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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 12301-12400

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WOLF - Wolf - RUNNING FOREVER ★★★ (2007-08-04 11:07:22)

汗が吹き出るほどの黒木のギタープレイが圧巻です


WOLF - Wolf - RUNNING FOREVER ★★★ (2007-08-04 11:13:35)

テクニカルな黒木のギタープレイが素晴らしい
ただ速いのではなくキッチリとメロディを奏でる事の出来る
人だからこそ凡百のギタリストとは違うということを見せ付けてくれている それに負けじと対峙している唄があることが素晴らしい 一聴して分かる声とメロセンスに脱帽です


WOLF HOFFMANN - Classical ★★★ (2019-05-21 17:49:49)

クラシックとロックの融合。どちらかと言えばクラシック的なエッセンスの方が強めなのかもしれないが、元曲良さを殺さない丁寧なギタープレイの数々に唸らされました。有名な曲も多くタイトルは知らないけど聴いたことあるというのが多いのも好印象。
ウルフの非凡な才を嫌みなく見せつけているのが憎い。
かつてウルフはリッチー・ブラックモアの後継者だ、みたいは評価があったのだが、個人的にはそこまでとは思えなかったのだが、ここで披露した繊細なタッチを聴けば、そういう意見は頭から受け入れる事が可能ですね。

ネオクラシカルと言えば、インギーを思い出す方も多いのでしょうが、ここで聴けるバロック/フーガサウンドこそ、クラシカルと言う言葉がピッタリと当てはまるのでしょう。インストものだし、クラシックがベースですから、ロックの持つ熱量は少なめです。
それだけに、なかなか通して聴くのはしんどいと思う方も多いでしょう。それでも、完成度の高いアレンジとウルフのリッチー風味満点のリードプレイ&リリカルなタッチに聴き惚れます。

ここ数年ネオクラ系はほとんど聴いていませんが、このアルバムはわりかし手に取る機会も多かったですね。


WOLF SPIDER - Drifting in the Sullen Sea - Drifting in the Sullen Sea ★★★ (2010-06-29 03:00:04)

メロディアスなスラッシュ/パワーメタルナンバー
ドラマティックな展開が聴き手を魅了します
間口の広がった今作を象徴するアルバムのタイトルトラック
聴き応え十分のないようです
派手なギタープレイも印象的だし
ベースが良いよね


WOLF SPIDER - Wilczy Pajak ★★★ (2018-06-04 14:25:14)

1987年に本国ポーランドでリリースされた記念すべき1st。2009年にMetal Mind ProductionsからCD化されたのはチョイとした事件でしたね。アルバムタイトルはバンド名のポーランド語。したがって歌詞もポーランド語です。
そういった事象がマイナスに働く要素もあるかも知れませんが、東欧圏由来の荒涼としたメロディとスラッシュならではの激烈なスピード感が混然一体となり突っ込んでくる様がなんともカッコいい。テクニカルスラッシュとジャンル分けされた彼等だが、1stの時点で、既にその魅力を確立。
ただ速いだけではない、トリッキーなフレージングや構成力の高さに彩られた暴れ倒すギター、それに負けない強烈リズム隊のテクニカルさ、そして歌い込めるカミソリシャウトのキレ味、デビュー作とは思えない完成度の高さに、バンドのポテンシャルの高さを窺い知ることが出来ます。
今やスラッシュ勢のリバイバルブームも凄い勢いだ、この質の高さは今でも十分に通用するでしょう。再評価されるバンドだよ。


WOLF(U.K) ★★★ (2012-02-08 07:20:34)

我らがMAUSOLEUMレーベルから1984年リリースの1st
WOLFと言うなのバンドが沢山ありますが彼らはイギリスのバンドです。
所謂NWOBHMなわけですが直線的なノリと湿り気たっぷりなメロディラインとの絡みが独自の色合いと時代性を感じさせ、ペシャンペシャンの軽い音質もなんのその、ツインギターが奏でる適度な憂いを帯びた哀愁の英国風メロディアスHM/HRサウンドに僕はグッときましたね。まさに濃淡のコントラストが素晴らしい青色のアルバムジャケットまんまの世界です。


WOLF(U.K) - EDGE OF THE WORLD ★★★ (2012-03-18 15:22:59)

WOLFと言う名のバンドが沢山ありますが元々はBlack Axeと言うバンド名で活動していた彼らが、ベルギーのMAUSOLEUMレーベルから1984年に1stアルバムをリリース。所謂NWOBHMなわけですが直線的なノリと湿り気たっぷりなメロディラインとの絡みが独自の色合いと時代性を感じさせ、ペシャンペシャンの軽い音質もなんのその、ツインギターが奏でる適度な憂いを帯びた哀愁の英国風メロディアスHM/HRサウンドに僕はグッときましたね。総じて軽いミックスに目眩も覚えますが、曲によって目立ちすぎないキーボードが奥行きを広げ楽曲に鮮やかな彩を添えているのも見逃せませんね。線は細いが淡い情景が浮かぶ英国テイストに望郷心をくすぐられます。


WOLF(U.K) - EDGE OF THE WORLD - EDGE OF THE WORLD ★★★ (2012-11-14 18:18:18)

アルバムのオープニングナンバーにてタイトルトラック
仄かに憂いを帯びたメロディライン
シンプルなビートにリフワークと
NWOBHMなサウンドですね
イントロがええわ


WOLF(U.K) - EDGE OF THE WORLD - HEAVEN WILL ROCK'N'ROLL ★★★ (2012-11-14 18:23:57)

シンプルだが心地よいシャッフルナンバー
淡い色合いがにじみ出ています
力強さと繊細さの描き方が独特ですね


WOLF(U.K) - EDGE OF THE WORLD - HIGHWAY RIDER ★★★ (2012-11-14 18:21:05)

適度な湿り気と疾走感
これぞNWOBHMの魅力ですかね
攻撃性よりも叙情性がバンドの肝か?
独自のカラーを打ち出していますね
回転するリフワーク
①から間髪入れずに始まるのも好き


WOLF(U.K) - EDGE OF THE WORLD - MEDICINE MAN ★★★ (2012-11-14 18:42:44)

ドラマ性を感じさせる展開とコンパクトさ
キーボードの導入が世界観に広がりを持たせ
自らが求めるカラーを明確に打ち出すことに成功
これぞWOLFな哀愁のNWOBHM路線を示していますね


WOLF(U.K) - EDGE OF THE WORLD - RED LIGHTS ★★★ (2012-11-14 18:39:19)

アルバムの中で唯一ストレートに疾走する一曲
派手目のギターソロも決まっていますね
動きの多いベースラインも聴きどころ


WOLF(U.K) - EDGE OF THE WORLD - REST IN PEACE ★★★ (2012-11-14 18:32:57)

地味ですが味わい深いですね
若い頃は理解の出来なかった渋い世界観です
英国的な湿り気と哀愁のハードサウンドに引き寄せられます


WOLF(U.K) - EDGE OF THE WORLD - SHOCK TREATMENT ★★★ (2012-11-14 18:27:13)

回転する力強いリフ
憂いを帯びたメロディ
彼等らしい哀愁のミドルナンバー
渋いわ


WOLF(U.K) - EDGE OF THE WORLD - TOO CLOSE FOR COMFORT ★★★ (2012-11-14 18:36:33)

煮え切らない湿度の高いメロディと
モヤモヤした音像こそ当時の空気を感じさせてくれます
英国ならではの味わいにニヤっとさせられますね


WORLD WAR Ⅲ - World War Ⅲ ★★ (2014-12-16 13:59:06)

フランスのレーベルAxe Killer Recordsから1985年にリリースされた1STミニアルバム。おそらく第三次世界大戦をテーマに書かれたと思われる楽曲の持つシリアスな雰囲気を楽曲に反映させヘヴィなミドルナンバー中心にバラードなどを放り込み、じっくりと聴かせる7曲入りのミニアルバム。やや高い声のシンガーに重みはないかも知れませんが、力任せでは味わえない説得力のある演出とマイナー調の楽曲は聴き応え十分、⑥ではノリの良いスピードナンバーも用意されているので拘りのシリアスなヘヴィサウンドと丁度よいテンポが織りなす王道サウンドに懐古的な感情を揺さぶられます。やや単調なリフワークなれど、低音の迫力不足もなんのそのスリリングな曲調は魅力的ですよ。


WRABIT - Tracks ★★★ (2022-01-26 01:49:07)

本日、めでたく3枚とも国内盤が再発された幻のメロディアスHM/HRバンドの2枚目。音楽ストリーミングサービスで楽しめる状態ではありますが、ファンなら手元に置いておきたいと思うでしょうね。
壮麗なメロディと耳なじみの良いキャッチーさを際立たせるハードネス、その絶妙なバランスは明るく脳天気では無い真面目な作風を貫いているので最後までテンションが落ちることなく楽しめる仕様になっている。ソフトケイスされたサウンドなのに、シリアスな空気から生み出される独特の間合い、その緊張感がロックな耳を捉えてはなさい。アレンジにも気を配りサラリと流れそうなサウンドなのに、グッとふんばり刺激を与えてくる。
本当に素晴らしいIQの高い音楽性を披露、でもアホでも楽しめる親しみやすさが最大の売りである。エモーショナルを讃えた歌声と壮麗なコーラスハーモニー、心も穏やかに清々しい気分をたっぷり味わいながら、涙は心の汗だと言わんばかりに涙腺を刺激と、メロディ派ならば優しいショックに打たれて安楽死となるでしょう。
唄を頂点に見据えたバンドサウンドはバラエティ豊かな楽曲を用意、作業用BGMにしようものなら気になって逆に仕事が止まるでしょうね。玄人も唸らせるアレンジセンスに見入りますよ。


