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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 10501-10600

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 10501-10600
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TERRY BROCK - Back to Eden - Coming Home ★★★ (2008-02-11 06:25:56)

適度に湿ったサウンドに乗った
アイリッシュフレーバーたっぷりのバラードです。
アイリッシュフルートやバグパイプの音色の美しさとエモーシュナルで温か味のあるテリーの歌声に胸キュンします


TERRY BROCK - Back to Eden - Up All Night ★★★ (2008-02-11 06:19:00)

哀愁のメロディアスロックナンバー
エモーショナルな歌唱とハードに切り込んでくるギターに胸キュンです。美旋律が劇的に昇華する様が実に見事な名曲です


TESTAMENT - Brotherhood of the Snake ★★★ (2019-10-01 21:51:36)

このバンドの90年代に入り苦戦を強いられた、2000年以降もモダンさとへヴィネスさの強調など、らしさを失っていた感はあったのだが、前作辺りからシーンの懐古主義にも助けられ完全に吹っ切れた印象が強い。紆余曲折を経て完全にバンドの元に戻ってきたエリック・ピーターソン、アレックス・スコルニックス、チャック・ビリーの三人による一糸乱れぬ屈強なスクラムを組むように、意思疎通が図られているように感じる。その三頭政治の復権と言うのか?盤石な体制がバンドサウンドを牽引、単に昔のスタイルに戻るのではなく、普遍的なメタルへのアプローチをとりつつも(①のACCEPT風味に驚いた)らしさ全開のベイエリアサウンドに唸りましたね。

へヴィメタルサウンド特有のアグレッションとドラマ性を純粋培養、テクニカルな要素をふんだんに盛り込み、現代的な精神性の元に古典メタルをブっ込んできた。古さを感じさせないフレッシュ感に何度聴いても驚かされる。名手ジーン・ホグランの相方にスティーヴ・ディジョルジオが復活しているのもチョイとした話題だろう。

豪放磊落なチャックの唄が稲光を放ち暴れ倒す、驚異的な演奏力を束ねるが如き存在感に恐れ入りますね。
勇猛果敢に突撃する演奏陣の結束力の強さも見逃せない。そして生々しい人間的な血の通い方がエグイのだ。この手のサウンドにありがちな機械的な演奏とは無縁の人間力の強さが音に表れている。このダイナミックさを生み出せるバンド内にあるケミストリー、今が一番脂が乗っているのだろう。古くて新しいスラッシュサウンドの復活です。


TESTAMENT - Dark Roots of Earth ★★★ (2017-01-04 20:28:43)

怪我で離脱したポールの代わりにジーン・ホグランがゲストとして復帰。②ではブラストビートをお見舞いするぜと、彼の激烈なドラミングは違和感なく溶け込み、無駄に走るだけではないテスタメントサウンドを押し上げる事に成功。アレックス、エリックによるツインギターコンビも健在、クランチーなリフは勿論、荒れ狂うギターリフを持ってバンドサウンドを牽引、ソロでは流麗なプレイで魅了、その色彩美豊かで技巧に優れたプレイは圧巻の一言。チャックの無駄に叫ばない咆哮スタイルとのタフネスさと相まって実にヘヴィでアグレッシブだが聴きやすいという離れ業をやってのけているから驚きです。
シーン全般で見直され叫ばれる原点回帰への機運、その流れに便乗し、また多くのバンドが起死回生の復活を果たす事も珍しくないのですが、テスタメントもベイエリアの若き帝王と呼んでも過言ではなかった、オールドスタイルを下地にビルドアップされた姿は禍々しくも美しい重量感溢れるキレっキレのスラッシュメタルとして再降臨しております。


TESTAMENT - First Strike Still Deadly - Alone in the Dark ★★★ (2019-10-01 21:39:33)

Testamentの前身バンドLegacy時代の曲
オリジナルを唄うのはスティーブ”ゼトロ”スーザだった
ここで再現してくれたのはマニアにとってはサプライズ感満載です
エリックのエスニカルなリフとアレックスの流麗なソロとの対比が美しくもある
曲に関しても参加メンバーも純然たるバンドの曲なのでエクソダス感はゼロです


TESTAMENT - First Strike Still Deadly - Reign of Terror ★★★ (2019-10-01 21:31:39)

Testamentの前身バンドLegacy時代の曲をリメイク
しかもオリジナルで唄っていたスティーブ”ゼトロ”スーザが唄っているのがマニア泣かせ
アルバムの特性を考えても面白い試みだ
古さを払拭するような現代的なサウンドメイクは斬新かつ新鮮に聴こえる
これはこれで大ありだ


TESTAMENT - Practice What You Preach ★★★ (2021-09-11 21:15:15)

勝負となる3枚目のアルバムは今までと趣を変えドライなアメリカン仕様に変貌、ある意味バンドの個性とも言える欧州風味の叙情性、メランコリックかつダークなメロディが消えたのは残念だが、その裏でギターチームは今まで以上に大胆な攻め方を見せており、聴き方を変えると見えてくる景色はだいぶ違ってくる。
ある意味、キャッチーなフレージングなんかも大胆に導入して好奇心を煽りまくります。相変わらずリフワークも面白い。分かりやすいまでにダイナミズムを増量、ボクシング映画の金字塔、ロッキーシリーズなら完全に商業主義度が高い3以降の作風に近いのだが、ライブでも親しまれる①なんて、このバンドの魅力だろうし、この作風も流れの中では十分支持できるかと思います。
ストレートな弾けだすスラッシュスタイル、スリルに満ちた危険なムードも十分に感じさせるし、いい意味で楽曲を分かりやすく構築した事によりパワーが集約されている。耳を澄ませば細部に渡り拘りのある展開も用いり飽きが来ぬように工夫しているのも伝わります。キメることろはキメていますしね。


TESTAMENT - Souls of Black ★★★ (2021-09-12 18:04:36)

前作で打ち出したドライなアメリカン路線、今作では早速、方向転換を行いダークテイストが復活。らしい欧州風味の叙情性も蘇ったりと初期の作風を支持するマニアには喜ばしいスタイルへと帰還。その代わり当時の流行りだったのか、妙に殺伐とした生っぽいミックスに仕上げたおかげで、折角の切れ味鋭いリズム&リフが残響音によりキレを損なっているのが難点。個人的にはある意味、前作以上に気になる点なのだが、こうして改めて聴けば3枚目からの方向性もしっかりと受け継ぎ彼等なりに時代を見据え攻めているのが理解できる。
勢いと派手さもあるが堅実なスタイルに重きを置いている点は、初期のファンにとっては安心材料だったでしょう。テクニカルな要素を含んだメロディアスなソロの完成度、ハイレベルなギターテクニックは持ち味を発揮、メロディを重視しつつも弾力のあるヘヴィグルーブは心地よく跳ね回り、キャッチーさも損なわれていないアレンジなど目を見張る点は多い、何を聴きたいかで評価も大きく分かれるだろうが、個人的にはギターチームがバラエティに富んだ楽曲を前に、構築美のある展開以外にも、感性に任せたようなメロディアスなフレーズも聴けたりと、エモーショナルで表現豊かなプレイが展開されているという点は見逃せません。こういう感性が戻ったというのが今作が支持を受ける最大の要因でしょう。


TESTAMENT - Souls of Black - The Legacy ★★★ (2020-09-02 02:18:11)

ドラマティックな泣かせの名バラード
アレックスのギターが絶品
繊細なトーンから情感たっぷりのギタープレイまで展開を考えたソロも素晴らしい
その圧倒的な存在感で楽曲を盛り立てています
メタリカっぽいという声もあるが
スラッシュ系のバラードとしては理想的とも言える魅力がある


TESTAMENT - The Legacy ★★★ (2021-09-11 21:03:39)

お笑い何とか世代ならぬ、スラッシュメタル第2世代の代表として先陣を切ったデビュー作。ベイエリアスタイルとも言えるサウンドを基調に欧州風味溢れるダークなメロディを乗せながら、テクニックに裏打ちされたツインギターコンビの溌溂としたアイデアは既に他のバンドとの個性を際立たせており、そこに起伏のある性急なビートを盛り込み焦燥感を煽り聴き手を魅了、正気ではいられない興奮状態を誘発してくる。
パワーで押し切るだけではない聴かせ方の上手さ、先人たちのアイデアを自分たちの流儀の落とし込み、見事に開花させた賜物でしょう。デビュー作と言う事もあり伸びしろは十分、ツメの甘さが逆に期待値に変換出来たのは、完成度の高いサウンドを披露したからに他ならない。引っ掛かりのあるリフ、流麗なギターワーク、将来性豊かな歌い手、そしてパワフルかつリズミカルなリズム隊が一堂に会してスクラムを組み突進してくるのだからたまりません。
初期型スラッシュメタルに興味はあるが、どれから手を付けていけば良いかわからないなど、お探しの方には、このバンドの1stと2ndはマストな一枚と言えるでしょう。是非ともトライして欲しい一枚ですね。


TESTAMENT - The New Order ★★★ (2021-09-11 20:45:59)

元々正統性の強いHM/HRをやっていたと言われるバンドだけに整合性の高いサウンドが魅力だった。多少は先輩たちのアイデアを模倣している場面もあるのだが、理論整然とした場面展開の多いスリリングな曲調、異なるギターチームは豪放磊落なサウンドの中に知的で好奇心旺盛な魅力を演出、そこに歌い込めるパワフルヴォイスが乗ることで、独自のカラーを見事に打ち出している。ダークでミステリアス、そして欧州風味の叙情性、スラッシュメタル第2世代の中では一際光り輝いていましたね。前作の方向性を支持しつつも全てにおいてスケールアップさせた音楽性、やはりバンドとしての結束力の向上が実を結んだと言う事なのだろうか、初期型スラッシュメタルに興味のある方は前作と合わせてマストな一枚ですね。


TESTAMENT - The Ritual - Electric Crown ★★★ (2021-05-28 16:36:09)

90年代に入り多くのバンドがモデルチェンジを図っていました
このバンドもご多分の漏れず
そうなるのですが上手くやっています
メロディアスかつキャッチーな新生アルバムに相応しいシングル向けの一曲
これはこれで必要なトラックである


TESTAMENT - Titans of Creation ★★★ (2020-04-03 13:13:22)

