個人的には一枚目のライブ音源にプラスされた4曲の新曲を楽しめるのがファンにとっては最大の目玉でしょう。特に2曲目に収録された I Wish I Couldは、チョイチョイ日本語っぽい言葉が飛び出し、随分な空耳アワーだなぁと思ったら、英詩の合間に日本語で歌っており、その答えは最後に出ます。こういうアイデアも国内向けのファンにとってはありがたいサービスでしょう。
1.Don't Stop Believin' - Mickey Thomas 2.Who's Crying Now - Bobby Kimball 3.Send Her My Love - Kip Winger 4.Open Arms - Tommy Shaw 5.Any Way You Want It - Jack Russell 6.Faithfully - Robin McAuley 7.Wheel in the Sky - Kelly Hansen 8.Girl Can't Help It - John Corabi 9.Only the Young - Mark Knight 10.Lovin', Touchin', Squeezin' - Chaz West 11.Be Good to Yourself - Ralph Saenz 12.Lights - Stevie Rachelle 13.Separate Ways - Kelly Hansen
上記アーティストが参加したJOURNEYのトリビュートアルバム。収録曲もさることながら参加メンバーが激アツだ。オープニングを飾るSTARSHIPのミッキー・トーマスのなりきりぶりには驚きです。クリソツですよね。 次に登場するボビー・キンボールは個人的にはチョイと合わないなぁと思いますが、各のパフォーマンスで魅了、単なるカラオケ大会で終わらないのは皆、個性があり実力があるという事の証。 あーだ、こうだと言いながら楽しむのが一番ですね。ロビン・マッコリーなんて持ち歌のように気持ち良く唄っていたなぁ。 必殺の名バラードを歌うのはMr.ロマンティック、トミー・ショウでしょう。合わないわけがない。 ジャック・ラッセルも意外にフィットしていた。Wheel in the Skyはケリー・ハンセンじゃない方が良かったかも、あの切ない焦がれるような哀愁を醸し出したスティープのパーフェクトなパフォーマンスと比べると物足りない、でも誰がやっても本家には勝てないけどね。ケリー・ハンセンは素晴らしいパフォーマンスで期待に応えましたよ。これで文句言われたら可哀想でしたね。
1. Have a Nice Day [Fred Coury - Cinderella] 2. Welcome To Wherever You Are [Colby Veil - Hollywood Roses] 3. Runaway [Alex Mitchell - Circus Of Power] 4. In and Out of Love [Stevie Rachelle - Tuff] 5. You Give Love a Bad Name [Kelly Hanson - Foreigner] 6. Livin' on a Prayer [Marq Torien - Bulletboys] 7. Wanted Dead or Alive [Phil Lewis - L.A. Guns] 8. Lay Your Hands On Me [Jani Lane - Warrant] 9. Bad Medicine [Jizzy Pearl - Love/Hate] 10. Born to be my Baby [John Corabi - The Crue Union] 11. Living in Sin [Spike - Quireboys] 12. I'll Be There For You [Chaz - The Jason Bonham Band] 13. Blaze of Glory [Kory Clarke - Warrior Soul]
同時期凌ぎを削ったミュージシャンが集い、上記楽曲を収録したボン・ジョヴィのトリビュートアルバム。 デヴィット・ブライアン風味を押さえハードなアレンジが耳を惹きますが、原曲の持つ眩い光がいかようなアレンジも寄せ付けないのが今作を聴いた一番の印象。実力のある著名なシンガーが歌ってもボンちゃんのセクシーな歌声が頭の中で大きくイメージされ、心の底からボンちゃんて個性的で凄い歌い手なんだなぁと思い知らされましたね。 ボン・ジョヴィ通のお知り合いの女性によると、今作は別バージョンが以前リリースされていて、どのような経緯から分からないが 数曲差し替えて再度リリースされたものらしい?個人的には奇をてらわないベストな選曲と豪華メンバーにつられ購入したクチなので気にならないが、慌てて手に入れると悔しい思いをしかねないですからね。 しかしこうして改めて聴くとエエ曲のオンパレードですね、偉大なバンドだったなぁ。 ボン・ジョヴィのハードファンの方なら、ここはああだこうだと言いながら楽しめるだろうし、最近彼らはちょっとと思う方も、気になる面々がどのように歌いあげるか気になるところだろうし、エエ曲に変な個性をぶち込まなければ、当然楽しめますよね。スリルは無いし、プロのカラオケ大会的なニュアンスは拭えないが、ベスト的な選曲も手伝い月1位で聴きたくなりますよ(その後、モヤモヤを吹き飛ばしたくなり原曲を思いっきり聴きたくなるのです) クドイようだがエエ曲を持っているバンドの偉大さと彼らの商業的にも歴史的にもシーンにとって重要なマスターピースだった事を再確認させられましたね。 バックを支えるメンツはコチラ Guitar – DJ Ashba, Eric Turner Bass – Jerry Dixon Drum – James Kottak
