MANOWARの数少ない失敗曲の一つ。といってもこれはインストですが。 こんだけ弾けるんだぞ!!と言いたいのは分かりますが、駄目なのは駄目。収録する意味全くなし。むしろ名作「HAIL TO ENGLAND」の品格を損ねてしまっていると思う。 ちなみにこれはギターではなく、ピッコロベースのインストです。ベ-スでタッピングってのも確かに面白いけど...。
93年に発売されたライブを含む4曲入りミニアルバム。 まだ完全なライブアルバムが発売されていない頃に出たものなので、当時としては重宝されたアイテムだったことでしょう。 ライブとは別に、本作収録の「HEART OF STEEL」のドイツ語バージョン「HERZ AUS STAHL」は実に興味深い。 ドイツは実に素晴らしい国です。SAXON、UDOといった現在日本では人気の低い大物正統派アーティストを未だに熱烈に支持し続けているのです。MANOWARもそういったバンドの一つで、これはMANOWARのドイツ国内支持者達に対する感謝の気持ちの表れなのです。何よりもまずMANOWARは自分たちのファンに敬意を抱いているのです。特に熱狂的なファンの多いドイツは特別扱いといった感じで、他にも、「BLOOD OF THE KINGS」の各国の名前を叫ぶ箇所で「GERMANY!」と叫んだ後だけ「ウォォォォ!!」と歓声を入れたり、「KINGS OF METAL」「WARRIORS OF THE WORLD」のジャケットアートでも、ドイツの国旗だけ他国の国旗と比較して明らかに前に描かれてるようなことがなされているわけです。 ですから日本でMANOWARの人気に火がつけば、必ずやエリックは日本語で歌ってくれるでしょう!!「マノウォ~マノウォ~はツワ~に生きるぅ~♪」と(笑)!!そしてTOKYO BLADEの如く、日の丸国旗&武者人形ジャケットになるでしょう(それはないか)。 国内盤だと「FIGHTING THE WORLD」の他に「METAL WARRIORS」のライブテイクも入っています。結構カッコイイですよ!
元MANOWARのギタリスト、デイヴィッド・シャンケル率いるDSG、2003年発表の1stアルバム。プロデューサーはジョーイ・ディマイオ。 ネオクラ/メロパワの要素を含んだ正統派メタルで、そういう点ではMANOWARの音楽性と若干違いがあります。しかし一音一音が弾丸のように飛び出す強靱なスタイルはMANOWAR同様で、そこら中に散らばっているひ弱な連中とは一線を画しています。本作でデイヴィッドは明らかにMANOWAR時代と比べて、自由に弾きまくっています。 楽曲ですが、YNGWIEに影響された影がチラチラ見て取れ、タイトル曲「ASHES TO ASHES」は「RISING FORCE」に、「CALLING ALL HEROES」は「PRISONER OF YOUR LOVE」に似ています。まあネオクラでYNGWIEの呪縛から抜け出している連中などいない、と開き直れば楽しめます(笑)1曲目~4曲目までの流れは非常に優れているのですが、それ以外は特出した楽曲が少なく(後半に捨て曲多し)、YNGWIEクローンと評されてお終い、でも仕方ない側面もあるのは事実です。 しかしながら、各パート、無名ながらなかなかの実力者揃いで、伸びやかに歌うヴォーカル、ギターとの掛け合いソロなどで見せ付けてくれる異常に存在感のあるキーボード、メロスピにありがちな「タカタカタカ」と子虫のように鬱陶しいスタイルではなく、あくまでMANOWARのスコット・コロンバス、ライノを彷彿させる強力なリズムを叩き出すドラム、等、2ndでの飛躍は大いに期待出来ます。 MANOWARブラザーのみなさん、デイヴィッドを応援しましょう。HAIL TO DSG!!
