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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 12201-12300

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 12201-12300
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W.A.S.P. - The Crimson Idol - The Idol ★★★ (2018-02-20 19:46:48)

虚構に塗れた人生の悲哀を歌っているのかな
自虐的な歌詞に乗せて盛り上がります
悲しみを讃えたロッカバラード
ドラマティックですよ


W.A.S.P. - The Crimson Idol - The Invisible Boy ★★★ (2018-02-20 19:24:09)

ワイルドでキャッチーだが情緒のあるブラッキー節も炸裂
アルバムの流れ的にも絶妙な配置の楽曲だ
堅実なプレーで華を添えるギターワークも目を見張りますね
ドラムも派手だ


W.A.S.P. - The Crimson Idol - The Titanic Overture ★★★ (2018-02-20 19:22:18)

聴き手の期待感を煽りますね
アコギも有効に活用
静と動の対比を見事に描いています
名作と誉れ高いショーの幕開けにゾクゾクとさせられます


W.A.S.P. - The Headless Children ★★★ (2012-01-29 16:24:45)

股間にノコギリでファックにアニマルそのイメージが強く、シリアスさに欠けるバンドに若干の抵抗感がありましたね。ホラーなイメージのジャケットを前にイメージ戦略を強いられたバンドの変革なのか?自ら進んで従来の方向性を打ち出していたのかは分かりませんが、今までとの違いを猛烈に感じ手に取ってみたいと思いました。オーソドックスなロックスタイルを巧みに取り入れ嫌味なく聴かせ聴いたことのあるフレーズが逆に新鮮でした、パクリではないオマージュだし、その方向性に舵を切りバカっぽさを封印しシリアスなスタンスで新しい世界観を押し出しています。曲作りの上手さを感じますね。Keyにはあのケン ヘンズレーを迎え入れ、今作の方向性に大きく貢献していますね。ポップでキャッチーなサウンドと下品で残虐なパフォーマンスで人気を博した初期のスタイルとは趣の違う今作は、次作で押し進めた新たなるステージへの布石へと考えます。


W.A.S.P. - The Last Command ★★★ (2018-06-20 14:04:02)

ブラッキー・ローレンス率いる血みどろのショックロックバンドが放つ2nd。前作同様、コマーシャル性の高いキャッチーかつエネルギッシュなナンバーが目白押し、オープニングの①など、ブラッキー節と呼ばれる欧州テイストもある典型的なナンバーも収録。そのメタリックな質感と優美なメロディの融合、けして軟弱なイメージを持たせないが、ジャンル不問のロックサウンドには大いに刺激を受けるでしょう。豪快なハードサウンドの持つ普遍的魅力、他に類を見ない個性に磨きを掛け音楽性の幅を広げつつも、散漫な印象を与えないと言うのは流石の一言でしょう。
①②③④とタイプの違うブラッキー節をかました後に重厚な⑤を持ってくるのも大成功、勿論、力技のミドルナンバーではないメロディアスかつ技巧的な一曲です。
そして⑥では、お楽しみのノリノリロックへと流れるんだから、前半後半の楔となる⑤は重要な立ち位置でしたね。
ノリの良い曲が聴きたい、でもJ-popみたいな軽いのは嫌だ。へヴィ過ぎず軽過ぎない、そしてテンポも悪くない、まさにライトリスナーには丁度よいサウンドでしょう。今聴いても古臭くはないよ、でもクラシカルなロックサウンドでもある。色んな意味で丁度よい音だと思いますよ。


W.A.S.P. - The Last Command - Sex Drive ★★★ (2020-10-16 13:53:49)

なんかどっかで聴いたことあるぞなリフがね
英国ロックからの様式を受け継いでいるからこそなアイデアです
W.A.S.Pの前身バンドSISTER時代から演奏されている一曲
この明快なノリの良さと毒気
そしてチョイ切ない系のメロディがエエのでしょうね


W.A.S.P. - The Last Command - Wild Child ★★★ (2020-10-16 13:47:47)

ブラッキー・ローレンス節炸裂のW.A.S.Pと言えばな名曲中の名曲
個人的にも大好物な一曲
でも後年、ブラッキーはこのアイデアを擦り倒すとは夢にも思わなんだ
それでも溺愛してしまう
歌メロがたまらん


W.A.S.P. - Unholy Terror ★★★ (2018-08-29 14:25:54)

プリプロの段階で音楽性に難色を示したクリス・ホムルズが脱退を決める事になったアルバム。どこまでレコーディングに関与したかは分からないがバンドメンバーとしてクレジットは残っている。そんな危機的状況をゲスト参加のロイZらが救ったのだろう。
荒々しい初期の頃を想起させる生々しいサウンドメイクは、単に予算の関係なのかも知れないが、下手に作り込んでいない分、初期衝動のような激しさが内包されている。ただ今のご時世ではデモの製品化と揶揄されても仕方ないだろう。
それでもデビュー当時の活きの良さと、練り込まれた80年代後期から90年代の幕開けを迎えたシリアス路線が見事に融合した、聴き応えのある一枚である事に変わりはない。
何をやってもブラッキー節は健在。おなじメロを行ったり来たりする声域の狭さも最大の魅力。ノリの良いアッパーな楽曲との相性も抜群だ。全てが似たり寄ったりのW.A.S.P.サウンド。それも最大の魅力とあえて言及したいですね。


W.A.S.P. - WASP ★★★ (2018-02-03 00:44:01)

股間にノコギリの歯をつけ、過激なライブパフォーマンスで人気を博したブラッキー・ローレンス率いるW.A.S.Pのデビューアルバム。そのキワモノ系の路線を維持する過激で猥雑な歌詞とワイルドだがポップで親しみやすい音楽性は実に魅力的で(日本人なんでワシは歌詞の意味がわからん)CD化された際には、先行シングルでアルバムには未収録だったAnimal (Fuck Like A Beast)を一曲目にもってきたりと、今作の魅力は倍増。乾いてはいるが欧州的なメロディが映える王道HM/HRサウンドが素直に耳に飛び込んでくる心地よさに満ち溢れている。
ロックの持っているワイルドさと、洗練されたポップセンスと快活な楽曲の数々は聴き応え十分。メジャー感満載ながらも毒気のあるブラッキー節を存分に堪能してもらいたいですね。ゴシップ雑誌並みの話題性を引っ提げ、イメージ戦略を巧みに仕掛けた彼らは、色んな意味でショックロックでしたよ。


W.A.S.P. - WASP - Sleeping (in the Fire) ★★★ (2021-07-02 19:35:07)

これもベタですね
そしてブラッキー節炸裂でもある
この手のバラードは何タイプも量産しましたね
ド派手な見た目と野獣死すべしな歌詞をしたためたナンバーを作った為に
アホ扱いを受けたバンドだが
本当はシリアスなことを全うにやり切れるバンドだった
こういう曲も早い段階で自分のものにしている懐の深さに目を細めます
メロディが素直に心に染み入るバラード
ロックが好きな人ならイケるでしょう


WALL OF SILENCE - Shock to the System ★★★ (2021-10-06 15:05:54)

カナダ産のメロディアスHM/HRバンドの1st。オリジナルは1992年、そして日本では何故か1999年にAVEXのベアナックルからリリースされた一枚でもあります。国内盤は買ってないので分かりませんが、何故実態のないバンドの作品をリリースしたのか興味がありますねぇ。ある意味、世界に先んじて日本が再発したのですが、このバンドとにかくリリース時期が悪かった。1992年にメロディアスロックなんてねぇであろう。
しかし、ハードなロック色が強く軽薄はキーボードなんてものはなく非常に硬派なイメージを抱かせる本格派のサウンドを披露。いかにも日本人好みの生真面目なメロディアスロックを展開しています。
美しいピアノの音色に導かれるバラードの③なんて王道中の王道、ピリッとしたメロディアスロックを2曲続けてのバラードですからね、お約束も満載ですが、唄がパンチ効いているので軟弱になんて聴かせません。
プロデューサーにマイク・スラマーがいるのも重要、こういった人選とバンドの方向性、さらにはカナダと言う土地が生み出した筋の通ったロック色の強さと豊かな音楽性、メリハリの効いたサウンドは高いヒットポテンシャルを秘めており、爽快感から泣かせのメロディまで品揃えは豊富ですよ。