前作から4年ぶりにリリースされた最新作。2012、2016と4年おきに名盤をリリースしてきた彼ら、今回も黄金のラインナップが揃っているだけに期待値もメチャクチャ高まるのだが、これが見事にファンの思いを受け止めている。
スラッシュメタルの定義があるとしたか、彼らの目一杯その定義の中で自身が培った教養を存分に披露。スラッシュ由来の先の展開を読ませないスリル。連携力を高めた一糸乱れるバンドサウンドの凄みとテンションの高さに息を飲みます。それでありながらも機械的に聴かせない生身の人間から放たれる有機的な響きも魅力を増す要因、一本調子にならぬよう楽曲の幅も持たせたアイデアも痛快極まりない、あの曲にチョイと似ているなぁな部分でさえ、必然性を感じさせ、すべてを飲み込ませるんだから恐れ入りました。

ブレることのなかった音楽性、似て非なるものを作り続ける才に改めてひれ伏します。名手アンディ・スニープの音作りも白眉。激しいサウンドが音玉となり、コロコロと転がりだすように粒だっているのも聴きやすさを誘発している。


THAUROROD - Upon Haunted Battlefields ★★★ (2018-04-16 13:42:14)

フィンランド産シンフォニックなパワーメタルを信条とした5人組の記念すべき1st。リリカルな調べを奏でるキーボードプレイヤーと扇情的なメロディと起伏のある展開を司るギター、疾走感を煽る、激しく打ち鳴らされるリズミカルなドラム。お約束感満載の楽曲に真新しいアイデアなどないのかも知れませんが、そちら方面を愛するマニアにはたまらんものがあるでしょうね。
勇壮なメロディが苛烈さを伴い激しく疾走するパートの多さに拳も振り上げたくなるのですが、少々盛り過ぎのシンフォアレンジが個人的には苦手で、壮麗、壮麗また壮麗と、ありがちなパターンが多く散見され2、3曲聴く分には盛り上がるのだが、アルバムの半分くらいに差し掛かると、飽きてくるのが難点。
でもシンフォニックなパワーメタルマニアにはドンピシャと言える音楽性を真っ向勝負で挑んでいますから安心して身を任せる事が出来るでしょう。期待を裏切らない展開ってのは簡単なようで意外と難しい。皆が何を聴かせたいかのアイデアを明確に持っている事が一番重要、起伏のある場面展開など工夫を凝らしているのも、その筋のマニアを歓喜させる要因だろう。


THE ACCüSED - The Return of Martha Splatterhead ★★★ (2023-04-23 13:42:04)

アングラメタルシーンにおいて多大なる影響を与えたアメリカンハードコアスラッシャーのフルアルバム。ミニアルバムを叩き台にデモ音源などを積み上げフルアルバムに仕立て上げた傑作。
この刻みまくりのギターサウンドはメタリック、そして直情的に叩き出されるビートなパンクな凶暴性、そして叫き散らす歌声は、まさにクロスオーバーサウンドに頂きに相応しいキレっぷり、いや~首がうずきますなぁ。

お金持ちの完成されすぎたスラッシュメタルでは味わえない破天荒さ、戦慄する殺戮現場の如き野蛮で乱れまくった騒音サウンド、しかし、血なまぐさくなりすぎないのはアメリカンなドライさ、どこか親しみやすいというのかファニーさを感じさせるがポイント。

聴き手の理性をあざ笑い蹂躙する邪悪なモラリズム、こんな怖い音の集団と路地裏で出会ったら全財産置いてワタクシは逃げ出しますよ。恐るべしカツアゲパンクメタル。
スピード狂ならば是非とも聴いて欲しい。突っ走るだけではない小技があるのはメタルマニアにとっては重要なポイント、ともすれば画一的になる世界観を巧みにずらし、創意工夫を凝らしている。だから飽きないしリピートしたくなるんですよね。


THE BIG DEAL - Amaranth(Nightwish Cover) ★★★ (2023-01-02 00:54:43)

原曲を知らないので比較のしようもありませんが
こういう曲もやれるんだという事を示したのか再生回数を見て
アルバムの方向性を固めたのかは分かりませんが
タイプの異なる3曲をやれる器用さとアーティストとしての力量
可能性豊かなメロディアスロックバンドですね


THE BIG DEAL - First Bite ★★★ (2022-06-01 13:27:23)

女性シンガーを二人擁するメロディアスHM/HRバンドのデビュー作。名門Frontiersレコードからのリリースなので間違いはありません。既に先行リリースされたカヴァーソングの3曲の出来も素晴らしく(ABBAのGIMME GIMME GIMEE,NIGHTWISHのAmaranth、EUROPEのRock The Night)オリジナル作に対する期待も高まりましたが、このバンドは見事に高いハードルをクリアしています。

東欧諸国出身のメンバーらしい哀愁のメロディを軸にメジャー感の高い厚みのあるサウンドを展開、キーボード兼ヴォーカルのネヴェナ・ブランコヴィッチは両面でも一流の腕を持ちリアル二刀流としてバンドサウンドに貢献、ギターを担当するスルジャン・ブランコヴィッチも腕利きのギタリストだがソングライティングの面でも一流の腕を披露、このバンドの根幹を支えています。今回はベースで参加する我らが、アレッサンドロ・デル・ヴェッキオも顔を出しており、このあたりの人選も安心材料に繋がるでしょう。

全11曲、40分少々のランニングタイムが示すように楽曲はコンパクト、それでありながらも豊かな音楽性を披露しており、徹底した無駄を排したSDGsサウンドを展開しており、アナ・ニコリッチとネヴェナ・ブランコヴィッチのツインボーカルが音楽性に華と潤いを与えています。ソロでは才気を剥き出すギターもクールだ。
唄モノだがバランスのとれたハードテイストの練り込む方の上手さにレーベルに対する信頼度を感じますね。


THE BIG DEAL - First Bite - Bad Times, Good Times ★★★ (2023-01-02 00:34:25)

1stから4曲PVを制作されているのだがバラードが一曲も無い
こういう姿勢にもフロンティアレーベルのブランド力を感じる
普通は売るためにやるだろうよ狙いすましたバラードをさ
このレーベルから大量に輩出される音源をチェックするだけで一年が終わりますよね
普遍的なメロディアスロックの持つ堅実さと軟弱なバンドではないというメッセージ性を込めたバンドサウンド
無駄に女を売るだけにマネージメントが付いていない証拠でもある
90年代には終わった性を強調して売るという作業
日本ではいまだにそれがメインである
世界に売って出るならば心を入れ替えないとね
あちこちにヒントはある
目先の僅かな成功になびいてはいけない


THE BIG DEAL - First Bite - Never Say Never ★★★ (2023-01-02 00:21:51)

TNTのカヴァーを年末にリリースしましたね
チョイ嬉しいです
タイプの異なる麗しの女性シンガーを二人並べていますが喧嘩しません
ギターはソロになると俄然色めき立ち確かな腕前を披露
唄以外にキーボードも奏でるネヴェナ・ブランコヴィッチが良いんですよね
才色兼備なバンドサウンドにウットリです


THE BIG DEAL - First Bite - Sensational ★★★ (2023-01-02 00:24:56)

躍動する壮麗なハードサウンド
サビの弾けっぷりも素晴らしい
ギターも巧者
鍵盤プレイも効いている
もっと売れて良いバンドだろう
華やかさを音に練り込んでいるのもカッコいいです


THE BIG DEAL - First Bite - Top Heaven ★★★ (2023-01-02 00:30:03)

耳馴染みの良いメロディとしなやかな鋼鉄サウンド
メロディ派のマニアにはたまらんでしょうね
女性シンガーも最高にクール
エロかっこいいとはこの事でしょうよ
釘付けになるPVもエエですよ
唄を際立たせるアンサンブルの作り方も悪くない
キーボードソロもギターソロもまだまだ聴かせてと思わせるのもイイよね


THE BIG DEAL - Gimme! Gimme! Gimme! (ABBA cover) ★★★ (2023-01-02 00:47:21)

まぁABBAのカヴァーに鮮度はありませんが
ツインヴォーカルの旨味を端的に伝えています
こちらもアルバム未収録のカヴァーソング
ギターソロもテクニカル
キーボードソロも華麗に舞い踊る
ジャジーな終わり方もイイねぇ


THE BIG DEAL - Rock the Night(Europe Cover) ★★★ (2023-01-02 00:42:48)

このバンド日本でリリースされていないんですね
アルバム未収録で先行公開されたカヴァーソング
なんか日本盤が出たらボートラになりそうな予感が
でもPV込みで見て欲しい
カッコいいわぁ
躍動するアメリカンロックサウンド
こういうの聴いてアメリカンナイズドとか寝ぼけたことを言いますか?
全米を席巻した北欧風アメリカンロックのカッコ良さを余すことなくカヴァー
シンプルにカッコイイ


THE BRAVE - Battle Cries ★★★ (2022-08-14 17:10:06)

最近まで全く知らなかったクリスチャンメタルの系譜に連なるバンドのデビュー作。1992年リリースという事ですがグランジからの影響もなく80年代後期のメインストリーム寄りなハードサウンドを展開。クリスチャンロック系ではありますが、FMとか、WINGER、後期SCORPIONS、GIANTあたりを想起させるような音楽性を披露しており、癖のない楽曲とサウンドメイクを引っ提げワールドワイドな感性で勝負を仕掛けています。硬軟交えたハツラツとしたハードサウンド、④みたいなバラードではロビン・マッコリー風の歌声を披露したりと、押しの強いメロディアスロックが楽しめますね。
もっと哀愁の強いマイナーサウンドの方が好みの方もいるでしょうが、アメリカのバンドらしい、いい意味での泥臭さが音楽性に投影されており、適度に厚みを持たせたコーワスワークと出過ぎないが、存在感のあるギターなど、演者の美味しさも殺していないバンドサウンドに、裏方チームの適切なアドバイス&スタジオワークがあったんだろうなぁと感心させられます。

まだまだ知らないクリスチャンロック系、このバンド以外にも最近20は知ったので、チェックするのは大変ですが、今作リリース後、バンドはシンガーが変ったとか、このバンドに関係したバンドも追いたいので、本当に贅沢な悩みに苦労しております。恐るべしサブスクリプションサービス。知識があれば9割はカバー出来ますね。


THE BROOD - The Brood ★★★ (2023-09-10 15:01:11)

カルフォルニアのクロスオーバースラッシュメタルバンドUncle Slamの全身として知られるバンドのフルアルバム。Uncle Slamのような音を期待すると裏切られるでしょうが、これがかなり迫力のあるサウンドを展開、土着的な色の濃さもそこそこに、彼らは先人達からの影響を巧みに混ぜ込み自分たちの音へと昇華、このウネリのあるヘヴィグルーブとツインギターから繰り出される攻撃的なサウンドはインパクトがある。
後の片鱗も感じさせる場面はあるが、この垢抜けないイモっぽさも癖になるサウンドを聴かせており好きモノにはたまらん要素だ。媚びは売っていないが先人達の成功例を取り込むことで及第点は超えている。一触即発、不穏なる空気を纏い、シーンの裏街道でたむろしている。