WRABIT - Tracks - Bare Knuckler ★★★ (2022-01-26 01:53:11)

イントロから凄いです
前作の流れからドカーンと始まる感じがエグい
その壮大なアレンジセンスを耳馴染みよく聴かせた手腕に脱帽
ドラマティックなサウンドが一陣の風となり
心を晴れやかにして過ぎ去っていきますよ
上手い歌とツボを押さえたアレンジ
皆が主役となり叩き出すバンドサウンドの凄みたるや
何度聴いても興奮させてくれる
大衆性があるのにメンバーがバトルしているようで面白い


WRABIT - Tracks - I'll Never Run Away ★★★ (2023-07-30 20:19:58)

STYX風ですよね
スケールの大きな曲です
コンパクトにまとめていますねぇ


WRABIT - Tracks - Run for Cover ★★★ (2023-07-30 20:13:33)

このバンド屈指のハードナンバー
エッジの効いたギターリフと派手目のリードプレイ
力強い歌声も頼もしい限り
いかにもカナダらしい雄大で大陸的なリズムと華麗なメロディ
軟弱に聴かせないが親しみやすいポップセンスも導入した名品
掴みとしては予想を裏切ってきたので今作に対する掴みとしては最高でしょう
このアルバムどうなるの?大正解ですよね


WRABIT - Tracks - Soldier of Fortune ★★★ (2023-07-30 20:25:32)

前作とは趣向を変えてきたのかなぁなんてイントロ聴くと思うのですが
歌が始まった瞬間に哀メロの世界へと一気に引きずり込みます
硬軟のバランスに秀でた一曲
いいフィーリングの歌ですよ
バンドアレンジも流石
良いバンドですねぇ
コーラスの使い方もSTAX風でしょうか?
先を読ませない展開も良いですねぇ


WRABIT - West Side Kid ★★★ (2018-05-10 14:01:02)

デビューからコンスタントにアルバムをリリースしてきたカナディアンメロディックHM/HRバンドWRABITによるラスト作にて勝負の3枚目。一年毎に作品を出しているのですが、どれも良質な作品ばかり、その尽きる事のないセンスと創作意欲に頭が下がるのですが、結局商業ベースで成功することなく解散へと向かう事に。
彼らのカタログは1stが正規品として1993年にCD化されたのみ、その流通の脆弱さが知名度の低さに繋がっているのだが、メロディ派を自負する方なら間違いなくチェックして欲しいバンドです。
特に今作では今までの集大成とも言える幅広い音楽性を披露、躍動感の溢れるロックなリズムをキープしつつ、軽やかなポップセンスを際立させる事に成功。そんな甘口な楽曲群の中にもパープル風味のあるSing Boyのような、このバンドらしいハードサウンドを用意したりと、一切の手抜かりなどない楽曲が目白押し、キーボードのフィーチャー具合も上々に、絶妙なバランス感覚で一気に聴かせてくれます。
随所に施される哀愁のメロディと爽快感、でも泣かせる扇情的なフレージングの旨味、コテコテのクサクサにならないのはカナダのバンドだからだろう。一本筋の通った音楽性を貫いてきたバンドの強みを強烈に感じます。

透明感のある歌声だが力強さも完備したルー・ナデーの歌声も、職人肌のギタリスト、ジョン・アルバーニのコンビネーションも抜群だっただけに、今作を残して解散した事が悔やまれます。今もって正規品の再発がない幻のバンドWRABIT。一部のマニアだけが知るバンドで終わって欲しくない実力派ですよ。


WRABIT - Wrough & Wready ★★★ (2016-08-20 13:57:45)

BURRN!!の藤木氏が事ある毎にプッシュしていたカナディアンメロディアスHM/HRバンドが1981年にリリースした1st。STYX、TOTO、FOREIGNERといったメロディックロックサウンドと比肩出来るクオリティの高い楽曲が目白押し、ロックな躍動感を失わないアレンジは軟弱に陥りがちなスタイルの音楽を瀬戸際でセーブ、所謂雄大な大陸的ノリを効かせつつも埃っぽくならぬよう洗練されたメロディを導入、繊細なハイートーンヴォイスと滑らかなギターサウンドと爽快な風を吹かせる事に一役も二役も買っている鍵盤楽器が織りなす魅惑のカナディアンロックに、心の底から根こそぎ持ってかれます。メロディ派は勿論必聴の一枚ですが、唯一CD化されたのが1993年リリースの日本盤のみという幻の一品、僕はリリース時に買いましたが、中古で云万円の価値になっていて驚きました。そして20年くらい前に北海道の片田舎のゲオにて250円で売っているのを発見して即購入した事を覚えています。リプロ盤は輸入盤店でも手に入るので(ボートラ3曲入りらしい)拘らないメロディ派の方は是非ともチェックして欲しい一品です。


WRABIT - Wrough & Wready - Anyway Anytime ★★★ (2016-08-09 17:41:01)

哀愁たっぷりのメロディに胸キュン必死
このバンドの魅力をギュッと閉じ込めた一曲
メロディ派は必聴の名曲


WRAITH - Danger Calling ★★ (2020-04-27 18:58:37)

英国の5人組によるグラム系のHM/HRバンドの1st。一応はメインストリームよりの音楽性だろうが、一頃、巷に溢れかえっていたガンズクローンとはチョイと違う匂いを発散している。ソリッドで毒気のあるサウンドは、アメリカのバンドほど、明るくなってはおらず、そのどんよりとした音楽性は、英国のロックバンドだなぁという空気が充満している。プロデューサーにピート・ウェイとローレンス・アーチャーの名前がクレジット、この二人が、どこまで関与しているかわ分からないが、ここで聴ける古典ロックに根差した退廃的でルーズなサウンドと、投げやりなスタイルが絶妙な空気感を生んでいる。

その姿勢はThe Troggsのカヴァー⑤にも表れており、原曲に流れるトゲのあるポップサウンドを自分たちのモノにしているもが印象的だった。狙ってこうなのか分からないが、生々しく荒々しいミックスはいい意味でラフさを強めており、重量感のあるリズムとブレンドされることで独自性を高めている。個性的なサウンドではない分、こういう作り込みは正解と言えるだろう。
でもスッキリとしたミックスで仕上げても悪くないように聴こえる。ようは好みの問題ですね。


WRATH - Fit of Anger ★★★ (2021-02-23 22:01:48)

いきなりメイデンよろしくなオープニングナンバーが登場、その手の正統派HM/HRサウンドを墓標とするバンドなのかと思ったら、いい意味で裏切ってきます。スラッシーな刻みが耳を惹くスピードナンバーに、力技でねじ伏せるミドルナンバーありと、楽曲は多様性に満ちており、もう少しバランスの良い音質なら、このバンドの魅力は更なる強度とダイナミズムをもって聴き手を圧倒していたでしょう。
唄い切れていないシンガーも問題だが、全ては分離の悪い音質が足を引っ張っている。実に残念です。
そういうマイナーメタルあるあるを受け入れれるマニアなら無問題、無頼なコンクリートメタルに、情熱的な情緒も盛り込み独自性をアピール、荒削りな面さえも味方につけ勢いのみならず、説得力のあるアイデアで魅了できるのが最大の聴きどころだろう。
猛るヘヴィメタルのうねり、眼光鋭く威嚇する本格派のサウンドは今なお引き付ける魅力がありますね。


WRATH - Nothing to Fear - When Worlds Collide ★★★ (2021-10-11 03:31:20)

切迫感に満ち溢れたヨーロピアンスタイルのパワフルメタル
でもアメリカ産なので濡れているが湿っていない独特のコクリートサウンドを披露
歌い手がイマイチ切れていないのをバックがフォローしている
場面展開も多いのだがヌルイ音質が損してるなぁ


WRATHCHILD - Stakk Attakk ★★★ (2017-04-02 13:07:42)

ケバケバしいロックスが懐かしい、イギリスの出身のグラム系HM/HRバンドの1st。1988年にCD化された時にジャケットが差し替えられたのですが、オリジナルの持つトゲトゲのケバケバしい奴の破壊力は忘れられませんよ。
サウンド的にはPOISONのようなパワーポップスタイルに初期MOTLEY CRUE辺りが醸し出した退廃的なムードに包まれたグラマラスなハードサウンドを掛け合わせ、そこに本当は素行の正しい英国人らしい生真面目さが加わり、わりとしっかりとしたサウンドメイクを施されています。陽性なノリのよさ、コマーシャル性を高めた楽曲は洗練されたイメージも手伝い、過度にやり過ぎる傾向の高い音楽性の中でも、バランス良く聴かせる一品として愛聴しています。このアルバムを聴き真っ先に思い出されるのは、Pretty Boy Floydなので、その辺のサウンドに愛着を覚える方にはグッとくる要素も高いと思いますよ。ポップなんだけど、ハードで身体の悪そうな毒気のあるサウンドにロックな精神性を感じますね。


