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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1301-1400

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1301-1400
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BACKWATER - Revelation ★★ (2019-03-23 13:16:03)

ジャーマンパワー/スピードHM/HRバンドが1984年にリリースした記念すべき1st。2009年には2ndとのカップリングでCD化もされマニアを歓喜させた濃厚な一枚。音楽的な理論などクソ喰らえと言わんばかりのノイジーな爆音を轟かせています。その無軌道とも言える爆裂感は完全にVENOMを彷彿とさせるもの、同じトリオ編成だしフォロワーとして見るのが正しいでしょう。
一般的な人が最もメタルに対して拒否反応が出る騒音の嵐、直情的に刻まれるスピード感を煽るパンキッシュな展開、バッキバキのブンブンベースの迫力もVENOM仕込み、そして感情を押し殺し叫びを上げる唄の呪術的な響き、まさにVENOM+MOTORHEADにメタル成分をチョイ足ししたような音楽性は、当時としては十分に個性的であり、ドイツから、このようなバイオレントかつ下品さを感じさせる粗暴なメタルが登場するとは想像もつきませんでした。
当時はやかましいやっちゃなぁ、上手いか下手かようわからん。など好意的な評価を下さなかったのに、2009年の再発時には、愛すべきZ級のマイナーメタルとして、愛聴することになるのだから、年齢の重ね方とは不思議なものです。
在り来たりのメジャーサウンドに飽きてきた猛者なら、見分を広めるためにもチャレンジして欲しいジャンルではあります。速い曲ばかりと思いきやドゥーミーなWitchchaserを聴かせる技も持っているので、バンドの懐の深さも感じて欲しいですね。


BAD ENGLISH - Backlash ★★★ (2016-06-07 12:45:24)

オープニングからナナナナ~♪と心地よいメロディも踊る、前作の流れを引き継ぐ2nd。手練手管の職人技が安定のブランドを生みだし刺激は薄いが高品質の極上のポップロックを披露。歌を邪魔しないニールのギターも前作より控えめだが、数少ない場面でもやはり存在感はある、ジョンのしっとりと絡むエモーショナルは歌声と楽曲の相性は前作以上、1stではスマッシュヒットを飛ばしたナンバーもありましたが、今作における筋の通った大人のロックサウンドはパッと聴きや、まったく楽器を弾けない人にとっては地味なんでしょうが、この楽曲重視のアレンジの中で、各人がその枠に収まりきれない技を披露してるのが最大の聴きどころでしょう。ベタな曲ばかりですけどね(でも狙い過ぎの②と二匹目のドジョウ過ぎな④はチョイとね)。ギターをもっと弾かせろと主張したと言われるニールと、良い曲が揃ったんだから(ジョナサン以外にもマーク・スピロー、ダイアン・ウォーレンなどの外部ライターが多数参加)、それは抑えましょうと提案したジョン&ジョナサンとの軋轢が、ある意味今作に影を落としているのは明白ですが(ニールはレコーディング直後のドラムのディーンを引き連れHARDLINE結成そしてJOURNEY再結成へと向かう)前作が好きな人なら安心して聴けるでしょう。個人的にも前作で少々、浮いていたパートもあったなぁと思わせるジョナサンのキーボードが収まり良くなっているのも良いですね。


BAD ENGLISH - Backlash - Dancing Off the Edge of the World ★★★ (2016-06-07 13:07:45)

ノリがエエです
このグルーブが心地よい
ベテランですなぁ
リッキー・フィリップスのベースラインの好きですよ


BAD ENGLISH - Backlash - Make Love Last ★★★ (2016-06-07 13:14:16)

大らかでゆったりとしたリズム
渋いなぁ
求められた事を忠実に再現しておりますね


BAD ENGLISH - Backlash - Pray for Rain ★★★ (2016-06-07 13:11:33)

円熟味を増したセクシーな歌声が好き
アーバンで洗練された大人のロックやね


BAD ENGLISH - Backlash - Savage Blue ★★ (2016-06-07 13:08:43)

洒落てんなぁ
お約束感満載の一曲


BAD ENGLISH - Backlash - So This Is Eden ★★★ (2016-06-07 13:00:54)

エモーショナルですね
弾けてるな
爽快ですなぁ


BAD ENGLISH - Backlash - Time Stood Still ★★★ (2016-06-07 13:03:58)

ニールのアコギに導かれるバラード
ジョンの歌声も実にエモーショナルだ
エエ曲ですね


BAD ENGLISH - Bad English ★★★ (2016-06-06 15:00:51)

ジャーニーのブレイン、ニール・ショーンとジョナサン・ケインの二人をヴォーカルのジョン・ウェイトを迎え入れ結成されたスーパーロックグループ。各メンバーの培った音楽性を下地に売れる事を念頭に置かれ生みだされた楽曲の充実ぶり、隙のない冴えわたるアレンジ、歌を邪魔せずにしっかりと自己主張するニールのギター、バブリー臭もあれど、奥行きを広げるジョナサンのキーボード、大らかで柔軟なリズムが心地よい堅固なアンサンブルの充実ぶり、乾いた声だが湿ったメロディを歌い上げるジョンのパフォーマンスとブルージーでゆったりとしたアメリカンロックとの相性も良く、良く出来た嫌みのないロックサウンドを響かせています。パッと聴くと上っ張りの豪華さと洗練されたアレンジに誤魔化され、売れ線だぁと流れていくのですが、よく聞くと随所に拘りのアレンジがあり、実に味わい深いロックに根ざした一品である。売れようと思って曲を作ったところで売れる分けもなく、ある意味、あの時代ならではの型にハマった音楽性ではあるが、このゆったりとしたリズムと爽快感のあるメロディ、当時の正攻法で挑んだインテリジェンスな雰囲気漂う今作は、AOR系のHM/HRを代表する一枚として知られていますね。


BAD ENGLISH - Bad English - Rockin' Horse ★★★ (2024-03-11 09:11:28)

大ヒットバラードばかりに注目が集まりますが
こういうブルージーなロックをサラリとカッコ良く聴かせる
腕利きのプロミュージシャンだったことを忘れて欲しくない
産業ロックという言葉だ大嫌いだし個人的にはピンとこない
産業ロックとは売れる為に音楽性をコロコロ変えてリリースされた駄作だと思っている
売れたから産業ロックではない
売れるから産業ロックでもない
アレンジの妙味だよなぁ
ごっついヘヴィな事をやっているのだがまとめているまとめている


BAD HABIT - After Hours - I Never Knew What Love Could Do ★★★ (2023-07-12 21:36:50)

北欧の風を吹かすメジャーサウンド
この糖度の高いメロディと涼やかさ
清涼感を味わいたい季節にピッタリの一曲でしょう
ベタに敵うモノなしです


BAD HABIT - Atmosphere - Everytime You Cry ★★★ (2012-07-01 22:28:36)

鍵盤楽器の使い方も上手です
甘美なメロディにうっとり
ロック然とした力強いパフォーマンスも光っています
硬軟の使い方や聞かせ方が上手


BAD HABIT - Atmosphere - In the Heat of the Night ★★★ (2012-07-01 22:21:05)

かつての北欧ブランドですね
メロメロに甘くしないメタリックなギターがいいですね
このメロディセンスが好きです


BAD HABIT - Atmosphere - Words Are Not Enough ★★★ (2012-07-01 22:25:05)

軽やかなに跳ねるリズム
叙情的なメロディと適度な湿り気
キャッチーで耳馴染みの良いサウンドに心も躍ります


BAD LOSER ★★ (2008-05-12 03:12:00)

HURRY SCUARY解散後、VOの南が結成した正統派のHM/HRバンドです
中間のプレイもさることながら南がいなければHURRY SCUARYのメジャーデビューは困難だったのではないでしょうか?是非復活して欲しい逸材ですね


BAD LOSER - BAD LOSER ★★ (2008-04-28 13:01:00)

元ハリースキュアリーのVoだった南が中心となって結成されたKEYを含む5人編成のバンドの四曲入りミニアルバムを紹介します。G、テラ・ローザにいた鈴木広美を向かえ叙情的な本格派のHM/HRを聴かせてくれます。南のパワフルかつ伸びやかなハイトーンを生かしたサウンドはどれもカッコよく普遍の魅力を携えています。派手さは無いものの安定感のあるリズム隊とメロディアスなギターのフレーズが美しい今作は正統派の様式美HM/HRマニアには外せない一枚だと思います。因みにKEYはX-RAYに在籍していた藤井良明です


BAD LOSER - BAD LOSER - 1945 ★★★ (2008-04-29 11:28:22)

バッキングで奏でる印象的なKEY
エモーショナルでテクニカルなプレイを披露する鈴木
堅実なリズム隊に温か味のある力強い南の歌と
彼らの魅力が凝縮された哀愁のミドルナンバーです


BAD LOSER - BAD LOSER - HUNGRY GUYS ★★★ (2008-04-28 13:04:45)

適度にエッジの効いたサウンドがカッコイイ
叙情的なメロディアスHM/HRナンバー
彼らの代表曲の一つです


BAD LOSER - BAD LOSER - LONG AWAY ★★ (2008-04-29 04:44:21)

仄かな哀愁が漂うポップなメロディアスHM/HR
KEYの音色がアクセントになっています
温か味のある南の唄に惹きつけられます


BAD LOSER - BAD LOSER - ONE OF THE NIGHT ★★★ (2008-04-28 13:08:17)

ヘヴィなグルーブ感のあるリズムがカッコイイ
メロディアスなミドルナンバー
哀愁のある唄メロが耳を惹きます
ほとんど聴こえない藤井の奏でるフレーズが隠し味となり効いています。鈴木のギターも良いですね


BAD LOSER - EMERGENCY EXPRESSⅢ - LET ME SHOUT! ★★ (2008-04-28 13:15:30)

彼らの示すメロディアスHM/HRの集大成的な一曲です
相変わらずKEYの音色は聴こえてきませんが
南の歌声を前面に出したメロディアスな佳曲です


BAD LOSER - Utter Indifference ★★★ (2014-03-23 21:11:42)

