Disc: 1 1. Crystal Ball - Sacred Heart 2. MessengeR - Kill The King 3. Gun Barrel - Evil Eyes 4. Gloryful - Heavy Metal Will Never Die 5. The Order - I Could Have Been A Dreamer 6. Metal Inquisitor - King Of Rock 'N' Roll 7. Circle Of Silence - One Night In The City 8. Burden Of Grief - Neon Nights 9. Love.Might.Kill - Stand Up And Shout 10. Rebellion - I
Disc: 2 1. Iron Fate - Light In The Black 2. MessengeR - Don't Talk To Strangers 3. Crystal Ball - The Sign Of The Southern Cross 4. Love.Might.Kill - Hungry For Heaven 5. The Order - The Last In Line 6. Gun Barrel - Voodoo 7. Circle Of Silence - Time Machine 8. Rebellion - Kill The King 9. Gloryful - Holy Diver 10. Wizard - Caught In The Act
Various – Sabbath Crosses Tributo A Black Sabbath アルゼンチンのBlackstar Crosses Productionsというレコード会社からリリースされたトリビュートアルバム。 レーベル所属のアーティストを中心とした作りになっていますが、それ以外にもアルゼンチンの至宝Rata Blancaがゲストにグレン・ヒューズを迎えたり、当時はソロだったBarilariが楽曲を提供したりと、気になるメンバーも揃い、選曲の無難さも手伝い。アルゼンティーナなメンツがサバスの名曲をどう料理するかに興味を湧きますよね。 以下参加メンバーと収録曲です
1.Nativo - War Pigs 2.Barilari - Heaven And Hell 3.Plan 4 - TV Crimes 4.Magika - Anno Mundi 5.Rata Blanca & Glenn Hughes - No Stranger To Love 6.Sauron - Zero The Hero 7.Horcas & Andres Gimenez - Children Of The Grave 8.O'Connor - Supernaut 9.Beto Vazquez Infinity - Die Young 10.Los Natas - Paranoid
1. AGENT STEEL - Unstoppable Force 2. DEATH - The Unholy Grave 3. HEATHEN - Heathen 4. POSSESSED - Seance 5. ENGLISH DOGS - The Eye of Shamahan 6. BATHORY - Of Doom... 7. DEATH ANGEL - Mistress of Pain 8. ONSLAUGHT - Onslaught 9. NUCLEAR ASSAULT - Cross of Iron 10. HOLY TERROR - Tomorrow's End 11. SACRILEGE - Insurrection 12. DARK ANGEL - Merciless Death
DISC:A 1. Agent Steel - The Calling / Agents Of Steel 2. Razor - Evil Invaders 3. Bathory - Possessed 4. Helloween - Ride The Sky 5. Living Death - Hellpike (Remix) 6. Sodom - Sepulchural Voice DISC:B 7. Whiplash - Warmonger 8. Iron Angel - Rush Of Power 9. Destruction - Pounding Evil 10. Onslaught - Fight With The Beast 11. Brainfever - Brainfever (Remix) 12. Anthrax - Gung-Ho
