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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1201-1300

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1201-1300
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AXXIS - Doom of Destiny ★★★ (2011-07-27 00:13:09)

2007年リリースのアルバムです
前作を遥かに凌ぐ出来栄えですね、シンフォニックな要素を残しつつもパワーメタル色は健在、音質もグッと良くなりパワフルさに拍車が掛かります、ここまで来るとこの劇的なメタルサウンドにケチをつけるのは野暮な話ですよ。今は亡きゼロ・コーポレーションのメタル郡が大好きな方なら間違いなく買いですね。パワー・メロディ・スピード・ドラマ性と非の打ち所もございません。装飾過多な演出もなく程よいシンフォニックさはジャーマンメタルならではの所存か、一聴して耳馴染みよく沁みこんで来る美旋律に心打たれました。今まで以上にKeyを前面に出したサウンドですが嫌味なく劇的なドラマへ最大限の貢献を魅せています、タイトなドラミングも心地よく躍動しロックのダイナミズムを伝えます。華やかさを演出する女性Voの配役も見事にあまり一大叙情詩に華を添えてくれました。恐るべしファンタジックワールドに導かれ高尚なメタルサウンドへの扉が開かれるでしょう。マジでカッコいいですね


AXXIS - Doom of Destiny - Astoria ★★★ (2013-06-07 18:22:52)

アルバムを締めくくる正攻法で攻めてくる
メロディアスなHM/HRナンバー


AXXIS - Doom of Destiny - Better Fate ★★★ (2013-06-06 19:09:30)

ゲスト参加の女性シンガーの貢献も目まぐるしいヘヴィな一曲
高揚感も隠し味にフェメールヴォイス一辺倒で軽くならないゴシック風味は流石です


AXXIS - Doom of Destiny - Blood Angel ★★★ (2013-06-06 19:11:47)

分かりやすいメロディ
タイトな演奏が爽快感のあるサウンドをビシッと締めてくれます
このドラマ性を極限まで高めつつも難解にならないアレンジ力は流石
本国ドイツでも確固たる地位を掴んでいるのは当然でしょうね


AXXIS - Doom of Destiny - Devilish Belle ★★★ (2013-06-07 18:19:52)

ひんやりとした質感とかっちりと纏まった鋼鉄サウンド
アルバムを通して下がらないクオリティ
ドラマ性を高めた5分30秒のメタルな劇作に感動を覚えますね


AXXIS - Doom of Destiny - Doom of Destiny ★★★ (2013-06-06 19:07:03)

硬質なメタルサウンドが華麗にしなやかに舞い踊るオープニングナンバー
剛軟巧みに演出するアレンジ力に脱帽しながら一代抒情詩の幕開けに興奮を覚えます
知名度と音楽性の高さが乖離する代表的なバンドの名盤を飾る一曲目に相応しい名曲ですね


AXXIS - Doom of Destiny - Father, Father ★★★ (2013-06-06 19:59:26)

華麗ですね
キラキラしたキーボード
しなやかなリズムプレイ
欧州産ならではの湿り気を帯びたメロディと
ドイツならではの気質に個性を見出します


AXXIS - Doom of Destiny - I Hear You Cry ★★★ (2013-06-06 19:54:13)

哀愁のメロディが胸を締め付けるメロウなミドルナンバー
画一的な歌声がこの手の曲ではマイナスですが
女性シンガーの助けを借り扇情力を高めていますね


AXXIS - Doom of Destiny - Revolutions ★★★ (2013-06-07 18:12:49)

シンフォニックだしリズミカルだ
古臭くないファットなボトムを聞かせたサウンド
でも懐古的な親しみやすさがある
流石だね


AXXIS - Doom of Destiny - She Got Nine Lifes ★★★ (2013-06-07 18:16:22)

上記の方がおっしゃる通り
覚えやすいリフレインが印象的です
このメロディアスかつキャッチーな旋律を巧みに散りばめるセンスこそ
このバンドの真骨頂でしょうね
そんなにアカン歌い手かね
不遇を味わうAXXISの名盤を彩る名曲ですね


AXXIS - Doom of Destiny - The Fire Still Burns ★★★ (2013-06-06 19:57:01)

ピアノにサックスと肩の力も程よく抜け
追いかけてくる女性シンガーの歌声も心地よく響きます
バンドのポテンシャルの高さを如実に物語る一曲


AXXIS - Eyes of Darkness ★★★ (2011-07-23 22:54:49)

2001年リリースのアルバム
欧州産の湿り気のある良質なメロディと適度な重さは聴き易いです。
ここまで説得力のあるサウンドを聞かせてくれるとは正統派のHM/HRマニアには頼もしい限りです。ややハイトーンに特徴があり(個人的には国産メタルバンドRED STREAMのシンガーを思い出す)頼りなさを感じるのでしょうね、でも彼がバンドの顔であり個性となりギラリと光を放っています。扇情的なフレーズを奏でるギターは円熟味を増しバンドの要となっています、バンドを支えるKeyのプレイも抑え気味ですが華やかさと馴染み易さに一役買っています。硬質なメタルサウンドとメロディアス加減が絶妙な王道を行く展開にマニアならずともグッと来るでしょうね。しかしこのリズム感は新しい世界観を演出し古臭いメタルサウンドで終わることのない独自性を切り開いている。2000年を迎えた正統派HM/HRサウンドに最大の賛辞を送ります。今まで知らなかった事が恥ずかしい


AXXIS - Eyes of Darkness - Wonderland ★★★ (2011-07-23 22:43:00)

ノリがいいですね
一風かわったリズムが心地よいです
音楽性の拡散もこうなら良いですね
カッコいいなぁ


AXXIS - II ★★★ (2011-07-18 02:12:10)

前作の流れを引き継ぐタイトルまんまの2nd
キャッチーなメロディを生かした硬質なメタルサウンドは健在、ファンの期待を裏切らない名盤です。無駄に弾きすぎないギターもカッコよく好感が持てますね。いわゆるインギー臭のしないメロディアスなHM/HRバンドなのです。全篇に渡り鳴り響く叙情味溢れるメロディとサビメロの分かり易さは目を見張るものがあります。メロディアスなHM/HRが好きな人なら楽しんでもらえますね


AXXIS - Kingdom of the Night ★★★ (2011-07-18 02:04:14)

1990年リリースの1st
ジャーマンメタルの硬質さと欧州産ならでなの湿り気のあるメロディを生かしたバンドです。表題曲のカッコよさに当時はゾクッとさせられましたね。メロディを聴かせるアレンジセンスと上手さに惹き付けられますね。全篇に渡り漲る哀愁のあるメロディにチョコチョコと琴線を刺激されポップな感触と耳馴染みの良いメロディを軟弱にさせないソリッドな質感がメタル魂を鼓舞していきます。どうして巷ではボロカスに言われたのでしょうか??ドイツ臭さも皆無な透明感のあるボーカルハーモニーを生かしたメロディアスHM/HRバンドとしては世界的に上位にランクされるでしょう。素晴らしい1stですよ。


AXXIS - Kingdom of the Night - Kingdom of the Night ★★★ (2010-12-21 23:31:14)

キャッチーなメロディと硬質なハードサウンド
躍動するリズムとカッコいいですね
やや線の細いハイトーンも悪くない
80年代的な華やかさも感じさせる正統派のHM/HRサウンドが堪能出来ます
欧州産の哀愁も仄かに感じられますね


AXXIS - Matters of Survival ★★ (2011-07-18 02:34:07)

プロデューサーにキース・オルセンを向かえ制作された1995年リリースの4th
同郷の大先輩スコーピオンズと同じ手法を持ち入りたかったのでしょうか、1995年ならではの作風に自らのアイデンティティを真っ向からぶつけてきたようです。欧州産のメロディアスなサウンドは健在、時代の流れを巧みに取り込みらしさを最大限に表現しています。この時代は正統派には厳しい時代でしたからね。なかなか味わい深い一枚でした


AXXIS - Paradise in Flames ★★★ (2011-07-26 23:54:11)

