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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1001-1100

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失恋船長さんの発言一覧(評価・コメント) - ABC順 1001-1100
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ATTACKER - Battle at Helms Deep - The Wrath of Nevermore (2014-01-24 19:29:48)

もう少し曲調に表情があれば印象も変わるのでしょうが
同じフレーズを多用しているのが面白みに欠けますよね
悪くないんだけど


ATTACKER - The Second Coming - Revelations of Evil ★★★ (2022-02-13 20:04:33)

DPのPICTURES OF HOMEをパワーメタル化したような一曲
シンガーの強烈ハイトーンも決まっています
リズムもタイトでパワフル
ギターも切れていますねぇ
NWOBHM仕込みのUS産パワーメタルに震えます


ATTAKK ★★★ (2012-11-21 03:02:09)

日本人ギタリストKUMA氏率いるUS産の正統派メタルバンド。1988年くらいにバンドを結成、KUMA氏は同じく日本人ながら米国で活動をしていたKUNI氏のサポートを勤めるなど本格的に海外で活動をしていました。大きな情報をしりませんが、当時の僕はミーハー丸出しだったので彼の活躍の続報を楽しみにしていたものです。


ATTAKK - Attakk ★★ (2012-11-21 02:57:56)

日本人ギタリストKUMA氏が在籍するUS産の正統派メタルバンドが1989年にリリースしたミニアルバム。日本人ギタリストがいるせいか日本人好みの哀愁を散りばめたメロディアスはサウンド軸にDOKKEN的なL.Aメタルの重厚さを取り込んだ本格派のメタルバンドでしたね。KUMA氏はGIT卒業のギタリストでテクニック的には申し分なく弾きすぎることなくセンスのよいフレーズを奏で楽曲に華やかな印象を与えてくれます、やや優等生なノリに日本人的な整合性を感じさせ面白みに欠ける面や前半からバリエーションには富んでいるのだがミドルナンバーが続きガツーンと来ないのもマイナス要素と個人的には思います、輪郭の甘い音質がなお更に拍車を欠けていますからね。曲順は重要ですよ。6曲入りのミニアルバムですバンド名を冠した疾走ナンバーの⑥を頭に持って①から聴けば個人的な不満も解消、テンポ良く楽曲も進みスッと聞き入ることが出来ました。派手さは無い物のメロディアスで正統的なUS産HR/HMを楽しんで頂きたいですね。Voのデイブ・アンソニーも個性に乏しいが中音域を駆使したマイルドで伸びやかな歌唱を披露、足を引っ張ることなく貢献しているしリズム隊が安定感のあるプレイを聴かせ安心出来ます、この時代のUS産メタルが好きに人なら聴いて損はないですよね


ATTAKK - Attakk - Attakk! ★★ (2012-11-21 18:40:00)

アルバムのラストを飾る疾走ナンバー
中盤の盛り上がりが熱い
サラッと終わるのが物足りないかな


ATTAKK - Attakk - Never Apart ★★ (2012-11-21 18:53:42)

ホッとさせてくれるような優しいメロディが印象的です
好みの問題ですがもう少し唄い方に工夫をしてくれると泣けるのですが
曲作りの才を感じさせるいい感じの曲だけに残念ですね


ATTAKK - Attakk - Not Your Man ★★ (2012-11-21 18:48:48)

ライトな感覚も宿るアメリカンな地味目のミドルナンバー
ギターソロも曲を壊すことなくいい感じで仕上げていますね


ATTAKK - Attakk - Ride the Dragon ★★ (2012-11-21 18:57:46)

起承転結のある構成力が映えますね
聴き所も多いメロディアスなミドルハイナンバー
歌メロにヒネリがあれば印象も違ってくるでしょう
好きなタイプの曲なので地味に纏まっているのがマイナスかな


ATTAKK - Attakk - Thunder in the Night (private Hell) ★★★ (2012-11-21 18:42:11)

メロディアスかつシリアスな雰囲気を堪能できるミドルナンバー
構成が好きだしリフなんかも時代を感じさせますね
この空気がたまりません


ATTAKK - Attakk - Without a Word ★★★ (2012-11-21 18:46:13)

扇情的で湿り気を帯びたメロディが華麗に舞います
2曲目らしいタイトさと甘口加減が絶妙なミドルナンバー


ATTENTAT ROCK - Attentat Rock ★★ (2018-03-02 20:09:34)

フランスの古参バンドが1981年にリリースした1st。全身黒ずくめのマスク男が銃を持って車を襲撃すると言う緊迫感を醸し出すアイデアではあったが、まったく生かされていない緊張感に欠けたジャケットが色んな意味でインパクトを残していますが、時代的にNWOBHMが勃発、隣国のフランスにも、そのブームは直ぐに飛び火、シーン全体も結構な盛り上がりを見せていたとのことでしたが、どういう訳は日本の評論家の耳には届かず、全く情報を伝えることなく、完全なるロック後進国の格下扱いを受けたフランスのロックシーン。彼らはその黎明期を支えたバンドなのだが、どこかいなたい雰囲気があれど、熱きロックスピリットに突き動かされた音楽性は、まだまだ粗削りだが何かを突き破ろうとする初期衝動に包まれており、陽性な雰囲気はあれどロック然としたダイナミズムを生み出しています。彼らがメタルバンドとしての本領発揮は次作以降となるんだろうが、エンディングに向けて一気に走りだす①やルーズな②、元気溌剌な③、歯切れのいいリフが耳を惹く④、甘まめのイントロも印象的なミドルナンバー⑤、ちょっとタドタドしいのだが走り出す⑥、ドライブ感のあるロックンロールな⑦、全然ハードコアじゃない大陸的なノリの⑧、キーボードも大活躍の明るい⑨、オリジナル盤には収録されていないシングルとして1980年にリリースした⑩も収録と、和音リフも懐かしい、純正ハードロックサウンドが好きな方は楽しんでもらえるでしょう。スピード感や派手なのが好みの方はチョイとキツイでしょうね。
でもてっきり、このバンドの事はコメントしていると思っていました。老いは怖いな。


ATTENTAT ROCK - Le gang des saigneurs ★★★ (2018-03-02 20:36:42)

前作から3年後にリリースされた2nd。その間に彼らはしっかりと音楽性を研磨していたのでしょう、JP譲りの攻撃性やMSGばりの叙情性も蓄え、しっかりと時代にアジャストしてきました。
前作と比べると明らかにスピードもアグレッションも倍増、エッジの効いたリフワークの切れ味も、シャープなソロも、ハードにドライヴィングするロック然としたリズムも、メタルと呼ぶに相応しいダイナミズムを演出しており、音質も悪さをモノともしない迫力に満ちている。その魅力を端的に伝えているのが、スピーディでエネルギッシュな④に集約されているだろう。歌い手も一生懸命シャウトを決めているしね。
ある意味、彼らの歴史はこのアルバムから始まったと言えるのだが、イギリスのロックと親和性の高いフランスならではの、歯切れの良さとドラマ性にメタルな魅力を思いっきり感じるでしょう。テクノロジーや理論など物ともしない気骨のあるサウンドに熱くなりますね。
個人的には今回もクサれジャケを期待しましたが、マイナーバンドにありがちなツマラナイ奴でチョイと残念でした。弾けて欲しかったなぁ。でも3枚目でやってくれましたけどね。


ATTENTAT ROCK - Strike ★★★ (2018-03-06 16:13:37)

いまだになんて読むのか分からないフランス産の正統派HM/HRバンドの3rd。1st、2ndと作品を重ねる度に確実に成長してきた彼らですが、今作では見事に音楽性を開花、勢いと若さが漲るサウンドは欧州のバンドらしい叙情性を残しつつも攻撃性を高めており、硬質なツインリードを軸に勢いよく襲いかかる、その姿は正にへヴィメタルという言葉がピッタリとハマる強烈な一撃となっているでしょう。

