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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 10301-10400

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 10301-10400
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STRYPER - The Yellow and Black Attack - Loving You ★★★ (2011-07-15 00:05:23)

初期の名曲でしょう
ストライパーらしい美旋律とロックテイストをふんだんにまぶし
キャッチーな味付けを施したメタルナンバー
カッコいいね


STRYPER - The Yellow and Black Attack - You Know What to Do ★★★ (2011-07-14 23:55:37)

美しいボーカルハーモニーを生かした
メロディアスなミドルナンバー
程よいキャッチーさも印象的ですね


STRYPER - The Yellow and Black Attack - You Won't Be Lonely ★★★ (2011-07-14 23:58:46)

お得意のバラードナンバー
しっとりを美しく歌い上げています


STRYPER - To Hell With the Devil ★★ (2009-06-11 21:44:00)

洗練されたハーモニーを生かしたツインギターに絡み、嫌味なく伸びやかなハイトーンを響かせるマイケル・スウィートの美声、流麗なメロディのオンパレードに心が洗われます。ミドルナンバーも多くメロディを聴かせる事に比重を置いた今作はメロディ派には必聴の名盤かと思いますよ。当時宗教的な歌詞やヴィジュアル的に軟弱なイメージを与えられましたが僕は支持します。


STRYPER - To Hell With the Devil - All of Me ★★★ (2009-06-11 21:35:00)

中世的な魅了を感じさせる歌声に魅了されます
軟弱と揶揄されようが美しいさに惹かれます


STRYPER - To Hell With the Devil - Calling on You ★★★ (2011-07-17 01:06:37)

メロウな雰囲気とポップフィーリングが絶妙ですね
かれらにしか表現出来ない甘美な世界が素敵


STRYPER - To Hell With the Devil - Free ★★★ (2009-06-11 21:31:39)

マイケル・スウィートの美声に癒されます
拘った美しいメロディとハーモニーを生かした唄メロに
ウットリさせられますね
ドラムがイマイチだけど僕は好きですね


STRYPER - To Hell With the Devil - Holding On ★★★ (2011-07-17 01:11:29)

甘美なメロディにキュンとなります
極上のキャッチーさに
甘い雰囲気を味わえます
軽やかですね


STRYPER - To Hell With the Devil - Honestly ★★★ (2009-06-11 21:33:12)

透明感溢れる歌声に凛とした気分になります
お約束感満載ですが良いものは良い
美しいバラードですねぇ


STRYPER - To Hell With the Devil - More Than a Man ★★★ (2011-07-17 01:14:35)

ストライパーの男前な一曲です
美旋律に彩られ適度なハードさに琴線を刺激されます


STRYPER - To Hell With the Devil - Sing-Along Song ★★ (2011-07-17 01:09:26)

美しいコーラスハーモニーを堪能ください
メロディアスなミドルナンバー


STRYPER - To Hell With the Devil - The Way ★★★ (2011-07-17 01:08:11)

L.Aメタルしてますね
シャープなギターリフとメタリックな感覚が好き
懐かしい時代の空気を味わえます


STRYPER - To Hell With the Devil - To Hell With the Devil ★★★ (2009-06-11 21:29:11)

メロディアスかつヘヴィなミドルナンバー
STRYPERの魅力が詰まって名曲です
メロディ命の美旋律と伸びやかな歌声に悶絶です


STUART SMITH - Heaven and Earth ★★ (2009-11-15 02:31:00)

あのリッチーサンボラを親戚にもつイギリス人ギタリストのスチュアート・スミスが1999年にリリースした1stソロアルバム、ジョーリンターナーやグレン・ヒューズ、カーマイン・アピス、チャック・ライトにケリー・ハンセン等が参加した豪華ラインナップが話題となり購入をしたアルバムです、主役が一番地味な存在ですがしっかりとしたテクニックに裏打ちされたギターワークは目を見張るものがあり、豪華ゲストにヒケを取らず自らを存分に主張していて聴き応え十分の作品となっています。とりわけリッチーサンボラがリードVoを取るDEEP PURPLEのかばカヴァーソング④は出色の出来です、勿論ジョーが歌うRAINBOWテイストを感じさせる楽曲も様になっており聴かせてくれます、真新しさは皆無で刺激も薄いが予定調和に身を任せる安心感も悪くはないかと思います。DEEP PURPLE・RAINBOWといったオーセンティックなHM/HRが好きな方なら充分楽しめる内容は誇っているかと思います。


STUART SMITH - Heaven and Earth - Don't Keep Me Waiting ★★ (2009-11-18 18:58:20)

グルーブ感のあるヘヴィなミドルナンバー
豪快なリズムが心地よいです
ケリーハンセンの歌声も伸びやかだし
縦横無尽に弾きまくる主役のギタープレイもカッコいい


STUART SMITH - Heaven and Earth - Heaven and Earth ★★ (2009-11-18 19:02:36)

ジョーリンターナーが歌うアルバムのタイトルトラック
メロウなメロディが胸を打ちますね
後期レインボー的なナンバー


STUART SMITH - Heaven and Earth - Memories ★★ (2009-11-18 19:11:59)

哀愁のハードポップナンバー
ジョーリン・ターナーの歌声が見事にはまっています


STUART SMITH - Heaven and Earth - See That My Grave ★★ (2009-11-18 19:04:10)

ヘヴィなブルースナンバー
ソウルフルなグレン・ヒューズの歌声が心地よいですね


STUART SMITH - Heaven and Earth - When a Blind Man Cries ★★★ (2009-11-18 19:09:45)

リッチー・サンボラがリードボーカルをとる
DEEP PURPLEのカヴァーソング
エモーショナルなプレイの数々に感動を覚えます


STUN LEER - Once ★★★ (2024-07-20 09:02:19)

アルバム一枚で消えた幻のAOR系ハードバンドのフルアルバム。リリースはMTMから1998年、国内盤もあっただけにクオリティは折り紙付き、リリース時、参加メンバーで一番知名度が高かったのが今作でリードヴォーカルを担当する元TOUCHの才人、ダグ・ハワードという、遅れてきたルーキーだっただけに、ネーミングライツでは劣るのだメロディックメタルマニアの間では名盤と溺愛される一枚。

個人的にはリリース時期も悪かったが一番のマイナスは黄色が強すぎるグラデーションの掛ったジャケットに尽きると思っている。とてもではないが、こんな爽快で泣かせる叙情派サウンドを奏でるバンドとは思えない最悪のイメージショットが問題だったと思っている。

またバンドのメインはベースのポール・マイケルとギターのマイケル・マッケイブの二人、バンドの原型は昔からあったと言われているだけに、今作が時代を問わない普遍性を持っていることに合点がいった。
とにかく混じりっ気なしの叙情派ハードサウンドを展開、そこに力強いハスキーヴォイスが絡み、多種多様なサウンドと真っ向勝負。なにより、キーボード主体のキラキラ系ではないので、シャレオツなヤツはちょっとと思うマニアを振り向かせるだけに力強さがある。

とくにギターのマッケイブはかなりの実力者。その引き出しの多さに舌を巻きますね。だからこそ、バラエティ豊かな唄モノロックをより彩りのあるものへと高めている。極めて高いソングライティング力に支えられた今作、リードヴォーカルとして素晴らしい歌声を披露したダグの貢献度、ドラムもゲストで複数クレジットされているがパワフルなリズムを叩き出し軟弱さを排除。ノリが良くテンポアップされた曲も多いので、ノリノリで楽しめます。

とは言えヒットに繋がったとはならずバンドは今作一枚を残し消滅。配信盤もない状況なので完全に忘れ去られた存在となりました。またアメリカのバンドなのに、本国でリリースされなかったというのも痛い。そんな絶望的な知名度とは駆け離れたクオリティ、哀愁のメロディが好きでハードなギターが絶妙な頃合いで顔を出すバンドサウンドが大好きなマニアならば、腰を上げずにはいられないでしょう。類型的なスタイルと言われガチのサウンドの中で、このバンドを頭一つ突き抜けた安定感がある。
コンパクトな作風は聴きやすさを最大限まで誘発、その中にドラマと展開があり飽きさせない工夫を凝らしている。楔となるギターソロも確実にクライマックスとなる見せ場を設け、聴き手のテンションをキープ、気がつけばリピート再生の罠にはまります。

ランニングタイムを短いし本当に聴きやすい作風なんだよなぁ。力点がロックなんですよね。メロディアスな作風なんですけど、パンチが効いているんですよ。このまま埋もれされるのが惜しいわ。残念で仕方がありませんね。
まずはサブスクリプション解禁でしょうよ。どこぞのレーベルが腰を上げんかね。勿体ないわ。


STYX - Cornerstone - Boat on the River ★★★ (2018-07-01 17:48:53)

フォーキーだねぇ
ホロリと涙がこぼれそうになります
STAXにもこういう曲があるんだと驚きましたよ


STYX - Kilroy Was Here - Mr. Roboto ★★ (2010-11-20 03:33:18)

