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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 11501-11600

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 11501-11600
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URIAH HEEP - Different World - All for One ★★★ (2017-01-16 14:24:38)

ソフトなヒープサイドを際立たせていますね
メロディの持って生き方も80年代的です
ブリティッシュなハードポップサウンドに惹かれますね


URIAH HEEP - Different World - Blood on Stone ★★★ (2017-01-16 14:21:48)

メロディックな疾走ナンバー
少々バブリーなコーラスワークにヒープぽさは感じませんが
ミックのギター熱く派手目で親しみやすい曲調ですね
このベテラン臭のきつさに隠せない出自が表れていますね


URIAH HEEP - Different World - Cross That Line ★★★ (2017-01-16 14:32:02)

アルバムのラストに名曲が登場
どこかモノ悲しくそして温かみのある人間臭い一曲
ベテランバンドの丁寧な仕事ぶりに目を細めますね
入魂のギターソロも聴きどころですよ


URIAH HEEP - Different World - Different World ★★★ (2017-01-16 14:27:58)

デビューから一貫して貫かれる丁寧な曲作り
甘美な世界観が何とも言えないロマンを感じさせる辺りが憎い
バーニーの歌声もフィットしてますね


URIAH HEEP - Equator ★★★ (2017-01-14 13:26:28)

テクノ調のビートサウンドで幕が開ける①のせいで個人的には印象の薄いアルバム。今回久しぶりに①を聴いたなぁと思うくらい、スキップさせて聴くアルバムです。ピーター。ゴールビーのパワフルな歌声がマッチしている②のハードロックサウンドに気を取り直し聴き進めるのですが、チョコチョコやりすぎなライトロックに手を出しており、なかなか名曲⑩まで辿りつかないアルバムとなっております。
とはいえアルバム一枚名曲ってのを探す方が困難で⑩のような威厳溢れるブリティッシュHM/HRやスケールの大きいロッカバラード⑦、陽性具合も丁度良いコーラスワークも映える⑨など捨てられない曲もあり、1985年という時代を見据えた一枚だったんだと思いますね。いい意味でも悪い意味でもベテラン臭と明るくなりきれない職人技過ぎる手慣れ感、ミック・ボックスのギターが熟練度の高いエモーショナルなギターで全編覆い尽くしているのが、そう感じさせるのかも知れませんね。
でも過去にしがみつき、チマチマとした曲作りを行わず時代にアジャストしつつも、自分たちのあり方を提示する姿勢は大いに買いですよ。


URIAH HEEP - Equator - Night of the Wolf ★★★ (2010-09-19 21:04:14)

彼ららしい哀愁のあるメロディとプログレッシヴなアレンジが効いたアルバムのラストにて今作のハイライト
良い曲です


URIAH HEEP - Equator - Poor Little Rich Girl ★★★ (2023-01-26 00:25:37)

昔は狙いすぎて好きじゃなかったのだが
こうして現在の姿に感銘を受けると聞こえる音も違ってくる
RAINBOWにジョーが加入して音楽性が変ったような感覚で向き合えば違和感は溶けてなくなる


URIAH HEEP - Fallen Angel - Come Back to Me ★★★ (2020-12-08 13:38:31)

味のあるギター
ロートンの唄がこれまた素晴らしい
しっとりとしたバラード
リーカースレイクの置き土産ですね
邪魔しないが存在感のあるリズムプレイもいいねぇ
でも主役はロートンです


URIAH HEEP - Fallen Angel - Falling in Love ★★★ (2020-12-08 13:32:25)

爽快ですね
耳に残るコーラス
ロートンの唄も力強い


URIAH HEEP - Fallen Angel - I'm Alive ★★★ (2010-09-03 00:27:39)

テクニカルなインストプレイに耳が惹かれます
ジョン・ロートンの伸びやかな歌声も素晴らしい
泣かせるギターも良い
古臭いけどね


URIAH HEEP - Fallen Angel - Love or Nothing ★★★ (2020-12-08 13:41:43)

今回のケン・ヘンズレーは爽快感のある曲を用意していますね
コーラスワークも耳を惹きます
アメリカでの成功を目指すバンドと英国ロックの矜持
どんな曲も自分のカラーに染めるロートンのパフォーマンスに魅了


URIAH HEEP - Fallen Angel - One More Night (Last Farewell) ★★ (2020-12-08 13:33:50)

これまたご機嫌な奴が登場です
ベースが良く動きますね
皆の笑顔が目に浮かびます


URIAH HEEP - Fallen Angel - Whad'ya Say ★★ (2010-09-03 00:24:26)

WHAD'YA SAYと歌う爽快感が好きです
スペイシーなサウンドも良いです


URIAH HEEP - Fallen Angel - Woman of the Night ★★★ (2010-09-03 00:30:55)

湿り気を帯びた英国的な世界観と
爽快感すら漂うメロディが印象的です
一筋縄ではいかないアレンジも素晴らしい
ドラマティックな名曲です
堂に入った歌いっぷりは流石


URIAH HEEP - Firefly ★★ (2010-09-05 13:29:00)

ジョン・ロートン参加の第一作
そんなに造詣の深いバンドではないが
僕はロートンが好きなので持っています
SYMPATHYとWISE MANは必聴でしょう
ジョン・ロートンのエモーショナルな歌唱に痺れます
正統的なストレートな歌唱
ハイトーンを駆使しながらも線が細くならない艶やかで力強い歌声
ディオにも負けない希代の名シンガーだと思います


URIAH HEEP - Firefly - Been Away Too Long ★★★ (2020-11-20 14:28:33)

ジョン・ロートンの歌声が素晴らしい
力強く伸びやかな彼の声がなければ
ここまでの感動は訪れなかったでしょうね
ドラマ性を演出するバックを従え
ロートンは最大限のパフォーマンスで見事にバンドを従えています
主役は彼でしょう
新加入とは思えない存在感に驚嘆あるのみ


URIAH HEEP - Firefly - Do You Know ★★★ (2020-12-05 12:16:49)

いかにもライブ映えする疾走感
ストレートな作風だがこれで良い
ハモンドオルガンとコーラスワーク
これぞHEEPな魅力と小細工無用のハードロックスタイル
やれば出来るんですよね


URIAH HEEP - Firefly - Firefly (2020-12-07 11:48:44)

アルバムのラストを占めるのがケンがリードヴォーカルを務めるドリーミーなナンバー
ジョン・ロートンの凄い歌の後では分が悪すぎる
声質的に近いオッサン声のバイロンならまだしも
それが許されるのがケン・ヘンズレーということのだろう
それで良かったと思ったことは納得したことはありませんが
曲自体はアメリカンマーケットを狙った意欲作です


URIAH HEEP - Firefly - Rollin' On ★★★ (2020-12-05 12:21:29)