THE DATURA ★★★ (2011-05-18 02:40:45)

今はなきMANDRAKE ROOTからリリースされたバンドの1st
紅一点の女性シンガー上田今日子のハスキーボイスもハードな楽曲に負ける事無くクオリティを下げずに貢献しており、当時の国産メタルバンドが抱えていたシンガーの弱さは補えています。味わい深いギターも速さやテクだけではないメロディを生かしたプレイを披露ししっかりとした技術をもつ一流のギターリストとしての存在感を見せ付けています。スタジオ録音前半4曲LIVE録音後半5曲の変則的な収録も彼らの力量と熱きパフォーマンスを知るには充分です、一糸乱れぬリズム隊のプレイの頼もしいこと、これぞロックバンドですね。バラードナンバーなどで感じられる淡い繊細さとロックの持つダイナミズム、疾走ナンバーなどで見られる迸る熱きプレイ、そこに女性らしいしなやかなハスキーヴォイスが色をつけてくれます。インディーズならではの薄っぺらい音質をもろともしない本気のサウンドに魅了されました。商業誌の評価に世間が踊らされたなら残念ですが、今でもたまに聞き楽しみますね。当時は女性シンガーに風当たりが冷たかったからなぁ、その辺の事情も関係してくるのかな?正統派のHM/HRファンなら楽しめること間違い無しです


THE DATURA - ONE NIGHT DREAM ★★ (2011-09-15 03:45:00)

今はなきMANDRAKE ROOTからリリースされたバンドの1st
紅一点の女性シンガー上田今日子のハスキーボイスもハードな楽曲に負ける事無くクオリティを下げずに貢献しており、当時の国産メタルバンドが抱えていたシンガーの弱さは補えています。味わい深いギターも速さやテクだけではないメロディを生かしたプレイを披露ししっかりとした技術をもつ一流のギターリストとしての存在感を見せ付けています。スタジオ録音前半4曲LIVE録音後半5曲の変則的な収録も彼らの力量と熱きパフォーマンスを知るには充分です、一糸乱れぬリズム隊のプレイの頼もしいこと、これぞロックバンドですね。バラードナンバーなどで感じられる淡い繊細さとロックの持つダイナミズム、疾走ナンバーなどで見られる迸る熱きプレイ、そこに女性らしいしなやかなハスキーヴォイスが色をつけてくれます。インディーズならではの薄っぺらい音質をもろともしない本気のサウンドに魅了されました。商業誌の評価に世間が踊らされたなら残念ですが、今でもたまに聞き楽しみますね。当時は女性シンガーに風当たりが冷たかったからなぁ、その辺の事情も関係してくるのかな?正統派のHM/HRファンなら楽しめること間違い無しです


THE DATURA - ONE NIGHT DREAM - BROKEN MY HEART ★★ (2011-09-15 03:51:42)

哀愁のヘヴィバラード
上田今日子の熱唱が胸を焦がしますね
扇情的なギターはイントロから全開
日本的な曲調ですが僕は生粋の日本人ですから泣けます


THE DATURA - ONE NIGHT DREAM - ONE NIGHT DREAM ★★★ (2011-09-15 03:46:54)

アルバムのタイトルトラック
哀愁のHM/HRナンバー
叙情的なフレージングが泣かせます
タイトなリズムプレイもビシッと決まり脇を固めます


THE DEAD DAISIES - Holy Ground ★★★ (2021-02-14 16:18:33)

オーストラリアに住む金持ちのオッサンのボンボンが大人になってから結成されたグループみたいな、偏見を持っていたために活動していたが、どんなバンドかはあまり知らなかった。それでも、結構なミュージシャンが参加しているので簡単なチェックは済ませるも、これまた実体があるのかないのかな感覚をもってしまい無視していた。

それがだ、今作にあのグレン・ヒューズが参加ときている。骨太な古典ロックにジョン・コラビの唄が乗っていたバンドから一転、我らがヴォイスオブロックの参戦である。
この音にグレンが合わないわけがない。ソロのようにイニシアチブを握り中途半端なソウルを持ち込まなければ、彼の声は正に神の領域、豪華なメンバーも、今まではどこか割の良い仕事感が漂っていたが、今回はグレンの加入によりバンドに箔が付いた。これは間違いない。同じ寄せ集めでもオジーの最新作に、ネームバリューで選ばれたダフ・マッケンガイ&チャド・スミスのような違和感は全くなく。

ここにはバンドとしての濃密なケミストリーの発生、理にかなったグレンの選出によって強固なサウンドを手に入れたといえよう。
ダグはレスポールを揺らし骨太なギターサウンドを構築、その一音に込められたエモーションと荒々しいアグレッションは、感情を爆発させるかのように強烈なインパクトを放っている。
重厚感たっぷりのタメを効かせたドラムの凄み、ディーンのリズム感の良さはグレンの持つファンキーさと相性抜群、名前だけで選ばれたわけではないミュージシャンシップ、このリズムセクションに宿るマジックに興奮します。
相変わらず独特の音をならずグレンのゴン太ベースのグルーブ感に酔いながら、衰えたとは言え、ここまで歌い上げる、グレンの天賦の喉に驚嘆あるのみ、凄いフィーリングが宿った現代的古典ロックが再興されています。

単にテクノロジーに頼っただけのベテランによる古典ロックがトレンドになりつつある中で、彼等は生身の人間が鳴らすグルーブを前面に押し出し魂を乗せかき鳴らしている。

ここに手抜きはない、全力でロックをやっている、その姿に胸が焦がれますね。主役と言えるグレンの参加、それを実現させたデヴィッド・ローウィーには土下座しないといけません。本当にごめんね、金持ちの道楽とバカにしていてね。

グレン・ヒューズの歴史的にも重要なアルバムになりそうです。それくらいバンド感が出ている。皆がスポットライトを浴びている。そういう一体感もまた素晴らしい。


THE EXPLOITED - Beat the Bastards ★★★ (2019-12-04 20:02:49)

英国を代表するパンクバンド。メタリックなアプローチを感じさせる面はあれど、あくまでもパンク畑からの接近だと言うのが、このバンドの魅力なんでしょう。90年代の中頃に、ここまでストレートに打ち鳴らされる暴走ロックンロールをやってくれるとは、掛け値なしのカッコ良さにグイグイと引き寄せられます。

ちょいと聴くだけで身体にポッと火が付く程にクールで熱いリフ、直情的なビートは場面場面に合わせ柔軟に動き回り、歌い手はあくまでもケンケン喚くだけではない歌唱力を持ち合わせている、素行の悪い不良感漂う節回しは英国パンクの王道なのかもしれませんね。タフなのにメロディアスと感じさせるパート、でもその場面は必ずや暴力的。パンク特有の剥き出しの感情を内包する激情が加速する様の、このバンドの気合いの入りようを感じずにはいられません。天に向かって唾を吐け(アカテン教師梨本小鉄)、時代に抗うパンクスだからこそ、成し得た逆行するスピードサウンド、その凄みと強い精神性が今作に宿っているように感じます。モーターヘッドがイケるなら確実に感性を満たし刺激しまくるアルバムですよ。


THE GREAT KAT - Beethoven on Speed ★★★ (2017-05-15 17:12:33)

今よりも色んな事におおらかだった80年代、その中でもゴシップネタに事欠かなかった、名門ジュリアード音楽院出身の経歴を持つメタルビッチ嬢王の名を欲しいままにした(今も現役、是非とも動画を探してみて欲しい)Great Kat嬢のソロプロジェクト第2弾。その豊かな音楽性をバックボーンに確かなテクニックはあるが、破天荒極まりない楽曲構成に、初見で聴いたときは唖然としてしまい。最後まで辿りつけず、口をポカーンと開け無言のままケースに閉まった青春時代。修行の足りなかった我が身を恥じるのですが、今作における超絶無敵のネオクラギターと、ハイピッチで喚き立てるカット嬢の歌い回しにビビりっぱなし、筋もめちゃくちゃなスプラッターホラームービーを終始魅せられているような不快感に、評価も超絶にナシな方向に傾きそうですが、ハマった時の破壊力は相当なモノがあり、とりあえず、面白くないけど、なんかスゲェもんを見たような不快感が、一周回って、逆にもう一度味わいたいと思わせるのだから恐ろしや。
好きモノだけが通る道故に、万人に進める事は理性が許しませんが、本能では是非とも試してもらいたいと思わずにはいられない、究極のハチャメチャなネオクラサウンドに脳みそが蕩け出します。随所に設けられるクラシカルな楽曲を引用したパート、彼女が培った音楽的土壌、きっとエエとこのお嬢サンだったのに、都会に出てきて、突然ロックを知り人生を踏み外したようなストーリーを想起させてしまい(親御さんの事を思うと涙が…)余計な心配もするのですが、マイナーメタルにすっかり耐性が出来た我が身としては、年に一度は聴きたくなる一品です。本来クラシックってのは裏切りの連続なのかも知れませんね。


THE GREAT KAT - Worship Me or Die ★★★ (2017-05-15 17:37:27)

日本語に訳すと『私を崇拝するか死ぬか』というタイトルと持つ、往年の大映ドラマでも言わねえぞと突っ込まずにはいられないセーラー服反逆同盟な(スケジュールが忙しくキャスティングされた中山美穂が他の演者と共演シーンの少なかった記憶があるドラマ、仙道敦子とのダブル主演とも言えるが、ワタクシは弓削 ルリ役を演じた山本理沙派です。ちなみにVIXENならシェア・ぺターゼン派)
イメージを抱かせるが、その期待に沿ったハチャメチャなネオクラスタイルのスピードメタルサウンドを披露。よりキレまくりなのは次作ですが、今作も負けず劣らずの破天荒さを披露、所狭しとカット様のクラシカルギターのオンパレードにビビります。もう少し間を考えた方が聴きやすいに決まっているのですが、今作はカット様の責め苦に耐えれるメタルドM大集合なので、『私を崇拝するか死ぬか』を地で行く猛者限定の一品として、当時のマニア筋を恐れひれ伏せさせていましたね(-100点か100点かの二者択一な作品)。
かくゆうワタクシも、いつも5曲目の『DIE DIE DIE』辺りのコーラスパートまでくると、余りの責めの強さに耐えれず中座を余儀なくされるのですが、予定調和なんて嫌だ、俺を裏切って欲しい、そんなブッ飛んでるメタルが聴きたいと思う方には2007年にポーランドのMetal Mind Productionsからリマスターで再発されましたので、カット様の手ほどきによる無間地獄に招待されてはいかがでしょうか?それにしても今回、久しぶりに通して聴いたけど、肩凝ったわ。目がシバシバしてますよ。


