ブライアン・ジョンソン加入後の初作。世界的なセールスではマイケル・ジャクソンのスリラーに次ぐという超ド級アルバム。 HELLS BELLS、BACK IN BLACKはAC/DC全曲の中でも最高に緊張感のある曲。SHOOT TO THRILL,You Should Me All Night Longもいい。ブライアン・ジョンソンのハスキーな声が縦乗りのグルーヴに混ざり迫り来る感じで何枚も聴き続けていると確かに飽きが来ることがある。ただ、AC/DCの曲はどこかでBGMでかかっているのを聞いたり、久しく聴いていなかったりすると何故か無性にいいなと思ったり、聴きたくなる時がある。
これは本当に素晴らしいハードロックの古典だろう。 ボン・スコット時代最後の作品で、印象的なギターから始まる表題曲。 ノリのいいAC/DCならではのサウンドだ。 ボン期の最高傑作と言えばこのアルバムと3rdの『Let There Be Rock』が双璧となるのだろうが、この作品は後者と比べて落ち着きがある。 後者が荒々しくガツガツした雰囲気だとすれば、こちらはやや落ち着いていて王者の風格漂う出来となっている。
エアロ節炸裂のアップテンポナンバー、Eat the Richをはじめバラエティに富んだ内容に満足すること間違い無しです。ギターはラウドだしバラードもCryin、Crazyなど一級品です。随所にこれまでにはない新しいものを取り入れ惜しげも無く出していこうという姿勢を感じます。それがまた新しい魅力をかもし出しているのでしょう。
エアロ大飛躍の3rd。とにかくロックしている。ロックと一口に言っても幅が広いアルバムだ。 1曲目Toy in the attackはギターイントロからヘビーだ。疾走感もある。 BIG TEN INCH RECORDやライブでの定番ナンバーのSWEET EMOTION, 超有名曲WALK THIS WAY(お説教)などは、このアルバム収録だ。 エアロのバラードとしては3本の指に入る名曲YOU SEE ME CRYINGもこのアルバムの最後に収められているのにも注目だ。 これだけ名曲が揃っていて、またトータルクオリティーも高いアルバムは珍しい。お世辞抜きで捨て曲がない。 後作のロックスと比較が難しいほど、完成度の高いアルバムだ。
ジャーマンメタルのベテラン、ブラインド・ガーディアンの4th。1992/2007作 アコースティカルなイントロから続く“Time What is Time"の激しさ、ダイナミックさにまずやられる。 本作あたりからハンズィのヴォーカリストとしての成長も感じられ、世界観を歌い上げる説得力が加わった。 続く“Journey Through the Dark"の疾走感に拳をかざし、“Theatre of Pain"のクラシカルさに浸り、 “The Quest for Tanelorn"のサビでの大合唱、“The Bard's Song"では吟遊詩人の気分になって、 ファンタジーの世界にどっぷり。そして極めつけは、7分を越える“Somewhere Far Beyond"の ドラマティックさに悶絶。曲ごとの密度も濃く、構成的にも完璧なファンタジックメタル作品である。
ジャーマンメタルらしいメロディアスさと、スラッシーな部分の混ざった3作目。 アンドレとマーカスの「歌うツインリード」が壮絶。また、ブラガの理想的なスタイルのTraveler In Time、"LOST IN THE TWILIGHT HALL"と"THE LAST CANDLE"と名曲収録。カイハンセンもゲスト参加。これこそブラガ!という1枚。
20世紀最高のコンセプトアルバムの1つとして名高い「Metropolis Pt.2: Scenes from a Memory」を再現したライブ映像。 その非常に壮大なストーリー性を損なわない再現力はもちろん、Dream Theaterらしい各メンバーの技術力やライブパフォーマンスも健在で観るものを飽きさせない。
OUT OF THIS WORLD素晴らしいが、何故こんな投票数多いのか不思議。 こちらのが個人的にも最高傑作。'86年発表の、ヨーロッパの3rdアルバム。 全世界で600万枚を売り上げ、名実共にロック界のトップに躍り出た、 特にタイトルトラックFinal Countdownはシングルカットされ、世界27カ国でチャート1位を記録する大ヒットとなった。 この曲のイントロは皆一回はどこかで聴いたころある有名曲。キャリーなどの名バラードも収録。
ダーク・シュレヒターをベースに戻し、新ギタリストにヘニユ・リヒターを、新ドラマーにはダン・ツィマーマンを据えて発表した通算5作目。 前作「LAND OF THE FREE」からシンガーも務めるカイ・ハンセン(Vo&G)の歌唱は相変わらず癖がある。 内容自体は、基本的には前作と比べて2バス連打の疾走曲が多く、メロもダイナミック&キャッチーな秀作で、新加入のヘニユも#5“The Guardians Of Mankind"や#9“The Winged Horse"という、ハイライトとも言えるチューンを提供し、作品に大きな華を添えている。 界隈屈指の推進力を持つダンのドラミングがモノヲ言ってか、前述の楽曲以外にも、#1“Beyond The Black Hole"や、#4“Somewhere Out In Space"などの疾走曲の出来が押し並べて良いのが好印象。
ハロウィン復活第二段!ウリ・カッシュ(Dr)が作曲面で本格的に関与したことも一因となり、非常にバラエティに富んだヘヴィ・メタル・アルバムとなっている。 勿論バラエティに富んでいるといってもヘヴィ・メタルという芯が一本通っているので、 あの迷作「CHAMELEON」のような荒唐無稽さは感じられない。 "Power"や"Forever and one(Neverland)"はアンディ・デリス(Vo)のメロディ・センスなくしては成立しなかった名曲だし、 スピード・チューン"Before the war"の緊張感はカッシュのプレイ無くしては成立しなかった。 楽曲の質はおおむね非常に高い。
3作目にしてヴォーカルをチェンジ。 イギリスで1位。それを示す曲が何よりこの3曲『The Number of the Beast』『Run to the Hills』『Hallowed be Thy Name』です。そのパワー、そのメロディ、そしてブルースのヴォーカル。どれをとっても過去2枚のアルバムを凌駕する魅力を秘めています。