TRIUMPHの「THUNDER SEVEN」に近い(?)作品。爽やか~ 爽やかな上に明るい1曲目なんか、VAN HALENかい!と思ってしまう。 個人的に明るめな楽曲はどうでもよくて、上で皆さんが散々褒めてるマイナー調の「DIFFERENT WORLDS」「THIS IS WAR」「WAITING FOR THE NIGHT」の3曲が好きです。 中でも「THIS IS WAR」、ギターも歌唱も最高で、メタルのスタンダードナンバーとして、もっと広く認知されて然るべきなんじゃないか、何て言いたくなります。
83年発表の1st。 この作品は、買うのに随分躊躇させられました。 少し前から店のNWOBHMコーナーに並んでいたのですが、全く聞いたことないバンド名だし、ジャケットアートの印象は激薄だし、お得意の店の宣伝文句も付いてないわで「なんだこりゃ」「ホントにNWOBHMバンドかいな」(平気で90年代の作品とかも交じって並べてあるので要注意なのだ)と不信感ばかり募りました。 その後、海外サイトのおかげで、とりあえずちゃんとしたNWOBHMバンドだということが分かったので購入しましたが、全く第一印象の悪い作品でした。 国内サイトでは、これっぽっちも情報の得られない、それくらいどマイナーなバンドですが、内容はNWOBHM以外の何物でもない力強いもので、かなり良いです。TYGERS OF PAN TANGの1stが好きな人にはウケそう。 ただし83年に出てる作品としてはちょっと古臭く、マイナー臭いので、同じ年に出たTOKYO BLADEの「NIGHT OF THE BLADE」、JAGUARの「POWER GAMES」みたいに、手放しでオススメ出来る代物ではありません。 「WITCHFINDER」「EASY PREY」「HUNTED」といった秀曲はあるし、ヴォーカルはSAXONのビフにちょっと似てるし、わたしは好きなんですが、上に挙げた理由により、本当にNWOBHMが好きな人にだけ推薦致します。
80年に発表した4曲と未発表音源で構成された作品。 リフを主軸に、荒々しくスピーディーに展開する楽曲、NWOBHM以外の何物でもない!たまりません。 ヴォーカルのキーはもっと高めですが、TANKの1st「FILTH HOUNDS OF HADES」とよく似た作風です。「FILTH~」は82年の作品なので、MYTHRAの方が先輩格ですね。推測ですが、案外TANKは、実際にMYTHRAの影響を受けているのかもしれませんね。 TANKの名曲「BLOODS,GUTS AND BEER」を更にスピーディーにした感じの「KILLER」がとにかく最高!キィルァーッ!!! イントロはPRIESTの「HEROES END」を参考にしたであろう(?)「U.F.O」、スピーディーで攻撃的な「PARADISE」「OVERLORD」、ひたすらドラマティックな「THE AGE OF MACHINE」等、注目曲多し! 12インチ1枚で消滅したバンドではありますが、NWOBHMの模範ともいうべき熱く、そして若々しい、感動的なバンドなのだ!!泣けてくる!! これは文句なしに名盤に認定!!
「DOUBLE PLATINUM」も良いですが、こっちのベスト盤もお勧めです。 こういうサイトでベスト盤紹介することにどれだけの意味があるか正直疑問ですが、あえて本作を紹介している理由は、リミックスにより楽曲がパワーアップしていて、既にスタジオ作持っている人でも購入する価値があるからです(DOUBLE PLATINUMとは違ったリミックスです)。 さすが商(略) 1曲だけNOメイク時代の「GOT GAVE ROCK'N'ROLL TO YOU」は、どうしても浮いて聴こえてしまう。
夏に聴きたくなる作品。 ジャケットアートがダサすぎ 笑 LP時代が終わり、CD時代に移ったばかりの作品で、収録時間が増えたこともあり、ここぞとばかりに15曲も収録しちゃいました。そのせいで、捨て曲もチラホラ・・・。沢山曲があれば良いってもんじゃない。 「RISE TO IT」「HIDE YOUR HEART」「FOREVER」「YOU LOVE ME TO HATE YOU」、あとギリギリ「SILVER SPOON」もかな。この5曲はしっかりNOメイク時代の名曲なので、要チェック!