ムードのある曲ですね
ロートンのエモーショナルな歌声もバッチリとハマっています
新しいステージへ向かうバンドに必要なのは垢抜けた声だったんですね


URIAH HEEP - Firefly - Sympathy ★★★ (2010-09-05 13:32:48)

ロートンの伸びやかな歌声に痺れます
さすがはヒープというアレンジも効いていますよ
これぐらいが個人的には丁度いい


URIAH HEEP - Firefly - The Hanging Tree ★★★ (2020-11-20 14:24:59)

新たに参加したジョン・ロートン
この芯のある力強い歌声の登場にぶっ飛びました
前任者では表現できない男臭さと透明度のあるクリアーな歌声
誰が聴いても凄いと思うだろう
当然バイロンとの好き嫌いはあれど
上手い下手で議論をした場合
ロートンに敬意を払えない人とは一生音楽の話は出来ないでしょう
耳が付いていないのと同じです


URIAH HEEP - Firefly - Who Needs Me ★★★ (2020-12-05 12:14:01)

パワフルなロートンの歌声に惚れ惚れしますね
器用なだけではない表現者としての個性
なにより歌が抜群に上手い
ノリノリのロックチェーンにHEEPらしいコーラス
ベースも良く歌いギターもワイルド
そしてドラムは堅実


URIAH HEEP - Firefly - Wise Man ★★★ (2010-09-05 13:34:09)

朗々と歌い上げる様は圧巻
癖のない歌声とストレートな正統派な歌唱スタイルが
見事に昇華しています
素晴らしいし丁度いい


URIAH HEEP - Future Echoes of the Past ★★★ (2023-01-29 17:07:34)

SONIC ORIGAMIリリース後のライブ音源と言うことでオープニングから新作の曲が続く、しかし、これがライブの勢いを加速させたようで素晴らしいライブの幕開けなのだが、歓声が嘘でなければ、やはりクラシックソングの方が受けているようだが、オープニングを飾るBetween Two Worldsの出来映えは、このショーが素晴らしいモノになると確信させるに十分なインパクトを誇る。既にライブでも安定感のあるパフォーマンスで知られるバーニー・ショウ、この時点では未知数な面もあったろうが、外野の不平不満を抑えるに相応しいパフォーマンスで魅了、新旧の楽曲を自らに落とし込みコントロールしている。個人的には軽めの声質なので根本的には、もっと深みのある声の持ち主の方が良いと思っているが、良好な人間関係を作れるフロントマンに文句をいうヤツはいない。
誰かにスポットライトを当てない総力戦のバンドサウンド、その新旧の違いを噛みしめつつ、ライブバンドとしての真骨頂を味わって頂きたいですね。
新作を聴き、興味をもった方には、このライブ盤もオススメですね。また、マニアにもバーニーが切々と歌い上げるRAINなんて激レアヴァージョンもあるので、満足度は高いかと思いますよ。


URIAH HEEP - Gypsy ★★★ (2021-04-14 17:13:02)

ピーター・ゴルビー時代のライブ映像。場所はLondon Camden Palace。TVの収録用のものが原本らしいが確証はない。
ある意味、貴重なゴルビー時代のライブなのだが、ミック・ボックスのワイルドかつハードなギターを前面に出した勢いのあるステージになっているのに驚く。かつてのようなプログレタッチの幻想的なスタイルではなく80年代的なモダンさも加味された新生ヒープそのものをパッケージ、そのホットで活きのいいステージを楽しめるが、少々物足りなさはある。
それは、思いれや選曲などにもよるのだろうが、個人的には、バイロン時代の曲では、やや軽く仕上がってしまった。また、喉に問題を抱えていたデリケートな男として知られるゴルビーのパフォーマンスも粗めだったりと気になる点も多い、それでもミックは、バンドをグイグイと引っ張り、ヒープの金看板を支えている。
それだけでも十分、この作品には価値があると思います。
思いのほか、The Wizardがハマっていたりと新しい発見もあり、個人的には大いに楽しみました。
ピーター・ゴルビーが引退した状態なので、今となっては忘れ去られている感があるのだが、80年代中期と言うシーン全体の過渡期に、ヒープがどのようなスタイルで勝負していたかを知ることが出来る資料的な価値も高い一品。半分以上がゴルビー時代と言う選曲も含め、マニアの心も擽るだろうし、ヒープマニア以外にも訴える場面は多いと思います。
やはりライブならではの勢い、その魅力を体感してください。
また、ヒープ最大の危機を迎える直前の時代だというのを理解してみると、また違う感情も湧き出ると思いますよ。


URIAH HEEP - Head First ★★★ (2017-01-14 13:10:15)

ピーター・ゴールビーにVoが変わってからの第二弾アルバム。前作同様後期RAINBOWにも通ずるメロディックロック路線を踏襲、2作目と言う事もありメンバーシップも一段と向上、どこかよそ行きだった前作よりも方向性がよりアジャストされており、80年代中期を迎えるにあたり自分たちが進む道標のような一枚ですね。
ミックのノリノリのギターが堪能できる⑦、ドラマティックな⑧からピーターのエモーショナルな歌声が映える⑨への流れのカッコよさ、そしてハードに突き進む⑩と流れ良く進む後半が好きで視聴後の満足感はヒープマニアのみならず、アホっぽさのないロックサウンドのもつインテリジェンスな雰囲気を味わいたいロックファンにとっては重宝するでしょう。
とは言え③のような曲を聴かされると昔からのファンには風当たりも強そうですが、開き直った⑤なんて、このメンツだから聴ける曲でしょうね。好きなタイプの曲ですよ。


URIAH HEEP - High and Mighty (2020-11-16 12:50:42)

アルバムの方向性としては全体的にアメリカンマーケットを狙ったライトな曲調が多い。その中でHEEPらしさも持ちこまれているが、後半の流れは完全にそっち方面と言えよう。アルバムのイニシアチブは完全にケン、それだけに彼の悪いところが出てしまった。
大衆性を増量したシンプルかつストレートなサウンドメイク、最大の山場がバラードの②というのもあり、今作が一般的に評価の低いものとなっているのも頷ける中途半端な一枚。まして、これがデヴィッド・バイロンのラスト参加作と考えるとファンなら居たたまれない気持ちになるでしょうね。

こうして時代が過ぎれば、ライトなポップロック志向でも前半の流れは耳を惹くものがあり、②から③の流れなんてゾクッとされる刹那な響きがあり、英国バンドとしての情緒を感じさせる。それだけに、後半の流れに配慮があれば良かったのですが、違うバンドのような作風に傾いたのが残念。特に後半の流れは配慮して欲しかった。
ある意味、ケン・ヘンズレーの乗り物のようなバンドだけに仕方がないのですがね。

バイロンのラスト作としては、小粒な印象は拭えない一枚。そしてケンの我の強さを味わえる一枚でしょう。


URIAH HEEP - High and Mighty - Confession ★★★ (2020-11-16 12:30:47)