こういうお金のあるレーベルとメディアが一致団結出来たらイタリアの名門フロンティアレーベルみたいになれたのかも知れませんね。


WALLOP - Metallic Alps ★★★ (2020-05-07 15:24:54)

1985年にアルバムを一枚残し消えたジャーマンメタルバンドが2008年にCult Metal Classics Recordsからデモ音源を追加して復刻された一品。古き良きメタルサウンドを真っ当に引き継いだ音楽性は、先人たちの影響の影響も大。パープル、レインボーといったリッチーフリークも欧州的な発想そのもの、途中にクラシックからの引用やヨーデルも飛び出し、手を変え品を変え工夫を凝らしている。
全体的に輪郭の甘い音質とミックスの為に、その凄みは伝わらないがライブでは強烈な音を聞かせてくれそうだ。レコーディング直前にヴォーカルのステファン・ニーブリングが脱退、その穴埋めにミック・ウェガを連れてきて急場をしのいだと言われる今作。確かに歌い切れていない感はあるが、それ以前に実力が伴っていないという話もあるが、このバンドが短命に終わったのは、そういった事情もあるのかぁ、なんて思いを馳せながら楽しんでいます。

直情的に突っ込んでくるメタルビート、そのストレートな感情表現は王道を闊歩するスタイルそのもの、それだけに遊びはすくないが、欧州的な情緒のあるメロディ、いい意味でキャッチーな親しみやすさもあったりと、過剰にのめり込むことのない音楽性にノスタルジーを擽られます。ここで手数の多い派手なドラムをかましているのは、Grinder~Capricorn~Grave Diggerと渡り歩いた実力派のステファン・アーノルドです。

そしてマニアにとってはデモではオリジナルシンガーの歌も味わえる貴重な一枚ですね。


WALTER EGAN - Not Shy ★★★ (2018-06-08 14:38:17)

ニューヨーク出身のポップスシンガー。アルバムをバックアップしているのはFleetwood Macという事ですから、出ている音も想像がつくでしょうが、まさに古のアメリカンロック。古典も古典です。その洗練度と普遍的な響き、装飾過多にならないシンプルな作り込は、耳馴染みの良さも手伝いハードなサウンドの合間の耳休めにピッタリです。
とくに夏場のドライブ時など、中途半端なハードサウンドなどでお茶を濁すよりも、これくらい舵を切ってくれた方がいいくらいになりました。
けして軟派にならないロックなビート、オシャレすぎないアーシーなギターの音色、乾いた大地に潤いを与える安らぎのメロディ、このアルバムには日本人の琴線に触れる情緒があり、そこが個人的にはツボでした。
バラードの⑨とかエエ感じで泣いてるよ。でもベッタリしてないのがアメリカン。サラサラのパウダー仕様なんだね。②は全米でも大ヒットしたシングル、ハリウッド映画の邦題『恋のから騒ぎ』でも印象的なシーンで使われリバイバルブームもありましたね。
個人的にはピート・サンドベリ時代のALIENが⑩をカヴァーした事が、彼の存在を知るきっかけとなったのですが、なんでも⑩は他のアーティストに提供した曲らしく、この曲も売れたらしい。全然詳しいバイオは知らないので語りませんが、当時国内盤はリリースなし、やはりルックスの良くないアーティストは相手にされないのだろう。


WALTER EGAN - Not Shy - Hot Summer Nights ★★★ (2018-06-08 14:45:06)

冷ややかな感触のメロディが耳を惹きますね
どこかいなたいロックな感性もオシャレ感に歯止めを掛け
ロックなグルーブを残しているがイイ
若い頃は絶対に聴かない音楽だったが
今では味がしなくなるまで噛みしめれる音になった
情緒のあるアメリカンロックはエエ


WALTER GIARDINO TEMPLE - Walter Giardino Temple ★★★ (2018-06-20 14:52:17)

アルゼンチンの至宝。Rata Blancaのギタリスト、ウォルター・ジラルディーノのソロプロジェクトチームによる1st。1997年にRata Blancaは時代の流れに即したモダンへヴィロックサウンドを意識した『Rata Blanca VII』をリリース。
やはり音楽性の変化はメンバーの総意ではなくバンドは解散。その後、直ぐに立ち上げたと言うか並走していたのがコチラだった。
アルゼンチンのRAINBOWと言われたバンドの創始者だけに、その音楽性をコチラでは全開に発揮。叙情的なメロディと南米特有の情熱的なサウンドが高次元で融合、ウォルターお得意のオマージュも隠し味に、燃え滾る様式美サウンドを披露する事により、失われたRata Blancaの意思を引き継いでいます。
歌い手がバリラーリ程、歌い切れていませんが、マニアならネオクラ風味も満点の古典芸能ギターに酔いしれるでしょう。勿論、お得意のスローナンバーで聴けるエモーショナルなタッチにもゾクゾクさせられますよね。
テクニカルで構築美のあるギターを光らせるのは、叙情美溢れる情熱のラテンメタルだというのがエグい位にカッコいい。Rata Blancaファンは勿論ですが様式美マニアなら迷わずゲットですね。


WANTED BREED - Knights in Armor ★★★ (2023-11-24 04:19:01)

KISSみたいな白塗りメイクがキン肉マンに出てくるカス超人みたいで、なんともアマチュア感が漂うバンド。今作のみで消えた為に詳細は分からないが、その出で立ちが随分と損している。
アメリカ産らしい猥雑さ、そのヌルッとした感覚もあるが、勢いのあるストレートなロックをやったりグラムぽさもあったりと、多種多様な要素を混ぜ込み闇鍋感覚で楽しめる挑戦的なサウンドを披露している。
こういう真摯な姿勢と打ち出すバンドの本質は地に足をつけて大真面目にやっているのだが、コンセプトの分からない奇怪なメイクとオリジナル盤のチープなジャケットのせいで、手に取ることに躊躇するのは否めないだろう。こういうセンスはワタクシには理解できないが、メインストリームとは逆の発想を持つ路地裏街道US産メタルの持つ、胡散臭さと何かをぶち抜こうとするパワーには存分に興味をもっていかれますね。○○風ではあるが○○風ではない、そのありきたりに陥らない工夫と聴かせ方は大いに評価出来るだろう。
この手のマイナーアメリカンメタルはある意味、この時代ならではのスタイルだけに、マニアにはたまらんでしょうね、


WAR & PEACE - Time Capsule ★★ (2021-05-04 13:29:33)

あれ?このバンド、以前登録されていた気がする?そしてコメントも残した記憶がある。他に人も書き込んでいたような?一応検索したが出てこなかった?ん~老いは怖いなぁ。

DOKKEN解散後、ベースとして活躍したジェフ・ピルソンがヴォーカルとギターを担当、そして自身のミュージシャンとしての才能を発揮する場所として結成されたバンドがコチラ。ギターはラス・パリッシュ、ベースにはWarlockのトミー・ヘリクソンが参加、レーベルはシュラプネルときているし、リリース時は1993年ですからね、どんなサウンドが飛び出すのかと思ったら、往年の煌びやかなL.A風グランジ仕立てに仕上がった印象が強い。
DOKKEN的な匂いは少ないが、そういえばドンも似たような作風があるなぁと思う。猫も杓子も時代に飲み込まれると、こういうスタイルになるという事だろう。
何を聴きたいかで大きく評価も分ける作品である、間違ってもドライブするような疾走ナンバーは登場しない、そういう時代背景を込みで耳を傾けて欲しい。
歌メロの練られているし、センスのあるポップさ、随所に光る部分はあるが、あくまでも93年仕様と言う音楽的なバイアスが全てを結審するでしょう。久しぶりに聴いたが、今となっては、この音も懐かしい空気で一杯だ。逆に今、リバイバルしているのだろうか?そんな事すら思ってしまった。
シンガーとしては、個性不足なジェフだが、いい曲を書ける才能はある。