Holy Mosesを始めGamma Ray、Helloweenと経歴を重ねたジャーマンメタルシーンのその名を残す稀代のドラマーとなったウリ・カッシュが中心となり1999年にリリースされたRAINBOWのトリビュートアルバム。参加メンバーはアンディ・デリスやラルフ・シーパスの名前はあるものの、ガンマ・レイのギター、ヘンヨ・リヒターがほとんどでリードボーカルを取る、気心の知れた仲間内で作ったような一枚、音質もイマイチなんで尚更ですかね(ギター、グイド・ヴァンゲンストックって誰?)。でもウリ・カッシュのRAINBOW愛溢れる一枚に変わりわなく、彼がリードボーカルを取る「EYE OF THE WORLD」もあったりと細かい事を気にすると詰めの甘さやアレンジの旨味も今一つ薄味でカロリーオフなカヴァーぶりに拘りという点ではチョイと弱いのですが、その辺りをああだこうだと突っ込みつつ楽しむのも一興でしょうね。「Sixteenth Century Greensleeves」におけるフェルディ・ドルンバーグによる華麗なオルガンプレイも惹かれるし、「Spotlight Kid」で聴ける派手なドラムなど本家よりもカッコいいと思わせるプレイもあったりと、作風同様リラックスして聴くと楽しめるのではないでしょうか?それにしても参加メンバーや音質を含めデモ的な匂いも漂い、個人的には何となくのめり込めないんですけどね。マニアご用達の一枚でしょう。
Death Metalという仰々しいタイトルがついたNoise Recordsから1984年にリリースしたコンピ作。 参加メンバーをみてロックンロルフ船長率いるランニングワイルドに、あのハロウィーンが名を連ねているのリラックスして楽しめるでょう。でもセルティックフロストの前身バンドのヘルハマーは期待に応えたダークでノイジーなスラッシュサウンドを聴かせてているので資料的か価値も十分にあるでしょう。日の目を浴びる事の無かったダークアヴェンジャーもクオリティを下げていないし、ハロウィーンの提供した⑦なんて『Walls of Jericho』の2006年にリリースされたリマスター2枚組にデモヴァージョンが収録されるまで知る人ぞ知る曲だったし、2016年リリースのThe Very Best of the Noiseでようやく世に出るという隠れた一品だったのでマニア筋には大いに興味の惹かれる一枚かな?ちなみにランニングワイルドの2曲も同様でしたかね。 愛のない平坦な音質はノイズの所業なので、文句は言えないがダイヤの原石をそのまま聴かせる大技も、やはりノイズの所業なのでしょう。でもそこが一番の聴きどころですかね。
Side A 1. Running Wild / Iron Heads 2. Running Wild / Bones to Ashes 3. Hellhammer / Revelations of Doom 4. Hellhammer / Messiah Side B 5. Dark Avenger / Black Fairies 6. Dark Avenger / Lords of the Night 7. Helloween / Oernst of Life 8. Helloween / Metal Invaders
1. EMBYRO Adam Wakeman: Keyboards Bev Bevan: Percussion Laurence Cottle: Bass Anneka Sutcliffe: Violin Sarah Tobias: Flute/Clarinet
2. DIE YOUNG Ron Keel: Vocals Vinny Appice: Drums Rudy Sarzo: Bass DC Cothern: Guitar Pete Rinaldi: Guitar Ellen Morgan: Keyboards
3. FLUFF Sarah Tobias: Flute/Clarinet Ardeton String Quartet Pete Rinaldi: Guitar
4. TRASHED Ron Keel: Vocals Vinny Appice: Drums Bev Bevan: Percussion Laurence Cottle: Bass Pete Rinaldi: Guitar
5. STONEHENGE Adam Wakeman: Keyboards Laurence Cottle: Bass Pete Rinaldi: Guitar Sarah Tobias: Flute
6. SHE’S GONE Dave Walker: Vocals Neill Murray: Bass Bill Dwyer: Guitar Steve Owers: Drum Mixing Lisa Ljungberg: Backing Vocals Ardeton String Quartet String Arrangement: Mike Lewis Produced by Jeremy J Lewis