THE HANDSOME BEASTS - Beastiality ★★ (2015-11-17 14:29:06)

古くは70年代から活動を開始する英国はナニートン出身の4人組が1981年にリリースした1st。世の中に酷いジャケットは沢山あるが(死体とか臓物系ね)個人的に今作は実に嫌悪感を覚える一品。笑えなくもないが悪趣味をこえたものがる、そしてその写真の裏を見て驚愕、豚と戯れる彼氏はなんとバンドメンバーでしかもヴォーカルときた(笑)Garry "Flabby" Dalloway、ギャリー・ダロウェイそのデップリとしたお腹を突きだした、だらしのない体躯に釘付け、結局ジャケ買いをさせた恐るべき一品でした。サウンドはいたって地味で攻撃的なNWOBHM群とは違い、もう一つの部分を支えていたブルージーかつブギーなハードサウンドを披露、類似的にはSledgehammerあたりを思い出す古めかしいロックサウンドに、彼らなりのメロディセンスを生かした音楽性はブルースロックからの影響も大きく、少々底の浅い面もあれどダーティさも含まれており、この手のサウンドが好きな人には懐かしい音と耳に響くでしょう。1996年にCD化の際には4曲ボーナスでリマスター盤が出ております。この強烈なジャケに引き寄せられたなら迷わずGETです。だってギャリー・ダロウェイが手を掛けている看板に書かれている文字は「動物に餌を与えないでください」だもんね。


THE HU - The Gereg ★★★ (2020-05-19 15:42:21)

YouTube動画が話題となり世界的な成功を収めつつあるモンゴルのフォーク/トラッドロックバンドの1st。民族楽器とホーミーという歌唱を駆使したロックサウンドは、話題になったPVのイメージと合わさり唯一無二の個性を放っている。
雄大な大地を想起させる力強さと、ほんのりとした泣かせのメロディもあり、心に木枯らしのように吹き込んでくる。じめっとはしていないのだが、荒涼とした雄大な大地の向こうから聴こえる太古のうねり、清々しいほどの爽快もあれば、絹の如く優雅なイメージを抱かせたりとアジアンなムードを存分に引き立たせている。ロックと括られるジャンルならではの、大地を力強く踏み鳴らすトライバルなリズムも顔を出し、時に好戦的とも言えるサウンドは独特の高揚感を与え、知らず知らずのうちにタイムワープしたかのように、過去の時代に引き連れてくれる。まるで世の理を体感したかのような錯覚を覚える。この歴史ロマン溢れる音楽性、物語のように進んでいく必然的流れに魅了されまくりです。土着的でありながらもドメスティックな感性で終わらない質の高さが、ワールドワイドに打って出ても、物珍しさ先行で終わらなかった理由だろう。レーベルメイトと共演も果たしたり、スターウォーズ関連の仕事をこなしたりと大躍進中。音楽性どうよう無限の可能性を秘めているのが成功を収めた理由だろう。

日本の音楽シーンは世界から相当遅れている。中途半端な経済力があるから、自国の売り上げで飯が食える。今のご時世、無価値とも言えるCDを打っているのも日本くらいだ。付録満載のCDも一部流通しているが、値段がバカたかい。それならば、場所はとるが、明らかにジャケットを眺めるにも付録のポスター等など、おまけを堪能できるアナログ盤の方が圧倒的に価値がある。
そろそろ方向転換を考えないといけない時期にきている。個人的に、CDを買うときは、損した気分が大きい。アーティストの拘りやマイナーなバンドのリイシュー盤など、やむにやまれる事情のみの購入だ。
知識さえあれば、こんなバンドも定額制で楽しめるぞと、驚愕する事もしばしば、このグループのように、動画サイトから爆発的な火が付くこともある。是非とも戦略を見直して欲しいですね。日本にも個性豊かなグループがジャンル問わず沢山存在していますから。

感情の抑制をはかる、独特なホーミーの音色、あの歌唱スタイルも聴き進めることに耳になじみ、必然性も大。ロマンを駆り立てる民族楽器の美しい音色。欧米からは現れることのない個性豊かな音楽性、安物のドラマティックとは無縁の壮大な世界観。ロック東方見聞録を楽しみましたね。


THE HU - The Gereg - Wolf Totem ★★★ (2020-05-21 13:55:59)

画力のある映像に魅入る
大地の集合したモンゴリアンバイカー
それを従え勇壮なモンゴリアンロックが始まる
徹底的に無駄を排除した音楽
我々の体内に眠る太古の血を呼び覚ます音楽
なんか始まりそうで始まらないのに最後まで見てしまう
欧米圏とは明らかに違う伝統と斬新さを盛り込んだサウンドでしょうね
パパローチの参加ヴァージョンもありますよ


THE HU - The Gereg - Yuve Yuve Yu ★★★ (2020-05-21 13:47:04)

映像がカッコいい
それだけで何度も見てまう
原始的なリズムも癖になる
フォルムのカッコいい楽器も気になる
この歌いかたも気になる
何唄っているかわからん
気になることが多く何度も見たくなる


THE KICK - Heartland ★★★ (2020-02-01 21:58:17)

Ten Years Afterのベテランベーシトのレオ・ライオンズが立ち上げたバンドの1st。参加メンバーはドラマーにWHITESNAKEの初期メンバーのデイブ・ダウル、MAGNUMのケックス・ゴーリン、キーボードはMSGのアンディ・ネイといった英国ハード人脈に、ヴォーカル・ギターを務めるトニー・クルックスなる人物が参加する陣容。
参加人脈を無駄にすることなく、ブルージーな味わいも隠し味に、大人が聴いても恥ずかしくないハードポップサウンド披露。キーボードの使い方もコマーシャル性を高めるだけではなく、空間演出にも一役買っており、温和な感触を与えていることに成功している。
唄を中心とした作りの為にハードさやスリルといった面は薄味だが、ベテランミュージシャンが揃っているだけに楽曲は粒揃い、質の高いハードポップサウンドはTen Years Afterとは真逆なれど、どれもがヒットソングになり得るポテンシャルを秘めています。とは言えリリース時の状況が悪かった。1992年に80年代的な楽曲に需要などなく、思った成功を収められなかったと言われている。今となっては、誰も知らないバンドかもしれないが、英国的な味わいと洗練されたポップロックを楽しみたい方なら、是非ともトライして欲しい一品ですね。DANGER DNGERとかFIREHOUSEの曲をシャッフルして聴いても違和感のないクオリティを携えていますのでね。その筋のマニアにも聴いて欲しいです。


THE KLF - America: What Time Is Love? ★★★ (2018-05-17 13:17:28)

このグループの事はサッパリわからないのですが
我らがグレン・ヒューズがThe Voice of Rockとして参加
気持ち良さそうに高らかと歌っています
PVにも出演してますよ


THE LOU GRAMM BAND - The Lou Gramm Band ★★★ (2018-11-27 14:38:58)

Foreignerで一時代を築いた名シンガー、ルー・グラム。90年代に大病を患いミュージシャン人生が危ぶまれる事に、復帰困難の事態を撥ね退けシーンにカムバックするのですが、このバンドはソロなどで共演のあるリチャード、ベンのグラム兄弟に声を掛け結成。終始リラックスしたムードも漂い、後遺症なのか?衰えはあるがルー・グラム現在のパフォーマンスを確認。良くも悪くもケレン味のないサウンドなだけに、地味さは拭えないが、良いメロディを歌い上げています。その効果はブルージーさもノリのよりリズムも自然体で鳴らされており、すんなりと身体に入ってくる。ロックってこういうの言うんだよなぁと安心させてくれる一枚ですね。


THE ORDER - 1986 ★★ (2017-01-25 17:37:34)

ジャケットに描かれる女性のカイヤ川崎ぶりに『麻世は嘘つきだよう!いつ謝った!!』そんなアングリーなシャウトも聞こえそうですが、出している音はメロディックで豪快なグルーブが踊る正統派スタイルを披露。アルバムタイトル『1986』ってのが、何を表しているのかは分かりませんが、個人的には1986年と言う時代の音楽性と指していると思っています。
泥臭いハードテイスト、これまた泥臭いシンガーの歌い回し、でも洗練されたコーラスワークに心も踊り、難癖をつけず素直にこの往年のスタイルに耳を傾けたいですね。ノスタルジーをくすぐる王道路線故に、古参ファンには、この程度なら昔の作品を聴きますよと言われると返す言葉もありませんが、若い人には、80年代型のド真ん中を知る上では参考にもあるし、ありがたい音楽性でもあるでしょうね。これが2012年の新譜で3枚目のアルバムと言うのだから過去2枚のアルバムも聴いてみたくなりますよね。
重すぎず、軽過ぎない適度なハードさとメタリックな質感、疾走ナンバーも合間に挟みつつ、メロウな曲を放り込み聴き手を翻弄、豪快なリズムが生みだすミドルナンバーのうねり、など本当に80年代を勉強しているんですね。この時代が全て良いわけではないし90年代以降のリアルなシーンのあり方も、必然的な流れだったのですが、こうして2012年に、伝統芸能を引き継ぐ当たり前の事が行われるのも、これまた必然でしょうね。


THE PANDORAS - Rock Hard ★★ (2023-07-21 11:47:13)

今では珍しくない全員女性によるロックバンドのミニアルバム。現在は次作のライブ盤と抱き合わせで世に紹介されている一枚。デビュー当時はガレージパンクスタイルでデビューを果たしていたのだとか、そっち方面に明るくないので知らんが今作では音楽性をアメリカンなハードサウンドへと転換、まさに1988年という時代背景をそのままに音楽的な変遷を果たしている。
プロデューサーにスティーブ・サラスの名前をクレジット、音楽的な質は高くテクニカルではないが、ギタープレイなど本当にヴォーカル兼任でこなすポーラ・ピアースがやったんか?と疑いたくなるほどこなれている。それは全体的であり、当時のL.Aシーンにおけるスタジオミュージシャン深夜にコッソリ、本人に変わりレコーディングなんて逸話がほうぼうで聞かれましたが、そんなゴシップを持ち出したくなるような出来た作風である。でも上手いとは言えない、いや下手な部類である。それほど最初の2枚が粗かった。
シンプル故に余計、そう感じるのだが健康的でハツラツとしたハードサウンドは等身大の魅力を内包、適度にハードで弾けるポップセンスと女性的な甘さを上手くミックス、そこにチョイと毒気をまぶし挑発していますね。あと歌詞がエロいんでしょうね。タイトルからも漂いますよ。
そんな今ではセクハラでアウトな世界観、下手な演奏が猥雑さと親和性が高いんですよね。コレといったキメ曲もないのでわざわざススメる事も憚られるのだが、この暑い時期になると、胡散臭いアメリカンロックが似合うのである。POISONとか妙に聴きたくなるのと同じ感覚なんですよね。