偉大なるMETAL KING MANOWARの2002年発表の9thアルバム。 そして「SIGN OF THE HAMMER」と並ぶMANOWAR最高傑作にして永遠に語り継がれるであろう歴史的名盤であります。純粋なメタル作品としての完成度から言えば「SIGN OF THE HAMMER」ですが、彼等の孤高の魅力であるドラマティズム、ダイナミズムを最大限に味わうことが出来るのは本作「WARRIORS OF THE WORLD」だ、というわけです。 スタジオ「HELL」にて徹底的に時間を掛けて作り上げた楽曲は、どれも異常なまでの熱と勇敢さを持ち、一切の隙がない。 ①「CALL TO ARMS」で、いきなりエリックの咆哮が聴く者の意識を吹き飛ばす。余りにも強大な序曲!!!世界中のブラザーが血の涙を流したに違いない!!! ②「THE FIGHT FOR FREEDOM」、これを待っていたのだ!!!勇ましく気高く突き進むその姿は、永遠の名曲「GUYANA」の再来である!!! プッチーニのオペラをベースにした③「NESSUN DORMA」は、④「VALHALLA」を経て、やがて名曲中の名曲⑤「SWORDS IN THE WIND」へと繋がる。ジョーイはこの曲についてこう語る。「壮大で雄壮でドラマティックな曲、という形容は、この戦士の勇敢さを描き出した曲を表現する言葉のほんの一部でしかない」と。 南北戦争を歌った⑥「AN AMERICAN TRILOGY」は10年以上前から演りたいと思っていた曲で、他の楽曲と見事に違和感なくマッチしている。 シンフォニックな⑦「THE MARCH」で、負け犬共の返り血(BLOOD OF MY ENEMIES)を洗い落とし、世界中のブラザー達と⑧「WARRIORS OF THE WORLD UNITED」を大合唱し、そして⑨「HAND OF DOOM」⑩「HOUSE OF DEATH」⑪「FIGHT UNTIL WE DIE」で負け犬共にとどめを刺し、神聖なる殺戮の終決を迎える!!! ブラザー達よ、死に絶えるまで戦うのだ!!!我々は決して屈しはしない!!! HAIL AND KILL!!!
「WARRIORS OF THE WORLD」リリース後、続けざまリリースされたMETAL KING MANOWAR最強のシングル。ジャケットは負け犬共の首を掲げる戦士の図。 収録曲は①「THE DAWN OF BATTLE」②「I BELIEVE」③「CALL TO ARMS」の3曲。③は「WARRIORS~」にも収録されていますが、①②は本シングル限定収録の新曲。この2曲は「WARRIORS~」から漏れた捨て曲ではなく、新たに書き下ろされた新曲であることを念を押しておかなければならないでしょう。 ①「THE DAWN OF BATTLE」、弾丸の如く弾き出されるインスト上にエリックの怒号が乗る衝撃のスピードナンバー。しかしそれだけでは決して終わらない。激しさは徐々に薄れ、「BATTLE HYMN」の中間部に代表される荘厳にして神聖な世界へとゆったりと切り替わる。さすがMANOWAR!と言わんばかりの見事な構成。そして再び負け犬共を蹴散らすべく、強靱なパワーを爆発させるのである!!!最強。 ②「I BELIEVE」、「THE CROWN AND THE RING」の第2章とも取れる、わたし達兄弟のための聖歌。エリックの素晴らしく勇敢な歌声に全身の血が沸き立つ。 そしてとどめに③「CALL TO ARMS」。 MANOWARの掲げる聖典「THE DAWN OF BATTLE」、必聴。HAIL。
東京~♪東京~♪ 笑った(笑) 東京の日の出なんてそんなに立派なもんじゃないぜよ。 DIAMOND HEADの「AM I EVIL?」の如く、サビでタッピング。 2ndの「WARRIOR OF THE RISING SUN」にそっくりさんですが、哀愁味もあるし、タイトルも良いし、TOKYO BLADEに求めているのはこういうタイプの楽曲なワケで、迷わず「最高!」と言っておきましょう。
MANOWAR同様、最高にカッコイイのに理解されず、日本では不当な扱いをされ続けている(涙)SAXONの2nd。 「MOTORCYCLE MAN」~「STAND UP AND BE COUNTED」~「747」~「WHEELS OF STEEL」の流れはもう鳥肌モノのカッコ良さ。ハーレーに跨りハイウェイを突き抜ける彼等を、誰1人として止めることなど出来はしない(曲を飛ばさずに聴いて、と婉曲的に言っているわけ(笑))。LPで言うところのB面もなかなかの佳曲が揃ってます。「SUZIE HOLD ON」が好きかな? やっぱりスタジオ作ではこの2ndが圧倒的な存在感を誇ってますね。 国内盤廃盤って(怒)!!
