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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 11801-11900

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 11801-11900
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V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - U.S.Metal Vol.I ★★★ (2020-04-28 20:38:51)

1. Chumbi - U S Metal
2. Exxe - Look into the Light
3. Gilles Melbin Assault - No Time
4. Whizkey Stik - Outta Line
5. Issak Newton - Damascus
6. The Rods - Gettin Higher
7. Greg Strong - The Snake
8. Reddi Killowatt - Liquid Lady
9. Lyle Workman - Code 3
10. Toyz - Rockin Disease

上記アーティストが参加したシュラプネルレコードの記念すべき第一弾の作品はギタリストに特化したコンピ作。
THE RODS以外は無名のバンドorアーティストの参加の為、詳しいバイオはさっぱりだが、パッとしないヘナチョコサウンドもスピーディーかつスリリングなソロが登場すれが俄然色めき立ち、なんとなく聴かせてくれるのが、シュラプネルの旨味だろう。今作も音質は良くないし、楽曲も微妙だったりするのだが、20代前半にして、自らレーベルを立ち上げたマイク・ヴァーニーの熱意を感じさせるプレイが詰まっています。良い悪いではない、メタルに対する愛、その熱き思いに聴き手は同調して、鼓舞されるのでしょうね。
この作品を皮切りに、第二弾リリースへ漕ぎつけたマイクの本気度と気概に胸打たれる一ファンとしては、忘れられない一品です。内容よりもシーンに新しいバンドと価値観を提示したシュラプネルの功績は大きいですよ。

こうして時を経て聴けば、⑨のインストナンバーのスリル、アイデアも豊富なインストナンバーの⑤からTHE RODSの⑥への流れ、パワフルなアルバムタイトルにもなっている①と耳に残るナンバーも多数収録、ポンコツメタルに対する耐性が出来上がったおかげで、懐かしさも込みで年1回は通して聴きたくなりますね。


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - US Metal Vol II ★★★ (2020-04-28 21:08:54)

前作から間髪入れずにリリースされた若きギターヒーローにスポットライトを当てたコンピ作。
今回は参加メンバーが熱い。

DISC.A
①Wild Dogs - The Tonight Show
②Cinema - Rockin' the U.S.
③Exciter - World War III
④Culprit - Players
⑤LeMans - Waiting

DISC.B
①The Rods - Wings of Fire
②Mike Batio - The Haunted House
③Vixen - Angels From the Dust
④Virgin Steele - Children of the Storm
⑤Failsafe - Just Passin' Thru

オープニングはUS産スピードメタルの裏番長Wild Dogsの登場。②はマイク・ヴァーニーのバンドであり、ここでは彼がギターを担当と、彼が社長ではなくしっかりとしたミュージシャンだという事を知らしめている。③は、あのエキサイターがパワフルで派手な楽曲を披露と、やってくれています。B面の②はマイケル・アンジェロの登場です、当然の如く弾き倒していますよ。VIXENはマーティー・フリードマンが女性シンガーフロントに据えてのバンドです。彼の情緒のあるスリリングなプレイを堪能。ジョシュ・ラモスのLeMansもジャック・スターもいるぞと、前作から比べると勢いのあるバンドが多数登場と、資料的な価値も含め、作品のクオリティは格段にアップしています。やはり世に出るギタリストは、最初からそれ相応の技を持っているんだなと改めて確認させてもらいましたね。


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - We Wish You a Metal Xmas and a Headbanging New Year ★★ (2018-12-23 17:23:06)

豪華アーティストが一堂に介したクリスマスを祝うコンピ作。

1.We Wish You A Merry Xmas (Jeff Scott Soto / Bruce Kulick / Bob Kulick / Chris Wyse / Ray Luzier)

2.Run Rudolph Run (Lemmy / Billy F. Gibbons / Dave Grohl)

3.Santa Claws is Coming to Town (Alice Cooper / John 5 / Billy Sheehan / Vinny Appice)

4.God Rest Ye Merry Gentlemen (Ronnie James Dio / Tony Iommi / Rudy Sarzo / Simon Wright)

5.Silver Bells (Geoff Tate / Carlos Cavazo / James Lomenzo / Ray Luzier)

6.Little Drummer Boy (Doug Pinnick / George Lynch / Billy Sheehan / Simon Phillips)

7.Santa Claus Is Back in Town (Tim "Ripper" Owens / Steve Morse / Juan Garcia / Marco Mendoza / Vinny Appice)

8.Silent Night (Chuck Billy / Scott Ian / Jon Donais / Chris Wyse / John Tempesta)

9.Deck the Halls (Oni Logan / Craig Goldy / Tony Franklin / John Tempesta)

10.Grandma Got Run Over By A Reindeer (Stephen Pearcy / Tracii Guns / Bob Kulick / Billy Sheehan / Greg Bissonette)

11.Rockin' Around the Xmas Tree (Joe Lynn Turner / Bruce Kulick / Bob Kulick / Rudy Sarzo / Simon Wright)

12.Happy Xmas (War Is Over) (Tommy Shaw / Steve Lukather / Marco Mendoza / Kenny Aronoff)

13.O Christmas Tree (Doro Pesch / Frankie Banali/ Michael Schenker / Tony Franklin)

14.Auld Lang Syne (Girlschool)

これだけの曲とメンバーが揃えばメタルなクリスマス気分を存分に楽しめるでしょう。みんな大真面目にクリスマスソングを自分たち流に染め上げています。


V.A. (VARIOUS ARTISTS) / OMNIBUS - Who do They think We are ? -A Tribute to Deep Purple From Japan ★★★ (2018-03-18 14:19:37)

わが国を代表する豪華アーティストが一堂に会して制作された渾身のトリビュートアルバム。
所謂、アーティストに由来されない名前だけのメンバーが揃ったのではない、適材適所にメンツが収まったと思える愛のある選曲とアーティストに興奮を覚えますね。特にシーンから遠ざかっていたブレイズの池田とプレシャスの梶山の名前がある事に驚かされました。確かにウリ川本関連の企画ではありますが、この二人が参加している事で、今作の本気度が聴く前から伝わってきます。
特に沖縄のパープル、紫から宮永とジョージ紫の参加も、当然と言えるし、一番意外だったのはレーベルの意向もあったのかデーモン閣下が参加しているくらいなもので、後は本当に、これぞなメンバーが揃っています。知らない人には以外に思われるB’zの増田隆宣は、本来はコチラのフィールドで語られるアーティストだったので全然以外ではないのですよ。むしろ、向こうの活動が以外なのです。
そんな実力派ミュージシャンによる、愛のある好カヴァーの連発に、マニアであればある程に、ニヤニヤとさせられる。拘りのプレイやアレンジを楽しむのが一番ですね。
柴田直人師匠はグレン・ヒューズをやりきったし、池田、梶山は渋かった。そして岡垣の拘りも流石だし、森川のシャウト一発に痺れましたね。
この企画アルバム、最大の功績は何と言っても隠居していた梶山章の復活に貢献した事、森川と共演した事が後の活動にも繋がったし、シーンの活性化に一役も二役も買った。同じく人見元基を担ぎ出したのも嬉しかった。
そんな裏の事情も楽しめるのだが、各メンツが鎬を削るべく、渾身のパフォーマンスを叩きつけ元曲の持つ魅力を、壊すことなく完璧にやりきっている姿に、日本人らしいリスペクト精神を見ましたね。
個人的には、SLYの二井原実ヴァージョンで歌入れした事が唯一の不満で、彼の上手さを生かさないブーストしたへヴィヴォイスがイマイチ、今回の企画には合っていませんでしたね。




①Burn  
  デーモン小暮/人見元基(vo)、池田繁久(g)、増田隆宣(key)、柴田直人(b)、菅沼孝三(ds)

②Speed King
  森川之雄(vo)、藤本泰司(g)、永川敏郎(key)、高橋ヨシロウ(b)、工藤義弘(ds)

③Lay Down,Stay Down
  人見元基/宮永英一(vo)、池田繁久/ルーク篁(g)、増田隆宣(key)、柴田直人(b)、菅沼孝三(ds)

④Strange Kind of Woman
  人見元基(vo)、藤本泰司/梶山章(g)、岡垣正志(key)、内田雄一郎(b)、宮永英一(ds)

⑤Child In Time
  森川之雄(vo)、梶山章(g)、岡垣正志(key)、内田雄一郎(b)、菅沼孝三(ds)

⑥Lazy
  二井原実(vo)、池田繁久(g)、増田隆宣(key)、内田雄一郎(b)、菅沼孝三(ds)、森川之雄(harp)

⑦Lady Double Dealer
  人見元基(vo)、池田繁久(g)、増田隆宣(key)、柴田直人(b)、宮永英一(ds)

⑧Woman From Tokyo
  二井原実(vo)、橘高文彦(lead g)、島紀史(backing g)、永川敏郎(key)、高橋ヨシロウ(b)、堀江睦男(ds)

⑨Fireball
  森川之雄(vo)、梶山章(g)、ジョージ紫(key)、内田雄一郎(b)、菅沼孝三(ds)

⑩Highway Star
  宮永英一(vo)、中間英明(g)、ジョージ紫(key)、高橋ヨシロウ(b)、工藤義弘(ds)


V1 - Armageddon: End of the Beginning ★★ (2017-11-20 14:44:01)

ファミリツリーを完成させるのが困難なバンドの一つと言われるバンドIRON MAIDENにほぼ同時期在籍していて、同時期に辞めたと思われるギターのテリー・ワップラムとシンガーのデニス・ウィルコックがMAIDEN脱退後、直ぐに立ち上げたバンドがこちらになりのですが、2015年突如、High Roller RecordsからGIBRALTARとのスプリットCDがリリースされる。幻のバンドの音源にマニア筋にとっても驚きは隠せなかったでしょうが、2017年に自主制作でフルアルバムをリリースするとは驚きです。
ミュージシャンとして、どのような人生を歩んできたのかは分かりませんが、二代目シンガーの座を射止めたデニスが進んだ音楽性とは?過去のマテリアルの寄せ集めなのか新録なのか?全く分かりませんでしたが、興味本位で購入を決意。
古典的な英国的世界観に則ったロックサウンドを披露。煮え切らないがドンヨリとした湿度のあるメロディが軽快なビートを伴い走るという展開は、ある意味NWOBHMな雰囲気もあり懐かしい空気に包まれております。
メイデンファミリーツリーを追いかけるマニアにとっては、希少価値も高いでしょうが、一般的なロックファンにとっては、ほぼスルーですかねぇ。楽曲においては初期メイデンを意識したものもあるかとは思いますが、ラストの大作ナンバーなど、無理した感もあったりして、なんだか微笑ましい気分を味わえます。個人的には、あの時代を生きた人間による古典的ロックを楽しみました。

