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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 12301-12400

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 12301-12400
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WAYNE - Metal Church ★★★ (2022-01-15 17:26:30)

メタルチャーチのシンガーだった、デイヴィッド・ウェインが立ち上げたソロプロジェクト。アルバムタイトルを見ただけでややこしいイメージを持ちますよね。参加メンバーにも懐かしい名前があったりと成り立ちはどういうところから発生したのか気になりますが、2001年という時代背景を飲み込みつつも、出している音は懐かしきUS産パワーメタルサウンドを披露。ガッツ溢れるスピードナンバーが適度にあれば良かったのだが、時代性がそれを許さずミドルテンポ主体の作風になっている。
ヘヴィなギターリフが要所を締めているが、メタルチャーチというアルバムタイトルにしたのであれば、本家を脅かすような勢いが欲しかった。しかし、ダークでミステリアスな雰囲気のあるパワーメタルはウェインに期待される一面であることに変わりは無く、メタルチャーチというバンドが持ち合わせていた緊張感と曲間にギアを上げる起承転結のある展開、それがあればなお良かったのですが、そうなるとメタルチャーチになっちゃうので、無い物ねだりなのかも知れませんね。
類似点や雰囲気を匂わせと捉え否定するのか、往年の風を吹かせ、デイヴィッド・ウェインここにありと認識するかで評価も大きく分かれそうですが、⑤みたいなガッツィな曲を聴かされると燃えてきますよ。
二番煎じ感を覆すだけに力作になっています。それどころかメタルチャーチ復活みたいなノリでイケるでしょう。でも⑥は偉い人に怒られるかも知れませんよ。


WEAPON UK - Rising from the Ashes ★★ (2019-04-10 16:51:21)

伝説のNWOBHMバンドが往年のメンバーが結集して2014年に復活作をリリース。ビックになり損ねた名手ジェフ・サマーズはどんな曲を披露するのかと思ったら鋭利なリフワークが切れ込んでくるスピードメタルは封印。よりオーセンティックで古めかしいスタイルのバンドサウンドを披露。予想とは違う、地味目の曲の多さに肩透かしを喰らいますが、聴き込む程の味の出る、英国トラディショナルHM/HRサウンドに舵を切り、メロディアスさも大幅に増量した展開を試みています。
このバンドと言えば多くのマニアがNWOBHM史に名を残した『Set the stage alight』当たりの路線を期待する人も多いだけに、その辺りの期待値の大きさで評価も分けそうですが、落ち着いた印象を与えるもクオリティが下がる事は無いので、その手のマニアなら安心して聴けるでしょう。でもこのバンドには、昔の顔が揃っただけに、もう少し荒々しい激しさを期待しますけどねぇ。


WEAPON UK - SET THE STAGE ALIGHT ★★ (2016-08-13 15:44:24)

現在は『Weapon UK』と改名し活動を続けるNWOBHM幻のバンドがお蔵入りになった1stに+未発表と言われるデモ4曲を収録したアルバムが2003年にリリースされる。参加メンバーはVo.ダニー・ハインズ、G.ジェフ・サマーズ、B.バリー・ダウンズ、Dr.ブルース・ビスランドの4人。ブルースは再結成『Praying Mantis』のドラマーとして長らく活動、その後は『SWEET』に加入、さらには分裂前の『TANK』にも居てアルバムStill at Warに参加しています。
個人的にはジェフ・サマーズはどうして、このバンドに見切りをつけ1981年にブルースを引き連れ『WILDFIRE』を結成に至るのか、その後、共にあのゲイリー・バーテンと『STATETROOPER』を結成するという流れになったのか(共に国内盤未発表の為、やっぱり知名度が低い)そんな事に思いを馳せると見過ごせない出来事が満載で、想像してたんと違ったらどないしようと言う不安はありましたが、魅惑的なキーワード”お蔵入り”というレア感が作品に対する聴いてみたいという渇望感を煽り、即購入を決意させられた思い出深い一品。

歯切れのよい疾走ナンバー『Set the stage alight』アタッキーな『Liar』と掴みは上々、1980年にシングルとしてリリースされてたミドルナンバー『Mad mad world』、甘酸っぱい『Midnight satisfaction』など印象的な楽曲も用意、パワフルなリズムプレイは思いの他、自己主張をしており音質の薄さを補う程の迫力で迫っている。
NWOBHM幻の一品、お蔵入りという文言に心も踊り、ついついジャッジも甘くなり、財宝発掘級の扱いを受けていますが、冷静になって耳を傾けると当時リリースされてもさほど話題にはならなかっただろうなぁとは思います。NWOBHMマニアには堪りませんが一般的な方には少々シンプル過ぎるきらいもあるし、疾走感も少なく地味に聞こえるでょう。しかしそのシンプルさとメロディ主体の曲作りは、逆に新鮮な風を運び他のNWOBHM勢の違いを演出していますね。でもこの煮え切らないメロディは間違いなくNWOBHMでしょう。


WEAPON UK - SET THE STAGE ALIGHT - MAD MAD WORLD ★★★ (2016-08-09 13:42:25)

こちらもシングルとして世に出ていますね
シンプルなリフワークと地味な曲ですが
ブリブリとしたベースとドラムが効いていますね
エエ雰囲気の曲ですよ


WEAPON UK - SET THE STAGE ALIGHT - SET THE STAGE ALIGHT ★★★ (2016-08-09 13:39:15)

シングルとして世に出ている一品
アルバムのオープニングにピッタリの疾走ナンバー
3分を切るランニングタイムの中にNWOBHMの魅力が詰まっていますね


WEHRMACHT - Biermacht ★★★ (2019-09-15 22:10:30)

レコーディングに慣れたせいもあるのか、前作よりもまとまりが出来ている。スピードに特化した無軌道サウンドの破壊力はそのままに、聴かせ方がこなれたことでバンドとしての深みが増し、魅力も倍増と2年間の成長ぶりに目を見張りますね。
今まで以上に緩急をつけた事で、よりグランドコアなダイナミズムとデス系バンドに通ずるグルーブが強化、ファーストインパクトは1stの方が上だろうが、作品のクオリティとしては今作に軍配を上げたくなる。暴発するブラストビートが減ったと言われるが、それを差し引いてもツインギターコンビのキレと豊富なアイデアは、楽曲に多様性をもたらし聴き手の好奇心を擽り続けます。どこか挑発的な音は、無邪気に人を殴りつけるような理不尽極まりない暴虐性があり、不快感もあるのだが、陽の部分が逆に親しみやすさを持っており、音質が良くなったおかげで歯切れの良さも際立ち、不思議と聴きやすさを誘発している。

ウンコたれZ級レーベルとしてマニアから愛されるNew Renaissance Recordsでも当たりの部類に入ると言われる彼ら、日本での知名度は鬼のように低いのだが、世界中のグラインドコアメタルマニアから一目を置かれる存在としてリスペクトされているという事実は無視出来ませんね。雑誌のレビューという先入観を持たない若い人にこそ知ってもらいたいクロスオーバースラッシュバンドです。


WEHRMACHT - Shark Attack ★★★ (2019-09-15 21:37:19)