女性Voも大胆に取り入れ前作以上にシンフォニックな要素を強めながらも
メタルスピリットは健在、己の突き進む道を邁進しています。メロディアスさと聴き易さを配したアレンジは見事、メタルの硬質な感覚をそのままにパワーを内包しながら爽快に駆け抜けます。ギターとキーボードの相性も抜群、互いが引き立つようなアレンジも妙ですね。正攻法で攻めつつも常に同じ場所には止まらないバンドの意欲が音に現れています。徹頭徹尾メタルサウンドながら扇情的なメロディを失わないアレンジは女性Voのパートもアクセントとなり化学反応を起こし小爆発を繰り返しています。もっと世に知られて欲しいバンドですね


AXXIS - Paradise in Flames - Dance With the Dead ★★★ (2013-06-07 19:08:25)

本質はごっついメタルサウンド
そこにシンフォニックな装飾をまといドラマ性をアピール
女性シンガーを向かえメロディの扇情力は格段にUP
パワフルなんだけど甘さも残している
硬派なんだけど聞きやすい
見晴らしの良い景観を望むようなスケールの大きさを感じさせる
一代抒情詩の幕開けを告げるアルバムのオープニングナンバーの深みは中々ですよ


AXXIS - The Big Thrill ★★★ (2011-07-18 02:21:38)

1993年リリースの3rd僕の大人買い第一弾ですね。
前2作と聞き比べると北欧臭が薄まりカラッとした印象を持ちましたが
③を聴き一安心、泣きの欧州産なパワーバラード、ベタベタにしないのがジャーマンの力技だ。洗練されたメロディアスなHM/HRサウンドは非の打ち所もなく聴き手を魅了するでしょう。適度なポップさと聴き手を選ばないメジャー感は素晴らしい暗黒の1993年にここまで正当性の強いHM/HRを披露していたとは驚きでした。耳馴染みの良い楽曲が目白押しの名盤ですね


AXXIS - Time Machine ★★★ (2011-07-25 23:58:19)

華やかなKeyのプレイがシンフォニックな味付けを施していますね
80年代の往年のバンド郡を思わせるメジャー感と今を生きる正統性に満ち溢れた名盤です。欧州産ならではの湿り気と硬質なサウンドは今まで以上に高次元で昇華され非の打ち所もありません。華麗で力強い扇情的なメロディが心を揺さぶりメタル魂を震わせます。昨今のフォーク・トラッド風味も取り入れた④等を聴けばバンドの成長と進歩は目覚しいものがありますね。正統派は古臭いなどと思わずに手にとって欲しいですね。2000年にはいってからはまともに雑誌読まん買ったわ、後悔をしていますよ。ドラムも強力ですね


AXXIS - Time Machine - Alive ★★★ (2012-04-15 04:06:01)

叙情的なメロディが印象的です
少々地味目ですがメロディアスなナンバー
相変わらず装飾過多にならないシンフォニックな味付けが光ります


AXXIS - Time Machine - Angel of Death ★★★ (2012-04-13 02:23:28)

壮麗なコーラスワーク
メタル然とした力強い躍動感
劇的なドラマの幕開けに相応しい力作です


AXXIS - Time Machine - Battle of Power ★★ (2012-04-15 04:03:13)

風変わりな曲ですね
リズムも面白いです
サビに向かい徐々に盛り上がる様はカッコいい


AXXIS - Time Machine - Dance in the Starlight ★★★ (2012-04-15 04:00:40)

爽快感溢れる
ハードポップナンバー


AXXIS - Time Machine - Don't Drag Me Down ★★★ (2012-04-15 04:13:48)

メロディって大切だよな
と思わせてくれるへヴィなミドルナンバー
ラストに渋い選曲ですよ
好きですね


AXXIS - Time Machine - Gimme Your Blood ★★★ (2012-04-15 04:09:35)

軽快なノリが心地よいですね
メロディセンスも光ります
アルバム全編にわたる物語の終わりを予感させる
高揚感がたまりません


AXXIS - Time Machine - Lost in the Darkness ★★★ (2012-04-13 02:32:00)

メロディアスな疾走ナンバー
今作の方向性を色濃く滲み出しています
バックで流れるピアノがアクセント
ツインギターが交互に奏でるソロもかっこいい


AXXIS - Time Machine - The Demons Are Calling ★★★ (2012-04-13 02:34:48)

グルーブ感のあるリズムプレイがカッコいいですね
キャッチーなメロディも耳馴染みよく
洗練度の高さが伺えます
こういう曲は好きですよ
サビメロもギターソロの入り方も印象的です


AXXIS - Time Machine - Time Machine ★★★ (2012-04-13 02:25:57)

時計の針の音がスリリングなSE
バックで流れるリリカルなピアノの音色
木目の細かいアレンジが聞いています
ドイツ産の無骨とのマッチングがすばらしい


AXXIS - Time Machine - Wind in the Night (Shalom) ★★★ (2012-04-13 02:28:58)

扇情的なメロディが胸を打ちます
なんともハートウォームな牧歌的な雰囲気と
欧州産ならではの湿り気が程よく絡み絶妙なコントラストを描いています


AXXIS - Time Machine - Wings of Freedom ★★★ (2012-04-13 02:36:58)

広がりのあるメロディ
壮大な景色が目の前に広がります
バンドのアレンジセンスが光る一品
ポテンシャルの高いバンドですよ
流石はベテラン
美しいメロディが堪能できるバラード


AXXIS - Utopia ★★★ (2011-07-18 01:41:57)

2009年リリースの結成20年目を迎えるベテランジャーマンバンドにアルバム
昔の名前で購入しただけなんだけど素晴らしいアルバムでした。
硬質なメタル魂はそのままパワーを内包したメロディアスなサウンドの連続にただ驚嘆あるのみドラマ性を携えたド迫力なサウンドを安定感抜群のベテランが惜しみもなくテクニックを披露し一大叙情詩を築き上げている。主旋律を奏でるKeyの扇情的なフレージングとギターの相性は抜群、相乗効果が生み出す美旋律の数々に惹き込まれるでしょう。メタリックかつソリッドに締め上げるドラミングはバンドの屋台骨を支え軟弱な印象を与えずメタルの精神性を最大限に引き上げている。問題とされたVoもバンドの顔となり一大叙情詩のストリーテラーとしてアルバムタイトルが示す魅惑の世界へと導いてくれる。
ワールドワイドなジャーマンメタルな世界観を提示しながらも野暮な印象などを微塵も感じさせないアレンジは筆舌に値します。捨て曲無しの名盤ですね。スペーシーな音作り
に古臭い正統派HM/HR臭なども皆無、女性シンガーの使い方も素晴らしく昨今のトレンドも取り入れている。こんなファンタジックな世界観をキャッチーなメロディと壮麗なコーラスワークで飾るのだからたまりません。興奮しすぎて長文になりましたが万人受けするサウンドでありながら漢なメタルサウンドを轟かせている今作を聞き過去に遡り大人買いを敢行したのは言うまでもありません。


AXXIS - Utopia - Eyes of a Child ★★ (2011-08-14 20:57:39)

この曲はギターが主導権かな
パワフルなリズムプレイも決まっています
華麗な世界観にひとスパイス
ある意味王道HM/HRナンバーも
今作の流れの中で脈々と彩られている


AXXIS - Utopia - Fass Mich An ★★★ (2011-08-13 23:16:18)

KeyとGは交互に奏でる主旋律
印象的ですね
ストレートな曲ですがアレンジがそうさせません
女性コーラスの配し方も楽曲を盛り上げています
メロウなパートも放り込み聴き手を飽きさせませんね


AXXIS - Utopia - Heavy Rain ★★★ (2011-08-14 20:59:44)

キャッチーさと扇情的な甘美なメロディが効いています
ビシッとメタルな仕上がりだけどね


AXXIS - Utopia - Last Man on Earth ★★★ (2011-08-13 23:13:08)

