ジョーイに捧げたという弾きまくりギターソロ&インスト曲。 3分ほどギターを弾きまくった後、何故か1分ほど間があり、隠しトラックのようにインスト曲が始まる。前半の弾きまくりギターのヤケクソ感はMANOWARの捨て曲「BLACK ARROWS」に、後半のインスト曲はYNGWIEの「TRILOGY SUITE OP:5」に笑えるほどそっくり。 全体で何と9分もある。KING OF SPEEDを志すデイヴィッドの分かり易い主張だが、これは蛇足だ(笑)!!純粋につまらない。これは今のMANOWARのギタリストであるカールにも言える事ですが、ソロで闇雲に速弾きするのは本当に退屈なので止めて欲しいです。もっとメロディーを大切にしてほしい。
83年発表の1stアルバムにして、北欧メタルの歴史的名盤。「幻想交響詩」という邦題も、美しいジャケットアートも最高。 冷たい空気、凍てつく大地、深く静かな森、そういうものを連想させる所謂『北欧メタル』を確立した凄い作品なのです。透明感のある叙情性豊かなメロディー...最高。 83年と言えば、もう一方の北欧の巨頭・SILVER MOUNTAINの1stが発表された年でもあります。未洗練な部分は多いが、それを補って余りある傑作、というのが両作品の共通点でしょう。そう、いくら「PARADISE BAY」のイントロがダサかろうが、「IN THE FUTURE TO COME」の終わり方が唐突過ぎようが、全体的にイモ臭かろうが、本作はそんなこと些細に思えるほどの傑作なのだ!とわたしは思います。 超有名な「SEVEN DOORS HOTEL」を始め、名曲尽くしですが、個人的には「IN THE FUTURE TO COME」が凄くお気に入り。一時期目覚ましソングに使用していたため、これを聴くと反射的に朝を想像してしまう...(ホントどうでも良いけど)。 北欧メタルなら、これ聴かなきゃ話しにならん的作品。聴いてね。
2001年発表の復活作。 メンツは1st発表時と同じ。またヴォーカルがヨナスに戻ったわけです(笑)でもわたし個人としては、ヨナスがヴォーカルでこそSILVER MOUNTAIN!という感じがします。1stばっかり聴いてるからか...? ジャケットアートはいつも通りツマラナイですが、内容はもうサイコ————です!!!!!1曲目から7曲目まではバンド初期のアイディアが元になっているらしい。ということは、当時の捨て曲かよ!!と思ってしまうわけですが、大丈夫、凄く良いです。1曲目の「PROPHET OF DOOM」の今風に歪んだギターサウンドに少々戸惑うかもしれませんが、曲自体はいかにもSILVER MOUNTAINですし、「BEFORE THE STORM」「FELO DE SE」「SCARLET PIMPERNEL」なんかはイントロから「キターッ!!」という感じの名曲です。 後半、捨て曲が少々ありますが、往年のファン必聴の好盤。
83年発表の1stアルバム。EUROPE、TNTと並び、北欧メタルの最高峰です。 DEEP PURPLE・RAINBOW影響下の様式美サウンド。ちなみにバンド名の由来はRAINBOWの曲で、アマチュア時代はDEEP PURPLE、RAINBOWをカヴァーしていたらしいです。 本作は捨て曲なしどころか、超ド級の名曲が数多く収録されています。フランス国歌を取り入れた「1789」、メロディアスかつ攻撃的な「AFTERMATH」「NECROSEXUAL KILLER」、緩やかに流れるキーボードの美旋律が感動的な「ALWAYS」、様式美メタルのTOP OF TOPS「VIKINGS」等々。音質の悪さ、ヴォーカルの不安定さが本作の弱点と言われていますが、ハッキリ言ってそんなこと問題にならないほどの超名盤です。本作1stと2ndどちらが最高傑作か意見の分かれるところですが、個人的には絶対1st!!2ndも名盤ですが、コンパクトで、本作のようなスリリングさはない。 まあとにかく北欧メタルなら何はなくとも本作「SHAKIN' BRAINS」を聴き給えってことよ!!