7. IN FOR THE KILL Tony Martin: Vocals Laurence Cottle: Bass Bobby Rondinelli: Drums Pete Rinaldi: Guitars Adam Wakeman: Keyboards
8. ORCHID Neil Murray: Bass Sarah Tobias: Flute/Clarinet Ardeton String Quartet Pete Rinaldi: Guitar
9. HOLE IN THE SKY Ron Keel: Vocals Bobby Rondinelli: Drums Laurence Cottle: Bass Pete Rinaldi: Guitar
10.CHANGES Michael Suilleabhain Bundade - vocals Adam Wakeman - keyboards Laurence Cottle – bass Bev Bevan – drums Queenie May – backing vocals Anneka Sutcliffe – violin Sarah Tobias – flute & clarinet
11.SUPERTZAR English Chambers Choir Laurence Cottle – bass Terry Chimes – drums Pete Rinaldi – guitar Adam Wakeman – keyboards/piano Skaila Kanga – harp Will Malone – harp arrangement Ellen Morgan – glockenspiel
スラッシュメタル系のアーティストに強い老舗レーベル『Megaforce Records』から1985年にリリースされたコンピ作。 参加メンバーは下記の通りスラッシュメタル系が多いのですが、伝説のBLUE CHEER。ペンシルヴァニア出身のMEDIEVAL STEEL、TT QUICKは欧州型パワーメタルだしIMPERIOUS REXは全く知らないバンドと言う事でコンピ作の楽しみである新たなる発見も期待できるのでマニア筋には楽しめる内容を誇っているでしょう。 例えば ②はオリジナルの1stには未収録ヴァージョンで1987年に再リリースされたときに収録された曲。③④はオリジナルアルバム未収録。⑦はRoadrunner Recordsからリリースされる2nd収録とは別ヴァージョン。⑨もオリジナルを歌うはニール・タービンだが、こちらはジョーイ・ベラドンナが歌うLIVEヴァージョン、後にCD化もされる『Armed and Dangerous』に収録はされている奴だが、このヴァージョンはジョン・ブッシュが歌う『The Greater of Two Evils』にも採用されており、ある意味歴代ヴォーカルが歌う曲なので、そのヴァージョン違いを楽しみ資料的価値を見出すのが一番でしょうね。
1. MEDIEVAL STEEL / Battle Beyond The Stars 2. OVERKILL / Sonic Reducer 3. EXCITER / Death Revenge 4. TT QUICK / A Wing And A Prayer 5. RAVEN / Take It Away (Live) 6. IMPERIOUS REX / Red Diamonds 7. Blessed Death / Pain Killer 8. SOD / Ram It Up 9. ANTHRAX / Panic 10. BLUE CHEER / Boney Maroney
シンガーに小野正利、Rajasの森川邦子、ギターはMarinoの大谷令文、キーボードに永川敏郎等を迎え、業界関係者が集う会場で行われた当日の映像つきのアコースティックライヴ盤。リリースが2004年ですから小野さんは、まだソロシンガーですね。 当時、盛んに行われていたHARD ROCK SUMMIT、今作はそのアンプラグドヴァージョンなのですが、正直、なんだか緊張感に欠けたショーであり、特にDVDの方を見ていただくと、それは顕著なのですが、参加するミュージシャンはガチンコで頑張っているので、その努力に耳を傾けるのが一番、どうしても業界関係者の姿がチラホラと脳裏をよぎりますが、小野さんは何を歌っても上手い。センちゃんこと森川邦子は④⑤⑥で歌いますが、全て日本語、選曲の渋さも手伝い、なんとなく昭和歌謡ステージ感が漂い、少々バタ臭い雰囲気に恥ずかしい気分を味わいます。特にCharが売れる為に書いた⑥なんてね。どうせなら桑名正博のセクシャルバイオレットNo.1とかもやりゃ良かったのにと思いますが、そのあたりもロックに無縁の業界関係者を慮った忖度なんでしょうかね。
何度も聴くようなアルバムじゃないし、この時期にアンプラグドなど、もうやり尽くした感があり、新鮮味も皆無だ。それでも手にしたのは、当時、うだつの上がらない小野さんがメタルを歌うって言う事に興味を惹かれたのが最大のポイント。彼はHARD ROCK SUMMITの常連でもあったしね。ロックのスタンダードを上手い歌で聴きたい、そんな当たり前の事をさらりとこなす実力派のパフォーマンスを楽しみましょう。