余談ですが、IRON MAIDENにキーボード奏者が一瞬いて、その関係性でバンドがもつれ今作に参加している二人が抜け、その代わりに加入したのがポール・ディアノであり、ディブ・マーレイのみのシングルギター時代があり、すでにデモ音源もあったという。
世間的にはThe Soundhouse Tapesが初音源という認知で高いが、Strange Worldなどは録音されていた。
昔、読んだ雑誌では、メイデンもパンクの影響を受けて、それを意識したのが初期の作風に表れシンガーもポール・ディアノのようなパワーシャウティングシンガーを探していたとの事だが、定説を補強する為のデマっぽい。ハリスは最初からStrange Worldのようなドラマティックな曲を用意していた。というのがメイデンマニアには浸透、むしろ、そういうパンキッシュなモノもあえて用意したんだというのが、正しいらしい。
スティーブがMAIDEN結成前にデニス・ウィルコックと活動していたSMILERでは、のちにRunning Freeのカップリングとなるburning ambitionの元曲などをプレイしていたというのも裏付ける要素なんだとかさ。もっと言うとProwlerとかデニス・ウィルコックも歌っていたんだってね。
確かに初代シンガーのポール・マリオ・デイの歌声を聴いても、2代目のデニス・ウィルコックの歌声を聴いてもパンク色など皆無だ。
しかし、二人が辞めたのは方向性の違いなのは確かなので、やっぱり真偽の程は難しいですよね。そこが
メイデンヒストリーの面白いところで謎めいた初期の成り立ちへと繋がるのです。なんといってもNWOBHMの立役者ですからね。すべてはNWOBHMの成り立ちに答えがあると思いますよ。


V2 - Out to Launch ★★★ (2019-03-19 21:09:29)

後年、Fair Warningのトミー・ハートがいたバンドということでプチ話題になったバンド。マニア筋にとっては、それ以前から渡米後のScorpionsのようなメロディアスなサウンドのジャーマンメタルとして知られており、その洗練されたサウンドはFair Warningのトミー・ハートの威光など借りずとも十分魅力的だった。
今作ではシンガーが交代、そのせいでウンコみたいな扱いを受ける2枚目のアルバムのなのだが、メインストリームに寄り添う洗練されたハードサウンドは前作以上にアメリカン市場を意識した作りとなっており、ザラついたハードテイストと欧州風味満点のメロディが程良く混ざり合い、耳馴染みの良いハードサウンドを披露。ポップでキャッチーさもあるが、メタリックかつエネルギッシュなパワー内包しているので軟弱な要素は薄めなのが、ドイツ産ならではの味わいなんだろう。
トミー・ハートの歌声があれば、なお良かったと言うか彼が唄えば見たいな情景も浮かばせるのが、ちとマイナスなのだが、そんな背景など知らなければ、活きのいい演奏を堪能できるメジャー級のメタルアルバムとして大いに楽しめるだろう。ギターも懐かしきヒーロー然とした派手なプレイで楽曲を盛り立てていますからね。
NWOTHM軍団とは違い、この時代ならではの自然な作りは、身体にスッと入ってきます。ノリ良く攻めてきたんだが、ちょっと変化が欲しいならと思っているときにアコギを活用した、もの悲しいバラードを放り込んできたのが肝。
若い頃は、なぜ甘い和菓子の付け合わせに、塩昆布とか、漬物が出るのかと手を出さなかったが、オジサンになると、あの組み合わせの絶妙さに膝を打つ。むしろ、和菓子の合間に塩っ気の強いものは、お口直しに丁度よいのだ。そんなワビサビを感じさせる選曲に引っ張られ、バラードの次はライブなのか、ライブ風なのか分からないが、ライブ体験が出来る⑥の『Knock Me Out』の勢いは爽快感すら漂っている。やはり何度聴いても良いアルバムであり、コマーシャル性と硬質なメタル感を同時に楽しめる一品だと思いますよ。

音楽は名前ではなく音を楽しむものです。時折ライナーノーツや雑誌の記事を読み漁り理論武装をしてくる輩がいますが、ワタクシは大の苦手です。そんなの5人組の伝言ゲームの4人目みたいなもんですよ。原型と留めいない質の低い伝聞に興味なしです。
ワタクシが聴きたいのは目の前で鳴り響く音の話です。偉い評論家がこう言っていたから凄いとか、ライナーで絶賛されているから凄いとかどうでもよい話。そのライナーや切り抜き記事を咀嚼して語れる人の話は、とても興味がありますが、マルマルは本当に勘弁して欲しい。一ミリも賢く見えませんよ。世間的にアウトローなメタルサウンドを聴いてまで、誰かの意見に足並みを揃えるなどまっぴらゴメンです。そんな事がしたいのであれば、ワタクシは売上順にJ-POPを聴きます。
ワタクシが好きなのは流行り廃りとは無縁のへヴィメタルですのでね。


V2 - V2 ★★★ (2016-05-01 13:52:21)

フェアウォーニングのシンガートミー・ハートが在籍していたバンドとして知られるバンドが1988年にリリースした1st。のちに1997年に日本国内でも復刻された一枚として知られていますね。渡米後のスコーピオンズをお手本にソフトなメロディックメタルとエッジの立ったハードさが絶妙なニュアンスを醸し出し、ドッケン、ストライパー、ボンファイアと言ったバンドと同じ土俵で語られるべきライト過ぎずヘヴィ過ぎない音楽性を披露しており、ドイツ産らしい生真面目さがより良い方向へと導いているのも好印象、やや類型的なスタイルゆえに、スリルや興奮と言った要素は薄目ですが、伸びやかな歌声は安定感もあるし、期待を裏切らない展開は安心して身を任せる事が出来ますね。ツボを押さえたアレンジと上手い歌を堪能したい正統派マニアなら聴いて損はしないでしょう、正攻法でグイグイと攻めるオープニングナンバーなんてカッコいいですよ。


VALENTINE - Valentine ★★ (2008-05-09 15:58:00)

この手のサウンドを手がけるのが上手いニール・カーノンをプロデューサーに迎え美しいメロディとハーモニーを活かしたメロディアスHM/HRバンドの1stを紹介します。ソリッドでメロディアスな楽曲から美しいバラード、馴染み易いメロディを配した曲までと狙いすぎではあるがバラエティに富んだ好盤に仕上がっています。Voヒューゴのソフトな感覚とエモーショナルな温か味のある歌声を聞かせつつも、各パートの見せ場なども作り聴かせてくれる。ホットでメタリックなギターもかなりのテクニシャンで見せ場を作っていますしソリッドかつタイトなリズム隊のプレイにも惹きつけられます。この手のサウンドには欠かせない華やかなKEYのプレイもアクセントとなり古き良きメロディアスHM/HRの精神性を継承するバンドでした。国内では1991年にでデビューしたのですが、アメリカではグランジ・オルタナが頭角を現した時期だったのがタイミングとして良くなかったのでしょう


VALENTINE - Valentine - NO WAY ★★★ (2008-05-09 16:10:37)

エモーショナルなフィーリングに満ち溢れているノリの良いナンバー。アメリカのバンドならではの曲ですね良く出来てます


VALENTINE - Valentine - Never Said It Was Gonna Be Easy ★★ (2008-05-14 04:27:44)

アメリカンな泣きのバラード
お約束な感じですがこの手の曲が好きな方にはたまりません
夏はこれだね コンパクトだけとエモーショナルなギターソロが良いですね


VALENTINE - Valentine - ONCE IN A LIFETIME ★★★ (2008-05-14 04:14:14)

煌びやかなKEYの音色が耳を惹く哀愁のアメリカンハードポップナンバー、
ヒューゴのエモーショナルな歌声が胸を締め付けますね
無駄なく聴かせるエッジの効いたギターもカッコイイ
この爽快感がアメリカなんだね


VALENTINE - Valentine - RUNNIN'ON LUCK AGAIN ★★★ (2008-05-09 16:07:02)

アルバムのオープニングを飾る正統派のHM/HRナンバー
ソリッドなギターリフもメタル然としてカッコイイしソロプレイも聴かせてくれます。伸びやかな歌声を聴かせるヒューゴのパフォーマンスも素晴らしい


VALENTINE - Valentine - SOMEDAY ★★ (2008-05-14 04:17:09)

ヒューゴの唄を前面に出しつつもギターオリエンテッドな作風が貫かれてる王道を行くジャーニー直系のアメリカンハード


VALENTINE - Valentine - TEARS IN THE NIGHT ★★★ (2008-05-09 16:01:50)

ヒューゴのエモーショナルな歌声が耳を惹く哀愁のハードポップナンバー 美しいハーモニーを配した名曲です


VALENTINE - Valentine - YOU'LL ALWAYS HAVE ME ★★★ (2008-05-14 04:24:32)

これまた王道を行くアメリカンな泣きのバラード
カラッとしていますが胸に響きますね


VALHALLA - Unearthed ★★★ (2021-06-13 16:27:46)