かの有名な商業誌のレビューにて一ケタ代の点数を献上したUS産のクロスオーバースラッシュバンドの1st。とにかく聴く価値のないアルバムと酷評されていたと言うのだが、今作が後世に残した影響は大きい。
問答無用のスピードサウンドのオンパレード、ブラスト寸前の爆裂ビートを1987年に導入したのはかなり早いアイデアだったと言えよう。とにかく速さに特化したサウンドはデスメタルやハードコアサウンドが激しい渦を巻きながら、全てをなぎ倒していくような破壊力がある、その押さえの効かない無軌道ぶりに恐れおののくのだが、New Renaissance Recordsの雑な仕事のおかげで分離の悪い音に仕上がっているのが、更なる衝動性を叩きつけてくる。メタルとハードコアの激しい部分をくっつけたような騒々しさ、ノイズをまき散らす磨き上げたスピードサウンドを前に、骨がギリギリと軋み、思考回路を寸断していくように理性を激しく蹂躙していきます。
こういうクロスオーバー系のバンドって、割とダークな面が強いのだが、彼らはどこかファニーな部分があるのが面白い、暗さに中にある朗らかさ、その珍妙な変わり種感も独創性に拍車を掛けたと言えよう。
メジャー性の高い大衆向けのバンドでは味わえない異形の佇まい。何物にも属さない個性、彼らから歴史が始まったと言えるほど、当時は革新的なスタイルだった。比較するなら完全にグラインドコアメタルの帝王と呼ばれるNAPALM DEATHとなるのだが、そちら系のマニアから言わせると、このバンドの方が先だというのだから興味深いですよね。
日本では一ケタのレビューに引っ張られウンコ扱いで終わりでしょうが、世界中のアンダーグランドメタルマニアを狂喜乱舞させ、多大なる影響を及ぼしたと言うのだから、世の中なにが起こるか分かりませんね。月並みですが、百聞は一見に如かずとはこの事を言うのでしょう。
ほぼ3分を切る楽曲の中で、毛色の違いを魅せるインストナンバーだけ5分声、これがスリリングで悪くないのが、このバンドの魅力。単なるスピード馬鹿ではない事を物語っています。①のイントロでは映画ジョーズのテーマをダークに潰しまくって引用していますよ。


WENDY O. WILLIAMS - Kommander of Kaos ★★★ (2017-01-25 19:01:27)

潔癖なHM/HRファンからは忌み嫌われていたウェンディ嬢、同時期にPlasmaticsというバンド活動も行い、ソロ名義の作品も近しい時期にあり、なんだか腰の据わりの悪い活動と、キワモノ的なイメージが付きまといずっと聴かず嫌いをしていたバンドでした。世間的な評判の悪さはハンパなかったのでねぇ。パン一の乳首隠すだけの衣装にセクシャルな歌詞ってのが良くなかったのかぁ?羞恥心の欠片もない女性と言うレッテルを張られ嫌われたのなら残念ですね。
で出している音なのですが、ニューヨーカーらしい洗練されたスピードメタルを披露。彼女のドスを聴かせた歌い回しとパンキッシュに弾けながら疾走するスピードメタルとの相性は抜群、軽めの音質だが過激に突っ走りつつも、覚えやすいリフレインを導入、メンバーも巧者でキャラ先行の音楽性ではない確実なるものを提示してくれます。
1998年に自らの頭を撃ち抜いて自殺を遂げたウェンディ嬢ですが、こんなに分かりやすくノリの良い音楽性でシーンに貢献していたんですね。キワモノで片付けてはいけないシンプルなパンクメタルで魅了してくれますよ。ガールスクール辺りの音楽性に共感できる方なら聴いても損はしないでしょうね。
何度も経験している事なのですが、やっぱり入らぬ先入観と予備知識が判断を曇らせたと後悔しております、だって今年に入って初めてウェンディ嬢の作品をまともに聴いたんですからねぇ。


WENDY O. WILLIAMS - Kommander of Kaos - Jailbait ★★★ (2023-11-10 18:19:29)

モーターヘッドと共演した映像もありますね
この映像か醸し出されるパンキッシュで危険な薫り
いいですよね
スタジオ盤よりライブ映えする一曲ですね


WENDY O. WILLIAMS - Maggots: The Record ★★★ (2017-01-27 13:49:32)

ソロ名義なのですかね?ほぼ毎回Plasmaticsのメンバーが参加しているのですが、今回は全面バックアップ、半分がSE&ナレーションでコンセプト作なのでしょう?その物語をカットするとウェンディのドスを聴かせた歌声を生かした厳ついパンキッシュなパワー/スピードメタルのオンパレード、英語も分からないしまともに通して聴くガッツは湧いてこないのですが、楽曲だけチョイスすると15分も無い内容ですので、スカッとイケますよ。
それにしてもウェンディ嬢の肝の据わったスケ番シャウトは実にクールな印象を与えるし、破天荒なイメージを与えるバンドだが演奏は実にしっかりとしており、キワモノとは程遠い本格派のバンドサウンドで魅了しますね。英語の分かる人には、この物語も魅力的に映るのでしょう。

ちなみにストーリーは巨大化したウジ虫が達が世界中を恐怖のどん底に陥れると言う内容らしく、それをニュースキャスターが伝えているようですね。
ちなみに次作ではサンプリングとスクラッチを多用したノイジーでアヴァンギャルドな音楽性に進み、驚きました。ある意味、時代を先取りしていたしニューヨーカーだなぁと思わせました。タイミングが違えば大きな成功を収めていたでしょうね。


WENDY O. WILLIAMS - WOW ★★ (2017-01-27 13:34:48)

その出自からセクシャルクィーンの異名を持つ、PlasmaticsのシンガーだったウェンディがプロデューサーにKISSのジーン・シモンズを迎えソロ名義でリリースした1st。ジーンが手がけると言う事で出ている音も想像できますが、その期待に応えるラフなパワーを内包したシンプルなアメリカンロックを披露。ほぼPlasmaticsのメンバーが演奏しているのですが、ポール・スタンレーにエース・フレイリー、エリック・カーらが一曲づつゲスト参加、そして謎のベーシスト、ヴァン・ヘルシングはジーンが変名でベースを担当、更には楽曲にもメンバーが積極的に加わりKISSファンにとっては見逃す事に出来ない作風へと仕上がっています。
スピード感や攻撃性を求める方は、止めた方がよいのですが、KISS譲りの大味なロックサウンドが好みの方は安心して聴けるでしょう、⑧みたいな哀愁路線の曲もあり、シンプルなロックだけじゃないってのもKISS風ですよね。


WENDY O. WILLIAMS - WOW - Ain’t None of Your Business ★★★ (2023-11-10 18:16:10)

シンプルだが激しく叩き出せるビート
そこにからむ彼女のシャウト
明確な意思とメッセージがあった
日本ではイロモノ扱いされてしまったが
モーターヘッドやガールスクール等が好きな人は
彼女から共通点も見出だせるはず


WESTWORLD - Cyberdreams ★★★ (2016-08-22 15:48:37)

トニー・ハーネルとマーク・リアリによるユニット編成でデビューした彼ら、そこにブルーノ・ラヴェルも加わりソングライティング力もUP。固定客のいる二人故に昔の名前で出ています的な、古臭いカビの生えた正統派という言葉で一部のマニアをだまそうとするユルユルの音楽性で逃げる事の無い、2000年以降の時代性を取り込んだ野心溢れる革新的な一枚。『Thundersteel』の成功がマークの創作活動及びギタープレイの足かせとなり、RIOTでは窮屈なギターを弾いている感じが無きにしも非ずな中で、こちらでは丁寧なギタープレイを披露、耳に残る美しいフレーズを連発と自らのセンスを遺憾なく発揮、その芳醇なフレージングはこのバンドの魅力の一つとして光り輝いております。TNT脱退後ハイトーンを封印ガチだったトニー・ハーネルもこのバンドでは、リラックスした中で自身最大の魅力たる美声を光らせ、その透明感ある歌声とメロセンスに改めて惚れ惚れさせられました。どのような曲でも自身のカラーに染め上げるっては凄い個性でしょう。
リリース時は2002年、14年前のアルバムなのですが、この作品が当時、モダンだ中途半端だと言われバッサリ切り捨てられていました。細分化されたシーンの中で、これほどジャンル分けなんてどうでも良いと思わせる普遍的な魅力のある作品は少ないです。こんなにバランスの取れた音楽ってのはそうなないですからね。楽曲、メロディ、アレンジと今聴いても十分新鮮味をあるし、先見の目をもっていたバンドだと思いますね。
まぁメタル=スピード感を求める方には眠くなる音楽でしょう。
こうして時を経てジックリと耳を傾けると良いカヴァーだが流れ的に浮いているSABBATHの⑩は、ひょっとしてそのスピード感を満たすためだったのかと思いました。そう思うと合点がいきますよ。


WESTWORLD - Cyberdreams - A Million Miles ★★★ (2016-08-22 14:52:13)

爽快な一曲ですね
新たなる試みとベタさ加減が絶妙です
マジカルなメンバーシップが生みだした賜物でしょう
マークとトニーの影に隠れがちですがブルーノ・ラヴェルが全ての面で支えてますよ
それにしてもトニー・ハーネルのメロセンスが炸裂してますね
この曲に限った事ではないのですが


