NWOBHMの聖典と呼ばれた、コンピレーション・アルバム。 IRON MAIDENの「SANCTUARY」「WRATHCHILD」はオリジナルと別バージョンなので、ファンならこれだけのために買っても損はしないと思う。 良い曲が多いが、オススメはE.F. BANDとSAMSON。特にSAMSONの「TOMORROW OR YESTERDAY」はNWOBHM屈指の名バラードなので、必聴と言っておきたい。
TRIUMPHの「THUNDER SEVEN」に近い(?)作品。爽やか~ 爽やかな上に明るい1曲目なんか、VAN HALENかい!と思ってしまう。 個人的に明るめな楽曲はどうでもよくて、上で皆さんが散々褒めてるマイナー調の「DIFFERENT WORLDS」「THIS IS WAR」「WAITING FOR THE NIGHT」の3曲が好きです。 中でも「THIS IS WAR」、ギターも歌唱も最高で、メタルのスタンダードナンバーとして、もっと広く認知されて然るべきなんじゃないか、何て言いたくなります。
91年発表の1st。 VELVET VIPERは女性Vo.の様式美/正統派HMバンド。大変希少な存在です。 CHASTAINと共通するものがありますが、あちらほどギターはネオクラしてません。 DIOからの影響が強く、その他YNGWIE・OZZY・PRIESTといった色んな一流バンドのエッセンスを吸収して育ったのが良く分かります。「DIARY OF A MADMAN」のアルペジオフレーズを殆どそのまま使っているのがビックリ。大丈夫なのか/笑? ミドルテンポ主体の楽曲を、ANN(HEART)影響下のJUTTAの力強い歌唱が劇的に盛り上げる。 残念ながら、BLACKLACEの「RUN FOR YOUR LIFE」に匹敵するほどのウルトラ名曲には出会えなかった...。でもアルバム通して正統派好きにはたまらない魅力が沢山詰まっており、大満足と言っておきましょう! 緻密に描かれたちょっと変なジャケも愛らしい!
MANOWARみたいな徹底的にドラマティックなメタルを志すジャンルをEPICメタルと呼ぶのですが、このバンドもその中の1つ。CIRITH UNGOL、MANILLA ROADらと並び、EPICメタルの元祖として一部マニアの間で崇められています。 本作は82年発表の1stアルバム。邦題は確か「危険地帯」だったと思います。で、内容ですが...これはマジで危険地帯で、とても一般リスナーにはオススメ出来ません(笑)とにかくヴォーカルが酷すぎです。歌えてるトコは歌えてるのですが、「キャン!」と甲高く鳴くシャウトが余りにも情けなく、浮きまくっているのです。最初聴いた時HELICONを連想しましたが、実際HELICONの数倍は奇妙です。楽曲アレンジも甘く、安っぽすぎ。もの凄くBな内容です。 VIRGIN STEELEというカッコイイバンド名、上半身裸で剣を掲げる勇ましいメンバーフォト、何だか雰囲気の良いジャケットアートにかなり期待をしていたのですが...こりゃダメだぁ(笑) しかしクラシックを取り入れた「MINUET IN G MINOR~DANGER ZONE」、バラード「STILL IN LOVE WITH YOU」、ソロで頑張る「CHILDREN OF THE STORM」あたりは、詰めの甘さが目立つものの、なかなか良い線行っています。基本的に危険地帯なのでB級好きな方以外は手を出さない方が良いですよ(笑)
記念すべきデビューアルバムの1曲目。 荘厳なイントロ(元ネタはバッハ)「MINUET IN G MINOR」から勇壮な「DANGER ZONE」へと繋がる構成は見事。イントロだけでなく、ギターソロもクラシカルなフレーズを弾いている。 しかし始めはそんなことより素っ頓狂なヴォーカルに誰もが「?」と思うことでしょう。一言で言えば下手くそ(笑)なのですが、調子っ外れな叫びを随所でぶちかまし、常に浮いているのです。 でもわたし個人としてはこういうドラマティック&B級なものはかなりツボ。...しかしこのヴォーカルはホント何考えてんだろう(笑)
83年発表の6thアルバム。 次作「サーペンス・アルバス」は確かに文句なしの大傑作だと思います。しかし何故だろう、わたしはこっちの方が全然好きなのです。 聴く度に、1年ちょっと前に観たライブの光景が脳裏に浮かんできます。 頭の「SLIDE IT IN」から尻尾の「STANDING IN THE SHADOW」まで、ホントに徹頭徹尾、名演してますねー