多彩なイメージを膨らませる音楽性ではあるが、今まで以上に焦点も絞り込まれ、硬軟交えたドラマ性は、どの楽曲で確かな手応えを感じるし、その研ぎ澄まされた感性には、このバンドのスケールの大きさを感じずにはいられません。勢いのある楽曲にも、叙情性とフックのある歌メロをねじ込めるセンス、曲作りも上手さも冴えわたっていますね。そりゃ多少なりとも歌、演奏と未熟な面はあるでしょうけどね、核となるスタイルがあり、パワフルだがキャッチーで聴きやすいメタルソングと言うものを確実に手にしています。全編に漲る張りつめた緊張感、勇壮だがスピーディーに走り出すも、哀愁のあるヨーロピアンスタイルが根底にあるから、魅力が倍増しているんですけどね。

1stに続いて、脱力系のジャケットが大損しているバンドですが、多くのメタルファンのハートにグサリと突き刺さる質の高い音楽性は、正にストライク!!、今聴いても胸を熱くする迫力満点のバンドサウンドに唸りました。これがフランス産だから認知されていないのが残念ですね。
2008年に再結成を果たしたバンドらしいのですが是非とも最新作を期待したいものです。


ATTICK DEMONS - Let's Raise Hell ★★★ (2016-09-03 15:32:45)

1stはRubicon Musicからリリースしたポルトガル出身の6人組による2016年リリースの2nd。あのブルース・ディッキンソンを彷彿とさせるパワフルな歌唱スタイルを存分に生かしたメイデン、プリーストタイプの王道正統派メタルを下地に、情熱的なポルトガルスタイルが上手く溶け合い、実にドラマ性の高いヒロイズム溢れる王道HM/HRサウンドを披露。
アタッキーなベースはスティーブハリス丸出し、荘厳な格式高いドラマ性は昨今のメイデンに通ずる魅力を内包しており、その切迫感溢れる構成力の高さ、でも難解に聴かせないアレンジセンスは単なるフォロワーで片付ける事のできない説得力の高さを持ち合わせており、憂いのあるメロディと情熱が迸るポルトガルスタイルが高次元でぶつかり合い火花を散らす姿はまさにメタルバンドの持ち合わせる魅力を、この上なく体現させてくれます。
ダイナミックなリズムプレイの柔軟さは、メイデン方式の構築美溢れる楽曲の根幹をなし、そして鋭いエッジを伴いつつも、キャッチーさを併せ持つギタープレイの数々は本家に肉薄する勢いだし、歌い手のなりきりぶりのクオリティも高くテンションを下げさせない最大の要因、メイデンタイプの音楽性が好きな方にはたまらんものがるでしょう。
それにしても軽快フットワークから打ち鳴らされる強靭なリズムとメイデンメロディが流れる瞬間のカッコよさは模倣を通り越し認めないといけない質の高さを持ってますね。マニアならずとも要チェックでしょう。


ATTOMICA - Disturbing the Noise ★★★ (2023-05-31 13:28:18)

アルバム毎に音楽性も変わるということで賛否もあるでしょうが、ブラジルを代表するスラッシャーであることに変わりはなく、日本ではイマイチ伝わっていない南米産の代表格と言えるスタイルを構築している。
ブラストビートほど峻烈ではないが、このグルーブ感と暴虐性の高いリズムは実に有機的なリズムをたたき出しており、血沸き肉躍る高揚感を誘発、ドスを効かせ咆哮するシンガー、狂った雄たけびを上げるセンセーショナルなギターと、すべてが一体となりスラッシュメタルの一つの型を力いっぱい聴かせてくれる。
一寸先の展開を読ませない急降下する爆撃機、その機体から放たれる速射砲の殺傷力は、聞き手の感性をズタボロに、カチッとまとまらずいい意味でのラフさというのも、このサウンドの中にねじ込まれており、よく動く展開の中で効果的に機能と、異様なまでの緊張感が全体を覆いつくします。
ビックネームを入り口に入ってきた若い人にこそ聞いてほしい時代を問わない残虐クラシックスラッシュメタル。もっと過激でブルータルなものもたくさんあるが、スラッシュメタルの枠組みでガッツリと語れるスタンスであることが何より嬉しい奴である。ブラックまでいかないんだよねぇ。


AUTOGRAPH - Get Off Your Ass! ★★★ (2021-02-21 20:38:44)

知らないうちに復活していたアメリカンロックの健康的な面をフォローしていた堅実派のロックバンドの復活作。
シンガーのスティーヴ・プランケットは不在だが、ギターのスティーヴ・リンチとベースのランディ・ランドは健在、ソングライティング面において重要なリンチがいれば問題は起きないでしょう。

今作は80年代に披露したキーボードを前面に出した煌びやかで爽快なアメリカンロックは封印、もともと派手さの奥にある堅実さ、その職人気質の曲作りの上手さに定評のあったバンドだけに、ここで聴ける落ち着き払ったブルージーなメロディアスロック路線に違和感はない。
勿論、往年の姿を期待すれば大外しとなるが、何を求めるかで評価を大いに変わるでしょうね。
この時代に復活する意味のあるスタイルでの帰還、新たにフロントを飾るサイモン・ダニエルズはブルージーだ。音楽性ありきだったのか?彼に合わせたのかは分からないが、今作の方向性にはピッタリと言えよう。

今作の充実したものにしたのがギターの上手さ、瑞々しいメロディを技巧的なスタイルを用いり構築、そして分厚目のコーラスを効果的に使い、バンドの本分とも言える聴かせるハードサウンドを確立したといえますね。
とにかく往年のファンは勿論だが、新規さんにも優しい下地のしっかりとした音楽性を披露している。ビジネスの元、振り回されていた80年代、ここに雑念はないと思っている。それだけで十分な気がする。
じっくりと耳を傾けたくなる、古くて新しい鮮度のある音楽を楽しめます。


AUTOGRAPH - Loud and Clear ★★★ (2013-06-08 19:28:22)

時代を感じさせるファッションの恥ずかしさを覚えるメンバーショットが眩しいアルバムジャケットを眺めても、出している音の本意気度は凄いと思わせてくれる1987年リリースの3rd。不良的なイメージのL.Aメタル郡とは違う健康的な生真面目さが音に色濃く溢れテクニック的にも申し分ないプレイを披露、安定感と湿り気を帯びた哀メロナンバーも放り込み楽曲の充実振りも素晴らしい、この手の品行方正な楽曲を通して聴くと個人的には「もっと暴れる曲ないんかい」「バカメタルが聴きたい」と物凄い反動に襲われるのですが、今作は程よくハードにまとめられ案外最後まですんなり聴くことが出来ます。やや置きに行った感もあるし、往年のプロ野球好プレー特集のBGM的な軽やかさに、もっとズドーンと構えた風格みたいなものを見せて欲しかったのですが、それでも「時代」に合わせるのではなく「時代」を作り出してやる!そんな気概を大きく感じる王道US産HM/HRが放つ洗練された豪快さに心地よさを味わって欲しいですね。産業ロックという言葉を履き違えて欲しくない名盤ですよ


AUTOGRAPH - Sign In Please ★★★ (2012-01-25 02:58:20)

メロディアスでアメリカンなサウンドが印象的なバンドが1984年にリリースした1st。カラッと能天気な面も見えますがKeyが入る事によりキャッチーさとメロディアス加減が絶妙な調和を魅せ、そこに豊かな音楽性を下地としたゴージャスなイメージと同じくらい、爽快感と甘酸っぱい雰囲気を味わいさせてくるアレンジは見事。テクニカルなギターを披露するSteve Lynchのプレイもアクセントとなりバンドの格を一段も二段もに押し上げていますね。こういったサウンドを支えるのは確かなテクニックを持って他にありません、シンプルだからこそ余計な装飾は邪魔になり鼻につくもの、洗練されつつもアイデア豊富な極上のハードポップチューンが目白押しの好盤です。仄かな哀愁が切れ込んでくる様と爽快感は夏のドライブのお供にピッタリです。ポップでキャッチーいい曲ですねと、お行儀よく終わらないロック色と整合感は見事です


AUTOGRAPH - Sign In Please - Turn Up the Radio ★★★ (2020-10-16 14:10:53)

やりにいっているなぁ
やりにいっている名曲です
この普遍的な響き
THE80年代なラジオ向けの大衆ロックソングです
このコーラスだってギリギリでロックに留まっている
そのセンスが最高に好きです
なんだかんだで今でも聴きたくなりますね
狙い過ぎが癖になります
ギターも巧者


