83年発表の3rdアルバム。 TANKの方向性がハードコア・パンクからメタルへと変貌を遂げた作品。 秀曲揃いで、最高傑作とされる次作「HONOUR&BLOOD」にも、部分的には勝っています。 パラリラパラリラ♪とシンセの鳴る1曲目の「JUST LIKE SOMETHING FROM HELL」は、「THE WAR DRAGS EVER ON」型の名曲。それ以降、1曲目のテンションを保ちつつ、最後まで一気に聴けます。どの曲もドラマティックで、実に良い。
せーらのライブ体験記(生意気なタイトルで御免なさい・・・) ・THE DARKNESS初来日公演 11/26、ついにZEPP TOKYOにて伝説を目撃してしまった! お台場のビカビカの観覧車の下(近くで観ると結構チープ)、ZEPP TOKYOには開場を目前にTHIN LIZZY、AC/DC、QUEENのTシャツを着たファンがうじゃうじゃとひしめいていた。予想はしていたが、女率がかなり高い(おばちゃん世代も)。ガイジン率もなかなか。 ついに開場。2桁前半のチケット番号だったため、中央から少々左寄り、ダンの真正面2M、ジャスティンの斜め3Mという絶好の場所を確保。場内ではTHIN LIZZYの「LIVE AND DANGEROUS」がかかっていた(最高)。ステージ後方にはDARKNESSのおっきなロゴ。 7時10分、会場暗転、ジャスティンが意気揚々と中央に登場!体毛の1本1本、血管の1筋1筋、タトゥー、あらゆる細部が見通せた。超ベストポジション!2分ほどジャカスカジャカスカ演った後、「BLACK SHUCK」に突入!最高のイントロダクションである!「BLACK SHUCK!!」の叫びが響く! セットリストは「PERMISSION~」収録曲全部とカヴァーを1曲(何の曲だろう)という内容。「GET YOUR HANDS OFF MY WOMAN」「I BELIEVE IN A THING CALLED LOVE」「GIVIN' UP」なんかは当然盛り上がったが、「FRIDAY NIGHT」も良かった。 ライブはもうとにかくジャスティンの超強烈なキャラクターのインパクトに尽きると思った。彼の一挙一動に視線は釘付け。前もってアメリカでのライブ映像なんかを断片的に観てはいたが、テレビと生は大違い。彼は予想以上にとんでもなかった。わたし達オーディエンスに「にゃ~」「う~、わんっ!」とネコ、イヌの鳴き声をさせたり「FUCK!!!」とか言わせまくったり(笑)。「ダ~ン」なんて他のメンバーに声援を送ると「誰のこと言ってんだ?」と言い「ジャスティーン!」と半ば強制的に言わせたり。 トークも最高に笑えたが、何といっても動きが尋常じゃなかった。ホントあり得ない(笑)彼は生まれながらのショウ・マンなんだろう。開脚ジャンプしたり(100回はした?)ダンとハイタッチしてリードを交代したり(こんな恥ずかしいことするのジャニーズくらいだ)、もう1つ1つ言ってたらホントキリがないほど。まるでサーカスのピエロでも観ているみたいだった。 しかも凄いのが彼は何と1回のライブで3回も衣装替えをしたのだ!これはホントに驚いた。胸の開いたデザインは一緒だが、最初は黄色の縦縞模様、次は白地に銀の装飾、そして最後はピンク色(笑) ジャスティンは天才だ。 ダンは普通にメチャクチャ格好良かった。兄貴とは対照的に終始プレイに没頭。狙ってのことかは知らないが、その対比が実に効果的だった。LIZZYのTシャツを着て、長髪を揺らして黒のレスポールカスタムを目一杯に弾く。惚れた(笑)。 フランキーもカッコイイ。口元にニヒルな笑みを浮かべ、ジャスティンとはまた違った妙な動きで最小限にアピール。ヒゲがやっぱり良い。 エドは地味でした(笑) ラストの「LOVE ON THE ROCKS WITH NO ICE」(だったと思う)では肩車されながら?(下の方がよく見えなかった)ジャスティンがオーディエンスの渦をギターを弾きつつ練り歩いた。サービス精神旺盛である。 1時間20分(短!)ほどのあっという間のライブだったが、インパクトは正直メタリカより上だった。近くで観たのもあるが、ポ-ルスタンレーをさらにファニーにしたようなジャスティンのキャラが、余りにも凄かった。 ほんとーに楽しかった!!! 書きすぎた!(NIGHT RANGER編に多分また続く・・・)
二番煎じになりそうですが...、これはロック史上に永遠に残る名盤になる可能性大なアルバムだということは改めて明言しておかなければならないでしょう。 THE DARKNESS。後世に語り継がれる偉大なるカリスマか、大いなる一発屋か、それは次のアルバムにかかっています。でもジャスティンは天才です。きっと上手くやってくれることでしょう。
歌詞が最高にイイ。かなり気に入っている曲です。 MONDAY CYCLING TUESDAY GYMNASTICS DANCING ON A FRIDAY NIGHT I GOT BRIDGE CLUB ON WEDNESDAY ARCHERY ON THURSDAY DANCING ON A FRIDAY NIGHT... 覚えたけど興奮してライブではど忘れしちゃったな・・・。NEEDLEWORK ON THURSDAYと歌う所で、ジャスティンが針仕事の物真似をしてましたよ、ライブで。
サザンロックの名作として外せない1枚。 サザン特有の泥臭さが苦手という人も本作ならきっと大丈夫なハズ。泥臭いどころか非常に爽やかな作風です。 「NATURAL THING」「LONG TRAIN RUNNIN'」「CLEAR AS THE DRIVEN SNOW」はじめ、一度聴いたら忘れられない名曲ばかり!