二番煎じになりそうですが...、これはロック史上に永遠に残る名盤になる可能性大なアルバムだということは改めて明言しておかなければならないでしょう。 THE DARKNESS。後世に語り継がれる偉大なるカリスマか、大いなる一発屋か、それは次のアルバムにかかっています。でもジャスティンは天才です。きっと上手くやってくれることでしょう。
72年発表の3rdアルバム。邦題「百眼の巨人アーガス」。 幻想的なジャケットアートがまず目を惹く。 ヒロイック&ドラマティック路線が大好きなわたしにとっては、涙ものの名盤である。 歌メロも味わい深いが、ヴォーカル以上に歌うギターこそ、本作の主役。 IRON MAIDENにも多大な影響を与えたというそのツインギターは、余りにも美しく繊細で叙情的。 1曲目「時は昔」のイントロのギターからしてもう凄いのだが、やっぱり後半「THE KING WILL COME」「木の葉と小川」「戦士」「剣を棄てろ」の流れが痛いほどに涙腺を刺激する。 本作に出会えてホントに良かった...。
本作を最高傑作という人が結構いるのには毎度驚かされます。意味合いこそ違いますが、「FIGHTING THE WORLD」同様異質な作品なのに。おそらくコンパクトだから聴き易く、受け入れ易いんでしょうね。 本作「LOUDER THAN HELL」は、MANOWARの最大の特徴である「大仰さ」が影を潜め、コンパクトで分かり易い楽曲が収録されています。前作では超大作を作ったから、今回はコンパクト路線で行こう、と多分こういうことだと思います。 最大にして孤高の魅力だった「ドラマ性」が減ってしまい個人的に残念ではありますが、曲のレベルは相変わらず高品質。捨て曲なんて一切ナシ。弾丸のようにスピーカーから飛び出す超攻撃的なサウンドはまさに「LOUDER THAN HELL」。メタル以外の何物でもありません。 個人的に大好きなのは、従来通りのドラマティックさを見せ付けてくれる「KING」と「TODAY IS A GOOD DAY TO DIE」。 「KINGS OF METAL」同様、初心者には打って付けのアルバムです。
79年発表、TOTOの2ndアルバム。 剣を持ったアルバムジャケットの男性が、何だかリッチーブラックモアっぽい。誰? TOTOといえば何かと1stと4thばかり賞賛されてますが、本作も例に漏れず最高であるぞえ。 ちょっと前にやった25周年記念ライブでは、何故か本作からは1曲程度しか披露されなかった...。何と「99」すら演らなかったのであります。TOTOのメンバーもそんなに「HYDRA」に思い入れないってことかなぁ?それだって「99」くらい演って欲しかった。半ばそれが目当てで行ったのにぃ(T.T)!!まあ取り敢えずわたしはTOTOの中では一番好きなアルバムです。 まず何といっても至極のバラード「99」。こんなに切なくセンスのあるバラードなんてそうはない。TOTOの中では一番好きな曲です。これは死ぬまで聴きたい。そして伝説をモチーフにしたドラマティックな「HYDRA」と「ST.GEORGE AND THE DRAGON」。元気いっぱいでルカサーの伸びやかなギターが最高にイカしてる「ALL US BOYS」。この曲は「99」同様凄くお気に入り。...と幾つか抜粋しましたが、捨て曲は一切ありません。 アダルトチックな魅力を持った名盤「HYDRA」、一つよろしくね♪
うんうん、そうなんですよね、「OFF THE LOCK」は本当に魅力的ですよね~。 周知の通りB'zは「RISKY」で急成長するわけですが、本作は本作でやっぱり凄~く良いな~!!と思えます。 獲得票から察するに最近のB'zしか知らない方が沢山いるようですが、是非「OFF THE LOCK」を聴いて欲しいです。いろんなステキな発見があると思いますよ。 「B'zは最初から凄かったんだなぁ」とか「おおROSY!!」とか(そればっかやがな/笑) まあでも「マインドも進化する。」は一生謎ですが(笑)