STYX初めての曲がこれでした
やりすぎだろ!!って思いましたね
よう聞いたらよく出来た曲なんですよ
全然ハードじゃないし
メタルしていないけど
メロディアスなナンバーに興味があるかたは聴いてください


SUBWAY - Subway ★★ (2008-03-07 04:14:00)

ドイツ出身の欧州産メロディアスHM/HRバンドSUBWAYがAVEXのBAREKNUCKLEから1998年発売された3rdアルバムを紹介します。かつてはサックスを導入し他のバンドとの差別化を計っていたのですが今作ではKEYを含む従来の五人編成によるバンド形態で挑んでいます。パープル、レインボーといった王道を行く正統派の叙情的なメロディアスHM/HRサウンドに頑固一徹なドイツ産のサウンドではなく爽快感のあるアメリカンな色合いを施しているのが面白い、しかし程よく湿っているのが琴線をチョコチョコと突いてくる哀愁のメロディが実にカッコイイ。ギターリストも中々のテクニシャンで派手さはないものの確実に楽曲に爪あとを残す印象的なフレーズを聴かしてくれる、確信犯的なフレーズが面白く④のソロ後のブレイク部分なんてレインボーのLOST~そのものだもの。時代に左右される事のない普遍の魅力に溢れた今作は多様化された今だからこそ見直されるべき価値のある作品だと思います。正統派のHM/HRサウンドをお探しの方は聴いて損はないかと思います。


SUBWAY - Subway - Don't Look Back ★★ (2008-03-10 04:33:07)

ほのかに哀愁を感じさせる質感が欧州的なのか爽快感のあるノリの良いナンバー 大陸的なノリも感じさせてくれるドイツっぽくないのが彼らの個性


SUBWAY - Subway - Ghost In My Heart ★★★ (2008-03-07 16:47:16)

哀愁の泣きのバラードナンバー
力強いVoもさることながら扇情的なギターソロが素晴らしいです
適度な湿り気を帯びたメロディが泣かしてくれます


SUBWAY - Subway - Into The Fire ★★★ (2008-03-10 04:28:16)

哀愁のあるパワーバラード
枯れた味わいのあるギターの音色が泣かせます
サビメロも印象的でグッときます


SUBWAY - Subway - Nights Of Desire ★★ (2008-03-10 04:25:25)

哀愁のハードポップナンバー
ウェットな質感と爽快感が程よくブレンドされていてカッコイイです


SUBWAY - Subway - Price Of Love ★★★ (2008-03-07 16:40:37)

適度な質感と爽快感が程よくマッチしていて彼らの目指す一つのスタイルを提示してくれたアップテンポなノリの良いナンバー
ギターソロが熱いですねぇ


SUBWAY - Subway - She's Gone ★★ (2008-03-07 16:31:53)

哀愁のあるメロウなミドルナンバー
猛烈な泣きの情感を発散しています


SUBWAY - Subway - Shine ★★★ (2008-03-07 16:29:56)

欧州産の湿った質感を持つアルバムのオープニングを飾るメロディアスなHM/HRナンバー ハスキーな声質のVoが中々の実力者でしっかりと歌い上げています バンドのアンサンブルも堅実で派手さはないものの魅力的なフレーズを聴かせてくれます


SULTAN - Check and Mate ★★★ (2016-08-13 15:21:18)

スイスの正統派HM/HRバンドが唯一リリースしたと言われるフルアルバム。マイルドな質感とポップでキャッチーなメロディは欧州産らしい湿り気を適度に含んでおり、爽快で包容力のある耳触りのよい音を弾き出している。ギターも出ずっぱりではないが適度な押しの強さでバンドサウンドを牽引、ソロパートにおけるスリリングなインストプレイなど聴きどころも多く、バラード⑤などでは情感たっぷりのメロディと優しい歌声に包まれた泣きを披露、深みに欠けるサウンドプロダクションではありますが、胸に迫る美しいフレーズの数々にグッときました。アルバム1枚の短命に終わったバンド故、そのポテンシャルの全貌は掴めませんが『FIFTH ANGEL』あたりの音楽性に共感できる方なら楽しめるでょう。


SUNRISE - Absolute Clarity ★★★ (2022-03-06 13:44:07)

ウクライナ産のメロディックパワーメタルバンドの3rd。国内盤はボートラ2曲追加でSpiritual Beastから出ています。
欧州由来の情緒のあるメロディとサビで弾けるキャッチーさ、お手本となるバンド達からの影響もにじみ出しながらも、嫌われないようにオリジナルティとリスペクトを上手く混ぜている。メンバーを刷新した事もバンドサウンドのパワーアップに繋がり劇的なドラマ性を盛り込み聴き手を飽きさせぬよう工夫を凝らしています。
前作からのインターバルも無駄とは思わせない、しっかりとした枠組みの演奏と楽曲構成、ストラトヴァリウスやソナタ・アークティカ等が好きな方なら大いに満足して頂けるでしょう。良い意味で垢抜けたバンドサウンド、日本人にも通ずる、スクラップアンドビルド方式にも目を見張ります。壮麗な世界観を演出するキーボードも効果的に機能、根幹にあるベーシックなメタルサウンドを土台に、見事、彼ら流儀のメロディックパワーメタルを展開しています。


SUNRISE - Liberty ★★ (2016-06-11 15:32:56)

東欧ウクライナ、キエフ出身のメロディック・パワーHR/HMバンドが2007年にリリースした1st。サウンドはモロにストラトヴァリウス、ソナタ・アークティカと言ったスタイルを踏襲(ソナタのトリビュートアルバムにも参加)。透明感のあるメロディと胸を焦がす熱きサウンド、麦踏ツーバスの勇ましさ、天駆けるフライングアックスメンから放たれる美旋律、ティモ・コティペルトと同様、線は細いが突き抜けるハイトーンと型にハマっていますが、静寂を突き破りベタだがパワフルに疾走する④など、この手のスタイルが好きな方には安心安定のブランドとして鳴り響くでしょう。憂いはあるが全般的に希望に満ちた華やかさと清々しさもこの手のバンドの魅力の一つでしょうね。


SUNRISE - Trust Your Soul ★★★ (2016-06-11 15:52:42)

ウクライナ出身の6人組が2009年にリリースした2nd。前作同様、ストラトヴァリウス&ソナタ・アークティカ路線のメロディックスピード/パワーHM/HRサウンドを披露。楽曲のクオリティ、プレイ面、アレンジと全てにおいてスケールUP、シンガーのコンスタンティンのパフォーマンスも青臭さが取れ、逞しくなったように感じるのも好印象(とは言いつつも少々イモ臭は変わらずね)お約束感満載の美旋律を伴い華麗に走り抜ける②などを聴けば、この手のマニアなら立ち上がり拳を振り上げずにはいられない衝動に駆られるでしょう。ドストライクなアレンジと展開には、やや興奮度は薄目かも知れませんが、その分、安定感と洗練度は優れておりスピードナンバーからバラードまで幅広い楽曲を用意し充実した内容となっていますね。高揚感のある歌メロと煌びやかなキーボードサウンドが放つ今作リリースから7年後に待望の3rdを自主制作でリリースするのですが、そちらはSpiritual Beastから国内盤もリリースされるのでマニアなら要チェックでしょうね。


SUNSTORM - Edge of Tomorrow ★★★ (2020-09-13 14:04:29)

メロディアスロックの総本山と呼んでも差し支えのないFrontiers Recordsと(日本のレーベルもこういう存在に成り得たはずである)ミスターメロディアスロック、我らがジョー・リン・ターナーがタッグを組むメロディアスロックプロジェクトのフルアルバム。プロデュースにアレサンドロ・デル・ヴェッキオ、リードギターに気鋭のシモーネ・ムラローニを迎え盤石の態勢で挑んでいる。
レーベルに対する信頼も厚く、このプロジェクトチームがトチ狂ったことなどするわけもなく名前を見ただけで安心して手を出せる仕様になっているのが凄い。そして期待を裏切らない展開がスタートボタンともに現れ、あっという間に至高の世界へと誘ってくれますよ。
軟弱と言われかねないジョーの世界観も、硬軟交えた楽曲に楔を打ち込む名手のおかげで鮮烈なるリードプレイを披露、シモーネのギターは邪魔をすることなく自己主張を忘れないという離れ業をやってのけたおかげで、今作の主役を最大限に盛り立てている。円熟味を増したジョーの歌声、懐かしさを醸し出すメロとハートウォーミングな歌唱により、多くのマニアのハートを鷲掴んでいくでしょうね。
個人的には古さの中に、新しさも感じられフレッシュな印象を持つこともできた。ソングライティングチームの恐るべき完成度の高い仕事に脱帽でした。


SUNSTORM - Edge of Tomorrow - Don’t Walk Away From a Goodbye ★★★ (2024-08-09 20:19:18)

何だかとても懐かしい気分にさせてくれます
円熟味を増したジョーの歌声
奇をてらわないアレンジが心地よく響きます


SUNSTORM - Edge of Tomorrow - Edge of Tomorrow ★★★ (2020-09-13 14:05:01)