ミステリアスなイントロが壮大な世界観を感じさせてくれます
グイグイと引き寄せられますね
フックに富んだメロディが心地よく響きます
硬質でありながらも華麗な舞いが堪能出来ますね


AXXIS - Utopia - My Father's Eyes ★★★ (2011-08-14 20:50:44)

包容力のあるメロディが優しく泣かせます
良いバラードだねぇ


AXXIS - Utopia - Sarah Wanna Die ★★★ (2011-08-13 23:18:32)

こりゃまたカッコいい疾走ナンバーですね
ダークでミステリアスな質感と攻撃性
それらを内包するクラシカルなエッセンスが見事の融合しています
イントロのベタなフレーズに泣かされます


AXXIS - Utopia - The Monsters Crawl ★★★ (2011-08-14 20:52:44)

ヘヴィなナンバーを華麗に彩るアレンジが冴えています
コーラスワークとKeyの使い方が素晴らしい
ズンズンと迫るリズム隊もカッコいい
好きだね


AXXIS - Utopia - Underworld ★★★ (2011-08-14 21:03:12)

AXXIS流パワーメタルナンバーと言えば良いのでしょうか
華麗で硬質なメロディが印象的です
各パートに見せ場も作りアルバムを締めます


AXXIS - Utopia - Utopia ★★★ (2011-08-13 23:10:00)

アルバムのタイトルトラック
華麗でソリッドな疾走ナンバー
女性コーラスも効果的
ドラマティックな名曲ですね


AXXIS - Voodoo Vibes ★★★ (2011-07-19 01:13:06)

1997年リリースのアルバム
タイトルにブードゥーと来て1997年でしょ
似つかわしくない、かったるいスローなナンバー目白押しにゲンナリさせられるのかと思いきやメロディアスなサウンドは健在で独自のカラーを押し出しています。カッコイイですね。ミドルナンバーが中心でテンポアップする楽曲がないのは残念ですが一曲の完成度は高く時代の流れに合せ洗練された楽曲の中に欧州産ならではの愁いが独自のカラーを醸し出しています。この時代ならではのメジャー感とらしさを感じさせるアレンジは素晴らしい


AZRAEL - King of the Steely Nation ★★ (2009-06-22 22:52:00)

6人編成の大所帯バンドAZRAELの2nd、ハロウィーンタイプのメロディアスなHM/HRサウンドが好きな方なら安心して聴くことの出来るかと思います、個人的にはこの手のサウンドは大好物ではなくウンチクを語るほどの知識もない僕が身を乗り出したくなるほどの魅力を放っていますね。線は細いものの伸びやかなハイトーンを駆使し楽曲に華を添える歌い手の存在はこの手のサウンドには貴重だ。楽曲も真新しさはないがツボを押さえたアレンジが耳を惹く内容となっています。日本人だからと敬遠せずに手を取ってもらいたいですね


AZRAEL - King of the Steely Nation - Behind the Mask ★★ (2008-11-24 22:31:18)

哀愁のあるメロディアスな疾走ナンバー
ジャーマン色が強いのが彼らの特徴
キメのフレーズが好きですね


AZRAEL - King of the Steely Nation - Beyond the Wall ★★ (2009-06-22 23:10:32)

哀愁のミドルハイナンバー
このメロセンスが彼らの生命線


AZRAEL - King of the Steely Nation - Break the Ice ★★ (2009-06-22 23:02:59)

シンプルだがギターリフがカッコイイですね
無駄に着飾らないアレンジも好印象
石原のハイトーン具合も絶妙


AZRAEL - King of the Steely Nation - Burning Down ★★ (2009-06-22 22:58:56)

新鮮味は薄いがピアノをフューチャーしたバラード
石原の肩の力が抜けた唄が良いですね


AZRAEL - King of the Steely Nation - Close to the Soul ★★ (2009-06-22 23:08:44)

硬質なアレンジと程よい甘さが耳を惹きますね
アルバムのラストを飾るのに相応しいです
アルバムを通して言えることなのですが頭から通して聴くと
疲れます
画一的な歌唱が評価の分かれ目でしょう
ギターソロもカッコイイです


AZRAEL - King of the Steely Nation - King of the Steely Nation ★★ (2009-06-22 22:54:28)

哀愁のあるメロディとポップなサビの対比が絶妙ですね
ジャーマン風だなぁ


AZRAEL - King of the Steely Nation - Knight in the Night ★★ (2008-11-24 22:29:34)

アルバムのオープニング
ドラマティックなインスト


AZRAEL - King of the Steely Nation - Lethal Lover ★★★ (2009-06-22 23:01:04)

哀愁の疾走ナンバー
イントロのキーボードも印象的ですね
歌メロもカッコイイですね


AZRAEL - King of the Steely Nation - Shadowdancer ★★★ (2009-06-22 22:57:12)

哀愁のメロディアスHM/HRナンバー
粗さも見受けられるが絶妙なアレンジが目を惹きますね
ハイトーン一辺倒じゃない唄も良いです
個人的にはアルバムのハイライト


AZRAEL - King of the Steely Nation - Taking Your Heart ★★★ (2009-06-22 23:05:47)

哀メロ炸裂です
サビメロに泣かされますね
いい感じで皆が哀愁を醸し出しているのです
咽び泣きます
キーボードソロもカッコイイ


AZUZENA - Estrella Del Rock ★★ (2017-02-23 14:27:51)

初期スパニッシュメタルを語る上では外せないSantaのボーカルだったAzucena嬢が、音楽性を広げていきたいバンドとの軋轢で脱退。こちらは1988年にソロになりリリースされた1st。
メイクも落とし心機一転だったんでしょうが、彼女の熱いロックな歌声が空回りするポップロックサウンドに舵を切っており、スペイン語の硬い語感との相性もあってか、随分と噛み合っていない印象が強く、これソロになったらありがちな奴じゃんと思わされるのが残念無念なのですが、全般的にソフトケイスされてはいるものの、スパニッシュなエレキギターの響きが涙を誘うバラードあり、彼女の歌声はやはり熱き血潮が滾るロックボーカリストである事に変化は無く、その辺りが聴き手の評価を分ける事となるのでしょう。リリース後、従来のファンの失望をウケ、翌年にリリースするアルバムではハードなスタイルに回帰するも、継続する活動には繋がらなかったようです。今アルバムのタイトルを和訳するとロックスターみたいな意味になるのですが、ソロボーカリストの妥協できずに噛み合わなかった典型的な失敗例に映るのが残念。


AZUZENA - Liberación ★★★ (2017-02-23 14:39:46)

スパニッシュメタルの女帝Azucena Martín-Dorado Calvo嬢がスペルをチョイと変えてAZUZENAと名乗りソロに転向、今作は1989年リリースの2枚目。前作はソフトなロックサウンドに接近、その方向性には従来のファンから不評を買い早速方向転換を図るのですが、おそらく彼女自身にも、こちらの路線で行きたいという思いが透けて見えており、熱を帯びたパワフルシャウトが映えるハードスタイルに回帰。もちろん音楽性の幅を広げる事も怠ってはおらず、バラードあり、ポップナンバーあり、スピードナンバーありと実に多様性を帯びつつもギターオリエンテッドな作風に終始した一枚。全ては熱い熱情が迸るスパニッシュメタルに要約されており『ヨッ待ってました』と声を上げ膝を打ちたくなる方向性にファンとしては安堵しましたよ。
しかしアルバムタイトルを和訳すると『解放して』という意味があり、メタルシンガーとしての看板を下ろしたいのか、この路線こそ生きる道だったのか、今作に多数収録されるメロディックでハードな楽曲を聴き、でも本当は彼女、どんな思いなのかな?そんな事を深読みしつつ楽しんでいますね。


Acid - Don't Lose Your Dreams ★★ (2017-06-05 16:43:40)