THE POODLES - Metal Will Stand Tall ★★★ (2016-11-13 15:10:44)

ハルフォードタイプの歌い手として知られるジェイク・サミュエルがヤコブと名を変えた後も活動を続けていたのは嬉しい限りです、元はドラマーとしてミュージシャン稼業をスタートした男ですからね、北欧界きってものメロディメイカー、ヨナス・レインゴールドの要請で参加したバンドは短命に終わり、新たなる活動にシフトしていたようですが、こうして健在なりと元気な姿を見せてくれたのは嬉しい限りですね。
北欧テイスト満載、糖度も高い憂いのある甘美なメロディと湿り気過ぎないドライさは今風のデジタル感だが、彼らが表現したいのは往年のクラシックロックとなっており、時代は2006年、この辺りから普遍的サウンドへの見直しがシーン全体で計られており、彼らは実にタイミング良く、その要望に応えた形となりました。
12曲43分でまとめられた楽曲はコンパクトさも手伝いスムーズに進行、一曲の出来もコマーシャル性に富んでおり、何を聴かせたいかを明確にアピール、単なる懐古主義で終わらない仕掛けが無難さの中にある隠し味として存分に楽しめる辺りが、このバンドの持ち味なんでしょう。アルバムのリーダートラックが『Midnight Sun』のリメイクというのも面白く、色んな意味で気にかかるのですが、再度あのアルバムに光が当たる事は、北欧ブランド復権としては望ましいですね。
かつてはLion's Shareとして現King Diamondのベースとして活動するポンテス・エグベリ。ヤコブと組んでいたJekyll & Hydeや現HammerFallのギター、ポンテス・ノルグレンなど、メンバーがキッチリと歌モノロックを仕上げている様に目を細めますね


THE POODLES - Metal Will Stand Tall - Echoes From the Past ★★★ (2016-11-13 14:21:36)

哀愁の胸キュンロックナンバー
ズルイわ
憂いのあるヤツやん
ミッドナイトサンでヤコブが歌っていても違和感のない曲ですね


THE POODLES - Metal Will Stand Tall - Metal Will Stand Tall ★★★ (2016-11-13 14:24:46)

そもそも向こうで完璧に仕上がってるので比較するのもアレなんですが
完成度及びアレンジとミッドナイトサンヴァージョンに及びませんが
女性シンガーを参加させたりと新たなるアプローチで刷新しようと試みていますね
アルバムのタイトルになっているとは色んな事を考えちゃいますね


THE POODLES - Metal Will Stand Tall - Night of Passion ★★★ (2016-11-13 14:28:10)

洗練されていますね
北欧の風を吹かせていますが安易な80年代回帰路線で終わっていないのがエエ
シングルカットされて売れるわな
哀メロファンにはたまらんですわ


THE POODLES - Performocracy ★★ (2020-10-23 11:50:50)

所謂80年代のメタルリバイバルブームの流れでデビューを果たし成功を収めた北欧のグラム系HM/HRバンドの4th。今作は基本、歌心を大切にしたメロディアスサウンドを踏襲しているが、それ以上にシリアスでダークな感触が増量、今までのイメージをソフトチェンジさせることに成功。明るく弾けるだけじゃない、第二形態へと進化させている。

現代的なエッセンスを前面に押し出し親しみやすさを抱き合わせたナンバーは、いささか安直に映るのだが、ビックセールスを実現した先人たちの音楽性、それらをジャンル問わず取り込むスタイルは、ある意味、毛嫌いされる対象となるのでしょうけど、ここまで狙い、やり切ったのなら文句は言えないでしょうね。
正直、オリジナルティは薄い、刺激も少ない。それでも4枚目までコンスタントにリリースできる盤石があるからこそ、前作との相違点を明確に作り新機軸を打ち出せたのだろう。そういう意味では野心に溢れた一枚となる。

それにしてもヤコブ・サミュエルは近未来的サイバーメタル風の楽曲に、あの金属質な声は似合うんだという事を再認識した。


THE REIGN OF TERROR - Light in the Sky ★★★ (2020-06-08 12:51:37)

今ではガスGの師匠として認知されているアメリカ人ギタリスト、ジョー・スタンプ率いるメロディックパワーメタルバンドの1st。時代は1996年、商品としてのリリースは日本のみという事ですが、現在は配信盤があり、そこではDPのカヴァーソングである③がカット。正規品は今となっては貴重な一品でしょうね。

バンド結成前にはデイヴィットTチャステイン総帥率いるLeviathan Recordsからソロも出しているので、それなりに名前の知られているギタリストだけに、彼のネオクラ風味を漂わせたパワープレイに歌が入るというのは楽しみでした。
クラシカルなフレーズをバシバシと決めたソロとはテイストは違うのだが、一端スピードに乗ったなら、怒涛の速弾きプレイで魅了。荒々しい音像も、アイデアとして悪くないと思わせ、彼の持ち味であるスリルを伴うスピードプレイが生きている。
個人的にはシンガーのブライアン・サルベラが、力むとマイク・ヴェセーラに似ているなぁと感じ、音は違うのだがイメージがインギー風と感じてしまうために、どこか損しているなぁと思わせるのが残念。

その為に、当時はロクすっぽ聴かずにいたのだが、2000以降のシーンの潮流にはついていけずに再度聴き込む事で評価も一転、ジョー・スタンプのギターをフィーチャーしつつも、バランス感覚に気を配したバンド形態にこだわったサウンドは、力技では押し切らない本格派のメロディ志向もある音楽性で勝負、荒々しい音像にも好き嫌いが分かれそうだが、個人的には、そのおかげで生っぽさが出ており、個性に結びついているのが面白い。
拝借フレーズや雰囲気が○○みたいなのも、当時の背景を考えると逆にありと思えるのも強みでしょう。


THE RODS - The Rods ★★★ (2020-05-15 13:57:44)

『西のY&T、東のTHE RODS』と評されたのも有名なエピソードですね。ニューヨーカーらしい冷めた感性と、焼け付くほどにホットなエナジーが漲る正統派サウンドを披露。クールな①で掴みはOK、その次に登場するのがキャッチーなリフレインが耳を惹く②と続き、出オチで終わらないように名曲を連発したのが強い。クールダウンと言わんばかりに渋めのミドルナンバー③を挟み、これぞロックな黒っぽさもある④と続く展開も試聴感の良さに繋がり、このバンドの本意気度がグリングリンに伝わってきます。ポッとでの新人バンドではないキャリアに裏打ちされたプロ志向の賜物なんだろうが、今聴いてもグッと熱いものを込みあがらせる。

力強さのみならず渋めのトーンで酔わせたディヴィッド・ファインスタインのプレイも秀逸。低迷期とも言われるアメリカンハードシーンを支えたバンドの底力を堪能できますね。


THE RODS - Vengeance ★★★ (2021-05-31 21:24:24)

男の哀愁を纏ったヤサグレハードサウンドを信条とするバンドが、往年のメンバーを引き連れ復活。AC/DCやMOTORHEADに例えられるような豪放磊落なシンプルサウンドは健在、そこにデイヴィッド“ロック”フェインステインのワイルドなギターが心地よく鳴り響きバンドサウンドを牽引、パワフルなリズム隊も呼応するようにワイルドなグルーブを叩き出し後方支援と完璧なアンサンブルを見せつけてきた。
この誤魔化しの効かないシンプルなハードサウンドは、懐かしさも手伝いハートにビンビンに鳴り響いてきます、もうソリッドでクールでホットな奴ですよ。理屈なんて必要なし、やんちゃで大人げない、男のハードサウンドに仰け反りまくりです。コンパクトに纏まった楽曲に込められたハンパないエネルギー、その破壊力を全身で浴びたくて気が付けばボリュームも上がりますよ、かつてはY&Tと対を成すようなバンドとして目されましたが、今やANVIL辺りと同じベクトルを放っていますね。大好きです。
今作のエポックメーキングは、もう一つあります、恐らくロニー・ジェイムス・ディオが生前最後に残したテイクと話題になった⑤でしょうね。マジカルさも漂うヘヴィなミドルナンバーを前に、マニアならずとも聴いてみたいと思わせる一曲ですよ。


THE RODS - Wild Dogs ★★★ (2019-01-07 09:25:59)

派手さには欠けるが堅実なサウンドが売りのバンドだったTHE RODS。Vo.Gのデイヴィッド・フェインスタインがロニー・ジェイムス・ディオの従弟でELFのメンバーだっとのもチョイとした話題となり、マニア筋からは注目される存在。商業的な成功を収められなかったが、質実剛健とした硬派なハードサウンドのテンションは高い。沸々と燃え盛るクールな叫び、好対照な魅力をギュッと纏め熱を帯びたハードエモーションがエネルギーとなり放出するのは、やはりニューヨーカーならではの所作なのかイモ臭さはない。
AC/DCやSAXONといったスタイルに近いアメリカンロックの実力派バンド、大らかで大陸的なグルーブに中に、情念とも言える情緒があるのも彼らの魅力だ。


THE RUNAWAYS - Waitin' for the Night ★★ (2020-03-26 02:00:24)

下着姿で歌うのが話題にはなったが、色が付きすぎたのは間違いなかったでしょうね。その変は映画にもなったりと、このバンドの内情が赤裸々に描かれた一品もあるのですが、今作はシェリー・カーリーの脱退後にリリースされた3枚目。シンプルなハードサウンドを前面に押し出したロックサウンドに女の色気など皆無。
あたしゃ下着姿なんかじゃ歌いませんよと言わんばかりに、ジョーン・ジェットが吠えています。シンプルな中にある骨太なビートとギターサウンド、上手さでは語れないバンドが醸し出すグルーブ。⑤のようなシリアスなヘヴィブルースを聴かせるのも、このバンドの本分だったと言えるでしょう。変に色が付きすぎたバンド。また、実力以上に話題性が先行したが為に、短命になっあっともいわれる彼女たちですが、元祖女性のみのハードロックバンドとしての矜持を存分に感じさせる今作。嬢メタルブームが沸き起こる今だからこそ、聴いて欲しい一品ですね。シンプルイズベストを体感できますよ。


THE SCREAM - Let It Scream ★★ (2022-11-30 18:42:39)