DOKKEN解散後、DIOと仕事したり、ジョージ・リンチやマイケル・シェンカーと合流したり、Foreignerにもいる、そして最近ではBlack Swanだ。正直、歌っているのかベース弾いているのか、イマイチ活動状況が伝わらない、ジェフ・ピルソン、ある意味、器用貧乏さが仇になっている感はあるのだが、今作は時代性を飲み込みつつも、ポップセンスを惜しみなく披露した一品である。DOKKEN時代から重要なパートを担うアーティストだった事を証明しましたね。


WARBRINGER - Woe to the Vanquished ★★★ (2020-04-03 13:35:05)

ド頭からリフ重視の轟音サウンドが炸裂。その破壊力は重戦車の如きパワフルさと重厚感が放たれており、殺傷力も抜群だ。このバンド、そういった剛球路線で押し切るだけではない場面展開や工夫が多々あり、多彩なリフワークや質の高いメロディの導入など、随所にフックとなるパートを盛り込み、飽きが来ぬように良く練り上げられている。タイプの違うツインギターコンビもスリリングなプレイで魅了。基本を押さえつつも、ソロではアーミングも駆使し大胆かつ豪快に迫っていきます。スリルを誘発させる展開を見事に司っていますね。

大胆不敵に迫る爆音ナンバーの数々、ワイルドかつセクシーな高速サウンドは、温故知新を辿りながらも現代的なエッセンスを散りばめ、フレッシュ感すらも漂わせた叡智の結晶。こういう若手がいる限りシーンの衰退は起こりませんね。数年後には彼らが中核を担うのですから。


WARCRY - WarCry ★★ (2015-01-08 14:25:50)

情熱的な巻き舌ボーカルが独特の世界観を醸し出すスパニッシュメタルバンドが2002年にリリースした1st。昨今よく聴く事の出来るタイプのシンフォニックなパワーメタルサウンド。適度なキャッチーさと心地よく走りだす疾走ナンバー、クラシカルなソロと奥行きを持たせるキーボードの導入とバトルなど見せ方も類型的ではありますがハロウィーン的なスタイルなのでその手のサウンドが好きな方なら手に取って損はしないクオリティは誇っていますね。お約束な②なんかは欧州産ならではのメロデイックなスタイルなんで語感さへ気にならなければスッと聴けるかと思いますよ


WARDANCE - Heaven Is for Sale ★★★ (2023-09-11 13:46:53)

サンドラ・シューマッハ嬢、擁するジャーマンスピート/スラッシュメタルバンドの1st。サンドラ嬢の甘い声質に、この手のスピードメタルが適任とは思えない場面もあるが、そのアンバランス感が個性であり好きモノにはたまらん要素であろう。
ウルフ・ホフマンにも負けないぞと言わんばかりに、クラシカルなフレーズも持ち込むギター、派手に打ち込むリズムプレイの後押しもあり、楽曲に見せ場を作っている。
このサウンドに彼女である必然性を感じないのは、欠点ではあるが、その部分こそ最大の魅力と言えるのだから不思議なモノである。もっと逞しい艶のある声で聴いてみたいモノである。
バックの演奏は基本線を押さえている、その堅実さにドイツの血統を感じるが、歌が合わない瞬間との折り合いの付け方で評価も変るでしょう。スピード勝負だけじゃない、アイデアがハマった時のスケール感に将来性を感じますが、今作を残しあえなく解散。再結成するも正式な音源を残すことが出来なかった。
初期型ジャーマンスピート/スラッシュメタルが好きな人にはグッとくるでしょうね。このメロセンスにドイツを感じます。
なんか残念なんだよなぁ。何を歌っても同じに聞こえる女性シンガーのあり方が全てなんですよね。


WARDRUM - Awakening ★★★ (2017-12-01 13:21:12)

前作から3年のインターバルを置いてリリースされた4th。活動が停滞していたのかなぁと余計な心配をするのですが、3年の空白は無駄にはなっておらず、熟成された良質の叙情派パワーメタルサウンドを披露。ソングライティングの半分を担当する、バンドの中心人物ステルギオス・クールーのパワードラムに牽引されるように、頭から小気味よく進行。オールフィンガーピッキングと言うギターも話題性では留まらないキレと才で聴き手の好奇心をくすぐる続ける事に成功。アレンジとフレージングの旨味は過去最高の出来栄えを誇り、バンドの顔として君臨しています。
もう一人の主役たる、灼熱のシンガー、ヤニス・パパドプロスの多彩な歌声も才気に溢れており、パワーのみならず、ふり幅の大きいエモーションを携えた稀有な存在としてフロントマンというポジションを誇示しています。
こうして耳を澄ませると、このバンドは全員が主役たる力量を秘めており、誰に光を照らすかで楽しみ方が違ってくるという、色彩美豊かな魅力に富んでおり、その楽しみ方も千差万別といったところでしょうかね。
しなやかに躍動するへヴィグルーブ、哀愁たっぷりの叙情的なメロディとテクニカルなギターサウンド、重厚だが聴きやすく纏め上げた手腕に一日の長を感じずにはいられません。


WARDRUM - Desolation ★★ (2017-11-25 15:11:03)

前作の好評を受け一年後にリリースされた2nd。まずは大幅にサウンドプロダクションが向上、プレイ、楽曲、共にメリハリも生まれ、より剛毅でメロディックなパワーメタルサウンドに移行。その音楽性の根幹を支えるのはギターのコスタ・ヴィレトとベースのに成らずプロデューサーとしても名を連ねるコスタス・スカンダリスなのですが、元Until Rainで現Beast in Blackのヤニス・パパドプロスのパフォーマンスが最大の貢献でしょう。
曲に合わせ表情豊かに歌い上げる彼の灼熱の歌声は、憂いのある熱情型パワーメタルには必要不可欠、バンドの推進力となり、その魅力を発揮しています。楽曲の質と演奏の精度も高まり、本国ギリシャを中心に話題を集める事に成功、直ぐに3rdの制作へと進める事となるのですが、このバンドの新たなる門出を祝うのに相応しいアルバムでしょう。実質1stとも言える快作でしたね。


WARDRUM - Messenger ★★★ (2017-11-28 15:23:05)

スラッシュ大国と目されるギリシャ発の正統派HM/HRバンドが2013年にリリースした3rd。翌年にはSPIRITUAL BEASTより今作がリリースと本邦初公開となった一枚。
ラインナップも前回と同じチームと言うのが功を奏したのか、メロディの充実ぶりは目を見張るものがあり、どこか雇われシンガー的だった、実力派ヴォーカリスト、ヤニス・パパドプロスが本領発揮。ロイ・カーンばりの朗々と歌ったかと思えば、マイク・ヴェセーラばりにハイトーンスクリームする変化自在のパフォーマンスで魅了。同じバンドの同じ歌い手とは思えない、仕上がりに国内盤がリリースされるのも納得の出来栄えなのですが、それをさらに裏付けるのが盤石の楽器隊。ソリッドなへヴィグルーブを生み出すコスタス・スカンダリスとステルギオス・クールーの押し上げによる、パワーメタルサウンドの破壊力たるや、そこに熱情が迸る歌声が乗り、憂いのあるメロディを感情の赴くままに爆発させるギターが絡むのだから、正攻法で迫るHM/HRが好きな方ならガッツポーズも出るでしょうね。
コスタ・ヴィレトのギターはアイデア豊富で面白いですね。それにしても、サビでは皆がシンガロングしたくなるようなキャッチネスさを放り込んだアイデアの勝ちでしょう。前作を遥かに超えたK点テレマークを決めた大ジャンプ出世作に興奮必死です。


WARDRUM - Spadework ★★ (2017-11-25 14:52:38)

Plays fingerstyleって…嘘だろうと思わずにはいられない情熱的なリードプレイを聞かせる孤高のギタリスト、コスタ・ヴェルト率いるバンドの1st。シンガーはイタリア人のピエロ・レポラレとアルバニア系のギリシャ人による混合チーム。
少々メリハリに欠ける面はあるが、情熱的なメロディがクールに装うへヴィメタルサウンドを披露。この手の熱き血潮を滾らせる剛毅なHM/HRサウンドが大好きな方なら楽しんでもらえるでしょう。
このバンドが本領を発揮するのは次作以降のなるのだが、彼らの歴史を紐解くうえでもマニアなら一度は聴いてほしい一品ですね。


