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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 10401-10500

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 10401-10500
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Shocker (2014-07-04 22:04:06)

アメリカのホラー映画。監督はエルムガイの悪夢やスクリームシリーズで知られる人です。参加メンバーも豪華な布陣でメガデスやサラヤ、イギーポップにデンジャラストイズ、サントラ用にプロジェクトが更に豪華でポール・スタンレーにトミーリー、ヴィヴィアン・キャンベルにルディ・サーゾ。デスモンド・チャイルドはリードボーカルも取っております。HM/HR系のミュージシャンが参加する充実の一枚ですよ。イタリアンホラーの「デモンズ」や「フェノメナ」も豪華でしたが、オリジナリティではこちらが上でしょうかね。


Shocker - Shocker Soundtrack - Demon Bell / Dangerous Toys ★★★ (2014-07-04 22:34:56)

この曲もサントラ用ですね
色気のある個性的な歌声がエエです
このノリがらしいわ


Shocker - Shocker Soundtrack - Different Breed / Dead on ★★★ (2014-07-04 22:41:32)

NYの5人組です
US産正統派パワーメタル万歳な一曲ですね
レインボーなどもやった山の宮殿のフレーズも飛び出します


Shocker - Shocker Soundtrack - Love Transfusion / Iggy Pop ★★ (2014-07-04 22:15:39)

パンク界の帝王として知られるイギーポップの曲
これがオリジナルなのか既発音源なのかサッパリ分かりませんが
ホーンセクションも聞こえてくるノリの良い一曲です
ハードなソロもいいね


Shocker - Shocker Soundtrack - No More Mr.Nice Guy / Megadeth ★★★ (2014-07-04 22:18:40)

アリス・クーパーのカヴァー
彼らにしてはめちゃくちゃポップなんですがエエ感じで仕上げています
好きなアレンジですよ


Shocker - Shocker Soundtrack - Shocker / the Dudes of Wrath ★★★ (2014-07-04 22:17:23)

デスモンド・チャイルドとポール・スタンレーによるツインボーカルを堪能出来ます。
ラストへ向けての弾けっぷりの見事ですね
キャラを生かした名曲でしょう
このメンバーでアルバムを聴きたいと思わせる一曲です
ちなみにバックはヴィヴィアン・キャンベル(g)、ルディー・サーゾ(b)、トミー・リー(ds)、コーラスにケイン・ロバーツ(b.vo)、マイケル・アンソニー(b.vo)ね


Shocker - Shocker Soundtrack - Sword and Stone / Bonfire ★★★ (2014-07-04 22:20:55)

彼ららしいスケールの大きな大陸的なノリが好きですね
コーラスハーモニーもらしいです
キャッチーなシングル向けの一曲


Shocker - Shocker Soundtrack - The Awakening / Voodoo X ★★★ (2014-07-04 22:38:53)

US産のAOR系のバンドですね
スケールの大きなメロディアスHM/HR系の隠れた名曲です
凄いわ


Shocker - Shocker Soundtrack - Timeless Love / Saraya ★★★ (2014-07-04 22:23:27)

実力派女性シンガーサラヤが歌う儚さ命のバラード
キュートな歌声が映えますね
ある意味アルバムのハイライト
ギターも職人肌のスティーブン・ルカサー


Shout - Shout ★★ (2016-11-01 13:52:20)

AVEXはBAREKNUCKLEから1997年にリリースされたツインギター編成5人組による1st。音楽性はDanger Dangerや後期ICONあたりを思い出されるメロディ重視のアメリカンロックを披露。個性はないがツボを押さえたアレンジとプレイで煌びやかな一時代をふんわりと思い出させてくれる。エッジは抑え気味で楽曲も類型的と言う事で、ながら聴きをさせる確率の高さは否めませんが、この手の音楽は箸休めにピッタリでハードなモノの合間に聴くと丁度良いので、ドライブのお供や長期旅行に必需品です。堅実なアレンジと職人肌の楽曲はいつだって寄り添いたいスタイルの音楽ですよ。


Shy Blue - Crime and Pain ★★ (2018-03-11 14:54:31)

アンセム脱退後、柴田以外の3人でバンド結成に動くも、直ぐに森川と二人で動き出した清水昭男、結局二人のコラボは長く続かず、その後すっかり名前を聴かなくなった清水だったのですが、1995年に、グランドスラムのドラマーだった北岡新紀とジャクスン・ジョーカーなど複数のプロジェクトに顔を出していた倉田 雅貴ことMASAKI、札幌のサーベルタイガーに籍を置いていたが音源を残していないので、無名だった佐々井康雄の4人からなるロックバンドがシングル2枚をリリース後、満を持して制作されたフルアルバムがコチラ。
歌謡ロックとしては、テクニックを出し過ぎるリズム隊と、ギターだが、本格派と呼ぶには軟弱過ぎる要素が強く、その売れ線志向ぶりと、アーティスティックな両面がぶつかりあうポップロックサウンドなのだが、一番近い音楽性はB'zでしょうね。そっち方面のミクスチャーロックが好きな方なら楽しめるが、バンドの出自に期待をすると肩透かしを思いっきり食らうので要注意ですよ(ちなみにワタクシにとってはB'zのお二人も本格派のメタル系アーティストなんですけどね)。

1995年に国内盤でゴリゴリのメタルを期待する訳にもいかなく、そもそもJ-pop臭にクラクラする日本語のタイトルなど見れば、何となく音楽性も見えてくるが、このメンツならば、もう少しガリっと歯ごたえのあるハードサウンドを期待していたので、本当に残念でした。
歌心溢れる清水のテクニカルなギターが虚しく鳴り響いていますよ。MASAKIのベースいらんじゃん。北岡はグランドスラムで実力を発揮できないから辞めたのにね。
しかし今作には実に魅力的な面があります、それは甘くマイルドな声質を生かした伸びやかな歌唱スタイルで聴き手を魅了する佐々井のパフォーマンスに尽きる。ヴィジュアル系チックな楽曲の中に色艶をもたらし、単なるJ-POP崩れのロックサウンドの中に、楔を打ち込んでいますよ。そんな魅力的なシンガーが居るのになぜ、清水はリードヴォーカルを担当したんだ。

散々酷評したのは、コチラが勝手に期待をし過ぎただけで、このバンド関係者は、メタル系のアーティストが居るからといって、そっち方面で売り出したわけではないので、脳みそを切り替えれば、大いに楽しめるんですよ。

オシャレなサウンドメイクの中でも清水は我を張っているし、北岡もシーケンスの合間で意地を見せている。やはり佐々井の歌は魅力的だ。そんなマニア泣かせの今作は本当にCRIME AND PAINな作風となっていますよ。
⑨曲目のALL MY LIFEなんてメタル系のハードリフにドライブするグルーブが心地よいアメリカンロック風に仕上げているし、聴きようによっては全然聴けるんだよな。
そんな予想の範囲内の音楽性ではあったのだが、個人的に一番驚いたのは、清水明男が明らかに二重の整形手術を受けた事ですがいかがでしょうか(笑)。どうせやるならヴィジュアル系でやり直せば良かったのにね。そうすればウケも違ったんじゃないのかなぁ?

個人的には誰にも共感されないだろうが、アイリッシュフレーバーたっぷりのシナーの1stをJ-pop風味満点に味付けしたようなアルバムだと思って聴いています。清水のギターには、そういった情緒があるんですよね。


Siegfried - Remains ★★★ (2015-11-30 16:25:33)

国産プログレメタルバンド、スターレスのボーカルとしても知られる女性シンガー荒木真為がフロントを飾る様式美系HM/HRバンドの1st。帯びたたきの文章が語るように「英国・重鋼鉄郷の伝統 重く、暗く、そして深く・・・ 静寂の闇と炎の慟哭が織り成す構築美 !!」な世界観が貫かれており、真摯にヘヴィメタルの様式を象る音楽性を踏襲。ドラマ性を含んだリフ、ベースとドラムが生み出すヘヴィでありながらもリズミカルな響きは実に攻撃だ。そこに色彩美豊かなキーボードが空間を演出、そのダークでミステリアスな魔術的響きにはサバスブランドという様式がそこかしこに蔓延っていますね。キャラクターのハッキリとした音楽性故に類似性の指摘は否めないが、様式美サバス的なニュアンスの強い黒魔術サウンドを高次元で再提示してくれた事に喜びを見出しました。この手のサウンドは今となっては即効性も薄いし地味なものとして聴こえるのでしょうが、土台のしっかりとした音楽性と洗練度は聴きこむほどに耳を捉えますね。


Simon Chase - Thrill of the Chase ★★★ (2022-11-24 12:45:51)

カナダのTriumphに楽曲提供などの実績のあるシル・シモーネ。今作は彼に取って待望のバンドデビューとなる。アンソニー・マイケルズというヴォーカルを相棒に自身はギターを担当、メインソングライターとして辣腕を奮い自身の持つ天賦の才を見せつけている。

良くも悪くも既存のアイデアを踏まえてはいるのだが、その対価として安定感を手に入れており、唄もギターも一線級、曲作りの上手さも光るモノがあり、AORなハードサウンドが好みの方にはドンピシャな音楽性を提示してくれた。
オリジナルリリースが1987年、もう少しマイルドなミックスのメインストリーム寄りにしても良さそうなのに、露骨なやり口を完全に否定。耳障りは良いがアーティストしての矜恃も十分に感じさせてくれるだけに、流石はカナダのミュージシャンである。
アナログ盤が有名であり、CD化は幻の一品としてLong Island RecordsのROCK CLASSICで1995年に再発されたのが最後(アンオフィシャルはカウントしません)。マイナーな存在のままだけに、高額商品にはならなかったらしいのだが、唄モノマニアなら安心して聴けるクオリティを保持していますので、サブスクでお手軽に試聴できますので、お暇な時にでもお楽しみくださいですね。
マイルドで伸びやかな歌声、バックのサウンドに負けること無く力強く牽引、ロックありバラードあり、ポップソングありの唄モノサウンドを柔軟に対応している。やはり、唄モノはこれくらいやって貰わないとね。