アルバムのラストを飾るピアノバラード
バイロンの優美な歌声が素晴らしい
いかにもHEEPなコーラスワークも印象的ですね


URIAH HEEP - High and Mighty - Footprints in the Snow ★★★ (2020-11-16 12:27:57)

これもケンとウェットンの共作ですが
元ネタはケンのコンピ作に収録とウェットンがどこまで関与しているのか興味も尽きません
アメリカンマーケットに寄せた曲が続いたので
英国風味が増量されたので下がっていたテンションも持ち直します
ラストに向けドンドンHEEPらしくなるのが良い


URIAH HEEP - High and Mighty - Midnight ★★★ (2020-11-16 12:15:24)

印象的なイントロを奏でるギター
誰がどう聴いても凄いジョン・ウェットンのベース
とくにベースラインは多彩で耳を惹きますね
コーラスワークもヒープらしい
ブルースカイブルーな爽快感のある曲に
少々クド目に絡む唄はご愛敬だが
子役上がりでCMソングも唄っていたバイロンならどんなタイプでも歌いこなせるということでしょう
でもMVPはベースです


URIAH HEEP - High and Mighty - Misty Eyes ★★★ (2020-11-16 12:09:56)

爽やかな味付けのHEEPサウンド
ある意味ケン・ヘンズレーのソロ作風とも言える
バンド自体がケンのソロみたいなもんだからなぁ


URIAH HEEP - High and Mighty - One Way or Another ★★ (2020-11-16 12:35:15)

ジョンとケンの歌声が楽しめるアルバムのオープニングナンバー
ジョンのベースも耳を惹きますね
新しい事にチャレンジしようとする意欲を感じます


URIAH HEEP - High and Mighty - Weep in Silence ★★★ (2020-11-16 12:07:59)

英国的情緒あふれるHEEPらしい一曲
今アルバムの目玉であるヘンズレー&ウエットンの共作だというのもポイント
あくまでも楽曲を引き立てる堅実なドラムの職人技
そしてワウを噛ませた泣かせのギター
バイロンの唄も素晴らしくラスト参加となる今作に華を添えている


URIAH HEEP - High and Mighty - Woman of the World (2020-11-16 12:23:02)

アナログ盤で言う所のB面はアメリカン路線ですが
その前の曲も結構なアメリカンに驚きましたが
ここでもその路線を繋げている
特筆すべき魅力はないのだがケンのソロアルバムに元ネタが収録されています
資料的な価値がある一曲


URIAH HEEP - Innocent Victim ★★ (2010-09-05 13:49:00)

ヒープらしさはさて置きジョン・ロートンのハードロック色を強めたアルバム。力強い歌唱に聞き惚れます、漢だね。ケン・ヘンズレーが持ち込んだポップな佳曲も持ち込まれファンタジー路線や淡い哀愁は減退したが聞き分ければ楽しめるでしょう。
まぁショックも受けますがケン・ヘンズレーが後にサザンロックバンドに参加することは思えば音楽性の拡散は理解しがたいことではないのですが、リアルタイムで聴かされたら驚いたでしょうね。


URIAH HEEP - Innocent Victim - Choices ★★★ (2010-09-05 13:54:49)

アルバムのラストを飾るドラマティックなナンバー
こういう曲がないとアルバムは締まりませんよ
素晴らしいです


URIAH HEEP - Innocent Victim - Flyin' High ★★ (2020-12-07 11:53:53)

2曲続けての陽気な曲の登場に面を喰らいパなしです
ポップで爽快な新生HEEPの登場を印象付けた


URIAH HEEP - Innocent Victim - Free 'n' Easy ★★★ (2010-09-05 13:57:26)

らしいハードなシャッフルナンバー
カッコいいですね
ロートン節も決まっています
男前ですなぁ


URIAH HEEP - Innocent Victim - Illusion ★★★ (2020-12-07 12:01:20)

アメリカンな色ありの強い曲が続いたので安堵しました
張り上げるだけではない繊細さも持ち合わせた稀代の名シンガー
ジョン・ロートンのパフォーマンスに魅了
英国的なメロディラインで魅了するギターも◎


URIAH HEEP - Innocent Victim - Keep on Ridin' ★★★ (2020-12-07 11:52:06)

ロートンの唄が素晴らしい
彼なくして成立させられないような陽気な一曲
ご機嫌過ぎでついていけないが
唄の良さが全てを許容させてします
これがHEEPなのか?


URIAH HEEP - Innocent Victim - Roller ★★ (2020-12-07 11:57:25)

トレバー・ボルダーが以前いたバンドで作った曲を採用
それだけに曲調も違った感触になるのも当然
作者のクレジットを見れば納得なのですが
ロートンなどんなタイプの曲も見事に歌いこなし自分のカラーに染め上げている


URIAH HEEP - Innocent Victim - The Dance ★★★ (2020-12-07 12:05:19)

古臭い曲調ですが
ジョン・ロートンの艶のある歌声がイイ
ステージで光る汗が似合う大人のオシャレロック


URIAH HEEP - Into the Wild ★★★ (2018-10-15 14:31:13)

枯れたお爺ちゃんには SONIC ORIGAMIが良く似合うと完全に舐めきっていたら随分と逞しいサウンドで復活を遂げたレジェンド達。今作と前作の合間に、現メンバーによる新曲+名曲のリメイクと精力的な活動を展開。その快進撃は留まる事を知らず、今作では新たなる扉を開いてきた。
古典的なサウンドではあるが、自分たちが築き上げたスタイルを再構築するのではなく、よりソリッドでハードなスタイルへと変更。まるで同時期にしのぎを削っていたDEEP PURPLEのようなサウンドへと昇華しているのに驚いた。
歪んだハモンドもクラシカルなコード進行を持ちいったりとDPのようだ。ミックのギターも円熟味を増した味わいもあるが、攻めの姿勢を崩す事のない若々しいプレイで華を添えている。
2000年に入り、更なる音楽性の変革と尽きる事のない探究心。おなじ古典でも、これだけ味が変われば十分インパクトを残せるでしょう。
かつてのような神秘さやエキセントリックな輝きはないが、渋さではなく荒々しい古典サウンドで手荒い歓迎をしてくれたバンドの気概に感銘を受けました。これだけの創作力があるのならユーロ圏のみならず欧州全土を駆け巡る活動が出来のも納得ですね。
日本ではイマイチ知名度に低い大御所ですが、リハビリ施設の余興のような大御所組よりは比べ物にならないほど、現役感に満ち溢れている。彼らにはニンニク卵黄も皇潤もマカDXも必要ないだろう(マカDXのCMに出てくる眼鏡女子のリアクションが大好物だ、ハズキルーペのCMと同じくらいイジリ倒せる)
今なお全盛期と変わらないんだな。こっちが勝手に裏切ったんだよ。加齢の為 SONIC ORIGAMI路線になるのが順当だと完全に思っていましたからね。切腹ですよ。