「すべてが俺にひざまずくぜ!!」熱いコメントが書き連ねた帯び叩きに苦笑いが…出している音もコメントに負けないくらい熱いものを期待しますが、落ち着いた正統派の一枚です。期待を裏切らない展開とメロディを大切にした歌心ある職人技が集い仕上げたのですから品質は折り紙つきですね。温かみのある南の歌唱スタイルは安定感抜群だし脇を支えるリズムプレイも無難だ、広がりと奥行きを与える相棒の藤井のキーボード、寺石浩樹もメロディアスなHM/HRアルバムに彩りを与えています。もう少しハードさがあればメロディアスな面も際立ち男前度も上がりメリハリが印象を深く刻むのでしょうが、ちょっとそこが食い足りないですかね(ダサい歌詞も気になったり)ある意味、古臭いのだが、その一歩手前で良質な楽曲を構成できるセンスを味わえるのが今作の聴きどころではないでしょうか。


BAD LOSER - Utter Indifference - 1945 ★★★ (2017-06-07 15:05:19)

のちにEPにも収録される哀愁のメロディックHM/HRナンバー
Hurry Scuaryにも通ずる魅力がありますね


BAD LOSER - Utter Indifference - Back Street ★★★ (2017-06-07 15:07:05)

アルバムのオープニングナンバー
軽やかだがどっしりとした風格を感じさせます
的確なアレンジがメロディ派のハートを射抜きますね


BAD LOSER - Utter Indifference - Black Wall ★★★ (2017-06-07 15:09:41)

キーボードを大胆に生かしたメロディックなミドルナンバー
聴き応えがありますね
デモ音源よりも短くなっています


BAD LOSER - Utter Indifference - Close Your Eyes ★★★ (2020-03-12 00:08:39)

南の歌声が澄み渡ります
日本ならではの歌謡ロックな一曲
日本の歌モノロックの神髄ですね
アルバムの流れ的に絶妙でした
こういう曲を無理なく押し込み料理できる稀有なバンドだった


BAD LOSER - Utter Indifference - Get into Action ★★★ (2017-06-07 15:12:14)

藤井の多彩な鍵盤プレイも光りますね
イブシ銀のギターもエエ辛みを魅せています
甘口な曲が多い中ではハード目の歯ごたえのあるインストナンバー


BAD LOSER - Utter Indifference - Give It Love ★★★ (2020-03-12 00:13:31)

硬軟のバランスを巧みに操るメロディックなハードナンバー
こういう曲をやれるのがこのバンドの魅力
バンドが一丸となり取り組んでいる証拠でしょう
この曲に限らず緻密な計算の上に成り立っているのも好感が持てます
ギターとキーボードのバトルも様になっていますよ


BAD LOSER - Utter Indifference - Running Forever ★★★ (2020-03-12 00:00:38)

音質にもう少し深みがあればもっと凄くなる
キース・オルセンにでもプロデュースしてもらえばなんて思います
南の温かみのある歌声と奥行きを演出する藤井のキーボード
ギターソロもカッコいいぞ
大人の魅力あふれるアーバンなセンスが好きです
メロディアスなミドルナンバー
エエバンドやったなぁ


BAD LOSER - Utter Indifference - Tear It up ★★★ (2017-06-07 15:15:58)

甘口な楽曲が続いたのでスピードナンバーには否が応でも反応しますかね
南の甘い歌とタイトなリズムプレイが援護射撃
ツボを押さえたイブシ銀のギターも光ります
ソロでは藤井とバトルして欲しかったなぁ
あえてキーボードを押さえたアレンジがハードさを演出していますがね


BAD LOSER - Utter Indifference - The Right Answer ★★★ (2017-06-07 15:18:04)

スケールの大きいバンドサウンドに酔いしれます
温かみのある南の歌声もピッタリと優しく寄り添っていますよ
バンドの魅力を端的に物語っていますね


BAD LOSER - Utter Indifference - With So Get up ★★★ (2020-03-12 00:04:11)

ポジティブな気分にさせてくれますね
メロディアスかつキャッチーなノリの良い一曲
このバンドの魅力を端的に語っています
これで低音が効いていれば迫力も倍増
実力のあるリズム隊なのに
そこを生かせていないのが残念
藤井はイイ仕事してますね


BAD LOSER - WINDS OF TOMORROW ★★ (2008-04-29 11:49:00)

keyがいないくなりGも無名の新人福田俊彦に変わって制作された2ndミニアルバムを紹介します。インディーズながら抜けの良いギターの音が印象的でネオクラ様式美ではないギタープレイが耳を惹きます。相変わらず南の唄を前面に出した小細工無用の正統派HM/HRを聴かせてくれて、クオリティの高い良質の楽曲が余すとなく収録されています、ミニアルバムと言うことで6曲と少ないですが、無駄を省いて自信のある曲だけを収録したのではないのでしょうか、良質なメロディがシンプルな曲作りと相俟ってダイレクトに聴き手に迫ってきてカッコイイです。特筆すべきは曲に合わせた南の変化自在の歌声で表現力の高さに驚かされます。こうして改めて聞き返すとやはり様式美は唄が命なんだと再確認させられました、南には全盛期の喉のうちに復活して欲しかったなぁ。正統派サウンドに興味のある方は是非問答無用の様式美サウンドに触れてください


BAD LOSER - WINDS OF TOMORROW - 2012 IN A MORNING ★★★ (2008-05-06 04:46:43)

しっとりとしたメロディを優しく歌う南の伸びやかな歌声が美しい珠玉のバラード


BAD LOSER - WINDS OF TOMORROW - LOVE WILL NEVER RETURN ★★ (2008-05-06 04:39:08)

優しい歌声が包み込むバラード
派手さは無いものの堅実なギタープレイが良いです


BAD LOSER - WINDS OF TOMORROW - THE WORLD IS THE DARK ★★★ (2008-05-06 04:42:53)

正統派のHM/HRバンドによるメロディアスな疾走ナンバー
ツボを押さえたギターソロが耳を惹きますね


BAD LOSER - WINDS OF TOMORROW - WILD BEAST ★★★ (2008-04-29 11:55:25)

彼らにしてはヘヴィなギターリフが印象的な正統派のHM/HRナンバー しなやかな力強い唄が素晴らしくカッコイイです
躍動感あるリズムプレイも含め彼らの新しい魅力を凝縮したアルバムのオープニングナンバー


BAD MOON RISING - Blood ★★★ (2021-10-18 19:45:05)

日本一権威ある商業誌の評価によって殺された一枚として有名なアルバム。点数は70点ですが、内容はケチョンケチョンでしたからね、あの内容なら30点つけないとおかしくないの?やはり企業から接待されていますか?等など勘繰りたくなるような点数と批評のバランスが釣り合っていないアルバムとしても有名です。
あくまでもクラシックなメタルを神とするなら、今作は駄作でしょう。でもスリップノットやアヴェンジドセブンフォールド、ブレットフォーマイバレンタインなどの新興勢力が世界最高峰であり、これからのハードシーンは彼等が天下とするのならば、このアルバムの低評価に対する整合性は一切ないと断罪したい気分である。
数年後、あれだけ手のひらを反すなら、今のネット社会、あん時はゴメンね!と関係者は謝罪するべきだろうと思いますよ。それくらい、このアルバムはモダンなアメリカンロックを本気でやり切っていますのでね。
しかもギターはテクニカルでエモーション、エッジの立ったヘヴィなギターは実に魅力的でした。LIONのそれと比較するのならば退屈ですが、93年の音楽シーンはこんなもんでしたね。
むしろ、メロディアスだし起伏もある、メインストリームには寄っているがLION時代にも通ずるドラマや展開も見られます。愁いのあるカルの歌声もモダンなサウンドに潤いを与え、埃っぽいナンバーの中ではオアシスのような存在である。グランジ勢に負けまいと折衷した音楽性、本当にこれは退屈なのでしょうか?
ワタクシは古臭い音楽が好みです、グランジからは直接影響を全く受けていません。でも2000年以降のメタルバンドの多くはグランジからの影響を強く感じます、特にサウンドメイクなどは顕著でしょう、ギターのアプローチもグランジから多大に受けたバンドが多いです。
そういうアーティストは現在、どのような評価を受けているのでしょうか?過去は過去ですが、やっぱり『俺、カブキ過ぎたかも』と思ったら謝罪すべき。でなければ、ワタクシと同様、古い感性を愛して支配された編集者と名乗るべきでしょう。それくらい許されない文言でしたよ。そしてワタクシはこのバンドのファンでもなんでもありません。
ただ、今の感性で聴いて、これを断罪できる耳を持っていませんので悪しからず。
そして2000年代のメタルをルーツとする若い人にこそ再考して欲しいアルバムでもある。現代的なメカニカルでマッシブなサウンドからすると、そうとうエモーションで人間臭さが滲み出た古典と耳に響くでしょう。


BAD MOON RISING - Blood - Blood on the Streets ★★★ (2008-11-18 20:25:15)

衝撃的なPVが印象に残りますね
上手いが個性不足なダグのギターも僕は好きですよ


BAD MOON RISING - Blood - Remember Me ★★★ (2008-11-18 20:31:00)

カルのウエットな歌声がいいですねぇ
アルバムのラストを飾る泣きのバラード
ドッケン風ですが僕は好きですね
個人的にはアルバムのハイライト
ライオンファンも納得してくれるのでは?