WARFARE - Mayhem, Fuckin' Mayhem - Hungry Dogs ★★★ (2019-01-16 14:02:00)

やかましですねぇ
近所迷惑なやかましさが魅力です
破天荒なパンキッシュさが魅力だがメタルの様式も踏まえているのがポイント


WARFARE - Metal Anarchy ★★★ (2012-03-25 23:16:00)

メタルアナーキーってタイトルが凄いよね。インテリジェンスなどクソ食らえ猛り狂う暴走HM/HRサウンドをけたたましく轟かせます、作りこまれたサウンドでは感じ取ることの出来ないパワーと爽快感、この手のバンドならではの手法としては目を見張るものがありますね、劣悪なレコーディングもなんのその、整合感とは程遠いグッチャグチャのごった煮サウンドの放つ輝きは破天荒極まりない圧倒的なパワーを伴いすべてを破壊しなぎ倒す暴走感は素晴らしく聞き手を鼓舞し続けるでしょうね。


WARFARE - Metal Anarchy - Metal Anarchy ★★★ (2019-01-16 13:48:27)

馬鹿テンポ一直線
これがこのバンドの真骨頂
パンキッシュな破壊力と親しみやすいリフレインが印象的
これぞNEATレーベルとも言える魅力に富んでいる


WARGASM - Why Play Around ★★★ (2011-03-20 02:04:27)

トリオ編成とは思えないパワー漲る正調スラッシュメタルバンド。切れ味鋭い鋭角的なリフワークと強靭なドラミングが魅力でした、その中で無駄に叫ばず咆哮しないストレートな唄にクールでニヒルな印象を持ち女人禁制とも言わんばかりのストイックなメタルサウンドが堪能出来ます。一筋縄ではいかないアレンジセンスも素晴らしく、もっと世に知られ賞賛を受けてもおかしくないサウンドを披露しています。BIG4にも負けないスラッシュメタル史上に燦然と輝く名盤です。是非とも聴いて欲しいですね


WARGASM - Why Play Around - Humanoid ★★★ (2011-03-16 02:44:30)

トリオ編成とは思えない突進力に驚かされます
実にパワフルな演奏ですね
他者を寄せ付けない孤高のメタル魂を感じる
88年とは思えない媚を売らないサウンドで勝負しています
そこにニヒルな印象を持ちますね


WARGASM - Why Play Around - Revenge ★★★ (2011-03-16 02:33:06)

クールでニヒルな印象を受けます
硬質なパワーメタルナンバー
トリオ編成の力強さを存分にアピールしています


WARGASM - Why Play Around - Undead ★★★ (2011-03-16 02:36:11)

ミステリアスかつダークなイントロから
当たりかまわず殴り飛ばす
激烈スラッシュナンバーへと突進します
叫ばずともメタルに歌いきるタフな喉がカッコいい


WARGASM - Why Play Around - Wasteland ★★ (2011-03-16 02:41:05)

アルバムのオープニングを飾る
パワフルなミドルナンバー
本当に切れ味鋭いタフネスさがカッコいい


WARHEAD - Speedway ★★★ (2011-12-22 07:19:37)

アルバムタイトル・バンド名・ジャケットそしてMAUSOLEUMレーベルとくれば
手に入れずにはいられませんでした
1984年リリースの1st
強烈な高速ギターリフの数々に首が疼きます
破天荒極まりなく突っ走る爽快感はマイナーメタルの専売特許
四の五の言わずにコブシを振り上げろ、頭を振れと言っていますね
でも本当は無茶苦茶なことをやっているわけではなく
理論整然としたアグレッシブさが猛烈にカッコいいのです
計算された粗暴さが素敵なのです
全体を通して聴くとメロディの弱さと似たような楽曲に飽きが来るかも知れませんが
「ぼやぼやしているお前達のケツを蹴り上げてやるぜ」と言わんばかりの
噛み付くような疾と走感がたまりませんね


WARHEAD - The Day After ★★★ (2020-09-10 17:51:45)

ベルギー産、クサレパワー/スピードメタルバンドによる2枚目。とにかく力技のごり押しスピードサウンドが売りのバンド。その勢い重視の姿勢にスピード狂ならグッとくるでしょうね。メロディを追いかけ歌う手法のシンガーと、摩擦度の高いスラッシーな演奏と絡み合い、どこか粗暴で味気ない部分もあるのに、情緒というのかヨーロピアンスタイルのメロディも溶け合い、ベルギー特有のむさ苦しい暴走スタイルへと昇華している。
先輩格のKILLERやCROSSFIRE、OSTROGOTHバンドが紡ぐ路線に、当時台頭しつつあったスラッシュサウンドを取り入れ、新たなる路線の開拓と言ったところでしょうかね。
無鉄砲に突っ込んで転ぶ、ブサイクさもあるが、それ以上にスピードとパワーに比重を置いた姿勢はメタル愛に対する忠誠心の表れ、売れる音楽性ではないが、ヘヴィメタルの世界に足を突っ込んだ同志としては見過ごすことのできない、ダーティかつパワー漲るスピードメタルに拳を振り上げずにはいられません。マイナーな存在だしレーベルもMausoleumだし、売れる要素も皆無だが、プレスラッシュというのか初期型スラッシュを掘り起こしたと思うマニアや、メタルの歴史に触れたいと思う若い人にこそトライして欲しいサウンドの一つである。元ネタも明け透けな瞬間もあるが、正攻法で迫るHM/HRスタイルを基軸に、時代性を加味させた音楽性は、時に恐ろしいほどギラリとした先鋭的感性を披露していますよ。侮るなかれベルギー産メタルを、そしてMausoleum Recordsも再考して欲しいねぇ。
日本でも、あのレーベルを特化した個人サイトがあることに度肝抜かれましたからね。


WARHORSE - Paul Di’Anno’s Warhorse ★★★ (2024-07-28 05:57:42)

馬の嘶きから始まるストレートなメタルソング。ポール・ディアノのキャリアを見渡しても実に真っ当なHM/HRに取り組んでいる。ウクライナ人とのコラボというのもあるのだろうが、欧州的なメロディは哀愁度を増しており、ある意味、お騒がせタレントの集大成みたいなクズ人間と化したポールの破天荒な人生が醸し出す、ビジネスライクな匂いを消している。完全には消えていないが、このプロジェクトが動き出したのは2年前からだから、フルアルバム完成にこぎ着けられたのは、ポール復活を印象づける事に貢献している。

多様な楽曲に呼応するようにポールも、お得意のパンキッシュな唸り声だけではなく、魅力的なクリーントーンも披露して、傷つき疲れ果てた破滅的人生を滲ませている。現代的なテクノロジーを介して築き上げた古典サウンド。それは多くのファンに取っては期待を受け止める形となっただろう。二人のギタリストには感謝しかないのだが、せっかく⑤のようなドラマティック曲まで用意して、驚かせたのに、⑦のカバーソングは必要だったのだろうか?お気楽にお楽しみなバラエティ番組のドッキリじゃないんだからと思いましたよ。それくらい①から⑥までの流れは良かった。
朴訥としたフォーキーな出だしからテンポアップする⑧で気分を持ち直すも、⑨ではニューウェーブの代表格Depeche Modeである。これも賛否が分かれるだろう。
実験的な要素も強いがポールのロッカーとは違う一面を引き出しているが必要だったかは微妙だ。狙ったかのようなラスト⑩はメイデンのRUNNING FREEを思い出させるような魅力がありクロージングソングとしては成功だ。

全体的な感触は悪くない。ポールは今でも健在だ。オーセンティックなサウンドと堅実なプレイで貢献したギターチームも素晴らしい。あとは⑦と⑨をどう捉えるかで評価も大きく変わるだろう。不思議な物でアルバムと通して聴くと、違和感は少なめなのだが、でもなくても良かったという評価は変わらない。偏見なのかも知れないが、個人的には8曲入でも十分満足できる内容だった。

今作の方向性を煮詰め第二弾、第三弾とパーマネントな活動をして欲しいとは願う。ハリウッド映画ザ・ホエールみたいに車椅子生活とは切り離せないのだろうが、あの声が健在ならば作品には期待したい。