RACER Xの才能とSHARK ISLANDの才能がスクリームでクロスという帯たたきに笑ってしまいましたが、国内盤もリリースされたアメリカンロックバンドの1st。デビューにあたりSaints Or Sinnersから改名した記憶があるのだが思い出せない。
ここで唄うはジョン・コラビ、ギターはRACER Xのブルーノ・ブイエ、ドラムがSHARK ISLANDである。帯たたきは大袈裟だぞ。

後にモトリークルーにジョン・コラビが参加する事で脚光も浴びた記憶もあるが、リリース当時は大きな話題を呼ばなかった。出している音は、所謂レイトバックしたTHE70年代のサウンドであり、ガンズの成功の次にシーンが送り出した流行もんだった。アメリカ人の彼らがやるのだからホンマモンの空気はバンバン出ているのだが、如何せんバンドしての顔が無い。良くも悪くも聴いたことあるよねである。序盤からその空気は満載、CINDERELLA風ありWARRANT風ありSKID ROW風ありとオリジナルティの欠如が大きく、それに拍車を掛けたのは、この丸みを帯びたサウンドミックスにある、レイトバックな空気を包む優しいサウンドメイク、ビンテージ臭を燻すジョン・コラビの歌声、メジャーアクトとしては申し分ないのだが、優等生過ぎた。
それがALLアメリカンロックとなり、有線のチャンネルを聴いているが如き錯覚を覚える。その為に、速攻解散の道に進んだのは納得だが、今となっては、ここまで教科書通りというのか、定型文のような型にハマりまくった音楽は逆に貴重であり、裏切りや興奮を引き換えに提示した安定感は、凸凹の山道をノラリクラリと運転しているような、お楽しみ感がある。
1991年という時代を念頭に、随分と小洒落たロックを聴かせているなぁと感心しますね。日本人ではこうはいかんもん。
でもやり過ぎですね。スマホのカメラで撮影した写真をセピアカラーに修正したみたいだもんね。
優等生過ぎるよ。ロックの持つ毒気とかヤバさみたいなもんが一切無いのは逆にアッパレである。


THE SCREAMING JETS - All for One ★★★ (2021-08-05 11:35:55)

1991年にオーストラリアでリリースされたデビュー作。そういう背景もあるのか中身は豪快なノリのロックサウンドが満載、AC/DCだし、個人的にはThe Angelsを思い出すサウンドだった。弾けだすタテノリのグルーブ、そしてキャッチーなロックの中に独特の悪っぽさを混ぜつつも健康的なスタイルを取っており、そこに古典的なHM/HRのエッセンスを炊き込み、ふっくら出汁の利いた上手い飯が出来上がるわけである。
このスタイルは中々、日本ではウケないのだが、とにかくノリが良くカラッとしている、日本酒よりはバドワイザーだし、麦茶よりはコーラだろうなぁ、ちなみにコストコ派の私はペプシだ。小細工無用の豪快なロックの中に小技を効かせ巧みの機能させた技術はデビューフルアルバムとは思えない完成度を誇り、聴き手の知的好奇心をくすぐる、この手のサウンドは青空の下、大音量で聴きたいものである。
ベタ中のベタをど真ん中でかき鳴らす姿勢が何とも頼もしく気が付けばリピート再生をさせる魔力のあるサウンド。歌い手も表現力があり、ブルージーな⑤など情感たっぷりに聴かせてくれますよ。


THE SIGN - THE SIGN OF LIFE ★★★ (2020-07-14 13:54:50)

懐かしい名前ランディ・ジャクソンを筆頭に、その世界では知られた有名人、マーク・マンゴールド、テリー・ブロック、ビリー・グリア、そしてボビーロンディネリという実力派が揃った、スーパーロックグループのデビュー作。

このメンツならと勝手にAOR調のメロディアスロックをやるんだろうと高を括っていたら、いい意味で完全に裏切られました。アメリカンプログレ畑が揃っているだけに、そんな甘い予想を覆し、ここで披露するのはドラマ性を有したロック抒情詩。立ち位置を明確にしながらを互いを高め意識し合うことで生まれる緊張感。そこから立ち昇る影は、ミート風のオペラロックから、カンサスに歌モノ路線のピンク・フロイドまでと多彩を極めている。

昔の名前で出ていますな懐古趣味を出したりすることのない現役感溢れる音楽性の持つフレッシュな感性に大いなる刺激を受けました。名のあるベテランが、守りの入らずに攻めの姿勢に転じたことで生まれた、このメロディアスプログレハード路線。極めたもんが辿り着ける抜群の守備範囲の広さ、そのおかげで多方面から追っかけてきたファンを満足させるクオリティとなった。今聴いても十分に通ずる音楽性であろう。


THE STORM - Eye of the Storm ★★★ (2018-10-27 13:27:29)

レコード会社の方針転換に憂き目にあい、大御所チームのアルバムもお蔵入りする悲劇が訪れる。1995年リリースだが、国内盤は2年遅れの1997年にAVEXのBareknuckleからリリースされた。

プロデュースで参加するボブ・マーレットもソングライティングチームに参加。普遍的なメロディックロックを打ち立ててきた。シンプルだが玄人ウケするようなギターを絡ませるジョシュ・ラモスの存在感。そして押し引きを心得たエモーショナルな歌声のケヴィン・チャルファントのパフォーマンス力の図抜けた高さ、完全にJourney路線だが丁寧に作り込まれた職人技が映えるバンドサウンド。アメリカン産業ロック特有とも言えるムードを纏った爽やかなポップロックが耳を心地よく刺激していきます。スリルはないが安定感のあるサウンドは、1995年にアメリカンロックの良心が舞い戻ってきましたね。

リリース時にバンドは解散。実態のないバンドでしたが世に出た事は喜ばしい出来事です。しかしBareknuckleは、その話題に触れずにサラッと売っていた記憶がある。このレーベルには再発盤なども新譜のように振る舞う傾向があった記憶がある。この辺りが業界に嫌われた要因かも知れない。割と再発や復刻の場合は帯に書いてあるもんだよね。


THE STORYTELLER - Crossroad - A Passage Through the Mountain ★★ (2008-06-18 06:18:19)

雄雄しいサビメロが印象的なミドルナンバー
イントロにも惹き付けられましたね


THE STORYTELLER - Crossroad - Ambush ★★ (2008-06-18 06:16:13)

雄雄しいサビメロが印象的なミドルナンバー
イントロにも惹き付けられましたね


THE STORYTELLER - Crossroad - Ambush ★★ (2008-06-18 06:21:37)

コメントを間違えました
メロディアスなギターツインリードが聴き所


THE STORYTELLER - Crossroad - Kingdom Above ★★ (2008-06-18 06:28:09)

フォーキーなイメージを抱かせるメロディアスな泣きのバラード、線の細い唄がマイナスかな、ギターソロも泣かせてくれますね


THE STORYTELLER - Crossroad - Loss of a Friend ★★ (2008-06-18 06:24:35)

泣きのパワーバラード
扇情的なギターソロが耳を惹きますね


THE STORYTELLER - Crossroad - The Eye of the Storm ★★★ (2008-06-18 06:12:34)

今アルバムのハイライトと言える哀愁あるメロディが疾走するナンバー扇情的なメロディがチョコチョコと胸を締め付けます
ギターソロのツインリードにやられたな


THE STORYTELLER - Crossroad - The Unknown ★★ (2008-06-18 06:06:14)

ガンマレイ、ハロウィーンと言ったところを想起します
ジャーマン風の北欧産のメロディアスな疾走ナンバー
カイ・ハンセンよろしくではあるがフォーク・トラッド調のメロディを導入し個性を放っている


THE STORYTELLER - The Storyteller ★★ (2008-06-23 07:14:00)

HAMMERFALL直系の疾走感溢れる楽曲に北欧風のフォーク・トラッドを味付けしたサウンドが売りのHM/HRバンドの2ndを紹介します。このアルバムを知ったきっかけは、贔屓にしているCDショップに足を運んだら店内BGMとして流れるのを聴き、全体的に垢抜けないB級感が漂う印象を受けたものの、時より惹きつけるツインギターのスリリングなプレーが印象的で、この手のサウンドが壊滅的な時期だけに購入する決意をしました。
確かに個性的ではないし先輩達の面影もチラホラ見え隠れしますが、このご時勢にメロディアスなパワーメタルサウンドを叩きつけてきた彼らの心意気に胸打たれたものです
ソナタアークティカやエドガイ等の若手正統派HM/HRサウンドに興味のある方なら楽しめるかと思います、スピーディでありながらもメロディを失わない楽曲とツインギターは中々のものですよ


THE UGLY KINGS - Darkness Is My Home ★★★ (2020-10-04 19:08:06)

オープニングからいぶし銀の哀愁美が砂煙に交じりながら、ユラユラと揺らめいていきます。このブルージーな味付けのハードサウンドの持つパワーは、何とも形容しがたい魅力があり、ドイツのレーベルではあるが彼らはオーストラリアのバンドだというのが面白い。その意外性に驚かされるが、ここで聴けるサウンドは人を突き放すようなひんやりとした感触、そして人間臭さのあるエモーションが爆音と共に渦を巻き弾き出されている。
聴き手の感性にグッと沁み込んでくる濃度の高い古典ロックの響き。アルコール強めの酒を飲んだ時に、頭にグイっとアルコールが回る、あの感覚に似ている。ファズの掛かったギター、生々しいヘヴィグルーブを叩き出すリズム隊の旨味、そのガレージロックにも通ずる剥き出しの感性が、サザンロックとも交わり合う事で独自のスタンスを構築、その悲哀に満ちたパワーブルースは心地よく聴き手を酔わせていく。
新たなるロックシーンを形成しつつある昨今のハードシーン、このバンドもそういう流れの中で異彩を放つ一つだろう。クールでニヒルなサウンドはRival Sonsあたりを思い出しましたね。


THE 冠 - 鎧兜鎖血 ★★★ (2017-08-22 18:37:44)

昨年2枚のセルフリメイクベスト盤を出し好調ぶりをアピールするメタル馬鹿一代な男、冠徹弥率いるTHE冠が2015年にリリースしたミニアルバム。ノッケから冠らしいヘヴィだがキャッネスさ全開のスピードナンバー『鎧兜鎖血』で幕が開けるお馴染みの展開に掴みはOK(ライト冠ファンなのでこの曲なんてよむの?テツカブトヨロイクサリチなの??)。2曲目以降も冠らしい遊び心満載のヘヴィロックと親しみやすいメロ&男の哀愁全開のパワーヴォイスに魂焦がして楽しみます。おバカなパーティロック風味も全然違和感ないので、かれのLIVEは本当に楽しいものになるでしょうね。ある意味、メタル界きってのフェス向けのバンドかと思います。また相変わらずのコミカルな歌詞を、はめ込み破綻しないように仕上げるセンスも実に高いスキルが要求されるのでね。