BAD MOON RISING - Flames on the Moon(ベスト盤) - Dengerous Game ★★ (2008-11-18 20:21:58)

ザック・ワイルドみたいなメタリックな分厚いギターリフが耳を惹きますね
キャッチーな歌メロも悪くないし跳ねるリズム時代性を感じる


BAD MOON RISING - Opium for the Masses (usa) - Rivers Run Red ★★ (2008-11-18 20:41:02)

ファズの掛かったVoに違和感も聴き進むうちに気にならなくなりましたね
ギターリフはカッコイイ
この時代にギターヒーローなんてダサいって感じだったもんなぁ
ダグが妙に控えめ


BAD MOON RISING - Opium for the Masses - Believe ★★★ (2008-11-18 20:34:40)

時代性を加味したHM/HRナンバー
ここまで弾けたら文句はいいません
歌メロも悪くないけどなぁ
ダグのギターもカッコイイよ


BAD MOON RISING - Opium for the Masses - Belligerent Stance ★★ (2008-11-18 20:37:04)

ノリの良いドライブ感のある疾走ナンバー
キャッチーな唄メロも良いですねー


BAD SISTER - Heartbreaker ★★★ (2017-08-13 14:27:04)

フロントに女性シンガーのぺトラ・デーゲウを据えたドイツ産ハードポップバンドが1989年にリリースした1st。少々硬い歌い回しとドイツ人らしい生真面目さ、派手さは無いが細かいニュアンスを伝える為に施された、この折り目の正しさがドイツ人の仕事なのかと妙に納得させられますね。
ハードさとポップセンスの絶妙な融合感、キーボードをフューチャーしつつも極端に取り込まれる事も無く、全般的なブライトさには売れ線志向とも取れるが、音の厚みを演出するギターサウンドはシンプルだが、程良く肉付けいているのが憎いです。
無理せず歌う事と、流れを損なわない順当なアレンジは刺激こそ薄目でも、抜群の安定感を生みだし、AOR系の歌モノHM/HRが好きな人なら安心して聴く事が出来るでしょうね。
ある意味、ポップロックの黄金時代は80年代にもあり、その中で考えると在り来たりなモノが多いと感じますが、楽曲志向の中で欧州ならではの湿り気のあるメロディが、ここぞとばかりにイキイキと輝いてのが最大の聴きどころでしょう。


BADD BOYZ - Badd Boyz ★★★ (2020-05-25 13:03:13)

Voポール・ショティーノ、Gミッチー・ペリー、マイケル・ガイ、Bにショーン・マクナブらの名前がクレジットされているバンドのデビュー作。ポールのしゃがれたソウルフルヴォイスを生かしたハードサウンドは、彼が歌う事で魂が吹き込まれる、その有機的な響きに心が揺さぶられますね。作曲クレジットや複数のプロデューサー名義など、どうも寄せ集め感が漂うが(詳しいバイオはわからないので言及出来ません)楽曲のクオリティも高く、作風も統一されており視聴感にばらつきは生じない。彼の歌声と、メロディを大切にしたアーバンなセンスが光る歌モノロック。皆が同じ方向に向かい何を聴かせたいかを明確にしていることが、今作をよりよいものに仕立てている。
何を歌っても上手い男に、任せておけば大丈夫である。ロックありバラードありブルースありと、無敵のロックシンガーの美声と、職人技のサウンドを楽しめる好盤ですね。


BADFINGER - No Dice - Midnight Caller ★★★ (2024-02-04 00:17:51)

ピート・ハムのペンによる切ないメロディが印象的な一曲
この哀切のあるフレーズに英国情緒を感じます
悲劇のロックバンド
素直になれない女性の歌
自死する必要な無かったろうにねぇ
最近ドラマの脚本問題で無くなったニュースを見てふと
この曲を思い出しました
この次に2曲続けてヒット曲が流れるので
印象に残らないかも知れませんが
彼らのカタログの中ではベスト10に入れたい一曲
ティム・ハーディンがカヴァーした事でも有名なハズなんですけどね


BADLANDS - Badlands ★★★ (2014-01-02 14:52:54)

時代の流れど真ん中のブルージーなHM/HRアルバム、ガンズの登場とBACK TO THEツェペリンな音楽が溢れ返っていた時代でしたね。レイ・ギランの伸びやかな歌唱が器用にサウンドとマッチしており、サバスに加入していて、英国万歳なフェノミナで聞かせていた歌声とはまた違った質感が今作に華を添えています。器用なシンガーですね。派手さは無いものの堅実なプレイと豪華で作りこみすぎた作風ではないスタイルにジェイクがリーダーを務めるバンドとしてファンが求めたものかと言えば微妙でしょうが、良くできた一品です。次作はより深くサザンロックに根差した泥臭さが開花しており、ブルージーな骨太ロックサウンドが好みの方はそちらを聞いた方が良いと思いますよ


BAEKDOOSAN - King Of Rock 'n' Roll ★★★ (2016-11-21 14:35:05)

お隣は韓国を代表するHM/HRバンドの一つで、かつてLOUDNESSに挑戦状を叩きつけたとの噂がマニアの間で話題になった事でも知られる彼らが1987年にリリースした2nd。確かに歌い手も初期の頃の二井原実先輩をヒステリックにしたような声だし、ギターオリエンテッドな作風でアジアンテイストもあるが、ワールドワイドに羽ばたこうと苦心しており歌詞も英詩に変更。オープニングの『The Moon on the Baekdoo Mountain 』なんてANGEL WITCHがやりそうな曲だったリとブリティッシュテイストも満載と、音質は良くないがパワフルな演奏と借り物のアイデアが上手く組み合わさりエッジの立ったエネルギッシュなサウンドを披露。屋台骨のしっかりとした音楽性は聴き手の高揚感を煽り、ガッツ溢れる熱演に拳も振り上げたくなりますね。
垢抜けないC級メタルのどこが良いんだと言われると返す言葉も見つからないのですが好きなんですよね、この時代のこの手の音楽が、溢れ出る情熱、メタル愛溢れる入魂の一品を前にすると、いろんな問題に目を瞑り聴き通せるのがマニアの性と言うモノです。
年に一度は聴きたくなる情熱系韓流メタル、ボーカル兼ギターのユ・サンヒョン氏ですが、家庭の問題で今作を残し脱退、メタルじゃない音楽とプロデュース業で生計を立てるも、2009年頃に戻り今でも熱い正統派サウンドで勝負しているとは嬉しい限りです。家庭の事情がロックなんて野蛮な事を止めてというのが何とも、韓国文化において、オモニとアボジには逆らえないと言う事なんでしょう。なんだかエエ話です。


BALANCE - Balance ★★★ (2023-01-21 11:44:26)

このバンドとしては1stの方が有名でありセールスも上げている。スタジオミュージシャンとして腕を鳴らしたボブ・キューリックとダグ・カツァロス、ポール・スタンレーのソロに参加した事が二人を結びつけたとも言われるが、既にキャリアのあるぺピー・カストロが顔となり契約を掴んだと言われている。

個人的にはクールでハードな2枚目から先に知ったので、今作に対するイメージは柔和、少々コマーシャル性が高すぎるのだが、角度を少し変えるだけで評価は大幅に変るのが印象的でしたね。嫌みのない爽快なサウンド、キャリアに裏付けられたアイデアとセンス、そのツボを押さえたアレンジの妙味は、極上の癒やしを与えてくれます。また聴き進むにつれてアーティステックな感性を見せつけられます、ギターとキーボードもお互いを高め合うように拮抗しながら主張。ソフトケイスされているようで、独特の緊張感があり、売れ線志向ではあるが、それがマイナスには働きません。こういうテンションの音楽は日本から生まれませんね。
ホンモノの男達が作っているから様になる。作業BGMとして流れていかない引っかかりが個人的にはありますね。

疲弊した耳を癒やすのにピッタリのサウンド。一般的な人には、このギターでも十分にヘヴィだと感じるのですから、このバンドをAOR系として再発した販売元の気概に心打たれました。埋もれさせちゃダメなヤツなんですよ。

特に⑤は秀逸、そこから⑥へと流れる展開が凄く印象的、このロックあり、ポップスあり、ジャズ、ソウル、ファンクと言ったスタイルを曲毎に配合を変え聴かせるスタイル。叩き上げの男達によるパフォーマンスに魅了されますよ。TOTOやSTYXとか好きな人もハマるでしょう。


BALANCE - In for the Count ★★★ (2023-01-20 14:31:56)

メロディ派のマニアならば知らない人はいないでしょう。WRABIT系の哀メロハードサウンドが好みならマストと言えるカッコ良さ。
オープニングから流れる緊張感のある演奏と、どこかスリルのある展開はアルバムジャケットの世界観に通ずるモノがあり、なぜかハラハラとさせられます。芯のある歌声、ハードに迫るギターと前作よりもロック食を強め硬派なイメージを与えてくる。個人的にはオープニングの掴みで悶絶、失神しそうになりますよ。
硬軟交えた絶妙なバランス感覚、大衆性を恐れない構成とバンドサウンドの旨味、コマーシャル性の高い売れ線志向とは一線を画すIQの高いメロディアスハードナンバーは、どれもがフック満載、一度聴くだけで脳内にインプットされるほど親しみやすいです。
これほどのクオリティながら、レーベルのゴタゴタに巻き込まれバンド活動は暗礁に乗り上げる。
打開策として日本限定のCMソングを作ったりと、苦労するも次作が出ずにバンドは解散、一番残念なのが、この名盤が全然知られていないことに尽きます。サブスク解禁もされてないようなので、尚更知名度は上がらないでしょう。
何度か再発もされていますが、オススメはRock Candyから2006年にリリースされたヤツですね。なんと言っても日本限定のシングル盤がボートラとして収録されていますので、案外車好きの超マニアが、求めている楽曲なのかも知れません。

ソフトケイスされた甘美なスウィートロックも全然に軟弱に聴かせなかったアレンジの妙味。そこに舌を巻きました。
ハード目な曲がこれまたカッコいいのよね。スマホにデータ入れたくないので、一日も早くサブスク解禁してください。気軽に聴きたい。そして多くの同士に知って欲しい名盤ですよ。


BALANCE - In for the Count - In for the Count ★★★ (2023-01-19 12:52:47)

カッコいいですね
スペイシーなイントロも印象的ですが
歌メロが良いのよねぇ
そしてエッジの効いたギター
大人が聴いても恥ずかしくない極上のハードポップナンバー
アルバムジャケットのイメージに直結するような音楽性なんですよね
ミステリアスな雰囲気作りもイイ
上手い唄を生かした抜群のアレンジに唸ります


BALANCE - Ride the Wave ★★★ (2023-01-19 12:47:31)