82年発表の2nd。 楽曲のレベルが向上、中盤から終盤にかけて優れた楽曲が連続します。 リズム隊は相変わらず調子良いし、サビのコーラスも決まってる。 血が煮えたぎるほど熱いタイトル曲、男の悲しみ全開の「END OF THE LINE」、素晴らしい! わたしの世代はY&Tすら知らないという方が沢山いるので(「FOREVER」を知らないだなんて!)、当然RODSも「誰?」という感じかもしれませんが、何かの機会に是非聴いて頂きたいです。これは買いだゼ! ボーナストラックとして5曲のライブ音源収録。
LIZZYの代表曲「脱獄」「勇士」「ヤツらは町へ」「EMERALD」...、これらは「LIVE AND DANGEROUS」のテイクがやっぱり上。 だからといって買わなくて良いというわけじゃありません。ライブで演ってない無名の曲まで残らず良いので、LIZZYを詳しく知りたいという方にはやっぱりおさえておいてほしい作品なのです。 それにしても...、「ROISIN DUBH(BLACK ROSE)A ROCK LEGEND」に次ぐLIZZY史上最大の名曲「EMERALD」の何と素晴らしいことか!!勇壮&叙情的&ドラマティック! アイリッシュ魂のこもったこの熱烈な名曲に、わたしは何度心揺さぶられたか知りません。 GARY MOOREの「AFTER THE WAR」リマスター盤収録のGARY MOOREバージョンも良いので、ファンは要チェックやで!
83年発表のLIZZY、最後のスタジオ作品(12th)。 この上なきスリル!限りなきドラマ性!比類無き個性! 本作を聴いて、改めてフィルの才能に驚愕しました。 タイトル曲でみせる怒濤の喋り歌、続く「THIS IS THE ONE」での絶妙の歌の被せ方。 ジョン・サイクスが加入したことで音楽性は他の作品群と一線を画していますが、やっぱりLIZZYは、フィルは最後まで凄かった!! 1曲目~3曲目の流れは何時聴いても惚れ惚れします。
邦題は「戦神トール」。MOUNTAINS・GUYANAに次ぐ、名盤「SIGN OF THE MAMMER」中の誉れ高き名曲!...と、これはTHORはTHORでもMANOWARのTHOR。 でもこのタイトルにこのジャケット、そしてメンバーの鍛え抜かれた鋼の肉体。MANOWARを意識するな、という方が無理あります。 意外にもTHORの歴史はMANOWARより古く、70年代から活動していたというから驚きです。 本作は85年発表の多分2nd。 トリビュート盤やフォロワー達の作品を聴けば痛いほど知ることが出来るのですが、MANOWARの楽曲というのは、一見簡単そうに思えるものでも演奏するには実は極めて高度な技術を要します。だからこのTHORが中途半端にMANOWAR路線を狙っていたら絶対珍作止まりだろう、まぁ話のネタにでもなればいいか、程度の期待で買いました。こういう得体の知れないものを購入する時は、過度の期待を持ってはならない...。 中身は意外にも、特別MANOWARを意識しているわけでも無いノーマルタイプの80年代HMでした。 これが何とびっくり、捨て曲が一曲もない。 終盤に秀曲が密集しており、特に「THUNDER IN THE TUNDRA」はマイナーメタルの名曲と言える出来栄えだ!「RIDE OF THE CHARIOTS」「INVADER」「UNCHAINED」も捨て難し。 MANOWARと違って、別に聴かなくとも全く支障ないバンドだとは思いますが、こんな忘れられた良作もありますよということで、好奇心旺盛なメタルファンにオススメです。
