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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 12001-12100

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 12001-12100
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WARLOCK - Triumph and Agony - Cold, Cold World (2008-06-07 14:15:00)

パワフルでヘヴィなリズムが躍動するミドルナンバー


WARLOCK - Triumph and Agony - Fur Immer ★★ (2008-06-06 15:28:13)

もの悲しいフレーズが耳を惹くバラード
どこか勇壮なイメージを抱かせるのがドイツ産の証でしょう
歌詞はドイツ語です


WARLOCK - Triumph and Agony - I Rule the Ruins ★★★ (2008-06-06 15:35:39)

硬質さと叙情的なメロディの融合が見事なナンバー
キャッチャーな唄メロも耳なじみが良く、派手なギターソロも印象的で曲構成もドラマティックに仕上がっています。サビメロは秀逸ですがドロの唄が煮え切らないかな?でも好きですね
今アルバムのハイライトとも言える名曲です


WARLOCK - Triumph and Agony - Kiss of Death ★★ (2008-06-07 13:57:33)

狼の遠吠えのSEからムーディーに始まる哀愁が漂うミドルナンバー、荒らしいドロの唄は聴かせる曲にはイマイチ合わないかな?でも雰囲気のある曲で個人的には好きです


WARLOCK - Triumph and Agony - Make Time for Love ★★★ (2008-06-07 14:02:24)

欧州産の泣きのパワーバラード
ピアノの旋律が美しい調べを聞かせてくれます
儚さ命なアコギにエモーショナルなギターと泣かせてくれますね
無理にがなる事無くこれくらいの感じで歌ってくれると方が良いね


WARLOCK - Triumph and Agony - Metal Tango ★★★ (2008-06-07 14:11:08)

哀愁のある旋律が華麗に舞うパワフルなミドルナンバー
欧州的な陰りのある旋律が耳を惹きますね
情熱的なギターソロやバッキングで聴けるフレーズがmetal tangoなのでしょうか?カッコイイなぁ


WARLOCK - Triumph and Agony - Three Minute Warning ★★ (2008-06-06 15:30:49)

キャッチャーなメロディが勇壮さを伴い疾走するジャーマンHM/HRナンバー


WARLOCK - Triumph and Agony - Touch of Evil (2008-06-07 14:06:48)

ミステリアスな雰囲気が漂う湿り気のあるパワーメタルナンバー
ドロの粗い歌唱が評価の分かれ目かな?煮え切らないメロディでも硬質でソリッドなサウンドが好きですね


WARLOCK - True as Steel ★★★ (2011-01-12 19:17:40)

イモ臭さなど完全に皆無、個人的には残念な気持ちもありますが
欧州産の泣きの世界観を活かしつつメタリックなナンバーからポップなナンバーまでと
幅広い楽曲を披露し勢い重視だけではない姿を見せてくれましたね
北欧産とは違う甘さを配した硬質さが彼らの生命線
欧州産ならではの湿り気を帯びたメロディと硬質なサウンドの融合
そこに女性VOが独自の色合いを魅せ他との画一性を図っていましたね


WARLOCK - True as Steel - Fight for the Rock ★★ (2011-01-12 18:58:21)

PVも作られたキャッチーなHR
こういったナンバーを放り込ん出来た
彼らの成長振りが嬉しい


WARLOCK - True as Steel - Love Song ★★★ (2011-01-12 18:55:17)

儚いです
泣かされますね
ヨーロピアンメタルならではの泣き具合がハンパないです


WARLOCK - True as Steel - Love in the Danger Zone ★★★ (2011-01-12 19:06:06)

哀愁の叙情派ヘヴィメタルナンバー
この重さが好きですね


WARLOCK - True as Steel - Mr. Gold ★★★ (2011-01-12 19:18:30)

アルバムのオープニングを飾る疾走ナンバー
彼らの気概を窺い知れる一曲です


WARLOCK - True as Steel - Speed of Sound ★★★ (2011-01-12 18:53:26)

タイトルまんま
スピード感を煽り立てるナンバー
ドロの絶唱がカッコいい


WARLOCK - True as Steel - True as Steel ★★ (2011-01-12 19:19:17)

アルバムのタイトルトラック
ダークなミドルナンバー
サビメロも印象的です


WARLORD - Best of Warlord - Aliens ★★★ (2015-08-05 11:42:43)

こちらも元はシングルですね
陰気なメロディが妖しい旋律を奏でます
彼らがいかに様式美系のサウンドを基本としているかが伺えますね
マイナーメタルの世界ではカルト的人気を博す彼らの魅力が詰まっています
リリカルなフレーズを構築する巧みさ
情感豊かなメロディとリフ
ヌルイ音質とは言え骨子は硬派だし
そこはかとない哀がそこかしこに芽生えている
シリアスだが穏和な面も損なわないアレンジが最大の聴きどころ
彼らの魅力は走らずともどっしりと構えたミドルレンジ主体の楽曲にある
そんな事を知らしめる一曲ですね
カップリングされた「Lost and Lonely Days 」と供に楽しんで欲しい一曲ですね


WARLORD - Best of Warlord - Lost and Lonely Days ★★★ (2015-08-05 11:34:31)

当時、今作が収録されているアナログのシングル盤をレンタルしようと手にとっら
友人が「某雑誌のレビューにてケチョンケチョンだった」そんなの借りるなと忠言された
思い出深い一曲
咽び泣く哀愁のリードプレイとキャッチネスさに泣かされます
このシッケシケの陰気さやぺシャンぺシャンなヌルイ音質も含め僕は大好きです


WARLORD - Deliver Us ★★★ (2014-10-20 15:22:40)

メタルブレイドのコンピレーションにも曲を提供していた彼らがレーベルの後押しを受けて1983年にリリースしたデビューEP。Voダミアン・キング、G.Bデストロイヤー、Drサンダー・チャイルド、Keyセンチネルの4人組、結成時からおおよそUS産らしからぬダークなサウンドが話題を呼んだのですが、パーマネントなバンドとしての実態がないようでLIVE活動なども行わなかった事が問題となり認知度は低くめ。そのせいか一部の熱狂的なマニアからの支持を受けていたカルト的なバンドでした。フォーキーなフレーズが耳を惹くヨーロピアンテイスト満載のドラマティックな①が始まった時点で相当な期待は高まるでしょう。その流れを引き継ぐ哀愁のメロディが冷たく鳴り響くミステリアスな様式美ナンバー②全曲のアウトロを引き継ぎ静かに始まるのですが、転調してからはマイナーメロディが劇的に走りだす哀愁の疾走ナンバー③この自らが提示している暗闇を切り裂くようなシャープさが美しいです。⑤では全体的にメロウなメロディを配しメルヘンなダークファンタジー路線を表現し、このバンドの奥深さを改めて知らされます。⑥では重苦しいリズムとダークな質感に邪教の宴といった趣があり、バックで流れるキーボードの響きとギターが幾重にも織りなすフレージングの禍々しさに耳が奪われます。ラストはメタルマカサーにも提供したパワフルな⑦で幕が引きます。ちなみに僕はこの作品をiTunesでゲットしたのですが、そちらはオリジナルより1曲多い7曲入りで⑤が増加分になるのですがパワフルなリズムがけたたましく鳴り響く、彼ららしいダークでミステリアスなメロディを軸に劇的な展開が堪能できる力作となっており、物凄いお得感を感じました。欧州テイスト満載、ミステリアスかつダーク、様式を感じさせるメロディックなサウンドの劇的な演出の仕方は凄まじいテンションの高さと密度の濃い音の世界に引き込まれること請け合いです。音質云々、80年代的なグルーブよりもタイトなビートを聴かしたリズムなど、直線的な面もあるもの鉄壁のリズムプレイは聴き応え十分だし、荒涼としたメロディを黒く塗りつぶし光沢を与えるギターとキーボードの絡みは独自の世界観を花開かせることに一役も二役もかっております。歌い手の線の細さは否めませんが、劇的でシリアスな正統派サウンドを求めている方ならグッとくるでしょうね。ちなみに1984年にシングルをリリース、そこで専任ベースにアークエンジェルさんとVoがダミアン・キングⅡ世にメンバーチェンジ、その作品を店頭で見つけ手に取っていたら友人に某商業誌のレビューにて酷評された事を友人が教えてくれました。「わしには分からんアホじゃけぇ」と言い放って購入した事は言うまでもありません。


WARLORD - Deliver Us - Black Mass ★★★ (2014-10-20 15:34:22)