オリジナルは1992年にTwelfth of NeverというタイトルでリリースされたEP。それをCult Metal Classics Recordsが2019
年にタイトルを改めて再発してくれました。
ギターが元Maltezeのサミー・フジキ。そしてベースはマックス・コバヤシという日本人なのか日系人が2名参加、その影響もあるのか、メロディと展開を大切にしたワビサビのある正統派HM/HRサウンドを披露。歌メロもしっかりとフックもあり、大陸的でおおらかなミドルナンバーにも光沢のある艶めかしいUS産コンクリートスタイルを練り込みつつ、自分達のサウンドと言うものを確立しようとしている。
単純に走るわけでもないし、キャッチーさで魅了するわけでもない本格的な作り込みは、メタル特有のドラマ性を高め楽曲の中に明確は起承転結を設けている。ヘヴィなサウンドに設けた様式美的な展開、個性は薄めかも知れないが、自分達のスタイルを確立している。
収録曲は全5曲、なかなか全容はつかめないが、バラエティ豊かな曲調を用意しているので好感が持てますね。もっと聴きたいと思わせたのもプラスです。


VALIDOR - Dawn of the Avenger ★★ (2022-09-21 15:59:46)

オディ・サンダーラーと名乗るギター兼ヴォーカル務めるプロジェクトの首謀者オディ・トゥトゥニス。それ以外はゲストを募って活動しているようだが、彼がやりたい音楽は、混じりっけ無しのエピックメタル。その濃密な世界観はオープニングから炸裂、勇壮なメロディとマジカルな世界観、ギリシャ産という背景も見事にマッチしており、その純度の高い音楽性に揺らぎはありません。

英語の分からないワタクシにはイマイチのめり込めないマジックワールドなのですが、パワー漲る剛直なハードサウンドを前に体が熱くなります。どこかで聴いたことのあるフレーズも味方につけ、本家達に肉薄する内容は迫力十分、そりゃManilla Roadカヴァーも選ぶよね。

日本ではイマイチ人気の出ないジャンルというか世界的に見ても狭いターゲットとなるエピックメタル。今作も一人プロジェクトの欠点とも言える面はあります。貧弱なサウンドプロダクション、それに拍車を掛ける似たようなリズムプレイ、とそれがエピックメタルなんだと言われたらお終いですが、少々肩が凝るのが難点、そういう意味で初心者には敷居も高いのですが、筋骨隆々な男達がドデカい剣や
ハンマーを振り回し、異形なる魔のものと闘う姿を想起させる音楽性は、このジャンルならでは、一度その世界にハマれば抜け出せなくなる中毒性があるのが最大のポイント。気張らず、摘まみ食いしながら聴いてください。


VALKYRIE ZERO - Attack of Valkyrie ★★★ (2023-08-19 07:05:57)

大阪が産んだ伝説のガールズスラッシュメタルバンド、何度か復活劇はあったようだが、令和に入ってからは音源もリリースと本腰を入れて動き出している。今回ベースが交代、その関係もあるのか分からないがバンド名をVALKYRIE ZEROに改名、待望に2枚目のアルバムを今年の6月にリリースしてきた。

いやー、これがストレートなヤツなんですよね。小細工無用のオールドスラッシュサウンド。往年のバンド達の初期作に通ずる音楽性とアイデンティティ。大金持ちになる前のピュアなサウンドを今の時代に降臨です。
よく、メタリカやメガデスの作品を凄い、傑作だ、名盤が神だと大騒ぎする輩に出会いますが、大概は雑誌の影響下&大御所という威光に乗っかるだけで、全く芯を喰った意見を聞いたことがありません。
そこに売り上げや観客動員数など加味されたら、もうお手上げです。音楽の善し悪しに関係ないはずなのに、メタルの世界ほど、同調圧力と名前に弱いジャンルはないなぁと思いますね。特に日本は顕著でしょう。レビューで全てが決まります。

そういう、人には一生、届かないバンド&音でしょうが、ピュアにメタルを愛する人、スラッシュメタルが大好きな人にはたまらん音を、このバンドは轟かしています。技巧的に優れている分けではありませんが、音そのものにスラッシュメタルに対する愛と真摯な姿勢が貫かれており、そこに嘘偽りは一切介在しません。ましてや、ヒットチャートに一発なんて下品な発想は一切なく、等身大の音を詰め込んでいる。ある意味、似たような曲調が続くので、リピート再生するうちに飽きのサイクルも早いのだが、その実直な音のファーストインパクトは相当高かった。

何度も言うが権威主義とメタルは最も相反するものだと思っていたが日本では最も親和性の高いものだった。
頑張れVALKYRIE ZERO、自分タチの音を知って欲しければ、まずは配信盤をリリースするべき、純粋な海外のファンに知って貰うべき。
日本はCD販売をいまだメインで行う希有な国。アメリカにタワーレコードはなくなったはずである。そういうガラパゴスな思想を切り替えることも重要。第一、彼女達の作品でメジャー流通じゃないでしょう?


VALKYRIE ZERO - Goddesses of Thrash ★★ (2018-03-12 13:25:25)

80年代から90年代の頭までシーンを駆け抜けた女性4人による国産スラッシュメタルバンドが、2015年に復活を果たし2017年にリリースした3曲入りのEP。手作り感満載のCD-Rなんですが、子育ても落ち着いて、昔の夢をと復活を果たしたのかなぁなんて思ったりしているのですが、攻めたドキュメンタリーを放送するフジTV系列に彼女達を是非とも密着してもらいたいです。興味あるよ、どういう経緯で復活したのかをね。
デモ時代の音源のセルフリメイクや未発表の音源を掘り起こたりと、当時の勢いをそのままにというか、あまり演奏も上手くなっていないような…でも分離の悪い低音も団子状態でブンブンと唸りを上げながら突進してくる様は迫力もあるし、ドスを聴かせた歌も悪くない。懐かしいノスタルジーを擽る音ではあるが、これは思いで作りの一枚ではない本気度も感じられ好感が持てます。
2018年の4月にはフルアルバムをリリース予定の彼女達、次は時間を掛けてちゃんとした環境で録音してもらいたいですね。こういう音を出すバンドは貴重な存在なのですから。2ndデモからリメイクされたVoid of Heatの掛け声コーラスも懐かしいッス


VALKYRIE ZERO - Valkyrie Rising ★★★ (2018-05-19 16:59:15)

昨年リリースしたCD-Rに続き、遂にフルアルバムをリリースした関西の女性4人組によるオールドスラッシャーの記念すべきフルアルバム。
スラッシュ由来の楽曲構成、スリルを演出するリフの応酬とリズムチェンジ、二本のギターが織りなすギターバトル、そしてキャッチーさのある歌メロと、実直なるピュアスラッシュに香ばしい懐かしさがこみ上げます。
いろいろと気になる面もないと言えば嘘になりますが、こういったメタル愛に溢れた音楽性は大好物で、性格的に欠点よりも良い部分を愛でるタイプなので喜んで聴いてしまいます。
メタル愛溢れるピュアサウンドの尊さ、女にモテたいという邪さや、商業ベースに乗った流行りものとは違う一本筋の通ったサウンドは、聴いていて楽しい気分にさせてくれます。これが大好きでやっているだという思いがコチラにもビンビンに伝わるのでね。

かつてグランジと言う名のウィルスが蔓延しシーンは瀕死の重傷を被いました。年数を掛け2006年くらいからシーンは抗体を身につけ、健康体を徐々に取り戻して行きました。かつての栄華を取り戻した大御所の事ではなく、マイナーシーンに落ちた正攻法のバンドが息を吹き返したのが大きかったのです。

しかし昨今は、リバイバルという安直なる過去の焼き回しに埋没し流行り病がシーンを席巻しつつあります。個人的には、2000年以降の新興メタルには全く興味を持てずに、ずっと古臭いモノばかり聴いてきました。それらの音が今では新譜として当たり前に聴けるのは嬉しいのですが、逆にそれは始まりの終わりのようで怖い。


2018年期待をしていたSAXON、JUDAS PRIEST、RIOTと今のところ精彩を欠く内容だった。
グランジは外敵だったが、今回は自ら毒を飲み内から腐らせている。これは言いわけの出来ない恐ろしい事象だ。
そんな中でも有名、無名に関わらず、自らの財産を食いつぶすのではない、自らのルーツを提示するサウンドは好感が持てる。
名前で酔える人は羨ましい。今の時代だからこそ、合間を縫って登場したピュアなメタルに興奮を覚えずにはいられません。

どんなに豪華に盛り付けてもインスタントはインスタント、お金や広告料の関係で美辞麗句しか踊らないレビューに彩られた原点点回帰というセール商品。そんなモノを聴き、自分の耳を汚すくらいなら、下手だろうが、アレンジが緩かろうが、直向きにメタル道を突き進む、このバンドのようなピュアメタルを聴きたいですね。


VAMPYR - Cry Out for Metal ★★ (2015-10-06 13:33:24)

ドイツ出身の剛毅な猪突猛進型のスピードメタルを信条とする彼らの記念すべき1stにて唯一のアルバム。
没個性だが屈強なリフリフリフで押しまくるスタイルはパワフルだし同郷のグレイブディガー辺りを想起させるしアクセプト的なニュアンスの強い華麗なアプローチにも試む姿勢を見せている。とは言えいかんせん同じような直線的リズムとスピードメタルのオンパレードに、その筋のマニアにはたまらんが一般的な目線で行くと面白味のない無難な作りと映るでしょうね。当時のジャーマンシーンのあり方と抱えていた問題点、良くも悪くもピッチリ横分けジャーマン印満載の剛毅なパワー/スピードメタルを聴き過去に温故知新を味わうのも一興かと思います。


VAN HALEN - Diver Down ★★ (2020-12-17 14:28:48)

アルバムの半数近くがカヴァーソングという風変わりなスタンスになったアルバム。前作がセールス的に失敗した煽りだろうが、このやり口には些か驚かされる。
底抜けに明るいアメリカンロック路線を追求しつつも、ギターオリエンテッドな作風を貫こうと苦心する姿にロックバンドとしての矜持を、売れなければいけない苦悩を感じるが、今作はその両面を絶妙に押さえ、よりジャンル不問のロックスタイルへと昇華させている。何を聴きたいかで大きく評価を分けるだろう、ハードなものを好み耳には、チョイとやり過ぎとも思えるが、いずれにしろ商品としての質の高さは揺ぎ無い。ヴァン・ヘイレンというブランドの価値を上げるには十分なインパクトがある。一家に一枚という側面から見ても、このやり方は正解。非難を押さえ込むだけのアイデアが詰まっているという事でしょうね。


