多いのだが、知らん曲もあり、勉強不足を恥じていたら、どうやらそれらは、ボブバンドの曲らしいとの事なので、売名臭が漂い若干テンションが下がったのは否めません。
それでもゲイリーに対する愛と、拘りの参加メンバーを集めたのは評価に値するでしょう。そのチョイとした引っ掛かりが、ゲイリーマニアにとっては賛否でしょうね。


BOB WHEELER - Bob Wheeler ★★ (2019-04-19 13:10:29)

ボブ・ウィーラーという人物が1987年にリリースしたソロアルバムらしい?シンガーがボブさんで、アルバムタイトルもそのままボブ・ウィーラーなので、恐らくそうなのでしょう?詳しいバイオがサッパリなので分かりません。
出している音は80年代ど真ん中のメインストリームよりのサウンドを披露。スバリBON JOVIシンドロームそのままの音へと完全に寄せに行ったヤツである。リリース当時なら、また、この手の奴だよ。クレジットもボブ・ウィーラーだし、BON JOVIそのままなヤツじゃんであるで終わっていたが、この作品を知ったのは2016年の再発盤だったので、懐かしいじゃないの~と好意的に受け止める事が出来ました。

唄も曲調もBON JOVI風な為に、イマイチ素直になれないのは確かなのですが、他にもクレジットされている参加メンバーも含め、誰もしならないのに聴かせられるクオリティに、やっぱ海外のモンは物が違うよなぁと言いたくなりますね。

もはや一つのジャンルとして君臨するヒットメイカーのBON JOVIサウンド。その確立されたステイタスに則った音楽性、目くじらを立てずに楽しむのか、こんなもんパロディの域を出ていないで終わらせるのかで評価は変わるでしょう。ワタクシも体調の悪い時は全然聴く事が出来ません。でも青空の下、大音量で聴くには丁度よいよなぁと思わせる瞬間があるのは事実です。


BOBBY KIMBALL - Rise Up - Annalies ★★★ (2016-08-24 12:25:29)

大人の魅力溢れるTOTO風味満載の一曲
メロディックだねぇ


BOBBY KIMBALL - Rise Up - Is It Over ★★★ (2016-08-24 12:27:50)

Unruly Childでも取り上げたバラード
あちらはマーク・フリーが歌っているので聴き比べるのも一興でしょう
キンボールは歌が上手い


BOBBY KIMBALL - Rise Up - Lay Down Your Arms ★★★ (2016-08-24 12:43:54)

アルバムの中では一番ハードなアレンジかも知れません
力負けしない歌声にはTOTOだからって舐めるなよと言わんばかりの凄みがあります
メロディックなアメリカンロックバンドに入って欲しいね


BOBBY KIMBALL - Rise Up - Let's Talk About Love ★★★ (2016-08-24 12:30:34)

こちらもUnruly Childの曲
マーク・フリーよりもキンボールの方が男っぽい


BOBBY KIMBALL - Rise Up - Live in the Night ★★★ (2016-08-24 12:35:16)

ノリがエエですね
このフィーリングはホンマもんの人達にしか出せません
気持ち良さそうに歌ってますね


BOBBY KIMBALL - Rise Up - Paralyzed ★★★ (2016-08-24 12:46:10)

抑え気味の歌声もエエ
しっとりとした中にもロックを感じさせるのが強みですね


BOBBY KIMBALL - Rise Up - Rise Up ★★★ (2016-08-24 12:23:57)

ボビー・キンボールのソウルフルな歌声もハマっていますね
Unruly Childのメンバーが全面バックアップそして自らも取り上げる一曲
両者の特性が上手に噛み合ってますね


BOBBY KIMBALL - Rise Up - Shot Down Love ★★★ (2016-08-24 12:48:35)

Unruly Childのシンガーになったような雰囲気ですね
躍動感のあるメロディックなアメリカンロックとの相性はバッチリです
ブルース・コウディはグレン・ヒューズとココまで良くなかったもんね