Sinawe (2014-07-04 22:51:56)

80年代から韓国で活躍する正統派HM/HRバンドです。
1991年に一度解散するのですが再結成後は時流に合わせた音楽性に変わったと思います。
詳しいバイオは分かりませんが我が国産バンドにも通ずる泣きとアジアなサウンドが楽しめますよ。


Sinawe - Four ★★ (2014-07-04 23:16:01)

かつて国産メタルバンドの先駆者LOUDNESSに挑戦状を叩きつけたと言われた韓国産HM/HRバンドが1990年にリリースした4枚目。英語と母国語が入り混じった歌詞は日本語英語に慣れているので気になりません、むしろ違う国の言葉なので然したる問題もなく耳に溶け込んできますかね。少々サウンドプロダクションの脆弱さと一昔前の国産メタルにも通ずるマイナー臭が漂い1990年ものと思えない作風に、この時代の韓国は日本を模倣し目指していたのかな?思わされますね。当時の韓国野球も二流扱いだったもんね。アジアならではの泣きと叙情味あふれるメロディ、やや個性不足で欧米に対する憧れが滲み出ており、きっと欧米のロック先進国は日本のメタルにも同じ匂いを感じるんでしょうね。僕は彼らのサウンドからそんな空気を淀みなく味わうことができ、恥ずかしくもあり懐かしくもあります。類型的なサウンドなんですが憎めない懐かしい雰囲気を味わえる一枚、そしてやっぱり韓流な雰囲気はありますよ。


Sinawe - Four - Farewell to Love ★★★ (2014-07-04 22:56:27)

歌謡テイスト満載
甘く切ない哀愁のメロディックメタル
お約束の一曲ですね
アジアでしょう


Sinawe - Four - Metalizer ★★★ (2017-09-27 13:42:30)

イケイケドンドンと攻めていますね
王道のど真ん中を行くメタリックな一曲
迫力もテクニックも十分でしょう
音質がイマイチだけどね


Sinawe - Four - Set My Fire ★★★ (2014-07-04 22:55:22)

気合いの入った一曲ですね
アルバムの幕開けに相応しいでしょう


Sinawe - Four - Winter Rain ★★★ (2014-07-04 22:57:48)

アコギも泣かせるベタベタのバラード
ある意味韓流だよね


Sinawe - Heavy Metal Sinawe ★★ (2015-05-28 15:06:39)

お隣はソウル出身のキーボードを含む5人組が1986年にリリースした記念すべき1st。ザラついた声質の骨太なシンガーが男臭く迫る歌声を中心に、ミドルナンバーや、わりとソフトなバラードタイプの楽曲が多く収録された一枚。浅く薄い音質にロック然とした迫力や緊張感も削がれ、HM/HR系のバンドとしてやや大人しいしエッジも足りないと1986年当時を踏まえても楽曲自体の古臭さとダイナミズムの欠けたスケールの小ささは何ともしがたいのですが、お国柄が抱えるジレンマだったんでしょうね。ギターソロなどでは聴かせる面もあり、なかなか興味も惹かれます。日本人の琴線に訴えるような演歌チックな情緒とは違うニュアンスがバラードの②⑨などにも表れており面白いですね。ちなみにシンガーのYIm Jae-Beomさんは今作一枚でバンドを離れ、のちにソロシンガーに転身、韓国を代表する歌い手なんだとか??

2008年にCD化されたさいに英語表記も追記されたのでこちらも参照ください。ハングル文字はさっぱりわからん。

1. With the radio turned up high
2. I am a candlelight in your presence
3. Namsadangpae
4. Rock & Roll of youth
6. Lost illusion
7. The dream of Atlantis
9. Day's sun drifts away


Sleepy Hollow - Skull 13 ★★★ (2015-02-16 19:55:55)

US産パワーメタルバンドATTACKERのシンガーだったボブ・マイケルさんがフロントを飾る、金属がこすれ合うように剛毅に打ち鳴らされるパワーリフと直線的なリズムプレイ、愛想は良くないがど真ん中なパワーメタルサウンドを披露する彼らが久しぶりに世に出した2nd。歳を重ね円熟味を増したボブさんのパンチの効いた歌声も上々にヘヴィな楽曲のオンパレード、あの時代のあの空気を現代に甦らしたかのようなヘヴィネスぶりに懐かしくもありますが、古さに寄り掛からない新機軸も打ち出し絶妙なバランス感覚を保っています。US産らしくバタバタとけたたましいラウドな音と甘さを廃したコンクリートサウンドはクールで都会的なヤバさが漂い、独特の緊張感を醸し出していますね。重量感を伴い走る⑤やザクザクと刻まれるペインキラーな①ドラマシズム溢れる大作ナンバーの⑦など(元ネタもあけすけな曲もありますが)ヘヴィメタルとはなんたるかを如実に物語るメタルサウンドにひれ伏しますね。今のご時世、売れないだろうし支持もされないでしょうが、こういう愛想はなくとも正攻法で勝負を掛けるメタルサウンドがある事を言わずにはいられません。永遠の65点バンド、僕は好きだなぁ


Soldier - Louder Than Hell ★★★ (2021-05-16 19:29:24)

カルフォルニア産のクリスチャンメタルバンドによる1stにあたるデモ音源。リリースは1986年、そんな幻の一品が2019年に復刻するのですが、懐かしきUS産メロディアスHM/HRサウンドを主軸に、メインで活躍するリードギターのリック”ハンター”マルティネスがギターを気持ちよく弾きまくるバンド。正直、叩き台のデモ的な作品ですから、あれなんですけども、既存のアイデアからの流用も多く、正直やり過ぎ感は拭えない。もう少しバレないようにやれよと、アドバイスを送りたくなるくらい、丸々使うので厳しい目になりますが、これもご愛敬と受け止めれる許容範囲のガバガバなマニアに、そっとススメたい一品。
まるでお好みテープを聴いているような懐かしい空気があります。ジェフ・スコット・ソートが参加してそうな80年代的メロディアス叙情派サウンド、ある意味は、KUNIとかMASA、ジェイムス・バートとか、思い出して楽しめるマニアには喜べる一品でしょう。大まじめに硬軟交えたメタリックサウンドを叩き出していますので。

オリジナルティの薄さは、デモと言う事で大目に見てください。個人的には許してしまうのよねぇ。ワシには分からんアホじゃけぇ。


Sparta - Use Your Weapons Well ★★ (2016-05-10 15:52:06)

High Roller Recordsからリリースされた全25曲入りの2枚組によるコンピ作。デモ音源にEP、オムニバス提供曲など彼らの80年代の活動をまとめ上げた一枚。NWOBHMマニアの間は知られた存在ですが、わりと地味なスタイルの音楽性でなんとも形容しがたいブリティシュカラーで染め上げた音楽性は時代の遍歴と共に若干の違いがあり、音質も酷い初期のスタイルよりは中期の方が好みだったりするのですが、初期の頃に感じさせる、あの空気をまとった音楽性もやっぱり捨てがたく体調に合わせてピックアップして聴いていますね。NWOBHM特有のブリティッシュカラーを受け継いだ一品、マニアなら押さえておきたくなりますが、レコーディング環境がバラバラなので覚悟が必要かと思います。


Sparta - Use Your Weapons Well - Angel of Death ★★ (2016-06-25 14:15:49)

スカスカですね
ドタバタとした忙しないリズム
懐かしい風を浴びせますね
初期の彼らを代表する曲の一つ
英国してますね


Sparta - Use Your Weapons Well - Fast Lane ★★★ (2016-06-25 14:12:42)

ハードにドライブするNWOBHMな一曲
もとは1981年リリースのシングル


Sparta - Use Your Weapons Well - Tonight ★★★ (2016-06-25 14:19:35)

回転するリフ
荒々しい曲調ですが音質が厳しい
何トラックなんだろうかね?
この雰囲気が渋い
英国的湿り気もありますね


Sparta - Welcome to Hell ★★★ (2016-05-11 14:05:22)

幻のNWOBHMバンドが2014年にオリジナル作を引っ提げアルバムをリリースするとは驚きです。High Roller Recordsの荒技にこちらが心配になるのですが、このような形でサポートする姿勢は素晴らしいですね。彼らには国内のバンドの復活なんかにも手を貸して欲しいと思いますが、スナイパーの名盤辺りをね。暗くジメジメとしたメロディと懐かしき単音リフの響き、まさに往年のブリティッシュカラーそのもの、あのサウンドの復刻にマニアなら目頭が熱くなりますが、目新しさなど皆無、ある意味、夢をもう一度、同窓会的なニュアンスも漂い、大丈夫かいなと不安な気持ちも煽られるのですが、いぶし銀の味わいにワタクシは四の五の言わずにドップリと浸りたいと思います。シケシケの音質も手伝い、当時のデモ音源のリミックスヴァージョンと思わせるようなタイムスリップ感満載のカルトメタルサウンドにくすぐられますね。やっぱホンマもんはちゃうわな


Speed Queen - King of the Road ★★★ (2017-04-07 16:06:27)