VAN HALEN - Fair Warning ★★★ (2020-10-08 14:20:16)

まずは冒頭のスラッピングに驚かされる、そのリズミカルさに驚くがアルバム自体がバラエティに富んだ内容になっており、風格漂う姿を相まって貫禄十分。何が飛び出すか分からないのがヴァン・ヘイレンの魅力の一つだという事を決定づける。今、こうして聴けばレゲエ風もあったりと、明るく楽しい要素も強めているが、根底にあるハードテイストを上手く盛り込み売れ線志向とアーティスティックな感性が高次元でせめぎ合い爆発している。
地味目の曲でもエディらしい革新的なプレイは健在、⑥のソロなんて顕著な例でしょうね。前作から比べポップな曲も増えた、それでも充実したバンドサウンドであると印象付けている。並外れたセンスとアイデアの賜物、エディとタメをはるダイアモンド・デイブの存在感もさることながら、我を出さない堅実なリズム隊の仕事も反映されているだろう。
邦題『戒厳令』というほど、厳ついイメージはないが、多彩なエディのギターを存分に楽しめる一枚であることに変わりはない。


VAN HALEN - For Unlawful Carnal Knowledge ★★★ (2020-10-08 14:41:09)

サミー・ヘイガーと組んでから3枚目のスタジオアルバム。久しぶりにデット・テンプルマンの名前もあり、それまでのキーボードをふんだんに使用した音楽性と距離を取るのではと推測された。
90年代という幕開けに相応しくハードテイストも増量。唯一無二のギターヒーロー、エドワード・ヴァン・ヘイレンも縦横無尽に駆け回り、自身のキャラクターを強めている。派手にキメるところはキメ、リズミカルなバッキングも多彩を極め、骨太はハードサウンドの中でカラフルに煌めいている。長年彼の右腕だったギターが変わったというのも話題になったが、全てが時代を見越しての変更という事なのだろうが、個人的には原点回帰したというイメージが一番強い。
サミー時代最高のアルバムを選べと言われれば、今作を選ぶが、理由は⑨も良いが、やはり初期の頃を思い出させてくれる②のようなノリノリのハードサウンドがあるのが嬉しかった。
全曲、エッジが効いている、ソングライティング力の賜物。エディのギターばかり注目されるが、このバンドとは何者なのかという独創性が際立ったアルバムだというのが理由です。
刺激的な表現力が光るアメリカンHM/HRサウンドの新たなるトレンド、ジャンルに捕らわれない粋な風合いが、原点回帰と向き合いオリジナルティを磨き上げた限界突破の傑作である。


VAN HALEN - OU812 - Mine All Mine ★★★ (2020-10-16 13:58:09)

夜の高速道でかっ飛ばしたくなるようなアーバンな洗練度のある一曲
サミー・ヘイガーの声が有機的に絡む
時代を感じさせるサウンドメイクだが
それだけヴァン・ヘイレンの存在が大きくなっていた証拠だろう


VAN HALEN - Van Halen ★★★ (2020-10-08 12:59:13)

初めてHM/HRというジャンルを意識して聴いたのは1984年頃、既に時代の寵児であり当時はヴォーカル交代問題で話題をかっさらっていた記憶がある。
ど派手なインスト②にぶっ飛び、CMなどでも使われたKINKSのカヴァーはもはやVAN HALENのモノと言っても大げさではない代物、能天気なアメリカンだけじゃないダークな④、今作屈指のギターワークが楽しめる⑤と続き、凄いアルバムなんだという事を思い知らされた。
特に②における鮮烈なるギタープレイは、今聴いても鮮度がありライトハンド奏法という言葉を、多くのギタリストの脳裏にインプットさせる。今でもこの言葉を使う人も多いでしょうね。ロックギター史に残る一枚であることに異論はないが、まだまだツメの甘さも見受けられるが、エディの凄さは派手なソロにあらず、⑤のような曲で聴ける、バッキングの妙味。そのパワフルさと堅実なリズムの刻み、ハードエッジを残しつつ正確に弾きだされるエディの基本的なプレイあってのソロなんだと思い知らされる。

バンド自体もアメリカンロックの代名詞になるような陽気さよりもシリアスさが強く(邦題『炎の導火線』は秀逸)ダイナミックな演奏と相まって独自のスタイルを築いていると言えよう。ダイアモンド・ディブも野性味全開の歌声を披露、明るめの曲よりも、彼の声は似あっていると思う。そしてマイケル・アンソニーの存在はベースプレイのみならずコーラスワークでも貢献、4人編成のポテンシャルを総動員して果敢に作り上げている。若さと野心に満ち溢れたアメリカンハードの歴史に名を刻み名盤中の名盤。
今日のような寂しい気持ちに寄り添ってくれるのは、⑨のようなブルースナンバーかもしれない。
R.I.Pエディである。


VANADIUM - A Race With the Devil ★★★ (2015-09-13 15:36:10)

ギタリストが交代後の1983年にリリースされた2nd。前作同様ハモンドが鳴り響いていますが全編に渡り出しゃばるのではなく、ここぞと言う時に前に出て効果的なプレイを披露、哀愁の疾走ナンバー⑦の「Outside Of Society」ラストを飾る⑧の「Russian Roulette」等で聴けるフレージングの美しさとパッショネイト弾けるプレイには胸打たれるでしょう、特にハードなギターが絡んできてからの色気とメタル然とした攻撃性の相乗効果はこのバンド最大の聴きどころ、音質も含め荒削りな面もありますがNWOBHM由来の熱情と哀愁が程良く溶け合う良質なメロディと攻撃性溢れるメタルサウンドを2ndにて確立、オープン二ングを飾るハードな①「Get Up, Shake up」哀愁のバラード③「Don't Be Looking Back」激しいアーミングから走り出すLIVEでも重要なレパートリーともなっている④「A Race with the Devil」など名曲も揃い パープル色も程々にメタル然としたアレンジはマニアのみならず多くのメタルファンに訴求する効果的なサウンドを響かせているでしょうね。個人的には⑧だけでも聴いて欲しいですね。イタリアンメタル史に燦然と輝く名曲ですよ。


VANADIUM - A Race With the Devil - A Race With the Devil ★★★ (2015-09-15 14:10:03)

アルバムのタイトルトラックになっただけの事はある強力な一曲
起承転結のある展開も美味しいですね
中盤の華やかなバトルが聴きどころでしょう


VANADIUM - A Race With the Devil - Don't Be Lookin' Back ★★★ (2015-09-15 14:18:46)

泣かせるねぇ
ジンワリと沁みわたる音色に胸が打たれます
特別な仕掛けはないのですが好きです


VANADIUM - A Race With the Devil - Fire Trails ★★ (2015-09-15 14:02:51)

AC/DCのボン・スコットに捧げた一曲
渋いヘヴィなミドルナンバー
シンガーの声質を聞けば納得の曲でしょう


VANADIUM - A Race With the Devil - Get Up Shake Up ★★★ (2015-09-15 14:01:13)

裏で鳴るハモンドがイイですね
パープル色も程々に懐かしい空気を纏った一曲です


VANADIUM - A Race With the Devil - I Gotta Clash With You ★★★ (2015-09-15 14:21:09)

沸々と燃え盛るヘヴィでメロディックな一曲
ギターも渋い
ハモンドも渋い
ピノ・スコットの唄も渋い


VANADIUM - A Race With the Devil - Outside of Society ★★★ (2015-09-15 14:07:08)

イタリアのパープルと呼ばれるだけの実力を雄弁に物語る一曲
厳つくも流麗な様式美サウンドに咽びますね


VANADIUM - A Race With the Devil - Running Wild ★★★ (2015-09-15 14:12:31)

力強さも感じさせるミドルナンバー
でも軽やかなハモンドの音色がエエですね


VANADIUM - A Race With the Devil - Russian Roulette ★★★ (2015-09-15 14:04:58)

アルバムのラストを飾るインストナンバー
激しいインストバトルを体感です一曲です
バンドのポテンシャルの高さを物語っていますね


VANADIUM - Born To Fight ★★★ (2015-09-14 13:35:37)

荘厳なイントロに導かれ目の覚めるようなシャープさが疾走する①の「Run Too Fast」で幕が開ける4th
。続いての②「Still Got Time 」では今までにない唄を聴かせるポップな曲を披露、いよいよ狭いイタリアを飛び出しメジャーシーンを意識したのかと伺わせるような歌曲を放り込み幅広い音楽性を披露しようと準備しているのが窺い知れますね。⑥ではパープルのカヴァーを披露、インストナンバーの⑦「Ridge Farm」とイタリアのパープルと呼ばれるのに相応しいアレンジと腕前を見せつけ、よりソリッドでシャープな現代的アプローチがカッコイイ。惜しむらくは全般的にハモンドのボリュームが下げられ高らかに裏で鳴りまくるあの音が大好きな身としては少々物足りないのだが、それでも随所に効果的なプレイとフレーズも持ち込にバンドの生命線たる魅力は失われていないので嗜好の問題でしょう。リズム隊のアンサンブルも今まで以上に屈強なスクラムを組みキーボードとメタリックなギターとの絡み、それは本当に興味の尽きないセンスと緊張感溢れる熱の籠った名演の数々なり、聴き手の好奇心を掻き立てるでしょうね。個人的には前作よりも地味な印象を受けるし、全般的に様式美色を捨てシャープなキレと無駄を削ぎを落としたアレンジに比重を置き、その分アクは薄まりポップでストレートな面も増えましたが、ギターのタイプは違えど後期レインボー的な要素もチラホラ感じられ、やっぱりイタリアのパープルと呼ばれるのに相応しい一枚だなぁと痛感させられますね。メタル一筋○○年、彼らを知ったのは3~4年前、ヘヴィメタルの奥深さに身震いします。本当に興味は尽きないな。