AUTOGRAPH - That's the Stuff ★★★ (2014-12-13 18:23:17)

THEアメリカンなサウンドが底抜けに陽気な雰囲気を醸し出していますが、芯はしっかりとロックしている精神性が色濃く感じさせるテクニックに的にも申し分ない実力派が1985年にリリースした2nd。パッと聴きは完全にMTV全盛のパーティーロック風な軽快さと明るいノリに「なんだぁこの軽薄な奴らわ」眉間に皺も思いっきり寄せるのですが、ちょっと真剣に耳を傾けると、邪魔をしないハードでタイトなリズム、ギターヒーロー然とした華やかさプレイ、間口を広げるキーボード、厚みを持たせるコーラスハーモニー、健康的なハードポップサウンドにスリルは皆無かも知れませんがツボを押さえた分かりやすい楽曲の持つ親しみやすさは相当なもので、けっして売れ線になびきすぎない根っこの太さも頼もしく、商業的な成功の狭間で揺れ動くアーティスト気質みたいなものも感じさせ、浅いようで深い”音で勝負”出来るバンドサウンドに勉強させられましたね。ある意味、無味無臭だし、ダメな人にはとことんバブリーだし、今ならお目にかかれない健全はロックサウンドですが、小手先のテクニックやハッタリで終わらないロックミュージシャンとしての気概が楽曲に端々に表れているのでメロディ重視の陽性ハードポップが好きな方なら手にとっても損はしないでしょう。


AUTUMNS CHILD - Zenith ★★★ (2023-01-07 08:16:01)

ミカエル・アーランドソンがフロントマンを務めるメロディックメタルバンドの3枚目。コンスタントにアルバムをリリースと活動も順調な用でメロディメイカーとしての才能を遺憾なく発揮という事でしょう。相棒であり右腕として辣腕を奮うMOON SAFARIのポントゥス・オーケソンのギターワークもギラリと光を放ち、ここで聴ける多様性の溢れたメロディアスメタルサウンドの根幹を支えている。
とにかく叙情派ナンバーは勿論だが、煌びやかなポップチューンにバラード、戦隊モノの主題歌みたいな楽曲まで用意とやり過ぎなくらい、メインストリームに睨みを利かせつつも、合い言葉は哀愁のメロディと言わんばかりに、徹底した音楽性を追求している。
その中で哀愁美の配合を変えバラエティに富んだと感じさせる手腕は見事でしょう。やはり参加メンバーの技量というモノがモノを言っている。技巧的志向のバンドサウンドではないが、余計な事をしなくとも十分に力量の伝わるミュージシャンシップ、唄を中心としつつもギターソロでは大見得を切るかの如く、堂に入ったパフォーマンスで魅了と、メロディアスハードかくあるべきなスタイルに付きするんでいる。音楽性の拡散を果たしつつも、従来のファンから苦情を寄せ付けないソングライティング力に唸らされる。


AVATARIUM - Avatarium ★★★ (2014-03-16 19:59:59)

女性シンガーを擁するCandlemassのレイフ・エドリング率いる北欧産ドゥームHM/HRバンドの1st。禍々しいアルバムジャケットに女性Voとくれば、昨今流行りの高音全開のフェメールヴォイス&ゲロ吐きだろうという先入観が頭をもたげ通常は素通りです。正直、猫も杓子もツインボーカル体制に極端なコントラストを置きに行く音楽にまったく興奮出来るたちではないし、ニューハーフじゃあるまいし、女性なのに○○みたいなんですはもう飽きた(極端な高音もお腹いっぱいなんです)。ところが偶然立ち寄ったお店でこのアルバムがかかっていたのですが、レイフ・エドリングが手を出しているんだから暗黒サウンドに冷ややかなメロディを放り込み魔術的な輝きを放つお約束サウンドに新鮮味は薄いのですが、女性シンガーをフロントに持ってきたことに流行りに乗っかった狙いだけでは済まされない必然性が感じられ歌いだしの瞬間から引き込まれましたね。女性らしい情感あふれるメロディックな歌唱が叙情味あふれるドゥームサウンドの中で繊細にメロディを歌い上、ハッとさせるほどの美しい色彩を鮮やかに描き、顕著に感じるのが歌のパートになるとメロディにフォーキーなサウンドを導入しレイフ・エドリングが示したミステリアスかつダークな音像の中に見事なコントラストを投影し刹那な響きとなり、独特の世界観を消化しています。すべては女性シンガーの持って生き方と彼女のパフォーマンスがありきたりなドゥーム路線との違いを明確に提示している様が見事でしょう。永久凍土の中で息を潜ませる悪魔たちが復活の時をまっている場面が頭をよぎる(デビルマン永井豪)妖しげでダークな①②の流れも素晴らしいしドゥームらしい退廃的な雰囲気を醸し出す⑤も美しいです。。ワタクシはドゥーム系は門外漢でして、うんちくを語れるレベルではないのですが、今作はワタクシのようなメロディに拘りをもつ方には引っかかる要素が強くあるかと思いますよ。少々無難な曲作りだし劇的に盛りあがったり走りだしたりしませんが、メロウのパートの配し方が見事だし、それに応えるように女性的な甘さを備えた歌声が夢見心地に暗黒の世界へと誘ってくれますよ。


AVATARIUM - Avatarium - Avatarium ★★★ (2014-04-20 12:16:02)

重厚な一曲です
クラシカルなパートの盛り込み方も熟練の技
艶やかな暗黒叙情派HM/HRサウンドに悶絶です


AVATARIUM - Avatarium - Bird of Prey ★★★ (2014-04-20 12:22:27)

好きですね
儚さ命の叙情的なメロディアスドゥームサウンドに殺られます
儚くも美しい刹那な一時を闇が覆い尽くすヘヴィな世界観を思いっきり堪能してください


AVATARIUM - Avatarium - Boneflower ★★★ (2014-04-20 12:19:03)

この退廃的なムードがツボですね
アルバムの中でも一番キャッチーな歌メロが耳を惹きます
渋いソロも楽曲を覆い尽くす妖しげなムードもジクジクと体に沁み込み熱くさせてくれます


AVATARIUM - Avatarium - Lady in the Lamp ★★★ (2014-04-20 12:25:01)

荒涼とした大地が目に浮かびます
静と動の対比が素晴らしい
後半の盛り上がりも前半の静寂を帯びた妖艶なパートも聞き応え十分
このバンドならではの在り方が如実に物語ってくれます
素晴らしいね


AVATARIUM - Avatarium - Moonhorse ★★★ (2014-04-20 12:10:37)

お得意のドゥーミーな出だしからアコギパートへ雪崩込み歌が
ハッとするほどに美しい展開に流れる瞬間が素晴らしいですね
メランコリックやでー


AVATARIUM - Avatarium - Pandora's Egg ★★★ (2014-04-20 12:13:27)

頭からアコギ&儚い歌声に胸が締め付けられます
ドゥーミーながらも叙情的なフレーズの応酬に感嘆
ダイナミックでメリハリが効いた効き応えのある一曲です


AVATARIUM - Avatarium - Tides of Telepathy ★★★ (2014-04-20 12:27:56)

濃厚な暗黒叙情派サウンドを見事に描き切ったアルバムのラストを締めくくる一曲
アルバム全般に言えることなんですが
ドゥーム版ブラックモアズナイト的な楽曲ですね
通して聞くと流石にインパクトも薄れますが
独特の世界観が滲み出たシリアスなメロディックドゥーム


AVENGER - Blood Sports ★★★ (2014-10-22 19:43:16)

