通常の「NIGHT OF THE BLADE」と何が違うのか羅列すると・・・ 初代Vo.のアランが歌っている。曲順、収録曲が若干異なる。インストパート、歌いまわしが若干異なる。アートワークのデザインが微妙に異なる、など。 1曲目「NIGHT OF THE BLADE」~2曲目「WARRIOR OF THE RISING SUN」という、NWOBHM屈指の名曲の連打が最高。 熱心なファンなら持っていて損無し。1st・2ndが気に入ったのなら、まるっきりTOKYO BLADEなSHOGUNも聴いてみると良いでしょう。
83年発表の6thアルバム。 次作「サーペンス・アルバス」は確かに文句なしの大傑作だと思います。しかし何故だろう、わたしはこっちの方が全然好きなのです。 聴く度に、1年ちょっと前に観たライブの光景が脳裏に浮かんできます。 頭の「SLIDE IT IN」から尻尾の「STANDING IN THE SHADOW」まで、ホントに徹頭徹尾、名演してますねー
「WILD FRONTIER」と双璧を成す傑作。82年発表。 英国産HR/HM作品の観点から観ても、文句なしに最高峰。 バラード「FALLING IN LOVE WITH YOU(邦題/思い焦がれて)」がとにかくとにかくイイ!!個人的には、あの超名曲「SPANISH GUITAR」と同等かそれ以上に好きです。 最近ボーナストラックとして収録された「LOVE CAN MAKE A FOOL OF YOU」も、なかなかの秀曲。
HRとFUSIONが半々の割合で収録されている作品。78年発表。 HRサイドは、永遠の名曲「パリの散歩道」はじめ、切なさ一杯のバラード「ドナの歌」、嵐の如くギターが炸裂する「BACK ON THE STREETS」等、非常に充実した内容。 FUSIONサイドは、純粋にHR/HMだけを好んで聴いていた時期は良さが分からず「?」でしたが、今は大好きです。 GARY MOOREがいよいよHR/HM界に本気で入れ込もうとしている時期の作品で、気合いも充分。何故かこんなランクですけど、聴く順序としては上の上ですよ。
「CORRIDORS OF POWER」発表以前のライブ盤。83年発表。 「SUNSET~パリの散歩道(Vo.無し)」を聴くと、彼が「世界一ギターを歌わせる男」だということが毎度のように再認識出来ます。一度生で聴いてみたいものですね~。 OZZYの「TRIBUTE」でお馴染みの、トミーのお決まりドラムソロも聴けます。
タイトル曲「SPANISH GUITAR」他、BACK ON THE STREETS、コロシアムⅡから選曲されたベスト盤。92年発表。 何故か「NWOBHM貴重盤コレクション・シリーズ」の一つとしてリリースされています。 タイトル曲「SPANISH GUITAR」は、全ての哀メロファン必聴の永遠の名曲。 「パリの散歩道」パートⅡとも言える曲で、GARY MOOREが生み出した名曲の中でも、群を抜いて凄いです。
ベルギー出身の正統派B級メタルバンド。 本作は83年発表の4曲入りデビューミニ。 METALLICAの「RIDE THE LIGHTNING」を買った時のこと。1曲目「FIGHT FIRE WITH FIRE」のイントロを聴いて、その意外な出だしに「あれ?CD買い間違えたかな...?」などと思ったことがありましたが、この作品でもそれと同じ勘違いをしちゃいました。 アコギと笛の優しすぎるイントロからドラマティックに盛り上がる1曲目「FULL MOON'S EYES」は、ツインリードのメロが随所で輝く名曲。ヴォーカルは今一つですが、まあB級だから仕方ないか。
2000年発表の大傑作4thアルバム。 ズゴーッ!!と、ド頭から地響きが起きる大迫力。 超傑作5th「ON FIRE」があるにも関わらず、本作の方が好きだ!という人の気持ちも分かります。 本作と次作は、MAIDENで言うと「KILLERS」「NUMBER OF THE BEAST」みたいな感じでしょうか。どっちも凄すぎて、どちらか一方を選ぶのが難しすぎるという。1曲1曲のインパクトはこっちの方が上かもしれませんね。 近年稀に見る大傑作なので、次作と合わせて絶対聴くように!!!