大げさでもなく神々しい光を放つベテランバンドのフルアルバム。汚れ無き古の大地へと誘うロマン溢れる⑥なんて全盛期に負けずとも劣らない新たなる名曲の誕生、こんなの聴かされたら興奮するよねぇ、ハモンドだけじゃない鍵盤楽器をフル活動、お腹いっぱいです。③なんてDPを彷彿とさせるハードな一曲、ありそうでなかったタイプの曲に興奮度も一気にアップ。他にも硬軟交えた楽曲を巧みに配置し飽きることなく最後まで聴かせてくれます。

これなら往年のファンも納得してくれそうですね。テクノロジーの発達は恐ろしい、簡単に音を作ってしまう。もはや生音をちょっと誰からもらえばサンプリングでどうにでも作れる。
努力のない音に深みはないが、楽しければそれでいい。音楽とは音を楽しむだ。そう言われたは返す言葉はな何一つない。いや、何をいってもスタンスが違うので、混じり合わない感性である。
今作のような、生身の人間が作り出す本気の音を聴かされると改めて、この手の音楽が好きになって良かったとしみじみ思わせてくれる。現代の音なのに、身にまとっているのは往年の空気。それは、どんなに努力しても作れない音である。だれでも模倣をして似た音は簡単に作れる。それこそサンプリングのお出ましだ。そんなインスタントが氾濫する世の中で、
誰にも出せない空気感を身にまといロックシーンのど真ん中に鎮座するベテランバンド。URIAH HEEPだけが出せる旨味。今作は、そんな魅力に溢れかえっている。②みたいな楽しいノリノリのポップソングでも、重みが全然違うもんね。


URIAH HEEP - Into the Wild - Trail of Diamonds ★★★ (2018-10-27 12:25:34)

味わい深い一曲
何か殻を破った印象を受ける
バーニー体制でも昔のようにやれると証明した


URIAH HEEP - Live January 1973 ★★★ (2021-04-14 17:34:43)

まさに全盛期と言える時代のライブを体感できる貴重な一枚。生々しい演奏は正にライブ盤に相応しい勢いがあり、当時の彼等の充実した姿を見ることが出来るでしょう。
ケン・ヘンズレーの鍵盤プレイの凄みと、重厚なコーラスワークこそ、ヒープと思うファンも多いだけに、これを聴けば好き嫌いは抜きに納得できるでしょうね。選曲的にも当時としては、ほぼベスト。そういう美味しさもあり満遍なく楽しめる仕上がりでしょう。
破壊力抜群の鍵盤プレイの暴れっぷり、それに負けじとミックはワイルドに迫り攻撃力も倍増。このバンドの何たるかを端的に味わえる。とりわけ、今作が素晴らしいのはデヴィッド・バイロンが誰にも邪魔されることなく唄に専念出来ていること、特に名曲Look at Yourselfもバイロンが歌いこなし、これだよこれと言いたくなる仕様。バイロンの変化自在の確かなパフォーマンスのおかげで実に芯の太い充実したものとなりました。
2ndからやっていないので、そうなったのかもしれませんね。何はともあれ、全盛期と呼ばれる誉れ高き70年代のヒープ。その勢いに満ちたハイパフォーマンスを楽しんで欲しい。そして、ケン・ヘンズレーの凄さを知って欲しいなぁ。


URIAH HEEP - Live in Europe 1979 ★★★ (2018-05-11 18:10:10)

個人的にURIAH HEEP歴代No.1のシンガーは誰だと聴かれたら迷うことなくジョン・ロートンと答えます。そんなジョン時代のライブ盤が1986年にひょっこりとリリース。既にジョンはバンドを抜けていてタイムリーともいかず、また作品も手直しなしの純粋な実況盤という側面もあり、メンバーの許可取ってんのかいなと訝しむ、色んな意味でライブな音源になっています。

ジョンはライブでも驚異的な歌声を聴かせてくれた。その一言に尽きます。ライブと言ってもラフにならずに丁寧に歌いつつも、ライブならではのアグレッションもあり、デビット・バイロン時代の楽曲も難なく歌いこなしている。またファンなら両者の違いを楽しめる一枚として重宝するであろう。とにかく音質は粗い、正規のライブ盤として録音されたとは言い難い商品だ。
でもそこが逆に生々しさを誘発しており、このラインナップによる真の姿を垣間見る事が出来る名盤でしょう。
July Morningで歌うジョン・ロートンの圧巻のパフォーマンスにひれ伏しましたよ。バイロン時代からなんだけど、ケン・ヘンズレイがチョイチョイリードボーカルをとってくるのが気になる。朴訥としたフォーキーなLady In Blackも盛り上がるのは、バイロンが絡んできてから、今回のライブ盤を聴いてケンは歌はない方が良いとつくづく思いましたね。
そして稀代のヴォーカリスト、ジョン・ロートンがローカルな活動で満足している現状が残念でなりません。誰でも良いから第一線に担ぎ出して欲しいよ。


URIAH HEEP - Live in Moscow ★★★ (2018-05-12 13:36:53)

ペレストロイカ万歳、西側のアーティストがソ連でライブを敢行。90年代を目前に大々的な宣伝を行い、地元ミュージシャンまで担ぎ出しBON JOVIが中心となりステージを行った。その時のライブ盤もあるし、その前後はロシアンメタルの雑誌などで紹介されたりと、ちょっとしたブームがあったのだが、西側のアーティストで初ライブを行ったのはインギーでもなければ、ボンちゃんでもない、なんとURIAH HEEPだったんだからね。
当時、全然話題になっていなかった記憶があるなぁ、不勉強ですね。
そんなメモリアルなステージに立ったのは新生URIAH HEEP。シンガーはバーニー・ショウ、キーボードはフィル・ランゾン。
オープニングを飾る『Bird Of Prey』は長らく演奏してこなかったクラシックナンバー、バーニーの繊細な節回しは新たなる息吹を与え、新生HEEPここにありと矜持を感じさせるパフォーマンスで魅了。ライブでは甘い歌声とパンチの効いたロックテイストを上手く混ぜ、彼の持ち味を発揮と思いのほか良質なパフォーマンスを披露していました。
なるほど、これくらい歌いこなせるなら今でもバンドのフロントマンを務めるのも納得でしたね。ちょっと軽く見てましたバーニーには本気で謝罪したいです。
リー・カー・スレイクのキビキビとしたドラミングが牽引するピーター・ゴルビー時代の『Too Scared To Run』も違和感なし、むしろカッコよく聴かせていて、80年代型URIAH HEEPのありかたを存分に見せつけています。
次の『Corina』は新曲で、なるほど、この路線で進んだなというメッセージ性があり、初期のファンにとっては軽いポップロックとなるのだが、バーニーありきのラインナップによる攻めのハードポップサウンドにバンドの未来像を見ましたね。
『Mr.Majestic』はフィルがリードボーカルを担当、キーボードが歌うのは伝統なのかね?
そしていよいよステージはクライマックスへと突入。 The Wizard ~July Morning~Easy Livin' と必殺の名曲が連発、お腹一杯もう一杯と大満足のステージとなりました。合間に挟まれた新曲とクラシックソングとの感触の違いに、戸惑いはありますが、ラストに収められたキーボードも大活躍な疾走ナンバー『Pacific Highway』なんて、80年代的なシンセの音だけど、ミックのワウギターもハマっているし、バーニーのハーモニーを生かした軽やかな歌い回しもハマり、このメンツによる魅力を発揮しています。新旧の魅力を詰め込んだ良質なライブ盤なのだが、何故名曲『Look At Yourself 』をカットしたんだろう。CD化の際に『Gypsy』は復活したのになぜ?
そして1998年度盤にはEQUATORに収録された『Rockarama』『Heartache City』も追加されていただけに不思議でなりません。
ちなみに久しぶりに今作をまるまる通して聴いたのですが『Heartache City』がメチャクチャハマっていてカッコよかった。重ね重ねバーニー・ショウには謝罪したいです。
昔のような重厚感はないのかも知れないが、改めて80年代に合わせてモデルチェンジしたURIAH HEEPも悪くないなぁと再確認しましたね。