WESTWORLD - Cyberdreams - Beautiful ★★★ (2016-08-22 14:49:13)

国内盤のボーナストラック
爽快でキャッチーな一曲
TNTのような無駄骨ハイトーンではないので耳を優しく刺激します
マーク・リアリとトニー・ハーネルによる共作


WESTWORLD - Cyberdreams - Cyberdreams ★★★ (2016-08-22 15:00:47)

テクニック云々ではない渾身のソロがグッと胸に迫ってきますね
モダンでヘヴィですが繊細さを持ち込むのがバンドの肝
無機質なサイバーテイストに情念が宿ります
トニーの歌メロもエエわ
アメリカでの成功と自身のアイデンティティをぶつけた渾身の一曲ですね


WESTWORLD - Cyberdreams - Neon Knights ★★★ (2016-08-22 15:04:34)

トニーが歌うサバスは爽快だねぇ
マークもテクニック云々は置いて気持ち良さそうに弾いてますね
ただアルバムの流れとしては完全に浮いてます


WESTWORLD - Skin - Black Shadow Symphony ★★★ (2016-08-22 15:58:44)

サビの持っていきかたが憎い
古典的な手法と時代性を巧みに取り込んだ意欲作


WESTWORLD - Skin - Heart Is a Heavy Load ★★★ (2016-08-22 16:04:11)

終始リラックスしたムードが全体を包んでいます
アメリカンで土着的なイメージが両者にとっては新鮮でしたね


WESTWORLD - Skin - Limbo ★★★ (2016-08-22 16:12:49)

悲しい曲ですね
自殺したい人が聴いたらそのまま飛びおりますよ
儚さ命な名曲


WESTWORLD - Skin - Skin ★★★ (2016-08-22 15:54:41)

昔のイメージが付きまとう二人にとってはイメージ打破の攻めてきた曲
今聴いてもいい曲ですね
サビメロで炸裂してます
このメンツでRIOT節はいらない
WEATWORLD節全開です


WESTWORLD - Skin - Tomorrow's Yesterday ★★★ (2016-08-22 16:10:52)

トニー・ハーネルの色気のある歌声が映えます
ソフトにハイトーン一辺倒じゃない魅力を映し出しています
2000年以降のBON JOVI風なのも印象的


WESTWORLD - Skin - Uneasy ★★★ (2016-08-22 16:00:28)

濃淡の付け方が上手い
都会的だなぁ
洒落てるわ


WHIPLASH - Power and Pain ★★★ (2014-11-11 20:22:53)

ニュージャージー出身のトリオ編成によるスラッシュバンドが1986年にリリースした1st。1990年にはCD化もされていますが、僕が所持しているのはおそらく怪しげなリプロ盤でしょうね。作風としてはとにかく走る走る走るのオンパレード、頭からケツまで破天荒極まりなく走りますが、随所に魅力的なフレーズやメロディアスなソロを弾き、ただノイジーに走りまわるだけではない過激さと暴力性を加味したアレンジは見事、引っかかりのあるリフや曲の構成も耳を惹くし、メロディを追いかけるダーティーな歌声も楽曲に負けじと喰らいついております。いかんせん低予算がなせる技で音質の薄っぺらさはいかんともしがたいのですが、抜群の疾走感を煽るリズムワークのキレと表情豊かなギターはランニングタイム35分を切る中でも十分に印象に残ります。決定打に欠けるとも、この突貫型HM/HRバンドが持つ美学と力量が詰まった緊張感のある作品は今持っても色あせない魅力あふれる名盤ですね。


WHIPLASH - Ticket to Mayhem ★★★ (2017-01-19 18:45:40)

破天荒な1stの流れを組む2nd。一見無軌道とも思えるスピード命な楽曲も、しっかりとしたナビゲーションの元、焦点を絞り込んだスピードとパワーを纏い物凄い勢いで突っ走るスラッシュサウンドを披露。前作よりも小技を効かせたアレンジを盛り込み楽曲の質が格段にUP。メンバーチェンジの影響も感じさせないメンバー間の強い結びつきが強固なサウンドメイクの根幹を見事に支えております。
エキサイティングでアグレッシブなスラッシュサウンドが大好きな人なら迷わずマストバイな1枚として心に響くでしょう。小手先のテクニックで逃げないパワー、③⑧のような楽曲が加わる事でスピード一辺倒は終わらないバランス感覚をもたらし飽きることなく最後まで一気に聴かせる事に成功しており、バンドとしての成長を如実に物語っていますね。


WHIPLASH(Indonesia) - War of Terror ★★★ (2017-03-23 16:37:10)

こちらはインドネシアのWhiplashが2016年にリリースした1st(アメリカ以外にも知っているだけでドイツと我が国日本にいます、いずれもスラッシュメタルじゃ、ややこしいわ)。アジア圏からどんなサウンドが飛び出してくるかと思ったら、モロオールドスクールなTHEスラッシュな音楽性を披露。こんなもん○○だと叱られそうですが、この懐かしき響きがたまりませんね。ジャギジャギとしたギターリフ、麦踏ツーバスのモッサリとしたリズム、懐かしいわ。アイデア的にも多くのバンドがシェアしてきたアイデアをそのまんな、ヒネリなく継承する事で逆に清々しいまでのピュアスラッシュを刻む事に成功しており、聴き手のよってその辺りの解釈で評価を分けそうですが、欠点よりも長所を愛でるせいしつ故に、この愛するべき暴走サウンドを継承する姿は憎めないですね。工夫を凝らしたドラマ性、一緒に歌えるボーカルパートのキャッチーさ、エッジの切り立ったサウンドだが丸みを帯びた聴きやすさもあり、全般的なバランス感覚が、やはり懐かしい空気を生みだしている。そしてこのラフさ加減がインドネシアの味なんでしょうね。くどいようだが、それが逆に懐かしい風を運んでいるもの個人的には嬉しい限りです。こういうの聴きたかったッス


WHITE LION - Anthology ’83–’89 ★★★ (2021-01-11 16:31:49)

サブスクで楽しんでいると、思わぬ出会いが訪れます。貴方におススメの一枚だそうで、知らないタイトルに興味も津々。1983年といえば日本のみでリリースされたアルバムよりも前の音源があるというだけでも興奮しますが、今作は、貴重なデモや未発表曲。特に2枚目、3枚目の完成前の音源が聴けたりするのですが、これが驚きである。
特に①に違いに驚愕、アコギで始まる出だしは同じだが、そこから一転、シャープに走り出す。その硬質感と切れ味鋭い曲調に二度見ならぬ三度見も出る始末、予想外の疾走感とハードテイストの増量ヴァージョンに驚きました。彼等の名前を一躍有名にした全米デビュー盤は、いかに売れそうなプロデュースをうけていたかを知ることになります。
本来の彼らがやりたかったのは実に硬派で、欧州風味のメロディを隠し味に大衆性を捨ててない正統なスタイルだったかを雄弁に物語っていました。その魅力はDISC1で確認できますので、マニアなら間違いなく聴いて欲しい。
あくまでもデモ的な音源です、正規品と音質云々などクオリティを比較するのはナンセンスなんですが、バンドとしてのアティテュードの違いに驚きます。
売れ線狙いのバブリーロックとは一線を画す、アーバンで洗練されたハードサウンドは実に男前なものでした。
だれがアルバム『Pride』ソフトケイスしたんだと戦犯探しをしたいところですが、メジャーに出るという事は、そういう面を確実にもっていますからね、成功と引き換えにしたことを責めることは出来ません。

DISC2はMane Attractionのプリプロと1983年にレコーディングされた音源、その違いも面白いですね。本来のバンドの姿は何処にあったのか?そんな事に思いを馳せ、この貴重なテイクに大きな価値を見いだします。デンマーク人のマイク・トランプの持つメロセンスと、ヴィト・プラッタのワールドワイドなセンス、両者のアイデアが共有されている1983年の音源にグッとくるものがありますね。Mane Attractionも余り聴き込んでいないので、感触に違いを探せていませんが、これを機に再度、聴いてみようと思いましたね。
今作は掘り出し物でした。素晴らしい一品ですね。こういう出会いが訪れるのもサブスクの魅力ですよ。