WYTCH HAZEL - II: Sojourn ★★★ (2019-10-20 22:38:20)

イギリスのランカスター出身の真正NWOBHMサウンドを継承するバンドの2枚目。この音のリリースが2018年と言うから驚きであるが、彼らは単なる懐古主義ではなく、この時代のサウンドを本気でリスペクト、そして現代のフィルターを通して、無理無駄のないスタイルで鳴らしているから、所謂NWOTHM群の寄せに行ったとは違う強烈なアイデンティティを誇示しているのが強い。儚くも美しい幽玄な音色、英国的なフォーキーさも絶妙に絡み、英国のバンド特有の湿り気と哀愁美が聴き手の感性に切り込んできます。
好きモノにはたまらない伝統を継承する音楽性、扇情的な泣かせもフレージングを従え必殺のハモリを武器に迫ってきます。例えるならWishbone Ashのメタルヴァージョンと言えば良いのか、その基本的な英国トラッド、フォーク路線に重きを置く音楽性など、近いものがあると思いますよ。懐古主義で片付けられない本気のレトロサウンド、その旨味はマニア以外にも訴求するだけの魅力はあると思います。


WYTCH HAZEL - III: Pentecost ★★★ (2023-04-22 01:10:59)

フォーク・トラッドと言ったクラシックサウンドを基調とする英国産HM/HRバンドの3枚目。メイデン、JP、UFO、ジェスロ・タル等のバンドからの影響も顕著な古典サウンドは実に甘美な世界観を演出、ロマンティックなメロディと甘美なサウンドメイクはフルーティーは味わいと表現したくなるほど、糖度の強い香りがいつまでも余韻として残ります。
前作では割とスローナンバーが多めで、若干ダレるという欠点があったのだが、今回はこのバンドの持ち味と言える英国フォーク・トラッドサウンドを前面に押し出し、このバンドが醸し出す黄昏流星群な人生の薄暮を思わせる、アナログサウンドにグッと引き寄せられるでしょうね。
前作よりも統一感を強めた今作、ドラムの音は好きになれないが、メロトロンとか似合うよなぁ。
年中季節は秋、そんな枯れた味わいのサウンドなんです。歌詞の意味が分かれば印象も変るのでしょうが、ワタクシ全然英語はダメでして、何十年メタルを聴いてもリスニングもヒヤリングも成長しません。


WYTCH HAZEL - IV: Sacrament ★★ (2023-11-27 01:31:55)

今作リリース前に何度かシングル盤をリリース。重複しているのだが最後に出たSTRONG HEARTには今アルバムに4曲収録されている。それを聴きある程度、予想は立ってのだが、個人的には進んで欲しくない方向に傾いてしまった。
幽玄的な響き、赤く染まる秋空の夕焼け、そんな望郷心をくすぐるセンチメンタルなサウンドが売りだった。フォーキーさ、ウイッシュボーンアッシュの名盤に属するような湿り気を帯びたメロディと泣かせの旋律、扇情的なムードタップリのツインギターに、風に吹かれ揺らめく落ち葉を見ているような、悲しい気持ちを味合わせる独特の風合い、そのムードを上手くメジャー感を持たせたのが前作。巧みなモデルチェンジは違和感がなくメリハリを効かせ自分たちの型を見せたと思える。
ある意味、明確な成長というのか音楽性の変遷を見せつけたのだが、今作は前作の延長線上にあるが曖昧であり技術や、個性で勝負しているバンドではないので、こういうハードさを前に出した展開は、個人的には残念である。
まぁ彼らの真骨頂とも言えるDigging Deeperみたいな曲があるのだから、こういう成長というのか間口を広げ、よりメジャー感を強めたのは商業的に異論は無い。
ただ初期の世界観に魅了された人はフォーキーさの減退、そしてファットになったギターサウンドから繰り出される音像に違和感を覚える人は少なくないだろう。しかし⑥⑦の流れも、このバンドならではなのだが、この手のサウンドを愛聴している身としては、ハッキリ言うと皆が共有するアイデアの流用でありオリジナルティの減退も同様にマイナスに働いている。

今作における最大の評価は前作の延長線上にある、姉妹盤であり順調な成長が止まって見えるかに尽きる。泣かせのギターは満載だ。もうメロトロンは聞こえてこない、相変わらずドラムの音は好きになれない。線の細い歌声も枯れ線だから生きるが、ダイナミックさの増したハードサウンドでは弱い。思わぬ形で欠点を露呈することになったが、マンネリ化するのはまだ早い、お得意のシケシケな泣かせのNWOBHM仕込みのフォーキーロックによる孤高の世界観を見直して欲しい。

一般的な感覚で行けば、今作のメジャー感は素晴らしいものである。正直言えば、初めてこのバンドに触れるならば今作が相応しいと思える。雰囲気も今まで通りだし先人達からの影響をモロに出している。それだけに前回と同様なタイプのオープニングナンバーは芸が無い、あと④はシングル向けを狙いすぎ、でもメジャーで成功するのは、この手の曲を作れる技量は必要。難しい問題だ。

ケチのつけようがない素晴らしい作品なのだが、マイナーな存在の彼らが色気を出すのを素直に喜べなかったワシの耳がおかしいということです。こっちに言って欲しくなかったなぁ。音の軽さがマイナスなのよ。それまでも感じていた手作り感がハンパ無いのよ。前作との違いが薄いのよ。まぁ成功しているから続編が作れるのかと前向きに捉えていますが、定番化するのはもう少し後で良いね。妙に甘ったるいサウンドメイクもねぇ。


WYTCHFYNDE - The Awakening ★★★ (2021-02-18 20:29:48)

Witchfyndeの3枚目と4枚目で唄っていたルーサー・ベルツがシンガーを務めるバンド。名前がクリソツなんで参加メンバーもWitchfyndeから二人という事で、猛烈なバッタもん感が漂いますが音楽性は名に恥じぬ正調ブリティッシュメタルを披露。正にNWOBHM降臨と言った内容にマニアならグッと惹き寄せられるでしょう。
本家も同時期に再始動していただけに、ややこしい事は間違いないのですが、リフ、リズムと屈強なサウンドを構築、そこに流れる英国的な情緒と哀愁、その相反する魅力がスクラムを組み、一点突破で攻めてくるのだからマニアならずとも腰を上げたくなるでしょう。
ミステリアスな空気を上手く引き継ぎ、より80年代的メタルスタイルで昇華したサウンドは、当時よりも勢いがありNWOBHM出身としての真骨頂とも言うべき魅力を発散、Ghost Dancerなどは弾けるリフと親しみやすいメロディ、軽やかに走るがリズムはバキバキ系、もっと深みのあるミックスの方が好みだが、呪文みたいなコーラスも出てきたりと、このバンドらしいオカルトテイストも盛り込み、目新しい魅力がある。その合間に古典的メタルをガッツリとやり込む、JP仕込みの王道路線を支持する方なら大いに楽しんでもらえるでしょう。
結局、このバンドはこれ一枚で終わり、活動も短命。そしてシンガーのルーサーは、現在Witchfyndeに戻っているのですから、何とも言えないですよね。


War Machine - Unknown Soldier ★★ (2016-06-13 13:21:49)

NWOBHMが斜陽を迎えつつある1983年に結成されたニューキャッスル出身の4人組が1986年に、あの悪名高きNeat Recordsからリリースした1st。エッジの立ったテクニカルなギターを中心に複雑な構成とシリアスなサウンドを聴かせる音楽性は、単純に走るわけでも愛想のいいキャッチネスさもない、英国風味のシリアスなサウンドを披露。Neat由来の音質の酷さ、立体感のない音作りは、ダイナミズムに欠けイマイチ、この手の音楽を伝えるのには迫力不足だが、ギター、ベース、ドラムと随所に魅力的なプレイで場面場面に拘りの展開を見せている。あとは紅一点の女性シンガーの受け入れ方が聞き手の評価を分ける最大の要因、個人的には線の細いセクシー系の歌声、終始気持ちが悪いキーでべったりとした歌メロを歌い、なんとも噛み合わせが悪く、楽曲のテンションをダダ下げているのです。例えるならJ-POP界において数々のヒットを飛ばした『JUDY AND MARY』あの奇抜なメロディラインをのっぺりと歌い上げる凄さを思い出すし、笑点の新メンバーに親の七光以外に売りがない三平が選ばれたようなミスマッチ感を誘発していますが、そんなの関係ねぇとオッパッピー出来る英国産メタルマニア及びNeat Recordsに目がない猛者にはたまらんモノがあるでしょう。ちなみにギタリストのスティーブ・ホワイトさんは1992年リリースのVENOMのアルバム『The Waste Lands』に参加してますのでやはりマニアはチェックしたくなりますよね


Warhead - Warhead (2016-01-09 15:43:56)