日本のみでリリースされたシングル盤
車のCM用に制作されたという一曲
爽やかな風が吹き抜けるハードポップソング
腕利きのミュージシャンがアレンジして演奏するから
まぁイイ曲に仕上がっています
メロディ派なら大満足でしょう
ちなみにRock Candyから再発された2ndにボートラとして収録されています
ジャケット撮影どうにかならんかったのか?
売れるわけないだろう
懐かしの宇宙人コスプレだろ
頭に触覚つけろよである


BAND OF JOY - Band of Joy ★★★ (2019-08-13 22:34:32)

かつてロバート・プラントとジョン・ボーナムが同時期に在籍していた事でも知られるバンドの1st。オリジナルは1978、両者がいたバンドとして売り出したと言う事ですが、そんなネームバリューに頼らなくとも勝負出来る充実じた楽曲群に耳は持っていかれます。いかにも英国的な香りのするアーシーなサウンドは、ブリティッシュロックマニアの耳にビンビンと響くでしょうね。自己主張を怠らないが整合感のあるバンドサウンド、練り上げられた楽曲群をレコーディングされた賜物なのだろうが、優れた才能がぶつかりあるインタープレイの数々はバラエティ豊かなものとして鳴り響き、聴き手の好奇心を刺激し続けるでしょう。洗練されて滑らかなのに、どこか挑戦的な要素があるのは1stとしてシーンに対する野心の表れなのだろう。

どういう繋がりがあるのか分かりませんが、ロバート・プラントが2010年くらいに同じタイトルのソロを出した事でも有名ですね。真の英国ロックマニアなら知らない人はいないと言われるだけのクオリティはありますので、やんちゃすぎない大人のロックが好きな人にもススメたいですね。


BAND-MAID - WORLD DOMINATION ★★ (2024-02-17 04:29:01)

他のアルバムの発言もしたのだが消えているなぁ?BABYMETALの成功もあるのだろうが、その次がメイド服ってねぇ?その色物的なイメージがけしてプラスなようそだけではなかったはずである、また一時期花魁姿でどうのこうのみたいな黒歴史もあるはずなのだが、このバンドはそういう筋金入のロックファンからは色眼鏡で見られる逆境をはねのけ、やり切った姿は海外での成功が証明しただろう。

この音はグランジ/オルタナ以降のハードサウンドだ。エモいハードスタイル、メイド服で演奏する事に違和感のない音楽性、ジャパニーズ”カワイイ”を体現させるロックは、いい意味で弾けている。
そして超一流の腕を持つアーティスト集団であるというのが最大の強み。見た目だけで商売できるのは日本だけ、西洋はおろか、お隣の韓国でも通用しないよと、そういう観点からでも評価されるべき音を出している。

このバンドの売りは容姿にあらず、卓越した技術とセンス、何より女性らしい可愛らしさを音に落とし込んでいる。各自に見せ場をフィーチャーしながら、遊び感覚満載の純情エモロック。その二次元的な世界観が海外のロックファンのハートを撃ち抜いたのだろう。

個人的には、エモいヤツは好きになれないし、上手いけどそれだけではハマらない。まぁ貧乏クサイヤツが好きなんでね。
これからハードなサウンドを聴きたいという若い人には、こういう容姿端麗なロックバンドか入るのも良いだろう。
なんと言っても上手いバンドなんでね。ブームの中で出てきた色物ではないホンモノのガールズロックなんで。もはや先駆者ですよ。
もっと成功して欲しいねぇ。シーンをかき回して欲しい。


BANG TANGO - Ready to Go ★★★ (2021-04-25 13:53:43)

所謂バットボーイズロックブームみたいなモノにノリ80年代末期にメジャーデビュー果たした彼等が、あのシュラプネルからリリースしてきた4枚目。しかも一度バンドは解散していたらしく、前作から10年振りの新作だと言う。
個人的に、飽和状態だった88年代末期のシーンとは遠ざかっていたので、このバンドの事は名前も知っているし、1stは聴いたが幾度記憶に留めていなかった。猫も杓子も、流行りものを生み出すL.A出身に辟易していたんですね。

復権しつつある2004年という時代背景、そして、あのシュラプネルというレーベルからのリリース、このワードを信じて手にしたのですが、これが思いのほか、骨太でラフな男気溢れるハードサウンドを披露。男臭いハスキーヴォイスと無頼な二本のギター、時には哀愁を震わせながら、心にグッと訴えてくる。技巧面よりもエモーション、ハートで勝負のサウンドは、その奥にある基本的なスキルの高さから安定感もあり安心して聴いていられます。

2004年に勝負を賭けたスタイルは、オーセンティックでストレートなロックサウンドを披露。勿論、バラード系も上手く挟み往年の煌びやかな時代を走馬燈のように思い出させる曲も用意、ビシッと筋の通った音楽性を武器に懐かしさも手伝いグッと胸に迫ってきます。
無駄な装飾をそぎ落とした、古典ロックの揺ぎ無き精神性。一発で何物と分かるシンプルな曲を用意したのは正解だろう。時代に逆行する形で、この手のサウンドで攻めてきた気概は大いに買う。そして、毛嫌いしていた、バットボーイズブームと一度真剣に向き合おうというキッカケを与えてくれた一枚でもありました。


BANGALORE CHOIR ★★★ (2023-07-29 18:45:20)

全米制覇を目指すACCEPTはレーベルとマネージメントのプレッシャーに負け、盟友ウド・ダークシュナイダーを泣く泣く解雇。空気を読んだウドはドイツに帰り自らリーダーとなるバンドを立ち上げACCEPTサウンドを継承。ステファン・カウフマンの合流の早さなどを考えれば、いかに厳しい決断だったのかは容易に察しが付きますね。
そんな苦渋の決断を受け入れるも成功とは行かずバンドは解散。そりゃそうだよなぁ。やりたくてやった交代劇でもないし、音楽性の変遷もあったしね。
いきなり失業したデヴィッド・リース。HERICANE ALICEのイアン・メイヨーとジャッキー・ラモスとバンド結成、最初のギタリストはジョーイ・タフォーラだったが、結局彼とは継続した活動を選択せず、ギターチームにRAZORMAIDのカート・ミッチェルとジョン・カークを迎え入れ、Warner Bros. Records系列の新興ブランドGiant Recordsからデビュー。プロデューサーにマックス・ノーマンを迎え、ソングライティングチームとして、スティーブ・プランケット、カート・クオモ、ハリー・パレス、リック・フィリップス、ジョン・ボン・ジョヴィ、アルド・ノヴァ等から楽曲提供を受けるも売れずバンドは解散。
イアン・メイヨーとジャッキー・ラモスはすぐさま、カル・スワン、ダグ・アルドリッチと接触してBad Moon Rising結成へと向かう。92年という時代に移り変わりに翻弄されたL.Aのハードシーンを象徴するような事象です。離散集合を水面下で皆が繰り返していたもんなぁ。

2010年にバンドはリバイバルブームにより再結成。復活作はメロディ派からは信頼されるドイツのAor Heavenからリリース、併せて1stも再発されましたね。輸入盤市場ではそこそこ売れた再発盤でした。2022年には30周年記念と言うことでリマスター&ライブ音源をプラスした18曲入も出ています。

2012年に3枚目。2022年にデモ音源集の2枚組、そして2023年に新作をリリースした現役バンド。最新作は初期の頃を思わせるとマニアからはプチ話題を頂いています。

2枚目はチョイモダンさも加味されているが初期の頃を思わせる楽曲もあり単なる回顧録ではなく現役として復活。3枚目のアルバムも攻めの姿勢を崩さず、硬派なヘアメタル系サウンドとして大いに楽しんで貰えるでしょう。

ちなみにオリジナル盤にはボートラなく、配信盤などは、いずれも2011年にリリースされたライブアルバムAll Or Nothing-Live At Firefestの模様を追加してます。


BANGALORE CHOIR - Cadence ★★★ (2023-07-29 19:24:34)

SEからチョイヘヴィグルーブの②へと流れ1stとは違う路線で復活しましたと思わせたのも束の間、③では1st路線へと一気に傾き往年のファンから歓喜の声が聞こえてきそうです。収録曲が14曲とボリュームが多いのは難点ですが、新旧の魅力を散りばめた今作は復活作としては十分な手応え、デイヴィッド・リースのダイナミックな歌声を生かしたメインストリーム寄りのハードサウンドに陰りはなく、過去の焼き回しに終わることもなく、だからといってやり過ぎない絶妙なところをついてきたと思います。
デイヴィッドの熱い歌声とチョイ切ないメロディが耳を惹く⑭なんて、1stに入っていても違和感なしですよね。終わり良ければ全てよしと納得させる出来映えです。
個人的に曲数の多いアルバムがイマイチ肯定的になれないので、アレなんですけど、そんな細かい事を気にしなければ何の不満もないでしょう。ギターもハードに賑やかにソロをキメてくれます、ダークさやシリアスな閉塞感よりも、華やかなロックが好きだ、80年代的なスタイルが好みの方には大いに楽しめるでしょう。
丸々メインストリーム寄りでもないし、メインストリーム寄りなのが、このバンドの真骨頂でもある。そのバランス感覚が最大の聴き所でしょう。2010年にアップデートしたメインストリーム寄りハードサウンドですよね。


BANGALORE CHOIR - Metaphor ★★★ (2023-07-29 19:06:06)

神経質なジャケットとは裏腹にキャッチーで親しみやすいハードサウンドを展開、初期の頃を想起させる路線は多くのファンが待ち望んだもの、前作にあったモダンを排して完全復活となったと思いきや(ウエスタンカーニバルな⑥だって全然不自然じゃない)最後まで、その路線で突き進むことはなく、中盤からは落ちつき成熟した面も見せ、単なる回顧録ではない現役感をアピール。
新たに加わったギターのアンディ・スゼミールとカート・ミッチェルのコンビにも不安な要素はなく、アメリカンテイストと欧州風味がミックスしたメインストリーム寄りのダイナミックなハードサウンドは益々磨きが掛かってきた。
個人的にはブルージーさを導入したのも、ある意味、デイヴィッド・リースのソロ作に近い環境だからと想像しますね。
浮ついた要素は皆無、前半と後半という分け方が可能にしたアイデアも悪くないが、アルバムを通して聴いて違和感がない点が、今作最大の魅力でしょう。