URIAH HEEP - Living the Dream ★★★ (2019-02-24 09:49:20)

近年における古典ロックの再興というのか復興ぶりには正直、戸惑いを感じずにはいられないのですが、なにはともあれ流行り廃りを追い求めないワタクシには腑に落ちない点はあれど、現代のリバイバルブームを素直に受け止めております。
そんな時代背景もあるのか、今作におけるURIAH HEEPの現役感には恐れ入った。これが結成50周年を祝うバンドの音なのだろう。
古典スタイルではあるが、荒々しいスピード感の増した音楽性、ミック・ボックスのギターは燻銀の味わいの中で若々しい逞しさ倍増、そこに多彩な鍵盤を操るフィル・ランゾンが濃厚な絡みでバンドサウンドに厚みを持たせ、このバンドならではの味わいを深めている。
真新しさなど皆無、しかし時流に乗ったと言うのか、自らも牽引したと言うのか、常に音楽性を研磨しつつ、鍛錬を怠らなかったバンドが積み上げた音楽性に嘘偽りなど一切なく、真摯にファンと向き合い求められるものを提示した形となった。

個人的には、ここまで鮮度の高い音楽性を披露となると、良くも悪くも深みに欠けるバーニー・ショウの存在かチョイと気になるのだが、それは無い物ねだりと言うものだろう。むしろ、ミック、フィル、バーニーの3人が集まりボーカルのディレクションやハーモニーを考えていると言うのなら、この3人の体制は正解なのだ。
オープニングが新ベーシストのボブ・リマーとジェフ・スコット・ソートが書いた曲を採用しているバンド体制にも健全さを感じる。それにしても、ここまで現役感を損なわないバンドと言うのは稀有である。DPは衰えたイアンのいる懐メロバンドだ。JPの威厳とクラシックナンバーで食つないでいる。両者とも雰囲気重視のバンドになってしまった。オジーはオリジナルサバスの時点で終わっている。今後は現代的なアメリカンマーケットとイメージを重視したスタンスで喰っていけば間違いは起きない。
そんなベテラン勢を尻目に、作品毎にフレッシュな風を送り続けるURIAH HEEPの凄さは感嘆あるのみ。売れようがタイムリーなスタイルかはさておいて、あるがままを受け止めロックし続ける姿こそ、一番メタルな生き方である。
今、一番若い人に触れて欲しい古典ロックの傑作。クィーンブームに乗り、こういうバンドも見直されたら良いのになぁ。


URIAH HEEP - Living the Dream - Grazed by Heaven ★★★ (2019-02-24 09:51:58)

URIAH HEEPとしてはハードでアッパーな質感を増した疾走ナンバー
オープニングから元気溌剌オロナミンCな楽曲で幕開け
オルガンがエグイくらいに煽っているねぇ


URIAH HEEP - Living the Dream - Knocking at My Door ★★★ (2019-02-24 09:53:46)

再結成後のパープル風味も感じるが
コチラの方が圧倒的に現役感が強い
バーニーの歌声もフィット
若々しくもベテランの味わいを感じさせる名曲だ


URIAH HEEP - Look at Yourself ★★★ (2015-11-03 13:59:17)

来年早々バンド結成45周年を祝って「LOOK AT YOURSELF」を中心とした構成の大阪と川崎で行う彼ら、しかもゲストにはジョン・ロートンのルシファーズ・フレンドときていますからね。見に行きたいなと本気で悩んでいるのですが(ロートン目当てです)ヒープと言えば今作を代表作と押す人が多いでしょうね。濃厚なプレイを楽しめるスピードナンバーの①やドラマシズム溢れる③この2曲を聴くだけでもお腹いっぱい、もう一杯となるのですが、美しいハーモニー、ヘヴィなオルガンや幻想的な鍵盤楽器、さらにはミックのワウをかましたギター、シンプルだがメロディアスなプレイが耳を惹くベースと、的確なビートを刻むドラミング、濃密だか余分な要素を排除し研ぎ澄まされた感性がぶつかり合い昇華される様の凄みには、もはや驚嘆あるのみ。今のご時世もっとヘヴィでハードな楽曲やサウンドはあれど、濃密な音の塊が混然一体となり聴き手を押しつぶすような迫力は、今アルバムならではのありようだと思わずにはいられません。豊富なアイデアを纏め上げ破綻をきたさぬよう丁寧に作り上げたミュージシャンシップの賜物が散りばめられた70年代ロックを語る上で外す事の出来ない至高の一枚。どうやったってレトロな音ではありますが若い人にこそ理解してもらいたい楽曲は詰まっていますね。


URIAH HEEP - Look at Yourself - I Wanna Be Free ★★★ (2015-11-03 13:29:04)

美しいハーモニーを奏でるツインボーカル
ヘヴィな感触はミックのギター
ヒープらしい曲ですね


URIAH HEEP - Look at Yourself - July Morning ★★★ (2015-11-03 13:31:46)

こちらも濃いわ
濃厚すぎるわ
オルガンソロからスペーシーなパートの流れに脱帽
バイロンの情感豊かな歌声が胸を打ちますね


URIAH HEEP - Look at Yourself - Look at Yourself ★★★ (2015-11-03 13:27:10)

濃厚な曲ですね
暴れるハモンドも凄いけど
中盤で仕掛けられたパーカッションのパートが興奮する
エンディングに向けての盛り上がりも凄い
レトロな音かもしれませんが凄みは伝わるでしょう


URIAH HEEP - Look at Yourself - Love Machine ★★★ (2015-11-03 13:39:41)