サバスティカルな一曲
邪悪さが光りますね
ヘヴィなミドルナンバー
カッコいいわ


WARLORD - Deliver Us - Child of the Damned ★★★ (2014-10-20 15:29:53)

シャープなギターが華麗に舞い踊る王道を行く疾走ナンバー
重量感のあるリズムも印象的
まさにメタリックですね


WARLORD - Deliver Us - Deliver Us from Evil ★★★ (2014-10-20 15:25:18)

フォーキーでメランコリックなフレーズに導かれるドラマティックな一曲
アルバムのオープニングに相応しい重量感とシリアスな雰囲気がたまりません
早くも名盤の匂いを発散させていますね


WARLORD - Deliver Us - Lucifer's Hammer ★★★ (2014-10-20 15:36:32)

パワフルさと荒涼としたメロディが印象的です
キーボードもいい仕事をしていますよ
中盤の盛り上がりも相当なもの
独自のカラーを持つバンドは強いね


WARLORD - Deliver Us - Mrs Victoria ★★★ (2014-10-20 15:38:21)

張りつめた緊張感に狂気が滲み出ています
劇的な演出を施したメタリックな一曲
気合い入りますね


WARLORD - Deliver Us - Penny for a Poor Man ★★★ (2014-10-20 15:32:46)

綺麗なメロディが耳を惹きます
ドラマ性を讃えたメロウな一曲
シャープなさとメタリックな質感と
汚れの無い聡明なメロディとの対比が面白い


WARLORD - Deliver Us - Winter Tears ★★★ (2014-10-20 15:28:25)

甘いメロディにメルヘンさを感じます
中盤のソロプレイにリリカルなフレーズに胸キュン
難しい事はやっていないが印象的ですね
ダークでミステリアスな哀メロナンバー


WARLORD - The Holy Empire ★★★ (2016-06-27 14:34:24)

US産カルトメタルヒーローが二度目の復活を経て2013年にリリースした3rd。ウィリアム・ツァミス&マーク・ゾンダーの二人が迎え入れたのはスティーブ・ヴァイなどのお仕事で知られるバークリー音大出身のベーシスト、フィリップ・バイノとシンガーにはダミアンキング3世ことリック・アンダーソンの復活と、聴く前から否応なしに期待値も高まりますが、あの濃厚な世界観は健在、ミステリアスかつダークなファンタジック路線は今まで以上に神秘的な音色を奏で、よりシリアスな作風へと赴いています。とにかく時代を超越した音楽性の崇高さには驚嘆あるのみ、もう少し時代背景を考えても良いのではと思いますが、タイムスリップした感覚を覚えるレジェンダリーな作風は圧巻の一言。ストーリー性の高い世界観を演出する演奏と、フックに富んだメロディの数々は好む好まざるを得ずとも認めざるを得ない高い技量に支えられており、派手な装飾を飾らずとも、飽きさせる事のない色彩豊かな音楽性の高さは彼らの醍醐味として高らかに鳴り響いているでしょう。ド派手な仕掛けやキャッチネスさとは無用の音楽性故に好き嫌いもハッキリと別れるでしょう、そもそも速く曲がないのは苦手という方には全くもって進められませんが、神々しいまでに輝かしいエピカルな一代抒情詩を前に、これ以上の駄文は必要なしですね。エピックメタルマニアは勿論ですが、これからこのジャンルに挑戦したいと思う方には強くお勧めしたいですね。


WARNING - Warning II ★★ (2012-07-24 22:12:45)

1982年リリースの2nd、フランス産のバンドですが適度な湿り気とNWOBHMな勢い任せの曲調がカッコよく、独自性の高いサウンドを聞かせてくれます。この時代です音はペラッペラに薄いのですがヤケクソ感と走り出し方に国柄なのでしょうか今までにない感じを受けますね。ギターも弾きまくり攻撃的なサウンドメイクを披露、独自性をアピールするのに一役買っていますね。フランス語の語感もなんとも不思議なのですが、ハイテンションなハイトーンボイスが不安を一蹴してくれます。この時代ならではのタイム感とアメリカでもドイツでも北欧でもないフレンチなイメージを想起させるメロディが聞こえてくるのがバンドの肝、また適度なポップセンスとメタルな粗暴さが絶妙な絡みているのも今作の聴き所でしょうね。B級メタルマニアならずとも個性的な雰囲気を堪能できる味わい深い一枚です


WARPIGS ★★★ (2011-04-09 04:52:59)

1991年と言えばメタリゼーションなるイベントを開催させ国内のスラッシュメタルバンドが一同に介し全国ツアーを行いました、スラッシュシーンが大きく盛り上がり雨後のタケノコの如く多様性に富んだ魅力溢れるバンドも出現しジャパメタマニアとしては食指を伸ばし青田買いでCDを購入したものです、カタログ雑誌の評価なんて目もくれずに己の感性を信じ聴いていました。X-JAPANの成功により僕の周りにもメタルのCDを片手ににわかファンが増えたものです、シーンの牽引者であるアウトレイジがMetalliquorって名前でメタリカのカヴァーを披露したりしていましたね。ユナイテッドがミニアルバムをリリースしたりと1992年に掛けて国産スラッシャーがもっとも輝いていた時期でしょう。そんな時期に今や大手レーベルへと成長したハウリング・ブルから世に送り出されたのがウォーピッグスなんですよ。直線的で鋭利なスラッシュとは明らかに一線を画すオールドスタイルを取り込みむしろ70年代に倒錯した原始的なサウンドが身上のバンドでした、バンド名に負けない地を這いずり回るグルーブ感はサバスにも通ずるものがありました。サクリファイスがNWOBHMに根ざした暴走HM/HRサウンドなら彼等はそれよりも古い時代性を取り入れたバンドでした。恐ろしいくらい情報が世に出ていないのでちょっと当時の記憶を振り絞っています、ユナイテッド・サクリファイス・ウォーピッグス・ロウシェッドの順番でリリースされましたね。日本にはない個性的な70年代的HM/HRやサイケに80年代も取り入れたクロスオーヴァーサウンドが印象的です、こういったスタイルのサウンドは国内で皆無でしたね。独自性が強みでしたが評価には繋がらず、フルアルバム一枚で終了しました。


WARPIGS - Stay Cool ★★★ (2011-04-11 03:50:01)

元ジュラシックジェイドのギターとベースにDOOMのドラマーが若干18歳の無名の新人Voを招きデビューをしたバンドかと思います。スラッシュバンドを扱うハウリング・ブルから出ただけにゴリゴリのメタルサウンドを予想していたら、良い意味で裏切られましたね。グルーヴィーなリズムを中心とした豪快なサウンドを披露、原始人が骨付き肉に齧り付き血肉を啜るような野蛮な骨太ロックサウンドです。ギターが織り成す色彩豊かで時にはメロディアスなソロのフレーズには大いに引き寄せられました。パワー全開の原始的なロックンロールを抜群のグルーブ感で引っ張るリズム隊の安定感は実に心地よいです、流石は名のあるバンド出身です。その中でもキャリアがどの程度なのは分かりませんが18歳の近藤が咆哮スタイルのVoで個性を発揮し未熟な部分はあるかも知れませんが将来性を大きく感じさせてくれました。ブルースハープを披露したり渋い面も魅せてくれます。こういった雰囲気を壊さない演者の力量に脱帽するも、僕には少々門外漢な面もあり、コメントに躊躇していたのですが、久しぶりに聴いてみたら時代性に流されないオールドスクールなロックスタイルに魅了されたのです、この重量感とグルーブは癖になりますね。


WARPIGS - Stay Cool - Bluff It Out ★★ (2011-05-07 12:43:19)

実質アルバムのオープニング
実力派の醸し出す雰囲気物のブルージーなHM/HRナンバー
枯れたギターがいいですね


WARPIGS - Stay Cool - Looters ★★★ (2011-04-09 04:25:00)

原始的豪快なノリがカッコいい
70年代の色合いを滲ませたクロスオーヴァーサウンド


WARPIGS - Stay Cool - One Way ★★ (2011-05-07 12:45:56)

音質は軽いものの理屈抜きに
スイングしたくなるノリがカッコいい
渋いアップテンポなナンバー


WARRANT - Born Again ★★★ (2020-07-07 13:08:16)