WHITE LION - Anthology ’83–’89 - Hungry ★★★ (2021-01-10 19:57:07)

このバンドの本当の姿を世に知らしめた未発表テイク集のオープニング
もの悲しいアコギから一転
タイトにスリリングに展開
原曲よりもテンポアップされており
男前度がグッと上がっている
スピーディーな展開になった瞬間
マジのチョ待てよが出た
多分キムタクよりもカッコいいチョ待てよが出た
それくらいカッコいい
オリジナルは売れるためにテンポを落としソフトなミックスになったんだね
このヴァージョンが出ていたら売れていないかもしれないが
メタルファンの間ではもっと高い評価を受けるバンドになっていたろう
そして今なお伝説の正統派ヘヴィメタルバンドとして崇められたと思う
メジャー展開って恐ろしいわ


WHITE LION - Anthology ’83–’89 - Living on the Edge ★★★ (2024-10-12 13:48:39)

整理整頓された正規ヴァージョンもいいのだが
このラフなハードエッジが効いたこちらのヴァージョンも捨てがたい
ヴィト・プラッタのギター
忘れて欲しくないねぇ
センスのある男だったよ


WHITE LION - Fight to Survive ★★★ (2017-08-02 13:47:36)

実は1970年代の後半から本国デンマークでミュージシャン稼業で生計を立て、本国ではゴールドディスクを獲得するほど人気のあったMABELのシンガー、マイク・トランプが自身の夢を掴む為に単身渡米。その後、以前から面識のあったヴィト・ブラッタと意気投合したのがバンドの成り立ちなんだとか、その出自の異なる二人の感性を生かした音楽性は、ポップフィーリングを残しつつも溌剌としたテクニカルなギターを押し出しつつも、マイクの欧州的なセンスを生かした哀愁のメロディックHM/HRサウンドを披露。そこはかとない哀愁とウエッティさが絶妙な空気感を演出、勿論、アメリカのバンドなのでドライなんだが、この感覚はDOKKENにも通ずる魅力があり、こちらのシンガーは、ギターに弾き過ぎだというエゴを出さないので、ヴィトの派手なタッピングからアームプレイまで堪能できますね。
日本国内のみでリリースされた今作、その後、イギリスで火がつき、輸入され話題になりアメリカでの契約を獲得。それがスマッシュヒットを飛ばした次作へと繋がるのですが、個人的には、バンドとしての洗練度は2ndの方が断然に上でしょう、でもロック然としたスタイルに力点を置くとコチラの方が好みですね。2ndもそうなのですが、80年代中期のバブリー臭がないわけではないが、それらとはチョイと違う空気を持っていた事が魅力の彼ら、その軸になっているのがマイクだろうし、ヴィトなのだから、この二人の出会いはメタルシーンにとってもセンセーショナルな出来事ですよね。


WHITE LION - Fight to Survive - All Burn in Hell ★★★ (2017-08-02 14:02:58)

ハードなギターが耳を惹きますね
お約束感はありますが
この手のメロディックなミドルナンバーは好物なんですよ


WHITE LION - Fight to Survive - Broken Heart ★★★ (2017-08-02 13:52:48)

のちにリメイクされるバンドの代表曲
マイクのメロセンスが印象的ですね
シリアスだが哀愁のあるポップロックサウンドに魅了されますね


WHITE LION - Fight to Survive - Cherokee ★★★ (2017-08-02 13:56:02)

後の片鱗を伺わせる一曲
この弾けるポップセンスにねじ込まれる哀愁味にホロっとさせられますよね
爽快ですね
ベタつかない制汗スプレーサウンドに魅了されますよ


WHITE LION - Fight to Survive - El Salvador ★★★ (2017-08-02 14:07:31)

スパニッシュ風ギターとエレキの掛け合いが面白いですね
ヘヴィな3連に驚きました
こういう曲もバンドの本質だったのでしょう
のちの方向性を考えると実に面白いと大山英雄風に言いたくなりますよ
ポップロックバンドと舐めて掛ると火傷しますね
解散する前にこの路線のアルバム聴いてみたかったなぁ


WHITE LION - Fight to Survive - Fight to Survive ★★★ (2017-08-02 13:59:35)

タイプの違う曲を頭から3曲続けてきました
ゆったりとしたリズムが印象的ですね
都会的な雰囲気もバッチリと漂っていますよ
サビで哀愁のメロディが大爆発する様に悶絶でしょう
ギターソロもカッコいい
センスのあるバンドだったなぁ


WHITE LION - Fight to Survive - The Road to Valhalla ★★ (2017-08-02 13:50:43)

美しいピアノの音色をバックに歌いあげて終わるのかと思ったら後半爆発します
あれって感じで終わるので物足りなさもあるし
マイクの歌も微妙な空気を醸し出すが魅力的な曲ですよね
でも終わり方もう少しなかったの?


WHITE LION - Mane Attraction ★★★ (2021-09-27 12:38:06)

当然の如く弾け飛んだメタルバブルブーム。過剰だったMTV移行時代に陰りも見え始めたヘアメタル勢。ガンズも最初はL.A軍団のように見られたが、程なくして違うベクトルを放つグループと目され一躍シーンのトップへと上り詰めた。
路線変更を余儀なくされたメインストリームバンドたち、メタリカもブラックアルバム出したしね。もう昔の名前で出ていますな作風は支持されないことは分かっていたでしょう。
オープニングでゴリっとしたヘヴィグルーブも押し出し変革を知らしめた新生ホワイトライオン。やはりお前もかと、当時は直ぐにラックの底行き、まともに聴くこともなく埋もれていたのですが、最近になり今作のデモ音源を丸々聴くこととなり無視していた今作と再度向き合う事となる。
オープニングこそ今までと違うんだというインパクトを残すが、マイク・トランプの唄うメロディラインは間違いなくホワイトライオン印、ヘヴィでファットな音像の中に繊細なフレーズを盛り込み、らしさを失わない90年代仕様へと変換していた。その後も、新旧も魅力を散りばめバンドサウンドを展開。懐かしの②を持ち出したり、⑤⑥と言った流れは叙情派スタイルを愛するものに寄り添い、このバンドの魅力を堪能、ソリッドでハードな⑦へと流れ込む展開に息を飲む。
トリッキーなフレーズを難なく弾きこなすヴィトのギターは健在、思わずコピーしたくなるような美味しいフレーズとテクニカルなプレイを披露と見せ場は多い。
とどのつまり、ホワイトライオンは何も変わっていなかった、メロディの質も叙情的なフレーズも、繊細でダイナミックなサウンドも彼等は捨てていなかった事に今更ながらに気が付くわけです。
静と動のコントラストを描いた⑦など、今作でなければ生まれなかった名曲であろう。前作が完成度の割には思うようなヒットを残せなかったバンドサイドの思惑、紆余曲折を経て辿り着いた今作も、完成度の高さに文句はない。アメリカ人が喜びそうなモダンなエッセンス、ZEPのようなブルージーさ、必然的に求められた時代にL.A風と古典ロックを上手く取り込み作り上げた今作は、見直されるべき一枚でしょう。
そんなことは知っているよというマニアも多いでしょうが、時代を対峙した今作にネガティブな感情をお持ちの方は再度手に取って欲しいねぇ。そんなに持ち出ししなくとも気軽に聴ける時代ですのでね。


WHITE LION - Pride ★★★ (2011-08-26 02:09:41)

1987年リリースの2nd。
当時の僕には「甘すぎるな」「にえきらねぇなぁ」で終了。子供でしたね。
時を経て聴きなおしてみるとこれが大衆性豊かなゴージャスな音作りが映える名盤です。ギターは上手いし派手めのプレイを随所に持ち込み存在感をアピール、US産にしては湿り気のあるメロディが全篇に渡り張り巡らされヴァン・ヘイレンのようにカラッとしすぎないのが個人的にはツボです。久しぶりに聴き返し懐かしい華やかな時代を振り返り温故知新を楽しみました。良質なメロディが嫌味にならない程度にハードなサウンドに溶け込み程よくマッチしています。今、聴いても色褪せない時代の空気を思いっきり吸い込んだ名盤を若い人にこそ聞いてほしいですね。