ベタ中のベタですが大好物です
ジョーの熱を帯びた円熟味の唄がいい


SUNSTORM - Emotional Fire ★★★ (2016-05-13 13:41:08)

2012年リリースのジョー・リン・ターナーが歌うAOR調HM/HRプロジェクトの3rd。今までの流れを順当に引き継ぐジョーの歌を中心とした優美なメロディックHM/HRサウンドを披露、マイケル・ボルトンのカヴァーなども含め、ジョー自身がバックボーカルなどで参加した楽曲なども歌うという作風らしく(外部ライターが多いのでよう分かりませんが②はシェールの曲でマイケル・ボルトンやダイアン・ウォーレン作だし④⑦はマイケル・ボルトンのカヴァー)、改めてジョーの歌の巧さを痛感させる一枚へと仕上がっています。ハスキーでソウルフルな歌声は一聴して彼と分かるし、アク薄いが十分個性的なパフォーマンスも見せていますね。オリジナルとの聴き比べや、彼の持つマテリアルも含め、メロウサイドを際立たせる一本筋の通った作風故にハードさは前作よりも薄れたかも知れませんが、それを補って余りうる芳醇なメロディと円熟味を増した圧巻のパフォーマンスに酔いしれますね。老いを感じさせない老獪なテクニックを駆使するジョーの姿は実に頼もしい限りです。歌モノが大好きな方には外せない一枚でしょう。


SUNSTORM - House Of Dreams ★★★ (2016-05-13 13:16:40)

今作もFRONTIRES RECORDSお抱えのソングライティングチームがバックアップ、プロデューサーにデニス・ワードと前作同様盟友と呼べるスタッフが集結、その出来栄えに一切のぬかりはなく、その筋の音楽性が好物な方なら外せない一枚と心に響くでしょう。プロジェクト体制ではあるが、お仕事感を感じさせない音作りが見事で、粒ぞろいの楽曲とシャープなサウンドメイクが共鳴しあい甘口なだけではないハードでスパイスの効いた大人の味わいを感じさせる仕上がりは、このメンバーならではでしょう。寸分の狂いなく繰り広げられるAOR調のハードサウンドにおいてジョーの歌はある種の威厳を感じさせるほど、成熟しきっていますね。


SUNSTORM - Sunstorm ★★★ (2016-05-13 12:57:53)

ジム・ピートリックなど外部ライターとの曲作や自身がため込んだAOR調のHM/HRを中心に作り上げた2006年リリースの一枚。彼が求められる音楽性と得意分野で自身の才覚を遺憾なく発揮、手練手管のメンバーを従え良質な楽曲を磨き上げる作業を見事にこなしており、メロディックなサウンドがお好みの方ならグッとくること間違いなしの名盤です。レーベルもFrontiersだからね、外しは掴ませないでしょう。繊細で優美なメロディ、そして軟弱にさせないロックなしなやかも光輝き、ジョーのソウルフルな歌声が全てを包み込んでいますね。刺激は薄いが安心、安定のクオリティとブランド力に目を細めますね。


SUNSTORM - The Road to Hell ★★★ (2018-09-03 15:46:36)

メロディ派にとってはオアシスのような存在であるFrontiers Musicからリリースされているジョー・リン・ターナーのメロディックロックプロジェクト。主役はジョーだが、裏で支えるのはFrontiersお抱えのソングライティングチームによるサポートがあってだと言う事を忘れてはいけないプロジェクトでもある。

盤石の体制の上に成り立つ期待を裏切らない安定感。それはどこか聴いた事のあるデジャブ感を誘発する危険は伴うが、もはやこの手のジャンル&ジョーの作品では、当たり前の事と断言できるほどの安定感なのである。それほどジョーは、この手のスタイルに従事していた証明でもある。スリルや真新しさとは関係ない、船越英一郎や片平なぎさ、内藤剛志が主演する2時間ドラマのようなもんだ。キャスティングだけで犯人が見えてくるお馴染みのヤツである。しかしマンネリの中で期待を裏切らず、やはりそうきたか、いやそうであって欲しいと思わせ、満足させる楽曲を用意出来た制作者側の勝ちであろう。
ジョーも紅蓮次郎の如く喜怒哀楽の激しい情感豊かなパフォーマンスを披露(山下容莉枝役がいれば完パけだ)。
過激なモノやスピード命な方にはススメられないが、メロディ派なら手にとって損はしないでしょう。アレッサンドロ・デル・ヴェッキオ恐るべしである。


SUNSTORM - The Road to Hell - Only the Good Will Survive ★★★ (2024-08-09 17:04:54)

ポジティブなムードに包まれたオープニングナンバー
適度にハードでロックしている
歌メロもハマっていますよね
いい雰囲気の曲です


SUPERNOVA PLASMAJETS - Supernova Plasmajets ★★★ (2022-02-27 13:35:30)

女性シンガー、ジェニファー・クラッシュ嬢を擁するドイツ産80年型HM/HRサウンドを大真面目にオマージュするバンドの1st。人によっては受け付けられない大胆な取り上げに驚きますが、完成度は高く逆に清々しい位です。女性らしいしなやかさと、サウンドに負けないパワーヴォイス、この妖艶なる女性シンガーの存在そのものが音楽性の良し悪しをキメているような側面もあり、楽曲に合う合わないで評価も分かれそうだ。古くて新しい王道スタイル、正直、少々今っぽいがハズくてイマイチのめり込めなかったりするのだが、見た目以上に硬派なスタイルを貫いているので試聴感は悪くない。しかし、ああいうキャラ設定も含め苦手は人はとことんダメだろう。
肩肘張らずにハードでワイルド、そしてカッコイイ女性がいるバンドサウンドを楽しんだ方が勝ちでしょう。ドイツ人の真面目さが好転させているのは間違いない。
唄も上手いし、なんだかんだ言って懐かしい空気感はむしろウエルカムですよね。若い人には新鮮に聞えそうなサウンドメイクだというのもポイントですね。


SURGIN' ★★★ (2012-04-24 01:57:00)

リッチー・サンボラがボン・ジョヴィに加入する前のギタリストだった(ジョン・ボン・ジョヴィと行動と共にしていたかな?)ジャック・ポンティが中心となって結成されたバンドの1st.あの名曲Shot through the Heartの共作者ですよ。ボン・ジョヴィ風のUS産のメロディアスHM/HRサウンドを堪能できますよ


SURGIN' - WHEN MIDNIGHT COMES ★★★ (2012-04-24 02:13:52)

あのジョン・ボン・ジョヴィと一緒にバンド活動をしていた事で有名なギタリスト、ジャック・ポンティによるバンドが1985年にリリースした1st.サウンドはボン・ジョヴィの「夜明けのランナウェイ」を髣髴とさせるUS産哀愁のメロディアスHM/HRを堪能できますね。シンガーは後にソロでもデビューするラッセル・アルカラですから(加入していたバンド名が出てこない)適度な湿り気のあるサウンドとのマッチングは絶妙ですね。そつなく纏められた曲作りの上手さも光り一定のクオリティを保った楽曲の魅力はけして二番煎じで終わるような代物でもなくメロディ派の自分を十分に惹きつける魅力に溢れています。目立ってはいないけどKey奏者が二名いるのもこのバンドの面白さかな、Shot Through the HeartのSURGIN'ヴァージョンのカッコよさも本家と甲乙つけ難いものです、また後半の充実振りもメロディを愛する方ならグッと来るでしょうね


SURRENDER - Better Later Than Never ★★ (2023-06-19 10:20:20)

輸入盤市場で話題になった一枚。レアなモノを好むコレクターが血眼になって探したという幻の一品も今ではデジタル配信盤があり、苦労することなく聴くことが可能。アメリカンプログレハード勢からの影響も汲み取ったAOR調のハードサウンドは、需要も高いだろうが、前評判が高すぎる点は否めない。教科書通りに展開されるサウンド、裏切りがないので好きモノにはたまらんが、その反面、スリルは皆無。
あまりにも予定調和、また軽めのミックスも気になるところと、ハードサウンドを好むマニアには少々小綺麗過ぎると感じるだろうが、その煌びやかなサウンドメイクが好きのもにはたまらんものであり、一生モノの愛聴盤へと変換されるでしょう。
ターゲットと定めたスタイル故に冒険はいりません。その安定感のあるドラマこそ、もっとも愛すべき美点でしょう。


SURVIVOR - Caught in the Game ★★★ (2021-10-02 17:08:17)

制覇への野望という邦題が逆に仇になってしまった4枚目のアルバム。バンドとしては前作の成功を受け脂が乗り切っていただけに、セールス的な惨敗はトラウマ級の衝撃でしょうね。元々、本格派のアメリカンロック路線だっただけに、どこか前作のヒット曲「EYE OF THE TIGER」は本ネタの合間に紹介したリズムネタが跳ねすぎたお笑い芸人に様であり、いやいや、あれはタイアップソングですからな匂いもしてくる。
それだけに、今作はおもてたんと違うと思われたのか、売れなかったが為に駄作の烙印を押されるのだが、そういう当時の風潮を知らなければ印象は大きく異なるでしょう。むしろアメリカンプログレ的なニュアンスも盛り込み、どこか知性を漂わせているのがポイント。産業ロックなる言葉で揶揄される彼等ですが、ギターもハードに迫りキーボードが全開と言う訳ではない。質の高いアーティステックな感性と親しみやすさ、ヒットポテンシャルもそこそこに、ロックな牙を剥いている。ベタだけど③とかも素直に心に響くバラードじゃないの、と彼等に対する期待値は十分に飲み込んだ力作ですよ。やっぱりベレー帽がイケないのかなぁ?