メタルバブル末期に登場、その恩恵をギリギリのところで受け、またシーンの活性化にも貢献した彼ら。看板シンガーの脱退、音楽性の変貌など、苦難の時期を乗り越え辿り着いたのが今作。
既にシーンの中では、昔の音楽性に戻る時期でもあった、CDを売るのではなくライブ興行に活路を見出すバンド運営。会場に訪れるオジサンたちをもてなすには、往年のスタイルへの回帰は必然だったと思われる。
そんな時期でのリリースだけに、このバンドも昔のスタイルへ帰還。メンバーもヴォーカルを除き黄金期へカムバックとお膳立ては揃っている。
流石に、まんま80年代なんて馬鹿げた選択はしていないので、2000年以降のスタイルを取り込み自分たち流儀に再構築。あの声あってのバンドだなぁという、無いものねだり感は膨らむのだが、ヘヴィでルーズな現代的ロックサウンドは、古典と向き合い新しいスタイルを披露してくれた。
少しでもモダンな匂いがすればアレルギーを起こし犯罪者と罵りたくなる、潔癖症の方には、当然進められるものではないが、順当に育んできた音楽性、これはこれでありでしょう。古いことをそのまんまやらなくてよかったです。


WARRANT - Cherry Pie ★★ (2008-10-11 02:17:00)

バブリーなアメリカンロックのイメージが強く軟派な雰囲気が漂うバンドでしたが、今作は洗練された良質な曲が多く収録されている好盤だと思います。
彼らの場合は計算された軽薄さとも言えば良いのか大味なアメリカンHM/HRと思わせつつもキチンとバランスを考えた楽曲が目に付き1stよりも重量感も増したメリハリのあるサウンドは聴き応え十分、時代性を加味した洗練されたヘヴィロックサウンドを聴かせてくれました。90年代に入りどのバンドも方向性の変更や規模の縮小を迫られる中で彼らも時代の波の飲み込まれるのだが、今なおこの時代に打ち出したサウンドは無駄をそぎ落とした良質なアメリカンHM/HRが息づいており、ハードだが嫌みのない爽快感が魅力でしたね。かれらの場合は音そのものよりも売れ線志向と取られた軽薄な存在感がコアなメタルファンに受け入れられなかったのでしょう。
ポップでキャッチャーなHM/HRが好きな方なら楽しめること請け合いですし是非とも聴いてから判断して欲しいですねぇ
必然性のないキャラだけの無意味な陰鬱や猟奇さではない普遍のロックサウンドが明確に存在感を打ち出している良質な楽曲の数々に惹かれるものがあるかと思います


WARRANT - Cherry Pie - Bed of Roses ★★ (2008-10-11 02:34:55)

爽快感抜群の洗練されたメロディアスアメリカンHM/HRナンバー


WARRANT - Cherry Pie - Cherry Pie ★★ (2008-10-11 02:22:03)

アルバムのオープニングナンバー
馬鹿っぽい歌詞もピッタリな曲調が素敵すぎ
豪快なノリも計算された感じがあり
時代性を思いっきり感じさせてくれる


WARRANT - Cherry Pie - I Saw Red ★★★ (2008-10-11 02:30:52)

あめりかんのバンドらしいパワーバラード
ジェイニーレインの歌声が染み渡ります


WARRANT - Cherry Pie - Sure Feels Good to Me ★★★ (2008-10-11 02:33:11)

重量感と疾走感のバランス感覚が見事なHM/HRナンバー
キャッチャーな歌メロも耳を引きますね
3分切っているのもいいねー


WARRANT - Cherry Pie - Thin Disguise ★★★ (2008-10-11 02:23:55)

爽快感のあるメロディアスなアメリカンHM/HRナンバー
このポップセンスは目を見張るものがある


WARRANT - Cherry Pie - Uncle Tom's Cabin ★★★ (2008-10-11 02:28:40)

この曲は個人的には今アルバムのハイライト
静かな出だしからハードな流れへと移行していく様がカッコよく
練り上げられたメロディと相俟って極上のアメリカンHM/HRへと昇華している。ただのパーティーロックバンドではない彼らの技量が示された名曲です


WARRANT - Dirty Rotten Filthy Stinking Rich ★★ (2008-10-11 03:02:00)

80年代後半にデビューを果たしたアメリカンHM/HRバンドの1st
非常にに洗練されたアメリカンハードロックサウンドを聞かせてくれるバンドで
同時期にデビューしたSKIDROWとは違うポップなサウンドが魅力のバンドでした
個人的にはエッジ不足で軟弱なイメージがあるのですが
たまには耳を休めて音楽を楽しみたいというときに今でも稀に聴くことがあります
コアなHM/HRファンにはオススメしませんが産業ロック等と揶揄されるバンドが好きな人は聴いて欲しいですね(個人的には産業ロックっと言う言葉に悪意を感じていません、万人に受け入れられる曲等そうそう書けるものではありません。むしろ自らのカラーを捨て時代に擦り寄ったバンドの方がよほど産業ロックと言う言葉がシックリ来るからです、音がデカければヘヴィメタルってのは無しですね)


WARRANT - Dirty Rotten Filthy Stinking Rich - Big Talk ★★ (2008-10-11 02:40:19)

お洒落すぎるきらいはあるがポップでキャッチャーなアメリカンHRナンバー
明るい気分にさせてくれますね


WARRANT - Dirty Rotten Filthy Stinking Rich - Down Boys ★★ (2008-10-11 02:45:37)

優等生過ぎる感じが強い洗練された良質なHRナンバー
時代性を感じさせてくれますね


WARRANT - Dirty Rotten Filthy Stinking Rich - Heaven (2008-10-11 02:37:11)

売れ線志向ではあるが感動的なバラードナンバー
嫌味がなさ過ぎる感もあるがスッと耳に入ってきます


WARRANT - Dirty Rotten Filthy Stinking Rich - Sometimes She Cries ★★ (2008-10-11 02:42:07)

洗練された哀愁のパワーバラード
メタル色は薄いがよく出来た佳曲です


WARRIOR - Fighting for the Earth ★★★ (2012-05-02 02:54:29)

アメリカのバンドにありがちな軽いノリなど皆無、その姿はかつて新日本プロレスのマット活躍するヒールレスラーで売り出したが根は真面目な外国人バット・ニュースアレンを髣髴とさせるガッチリと正攻法で迫るメタリックなアルバムです。日系人のトミー・アカサワがギターを弾いているのが国内でも話題になったことを思いだいますね、力強くヒステリックになり過ぎない強靭なハイトーンも素晴らしく真っ向勝負で聞かせてくれます。最近CDをiPodに落としていて久しぶりに聞き返しレヴューしましたが、US産らしいマッチョな正統派メタルのオンパレードに興奮しましたね。ツインギターの奏でる叙情的なフレーズも乾いた質感のコンクリートサウンドの中だから生きてくるのでしょう、それにしても力負けしないパワフルな歌い手だねぇ、個人的にはもっと分かりやすく単純に走る曲があればなお良いのですが、それもこのバンドの持ち味ですからね。バットニュースアレンを想起させる無骨なメタルサウンドをお探しの方は聞いて損はしないでしょう。


WARRIOR - The Code of Life (2014-05-17 19:01:38)

1985年にアルバムを出したきり解散し1998年に復活をしていたとは知りませんでした。US産の無機質なコンクリートサウンドがカッコ良かった彼らがいかようなサウンドで返り咲いたのか?今作は2001年にNuclear Blastとからリリースされた3rd。シンガーにロブ・ロックを迎え入れマニアならずとも興味がそそられるラインナップとなりました。2000年以降のごっついリフワークを生かした重量級の一枚、もともと地味なバンドだっただけに相変わらずの地味さ加減に驚かされます。ストロングスタイルの無機質なサウンドにロブの光沢のあるハイトーンが絡む瞬間の美しさやメロデイックなフレーズが聞こえてる様にドキッとさせられますが、かつての姿をイメージすると肩透かしを食らいますね。ガツンと耳に残るヘヴィロックサウンドを前に2000年だよおっかさんと遠くを見つめつつ、質の高い小気味いい演奏を楽しんでいます。


WARRIORS - Warriors (Canadian Version) ★★★ (2017-01-10 15:49:00)