今やBaby Metalが、あそこまで成功するなら、冠スタイルのヘヴィロックも大いにウケるような気がします、同じようなミクスチャー系ならマキシマムザ・ホルモンがいますが、彼らより冠はずっと正統性の強いメタルサウンドで勝負してますのでね。
そして冠の素晴らしいパフィーマンスを見聞きする度に、一度くらい鎧兜脱ぎ棄てて、JPやMetallica、Exoudsなどのカヴァーアルバム集を聴いてみたいと思いました。逸材がお笑いメタルのレッテルを張られ終わるのは残念でなりません。その実力の高さを世に知らしめて欲しい。


THE 冠 - 鎧兜鎖血 - Ww3 ★★★ (2017-08-22 18:10:00)

真面目に歌いあげる反戦ソング
重々しいヘヴィなグルーブが気持ちいい
ギターリフも刺さってくるね


THE 冠 - 鎧兜鎖血 - ビキニライン ★★★ (2017-08-22 18:07:15)

ヘヴィなグルーブを引っ提げキャッチーな歌メロが暴れる冠らしいミュージックノリノリなヤツ
歌詞は世間の価値観に囚われずはみ出していこうって事でしょう
それがビキニラインってね(笑)流石ですよ


THE 冠 - 鎧兜鎖血 - 鎧兜鎖血 ★★★ (2017-08-22 18:04:32)

アルバムのオープニングにピッタリのヘヴィなグルーブが心地よいスピードナンバー
男臭い哀愁を漂わせるヴァースからサビの持っていき方が冠なんでしょう
早口で捲し立てるのも好きですよ
だっふんだにメイデン、AC/DCにヴェノムって遊びすぎじゃないの(笑)


THE 冠 - 鎧兜鎖血 - 初志冠徹 ★★★ (2017-08-22 18:13:22)

サビでは弾けるキャッチネスさ
それらに負けないヘヴィでタフなグルーブ
ギターも勢いやヘヴィさだけではないワビサビがあって良いです
バカウマなメンツやで
これが冠メタルの真髄ですかね


THE 冠 - 鎧兜鎖血 - 断裂 ★★ (2017-08-22 18:08:40)

サビが好きですね
このムード歌謡風がエエです


THE 冠 - 鎧兜鎖血 - 野垂れ死んだら許さない ★★ (2017-08-22 18:11:09)

サビでパッと開けますね
これも狙ったんでしょう
多くのファンを納得させる曲ですね


THE 冠 - 冠祭 ★★★ (2017-08-17 17:22:06)

その際立ったキャラがお茶の間での人気を博しバラエティ番組などにも顔を出していた実力派のシンガー冠 徹弥ことTHE冠がSo What?解散後に立ち上げたソロプロジェクトバンド。ミクスチャー系のラウドロック色の強かったSo What?よりも80年代的なメタル成分を多めにした作風は、キャッチーなコーラスパートなども増量して、より普遍的な音楽性へと回帰。ゴリゴリのヘヴィサウンドとコミカルな歌詞、そしてキャッチーさも忘れないアレンジ、様式や固定観念に囚われないマニアにとっては、この質の高い冠のパフォーマンスに魅了されるでしょうね。
どんなに好きでも、やりたい事でやっていても飯は食えません。特にメタル系となれば、なおのことです。その生き様は⑧に要約されているように感じますが、劇団新幹線での圧倒的なパフォーマンス、デトロイト・メタルシティのクラウザー三世の吹き替え、あのロブの代名詞とも言えるハイトーンを駆使したペインキラーを完璧に歌いこなせる日本人シンガーなどいるでしょうか?個人的には主食になるような音楽性ではありませんが、このジャンル不問のヘヴィロックに身を委ねて理屈抜きに楽しんで欲しいですね。ちなみに④は竹内力に捧げる曲らしいですよ。


THE 冠 - 冠祭 - エビバディ炎 ★★★ (2019-02-17 23:01:06)

現代的なへヴィロックサウンドを轟かせる冠 徹弥
ワビサビのある展開は日本人らしい
そして腹いっぱい笑わせてくれます
ワタクシはこういうの大好きです
ワシもいつまでヘヴィメタル聴いているのって言われたことあるわい


THE 冠 - 帰ってきたヘビーメタル ★★★ (2017-08-20 15:44:39)

前作同様、ゴリゴリのメタルナンバーからキャッチーなミュージック ノリノリなポップソングがあったりと、実にふり幅の大きい冠流HM/HRサウンドが聴けますね。もはやブレる事のない音楽性、ある意味、デジャブ感からくるマンネリ感もありますが、アイデア豊富な組み合わせもバッチリとハマり、ヘヴィなリフワークから跳ね上がるリズムまで全てを飲み込む高いスキルは健在ですね。特に繊細なフレージングを持ち込むギターも今まで以上に耳を惹くプレイを随所に見せており、そのバランス感覚は過去最高のモノとなったでしょう。
喜怒哀楽を込めた冠流ヘヴィメタルシャウトも健在、甘口なメロディを歌ってもロック色を失わない、彼の歌声は稀有な存在でしょう。欧米のバンドを見ても、グロウルは凄みはあるが、普通に歌った途端にロックシンガーとしては明らかに見劣りするコリン・テイラータイプが多い中で、冠は、どこまでもTHEメタルヴォイスなのがエグイ。

この音楽は、けしてインスタ映えする華やかで口当たりの良いスイーツじゃない。エッジも立っているし毒気も満載だ、でもそれは冠流の叫びだし、剥き出しの本性だ。怒りに満ちたヘヴィサウンドに乗せて、やりきれなさや渇望があるから希望もあるといった、社会メッセージが痛烈に込められている。コミカルさに騙されると損をしますね。真面目に聴くような音楽じゃないかもしれないが、実は深い世界観ですよ。


THE 冠 - 帰ってきたヘビーメタル - 〜テーマ オブ 鉄兜〜帰ってきたヘビーメタル ★★★ (2017-08-19 16:20:29)

壮大なイントロに導かれ始まるドがつくヘヴィメタルナンバー
LIVEでも皆が拳を突き上げるでしょうね
まさに帰ってきた冠サウンドに焦がれます


THE 冠 - 帰ってきたヘビーメタル - あの部屋から ★★★ (2017-08-19 16:48:19)

哀愁のあるアニソンメタルですね
こういうのも冠の魅力でしょう


THE 冠 - 帰ってきたヘビーメタル - くれくれシックスティーン〜青春の俗欲〜 ★★★ (2017-08-19 16:46:09)

タイトルからも想像できますがポップですね
なんだかカボチャメタルですね
歌詞もストレートな青春です


THE 冠 - 帰ってきたヘビーメタル - サンダーロード ★★★ (2017-08-19 16:44:08)

ヘヴィなグルーブが心地よい三連ナンバー
歌メロの乗せ方も耳馴染みが良いですね
サビが印象的です
面白いですよね


THE 冠 - 帰ってきたヘビーメタル - パーティーソング ★★★ (2017-08-19 16:37:36)

パーティソングというタイトル通りの分かりやすさが詰まっています
ノリノリな軽やかさとパンキッシュに弾けるメタルスピリット
これぞ冠流ヘヴィメタルサウンドなんでしょう


THE 冠 - 帰ってきたヘビーメタル - ヘッドバンギン謝罪行脚 ★★★ (2017-08-19 16:28:49)

ヘヴィメタルなサラリーマン哀歌ですかね
大真面目なオフザケにワタクシは付いていけませんが
このバンドの魅力が詰まっています


THE 冠 - 帰ってきたヘビーメタル - 哀罠メタル ★★★ (2017-08-19 16:30:23)

ノリのよい曲ですね
冠がメタル愛をキャッチーなメタルサウンドに乗せて歌いあげています
余計な事を考えず楽しみましょう
LIVE映えするんでしょうね


THE 冠 - 帰ってきたヘビーメタル - 帰るべき場所 ★★★ (2017-08-19 16:52:39)

ヘヴィバラードですね
ストレートな世界観が逆にエエですよね
アルバムを〆るのに相応しい一曲です


THE 冠 - 帰ってきたヘビーメタル - 帰郷 ★★★ (2017-08-19 16:24:41)

悲哀に満ちた人生観を冠流に表現していますね
ヘヴィなミドルナンバーですがサビメロの持って行き方も冠流ですね
この辺りが親しみやすさなのでしょう
メタルを知らない人にこそ聴いて欲しいですよ
曲調は紛れもなくズッシリとしたヘヴィグルーブを基調としてますからね


THE 冠 - 帰ってきたヘビーメタル - 糞野郎 ★★★ (2017-08-19 16:35:29)

キャッチーなサビメロとアグレッシブなヘヴィーグルーブに目も覚めますね
ウンコ漏らした小学5年生のピンチを歌っています
一見アホそうですが、サビで繰り返されるリフレインには違う景色がありますよね
冠節は裏設定を考える面白さもあるんですね


THE 冠 - 最後のヘビーメタル LAST OF HEAVY METAL ★★★ (2017-08-18 15:29:06)

コミックバンド的な扱いを受けるお笑いメタルと言うジャンルでも出来そうな、冠徹弥のソロバンドが軟弱な日本の音楽シーンに叩きつけてきた2nd。コミカルな歌詞と風貌に目が奪われがちだが、数々のオマージュも含め、自身がやりたい事はアグレッシブなメタルソングと哀愁のメロディの融合、皆が声を揃えたくなるコーラスパートも残しつつ手ぬるさを緩めない攻撃性はメタルの美味しい所を総取り状態、バッキバキのハードナンバーや④のようなノリノリのパーティーロック風も用意し、やりたい事を貫き通す事とメジャー資本に乗るという折衷案を冠流儀に則り見事にやりきっておりますよ。
オフザケが前に出過ぎていると言われる冠ですが、今回は⑥の世界観は中々マジじゃないですかね。ワタクシのようなオッサンには、グランジ以降のメタルをしっかりと取りこんでいるが、避けては通れない80年代的ヴァイブを嫌みなく感じさせる点がエエですね。


THE 冠 - 最後のヘビーメタル LAST OF HEAVY METAL - 永遠の咬ませ犬 ★★★ (2019-02-17 23:29:42)

ゴリゴリのへヴィサウンドが心地よい
シニカルな歌詞も効果的である
真っ向勝負の冠サウンドはハード&へヴィなサウンドを好むものの心に必ずや訴えかけるだろう


THE 冠 - 最後のヘビーメタル LAST OF HEAVY METAL - 中3インマイドリームス〜行ってみたいなL.Aに〜 ★★★ (2017-08-18 15:03:45)

