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Baptism Under Fire

RiotやHalfordにSebastian Bach等とのお仕事で知られる凄腕ドラマーのボビージャーゾンベクがドラムと叩いている事で知られるテキサス出身の4人組が1986年にリリースした1st。ボビーの叩きだす強靭なリズムを軸としたテクニカルな演奏をキメるスピード/パワーメタルバンドが目指す方向性は、ドッケンのソロに参加して抜けるビリー・ホワイトの後任として迎えられた、ボビーの実弟ロン・ジャーゾンベクがいたWatchtowerあたりを想起させる濃厚さがあり聴き応えも十分、ボビーのドラムがバンドの推進力となり猛烈な底上げを行うのですが、歌が入ってきた途端にガクッとテンションが下がってしまい、阿藤快ばりに『なんだかなぁ』とクビをかしげたくなる始末。そのテンションの高い演奏とキレをヌルッとさせる歌い手のパフォーマンスの善し悪しの評価が掛っているように感じますね。
ちなみに今作が1998年にCD化の際に13曲目からラストまでがボートラとして追加収録(幻のEP&Metal Massacre VIIより)、そちらでドラムを叩いているのが、デイブ・マクレインでMachine Headのドラマーとして知られる彼ですが、以前はS.A. Slayer~Narita~Sacred Reichなどでドラムを叩いており、Riot人脈との絡みをある、わらしベ長者としてマニアには知られております。

失恋船長 ★★ (2016-09-28 16:13:13)


Baptism Under Fire

日本のHR/HMファンからはRIOTのメンバーとして親しまれ、現在ではロブ・ハルフォードも一目置く凄腕として
世界的な知名度を誇る名ドラマー、ボビー・ジャーゾンベクのキャリアの出発点となった、テキサス州は
サンアントニオ出身の4人組スラッシュ・メタル・バンドが'86年に発表した最初で最後のフル・アルバム。
プログレッシブ・ロックからの影響を垣間見せる、複雑且つ緊張感に満ちた曲展開を備えたテクニカルな
スラッシュ・メタルを演っており、派手に動き回るB(かなり良い仕事してます)と共にボトムを支えるボビーのDsは、
この時点で既に一級品。力強さと手数の多さを併せ持った彼のドラミングが、その完成度を数段引き上げている
②のような楽曲を聴くと、「やはり巧い人は昔から巧いんだなぁ~」と、感心させられること請け合い。
尤も、いくらリズム隊がサウンドを引き締めようとも、魅力皆無のVoとフック不足の楽曲の冗長さは如何ともし難く、
通して聴くとかなりダレると言うのが正直なところで、ボビー・ファンならともかく、そうでない人にこの内容は
かなり厳しいんじゃないかなぁ、と。個人的には、HM版『ピンクパンサー』といった趣き(?)のOPナンバー①、
勢いで押し切る高速スラッシュ・ナンバー⑤⑪といった楽曲が聴けただけで満足できたけどね。
RIOTファン的には資料的価値は高いように思うが、まぁマニア向けの1枚か。

火薬バカ一代 ★★ (2009-09-08 21:51:00)