WARLOCK - Burning the Witches ★★ (2011-01-12 18:08:57)

今なお現役で第一線で活躍する女性シンガーの草分けてき存在ドロ・ペッシュ姐さんがフロントマンを飾るドイツのHM/HRバンドの1st
ガッツ溢れる荒々しい楽曲が目白押し、若さに任せた演奏も清く写ります
B級マイナーメタル臭全開ですが、奇をてらわない剛直さにグッときました
ストレートな鋼のサウンドをお探しの方は是非聴いて欲しいですね
⑥⑦あたりはカッコいいですよ


WARLOCK - Burning the Witches - Burning the Witches ★★★ (2011-01-12 01:26:45)

ストロングスタイルの正統派のHM/HRナンバー
ガッツ溢れるドロの歌声がカッコいい
ツインギターが奏でる印象的なフレーズも良いですね


WARLOCK - Burning the Witches - Hateful Guy ★★ (2011-01-12 01:46:55)

シャウト一発
ドロ姐さんの歌声に痺れます
初期衝動を呼び覚ます単純明快さが好きです
ズンズン突き進むリズムもリフも好きですね


WARLOCK - Burning the Witches - Metal Racer ★★★ (2011-01-12 01:41:59)

奇をてらわないアレンジが清い
ストレートなパワーメタルナンバー
歌メロも良いですね
ギターソロもカッコいいし
重さも出している音もめちゃくちゃメタルしていますよ


WARLOCK - Burning the Witches - Sign of Satan ★★ (2011-01-12 01:38:19)

お約束感満載
ストレートなHM/HRナンバー
タイトルからしてキテますよね
単純に楽しみましょう


WARLOCK - Burning the Witches - Without You ★★ (2011-01-12 01:35:53)

アルバムのラストを飾るパワーバラード
欧州産ならではの湿り気を帯びた泣きを発散していますね


WARLOCK - Hellbound ★★★ (2011-01-12 18:21:52)

前作のマイナー臭さが消え完全に洗練度が格段にUP
キレも楽曲の質も向上しメタリックなオープニングナンバーから殺れます
ガツガツとしたごっついサウンドの中で一際異彩を放つ女性Voの存在
シャウト一発雰囲気重視かもしれないが女性らしさも残しつつそれが色眼鏡にならないドロ姐さんのパフォーマンスが素晴らしい
欧州産ならではの湿り気を帯びた哀愁のメロディがメタリックな質感を伴い疾走する様を体感出来る
①③等聴き所も多いですね、ドイツのバンドにしては派手なギターソロも聞かせてくれていますね
剛直な正統派のHM/HRをお探しの方は是非とも聴いてください


WARLOCK - Hellbound - All Night ★★ (2011-01-12 18:23:38)

グルーヴィーなミドルナンバー
この重さが心地よいですね


WARLOCK - Hellbound - Earthshaker Rock ★★★ (2011-01-12 18:31:14)

LIVE映えするでしょうね
ノリノリの疾走ナンバー
思わずサビではコブシを振り上げたくなります
シンプルな構成も好きです
今のご時勢ではお目にかかれない懐かしいサウンドだな


WARLOCK - Hellbound - Hellbound ★★★ (2011-01-12 18:22:44)

アルバムのオープニングを飾る
メタリックな疾走ナンバー
派手目のソロも印象的です
カッコいいですね


WARLOCK - Hellbound - Out of Control ★★★ (2011-01-12 18:29:01)

アルバムのハイライトとも言える
正統派のメロディアスなHM/HRナンバー
お約束感満載だがカッコいい
キャッチーさとメタリックな質感が丁度良いですね


WARLOCK - Hellbound - Shout It Out ★★ (2011-01-12 18:43:40)

ノリの良いパワフルなメタルナンバー
ドロの歌唱も印象的です
タイトな演奏が決まっていますね
派手目のギターも悪くない


WARLOCK - Hellbound - Time to Die ★★ (2011-01-12 18:33:59)

ノリ重視
ストレートな疾走感を煽り立てるアレンジが懐かしい
メタルしていますね


WARLOCK - Hellbound - Wrathchild ★★ (2011-01-12 18:26:31)

ソリッドな切れ味が印象的です
リズムチェンジする様もカッコいい
メロディにイマイチ乗れていない印象を受ける
唄が評価を分けるでしょうね


WARLOCK - Triumph and Agony ★★ (2008-06-06 15:21:00)

女性Voドロ・ペッシュのワイルドな歌声を前面に出しドイツらしい勇壮さなメロディと硬質な正統派HM/HRサウンドが楽しめるバンドの1987年に発売したアルバムです。洗練されたメロディがメタリックな質感を伴い躍動する様がなんとも男らしくカッコよく、時には叙情的でフックに富んだメロディが聴け適度なヘヴィネスさと相俟って心地よく聴くことが出来る、そこにドロが絡んでくるのだが元々シャウティングスタイルのシンガーだけに唄モノとして聴かせるのはキツイだろうがこれはこれで味があって良い。この時代をど真ん中で通った身としては懐かしさもあり今でも稀に聴いています。良くも悪くも80年代的な煌びやかなイメージを抱かせつつもドイツ産の男気溢れるパワーメタルサウンドが堪能出来る一枚、正統派HM/HRマニアの方なら押さえて損はないかと思いますよ


WARLOCK - Triumph and Agony - All We Are ★★★ (2007-06-17 02:45:01)

ガッツ溢れるメタルナンバー
サビは拳を振り上げ大合唱です
PVはチョイ笑える


WARLOCK - Triumph and Agony - Cold, Cold World (2008-06-07 14:15:00)

パワフルでヘヴィなリズムが躍動するミドルナンバー


WARLOCK - Triumph and Agony - Fur Immer ★★ (2008-06-06 15:28:13)

もの悲しいフレーズが耳を惹くバラード
どこか勇壮なイメージを抱かせるのがドイツ産の証でしょう
歌詞はドイツ語です


WARLOCK - Triumph and Agony - I Rule the Ruins ★★★ (2008-06-06 15:35:39)

硬質さと叙情的なメロディの融合が見事なナンバー
キャッチャーな唄メロも耳なじみが良く、派手なギターソロも印象的で曲構成もドラマティックに仕上がっています。サビメロは秀逸ですがドロの唄が煮え切らないかな?でも好きですね
今アルバムのハイライトとも言える名曲です


WARLOCK - Triumph and Agony - Kiss of Death ★★ (2008-06-07 13:57:33)

狼の遠吠えのSEからムーディーに始まる哀愁が漂うミドルナンバー、荒らしいドロの唄は聴かせる曲にはイマイチ合わないかな?でも雰囲気のある曲で個人的には好きです


WARLOCK - Triumph and Agony - Make Time for Love ★★★ (2008-06-07 14:02:24)

欧州産の泣きのパワーバラード
ピアノの旋律が美しい調べを聞かせてくれます
儚さ命なアコギにエモーショナルなギターと泣かせてくれますね
無理にがなる事無くこれくらいの感じで歌ってくれると方が良いね


WARLOCK - Triumph and Agony - Metal Tango ★★★ (2008-06-07 14:11:08)

哀愁のある旋律が華麗に舞うパワフルなミドルナンバー
欧州的な陰りのある旋律が耳を惹きますね
情熱的なギターソロやバッキングで聴けるフレーズがmetal tangoなのでしょうか?カッコイイなぁ


WARLOCK - Triumph and Agony - Three Minute Warning ★★ (2008-06-06 15:30:49)

キャッチャーなメロディが勇壮さを伴い疾走するジャーマンHM/HRナンバー


WARLOCK - Triumph and Agony - Touch of Evil (2008-06-07 14:06:48)

ミステリアスな雰囲気が漂う湿り気のあるパワーメタルナンバー
ドロの粗い歌唱が評価の分かれ目かな?煮え切らないメロディでも硬質でソリッドなサウンドが好きですね


WARLOCK - True as Steel ★★★ (2011-01-12 19:17:40)