初代シンガーにブライアン・ロスが籍を置いていた事でも知られる、悪名高きニートレーベルから1984年にリリースした1st。オレンジ色掛かった、写真の現像室みたいな配色に映るトゲトゲアメフト部がチェーンソーを持つジャケットに目が点になりますが、アルバムタイトル「BLOOD SPORTS」を見て、そういうことかいな?と考えさせられますが、時代背景的にもNWOBHMの流れを組む攻撃的なギターリフを軸にスピーディーで荒々しいパワーメタルサウンドは中々の迫力があり聴いていてゾクゾクと高揚感を煽られます、直線的なリズムパターンも懐かしい香りがしてたまりませんね。ちなみにシンガーのIan "Swifty" Swiftさんはブライアン・ロスの前にSATANでデモ音源をリリースしているので声質的にも似たタイプですからモコっとした湿り気が加味された声ですので英国産のサウンドにはピッタリなタイプです。⑧のDeath Race 2000 は、あのB級映画界のカリスマ、ロジャー・コーマン制作、若き日のシルベスタ・スタローンも出演している殺人レースを題材にしたカルト映画からインスパイアされたんでしょうか?興味がそそられるタイトルとストレートな曲調でしたね。全9曲30分少々のランニングタイムなんて、今ではミニアルバム的なボリューム感かも知れませんが、いかにも英国的なサウンドとメリハリの効いた構成は聴いていて心地よいし丁度よい尺かと思いますよ。マニアならずとも楽しんでもらえるでしょうね。ジャケットから想像していただける世界観で聴き手を裏切りませんので(笑)


AVENGER - Blood Sports - Enforcer ★★★ (2024-02-17 03:51:14)

チョイチョイチョイ
もう少し丁寧に演奏せんかいなぁ
そんな声をも掛けたくなりますが
これがNWOBHMですよね
アルバムのオープニングナンバーなんですが
こういう曲をやるバンドなんだと言うのが端的に伝わるでしょう
どこか健康的に聞こえるのが不思議


AVENGER - Killer Elite ★★★ (2014-07-27 13:33:57)

かつてブライアン・ロスが在籍いしていて彼の声でシングルもリリースしている英国産のNWOBHMサウンド直系の彼等が1985年にリリースした2nd(ベースはBLITZKRIEGでも弾いています)鋭角的なリフワークとパワフルで直線的なリズムが心地良く響き、その攻撃性と相まって実にキレのあるサウンドに仕上げています。そのスタイルはSATANやBLITZKRIEGにも通ずる憂いを帯びたメロディと沸々と燃え盛る青白い炎のような情熱が共存しているし質感は極めて硬質だ。また若干の妖しげな魔術的テイストもありNEAT万歳な音質がその胡散臭さに拍車を掛けアンダーグランド極まりないマイナー臭も激増、マニアならニヤニヤと笑いも止まらない音に体中が喜びを感じるでしょう。メジャーにはなれなかったが確実に一時代を築いた音楽性、憂いを帯びながらもパワフルな攻撃性を失わない正統派サウンドを一部のマニアだけが楽しむのはもったいないように感じます。英国産ならではのマニアックな味わい、再分化されすぎた今だからこそ若い人に触れて欲しいですね。


AVENGER - Prayers of Steel ★★ (2019-06-04 19:37:06)

こちらのアヴェンジャーはピーヴィーことピーター・ワグナーひきいるRAGEの前身として知られるバンドの1st。参加メンバーもそのままRAGEに引き継がれるのですが。REGEほどの凝った展開ではなく、NWOBHMからの影響も強めのストレートなサウンドで勝負。厳しいレコーディング環境だったのかリズムのズレなど気になる面はあるが、欧州由来のメロディとガッツ溢れるジャーマンテイストも巧みに取り込み自己をアピールと、まだまだ青臭さは残っているが、曲作りの上手さなど将来性を感じさせるバンドではあります。1995年に国内盤をリイシューしたビクター盤には、4曲入りのEPをカップリングでCD化もされています。RAGEファンはもとより、ジャーマンメタルの真骨頂ともいえる剛毅な流儀に則ったメタルが好きな方なら手にとっても損はしないでしょう。


AVENGER - The Slaughter Never Stops ★★★ (2015-07-10 05:54:39)

ブライアン・ロスが在籍していた事でも知られるNWOBHMバンドが2014年に復活を告げる3枚目のオリジナルアルバム(シンガーのイアン・スイフトがサタンにいて、彼と入れ替わる形でブライアンがサタンに加わる)。昨今のリバイバルブームには驚かされますが、彼らもシーンにカムバックするとは驚きですね、シンガーにイアン・スイフト、ドラムのゲイリー・ヤングと往年のメンバーも顔を揃え繰り出されるは、これまた往年のNWOBHMサウンド。粘り腰のシャープで直線的なリズムは健在、ツインギター編成に変わった事により、ドラマティックなツインリードと供に絡み合う切れ味鋭いリフワークを軸としたアグレッシブなスタイルに往年の空気を纏いつつも、より幅広い音楽性をアピール、あの悪名高きニートレーベルからのリリースで今一つ評価を得られなかった初期の作品群を更に推し進めた作風にはNWOBHMマニアならずとも目頭が熱くなるでしょうね。英国的な沸々と燃え上がる情熱的歌声と攻撃的なNWOBHMサウンド、過去の焼き回しでは終わらない新たなるアイデアを盛り込みつつも、伝統的なスタイルを守り通した音楽性には敬礼あるのみ、⑧では戦友のカヴァーも披露し復帰第一段に華を添えてくれます。細分化シーンに対してヘヴィメタルと何ですかと言える一つの答えが今作にはありますね。鋭角的なサウンドと攻撃性を緩めないハードなサウンド、憂いのあるメロディを力強く歌い上げるシンガー、NWOBHMだわ。個人的には溺愛すべき音楽ですね。


AXE - Axe ★★ (2010-01-20 18:01:00)

メロディに拘りのある方は是非一度聴いてほしいですね
甘くハードさに欠ける部分もありメタルしていないとの声もあるでしょうが、
繊細なフレーズと美しい叙情味溢れるメロディの数々に心を奪われるでしょうね
若かりし頃に出会った時は興味も持たないサウンドが歳を重ね成熟される度に
体に染みてきますね。ツボを得た奇をてらわないアレンジとポップセンスも見逃せませんよ


AXE - Axe - Back on the Streets ★★★ (2010-01-20 17:46:59)

躍動感溢れるメロディアスなHM/HRナンバー
ドラマ性を感じる構成と音楽に青春時代の懐かしさがこみ上げます


AXE - Axe - Forever ★★★ (2010-01-20 17:42:03)

美しいピアノの音色に心が洗われます
この爽快感はUS産ならでは


AXE - Axe - Hang On ★★ (2010-01-20 20:56:16)

EDGAR RILEY JRがいい仕事をしていますね
美しいハーモニーが印象的です
叙情的なハードポップナンバー


AXE - Axe - How Come I Love You ★★ (2010-01-20 20:53:18)

程よい泥臭さも感じさせる哀愁のメロディアスハードなミドルナンバー


AXE - Axe - Life's Just an Illusion ★★★ (2010-01-20 17:50:49)

美しいハーモニー爽快感溢れる哀愁のメロディに涙腺が刺激されます
エッジはないがこういった歌モノに身を委ね
心を穏やかにしたいものです
ズンズンとビートの効いたリズムはロックしていますよ


AXE - Axe - Sympathize ★★★ (2010-01-20 20:58:36)

ジャージーな雰囲気も感じさせてくれるUS産の哀メロナンバー
力強い歌声がまたカッコよさを増してくれます
派手さはないが堅実なプレイがツボですね


AXE - Axe - You're Out of Line ★★★ (2010-01-20 21:56:00)

スペーシーなキーボードの音色も聞こえてきます
この程よい泥臭さにUS産ならではの魅力を感じます
哀愁溢れるメロディ
これぞメロディアスHM/HR的な魅力を感じさせてくれます


AXE - Living on the Edge ★★ (2010-01-20 19:07:00)

個人的のAXEと言えばこのアルバムを思い出します
ガツーンとくる印象よりも味わい深い哀愁のメロディと躍動感溢れるロックテイストに適度なポップさを散りばめた楽曲はどれも魅力的で無駄のないアレンジセンスが光ります。コンパクトに纏まった感に物足りなさを感じる事もあるでしょうが、この爽快感と哀愁が琴線にチョコチョコと触れていきます、甘すぎず淡白にならないハードポップナンバーの数々に心が洗われます。名曲には②は必聴ですよ!本意気のメロディアスハードナンバーです