BOBBY KIMBALL - Rise Up - To Be Your Everything ★★★ (2016-08-24 12:41:13)

王道をいくロッカバラード
キンボールの逞しい歌声と繊細さが生き生きとしてます


BOBBY KIMBALL - Rise Up - Who Cries Now ★★★ (2016-08-24 12:32:22)

Unruly Childの曲をキンボールの名で再提示してますね
彼の伸びやかでエモーショナルな歌声が見事にハマっています
ノリの良いメロディックな名曲です


BOBBY KIMBALL - Rise Up - Woodstock ★★★ (2016-08-24 12:51:00)

オリジナルを聴いた事が無いので比較できませんが
エエ雰囲気に仕上がっています
オープニングからロックしてますよ


BOBBY KIMBALL - Rise Up - You've Got a Friend ★★★ (2016-08-24 12:39:02)

有名な曲ですね
ジェームス・タイラーのカヴァー
イメージ通りの曲でしょうかハマっています


BOBBY MESSANO - Messano ★★★ (2019-03-12 16:09:56)

STARZ, Lou Gramm、FIONAの1stやジョー・リン・ターナーのソロなどの仕事で知られるアメリカ人ギタリスト、ボビー・メサノが1989年にMESSANO名義でリリースしたフルアルバム。
爽快感のあるメロディに嫌みなどなく、カラッと乾いているが爽やかな風が優しく頬を撫でていくような優しいハードポップサウンドを披露。主役であるボビーさんは、ギター以外にヴォーカルも担当と八面六臂の大活躍、若干埃っぽいギタープレイもあるが、ブルース臭は皆無、その甲斐あってソフトな口当たりとなっている。
華やいだムードも漂うコマーシャル性の高いアルバム、テクニックではなく楽曲勝負の音楽性は、絶妙なバランス感覚で楽しませてくれる。


BON JOVI - 7800° Fahrenheit ★★★ (2014-01-04 14:15:35)

アイドル的なルックスとキャッチーな楽曲がウケて人気を博したことにより、自分たちの中にあるロックな精神性を強く打ち出し、いわゆるアイドル的なニュアンスの脱却を図るべくハードに迫った力作です。若干の迷いと背伸びの仕方に賛否もあるのですが、彼らの心意気を大いに買いたいものです。ハードでキャッチネスな①に始まり、リードギターも印象的なフレーズを奏でドラマ性のある楽曲が一際輝きを放つ②哀愁が迸るメロディアスな③ビックバラード⑤など聞きどころも多く、ハードなギターリフも印象的な⑧、重厚なアンサンブルがシリアスな雰囲気を醸し出す⑩など今作ならではの味わいでしょう。実に地に足を付けて着実に成長を遂げています。次作のはじけっぷりやバブル全盛の華やかさを考えると地味に映るのでしょうが、今の感性で聞けば彼らの真摯な姿には売れ線ポップバンドとは一線を画す存在だったと一目瞭然とわかるでしょうね。インパクトは薄くとも聞きこむほどに味のです名盤です。かくゆうワタクシも当初は熱心に聞きませんでしたのでね。


BON JOVI - 7800° Fahrenheit - (I Don't Wanna Fall) To the Fire ★★ (2014-01-04 14:26:01)

これも初期ならではの実験的なニュアンスが強いです
浮遊感のあるキーボードが面白い味付けを施しています
ハードなエッセンをまぶしミドルレンジがヅッシリと響きます


BON JOVI - 7800° Fahrenheit - Always Run to You ★★★ (2014-01-04 14:24:43)

アメリカンでハードなノリが好きです
メロディアスだしアイドルバンドで終わる連中ではないポテンシャルを秘めています
こういった地味目だが洗練度とロックテイストがギリギリのところで火花を散らしている
感じが漂い聞いていて唸らされます
そんなに風呂敷を広げて語るほどでもないかもしれませんが個人的には一押しなんです


BON JOVI - 7800° Fahrenheit - In and Out of Love ★★★ (2014-01-04 14:16:27)