イモ臭さなど完全に皆無、個人的には残念な気持ちもありますが
欧州産の泣きの世界観を活かしつつメタリックなナンバーからポップなナンバーまでと
幅広い楽曲を披露し勢い重視だけではない姿を見せてくれましたね
北欧産とは違う甘さを配した硬質さが彼らの生命線
欧州産ならではの湿り気を帯びたメロディと硬質なサウンドの融合
そこに女性VOが独自の色合いを魅せ他との画一性を図っていましたね


WARLOCK - True as Steel - Fight for the Rock ★★ (2011-01-12 18:58:21)

PVも作られたキャッチーなHR
こういったナンバーを放り込ん出来た
彼らの成長振りが嬉しい


WARLOCK - True as Steel - Love Song ★★★ (2011-01-12 18:55:17)

儚いです
泣かされますね
ヨーロピアンメタルならではの泣き具合がハンパないです


WARLOCK - True as Steel - Love in the Danger Zone ★★★ (2011-01-12 19:06:06)

哀愁の叙情派ヘヴィメタルナンバー
この重さが好きですね


WARLOCK - True as Steel - Mr. Gold ★★★ (2011-01-12 19:18:30)

アルバムのオープニングを飾る疾走ナンバー
彼らの気概を窺い知れる一曲です


WARLOCK - True as Steel - Speed of Sound ★★★ (2011-01-12 18:53:26)

タイトルまんま
スピード感を煽り立てるナンバー
ドロの絶唱がカッコいい


WARLOCK - True as Steel - True as Steel ★★ (2011-01-12 19:19:17)

アルバムのタイトルトラック
ダークなミドルナンバー
サビメロも印象的です


WARLORD - Best of Warlord - Aliens ★★★ (2015-08-05 11:42:43)

こちらも元はシングルですね
陰気なメロディが妖しい旋律を奏でます
彼らがいかに様式美系のサウンドを基本としているかが伺えますね
マイナーメタルの世界ではカルト的人気を博す彼らの魅力が詰まっています
リリカルなフレーズを構築する巧みさ
情感豊かなメロディとリフ
ヌルイ音質とは言え骨子は硬派だし
そこはかとない哀がそこかしこに芽生えている
シリアスだが穏和な面も損なわないアレンジが最大の聴きどころ
彼らの魅力は走らずともどっしりと構えたミドルレンジ主体の楽曲にある
そんな事を知らしめる一曲ですね
カップリングされた「Lost and Lonely Days 」と供に楽しんで欲しい一曲ですね


WARLORD - Best of Warlord - Lost and Lonely Days ★★★ (2015-08-05 11:34:31)

当時、今作が収録されているアナログのシングル盤をレンタルしようと手にとっら
友人が「某雑誌のレビューにてケチョンケチョンだった」そんなの借りるなと忠言された
思い出深い一曲
咽び泣く哀愁のリードプレイとキャッチネスさに泣かされます
このシッケシケの陰気さやぺシャンぺシャンなヌルイ音質も含め僕は大好きです


WARLORD - Deliver Us ★★★ (2014-10-20 15:22:40)

メタルブレイドのコンピレーションにも曲を提供していた彼らがレーベルの後押しを受けて1983年にリリースしたデビューEP。Voダミアン・キング、G.Bデストロイヤー、Drサンダー・チャイルド、Keyセンチネルの4人組、結成時からおおよそUS産らしからぬダークなサウンドが話題を呼んだのですが、パーマネントなバンドとしての実態がないようでLIVE活動なども行わなかった事が問題となり認知度は低くめ。そのせいか一部の熱狂的なマニアからの支持を受けていたカルト的なバンドでした。フォーキーなフレーズが耳を惹くヨーロピアンテイスト満載のドラマティックな①が始まった時点で相当な期待は高まるでしょう。その流れを引き継ぐ哀愁のメロディが冷たく鳴り響くミステリアスな様式美ナンバー②全曲のアウトロを引き継ぎ静かに始まるのですが、転調してからはマイナーメロディが劇的に走りだす哀愁の疾走ナンバー③この自らが提示している暗闇を切り裂くようなシャープさが美しいです。⑤では全体的にメロウなメロディを配しメルヘンなダークファンタジー路線を表現し、このバンドの奥深さを改めて知らされます。⑥では重苦しいリズムとダークな質感に邪教の宴といった趣があり、バックで流れるキーボードの響きとギターが幾重にも織りなすフレージングの禍々しさに耳が奪われます。ラストはメタルマカサーにも提供したパワフルな⑦で幕が引きます。ちなみに僕はこの作品をiTunesでゲットしたのですが、そちらはオリジナルより1曲多い7曲入りで⑤が増加分になるのですがパワフルなリズムがけたたましく鳴り響く、彼ららしいダークでミステリアスなメロディを軸に劇的な展開が堪能できる力作となっており、物凄いお得感を感じました。欧州テイスト満載、ミステリアスかつダーク、様式を感じさせるメロディックなサウンドの劇的な演出の仕方は凄まじいテンションの高さと密度の濃い音の世界に引き込まれること請け合いです。音質云々、80年代的なグルーブよりもタイトなビートを聴かしたリズムなど、直線的な面もあるもの鉄壁のリズムプレイは聴き応え十分だし、荒涼としたメロディを黒く塗りつぶし光沢を与えるギターとキーボードの絡みは独自の世界観を花開かせることに一役も二役もかっております。歌い手の線の細さは否めませんが、劇的でシリアスな正統派サウンドを求めている方ならグッとくるでしょうね。ちなみに1984年にシングルをリリース、そこで専任ベースにアークエンジェルさんとVoがダミアン・キングⅡ世にメンバーチェンジ、その作品を店頭で見つけ手に取っていたら友人に某商業誌のレビューにて酷評された事を友人が教えてくれました。「わしには分からんアホじゃけぇ」と言い放って購入した事は言うまでもありません。


WARLORD - Deliver Us - Black Mass ★★★ (2014-10-20 15:34:22)

サバスティカルな一曲
邪悪さが光りますね
ヘヴィなミドルナンバー
カッコいいわ


WARLORD - Deliver Us - Child of the Damned ★★★ (2014-10-20 15:29:53)

シャープなギターが華麗に舞い踊る王道を行く疾走ナンバー
重量感のあるリズムも印象的
まさにメタリックですね


WARLORD - Deliver Us - Deliver Us from Evil ★★★ (2014-10-20 15:25:18)

フォーキーでメランコリックなフレーズに導かれるドラマティックな一曲
アルバムのオープニングに相応しい重量感とシリアスな雰囲気がたまりません
早くも名盤の匂いを発散させていますね


WARLORD - Deliver Us - Lucifer's Hammer ★★★ (2014-10-20 15:36:32)

パワフルさと荒涼としたメロディが印象的です
キーボードもいい仕事をしていますよ
中盤の盛り上がりも相当なもの
独自のカラーを持つバンドは強いね


WARLORD - Deliver Us - Mrs Victoria ★★★ (2014-10-20 15:38:21)

張りつめた緊張感に狂気が滲み出ています
劇的な演出を施したメタリックな一曲
気合い入りますね


WARLORD - Deliver Us - Penny for a Poor Man ★★★ (2014-10-20 15:32:46)

綺麗なメロディが耳を惹きます
ドラマ性を讃えたメロウな一曲
シャープなさとメタリックな質感と
汚れの無い聡明なメロディとの対比が面白い


WARLORD - Deliver Us - Winter Tears ★★★ (2014-10-20 15:28:25)

甘いメロディにメルヘンさを感じます
中盤のソロプレイにリリカルなフレーズに胸キュン
難しい事はやっていないが印象的ですね
ダークでミステリアスな哀メロナンバー


WARLORD - The Holy Empire ★★★ (2016-06-27 14:34:24)