AXE - Living on the Edge - Fantasy of Love ★★★ (2010-01-20 19:14:46)

彼らの魅力を伝える名曲です
ハードでポップでメロディアスかつロマンティックなナンバー
哀メロ派は必聴ですよ


AXE - Living on the Edge - Let Me Know ★★★ (2010-01-20 22:00:42)

男の哀愁を感じさせますね
STYXやサバイバーなんかを思い出します
渋いなぁ憂いもあるしね


AXE - Living on the Edge - Living on the Edge ★★★ (2010-01-20 19:10:59)

フックに富んだメロディに惹かれます
哀愁のメロディアスHM/HRナンバー
今は亡きマイケル・オズボーンのペンによる曲です
このアレンジセンスはツボです


AXE - Living on the Edge - Running the Gountlet ★★★ (2010-01-20 19:12:48)

甘すぎないロック然としたメロディアスHM/HRナンバー
躍動感溢れるプレイのカッコよさに引き寄せられます


AXE - The Crown - Magic(in Our Eyes) ★★★ (2010-01-20 19:22:29)

流石はAXEです
このアレンジセンスは見事
哀愁溢れるメロディの数々に胸が締め付けられます
ロック然としたダイナミズムを損なわないのがまた良いのです


AXE - V ★★ (2008-12-09 13:08:00)

1997年に突如再結成リリースされた5Th勿論配給先はZEROコーポレーション
サウンドの方は一点の曇りもないメロディアスなHM/HR
90年代にここまで純粋なメロディスハードなサウンドが聴けて本当に嬉しかった
今の時代に親父臭くエッジがないサウンドに抵抗もあるでしょうが
普遍の魅力溢れるサウンドもまたシーンを支えるのに必要不可欠なのではないでしょうか?叙情的なフレーズとポップセンス溢れるメロディが耳を惹く名盤です


AXE - V - Battles ★★★ (2008-12-09 13:16:54)

美しいメロディに涙腺が決壊しました
1st収録のバラードのリメイク
エモーシュナルなギター
叙情的なメロディを情熱的に歌い上げるVOと
美しいハーモニーに号泣です
徐々に盛り上がっていく展開と言い
彼らの曲の中でもこの曲が一番好きです


AXE - V - Magic (In Our Eyes) ★★★ (2013-03-08 14:47:55)

メロディアスハードな楽曲が好きな人にはオススメです
再結成盤のオープニングナンバー
リリシズム溢れる叙情派HM/HRバンドの真骨頂を味わえる名曲
泣けるメロディと的確な技が冴え渡ります
ツボを押さえすぎですね


AXE - V - Sting of the Rain ★★★ (2008-12-09 13:13:32)

本物のメロディアスHM/HRバンドでなければこうは行きません
感動的なバラードソング
派手さはないし各プレイヤーの見せ場なんてないかも知れませんがそれがAXEらしいのです
ロック然とした躍動感と適度にハードなギター
ハスキーな声で力強く歌うVoと全てが素晴らしい


AXE CRAZY - Ride on the Night ★★★ (2017-05-15 16:39:31)

Axe Crazyというバンド名を聴かされるとイメージが湧くのがNWOBHM界でも随一のスピードを誇ったJAGUARの代表曲を思い出すのですが、このバンドはまさに、その音楽性を現在に蘇らせたような方向性をとっており、その筋のスピードメタルが好きな人ならたまらんモノがあるでしょう。疾走するツービート、タイトなドラムとメイデンよろしくなベース、随所に盛り込まれるツインリードの印象的なフレーズ、歌い手の線の細さは少々頼りないが、愛すべきNWOBHMスタイルを前に戯言は無用。濃密な80年代エキスを、しじみエキスばりに薄める事も無く、でも飲みやすいようにコーティングした作りになっており、古くて新しい正統派サウンドとして若い人にも十分、楽しんでもらえるでしょう。グランジ以降のアメリカを通さないメタルと言うのは、ある意味、メジャー級のレコード会社からのリリースとなると、ほぼ皆無なのですが、天下のNo Remorse Recordsからは、こういった音源がドンドンとリリースされるので、マニアなら安心して聴く事が出来るでしょう。温故知新に埋没しない新時代の正統派メタルに胸躍りますね。ポーランド出身の5人組、2014年にはミニアルバムをリリース。その2年後に迎えた待望の1st。NWOBHM、JAGUAR、ハリス風ベース、これらのキーワードにピンと来るならマストバイなアイテムですかね。
このバンド、てっきりコメントしていると思っていた。老いは怖いなぁ。コメントしてると本気で思ってたもんね。


AXE STEELER - On the Run ★★ (2018-11-19 10:46:19)

南米はコロンビア産の正統派HM/HRバンドは2018年にリリースした1st。出している音は鋭利なリフワークが突っ込んでくるNWOBHM直系のスピードメタルサウンド。その捻りのないストレートな展開はマニア心を擽るのですが、イマイチキレ不足の演奏と、歌いきれないヴォーカルのおかげで、物凄いB級感は発散。このアングラ臭にクラクラと目眩に襲われますが、地下室サウンドが大好物のマニアにはたまりませんよね。走るだけと思いきや、メロウなインストナンバーも挟みアルバムの流れに起伏を作っている。それに耳を澄ませばツインギターコンビは随所に魅力的なフレーズもねじ込もうと努力しており、伝統的英国様式サウンドから受けた影響を微塵も隠さずに取り込み、ドラマ性を高めようと苦心する姿は好感が持てますね。
次回はもう少し丁寧な録音を試み、よりよい環境でミキシング出来れば良いですね。今の時代にチョイと厳しい分離の悪さや、音質の緩さを感じますので、コーラスワークも80年代初期みたいな感じで、無名のNWOBHMバンドの発掘良品状態になっていますからね。でもその辺りにアンテナを張っているマニアならグッとくるでしょう。裏切らないんだよねNWOBHMスタイルのバンドはさぁ。
この素っ頓狂なシャウトをキメるシンガーなんて、2018年では考えられないよ。


AXE WITCH - Pray for Metal ★★★ (2022-05-15 21:33:10)

オリジナルは1982年に4曲入りのEPとしてリリースされた作品。そこにデモや幻のライブ音源などをパッケージして2019年にマイナー音源の発掘に精を出すSkol Recordsから全16曲入りのフルボリュームで世に放たれています。

収録曲はこちら
01 - Born in a Hell
02 - Heavy Revolution
03 - In the End of the World
04 - Death Angel
05 - Axewitch (Demo 1982)
06 - Nightmare (Demo 1982)
07 - Beyond the Realms of Death (Judas Priest cover) (Demo 1982)
08 - We Salute this Town (Demo 1986)
09 - Dance to the Music (Last Flight cover) (Demo 1986)
10 - Four Wheel Drive (Bachman Turner Overdrive cover) (Demo 1986)
11 - It's a Lie (Live 1985)
12 - City's on Fire / Shadows through the Night (Live 1985)
13 - Back to Reality (Live 1985)
14 - Four Centuries Ago (Live 1985)
15 - Back in Trouble (Live 1985)
16 - Antisocial (Trust cover)

正直、よほどの好き者にしか需要のないレア音源の数々、貴重なライブにデモのテイクもさることながら本編の復刻が最大の聴き所なのだろうが、個人的にはトラストのカヴァーにも驚くが、ラストフライトという超マニアックなバンドに手を出したセンスに唸りますねぇ。フランスと英国のバンドから薫陶を受けたという事なのでしょうが、NWOBHMムーブメントの奥深さを体感したバンドという事でしょうね。彼らのルーツとなる音源に触れ、そして時代ごとにアップデートした足跡を楽しむのもマニアならではのお楽しみでしょう。
もっさりとした原始的なロックサウンドは、メジャーな音楽性に慣れ親しんでいる人にとっては退屈極まりない屁みたいな音楽でしょうが、このロックに捧げた純粋なメタルスピリットには心動かされるものがあります。売れないだろうが信じるモノに突き進む姿勢に共感しるものがありますよ。


AXE WITCH - The Lords of Flies ★★ (2019-01-26 13:33:09)