ドイツのトリオバンドが1989年に苦節10年を経てリリースした1st。当時のドイツと言えばカボチャメタルをイメージさせるのですが、こちらのバンドが出している音は、あのSINNERばりの哀愁路線のHM/HRサウンドを披露。シングルギターなのですが、ハモリのツインリードが飛び出したりとLIVEでの再現に不安もあるのですが、屈強な男のダンディズム溢れるTHIN LIZZY風サウンドとジャーマンメタルの相性は悪くないのは証明済みなので、その筋のマニアならニアニアとしながら楽しむ事が出来るでしょう。全10曲34分のランニングタイムが示すようにコンパクトな楽曲が適度な疾走感を伴い小気味よく進む構成も見事にハマり気軽に楽しめるのも好印象。意外とあるようでないのが、SINNERタイプなんでね。でもね、歌は雰囲気モノのヘタだし、あぶなっかしい演奏なんですが(雪崩式ブレンバスター並みの破壊力にズッコケますよ)クサレD級メタルを愛でる性質のワタクシは大いに楽しんでいます。


After Dark - Masked by Midnight ★★★ (2021-09-13 14:14:02)

1983年にレコーディングするも世に出ることなく埋もれたNWOBHMバンドの1st。1995年にドイツのレーベルからリリースされるもあっという間に品切れ、その後マニア御用達のSKOLレーベルから500枚の限定盤が出るも現在は流通がありません。その代わりデジタル配信があるので問題はありませんが、配信盤はボートラが3曲、しかしSKOL盤はボートラ6曲となっています。マニアとしては聴きたいのですが、手に入らないものが気軽に聴けるだけで贅沢は言えませんかね。
1981年にシングルを出したときはツインギター編成にキーボードも加わる大所帯だったものの、今作はシングルギター編成に変更、キーボードは3曲のみの参加と随分と音楽性に変遷を感じますが、いかにもNWOBHM的なマイナーサウンドを展開。無頼なパワーもあるが、どちらかと言えば英国ならではの情緒といなたさ、湿り気のあるメロディ強めで何とも言えないマイナー臭が鼻腔をくすぐり、いい意味での親しみやすいキャッチーさを盛り込みマニアック度を薄めてきます。
あくまでもNWOBHMとしての比較ですので、日本のレコード会社からリリースされているメジャー商品との比較をしてはいけませんが、このバンドは朴訥としたバラード系も放り込む度量を持っており、勢い任せのバンドではありません。
マニアがこぞって探すデビューシングル盤でもそうでした。
NWOBHMらしい大胆さと繊細な英国トラッドロックからの系譜を司る叙情派スタイル、そのビシャビシャに湿る音色にグッとくるものがあります。
このクオリティなのに何故お蔵入りになったのか?そもそもキーボードは何故3曲だけなのかなど気になる事は沢山あるが、姿なき幻もバンドだけに思いを馳せても仕方がありませんが、
とにかく、英国的な情緒のある哀愁、そしてロックな歯ごたえを楽しみたい。NWOBHMマニア以外にも楽しめる要素は強く、くぐもったサウンドプロダクションすらも味方につけ伝統を継承する姿に目頭が熱くなります。
嫌いになれませんねぇ。この哀愁刑事情熱系サウンドの旨味をね。


Agony Bag - Feelmazumba ★★ (2021-07-05 17:07:15)

NWOBHM期にシングルをリリースした実績のあるグラムありパンクありメタルありのミクスチャー系バンドのフルアルバムなのだが、詳しいバイオはサッパリだし、調子こくとドエライ嘘を流布するので止めときます。
今作の成り立ちは分かりませんが、とにかくなんでもありのごった煮感が凄い。とくに③曲目などサバスとクィーンとキッスにより三つ巴のバトルロイヤルのような様相の曲も飛び出したりと懐が深い。
その反面、妙に明るいグラム系の曲もあるのだが、とにかく○○というジャンルに括るのが難しい音楽性である。また、アホっぽい空気を出しているが、楽曲はけしてノリで作られたものではなく緻密な作業を感じさせ、アホの振りが出来る賢い人たちだと言うのが伝わる。
シンガーもシアトリカルに歌いこなしも出来る器用さを生かしサックスからフルートまで担当するのだから面白い、バックを固める演者も幅広い音楽性をフォローする熟練揃いと、適切な紹介をされていたら広く認知されるようなアーティストだったのではないだろうか、人を喰ったようなサウンドもどこか憎めないし、聴き手の感性を試しているようで、その多様性のあるサウンドは知的好奇心をくすぐるものです。
個人的には主食にあるようなジャンルではないが、映画のサントラのような要素も盛り込みロックオペラ的なスタンスで楽しませてくれる一枚ではある。それと同時に何屋さんなのか伝えづらい音楽でもある。
摩訶不思議な世界観を覗いてみたマニアにはうってつけでしょうね。好みに合わせて飛ばしながら聴くのもありでしょう。


Aiming High - Geraldine the Witch ★★★ (2018-04-07 15:09:51)

ドイツの4人組による1989年にお蔵入りになった幻のアルバムがPure Steel Records傘下のマニアックなアルバム再発専門のKarthago Recordsから2014年にリリース。派手なツーバスに導かれるタイトルトラックのGeraldine, The Witchのような疾走ナンバーもあるが、メロディックかつキャッチーなHM/HRナンバーも収録と欧州由来の叙情的なメロディを主軸に正統性の強い楽曲で勝負。薄っぺらいミックスの関係で、ダイナミズムの欠如は如何ともしがたいマイナスな要素なれど、このバンドが進みたかった方向性は、多くのマニアから共感を得られるようなパワー、スピード、メロディを揃えた好盤として楽しんでもらえると思います。所謂HELLOWEENブレイク前のジャーマンメタルの系譜を辿る音楽性、そこもマニアのハートを擽る要因でしょうね。


Alexa (2014-05-29 07:38:21)

スイス人女性シンガーAlexa Anastasia(アレクサ・アナスタシアかな?)がポール・サブーに見出され1989年にアルバムをリリース。その美貌からは想像も出来ない男勝りの野太い歌声に驚かされるでしょうね。ポール・サブーが絡んでいるので乾いたアメリカの風が吹き荒れております、リー・アーロン等にも負けいないパワフルな実力派シンガーですね


Alexa - Alexa ★★★ (2014-05-29 07:55:22)

スイス人でカルフォルニア出身の彼女がロスでポール・サブーに見出され1989年にリリースした1stを紹介します。ポール・サブーですからね、ハードなギターを中心にキーボードが装飾を飾るスケールの大きなアメリカンロックが展開されるのは予想できたのですが、彼女のパワフルな歌声には驚かされました。男勝りの野太い歌声に何度もクレジットを見返し、本当に女性シンガーなのかなと思ったものです。王道を行くサウンドにガップリ四つと組合い一歩も引かない押し相撲を展開する彼女の歌声に終始魅入られ、コマーシャル性の高い楽曲との相性も抜群で堂に入ったパフォーマンスは圧巻です。女だからと言って舐められない往年の空気を纏った極上のハードポップアルバム、マニアなら勿論ですが、湿りすぎないメロディックなサウンドがお好みの方はハマるでしょうね。2006年にMTMから再発、僕も店頭で流れている今作を聴き購入を決意したクチですから。


Alias Mangler - Bite the Metal ★★★ (2024-06-22 01:31:58)

アメリカンロック系のマニアにとっては激レアなアイテムとして知られている幻の一品らしい、Heaven and Hell Recordsからデジタル配信&CD化、めでたくデビュー作にて唯一のフルアルバムが世に出ました。ちなみにCDには幻のデモ音源、そしてセカンドアルバム用の楽曲が用意されています。この激レア感にマニアは歓喜ですが、現在は入手困難な一品。BamdCanpでも配信を停止しているので、視聴するのは難しい状況のようですね。
こういう80年代のL.Aシーンに近しい音源をリアルタイムで楽しんでいたマニアにはたまらん内容です。

癖のあるチョイ爬虫類系の歌声はシットリをまとわりつき毒気を発揮、楽曲もシリアスな空気が漂い脳天気なラジオフレンドリーサウンドとは一線を画す内容であり、オリジナルのリリース時期が1986年だという背景を考えると、この音は随分とアメリカンハードマニアには良心的ですね。