ヘヴィなシャッフルナンバー
リズムが暴れていますね


URIAH HEEP - Look at Yourself - Shadows of Grief ★★★ (2015-11-03 13:36:44)

ドカーンときてますね
実力派のメンバーが余すことなく自身の魅力をぶつけています
聴き応えのある一曲ですね


URIAH HEEP - Look at Yourself - Tears in My Eyes ★★★ (2015-11-03 13:33:45)

不思議な感覚にとらわれますね
アコギをバックにナナナナ♪は耳を離れません


URIAH HEEP - Look at Yourself - Tears in My Eyes ★★★ (2019-08-06 01:46:44)

ナナナナナナーに飽きてきたところで
ミックのワウギターとケンのスライドが濃厚の絡み出してからテンションもグイグイ上がります
この曲は途中で投げ出さす最後まで聴いて欲しいねぇ


URIAH HEEP - Outsider ★★ (2018-10-27 12:53:52)

長年バンドを支えたベーシスト、トレヴァー・ボルダーに捧げたと銘打たれたアルバム。近年のアルバム同様、年齢を感じさせない若々しい勢いを感じさせる作風を継承。そこにバーニー・ショウのマイルドな明るい声を生かしたポップロック風味を取り込み、無理をしない等身大の魅力を反映、緊張感は減退したが皆で作りだすアンサンブルなど、旨味は変わらないサウンドを披露している。

こうなるとバーニーがURIAH HEEPに適任だったのかという問題が頭をよぎるのだが、現体制によるストレスのない環境がライブバンドとして活路を見出した、ベテランにとって必要不可欠な人材なのは疑いようがない。良くも悪くもハードポップ風味が増量されたのが気になるところだろう。

名のあるベテランが守りに入らず、攻めている姿勢。過去の財産を食いつぶす不甲斐ない大御所、中堅を尻目に、ミック・ボックスとフィル・ランゾンはバンドを牽引している。シンプルだが攻めのギターと、独特の空気感を生み出すオルガンの音色。これもURIAH HEEPだと言わしめる両者の存在感があれば、このバンドに終わりは来ないだろう。


URIAH HEEP - Outsider - One Minute ★★ (2018-10-27 12:40:24)

バーニーの声が映えるポップロック
スローな出だしも良かった
ドイツを基盤に安定した活動を継続する英国のベテランバンド
こういうシングル向けのロックアンセムを作り続けていますね
フィル・ランゾンが丁寧な仕事をしている


URIAH HEEP - Outsider - Speed Of Sound ★★ (2018-10-27 12:30:30)

バーニーの温かみのある声が映えるポップロック
シンプルに仕立てた事で逆に深みも出た
不思議な魅力があるオープニングナンバー


URIAH HEEP - Outsider - The Outsider ★★★ (2018-10-27 12:34:52)

メロディックで勢いのある一曲
オルガンが効いてますね
ミックのギターも若々しい
現体制による精力的なツアーの賜物だろう
還暦過ぎのお爺ちゃんバンドとは思えん


URIAH HEEP - Raging Silence ★★★ (2018-05-19 16:08:10)

本格的に動き出したバーニー・ショウとフィル・ランゾンを加えたラインナップによるスタジオアルバム第一弾。日本一権威ある商業誌にて、すでに死んだバンドと評された事が決定打となり、日本での求心力の低下に歯止めはかけられなかった。今もって解散することなく歩み続けるレジャンダリーなモンスターバンドの偉業に見合うほど、知名度もないのが現状ですね。

いきなりカヴァーソングで始まりアレっと肩透かしを食らわされますが、前任者のピーター・ゴルビー作の②から新生サウンドが全開、バーニーも力強い歌声で期待に応えています、この時点でキーボードも持って生き方など80年代的で、HEEPらしくないよ。と言えばそれまでですが、このアルバムは89年のアルバムなので、逆に渋いハモンドなんて持ってきたらプロデューサーにボリュームオフされるでしょうね。求められたモノが違うし、だからのメンバーチェンジですから、これがダメなら今作を聴き続けるのは困難でしょう。
ポップでロマンティックな③などバーニーの甘さもフィット、続く④もミックのエッジの立ったギターが耳を惹きますが、ジョー・リン・ターナーが歌いそうな雰囲気が新生HEEPの可能性を示唆。バーニー・ショウも気持ちよさそうに歌っていますね。
以前のような厳粛さはないが、幻想的な雰囲気もある⑤も映えるし、軽やかに走る⑥への流れもバッチリと決まっているのだ。
狙い過ぎな⑦そして⑧⑨とカヴァー曲が続きます。
3曲もカヴァー曲があり、その為かやや散漫な印象も受けるし、ちょっとヒットチャートを意識した作りにも聞こえる。しかし美しいコーラスハーモニーや多彩な鍵盤プレイの導入の仕方など、質感は大きく違えど、これもHEEPと納得させるサウンドである。
どんなに軽くポップになっても⑩のような曲ですら英国的な響きがあり、大きな看板を背にしている感じますね。

初めて聴いたときの印象はとにかく悪かった。こんなヌルいポップなもんを聴かせるなと悪態をついた事を昨日のように覚えていますが、今となっては軽やかなハードポップサウンドに彩られたベテランの一撃として、アルバムを通して楽しめるのだから、不思議なモノです。でもオープニングからカヴァーってどうだったの?


URIAH HEEP - Raging Silence - Blood Red Roses ★★★ (2017-01-14 13:32:27)

バーニー・ショウの熱唱が光ります
新生ヒープサウンドここにありですかね


URIAH HEEP - Raging Silence - Cry Freedom ★★ (2017-01-14 13:38:49)

古くて新しいヒープサウンドを実践
メンバーチェンジが色濃く反映されていますかね


URIAH HEEP - Raging Silence - Lifeline ★★★ (2017-01-14 13:42:59)

カヴァーソングが続きますが
バーニーの熱唱が耳を惹きますね


URIAH HEEP - Raging Silence - Rich Kid ★★★ (2017-01-14 13:37:09)

前任者であるピーターの声も聞こえてきそうですね
キャッチーな曲だがベテランらしい力が漲っています


URIAH HEEP - Raging Silence - Voice on My TV ★★★ (2017-01-14 13:34:02)

甘いね
バーニーはこの手の曲によく似合う
十分ハードやで


URIAH HEEP - Raging Silence - When the War Is Over ★★ (2017-01-14 13:41:52)

ヒープらしさは希薄ですが味がありますね
アルバムの流れ的にも印象に残ります


URIAH HEEP - Return to Fantasy ★★★ (2020-11-17 13:27:20)

