80年に発表した4曲と未発表音源で構成された作品。 リフを主軸に、荒々しくスピーディーに展開する楽曲、NWOBHM以外の何物でもない!たまりません。 ヴォーカルのキーはもっと高めですが、TANKの1st「FILTH HOUNDS OF HADES」とよく似た作風です。「FILTH~」は82年の作品なので、MYTHRAの方が先輩格ですね。推測ですが、案外TANKは、実際にMYTHRAの影響を受けているのかもしれませんね。 TANKの名曲「BLOODS,GUTS AND BEER」を更にスピーディーにした感じの「KILLER」がとにかく最高!キィルァーッ!!! イントロはPRIESTの「HEROES END」を参考にしたであろう(?)「U.F.O」、スピーディーで攻撃的な「PARADISE」「OVERLORD」、ひたすらドラマティックな「THE AGE OF MACHINE」等、注目曲多し! 12インチ1枚で消滅したバンドではありますが、NWOBHMの模範ともいうべき熱く、そして若々しい、感動的なバンドなのだ!!泣けてくる!! これは文句なしに名盤に認定!!
1stの延長上にある内容で、1stが気に入ったのなら迷わず聴こう。 大ヒットしたバラード「SISTER CHRISTIAN」は個人的にどーでもよい。 とにかく哀愁の疾走ナンバー「WHY DOES LOVE HAVE TO CHANGE」がカッコ良過ぎる。LOUDNESSの「RED LIGHT SHOOTER」といい、この手の曲にはホント弱い。痺れる。
ベルギー出身の正統派B級メタルバンド。 本作は83年発表の4曲入りデビューミニ。 METALLICAの「RIDE THE LIGHTNING」を買った時のこと。1曲目「FIGHT FIRE WITH FIRE」のイントロを聴いて、その意外な出だしに「あれ?CD買い間違えたかな...?」などと思ったことがありましたが、この作品でもそれと同じ勘違いをしちゃいました。 アコギと笛の優しすぎるイントロからドラマティックに盛り上がる1曲目「FULL MOON'S EYES」は、ツインリードのメロが随所で輝く名曲。ヴォーカルは今一つですが、まあB級だから仕方ないか。
80年発表の1stアルバム。邦題「BLIZZARD OF OZZ~血塗られた英雄伝説」。 名作と呼ばれるあらゆるROCK作品の頂点に君臨する、正に「聖典」。オジーとランディーの二人の天才が作り出した本作は、当然全曲が名曲。未だに収録曲の半数以上が、ライブでの重要なレパートリ-を占めています。「MR.CROWLEY」「REVELATION」の神々しさを前にすると、他のいかなる楽曲も色褪せて見えてしまうほど。 わたしは今でこそMANOWAR最高!などと言っていますが、オジーに対する絶対的とも言える敬意は、やっぱり何時までも変わりませんね。
81年発表の2ndアルバム。1stと同じくROCK作品の最高峰。 ライブで演奏されるものは少ないものの、オジーとランディーという史上最強コンビが作り出す楽曲は、当然の如く名曲揃い。 わたしはROCK世界に足を踏み入れたばかりの頃、運良くすぐに本作と出会えたのですが、それこそ朝から晩まで聴き惚れていました。おかげで「OVER THE MOUNTAIN」「DIARY OF A MADMAN」等のメロディーは、今ではすっかり体に染みついています。一番大切な時期に本作に巡り会えた幸運に唯々感謝するのみ(1stとライブもね)。 ところで、年を重ねても毒を吐きまくり、相変わらず尖っているザックですが、オジーやランディーの話になると尊敬を全面に出すその姿は、ファンとしてとても嬉しいですね。
激コワバンド・POSSESSEDの86年発表の2ndアルバム。 バンド名通りの音楽性です。まさに[狂気]。 VENOMとSLAYERが結婚して生まれた子供、って感じです。 暴走に次ぐ暴走。初めて聴いた時は、余りのテンションの高さに思わず失笑。というか何回聴いても笑っちゃいます、これは(笑)どの曲も凄いんですが、地を這う気持ち悪いリフが印象的な「THE HERETIC」と、高速で穴を掘りまくる凶暴モグラといった感じの「NO WILL TO LIFE」が特にオススメ。最高です(笑) 何でスラッシャーでもヴェノミストでもないわたしがこのCDを買ったかというと、変なバンド名と変なジャケットアートに惹かれたからです。 まあ凄いアルバムですよ(笑)
81年発表の1stアルバム。邦題「戦慄のマンティス」。 NWOBHMバンドと言えば、IRON MAIDENに代表される激烈サウンドが特徴的ですが、その影でメロディーを売りにしていたバンドも少数存在していました。その代表格がこのバンド、そしてこのアルバムです。 ジメジメではなく、爽やかさを感じさせるメロディーに溢れています。「BEADS OF EBONY」「RUNNING FOR TOMMORROW」等、次々に押し寄せるメロディーの洪水。 NWOBHM作品としては文句なしにTOPレベルの名盤。