2nd&3rdは勿論のこと、ジョン・サイクスもジョナサン・デヴァリルもいない1stだって大好きなんだ、この4thだってきっと気に入れるハズだ!と当然の如く高まる期待。 ・・・ん?本当にこれがあのTYGERS OF PAN TANGなの?だって・・・これハードポップじゃん!うそやん。こんなんじゃCATS OF PAN TANGやん(泣)!・・・そういやPAN TANGってどういう意味だ? とにかく最初に受けたショックは凄かった・・・。サイクスが抜けただけで、これほどまでに変わってしまうものなのか。 作品の仕上がり自体は悪くないです。結果オーライ!と思う前向きな方がいたとしても、最初からこの路線を彼等に望むファンはまず限りなく0に近いでしょう。 繰り返しますが、出来は悪くないです。明るく爽やかに生まれ変わったTYGERS OF PAN TANG・・・。興味ある方は聴いてビックリしてみて下さい。 「LOVE POTION NO.9」でのみ、サイクスのギターが聴けます。
初めて聴いたSHYの作品がコレでした。 北欧メタルっぽいキーボードとか、ギターの哀愁の旋律がたまりません。 「IT'S OVER」とか「WHY DOES OUR LOVE HAVE TO END?」とか、ビビッときましたね。ビビッと。 なんてことない平凡な曲もありますが、とりあえず私はこの2曲と出会えただけで満足です。
普通の名曲2~30曲分は優に価値のある究極の正統派ナンバー「HEADED FOR NOWHERE」、やっぱりこれに尽きる。余りにも感動的。正統派HMを愛する者なら、何は無くともこれだけは絶対聴いておかなければならない! 作品全体の完成度も高い。前作「THE SPORT OF KINGS」のポップさを引き継いでいる部分が少々あるものの、元のハードさを大分取り戻しています。 上の皆さんの高評価も納得。でもやっぱし個人的ベストアルバムは、哀メロ全開の「NEVER SURRENDER」。
マティアス時代の大名作。曲、演奏、曲順、曲数、ジャケ、全て良し。 まだウリ時代の面影が残っているのが何より嬉しい。 曲単位で現在「BLACKOUT」が1位のようですが、この曲はやはり「CAN'T LIVE WITHOUT YOU」との繋ぎあってこそ輝く名曲。 いやしかし隙の無い素晴らしい作品です。聴く度に感心してます。
ARGUS収録の名曲「THE KING WILL COME~WARRIOR~THROW DOWN THE SWORD」の3連続で静かに幕を開ける全盛期のライブ。 後半の「JAILBAIT」「PHOENIX」辺りは盛り上がってますが、ラフさ、ハイテンション、臨場感といったライブ作特有の魅力は余りないです。 ただ、勢いや攻撃性ではなく、ゆるやかで叙情的なメロディーを売りにしているバンドなので、こういう形になったのは当然といえば当然かも。 観客も曲間に声援を送るくらいで、終始しんみりと聴き入っている模様。 名曲を大体押さえてある上に、スタジオ作の演奏を完璧に近い形で再現しており、入門者にも打ってつけの作品ですね。
邦題は「戦神トール」。MOUNTAINS・GUYANAに次ぐ、名盤「SIGN OF THE MAMMER」中の誉れ高き名曲!...と、これはTHORはTHORでもMANOWARのTHOR。 でもこのタイトルにこのジャケット、そしてメンバーの鍛え抜かれた鋼の肉体。MANOWARを意識するな、という方が無理あります。 意外にもTHORの歴史はMANOWARより古く、70年代から活動していたというから驚きです。 本作は85年発表の多分2nd。 トリビュート盤やフォロワー達の作品を聴けば痛いほど知ることが出来るのですが、MANOWARの楽曲というのは、一見簡単そうに思えるものでも演奏するには実は極めて高度な技術を要します。だからこのTHORが中途半端にMANOWAR路線を狙っていたら絶対珍作止まりだろう、まぁ話のネタにでもなればいいか、程度の期待で買いました。こういう得体の知れないものを購入する時は、過度の期待を持ってはならない...。 中身は意外にも、特別MANOWARを意識しているわけでも無いノーマルタイプの80年代HMでした。 これが何とびっくり、捨て曲が一曲もない。 終盤に秀曲が密集しており、特に「THUNDER IN THE TUNDRA」はマイナーメタルの名曲と言える出来栄えだ!「RIDE OF THE CHARIOTS」「INVADER」「UNCHAINED」も捨て難し。 MANOWARと違って、別に聴かなくとも全く支障ないバンドだとは思いますが、こんな忘れられた良作もありますよということで、好奇心旺盛なメタルファンにオススメです。
82年発表の2nd。 楽曲のレベルが向上、中盤から終盤にかけて優れた楽曲が連続します。 リズム隊は相変わらず調子良いし、サビのコーラスも決まってる。 血が煮えたぎるほど熱いタイトル曲、男の悲しみ全開の「END OF THE LINE」、素晴らしい! わたしの世代はY&Tすら知らないという方が沢山いるので(「FOREVER」を知らないだなんて!)、当然RODSも「誰?」という感じかもしれませんが、何かの機会に是非聴いて頂きたいです。これは買いだゼ! ボーナストラックとして5曲のライブ音源収録。
91年発表の1st。 VELVET VIPERは女性Vo.の様式美/正統派HMバンド。大変希少な存在です。 CHASTAINと共通するものがありますが、あちらほどギターはネオクラしてません。 DIOからの影響が強く、その他YNGWIE・OZZY・PRIESTといった色んな一流バンドのエッセンスを吸収して育ったのが良く分かります。「DIARY OF A MADMAN」のアルペジオフレーズを殆どそのまま使っているのがビックリ。大丈夫なのか/笑? ミドルテンポ主体の楽曲を、ANN(HEART)影響下のJUTTAの力強い歌唱が劇的に盛り上げる。 残念ながら、BLACKLACEの「RUN FOR YOUR LIFE」に匹敵するほどのウルトラ名曲には出会えなかった...。でもアルバム通して正統派好きにはたまらない魅力が沢山詰まっており、大満足と言っておきましょう! 緻密に描かれたちょっと変なジャケも愛らしい!