US産カルトメタルヒーローが二度目の復活を経て2013年にリリースした3rd。ウィリアム・ツァミス&マーク・ゾンダーの二人が迎え入れたのはスティーブ・ヴァイなどのお仕事で知られるバークリー音大出身のベーシスト、フィリップ・バイノとシンガーにはダミアンキング3世ことリック・アンダーソンの復活と、聴く前から否応なしに期待値も高まりますが、あの濃厚な世界観は健在、ミステリアスかつダークなファンタジック路線は今まで以上に神秘的な音色を奏で、よりシリアスな作風へと赴いています。とにかく時代を超越した音楽性の崇高さには驚嘆あるのみ、もう少し時代背景を考えても良いのではと思いますが、タイムスリップした感覚を覚えるレジェンダリーな作風は圧巻の一言。ストーリー性の高い世界観を演出する演奏と、フックに富んだメロディの数々は好む好まざるを得ずとも認めざるを得ない高い技量に支えられており、派手な装飾を飾らずとも、飽きさせる事のない色彩豊かな音楽性の高さは彼らの醍醐味として高らかに鳴り響いているでしょう。ド派手な仕掛けやキャッチネスさとは無用の音楽性故に好き嫌いもハッキリと別れるでしょう、そもそも速く曲がないのは苦手という方には全くもって進められませんが、神々しいまでに輝かしいエピカルな一代抒情詩を前に、これ以上の駄文は必要なしですね。エピックメタルマニアは勿論ですが、これからこのジャンルに挑戦したいと思う方には強くお勧めしたいですね。


WARNING - Warning II ★★ (2012-07-24 22:12:45)

1982年リリースの2nd、フランス産のバンドですが適度な湿り気とNWOBHMな勢い任せの曲調がカッコよく、独自性の高いサウンドを聞かせてくれます。この時代です音はペラッペラに薄いのですがヤケクソ感と走り出し方に国柄なのでしょうか今までにない感じを受けますね。ギターも弾きまくり攻撃的なサウンドメイクを披露、独自性をアピールするのに一役買っていますね。フランス語の語感もなんとも不思議なのですが、ハイテンションなハイトーンボイスが不安を一蹴してくれます。この時代ならではのタイム感とアメリカでもドイツでも北欧でもないフレンチなイメージを想起させるメロディが聞こえてくるのがバンドの肝、また適度なポップセンスとメタルな粗暴さが絶妙な絡みているのも今作の聴き所でしょうね。B級メタルマニアならずとも個性的な雰囲気を堪能できる味わい深い一枚です


WARPIGS ★★★ (2011-04-09 04:52:59)

1991年と言えばメタリゼーションなるイベントを開催させ国内のスラッシュメタルバンドが一同に介し全国ツアーを行いました、スラッシュシーンが大きく盛り上がり雨後のタケノコの如く多様性に富んだ魅力溢れるバンドも出現しジャパメタマニアとしては食指を伸ばし青田買いでCDを購入したものです、カタログ雑誌の評価なんて目もくれずに己の感性を信じ聴いていました。X-JAPANの成功により僕の周りにもメタルのCDを片手ににわかファンが増えたものです、シーンの牽引者であるアウトレイジがMetalliquorって名前でメタリカのカヴァーを披露したりしていましたね。ユナイテッドがミニアルバムをリリースしたりと1992年に掛けて国産スラッシャーがもっとも輝いていた時期でしょう。そんな時期に今や大手レーベルへと成長したハウリング・ブルから世に送り出されたのがウォーピッグスなんですよ。直線的で鋭利なスラッシュとは明らかに一線を画すオールドスタイルを取り込みむしろ70年代に倒錯した原始的なサウンドが身上のバンドでした、バンド名に負けない地を這いずり回るグルーブ感はサバスにも通ずるものがありました。サクリファイスがNWOBHMに根ざした暴走HM/HRサウンドなら彼等はそれよりも古い時代性を取り入れたバンドでした。恐ろしいくらい情報が世に出ていないのでちょっと当時の記憶を振り絞っています、ユナイテッド・サクリファイス・ウォーピッグス・ロウシェッドの順番でリリースされましたね。日本にはない個性的な70年代的HM/HRやサイケに80年代も取り入れたクロスオーヴァーサウンドが印象的です、こういったスタイルのサウンドは国内で皆無でしたね。独自性が強みでしたが評価には繋がらず、フルアルバム一枚で終了しました。


WARPIGS - Stay Cool ★★★ (2011-04-11 03:50:01)

元ジュラシックジェイドのギターとベースにDOOMのドラマーが若干18歳の無名の新人Voを招きデビューをしたバンドかと思います。スラッシュバンドを扱うハウリング・ブルから出ただけにゴリゴリのメタルサウンドを予想していたら、良い意味で裏切られましたね。グルーヴィーなリズムを中心とした豪快なサウンドを披露、原始人が骨付き肉に齧り付き血肉を啜るような野蛮な骨太ロックサウンドです。ギターが織り成す色彩豊かで時にはメロディアスなソロのフレーズには大いに引き寄せられました。パワー全開の原始的なロックンロールを抜群のグルーブ感で引っ張るリズム隊の安定感は実に心地よいです、流石は名のあるバンド出身です。その中でもキャリアがどの程度なのは分かりませんが18歳の近藤が咆哮スタイルのVoで個性を発揮し未熟な部分はあるかも知れませんが将来性を大きく感じさせてくれました。ブルースハープを披露したり渋い面も魅せてくれます。こういった雰囲気を壊さない演者の力量に脱帽するも、僕には少々門外漢な面もあり、コメントに躊躇していたのですが、久しぶりに聴いてみたら時代性に流されないオールドスクールなロックスタイルに魅了されたのです、この重量感とグルーブは癖になりますね。


WARPIGS - Stay Cool - Bluff It Out ★★ (2011-05-07 12:43:19)

実質アルバムのオープニング
実力派の醸し出す雰囲気物のブルージーなHM/HRナンバー
枯れたギターがいいですね


WARPIGS - Stay Cool - Looters ★★★ (2011-04-09 04:25:00)

原始的豪快なノリがカッコいい
70年代の色合いを滲ませたクロスオーヴァーサウンド


WARPIGS - Stay Cool - One Way ★★ (2011-05-07 12:45:56)

音質は軽いものの理屈抜きに
スイングしたくなるノリがカッコいい
渋いアップテンポなナンバー


WARRANT - Born Again ★★★ (2020-07-07 13:08:16)

メタルバブル末期に登場、その恩恵をギリギリのところで受け、またシーンの活性化にも貢献した彼ら。看板シンガーの脱退、音楽性の変貌など、苦難の時期を乗り越え辿り着いたのが今作。
既にシーンの中では、昔の音楽性に戻る時期でもあった、CDを売るのではなくライブ興行に活路を見出すバンド運営。会場に訪れるオジサンたちをもてなすには、往年のスタイルへの回帰は必然だったと思われる。
そんな時期でのリリースだけに、このバンドも昔のスタイルへ帰還。メンバーもヴォーカルを除き黄金期へカムバックとお膳立ては揃っている。
流石に、まんま80年代なんて馬鹿げた選択はしていないので、2000年以降のスタイルを取り込み自分たち流儀に再構築。あの声あってのバンドだなぁという、無いものねだり感は膨らむのだが、ヘヴィでルーズな現代的ロックサウンドは、古典と向き合い新しいスタイルを披露してくれた。
少しでもモダンな匂いがすればアレルギーを起こし犯罪者と罵りたくなる、潔癖症の方には、当然進められるものではないが、順当に育んできた音楽性、これはこれでありでしょう。古いことをそのまんまやらなくてよかったです。


WARRANT - Cherry Pie ★★ (2008-10-11 02:17:00)

バブリーなアメリカンロックのイメージが強く軟派な雰囲気が漂うバンドでしたが、今作は洗練された良質な曲が多く収録されている好盤だと思います。
彼らの場合は計算された軽薄さとも言えば良いのか大味なアメリカンHM/HRと思わせつつもキチンとバランスを考えた楽曲が目に付き1stよりも重量感も増したメリハリのあるサウンドは聴き応え十分、時代性を加味した洗練されたヘヴィロックサウンドを聴かせてくれました。90年代に入りどのバンドも方向性の変更や規模の縮小を迫られる中で彼らも時代の波の飲み込まれるのだが、今なおこの時代に打ち出したサウンドは無駄をそぎ落とした良質なアメリカンHM/HRが息づいており、ハードだが嫌みのない爽快感が魅力でしたね。かれらの場合は音そのものよりも売れ線志向と取られた軽薄な存在感がコアなメタルファンに受け入れられなかったのでしょう。
ポップでキャッチャーなHM/HRが好きな方なら楽しめること請け合いですし是非とも聴いてから判断して欲しいですねぇ
必然性のないキャラだけの無意味な陰鬱や猟奇さではない普遍のロックサウンドが明確に存在感を打ち出している良質な楽曲の数々に惹かれるものがあるかと思います