古くは70年代の終わりから活躍するスウェーデンの老舗バンド。所謂NWOBHMに触発された古典的スタイルである。その為、後年多くの人がイメージする北欧スタイルとはかけ離れたシンプルなサウンドだけに、よほど気合いの入ったマニアでもない限り、眠たくなるようなシンプルなサウンドと映るだろう。スピードを競ったり、重心低く襲いかかるようなへヴィネスさはない。
しかし、当時としては十分、迫力のあるサウンドであり、基本中の基本のようなシンプルなハードサウンドを奏でている。それだけにリフワーク一つとっても皆がシェアするアイデアであり、当時としても垢抜けたサウンドではないのだが、今となっては、この古臭さが鼻腔を擽るマイナー臭を放ち、マニア心を刺激するから不思議だ。
ウィリアム・ゴールディングの名著をタイトルに持ってきた記念すべきデビュー作。バンド名も魔術的だから、いろいろ期待するだろうが、いなたい歌い手に萎えなければ、80年代初期のサウンドとして十分に楽しめる一品。リリースは1983年、NWOBHMマニアなら見逃せない愛着のある音ですよ。


AXE WITCH - Visions of the Past ★★★ (2022-05-14 20:16:39)

知る人ぞ知る初期の北欧メタルシーンを支えた老舗バンドによる2枚目のフルアルバム。雑誌の影響もありヨーロッパが元祖北欧メタルみたいに言われるが、あれは嘘ではないが本当ではありません、強いて言えばワールドワイドな成功を収めたであり、音楽性に直結する事はありませんね。キーボード込みのスウィートメロディは、スウェーデンでもソフトケイスされたバンドと認知さていますので、そのあたりは完全に否定しておきます。

スカンジナビア半島のロックバンドが一堂に介するコンピ作などにも顔を連ね、認知度を高めた中でのデビュー、いなたさの残る古典サウンドだった前作から比較するとNWOBHMの風は北欧の地でも吹き荒れており、今作にはその影響の強さを確認出来ます。初期型北欧メタルの雛形と言える作風、ここには冷ややかなメロディはあれど、糖度の高いオーロラサウンドをは一線を画す、剛毅なロックスタイルに軸足を置き、力こぶを作りながら名いっぱい演奏してる。

芋臭さが褒め言葉に値する元祖北欧メタル群。今作の出来映えに目をつけた海外のレコード会社の存在もあり、ローカルヒーロー達はより高いステージへと上り詰めます。
どんなにNWOBHMの風が吹こうともお国柄は音に反映されます。本人達が意図しなくとも溢れ出る北欧マインド、ここで聴ける80年代中期から勃興するメタルサウンドへの接近を図りビルドアップされた北欧サウンドは、自らのアイデンティティが色濃く投影されています。熱気のある古典ロックとクールな北欧メロディ、日頃、大手レコード会社から流通されている作風ばかりを慣れ親しんでいる人には、イチミリも勧められませんが、まだメタルという言葉が曖昧な時代に雨後の筍の如く、世界中から溢れ出た野心に溢れた若き野郎どが奏でるピュアサウンドに心が焦がれますねぇ。


AXECUTER - Metal is Invincible ★★★ (2014-04-08 14:05:13)

南米はブラジル出身のトリオバンドが13年にリリースした1st。ハゲて後ろ髪の長いおっさんメタラーが眼鏡スーツのビジネスマンと腕相撲をとっているジャケットに釘付けになること請け合いです。こんな奴がバンドの顔なのか?売れるわけないだろうと、真っ直ぐに疑いもなく思い立ちましたが、驚くことに彼はキャラクターで三名のバンドメンバーはもっとイケていない容姿を確認できた時は驚きを禁じえませんでした。ネタのような感じを受けましたが出てくるサウンドはメタル愛に満ち溢れておりスピード・アグレッション・パワーを兼ね備えた一級品だからたちが悪い。ネタのような垢ぬけないルックスにニヤニヤさせられながらも楽曲もプレイも勉強されており、マニアならずともツボを押さえたアレンジに唸らされるでしょう。鈍いキレも重量感やごり押し感が遥かに上回りねじ伏せる力技も見事です。コテコテに発散する男くささと無頼な轟音鳴り響く剛球メタルを前に奥深いメタルの世界を南米から垣間見ることになるとは、まだまだ興味は尽きませんね。


AXEHAMMER - Marching on - Midnight Train ★★★ (2016-02-06 15:40:17)

ノリがイイですね
押しの強さもカッコいい


AXEHAMMER - Marching on - Swing the Steel ★★★ (2016-02-06 15:39:23)

キャッチーなメロディが耳を惹きますね
メタリックかつヒロイズム溢れる疾走ナンバー


AXEL RUDI PELL - Between the Walls ★★ (2007-11-26 12:31:00)

時代の流れに感化されることなく突き進む正統派HM/HRの雄アクセル四枚目のソロ作です。ある意味、お約束満載の楽曲が目白押しです、しかしこういった普遍の魅力溢れる普通のHM/HRに出会いたいと思っている方にはオススメします。ここまで様式美している作品にはそうお目にかかれない。相変わらず堅実なプレイで支えてくれるリズム隊と、表現力豊かなジェフの唄は非常に素晴らしく王道サウンドの中でギラリと光っている。


AXEL RUDI PELL - Between the Walls - Between the Walls ★★ (2007-11-26 12:58:50)

静寂を突き破りメロディアスなギターリフから始まる様式美ナンバー、この美しくも力強いメロディが実に印象的です


AXEL RUDI PELL - Between the Walls - Casbah ★★★ (2007-11-26 12:45:04)

もの悲しいアコースティクギターに導かれ、一転しヘヴィなリズムへと変わるドラマティックな様式美ナンバー。美しいメロディと妖しげな世界が交差するメロウな名曲です。まるでRAINBOWのようです


AXEL RUDI PELL - Between the Walls - Cry of the Gypsy ★★★ (2007-11-26 12:40:18)

哀愁のあるメロディアスな様式美ナンバー、憂いを帯びたメロに胸キュンです。ソロはもっと慎重に


AXEL RUDI PELL - Between the Walls - Innocent Child ★★★ (2007-11-26 12:54:26)

ピアノをフューチャーした壮絶な泣きを発散するバラード、このアレンジ力がアクセルの最大の武器なのです。ジェフの歌声が胸に迫ってきます


AXEL RUDI PELL - Between the Walls - Talk of the Guns ★★★ (2007-11-26 12:34:32)

お得意の疾走ナンバー、メロディアスなギターと唄メロが素晴らしい思わずガッツポーズが出ます。


AXEL RUDI PELL - Between the Walls - Warrior ★★ (2007-11-26 12:36:32)

メロディアスなミドルナンバー、この哀愁がたまりません。タイトなリズム隊が引き締めていますね


AXEL RUDI PELL - Between the Walls - Wishing Well ★★★ (2007-11-26 12:52:02)

FREEの名曲のカヴァー。曲の流れをぶち壊す事無く聴かせてくれます。ジェフのウォーミーな歌声が素晴らしい、コーラスも見事


AXEL RUDI PELL - Black Moon Pyramid ★★ (2007-11-28 04:08:00)

唯我独尊、自らのルーツとなる様式美サウンドを頑なに守り通す孤高のギタリスト、アクセルが放つオリジナル五枚目のアルバム相変わらずメロディアスでドラマティックなHR/HMを聴かせてくれます。この究極のマンネリズムとも言うべき世界に触れて欲しい、北欧バンド程に甘くならず、アメリカのバンド程に乾いてはいない、ドイツならではの勇ましいさと適度な湿り気が実に素晴らしい普遍の魅力を伝えてくれている。本家RAINBOWの負けずとも劣らない今作こそHMと呼ぶに相応しいのではないでしょうか。


AXEL RUDI PELL - Black Moon Pyramid - Black Moon Pyramid ★★★ (2007-11-27 04:36:04)

RAINBOWを思わせるドラマティックな大作ナンバー。
歌詞を見てあの曲をおもいだします。良質なメロディが飽きさせる事無く最後まで聴かせてくれます。


AXEL RUDI PELL - Black Moon Pyramid - Gettin' Dangerous ★★★ (2007-11-27 04:17:30)