カッコいいアルバムジャケットと、そのイメージを前面に受け止めたようなオープニングナンバーと、ジョン・ウェットン参加により臨戦態勢は整ったとテンションも爆上がりするのだが、それ以降はアメリカン志向を強めていき、そのまま流れてしまい最後にらしい顔を覗かせ、HEEPらしいイメージは保ったが、全体的には完全にアメリカンマーケットを狙いに行った印象が強く、これでよかったのか?という疑問が頭をもたげる。
それでも名曲①を聴けば、そんな不満も吹っ飛ぶのだが、アルバムを通して聴くには頭の切り替えが必要なアルバムになってしまった。
そして一番期待したケン・ヘンズレーとジョン・ウェットンの共作もなく、おもてたんと違うというのが残念ですね。しかしジョン・ウェットンの参加は、バンドに好景気をもたらしアルバムのチャート順位が過去最高と叩き出すこととなるとは皮肉な結果ですね。

それにしても、殿堂入りの火薬先輩のレビューは言うに及ばずだが、HEEPのサイトには、素晴らしい論客がいたんですね。ここ数日HEEPの発言を繰り返していて目に留まりました。杉本剛さんのレビューは実に的を得ていて腑に落ちる内容でしたね。


URIAH HEEP - Return to Fantasy - A Year or A Day ★★★ (2020-11-16 13:19:36)

アメリカン志向の強めの曲が続き
テンションも下がり目な中で最後にらしさを感じさせる曲が登場
この曲の登場で物足りなさを回収していきましたね


URIAH HEEP - Return to Fantasy - Beautiful Dream ★★★ (2020-11-16 13:09:03)

バイロンの歌声が凄まじい
とにかく高低を駆使し変化自在の歌唱スタイルで彼の魅力をたっぷり表現している
繊細に唄うかと思えば噛みつくようにシャウト
恐れ入りました
この曲に関してはバイロンのパフォーマンスが最高
誰がどう聴いても文句なんて付けられないでしょう
他のパートが入ってこないんだよねぇ


URIAH HEEP - Return to Fantasy - Devil's Daughter ★★★ (2020-11-16 13:04:46)

パーカッションもご機嫌ですね
ノリも良くHEEPらしさも強めの一曲
攻めの姿勢が何とも原始的な響きを誘発
明るく楽しそうな新生サウンドを象徴する様だ


URIAH HEEP - Return to Fantasy - Return to Fantasy ★★★ (2020-11-16 12:57:50)

神々しいまでに光り輝くHEEP印
名手ジョン・ウェットンも加わりバンドは新たなるステージへと上り詰めたと確信させた
ケンのムーグにオルガンと鍵盤プレイも炸裂
幻想的な曲に彩りを与えています
こういう曲にシンプルなプレイで答えたウェットンのセンスも光りますね


URIAH HEEP - Return to Fantasy - Shady Lady ★★★ (2020-11-16 13:01:28)

ウェットンのベースが味わい深いですね
ブリブリと弾き楽曲の柱のようにブリッと存在感を打ち立てています
ドラムも職人技です曲を邪魔しないが存在感もある
スライドギターはケン
みんな上手い事やっているわぁ


URIAH HEEP - Return to Fantasy - Shout It Out ★★★ (2020-11-16 13:25:18)

シングルカットされたPrima DonnaのB面に収録された曲
ヘヴィなミドルナンバーだがバイロンの色気のある歌声がカッコいい
ケンの曲だけにケン・ヘンズレー大活躍である
シンプルだがベースにドラムと耳を惹きますね


URIAH HEEP - Return to Fantasy - Showdown ★★ (2020-11-16 13:16:03)

今アルバムを象徴するような陽性ロック
そこにケンのスライドギターがご機嫌に絡み一体感を誘発
新しバンドサウンドを模索していたんでしょうね
いずれにしろ楽しそうな雰囲気は出ている


URIAH HEEP - Return to Fantasy - The Time Will Come ★★★ (2020-11-16 13:27:56)

ミックのワウギターも耳を惹きますね
ムーディーなバイロンの歌声も多彩な表情を見せている
バックの演奏もアイデアを詰め込み贅沢に聴かせてくれます
アルバム本編に入れても遜色のない味わい深い一曲


URIAH HEEP - Return to Fantasy - Your Turn to Remember ★★★ (2020-11-16 13:13:00)

なんか望郷ですよねぇ
夕焼けを背にする帰り道です
そういう昭和な古臭さがたまりません
スタンダードな響きにHEEPらしさは感じません
アルバムの流れとしてはたまりません
ウエットンのベースもイイですね


URIAH HEEP - Salisbury ★★★ (2020-11-20 14:12:39)

ドラマーがナイジェル・オルセンからキース・ベイカーに変更。同じジャジーなタイプのロックドラマーだけに違和感はないがナイジェルの本気のドラミングが聴きたかった。
いきなり奇々怪々な歌声が飛び出す邦題『肉食鳥』がピッタリとハマるオープニングに驚く、この曲を聴き一気に黄金期にHEEPのイメージに近づくが、この曲のクレジットにケン・ヘンズレーの名前はない。しかし今作にはヘンズレーのクレジットが当然登場、②④⑤はケン・ヘンズレーのみの楽曲でし、他の2曲にも関与、彼のソングライティング力が要約、HEEPに反映されたという事なのだろうが、1stでもクレジットこそないが、ヘンズレーのアイデアは多分に採用されているはずなので、今作の出来栄えに驚きはない。
美しいコーラスワークが耳を惹く②、ヘヴィなブルースナンバー③のカッコよさたるや、今聴いても惚れ惚れするようなバイロンの歌い回しに、ヘヴィなオルガンとギターの絡み、ギターソロもカッコいい、その余韻に浸っている次に登場は、ケン・ヘンズレーの朴訥とした唄が映えるアコースティカルな一曲、何故、リードヴォーカルを差し置いて、自ら歌うのか理解できないが、いずれにしろケンは気持ちよさそうに唄っています。どう聴いてもバイロンが絡む後半がカッコいいのにね。次もケンが唄いテンションダウン、しかし超がつくドラマティック大作ナンバーの登場で、2曲続いたフラストレーションを一気に吹っ飛ばし大円団を迎えます。
ライブでは定番の④も個人的には箸休めソング、流れの中に、お楽しみでケンが唄うのはありだが、彼はインギー以上に自己主張の強い人間で活動を続ける中でバンドに不協和音を生み出す。しかし、その俺様のおかげで初期HEEPは個性を確立して成功を収めたのだから、仕方がないのですがね。
そんな俺様、ケン・ヘンズレーが顔を出し始めた2枚目、バンドが一体となり襲いかかる①と、大作⑥を聴くだけでも価値はあるでしょう。とくに⑥があるから次があるんだなぁと思えるほど、HEEP印全開である。


URIAH HEEP - Salisbury - Bird of Prey ★★★ (2015-11-05 15:19:46)

ヘヴィなミックのギターがカッコイイ
バイロンも敢えてこのような奇妙な歌い方で不気味なニュアンスを出しているのでしょう
一筋縄ではいかないアレンジにバンドの魅力を感じますね


URIAH HEEP - Salisbury - High Priestess ★★ (2015-11-05 15:27:24)