70年代は個性の時代とは言いますが、それにしても個性的すぎます。変態だ! ヘヴィーでイカレたところが素晴らしいのは言わずもがな、メランコリックなメロディーも大変よろしい。 優しげな「MAKE ME HAPPY」から狂気的な「HOT AS A DOCKER'S ARMPIT」に転じるところが好きだなぁ。 ところで、何故この作品だけデジパックなの?
「HEAVEN AND HELL」がダントツ一位というのが、このサイトの傾向をよく表している(笑) この作品も良いですよー。 今じゃ考えすぎて迷って選べないけれど、ちょっと前まではこれが文句なく一番好きでした。 大貫憲章氏によるライナーが異様なほど熱くて、それに影響されてか、買ったばっかの頃なんか腕組みしながら真剣になって聴いてましたよ。 「SNOWBLIND」と「UNDER THE SUN」がとにかく良い。後者は意外にもマイナーなんですよね。これ以上ないってゆーくらい、SABBATHってバンドを端的に表している名曲なのに。
前作「THUNDER SEVEN」から更にポップ路線に行ってしまった作品。 メロディーの良い楽曲が多いので、特に「ポップだから嫌だな」なんて思うこともありませんでした。ま、これ以前のTRIUMPHの方が断然好きなんですが・・・。 いやしかし、ドラマティックなインスト「EMBRUJO」に続く「PLAY WITH THE FIRE」がホントに素晴らしいですね。ALCATRAZZの「TOO YOUNG TO DIE,TOO DRUNK TO LIVE」に似たクラシカルなギターソロが異常なほどカッコイイ!リック・エメットのハイトーンも相変わらず冴えてます!ポップな味付けをされた他の曲と違い、従来通りの魅力を見せ付けてくれたこの曲、完全に浮いてますが、やっぱりこれがハイライト!
90年代に出たとは到底思えないほどの、伝統的な作品。 気品と風格を感じさせる「CAN'T BELIEVE」「PORTRAIT」「LIVING IN A FANTASY」の3曲がずば抜けて素晴らしい。中古で安く手に入るので、未聴の方は是非どうぞ。 それにしても・・・双子が同じ服を着て同じポーズを取りグリメットを挟んで左右対称に写ってるメンバーフォト、不気味です。
1曲目「WHO WILL YOU RUN TO」を聴くと、どうしてもYNGWIEの「THE ONLY ONE」を思い出してしまう・・・。メロが同じ。 前作にあったようなハードナンバーが皆無なのはやはりHR/HMファンとして残念ですが、良い曲が多いので特に文句もありません。 この頃のHEARTの作品は、内容が良い上に中古でとても安く買えますから、まったく有り難いことです。
シングルリリースのみで解散してしまったような謎の多いNWOBHMバンド達の貴重な音源が聴けるコンピレーションアルバムがある・・・。 これには誰も知らないようなお宝級の楽曲が沢山収録されており、マニアなら狂喜乱舞すること間違いなしですが、中でもELIXIRの「TREACHERY(RIDE LIKE THE WIND)」は、一際強い輝きを放っていた・・・。 アルバムの存在はLPで確認済みでしたが、まさかCD化されていたとは・・・。 本作は、NWOBHMもすっかり沈静化してしまった86年の1st。 バンド自体はどうやら83年頃から存在していたようで、何と未だ現役らしいです。 SHOPによる「全曲名曲」というのは思った通り誇大広告だったけれど、捨て曲っぽいのも特に見当たらず、それなりに良く出来た作品であると言えます。 9曲目の「TREACHERY(RIDE LIKE THE WIND)」は間違いなくNWOBHMの名曲の一つ。 マニア向けですが、NWOBHMファンならこの1曲のために本作をゲットしちゃいましょう。