BANGALORE CHOIR - On Target ★★★ (2023-07-30 20:06:20)

もっと大衆に受ける曲をやるには、ウド・ダークシュナイダーの声では無理だと判断されバンドとマネージメントは話し合いを重ね盟友ウド・ダークシュナイダーを泣く泣く解雇。ロブ・アーミテージ、マイケル・ホワイトを試すも、結局後任に迎えられたのは、無名のアメリカ人シンガー、デイヴィッド・リースだった。短命の終わったACCEPT。

いきなり失業したデヴィッド・リース、アルバムも手放しの絶賛とはならず、またACCEPTらしくない=お前のせいという言われなき罪をなすりつけられ、すっかり戦犯扱いを受けるのですが、その数年後、グランジブームが巻き起こるシーンを横目に復活。HERICANE ALICEのイアン・メイヨーとジャッキー・ラモスとバンド結成、当初はジョーイ・タフォーラがギターを担当するという話で進んだが、最終的にはギターチームにRAZORMAIDのカート・ミッチェルとジョン・カークを迎え入れ活動。プロデューサーにマックス・ノーマンを迎えアルバムをリリースとなる。
マックスらしいメタリックな質感を残した賑やかなサウンドはメインストリーム寄りだが、けして軟弱な要素を抱かせない芯のある華やかさは、時代を問わないクオリティを堅守。レーベルサイドも、埋もれかけていた曲をかき集めるかのように、スティーブ・プランケット、カート・クオモ、ハリー・パレス、リック・フィリップス、ジョン・ボン・ジョヴィ、アルド・ノヴァ等の曲を採用する。

派手で華のあるサウンドは、清々しいくらいメインストリーム寄りのハードサウンドを全開でやり切っているがメタルな姿勢も忘れていないという気持ちよさ、Razormaidのシンガーがデイヴィッド・リースになったような印象を受けるくらいRazormaidは良いバンドなので、硬派でしなやかなメロディックアメリカンメタルが好きな人ならば、ぜひ向こうを合わせてチェックして欲しいですね。

期待したほど売れずバンドは早い段階で解散。ろくにプロモーションもせずに幻のグループと化した。
多彩な曲を収録した今作、このバンドの問題は後半を聴くと感じるだろうが、良くも悪くもデイヴィッド・リースの押しの強さが、どうにもこうにも一辺倒な印象を与えてしまう。その課題をクリア仕切れていないと感じるのが最大のポイントだろう。

その押しの強さは主役級だが、お前、足引っ張っていないか?しかしデイヴィッド・リースの押しの強さは看板だ?
その二面性がもどかしさを誘発している。それはこのバンドの宿命であり、プラスでもありマイナスでもある。

しかし、今作は世界中のメロディックメタルを愛するマニアから支持されており、短命に終わったとは思えないほど、求められていた事実がある。日本だとどうしても一冊の雑誌が牛耳るので、その情報に乗っかるだけだと、流行廃りの踊らされる滑稽な音楽人生を歩むことになるのだが、地に足の付いた筋金入のメロディックメタルファンならば、愛すべき美点の多さに感嘆するでしょうね。

上手いこと曲を散りばめていますね。マックス・ノーマンもいい仕事したよなぁ。


BANGALORE CHOIR - On Target - Angel in Black ★★★ (2022-10-18 13:13:38)

オートグラフのスティーブ・プランケットのペンによる一曲
ビックコーラスも噛ましゴージャスな印象も与えるサビメロ
マックス・ノーマンが1992年に80年代の残り香タップリのメタルを作り上げているのが印象的


BANGALORE CHOIR - On Target - Doin the Dance ★★★ (2022-10-18 13:23:51)

アルド・ノヴァとジョン・ボン・ジョヴィが提供した曲
他で擦られていないか気になるが
腰に来るダンサンブルなヘヴィグルーブ
流れて気にも絶妙だ
あの曲みたいだねが逆に効いている


BANGALORE CHOIR - On Target - If the Good Die Young (We'll Live Forever) ★★★ (2022-10-18 13:20:12)

個性など皆無だと言いたくなるアメリカンロックバラード
そのベタさがたまらん
そしてベタだなぁの域を完全に出なかったのが欠点でもある
デイヴィッド・リースの柔軟な唄い回しも印象的である
とにかくベタなアレンジと演奏とビックなロックバラードである
懐かし過ぎて恥ずかしくなる


BANGALORE CHOIR - On Target - Loaded Gun ★★★ (2022-10-18 13:17:51)

EZ LIVINとBONFIREでも擦っている一曲
こちらが初登場なのだろうか?
曲作りにはリック・フィリップス カート・クオモ ハリー・パレスが参加
売れそうな匂いがプンプンと漂う一曲だろう


BANSHEE - Cry in the Night ★★★ (2017-02-15 19:50:59)

1986年に自主盤をリリース、その後Metal BladeとRoadrunnerから1988年に商品化に漕ぎつける事に成功。目利きの立つマニアの間では話題に上り、気合いの入った正攻法で勝負を挑む正統派サウンドを披露。英国風味のあるウエッティな質感と王道を闊歩する剛毅なHM/HRスタイルの音楽性を墓標としており、自主制作ならではの垢抜けない印象は拭えないが、癖は強いが楽曲に負けずに、しっかりと歌い込めるシンガーのパフォーマンスと(インフルエンザに掛ったディオが段ボールかぶりながら歌っているみたい)光沢のあるコンクリートサウンドの根幹を支えるメタリックなギターと聴きどころも豊富で、哀愁のメロディと乾いたアメリカンロックが共鳴しあう、US産正統派HM/HRサウンドを存分に味わう事が出来るでしょうね。抜群に抜きんでた楽曲が無くとも、バンドの持ち味と高いポテンシャルを知るには十分ですね。今作を聴いたのは昨年、Divebomb Recordsから1stとのカップリングとして収録されるまで聴いた事が無かったのですが、個人的にはこっちの方が好きだったりします。沸々と燃え盛るクールな熱情にほだされました。


BANSHEE - Race Against Time ★★★ (2017-02-15 19:30:53)

1989年に大手Atlantic Recordsから1stをリリースしたカンザスなんで東海岸出身の正統派アメリカンHM/HRバンド。軽やかなL.A風+情念たっぷりのDIO風サウンドを合わせたような音楽性が印象的で、1985年から活動していたLIVE叩き上げのバンド底力もあり演奏もしっかりとしていて、1stとは思えない安定感がありますね。バラードありアリーナ風ロックあり、王道メタルナンバーありと、売れる為のオーダーにしっかりと応えつつ、自身のルーツたる正統派サウンドを根底においている姿は美しく、メタルバブル終焉を迎える時期だっただけにもう少し早くにデビュー出来たら成功を収めていたのではと思いますね。
2016年には1986年リリースのEP+Metal Massacreシリーズに提供した『We Want You』を加えた2枚組をオフィシャルレーベルより商品化しているのでマニアなら要チェックでしょう。


BANSHEE - Race Against Time - Race Against Time ★★★ (2024-03-13 10:30:05)

ヘヴィメタルですよね
伝統的なマナーを守っていますよね
メロディックかつパワフルなサウンド
単調にならないアレンジなど見せ場は少なくない


BANZAI - Banzai ★★★ (2014-10-23 14:08:20)

BANZAIは日本語と同等の万歳の意味です。なぜこのようなバンド名をチョイスしたかは不明ですが、都内の安物件で取られたようなジャケット、バンド名の下に漢字で書かれる万歳、そのジャパンLOVEなセンスにマニアなら涙ぐみますが、裏ジャケが醸し出す香ばしさは更にマイナー臭に拍車を掛け(凄まじい日本語訳と字体)シリアスに聴いてもらえない要素が強まります(涙)しかし出している音はキーボードを巧みに生かしハードさを失わず、空間に幅を持たせたメロディー重視のサウンドでエッジを効かせたオーセンティックなHM/HRを披露、イントロから軽やかなステップを踏みながら力強いナンバーが幕を開け、ラストにはパープル型の疾走ナンバーを挟みソフトなロックを聴かせる奥ゆかしき手法を取り、日本人みたいだよ、おっかさんなセンスをぶちまけてくれております。語感以外はおおよそ癖のないストレートなサウンドはメロディ派なら、喜んでもらえるクオリティを誇っていますね。作品は1983年リリースの1stですが2000年にCD化もされ専門店などに足を運べば手にする事も可能かと思います。日本人にとってはバンド名以外、奇をてらわない、実に素直で伸びやかなサウンドを堪能出来る一品でしょう。


BANZAI - Duro y potente ★★★ (2016-01-11 13:29:12)

日本人にとっては、どうしてもオフザケ感が拭えないネーミングに腰が引けるのでしょうが、出している音は気合いの入ったメロデイックな正統派HM/HRサウンドだ。スペイン産らしい情熱が迸る哀愁度も高い美旋律を生かしたリードギターのプレイも耳を惹くし、アンサンブルの充実ぶりもバンドのポテンシャルの高さをアピール、曲良しメロディ良しと語感が気にならなければ概ね楽しめるでしょうね。骨太で枠組みのしっかりとした中でメロディアスな事をアピールしているが、そのシャープなメタルサウンドを失わないことが彼等の最大の魅力でしょう。この完成度の高さはマニアならずとも魅力的ですよ。


BAPHOMET - No Answers ★★★ (2022-12-07 14:30:48)