WHITE LION - Pride - Don't Give Up ★★★ (2011-10-04 05:54:58)

甘い歌声と派手目のギターが炸裂するキャッチーなナンバー
ありがちではあるが彼らの個性と言うかバンドの音に仕上げている


WHITE LION - Pride - Hungry ★★★ (2011-08-26 02:00:41)

愁いのあるメロディが琴線をチョコチョコと刺激します
派手目のギターに懐かしさを覚えます
ハスキーなマイク・トランプの歌声もド派手なギターソロも大好きです


WHITE LION - Pride - Lady of the Valley ★★★ (2011-10-04 05:58:55)

ハードなギターが哀愁のある旋律を奏でます
彼等の魅力溢れる名曲ですね
シンガーの資質を責められる事もありますが
僕は好きですよ


WHITE LION - Pride - Lonely Nights ★★★ (2011-08-26 02:12:11)

イントロのアコギもサビメロも程よく泣いています
存在感をアピールするギターのバッキングプレイも面白い
仄かな哀愁漂う名曲です


WHITE LION - Pride - Sweet Little Loving ★★★ (2011-10-04 05:57:30)

80年代の空気を思いっきり
吸い込んでいますね
でも個性的なギターがそんじょそこらのL.Aメタルに仕上げさせないのがツボ


WHITE LION - Pride - Wait ★★★ (2011-10-04 06:00:52)

ギターソロが時代を物語りますね
適度な湿り気とハードさが絶妙ですね


WHITE LION - Pride - When the Children Cry ★★★ (2011-10-04 06:03:47)

アルバムのラストを締めるバラード
泣かせ具合も絶妙です
美しいですね
感動的です
感傷的な気分に浸れますね


WHITE SISTER - White Sister ★★★ (2015-03-19 07:27:25)

グレッグ・ジェフリアのプロデュースにより1984年にリリースされた1st。LA出身のバンドではありますが時代を感じさせるスペイシーなキーボードサウンドを高らかに鳴らし、快活でノリの良いハードな楽曲が駆け抜ける洗練された極上の内容を誇る一枚。初期BON JOVIにも負けない哀愁を散りばめた胸キュンフレーズの旨味を相当なもので湿度のある歌声と、同じく乾きすぎず湿り気すぎないギターのトーンも気持ち良く、更には華麗さを伴うコーラスワークもツボを押さえ嫌みなく溶け込み叙情性とライトなアメリカンテイストを巧みに散りばめた楽曲との相性は相当なものだ。また総じてアレンジも演奏もクオリティは高く、バラエティに富んだ楽曲は躍動感にあふれており、どの曲にも何とも言えない哀愁が散りばめられておりキュンキュンと胸を締め付けるでしょうね。キーボードを巧みに使い間口は広げているが甘すぎず、ヘヴィに偏重しなくともハードさを失わないピリッとしたアレンジにマニアならずとも唸らされるでしょう。この路線がこれ一枚で終わったのも時代に流れでしょうが惜しいバンドでしたね。


WHITE SKULL - Public Glory, Secret Agony ★★ (2015-01-19 15:58:09)

椿鬼奴よろしくなシャガレ声の女性シンガーを擁するイタリア産のエピカルなHM/HRバンドが2000年にリリースしたアルバム。単調に疾走するリズムプレイはジャーマン系を彷彿とさせ、女性シンガーを擁するバンドにありがちな昨今流行りのゴシック&シンフォニックなスタイルのそれとは違う実直なサウンドに笑みもこぼれます。その絶妙なB級感がたまらず灰汁の薄いGRAVE DIGGERと言えなくもない曲調も、工夫を凝らしバラエティに富んでいるので聴かせる面はありますが、個人的にはややキレ不足を感じイマイチ前のめりのなれなかったりとイケそでイケないもどかしさがありますね。とは言え適度なクラシカルさと、勇壮なメロディを放り込みコンセプトアルバム的なニュアンスを感じさせるアルバムの方向性を牽引していく力強さはバンドの生命線でしょう。エピカルなパワーメタル路線が好みの方なら楽しめるかと思いますよ。でも2000年にこの音とはねぇ、イタリアって凄いな。


WHITE SPIRIT - 21 Grams ★★★ (2023-04-12 10:58:24)

昨日のワタクシのオススメはWhite Spiritが2022年にリリースした復活作だった。正直、そんなアルバムが出ていたかの記憶も定かではなく初見のように楽しんだのですが、それを聴きすぐに思い出したのが、今作ですよね。

2012年にHigh Roller Recordsからリリースされたのが今作、メンバーが大幅に刷新、シンガーに、後にポール・ロジャースの後任として有名になるブライアン・ハウ、ギターはTANKのミック・タッカー、ベースはトビー・サドラーという布陣、前作よりも音楽性に広がりを見せ、メロディ重視の姿勢とキーボードを生かしたサウンドメイクへと変貌、元々、厳つい疾走ナンバーがメインのバンドではないので、大きな問題はありません。

正式なレコーディングではなく一発録りリハーサルテイクといられている代物、詳細はサッパリ分かりませんのでネットで検索して知った風な口を叩くカンニングレビューはしない主義なので、どういう経緯で世に出て、どのような環境のテイクなのか理解できませんが、デモとしては十分なクオリティを保持、歌い手も変わり、いよいよベールを脱いだ印象のあるホワイトスピリッツ、マルコム・ピアソンというアーティストのカラーが投影されたのでしょうか?味わい深いメロディック路線へと進んでいますよ。


WHITE SPIRIT - White Spirit ★★★ (2013-02-20 17:39:06)

ギタースタイルやステージングにリッチー・ブラックモアからの多大なる影響を滲ませる元ギラン、現アイアン・メイデンに在籍するヤニック・ガースの原点となるバンドの1st。1980年リリースと言うこともあり勃興するNWOBHMの一員とみなされますが英国出身の伝統的な70年代サウンドを携え80年代を通り過ぎようとしたバンドかと思います。出ている音は70年代の空気をまとっているのですがそこにアクティブなステージング同様、派手でスピーディなギタープレイが随所に顔を出しリフの組み立て方もキレがありテンポアップされた楽曲郡にNWOBHMとともに吐き出された熱いエナジーを感じさせてくれます。彼らの独自性はヤニックの奏でるハードな楽曲にいっそうの広がりと奥行きを持たせる多彩な鍵盤を操るメル・ピアソンの存在が大きな躍進となりバンドを一段も二段も上のステージへと押し上げる事に貢献、その多彩なフレージングを前に時にはクールで時にはロマンチシズムさえ感じさせてくれます。鉄壁のバンドサウンドが奏でる演者に比べると味で勝負のシンガーのあり方にマイナー臭がプンプンに漂ってくるのですがNWOBHMお得意のアルバム一枚、シングル一枚のリリースで消えてしまった事が実に惜しいバンドでした。音質的にも古臭さは否めませんがメイデン・ファンや正統派HM/HRマニアならずとも手に入れたいマストアイテムかと思います


WHITE SPIRIT - White Spirit - Cheetah ★★★ (2013-06-11 16:40:34)

渋い
オルガンの音色が独特の世界観を醸し出していますね
NWOBHMなアングラ臭とヤニックのタイム感も懐かしいギターサウンドに咽びます


WHITE SPIRIT - White Spirit - Midnight Chaser ★★★ (2013-03-28 16:06:57)

パープル風の王道HM/HRナンバー
最後までヤニックのギターに魅せられますね
古臭さもNWOBHMならではですよ


WHITE SPIRIT - White Spirit - Red Skies ★★★ (2013-03-28 16:10:52)

ハモンドにスペーシーなシンセと鍵盤の楽器の躍進ぶりも素晴らしい
緩急を付けた展開を彩るギターも素晴らしく
○○風かもしれませんがグッときますね
上記の熱いコメントに賛同あるのみです


WHITE TIGER - White Tiger ★★★ (2016-05-30 13:13:41)