ベルギーの若手バンドが2017年の4月にリリースした6曲入りEP。今のところパッケージ商品は無く大手ダウンロードサイトにて配信中なのですが、全6曲一気呵成に突っ走るスピードナンバーが目白押し、NWOBHM直系のスピードとアグレッションに特化したサウンドは四の五の言わせぬ勢いに満ち溢れており、スカッと行きたい方にはドンピシャリとハマるでしょうね。
疾走するツービート、鋭利なリフワークと良く歌うソロをキメまくるアックスメン、そこに心地よいハイトーンも遠慮なく絡み、借り物のフレーズもチラホラあるのですが、そんな事はどうだってエエよと思わせるブレーキなんて踏む気のない一直線な展開の楽曲は、聴いていて清々しいですね。さりげなく一緒に歌えるようなコーラスパートを盛り込んでいるのも聴きやすさを誘発、曲作りの妙もあり、スピードメタル系のバンドが好きな人にはたまらんモノがあるでしょう。
それにしても、この手のバンドが量産体制にある世界のメタルシーンには目を見張るものがありますね。マニアとしては細うで繁盛記状態ですよ。忙しいわ。


St. Elmo's Fire - St. Elmo's Fire ★★★ (2016-12-28 20:44:00)

カルフォルニア出身の4人組が1986年にリリースした1st。シャープに切れ込んでくるギター、マイルドだがハイトーンが心地よい是イン・ラザーの抜けの良いハイトーン、派手に打ち鳴らされているドラミングと職人気質のベース、演奏レベルの高さは聴いていて安心出来ますが、個性不足とも言えるデジャブ感が少々鼻につくのが難点。とは言えツボを押さえた楽曲とアレンジは真っ向勝負を賭けており、その清い姿勢は十二分に評価出来ますね。適度な疾走感とメタリックな質感を残した音楽性は、実にイキイキとしており、小気味よさとドライブ感の心地よさも手伝い、ついつい手が伸びる一品ですね。
王道を駆け抜けるバンドのメタルサイドを代表する『Breaking Out』の持つ普遍的な魅力は、類型的なスタイルであれどグッときますね。好きなんだよなぁこの手のストレートな疾走ナンバーはねぇ。


Stainless Steel - In Your Back ★★★ (2023-03-25 21:47:48)

ツインギター5人組によるジャーマンメタルバンドが1985年にリリースした1st。先人達からの影響下にあるストレートなメタルソングは、奇をてらわないだけに、その筋のマニアならば安心して身を任せる事が出来るでしょう。
音質は良くないが剛毅に打ち鳴らされるヘヴィメタルサウンド、そして欧州由来の泣かせのメロディも飛び出し、ドが付くヘヴィメタルをやり切っている。小気味よく展開するのも流れて気に良いのだが、正直デジャブ感は否めない、コンパクトな楽曲でも顕著に感じるのだから、人によってはかなり評価を分けるだろう。
デビュー作、故に起こる行きすぎた模倣、これもメタル愛と捉えられるか?個人的には、こういうスタイルを否定できません、好きなメタルを詰め込んでいるので許せるんですよね。
潔癖な方にはすすめませんが、80年代ならではの普遍的メタルサウンド、細かい事を気にせずにワカチコワカチコ楽しむ方なら是非とも聴いて欲しいヤツですね。ツッコミながら楽しむのも一興です。


Star Fighter - Metal Hero ★★★ (2020-07-19 19:54:21)

全ての楽器を担当するスティーブ・ヘイズとヴォーカルのロス・パーシーの二人によるメタルプロジェクトいよるデビューアルバム・出している音が渋い、メイデン+JPを隠し味に、スコーピオンズ風味で大胆に味付け、ロスの歌い回しもクラウス・マイネを彷彿とさせる場面もあったりと、古き良きメロディアスHM/HRサウンドが大好きな人にはたまらない音楽性を貫いています。

オーストラリア出身のシンガーと(訛りなんてわかりません)アメリカ人の二人とは思えない情緒のある音楽性、それでいてベッタリとしないのは、出身国のおかげということか、このポップ過ぎず、メタリック過ぎない、メランコリックなダークテイストも加味させたサウンドは、スコーピオンズとの類似性も高く、絶妙なバランス感覚を持ち合わせている。それはメロウな旋律に絡む歌声も音楽性と合致、クドクならぬよう絶妙に回避している。こういったところにも影響の強さが表れていると言えよう。

無駄にスピード勝負じゃない聴かせるスタイルも好印象、そして全編ギターソロで客演しているのは、あのマーク・マギーですからね、マニアなら食指も伸びますよ。
古典スタイル故に、真新しさは皆無ですが、ソフトとも言えるメロディとダイナミックなサウンドの共存を果たした音楽性は、流行り廃りで消えるものではない。音楽とはそういうものでなくてはいけない。そう高らかに宣言しているように聴こえます。


Stash - A Matter of Time ★★★ (2016-01-30 14:07:53)

マニアご用達ギリシャの『No Remorse Records』から2015年にリリースされたオランダ産のメロディアスHM/HRバンドが苦節30年にしてリリースした1st。甘美な陶酔感を誘発するフックに富んだ極上のメロディ、ハードなテイストを失わない力強さ、折り目の正しい真っ当なアレンジとダイナミックな演奏はHM/HRサウンドの醍醐味を確実に伝えるもの、キャッチーさも併せ持つポップフィーリングとブルージーさと英国的なニュアンスを隠し味に見事に昇華させたスタイルはメロディ派のハートを掴んでは離さないクオリティを誇示しているでしょうね。この手の音楽性は唄が命、憂いを含んだ旋律を見事に歌いこなすマイルドで伸びやかな歌声にウットリとさせられるでしょうね。程良く切れ込んでくるハードなギターも職人技を発揮、硬軟入り混じったスタイルをバランスよく指揮しているように感じます。躍動する哀愁に満ちたしなやかメロディ、普遍的なスタイルへの踏襲、手がたい作り故、アルバムを通して聴くと長尺に感じさせる難点はあれど、1987年にリリースしたデモ音源も含んだ全19曲メロディックメタルが好きな人には外せないクオリティを誇っていると思います。


Stealer - Stealer ★★★ (2022-11-15 13:25:18)

アルバム一枚で消えた幻のアメリカンハードロックバンドの1st。音楽性としてはAOR調の落ち着いたスタイルが基調となっているが、オープニングナンバーは些か狙いに言ったパワーポップ路線であり、正直、個人的にはもうちょい落ち着いてと言いたくなるのだが、
しかしメロディックかつ大衆性を味方につけた2曲目のE.S.Pで評価も一変、哀愁のあるメロディと洗練度、その絶妙なポップセンスを操り、売れてやるぞと言う気概をビンビンに感じます。所謂ブルージーな③はバドカンから灰汁を取り除いたようなすっきり感を持ち込み、④以降もフォリナー風ありラバーボーイ風ありとメインストリーム寄りのスタイルを築いている。
その売れ線になりすぎず、だからといってアーティスティックな感性やハードロックスタイルで押し切る分けではないので、少々刺激は薄めである。その中途半端さがイマイチ跳ねなかったのか?MCAとの契約は今作限り、続報も無い中でバンドはどういう終焉を辿ったのかは分かりませんが、メロディ派のマニアならば、大いに引き寄せる魅力があります。
アメリカ産ですから、大泣きはありません。湿っぽさよりも大陸的なグルーブや、ブルース臭もチョイと隠し味だが、全面には出てきていないので、泥臭いのは苦手というマニアには丁度良いでしょう。
推しはどこですがと言われると困るのだが、アルバム全体で勝負している姿勢は買いである。唄える二人のシンガーがいるのも強いのだろう。またアンサンブル重視の作風の安定感があり、アメリカのバンドはテクが無いとデビュー出来ないよなぁと感心させられる。
それが一番の買いであろう。美しいハーモニーを軸に安定感のある演奏とツボを押さえた楽曲構成は、デビュー作としては御の字だろう。作品を重ねバンドは方向性を確立するのもの、将来性の豊かさを感じさせる一枚ですね。
久しぶりに聴いたがイメージが変った。ラストに登場するJOHNNYも毛色は違うのだが、味わい深い枯センギターと繊細な唄い回しとの相性もバッチリである。


Steel Crown - Sunset Warriors ★★★ (2020-01-28 14:05:18)

図画工作2の少年が一生懸命頑張って、北斗の拳の世界観でも描きたかったのか?このジャケをチョイスした奴のセンスに一周回って脱帽するのだが、初めて見たときは、おい冗談だろと心で呟きひっそりと棚に戻しました。
後年、あれがイタリアンメタル市場におして、名を残す名盤と教わったときは驚いたのだが、2009年にEPとのカップリングで復活。多くのクサレマニアを歓喜させた出来事でしたね。

音楽性はNWOBHMの影響も強い正攻法で迫る正統派サウンドを披露。音質のぬるま湯感など、ものともしない熱量があるのだが、そこまで辿り着けるかが重要でしょうね。攻撃性と泣かせの叙情パートの配置もうまく、力技で押し切らない構成は見事。少々歌い切れていない印象を与えるシンガーもカチッとハマればバンドの魅力も倍増と、磨けば光るポテンシャルを感じさせるバンドでした。
このバンド、ヴォーカルのヨーコ・デ・ボニスが、バンドが出場するロックフェスティバルに参加するために、自らが運転するバイクが事故にあり死亡、そのステージはどうなったのだろう?そしてバンドは悲劇と共に解散しました(男闘呼組主演の映画を思い出すな)

CD化も遅く、ヘナチョコジャケにバンドは短命、音楽性は時代遅れとくれば、86年の最中に誰がフォローするんだという事で、忘れ去られた感はMAXレボリューションなんでしょうけど、このアルバム一番の悲劇はレーベルが、ダンス専門のレコード会社ということ、そして当時のイタリアのシーンに、このバンドの出したい音をレコーディングする環境もアドバイスするプロデューサーもいなかったという事だろう。個人的には磨けば光る佳曲揃いの名盤と言いたい。