ドイツ産ブラッケンドスラッシュメタルの1st。血反吐を吐くように絞り出される咆哮、ここで唄うはMassacre Recordsの創業者として知られるトーマス・ヘルトラー、音質的には厳しいサウンドであり、分離も悪くダイナミズムに欠ける、迫力が必要なスタイルだけに物足りない、またやたらと唄が前に出ているのは気になるのだが、当時としてはデスメタル的なアプローチとスラッシュメタルを組み合わせたサウンドに着手した点は高く評価、北欧からもブラックメタルの芽吹きもあっただけに、先駆者としての栄誉も受けそうなのだが、そこまでキレたとも言えず、B級ホラー感が拭えない。
また楽曲も練り不足でアッサリ終わっちゃう感じもあったりと、もう少し深みというか余韻を楽しみたいなぁと思うのだが、それでも禍々しい感触もあるので、やはりサウンドミックスに期を使って欲しかった。
この手のスタイルとしては深みに欠けるのは最大のマイナスポイント。しかし、目の付け所は悪くない、むしろ新しい空気を持ち込み飽和するシーンにステゴロで殴り込みを掛けた気概は大いに買いだろう。
と厳しい事を言ったのは、やはり91年だからである。これが80年代中期ならば評価も大幅に変るのだろうが、既にDestructionやSodom兄さんがいるのでね。でも神経を逆撫でするトゲトゲしいサウンドに刺激を求めるマニアも多いでしょう。


BARILARI - Abuso de poder ★★★ (2020-03-26 01:03:09)

南米のメタルシーンを牽引したRATA BLANCAの看板だったシンガーのエイドリアン・バリラーリのソロバンドによる3枚目のアルバム。前作のカヴァー大会とは打って変わって、今作はモダンなテイストも取り込み現代風にアップデート。そこに衰え知らずに情熱的な歌声が乗れば、それはもはやバリラーリの世界に塗り替えられるから不思議なものです。
自分より一世代下のアルゼンチンのメタル界を支える活きのいい若手を従えシーンに再度打って出た意欲作。グランジ以降のメタルバンド特有のヘヴィさを強調しつつも、安易な商業主義になびくだけではない、現役バントとしての意識の高さが、このようなスタイルに落ち着かせたのだろう。古くて新しい古典サウンドの再構築、情熱的なバリラーリ節は何を歌っても様になりますね。


BARILARI - Barilari ★★★ (2014-07-10 13:13:37)

南米はアルゼンチンが生んだ正統派HM/HRバンドRATA BLANCAのシンガー、エイドリアン・バリラーリのソロアルバム。ゲストにはイェンス・ヨハンソンやナイトウィッシュのメンバーなども参加し盛大に盛り上げていますね。サウンドはラタブランカ同様の情熱的な歌声を駆使した正統派サウンドを披露、まさに彼が求められている事を実直に音に表わせたようなファンにはたまらない内容となっていますね。ラストのRAINBOWのカヴァースパニッシュヴァージョンにマニアなら咽び泣く事でしょう。元々ラタブランカ自体の知名度も低くそこのシンガーのソロですからなおさらですが、英語版も出ているくらいなんで、語感が気になる方ら英語ヴァージョンを聴く事をおススメしますが、やはり彼の持ち味は巻き舌だと思う方はオリジナルヴァージョンを聴く事をおススメしますね。2003年リリースの今作は多くの正統派マニアを満足させるクオリティを保持していますね。知名度は低くくとも中身は一線級の一枚、線の細さはあれど南米のRAINBOWと言われたバンドのシンガーに偽りなしの情熱的な歌声に魅了されるでしょう。


BARILARI - Canciones doradas ★★★ (2017-08-25 17:37:15)

Rata Blancaのシンガー、アドリアン・バリラーリのソロアルバム第二弾は世界的に有名なPOPS/ROCKソングをスペイン語でカヴァーした作品となりました。線は細いが独特の情熱的な節回しが、どの曲にも新しい風を吹かせ、完全にバリラーリ風に歌いきっているのが素晴らしい。アルゼンチンの至宝Rata Blancaの金看板を背負ってきた男のパフォーマンスに魅入りましたね。何処までも熱量の高い歌声はロックは勿論、ポップソングでも力量を発揮⑥なんてリッチーよろしくなギターも含め彼らの曲となっていますよね。⑦ではアルゼンチンのジャズロックバンド?Memphis la Bluseraのシンガー、アドリアン・オテロとデュエットしたりと面白い工夫もあり、⑥を境とした選曲の違いを含め楽しんで欲しいですね。ちなみに⑧はバリラーリがRata Blancaを抜けた後に組んだバンドAlianzaのリメイクです。
個人的には、ほぼテレビ東京歌ウマ選手権の最高峰のような作風であり、カラオケ大会感は否めないが、ガチンコでカヴァーしている凄みは十分に伝わるので大いに楽しみました。単なるカヴァーで終わらせなかったのはパフォーマンス力の高さだが、実は全編スペイン語で歌いきったと言うのが一番なのかもしれません。
初見で聴いたときは違和感ありましたけどね。U2はあんまり知らんかったから、まだイケたけど、次のボンちゃんはニヤニヤしちゃったし、なんか気持ちの整理がつかないまま、Queenの名曲にいき、まてまてまて、置いてきぼりの感情と折り合いのつかないままMR.BIGにAerosmithと流れ動悸も止まらずに進む展開に、アルマゲドン級の違和感を受けまくり、ニヤつきも止まりませんでした。ほんと、そのうち、ありの~♪ ままの~♪ 姿見せるのよ~♪ って歌いながらMay-Jが出てくるんじゃないかとドキドキしたもんね。

下記が英訳とオリジナルバンドになります。
①I Still Haven't Found What I'm Looking For – U2
②This Ain't a Love Song - Bon Jovi
③Love of My Life – Queen
④To Be With You – Mr. Big
⑤I Don't Want to Miss a Thing - Aerosmith
⑥Angel - Robbie Williams)
⑦That's Life - Frank Sinatra
⑧Pasión Prohibida - Alianza
⑨Fragile - Sting
⑩I Do It For You - Bryan Adams


BARILARI - Canciones doradas - Amor de mi vida ★★★ (2017-08-25 17:49:54)

リリカルだねぇ
ロマンティックですね
うっとりしますよ
バリラーリの隠せない情熱にね(笑)


BARILARI - Canciones doradas - Como yo nadie te ha amado ★★★ (2017-08-25 17:47:54)

完コピで歌いますが
バリラーリとボンちゃんではニュアンスが大きく違いますよね
その違いを楽しむのが一番です
ここまでしっかりとしたメロと曲を壊す必要はありませんよね


BARILARI - Canciones doradas - Ni un segundo quiero perder ★★★ (2017-08-25 17:57:30)

アルマゲドンのテーマソング
エアロスミスの名前が広く浸透した曲ですが
エアロらしくない奴でも有名なダイアン・ウォーレン作のバラード
名曲に真っ向勝負で挑みました
負けていませんよ


BARILARI - Canciones doradas - Para estar contigo ★★★ (2017-08-25 17:52:33)

MR.BIGのオリジナルアルバムを一枚ももっていないワタクシでも違和感がありますよ
何度聴いても歌詞が飛び込んでこない
サビのリフレインとか分かりやすいいからね
でもこのヴァージョンもエエですよね
バリラーリのソウルフルな節回しも絶品です
名曲のスパニッシュヴァージョンを楽しみましょう


BARILARI - Canciones doradas - Todavía no encontré lo que estoy buscando ★★★ (2017-08-25 17:45:46)

U2の名曲をカヴァー
バリラーリの熱の籠った歌声に焦がれますね
アレンジもハードさが増していますよ
AirbagのシンガーPatricio Sardelliがゲスト参加で歌っています


BARRACUDA - Open Fire ★★★ (2017-09-15 15:42:20)

シカゴ出身の4人組が1989年にリリースした1st。憂いのあるメロディを基調としたアメリカンHM/HRサウンドを披露、L.Aメタル群のようなグラマラスさとは違う、華やかでキャッチーな音楽性は日本人好みのワビサビはあり、③なんでモロに日本のインディバンドがやっていそうな曲であり、なんだか親しみと共感を覚えずにはいられませんね。
その分、マイナー臭も強めでイマイチ、エッジの聞いていない甘い輪郭の音質には苦言の一つも言いたいところですが、XYZをよりソフトにしたような音楽性は、個人的にはツボで隠れた逸品として楽しんでいますね。特にAOR系のソフトロックなんか聞ける方には、こんなんありますよと言いたいのですが、ヴォーカルの彼氏がイマイチ切れていないパフォーマンスなんで歌モノマニアには進められないのが難点。
その歌い手をフォローするように、ソロでは俄然存在感を発揮するギターのショーン・コリガンのプレイには耳が持っていかれますね。このアルバムなんですが1993年?には確か国内盤もリリースされているのでマイナーメタルマニアの慰み者では終わっていないクオリティを保持していますよ。哀愁度の高いメロディとブライトな感性を持つ合わせるアメリカンテイストとの配合も絶妙で、そのあたりが、欧州産に漂う泣き過ぎと湿度の高さが苦手という方にはうってつけのメロディックHM/HRとして重宝するでしょうね。


BARREN CROSS - Atomic Arena ★★★ (2016-09-22 15:44:44)

カルフォルニア出身のクリスチャンHM/HRバンドが1988年にリリースした2nd。クリスチャンに88年ですから、相当キャッチーで爽快なサウンドなんだろうなぁと、完全に決めつけて聴き始めたら完璧に裏切られました。シンガーのマイク・リーの声質もさることながら歌い方もブルース・デッキンソンそのものので、サウンドの方もアタッキーなベースと、メイデンよろしくなユニゾンパートをふんだんに盛り込んだメイデン風味も持ち込み正攻法で迫る王道サウンドに驚かされました。本家ほどの隙のない作りではありませんが、甘いクリスチャンメタルを想像すると完全に肩透かしを喰らうでしょう。派手目のタッピングやギターソロも盛り込みあたりは当時の流れを組んでいるし、大味だがアメリカンロックのダイナミズムもあるし、多少の事には目を瞑って楽しめますね。しかしUS産のメタルバンドってのは、どうしてこうもバタバタとした音楽性になるのか、もう少し整合感を持ち出せば全般的に聴きやすさもUPするのになぁと思いますが、そこがUS産の正統派バンドの旨みの一つなんでしょう。OMENのようなオドロオドロしさはありませんし、たまにキーボードが出てくる程度で壮麗なメロディもありませんが、地に足をつけた豪快なヘヴィメタルサウンドは気持ちがエエですね。


BARREN CROSS - Rattle Your Cage ★★★ (2021-04-18 13:55:18)