これぞアクセル節全開のお約束のスピードナンバー。この適度な疾走感がたまりません


AXEL RUDI PELL - Black Moon Pyramid - Hole in the Sky ★★ (2007-11-27 04:21:31)

ガッツ溢れる哀愁の様式美ナンバー。美しいメロディと曲を勇壮に盛り上げる演奏人が素晴らしい


AXEL RUDI PELL - Black Moon Pyramid - Silent Angel ★★★ (2007-11-27 04:31:51)

美しいピアノに導かれて始まる泣きの名バラード。
この美しいメロディを奏でるアクセルのコンポーザーとしてのセンスに脱帽、押さえ気味に歌うジェフも良いです。
普遍的な魅力溢れる珠玉のナンバーです。


AXEL RUDI PELL - Black Moon Pyramid - Touch the Rainbow ★★★ (2007-11-27 04:23:55)

ヘヴィなギターリフがカッコイイ、ブルージーなミドルナンバー。キャッチャーなサビが印象的です


AXEL RUDI PELL - Black Moon Pyramid - You and I ★★ (2007-11-27 04:26:58)

キャッチャーなサビが印象的な様式美ナンバー、普遍的な魅力に溢れた佳曲です


AXEL RUDI PELL - Circle Of The Oath ★★★ (2012-06-28 14:27:31)

知らないうちにリリースされていました、豆にチェックしないと巡り合えないのは残念ですが、参加メンバーも前作同様のラインナップを従え相変わらず質の高い欧州産の叙情派HM/HRサウンドを堪能させてくれます、我等が様式美メタルの覇王アクセルの2012年リリースの最新作。安定感抜群のリズムを奏でるフォルカーとマイク・テラーナの献身的なプレイ、灼熱のVoジョニーの熱を帯びた歌声と今までと同様にクオリティの高いパフォーマンスを披露、この手の様式美サウンドを愛する方には安心して身を任せることの出来る名盤となっています、とりわけ今作は前半にテンポアップされたナンバーを配置しムーディーなミドルナンバーを少なめに収録することによりアルバム全体の流れもスムーズで繰り返すリピートしても苦にならない聞きやすさを感じさせてくれますね。またタイトルトラック⑤のアコースティカルな前半の構成は今までは違う雰囲気を醸し出し新鮮に映りました、カヴァーアルバムの影響が出ているのか彼のルーツを窺い知れる一品ですね、ロマンティックなバラード⑧、マスカレード・パートⅡのタイトルを冠している⑩(後半の疾走パートのゾクゾク感は最高ですね)RAINBOWのカヴァー⑪とアクセルサウンドの魅力を凝縮していますね、お馴染みのミステリアスなイントロからの疾走ナンバー②のカッコよさもさることながら、③④⑥⑨とメロディアスかつキャッチーでノリの良いナンバーを固めたことが今作を名盤への域へと押し上げている点も見逃せませんね。ある意味、湿り気を帯びたジャーマン様式美サウンドに乾いた声質であるジョニーの歌声の噛み合せは、M・S・Gに加入したロビン・マッコリーのときと同じ感覚を受けますが、パワーを内包するアクセル流の様式美サウンドにうってつけの情感豊かなシンガーだと思っています。90年代に日本ではBIG IN JAPANと言う言葉もあり、それらを取り巻く環境に功罪もあったのでしょうが、世界基準に伴い揺れ戻しを行うべく有様を僕は遠くから見ていたように思います。興味の持てなかった空白の時代を支えてくれたのがトレンドとは無用なこの手のサウンドだったのです、ある意味ヘヴィーメタルと言えば僕にとってこの音を指すべく世界なのですね。温故知新も甚だしいクラシックな世界観を是非とも堪能して欲しいですね


AXEL RUDI PELL - Circle Of The Oath - Before I Die ★★★ (2012-11-29 19:27:20)

小気味良く疾走します
ギターソロも好きですね
メロディアスな歌メロも心地よく耳に届きます


AXEL RUDI PELL - Circle Of The Oath - Bridges to Nowhere ★★★ (2012-11-29 19:33:48)

へヴィかつメロディアスなミドルナンバー
ジョニー・ジョエリの熱唱が光ります
最後まで聞かせるアレンジは流石アクセルですね


AXEL RUDI PELL - Circle Of The Oath - Circle of the Oath ★★★ (2012-11-29 19:29:50)

俺はRAINBOWだけじゃないぞと伺える彼のルーツを垣間見せてくれる
乾いたアコギに導かれる大作ナンバー
最終的にはアクセル流の様式美として仕上がっています


AXEL RUDI PELL - Circle Of The Oath - Fortunes of War ★★★ (2012-11-29 19:31:51)

お約束感丸出し
サビの高揚感もたまりませんね
メロディアスな疾走ナンバー


AXEL RUDI PELL - Circle Of The Oath - Ghost in the Black ★★★ (2012-11-29 19:22:14)

アルバムを幕開けを告げるお約束の疾走ナンバー
これでいいのですよ


AXEL RUDI PELL - Circle Of The Oath - Hold on to Your Dreams ★★★ (2012-11-29 19:39:26)

欧州産ならではの湿り気を帯びたメロディとキャッチーさが絶妙な一曲
ジョニーの熱唱も映えますね


AXEL RUDI PELL - Circle Of The Oath - Lived Our Lives Before ★★★ (2012-11-29 19:36:12)

アルバムに必ず収録される光る汗が似合う
メロウなヘヴィバラード
安定感のある一曲ですね


AXEL RUDI PELL - Circle Of The Oath - Run With the Wind ★★★ (2012-11-29 19:25:07)

甘からず辛からず丁度いい塩梅です
アクセルならではの硬軟取り込んだメロディアスなミドルハイナンバー
疾走ナンバーの次はこの曲ですね


AXEL RUDI PELL - Circle Of The Oath - World of Confusion (The Masquerade Ball, Part II) ★★★ (2012-11-29 19:42:00)

マスカレード・ボール パート2のサブタイトルも頂いています
実質アルバムを締めくくるドラマティックかつ重厚な一曲


AXEL RUDI PELL - Diamonds Unlocked - Heartbreaker ★★ (2019-01-17 13:14:09)

FREEのカヴァー
ジョニー・ジョエリの熱量の高い歌声がクドい
下手ウマなアクセルギターも堪能
これが今のバンドなんだろう
ええフィーリングがある


AXEL RUDI PELL - Diamonds Unlocked - Love Gun ★★★ (2019-01-17 13:18:20)

ラブガンをアコースティカルなバラード調にしたアイデアは良かったが
元々の曲も単調なだけに最後の方で飽きてしまうのが難点
3分くらいで十分な曲だ
ジョニーの歌声もバッチリハマっている


AXEL RUDI PELL - Diamonds Unlocked - Warrior ★★★ (2019-01-17 13:16:18)

ジョニー・ジョエリの声質的にマイク・ディメオに近いイメージだろう
ジョニーの方が何倍も太い声なので逞しい
キメのフレーズなど新しい解釈だ
相変わらずのアクセル流速弾きに笑みもこぼれる


AXEL RUDI PELL - Diamonds Unlocked II ★★★ (2021-08-03 14:04:42)

様式美メタルの伝道師、最後のジェダイと呼んでも大げさではないマスターアクセルが率いるバンドの最新作はカヴァーアルバムでした。今回もHM/HR系に全く執着しないアクセルが好きなロックをアクセルワールドでやり切っている。
シンガーはお馴染みのジョニー・ジョエリ、相変わらず何を唄っても暑苦しく仕上げるが、アレンジが原曲を忘れ去れるほどアクセル様式美メタルに変換されており、どれもが単なるカラオケ大会で終わっていない。
相変わらずのアクセル節に苦笑いも出るが、この手のアレンジとスタイルを伝統芸能として楽しめるかがポイント。やはり部外者厳禁な世界観はある。けして小難しいことはやっていないのに、アクセル流儀の癖の強さが出ているが好悪を分けるだろう。

01.
02. Sammy Hagar cover
03. Rainbow
04. Paul Anka
05. Tony Carey
06. Geordie
07. Chris Norman
08. The Subways
09. The Rolling Stones
10. Screamin' Jay Hawkins
11. Abba