ノースカロライナ出身という、ことも日本では認知度を上げられなかった要因なのかも知れないが、彼らは、そのコンテストで勝ち上がり見事にレコード契約を掴んだ実力者。単にメディアで紹介されなかっただけに過ぎない。

MOTLEY CREWの硬派な面やODINなどを想起させるサウンド、根暗さと硬質感は初期Twisted Sisterがアメリカンサイドを強めたような真面目さがあり、懐メロでは終わらない。確かな手応えを感じますね。正式な音源ですらマイナーな為、今後も話題になる事はないだろう。ましては現存する分けでもありませんからね。それだけに、今後も一部では希少価値は高まり続けるのでしょうが、大枚を叩いて聴くまでもないのですが。シリアスアメリカンハードが好きな人には避けては通れないスタイルのバンドですよね。


Alkaloid - Invisible World ★★★ (2024-08-22 10:54:25)

東京X-RAYのメンバーを中心にシンガーは紅一点のANGELさんがフロントを飾る国産メタルバンドのデモ。この幻の音源をイタリアのレーベルF.O.A.D.が2022年にアナログ盤を300枚限定でリリースした。しかもデモに未発表のスタジオセッション音源をプラスした内容。全8曲入のボリューム増とマニア心をくすぐる仕様にリニューアル。こういう音源を日本からではなく海外のレーベルからと言うのが今の国内ハードシーンの現状なんだろう。

どこかダークな色彩美に彩られた国産メタル。古くさい音色はデモ音源というのもあり、マスターテープの状態などどうだったのか?と気にはなるのだが、その分離の悪い音質には苦言も出るが、当時の勢いをパッケージした今作を前に戯れ言は無用。貴重な国産メタルの最盛期に有象無象のメタルバンドが存在していた、その事実をマニアは勿論だが、若い人にも知って欲しい。

個人的には未聴だったスタジオセッションが聴けたのは嬉しかった。勢いのあるサウンド、ドラムもベースも迫力十分。ギターは巧者、ANGELさんもデモ音源よりもイキイキとしており好感が持てる。
彼女、個人的にはヴィヴラードの掛け方が苦手でもうチョイなんとかならんのかと思うのだが、そういう不満はパンキーのスリル溢れるソロが抑え込んでくれる。

それなりにキャリアを積んだ有望なミュージシャン集団。夢破れた彼らではあるのだが、2022年にイタリアのレーベルが手を差し伸べてくれるとは驚きである。アナログ盤は所持していないがbandcanpから配信盤が8ユーロで販売されていますので、興味のあるマニアは是非とも購入前に試聴してください。

個人的には日本のバンドあるあるなシンガーの弱さ、それを抱えたバンドだったと思うが、ハマる瞬間もあるだけマニア心をくすぐる貴重な音源であることに変わりは無い。良くも悪くも当時のシーンを知る上では貴重な一枚でしょう

ちなみにANGELさんは下山脱退後、スーパータイガーや木下明仁プロジェクトなどで活動する、シンガーを務めていた鈴木勝人さんでアルバムを作るも、彼は病気の為に脱退する。真実は分からないが、パフォーマンス云々よりも、彼、人見知りするのかライブではMCやアクションを含めチョット弱かった。プロレスラーのような頑丈な体躯なのに、繊細なんだなぁと感じた。
その穴を埋めたのがANGELさんである。彼女のラインナップで音源を残さなかったのは残念だが、苦しい時代を支えた人物であり、ワタクシも二回くらい、ANGELさんのサーベルタイガーを見た記憶がある。
最近は懐かしのメタルバンドが復活している。WOLFもしかりテラローザも、このバンドもアナログ盤リリース後、記念ライブをやった。それだけに、ここいらで一発新作に期待したい物だ。
RE-ARISEでも頑張っている志村さん。多忙だとは思うが、ここは一肌脱いで欲しいですね。
このまま、埋もれるのは勿体ない。


Almas Militares - Tormenta Solar ★★ (2014-02-06 15:42:56)

メキシコ産で歌詞はスペイン語(ややこしいわ)のバンドが2012年にリリースしたアルバム。イントロから盛り上げますね、特に①の後半で聞けるスウィープアルペジオの嵐には笑みがこぼれますがその後が続きません。やや線の細いシンガーが巻き舌でまくし立てるのですが、ちょっと弱いかな。楽曲もいまどき珍しい実直なまでのパワーメタルを聴かせてくれるのですが全般的に何か物足りなさを感じてしまい楽曲におけるツメの甘さも散見出来できます。その物足りなさが評価の分かれ目でザクザクと刻まれるクランチーなリフワークも聴けるしネオクラ様式美マニアなら身を乗り出さずにはいられないツインギターの絡みや緩急を携え起伏を凝らしたアレンジと聴きどころも多いのですが、「なんだかなぁ」となります。またスペイン語が情熱的な感情を剥き出し剛毅なパワーメタルサウンドと対峙している姿なども頼もしいのですが「なんだかなぁ」不安定なリズムプレイも「なんだかなぁ」重厚なメタルサウンドを継承しているだけに個人的にはあと一歩と微妙な感じを受けますがマニアなら食指が動きますよね


Andy Rock - Into the Night ★★ (2022-11-24 12:16:00)

WILD ROSEのギタリストとして有名なアンディ・ロックが満を持してリリースするソロアルバム。レーベルはAOR HEAVENですから、メロディックメタルバンドのギタリストによるソロ作という想像から逸脱しない内容になると思ったが、寸分違わぬAOR風味満点のソフトケイスされたスタイルになっている。
それが、むしろ唄モノ過ぎるくらいだ。なにより驚くのがほとんど一人でやっている。唄もリズムセクションも曲作りもミキシングもプロデュースまでも、完全なるソロアルバムを制作。
一切の邪魔が入らない環境は作り手にとって、さぞや気持ちが良いと思いますが、やはり本業がギタリストだけに、メインヴォーカルを張るのがキツい、唄中心の作風なのに、その唄が最弱というのがかなり問題である。あのケン・ヘンズレーよりもヤバい。
そういう唄の弱さが思いっきり足を引っ張るのが問題。素直の曲作りは刺激も薄めでインストパートに大きな見せ場は無い、それだけに、何をやっているんだという不満は最後の最後まで拭えないのだが、WILD ROSE以外に表現を求めたのであれば、歌い手くらいはYouTuberでも良いから見つけて欲しかった。
都会の喧噪を離れ、シットリとしたロックサウンドに癒やされたい。そういう趣の時間の楽しむのにはベストなのだが、他にも良作があるからなぁ、WILD ROSEファン向けのマニアックな一枚の域を出ていないよなぁ。


Aragon - Aragon ★★★ (2022-11-29 14:55:39)

バンド名が同じグループが沢山して混同するのですが、こちらはアメリカ産のスラッシュメタルバンド。今作を1988年に産み落とし消えたので、その知名度の低さは絶望的なのだが、スラッシュメタル好事家の間ではレア盤として持ち上げられたとか?
そんな幻のバンドなのですが、Divebomb Recordsからボートラ入で復刻盤CDが出たと言うことでプチ話題となりました。ボートラ3曲入というのも大きな後押しとなるだろうが、既に台頭したスラッシュシーンを眺めると、このバンドのサウンドは些かレトロチックではある。その古典メタルからの影響も取り込み、東海岸メタルならではのクールさ、その冷徹なる音色はスピードとキレのあるリフワークを軸に、規則正しく打ち鳴らされている。
インディーズ故にダイナミズムの欠如は如何ともしがたいが、そういう問題点を差し引いても、NWOBHM仕込みのハードコアパンクススタイルの持つ狂気と凶器的な魅力を感じ取る事が出来るでしょう。
あくまでもマイナーメタルですので、耐性のあるマニア向けでしょう。


Arnel Pineda - Arnel Pineda ★★ (2019-04-28 18:13:50)