ギターのヘッドとドラムのスティックで出来たマシンガン、というユニークなジャケットの本作は、このバンドの1stで、70年発表。 GUNを解散したガービッツ兄弟が次に結成したバンドらしい。わたしはGUNは今のところ未聴だし(RACE WITH THE DEVILは知ってるけど)、このバンドのことも全然知らないので、ホントに聴いた印象しか言えませんが...凄くイイよコレ。全10曲、歌そっちのけで弾き倒してる感じで、特にドンガドンガとパワフルなドラムの存在感が凄いです。 演奏も良いけど曲も良い。ただ、レコードからそのまま落としたのか知らないけど、「プツプツ」という雑音が聞こえるのが気になります。 わたしの年代ってのはHELLOWEENやらSONATAといったバンドが専ら人気を独占しているわけですが、そういうのも良いとは思いつつも、こういった70年代ハードも無視せず聴こうよ、とか思ったりして...。だって勿体ないよね。
こんなにも次作「INTUITION」と発言数の差が生じているのはおかしい。雑誌の宣伝量の影響だろうか? 「TELL NO TALES」と「INTUITION」は右手と左手みたいなものである。本来どっちもなくては困るハズのものだ。どちらも持っている者だけが、その重要性を知っている。「INTUITION」だけで満足しているファンは、すぐにでも本作を手に入れて欲しい。どっちも持ってないという人は、明日までに急いで両方揃えなさい! 北欧メタルを語る上で外せない名作。1曲目の頭からいきなりトニーの透明感溢れるハイトーンが降ってくる。凄いよ。
積年の思い(半年くらい)が叶い、やっと手に入れたTOKYO BLADEの2nd「闇を裂け」(83年)。 勿論ジャケ買いの部類です(笑)。分からない人のために説明すると、[戦国時代の鎧武者が日本の国旗を刀で切り裂いてる]というジャケットアートで、わたしたち日本人から見れば、およそ勘違いとしか思えない珍妙なセンスを醸し出しています。ダサカッコイイというヤツですね(笑)そして裏ジャケには、ギターをかんざしにする浮世絵風の鬼婆が。いやはや、脱帽モノのジャポネスクっぷりです。 良い曲が1、2曲入っていれば見っけもんかと思ってたら、意外や意外。非常に優れた内容でビックリ!嬉しい肩すかしを喰らっちゃいました。 例えるならば、同じNWOBHM勢のTYGERS OF PAN TANGの名作「SPELLBOUND」にもうちょっとで手が届きそうなほど優秀です。凄いでしょ? 哀愁、耳を惹くツインギターのメロディー、面白い構成、勢い、ハスキーヴォイス、そしてジャケ(笑) これは間違いなく買いです!わたしの買ったヤツは輸入盤ですが、ボーナスが8曲も入った全16曲で、ボーナスもなかなか素晴らしいです。文句なしにNWOBHMの名作。見つけ次第レジへGO!
通常の「NIGHT OF THE BLADE」と何が違うのか羅列すると・・・ 初代Vo.のアランが歌っている。曲順、収録曲が若干異なる。インストパート、歌いまわしが若干異なる。アートワークのデザインが微妙に異なる、など。 1曲目「NIGHT OF THE BLADE」~2曲目「WARRIOR OF THE RISING SUN」という、NWOBHM屈指の名曲の連打が最高。 熱心なファンなら持っていて損無し。1st・2ndが気に入ったのなら、まるっきりTOKYO BLADEなSHOGUNも聴いてみると良いでしょう。
邦題「旭日の闘上」でしたっけ?イミワカラン(笑) でも曲自体はメチャクチャ素晴らしい!イントロのギターリフからしてもうヤバイ。そして「サムラ~イ」でノックアウト。わたしは「NIGHT OF THE BLADE」より、こっちの方が好きです。名曲!! 「SAMURAI」はグランプリのもMSGのもカッコイイですよね。ヨーロッパの「NINJA」も好き(笑)