80年発表の1stアルバム。 NWOBHM貴重盤コレクションシリ-ズ中、他作品と比べて(TYGERS OF PAN TANGなど)圧倒的に入手困難な一品で、随分探してやっと手に入れました。握り拳(FIST)をデザインしたバンドロゴが印象的。 シーンのリーダー格であるIRON MAIDENのような個性はなく、オーソドックスなHR/HMを演っています。だからと言って侮るなかれ。少なくともわたしは、中堅勢では一番魅力的なバンドだと思ってます。 インスト群はどれも安定しているし、特にギターの泣き具合はなかなかのもの。そして切なげに歌うヴォーカルが大変良い。このギターとヴォーカルの哀愁がたっぷり味わえる「TERMINUS」は、恐らくNWOBHMの中でも3本の指に入るであろう名バラードです。他の収録曲も質的バランスが一様に良く、ムラがありません。 入手困難ですし、プレミア価格で売られているものですが、NWOBHMファンなら多少無理してでも買ったほうが良いです。 こういう歴史の闇に消えてしまった良質なバンドを1人でも多くの人に触れて欲しいです。「TERMINUS」の美しさを知って欲しい...!
93年発表の1stアルバム。 一応ジャーマン系のバンドと捉えられているらしいですが、HELLOWEENに代表されるツーバスドコドコ(笑)の所謂ジャーマンタイプの楽曲は「FIGHT FOR YOUR FAME」1曲のみ。殆どがアメリカのバンドのように、明るくメロディアスで軽快な楽曲です。こんなこと言うとファンの方から反感を買いそうですが、メロスピ・ジャーマン系にありがちなスピード一辺倒スタイルにウンザリしているわたしにとって、これは救いでした。楽曲アレンジなどでB級くさい部分もありますが、親しみやすさはA級。 このバンドの売りは、何と言ってもギターでしょう。個性的で取っ付きやすいメロディーをスピーディーに弾くスタイルは非常に好感が持てます。 そして次にヴォーカル。ロブロックをちょい彷彿させる良い感じのハイトーンなのですが、どことなく妙な歌い方をします。その妙さが何故かハマるのです。きょきょきょ~♪ どの曲も良いのですが、わたしは特にROCK'N'ROLLナンバー「VICTIM OF LOVE」に惹かれました。 200円とか300円とかで売られているような悲しい作品ですので、見つけたら買ってあげて下さい(笑)
2003年発表の1stアルバム。イタリア出身。 大仰メタル(EPIC METAL)の巨頭、MANOWARとCIRITH UNGOL(!)を師と仰ぐピュアメタル集団で、MANOWAR同様「偽りのメタルに死を!」をスローガンとしている。しかもメンバー全員がMANOWARのTシャツを着て演る、いや、殺るのです。この並外れたド根性ぶり、尋常ではありません。 本作はローマ帝国を題材としたコンセプト作。映像的な序曲①から②に繋がるドラマティックさは圧巻。これを聴くためだけに買っても損はないです。イントロで聴ける「ウオォォォ!!!」の咆哮は鳥肌もののカッコ良さ! 他にも、起伏ある構成と歌メロが素晴らしい⑤や、CIRITH UNGOLのカヴァー⑬「DEATH OF THE SUN」も良い。 ただし同タイプの楽曲(疾走系)が多く、2、3曲聴くとお腹いっぱいになってしまうのが非常に残念。アルバム通して聴くのはかなり辛いです。せっかくの魅力を自分で台無しにしちゃっている感じ。 しかし1曲1曲はホントにカッコイイし、MANOWAR弟志願バンドの中ではダントツの好感度なので、2ndでは是非とも頑張ってほしいです。MANOWARで例えるなら、「EACH DAWN I DIE」のような戦車の如く重量感のあるミドルテンポの楽曲、それと「HAIL TO ENGLAND」のような一緒に歌える曲、そして「THE CROWN AND THE RING」のような聖歌タイプの楽曲がほしいところ。 薔薇十字軍に光りあれ!!!DEATH TO FALSE METAL!!!