クリスチャンパワーメタルバンドのスタジオ4枚目となるフルアルバム。オープニングナンバーのエアロスミス風には驚きますが、94年と言う時代性を考えれば頷けますね。その後もヘヴィなミドルナンバーを中心に展開、その中にも胸が熱くなるようなガッツ溢れる王道メタル風味を展開させ、時代の中で折り合いをつけている。
ブルース・デッキンソンに似た声質のシンガーとして知られるマイク・リーのパフォーマンスは健在、①の方向性を②で揺り戻していますからね。
前作から5年のインターバルはバンドとしての苦悩の歴史でしょう。音楽性の変遷に時代の流れに飲み込まれたと感じますが、その中でもバンドらしさを感じさせる瞬間は多くあり、テクニカルなギターソロなど、その片鱗でしょうね。④とか好きだなぁ。ヒリリとした男の哀愁とメジャーロック感、このバンドの真骨頂とも言える場面でしょうね。
昔はもっとダイハードなメタルをやっていましたけどね。


BARREN CROSS - Rock for the King ★★★ (2018-07-15 02:40:10)

カルフォルニア産クリスチャンHM/HRバンドの記念すべき1st。1990年に再発されたMedusa Records盤にはライブ音源が6曲追加されたものもあります。ちなみに国内盤もあるそうですが見た事無いので詳細が分からん。

英語がサッパリなので歌詞の世界観は分かりませんが曲だけ聴けば、このバンドがクリスチャンメタルとは思えない。バッキバキの正統派US産メロディックパワーメタルサウンドを披露。本当にゴリゴリの王道を闊歩する姿にクリスチャンメタルってのはAOR系のバンドが大半なんだろうという認識を覆される事になりました。

ブルース・デッキンソンから影響を受けたシンガーの歌い回しもドハマりの拘った展開のメタルサウンド、シャープに切れ込んでくるギター、バッキバキのベースとパワフルなドラミング、それらがガッチリとハマった時のスケールの大きさには可能性を大いに感じさせます。
とはいえいかんせん、アイデアと技術が伴わないシーンもしばしばあり、特に彼らの代表作と言われる①も出だしは、ゴロゴロゴロゴロともたつく場面もあり、サビからエンディングの流れの良さで見逃しそうになるが、この辺りが評論家筋の不評を買ったんだろう。

多様性のある方向性はデビュー作ならでは、シャープな疾走ナンバーは勿論、バラードあり、ミッドテンポが魅力のメタルアンセムありと散漫な印象を受けるかも知れないが、1986年にここまで硬派なサウンドで勝負を掛けた心意気は大いに買い出し、何といっても、このドタバタ感にUSアングラシーンも旨味をどうしても感じてしまうので、マニアには逆にそこが一番魅力でしょう。

2014年には自分たちのオリジナルレーベルから9曲入りの再発盤も出たようですが既に廃盤なんだとか、それだけでも今作がマニア筋にとって魅力のある作品だということを物語っていますよね。


BARREN CROSS - Rock for the King - Dying Day ★★★ (2018-07-15 02:43:12)

オープニングを飾るシャープな疾走ナンバー
メロディックなサビメロなど一発で耳に残るリフレインも用意
彼らと言えばこの曲を上げるマニアも多い


BATHORY - Bathory ★★ (2015-10-08 05:58:29)

アンダーグラウンドの帝王として、その名を欲しいままにした一人ブラックメタルと言われた男クォーソン、その歴史を語る上で外す事の出来ない1st。バンド名ににも由来する、拷問器具「鋼鉄の処女」を作り、ハンガリーの王女エリゼベート・バートリ(美貌を保つため処女の血を貯めたお風呂に入る等、残忍な行為を繰り返し多くの人間を殺した究極のサディスト、召使いを虐待&せっかん死させる逸話などゾッとするし、一ミリも共感出来ない鬼だな。その残忍性は西太后にも負けない稀代の悪女でしょう)その恐るべし世界観を表すかのような、禍々しいノイズの嵐が聴き手の感性を逆なでします。まさにヴェノムを下敷きにセルティックフロストなどにも通ずる迫力と凄みをもっており、万人に受け入れられるスタイルではありませんが、そのサタニカル溢れる音楽性はカルト性と供に多くのマニアを奮い立たせるクオリティを持っておりました。今作に限らず、音質は良くない作品が多いのですが、今作のチープさには目を覆いたくなりますね。でもそこが逆に魅力に感じるのが、この手の作品なのかも知れません。完成度は次作以降に及びませんがインパクトはも絶大、そしてブラックメタルの元祖として崇拝されるべき産声を上げた記念すべき一枚でもあります。


BATHSHEBA - Servus ★★★ (2020-04-08 19:11:44)

Serpentcultのシンガーだったミッシェル・ノコン擁するベルギー産ドゥームバンドが2017年にリリースした1st。このバンド2014年にはデモを世に出しており、彼らが母体のような形になるのか?掛け持ちだったのか分からないがDeath Penaltyでの活動もあったりと少々入り組んでいるが、音楽性はこちらの方が断然、どんより系の遅重ドゥームサウンドを披露。重くのしかかる悪意まみれの激音と、浮遊する神秘性、その相反する音楽性が交わる瞬間に、この手のバンドのカタルシスの開放となるのだろうが、とにかく彼女の歌声が他のグループの差別化を図っている。ある意味ではゴシック系のも通ずる清廉性のある声なのだが、この暗黒面をフィーチャーしたおどろおどろ系では、彼女が浮遊霊の如くゆらゆらと揺らめいており、その二度と会えない儚さと、神秘性を高める存在感が肝だろう。時には淫靡なサキュバスのように男どもの精を吸い尽くすように妖艶だ。

静謐なる森の奥深くで繰り広げられる闇の宴、そんな本能に語り掛ける恐怖を体現させてくれる①からアバンギャルドな②の流れも狙い通りという所だろう、サバスティカルな音楽性に真っ向から挑んだ、スラッジ暗黒ドゥームサウンド、ブラックメタルのような暴虐性も取り込んでいます。黒く濁る情念は情け容赦なく冷徹なる演奏によって、聴き手をより一層の暗く冷たい闇へと落とし込むでしょう。


BATON ROUGE - Lights Out on the Playground ★★★ (2021-10-25 13:10:12)

90年代というシーンの変遷に巻き込まれ、自分自身も当時の嫌な記憶を消し去っているところがあります。今作もリリース時は、熱心に聴かなかったので、昨今のサブスクリプションサービスのおかげで、消し去った空白の期間を埋めております。いやぁ本当に便利な世の中になったなねぇ。日本じゃ手に入らないマイナー系は勿論だが、購入に躊躇するようなバンドを気安く聴き再考する機会があるのは、何よりも嬉しい限りです。
前作とは打って変わりブルージーな要素を増量、アメリカン度は上がったがコーワスワークなどメロディアスさも忘れてはおらず、現代のシーンを通り抜けてきた耳には何の違和感もなく届くでしょうね。本格派のバンドサウンドは成熟度もあげ、ケリー・キーリングのちょいハスキーな声にはぴったりとハマるでしょうね。とくにギターリフがクールでかっこいいエネルギッシュなオープニングナンバーは珠玉の出来映えを誇り完全に掴んでいきます。だからクールで官能的な③がグッと生きてきますよ。
プロデューサーのみならず多くの楽曲アレンジにも加わったジャック・ポンティの手腕も大きいのでしょうが、硬軟交えた楽曲は粒が揃っており、その味わい深さに唸らされます。重厚な3段重ねの幕の内弁当みたいな豪華さと満足感を約束してくれるでしょう。
しかし、ロックの難しさというのがある、それは幕の内弁当の無難さである。どんなに豪華に盛っても、オムライスにカレーがかかっている方がインパクトあるよなぁと思うように、今作には弁当箱をひっくり返すような衝撃はない。しかし、作りは素晴らしいのである。
楽しみ方で音源を変えるので、今作自体の評価は最高なのだが、シーンに対するインパクトは強いとは言えないだろう。91年という壁に弾かれたバンドかも知れないが質の高さは群を抜いています。
今こそ、再考してほしいアメリカンロックの一枚。若い人には91年の作品は十分クラシックな音楽ですからね。


BATON ROUGE - Lights Out on the Playground - Slave to the Rhythm ★★★ (2021-10-24 13:11:29)

かっこいいねぇ
今でもノリノリで聴いていますよ
この時代のバンドと最近は向きある機会が増えています
プチブーム到来なので尚更ノリノリです
ハードエッジなギターは弾き出すご機嫌なリフ
洗練度とアメリカンなブルージー感が絶妙に絡み淡泊になりすぎない男臭さがある
でも野暮ったさなんてものは微塵もない
いい時代のメジャーなサウンドですねぇ


BATON ROUGE - Lights Out on the Playground - Tokyo Time ★★★ (2021-10-25 13:14:10)

ジャック・ポンティ~と叫びたくなります
こういうコーワスワークとサビメロの盛って生き方にジャックの味付けを感じますねぇ
ボンジョヴィぽいのもパクりではありません
彼はブレインの一人だったのです
何度聴いてもエエわ
ワタクシを1991年に連れ戻してくれます


BATON ROUGE - Shake Your Soul ★★★ (2018-12-18 16:11:37)

プロデュースのみならず楽曲制作にも大きく関わっているジャック・ポンティ。そのかいあってかフックに富んだ哀愁のメロディと纏ったサビメロ&コーラスワークが随所に張り巡らされ、熱を帯びた本格派のハードサウンドとの相性も上々で、クールでね熱情が激しく燃えがあるという抜群の相乗効果を生み出している。
タイトで堅実な演奏はライブで培ったもの、新人でも既に貫禄する漂っているのだからね、アメリカのバンドは本当にレベルが高いよ。
90年代を意識してるから当然、華やかで能天気とはいかない、だから軽薄さもなく豪快だが細部に渡り構成された楽曲の質は高いのだ。
しかし残念ながら本国でも時流の流れもあり売れず、日本でも酒井康氏の点数の割に辛辣な意見に引っ張られ、多くのアメリカンロックマニアからも支持を受けられず話題に上る事はなかった。本当に残念である。こういう質の高いバンドにであると出会うと、運も実力の内とは良く言ったものだなぁと感慨深い思いになりますねぇ。