今やジャーニーのフロントマンを務めるフィリピンを代表するシンガーとなったアーネル・ピネダが1999年にリリースしたソロアルバム。配給も大手WARNERとフィリピ産のAORサウンドではあるが、クオリティは低くない。むしろどこに出しても恥ずかしくない洗練度を誇っています。
幼少期の苦しい時代の話など聴くも涙、語るも涙の苦労人。そのうちアンビリーバボーなどで再現VTRでながれるんじゃないかというくらいのシンデレラストーリーを体感する事でも有名だろう。個人的にはアーネルの赤貧時代のエピソードには、北斗の拳にて、ばばぁに扮するデカイ男が出てくる、あたりの件を思い出さずにはいられないのだが、サウンドは、ほぼバラードタイプのスローナンバーに占拠されており、ハードなものを好むマニアにとっては、スキップ、スキップの連続で最後まで聴き通す事はないだろうが、ジャーニーに抜擢された男の若い頃の雄姿を拝みたいと言うマニアにとっては、押さえたい一品でしょうね。


Arrow - Diary of a Soldier ★★★ (2019-05-09 12:12:26)

知る人ぞ知る幻の北欧メタルバンドのEPにデモ音源+未発表曲を追加して2018年に再発された一品。オリジナルは1985、」86年にマテリアルですからね。ヨーロッパの成功を受けた甘美なスタイルの北欧サウンドは、その筋のマニアにはたまらんモノがあるでしょうね。脇の甘い演奏も、どこか垢抜けないのも北欧ブランドならではの味わい、冷ややかなミンティアサウンドに爽快感もMAXです。
透明感あふれるメロディと叙情性、北欧産ならではの甘美なヴォーカルハーモニー、その繊細でクリアーなサウンドは当時タイムリーに紹介されていたら話題になっていたと思いますね。また全員が一体となり楽曲を盛り立てる姿に好感を持ちました。この危うさが、儚さに感じるのもポイントです。すきじゃないとそう聴こえないでしょうけど(笑)

このバンドを土台に日本でもアルバムをリリースしたRenegadeの前身バンドとして知られていますが(ドラマーがVoに転身)、その後、Shivaの中心人物として活躍するマット・オットソンがいた事でもしられています。


Ashra - Luchador ★★★ (2014-09-13 14:48:16)

鎧武者、義・勇・仁・礼・侍・真・忠義・名誉、と漢字が踊るジャケット、自主制作のチープさが滲みでていますが迷うことなく即購入。予備知識なしスペイン産の4人組ツインギターが情熱的なメタルサウンドを披露、ラタブランか等にも通ずる正統性の強いメタルサウンドは妖しげなジャケットなどを木っ端微塵に吹き飛ばすカッコよさ、演奏も上手いし歌もうまし、楽曲は多彩で充実したアレンジと練り上げられたメロディがお国柄とも言える情熱酒場で乾杯な熱さを伴い躍動する様はスペインならでは、今のご時世に真っ当過ぎるスタイルを貫くとは恐れ入ります。今や自称でアイドルにもなれるし、自称佐村河内にもなれる世の中です。裾野が広がる事は良い事ですが、よりよい審美眼を持ち精査していきたいものです。売れる音楽性ではないが、彼らのような硬派なサウンドがヘヴィメタルの本流で生きていける世界が健全だと思いますね。色を付けて誤魔化しが効く世の中では困ります。


Assassin - License to Kill ★★★ (2017-08-12 15:05:30)

こちらのアサシンはペンシルヴァニア出身の5人組が1985年にリリースした8曲入りの1st。2016年にLIVE音源を3曲追加して待望のCD化となった幻の一品。1985年と言う事ですが華やかなL.Aメタルの影響は受けておらず、欧州的な翳りはあるが、情緒の無いドライなアメリカンロックサウンドを披露。豪快に突き進むだけではない悲哀を感じさせる陰影の描き方、古典的で忠実な方法論ではあるが、確実にマニアのツボを突くアレンジを心がけており、その姿勢は今となっては懐かしい古典芸能を見ているようですね。
これといった難点は無い代わりに、頭一つ抜きんでた楽曲が無いと言われるのが、この手のインディバンドの作品なのですが、このバランス感覚こそ、骨太な正調US産HM/HRサウンドとして楽しむ事が出来るでしょう。


Atlantic - Power ★★★ (2015-02-10 13:36:13)

英国産ハードポップバンドが1994年にリリースしたアルバム。時代はグランジ・オルタナ全盛、厳しい環境下にこの手のサウンドを世に送り出すミュージシャンがいた事に驚きます。英国産らしい憂いに富んだメロディが優しく抱きしめてくれる佳曲が目白押し、刺激は薄いがキーボードの使い方も出しゃばらずも効果的に使い嫌味なく聴き手の守備範囲を広げ、万人に喜ばれるようなハードな刺激を加味しているのが印象的。地味ですが、いぶし銀のアレンジが冴えわたるの職人技に、「人生送りバント」でお馴染みの川相昌弘を思い出されますね。本当に地味目なんですがマニアには②の”Power over me ”を強く勧めますね。フックに富んだメロディが胸を締め付ける名曲です。


Atlantic - Power - Bad Blood ★★ (2015-02-10 13:05:42)

陽性なノリの良いハードポップナンバー


Atlantic - Power - Can't hold on ★★ (2015-02-10 13:09:54)

こちらもお約束な甘酸っぱいハードな一曲


Atlantic - Power - Dangerous Games ★★★ (2015-02-10 13:17:10)

ピリリとスパイスの効いたハード目の一曲
アルバムの中でいいアクセントとなる締めてくれます
歌メロもいいですよ
サビで無駄に明るくならないのは英国産の性
それがいいんですよね


Atlantic - Power - Every Beat of My Heart ★★ (2015-02-10 13:14:44)

徐々に盛り上がりサビでちょっと弾けます
ちょこちょこと攻めてくる刹那な哀がエエのよね


Atlantic - Power - Hands of Fate ★★★ (2015-02-10 13:12:41)

フックに富んだ哀愁のハードポップナンバー
力強い歌声も映えます


Atlantic - Power - Hard to Believe ★★★ (2015-02-10 13:21:11)

上手い歌
派手さはないが堅実なアレンジ
憂いの一時ですよ


Atlantic - Power - Heart's on fire ★★★ (2015-02-10 13:22:31)

ポジティブな雰囲気がありますね
この弾けっぷりが気持ちいい
哀愁のハードポップナンバー


Atlantic - Power - It's only love ★★★ (2015-02-10 13:25:01)

アルバムのオープニングです
しっとりと憂いながら優しさのある一曲
お約束だし刺激も薄いが好きものにはたまらないアレンジがそこかしこに散見出来ますよ


Atlantic - Power - Nothing to Lose ★★★ (2015-02-10 13:18:32)

フックに富んだメロディも映える
アーバンな雰囲気が漂う大人な一曲
好きですね


Atlantic - Power - Power over Me ★★★ (2015-02-10 13:03:14)

憂いのあるメロディが優しく抱きしめてくれるメロディアスHM/HR
ハスキーかかった歌声が映えますね
ツボを押さえた名曲です


Atlantic - Power - When the War is over ★★★ (2015-02-10 13:04:26)

お約束感満載ソフトなバラード
ベタだけど良いものは良い


Atom God - History Re-Written ★★ (2014-05-13 17:09:07)

Bにアルジー・ワード、Dsにスティーブ・クラーク、Gは職人気質のビリー・リースギャング、そして主役のVo.Gのトムズさん(だれか分からん?)の4人からなるスラッシュメタル寄りのハードコアな匂いもする風変わりなバンドの2nd。アルジーが参加しているので興味本位で手を出したのですが、ハードコアよりのパンキッシュなリズムに複雑な構成を持ち込み独自の路線を切り開こうとしています。いかんせん歌がバックの迫力に負けてしまい埋もれてるのが弱い、スラッシュ寄りの攻撃性もあるがそこまで直線的ではない、しかしリズム隊は隠せないパンクなけたたましいノリを醸し出し、なんとも新しい感性を見出している。あとは趣向の問題でしょう。歌の弱さも気になり個人的には斬新すぎてイマイチついていけないが英国風の実験的なサウンドが不思議な魅力を放っています。