KISSに加入するという大抜擢も怪我で離脱を余儀なくされた男マーク・セント・ジョンとブラックサバスに一瞬加入した男デイヴィット・ドナートらが結成したバンドの1st。マークのギターヒーロー然とした派手目のプレイを中心にL.Aのメインストリーム的な音楽性で勝負、派手さとキャッチネスさにハードテイストを巧みに織り混ぜ、これと言ったキメ手には欠けるがアルバム通して聴いてもダレさせないクオリティを保持しており、実にバランス感覚に優れた一枚でした。デイブの歌も個性的な性質の持ち主でサバスに会う合わないは微妙な空気を流すのですが、爬虫類的な声質と粘りのある歌唱スタイルはフロントマンとしての重責を果たしていますね。結局、セールス的にも振るわず、バンドは次作のレコーディング中に空中分解、LIVEも数回程度しか行われなかったという短命のバンド故に知名度は低いのですが、掴みきれなかった夢をもう一度と作品を世に送り出したバンドの残像には当時のシーンを儚くもリアルに映していますね。もうチョイ、グラマラスで割り切ったポップセンスが要求されたのでしょう。マークのギターは印象的なだけに残念じゃぁ。サバスのヴォーカルとだったデイブ・ドナートさんですが、あの時代のサバスは実に流動的で、シンガーとしては、他にジョシュアの2ndで美声を披露したジェフ・フェンホルト、グレン・ヒューズを挟んでレイ・ギランにトニー・マーティンへと続くのですが、ドナート、フェンホルト共にサバスの曲をレコーディングしており、ブート盤も出回っているのも興味深いでしょうね(ドナート、ザ・シャイニングを歌う)


WHITE WIDDOW - Serenade ★★★ (2017-05-30 14:02:03)

オーストラリアのバンドなのですが、軽やかなキーボードにフラッシーかつテクニカルなギターがねじ込まれる80年代型のメインストリームHM/HRサウンドを踏襲。嫌みのない音楽性は先人達の美味しい所を余すことなく披露、個性不足感は否めませんが、奇をてらわないアレンジと曲作りは、好きのもには安心安全の高品質ブランドとして、心を開放し耳を傾ける事が出来ますね。
ビックギターとビックコーラス、嫌いな人にはトコトン嫌われそうですが、ZEROコーポレーションが現存していたら絶対にほっとかない的確にツボを押さえた作風は、ある意味BIG IN JAPANなアルバムだ。
メインストリームと言っても昨今のアメリカンロックとはチョイと違うので、所謂グランジ以降のヘヴィロックの影響を受けたリフワークは出てこないし、2000年以降のヘヴィロックバンドに見られるラップのグルーブを持ちこんだヘヴィサウンドは皆無だ。
それ故に、物足りないと感じる面も強いでしょうが、美的センス溢れる普遍のメロディは万人に受け入れられる要素も大、アルバム単位で聴いても飽きさせないバランス感覚の良さ、エッジは聴いているが感触のよいギター、ハードなドラム、個性不足な歌い手も逆に方向性の妨げにはなっておらず、キーボードの使い方も含め、良く計算された一品ですね。
メロディ派は勿論ですが歌モノHM/HRを愛する方ならマストバイな一品でしょう。普段、貧乏くさいマイナーメタルばかりを聴いている貧相なワタクシの耳には尚更そう感じましたね。


WHITE WOLF - Endangered Species ★★ (2009-05-22 21:35:00)

1986年リリースの2ndアルバム
KEYの華やかなプレイが聴けなくなったのは残念だが
時代性を加味したポップな大衆性と彼らならではの哀愁を帯びたメロディが
コンパクトな楽曲と共にひしめく好盤です。
無駄な装飾を取り除いたシンプルなアレンジも耳を惹きますね
またギターオリエンテッドな作風も好感が持てます
男泣き全開のドン・ウォルクの力強い歌声も益々磨きが掛かり泣きの世界観の演出に拍車をかけているのも見逃せないですね


WHITE WOLF - Endangered Species - Holding Back ★★★ (2009-05-22 21:43:06)

男の哀愁が滲み出ているミドルナンバー
硬質な質感がなんともカッコイイですね


WHITE WOLF - Endangered Species - Just Like an Arrow ★★ (2009-05-22 21:37:53)

パワフルな雰囲気を醸し出すアレンジが良いですね
けして原曲のイメージも壊していません


WHITE WOLF - Endangered Species - One More Time ★★ (2009-05-22 21:45:30)

時より聴こえる煌びやかなキーボードのフレーズが印象的です
琴線に触れるこの哀愁具合とメジャー感の絶妙な絡みが印象的です


WHITE WOLF - Endangered Species - Run for Your Life ★★★ (2009-05-22 21:53:51)

男泣き哀愁のフレーズが胸を締め付ける
メロディアスなミドルナンバー
パワフルなドンの歌声が印象的ですね


WHITE WOLF - Endangered Species - She ★★★ (2009-05-22 21:40:58)

男臭い哀愁のヘヴィバラード
パワフルなゲイリー・バーデンみたいな歌声にグッときますね
情熱を讃えたエモーショナルなギタープレイも印象的です


WHITE WOLF - Endangered Species - She ★★★ (2009-05-22 21:55:08)

イントロから泣いていますね
メジャー感と程よい哀愁に胸キュンです


WHITE WOLF - Endangered Species - She ★★★ (2009-05-22 21:51:59)

ハードなドラムから始まる強力なリズムプレイが印象的なミドルナンバー
大衆性を加味した硬質なイメージがカッコイイですね
程よく泣いてる哀愁のメロディが耳を惹きますね


WHITE WOLF - Endangered Species - Snake Charmer ★★★ (2009-05-22 21:49:00)

アルバムの中でも一段と気色の違うヨーロピアンテイスト溢れる
メロディアスなミドルナンバー
艶やかなフレーズに胸が焦がれますね
一聴して地味だが良い曲ですよ


WHITE WOLF - Standing Alone ★★ (2009-05-21 22:12:00)

てっきりコメントしていると思っていました老いは怖いな。
アルバムカヴァーがイマイチと商業誌で酷評されていました。
そんなことで音楽の評価は変わらないので再発版を愛聴しましたね
ギターオリエンテッドながらもKEYを大胆の導入したのもドラマ性UPに一役買っていますね、叙情味溢れるフレーズと絶妙なポップフィーリングの融合が大衆性を加味し
けして甘口にならないハードなアレンジも施され聴き応えのある一枚となっています。
随所に盛り込まれた泣きのフレージングに胸が締め付けられますね
硬派なメロディアスHM/HRが好きな方なら聴いて損はないかと思いますよ
男の哀愁を滲ませるドン・ウィルクの歌唱がまた胸を焦がしますね


WHITE WOLF - Standing Alone - Headlines ★★ (2009-05-21 21:57:52)

哀愁のメロディとポップフィーリングが絶妙です
このあたりが実にカナダらしい
派手なギターソロもコーラスワークも印象的ですね


WHITE WOLF - Standing Alone - Night Rider ★★★ (2009-05-21 22:05:12)

泣きのメロディが疾走します
僕にはどこかゲイリー・バーテンの歌声が想起します
ギターソロも良いけどKEYのプレイの印象的なこと
煌びやかな旋律が胸を締め付けます
名曲だなぁ


WHITE WOLF - Standing Alone - Shadows in the Night ★★★ (2009-05-21 22:01:09)

叙情味溢れる大衆性を帯びた
哀愁メロディが耳を惹くミドルナンバー
KEYのフレーズがアクセントとなり楽曲に華を添えていますね
甘口な旋律とタイトなリズムが絶妙です
アメリカでも北欧でもない感じが彼らの武器


WHITE WOLF - Standing Alone - Standing Alone ★★ (2009-05-21 22:17:50)

エモーショナルなギターが良いですね
哀愁のメロディアスHM/HRナンバー
地味な印象を与えますが良いものは良いです
哀愁溢れるドンの歌声に男なら咽び泣きを貰います


WHITE WOLF - Standing Alone - Trust Me ★★★ (2009-05-21 22:15:04)