VANADIUM - Born To Fight - Easy Way to Love ★★ (2015-09-18 14:07:57)

欧州産ならではの泣きと哀愁が丁度よいですね
左利きのギタリストが咽び泣かせるソロが好き


VANADIUM - Born To Fight - I Was Born to Rock ★★★ (2015-09-18 14:09:48)

後半のリスタートを告げる一曲
軽やかなキーボードと躍動するリズムがカッコイイ
沸々と燃えがる熱情がバンドの肝
それが上手く表れています
今アルバムらしいキャッチーさも適度に塗されていますね


VANADIUM - Born To Fight - Never Before ★★★ (2015-09-18 14:03:54)

イタリアのパープルと呼ばれる彼らがとうとうカヴァーしました本家を
彼等の流儀を貫かれた
まんまのカヴァー


VANADIUM - Born To Fight - Ridge Farm ★★★ (2015-09-18 14:05:20)

緊張感のあるインストナンバー
これぞVANADIUMな一曲
素晴らしい


VANADIUM - Born To Fight - Run too Fast ★★★ (2015-09-18 13:57:38)

神秘的ですらある大げさなイントロを突き破り疾走する一曲
アンサンブルも強化されよりソリッドでシャープに迫っている
ソロも圧巻ですね


VANADIUM - Born To Fight - Still got Time ★★★ (2015-09-18 14:00:29)

バンドが持つスケールの大きさを伺わせるポップでメロディックな一曲


VANADIUM - Corruption of Innocence ★★ (2015-09-14 13:54:09)

1987年リリースの5th。前作で感じさせたメジャー感をより前に押し出し欧州産ならではの叙情的なメロディとメタリックでハードなギターサウンドを軸にキーボードが幅を持たせるスタイルを貫いています。いかんせんぶっきら棒な唄がイマイチ噛み合っていないように感じさせ、個人的にはフランス料理を食べながら、味噌汁をぶっかけた米を食すような感覚にとらわれます。初期の頃にあったギターとハモンドがガンガンとせめぎ合い切磋琢磨する、熱量の籠った様式美スタイルが好きな人にとっては、前作以上に物足りない面もあるでしょうが、音楽性を広げ、より多くのメタルリスナーにアピールする上では必要なモデルチェンジでしょう。キャッチーで洗練された音楽性の中でも隠せないパープル色もあるし、聴きこめば彼らの流儀は貫かれている事にも気付かされるのでマニアなら安心して手を出せるでしょうね。


VANADIUM - Game Over ★★★ (2015-09-13 15:52:40)

オープニングから光沢のありメタリックなリフワークが冴える①で始まりニヤニヤとさせられます。バンドの魅力をギュッと詰め込んだ扇情的なフレーズと熱量の高いシンガーが力強く歌い込み、狭い音域で似たようなところをいったりきたりするメロディラインも、このバンドならではの味と聴かせるのだから3枚目にして堂に入ったサウンドを披露。よりギターに比重を置いたバランス感覚にハモンド全開パープル節を期待したファンには少々物足りないのかも知れませんが、後半から徐々に前に出てくるしインストナンバー⑥のスリリングなバトルには息をのむほどのカッコ良さ、いい意味でお互い主張し結果的に助け合うという好循環が貫かれ、アルバムを通して荒々しく猛るNWOBHM風サウンドに絶妙な泣きを導入しています。前半でも触れましたがパープルタイプのサウンドにボン・スコットみたいな歌い手が合うのかと聴かれたら今作を聴く事を強く進めますね。⑦みたいな曲も不器用な仕上がりだけど味が合ってエエよ


VANADIUM - Game Over - Don't Let Your Master Down ★★★ (2015-09-16 13:43:30)

枯れた味わいがエエですね


VANADIUM - Game Over - Game Over ★★★ (2015-09-16 13:42:21)

中盤のソロバトルがカッコイイね
パワフルな一曲です


VANADIUM - Game Over - Pretty Heartbreaker ★★★ (2015-09-16 13:51:29)

渋いわ
オーセンティックな一曲です
バンドの魅力は詰まっています


VANADIUM - Game Over - Streets of Danger ★★★ (2015-09-16 13:36:06)

イントロからきてますね
熱き血潮を滾らせるVANADIUM節炸裂の一曲
普通なんですけどね好きですよ


VANADIUM - Game Over - The Hunter ★★★ (2015-09-16 13:40:16)

スリリングなインストナンバー
イタリアのパープルを堪能出来ますね


VANADIUM - Game Over - Too Young To Die ★★★ (2015-09-16 13:46:36)

パープル色の強い一曲ですね
ギターがリッチーしすぎていないのが彼ららしい
ソロで俄然盛り上がるのもマニアにはたまらんものがあるでしょう


VANADIUM - Game Over - War Trains ★★★ (2015-09-18 13:53:54)

エモーショナルな熱演が光りますね
LIVEにて光る汗が似合うバラードです


VANADIUM - Metal Rock ★★★ (2015-09-13 15:18:37)

イタリアはミラン産のキーボードを含む5人組が1982年にリリースした1st。オープニングからハモンドとギターが濃密に絡む疾走ナンバーで幕が開け、路線はパープルタイプの王道スタイル。その流れはアルバムを通し終始ハモンドが鳴り続け、懐かしい音色のギターと供に音楽性の鍵を握っています。「Heavy Metal」というタイトルの割に地味なミドルナンバーから続く④曲目の「Make Me Feel Better」などはNWOBHMにパープル風味を塗しイタリアンなバンドではありますがブリティシュな香りも漂い、他にもスピーディなナンバーでは特にその魅力を発揮していると思います。ベースが引っ張る⑥の「On Fire」中盤のインストプレイは中々聴かせるしヘヴィなブルースナンバーの⑧等もソロでは俄然インストプレイに火花散るものがあり引き込む要素も強くあるでしょう。粗めの声質のシンガーが力強く歌い込む姿も様になるイタリアンメタルの創成期を飾る一品、パープルタイプの王道HM/HRやNWOBHMに影響を受けたサウンドが好みの方なら手を出しても損はしませんよ。


VANADIUM - Metal Rock - Make Me Feel Better ★★★ (2015-09-15 13:58:58)

ニューウェーブオブイタリアンメタルと言いたくなりますね
その一言に尽きます


VANADIUM - Metal Rock - We Want Live Rock'n'Roll ★★★ (2015-09-15 13:54:09)

オープニングからきてますね
懐かしいハモンドと味わい深いギターの音色
香ばしいさすら漂うあの年代のサウンドですよ


VANADIUM - Nel cuore del caos ★★ (2015-09-15 13:51:06)

6年間の沈黙を破りリリースされた7枚目のスタジオアルバム。まず驚いたのはそれまで全編に渡り英詩のだったのですが、今作はイタリア語で全曲歌い上げています。音楽性は前作に近い手触りでメロデイックなサウンドだがある意味オーセンティックなHM/HRサウンドへとシフト。初期の頃のようなパープル風NWOBHM的なニュアンスではないが荒々しい面も復権しつつもラストではブライアン・アダムスのカヴァーも披露し今まで以上にバラエティに富んだ印象を受ける。その分、焦点がぼやけた印象もあるし聴き手によって評価も分かれるでしょうが、イタリアの老舗メタルバンドがなぜ、ここにきて全編イタリア語で歌ったのか?そこが今作の全てなように感じます。ワールドワイドな成功よりも大切なものを見つけたのかも知れません。そんな事に思いを馳せて聴くとまた違った情景が目に浮かび聴こえてくる音も変わるかも知れませんね。


VANADIUM - SeventHeaven ★★★ (2015-09-15 13:38:40)

イタリアンメタルシーンを牽引していた彼らにもUSバブルの波は届いていたのでしょうか?オープン二ングの①から洗練度の高いメロデイックなHM/HRナンバーを披露(タイトルも狙ったのかね)サビで重ねられるコーラスワークとガラリと変わった印象を受けますね。その流れは②以降も引き継がれキーボードを生かしたメロディアスHM/HRサウンドが好きな方にはたまらんものがるでしょう。軟弱にならぬようメタリックなギターの比重もハードな質感を楽曲に与えているし概ね問題は感じないがバブリーなロッカバラード③なんてモロに狙いにいっていますよ。しかし④では往年の疾走感と懐かしいハモンドの響きとギターの絡みが聴け彼らの矜持は十分に保たれているのでファンなら問題なく手にとって楽しんでもらえるでしょう。この時代ならではの順当な音楽的来歴に懐かしいさとシーンの栄枯衰退を思い出されますね。イタリアのパープルからの脱却、それがワールドワイドな成功への第一歩なら開かれるべき道でしょう。でも今作を最後に長い沈黙を守る事になるのは皮肉な結果ですね。


VANADIUM - SeventHeaven - Bad Attitude ★★★ (2015-09-19 14:38:47)

レフティーのギタリストが大暴れするガッツ溢れる
VANADIUM節を堪能出来る一曲
控え目だがハモンドの音も聞こえるしね
ソロのバトルが聞きたかったなぁ


VANADIUM - SeventHeaven - Italian Girl ★★★ (2015-09-19 14:34:24)

今作のオープニングを飾る壮麗でメロディックな一曲
彼らの個性が死んじゃったと嘆くファンを多いでしょうが
個人的には好きなタイプの曲です
哀愁のメロディがチョコチョコと琴線に触れていきますね


VANADIUM - SeventHeaven - Kill the Killer ★★★ (2017-07-31 15:46:30)

軽やかですね
そしてシャープに切れ込んでいます
そのバランス感覚が肝でしょう


VANADIUM - SeventHeaven - Natural Born Loner ★★★ (2015-09-19 14:36:46)

欧州産ならではの湿り気を含んだメロディが耳を引きますね
メジャー感が漂う今アルバムらしい一曲です


VANADIUM - SeventHeaven - One Way Ride ★★★ (2016-12-19 14:55:38)

ポップで瑞々しいメロディが弾けますね
軟弱に聴かせないアレンジが好きです


VANADIUM - SeventHeaven - Seventh Heaven ★★★ (2016-12-19 14:53:56)