ユーゴスラビア人とカナダ人による混合バンド、ユーゴやセルビアなどを中心に活動、1983年にアルバムをリリース後、カナダのレーベルから契約を勝ち取り1984に2ndをリリース。ちなみに1stも今作と同じセルフタイトルのアルバムでややこしい事、この上ないのですが、今作で聴ける湿り気のあるメロディと洗練されたキャッチネスさが瑞々しく弾けるハードポップサウンドを奏でており、暗く湿った欧州的翳りのあるメロディと大陸的なグルーブとの融合も果たしていますが、配合率がリミットでもユーゴ7/カナダ3位なので欧州産のメロディックHM/HRにメインストリーム的な垢抜けた感性がプラスされたワールドワイドな作風へと仕上がっており、その筋のマニアの興味を十分満たしてくれるでょう。
やや耳触りに感じる線の細いハイトーンもギリギリのところで踏ん張り、そこに透明感溢れるコーラスワークが厚みをもたらしボーカルラインを大切にした作りは、メロディ派には頼もしい姿に映るでょう。アマアマのポップサウンドではなく、シリアスな作風に終始してるのが東欧とカナダ融合がもたらした最大の化学反応なら、これからもこういったバンドが出現して欲しいですね。


WATCHTOWER - Control and Resistance ★★ (2018-07-25 14:15:43)

ジャズ・フュージョンからの変則的なリズムを大胆に取り込んだHM/HRバンドの2nd。このテクニカルサウンドを支えるリズム隊などロック的なアプローチとは一味も二味も違うように、かなり特殊な部類に分類されるバンドだろう。HADESのヴォーカルとして知られるアランのハイトーンも機会的なサウンドにハマり独自性をアピール。なんとも奇妙な感触を残している。
そんな個性的なサウンドの頂点に立っているのはボビー・ジャーゾンベクとは血を分けた兄弟である、ロン・ジャーゾンベクの攻撃的なギターワークに尽きる。変態的なスケールを駆使したギターは縦横無人に駆け回りバンドサウンドを牽引。なかでもゴリゴリと迫りくるリフワークなど、メタルバンドの醍醐味とも言える旨味があり聴いていて爽快だ。
少々ひねくれいる分、聴きやすいとはいかないが、このバンドの美学とも言える狂気に満ちたメタルサウンドを堪能出来るだろう。


WAYNE - Metal Church ★★★ (2022-01-15 17:26:30)

メタルチャーチのシンガーだった、デイヴィッド・ウェインが立ち上げたソロプロジェクト。アルバムタイトルを見ただけでややこしいイメージを持ちますよね。参加メンバーにも懐かしい名前があったりと成り立ちはどういうところから発生したのか気になりますが、2001年という時代背景を飲み込みつつも、出している音は懐かしきUS産パワーメタルサウンドを披露。ガッツ溢れるスピードナンバーが適度にあれば良かったのだが、時代性がそれを許さずミドルテンポ主体の作風になっている。
ヘヴィなギターリフが要所を締めているが、メタルチャーチというアルバムタイトルにしたのであれば、本家を脅かすような勢いが欲しかった。しかし、ダークでミステリアスな雰囲気のあるパワーメタルはウェインに期待される一面であることに変わりは無く、メタルチャーチというバンドが持ち合わせていた緊張感と曲間にギアを上げる起承転結のある展開、それがあればなお良かったのですが、そうなるとメタルチャーチになっちゃうので、無い物ねだりなのかも知れませんね。
類似点や雰囲気を匂わせと捉え否定するのか、往年の風を吹かせ、デイヴィッド・ウェインここにありと認識するかで評価も大きく分かれそうですが、⑤みたいなガッツィな曲を聴かされると燃えてきますよ。
二番煎じ感を覆すだけに力作になっています。それどころかメタルチャーチ復活みたいなノリでイケるでしょう。でも⑥は偉い人に怒られるかも知れませんよ。


WEAPON UK - Rising from the Ashes ★★ (2019-04-10 16:51:21)

伝説のNWOBHMバンドが往年のメンバーが結集して2014年に復活作をリリース。ビックになり損ねた名手ジェフ・サマーズはどんな曲を披露するのかと思ったら鋭利なリフワークが切れ込んでくるスピードメタルは封印。よりオーセンティックで古めかしいスタイルのバンドサウンドを披露。予想とは違う、地味目の曲の多さに肩透かしを喰らいますが、聴き込む程の味の出る、英国トラディショナルHM/HRサウンドに舵を切り、メロディアスさも大幅に増量した展開を試みています。
このバンドと言えば多くのマニアがNWOBHM史に名を残した『Set the stage alight』当たりの路線を期待する人も多いだけに、その辺りの期待値の大きさで評価も分けそうですが、落ち着いた印象を与えるもクオリティが下がる事は無いので、その手のマニアなら安心して聴けるでしょう。でもこのバンドには、昔の顔が揃っただけに、もう少し荒々しい激しさを期待しますけどねぇ。


WEAPON UK - SET THE STAGE ALIGHT ★★ (2016-08-13 15:44:24)

現在は『Weapon UK』と改名し活動を続けるNWOBHM幻のバンドがお蔵入りになった1stに+未発表と言われるデモ4曲を収録したアルバムが2003年にリリースされる。参加メンバーはVo.ダニー・ハインズ、G.ジェフ・サマーズ、B.バリー・ダウンズ、Dr.ブルース・ビスランドの4人。ブルースは再結成『Praying Mantis』のドラマーとして長らく活動、その後は『SWEET』に加入、さらには分裂前の『TANK』にも居てアルバムStill at Warに参加しています。
個人的にはジェフ・サマーズはどうして、このバンドに見切りをつけ1981年にブルースを引き連れ『WILDFIRE』を結成に至るのか、その後、共にあのゲイリー・バーテンと『STATETROOPER』を結成するという流れになったのか(共に国内盤未発表の為、やっぱり知名度が低い)そんな事に思いを馳せると見過ごせない出来事が満載で、想像してたんと違ったらどないしようと言う不安はありましたが、魅惑的なキーワード”お蔵入り”というレア感が作品に対する聴いてみたいという渇望感を煽り、即購入を決意させられた思い出深い一品。

歯切れのよい疾走ナンバー『Set the stage alight』アタッキーな『Liar』と掴みは上々、1980年にシングルとしてリリースされてたミドルナンバー『Mad mad world』、甘酸っぱい『Midnight satisfaction』など印象的な楽曲も用意、パワフルなリズムプレイは思いの他、自己主張をしており音質の薄さを補う程の迫力で迫っている。
NWOBHM幻の一品、お蔵入りという文言に心も踊り、ついついジャッジも甘くなり、財宝発掘級の扱いを受けていますが、冷静になって耳を傾けると当時リリースされてもさほど話題にはならなかっただろうなぁとは思います。NWOBHMマニアには堪りませんが一般的な方には少々シンプル過ぎるきらいもあるし、疾走感も少なく地味に聞こえるでょう。しかしそのシンプルさとメロディ主体の曲作りは、逆に新鮮な風を運び他のNWOBHM勢の違いを演出していますね。でもこの煮え切らないメロディは間違いなくNWOBHMでしょう。


WEAPON UK - SET THE STAGE ALIGHT - MAD MAD WORLD ★★★ (2016-08-09 13:42:25)

こちらもシングルとして世に出ていますね
シンプルなリフワークと地味な曲ですが
ブリブリとしたベースとドラムが効いていますね
エエ雰囲気の曲ですよ


WEAPON UK - SET THE STAGE ALIGHT - SET THE STAGE ALIGHT ★★★ (2016-08-09 13:39:15)

シングルとして世に出ている一品
アルバムのオープニングにピッタリの疾走ナンバー
3分を切るランニングタイムの中にNWOBHMの魅力が詰まっていますね


WEHRMACHT - Biermacht ★★★ (2019-09-15 22:10:30)

レコーディングに慣れたせいもあるのか、前作よりもまとまりが出来ている。スピードに特化した無軌道サウンドの破壊力はそのままに、聴かせ方がこなれたことでバンドとしての深みが増し、魅力も倍増と2年間の成長ぶりに目を見張りますね。
今まで以上に緩急をつけた事で、よりグランドコアなダイナミズムとデス系バンドに通ずるグルーブが強化、ファーストインパクトは1stの方が上だろうが、作品のクオリティとしては今作に軍配を上げたくなる。暴発するブラストビートが減ったと言われるが、それを差し引いてもツインギターコンビのキレと豊富なアイデアは、楽曲に多様性をもたらし聴き手の好奇心を擽り続けます。どこか挑発的な音は、無邪気に人を殴りつけるような理不尽極まりない暴虐性があり、不快感もあるのだが、陽の部分が逆に親しみやすさを持っており、音質が良くなったおかげで歯切れの良さも際立ち、不思議と聴きやすさを誘発している。