81年発表の1stアルバム。NWOBHM作品としてはかなり有名な1枚。 バンド名は「DEMON」、墓石が内臓をかきむしるグロいジャケット、1曲目「FULL MOON」における不気味さ、「ホントに大丈夫なのか?コレ...」と不安でしたが、2曲目「NIGHT OF THE DEMON」を耳にしてズッコケた。何だこのキャッチーさは(笑) 気持ち悪くおっかないイメージとはまるっきりかけ離れた音楽性。泣きのギターが堪らない「NIGHT OF THE DEMON」、思わず体を揺り動かしたくなるリズミカルさとキャッチーなコーラスを持つ「INTO THE NIGHTMARE」、THIN LIZZY的な「FATHER OF TIME」「DECISIONS」他、親しみやすさ満載の佳曲が勢揃い。特に「NIGHT OF THE DEMON」と「INTO THE NIGHTMARE」の2曲はNWの名曲として必聴の部類でしょう。 噂によると、聖飢魔Ⅱもやっていた棺桶から飛び出すという演出をこの時既に確立していたというのだから驚きです。エンターテイナーとしての素質もあるバンドなんですね。何と未だ現役バンド、げっ!
OZZYバンドの正式2代目ギタリスト、ジェイク・E・リーが結成したバンドの88年発表の1stアルバム。 ヴォーカルは元BLACK SABBATHのレイギラン、ドラムスはKISSのメンバーでもあるエリックシンガー、ベースはジェイク在籍時のOZZYバンドのオーディションも受けたというグレッグチェイソン。 レイギランのソウルフルな歌唱とジェイクのギターがとにかくカッコイイ。しかも佳曲揃いときているから文句も出ません。といっても渋い魅力なので万人受けするかどうかは分かりませんが、わたし個人としてはアメリカの広大な大地を思わせるこのサウンドが気に入っています。リフが耳に残る1曲目の「HIGH WIRE」、ブルージーで味のある「WINTERS CALL」、疾走ナンバー「DANCING ON THE EDGE」「HARD DRIVER」、どれも良い。でも一番のお気に入りは「DREAMS IN THE DARK」。決して派手な曲ではありませんが、とにかくレイギランの歌が最高に胸を打つ。是非とも一度は聴いて欲しい好盤。
うわ~、「DREAMS IN THE DARK」が(現時点で)一番人気!!素敵だ!! この曲のレイギランのソウルフルな歌唱は余りにも素晴らしい。 純粋に衝撃度で言ったら「HARD DRIVER」とかの疾走系ナンバーでしょうが、実際アルバム聴き終えて「あの曲良かった、また聴きたい」と思えるのはもうダントツにこの曲。アルバム買って結構経ちますが、未だに定期的に無性に聴きたくなります。
歌詞はMANOWARで言うと「KINGS OF METAL」みたいな内容(笑える)。 どうせ「HAIL TO ENGLAND」をパクって「HAIL TO MAJESTY」って連呼するんだろうな~と思って歌詞を見たら、意外にも一言も「HAIL TO MAJESTY」と書いてない。あれれ?期待を裏切られた気持ちで聴いていたら、最後の方にちゃ~んと「HAIL HAIL TO MA・JESTY!!」という暑っ苦しい掛け声がありました(笑) へいる!へいる!とぅ!まっ!じぇすてぃー!! へいる!へいる!とぅ!まっ!じぇすてぃー!!(HAIL AND KILL風) う~む、ハマってしまった(笑)
記念すべきデビューアルバムの1曲目。 荘厳なイントロ(元ネタはバッハ)「MINUET IN G MINOR」から勇壮な「DANGER ZONE」へと繋がる構成は見事。イントロだけでなく、ギターソロもクラシカルなフレーズを弾いている。 しかし始めはそんなことより素っ頓狂なヴォーカルに誰もが「?」と思うことでしょう。一言で言えば下手くそ(笑)なのですが、調子っ外れな叫びを随所でぶちかまし、常に浮いているのです。 でもわたし個人としてはこういうドラマティック&B級なものはかなりツボ。...しかしこのヴォーカルはホント何考えてんだろう(笑)