Atomik Cocktail - Metal Rages on ★★★ (2022-11-25 12:30:22)

このバンド、かつてはCutthroatという名前で活動、その後、Thunderと改名してデモテープを制作。結局、契約に至らなかったのがバンド消滅へと繋がったのだが、彼らが活動していた80年代中期において、バンドが出している音が余りにもストレートなメタルだったというのも問題だったと思う。どこか妖しげなグラム臭もするのだが、パンチの効いたストレートなロックはアメリカンメタルならではの、小細工無用なステゴロスタイルを取っており、硬派な面もフォローしていた。華やいでフワフワのヘアースタイルがもてはやされ、音楽性もソフトケイスされる中で、浮かれすぎたシーンと距離を取っている音楽性は評価出来る。
この音源の元はカセットテープで『Space-Metal Vampires from Hell』というタイトルだったのだが、ギタリストのブルース・バッテンが権利を主張してCD化した際に現在のタイトルへと変りました。
前述したThunder時代の楽曲も入った実に懐かしい匂いのする80年代型メタルをやっています。どこか悪っぽい雰囲気を出すのも、80年代らしいし、グラム系からの影響と裏路地バットボーイズ風味に硬派な地下メタルを混ぜ合わせたサウンドは、適度に垢抜けておりマニア筋には十分にウケる要素も大でしょう。でも正式な商品としては、物足りなさはある。やはりShok Parisとか、硬派なパワーメタルの中に華やかさを取り込みビビらせたバンドはいますからね、そこまでの迫力はありません。

個人的には、なんとなく商品化の際にもめ事は無かったのかいう疑念からくるキナ臭さがチョイとマイナス。でもなんか懐かしい音である。メジャーになりきれなかった男達。思い出の一枚に共感出来るマニアには愛着も沸くだろう。


Attila - Rolling Thunder ★★★ (2014-09-29 08:13:53)

NY出身の3人組が1986年にリリースした1st。サウンドは都会的な乾いたクールさが耳を惹くパワーメタル、淡々と歌いきる若々しい声に青臭さを感じますが、RIOT風の冷めた熱情を漂わせる音楽性との相性は悪くなく、むこうの方が上だがレット・フォリスターの姿を頭にかすめる人も多いような気がします。バタバタとしたリズムに不安定要素も多数あり、劣悪な環境下でのレコーディングなんだろうなと思わされもしますが、都会的で粗さにダサさがないのが特徴的に感じます。これといった突き抜けた楽曲がなくとも内包されたパワーとストレートな作風はやはりNY出身を感じさせ初期RIOTにも通ずる魅力を散見出来ますね。ストレートな⑥叙情的なフレーズも聴こえるバンドの魅力を詰め込んだ⑦がバンドの本分でしょうが、アリスクーパーのカヴァー⑧やポップな⑨などを収録し無愛想なパワーメタルに変化をもたらしているもの面白く映り、なんだか初期RIOT的な手法を感じ類似点を模索してしまう(笑)前半からの流れを感じると前記した2曲は蛇足にも取れ、個人的には勢いのある①②からヘヴィな③と流れるパワーメタル路線を楽しみたいので飛ばされることが多いのですがバランスを考えるとありでしょう。


Aviator - Aviator ★★★ (2016-02-16 13:14:20)

ポップでキャッチー、そして華やかなアメリカンHM/HRサウンドを聴かせてくれるAOR系バンドの1st。ピリッとしたハードなテイストを残しつつも親しみやすさと胸躍るキャッチネスさを巧みに配合、嫌みの無さに塗されたスパイスが効いていてニール・カーノンによるプロデュースが生きていますね。仄かな哀愁が耳を惹き甘めのサウンドから、躍動感のあるアメリカンロックまで幅広く収録されており、何を聞かせたいかを明確にしてはいるが、やや散漫な印象を与えるのは嗜好の問題でしょうが個人的にはチョイと気になりますね。時には良質なメロディに彩られた歌モノが聴きたいと思う方に①⑧辺りをおススメしますね。久しぶりに聴いたけど胸キュンしましたよ。


Axe Victims - Another Victim ★★ (2014-11-09 21:37:13)

我らがMausoleum Recordsから1984年にリリースされた西ドイツの5人組による1st。線が細めのシンガーに彼らのファッションと1984年という時代を切り取ったような硬軟入り混じった正統派サウンドで,
ほとんど捻りのない実直なサウンドを前に欠伸も出かけますが、その生ぬるさが逆に好きだったりします(ドラムは電子ドラムですから軽めだしね)ドイツ人らしく演奏はタイトだし悪くないが面白味もないとある意味、時代を作らないものに価値などないと言ってしまえばそれまでですが狭義の限られたスタイルを持つシーンの中でやたら装飾過多になった昨今を見せられると逆に、このような本当に普通の事を普通に見せてくれる音楽もありだなと思わずにはいられません。⑦では思いっきりポップなアメリカンメタル寄りのサウンドが聴けたり(電子ドラムが一番合う)グルーブ感のある⑧重量感のあるサビメロも印象的な②シャープな③などアルバム単位で起伏もあったりと懐かしい風を運んでくる。①いがい走る曲がないので、もう少し華やかな曲を盛り込めば印象も変わるのですが、生真面目な音は職人気質なお国柄のなせる技でしょうかと噛みしめつつ二年に一回は手に取りたくなる一品です。速いのデカイの派手なのとインパクト命な人には向きませんが、青臭い80年代メタルを楽しみたい人には楽しめるかもです。


Axis - No Man's Land ★★★ (2016-10-14 13:17:22)

マニアックな良盤を復刻させる事について信頼のおける『No Remorse Records』が1988年にカセットリリースでリリースしたUS産バンドの一品を2015年にオフィシャル製品化。当時もう少しまともにリリースしていたら輸入盤市場でも話題になっていたんじゃないかと思いえる程のクオリティを保持しており、ネームバリューに対してはかなりの良盤と言えますね。アメリカのバンドとは思えない憂いを含んだ叙情的なメロディを軸にドラマティックな正統派HM/HRサウンドを披露、少々癖のあるハイトーンはジェフ・テイトスタイルであり、そのハイトーンを駆使した音楽性は光沢のあるなめまかしい初期QUEENSRYCHEをより甘口にしたような方向性に進んではいるが、シリアスな作風を貫いており硬派なメタルスピリットを宿していますね。元がカセットですからね音質は厳しいですが、甘口になりすぎないハードテイストが絶妙であり、叙情派メロディックロックマニアの琴線に触れるでしょうね。それにしても、まだまだ知らない名品は世に埋もれているんだなぁ。


B.E. TAYLOR GROUP - Love Won the Fight ★★★ (2018-06-29 14:30:09)

AOR調のソフトロックが好きな人にはグッとくること間違いなしのウィリアム・エドワード・タイラー率いるバンドが1983年にリリースした2nd。個人的に若い頃はこの、軽めのリズムセクションが大の苦手で今でも電子ドラムは大嫌いだが、良く練り上げられた楽曲と起承転結のある展開は十分、ドラマティックと呼べるほど充実したものに仕上がっており、そこに哀愁度も高いメロディが適度な熱量を放出しながら乗っかるのだからマニアにはたまらんものがあるでしょう。
主役たるタイラー氏のパフォーマンスも、そのハスキーヴォイスを駆使したエモーショナルな歌唱スタイルで魅了、語尾のヴィブラートの掛け方など器量のあるシンガーだなぁと実感させる実力の持ち主でした。ニューウェーブの影響もある軽めのサウンドメイクには殺意を覚えますが、温和でほんのりの土臭さのあるアメリカンメロディックロックの質は高く、AOR調のロックサウンドがイケる人なら大いに楽しんでもらえるでしょう。
グランジ全盛の時代に思い出したように手にしたのが、この手のバンドでしたが、まさか彼らに助けられる日がこようとは夢にも思わなんだ。