ウンコたれZ級レーベルとしてマニアから愛されるNew Renaissance Recordsでも当たりの部類に入ると言われる彼ら、日本での知名度は鬼のように低いのだが、世界中のグラインドコアメタルマニアから一目を置かれる存在としてリスペクトされているという事実は無視出来ませんね。雑誌のレビューという先入観を持たない若い人にこそ知ってもらいたいクロスオーバースラッシュバンドです。


WEHRMACHT - Shark Attack ★★★ (2019-09-15 21:37:19)

かの有名な商業誌のレビューにて一ケタ代の点数を献上したUS産のクロスオーバースラッシュバンドの1st。とにかく聴く価値のないアルバムと酷評されていたと言うのだが、今作が後世に残した影響は大きい。
問答無用のスピードサウンドのオンパレード、ブラスト寸前の爆裂ビートを1987年に導入したのはかなり早いアイデアだったと言えよう。とにかく速さに特化したサウンドはデスメタルやハードコアサウンドが激しい渦を巻きながら、全てをなぎ倒していくような破壊力がある、その押さえの効かない無軌道ぶりに恐れおののくのだが、New Renaissance Recordsの雑な仕事のおかげで分離の悪い音に仕上がっているのが、更なる衝動性を叩きつけてくる。メタルとハードコアの激しい部分をくっつけたような騒々しさ、ノイズをまき散らす磨き上げたスピードサウンドを前に、骨がギリギリと軋み、思考回路を寸断していくように理性を激しく蹂躙していきます。
こういうクロスオーバー系のバンドって、割とダークな面が強いのだが、彼らはどこかファニーな部分があるのが面白い、暗さに中にある朗らかさ、その珍妙な変わり種感も独創性に拍車を掛けたと言えよう。
メジャー性の高い大衆向けのバンドでは味わえない異形の佇まい。何物にも属さない個性、彼らから歴史が始まったと言えるほど、当時は革新的なスタイルだった。比較するなら完全にグラインドコアメタルの帝王と呼ばれるNAPALM DEATHとなるのだが、そちら系のマニアから言わせると、このバンドの方が先だというのだから興味深いですよね。
日本では一ケタのレビューに引っ張られウンコ扱いで終わりでしょうが、世界中のアンダーグランドメタルマニアを狂喜乱舞させ、多大なる影響を及ぼしたと言うのだから、世の中なにが起こるか分かりませんね。月並みですが、百聞は一見に如かずとはこの事を言うのでしょう。
ほぼ3分を切る楽曲の中で、毛色の違いを魅せるインストナンバーだけ5分声、これがスリリングで悪くないのが、このバンドの魅力。単なるスピード馬鹿ではない事を物語っています。①のイントロでは映画ジョーズのテーマをダークに潰しまくって引用していますよ。


WENDY O. WILLIAMS - Kommander of Kaos ★★★ (2017-01-25 19:01:27)

潔癖なHM/HRファンからは忌み嫌われていたウェンディ嬢、同時期にPlasmaticsというバンド活動も行い、ソロ名義の作品も近しい時期にあり、なんだか腰の据わりの悪い活動と、キワモノ的なイメージが付きまといずっと聴かず嫌いをしていたバンドでした。世間的な評判の悪さはハンパなかったのでねぇ。パン一の乳首隠すだけの衣装にセクシャルな歌詞ってのが良くなかったのかぁ?羞恥心の欠片もない女性と言うレッテルを張られ嫌われたのなら残念ですね。
で出している音なのですが、ニューヨーカーらしい洗練されたスピードメタルを披露。彼女のドスを聴かせた歌い回しとパンキッシュに弾けながら疾走するスピードメタルとの相性は抜群、軽めの音質だが過激に突っ走りつつも、覚えやすいリフレインを導入、メンバーも巧者でキャラ先行の音楽性ではない確実なるものを提示してくれます。
1998年に自らの頭を撃ち抜いて自殺を遂げたウェンディ嬢ですが、こんなに分かりやすくノリの良い音楽性でシーンに貢献していたんですね。キワモノで片付けてはいけないシンプルなパンクメタルで魅了してくれますよ。ガールスクール辺りの音楽性に共感できる方なら聴いても損はしないでしょうね。
何度も経験している事なのですが、やっぱり入らぬ先入観と予備知識が判断を曇らせたと後悔しております、だって今年に入って初めてウェンディ嬢の作品をまともに聴いたんですからねぇ。


WENDY O. WILLIAMS - Kommander of Kaos - Jailbait ★★★ (2023-11-10 18:19:29)

モーターヘッドと共演した映像もありますね
この映像か醸し出されるパンキッシュで危険な薫り
いいですよね
スタジオ盤よりライブ映えする一曲ですね


WENDY O. WILLIAMS - Maggots: The Record ★★★ (2017-01-27 13:49:32)

ソロ名義なのですかね?ほぼ毎回Plasmaticsのメンバーが参加しているのですが、今回は全面バックアップ、半分がSE&ナレーションでコンセプト作なのでしょう?その物語をカットするとウェンディのドスを聴かせた歌声を生かした厳ついパンキッシュなパワー/スピードメタルのオンパレード、英語も分からないしまともに通して聴くガッツは湧いてこないのですが、楽曲だけチョイスすると15分も無い内容ですので、スカッとイケますよ。
それにしてもウェンディ嬢の肝の据わったスケ番シャウトは実にクールな印象を与えるし、破天荒なイメージを与えるバンドだが演奏は実にしっかりとしており、キワモノとは程遠い本格派のバンドサウンドで魅了しますね。英語の分かる人には、この物語も魅力的に映るのでしょう。

ちなみにストーリーは巨大化したウジ虫が達が世界中を恐怖のどん底に陥れると言う内容らしく、それをニュースキャスターが伝えているようですね。
ちなみに次作ではサンプリングとスクラッチを多用したノイジーでアヴァンギャルドな音楽性に進み、驚きました。ある意味、時代を先取りしていたしニューヨーカーだなぁと思わせました。タイミングが違えば大きな成功を収めていたでしょうね。


WENDY O. WILLIAMS - WOW ★★ (2017-01-27 13:34:48)

その出自からセクシャルクィーンの異名を持つ、PlasmaticsのシンガーだったウェンディがプロデューサーにKISSのジーン・シモンズを迎えソロ名義でリリースした1st。ジーンが手がけると言う事で出ている音も想像できますが、その期待に応えるラフなパワーを内包したシンプルなアメリカンロックを披露。ほぼPlasmaticsのメンバーが演奏しているのですが、ポール・スタンレーにエース・フレイリー、エリック・カーらが一曲づつゲスト参加、そして謎のベーシスト、ヴァン・ヘルシングはジーンが変名でベースを担当、更には楽曲にもメンバーが積極的に加わりKISSファンにとっては見逃す事に出来ない作風へと仕上がっています。
スピード感や攻撃性を求める方は、止めた方がよいのですが、KISS譲りの大味なロックサウンドが好みの方は安心して聴けるでしょう、⑧みたいな哀愁路線の曲もあり、シンプルなロックだけじゃないってのもKISS風ですよね。


WENDY O. WILLIAMS - WOW - Ain’t None of Your Business ★★★ (2023-11-10 18:16:10)

シンプルだが激しく叩き出せるビート
そこにからむ彼女のシャウト
明確な意思とメッセージがあった
日本ではイロモノ扱いされてしまったが
モーターヘッドやガールスクール等が好きな人は
彼女から共通点も見出だせるはず


WESTWORLD - Cyberdreams ★★★ (2016-08-22 15:48:37)