Steel Crown - Sunset Warriors - When a Woman Calls ★★★ (2020-01-28 14:08:06)

甘い声で歌っていますね
英国的なリフワークと欧州型のロマンティックなメロディ
なんか懐かしいです
そして日本的な匂いもしますね
ギターも印象的なフレーズを奏でていますよ
硬軟交えたギターワークは実にカッコいいです


Steele - Tricks up My Sleeve ★★★ (2016-07-19 21:19:27)

オリジナルは1996年に国内のみでリリースしたUS産のメロディアスHM/HRバンドの1st。話題になったのは今作でドラムを叩くのが鳴り物入りで全米デビューを果たすEZOのドラマー、アンセムやラウドネス、浜田麻里などたぎにわたって活動した本間 大嗣が参加している事で知られる一枚。作風はUS産らしい爽快なメロディと歌を中心とした作りだが時代が時代だけにダークな面もしっかりフォロー、ギターもヘヴィにチューニングされており、コマーシャル性の高い分厚いコーラスを重ねた歌とバックの重さを残した演奏は、微妙なかみ合わせかもしれませんが、多彩なポップセンスとカラフルさが程良く弾け、ポピュリズム溢れる音楽性となり昇華されております。思いのほかギターオリエンテッドな作風にもなっているし、デカイ会場が似合うサウンドは聴いていて心地よい。即効性の高いキラーチューンのオープニングナンバー『Tricks Up My Sleeve』なんてメリハリのある良く出来た曲ですよ。オリジナルのタイトルはバンド名そのままだったのですが、2011年に再発際にデモ4曲をプラスしタイトルも『Tricks Up My Sleeve』に改名、勢いもあるがメロディ重視の楽曲は、類型的で新鮮味に欠ける面もあれど耳を傾ける価値はあるかと思いますよ。メロディ派にはおススメに一品だし本間ファンは押さえたいでしょう。相変わらず美味しいオカズは叩き出しませんが堅実でした(笑)


Stingray(JAPAN) - Rain ★★ (2022-01-15 18:04:28)

このバンドの登録もあったし、このアルバムをコメントした記憶がありありなんだけどなぁ…バンド自体が消えていたんだよねぇ
ウーン、チェリーボーンからの譲二ショックである。
気を取り直して再投稿をしますかね。

キングレコードはNexusから1985年にリリースされた1st。いかにも日本人らしいスクラップ&ビルドを展開、影響を受けたのアーティストからのエッセンスを巧みに取り込みニューミュージックなロックサウンドを展開。非常に聴きやすい歌謡テイストのあるロックサウンドを聴かせてくれます。少女漫画チックな歌詞の世界もなんとも言えないドリーミングな世界観を魅せ、このバンドの独自性を高めているように感じるが、日本のプログレバンドはこんな感じだったかも知れない。
インストから続くのはマイケル・ジャクソンが踊り出しそうなビートの強いナンバー、その後もグッとロックな滾りを感じず、脱落しそうになった中盤あたりで、キレのあるリフが切れ込んでくるスピードナンバーが唐突に顔を出しボルテージを上げます。このバンドの本文はどこなのか戸惑うが、繊細なハイトーンを操る鈴木治の歌声もハマり、暴れるギターと躍動するリズム隊がここぞとばかりにフラストレーションを払拭しています。オルガンもユニゾンをかまし音に厚みを持たせている(エンディングに向けてバンドが一体感を高め爆発するスリルと破壊力は凄まじい)。こういう曲がもう少しあれば良かったのだが、歌謡テイストと恥ずかしい日本語歌詞が絶妙な味わいを魅せるジャパニーズメロディアス歌謡メタルの⑥で昇天させてくれる。アルバムの方向性や売れないと飯が食えないというレーベルの意向もくみ取り折衷したような⑥はバンドの本文なのかも知れませんね。
でも⑤の演奏が全く無理を感じさせないので、腕に自信はあるがやらせてもらえなかった感は否めない。
そういう疑問の抱えたまま、やり過ぎソングの⑦へと向かい、こういうtoo muchさが問題なのですが、アルバムの表題曲である⑦は良い雰囲気です。でもイーグルスに訴えられたら100%敗訴します。
そのインパクトの強さが全てを霞ませるのですが、国産メタルシーンの難しい活動基盤を考えると、こうなるのも仕方が無いのかと大人になれば飲み込めます。なんだかんだ言って、自分の好みに併せて好きな曲をチョイスすれば問題はありませんので、個人的には大いに楽しみました。

ちなみにワタクシが持っているのは2002年に紙ジャケで復刻した奴です。そして2017年には高音質で再発もされています。比較的入手しやすい一枚でしょう。キーボードと哀愁のあるメロディを生かしたサウンドは、ソフトケイスされた面は強めですが、その日本人らしいワビサビのある展開と繊細な作り込み、それは⑧みたいな曲にも顕著に表れているでしょうね。

ワタクシも1985年当時に聴かされたときは、ボロクソ悪口を言いましたよ。軟弱な唄だ、こんなもん女子供が喜ぶソフトロックだとケチョンケチョンでしたが、年齢を重ね物事の分別がつくようになったら、このバンドの持つ技量や制約のある活動下の中で意地を見せたんだよなぁと勝手に推察して楽しんでいます。ギターは上手い、リズム隊も安定感がある。皆、腕に自信がある。だから、この繊細は歌声を生かした英国寄りのメロディアスロックを作り上げる事が出来たのであろう。
ゴリゴリのメタルファンにはすすめないが、和洋折衷を楽しめるマニアにすすめたい。あと潔癖は人は止めた方がいい。聴いたことのあるフレーズが多すぎる。


Stormtrooper - Armies of the Night ★★★ (2013-08-29 15:02:14)

US産パワー/スピードHM/HRマニアなら思わず手が出る1985年リリースの5曲入りEPにリミックス違いとデモ音源をプラスしてフルアルバムとなり世に出回っている今作ですが、けたたましいパワフルなドラミングとアッパーな楽曲を激しくも劇的に彩るツインギターが刺激的なサウンドに仕上げ、これまたアグレッシブなボーカルが堂々とフロントを飾り所狭しと音圧が駆け回り聞き手をねじ伏せていきます。音質や垢抜けなさにマイナー臭が漂いお約束のB級感も満載ですが、アルバムジャケットの戦士がモンスターと戦うモノクロの絵そのままな世界観がオープニングから導き出すドラマ性の高さとメタル度濃厚な世界観は見事で聞き手を勇猛果敢に鼓舞していきます。懐かしいゴリゴリのパワフルな剛球US産メタルを聴き、多様性を飲み込み狭いようで広い昨今のメタルトレンドを前に、やっぱり俺はこれなんだなと思いました。肩の力を抜きたくとも許してくれないガッツィーな男メタルに飲み込まれコレクター癖を恨みます。マニアならお気楽にiTunesもいけますんでオススメしますよ。ちなみにデモ音源で聞けるL.A風な明るめのサウンドも出自からくるマイナー臭がかえって暗く纏まる不気味なサウンドに仕上がっている辺りに次作が世に出なかった要因を垣間見る事が出来るのですがいかがでしょうか?
ちなみにギターのミック・スウェダはキングコブラで活躍する彼氏です。


Stormtrooper - Armies of the Night - Armies of the Night ★★★ (2013-08-29 15:07:15)

騒々しいドラミング
バキバキゴリゴリと激しいリフワーク
ヒステリック気味のパワフルヴォイス
欧州産とも違う湿り過ぎないサウンドがUSパワーメタルの肝
ガッツ溢れる攻撃性が好きです


Stormtrooper - Armies of the Night - Search and Destroy ★★★ (2013-08-29 15:13:13)

重厚でラフだが軽快なアメリカンロック風
しかしやかましいサウンドがそれを許さず
豪快に暴れ倒します


Stormtrooper - Armies of the Night - Steamroller ★★★ (2013-08-29 15:10:01)

重量感たっぷりの疾走ナンバー
サビでは一緒にタイトルを連呼したくなりますね
パワフルな演奏と派手目のソロが懐かしい


Stormtrooper - Armies of the Night - The Beast Within ★★★ (2013-08-29 15:17:07)

テンションも高めなパワフルヴォイス
テンポアップしてからのけたたましい鳴りはバンドの肝
キンキンと鳴り響くメタルサウンドに思いをはせますね


Stormwing - Stormwing ★★ (2017-07-01 15:43:10)

国内盤はテイチクレコードでしたね。フィンランド出身の5人組が1994年にリリースした記念すべき1st。北欧ならではの美旋律を散りばめつつ、ハードなテイストをねじ込み、ドライな風を送ると言うバランス感覚も上々なメロディックサウンドを披露。これといったテクニックは持ち合わせていないが、皆が一丸となり作り上げた音楽性にブレは無く、楽曲の面白さと言うよりは安定感で勝負。その分、個性も薄くありがちなスタイルだし歌い手のピッチの甘さも気になる所で、ライブでちゃんと歌えるのかと心配になるのですが、厚みのあるコーラスワークを従え、補完しているのがニクいアイツですね。
甘く軽やかな北欧ならではの美旋律、変化球とコントロールを活かした軟投派のような緩急を効かした楽曲は、表情豊かで飽きさせない工夫を凝らしていますね。スピーディーなナンバーは無いと物足りない方や、ノリが良ければ毎度お馴染みでも気にならないと言う方には少々面白みに欠けるかもしれませんが、派手に走らなくともツボを押さえたアレンジはメロディ派の琴線に度々ふれるでしょうね。
90年代と言えば北欧にもスリージーなロックサウンドの波は確実に押し寄せていましたからね、彼はその辺りの無視する事無く、でも大幅に取り込むことはせずに、お国柄を反映させたのはアイデア上手ですよね。
個人的に少々エッジ不足でボトムを支える低音の迫力不足も気になりますが、メロディ重視の構成は日本人好み、国内盤がリリースされただけのクオリティは十分保持しているかと思います。