SURVIVOR - Caught in the Game - Jackie Don't Go ★★★ (2019-02-16 11:48:16)

切なさの中にある爽快感
ええ雰囲気のエエ曲ですよ
フック満載のメロディ&歌メロも耳を惹きますなぁ


SURVIVOR - Caught in the Game - Slander ★★★ (2021-10-02 16:56:38)

熱の籠った唄が好きなんですよねぇ
なんかこう情念が燃えている
シンプルなバッキングも悪くない
装飾過多になっていないのでハードさもある
地味な曲かも知れないが大好きな一曲です
やはりデイブ・ビックラーが好きなんだょ


SURVIVOR - Eye of the Tiger ★★ (2010-03-05 05:06:00)

名曲EVER SINCE THE WORLD BEGANやEYE OF THE TIGERを収録した彼らの出世作。
後に加入するジミ。ジェイミソンも良いですがデイヴ・ビックラーのハスキーボイスも味わい深いものがあります、かれのブルージーな雰囲気が好きなんですよね。
適度なハードさとポップセンスが開花しつつある今作は彼らのカタログの中でも外せない一枚ではないでしょうか、メロディアスなUS産HM/HRに興味のある方は是非とも聞いて欲しいですね


SURVIVOR - Eye of the Tiger - Children of the Night ★★★ (2019-03-06 22:41:44)

抑え気味だが上手く個性を見出している
典型的なパターンを複数織り交ぜる手法も見せ方が上手い
このコーラスワークも彼らの強み
名曲の多いバンドですよ


SURVIVOR - Eye of the Tiger - Ever Since The World Began ★★★ (2010-02-28 05:43:46)

ハスキーヴォイスに泣かされます
魅惑のロッカバラード
お約束な展開も許せます
感動的な名曲です


SURVIVOR - Eye of the Tiger - Eye of the Tiger ★★★ (2010-02-28 05:32:03)

言わずと知れたロッキー3の主題歌
シンプルなリズムも印象的です
キーボードの使い方も効果的
ロック然とした曲調がカッコいいですね
本当にシャドーボクシング込みのランニングがしたくなります


SURVIVOR - Eye of the Tiger - Feels Like Love ★★★ (2010-02-28 05:41:26)


喉越しすっきり爽快感溢れる微炭酸なノリが良いです
アメリカンだなぁ


SURVIVOR - Eye of the Tiger - I'm Not That Man Anymore ★★★ (2010-02-28 05:36:01)

デイブ・ビックラーのハスキーボイスも泣かせてくれます
美しいピアノの音色の素晴らしいこと
イントロで殺られます
鍵盤楽器が効いていますね
情感たっぷり泣きのギターソロに焦がれますなぁ


SURVIVOR - Premonition ★★★ (2021-09-30 12:53:55)

オープニングナンバーから、このバンドのイメージ通りの音が飛び出してきます。軽快に跳ねる爽快なポップロックナンバー、しかし軽薄な要素はなく、どこまでも晴れやかなサウンドに思わず笑みもこぼれますね。THE80年代な感触、二頭政治とも言える時代の幕開けに不純な動機などなく、ただひたすらに質の高いロックサウンドを聴かせてくれます。
唄が上手いだけではないエモーショナルなデイブの益々バンドサウンドに馴染み、バンドサウンドのレベルアップに貢献。多くのファンがイメージするスタイルへと向かっています。スマッシュヒットした次作がフロッグなんかじゃないと、このアルバムを聴けば容易に理解できるでしょう。
コンパクトに纏めつつも味わい深いメロディアスロックの旨味、日本一権威ある雑誌の編集長が、このバンドをけちょんけちょんにけなした為に、多くの信者がそちらに走るので、随分と割を喰った印象の強いバンド。メロディ派を自負するロックファンなら、この路線を支持するでしょうね。


SURVIVOR - Survivor ★★★ (2021-09-30 12:38:24)

人生最大とも言えるショッキングな事故、多くのメンバーを失った首謀者のジム・ピートリックは、回りの助力を得てフランキー・サリバンを出会い再び自らのバンド運営へと帰還する。かつて一緒に仕事をしたゲイリー・スミス、キース・ジョンソンに協力を仰ぎ、A&Rにはご存知のジョン・コロドナー、そういう事でプロデュースにロン・ネヴィソンとバリー・マーズの名前があるのでしょうね¥
サザンロック風味のある音楽性に、もっと売れる要素を盛り込めとジョンにハッパをかけられているのは容易に想像できますが、今作から大きなヒットは生まれませんでした、そういう状況がこのバンドを売れ線志向へと向かわせるのですが、アメリカのロックバンドとしての本質は、今作の方が強いでしょうね。
埃っぽさの中にねじ込まれる質の高いメロディ、デイブ・ビックラーの歌声との相性もバッチリであり、黒っぽい③なんかは、初期ならではの名曲でしょう、同路線の⑨から劇的なバラード⑩の流れもゾクッとさせられますよ。ギターも熱いし、リズム隊もハードとバランスも良く軟弱な売れ線ロックバンドとは一味も二味も違う芯の強さを感じます。

でもオープニングナンバー以外は、みな3分台のコンパクトな楽曲が大半を占めています。この辺りにジョン・カロドナー臭を感じますよね。どこかスッキリに聴こえたカラクリもそこにあります、でも物足りなさは感じさせないのが、このバンドのレベルの違いだったと思いますよ。
ヒットしたシングルは知っていたが、アルバム単位で聴くことがなかっただけに、今作は違和感なく楽しめました。


SURVIVOR - Vital Signs ★★ (2010-03-05 04:58:00)

商業誌の低評価もなんのその
新Voのジミ・ジェイミソンの表現力豊かな歌声が実に素晴らしく
ロン・ネヴィソンの嫌味にならないサウンド作りも功を奏し極上のロックサウンドを聞かせてくれます。
若い頃「こんなポップなもん聴けるかい」と悪態をつき
個人的にはNWOBHM丸出しのB級メタルバンドを好んだりするのですが
産業ロックと揶揄されるほどの洗練されたアメリカンハードロックサウンドに魅了されたいものです。軟弱といわれようとコマーシャル性に富んだサウンドは良いですねぁ


SURVIVOR - Vital Signs - Everlasting ★★★ (2010-02-28 05:48:06)

この歌いっぷりに泣かされます
珠玉のロッカバラード
このアレンジは実に素晴らしい
産業ロックと揶揄されようが支持します


SURVIVOR - Vital Signs - First Night ★★★ (2010-02-28 05:57:26)

静と動のコントラストが見事です
力強くテンポアップする様のカッコいいこと
洗練されたアレンジセンスが開花した名曲です
実にサバイバーらしい


SURVIVOR - Vital Signs - I Can't Hold Back ★★★ (2010-02-28 05:54:13)

サビに向かって徐々に盛り上がっていく様のカッコいいこと
メロディの美しさを際立たせるアレンジセンスに敬服します


SURVIVOR - Vital Signs - It's the Singer Not The Song ★★★ (2010-02-28 05:51:22)

仄かな哀愁が漂います
唄を生かしたアレンジが素晴らしい
US産メロディアスハードの名曲です


SURVIVOR - Vital Signs - The Search is Over ★★ (2010-02-28 05:45:58)

大衆的迎合大いに結構
ベタだが良いものは良い
感動の名バラード


SURVIVOR - When Seconds Count - Backstreet Love Affair ★★★ (2019-03-06 22:38:39)

良く出来ているねぇ
お約束感満載ですが
この手の曲を上手く調理できるバンドでした
好きですよ
ベタに敵う者なし


SWEET & LYNCH - Only to Rise ★★★ (2019-03-03 11:39:02)

80年代のアメリカンロックシーンにおいてブイブイ言わせていたジョージ・リンチとマイケル・スウィートが共演するという夢のタッグが発表された。正直ジョージに関しては、合間にT&NやLYNCH MOBもあったりと、どうにも腰の据わりの悪さばかりを感じ蓋を開けるまでイマイチ信頼のおけないユニットだったのだが、ここで聴けるのは中途半端なブルース路線でもDOKKENをこするだけではない、普遍的なスタンスのHM/HRサウンドを披露。相変わらず艶やかで張りのある歌声を聴かせてくれたマイケルのおかげで、地味目の曲にも一輪の花が咲いている。
ジョージが差別化を図る意味もあるのか、やや置きに行ったようなギタープレイに終始しているのがチョイと気がかりで、その辺りが物足りなさを誘発するのだが、それでも二人の共演には大きな可能性があり、スーパーヴォーカルの隣にギターヒーローがいると言うのは大きな武器であり個性だ。両者の共存がこのバンドのカギを握るのだろう。
質の高いが、やや置きにいった楽曲。それは個人的な期待値に表れであり、コンパクトに纏め上げた良質な楽曲とマイケルの美声、これだけあれば十分でしょう。正統性の高いメロディアスHM/HRサウンドが大好物の方なら大いに楽しめるでしょうね。個人的にはジョージの振り切ったソロが聴きたかった。