①②③④⑧⑨⑩小野正利 ⑤⑥⑦森川邦子
①Is This Love (Whitesnake) ②Open Arms (Journey) ③Endless Rain (X-JAPAN) ④Holiday (Scorpions) ⑤The Rose (Bette Midler) ⑥気絶するほど悩ましい (Char) ⑦Mercedes Benz (Janis Joplin) ⑧Parisienne Walkways (Gary Moore) ⑨People Get Ready (Rod Stewart) ⑩Dream On (Aerosmith)
A1 Manowar / Blood Of My Enemies A2 Exciter / Violence And Force A3 Anthrax / Deathrider A4 Earthshaker / Wall A5 Hellion / Break The Spell A6 Loudness / Esper
B1 Metallica / Creeping Death B2 Helstar / Burning Star B3 The Rods / Hurricane B4 Tsunami / Fire Water B5 Earthshaker / Young Girls B6 Alaska / The Sorcerer
Music For Nations所属のアーティストの楽曲を集めた1984年リリースのコンピ作。わりと名の知れたバンドが参加しており、我が日本からもラウドネスとアースシェイカーが参加、ラウドネスは撃剣霊化のハイスピードナンバーの英詩ヴァージョン、アースシェイカーに関しては日本語詩で参加と、この手の作品に日本のバンドが参加しているのも希少ですが、英語じゃない事にも驚かされますね。マネージメント及びプロデュースを手掛けた伊藤政則氏の力の入りようが一目で分かります。ちなみにアースシェイカーは2枚のEPを Music For Nationsからリリース、そのうちの一枚『T-O-K-Y-O』は国内盤のリリースが確かなく逆輸入して売られていたように記憶しています。後の方向転換に伊藤政則氏もさぞや臍を噛んだでしょう…お察ししますよ。 既発音源の多い中でアン・ボイレン嬢がフロントを務めるヘリオンの『Break The Spell』はオリジナルアルバム未収録なハズでミニEPの別ヴァージョンに収録されていた一品、そちらは1986年リリースだからこちらが先行収録だし、のちのCD時代にリリースされるベスト盤に収められるまでは知られる事の少ない曲だったと思います。 まら説明の要らない有名なバンドの中でTsunamiはカルフォルニアを拠点に活動していた、日本人ツインギターの日米混合編成による本格派のバンドでエニグマと契約を結び全米デビュー、1983年には1stをリリースしており、Y&T辺りをイメージさせる渋めのアメリカンロックを聴かせてくれます。 選曲的に希少価値の低いコンピ作故にマニア筋にとって新鮮味はありませんが、群雄割拠ひしめき合うシーンを反映しており当時を懐かしみ楽しんでいます、通して聴いても極端にクオリティに低いバンドが出てこないのが良いですね。最近はすっかり見かけなくなった、この手の作品集、数年前に投げ売りされていたのを中身も確認せずに大量購入したの中の一品。アナログ盤なんですが状態も良く、今なら簡単にデータ化出来るのでエエ買い物したなぁと思っていますね。
まずSLAYERであるがツインギター編成の5人組、これぞジャパニーズメタルなShoot Down Tokyoで幕開け、小気味よく刻まれるリズムと甘めの歌声、さざ波ヴィヴラードは気になるが、上手いことやり切ってくれる、歌詞も80年代的だ。何もかもが懐かしい、これを楽しめるオールドスクール大好きマニアならば、なんか嬉しくなるだろう。もうこういうの新譜ではきけんもね。Hurt Angelは日本らしい叙情派ハードポップソング。こういうのは欧米では目に掛らない。
①Savage Grace / Sins Of The Damned ②Panther / Set Me Free ③Bitch / Make It Real ④Lace / Knightmares ⑤Cirith Ungol / I'm Alive ⑥Pandemonium / Evil Face ⑦Stainless Steel / Goin Deaf For A Living ⑧Ruthless / Gates Of Hell ⑨Stormtrooper / Armies Of The Night ⑩Savage Grace / Bound To Be Free
1.Blacklace - Speed Of Sound 2.Hellion - Better Off Dead 3.Pantara - Torn Away 4.Queen Of Hearts - Sleeping With The Dead 5.Judy Saiya - Try Anything 6.The Day After - Fire 7.Syren - Fight Or Fall 8.High Risk - I Know What You Want 9.D.C. Lacroix - Rip It Up 10.Jaded Lady - On The Run 11.Deep Freeze - Soft Touch