Stos - Stos ★★★ (2023-09-14 20:35:56)

女性シンガー、イレーナ・ボル擁するポーランド産スピード/スラッシュメタルバンドの1st。ちなみにドラマーが旦那さんです。1989年にリリースされた一品ですが、これが欧州風味満点のスピードサウンド、そこにポーランド語の語感が個性を誘発、東欧的癖は少なめだが、マイナーサウンドの放つ暗さが過激なサウンドをもってかき鳴らされている。その独自性と諸先輩方の影響を巧みに盛り込み構築、女性シンガーという、当時としてはレア度の高い存在感とも相まって独自のサウンドへと昇華されてたように聞こえるのがポイント。
とは言え、メリハリのない楽曲というのか音圧やビート感に工夫が足りない、歌メロも似たり寄ったりとアラも目立つのだが、勢いで押し切れるだけの圧はまだない。
そこがデビュー作であり、実は、このアルバムを世に出した頃には解散していたという事実に驚く。2008年にMetal Mindから大量のボートラ入で復刻、配信盤はオリジナル通りの8曲だが、猛者ならばCDゲットですよね。
パンキッシュに燃え上がるスピード重視のメタルサウンド、好きモノにはたまりませんよね。


Streets Of Fire - Nowhere Fast/Fire Inc. ★★★ (2014-07-27 14:24:15)

ダイアン・レインがクルクル踊りまくってます
バックメンバーのリーゼントも眩しい
曲よりもそっちが頭をよぎる
打ち込み具合も懐かしいオリジナルよりもダンサンブルに仕上げています


Streets Of Fire - Tonight Is What It Means To Be Young/Fire Inc. ★★★ (2014-07-27 14:22:09)

映画「ストリート・オブ・ファイヤー」でダイアン・レインが歌っていると思ったら吹き替えだと知りショックを受けた事を思い出しますね。
日本でも杉浦幸主演(河合その子の彼氏役でトレンディ俳優時代の竹内力が出ていますよ)のトンデモない設定の大映青春ドラマ「ヤヌスの鏡」の主題歌としてカヴァーされました。ドラマティックな一曲です。
ヒットメイカー、ジム・スタインマンが世に出した名曲の一つですね。


Strider - Strider ★★ (2019-06-23 19:25:42)

知る人ぞ知る凄腕ギタリスト、ジャック・スターが1991年にそれまでの活動拠点だったバンドBURNING STARRを一旦止め、動き出したのが、このバンドになります。シンガーもマイク・ティレリだったりと、音楽性の変換の為にバンド名を変えたと推察出来るのだが、やはり動き出した時代の匂いを嗅ぎ取ったジャックが手を打ったのがメロディアスなハードサウンド。ある意味、パワーメタル版のJOURNEYとも言えるようなスタイルへと舵を切った為に、こちらの戸惑いはハンパないのだが、時折ねじ込んでくる強引なプレイなどにジャック・スターの隠せない出自も顔を出したりと、成りきれていないのが面白い。そんな中で一際、このサウンドに貢献しているのはシンガーのマイク、余裕のあるトーンを駆使し魅了。柔軟な歌い回しでアメリカンなメロディアスロックサウンドと対峙しています。

やっぱ歌モンでもエレキがガツーンときて、リズムがガシガシ決まっていないと面白くないよと感じる方には、以外とハマる要素も強めですが、どちらかと言えば中途半端と言われがちなスタイル故に聴き手を選びそうです。
このバンド、結局は尻すぼみの短命に終わった為に、どの程度、活動していたのかは分かりませんが、この後、時代の波に飲み込まれジャックさんの姿を見なくなったのが一番記憶に残っています。今聴けば、多彩な楽曲にチャレンジする姿も悪くなく、その前にリリースしたソロでやったフュージョン風のインストよりは何倍も焦点が絞りこまれているので好感が持てますね。


Sweet Vein - Fourth Dimention's Door - Don't Roose Your Cool ★★★ (2021-07-29 20:34:40)

ジャパニーズロックな空気が丁度いい塩梅です
これ以上でも少なくてもダメなんですよね
センちゃんの唄もイキイキしていますよ


Syu - CRYING STARS -STAND PROUD!- ★★★ (2018-11-18 11:41:11)

個人的にはガルネリウスにハマらなかった事もあり、毎回楽しみなシリーズだったが中々食指が伸びなかった。何と言ってもガルネリウスでもカヴァーアルバムを出していたし、聴いた事がない曲も3曲あり、さらには小野正利先生が5曲も歌ったりとガルネリウス感がハンパなく、ずっと二の足を踏んでいました。
しかし坂本英三フリークとしては、彼が参加するアルバムを聴かないと言う不義理は出来ませんので迷わず購入。オープニングから坂本英三が魂の籠った不器用な歌声で魅了と、STAND PROUD!シリーズの名に相応しいアルバムに仕上がっています。

主役たるSYUの選曲も無難なもが多く、自身のバンドで行っているカヴァー大会との差別化を図っている。むこうはマニアックな選曲でファンを泣かせていますからね。歌心のあるプレイは勿論だがワウを噛ませた泣きのギターから、ペトルーシのフレーズを重視しつつも流麗に弾き倒す技巧と表現力に肉薄、まさに彼の渾身のプレイを堪能できる一枚ですね。
また若いギタリストともバトルと展開、リードヴォーカルも務めスパイナルコードファン以外にも歌える面もアピールと、SYUの魅力を知ってもらうにはうってつけでしょう。

個人的にはどうしてもガルネリウス感が漂い参加メンバーも偏っているよなぁと思うのだが、逆を言えば彼の同期でガチンコのメタルバンドがいないと言う現実問題の表れで、人材不足を物語っているのかも知れないが、多くのファンにとっては問題は生じないでしょう。若い人たちが楽しめる選曲というのが最大のポイントでしょうね。聴きやすいバラードも入れ優しさに溢れた好カヴァー集でした。


Syu - CRYING STARS -STAND PROUD!- - Against the Wind ★★ (2018-11-18 11:10:39)

小野先生の歌が素晴らしい
本家よりも歌いきれている感じが凄いよね
ガルネリウスチームによるカヴァー
いろいろとねじ込んでいるが無難な選曲だった


Syu - CRYING STARS -STAND PROUD!- - Alone ★★★ (2018-11-18 11:08:24)

ギターアルバムにHEARTのバラードを選曲とは以外です
ソロでは歌心のあるプレイで魅了
絶妙な弾き回しで感動を運んできます
歌入れのAKANE LIVがガイドヴォーカルみたいなのがチョイと残念
歌い慣れていない感じが強い
それでもTV東京カラオケ選手権では味わえない臨場感が素晴らしい
なんだかんだ言って一番好きなカヴァーだったりする


Syu - CRYING STARS -STAND PROUD!- - I Remember You ★★★ (2018-11-18 11:16:44)

アメリカンロックバラードを2曲も収録とは驚きです
小野先生は何を歌っても上手い
オリジナルもかなり高いキーを歌っているのでベストな選出でしょう
そしてオリジナルを超えるギタープレイが感動を運んできます
ただオマケ感が漂う選曲だった


Syu - CRYING STARS -STAND PROUD!- - Never Die ★★★ (2018-11-18 11:01:13)

イントロのギターがイイですね
いきなり突っ込んできたら単なるコピー大会になるからね
インギーとSyuの違いを楽しめる一曲
やはり並のギタリストではない
バックを固めるメンツも堅実だ
そして小野正利の歌声もベストでしょう


Syu - CRYING STARS -STAND PROUD!- - Red Sky ★★★ (2018-11-18 11:14:40)

剛球一直線な坂本英三流の色気とパワーヴォイスがステキだ
魂が籠っている渾身の歌でしょう
トーン一発に拘るマイケルギターもたまらん
拘りの好カヴァーだ
口うるさいマイケルファンを黙らせるだけの魅力に溢れている
リズム隊も堅実だよ


Syu - CRYING STARS -STAND PROUD!- - Street Lethal ★★★ (2018-11-18 10:53:39)

オリジナルもドラムの勢いが凄いのだが
ここでも完全に推進力となり牽引している
バカテク軍団によるスリリングなカヴァー
坂本英三は力が入り過ぎた(笑)
その不器用さが坂本英三なんだろう
粒だった上品なギターを弾く男だよ


Syu - CRYING STARS -STAND PROUD!- - The Damnation Game ★★★ (2018-11-18 10:56:50)

凍てついたメロディックメタルに切れ込むNOVのカミソリシャウト
無理無駄のないタイトな演奏は本家を凌ぐ出来栄えだ


Syu - CRYING STARS -STAND PROUD!- - The Spirit Carries On ★★★ (2018-11-18 11:20:39)

本家を聴き比べても遜色のない完コピ大会
拘りに抜いて渾身のプレイに頭が下がります
今のテクノロジーなら簡単に手直し可能
歌だって機材が勝手にピッチ調整までしてくれる
そんな時代に生身の人間がテクノロジーにあがない
プレイをするなんてね
聴いている側だって判別がつかないのに
そこに対するこだわりが凄い
そういう意味でも感動出来るハイライト的な一曲


Syu - CRYING STARS -STAND PROUD!- - We’ll Burn the Sky ★★★ (2018-11-18 11:04:22)