84年発表の2ndアルバム。ジャケットは骸骨オバケに立ち向かう戦士の図。相変わらず100点満点のカッコ良さです。 本作は1stの頃に比べ、明らかに大仰メタル化が進んでいます。軍隊行進を思わせる「ATOM SMASHER」、イントロが2分以上に及ぶ「MASTER OF THE PIT」、ドラがボワ~ンと鳴る「DEATH OF THE SUN」、そして極めつけとしてバッハのカヴァー「TOCCATA IN Dm」等。楽曲レベルも向上し、B級ながら、ドラマティックメタルの必聴盤ともいえる内容です。84年といえば、MANOWARが名作「SIGN OF THE HAMMER」を生み出した年でもあります。本作とMANOWARの「SIGN~」では、クオリティーは雲泥の差ほどもありますが、今の技術でリレコーディングしたら更なる傑作に生まれ変わるのではないかと、ROSAE CRUCIS (MANOWARとCIRITH UNGOLを敬愛する2003年にデビューした新人バンド)のカヴァーを聴いて思いました。今でもカルト的な人気を誇るバンドなんだから、いっそのことまた再結成してSAXONみたいに再録ベスト作ってくれないかなぁ...。
本作は「THE WORST HEAVY METAL ALBUM OF ALL TIME」(笑)という、聖飢魔Ⅱの0点レビューの如く、素敵すぎる評価を得たという81年発表の記念すべきデビューアルバム。 ジャケットは空高く剣を掲げる戦士の図。100点満点のカッコ良さです。 音の方はというと、PARADISE LOSTとは比較にならないほどの薄っぺらさで失笑。ベースの音など結構聞こえるのですが、チープな音作りのため、結局ペラペラ(笑)当時としても、この音の薄さは稀有なものでしょう。 楽曲もまだコンパクトなものが殆どで、そんなに大仰でもありません。しかしコンパクトながらもドラマティックな楽曲構成、ヒロイックファンタジー世界を思わせるインストナンバーを収録するなど、やりたいことはデビュー時からハッキリと定まっているのが分かります。 個人的に、CIRITH UNGOLの最大の個性であるTIMの変態ヴォーカルが、1stから既に本領発揮されていることに感動しました。4th収録の「CHAOS RISING」「FALLEN IDOLS」みたいな名曲はありませんが、正統ナンバー「FROST AND FIRE」、TIMの変態ぶりに悶絶必至の「I'M ALIVE」、初代ファミコンのBGMっぽい「WHAT DOES IT TAKE」、ドラマティックなインスト「MAYBE THAT'S WHY」など佳曲はありあす。 B級ですから決して万人受けするものではありません。しかしジャンクフードを愛でる心がある人には、本作の良さはきっと分かってもらえるでしょう。
5つのパートから成る、20分にも及ぶ一大組曲。徹頭徹尾、哀愁&ドラマティックな構成で、聴く者をただただ圧倒する。 (ⅰ)CRIMSON DAWN 組曲の口火を切るインストナンバー。これが実に素晴らしいのです。ダークでメランコリックな旋律が、中頃に急激に大仰な展開を見せ、聴く者の度肝を抜く。名盤「A TIME OF CHANGES」の「RAGNAROCK」を遙かに凌ぐ、ドラマティックな幕開けです。 (ⅱ)NATION DIVIDED 「CRIMSON DAWN」の余韻が冷めぬまま、続けて繰り出されるこの曲は、ブライアンの愁いを秘めたヴォーカルが堪らなく素晴らしい。 (ⅲ)CAMELOT 哀愁漂うメロディーもさることながら、間奏部の圧倒的な展開が素晴らしい!!MANOWARに代表されるドラマティックな名曲ここにあり!! (ⅳ)STRYNGS 50秒程度の短いインスト。アコースティックギターで奏でるそのメロディーは余りにも切ない。 (ⅴ) ARTHUR THE ONCE AND FUTURE KING ギターリフがカッコいい曲ですが、聴き所は何といっても後半のインストパート。何とIRON MAIDENの「PHANTOM OF THE OPERA」のあの3分以降のメロディアスなインストパートに酷似しているのです。これは「古き良きものを忘れるな」というブライアンのメッセージなのかもしれません。曲自体も「PHANTOM~」のようなドラマティックなもので、文句なしに名曲と言えます。 BLITZKRIEGの、そして正統派BRITISH HEAVY METALを代表する名曲であります!!!