個人的にはカヴァーアーティストの多彩さを大いに楽しみました。原曲を知らないものもありますが、トニー・カレイとかめちゃくちゃ懐かしいですね。
結局、アクセルのメロセンスに共感するんですよね。泣かせの哀愁が好きなんでしょうね。


AXEL RUDI PELL - Eternal Prisoner ★★ (2007-11-25 14:31:00)

Voにジェフ・スコット・ソートを迎えて制作された3rd.歌えるVo手に入れ楽曲の表現力も高まり高水準な正統派のHR/HMを聴かせてくれています。お約束なツーバスが聴けるスピードナンバーの①ノリの良いアクセル節全開の②RAINBOW的な大作ナンバー③泣きのバラード④重量感のあるHMナンバー⑨等、魅力的な楽曲が聴けます。


AXEL RUDI PELL - Eternal Prisoner - Eternal Prisoner ★★★ (2007-11-26 04:12:12)

前作に引き続き大作に挑戦しています、本家RAINBOWに迫るドラマティックな曲です。最後にリズムチェンジしてテンポアップするところなんてゾクゾクさせられます。力強く表現力豊かなジェフの唄がハイライト


AXEL RUDI PELL - Eternal Prisoner - Long Time ★★★ (2007-11-26 04:07:31)

アカペラから始まるノリの良いメロディアスなナンバー。バンドのアンサンブルには目を見張るものがある。


AXEL RUDI PELL - Eternal Prisoner - Outlaw ★★ (2007-11-26 12:48:41)

湿り気のあるメロディが軽快に疾走する哀メロ派にはたまらない一曲です、この湿り具合がドイツ人なのかな?


AXEL RUDI PELL - Eternal Prisoner - Shoot Her to the Moon ★★★ (2007-11-26 04:23:58)

メロディアスなギターが印象的なアクセル流様式美ナンバー。哀愁のメロディとドラマティックな展開が見事にマッチした名曲です。


AXEL RUDI PELL - Eternal Prisoner - Streets of Fire ★★★ (2007-11-26 04:04:29)

グルーヴィーなイントロからお得意のツーバスに移り疾走する、アクセル節全開のスピードナンバー、ジェフの熱い唄が聴けます。


AXEL RUDI PELL - Eternal Prisoner - Sweet Lil' Suzie ★★ (2007-11-26 04:19:22)

ダンサンブルなリフとカッティングが以外なファンキーなHRナンバー、中盤のリズムプレイなど実に面白い。ジェフならではのソウルフルな唄がこの曲には実にあっていてカッコイイ


AXEL RUDI PELL - Eternal Prisoner - Your Life (Not Close Enough to Paradise) ★★★ (2007-11-26 04:14:26)

ジェフのエモーショナルな唄が感動的な泣きのバラード、アクセルのアコギも華を添えてくれます。


AXEL RUDI PELL - Game of Sins ★★★ (2016-03-28 13:40:51)

2014年に25周年を迎えたドイツを代表する様式美系ギタリストのソロバンドの最新作。2015年にDVD化された25周年のLIVE映像は貴重なものでかつて在籍していたSTEELER時代の曲や、ジェフ・スコット・ソート、ロブ・ロック・ヨルグ・マイケル等を始めとした歴代メンバーによる再現、後半は豪華ゲストシンガーを迎えアクセルが影響を受けたミュージシャンのカヴァー(歌い手はジョン・ロートン、ドゥギー・ホワイト、ロニー・アトキンス、グラハム・ボネット等)そんなノリに乗っている男の最新作は従来通りのリッチー・ブラックモア愛溢れるお約束の一枚。近作収録の曲をシャッフルされて聴いても違和感のない筋の通った作風は、新鮮味は皆無、しかし究極のマンネリズム漂う威厳溢れる伝統芸能に改めてひれ伏しました。一貫した音楽性、極端なスピードナンバーやキャッチーなポップソングも用意しない初志貫徹とした姿は、マニアの心をガッツリと掴んで離さないでしょう。この手の曲を聴き然したる興奮は幾度覚えないのですが、HM/HRの側面を支えたジャンルが消え入りそうな昨今だからこそ、若い人にこそ知って欲しい作品ではありますね。頭からケツまでライダーキックにスペシュウム光線みたいな曲のアルバムも馴染みやすくて良いが、じっくりと耳を傾けマジカルな世界観にドップリと浸かってみるのも良いのではないでしょうか。徹底した初期RAINBOWや様式美サバスに倒錯した世界観は中々のモノですよ。唄は上手いが熱くマイルドなジョニー・ジョエリがこの世界観に適任かは微妙かもしれませんが、彼のパフォーマンスはけして作品のクオリティを下げるものではなく、フックのあるメロをパワフルに歌い上げるパフォーマンスは、灼熱のシンガーとして地味なアクセルサウンドを沸々と燃え上がらせていますよ。ドイツのみならず、欧州を股にかけ人気を誇るレジェンダリーな男の最新作、どこまでも熱く迸っていますね。カッコエエわ。


AXEL RUDI PELL - Into the storm ★★★ (2014-02-28 21:35:24)

様式美マニアには安定の品質保証、継ぎ足し継ぎ足しで代々受け継がれる老舗のうなぎ屋のタレのような、様式美の世界を後世に伝えるアクセルが2014年にリリースしたフルアルバム。長年の盟友マイク・テラーナから、あのRAINBOWやサバスのドラマーを務めたボビー・ロンディネリへの変更以外はメンバーチェンジもなく(歴代ドラマーに踏ませたお約束のツーバスをやらせなかったね。彼らしい派手目のパワフルなドラムが聴けて良かった)、長らくフロントを務めるジョニー・ジョエリの甘いトーンを生かした灼熱のパフォーマンスを前面に押し出した作風に一点の曇りもなく究極のマンネリズムに彩と艶を与えています。正直、おなじみ過ぎるし似たような楽曲だし、ここ数作のアルバムとシャッフルされたら、何がなんだか分からなくなりますが、それがアクセルの世界観なんですね。今作は派手に飛ばす曲よりも、じっくりとメロディを聞かせる作風に終始しており(メロディの良さが手グセなフレージングも気にさせない)やや地味な印象を受けますが改めてアクセルのメロディメイカーとしての資質に触れることが出来ます。オリジナルを聴いたことがないので比較できませんがニール・ヤングのカヴァー⑨の泣きの世界観は本当に素晴らしいし、まさかのブラックモアズ・ナイトの⑫なんかも聴けて、アクセルの懐の深さを存分に味わえるでしょう。メロディアスな正統派HM/HRの旨味がギュッと凝縮された渾身の一枚、お試しあれですね


AXEL RUDI PELL - Kings and Queens ★★ (2008-06-17 06:55:00)

ジャーマンHM/HR界の重鎮、独自の世界観を貫く正統派HM/HRの勇者、我等がアクセルの2004年リリースのアルバムを紹介しす。相変わらず良質なメロディを伴った正統派のHM/HRサウンドを提供してくれて安心して聞くことが出来ます。お約束のツーバスよろしくな疾走ナンバーが聴けたのも良かったですね、この手のサウンドに目新しさは皆無で地味な印象を受けるがかつてはHM/HRの一つの本流とも言うべきスタイルで今なお似て非なる物を作り上げる彼のミュージシャンとしての姿勢に感心し又、良くぞここまでわき見もせずに貫いたなと感服しています、練り上げた良質のメロディを灼熱のVO、ジョニージョエリが見事に歌い上げて絶大なる貢献を魅せ彼なくして今作は語れずと断言したくなる程のパフォーマンスを披露しています。正統派は唄が命、フロントマンとしての重責を果たした彼に敬意を表したいと思います。まだ中学生だった頃、僕はRAINBOWの曲の良さを全て理解することが出来ませんでした。、表面的な派手さや速さを求めよりヘヴィにラウドにスピーディーにと首を振っていました、それから2~3年後に自らのルーツを探す旅に出て様式美の世界にはまり、今では一番好きなジャンルとなりました。屈強な門番となり古くて新しい温故知新な世界を守り通すアクセルのサウンドに是非とも触れHM/HRクラシックな世界の良さを知って貰いたいですね