86年発表の2ndアルバム。 1stミニの延長的内容で、こっちもかなりの良作です。 有名な「蝋人形の館」を筆頭に、名曲「FIRE AFTER FIRE」「JACK THE RIPPER」を収録。一時期結構聴いたな~。 叫べ!呪え!吠えろ!怒れ!コ・ロ・セ!か。MANOWARみたいですね。 デーモン閣下の声質がMANOWARのエリックにそっくりなのが、聖飢魔Ⅱにハマった一つの要因だったりするわけですが。 ところで本作の帯は箱帯とも言える妙な代物で、邪魔なので、わたしは無理矢理分解してブックレットの中に突っ込んでます。
86年発表の2ndアルバム。WINTERHAWKと並び、2004年最大の衝撃!! 1stの頃から既にマリアンのヴォーカルとギタープレイに光るもののあったBLACKLACEが、格段にクオリティーの高い楽曲を揃えて挑んだ本作は、正に『女性Vo.メタルの名盤』とも言える内容に仕上がっています。 「I LIKE TO ROCK」「SPEED OF SOUND」「THE RIGHT」「RUN FOR YOUR LIFE」といった楽曲は、わたしが今まで聴いた女性ヴォーカルものとしては、文句なしに上位クラスの名曲と言えるでしょう。特に「THE RIGHT」と「RUN FOR YOUR LIFE」におけるドラマ性はホントーに凄い!!超ウルトラ名曲!! 中にはベースのアンソニーとマリアンが一緒に歌う曲もあります。 カルロのギターは本作でもやっぱりカッコ良く、今回はインストまで収録されています。 何でこんな名作が知名度Bなのかは永遠の謎。 全曲名曲なんてことはないけれど、とてつもない魅力を感じる。 断言してしまおう。本作こそ女性Vo.メタルの最高峰だと!! 見つけたら絶対に手に入れろ!!!
アメリカの正統派メタルバンド・BLACKLACE、84年発表の1stアルバム。 プロデューサーは、何とMANOWARのロス・ザ・ボス(!)。 MAIDENの「THE IDES OF MARCH」のようなド迫力のイントロ「MARCH OF THE BLACK WITCH」から、疾走ナンバー「CALL OF THE WILD」に繋がり、アルバムはもの凄いテンションで幕を開ける!! アメリカ出身ながら、LAメタルの持つ能天気さはなく、英国寄りの正統派メタルを展開しています。 ヴォーカルはマリアンという女性なのですが、これが素晴らしく良い!!HEARTのアン張りにパワフルで伸びやかな歌唱を聴かせてくれます。声質もそっくり!! ギターもなかなかセンスが良く、それに支えられたマリアンがホントにカッコイイ! 他の有名どころの女性Vo.バンドなんか問題にならないほど、遙かに好感度は高いです。 もしこれが今のバンドだったら、是非ライブに足を運んでみたい!そう思わせてくれるバンドですね。 正統派女性Vo.メタルバンドNO.1は君たちだ!!
83年発表のLIZZY、最後のスタジオ作品(12th)。 この上なきスリル!限りなきドラマ性!比類無き個性! 本作を聴いて、改めてフィルの才能に驚愕しました。 タイトル曲でみせる怒濤の喋り歌、続く「THIS IS THE ONE」での絶妙の歌の被せ方。 ジョン・サイクスが加入したことで音楽性は他の作品群と一線を画していますが、やっぱりLIZZYは、フィルは最後まで凄かった!! 1曲目~3曲目の流れは何時聴いても惚れ惚れします。
81年発表の1stアルバム。邦題「戦慄のマンティス」。 NWOBHMバンドと言えば、IRON MAIDENに代表される激烈サウンドが特徴的ですが、その影でメロディーを売りにしていたバンドも少数存在していました。その代表格がこのバンド、そしてこのアルバムです。 ジメジメではなく、爽やかさを感じさせるメロディーに溢れています。「BEADS OF EBONY」「RUNNING FOR TOMMORROW」等、次々に押し寄せるメロディーの洪水。 NWOBHM作品としては文句なしにTOPレベルの名盤。
2000年発表の11thアルバム。 2nd並に「こもりアルバム」である。何とかしてくれ。 冒頭の疾走ナンバー「PROPHET OF DOOM」と、バラード「MIRACLE OF LIFE」の2曲は大変素晴らしいので、是非これ目当てに買ってもらいたい。 それ以外の曲も悪くはないと思うが、わたしはハマるまでには至れなかった。 ジャケットアートが、他の作品群と趣向が違うのは何故だろう...?