イントロのエモーショナルなギター
そして小野先生の歌の入り方
何度聞いてもゾクゾクさせられるねぇ
情念たっぷりの初期スコピ節を完璧にリスペクト
本家に肉薄する渾身の一曲ですね
小野先生もギターも凄いんだよなぁ


T&N - Slave to the Empire ★★ (2019-03-03 11:02:10)

ドン・ドッケン抜きのドッケン組が揃ったバンドによる1st。ここでリードシンガーを務めるのはジェフ・ピルソン。DOKKENのカヴァー曲はゲストシンガーを迎え制作と、純然たる新譜としては、ややインパクトに欠けるのだが、往年のサウンドが現代に蘇った感は十分にある。あとはオリジナルとボートラ的な立ち位置のカヴァー曲の関連性をどう受け止めるかで評価も分かれるでしょう。
個人的には少々、DOKKENに頼りすぎ感が無きにしも非ずで、イマイチ素直に入ってこないのだが、オープニングから気合の入ったDOKKEN風味満点のメロディアスHM/HRナンバーを聴かされると、否応なしに身体が勝手に動き出し熱くなります。
まぁ、それは懐かしさによるところが大きいのですが…ね。
昔から、曲作りは勿論、多くのアイデアを寄せていたジェフ・ピルソンの存在は大きい。そしてジョージのギターは、今の自分を明確に打ち出している。それは過去の曲と新曲を聴き比べれば明らかだ。


T'BELL - REPLAY ★★★ (2019-01-18 14:30:07)

フックに富んだメロディは、どれもが爽快感たっぷり。そのあまりにも健康優良児なサウンドプロダクションと嫌みのなさは、ハードなものを主食とする方には喰い足りない面はあれど、爽快感の中にチョイと足しの哀愁は、日本人の琴線に触れる叙情性が高いだろう。歌い手も個性のない普通のシンガーだ。サウンドも癖がなく色んな意味で普通なのだが、哀愁とポップ性を巧みに織り交ぜた歌モノサウンドは、一点の曇りもない青空のような爽快感があり、そこに泣かせのメロディを曲毎に配合成分を変え展開させるから飽きがこない。気がつけば洗練された美旋律の数々に身も心も奪われます。
体調の悪い時は、甘過ぎて聴けなーいとハズキルーペの渡辺謙ばりの大声で叫ぶのですが、タイトルトラックの④辺りまで聴き進めたら、舘ひろしばりに色つきのハズキルーペを掛けながら、T'BELLサウンドにやられるぜと魅了されていますね。胸キュン哀メロナンバーの⑤もええんだよなぁ。
そして、ごめんごめん悪かった、もう一回頭から聴き直すから許してね。真剣に聴き入ります。

AOR色の強さがマイナスに働かない歌モノサウンドの真骨頂を味わえる貴重な一品。メロディ派のマニアならマストな一品でしょう。


T.T. QUICK - Metal of Honor ★★★ (2011-02-27 03:55:36)

初めて聴いた時の印象は「新人なのに落ち着いたバンドだなぁ」でした
楽曲に負けないパワフルな喉を披露してくれていますが余り熱心に当時は聴きませんでした、90年代に入り寂しさを紛らわせる為に再度手に取り印象がガラリと変わりましたね。タフな歌声、豪快なグルーブを叩き出すリズムに、どんぶり飯に好きな具材を乗せて食いやがれ勝手丼よろしくな気前の良さを感じます、ただ単に力で押し切るのではない繊細さもあり、味に深みを感じさせてくれるのです。気骨のある男前な音に当時は気づけなかった自分が恥ずかしかったです、パワーメタル一直線、硬派な正統派US産HM/HRに興味のある方は是非とも聴いてほしいですね。ACCEPTファンも楽しめます。哀愁のパワーバラード⑦は名曲です


T.T. QUICK - Metal of Honor - Hell to Pay ★★★ (2011-02-27 03:59:54)

出だしの歌い方は卑怯ですね
哀愁たっぷりな男前さに石原裕次郎が波止場でタバコをくゆらせます
この繊細さとメタルなノリはそう簡単には出せません
カッコいいですね
ギターも泣かせますよ


T.T. QUICK - Metal of Honor - Metal of Honor ★★★ (2011-02-27 04:04:48)

アルバムのオープニングナンバー
グイグイとパワフルにリズムが突き進みます
シンプルさがカッコいいです


T.y.r. (Tonight You Rock) - All Comes down to You ★★★ (2019-08-14 15:25:09)

メジャーデビューを飾る事無く消えたUS産のグラム系バンド。所謂ヘアメタルと揶揄されるジャンルに属するのだが、ここで聴けるサウンドは、華やかさを残しつつも硬派でソリッドなハードサウンドを披露。レコーディング時期が1987年と言う事なのだが、DOKKENあたりの影響下になる正統派スタイルは、これもアメリカの良心とも言える堅実なスタイルを保持。ギターも巧者、華やかさを際立たせるテクニカルな演奏も見事にキマっているし、歌い手も伸びやか声質で応戦、リズム隊は、軽めのミックスの為に良さを殺されているが堅実だ。理論性然とした演奏と楽曲、その両面を皆が理解し転がしている。軽薄さを感じさせないシリアスさが耳を惹きますね。
その反面、キメ手に欠けるとみなされたのかも知れませんが、この手の良質な無名バンドもアメリカには沢山いるんだろうなぁと考えると、USシーンの底力を魅せられましたね。沸々と燃え盛る青白い炎、クールに酔わせるメロディアスロックの醍醐味を味わえますね。


TAK MATSUMOTO - Thousand Wave ★★★ (2014-06-23 16:05:18)

スタジオミュージシャン?としてデビュー当時から注目はされていたギタリスト、松本孝弘の記念すべき1stソロ。一聴して分かる樋口のラウドドラミング、TMでのお仕事仲間の西村聡や小室哲哉本人、盟友増田隆信などが参加、主役である松本を盛り立てていますね。ギタリストのソロですからね、フュージョン系の味付けも施されており、それまでの経歴も含め多彩な楽曲をHM/HRに集約し披露。上手い演奏と巧みな技がぶつかり合うバトルに興味津々、メタル界の中でも名の売れた先輩ギタリストたちに追いつき追い越せの野心溢れる彼が持ち合わせるテクニックをふんだんに盛り込んだ充実の一枚です。のちにTM時代の素養を活かし自身のルーツとデジタル小室流ディスコサウンドを取り込んだ打ち込みロックで空前絶後の大成功者となるのですが、ここで聴ける若さと心を打つテクニカルなプレイの数々が色あせる事はありませんね。


TAK MATSUMOTO - Thousand Wave - SPAIN ★★★ (2014-06-23 16:08:57)

入魂の一曲
凄いアレンジと野心が凄い
ギタリストのソロアルバムだね


TAK MATSUMOTO - Thousand Wave - Take Five ★★★ (2014-06-23 16:07:32)

面白いアレンジです
背伸びした感もありますが
聴いても弾いても面白い一曲


TAK MATSUMOTO GROUP (T.M.G.) - TMG I ★★★ (2021-10-02 16:41:49)

個人的に、松本孝弘さんは生粋のメタルギタリストだと思っている。従って稲葉浩志さんとのロックデュオに対する思い入れはゼロなのだが、(あの二人が揃っているのにいつまで売れる曲をやっているのだろう?今ではファンの為のバンドになりつつある)エリック・マーティンとジャック・ブレイズ、ブライアン・テッシーにシンディ・ブラックマンと名うてのミュージシャンを従え完全無欠のロックアルバムを制作している。
とにかく、松本のギターは自由奔放に弾いている。彼特有のトーンを操りダイナミックに弾く姿は頼もしい限り、売れたが故にパクリ云々で非難される彼だが、ここで披露するコンポーザーとしての手腕、和風のメロディも嫌味なく溶け込み日本人にしか出来ないロックを披露している。
ダイナミックなハードサウンドとエリック・マーティンのソウルフルな歌声の相性も抜群、当然、稲葉さんが唄っても様になるような曲も満載であり、聴かせる声を持っているマーティンに負けないギターで応戦する姿に、やはり生粋のロックギタリストとして見たい、彼の雄姿がここにあります。
勢いのあるシンプルなロックサウンド、色々仕掛けてはいるが、どれもノリが良くライブで一緒に口ずさめるような親しみやすさ満載である。そういう和洋折衷スタイルは掴みの①でOK、和のテイストが効果的に働いています。
個人的にはヒットポテンシャルの高い作風であり大成功したと思っていたら、思いのほか向こうのファンから評価されなかったと聴く、やはりミドルテンポ主体でギターも太いからだろうか?
いずれにしろ、松本孝弘なんて売れる曲の人でしょう、JPOPの重鎮でしょうなどと、軽く見ている人には参加メンバーの豪華さに騙され聴いて欲しい一枚である。
耳を惹く良質のメロディとロックが持つ野性的ダイナミズム、それを繊細な感性で彩ることで深みを持たせ、ポップ性や華やかさも見事に開花させている。ガチムチのメタルサウンドを楽しみたいマニアには進めないが、王道を闊歩するロックが好きな人なら聴いて損はしないでしょう。


TAK MATSUMOTO GROUP (T.M.G.) - TMG I - Oh Japan - Our Time Is Now ★★★ (2021-10-02 16:44:57)

シンプルに良い曲ですねぇ
日本人ならではのワビサビも狙い過ぎですが
こういう作風のアルバムになるぞと言う意味では大きいです
アメリカではリリースされたか分かりませんが
一応はフロンティアレーベルが海外配給したのでヨーロッパではリリースされたのでしょう?
向こうの評価を聴いてみたいものです