SWEET - Desolation Boulevard ★★★ (2018-12-02 12:18:26)

ハードロック路線に転向後、バンドの環境は変わり権利関係が顔を出す形になった。英国やヨーロッパ盤と米国盤では内容の違うモノがリリース。米盤は前作をリリース出来ない関係で、過去の曲と新曲を混ぜたものが流通している。日本盤も当時はそうだったと聴くが現物を見た事がないので分からない。これに関してはダウンロード盤など存在するが米盤なので注意が必要だ。
前作の流れを踏襲したスタイルだが、ギターのアンディ・スコットは前作以上にイニシアチブを握れたのかハードさが前に出ており聴き応え十分。グラム色よりもロックのもついなたさを大きくする事で独特のグルーブを生み出している。
なまじルックスが良かったが故に、アイドル的な流れでデビューさせられた彼ら、今作を聴けば、そんな先入観はふっ飛ばされるだろう。コマーシャル性とハードロックの融合。このスタイルは多くのバンドに影響を及ぼしている。
映画の影響でQUEENが話題になっているようなので、同時期に活躍したSWEETを売るなら今でしょう。これほどの多彩なサウンドを封じ込めたアルバムが正規の形で世に流通していないのも残念だし、そもそも誰も知らない状態なのが切ない。


SWEET - Give Us a Wink ★★★ (2018-12-02 12:43:05)

これも権利関係がややこしいヤツ。RCA盤と米Capitol盤では収録内容が違う奴。プロデュースなども含め彼らは常にこういった諸問題を抱えていたんだなぁ。
ハードロックスタイルに変更して3枚目。ヒット性を秘めた曲もスタンバイ。インパクトは前2作の方が上かもしれないが、バランスと練り込み具合は過去最高だろう。ブルースベースのハードなギターと激しいドラミング、コーラスワークこそQUEEN風の多重録音を増やしたが、ガリっとした歯ごたえのある演奏は舐められる要素など皆無。この時代の彼らがいかに脂が乗っていたかを味わって欲しい。ロックの持つダイナミズムを鮮烈なる衝動をもって具現化したスタイルの完成。ポップでバラエティに富んだサウンドはSWEETの様式を確立した。


SWEET - Sweet Fanny Adams ★★★ (2018-12-02 12:02:37)

60年代後半から70年代前半に巻き起こったグラムロックブーム、その流れにノリデビューを果たしスターダムを駆け上った人気バンドのSWEET。次にハードロックブームが登場した時には、すかさず便乗。今作のオリジナルリリースは1974年巧みに路線変更しています。多くのアーティストがカヴァーする事で知られる①など、DPのSPEED KINGをパワーポップ風味でアレンジしたようなカラフルさもあり自分達のイメージを損なわないやり方も上手い。その流れは②以降にも繋がり、DPのポップロックにQUEEN風の大げさなコーラスを盛り込み新鮮な風を送っている。
コマーシャル性豊かな④なんてベイシティローラーズに通ずるスタイルで、SWEETがいかに後世にバンドに影響を及ぼしているかが分かりますね。それほどまでに多様性のあるサウンドはハードでポップでグラムでブリティシュしています。

これほどの名盤が、なぜ日本でイマイチ知られていないのか?ひとえに権利の関係でCD化が見送られていたからです。国内盤もリリースされているのか?大手通販サイトも2005年のドイツ盤のみ。RCAと米Capitolの間にある問題点が未だにクリアにされていないのかダウンロード盤もない代物。不遇過ぎるぞSWEET。ここは大手ユニバーサルに一肌脱いでもらって世に送り出して欲しいですね。歴史に残る名盤なんだけどなぁ。


SWEET - Sweetlife ★★★ (2021-11-21 15:01:40)

分裂して活動していた時代もあったSWEET。不慮の死などを乗り越え再びSWEETとして活動となったのかは分かりませんが、アンディ・スコットはWILDFIREのリズム隊としても知られる、ブルース・ビスランド、ジェフ・ブラウンらの手も借り看板を守るべく貫禄のあるサウンドを披露(ちなみにポール・マリオ・デイがいた時代もあります)昔のような派手に弾けるポップさは陰を潜めたが、大人が聴いても恥ずかしい思いをさせない洗練されたメロディアスサウンドを展開、AOR調の唄モノサウンドは味わい深さがあり、過去のアイデアと現在の感性を上手くミックスさせ自らが築き上げた暖簾に恥じない音楽性をキープしている。
ノスタルジー以外の魅力を探せるのもポイントだが、如何せん日本では人気がない。過去作が復活しきれていないという問題点が足を引っ張っているのだが、音楽性の質は高いので安心して聴けるでしょう。でもこれはアンディ・スコットの新バンドとして向き合うのが一番なのかも知れませんがね。


SWORD - III ★★★ (2023-05-07 12:01:27)

知らんうちに再結成を果たしていたカナダの正統派メタルバンドの復活作。タイトルにある通り通算3枚目のアルバムです。しかも往年のメンバーが揃い踏み、聴く前からテンションも上がりますが、実はワタクシの勉強不足でアルバムリリース前にシングルを出していたりと、2011年あたりから再び動き出していたんですね。
作風的には2枚目のアルバムの次に出ても違和感のないパワフルなオールドスクールスタイルを展開、マニアにとってはたまらんでしょうね。また個人的には8曲入というのが嬉しい、CD時代の弊害はアルバムの収録曲の多さ、15曲も入れれば出来不出来は確実に生じるだろう、このストレスフリーな40分を切るランニングタイムのおかげで難なくリピート再生したくなるでしょう。

とは言え、シンガーでありバンドの顔と言える、リック・ヒューズの衰えが気になる。最初、ドゥギー・ホワイトが歌っているのかと勘違いするほど、ムード満点の成熟した歌声になっていた。昔から、そういうエモーショナルさはあるシンガーだが、そのエモーショナルを従えホルモニックなチャタレイ夫人も悩殺される官能的なセクシーパワフルヴォイスの持ち主だっただけに、高音域の苦しそうな点はマイナスと言えるでしょうね。
そういう点はあれど、このバンドの期待するファンであれば問題なしですかね。また、クラシックなメタルに興味のある若い人にも訴求する魅力は満載、なんと言っても媚びを売らないガチンコサウンドのカッコ良さに惹きつけられるでしょう。
ビルボートチャートを席巻したヘアメタルの持つ、売れたいんじゃ、これが売れるヤツです、が鼻につくので大嫌いだというピュアメタラーも満足させる一枚でしょうね。


SWORD - Metalized ★★★ (2015-03-27 13:50:27)

カナダ産の4人組による、男臭い哀愁のメロディが力強く鳴り響く正統派HM/HRバンドの1st。埃っぱいも艶のあるハスキーヴォイスのカッコ良さに、チャタレイ夫人の名シーン、二枚目の男が農場の傍ら、草藁で身体を洗うような色気がムンムンと漂うも、ガッチリ、ムチムチのタイトなサウンドとの対比がなんとも鼻孔をくすぐられ、妖しげな魅力に包まれていますね。基本は剛毅なHM/HRだし10曲入りで35分を切るコンパクトさが示すような無駄をそぎ落とした重量感あふれるパワーメタルサウンドなので、その筋を愛する方には存分に楽しんで頂けるでしょう。US産のマイナーバンドなどに見られるドタバタ感もないし、焦点の絞られたパワー漲る男臭さにグッと引き寄せられるでしょうね。ちなみにシンガーのリック・ヒューズは、よりメロデイックな哀愁路線のSaints & Sinnersで1992年に再デビューを果たしています。この歌声にほれ込んだ方はそちらも合わせて聴いて欲しいですね。


SWORD - Sweet Dreams ★★ (2015-03-27 14:05:08)

前作の男臭さ溢れる骨太ヘヴィロックサウンドを更に推し進めた1988年リリースの2nd。気だるい①で始まるのですが②ではスモーキーフレーバーたっぷりの疾走ナンバーへとシフトチェンジ、その勢いを殺す事無く進んで行きますが、モーターヘッド風の⑩タイトで小気味いい⑨のラスト2曲も持って生き方が上手で1st同様コンパクトな作風にリピート率も上がるもの、個人的には1stの世界観の方が好きですが、今作でも奇をてらわないオーセンティックな作風と几帳面だが荒さを感じさせる熱演には大いに男心をくすぐられましたね。


SYE - Wings of Change ★★★ (2023-03-19 17:49:40)