2011年に他界した元MOTORHEADの『ワーゼル』ことマイケル・バーストンに、TNAK、WARFAREのアルジー・ワード、WARFAREのポール・エヴォらが結成したバンドが1995年にリリースした1st。このメンバーが揃えば、否応にも期待が高まるし、出てくる音も想像できますが、イニシアチブは誰がとってんのかいな?と思わせる焦点のボヤけた、やや迫力に欠けるプレイと楽曲が続き、曲も「Fear Zone」はアルジーとエヴォが供に活動していたWARFAREのLIVEアルバムにも収録されていた曲だったりと既発音源や、何やら自身のバンドのアウトテイク臭的な雰囲気が漂うのが個人的には難点(他にも既発音源があるのか気に留められない残念な仕上がり)と塩っ辛いコメントが続くのですが、参加メンバーに対する期待が高すぎただけかもしれません。ちなみに、このだみ声で噛みつくシンガーなんですが、名前が『Julie Marley 』なんで女性でしょうね、最近まで気がつきませんでした。お恥ずかしい、それにしてもタフな声の女性だ。そしてアルジーはここではギタリストなのですが、ベースの方が『Alan Ward』というクレジットでして、アルジーと関係あるのかな?なんて思ったりしてます。レミーの訃報を聴き、久しぶりに聴いてみた一枚。歴戦の兵の殉職に寂しさが募りますよ。


Warmachine - Warrior's Soul ★★★ (2017-06-19 14:14:28)

シンガーに元Unitedの古井義明を擁する東京のパワーメタル寄りのスラッシュメタルバンドが2015年にリリースしたシングル。日本人好みの扇情的なメロディとスリリングなプレイを決めるツインギター、アグレッシブかつヘヴィなグルーブが生みだすアッパーなリズム、その中にキャッチネスさも巧みの取り込みつつも、攻撃性を一切緩めいない音楽性は、ある種のカタルシスを開放する事に成功。まさにヘヴィメタルな音楽性を司るドラマ性と、スピーディーな曲調に印象的なメロディを乗せ、しかも分かりやすいという仕事を丁寧に行いつつも、勢いよく迫っています。2曲では、まだまだバンドの全容を見えてきませんが、フルアルバムを聴きたいと思わせるクオリティは十分保持しています。LIVEではUnitedの曲もカヴァーする彼ら、次はMetal Battle Japanでも勝ち抜いて契約出来るとエエですね。


Warrior - Resurrected ★★★ (2016-09-13 13:50:19)

『Dead When It Comes to Love』という1982年にリリースしたEPがチョイとした話題になったニューキャッスル出身のNWOBHMバンドの2016年リリースの全22曲入りのコンピ作。2014年から再結成しており、その影響でこのような古いマテリアルをまとめたアルバムがリリースされたのですが、湿り気を帯びた哀愁のメロディ、NWOBHM由来のシャープなリフワーク、直線的なビートとまさにあの時代のあの音をパッケージされており、この手の復刻モノを精力的に世に送り出していますが、High Roller Recordsの丁寧な仕事ぶりには頭が下がりますね。NWOBHM好きなら押さえておいて損はしないでしょう。ブーム事態は短かったのですがマニアックで良質なバンドを多数輩出していた事を改めて知らされましたね。恐るべしNWOBHM。

曲を登録するのがめんどいので下記にコピペでいきます

1. Prisoner
2. Suicide
3. Kansas City
4. Warrior
5. Flying High
6. Addiction
7. Dead When It Comes To Love
8. Rock'n'Roll Rockstar
9. Stab In The Back
10. Breakout
11. Dragon Slayer
12. Take Your Chance
13. Stab In The Back
14. Kansas City
15. Prisoner
16. Suicide
17. Addiction
18. Dead When It Comes To Love
19. Rock'n'Roll Rockstar
20. The Troops
21. Flying High
22. Warrior

1-4 taken from 1983 EP "For Europe Only"
5-9 taken from Tape Session
10-12 taken from 1984 Single "Breakout"
13-22 taken from 1983 Live Album "Live in a Dive!"


Weird Tales - ... Under the Moon ★★★ (2022-06-13 17:46:45)

各方面で絶賛されている国産様式美系バンドのフルアルバム。とは言っても制作途中でギタリストでありメインソングライターの藤田哲也氏は帰らぬ人となる。そういう不幸に見舞われつつも、残りのメンバーが楽曲を完成させることに尽力、こうして出来上がったのが今作となるのだが、これが激アツの古典HM/HRが展開。完全にリッチー・ブラックモアタイプのギターだが、その完成度言うのかフォロワー具合が素晴らしいモノであり、そのギターをサポートするようにキーボードの田口雅敏の才気溢れるプレイで魅了。
また唄入れを行った、岡崎勝利も楽曲を壊すことなくキレのある歌声を披露。皆で藤田氏のギターを盛り上げています。
こういう素晴らしい作品を作りながらも、藤田氏がこの世にいないという現実に、こちらとしては放心状態となりますが、惜しい人物だったなぁと悔やまれますねぇ。
パープル/レインボー路線が大好きな紫虹の血を流すマニアにはたまらんでしょう。日本人ならではのリスペクトを忘れない精神性とオリジナルティの確立。もっと前に、このバンドの事を知りたかったなぁ。


Werewolf Babys - Circle of Doom ★★★ (2023-08-22 13:55:41)

女性4人組によるダイハードなメタルサウンドを信条とするバンドのフルアルバム。リリースは2016年、ラストにはRunawaysのカヴァーCherry Bombを収録しているようですが、配信盤ではオープニングのイントロとカヴァーをカットしているので未聴ですが、CDは全9曲入ですね。
関東圏を中心に活動をしていると言うことで、ドライですよね。妙な癖も無くストレートに鋼鉄サウンドを鳴らしています。ドスを効かせ歌い込むシンガーのNana狼女の逞しさ、頼りになるシンガーですが、楽曲によってはポテンシャルを持て余している感があり、改善の余地もあるが、いずれにしろ女だからと舐められる要素は皆無。それはバックの演奏からも感じされる要素であり、頼もしい限りだ。
とは言え、歌を前に出したミックスは、個人的にはダイナミズムに欠ける面があり、せっかくド迫力のコアなメタルをやっているのだからと言いたくなるのだが、一見さんには優しい音であり、メタル初心者にも取っつきやすい面を強調したと言えるでしょう。

数多いる先駆者達の足跡を辿り踏み鳴らす強靱なリズムとサウンド、全てが噛み合った時のパワーと破壊力は相当なモノであった。
シンガーとギターの事はよく知らないが(これだけ歌言える女性シンガーは今まで何をやっていたのだろう?)ドラムのRoku狼女は、メロディックメタルバンドSeirènでドラムを叩き、その昔はCarmillaのドラマーだ、そして今作でベースを弾くManami狼女はCarmillaでコンビを組んでいた二人じゃないですか、バンド紹介ではクレジットされていないし、紹介された文面を見たことがないのは何故でしょう?あんまり良い思い出じゃ無いのかな?
なんてゲスな勘ぐりをいれたくなるのですが、今作を聴けばCarmillaに通ずる部分あるよなぁ、なんて思いましたね。
バンドキャンプから大手配信サイトでも視聴が可能、自主制作ですが、販路にぬかりなしなので、お暇のある時にでも聴いて欲しいですね。


White Pigs - Songs of Sin ★★★ (2020-10-15 08:52:06)

結成当初はハードコアパンクスだっと言われるコネチカット出身のスラッシュ系バンドの1st。とにかく音楽性を一口で表現することの難しいバンドであり、かつてはCombat RecordsからEP出したりもしているのだが、クロスオーバースタイルのバンドだ。ヴォーカルの持って行き方などは明らかにパンクハードコアスタイル、しかしギターは随所にメロディアスなフレーズも導入する様式美系にも通ずる美意識の持ち主、国も音楽性も違うが我が国のDEAD ENDにも通ずるような型にハマりきらないサウンドです。

B面の最初になる5曲目のLAMBS BLOODを聴いたのが、このバンド初体験、直情的なビートが突っ込んでくるスピードナンバーだが、メロディを追うパンクヴォーカルとソロでが俄然色艶が煌めくギターと、不思議な感覚のバンドだった。恐らくバンドの本質は8曲目のBOBBYのようなNWOBHMやモーターヘッドなどに通ずるパンキッシュなハードスタイルなのかもしれないが、このアルバムでは芸達者のギターを武器に、単純明快に走るだけではない小ドラマが存在する。
その2面性を殺すことなくハマった時のパワーと破壊力に魅入るのだが、噛み合っていない瞬間もあり、イマイチ乗り切れないと感じさせるが評価を分ける最大のポイント。

最近まで存在を忘れていましたが、棚を整理していたらポコッと出てきました。こういうのはサブスクリプションでは絶対にないからなぁ。便利さは出会いの場を広げたが、記憶を呼び覚ましてはくれない。難しい問題だなぁ。


Winter's Reign - The Beginning ★★★ (2018-02-23 15:02:51)