TAK MATSUMOTO GROUP (T.M.G.) - TMG II ★★★ (2024-09-27 06:38:21)

こんなに大成功して、スタジオワークや日の当たらないステージでのバックミュージシャンを経て、もはやTAK松本というブランドを築いた日本を代表するギタリスト。B'zと言えば、よくパクりがどうのこうのと言われますが、そんなこと言ったらジューダス・プリーストやアイアンメイデン、もっと言えばZEPにパープルの亜流楽曲なんて腐るほどあるので、ワタクシはそういう論争は好きではありません。

イングヴェイ丸出しのギタリストがイングヴェイなんて聴いたことないと言ったら射殺しますけどね。アーメン、ティモ・トルキ。あとトレヴァー・ボルダー歌っているも同罪です。

BABYMETALにLISAさんがゲスト参加、そういう日本人にも優しい目線を持っていますが、今作はメロディックメタルの名門Frontiers Musicを契約を掴み世界デビューも果たしているので、正直、BABYMETALに関しては、もっと彼女達に寄せた振り切ったナンバーで笑わせて欲しかった。

あとはもう、今のB'zにも通ずる落ち着いたハードサウンドを披露。自分のトーンを見つけ自在に操る松本の地に足がついたギタープレイになんの問題もない。正直、このプロジェクトはもっとやって欲しかった。20年ぶりはインターバル空きすぎだが、本業のスケジュールが凄いだけに、無理なんでしょうけどね。今作から稲葉さんが歌っても違和感がない曲も多く散見。

妙な和を入れなくても十分、外国人が聴けばオリエンタルなメロディを取り込んだ本格派のハードサウンドだけに、小細工いらんなぁと思ったりもするのだが、ワタクシのようにB'zサイドではないロックファンが聴いても十分に楽しめる一枚。琴の音色みたいのいらない曲もあるが、概ね楽しめた、惜しむらくは、これは無い物ねだりだし、今更やるわけないのだが、若い頃みたいにスピードとテクニックを詰め込んだようなギターソロやインストナンバー聴きたかったなぁ。

参加メンバーの充実度と実力。そしてソングライティングにプロデュース力と疑いようがありません。何より極太のギターサウンドで多種多様な楽曲を司る松本の存在感、それは我を出さずにバンドの一員でいる事に目を見張る。
エリック・マーティンも年齢を重ねた円熟味があり、彼特有のフレッシュ感は失われていない。流石の表現力ですね。上手い唄が聴きたい人にはたまらんでしょう。少々押しの強くなる彼ですが、ここではバランスが凄く良い。ジャック・ブレイズの加入も、このサウンドには必要なマスターピース。ジャンル不問で楽しめる質の高いサウンドを作り上げている。

B'zファンには、タック松本が、国内の枠にとどめるのが惜しい存在であり、彼はこのメンツで海外に飛び出すべき逸材だという事を知って欲しい。高貴なサウンドですね。ダイナミックでハードだけど、細部にわたり拘りが詰まっている。シンプルなようで緻密な構成。手抜かり無しの本格派のハードサウンドに唸ります。日本人向けのゲスト曲いらんよなぁと思うほど、充実してました。

あのー再生回数が少なすぎるのですが?B'zファンは稲葉さんの顔ですか?この音ってもっと認められるべきだよね。
フィル・モグのMOGGS MOTELにあとにハシゴして聴いているけど、全然負けていませんよ。参加メンバーが凄いのではなく、そのメンツを活かした楽曲とアイデアを具現化した才能が凄いのよ。やっぱワタクシは日本人です、この音に落ち着くんだよね。


TAK MATSUMOTO GROUP (T.M.G.) - TMG II - GUITAR HERO ★★★ (2024-09-27 06:56:39)

ジャック・ブレイズがタック松本の事を思って詩を書いたと言われる一曲
だからギターヒローなんだね
サビメロも含めあれなんですけどね
デジャブ感が逆に好きなんです
こういう展開の曲をやってくれるのが嬉しいのです
アルバムの中ではストレートにハードサウンドを打ち出しつつも
ワビサビがありB'zファンも慮っている
ダイナミックなリズムプレイも着飾らないハードサウンドを象徴する
でも十分に豪華な出で立ちの音なんですけどね


TAKARA - Blind in Paradise ★★★ (2014-03-01 21:06:33)

ニール・グラスキー率いる叙情派US産HM/HRバンドの3rd。シンガーは勿論ジェフ・スコットソート。今まで同様期待通りのメロディを生かした安心の一枚。時代錯誤といわれようが1998年にこのサウンドを提示してくれる気概に胸を打たれましたね。欧州産とは違う哀愁が全編を支配しておりポップセンスも巧みに散りばめ大衆性をアピール、もう少しエッジの効いた音作りを施してくれればよいのですが、この軽さが毎回気になるかなぁ。もはや円熟味を増したジェフの歌声との相性も抜群なニールのギター、曲作りの巧さを生かしたアレンジがツボを心得ており程よくヘヴィでキャッチーなメロディアスサウンドに安心して身を任せていけます。歌の上手い正統派の一枚をお探しの方は手にしてみる価値は大いにありますよ


TAKARA - Eternal Faith ★★ (2008-09-28 19:54:00)

ジェフ・スコット・ソートがプロデュース兼ボーカルとして全面的に参加した
US産の叙情派HM/HRバンドの1993年リリースの1st
適度にヘヴィでエッジの効いたサウンドと良質なメロディが聴ける正統派と呼ぶに相応しいアルバムです
この手の曲を歌わしたら右に出るものはいないと言える程のパフォーマンスを披露したジェフも素晴らしいがギターのニール・グラスキーのツボを押さえたプレイも素晴らしく両者の特性が合致し良質なメロディアスハードロックバンドへと昇華している
メロディアスなサウンドに目がない方なら聴いて損はないかと思います
個人的にはライナーを手がけている広瀬氏のコメントに目頭が熱くなりました
正統派冬の時代はますます厳しくなっていますからねぇ


TAKARA - Eternal Faith - Colors Fade ★★★ (2009-03-30 01:38:38)

お約束感は否めないが美しいハーモニーを生かした泣きのバラード。当時は良く聴いたなぁ。ジェフの野太い声がロックしています


TAKARA - Eternal Faith - Fallen Angel ★★★ (2009-03-30 01:37:13)

地味だが個人的には大好きですね
このサビメロに胸キュンです
哀愁とソウルフル躍動感に満ち溢れた哀愁のメロディアスハード
懐かしい音色のキーボードソロそしてギターソロの流れも好きですね。エンディングまで聞き逃せませんよ


TAKARA - Eternal Faith - First Attraction ★★★ (2009-03-30 01:31:56)

躍動感のあるリズムと仄かな哀愁を感じさせるメロディと
キャッチーな唄メロ、ソウルフルなジェフの歌声がなんとも映えますね。ギターソロもかっこいいですよ


TAKARA - Eternal Faith - I Don't Believe ★★ (2009-03-30 01:33:40)

ギターソロの入り方が好きですね
キャッチーなサビメロも印象的です
ジェフの骨太でソウルフルな歌声が哀愁のハードポップナンバーの中でギラリと光を放ちます


TAKARA - Eternal Faith - Passions of the Heart ★★★ (2009-03-30 01:40:13)

イントロのキーボードのフレーズが印象的ですね
キラキラと輝いているポップでキャッチャーなハードポップナンバー、やっぱり正統派はいいなぁ


TAKARA - Eternal Faith - Restless Heart ★★★ (2009-03-30 01:30:03)

アコギにキーボードと泣かせるアレンジが光ります
ジェフの朗々とした歌唱が胸を締め付けます
劇的だなぁ


TAKARA - Eternal Faith - Spotlight ★★★ (2009-03-30 01:25:53)

アルバムのオープニングを飾る哀愁のメロディアスHM/HRナンバー
適度な爽快感が米国らしい
お約束感満載だが良いね


TAKARA - Eternal Faith - Two Hearts Together ★★★ (2009-03-30 01:27:58)

哀愁のあるメロディが胸を締め付けますね
ジェフの力強い歌声が印象的ですね
キーボードの使い方など典型的ではあるが華やかです


TAKARA - Taste of Heaven ★★★ (2014-03-01 20:31:45)

ジェフ・スコットソートがプロデュース兼Voとして参加しているバンドの1st。前作の路線をそのまま推し進めた意欲作、ニール・グラスキーの哀愁を含んだメロディを生かした正統派HM/HRサウンドを披露、当時でも時代遅れも甚だしいのですがワタクシのようなメロディ派にはたまらない良質な一枚でした。胸を締め付ける哀愁のメロディ、湿り気すぎない爽快感と適度な甘さが効いた微糖サウンド、そこにジェフのザラついた歌声が朗々と歌い上げ実力に違わぬパフォーマンスを披露し貫禄も十分、バラードありAOR系の歌ものあり、エッジの効いたハードナンバーありと楽曲も充実しており一気に最後まで聴き通す事が出来ますね。


TAKAYOSHI OHMURA - Devils in the Dark ★★★ (2017-06-07 15:53:41)

Liv Moonを経てBabymetalとのお仕事もこなす若手辣腕ギタリストの一人、大村孝佳がシンガーにアカネ・リブやラッセル・クロウ、LIVEでも共演を果たしたマーティー・フリードマンなど多彩なゲストを迎え入れ2013年にリリースしたソロアルバム。速いパッセージを織り込んだメロディックなギタープレイは健在。曲を殺さない弾き倒し方もカッコ良く決まり、ここ数年、自身のソロ以外での活動が無駄になっていない事を見事に証明してくれました。テクニックに埋没しない、聴かせる事と凄技で聴き手を圧倒する事の離れ業を見事にやってのけているようで、その充実したプレイを前に個人的には聴いていてワクワクゾクゾクとさせられましたね。
情感たっぷりなインストナンバーからマーティーとのバトルまで収録、歌モノも歌い手の資質を考えた適材適所にはめ込んでおり、その辺りにも不満はないでしょう。日本人好みのメロディックメタルサウンドを多くにリスナーを惹きつける要素も大。Babymetalとのお仕事を契機に、ここで一発名前を挙げて欲しいですね。