ハードでガッツィな疾走ナンバーな
レフティなギターから繰り出されるスリリングなプレイに魅了


VANADIUM - SeventHeaven - Step Ahead of Time ★★★ (2017-07-31 15:48:35)

メタリックなギターと軽やかなキーボード
ダンサンブルなリズム
甘い歌メロと何もかもかつてとは違いますが
時代性を取り込んだ新機軸サウンドに魅了されます
バブルだなぁ


VANADIUM - SeventHeaven - Take My Blues Away ★★★ (2016-12-19 14:51:24)

嫌みのない素直なメロディが映えるロッカバラード
今アルバムを象徴するような一曲ですね


VANADIUM - SeventHeaven - Warriors ★★★ (2017-07-31 15:50:37)

アルバムを占めるに相応しい哀愁味をポップセンスが弾けた一曲
今アルバムを象徴するような魅力がありますね
かつての面影を粉々してくれましたよ
ダイナミックなリズムが心地よいですね


VANDAMNE - NIGHT CRIMES ★★★ (2021-10-11 17:21:36)

NWOBHMファイターの間では知られるDEALERのメンバーが集結。再デビューを計るに音楽性もアダルトなメロディアスロックサウンドに変換、勢いのあるNWOBHM時代を期待すると肩透かしを喰らうのだが、落ち着き払ったメロディアスハードサウンドはICONの2枚目の世界観に通ずるのもがあり、メロディ派のHM/HRマニアならグッとくる場面は少なくない。勿論、硬質なメタルナンバーも登場するだけに甘口のロックサウンドだけではないのだが、耳を惹くのはメロウなパートの方だったりする。個人的にはKUNIとか思い出しますよね。メロディアスだしハードだし、聴かせたいものを明確にしているので迷いはなく多様性のあるメロディ重視のメタルサウンドだと思っています。
今となってZEROコーポレーションの偉業の一つだし、海外盤だとLONG ISLANDからのリリースだけでした。それだけに希少価値は高いのでマニアなら見かけたら迷わず手に取って欲しい一枚。
ちなみにギターで活躍するアシュレイ・リマーはドゥギー・ホワイトが立ち上げたロックプロジェクトのCHAINでギターを弾いているのでも知られていますかね。


VANDENBERG - 2020 ★★★ (2020-05-25 12:36:40)

ついにヴァンデンバーグ名義で復活を果たした稀代の名ギタリスト、エイドリアン・ヴァンデンヴァーグ。WHITESNAKEでの活動のイメージが強く、のっぽのブルースオジサンにされてしまっているが、彼本来は、そんな地味なギタリストではない。
もう味がしなくなっているのにWHITESNAKE時代に噛り付き、地味な作風を連発したMOONKINGS時代の失敗を払拭するが如く、今作では果敢にエネルギッシュなハードサウンドに挑んでいる。
今やB’zのメンバーとしても知られるブライアン・テッシーと、ルディ・サーゾの元WHITESNAKE組に、今や引っ張りだこのロニー・ロメロの布陣。正直、押しの強いロニーが歌うのであれば、繊細なサウンドが期待できないと踏んでいたが、その反面、彼の胸板の熱そうな、胸毛ボーボーの熱いエモーション迸る歌声を中心としたハードサウンドを披露、少々盛り過ぎな面はあるのだが、今の若い人にとっては、これくらいゴージャスに着飾ってもらわないと困るだろう。
往年の泣かせは少ないが、それでも古典ロックに根差した快活なサウンドは等身大の魅力。その中に欧州風味の強いメロディも持ち込み、ヴァンデンヴァーグというバンド特有のムードを醸し出している。泣かせとキャッチーなメロディも盛り込んだLET IT INなど、かつてのスタイルを求めていたマニアの留飲を下げさせろう。叙情的なナンバーも求めるファンにとっては、おもてたんと違うとなるのかもしれないが、ロニーがいることで、様式美タッチのフレーズも放り込んだりと次の作風を期待したくなる一品に仕上がってはいるが、伝家の宝刀を抜く可能性は高い。

ハードバッキングとの対比のように、抒情的なフレーズを紡ぐソロが出てきたときの色艶の煌めきに、ヴァンデンヴァーグの魅力を感じます。ほぼ4分前後のシンプルな楽曲の中に注ぎ込まれたスリリングなプレイ、リラックスしたムードもあるが、一瞬の輝きに往年の姿を垣間見ました。彼は昔からブルースギタリストではない。
次はもうちょい泣き&ホワイトスネイク少なめでお願いします。復帰第一弾なので大目にしてますけどね、モロにカヴァーディルである。だからロニーを選んだのかも知れないなぁ。


VANDENBERG - Alibi - Alibi ★★★ (2019-01-19 15:20:53)

良いメロディだねぇ
楽曲をより良く際立たせるギターワークも魅力
サビのコーラスの重ね方もゴージャスだねぇ
このバンドは哀愁度が丁度よいんだよねぇ


VANDENBERG - Alibi - All the Way ★★★ (2019-01-19 15:23:42)

こういう曲を聴くとカヴァーディルとエイドリアンのコラボに期待していた
もし両者が互いのアイデアを均等に取り込めたらセールスは別として凄い叙情派サウンドを作り上げたろう
口惜しいやぁ


VANDENBERG - Alibi - How Long ★★★ (2019-01-19 15:15:42)

ヒットチャートを意識したようなシンプルなバラード
その分ストレートに胸に響きます
枯れた味わいの叙情派路線も下手ウマシンガーの力によるところが大きいから不思議だ


VANDENBERG - Alibi - Once in a Lifetime ★★★ (2019-01-19 15:17:59)

メインストリームへと切り込もうと大衆性を広げてきました
でも英米のバンドでは出せないムードがある
大陸的なスケールの大きいメロディアスアルバムの中にある
ポップサイドを代表する名曲だ


VANDENBERG - Heading for a Storm ★★★ (2012-07-27 22:45:19)

ホワイトスネイクの加入で時の人となった、エイドリアン・ヴァンデンバーグのバンドが1983年にリリースした2nd。クラシカルな泣きを散りばめた哀愁の旋律に泣かされます、重く暗くなりすぎないライトな音作りがコマーシャル性を高め聞きやすさを醸し出しています、あまり好きなタイプのシンガーではないので当時はイマイチのめり込みませんでしたが、いまや愛すべきバンドの一つとして、猛暑の夜を爽快なものにするべくこの時期は愛聴されます。個人的には哀メロを堪能できる④⑤⑨といい意味でメジャー感が前に出ている①がオススメですね。爽快感のあるコーラスハーモニーと媚を売り過ぎないハードなサウンドをこの上なくカッコよく、80年代後期ののスコーピオンズと双璧をなすメジャーな世界でも勝負を出来るポテンシャルを携えていたように思います。ヴァンデンバーグが奏でる旋律美とコマーシャル性の高い楽曲の数々に触れてほしいですね


VANDENBERG - Heading for a Storm - Different Worlds ★★★ (2012-07-27 22:17:26)

泣かせますね
しんみりと優しく聞かせてくれます
いいギターを弾く人だったね


VANDENBERG - Heading for a Storm - Friday Night ★★★ (2012-07-27 22:12:39)

大衆性の高い一曲
メタルファン以外にもオススメできる
爽快感溢れるコーラスハーモニー
メロディアスなギター
聴き応え十分な名曲です


VANDENBERG - Heading for a Storm - Heading for a Storm ★★ (2012-07-27 22:22:51)

コマーシャル性と哀愁の散りばめ方が上手い
地味な曲だが味わい深いです


VANDENBERG - Heading for a Storm - This Is War ★★★ (2012-07-27 22:19:54)

エイドリアンの名演に酔いしれます
速さや過激さだけがメタルじゃないと教えてくれた名曲


VANDENBERG - Heading for a Storm - Waiting for the Night ★★★ (2012-07-27 22:26:03)

唄メロがアルカトラス風
哀愁の疾走ナンバー
泣かせてくれますね
エイドリアンの良く歌うギターは必聴


VANDENBERG - Sin ★★★ (2023-08-26 14:03:05)

奇跡の再始動と喜ばれるも、ヴォーカルにロニー・ロメロを迎えての復活だった。胸毛ボーボーの暑苦しいロニーでは繊細なサウンドは期待できず、ある意味、お得意のブルージー路線もねじ込みつつの前作。おもてたんと違うが、それでも眠たくなるようなブルースおじさんとは違うアプローチだったのは素直に嬉しかった。

で、今作だがリリース前にヴォーカルがマッツ・レヴィンに変更、先行された曲でも既に聴いているので、今作の方向性は見えている。
オープニングナンバーではマッツが予想以上にカヴァデール風に歌うので驚いたが、今作はマッツのガッツ溢れるエモーショナルヴォイスを前に出したダークな欧州路線へと舵を切っている。
キーボードの使い方も変り前作とは方向性は違うが、繊細なヴァンデンバーグ節は今回も期待できず、往年のファンが待ち望んだものとはニュアンスは違うが、ギターソロにおける一瞬の煌めき、その閃光に魅了される場面はあり、インプロ中心という作りと計算されたパートの配合に、もう少しドラマを持ち込んでくれたならば、もっと往年の姿を見せつけることも出来ただけに残念な気分ではある。

このバンドは難しい、全盛期の頃からカラッとしたアメリカン路線をやるかと思えば、独創的なフレーズが耳を惹く自由奔放なギターが魅力だった。英米のバンドとは違うメロセンス、アコギとエレキを交えたドラマ、そしてテクニカルな、ワウを咬ませたマイケル・シェンカー風味も様になり、とにかくカッコイイギターヒーローだった。
もうそういう路線には戻らないのだろうが、彼の魅力は眠たいブルースじゃない。
その本質にもう一度目を向け、復活して欲しいですね。求められるのはホワイトスネイクかも知れないが、このバンドで残した数々の名曲は、今なお色あせる事無くファンの胸に刻まれているのでね。


VANDENBERG - Vandenberg ★★★ (2015-02-01 13:02:02)