このPV大好きです
たわいもない中学生なノリの会話も下ネタのぶっこみ方も好きですね
何より楽曲がエエじゃないですか
まさにミュージック ノリノリですよ
後半グッと硬派なパートに雪崩れ込みますが
あの映像はEXODUSのTHORN IN MY SIDEを意識しているのかな?
いずれにせよ大真面目にふざけている姿はカッコいいです


THE 冠 - 死にぞこないのヘビーメタル ★★★ (2017-08-18 15:39:12)

人生の喜怒哀楽を独特の世界観を通して描き上げる歌詞が印象的なキャラの濃い冠徹弥率いるソロバンドの第三弾アルバム。今回は今まで以上にバラエティに富んだ楽曲が収録。
相変わらずのポップでキャッチーなメタルソングやゴリゴリのハードナンバーに加え、ピアノをバックに歌い上げるバラードまでとやりたい事をやりきった印象が強く、過去最大のふり幅とも言えるアグレッシブさとコマーシャルリズムの対比が実に面白い。ある意味、歌謡ポップスとも言えるメロからバキバキのストロングメタルまで幅広くフォローしているのだから恐るべしですよね。自身が培ってきたメタルバンドに対する愛あるオマージュも含め、ソロ、リフ、リズムと実に計算された盛り込み方が今作も魅力的に光っていますね。冠に押される事無く各自が卓越したプレイで盛りたてていますね。


THE 冠 - 傷だらけのヘビーメタル ★★★ (2017-08-17 17:45:46)

THE冠の本格始動を告げる1st。2000年以降のヘヴィグルーブと同じくらいゴリゴリの王道HM/HRのパターンを持ち込んだい意欲作。特筆すべきは哀愁の歌メロをミニアルバムより大増量、それはオープニングの①から全開に華開き、PVを見て泣き笑いするマニアも続出するでしょうね。どこまでも熱くアグレッションさを緩めないナンバーも多いがラストに収録された劇団新幹線の看板女優としてお馴染みの高田聖子さんが歌う①のアンサーソング、メタル好きの男に惚れた女の悲運を歌ったムード歌謡調の⑬の登場には参りましたとシャッポを脱ぎましたね。この遊び心がバンド最大の魅力でしょう。
ヘヴィな楽曲の中にねじ込まれる男の悲哀を演出する泣きの歌メロとストロングシャウト、その魅力は④のような曲に集約されていますが、とにかく問答無用で身体が勝手にリズムを取りたくなるヘヴィグルーブとキャッチネスさ、そのなんでもありな作風は、アレンジ的に制約が多いメタル系の音楽性に一石を投じる面白さがあり、単にクセのあるキャラが前に出て、コミカルさが邪魔をしているのなら残念ですよ。それにしても『その後のマネー』って…浜田省吾ファンに怒られるぞ(笑)ワタクシはそんなセンスが大好きです。


THE 冠 - 傷だらけのヘビーメタル - 俺なりのペインキラー ★★★ (2017-08-18 15:12:49)

これも面白いね
良く出来ていますよ
冠節なのかね
頭の歌詞好きですよ
『なんで喰いつく奴の話 ゴシップ雑誌の受け売りなのに』
SNSの世界も同様で後のせサクサクの奴が多すぎるがな
ちなみにワタクシは接待でカラオケ拒否します
なのでこの曲は沁みますよ


THE 冠 - 傷だらけのヘビーメタル - 傷だらけのヘビーメタル ★★★ (2017-08-18 15:07:47)

このPVと歌詞を見て心に刺さらないメタラーいますか?
泣き笑いの名曲ですよ
ムード歌謡とメタルの融合かね


THE 冠 - 奪冠 - イロモノ ★★★ (2019-02-17 23:13:57)

やめろと言われても~♪って西城秀樹じゃん(笑)
タイトルからも自虐臭が満載で面白い
冠のキャラ設定の強みを感じるが
曲はいたって大真面目のへヴィメタル
メロディアスな歌メロは日本人なら懐かしい空気感を感じホロリとさせられるのでは?
冠サウンドの新たなる代表曲の誕生でしょう
ライブ映えもするわなぁ


THE 冠 - 奪冠 - ヘビーメタルで ★★★ (2019-02-17 23:17:59)

THE冠が奏でるへヴィバラード
実力派シンガーの熱唱に引き込まれます
余裕綽々で歌うんだよなぁ
こういうハードなバッキングに負けない歌い手と言うのは日本では稀有だ
彼はライブでも歌えるから凄い
もっと大きいステージで活動出来る逸材だ
日本で唯一ロブ・ハルフォードよりもハルフォード出来る男だからね


THE 冠 - 奪冠 - 奪冠 ★★★ (2019-02-17 23:09:17)

現代的なへヴィネスさを蓄えた古典芸能
クランチーなギターサウンドも超クールな印象を与える
こういったゴリゴリのメタルサウンドは若い人にも十分ウケるだろう
鶏・寿司・風呂・寝ろ・の有名空耳をこすったのは笑った


THE 冠 - 日本のヘビーメタル ★★★ (2022-02-02 15:53:41)

最近は千鳥の相席食堂にも出ていました、我らが孤高のメタルヒーロー、哀愁の鋼鉄神、THE冠が2020年にリリースしたフルアルバム。現代的なテクノロジーの恩恵は受けているがオーガニックな人間力も同様にアピール、80年代から現在までのハードシーンの匂いを存分に撒き散らしながら真っ当な現代的メタルサウンドで魅了。
筋金入りのメタルファンが一般社会で生きる息苦しさを歌詞にしているのも共感性が高く、彼の唄はあらゆる世界で日陰で生きる大衆迎合できないマニアにいつでも寄り添っている。本来ロックが持っているフラストレーションの解放、そこに多大なるエンタメ性を盛り込んだのが冠サウンドと言えるだろう。少々エモい曲でもビシッと筋が通っているのは、メタル的なサウンドが核にあるからである。彼が高らかに歌うように、これが日本のヘビーメタルの進化形なのかも知れない。
彼のサウンドには一貫したモノがある、どんなに流行り物を取り込もうとも核になるのは冠が唄う哀愁のメロディ、だから大衆性を完備したサビメロにも違和感はない、結果ジャンル不問となり、これぞ冠節と言えるサウンドの確立に繋がっている。
男の哀愁をまとったメロディ、カッコ良くキメたくてもキャラがそれを許さないのだろうが、もっと評価されるべきアーティストである。可愛い女の子を集め、地獄のゆるふわなんちゃら言われても困る。
弱者目線で語られる癖の強い歌詞、その世界観を壊さないバラエティ豊かなハードサウンド、重量感たっぷりの音像とフック満載の哀愁のメロディ、キャッチーさは親しみやすさを補完しつつ、やはりワイルドでやんちゃなロックスタイルを壊さない希有な音楽性と貫いていますね。自分の音をもっているアーティストは強い。付け焼き刃のメタルコアで人は魅了されませんからね。


THEM - Manor of the Se7en Gables ★★★ (2020-08-04 18:42:40)

前作は顕著にマーシフル・フェイト、キングダイアモンドからの影響が大きい音楽性だったのだが、今作では大枠のイメージこそ、彼らからの影響を感じさせるが2枚目のアルバムという事もあってか、オリジナルティを大きく出してきた。
ダークホラーファンタジーをコンセプトとした作り込みは、スラッシーさも大幅に加味され加速度も増している。

とはいいつつも、ファルセットを交えた奇怪な歌い回しやシャウトなどキングダイアモンドを彷彿とさせるし、闇の語り部として、暗黒の言霊を並べる姿は本家に肉薄する存在感を発揮、ここまでやられたら文句も出ません。この辺りに、パロディ的に匂いを感じると、とてもじゃないが手を出せないバンドとなるのでしょうが、マーシフルフェイト中毒に汚染され、パロディでは終わらない、自分たちのカラーを前のめりに出してきたことで、素材が生き生きとしている。これが俺たちの大好きな事、徹底的にやり切る姿に腹が座っているなぁと感じます。自らのルーツを示し新たなる解釈を交え作り上げた渾身の一枚、こういう姿勢は逆に高潔に感じます。究極のフォロワーバンド。日本でも十分需要のある音楽性でしょう。


THEM - Sweet Hollow ★★★ (2016-12-05 12:32:50)

バンド名にアルバムジャケット、そしてアルバムタイトルと悪魔的なあのバンド、キングダイヤモンドやマーシルフェイトの影響を感じずにはいられませんが、出している音も完全に同系統に位置するプログレッシブかつ様式美然としたメロディックメタルを披露。そのオカルトテイストを下敷きに構築された楽曲の完成度の高さに驚きますが、シンガーもキングダイアモンドが憑依したかの如く、高低を使い分ける独特のファルセット唱法を巧みに使い分け、ストーリーテラーたる魅力を遺憾なく発揮、もはやフォロワーと通り越したなりきりぶりに感服しましたね。
一本筋を通しつつも豊富なアイデアを纏め上げたヴァリエーション豊かな楽曲は、緻密なアレンジセンスがギラリと光り、その鋭い演奏力が司る印象的なフレーズの数々には、まさに悪魔的な響きもあり、禍々しくも美しく纏い聴き手をグイグイと惹きこんでいくでしょう。米独混合バンドと言う事で欧州テイストが難なく溶け込み、キャメロットよりもメロディに湿気も増え、光沢のある艶めかしいホラーテイスト溢れるプログレッシブな様式美サウンドが放つ完成度の高さに改めてひれ伏しましたね。
こんなもんキングダイヤモンドだしマーシルフェイトのカヴァーバンドじゃないかと言われると、そうなんですが、このクオリティで彼らの音楽性をフォローしたバンドをワタクシは知らないので、むしろ貴重だし逆に新鮮に聞こえましたね


THIN LIZZY - Fighting ★★★ (2018-09-13 10:02:24)

いきなりのカヴァーソングで幕開けですがライブでは重要なレパートリーとなる事でも知られます。ツインギター編成も板に付き確実に音楽性の幅を広げてきました。若い二人に触発されるようにフィル・ライノットも表現力を高め、多彩な楽曲を自分流に染め上げている。
哀愁のツインリードが映える③直線的に進むだけではないグルーヴィーさに、このバンドの個性が光っている。続く④もジョン・ノーラムもカヴァーしたバンドの代表曲の一つ。マイナーなローカルバンドからいよいよメジャーシーンへと打って出る力を身に付けた出世作と言えるだろう。


THIN LIZZY - Fighting - Suicide ★★★ (2018-09-13 10:04:00)

哀愁のツインリードとグルーヴィーなロックを同時に楽しめる
一粒で二度美味しい
これぞリジィな一曲