カナダ産の正統派のメタルバンドがリリースした2枚目。分離の悪い音質、そのせいで爆音が坂を転げるように落ちてくるような粗さに踏み潰されそうになるのですが迫力は十分に伝わるでしょう。ヴォーカルの処理も含め、もっとなんとかならんのかいと言いたくなるのですが、メロディを蔑ろにしない光沢のあるメタルサウンドは、北米というかカナダ産ならではの味わい。キッチリと作り込まれた楽曲ですが、突貫レコーディングと思われる危うさがマイナスに働いている感は否めない。
インディーズ作品なんて毎度の事だからイチイチ言わないのですが、先日達が築き上げてきた伝統を守る姿勢、その頑なさが魅力的に感じるだけに、全体を包む雰囲気重視作風に陥ってしまったのは残念だ。あとヒットを狙ったのかSWEETのカヴァー④は蛇足感がハンパない。
しかし、そういう欠点を飲み込ませるだけのパワーがあるのは間違いない。アルバム2枚で消えたが、次作も聴きたいと思わせる内容でしたねぇ。


SYLVIA - Just Sylvia ★★ (2018-07-27 16:04:52)

その輝きは愛の星。シルヴィア-"ユア・マイ・ラッキースター" 噂のシルヴィアいよいよデビュー!!の帯タタキが眩しいです。
日本だけですね。この帯タタキって、盛るだけ盛ったコメントが大好きです。そして邦題が『スウィート・メッセージ』。うーむ、原題は無視であろう。それも日本なのだ。
カントリー系のシンガーということなのですが、思いのほかソフトでロマンティックなポップナンバーが目白押し、カントリーな土臭さは薄味で、あれっ?おもてたんと違う、むしろ邦題のつけ方は大正解じゃんと納得させられました。
ゆったりとしたムードの中、チョイ切ない温和なメロディが心地よく流れていきます。
主役のラッキースター・シルヴィア嬢の歌声は、マイルドだか中音域は太く説得力があり、麗しのヴィジュアルを生かしたメロウ路線をやらされてんのかなぁと勝手に推察してしまいます。この声なら、もっと泥臭いの歌えると思いますのでね。
筋金入りのメタルファンにとって、こんなもん聴いてひよってんじゃねぞと中指を立てられそうですが、一年に一度は彼女の艶のある歌声を聴きうっとりとまどろみたくなりますね。


SYNTHESE - Prisoner ★★ (2015-02-01 12:34:37)

フランス産の4人組が1986年にリリースした1st。NWOBHMに根差した攻撃性とリフワーク、そこに憂いのあるメロディがノリ、鋭角的なサウンドの中で叙情性が昇華するサウンドが貫かれる一品、1986年としては、やや実直で捻りの無さが評価の分かれ目となるのでしょうが、演奏も楽曲も及第点は超えており正統性の強いHM/HRバンドとして根を張っております。叙情的でポップな面を押さえており、哀愁のあるメロディは聴かせるものがあり、重たいリフを武器にテンポアップした曲も多く、いい意味での荒さもあり芯のあるHM/HRをやっているのが懐かしくもあり嬉しいですね。


Sacred Blade - Of the Sun + Moon ★★★ (2014-06-22 14:48:09)

カナダ出身の4人組が1986年にリリースした1st。フリーメイソンなジャケットからもイメージできるようにどこか近未来なサウンドを思い起こさせ大真面目なプレイスタイルとの相乗効果も有り独自のカラーを打ち立てている、同郷のラッシュからの影響も大きいのかも知れませんがテクニカルな要素も強く幾重にも折り重なる構成の旨味は相当なものだし、広がりのあるサウンドメイクは優雅だし、より攻撃的でこちらの方がメタリックですね。複雑な展開と重量感のバランスも良くシンガーの淡々とした歌い回しも、聴き進むにつれフィット感も増し独自の世界観をより推し進めています。今アルバム一枚を残し消えてしまったのですが、当時の背景を考えると貴重な音を伝えるバンドでしたね。


Saki - The One ★★ (2020-08-18 14:38:59)

CYNTIAのフロントマンで知られるSAKI嬢のソロアルバム。プロデューサーに地獄カルテットなどで知られる7弦ギターの使い手小林信一の名もあり、メタル系のサウンドに落ち着くんだろうなぁと思ったら、期待を裏切らないバリエーション豊かな楽曲でおもてなし、CYNTIAファンなら大満足だろうし、浜田麻里系のメロディアスロック好きも大いに楽しめる仕様となっています。EDMなビートもビンビン出てきますが、今では当たり前の事でしょうね。
オジサンにはピンと来なくても若い人たちの好奇心をくすぐる遊びもあり、彼女の可能性をパッケージしていますね。それはバラード系なんかにも如実に表れていますが、唄が上手いだけではない表情を付け、SAKIというアーティストを披露しています。
本来、メタルを愛しているわけではない職業アーティストな彼女、それでもライブではサッパリなアニソン系の歌い手とは違う確かな実力の元、地に足のついたパフォーマンス力で聴き手を魅了していきます。
X-JAPAN以降の国産メタルやアニソン系が好きな人ならツボにはまる曲も多いでしょう。オジサンたちにはSHOW-YAのカヴァーがあるので、懐かしみましょう。


Salem's Law - Tale of Goblins Breed ★★ (2016-04-23 13:32:59)

ドイツ産ツインギター編成の5人組が1989年にリリースした1st。サウンドは同郷のパワーメタルの雄ランニングワイルドに近いスタンスをとっており、向こうが海賊をコンセプトならこちらは中世ファンタジーな世界観を感じさせる音楽性を披露、抒情的なフレーズを歌いあげる愁いのある歌声は、線が細く不安定な印象を受けるが、疾走感溢れるパートを盛り込み、その攻撃性を損なわずともフライングするロマネスクがファンタジックな雰囲気をまとい、拘りの展開も用意となんとも言えぬ味わいを醸し出しオリジナルティをアピール、綺麗なメロディを奏でるギターもハマると魅力も倍増なんですが、凡庸な歌メロとリフワークに迫力不足の低音、リズムもやや不安定と気になる面もありますが、『Dream of Love』では女性シンガーとデュエットしたりと工夫を凝らしているのが面白くもあり、メジャーキーをぶち込みコミカルさを演出するスタイルやジャーマン七三分けパワーメタルとはチョイと趣の違う音楽性は意外と個性的ですね


Salem's Wych - Betrayer of Kings ★★ (2014-08-02 14:27:23)

オカルト系のチープなジャケットに惹かれ購入、詳しいバイオは分かりませんが1986年リリースのアルバム。US産のツインギターを擁する5人組でジャケ同様、暗く湿った曲調とパワー不足なおっさん臭い歌声と垢ぬけない正統派サウンドがなんとも微妙な空気を生み出しB級マニア心をくすぐります。全9曲33分少々のランニングタイムでも通して聴くと眠気も誘われますが勇壮なツインギターのハモリも印象的な王道メタルナンバー⑨がキレており、もう一度聴き返して見ようと思わさられるから不思議です。好き嫌いはあれど外れの中に自分好みの楽曲を見出し楽しむのも一興でしょう。少なくともラストナンバーの”Fight 'till the End”は一聴の価値ありですよ


San Diego - San Diego ★★★ (2021-09-18 17:58:47)

伝説のロックグループ、キャナビスを再結成させた元紫のドラマーでチビの相性で親しまれる宮永英一、その後バンド名をサンディエゴと改名して見事にメジャーデビューを果たします。
宮永のパワフルかつエモーショナルな歌声を生かしつつも、一筋縄ではいかないアーティステックはロックサウンドを志向、のちにこのバンドを母体として動き出すヘヴィメタルアーミーにも通ずるようなスタイルを取っており、荒々しさの中にある繊細さ、躍動感のあるリズムは鋭く迫り、迫力満点のハードサウンドを展開、個性的なアイデアをまとめ上げたギターサウンドの面白さ、どこか爽快さもある緻密な楽曲構成の完成度の高さは痛快である。
とは言え、メジャー流通という性質上、何とも言えない70年代フォークソングと言えばよいのか?古臭い昭和歌謡テイスト満載の楽曲も唐突に出てきたりと、気恥ずかし思いもするのだが、これも時代性という事で飲み込んで頂きたい。
日本語詞が恥ずかしい④なんて、一昔前の焼酎のCMや初期の角川商業路線映画に採用されそうな曲だもんね。
日本のブルースとも言える仕上がりですが、この辺りは好悪をわけそうです。でも個人的には、それも込みで楽しんで欲しいねぇ。
幾重にも重なる重奏スタイル、彼等の本分はそういった日本臭さを排除できる、沖縄ならではの本場志向のロックサウンドが魅力です。様々なスタイルを取り入り広がる音楽性、そのアイデアを集約する力があったバンドと言えるでしょう。
そういう実験的な要素が無駄になっていないのが素晴らしい。全然違うのだがKANSASやBOSTONをよりハードに日本的な解釈を加えたスタイルと思って楽しんだりしていますね。
ちなみにこのバンド、堺正章主演の西遊記の後番組となる猿飛佐助の主題歌を歌っていたはずである。CD化した時は、あの曲も追加して欲しいなぁ。