欧州的な湿度の高いメロディとドライブ感のある演奏が光るオランダ産のHM/HRバンドが1982年にリリースした1st。湿ったムードの中にある乾いた躍動感が感じられる楽曲の中でヴァンデンバーグが奏でる艶のある音色、マイケル・シャンカーやランディ・ローズにも負けないテクニックにおぼれる事のないメロディセンス、それを最大限に引き出した叙情的かつメロディアスなフレーズの構築美に唸らされます。特に堪能できる③④⑤⑥と言ったところの煌びやかさにうっとりとさせられますね(キャッチーさを散りばめたセンスの良さに脱帽です)。メロデイックなHM/HRが好きな方には外せない一枚でしょう。それにしてもヴァンデンバーグのギターは光っているね。


VANDENBERG - Vandenberg - Back on My Feet ★★★ (2020-05-24 17:11:54)

グルーヴィーな曲ですねぇ
アルバムの2曲目ってのが絶妙です
この欧州風味満点のメロも素晴らしい
エエバンドだったなぁ


VANDENBERG - Vandenberg - Burning Heart ★★★ (2019-04-21 16:26:04)

エイドリアンのメロセンスに脱帽
唄い出しも感動させるよねぇ
素晴らしいフィーリングを持ったバンドだった


VANDENBERG - Vandenberg - Lost in a City ★★★ (2020-05-24 17:09:45)

洗練された都会的な曲です
ギターソロもホットでクールにキメまくる
これぞヴァンデンヴァーグな魅力に溢れている
こういう売れ線モノをサラリとねじ込めるセンスがいい
十分ハードで攻撃的だね


VANDENBERG - Vandenberg - Nothing to Lose ★★★ (2020-05-24 17:26:07)

RAINBOW風味のメロウなハードナンバー
ジョー・リン・ターナーの声が聞こえてきそうだ
上手いことやっているねぇ


VANDENBERG - Vandenberg - Too Late ★★★ (2020-05-24 17:24:57)

明るいポップな曲だが
欧州的なメロウさが加味されている
こういう陰と陽を組み合わせるのがヴァンデンヴァーグは上手かった
メジャー感も十分にある


VANDENBERG - Vandenberg - Wait ★★★ (2020-05-24 17:15:14)

若い頃はこれからアルバムが幕開けだぁなんて言ってましたね
アコギのイントロが煌めいていますよ
メロウなムードとハードなロックテイストが絶妙です
走るだけがメタルじゃない
こういう曲も存分にその魅力を照らしている


VANDENBERG'S MOONKINGS - MK II ★★ (2020-03-30 20:01:28)

前作の流れを踏襲した古典ロックサウンド。徹底的に作りこむことで前作以上にレイトバックした音楽性に落ち着いた。そのせいでオッサン臭さも倍増。今の若い人にとっては老け込んだ音に聴こえるだろう。
派手さはない分、飽きの来ないマンネリズムが蔓延っており、良くも悪くも何度聴いても懐かしむことが出来るのが今作最大の聴きどころ。正直、エイドリアンのギターが無くても成立する音というのは、彼のファンにとっては微妙な空気が流れるだろう。

それでもいぶし銀バンドサウンドを牽引する歌も前作以上に深みが増しフロンマンとしての個性も出てきたと言えよう。アルバム2枚目にして、あのバンドの代替えみたいな雰囲気も強まっているんだが、70年代のハードロックを今の感性で聴きたいと思うマニアには大いに受けそうだ。

2020年に入り、ヴァンデンヴァーグ名義で復活作をリリースするエイドリアン。そちらの音源が楽しみである。


VANDENBERG'S MOONKINGS - MoonKings ★★ (2020-03-30 19:51:44)

主役であるエイドリアン・ヴァンデンヴァーグ、実は一時はミュージシャン稼業から離れていたと聴いて驚きました。そんなブランクもある彼ですが、復帰を賭けた今作は、彼のキャリアからは無難は時代の音楽性を選択。古典的なブルースロックを根幹に、過去の偉業をなぞるような展開に終始。カヴァーディル風の歌いまわしも狙いなんだろうが、既にこの手のバンドは在庫過剰状態の為に、面白みは少ないと言えよう。
ギターソロもフィーリングを重視したものが多く、かつての構築美はない。それでも冴えていれば良いのだが、アイデアよりも味で勝負しているだけに、ありきたりでは物足りない。田舎の食堂でインスタントの味噌汁を飲まされた気分だ。

と軽く悪態をついたところで、ここで聴けるサウンドは実に自然体である。元ネタを感じさせるのも古典ロックのフィーリングを大切にした証拠だろう。でも④みたいな曲の方が耳を惹くというのは皮肉なものだ。
世間的には高い評価を得られなかったと言われる復帰作。ヴォーカルを務めるヤン・ホーフィングのソロ的な匂いも強めだが、
エイドリアンのバックボーンにフェードバックした音楽性は、復帰には必要だったんだろうと好意的に解釈しますね。


VANDERBUYST - Flying Dutchmen ★★★ (2016-01-25 16:18:07)

オランダ出身のトリオバンドが2012年にリリースした3rd。ド頭からビンテージ臭たっぷりのHM/HRサウンドを披露、その煙臭さにむせ返りますが、湿り気を帯びた哀愁が強調されたアレンジが強まりイイ感じで中和していくのが憎い。ブルージーな要素もあるが、灰汁も薄いし癖も無い、だが今風の要素は皆無、しかし過去の焼き回しでお茶を濁すような手法ではない、自らのルーツたる音楽をストレートに反映、今の時代に再提示したような70年代型HM/HRスタイルの持つブルース味にエッジを加味させたダイナミズムが詰まっています。扇情的なメロディの導入の上手さ、ポップでキャッチーな面も魅せるが軟弱にさせない男臭さ、幅広い音楽性は多くのマニアを唸らせる高品質を維持しています。メタル系の商業誌を購読しなくなって8年から9年は経ちます。スポンサーあっての商品ですから時代錯誤な音楽が紹介される分けはないのですが、1ページぐらいは、まだ見ぬ新人、欧州の盛り上がり、このようなパープルやUFO、ヴァン・へイレンなどの世界観を踏襲するバンドがいる事を伝えてくれたらなぁと思わずにはいられません。この手の音楽が復権しているのは、若いもんが過去にしがみ付いているオッサン相手に商売しているのではなく、今一度世に問う価値があるものと思っております。全11曲40分を切るランニングタイムの清々しさ、古くて新しい真製HM/HRサウンドに触れて欲しいですね。


VANDERBUYST - In Dutch ★★★ (2016-01-31 12:51:41)

トラディショナルなサウンドを追求するオランダ産のトリオバンドが2011年にリリースした2nd。今作は8曲入りの36分チョイの無駄を省いたランニングタイムがまずは丁度よい、詰め込み過ぎないのがありがたい。そのシンプルな発想はサウンド面にも反映され、前作の流れを順当に引き継ぎ、英国的な湿り気のあるメロディとハードな質感を損なわないアレンジ、難しい事はやらないが皆が一丸となって聴かせるアンサンブルの充実ぶりはより強固なものとなり、そのおかげで音楽性も益々磨きが掛かり試聴後の爽快感は相当なものです。叙情味あふれる泣きのメロディ、伝統を継承する誉れ高き音楽性、UFOやTHIN LIZZYあたりが好きな人にはたまらんものがあるでしょうね。ラストには低音を効かせた歌い方が印象的なブルースナンバーも収録し新境地を魅せたのも好印象。NWOTHM系のバンドの中には、どうしても寄せに来たなと感じさせる底の浅さや付け焼刃感は拭えないバンドがある中で、彼等はピカイチの精度を誇り、やはり内から滲み出ている音楽性だなと思えるのが最大の強みに感じますね。


VANDERBUYST - Vanderbuyst ★★★ (2016-01-30 13:40:56)

オランダが生んだトリオバンドによる2010年リリースの1st。⑥ではUFOの名曲をカヴァー(オリジナル以上にカッコよく聴かせる手腕に脱帽)、⑦もLIVEヴァージョンを収録した全7曲。70年代的なニュアンスの強いブリティッシュスタイルに今風のエッセンスも隠し味に正攻法で挑んだ力作にケチなどつけようも無く、その筋のスタイルが好きな人にはたまらんものがあるでしょう。アッパーな疾走ナンバーからミドルナンバーまで随所に哀愁のメロディが迸り、ハードさの中にソフトな一面を内包する力強い優しさが程良くバランスを保ち聴き易さを運んでくるのも好印象。
ギターリフが醸し出す哀愁に満ちた男臭さと逞しさ、そこに仄かに香るのは大人の色気。熱きエモーショナルが迸るアンサンブルのカッコ良さ。HM/HRの醍醐味がギュッと詰まった熱演に聴いていて身体が熱くなります。昨今の装飾過多な音に少々食傷気味な方には強くおススメするし、ベーシックな世界観を強く誇示する姿にはこれらからのシーンを支える若者にこそ強くおススメしたい一品です。ほんとに大人の音ですよ。ダンディな音です。哀愁が目に沁みます。でもハードな調べなんです。なんかキュンと来るんですよね。松重豊が一人グルメを堪能するあのダンディズムに共通するカッコ良さがありますなぁ。


VANILLA NINJA - Blue Tattoo ★★★ (2021-06-04 16:32:52)

エストニアのポップロックバンド。全員キュートでカッコイイ女性で纏められています。それもその筈で、こういうバンドをやるぞと言う大人の力が働き結成されたバンドなのだから、当然と言えば当然なのだが、曲もパフォーマンスをしっかりしており、異国情緒あふれるヨーロピアンな香りがする叙情的なメロディに耳が持って行かれます。
ゴシカルだしロックしているし、女性シンガーが活躍するゴシックメタルやエヴァネッセンス辺りが好きなマニアにも訴求する魅力はありそうだ。
個人的には、少々エッジ不足でアルバムを通して聴くには厳しいものがあるが、数曲つまむには全く問題は生じず、この哀愁のあるメロディに惹き寄せられますね。インギーの奥さんだったエリカの1stを思い出させるような曲もあり、とにかく哀メロハードポップファンなら大いに楽しんで貰えるのではないでしょうか?
ダイハードなメタルファンには、こんな甘ったるいもん聴けるかと叱られそうですが、ある意味ABBAのハードサウンドヴァージョンと言えたりもして、色んな方面から音楽を聴いている人たちをおもてなし出来る多様性のあるサウンドだと思っている。
でもなんでバンド名がヴァニラニンジャなのだろうか?興味あるねぇ。