トニー・ハーネルとマーク・リアリによるユニット編成でデビューした彼ら、そこにブルーノ・ラヴェルも加わりソングライティング力もUP。固定客のいる二人故に昔の名前で出ています的な、古臭いカビの生えた正統派という言葉で一部のマニアをだまそうとするユルユルの音楽性で逃げる事の無い、2000年以降の時代性を取り込んだ野心溢れる革新的な一枚。『Thundersteel』の成功がマークの創作活動及びギタープレイの足かせとなり、RIOTでは窮屈なギターを弾いている感じが無きにしも非ずな中で、こちらでは丁寧なギタープレイを披露、耳に残る美しいフレーズを連発と自らのセンスを遺憾なく発揮、その芳醇なフレージングはこのバンドの魅力の一つとして光り輝いております。TNT脱退後ハイトーンを封印ガチだったトニー・ハーネルもこのバンドでは、リラックスした中で自身最大の魅力たる美声を光らせ、その透明感ある歌声とメロセンスに改めて惚れ惚れさせられました。どのような曲でも自身のカラーに染め上げるっては凄い個性でしょう。
リリース時は2002年、14年前のアルバムなのですが、この作品が当時、モダンだ中途半端だと言われバッサリ切り捨てられていました。細分化されたシーンの中で、これほどジャンル分けなんてどうでも良いと思わせる普遍的な魅力のある作品は少ないです。こんなにバランスの取れた音楽ってのはそうなないですからね。楽曲、メロディ、アレンジと今聴いても十分新鮮味をあるし、先見の目をもっていたバンドだと思いますね。
まぁメタル=スピード感を求める方には眠くなる音楽でしょう。
こうして時を経てジックリと耳を傾けると良いカヴァーだが流れ的に浮いているSABBATHの⑩は、ひょっとしてそのスピード感を満たすためだったのかと思いました。そう思うと合点がいきますよ。


WESTWORLD - Cyberdreams - A Million Miles ★★★ (2016-08-22 14:52:13)

爽快な一曲ですね
新たなる試みとベタさ加減が絶妙です
マジカルなメンバーシップが生みだした賜物でしょう
マークとトニーの影に隠れがちですがブルーノ・ラヴェルが全ての面で支えてますよ
それにしてもトニー・ハーネルのメロセンスが炸裂してますね
この曲に限った事ではないのですが


WESTWORLD - Cyberdreams - Beautiful ★★★ (2016-08-22 14:49:13)

国内盤のボーナストラック
爽快でキャッチーな一曲
TNTのような無駄骨ハイトーンではないので耳を優しく刺激します
マーク・リアリとトニー・ハーネルによる共作


WESTWORLD - Cyberdreams - Cyberdreams ★★★ (2016-08-22 15:00:47)

テクニック云々ではない渾身のソロがグッと胸に迫ってきますね
モダンでヘヴィですが繊細さを持ち込むのがバンドの肝
無機質なサイバーテイストに情念が宿ります
トニーの歌メロもエエわ
アメリカでの成功と自身のアイデンティティをぶつけた渾身の一曲ですね


WESTWORLD - Cyberdreams - Neon Knights ★★★ (2016-08-22 15:04:34)

トニーが歌うサバスは爽快だねぇ
マークもテクニック云々は置いて気持ち良さそうに弾いてますね
ただアルバムの流れとしては完全に浮いてます


WESTWORLD - Skin - Black Shadow Symphony ★★★ (2016-08-22 15:58:44)

サビの持っていきかたが憎い
古典的な手法と時代性を巧みに取り込んだ意欲作


WESTWORLD - Skin - Heart Is a Heavy Load ★★★ (2016-08-22 16:04:11)

終始リラックスしたムードが全体を包んでいます
アメリカンで土着的なイメージが両者にとっては新鮮でしたね


WESTWORLD - Skin - Limbo ★★★ (2016-08-22 16:12:49)

悲しい曲ですね
自殺したい人が聴いたらそのまま飛びおりますよ
儚さ命な名曲


WESTWORLD - Skin - Skin ★★★ (2016-08-22 15:54:41)

昔のイメージが付きまとう二人にとってはイメージ打破の攻めてきた曲
今聴いてもいい曲ですね
サビメロで炸裂してます
このメンツでRIOT節はいらない
WEATWORLD節全開です


WESTWORLD - Skin - Tomorrow's Yesterday ★★★ (2016-08-22 16:10:52)

トニー・ハーネルの色気のある歌声が映えます
ソフトにハイトーン一辺倒じゃない魅力を映し出しています
2000年以降のBON JOVI風なのも印象的


WESTWORLD - Skin - Uneasy ★★★ (2016-08-22 16:00:28)

濃淡の付け方が上手い
都会的だなぁ
洒落てるわ


WHIPLASH - Power and Pain ★★★ (2014-11-11 20:22:53)

ニュージャージー出身のトリオ編成によるスラッシュバンドが1986年にリリースした1st。1990年にはCD化もされていますが、僕が所持しているのはおそらく怪しげなリプロ盤でしょうね。作風としてはとにかく走る走る走るのオンパレード、頭からケツまで破天荒極まりなく走りますが、随所に魅力的なフレーズやメロディアスなソロを弾き、ただノイジーに走りまわるだけではない過激さと暴力性を加味したアレンジは見事、引っかかりのあるリフや曲の構成も耳を惹くし、メロディを追いかけるダーティーな歌声も楽曲に負けじと喰らいついております。いかんせん低予算がなせる技で音質の薄っぺらさはいかんともしがたいのですが、抜群の疾走感を煽るリズムワークのキレと表情豊かなギターはランニングタイム35分を切る中でも十分に印象に残ります。決定打に欠けるとも、この突貫型HM/HRバンドが持つ美学と力量が詰まった緊張感のある作品は今持っても色あせない魅力あふれる名盤ですね。


WHIPLASH - Ticket to Mayhem ★★★ (2017-01-19 18:45:40)

破天荒な1stの流れを組む2nd。一見無軌道とも思えるスピード命な楽曲も、しっかりとしたナビゲーションの元、焦点を絞り込んだスピードとパワーを纏い物凄い勢いで突っ走るスラッシュサウンドを披露。前作よりも小技を効かせたアレンジを盛り込み楽曲の質が格段にUP。メンバーチェンジの影響も感じさせないメンバー間の強い結びつきが強固なサウンドメイクの根幹を見事に支えております。
エキサイティングでアグレッシブなスラッシュサウンドが大好きな人なら迷わずマストバイな1枚として心に響くでしょう。小手先のテクニックで逃げないパワー、③⑧のような楽曲が加わる事でスピード一辺倒は終わらないバランス感覚をもたらし飽きることなく最後まで一気に聴かせる事に成功しており、バンドとしての成長を如実に物語っていますね。


WHIPLASH(Indonesia) - War of Terror ★★★ (2017-03-23 16:37:10)

こちらはインドネシアのWhiplashが2016年にリリースした1st(アメリカ以外にも知っているだけでドイツと我が国日本にいます、いずれもスラッシュメタルじゃ、ややこしいわ)。アジア圏からどんなサウンドが飛び出してくるかと思ったら、モロオールドスクールなTHEスラッシュな音楽性を披露。こんなもん○○だと叱られそうですが、この懐かしき響きがたまりませんね。ジャギジャギとしたギターリフ、麦踏ツーバスのモッサリとしたリズム、懐かしいわ。アイデア的にも多くのバンドがシェアしてきたアイデアをそのまんな、ヒネリなく継承する事で逆に清々しいまでのピュアスラッシュを刻む事に成功しており、聴き手のよってその辺りの解釈で評価を分けそうですが、欠点よりも長所を愛でるせいしつ故に、この愛するべき暴走サウンドを継承する姿は憎めないですね。工夫を凝らしたドラマ性、一緒に歌えるボーカルパートのキャッチーさ、エッジの切り立ったサウンドだが丸みを帯びた聴きやすさもあり、全般的なバランス感覚が、やはり懐かしい空気を生みだしている。そしてこのラフさ加減がインドネシアの味なんでしょうね。くどいようだが、それが逆に懐かしい風を運んでいるもの個人的には嬉しい限りです。こういうの聴きたかったッス


WHITE LION - Anthology ’83–’89 ★★★ (2021-01-11 16:31:49)

サブスクで楽しんでいると、思わぬ出会いが訪れます。貴方におススメの一枚だそうで、知らないタイトルに興味も津々。1983年といえば日本のみでリリースされたアルバムよりも前の音源があるというだけでも興奮しますが、今作は、貴重なデモや未発表曲。特に2枚目、3枚目の完成前の音源が聴けたりするのですが、これが驚きである。
特に①に違いに驚愕、アコギで始まる出だしは同じだが、そこから一転、シャープに走り出す。その硬質感と切れ味鋭い曲調に二度見ならぬ三度見も出る始末、予想外の疾走感とハードテイストの増量ヴァージョンに驚きました。彼等の名前を一躍有名にした全米デビュー盤は、いかに売れそうなプロデュースをうけていたかを知ることになります。
本来の彼らがやりたかったのは実に硬派で、欧州風味のメロディを隠し味に大衆性を捨ててない正統なスタイルだったかを雄弁に物語っていました。その魅力はDISC1で確認できますので、マニアなら間違いなく聴いて欲しい。
あくまでもデモ的な音源です、正規品と音質云々などクオリティを比較するのはナンセンスなんですが、バンドとしてのアティテュードの違いに驚きます。
売れ線狙いのバブリーロックとは一線を画す、アーバンで洗練されたハードサウンドは実に男前なものでした。
だれがアルバム『Pride』ソフトケイスしたんだと戦犯探しをしたいところですが、メジャーに出るという事は、そういう面を確実にもっていますからね、成功と引き換えにしたことを責めることは出来ません。