Santa - No hay piedad para los condenados ★★★ (2014-10-16 15:44:04)

ジャガー横田と北斗晶を足して2で割ったようなたくましいヴィジュアルのAzuzena嬢をフロントに据えた4人組がキーボードを正式メンバーに加え5人編成になってから1985年にリリースされた2nd。メンバーの増加は①から功を奏しクラシカルなソロの後のハードなオルガンプレイが炸裂しパープル風に仕上げ聴き応え十分、哀愁のあるキャッチーなシングル向けの②でも見事な仕事をこなしバンドの幅を見事に広げております。ファッションもプレイもリッチー風なギターとの相性も抜群だし、良くも悪くもパンチの効いたマイナーメタルだったバンドにメジャーな風を送りつつも、適度な哀愁とパワフルでエッジの立ったサウンドのカッコよさにブレはなく順当な進化を遂げている印象を色濃く与えてくれます。魅力的なフレーズを奏でるギターは良く歌い情熱的なバンドサウンドの核となり燦然と輝いていますね。ダイナミックな様式美系HM/HRサウンドが好きな方は聴いて損はしないでしょう。1stの頃のはち切れんパワーメタルも捨てがたいけど、この血液型パープルな世界は個人的にはツボですね。パワフルなリズムプレイもシンプルだけどやっぱりカッコいいよ。


Santa - Reencarnación ★★★ (2013-05-20 12:07:03)

スペイン出身、フロントのふくよかなお母さん体系の女性シンガーを擁する4人組の正統派HM/HRバンド(他のメンバーのインパクトも大、おそらくハゲを誤魔化す為の七三分けロン毛にグラサンと髭面という風貌に逆に購買意欲を掻き立てられたのは言うまでもない)がリリースした1stを紹介します。ドタバタとしたけたたましいサウンドが鳴り響く①に始まり力強いパワフルなメタルサウンドのオンパレードに胸が焦がれます、今さらこんな事を言ったら頭のおかしなオッサンと思われるでしょうが、やはりモダンすぎるラウドでへヴィメタル風がど真ん中を闊歩する時代、この昔ながらのドグサレHM/HRサウンドを聴かされると目頭が熱くなりコブシを振り上げずにはいられません、歌詞はスペイン語、パンチの聴いたロニー風の女性シンガーの歌も真っ向からブツカリ稽古、見た目同様HM/HRに負けじと対峙する頼もしさにタイムセールに群がる主婦の逞しさを垣間見ながらもメタル愛溢れるサウンドにやはり心躍ります。1984年リリースの1stを今、改めて聴き、ダサくともやっぱり俺はこれが好きなんだと胸を張りたくなります。洗練度などクソ喰らえ、おしゃれなんて関係ない、綺麗に纏まる必要のない、あるがままの野生なピュアメタルサウンドに改めて敬意を表します。音質が悪かろうがモタろうが、これがカッコいいのである。普通のHM/HRサウンドをお探しの方に迷うことなくオススメするスパニッシュメタルの情熱酒場に乾杯です。


Santa - Reencarnación - Al lado del diablo ★★★ (2013-06-13 16:30:45)

麦踏ツーバスも熱いですね
頑強なパワーメタルナンバー
懐かしいわ


Santa - Reencarnación - Cuestión de honor ★★ (2013-06-13 16:29:27)

力強いリフワーク
ガッタガタかも知れませんが
この屈強さがたまりませんね
売れないかもしれませんが好きですよ


Santa - Reencarnación - Desertor ★★★ (2013-06-13 16:35:29)

NWOBHMな高速回転するリフも懐かしいですね
イントロにニヤッとさせられました
オーソドックスな剛直HM/HRサウンドを聴きノスタルジーに浸りますよ


Santa - Reencarnación - Fuera en la calle ★★★ (2013-06-11 18:10:51)

荒れ狂うリズムと強靭なリフの嵐
スラッシュメタル以前のバンドだからの力業に
国際プロレスのようなドロ臭さを感じずにはいられません
ええわぁ
人に伝わらなくとも僕には塩梅ええです


Santa - Reencarnación - Héroe de papel ★★★ (2013-06-11 18:13:26)

わりとキャッチーな一曲
剛直さは相変わらず
このイモ臭さがマニアにはたまらんのです
音だけデカいバンドでは味わえないメタルの様式がたまらんのです
古典だが今の時流では逆に新鮮に聞こえてきますね


Santa - Reencarnación - Mis noches tienen R'n'R ★★ (2013-06-13 16:32:30)

キャッチーですが剛直さは失わないロックナンバー
曲順的にもありですね


Santa - Reencarnación - Reencarnación ★★★ (2013-06-11 18:08:00)

ドタバタとけたたましく鳴り響く
剛直HM/HRナンバー
バンドの魅力を余すことなく伝える名曲です
この展開と曲調に熱い魂を感じますね


Santa - Reencarnación - Sobrevivir ★★ (2013-06-13 16:37:33)

小松政夫ばりのカミソリシャウティングを轟かせる
女性シンガーの熱さも肝ですね
情熱的なお国柄ならではのロッカバラードなのでしょうか?
アツアツですわ


Satan's Hallow - SATAN'S HALLOW ★★★ (2017-05-10 14:21:03)

イリノイ州はシカゴを中心に活動を行っていた女性シンガー、マンディ・マッテイーロを擁する5人組による2017年リリースの1st。(マイナーなドイツのレーベルだったので手に入れるのに苦労したわ、何故ダウンロード版がないんじゃ)
ドイツのUnderground Power Recordsからのリリースと言う事なのですが、マイナーレーベル故に知名度は低くとも作品のクオリティは申し分なく、まだ5月ですが今年度のマイナーメタルシーン一番の名盤と言っても過言ではない出来栄えを誇る一品。シャッフル調の渋めのナンバーもありますが、NWOBHMの洗礼を受けたトラディショナルな王道サウンドを披露、余りにも実直なスタイル故に余白の少なさに不満を感じる趣もあるでしょうが、ツボを押さえまくったメロディックなツインリード、ボトムを支えるベースとタイトでアタッキーなドラミングの旨み、そして無理する事無く歌い込める女性シンガーの存在、全てが丁度良く収まり、やりすぎ感の無さが本当に聴いていて気持ちがよい。
様式美的なムードもあるが、より屈強で哀愁のメロディが程良く絡み合う絶妙なハードさが最大に聴きどころでょう。もはやこの手の音楽性はNWOTHMなどと呼ばれる一過性のモノではない事を証明するような勢いを感じさせるのも頼もしい限りですね。
色彩豊かな作風を彩るツインリード、シャープなリズムセクションのメタリックな響き、これぞヘヴィメタルですよ。古めかしい音だけど、個人的にはドンピシャリです。でもこの手の作風は実直過ぎて飽きのサイクルが早いのが玉に傷なんですけどね。


Scheherazade - Once More ★★★ (2017-10-23 04:33:13)

所謂、関西HM/HRシーンを語る上では外すことのできないバンドがNOVELAの前身となるSCHEHERAZADE。このバンド時代は短命に終わりますがNOVELA解散後の1989年に再始動、1992年に念願の?1stをリリースするのですが、活動は尻すぼみして一旦活動を停止して、各々が自身のソロ活動へと進んでいたはずです。
2010年ころに再度メンバーが揃い本格的に動き出すのですが、今作はまさに日本のプログレシーンの黎明期から活動するVo五十嵐久勝、G.平山照継、B.大久保寿太郎の3人に、Ds堀江睦男、Keyに永川敏郎が合流、歴戦の兵が集いしスパーグループとなって再始動。先の見せないスリリングな場面展開は勿論ですが、ドラマティックという言葉では、片付ける事を許さないダイナミックなグルーブと共に飲み込んでいく、劇的な世界を演出するギターとキーボードによるアンサンブルの重厚感、彼らが一体となり奏で上げるテクニカルかつシンフォニックな叙情詩の数々はまさに、気軽に聴くことを許さない密度の濃さを誇っており、国産プログレバンドの底力を雄弁に物語っています。

正直このバンドも、NOVELAも知ってはいたが、シンガー五十嵐のヴィブラードの掛けた個性的なハイトーンが苦手で(基本的にハイトーン一本のシンガーが得意ではない)まともに聞く事もなかった。そのアレルギーがずっとあり、平山のソロも大久保が立ち上げたSTARLESSも、GERARDやVIENNAも聴かず嫌いしていました。

今もって五十嵐の歌唱スタイルは苦手だったりするのですが(美輪明宏ロックを歌うみたいな感じがします)、プログレハードなる音楽性を先駆者として世に知らしめた彼らの魅力は、それをも凌駕しており、初期Uriah HeepがRainbowの楽曲を自分たちの解釈で演奏しているような雰囲気があり、難解さよりも親しみやすい即効性も高く聴きやすさも十分に感じられ、ワタクシのような門外漢でも十分に楽しめる要素が最大の聴きどころでしょう。
難しい事をやっているのに聴きやすさを伴っているってのは本当に凄い事ですからね。