能天気なパーティーロックは苦手だ。メロディアスだが泣きまくりの北欧や煮え切らない英国は嫌だ。そんな本格派のサウンドが好みの方には、楽しんでもらえる要素も大でしょう。硬軟交えたサウンドは聴き応えタップリですよ。


BATTALION (2014-06-12 20:59:54)

2001年にスイスにて結成されたバンドです。2006年に正統派スタイルの1stリリース、2010年には音楽性もスラッシュメタルに変貌し2ndリリース。その後ギターのCyril Etzenspergerさんが自殺、訃報を乗り越え2012年に3rdをリリースしていますね。3rdは未聴なんですがどのような方向性に進んだか気になる有望株です。ちなみに1stと2ndのアルバムジャケットが同じものなんで驚かないでください。この辺がマイナーメタルの悲しい性ですね。


BATTALION (2014-06-13 14:39:15)

N.A.ROCKSさん、どうもありがとうございます。AVGUSTの2nd聴いてみたいですね。1stを持っているなら相当の猛者ですね、あのジャケットを見たらビビりますよ。僕にはたまりませんが(笑)フレンチはADXを一枚もっております。そっちは未開でしたね。ロシアンメタルはきっとまだ見ぬ盟友が沢山いるのでしょうが言語もさっぱりわからないし、流通も絶望的、ARIAの旧作はもう手に入らないのでは?かの有名なiTunesでもありませんでしたからね。ARIA以前に特色のつけがたい普通のメタルでは昨今厳しい状況を迎えています。N.A.ROCKSさんにはフレンチメタルのなんたるかを知らしめて頂ければサイトも盛り上がるかも知れませんね。BATTALIONのコメント意識しすぎて盛りすぎたコメントになりました(笑)


BATTALION - The Fight for Metal ★★ (2014-06-13 13:49:45)

2006年リリースの1st。ガッツ溢れる剛直なHM/HRサウンドを披露、ジューダス・プリーストの影響も大ですが、荒削りな面はあるもののスピーディーなパワーメタルからスローバラードも用意、さらにはパンチの効いたエネルギッシュなミドルナンバーも迫力がありバラエティに富んだ内容となっています。ツインギターによる切れ味鋭いリフから繰り出される楽曲は実に真っ当な正統派メタルだしポップでキャッチーさも兼ね備えた80年代風のサウンドを下地に欧州らしい哀愁が見え隠れしているのも見逃せません。NWOBHM風の叙情派HM/HRナンバーの③⑥⑧もイイですが、ガッツィーな④、繊細なバラード⑤、スピード命な①など多様性を孕んだ快活なメタルらしい楽曲が収録されております。まぁ過去の焼き回し的だしB級ドぐされメタルマニアご用達のマイナーサウンドなんですが、個人的にはボーカル兼リードギターのSilvan Etzensperger氏の活躍ぶりに目を細めてしまいますね。アイデアも豊富な彼の流麗なプレイは爽快でした。このアルバムジャケットは2ndと同じものになる不可解さがあるのですがホラー映画のあれと同じ方向性ですよね


BATTALION - Underdogs ★★★ (2014-06-13 14:25:09)

2010年リリースの2nd。予算のなさからくるのか?これが本当の1stとしての位置づけなんでしょうか?どういうわけか、1stと同じジャケットでリリースという不可解な面に不安も覚えました。そこにきて音楽性もガラリと変わり正統派寄りのHM/HRサウンドからスラッシュメタル寄りのパワーメタルへと変貌(1stでもスラッシュ寄りのリフは聴けていましたが)オープニングのタイトルが「Thrash Maniacs」だもんね。気合いの入り方も伺えますが驚きましたね。②は1stにも収録された楽曲でタイトなリズムとエッジの効いたギターが実に心地よいナンバーですが(どっかで聴いたことあるような)どうなんやねんと言う不安がまた頭をよぎります。ですが③以降はツインギターを活かしたスピード感に溢れた楽曲が収録され、クランチーなリフワークは勿論、展開も魅力的だしスリルのあるソロも見事だ。徹底したメタル精神が精悍さを増した楽曲の中で色濃く息づき、荒削りな面もあるが印象的なフレーズも盛り込んだ楽曲は時に激しく時には優美でさえあり(ワビサビを心得た大作の⑦あたりは顕著に魅力が溢れています)、そのあたりにスイス産の面影を感じなくもないです。スピード・メロディ・重量感とHM/HRの魅力が詰まった軽快なナンバーも揃いスカッと聴き通せる一枚です。個人的には変化自在のギタープレイを奏でるSilvan Etzensperger氏の八面六臂な大活躍ぶりにワクワクさせられますがいかかでしょうか?とにもかくにもエッジの効いたギターサウンドとスピード感、楽曲のバリエーションも豊富で鋭さを増した、バンドとしての成長も著しい飛躍を感じさせる作品でしょう。ちょっと盛りすぎたな(笑)


BATTLE BEAST - Bringer of pain - - King for a Day ★★★ (2023-12-29 17:47:06)

ポピュラーミュージックからアイデアを上手く取り入れています
その大胆な味付けに驚きましたが上手くメタルしています
これがパヤパヤ系のソプラノヴォイスなら成立しませんが
彼女がパンチを効かせて歌うのでメタルになるんですね
完全に悪役女性レスラーですが
バンドとしては貫禄が漂っています
こりゃ売れるわな


BATTLE BEAST - Steel - Enter the Metal World ★★ (2020-10-13 14:39:00)

ノリの良いロックアンセムです
キーボードがバリバリ効いていますよ


BATTLE BRATT - Battle Bratt ★★★ (2019-01-23 15:05:09)

珍品ジャケット100選があるのなら間違いなくノミネートされるだろう。二代目麻宮サキ鉄仮面女子の淡いロマンスと名付けたい。夏休みなの宿題だ。自分の彼女がこの程度の画力でドヤ顔してきたら、ハズキルーペの舘ひろし並の優しい声で『この絵好きだなぁ』と応えるしかありません。

音楽性としては、シンガーの歌い回しも含めQueensrÿcheを彷彿とさせるものであり、US産のバンドなのでシャープで都会的だ。それだけにQueensrÿcheとの親和性は高く、本家のようなプログレ臭は難解すぎるなぁと思う方には、こちらの方がストレートにメタルしているので聴きやすいでしょうね。メタリックな質感のギターはテクニック的にも十分、ボトムを支えるリズムプレイも、これまたガチガチのメタルサウンドを支えるに相応しい逞しさがあります。

オリジナルは1988年にU.S. Metal Recordsからのリリース。ややこしいのですがドイツのレーベルです。そして、このバンドの国内盤を出したメルダックの気概に驚いた。このジャケで勝負出来るとおもたんか!
そんな愛すべき点が詰まりまくったマイナーメタル史に燦然と輝く一品ですよ。

このバンドのこと完全に記憶から消えていたよ。


BATTLE BRATT - Battle Bratt - Heat of the Night ★★★ (2019-01-23 14:50:39)

ニューヨーカーなんで都会的なサウンドだ
夜に濡れる哀愁のメロディ
演奏もタイトでドラマ性を盛り立てている
シンガーもジェフ・テイトタイプなので相性は悪くない


BATTLE BRATT - Battle Bratt - Winds of Change ★★★ (2019-01-23 15:08:02)

メタリックに打ち鳴らされる重厚なオープニングナンバー
堂に入ったパフォーマンスはアルバムの幕開けに相応しい


BATTLEAXE - Burn This Town ★★★ (2016-06-02 14:58:39)

NWOBHMと言えばこれ的な一本筋の通った音がなんとも望郷をそそるマニアックなバンドの1st。NWOBHM直系の単音リフワーク、プリースト、モーターヘッド、AC/DCといったバンドからの影響も顕著な遊び心のないストレートすぎる展開、気合い入っているのに平坦な音作りがメタルな荒々しさに欠け、その魅力がいま一つ伝わりづらいとい微妙なニュアンスの一枚。無難過ぎる曲作りに終始した作風は、刺激を求める若者には厳しいと映るでしょうが、往年のNWOBHMが大好きな猛者にはたまらない一品と心に響くでしょう。また究極にダサい音かも知れませんが、英国の伝統を受け継ぎ、NWOBHMの精神性を強く反映した今作はある意味、一番メタルな音楽性なのかも知れませんね。
日本でも『Far East Metal Syndicate』から1994年に有名なジャケットのまま世界発のCD化と謳われていた記憶があり?そして2013年に生誕30周年を記念したヴァージョンを『Steamhammer』からリリースされていますがジャケがオリジナルヴァージョンを下地にリニューアルされております、個人的にはオリジナルのジャケが好きですね。


BATTLEFIELD - We Come to Fight ★★ (2018-12-28 09:10:35)

女性シンガー、コーネリア・エルンストを擁するツインギター編成のスピード/スラッシュ系メタルバンドのデビューEP。シングルノートでガラガラゴロゴロと勢いよく突っ込んでくるが、かなりの粗削りなあらびき団ぶりを発揮する。でもそこがクサレマイナーメタルマニアのハートに火をつける要因。レコーディング技術やテクニックなどクソ喰らえと言わんばかりに、何かをブチ破ろうと型破りなスピード感に、色んな意味で擦り傷まみれの殺傷力がある。
スピードに特化したスタイルではあるが、メロディに気を配しており、楽曲構成にも気を配っている。バランス感覚はけして悪くはない。自主製作故の脆弱な環境がポテンシャルの高さを生かしていない面はあるが、それで切り捨てるには惜しいサウンドだ。
日本でいえばメジャーデビュー前のAIONとかを思い出す、攻撃性とメロディのバランスには通ずる要素もあり、日本人的な感性でも楽しめるだろう。ドイツ産と言うのも、そういった要因なのかもしれない。身も蓋もないスピード命な作風は、5曲入りのEPとしてはギリセーフ。7曲入りなら飽きるだろう。そんな音楽性もまた、クサレマニアにはたまらんのです。初心者厳禁なアングラメタルに興味のあるスピード狂なら楽しめるでしょう。