DISC2はMane Attractionのプリプロと1983年にレコーディングされた音源、その違いも面白いですね。本来のバンドの姿は何処にあったのか?そんな事に思いを馳せ、この貴重なテイクに大きな価値を見いだします。デンマーク人のマイク・トランプの持つメロセンスと、ヴィト・プラッタのワールドワイドなセンス、両者のアイデアが共有されている1983年の音源にグッとくるものがありますね。Mane Attractionも余り聴き込んでいないので、感触に違いを探せていませんが、これを機に再度、聴いてみようと思いましたね。
今作は掘り出し物でした。素晴らしい一品ですね。こういう出会いが訪れるのもサブスクの魅力ですよ。


WHITE LION - Anthology ’83–’89 - Hungry ★★★ (2021-01-10 19:57:07)

このバンドの本当の姿を世に知らしめた未発表テイク集のオープニング
もの悲しいアコギから一転
タイトにスリリングに展開
原曲よりもテンポアップされており
男前度がグッと上がっている
スピーディーな展開になった瞬間
マジのチョ待てよが出た
多分キムタクよりもカッコいいチョ待てよが出た
それくらいカッコいい
オリジナルは売れるためにテンポを落としソフトなミックスになったんだね
このヴァージョンが出ていたら売れていないかもしれないが
メタルファンの間ではもっと高い評価を受けるバンドになっていたろう
そして今なお伝説の正統派ヘヴィメタルバンドとして崇められたと思う
メジャー展開って恐ろしいわ


WHITE LION - Fight to Survive ★★★ (2017-08-02 13:47:36)

実は1970年代の後半から本国デンマークでミュージシャン稼業で生計を立て、本国ではゴールドディスクを獲得するほど人気のあったMABELのシンガー、マイク・トランプが自身の夢を掴む為に単身渡米。その後、以前から面識のあったヴィト・ブラッタと意気投合したのがバンドの成り立ちなんだとか、その出自の異なる二人の感性を生かした音楽性は、ポップフィーリングを残しつつも溌剌としたテクニカルなギターを押し出しつつも、マイクの欧州的なセンスを生かした哀愁のメロディックHM/HRサウンドを披露。そこはかとない哀愁とウエッティさが絶妙な空気感を演出、勿論、アメリカのバンドなのでドライなんだが、この感覚はDOKKENにも通ずる魅力があり、こちらのシンガーは、ギターに弾き過ぎだというエゴを出さないので、ヴィトの派手なタッピングからアームプレイまで堪能できますね。
日本国内のみでリリースされた今作、その後、イギリスで火がつき、輸入され話題になりアメリカでの契約を獲得。それがスマッシュヒットを飛ばした次作へと繋がるのですが、個人的には、バンドとしての洗練度は2ndの方が断然に上でしょう、でもロック然としたスタイルに力点を置くとコチラの方が好みですね。2ndもそうなのですが、80年代中期のバブリー臭がないわけではないが、それらとはチョイと違う空気を持っていた事が魅力の彼ら、その軸になっているのがマイクだろうし、ヴィトなのだから、この二人の出会いはメタルシーンにとってもセンセーショナルな出来事ですよね。


WHITE LION - Fight to Survive - All Burn in Hell ★★★ (2017-08-02 14:02:58)

ハードなギターが耳を惹きますね
お約束感はありますが
この手のメロディックなミドルナンバーは好物なんですよ


WHITE LION - Fight to Survive - Broken Heart ★★★ (2017-08-02 13:52:48)

のちにリメイクされるバンドの代表曲
マイクのメロセンスが印象的ですね
シリアスだが哀愁のあるポップロックサウンドに魅了されますね


WHITE LION - Fight to Survive - Cherokee ★★★ (2017-08-02 13:56:02)

後の片鱗を伺わせる一曲
この弾けるポップセンスにねじ込まれる哀愁味にホロっとさせられますよね
爽快ですね
ベタつかない制汗スプレーサウンドに魅了されますよ


WHITE LION - Fight to Survive - El Salvador ★★★ (2017-08-02 14:07:31)

スパニッシュ風ギターとエレキの掛け合いが面白いですね
ヘヴィな3連に驚きました
こういう曲もバンドの本質だったのでしょう
のちの方向性を考えると実に面白いと大山英雄風に言いたくなりますよ
ポップロックバンドと舐めて掛ると火傷しますね
解散する前にこの路線のアルバム聴いてみたかったなぁ


WHITE LION - Fight to Survive - Fight to Survive ★★★ (2017-08-02 13:59:35)

タイプの違う曲を頭から3曲続けてきました
ゆったりとしたリズムが印象的ですね
都会的な雰囲気もバッチリと漂っていますよ
サビで哀愁のメロディが大爆発する様に悶絶でしょう
ギターソロもカッコいい
センスのあるバンドだったなぁ


WHITE LION - Fight to Survive - The Road to Valhalla ★★ (2017-08-02 13:50:43)

美しいピアノの音色をバックに歌いあげて終わるのかと思ったら後半爆発します
あれって感じで終わるので物足りなさもあるし
マイクの歌も微妙な空気を醸し出すが魅力的な曲ですよね
でも終わり方もう少しなかったの?


WHITE LION - Mane Attraction ★★★ (2021-09-27 12:38:06)

当然の如く弾け飛んだメタルバブルブーム。過剰だったMTV移行時代に陰りも見え始めたヘアメタル勢。ガンズも最初はL.A軍団のように見られたが、程なくして違うベクトルを放つグループと目され一躍シーンのトップへと上り詰めた。
路線変更を余儀なくされたメインストリームバンドたち、メタリカもブラックアルバム出したしね。もう昔の名前で出ていますな作風は支持されないことは分かっていたでしょう。
オープニングでゴリっとしたヘヴィグルーブも押し出し変革を知らしめた新生ホワイトライオン。やはりお前もかと、当時は直ぐにラックの底行き、まともに聴くこともなく埋もれていたのですが、最近になり今作のデモ音源を丸々聴くこととなり無視していた今作と再度向き合う事となる。
オープニングこそ今までと違うんだというインパクトを残すが、マイク・トランプの唄うメロディラインは間違いなくホワイトライオン印、ヘヴィでファットな音像の中に繊細なフレーズを盛り込み、らしさを失わない90年代仕様へと変換していた。その後も、新旧も魅力を散りばめバンドサウンドを展開。懐かしの②を持ち出したり、⑤⑥と言った流れは叙情派スタイルを愛するものに寄り添い、このバンドの魅力を堪能、ソリッドでハードな⑦へと流れ込む展開に息を飲む。
トリッキーなフレーズを難なく弾きこなすヴィトのギターは健在、思わずコピーしたくなるような美味しいフレーズとテクニカルなプレイを披露と見せ場は多い。
とどのつまり、ホワイトライオンは何も変わっていなかった、メロディの質も叙情的なフレーズも、繊細でダイナミックなサウンドも彼等は捨てていなかった事に今更ながらに気が付くわけです。
静と動のコントラストを描いた⑦など、今作でなければ生まれなかった名曲であろう。前作が完成度の割には思うようなヒットを残せなかったバンドサイドの思惑、紆余曲折を経て辿り着いた今作も、完成度の高さに文句はない。アメリカ人が喜びそうなモダンなエッセンス、ZEPのようなブルージーさ、必然的に求められた時代にL.A風と古典ロックを上手く取り込み作り上げた今作は、見直されるべき一枚でしょう。
そんなことは知っているよというマニアも多いでしょうが、時代を対峙した今作にネガティブな感情をお持ちの方は再度手に取って欲しいねぇ。そんなに持ち出ししなくとも気軽に聴ける時代ですのでね。


WHITE LION - Pride ★★★ (2011-08-26 02:09:41)