こちらはアイルランド産のキーボードを含む3人編成による(ドラムはヘルプを頼んでのレコーディングだったらしい)ハードポップバンドが1987年にリリースした1st。オープニングからいきなりファイナルカウントダウンな有名曲のパクリが飛び出し仰け反りますが、フォーキーなメロディを甘く味付けしたサウンドはアイルランドと言うよりは、北欧風と呼ぶに相応しいデコレーションを施しており、身体に優しい甘さで包んでくれます。でも、その後もどこかで聞いた事のあるフレーズが出てくるので、気になると厳しいかも知れませんが、線は細い貧弱シンガーも楽曲のクオリティを下げぬよう必死に歌い上げているし、堅実なプレイで良質なメロディを聴かせようとする姿勢は大いに買いであろう。
メロディ派の間では幻の一品として高価格で取引されていると言われているが、そこまでの質があるかと言われると微妙な空気が流れるのは否めない一品ですが、マニアなら愛でる要素も大でしょう。甘美なポップソングの②、おおらかな③、繊細なピアノの音色をバックに歌い上げるフォーキーな④と流れ良く進む展開に、ハードポップマニアならついつい笑みもこぼれますよね。ほっこりさせられますもん。


Within the Fire - Still Burning ★★★ (2019-03-05 19:33:24)

US産スラッシャーEnertiaのメンバーが母体となる別プロジェクトバンドなのだろうか?オープニングからインペリテリ風のパワフルなスピードナンバーで幕が開け、そのまま突っ走るのかと思ったら②は歯応えのあるリズミカルなパワーメタルナンバーと一括りに出来ない音楽性を披露。ザクザクと刻まれるエッジの立ったリフワークも耳を惹くが、③のようなメロディアスな叙情派ナンバーも聴かせたりと器用さも顔を出す多彩なバンドサウンドは、メタルらしい魅力に富んでおり、一枚で色んなスタイルを楽しめるのが面白い。
やや曲調を広げ過ぎている点も気にかかるが、それよりも軸足となる硬派なメタルスピリットを演出するへヴィなリズムとギターリフがあれば十分ではないだろうか?コーラスパートにも気を配した歌の重要性もバンドの肝、皆が主役となり盛り立てるバンドサウンドは、オーソドックスだからこそ逆に新鮮味があると思わせるのがポイントだ。ブレないスタンスこそメタルの強み。流行り廃りで基準が変わるのは世の常だが、メタルの世界くらいは、同じ価値観を共有できる仲間が多く集える場所であって欲しい。

このバンドのアルバムには、そんな懐かしきメタル愛が詰まっている。スラッシーさとパワフルに迫る迫力、そして憂いも感じられるダークテイストも強めのメロディは、US産とは思えない情緒もあり、武骨なメタルスタイルに現代的なエッセンスを加えた洗練度に熟練の技を感じますね。


Wizz - Crazy Games ★★★ (2016-07-04 13:56:55)

北欧はスウェーデン出身の5人組が1984年にリリースした1st。時代が時代だけにNWOBHM由来のエッジのたった攻撃性と北欧ブランドが生みだす甘美なメロディとハモンドオルガンが鳴り響く王道スタイルは、本日はお日柄もよくと紋付スタイルの挨拶張りのパープル直系のあの音、今ではすっかりと聴かれなくなった音楽性故に懐かしさとランニングタイムの短さからついつい手に取りたくなる一品。正直、不安定な演奏や歌、聴いた事があるような楽曲と、その筋のマニアご用達のバンドかも知れませんが、シルヴァーマウンテンあたりが好きな人にはたらまないモノがあるでしょう。80年代中期に訪れたメタルバブルは世界中を席巻、多くのバンドがリニューアルされていく中で、この手の音楽性はこの時代ならではの味わい。英国的様式美HM/HRとクラシカルな音楽性の融合、攻撃性と共に扇情的で甘美なメロディが包み込む、北欧スタイルの血脈は今作にも流れ受け継がれていましたね。


Wolfbane - Wolfbane ★★★ (2021-10-26 13:41:21)

こちらはブルース・ベイリーがいた英国のバンドではありません。あっちはWOLFSですからね。こちらは幻のNWOBHMバンドになります。どうやらデモ音源のみで消えたバンドらしく、その実態は不明。昔、Bandcampで見つけたのだが、なんと愛するSpotifyでも聴けますのでNWOBHMマニアならば是非ともトライしてください。でも日本的なNWOBHMを支持する方にはハードルは高いかもです。なんたって四天王にワイルドホーシズが入ると解釈された国ですからね。ガールにデフ・レパードだもの。
暗く湿った英国サウンドは暴力的な響きを伴いズンズンと突き進み、その垢抜けないサウンドはデモで終わったのが残念と言えるほど、作り込まれており9分超えの大作ナンバーも面白くないと言わせない腕を持っていた。ラフな音像と対比するような細部への拘り、しかしデモだけに荒削りではある。もしこれが正式な形で世に出ていたら、NWOBHM史に名前を刻めたのではないだろうか?
キメのフレーズも様になっているし、十分迫力のある演奏も様になっている。ドゥームロックとまでは言わないが、彼らのリフは重く荒々しい物であり血なまぐさい不気味さも漂う、そのマイナー臭は単館公演のB級オカルト映画の如き妖しい光を放つのだが、70年代的重苦しいロックを鳴らしているのは、今の時代逆に刺さる可能性はあるでしょう。サバス的な方法論は80年代、古くさいと言われていましたのでね。
結局、このバンド名義で音源は残せませんでしたが、ギター兼ヴォーカルのグラミー・ディーとベースのデール・リーの二人は、後にスピードメタルバンド、BLOOD MONEYに参加してEbonyレーベルからデビューを果たしています。


Work Force - Work Force ★★★ (2021-06-09 01:00:15)

サンフランシスコを拠点に活動していたキーボードを含む6人組が1989年にリリースした1st。熱を帯びた歌声はロックなパッションに孕んでいるが、出しているサウンドに合わせるように絶妙に押さえ暑苦しさを緩和。そのおかげで、素直に耳に飛び込んでくる。彼等が奏でるサウンドはアメリカの良心とも言える、質の高いロックサウンド。歌を主軸に、嫌味ならない程度の売れ線志向を滲ませながら、アーティステックな感性も鋭く迫り、硬軟のバランスを上手く取りながら売れ線をサウンドをねじり込んでくる。本当にグリグリとねじ込むのだが、その反面、個性と言うか優等生過ぎて正体が見えなくなっているのは気になると所。TOTOだしJOURNEYだしFOREIGNERである。そういった先人たちの成功の足跡を叩き台にしたベイエリアAORサウンドは、王道を行く展開で聴き手を魅了。
きらいな人はトコトン駄目だろう。ワタクシも10代20代の血気盛んな頃なら大激怒である。ある程度、モノの分別が付く年頃になってからは、随分と嗜好も変わった。今ならば、暑い日に窓を開け、海辺を走りながら大音量でいきたいもんである。上手い唄と事故を出し過ぎないツボを押さえた職人技の演奏、そして万人にウケそうなハードサウンドを展開させる聴かせ上手な楽曲群。一度聴いたら覚えそうなメロディも秀逸であろう。


Worrall - Worrall ★★★ (2023-02-27 22:16:49)

リックとスティーブのウォラル兄弟からなるカナダ産のAOR系メロディックハードバンドによる1st。カナダではスマッシュヒットを出しており、所謂、日本ではカナダのバンドは売れない方程式にそうように知名度は低いのですが、リリース時期も良くなかった、1991年では分が悪すぎる。そういう不運はあれど、クオリティの高さは折り紙付き、洗練された極上のメロディをチョイ硬質感のあるロックテイストでまぶして味をしめ深みを増しているのがポイント。

美しいヴォーカルハーモニー、AOR調の癒やしと洗練度は今聴いても古くささを感じさせない。そこに絡むロックテイストが絶妙なバランス配合で聴き手を魅了と、実に味わい深い一枚へと昇華しています。何でこれが日本でヒットしなかったのだろう?と思うほど日本人好みの哀愁とポップセンス、泣きすぎずドライ過ぎないカナダならではのスケールの大きい哀メロ系ハードサウンドは間違いなく需要があると思いますね。
サブスクでも配信されていますのでお暇のある方でメロディ派のマニアならば是非ともトライして欲しい一枚です。ポッと出の新人じゃないからパフォーマンスも楽曲も安定しているのでしょうね。
ちなみに彼のヒット曲『Heat of the Night』をIssaちゃんがキュートな歌声でカヴァーしているので知っているマニアも多いでしょう。オリジナルを聴いて欲しいねぇ。


X JAPAN - Vanishing Vision (2019-02-25 09:43:38)

のちに売れすぎた為にバンドの本質がすっかり見えなくなったバンドの代表格。GUN'S N' ROSESなども同じような枠組みとなるだろう。神格化されすぎたバンドの悲劇をこのバンドから見てしまう。メンバーのスキャンダラスな人生をみれば尚更、不憫に感じてしまう。大きなイメージの中で大金が動き、自分達を見失ってしまった。純朴な青年達が翻弄された人生。クィーンなんかよりもよっぽど面白い映画が作れそうな気がする。