VANITY BLVD. - Wicked Temptation ★★★ (2015-02-19 14:44:31)

キャッチーでグラマラス、硬派な質感を失わないハードなアレンジが映える女性シンガーシンディ・サヴェッジ嬢を擁する4人組による2nd。北欧はスウェーデンらしい叙情的な面も楽曲に反映され、丁度よいさじ加減のスリージーさが加味され、楽曲もバラエティに富んでおりコンパクトでシンプルにと聴き易くまとめ上げています。パッと聴きは借り物の安っぽいアイデアを吸い上げたように感じますが、このような似て非なるタイプの曲を作るのは案外難しいものです。シンプルだからこそ誤魔化しも効かず、溢れかえるフォロワーの一郡に大抵のバンドは終わるのですが、彼らはその辺りの課題をクリアー。モトリー的な人工甘味料を含んだ加工臭もカッコいいし、また万人受けするようなポップ性もまぶされた楽曲は、ライブ映えするドライブ感を損なわないキレのある演奏にも支えられ聴き応え十分。完成度の高い楽曲に身を任せ楽しむのが一番ですね。エッジの伴ったロックサウンドに強靭なエナジーを感じずにはいられませんよ。


VANIZE - Bootlicker ★★ (2017-02-03 22:56:49)

前作から4年後の1999年にリリースした2nd。ウド・ダークシュナイダーの実弟ピーター・ダークシュナイダーがフロントマンを飾るバンドとして知られる彼らですが、今作ではついにプロデューサーに、ステファン・カウフマンまで登場と、モロそのまんまやんな音楽性は益々磨きが掛り、予算も掛けれたのか、ステファンのおかげで音質も向上、タイトにソリッドにシェイプされたサウンドは必要不可欠な要素、彼らが目指すACCEPT、U.D.O.スタイルを忠実に再現、メタル魂に着火するような構築美のあるアグレッシブなHM/HRナンバーで聴き手を鼓舞し続けるでしょう。
おそらくOUTRAGEのアルバムを手掛けたステファン・カウフマン繋がりだとは思いますが、個人的には4曲目に国産スラッシャーOUTRAGEのBlind to Realityに収録されている『Call of the Hunter』をカヴァーしてくれたのも好印象でしたね。
これを聴くならワシャ本家を聴くわいと言われたら、一ミリも反論など出来ませんが、『こんなん出ました~』と泉アツノ風に言いたくなる一品としてマニアの方の教えたくなりますね。


VANIZE - High Proof ★★★ (2017-02-04 13:53:56)

いくら兄弟と言えどもココまで声が似るもんかねぇ、と言わずにはいられないウドの実弟ピーター・ダークシュナイダーがフロントマンを飾るバンドが2000年にリリースした3rd。前作から1年と言う短いインターバルに、引き続きステファン・カウフマンがプロデュースを担当を、2ndがある程度成功したのかな?と推察しますが、そのACCEPT、U.D.O.スタイルは益々磨きが掛り、キャッチーさもあるが勇壮で魂を鼓舞する男泣きの哀愁美と、豪胆極まりないアグレッションが共存する、男儀溢れる哀愁のパワーメタルサウンドを披露。本家に肉薄するなりきりぶりは相当なクオリティを誇っています。ステファンのプロデュースもさることながら、マスタリングまでU.D.O組のマンフレッド・メルヒオールだもん、そりゃ、よせにいったらソックリになるよね。
とある種のパロディ臭が漂い、今一つ本意気で聴けない欠点はないとは言いませんが、一本芯の通った作風は聴いていて心地が良いし、ココまで似た性質なら、あえて避けないでやりきるのもありでしょう。それだけ。ウド・ダークシュナイダーの声は特徴的だったと言う事でもあります。
激烈なスピードナンバーがないと熱くなれない方にはおススメしませんが、ヘヴィなミドルナンバーを聴き血沸き肉踊る、筋金入りのメタルマニアなら安心して聴けるでしょう。勿論、疾走感のあるパワーメタルももれなく収録されていますのでね。


VANIZE - Twins? ★★ (2017-02-03 22:37:31)

ウド・シュナイダーの実弟、ピーター・ダークシュナイダーがフロントマンを務めるバンドが1995年にリリースした1st。オープニングからACCEPT印満載のHM/HRナンバーで幕が開き、兄弟と言う事もあり声も激似と知らないで聴くとズッコケそうになるのですが、血を分けた兄弟だからこそ許せる同系統の音楽性に共感を覚える方には、本家同様に楽しめる要素も強いでしょう。
この音楽性はかつてピーターが在籍していたDANTONでもやっていたのですが、2回目なので意識していると思われる軽めのミックスが気になるも、やはり激似ぶりが一番の気になるところでしょう。もうウドが歌っているもんね。
ミドルナンバーではズンズンと歩調を合わせ突き進むリズムプレイ、疾走ナンバーでは高速8ビートで突っ走るリズムプレイ、そこに絡むメロィックなギターと、こっちもU.D.O.だしACCEPTだもんね。
モノマネだし模倣の域を出ていないと感じる面もあれど、本家を差し置いて、ここまでの音楽性を聴かせてくれるバンドはある意味貴重な存在だし稀有なバンドだったと思いますよ。そしてU.D.O.もACCEPTも実に偉大なバンドだったと気づかせてくれましたね。
ちなみにココでドラムを務めるAndré Hilgersさんは、RAGEやSilent Forceのドラマーとして知られていますよ。


VARDIS - Vigilante ★★★ (2021-02-19 18:07:04)

このアルバムがリリースされた時にバンドはどういう状況にあったのか?1986年に歩みを止めた為に、彼等にとっては前作から4年ぶりにリリースしたラストアルバムとなるわけで。そういう背景に一抹の不安を覚えるのですが、①②と聴き、その問題は杞憂となりました。
英国流儀のハードブギーを引っ提げ、彼等は真っ向勝負でシーンに切り込んでいます。そりゃ多少は音楽性を広げていますが、そんな面倒なことを挟む余地もないほど、勢いのあるビックロックを披露しており、ハードブギーサウンドに磨きをかけています。中々、日本では受けないスタイルの音楽性ではありますが、三丁の拳銃が心地よくぶっ放される、痛快活劇のような爽快感に身を委ね、お気楽に楽しんでもらいたいですね。

久びりに聴きましたが器用さを身に着け1986年と言う時代に挑んだんだなぁ。それが仇となって解散したのかな?なんて勝手の妄想して喜んでいます。


VAULT - No More Escape ★★★ (2022-09-15 18:58:57)

1983年にリリースされた7曲入のアルバム。てっきり1stアルバムなのかと思っていたらEPだったんですね。正式にリリースしたモノが今作のみで消えた為に、知名度が低いのだがオランダのメタルシーンを語る上では、軽んじてはいけない作品ですね。
欧州由来の湿り気のある荒涼としたメロディと厳ついハードサウンドの絡み、その緊張感溢れるプレイは抜き差しならない関係性を構築とライブさながらのテンションと荒さで迫ってきます。
とにかく叙情派ハードサウンドが好きな人にはたまらんものがあるでしょう。上手い下手では語れないテンションと、打ち鳴らされるハードなリズム、ヒリリと凍てつくメロディはクール。人間臭さ溢れるパフォーマンスはバラードタイプの楽曲でも効果的に機能、勢いでは誤魔化せない芸の細やかさを見せつけてくれます。
Burning Eyes - The Anthologyと作品を2015年にリリース。そこに今作+デモ音源などで構成されたものがあります。
叙情派ハードサウンドが好みの方ならば大いに楽しめるでしょうね。オランダにもNWOBHMの風は吹いていたんだという事を確認出来るでしょう。これほどの腕がありながら、今作が隠れた名品のままで終わるのは残念でなりません。


VEGA - Kiss of Life ★★★ (2011-04-07 05:44:28)

CD店のBGMで掛かっていたのを気に入り衝動買い
華やかで洗練された広がりのある世界観とロックならではの
躍動感が程よくブレンドされ甘からずヘヴィ過ぎずとメロディアスHM/HRファンなら
聴いてそんはしないでしょう
表題曲②の世界観たるやサビメロの流麗なメロディとステップに胸が締め付けられました
無駄な装飾や演出でお茶を濁さない楽曲とアレンジで真っ向勝負するサウンドは見事
1stとは思えない貫禄と完成度に捨て曲など皆無
フックに富んだメロディが胸を締め付けます
熱を帯びた歌い手の歌唱力が一線級のメロディアスロックへと押し上げ
ソングライターとしての才能を遺憾なく発揮する双子の兄弟に驚嘆あるのみ
叙情的なメロディと壮麗なVoハーモニーの洗練度の高さ
唄を聴かせるアレンジも素晴らしい
走らない曲がないと嫌だと言う人には勧めませんが
良質のメロディに癒されたい方なにはオススメの名盤です
ロックの持つしなやかさと躍動感、仄かな哀愁が琴線を刺激しくすぐります
ええぇ買い物しましたなぁ
何度も繰り返し聴きたくなるのは英国的ならでは無駄な甘さを配したアレンジの為せる技でしょう


VEGA - Kiss of Life - A.N. Other ★★★ (2011-04-08 04:05:30)

しなやかなリズムと美旋律が華麗ステップを刻んでいます
軽やかな舞いに感動を覚えます
ロックしてますね


VEGA - Kiss of Life - Headlights ★★★ (2011-05-18 01:21:06)

美しいピアノの音色
ロックならではの躍動感
美旋律が彩りを添えます
甘ったるくないのがいいねぇ