TAKAYOSHI OHMURA - Emotions in Motion ★★★ (2014-05-30 13:02:23)

豪華なゲストシンガーに支えられて制作された3rd.トニームーアの精彩を欠いたパフォーマンス以外は各自の持ち味を生かし魅力的な歌声を披露、大村の多彩なギタープレイを軸に繰り広げられるメロディックな正統派HM/HRアルバムとしては申し分ない出来栄えでしょう。若さに任せた速弾きだけでは終わらない経験とテクニックに裏打ちされたギターは聴きどころも多く、楽曲に合わせたプレイは耳の肥えたギターリストにも納得の仕上がりでしょう。構築されたソロも素晴らしいけどバッキングプレイも美味しいし上手い、リフワークも練られていますね。また全体を包み込む王道のメタルサウンドを追求していく姿勢も素晴らしい、ここにはなんの曇りもない純度100%のメタルが詰まっております。音質も含め実は、ややラフな仕上がりのアルバムかなぁと思わせるのですが逆にそこに等身大の魅力も感じ好感を持っていますが評価の分かれ目でしょうか?彼がお化粧したり、子供の後ろでギターを弾かないといけない現状を憂慮しながらも国産のバンド形態でこの音を突き詰めるのは相当厳しいでしょうが、応援せずにはいられませんね。


TAKAYOSHI OHMURA - Emotions in Motion - Distant Thunder ★★★ (2014-05-30 13:14:29)

ドゥギー・ホワイトが歌う疾走ナンバー
王道ですね
そこが清い
そしてソロは圧巻


TAKAYOSHI OHMURA - Emotions in Motion - Every Time ★★★ (2014-05-30 13:13:03)

シンガーの適性を考えた楽曲が憎いですよね
この爽快感がたまりません
キレのあるカッティングの心地よいです


TAKAYOSHI OHMURA - Emotions in Motion - Holy Tomorrow (2014-05-30 13:16:12)

RIOT風のソロにニヤニヤします
曲もトニームーア時代を意識してます


TAKAYOSHI OHMURA - Emotions in Motion - Never ★★ (2014-05-30 13:27:38)

テクニカルな演奏が支えていますね
メタリックで攻撃的な一曲です


TAKAYOSHI OHMURA - Emotions in Motion - Rain on Me ★★★ (2014-05-30 13:11:51)

メロディックなアメリカンメタル
ある意味ドッケン風だしXYZ風でもある
歌がホンマもんだから素晴らしいフィーリングがある
大村がそこまでの逸材だから応呼するのでしょう


TAKAYOSHI OHMURA - Emotions in Motion - Stay Away ★★★ (2014-05-30 13:21:52)

叙情的でキャッチーな一曲
デンジャーデンジャーが歌うので雰囲気がそのまんま出ています
押し引きを得た大村のプレイが心地よいです


TAKAYOSHI OHMURA - Emotions in Motion - Tell Me Why ★★★ (2014-05-30 13:05:28)

骨太な歌声がブルージーな一曲とマッチしてます
XYZ時代からドッケンもどきと揶揄されていましたが
彼の歌声は素晴らしいですよ
大村の妖艶なギターも素晴らしい


TAKAYOSHI OHMURA - Emotions in Motion - WARRIOR ★★★ (2014-05-30 13:22:58)

様式美系のミドルナンバー
古臭くない仕上がりが嬉しいです


TAKAYOSHI OHMURA - Emotions in Motion - Wanna Remember ★★★ (2014-05-30 13:08:20)

甘いなメロディアスですね
若いのにこのタイム感も素晴らしい
歌モノですがこういうの大好きですよ
歌うはテッド・ポーリー


TAKAYOSHI OHMURA - Emotions in Motion - When I Close My Eyes ★★★ (2014-05-30 13:20:37)

線の細いトニームーアの後なんで
なお骨太な印象を持ちますね
シンガーはXYZのドッケンもどきと叩かれたテリーです
王道を行くメロディックな歌モノを
面目躍如といった形でエモーショナルな歌声を聞かせていますよ
参加メンバーの中で一番知名度が低いのでしょうが一番良い歌声を聞かせています


TAKAYOSHI OHMURA - Nowhere to Go ★★ (2008-09-12 18:05:00)

豪華ゲストに釣られなんの知識もなく購入
若いわりにはテクニックに裏打ちされたしっかりとしたプレイを聴かせてくれて驚いたが個性不足な感じがします。しかしこれだけのゲストに負ける事無く華やかなソロを聴かせるだけで及第点は越えているし正統派のHM/HRが好きな方なら聴いて損はしないでしょう。このご時勢に一点の曇りもないメロディアスなサウンドを若い子が見せ付けてくれるだけで嬉しかった。ヴィタリ・クープリもプロデューサーとしては勿論だがKEYとしても活躍し無駄に弾きすぎず絶妙なプレイで盛り立てていますね、上手いなぁ彼の貢献は絶大ですなぁ。マーク・ボールズ、リッチー・コッツェン、ドゥギー・ホワイトの三人の唄が一度に聴けるだけでも美味しいねぇ、皆持ち味を発揮しいい仕事をしていますよ。5曲入りなのが惜しいと感じさせる挨拶代わりには申し分ないバラエティに富んだ曲が収録された好盤です


TALAS - 1985 ★★★ (2022-09-29 20:35:03)

ビリー・シーンが在籍していた事で知られる伝説のロックグループの最新作。2022年に3枚目のアルバムをリリースしてきたのですが、これが驚いた。アルバムタイトルが示すように1985年という、メタルバブルが巻き起こる直前の、まだ健全さが残るガチンコのアメリカンハードサウンドを披露、外連味のない豪快なサウンドは、あの時代を懐かしむだけではないフレッシュ感を伴い今の若い人にも十分、訴求する力を持っているでしょう。
今作リリース時には他界してる、リードシンガー、フィル・ナロの熱のこもった歌唱スタイルはこの手のサウンドに激ハマり、ドラムのマーク・ミラーはビリーの相棒を見事に勤め上げ堅実だが、派手なリズムを見事に支えている。
適度に華やかで硬質なロックテイストを均衡させた奇跡的なバランス感覚、ドライになりすぎればヴァン・ヘイレンみたいになるところを上手く回避しながら、MR.BIGでもないTALASな音を鳴らしている。

個人的には、ここを一番危惧していました。ビリー・シーンがいるだけに、マネージメントから変なアイデアを盛り込まれ安易な方法を取る楽曲が1曲でもあれば台無しですからね。

主要メンバーであるビリーが抜ける直前のTALASというバンドのポテンシャルの高さと可能性、こんな強力なマテリアルを眠らせていたなんて勿体ないですよね。こういう形で復活してくれたのは本当にありがたいです。
やんちゃで勢いがあるのに、どっしりと構えた横綱感、昔ほど、ビリー・シーンのベースを前面に出しているわけではないのでバランス感覚にも秀でている。でもベース強めなのは、このバンドの持ち味であり。ビリー・シーンという男の存在感が売りでもあるために、このミックスに不満はない。
バンドを牽引するのがベースという面白い音は今も昔も変りませんね。
普遍的アメリカンハードサウンドのど真ん中を闊歩する王道スタイルとベース主導という斬新さの融合、今作も最高の形で実現してくれました。昔のマテリアルを引っ張り出しても懐古主義で終わらないのは、このあたりのセンスなんでしょうね。
そして一番良かったのは現代的なサウンドメイクにしなかったこと、これに尽きる。


TALISMAN - Talisman ★★ (2008-08-12 12:36:00)

1993年にZEROコーポレーションからリリースされた1st
ボーナストラックとしてLIVE音源が6曲もある全17曲入り
特にヨーロッパのSCREAM OF ANGERには興味がそそられましたね
アルバムの内容はひと時影を潜めていた北欧美旋律HM/HRを高次元で展開しており
1stアルバムとしては充分すぎるほどの充実感を誇っている
北欧産ならではの爽快感のあるハードポップナンバーを彩る美しいハーモニーを活かしたボーカルサウンドと躍動感溢れる美旋律の数々に心が洗われます
この手のサウンドは歌が命、ジェフの歌唱は素晴らしい
因みに僕はEYESで歌うジェフを聴き今作購入を決意しました
名曲⑤の出来栄えは白眉だ


TALISMAN - Talisman - Break Your Chains ★★★ (2008-08-12 12:48:14)

扇情的なメロディが耳を惹く哀愁の北欧メロディアスHM/HRナンバー 切ないはど美しいメロディに胸キュンします
アコギのフレーズのカッコいいことギターソロも良いですよ


TALISMAN - Talisman - Dangerous ★★ (2008-08-12 12:57:12)

美しいコーラスハーモニーを活かした
ノリの良いミドルナンバー
HM/HRファンにしか理解できないカッコよさがある


TALISMAN - Talisman - Day by Day ★★★ (2008-08-12 12:43:36)

美しいKEYのイントロにやられました
美旋律が華麗に舞う哀愁の北欧産メロディアスHM/HRナンバー
躍動感溢れるジェフの歌声がここまで馴染むとは思わなかった
機会があればヨラン・エドマンヴァージョンとの聞き比べも