前作が成功したのかMusic For NationsがワザワザUnder One Flag レーベルを立ち上げリリースしたコンピ作の第二弾。今作もスピード/スラッシュ/パワーメタル系のバンドが集まり活きのいい楽曲を提供。荒削りな面もあるが、群雄割拠、頭角を現しつつあるニューカマーが凌ぎを削る内容は前作に負けず劣らずの内容を誇りコンピ作としての役割をしっかりと果たしていますね。
DISC:A 1.Metal Marchants / HALLOWS EVE 2.A Lesson in Violence / EXODUS 3.Bestial Invasion / DESTRUCTION 4.Insurrection of the Living Damned / BULLDOZER 5.Fight Fire with Fire / METALLICA 6.Evil Has No Boundaries / SLAYER DISC:B 7.Pentagram / POSSESSED 8.Riders from Darkness / EXCITER 9.Black Metal(new Version) / VENOM 10.War and Pain / VOI VOD 11.Rattlehead / MEGADETH 12.Into the Crypts of Rays / CELTIC FROST
『Music For Nations』から1985年にリリースされたタイトル通りスピード/スラッシュメタル系のバンドを集めたコンピ作。最近ではこの手のコンピ作をすっかり見かけなくなりましたが、当時はわりとリリースされており、色んなバンドを知る意味では貴重なものでした。上記に記入した参加バンドを見ていただくと現存するバンドがほとんどを占め、今作がいかに充実した内用を誇っているかを裏付けているでしょう。EXCITERの曲は2014年リリースのCD化された『Unveiling the Wicked』にボートラ扱いで収録されるまで今作でしか聴けなかったり、VENOMは新録ヴァージョンだったりと既発音源の寄せ集めとは違う趣があるのもマニア心をくすぐるもの、勢いを増すアメリカン市場の中で新たなるシーンの活性化につなげる事はMETAL MASSACRE同様、オムニバスアルバムの本質を突く良質な一枚として重宝され当時のメタルキッズを歓喜させたシリーズものの第一弾でしたね。
※曲順は以下を参照ください 01. FERDY DOERNBERG (Germany) - Soldier 02. AXEL RUDI PELL (Germany) - Warrior 03. ATTACKER (USA) - Fire Down Under 04. WALPYRGUS (USA) - Outlaw 05. SAVAGE MASTER (USA) - Swords And Tequila 06. Angelo Perlepes' MYSTERY (Greece) - Sign Of The Crimson Storm 07. OCTOBER 31 (USA) - Loanshark 08. ALPHA TIGER (Germany) - Flight Of The Warrior 09. STALLION (Germany) - Rock City 10. ROCKA ROLLAS (Sweden) - Riot 11. EVIL UNITED (USA) - Altar Of The King 12. NIGHT DEMON (USA) - Road Racin' 13. DEXTER WARD (Greece) - Running From The Law 14. CRYSTAL VIPER feat. Todd Michael Hall (Poland/USA) - Thundersteel
1. Chumbi - U S Metal 2. Exxe - Look into the Light 3. Gilles Melbin Assault - No Time 4. Whizkey Stik - Outta Line 5. Issak Newton - Damascus 6. The Rods - Gettin Higher 7. Greg Strong - The Snake 8. Reddi Killowatt - Liquid Lady 9. Lyle Workman - Code 3 10. Toyz - Rockin Disease
上記アーティストが参加したシュラプネルレコードの記念すべき第一弾の作品はギタリストに特化したコンピ作。 THE RODS以外は無名のバンドorアーティストの参加の為、詳しいバイオはさっぱりだが、パッとしないヘナチョコサウンドもスピーディーかつスリリングなソロが登場すれが俄然色めき立ち、なんとなく聴かせてくれるのが、シュラプネルの旨味だろう。今作も音質は良くないし、楽曲も微妙だったりするのだが、20代前半にして、自らレーベルを立ち上げたマイク・ヴァーニーの熱意を感じさせるプレイが詰まっています。良い悪いではない、メタルに対する愛、その熱き思いに聴き手は同調して、鼓舞されるのでしょうね。 この作品を皮切りに、第二弾リリースへ漕ぎつけたマイクの本気度と気概に胸打たれる一ファンとしては、忘れられない一品です。内容よりもシーンに新しいバンドと価値観を提示したシュラプネルの功績は大きいですよ。