歌謡曲にも通ずる親しみやすいメロディをスピーディーに演奏する事で過激さを演出、ド派手なヴィジュアルと相まって独自性を演出していた。ヘアメタル勢に対する日本的なアプローチに見た目なのだが、やり過ぎの盛り過ぎが後続に与えた影響は大きくヴィジュアル系という言葉を生み出す先駆者といって間違いないだろう。
しかし、金儲けの大人達が真似したはルックスだけで、このバンドのようなメタルテイストを残したバンドは皆無。ペラッペラのアルペジオを弾き、フニャフニャの軟弱ギターサウンドで埋め尽くされていた。歌い手は皆、歌唱力不足で声が裏返る輩ばかり、本当に厳しい音楽シーンを形成する事となる。そんなグループの親玉にされた、このバンドの悲劇は特定のマニアを生み出す事に終始してしまい。ダイハードなメタルファンからは、心底嫌われる存在となってしまった。それまでも顕著だった、所謂洋楽至上主義者との溝を決定的なものとしたバンドかもしれない。彼らの成功により、国内のメタルシーンは死んだ。
それはX-JAPANが悪いのではない、この勢いに太刀打ちできるバンドがいなかったと言えるだろう。

ちなみに、彼らの事はメンバーが流動的な時代に何度かライブに足を運び、色んなバンドと対バンしていた為に見る機会がそれなりにあった。それだけに、今作リリースに伴うファンの動きの大きさを如実に感じている。黄色い歓声で埋め尽くされるライブハウス、普段はお目にかかれないファン層に度肝を抜かれた。これは間違いなく成功するバンドだろうと感じた。しかし、当時も今も差別用語のようなメタルというジャンルではなく、もっと飛び抜けた音楽性で成功すると思っていました。
メジャーデビュー後の成功にも驚きを感じていない人も多かったでしょう。あれだけのフォロワーを瞬時に生み出したのは、単に見た目が派手だけではありえないと思います。
音そのものに魅力があったのは間違いないでしょう。そして日本人はスピーディーで好戦的なサウンドが好きなんだといのも再確認しました。ようなイメージなんだということも同時に感じましたね。
空前絶後の成功を収めたX-JAPAN。彼らの快進撃はちょっとしたニュースですよ。

今作で聴けるのは自分達の愛するへヴィメタル対する忠実なるアティテュードの解放。日本人のエッセンスをこれでもかと塗したメロディは、時として恥ずかしくなる程、歌謡テイスト満載だ。その臭さに赤面するのだが、それらをなぎ倒し、ぶっ壊すスピードとアグレッションが共存していた。日本人による日本人の為のサウンド。彼らのtoo much感に付き合えれば至高のサウンドへと昇華するのだろう。


X JAPAN - Vanishing Vision - Alive ★★★ (2019-02-25 09:47:26)

クラシックの導入の仕方など仕掛けが上手だ
歌い手も苦しそうだが
これはこれで悪くない
分離したクリアーな音質で聴きたい曲だ
このバンドらしいドラマ性も丁度よい


X JAPAN - Vanishing Vision - I’LL KILL YOU ★★ (2019-02-25 10:04:55)

このバンドの代名詞となるスピード歌謡メタルナンバー
モノ悲しいメロディラインにポップなセンスを盛り込む事で独自性を加味させた
アグレッションだが線の細いギターサウンドが気になる
それでも自分達のやりたい事を明確に示した大切な一曲
色んな意味でヴィジュアル系の宿命のような雰囲気が漂っている


X JAPAN - Vanishing Vision - Phantom of Guilt ★★ (2019-02-25 09:55:21)

妖艶なヴィジュアルをサウンドで表現したような曲
歌い手も無理目でないので聴きやすい
もう少し無駄を省けばなお良かった


X JAPAN - Vanishing Vision - Sadistic Desire ★★ (2019-02-25 09:58:33)

横須賀サーベルタイガーの曲をリメイク
このバンドの曲になっている
初期のバンドサウンドの中で
ポップなメロディラインが絶妙なコントラストを生み出している


X JAPAN - Vanishing Vision - Vanishing Love ★★ (2019-02-25 09:51:33)

荒くれ暴走歌謡メタル
これぞX-JAPANな様式に溢れている
どうしても恥ずかしさは禁じ得ないのだが
緩急を用いたドラマ性は
このバンドの真骨頂
これでギターコンビの音がもっとガツンとくるエッジがあれば良かった
既にファン層を見極めていた運営サイドの勝ちである


X JAPAN - 配信限定シングル - Born to Be Free ★★★ (2019-02-25 10:21:06)

このバンドらしい美しいイントロ
そしてモダンさも加味したへヴィサウンド
ポップでメロディアスなサビメロ
全てが一級品
自分達のイメージを損なわず新しい局面に飛び込んだ攻めの姿勢は素晴らしい
やっぱり紅とかサイレントジェラシーのパート2.3.4みたいな曲じゃないと成功しないのか?


X-Caliber - Warriors of the Night ★★★ (2015-10-16 13:30:28)

ペンシルヴァニア出身の5人組による1st。甲冑を纏った騎士が剣を天に突き上げるジャケットまんまなエピカルな正統派サウンドを披露、ド派手に走るわけでもなければ、跳ねるような瑞々しいリズムがキャッチネスな響きを奏でるポップフィーリング溢れるアメリカンロックでもない、実に堂に入った湿り気のある欧州的な響きを軸に置いたエピカルな世界観が貫かれています。抜きんでたプレイや楽曲も無いが全般的に無理なく纏まり、派手さに欠けるとも明確な意思表示を示したサウンドにブレなどなく、ドラマティックな楽曲の中に穏和なムードのメロディが優しく身体に沁みわたり鳴り響く、そこがこのバンドに最大の魅力なんでしょう。マニアにはたまらんものがありますよね。


X-MAS PROJECT - X-Mas Project ★★ (2017-12-24 15:43:24)

ある意味、究極の企画モノを言えるドイツバンドによるクリスマスソングのカヴァー集。こんなもんバカ野郎と罵声を浴びせるのは簡単だが、ここは年に一度の浮かれ気分を甘受して大いに楽しんで欲しいですね。
ちなみにこの企画は1995年にTANKARDのゲレことアンドレア・ジェレミアが中心となり再稼働。X-Mas Project Vol. IIをリリースするも話題に上らず直ぐに終わりましたが、X-Mas Project Vol. I + IIというタイトルでコンピレーション作が出たりしていますので、比較的手に入れやすいかも知れませんね。


X-MAS PROJECT - X-Mas Project, Volume II ★★ (2021-12-24 12:21:52)

現在は1とカップリングで再発もされたジャーマンメタル軍団による企画モノアルバム。前作はかなりお祭り騒ぎの狂想曲的な遊びが満載だが、今作は思いのほか真摯に取り組みダーティーなスピード/スラッシュ仕様のメタルサウンドをやり切っている。
もう少しバカ騒ぎの方が、こういうのは面白かったりするのだが、お金を出して買うとなるとやはり、おふざけは厳禁なものでしょうかね。いずれにしろ、メタルなクリスマスに相応しいサウンドではあります、前作と合わせて楽しんで欲しい。


X-RAY ★★ (2008-07-04 14:30:00)

1983年にデビューしてから1986年解散するまでに四枚のフルアルバムに三枚のミニアルバム、そして解散ライブアルバム一枚と過密スケジュールの中で活動したのだから、多少の事には目をつぶりたくなりましたね。
勿論、流麗なギタープレイで魅了してくれたのですが 聴いた事のあるフレーズやそれらを組み立てるのが非常に上手いと感じました。
解散後ギターテクニックに磨きを掛ける為に単身渡米し武者修行だったのですが表立った活動も皆無で日本に帰国、今はどうしているのでしょうか?
個人的には愛すべきジャパニーズHM/HRシーンの中で燦然と輝くギターヒーローだっただけに気になります。伸びやかなハイトーンを駆使して楽曲に華を添えていた藤本氏と共に是非ともシーンの第一線に復活して欲しいです
ベースプレイヤーのみならずソングライティングの面でも貢献していたオズマ氏も気になりますね


X-RAY - HUMAN DOG - BURNIN LIKE THE FIRE ★★★ (2008-07-04 13:50:21)

英詩で歌われるこちらのヴァージョンの方が好きですね
臨場感のある演奏が楽しめます
興味のある方は日本語詩ヴァージョンと比べてみてください
派手なKEYソロにギターソロとお約束のナンバーですが
この手の曲は好きですね


X-RAY - HUMAN DOG - FADE AWAY ★★★ (2008-07-04 13:46:57)

X-rayならではのポップさと叙情的なフレーズを組み立てて作り上げたバラード、見方によって意見が分かれるでしょうが
適度にポップで爽快な泣きが聴ける名曲だと思います
藤本の堂々とした歌いっぷりに感動しますね
歌謡メタルと切り捨てるのは惜しいナンバーです


X-RAY - OUTSIDER - BLOODY LOVE ★★ (2008-07-04 14:10:29)

サビメロで聴ける哀愁のあるメロディから叙情的なフレーズを奏でるギターソロが聴き所かな
ジャーニー、ボンジョビ、ナイトレンジャー辺りを意識したのイメージを受けますね