95年発表の8thアルバム。 帯には「SEVENTH SIGNをも超えた、超傑作!」と書いてあるし、YNGWIE自身も発表当時は「最高に気に入っている」と言っていたが、現在はうって変わって評価の低い作品である。 名作「SEVENTH SIGN」には当然劣る内容であるが、個人的に結構好きな曲もあって、買った当時は、その好きな曲だけをポンポンと聴く聴き方をしていた。 「THE ONLY ONE」「FIRE IN THE SKY」「AMBERDAWN」「CANTABILE」の4曲がその好きな曲なのだが、これだけのために買っても損はないと言えるほど、出来は良い。
85年発表の2ndアルバム。 本作にはジャケットアートが新旧2種類存在するが、一応両方所持している。 本作の特徴は、まず何と言っても音の悪さである。凄く音がこもっていることから、わたしは「こもりアルバム」と呼んでいる。 音質はともかく、楽曲の方は素晴らしく「DON'T LET IT END」「OVERTURE 1383」「ON THE RUN AGAIN」「SOLDIER WITHOUT FAITH」がとにかく好き。他にも有名な「I'LL SEE THE LIGHT, TONIGHT」「I AM A VIKING」が収録されていて言うことない。 次作「TRILOGY」が一般的に初期の名作と名高いが、個人的にはこっちの方が断然好きなのである。 音の悪さを改善すれば、向かうところ敵なしと言えるだろう。 それと、この時期のLIVE IN JAPANのビデオが存在するのだが、なかなか面白いので、興味のある人は是非観てみよう。
80年発表の8thアルバム。 4th「IN FOR THE KILL」に惚れて早速次に手に入れた作品ですが、あの一種異様な個性はどこへやら。至ってオーソドックスなHRを展開しております。 だから聴く価値がないのかと言えば全然そんなことはなく、本作はホントに佳曲揃いで、胸を張って名盤であると言える内容です。 80年というとNWOBHM全盛期。NWOBHMはとんでもなく凄い名曲がひしめいている時代ですが、これほどアルバムとしてまとまりの取れている作品はそんなにないと思います。さすがベテランというべきか。 全体のバランスは、名作と誉れ高い「IN FOR THE KILL」より上だと思います。 「SECRETS IN MY HEAD」最高!
83年発表の3rdアルバム。 TANKの方向性がハードコア・パンクからメタルへと変貌を遂げた作品。 秀曲揃いで、最高傑作とされる次作「HONOUR&BLOOD」にも、部分的には勝っています。 パラリラパラリラ♪とシンセの鳴る1曲目の「JUST LIKE SOMETHING FROM HELL」は、「THE WAR DRAGS EVER ON」型の名曲。それ以降、1曲目のテンションを保ちつつ、最後まで一気に聴けます。どの曲もドラマティックで、実に良い。
74年発表の4thアルバム。 ナニコレ(笑)?ギターとベースのユニゾンした超ヘヴィーなリフに、線の細いヘンテコ高音ヴォーカルが乗っかる。凄い個性。 このヴォーカルが実に曲者で、薬に犯され幻覚観ながら歌ってるんじゃないか?と思えるほどのラリっぷり。 タイトル曲「IN FOR THE KILL」と「CRASH COURSE IN BRAIN SURGERY」の2曲がとにかく変。ヘンテコ空気から一転してメランコリックな「WONDERING WHAT EVERYONE KNOWS」も聴き所。面白いね~。
ギターのヘッドとドラムのスティックで出来たマシンガン、というユニークなジャケットの本作は、このバンドの1stで、70年発表。 GUNを解散したガービッツ兄弟が次に結成したバンドらしい。わたしはGUNは今のところ未聴だし(RACE WITH THE DEVILは知ってるけど)、このバンドのことも全然知らないので、ホントに聴いた印象しか言えませんが...凄くイイよコレ。全10曲、歌そっちのけで弾き倒してる感じで、特にドンガドンガとパワフルなドラムの存在感が凄いです。 演奏も良いけど曲も良い。ただ、レコードからそのまま落としたのか知らないけど、「プツプツ」という雑音が聞こえるのが気になります。 わたしの年代ってのはHELLOWEENやらSONATAといったバンドが専ら人気を独占しているわけですが、そういうのも良いとは思いつつも、こういった70年代ハードも無視せず聴こうよ、とか思ったりして...。だって勿体ないよね。
77年発表の6thアルバム。邦題「新たなる殺意」。 究極のバラード「TRY ME」と「LOVE TO LOVE」がやっぱり凄い。「ROCK BOTTOM」に次ぐ、指折りの名曲です。後は「TOO HOT TO HANDLE(邦題/燃えたぎるギター)」「LIGHTS OUT」の2曲が有名ですが、わたし個人としては、それ以外の曲がむしろ最高だと思っております。例えば「自殺行為」とか「ひとりぼっちのロックンロール」など。どこか寂しげなメロディーが胸に響くのです。 UFOを聴くなら、「現象」と本作がまずはオススメ。