WARRANT - Cherry Pie - Bed of Roses ★★ (2008-10-11 02:34:55)

爽快感抜群の洗練されたメロディアスアメリカンHM/HRナンバー


WARRANT - Cherry Pie - Cherry Pie ★★ (2008-10-11 02:22:03)

アルバムのオープニングナンバー
馬鹿っぽい歌詞もピッタリな曲調が素敵すぎ
豪快なノリも計算された感じがあり
時代性を思いっきり感じさせてくれる


WARRANT - Cherry Pie - I Saw Red ★★★ (2008-10-11 02:30:52)

あめりかんのバンドらしいパワーバラード
ジェイニーレインの歌声が染み渡ります


WARRANT - Cherry Pie - Sure Feels Good to Me ★★★ (2008-10-11 02:33:11)

重量感と疾走感のバランス感覚が見事なHM/HRナンバー
キャッチャーな歌メロも耳を引きますね
3分切っているのもいいねー


WARRANT - Cherry Pie - Thin Disguise ★★★ (2008-10-11 02:23:55)

爽快感のあるメロディアスなアメリカンHM/HRナンバー
このポップセンスは目を見張るものがある


WARRANT - Cherry Pie - Uncle Tom's Cabin ★★★ (2008-10-11 02:28:40)

この曲は個人的には今アルバムのハイライト
静かな出だしからハードな流れへと移行していく様がカッコよく
練り上げられたメロディと相俟って極上のアメリカンHM/HRへと昇華している。ただのパーティーロックバンドではない彼らの技量が示された名曲です


WARRANT - Dirty Rotten Filthy Stinking Rich ★★ (2008-10-11 03:02:00)

80年代後半にデビューを果たしたアメリカンHM/HRバンドの1st
非常にに洗練されたアメリカンハードロックサウンドを聞かせてくれるバンドで
同時期にデビューしたSKIDROWとは違うポップなサウンドが魅力のバンドでした
個人的にはエッジ不足で軟弱なイメージがあるのですが
たまには耳を休めて音楽を楽しみたいというときに今でも稀に聴くことがあります
コアなHM/HRファンにはオススメしませんが産業ロック等と揶揄されるバンドが好きな人は聴いて欲しいですね(個人的には産業ロックっと言う言葉に悪意を感じていません、万人に受け入れられる曲等そうそう書けるものではありません。むしろ自らのカラーを捨て時代に擦り寄ったバンドの方がよほど産業ロックと言う言葉がシックリ来るからです、音がデカければヘヴィメタルってのは無しですね)


WARRANT - Dirty Rotten Filthy Stinking Rich - Big Talk ★★ (2008-10-11 02:40:19)

お洒落すぎるきらいはあるがポップでキャッチャーなアメリカンHRナンバー
明るい気分にさせてくれますね


WARRANT - Dirty Rotten Filthy Stinking Rich - Down Boys ★★ (2008-10-11 02:45:37)

優等生過ぎる感じが強い洗練された良質なHRナンバー
時代性を感じさせてくれますね


WARRANT - Dirty Rotten Filthy Stinking Rich - Heaven (2008-10-11 02:37:11)

売れ線志向ではあるが感動的なバラードナンバー
嫌味がなさ過ぎる感もあるがスッと耳に入ってきます


WARRANT - Dirty Rotten Filthy Stinking Rich - Sometimes She Cries ★★ (2008-10-11 02:42:07)

洗練された哀愁のパワーバラード
メタル色は薄いがよく出来た佳曲です


WARRIOR - Fighting for the Earth ★★★ (2012-05-02 02:54:29)

アメリカのバンドにありがちな軽いノリなど皆無、その姿はかつて新日本プロレスのマット活躍するヒールレスラーで売り出したが根は真面目な外国人バット・ニュースアレンを髣髴とさせるガッチリと正攻法で迫るメタリックなアルバムです。日系人のトミー・アカサワがギターを弾いているのが国内でも話題になったことを思いだいますね、力強くヒステリックになり過ぎない強靭なハイトーンも素晴らしく真っ向勝負で聞かせてくれます。最近CDをiPodに落としていて久しぶりに聞き返しレヴューしましたが、US産らしいマッチョな正統派メタルのオンパレードに興奮しましたね。ツインギターの奏でる叙情的なフレーズも乾いた質感のコンクリートサウンドの中だから生きてくるのでしょう、それにしても力負けしないパワフルな歌い手だねぇ、個人的にはもっと分かりやすく単純に走る曲があればなお良いのですが、それもこのバンドの持ち味ですからね。バットニュースアレンを想起させる無骨なメタルサウンドをお探しの方は聞いて損はしないでしょう。


WARRIOR - The Code of Life (2014-05-17 19:01:38)

1985年にアルバムを出したきり解散し1998年に復活をしていたとは知りませんでした。US産の無機質なコンクリートサウンドがカッコ良かった彼らがいかようなサウンドで返り咲いたのか?今作は2001年にNuclear Blastとからリリースされた3rd。シンガーにロブ・ロックを迎え入れマニアならずとも興味がそそられるラインナップとなりました。2000年以降のごっついリフワークを生かした重量級の一枚、もともと地味なバンドだっただけに相変わらずの地味さ加減に驚かされます。ストロングスタイルの無機質なサウンドにロブの光沢のあるハイトーンが絡む瞬間の美しさやメロデイックなフレーズが聞こえてる様にドキッとさせられますが、かつての姿をイメージすると肩透かしを食らいますね。ガツンと耳に残るヘヴィロックサウンドを前に2000年だよおっかさんと遠くを見つめつつ、質の高い小気味いい演奏を楽しんでいます。


WARRIORS - Warriors (Canadian Version) ★★★ (2017-01-10 15:49:00)

ユーゴスラビア人とカナダ人による混合バンド、ユーゴやセルビアなどを中心に活動、1983年にアルバムをリリース後、カナダのレーベルから契約を勝ち取り1984に2ndをリリース。ちなみに1stも今作と同じセルフタイトルのアルバムでややこしい事、この上ないのですが、今作で聴ける湿り気のあるメロディと洗練されたキャッチネスさが瑞々しく弾けるハードポップサウンドを奏でており、暗く湿った欧州的翳りのあるメロディと大陸的なグルーブとの融合も果たしていますが、配合率がリミットでもユーゴ7/カナダ3位なので欧州産のメロディックHM/HRにメインストリーム的な垢抜けた感性がプラスされたワールドワイドな作風へと仕上がっており、その筋のマニアの興味を十分満たしてくれるでょう。
やや耳触りに感じる線の細いハイトーンもギリギリのところで踏ん張り、そこに透明感溢れるコーラスワークが厚みをもたらしボーカルラインを大切にした作りは、メロディ派には頼もしい姿に映るでょう。アマアマのポップサウンドではなく、シリアスな作風に終始してるのが東欧とカナダ融合がもたらした最大の化学反応なら、これからもこういったバンドが出現して欲しいですね。


WATCHTOWER - Control and Resistance ★★ (2018-07-25 14:15:43)

ジャズ・フュージョンからの変則的なリズムを大胆に取り込んだHM/HRバンドの2nd。このテクニカルサウンドを支えるリズム隊などロック的なアプローチとは一味も二味も違うように、かなり特殊な部類に分類されるバンドだろう。HADESのヴォーカルとして知られるアランのハイトーンも機会的なサウンドにハマり独自性をアピール。なんとも奇妙な感触を残している。
そんな個性的なサウンドの頂点に立っているのはボビー・ジャーゾンベクとは血を分けた兄弟である、ロン・ジャーゾンベクの攻撃的なギターワークに尽きる。変態的なスケールを駆使したギターは縦横無人に駆け回りバンドサウンドを牽引。なかでもゴリゴリと迫りくるリフワークなど、メタルバンドの醍醐味とも言える旨味があり聴いていて爽快だ。
少々ひねくれいる分、聴きやすいとはいかないが、このバンドの美学とも言える狂気に満ちたメタルサウンドを堪能出来るだろう。