X-RAY - OUTSIDER - LADY RAY (2008-07-04 14:01:37)

アメリカンハードな色が濃くなってきたポップな歌謡メタルナンバー


X-RAY - OUTSIDER - LADY RAY ★★ (2008-07-04 14:14:15)

コメントを間違えました
明るくキャッチャーなメロディが耳を惹きますが
日本人的な憂いを帯びたメロディを上手く配して
練り上げられた感じがします
印象的なフレーズを奏でるKEYの存在も見逃せません


X-RAY - OUTSIDER - LOVE GAME ★★ (2008-07-04 14:05:22)

KEYをフューチャーしたハードポップナンバー
キラキラしたハーモニーを活かしたコーラス等
次のアルバムを想起させるのに充分な一曲ですね


X-RAY - OUTSIDER - SING AWAY (2008-07-04 14:02:43)

アメリカンハードな色が濃くなってきたポップな歌謡メタルナンバー


X-RAY - SHOUT! ★★ (2008-06-30 20:30:00)

keyに専任のプレイヤーを加入させ制作された3rd
よりアメリカンでポップなナンバーが増え垢抜けてきました
音質も良くなりバンドのアンサンブルに厚みも増し悪くない
アメリカンと言っても仄かな哀愁もあり大きな路線変更では無い
ので安心してください、後は個人の嗜好の問題だと思います
相変わらず湯浅のギタープレイは素晴らしくテクニックに
溺れる事無く歌心のあるメロディアスなフレーズを奏でている
彼のアレンジセンスは中々のもの上手く先人達のアイディアを
取り入れていますね。藤本の張りのある歌声もカッコイイし
オズマのベースも男前ですね


X-RAY - SHOUT! - BLACK HEART ★★ (2008-07-04 12:59:59)

仄かな哀愁が香るミドルナンバー
印象的なフレーズを奏でるKEYのプレイが印象的です
ドラムの音が作りすぎかな?


X-RAY - SHOUT! - I'M IN YOU ★★ (2008-07-04 12:56:07)

今までにシンプルな新しさを感じさせます
湿り気を帯びた藤本の歌唱に惹きつけられます
明るめのハードポップナンバー


X-RAY - SHOUT! - STARDUST WAY ★★★ (2008-07-04 12:50:58)

キラキラとしたKEYのフレーズが飛び込んできます
最初は違和感を覚えたのですがその分、音に厚みが出て良かったと思います。3rdのオープニングナンバー
仄かな哀愁が香るメロディが良いですね
KEY加入は大正解だったと思わせるアレンジが憎い
ギターは良く歌っているし藤本もハイトーン一辺倒でないのが良いですね


X-RAY - SHOUT! - TELL ME ABOUT YOURSELF ★★ (2008-07-04 13:07:21)

歌謡テイストを含んだバラードナンバー


X-RAY - STRIKE BACK ★★ (2008-06-30 20:49:00)

前作で魅せたアメリカンな志向も様になりあざとさが消えハードな面にも重点を置きつつもキャッチャーさも失わない洗練せれた楽曲が収録されている
keyがいる事を前提とした曲作りも感じさせラストアルバムなのが残念至極
あくまでもギターは印象的なフレーズを奏で曲を盛り上げていて彼のメロディセンスの高さが伺えるアレンジセンス等に目を見張るものがある。Keyの使い方も効果的だし表現力の増した藤本の唄は過去最高の出来だしロジャーのドラムはメリハリがあり印象的だ。頭三曲の流れが素晴らしく今もって聴いてもゾクゾクさせられる
緻密な曲構成が花開いた今作は紛れも無い名盤である


X-RAY - STRIKE BACK - DON'T LIE DON'T TOUCH ★★★ (2008-07-04 13:11:11)

猛烈な泣きを発散する哀愁のミドルナンバー
よく練り上げられた良質なメロディを堪能する事が出来る
ラストアルバムを飾るオープニングナンバー
妙に明るい展開にならないこの曲は個人的には一番好きな曲ですね。湯浅のギタープレイに釘付けです


X-RAY - STRIKE BACK - I DON'T WORRY IT ★★ (2008-07-04 13:36:51)

ハイトーン一辺倒ではない藤本のパワフルな歌唱が耳を惹く
重厚なアンサンブルカッコいいミドルナンバー
今までにないタイプの曲です
この路線で頑張ってほしかったなぁ


X-RAY - STRIKE BACK - IN A WARNIN' ★★ (2008-07-04 13:33:00)

メロディアスなミドルナンバー
仄かに香る哀愁のあるメロディが耳を惹きますね
メロディを練り上げているしカッコイイです
湯浅の扇情的なフレーズを奏でるギターソロに
ハッとさせられます


X-RAY - STRIKE BACK - LIER IN YOUR EYES ★★★ (2008-07-04 13:24:27)

哀愁の漂うメロディアスハードの名曲ですね
扇情的なフレーズを奏でるギター
悲しみを讃えた歌唱が胸を掻き毟る藤本の唄にやられました
サビメロに胸キュンですね


X-RAY - STRIKE BACK - MAN IN BLACK ★★★ (2008-07-04 13:20:41)

重厚なイントロに導かれ始まる
ノリの良いミドルハイなナンバー
練り上げられたメロディが堪能出来る名曲ですね
この曲のハイライトはギターソロ
構築された展開が実に美しい
彼のセンスの高さに敬意を払います


X-RAY - STRIKE BACK - ROCK TONIGHT ★★★ (2008-07-04 13:15:42)

タイトなリズムプレイがカッコいいミドルナンバー
タイトルに負けないグルーブ感が心地よいです
印象的なコーラスも耳を惹きますね


X-RAY - STRIKE BACK - YOU GOT THE WORLD ★★★ (2008-07-04 13:28:58)

初期の頃の荒々しい雰囲気を醸し出すアルバムを締めくくるパワフルな疾走ナンバー 爽快感すら漂うサビメロが印象的ですね
僕はこの曲を聴くと青臭い青春時代を思い出さずにはいられないのです。懐かしい気分になりますね
メンバー全員のプレイをフューチャーしているのも見逃せないですね


X-RAY - TRADITION BREAKER ★★ (2008-06-30 20:15:00)

前作の流れを組むメロディアスなサウンドにアメリカンな曲を散りばめた2nd
エネルギッシュなプレイもさることながら前作よりもメロディを練り上げ印象的なフレーズが耳を惹きつけます。相変わらず湯浅のギタープレイは素晴らしく扇情的なフレーズを奏で聴き手を魅了してくれます、リフ、ソロと充実していますね
日本のHM/HRと言えばリッチー、シェンカーの流れを組むのですが湯浅のギターはそれらとは違うイメージを与えてく新鮮でしたね。個人的にはパット・スロール辺りを思い出します


X-RAY - TRADITION BREAKER - BACK TO THE WALL ★★★ (2008-07-02 13:19:41)

メロディアスでアップテンポなHM/HRナンバー
オズマ氏のベースは良く歌い貢献していますね
幾重にも織り成す印象的なメロディが耳を惹きますね
カッコイイなぁ


X-RAY - TRADITION BREAKER - BORN TO DIE ★★ (2008-07-02 13:16:32)

重厚なリズムプレイが耳を惹く
ミステリアスなミドルナンバー
唄メロが良いですね
中音域を活かした歌唱も悪くないです
テクニカルなギタープレイが光っています


X-RAY - TRADITION BREAKER - DAMSEL ★★★ (2008-07-02 13:10:04)

絶望的な悲しみが滲み出ています哀愁のヘヴィバラード
藤本の熱唱が胸を打ちますね
個人的にはアルバムのハイライト
前作のブリティッシュ路線を感じさせてくれるのがまた良い
一音一音感情を込めて弾くギターソロのカッコよさに敬服します


X-RAY - TRADITION BREAKER - LAST SHOW TIME ★★ (2008-07-02 13:23:42)

彼らを代表するナンバー
歌謡テイスト満載ですが悪くないです
ドラマティックな展開もあり中々聴き応えがありますよ


X-RAY - TRADITION BREAKER - QUESTION ★★ (2008-07-02 13:02:57)

キャッチャーな魅力を持つ爽快感のある疾走ナンバー
相変わらずメロディアスなギタープレイが耳を惹きますね
藤本は自慢のハイトーンを魅せすぎたかな?
彼の実力はこんなもんじゃないですよ


X-RAY - TRADITION BREAKER - WILLFUL LADY ★★ (2008-07-02 13:05:59)

パッと明るくなるサビメロが印象的です
アメリカンなアプローチに取り組んだ彼らの
新しい魅力に溢れたナンバー


X-RAY - 愛のヒーロー - OFF SCANDAL ★★ (2008-07-04 13:58:17)

ポップなナンバーなのですが仄かな哀愁も感じられ
構成も意外と凝っておりカッコイイです
オズマ氏のペンによるナンバー


X-RAY - 魔天 HARD SECTION ★★ (2008-06-30 20:00:00)