Scheherazade - Scheherazade (2018-11-23 14:06:03)

お役に立てたなら、これ幸いです。
ワタクシこそ、いつも火薬先輩から刺激を受けております。
比類なき完成度を誇る文章。時にはウィットに富んだ文面、足元にも及びません。
今後も火薬先輩のコメントを楽しみにしております。


Seiren - Under the Blue Wave ★★ (2020-10-10 15:47:41)

キーボード込みの女性5人組による国産HM/HRバンドが1991年にリリースしたEP。オープニングから日本人好みのメロディアスなハードナンバーで幕が開けるが、不安定な演奏や、様にならない、がなる唄と力量不足が目立つ。まさに日本が抱える問題点を浮き彫りになった叙情派サウンドを披露。やってんなぁとなるのだが、好きモノにとはたまらない愛着があるのは事実。歌謡テイスト満載のメロウな②の方がバンドに似合っているが、やはり、やりたいことに力量が追い付いていないという事で結審するだろう。
それでも最近ちょいちょい目にする寄せ集めのガールズメタル系よりも好感が持てるのは事実。キーボードをアクセントにメロディに拘りも持つハードスタイルを墓標に活動していた姿に共感を覚えますね。
船乗りたちを魅了した美声の半獣の女神セイレーン。そんな大それた存在にはなれなかったが、こういう時代だからこそ、こんなんもあったぞと言いたいですね。


Seventh Son - Dangerous Kiss ★★★ (2021-02-03 10:40:56)

80年代の初頭から活動していた幻のNWOBHMグループ。正式な音源は遅く1987年にカセットテープによるアルバムをリリースしていた。1999年にデモ音源などを増やしCD化もされたマニア向けの作品。
こういうものが定額制で聴けるようになったとは知識があれば大概はフォローできる時代になりましたね。いやはや驚きです。NWOBHMファイターということですが、1987年と言う時代を意識した洗練されたメロディアスHM/HRサウンドを披露。英国流儀の様式美に、華やかなL.A風味を加味したサウンドは、清々しいほど奇をてらってはおらず、懐かしい空気が満載。
一気にあの時代に連れ去ってくれるでしょう。
オーソドックスなサウンドを軸に、親しみやすさとハードテイストをバランスよく押し上げた今作は、当時としてはタイムリーな作風だったと思う。厳つめのNWOBHMスタイルを想起すると期待外れとなるが、折り目正しい正調HM/HRサウンドの旨味、硬軟交えた真っ当なスタイルは今となっては逆に、個性のない普遍性が個性となるのだから不思議なものですね。久しぶりに聴いたけど懐かしいわ。決定打には欠けるけど、メロディアスかつ叙情的なメインストリームよりのサウンドは良くできたものですよ。


Shella(日本) - Listen! ★★★ (2022-10-02 13:28:47)

デモ音源をリリース後、今は亡きMandrake Rootレコードからリリースされた8曲入の音源。フルアルバムなのかミニアルバムなのかは分からないが正式な音源はこれだけだったと思う。マニアにとっては愛すべきMandrake Root関連の作品なのだが、知名度が低くマニアからも忘れさられた感が強いのが残念。
A面のオープニングナンバーは、これは正解だったのかというのが個人的にはあり、このあたりがマニアの評価を分けたのではないのかなぁと思いますね。ニューミュージック風のポップロックで幕開け、シンガーの唄い回しも楽曲もアースシェイカーを想起させるモノであり、個人的には肩透かしを食らった気分である、しかし、曲自体は非難されるようなモノではなく、甘口の楽曲を支えるリズム隊の堅実さとパワフルさに耳が奪われる、控えめなツインギターコンビも可能性がありそうだ、マーシー過ぎる唄いからが気になる、やはり今聴いてもB面の一曲目である『Shout Through the Night』のようなハードロッキンで攻めて欲しかった。

とは言え、このバンド腕は間違いなくある。前述したようにドラムもベースも巧者、印象的なオカズとねじ込むドラムと音質は良くないながらもブリブリと言わすベース、この底上げは貢献度も高い。
そしてツインギターも印象的なフレーズでリード、日本人らしいキメの細やかさと大胆さを巧みにブレンドして耳を楽しませてくれた。
やはり、軟弱な時代のシェイカー風味と、パワフルなナンバーも対比というのか、方向性の違い見たいなものが、どうも噛み合わせが悪く、ある意味、昭和歌謡風味が漂う楽曲と線の細いハイトーン系の相性の良さを感じさせなかったのはマイナスですね。

勢いのあるパワフルな楽曲をプレイ出来ないバンドじゃないだけに8曲入ならば方向性を絞って欲しかったなぁと思います。ハードな方面にシフトしたならば、もう少し今日の評価も違ったように感じます。

Mandrake Rootと言えば、多くのマニアから愛されたレーベル。閉鎖された今、権利の関係などもあり復刻は難しいだろうが、貴重なカタログを抱えるレーベル。それだけに、こういう優れた名品が埋もれているのは勿体ないですよ。配信で復活して欲しいなぁ。バンドキャンプとかもあるしさ。関係者の皆様の努力が見たいですね。日本にだった海外のコレクターを唸らせる名品はありますからね。


Sheriff - Sheriff ★★★ (2023-02-13 19:50:49)

全米No.1ヒットとなった『When I'm With You』は、バンドが既に消滅した後だという事実に驚きます。そういう売れ方もあるんだなぁと感心するのですが、1982年でも十分に受けそうな質の高い音楽性をやっており、単なる売れ線系とはひと味もふた味も違う、IQの高そうなメロディアスロックをやっている。突き抜けるハイトーンは力強さを感じさせバラード系は勿論だが、歯応えのあるナンバーでも魅力を損なうことなく、柔軟に対応している。その実力の高さ、何より無駄を感じさせない丁寧なアレンジが映える楽曲、全てに必然性がありますね。爽やかな⑦やバラード系が、このバンドの売りなのかも知れませんが、STYX、BOSTON、JOURNEYらと同系列で語られるべきバンドです。キーボードサウンドも小技が効いており変化自在の鍵盤プレイも魅了している。


Sheriff - Sheriff - Living for a Dream ★★★ (2023-03-28 12:22:52)

浮遊感のあるメロディと強烈なハイトーンが絡む展開も予想外
先の読めないスリルと裏腹に
のどかな景色も見せるのだから不思議な魅力に包まれた一曲ですね


Shire - Shire ★★★ (2016-08-20 13:27:59)

セクシーなガータージャケでお馴染みのメロディックなアメリカンHM/HRバンドが1984年にリリースしたEP。アメリカのバンドにしては湿ったメロディを導入しているなぁと思ったら、プロデューサーにドン・ドッケン&マイケル・ワグナーときてますから合点がいきますね。透明感のある伸びやかな歌声が洗練されたメロディを嫌みなく歌い上げ、歌を邪魔しないハードなギターが切れ込むというスタイルは、ドンが自身のバンドでやりたいスタイルをそのままパッケージしたような音楽性であり、今の感性では古典的なスタイルだが、ソフトな歌と甘いメロディ、そこにハードなギターが切れ込んでくるが、やっぱり甘く包み込んでいるという当時としては随分とこなれた感触のある音として新鮮に聞こえましたね。DEF LEPPARDほど売れ線ではないが、DOKKENほど攻めてはいないという絶妙な感性が光る今作で、マイルドな歌声を披露するデヴィッド・アンソニー氏ですが、後に日本人ギタリストKUMA氏が率いるATTACKのリードシンガーとして参加しているので合わせてチェックして欲しいですね。ATTACKもDOKKEN同様、繊細なメロディを基調とし堂々としたHM/HRサウンドを披露していますので


Shock - Heavy Metal We Salute You ★★★ (2014-11-09 22:09:52)

モノクロのジャケットがクールな印象を与えますね。ブラジル産の4人組が1991年にリリースした1st。頭から適度な疾走感を伴い軽やかに走りだします。平坦な音質に迫力はないのですが、良く歌うギターとつんのめる攻撃的なリズム、要所に小技を効かせながらもストレートな構成の楽曲も脇がソツなくこなす事でビシッと閉まるものです。サウンドは王道を行くNWOBHMスタイルを貫きながらも適度な哀愁と古臭くない華やかさがあり(乾きすぎず湿り過ぎない)、声は軽いが歌もしっかりしているし無理がない分、聴き心地は上々です。正統派は曲の良さが生命線ですから彼らは、その問題は間違いなくクリアしています。時代が時代ですからストレートなスピードナンバー満載のメタルサウンドが息をする間もなくシーンから消えてくのは仕方ないとしても、こうして今になって再発CD化されるのだからマニアにはたまらん限りです。水準以上のものを感じさせるギターはイイね。こういう軽快なノリが詰まったアルバムを聴き、ワタクシも改めてメタル愛に敬礼しますよ。この間とセンスが安定感なんだよなぁ