イギリスのRUSHと讃えられたNWOBHMバンド・LIMELIGHTの80年発表の唯一のアルバム。黒地に銀のバンドロゴという、シンプルかつ美しいジャケットが印象的。 メンバーはグレン(g)とマイク(b)のスクリムショウ兄弟と、パット(dr)の3人編制。グレンとマイクは同い年の兄弟らしく、もしかしたら双子かもしれない、とのこと。確かに写真を観ると2人ともよく似ています。マイクはフェンダー製のギターとベースが一対になった楽器を弾き、ヴォーカルを担当し、グレンはグレンでギターの他にピアノやらメロトロンも弾けるというのだから驚きです。 3人編制という点だけではなく、形に囚われず自由奔放で叙情的な楽曲などは、まさにRUSH的。「KNIFE IN YOUR BACK」「DON'T LOOK BACK」の型破りな構成には毎度驚かされっぱなしです。SABBATHの「WAR PIGS」じゃないですが、ここまで間を活かした楽曲は珍しい。ツインリードがカッコイイ疾走ナンバー「METAL MAN」、悲愴感溢れる「MAN OF COLOURS」、そしてUFOの「DOCTOR DOCTOR」を彷彿させる感動の「ASHES TO ASHES」など、聴き所の多い名曲山の如し。特に「ASHES TO ASHES」は数あるNWOBHMの名曲の中でも指折りの素晴らしさを誇っていると感じます。 ちなみに本作はジャケ違いの輸入盤があって、曲順が異なり、いきなり「ASHES TO ASHES」から始まります。しかもどういうわけか「KNIFE IN YOUR BACK」が別テイク。シングルB面バージョンか...?????? 廃盤のNWOBHM作品中、最も聴いてもらいたい作品です。再発祈願!!
85年発表の1stアルバム。ジャケットに描かれたヘンテコな虫は、どうやらこのバンドの象徴らしいです。 85年発表ですが、一応NWOBHMの作品と思って良いと思います。というのも、BLITZKRIEGは81年にシングルのみ発表して一度解散しているのですが、この時点で本作に収録されている「INFERNO」「BLITZKRIEG」などは既に完成していたらしいのです。そしてメンバーがSATANといったバンドを経て、再結成後に発表されたのが本作というわけです。 本作「A TIME OF CHANGES」は、これぞNWOBHM!と高らかに言いたくなる名作です。湿りけたっぷりの正統派英国メタルを、バンドリーダーのブライアン・ロスが愁いを秘めた声で歌う。反響気味のドラムも良いです。 ホラーチックなイントロ「RAGNAROCK」から立て続けに繰り出される「INFERNO」、バンドのテーマ曲「BLITZKRIEG」、そして「ARMAGEDDON」の3曲は、NW特有のスピードナンバーで、非常にカッコイイ。ミッドテンポの「PULL THE TRIGGER」も、何だかとても良い。 現在、未発表曲・シングル音源などが沢山詰まった2枚組の再発盤が出ていますので、そちらをどうぞ。これには4テイクもの「BLITZKRIEG」が収録されているばかりか、何とバッハの「TOCCATA」まで収録されています(笑)結構カッコイイんですが笑えます。というかメンバーも「えへへ~」とか笑いながらプレイしてるし(笑)
超絶ヴォーカリスト・スティーブ・グリメット率いるバンドの83年発表の1stアルバム。 「SEE YOU IN HELL」が有名ですが、全8曲、どれも同じような曲です。わたしなんかは1曲目の「DEAD ON ARRIVAL」の方が好きかも。 音質は悪いし曲にバリエーションもありませんが、それでも本作は輝かしいNWOBHMの名盤であるのです。 それはスティーヴ・グリメットの歌唱を聴いてもらえばすぐに納得してもらえるでしょう。ホントにこの人はとんでもない。どんなに平凡な曲でもスティーヴが歌うと輝きを増すのです。ハルフォード、リッパーなどのハイトーン系が好きな人は一撃で殺られること間違いなし。 ギターもネタが少ないものの、結構カッコイイです。 NWOBHMの名盤、必聴!!