DISC.A ①Wild Dogs - The Tonight Show ②Cinema - Rockin' the U.S. ③Exciter - World War III ④Culprit - Players ⑤LeMans - Waiting
DISC.B ①The Rods - Wings of Fire ②Mike Batio - The Haunted House ③Vixen - Angels From the Dust ④Virgin Steele - Children of the Storm ⑤Failsafe - Just Passin' Thru
オリジナルは1992年にTwelfth of NeverというタイトルでリリースされたEP。それをCult Metal Classics Recordsが2019 年にタイトルを改めて再発してくれました。 ギターが元Maltezeのサミー・フジキ。そしてベースはマックス・コバヤシという日本人なのか日系人が2名参加、その影響もあるのか、メロディと展開を大切にしたワビサビのある正統派HM/HRサウンドを披露。歌メロもしっかりとフックもあり、大陸的でおおらかなミドルナンバーにも光沢のある艶めかしいUS産コンクリートスタイルを練り込みつつ、自分達のサウンドと言うものを確立しようとしている。 単純に走るわけでもないし、キャッチーさで魅了するわけでもない本格的な作り込みは、メタル特有のドラマ性を高め楽曲の中に明確は起承転結を設けている。ヘヴィなサウンドに設けた様式美的な展開、個性は薄めかも知れないが、自分達のスタイルを確立している。 収録曲は全5曲、なかなか全容はつかめないが、バラエティ豊かな曲調を用意しているので好感が持てますね。もっと聴きたいと思わせたのもプラスです。
ギタリストが交代後の1983年にリリースされた2nd。前作同様ハモンドが鳴り響いていますが全編に渡り出しゃばるのではなく、ここぞと言う時に前に出て効果的なプレイを披露、哀愁の疾走ナンバー⑦の「Outside Of Society」ラストを飾る⑧の「Russian Roulette」等で聴けるフレージングの美しさとパッショネイト弾けるプレイには胸打たれるでしょう、特にハードなギターが絡んできてからの色気とメタル然とした攻撃性の相乗効果はこのバンド最大の聴きどころ、音質も含め荒削りな面もありますがNWOBHM由来の熱情と哀愁が程良く溶け合う良質なメロディと攻撃性溢れるメタルサウンドを2ndにて確立、オープン二ングを飾るハードな①「Get Up, Shake up」哀愁のバラード③「Don't Be Looking Back」激しいアーミングから走り出すLIVEでも重要なレパートリーともなっている④「A Race with the Devil」など名曲も揃い パープル色も程々にメタル然としたアレンジはマニアのみならず多くのメタルファンに訴求する効果的なサウンドを響かせているでしょうね。個人的には⑧だけでも聴いて欲しいですね。イタリアンメタル史に燦然と輝く名曲ですよ。
荘厳なイントロに導かれ目の覚めるようなシャープさが疾走する①の「Run Too Fast」で幕が開ける4th 。続いての②「Still Got Time 」では今までにない唄を聴かせるポップな曲を披露、いよいよ狭いイタリアを飛び出しメジャーシーンを意識したのかと伺わせるような歌曲を放り込み幅広い音楽性を披露しようと準備しているのが窺い知れますね。⑥ではパープルのカヴァーを披露、インストナンバーの⑦「Ridge Farm」とイタリアのパープルと呼ばれるのに相応しいアレンジと腕前を見せつけ、よりソリッドでシャープな現代的アプローチがカッコイイ。惜しむらくは全般的にハモンドのボリュームが下げられ高らかに裏で鳴りまくるあの音が大好きな身としては少々物足りないのだが、それでも随所に効果的なプレイとフレーズも持ち込にバンドの生命線たる魅力は失われていないので嗜好の問題でしょう。リズム隊のアンサンブルも今まで以上に屈強なスクラムを組みキーボードとメタリックなギターとの絡み、それは本当に興味の尽きないセンスと緊張感溢れる熱の籠った名演の数々なり、聴き手の好奇心を掻き立てるでしょうね。個人的には前作よりも地味な印象を受けるし、全般的に様式美色を捨てシャープなキレと無駄を削ぎを落としたアレンジに比重を置き、その分アクは薄まりポップでストレートな面も増えましたが、ギターのタイプは違えど後期レインボー的な要素もチラホラ感じられ、やっぱりイタリアのパープルと呼ばれるのに相応しい一枚だなぁと痛感させられますね。メタル一筋○○年、彼らを知ったのは3~4年前、ヘヴィメタルの奥深さに身震いします。本当に興味は尽きないな。