ツインギターをフューチャーした陽気な曲ですね


URIAH HEEP - Salisbury - Lady in Black ★★ (2015-11-05 15:25:46)

美しいハーモニーが堪能出来ますね
バイロンじゃなくてリードシンガーはヘンズレー
アコースティカルな面が前に出た曲です


URIAH HEEP - Salisbury - Salisbury ★★★ (2015-11-05 15:31:06)

ブラスバンドが大胆に導入された大作ナンバー
よう分からんが凄い事をやっています
気を吐くミックのギターがやはりカッコいい
バイロンも出番は少ないが存在感は見せつけていますね


URIAH HEEP - Salisbury - The Park ★★★ (2015-11-05 15:21:37)

もの悲しい曲ですね
美しいハーモニーに酔いしれます


URIAH HEEP - Salisbury - Time to Live ★★★ (2015-11-05 15:23:17)

ヘヴィなミックのギターがエエですね
ソロもカッコいい
グルーブ感も心地よくミドルナンバー


URIAH HEEP - Sea of Light ★★ (2010-09-05 14:37:00)

URIAH HEEPはアルバムも多いし一体どこから手をつけて良いか分からない
そんな人には今作がオススメです
僕は初期のアルバムを聴いた事があるくらいで
あとはジョン・ロートンが大好きなので知っているくらいでした
そんな偏食気味な様式美マニアの僕でも楽しめましたね
今作における最大の利き所は楽曲の充実振りと
紆余曲折を経てたどり着いた全ての時代を網羅した音楽性です
躍動するリズム、湿り気を帯びたメロディ、ハードさを失わないファンタジー性
美しいボーカルハーモニーと彼らの魅力をギュッと詰め込んだ名盤です
名前に気負わず、難しくとらわれずに手にしてもらいたいです


URIAH HEEP - Sea of Light - Against the Odds ★★★ (2010-09-05 14:29:43)

かれらのイメージを覆させたハードなギターリフが耳を惹く
アルバムのオープニングナンバー
タイトなリズムプレイをカッコいい
突如、かましてくれたらしさを失わない
ベテランの風格漂う名盤です


URIAH HEEP - Sea of Light - Fear of Falling ★★★ (2023-01-29 17:15:02)

正真正銘トレヴァー・ボルダーが歌っているヤツです
クールなメロディラインが耳を惹きますね
ワリとシンプルなロックナンバーなのですが味がありますねぇ
それでありながらも緊張感は最後まで途切れることはありません
終わり方もOKでしょう


URIAH HEEP - Sonic Origami ★★★ (2015-10-28 14:14:43)

個人的には思い入れの薄いバンドで講釈を垂れるほどの知識はないが、この音が醸し出す説得力と滋味深さにひれ伏しました。大英帝国の生き字引、単なるベテランだけではない現存する凄みと威厳あるサウンドは彼らにしか出せない魅力でしょう。今作を聴いて心底思い知らされるのでした。美しいハーモニー、ワウをかました熟練のギター、多彩な鉄壁のリズムプレイ、その世界観をより壮大なものに広げるフィル・ランゾンの鍵盤プレイ、繊細かつエモーショナルなバーニー・ショウの歌声は本当に惚れ惚れするもので、いかに彼らを過小評価していたかを2000年代に入るまで知らなかったんですから恥ずかしい限りです。ジョン・ロートンが好きで、その時代とベスト的な曲しか知らなかったので、もの凄く損をして生きてきたと悔しい思いをしましたね。アグレッシブさやスピード命な方には薦められませんが、良く練り上げられたメロディと構築された展開、ありがちな話ですが、本当に聴きこむほどに沁みわたる洗練されたメロディに心も奪われます。化学調味料に慣れた舌では感じられなかった旨味、自然食に目覚めホンダシ抜きの生活をしてみると思わぬ味の違いに気がつかされるものです。今作にはそんな大切な何かを気がつかせてくれる音が詰まっていますね。ハモンドオルガンの響きが古臭い、彼等は70年代で終わった、そう思われている面はあるのかも知れませんが、今も現在も新たなる音楽を世に示す生きる伝説なんだと思い知らされましたね。14曲もダルイなと思うならまずは①⑭⑥⑦⑧⑨⑩⑬と聴いてみてください


URIAH HEEP - Sonic Origami - Across the Miles ★★★ (2015-10-28 13:14:47)

アルバムの中で毛色が違うタイプの曲だとおもったら
サバイバーのカヴァーなんですね
バーニーの歌声が映えるメロディックかつライトな一曲です


URIAH HEEP - Sonic Origami - Between Two Worlds ★★★ (2015-10-28 13:30:00)

アルバムのオープニングを飾るメロディックかつドラマ性の高い一曲
起承転結とワビサビの効いた濃厚な世界観を堪能出来ます
ビッシビシと鳴り響き英国の伝統美に咽び泣きますね


URIAH HEEP - Sonic Origami - Change ★★★ (2015-10-28 13:07:22)

アコギのバラードと続けて聴かないとダメですね
エンディングで繋がるもの
軽快なリズムが清々しい風を運んできます
流石はベテランですな聴き応えたっぷりです


URIAH HEEP - Sonic Origami - Everything in Life ★★★ (2015-10-28 13:12:26)

洒落の効いたアップテンポな一曲
短い曲だしポップなんですが威厳に溢れた音に驚きます
年季が違う流石です
カッコエエわ
好きな音ですね


URIAH HEEP - Sonic Origami - Feels Like ★★★ (2015-10-28 13:16:47)

オーソドックスなロックナンバー
この歌声とハーモニー
フィル・ランゾンの存在がヒープ色を損なわせません
アーバンな魅力が光ります


URIAH HEEP - Sonic Origami - Heartless Land ★★★ (2015-10-28 13:36:47)

優美なコーラスハーモニーも印象的な
アコギを生かしたバラード
感動的な一曲ですね


URIAH HEEP - Sonic Origami - I Hear Voices ★★★ (2015-10-28 13:31:20)

リズミカルなシャッフルビートが心地よい
美しいサビもこのバンドの肝
ハモンドも効いてますよ


URIAH HEEP - Sonic Origami - In the Moment ★★★ (2015-10-28 13:00:50)

ハモンドの響きがイイですね
サビのハーモニーも印象的です
このグルーブがエエじゃないの


URIAH HEEP - Sonic Origami - Perfect Little Heart ★★★ (2015-10-28 13:34:54)

ほんわかとした暖か味がありますね
厳つさではない優しさが好きです
中盤で聴ける優美なキーボードが好きです
コーラスもイイんです


URIAH HEEP - Sonic Origami - Question ★★★ (2015-10-28 13:03:10)

泣かせるわ
美しいハーモニーをエエですね
アコギもイイ
フィルの鍵盤プレイもイイ
バーニーもイイ
しかし泣かせるわ
大好物です