全編に渡りフックに富んだメロディを随所に盛り込み、熱量はあるが軽めに仕上げる事でクドクならぬようコッサリとした味付けは普遍的な魅力となり鳴り響いています。2枚目のアルバムなのに、どこか貫禄と言うか円熟味と言えるほどの完成度も視聴感の満足にも繋がっているのだろう。ちなみにバンド的なまとまりは次作の方が上ですので、ハードポップマニアは3枚目の方が良いでしょう。


BABY JANE - In the Spotlight ★★★ (2017-02-15 20:10:20)

2007年から活動をスタートさせるスウェーデン産のスリージーなバットボーイズ系(懐かしいわ死語やできっと)HM/HRバンドが2012年にリリースした1st。
この手の音楽性を愛する方なら間違いなく手にとっても損はしないでしょうね。所謂、アリーナ風の豪快なロックアンセムあり、体の悪そうなカラフルなキャンディみたいに弾けるポップセンスを纏ったパーティーロックナンバーあり、パワーバラードありと、北欧らしい甘美で胸を締め付けるメランコリックな哀愁を塗した極上のロックナンバーの応酬で聴き手を魅了、コンパクトな楽曲が持つ親しみやすさは、フックに富んだ哀愁のメロディと相俟ってすこぶる聴きやすく纏めいています。耳馴染みの良い粒だった楽曲を聴かされると、HM/HRの入門盤として広く支持される間口の広さが最大の聴きどころでしょう。インパクトは高いが、個人的には直ぐに飽きが来るのがチョイと難点ですかね。


BABY TUCKOO - Force Majeure ★★ (2018-11-14 14:18:44)

オリジナルは1986年、Music For Nationsからリリースされた2nd。国内盤はそのMusic For Nations 10Th aniverseryと銘打たれてポニーキャニオンから1996年にCD化再発された一品。90年代の日本は勢いがあり、グランジブームの裏で、このようなマニア泣かせの隠れた一品を数多く再発していましたね。今作もそうでしたが世界初のCD化、所謂リイシュー盤というのを多く世に送り出していました。しかもオリジナルより1曲多くってのもマニア泣かせの仕様でした。

英国的な煮え切れないメロディと歯ごたえのあるサウンドは聴き応え十分、ハードポップと紹介されていたのですが、そんな甘い空気はなく、便秘気味のデイブ・メニケッティがずっと踏ん張っているような、力の入った歌とハードなギターは堅実であり、陽気なノリなど排除。軽めのキーボードや多少やわらかめのフレーズなど、キャッチーな仕掛けはあるが、ハードポップという表現はズバリと当てはまらないでしょうね。
歯切れのいい演奏とパワフルな歌声、そこに英国ポップス風味も盛り込み、やはりパワフルに聴かせる仕様は、古典的な響きを奏で適度に耳を刺激してくれる。
一頃は世界中のコレクターが血眼になって捜していた一品だと言うのだが?そこまでのクオリティもないと思うが…伝統的な英国スタイルのハードサウンドに興味のある方はトライする価値はあるかと思います。アトミック・トミーMのいたUFOに近い音楽性でしょうね。
ちなみにシンガーのロブ・アーミテージは一瞬ではあるが、ウド・ダークシュナイダーを解雇したACCEPTに籍を置いた事でも知られる人物ですよ。


BABYLON(清水保光) - FAREWELL… ★★ (2008-08-13 20:34:00)

元へレンのG,清水保光とB,町田新一郎が中心となり1987年に結成された正統派のHM/HRバンドがマンドレイクルートよりリリースされた5曲入りのミニアルバムです。
清水のテクニカルな速弾きをフューチャーしつつもしっかりとしたアンサンブルのリズム隊が脇を固めサポート、時にはインスト陣が一体となり迫って来る様のカッコよさに惹きつけられました、惜しむらくはVo大河内の変なアクセントの日本語の乗せ方にまいってしまうがスリルのある演奏は素晴らしい。当時の国内におけるHM/HRシーンの欠点を露呈しているものの個人的には欠点も含め愛聴した一枚です。清水の奏でるスピーディーでありながらも歌心のあるメロディアスなフレージングの数々は一聴の価値はあるかと、クレジットがないので分かりませんがレコーディングでのベースプレイヤーはテクニシャンでならした木本高伸だったと思います。


BABYLON(清水保光) - FAREWELL… - BABYLON ★★★ (2008-08-13 20:46:41)

お約束満載のメロディアスかつテクニカルなインストナンバー
各プレイヤーの見せ場もありテンションは高い
緊張感漲るインストバトルに見入りますよ
清水のメロディを失わないフレージングは流石ですね
様式美メタル万歳な名曲です
何度聴いてもテンション上がるわ


BABYLON(清水保光) - FAREWELL… - For the Longest Time ★★★ (2022-03-09 12:19:54)

メリハリの効いた演奏
テンションの高いインストプレイは緊張感が漲り興奮します
しかし癖が強すぎる唄がどうにもならんかなぁ
甘い歌メロも悪くないんだけどねぇ
途中で心が折れます
でもバックの演奏は素晴らしい
国産様式美ならではな完成度の高さに唸ります


BABYLON(清水保光) - FAREWELL… - LOST AND FOUND ★★ (2008-08-13 20:38:54)

哀愁のあるメロウなサビメロが印象的なミドルナンバー
中盤で聴けるテクニカルなソロプレイが聴き所


BABYLON(清水保光) - FAREWELL… - RIDING THE STORM ★★ (2008-08-13 20:42:09)

清水の速弾きをフューチャーした疾走ナンバー


BABYLON(清水保光) - FAREWELL… - RUN TO THE DANGER ★★ (2008-08-16 20:59:47)

イントロから派手に決めてくれるミドルハイナンバー
歌い手が評価の分かれ目でしょう
インストプレイのテンションの高さは素晴らしいですよ
随所にテクニカルなプレイを決めてくる様は圧巻


BABYMETAL - BABYMETAL - ギミチョコ!! (2024-02-29 02:54:57)

こんなに聴いていて恥ずかしい思いをする曲はない
Perfumeメタルヴァージョンみたいな感じなのだが
これが海外でウケたのだから何が起こるか分からない
お遊びも極めれば本気を越えると言うことだろう

何度聴いても頭の中で流れるのは北海道のメタルバンドFAST DRAWの名曲
ロリータコンプレックス オジサン桃色吐息である
この歌詞しが頭の中で流れる

恥ずかしいわ
オジサンなんで恥ずかしさが倍増です

でも成功して良かったと思う
そして何故BURRN!はコッチではなくネモフィリアを選んだのだろう?

秋葉原やカワイイという日本文化を前面に出した究極のネタグループである

彼女達がいたからガールズメタルなる文化が根付いたのでは?


BACKWATER - Final Strike ★★★ (2019-03-23 13:31:45)

荒くれジャーマントリオによる1986年にリリースされた2nd。まずは前作よりも整合性が増しメタル成分も増量とタイトさが感じてとれる仕様となった。ある意味、プレスラッシュ的なアプローチを取り込んだともいえるのだが、前作同様のVENOM+MOTORHEAD的なスタンスに変わりはなく、若干味付けは変わったが、耳をつんざく粗暴なサウンドは健在とマニアなら安心して手を出せる一品でしょう。
メリハリがついた事でダークな色彩も耳を惹くようになり、このローファイな音質との相性も抜群だ。若干の埃っぽさが汚らしさを倍増させているのも見逃せません。全てにおいてメタルサイトに接近したが故の成長度合い、いい意味での無軌道さを懐かしむ向きもあるが、ダーティで卑しい歌い回しから、粗暴な歌声まで二人のシンガーが歌い分ける事で色も変わり、このバンドの個性を剥き出しにしている。
バランスも良くなく分離も悪いと思えるレコーディングでさえ狙ったものと感じさせるアレンジ力も見事。こういう路線は狙い過ぎると途端にカッコ悪くなるので絶妙だと思う。邪悪でスリリングな暴走サウンドへと進んだバンドの舵取りにも無理無駄を感じさせないのも良かった。