1981年にVo藤本朗、若干17歳のG湯浅晋が中心となり結成されたバンドが1983年にリリースした1st。湿り気のあるブリティッシュなサウンドに藤本の伸びやかなハイトーンと湯浅の流麗なギタープレイが絡む極上のジャパメタを聞かせてくれる。特に湯浅のメロディアスなギタープレイは素晴らしくテクニカルでありながらもツボを押さえた歌心のあるプレイは必聴かと思います、これ以降アメリカンなサウンドに移行していくのですが個人的には1stが一番好きですね
良くも悪くもジャパメタと言えば僕は彼らと44マグナムを思い出します


X-RAY - 魔天 HARD SECTION - DARK NIGHT ★★★ (2008-07-02 12:56:31)

悲しいメロディが耳を惹きます
扇情的なギターが胸を打つバラード
藤本のハイトーンを活かした歌唱が
曲に合っています
ギターソロの切なさに胸キュンします


X-RAY - 魔天 HARD SECTION - FOOLISH BOYS ★★★ (2008-07-02 12:47:39)

ライブでも定番の疾走ナンバー
アップテンポなリズムに元気が出ますね
湯浅のギターソロがハイライト
メロディを紡ぎ時にはフラッシーに弾き倒す
彼の大人なプレイに好感が持てます


X-RAY - 魔天 HARD SECTION - HARD SECTION ★★ (2008-07-02 12:44:00)

アタック感の強いヘヴィなミドルナンバー
扇情的なギターソロがカッコイイですね


X-RAY - 魔天 HARD SECTION - LONLY GUYS ★★★ (2008-07-02 12:37:48)

湯浅のツボを押さえたメロディアスなギターソロがカッコイイ
仄かな湿り気を帯びた哀愁の様式美ナンバー
X-RAYと言えばこの曲を思い出しますね


X-RAY - 魔天 HARD SECTION - ONE NIGHT LADY ★★★ (2008-07-02 12:41:42)

哀愁のあるメロディアスなミドルナンバー
歌メロも良いですね
藤本の熱唱が光ります


X-RAY - 魔天 HARD SECTION - SEXUAL URGE ★★ (2008-07-02 12:51:29)

バンドが一体となって突進してくる攻撃的なナンバー
パワフルなリズム隊にテクニカルなギタープレイと
興奮させられますね


X-RAY - 魔天 HARD SECTION - SO LONG RUMBLE ★★★ (2008-07-02 12:59:45)

叙情的でメロディアスなHM/HRナンバー
藤本の憂いを帯びた唄メロが良いですね
ギターソロもグッと盛り上げてくれます
湯浅は希代のメロディメイカーだったね


X-SINNER - Peace Treaty ★★★ (2022-09-04 20:15:20)

カルフォルニア産のクリスチャンメタルバンドの2枚目。しわがれ声のシンガーの影響もありAC/DC風に聞こえる場面も多いが、こちらはもう少しネチっこい根暗さがあり、ドライでノリノリと言うわけではない。またチョイメロディアスなパートもあったりと、デフレパードとAC/DCが正面衝突、その残骸をL.A風味にまとめ上げたようなごった煮感がある。
そういう意味ではメインストリーム寄りスタイルだが、神をも恐れぬ背徳的なロックフィーリングというのかモトリー・クルー的な悪っぽさもチョイと感じたりと、中々どうして工夫を凝らし個性を研磨しています。このシリアスさや堅実さからはスローターあたりも思い出すのですが、80年代のメジャースタイルが好みの肩ならば大いに楽しめるでしょう。
しかし、前述したようなバンドからの影響が出ていますので、苦手は人はスルーでしょうね。バランス感覚の妙味。スリリングとまではいかないが、クリスチャンロックの可能性を広げる曲作りの上手さに興味もありますね。
プロデューサーとしてディノ&ジョンのエレファント兄弟がクレジットされているのもマニアにはポイント高しでしょう。


X-WILD - Monster Effect ★★ (2019-10-26 19:14:25)

このバンドの性質を考えると致し方ない事なのだが、オープニングからRunning Wild感が丸出しの為に、本家を知っている人がどこまで許容できるかが全てだろう。誰もが、本家の出涸らし感を感じずにはいられないのだが、好きモノにはたまらない重厚なジャーマンスタイルのパワーメタルサウンドを貫いているので、モノマネだろうが、俺はこのサウンドが大好物なんだと溺愛指数100%の猛者なら大いに楽しめるでしょう。
流石のワタクシも1stは許せたが確信犯と言うには、やり過ぎな2枚目は少々厳しく映る。しかし、アルバムを通して聴けばアラばかりが目立つのだが、好みで数曲選び聴けば、このバンド特有の魅力たる、剛毅なパワー漲るメロディアスなハイエナジーサウンドに血も滾りますね。

本家同様、もう少し歌えるシンガーがいれば、このバンドに対する評価も変わったでしょうね。シンガーまで、ロルフの小型化じゃあシャレにならないよ。


X-WILD - Savageland ★★ (2019-11-01 22:36:15)

アルバムをリリースする度に個性を見出してきた彼ら、今作はオーセンティックなHM/HRサウンドを下地に、自分達が参加したバンドのフィルターを通す事でバンドの流儀を見出している。こうなると1stのRUNNING WILD丸出しの、ロックン・ロルフに対するあてつけアルバムがネガティブなイメージを植え付けてしまった事が悔やまれる形になったのは残念だ。
個性と共に音楽性の幅も広げた感はあるのだが、こうなると、この表現力に乏しい塩っ辛い声もマイナスにと、色んな意味で欠点を露呈する形のなったのは因果なものだ。とはいえラストアルバムとなる今作までビクターは面倒をみたのだから、日本人好みの頑固一徹ジャーマンスタイルを踏襲しているので、その筋のマニアには需要もあるでしょう。
一旦気持ちをリセット出来る今だからこそ、再挑戦する価値はあるかも知れませんね。


X-WILD - So What! ★★ (2019-09-29 20:32:04)

分裂する老舗ジャーマンメタルバンドRUNNING WILD、ロルフとの航海に終焉を告げ、新たなる旅路に出たアクセル・モーガンとステファン・シュヴァルツマンの二人が、同じ釜の飯を喰った海賊仲間のイェンス・ベッカーに声を掛け始動、シンガーに英国人のフランク・ナイトを加え剛毅なジャーマンサウンドを掲げ、ヨーソーローと主舵を切っているのだが、完全にロックン・ロルフに喧嘩を吹っ掛けるような類似性も目立つのだが、こうしてじっくりと聴くと、フランクの声は、ロルフ+ウド・ダークシュナイダー÷AC/DCな色合いが濃く、リズムプレイも直線的ではあるがRUNNING WILDよりも柔軟性があり、U.D.O.の音楽性に近いと思いますね。
とはいえ、イントロから数小節を聴くだけで、オチまでの展開が見えるのが、この手のサウンドに対するアレルギーとなるのですが、好きモノにはたまらない金太郎飴サウンドとなります。勿論、RUNNING WILD直系のスピードナンバーも有りますので(あのリズムとリフです)ジャーマンパワーメタルマニアなら、軽い気持ちで聴いて欲しいですね。


X.Y.Z→A - Asian Typhoon ★★ (2008-03-23 14:27:00)

1999年の12月に発売された1stアルバムを紹介します
Vo,二井原 実 G,橘高 文彦 B,和佐田 達彦 Ds,ファンキー末吉の四人からなるスーパーバンド的な雰囲気が漂いバンドっぽいイメージを受けないのですが、アルバム発売前のライブを見て本気なんだと感じました。そんなキャリアのある四人のサウンドはおのおのが培ってきた経験をいかした非常に安定感のある演奏を聞かせてくれていていて王道のHM/HRを真っ向からぶつけてきた彼らの気概に胸打たれたものです、2000年を目前にこのサウンドをぶつけて来る事が素晴らしい、モダンなイメージ等を一切感じさせないメロディアスかつアグレッシブなサウンドとブルージーな味わいに日本的歌謡テイストを盛り込んだ今作は名盤と呼ぶに相応しいクオリティを誇っています。和佐田のフィーリングのある指弾きのベースもヘヴィなボトムを支えるファンキーのツーバスも叙情的なフレーズを紡ぎだす橘高のギターもソウルフルかつブルージーな歌声を存分に生かした二井原先輩の唄も全てが素晴らしい。今作を聴き彼らが本気で日本のHM/HRシーンを変えてくれるのではと期待したものです。


X.Y.Z→A - Asian Typhoon - Asian Typhoon ★★ (2008-03-24 12:54:39)

メロディアスな二井原先輩の歌唱もやはりメタルしている歌謡メタルナンバー メロディアスなフレーズが耳を惹く橘高のプレイは今アルバムで随所に散りばめられていたのですが、この曲でもいい仕事をしています。彼のアレンジが泣きを発散し単調なイメージを持たせないんですね


X.Y.Z→A - Asian Typhoon - Change My Life ★★★ (2008-03-24 12:24:49)

ヘヴィな跳ねるリズムが心地よいミドルナンバー
二井原の唄も生き生きしていて彼の持ち味が発揮されています


X.Y.Z→A - Asian Typhoon - Don't Cry So Hard …my Baby ★★ (2008-03-24 12:34:37)

二井原のソウルフルな歌唱を生かしたブルージーナンバー
狙いすぎな感も有るけど良いですね