アルバムのラストを飾る哀愁のメロディアスHM/HRナンバー
硬派な質感がまた良いんですよね
ドラマティックさを感じさせる展開も良いです


WHITE WOLF - Standing Alone - What the War Will Bring ★★★ (2009-05-21 22:02:43)

静から動へのコントラストが見事なアルバムのハイライト的ナンバー、聴き応えのある名曲です


WHITECROSS - Triumphant Return ★★★ (2011-12-30 00:47:27)

バンド名通りクリスチャン・メタルバンドです
サウンドの方はストライパーのような透明感のあるメロディックメタルとは違う
豪快なノリとハードなギターが絡む王道アメリカンHM/HRバンド
インストなどを聴いていただければ分かりますがギターはかなりのテクニシャンですね
ジョージ・リンチ等をイメージして聞いていただければ良いかな?
もう少し表現力のあるシンガーがフロントマンだったら良かったのですが
イマイチ魅力が足りず楽曲本来の魅力を出せずにいます
これがジャック・ラッセルのようなシンガーが歌い上げたらなと思わずにはいられません
リリース時期が1989年とかですからブルージーなサウンドも流行りだしたときなので
この方向性はドンピシャリのだったかな
ハードでメタリックなサウンドと埃っぽくないアメリカンな色合いを堪能出来ます


WHITEFOXX - Come Pet the Foxx ★★★ (2021-11-02 13:13:26)

音楽ストリーミングサービスを利用していると、こういう出会いがあります。輸入盤市場などで高評価を得ているフィラデルフィア出身の5人組によるコンピ作。詳しいバイオはサッパリですが、今作のCDの裏面には1982年にプレシャスメタルというバンド名でスタートしたと紹介があります。
サウンドは類型的な部分が顔を出しており、オープニングナンバーなどDOKKENからの影響も強くメロディ重視のバンドなのだという事が理解出来ます。2曲目など日本のバンドにも通ずるようなワビサビを感じさせるメロディアスなロックを展開しており、丸ごとメインストリーム寄りのバンドサウンドという分けではなく、もっと硬派で本格的なスタイルを築いている。正直、輸入盤市場における絶賛を鵜呑みには出来ないが、デモ音源の寄せ集めと思われる今作は、お世辞にも音質がクリアーと言えず、シンガーの湿度のある抜け心地のどんよりとした歌声もあり、どこか曇り空なサウンドメイクとの相性も良く、煮え切らないアメリカンロックを展開。メジャーになるには洗練具合も必要だろうが、メロディアスになったKEELとか垢抜けないKING KOBRA、70点DOKKENと形容したくなる音楽性は、その筋のマニアには訴求効果は大きいでしょう。
個人的にはODINあたりを思い出しますが、シンガーがあそこまで癖がないので聴きやすいのは間違いないです。またもっと大衆性が強いのも武器でしょうね。没個性の為に、何を聴けば良いのかと質問されると困りますが、学食で並んで買った焼きそばパンみたいなもんだと言いたい。
大きな仕掛けはないのでジャンクな味付けで食欲を満たした、ノスタルジーな雰囲気を楽しむ一枚でしょう。
でもこのバンド、完成品はどうなっていたのだろうか?と期待をさせる場面も少なくない。チョイマイナーなメロディが流れるアメリカンロックの美しさを知っている身としては、ポテンシャルは低くないと言えるでしょうね。そういう意味では高い評価も頷ける一枚へと変わるから不思議です。


WHITESNAKE - Flesh & Blood ★★★ (2019-06-24 12:54:48)

全米のみならず世界的に成功したアルバムと、それ以前とは音楽性の違うバンドとして捉えなければいけない老舗バンドの最新作。ダグ・アルドリッチと主役たるカヴァーディルのソングライティングチームは、へヴィロック時代と現代的な要素を織り交ぜつつ、昔の匂いを振りかけたサウンドを作り込、独特の音色でシーンにカムバックしてきた。
そのフレッシュ感は単なる過去の焼き回しでは終わらないと高らかに宣言しているようだが、少々加工的なエッセンスが強かったのも事実。このバンドには、もう少し有機的なロックバイブを感じさせて欲しかった。

そういうスタンスで今作と向き合うと、前2作で感じた不自然さを払拭。枯れたカヴァーディルの歌声も、難なくレトロだが鮮度の高さを感じさせる楽曲と上手く溶け込み、無機質さと有機的な響きがハイブリットした形となった。
これ以上やれば嘘過ぎるし、やらないと今じゃない。その合間を縫ったのはレーベルの意向なのかなぁと推察しています。

新たに加わったジョエル・ホークストラや名手レブ・ビーチのよるソングライティングチームの相性も上々。ようやくカヴァーディルは栄光へのわだかまりを捨てたのだろう。古くて新しい古典ロックの復活。往年のアイデアを巧みに組み込み、らしさを随所に感じさせつつもフレッシュ感を残したアレンジには一日の長を感じます。ファン層の広いバンドだが、多くのリスナーを相手に唸らせる快作にしあがりましたね。

多くの人が指摘しているようですが、だからこそ、この安っぽいアイデアのジャケットは頂けなかったなぁ。パロディにしては弱いので、なんか過去にすがっているみたいに感じるのが唯一のマイナスですよ。


WHITESNAKE - Flesh & Blood - After All ★★★ (2019-06-24 13:29:36)

いい意味での小休止ソング
絶妙な箸休めとなる
アルバムが長丁場なだけにタイミング的にはバッチリだ
ライブでもアコギを片手に弾き語ってもらいたい一曲
これがあるから次のクラシックソングが俄然活きてくる


WHITESNAKE - Flesh & Blood - Always & Forever ★★★ (2019-06-24 13:11:53)

アイリッシュフレーバーたっぷり
シンリジィ風のポップなロックナンバー
こういう曲をサラリとねじ込める普遍性
新体制への充実度が証明されていますね
人によっては露骨なパクリにしか聴こえないかもしれませんね


WHITESNAKE - Flesh & Blood - Gonna Be Alright ★★★ (2019-06-24 12:59:50)

ZEP風味のあるらしい一曲
カヴァーデイルの声もバッチリハマっている


WHITESNAKE - Flesh & Blood - Good to See You Again ★★★ (2019-06-24 12:58:13)

らしさ全開の古典ロックで幕開け
上手く考えて作り込んでいますね
この一曲で今作の方向性が見えてきますね
等身大の魅力ですよ


WHITESNAKE - Flesh & Blood - Heart of Stone ★★ (2019-06-24 13:25:07)

完全に「Crying The Rain」を意識したへヴィバラード
雰囲気は出ているが二番煎じ感がハンパない
少々狙い過ぎたがダークなナンバーをこの曲順で放り込んだのが上手い
これもレーベルのオーダーかね?
この曲に限らず古典ロックからの流用が多いアルバムではある


WHITESNAKE - Flesh & Blood - Hey You (You Make Me Rock) ★★★ (2019-06-24 13:07:45)

へヴィなグルーブがずっしりと響きます
ゴージャスさも忘れていないのがポイント
でも渋いのがこのバンドの持ち味
こういう歌い回しも悪くない


WHITESNAKE - Flesh & Blood - Sands of Time ★★ (2019-06-24 13:32:47)

往年のクラシックロックナンバーのアイデアを巧みに取り込んでいます
ここまでくればオリジナルですよ
こういうロック一代叙情詩も悪くはないが
やり過ぎ感は拭えていないのが評価を分けるポイントでしょう


WHITESNAKE - Flesh & Blood - Shut Up & Kiss Me ★★★ (2019-06-24 13:03:21)

フレッシュ感が漂います
ここまで能動的に若さを振りまかれるとチョイとキツイが
現役感を損なわない鮮度の高さを感じさせたのは正解でしょう
ギターソロが少々弾きすぎなきらいがある
そこが評価を分けそうですかね
いずれにしろフラッシーなソロは新鮮だ


WHITESNAKE - Flesh & Blood - Trouble Is Your Middle Name ★★★ (2019-06-24 13:18:50)

徐々に盛り上がっていきます
ハードなナンバーに放り込むビックコーラス
いろいろと工夫していますが
やり過ぎ感がなぁ
派手なギターソロバトルも少々やり過ぎ
これも新体制のお披露目なんだろう全体的に良くまとまっている