アルバムのオープニングナンバー
彼ららしい弾けっぷりもロックしてカッコいいですね


BON JOVI - 7800° Fahrenheit - King of the Mountain ★★ (2014-01-04 14:19:56)

アルバムの位置的に絶妙ですね
ハードなミドルナンバー
コーラスワークも印象的です


BON JOVI - 7800° Fahrenheit - Only Lonely ★★★ (2014-01-04 14:18:57)

彼らのイメージ通りと言えばよいのでしょうか
哀愁のあるフックに富んだメロディが胸を打つハードポップナンバー
聞かせ方が上手です


BON JOVI - 7800° Fahrenheit - Secret Dreams ★★★ (2014-01-04 14:27:52)

軽やかなキーボードのフレーズが耳を惹きます
ジョン節も軽快に決まりますが今作を象徴する重さとシリアスさが楽曲をコントロール
無駄に明るくなることなく哀愁を奏でていきます


BON JOVI - 7800° Fahrenheit - Silent Night ★★★ (2014-01-04 14:20:43)

ええ曲ですよ
甘美なメロディが好きです
甘酸っぱい気持ちになりますね


BON JOVI - 7800° Fahrenheit - The Hardest Part Is the Night ★★★ (2014-01-04 14:22:29)

AC/DCからの影響も出ていますね
曲作りのうま味が凝縮されています
落着きすぎな印象もありますが
この哀メロが胸を打ちます


BON JOVI - 7800° Fahrenheit - The Price of Love ★★★ (2014-01-04 14:17:40)

初期ならではの哀メロナンバー
ギターソロも熱いよ
個人的には今アルバムのハイライト


BON JOVI - Bon Jovi ★★★ (2014-01-02 14:35:42)

ドラマ乳姉妹(主人公渡辺桂子が途中から伊藤かずえに喰われ主役が変わったのかと印象を受ける、鶴見辰吾、松村雄基、岡田奈々、名古屋章などお馴染みのメンバーと芥川タカユキのナレーションも懐かしい大映青春ドラマ)の主題歌として麻倉未稀にカヴァーされた名曲「RUNNAWAY」も収録された彼らの記念すべきデビューアルバム、様々な逸話があり(リッチーサンボラの加入エピソードとかね)また、アイドル的なルックスが話題を呼んだグループで後の音楽シーンに多大なる影響を及ぼした彼らのデビュー作。今更わたくしごときが口を挟むこともありませんが、全9曲無駄のない構成とどの曲もシングルカットされてもおかしくないクオリティを携えておりメロディ派のHM/HRファンならまずは押さえて損はないでしょう。ベストにも①くらいしか収録されていませんので、憂いのあるメロディとアメリカンなドライさが絶妙でジョンの青臭い歌唱も含み少々あか抜けない印象を持つかもしれませんが(いまと比べるとね)、オリジナリティあふれる意欲作かと思いますね。中盤で聞ける⑤⑥などは今作ならではの湿り気のある味わいでしょうね。ビックヒットをかっ飛ばした3rdや4thもよいけど、スラッシュメタルを聞きつつ、この極上のポップセンスとフックに富んだメロディに衝撃を受けた身をしては今作の放つ普遍の魅力にいつまでも魅了されますね。前にも発言しましたがBON JOVI=IT'S MY LIFEと言われ今作すら聞いたことがない若者がいる事に憤りといいますか違和感を猛烈に覚えました。なんで若い子にこそ聞いてほしいデビュー作なんだけどなぁ


BON JOVI - Hidden Treasures - Edge of a Broken Heart ★★ (2022-09-21 16:22:03)

映画『Disorderlies』のサントラとして世に出たのが最初だった気がする
飛ぶ鳥を落とす勢いのバンドが提供した割には普通だったと言われるのだが
3rdのアウトテイクという噂もあったのでマニアが勝手に期待しただけであろう
2ndアルバムに収録されていそうな優等生な彼らのイメージにピッタリである
そして哀愁もチョイある