1987年リリースの2nd。
当時の僕には「甘すぎるな」「にえきらねぇなぁ」で終了。子供でしたね。
時を経て聴きなおしてみるとこれが大衆性豊かなゴージャスな音作りが映える名盤です。ギターは上手いし派手めのプレイを随所に持ち込み存在感をアピール、US産にしては湿り気のあるメロディが全篇に渡り張り巡らされヴァン・ヘイレンのようにカラッとしすぎないのが個人的にはツボです。久しぶりに聴き返し懐かしい華やかな時代を振り返り温故知新を楽しみました。良質なメロディが嫌味にならない程度にハードなサウンドに溶け込み程よくマッチしています。今、聴いても色褪せない時代の空気を思いっきり吸い込んだ名盤を若い人にこそ聞いてほしいですね。


WHITE LION - Pride - Don't Give Up ★★★ (2011-10-04 05:54:58)

甘い歌声と派手目のギターが炸裂するキャッチーなナンバー
ありがちではあるが彼らの個性と言うかバンドの音に仕上げている


WHITE LION - Pride - Hungry ★★★ (2011-08-26 02:00:41)

愁いのあるメロディが琴線をチョコチョコと刺激します
派手目のギターに懐かしさを覚えます
ハスキーなマイク・トランプの歌声もド派手なギターソロも大好きです


WHITE LION - Pride - Lady of the Valley ★★★ (2011-10-04 05:58:55)

ハードなギターが哀愁のある旋律を奏でます
彼等の魅力溢れる名曲ですね
シンガーの資質を責められる事もありますが
僕は好きですよ


WHITE LION - Pride - Lonely Nights ★★★ (2011-08-26 02:12:11)

イントロのアコギもサビメロも程よく泣いています
存在感をアピールするギターのバッキングプレイも面白い
仄かな哀愁漂う名曲です


WHITE LION - Pride - Sweet Little Loving ★★★ (2011-10-04 05:57:30)

80年代の空気を思いっきり
吸い込んでいますね
でも個性的なギターがそんじょそこらのL.Aメタルに仕上げさせないのがツボ


WHITE LION - Pride - Wait ★★★ (2011-10-04 06:00:52)

ギターソロが時代を物語りますね
適度な湿り気とハードさが絶妙ですね


WHITE LION - Pride - When the Children Cry ★★★ (2011-10-04 06:03:47)

アルバムのラストを締めるバラード
泣かせ具合も絶妙です
美しいですね
感動的です
感傷的な気分に浸れますね


WHITE SISTER - White Sister ★★★ (2015-03-19 07:27:25)

グレッグ・ジェフリアのプロデュースにより1984年にリリースされた1st。LA出身のバンドではありますが時代を感じさせるスペイシーなキーボードサウンドを高らかに鳴らし、快活でノリの良いハードな楽曲が駆け抜ける洗練された極上の内容を誇る一枚。初期BON JOVIにも負けない哀愁を散りばめた胸キュンフレーズの旨味を相当なもので湿度のある歌声と、同じく乾きすぎず湿り気すぎないギターのトーンも気持ち良く、更には華麗さを伴うコーラスワークもツボを押さえ嫌みなく溶け込み叙情性とライトなアメリカンテイストを巧みに散りばめた楽曲との相性は相当なものだ。また総じてアレンジも演奏もクオリティは高く、バラエティに富んだ楽曲は躍動感にあふれており、どの曲にも何とも言えない哀愁が散りばめられておりキュンキュンと胸を締め付けるでしょうね。キーボードを巧みに使い間口は広げているが甘すぎず、ヘヴィに偏重しなくともハードさを失わないピリッとしたアレンジにマニアならずとも唸らされるでしょう。この路線がこれ一枚で終わったのも時代に流れでしょうが惜しいバンドでしたね。


WHITE SKULL - Public Glory, Secret Agony ★★ (2015-01-19 15:58:09)

椿鬼奴よろしくなシャガレ声の女性シンガーを擁するイタリア産のエピカルなHM/HRバンドが2000年にリリースしたアルバム。単調に疾走するリズムプレイはジャーマン系を彷彿とさせ、女性シンガーを擁するバンドにありがちな昨今流行りのゴシック&シンフォニックなスタイルのそれとは違う実直なサウンドに笑みもこぼれます。その絶妙なB級感がたまらず灰汁の薄いGRAVE DIGGERと言えなくもない曲調も、工夫を凝らしバラエティに富んでいるので聴かせる面はありますが、個人的にはややキレ不足を感じイマイチ前のめりのなれなかったりとイケそでイケないもどかしさがありますね。とは言え適度なクラシカルさと、勇壮なメロディを放り込みコンセプトアルバム的なニュアンスを感じさせるアルバムの方向性を牽引していく力強さはバンドの生命線でしょう。エピカルなパワーメタル路線が好みの方なら楽しめるかと思いますよ。でも2000年にこの音とはねぇ、イタリアって凄いな。


WHITE SPIRIT - 21 Grams ★★★ (2023-04-12 10:58:24)

昨日のワタクシのオススメはWhite Spiritが2022年にリリースした復活作だった。正直、そんなアルバムが出ていたかの記憶も定かではなく初見のように楽しんだのですが、それを聴きすぐに思い出したのが、今作ですよね。

2012年にHigh Roller Recordsからリリースされたのが今作、メンバーが大幅に刷新、シンガーに、後にポール・ロジャースの後任として有名になるブライアン・ハウ、ギターはTANKのミック・タッカー、ベースはトビー・サドラーという布陣、前作よりも音楽性に広がりを見せ、メロディ重視の姿勢とキーボードを生かしたサウンドメイクへと変貌、元々、厳つい疾走ナンバーがメインのバンドではないので、大きな問題はありません。

正式なレコーディングではなく一発録りリハーサルテイクといられている代物、詳細はサッパリ分かりませんのでネットで検索して知った風な口を叩くカンニングレビューはしない主義なので、どういう経緯で世に出て、どのような環境のテイクなのか理解できませんが、デモとしては十分なクオリティを保持、歌い手も変わり、いよいよベールを脱いだ印象のあるホワイトスピリッツ、マルコム・ピアソンというアーティストのカラーが投影されたのでしょうか?味わい深いメロディック路線へと進んでいますよ。


WHITE SPIRIT - White Spirit ★★★ (2013-02-20 17:39:06)

ギタースタイルやステージングにリッチー・ブラックモアからの多大なる影響を滲ませる元ギラン、現アイアン・メイデンに在籍するヤニック・ガースの原点となるバンドの1st。1980年リリースと言うこともあり勃興するNWOBHMの一員とみなされますが英国出身の伝統的な70年代サウンドを携え80年代を通り過ぎようとしたバンドかと思います。出ている音は70年代の空気をまとっているのですがそこにアクティブなステージング同様、派手でスピーディなギタープレイが随所に顔を出しリフの組み立て方もキレがありテンポアップされた楽曲郡にNWOBHMとともに吐き出された熱いエナジーを感じさせてくれます。彼らの独自性はヤニックの奏でるハードな楽曲にいっそうの広がりと奥行きを持たせる多彩な鍵盤を操るメル・ピアソンの存在が大きな躍進となりバンドを一段も二段も上のステージへと押し上げる事に貢献、その多彩なフレージングを前に時にはクールで時にはロマンチシズムさえ感じさせてくれます。鉄壁のバンドサウンドが奏でる演者に比べると味で勝負のシンガーのあり方にマイナー臭がプンプンに漂ってくるのですがNWOBHMお得意のアルバム一枚、シングル一枚のリリースで消えてしまった事が実に惜しいバンドでした。音質的にも古臭さは否めませんがメイデン・ファンや正統派HM/HRマニアならずとも手に入れたいマストアイテムかと思います


WHITE SPIRIT - White Spirit - Cheetah ★★★ (2013-06-11 16:40:34)

渋い
オルガンの音色が独特の世界観を醸し出していますね
NWOBHMなアングラ臭とヤニックのタイム感も懐かしいギターサウンドに咽びます


WHITE SPIRIT - White Spirit - Midnight Chaser ★★★ (2013-03-28 16:06:57)

パープル風の王道HM/HRナンバー
最後までヤニックのギターに魅せられますね
古臭さもNWOBHMならではですよ


WHITE SPIRIT - White Spirit - Red Skies ★★★ (2013-03-28 16:10:52)

ハモンドにスペーシーなシンセと鍵盤の楽器の躍進ぶりも素晴らしい
緩急を付けた展開を彩るギターも素晴らしく
○○風かもしれませんがグッときますね
上記の熱いコメントに賛同あるのみです