WHITESNAKE - Flesh & Blood - When I Think of You (Color Me Blue) ★★★ (2019-06-24 13:14:30)

暗がりのバーが似合う時代とは放つベクトルが違います
甘酸っぱさが漂う大人のロッカバラード
これもカヴァーディルの18番ってとこでしょうね
古典芸能を残しつつもフレッシュ感の強いアルバムには良く似合いますよ


WHITESNAKE - Forevermore ★★★ (2019-07-01 16:32:37)

ここ数年におけるカヴァーデイルの精力的な活動には驚かされる。本当に、この世代の人たちの体力的なポテンシャルの高さに驚愕ですよ。のっけからスライドギターが登場と、ミッキー・ムーディー的な匂いは発散。昔の空気を出しつつも若々しいサウンドを引っ提げているのが今作の最大の聴きどころだろう。
ZEP風味もあるし、自分達のイメージを忠実に現代的にアップデート。多種多様なファンがいる中で最大公約数の答えを見つけるのは難しいが、彼らはその難題に対して優等生は答えを出してきた。
その中でも分厚過ぎる音像は一番の賛否を生みそうだし、オーガニックと言う言葉とは程遠い、高須クリニックな若返りが全編に漲り脂っこさと嘘くささを感じさせているのが評価を分ける最大のポイントだろう。
そこが旬と転べば、今作は実にすばらしいものになるが、TVを見る度に顔が変わる深田恭子や栗山千明に違和感を感じ話が入ってこない私には、いささかやり過ぎ感は否めない。

それでもクオリティの高さを有しているのが、このバンドの強み。叶姉妹並のゴージャス感もバンドの売りなんだろう。曲単位で聴けば違和感が少なめなのも聴かせ方の上手さの証拠だ。老いとの向き合い方ってのは難しいなぁと感じる。ロックスターの末路。多くのレジェンド達がどう終焉を迎えるのか、今作を聴くと深く考えさせられる。


WHITESNAKE - Forevermore - All Out of Luck ★★★ (2018-11-05 12:06:54)

モダンでグルーヴィーなへヴィロック
レブ・ビーチのテクニカルで派手なプレイが耳を惹く


WHITESNAKE - Forevermore - Dogs in the Street ★★★ (2018-11-05 12:21:43)

ちょっと狙い過ぎの曲調だ
お約束感よりも二匹目のドジョウ感が強め
それでも許せるのが今アルバムだろう
ソロは両者の違いを楽しませる


WHITESNAKE - Forevermore - Easier Said Than Done ★★★ (2018-11-05 12:11:14)

ホワイトスネイクのイメージを忠実に守っています
少々寄せにいった感が強いのですが…ね
シンプルで味のある曲が似合うバンドだよ


WHITESNAKE - Forevermore - Fare Thee Well ★★ (2018-11-05 12:24:11)

レイトバックしすぎな気もするが懐かしい雰囲気を味わえる
こうなると声の衰えが気になるところだ
派手にせずに最後まで淡々と聴かせたアイデアは良かった


WHITESNAKE - Forevermore - Forevermore ★★★ (2018-11-05 12:31:26)

アコースティカルなパートからへヴィなバンドアレンジへ移行
少々やり過ぎなきらいはあるが
これが新生ホワイトスネイクなんだろう
壮大なイメージを抱かせる一曲
濃厚だ


WHITESNAKE - Forevermore - I Need You (Shine a Light) ★★★ (2018-11-05 12:15:48)

サビメロが印象的
なんと形容すればよいのか?所謂モータウン系って奴なんでしょう
80年代のモンスターアルバムに収録されても違和感のない曲だ


WHITESNAKE - Forevermore - Love & Treat Me Right ★★★ (2018-11-05 12:19:47)

シンプルだがキレのあるリフもカッコいいですね
割とノリの良いキャッチーさがあるのに
カヴァーデイルが歌うとグッと大人の魅力が激増する
衰えは否めないが
それでもセクシーな節回しも曲に似合っている
やはり主役はカヴァーデイルだなぁ


WHITESNAKE - Forevermore - Love Will Set You Free ★★★ (2018-11-05 12:09:16)

カル・スワンの声が聞こえてきそうな一曲
ダグ・アルドリッチお得意のパターンが上手くハマっている
まぁ白蛇らしさは別の話だけどね


WHITESNAKE - Forevermore - My Evil Ways ★★★ (2018-11-05 12:29:23)

ギタリスト二人の絡みを楽しめる
ライブ映えする一曲だろう
派手目で渋くてメロディックでノリが良い


WHITESNAKE - Forevermore - One of These Days ★★★ (2018-11-05 12:17:32)

アコースティカルなナンバー
爽やか系なのにカヴァーデイルが歌うとブルージーさが滲み出る
スライドギターをここでも大きく取り上げている


WHITESNAKE - Forevermore - Steal Your Heart Away ★★★ (2018-11-05 12:05:17)

懐かしい雰囲気が漂うへヴィロックナンバー
渋さを醸し出すのはスライドバー
ソロも渋め目のハードさが熱い
新生ホワイトスネイクを印象付けている


WHITESNAKE - Forevermore - Tell Me How ★★★ (2018-11-05 12:13:35)

古典的なロックのヴァイブが息づいている
余白のある音も懐かしい
身体を揺らすリズムだよ


WHITESNAKE - Forevermore - Whipping Boy Blues ★★★ (2018-11-05 12:26:08)

派手目の曲だが渋さも十分にある
レイトバックしたサウンドと現在のテクノロジーの融合
二人のギタリストも持ち味を発揮している


WHITESNAKE - Gold - The Last Note of Freedom (alternate mix) ★★★ (2021-07-02 19:27:29)

トム・クルーズ主演映画のサントラに収録されていました
こういう形で復活させたアイデアは悪くない
映画に使われただけに万人に受け入れられる要素のある曲ですね
ドラマティックだねぇ


WHITESNAKE - Lovehunter ★★★ (2019-08-06 01:38:10)

スライドギターがエエねぇ
ファンキーなブルースロック
若々しいがカヴァーディルの声は成熟していると思わせるのが素晴らしい


WHITESNAKE - Ready an' Willing ★★★ (2014-07-15 18:11:23)

夏になると聴きたくなるのがドッケンやストライパーのような湿り気すぎないし乾きすぎないメロディアスなものを食します。ハートとかジャーニーにサバイバーなんかも行きますが、当然物足りずハードなものにも手を出しますが比率は断然、アメリカンなものや歌モノが増えます。北欧だとひんやりしすぎて、カラッとした雰囲気には若干しっくりこず、ドライブのお供は上記のバンド群を含んだ歌モノが大活躍となりますが、日が落ちた夕暮れ時にはホワイトスネイクの出番でもありますね。初めてバンドを組んで遊んでいたころ、良く音合わせにやったのが①だったりと、思い入れの強い今作はある意味、ホワイトスネイクの旨味をギュッと詰め込んだ一枚ではないでしょうか、艶やかで深みのあるサウンド、ハードでブルージー、アダルトでムーディーと大人びいた一枚に子供の頃はピンとこずにいたのですが、年を重ねようやくこの渋みが分かった時は少し大人になった気分でした、当時友人がやたらこの曲をコピーしたがるのが理解できず、「もっと気合いの入ったのやりたいんだ」と他のメンバーと文句を言ってましたが、今は懐かしくつま弾く一曲ですよ(ぐれずに明るく育った母子家庭のあいつは色んな意味で大人だったんだなぁ)1980年リリースの今作はDPからイアン・ペイスとジョン・ロードが参加、ギターはバーニー・マースデンとミッキー・ムーディーにベースはニール・マーレイと名うてのミュージシャンがそろい踏みですよ。彼らが支えるカーヴァーディルの若々しい歌が本当にカッコよく響き、時には悲哀を情感たっぷりに歌い上げ、男の哀愁いを見事に描ききっております。ハードだとかメタルだとか、そんなジャンル云々で語る事も憚れる音楽として素晴らしい一枚。この手の音楽は頭の悪い奴がやるもん見たいに思っている人にこそ聴かせたいアルバムですね。