元祖POWER METAL BAND・RAVENの83年発表の3rdアルバム。 本当に[パワーの塊]のようなアルバムです。この魅力はMANOWARの「LOUDER THAN HELL」にも通じます。タイトでヘヴィーなリズム隊(何とドラマーはアイスホッケーのメットを被っている!!やるね!)、エッジの利いた激カッコイイギター、ヴォーカルの狂気的なスクリーム。...いやはや噂には聞いていましたが、これほどまでに凄いバンドだとは夢にも思ってませんでした。ALL FOR ONE、RAVEN3銃士恐るべし。 前2作で「速いだけ」という酷評を受けたらしく、それで意識的にミッドテンポの楽曲を収録した、とのことらしいです。そのミッドテンポの楽曲ですが、ACCEPTを彷彿させる戦車の如き重量感を持ち、やたらカッコイイのです。勿論スピードナンバーも必殺の出来映え。ボーナストラックに収録されているACCEPTのウドがゲスト参加した「BORN TO BE WILD」も聴きモノ。 捨て曲なし、それどころか名曲尽くしの名作。必聴!!やばいよ~
2004.02.08 LIVE IN SAITAMA SUPER ARENA 開演わずか30分前にグッズ販売開始、並んで買うまでに1時間(!!)もかかってしまう手際の悪さ、わたしが会場に入った時、すでにソナタのライブは終了していた...。こんなに腹が立ったのは久しぶりだ。◯ねとは言わんが、辞職して責任取れ、アホタレ。 アークは観れた。白けている冷たい似非メタラー達を後目に、ソナタが観れなかった分、大いに盛り上がった。Vを使っているのはマイケルの方だったが、クリスが昔のシェンカーみたいでカッコよかった。ベースは中央でやたら目立っていたな。生アンジェラ凄かった...。次に会う時は、マイケルとはSPIRITUAL BEGGARSで再会したい。 そしてIRON MAIDEN...!!自分が今まで観たライブの中で、間違いなく最高レベルに満足出来た。「WILDEST DREAMS」「WRATHCHILD」「THE TROOPER」、「HALLOWED BE THY NAME」、「IRON MAIDEN」、死ぬほど盛り上がった。「FEAR OF THE DARK」、「RUN TO THE HILLS」、死ぬほど歌った。そして新曲「DANCE OF DEATH」、「JOURNEYMAN」、「PASCHENDALE」の演出の凄さに視線は終始釘付け。あそこまでライブ映えするものとは...。大感動。 「IRON MAIDEN」では超巨大なエディーが出てきたし、「THE NUMBER OF THE BEAST」ではヤニックとエディーが戦った(^^) 帰宅後、「今頃MAIDENのメンバーは酒盛りしてんのかなー」などと思いつつ、あまりの疲労のため9:30に早々と寝てしまった(で、4:30に目覚めた)。 「EDDIE IN THE EAST」、間違いなくわたしの一生の思い出。 ありがとうIRON MAIDEN...!!! また会おう!!!