(2005/07/21 内容変更) 1曲目「WARLORD」の無意味な喘ぎ声が、やはり第一印象を悪くしている最大の原因の一つでしょうね。 全編通してダークな雰囲気で統一されていて重苦しく感じ、なかなか入り込めないという意見も分かります。なにせ、わたし自身そうでした。「うーん...」と唸り、眉間にしわを寄せてしまったほどですから。 しかし、それは間違いだった...。つくづく馬鹿でした、わたしは。 年がら年中、朝から晩まで毎日MANOWARに浸りきった今だからこそ自信を持って言える! 本作こそMANOWARが後にPRIESTやMAIDENと肩を並べるほどの、METAL MONSTERと化すことが出来た、最大の栄光の証だということを!! いくら評価が良かったとはいえ、1stの路線で行っていたら、今のような成功は恐らくなかったでしょう。この軌道修正は、極めて重要な意味を持っているのです。本作の貢献度は計り知れません。 「SECRET OF STEEL」「HATRED」「REVELATION」の恐ろしいまでの迫力を見よ!! 「殺せるものなら殺してみろ、死こそ人生!!」 兄弟の復讐を誓い、鬼になって吼えるラストの「MARCH FOR REVENGE」は圧巻!!!! この全身全霊を込めたダイナミズムは「BLOOD OF MY ENEMIES」「BRIGE OF DEATH」へと引き継がれ、遂には史上最凶の「GUYANA」「MOUNTAINS」誕生にまで到達するのだった...!!!
naiさん、わざわざすいません。それからありがとうございます。 本作はターニングポイント的作品だと言えますが、そんな一言の説明で片付けられる半端な作品でもないです。 「WARLORD」の無意味な喘ぎ声、「GATES OF VALHALLA」における単調リフ、これらのマイナス面を背負ってますが、それ以外は本気で凄い。本作に対するわたしの高評価は揺るぎません。 「KINGS OF METAL」以前のMANOWARは知らない、というファンが意外と多いようですが、何かの機会に是非とも初期の作品も体験してほしいですね。人生変わりますよ。
1曲目の「WHEELS OF FIRE」の桁外れの衝撃性から、本作「KINGS OF METAL」を最高傑作と称する方々は結構いますが、う~ん、3番目か4番目くらいかなぁ?いや、本作は勿論充分すぎるくらい凄いのです。しかしMANOWARは他のアルバムでもっと超凄いことしているのです。それだけ彼等のパワーは並外れているのです。 最高傑作ではないですが、「HEART OF STEEL」「THE CROWN AND THE RING」「HAIL AND KILL」といった名曲から大仰さの極み「THE WARRIORS PRAYER」~「BLOOD OF THE KINGS」が収録されていることから、入門者は本作から手を出しても良いかも。 「KINGS OF METAL」の歌詞にきっと呆れるはず。「他のバンドは演るがMANOWARは殺る」ですもんね。最初は理解出来ず「馬鹿かこいつら」何て思うことでしょう。まあそれは無知故の過ちというやつで、どっぷり浸かれば3日後には「こいつら最高!」に変わることでしょう。 真のメタル者なれば、本作の素晴らしさを絶対理解出来るハズ。理解出来ない人は偏見者か、縁がなかった可哀そうな負け犬ちゃんだけだと言い切ってしまおう! 「PLEASURE SLAVE」以外はどれも最高。とにかく最大ボリュームで「THE CROWN AND THE RING」聴いて下さい、ブラザー。 HAIL AND KILL!!
本作を最高傑作という人が結構いるのには毎度驚かされます。意味合いこそ違いますが、「FIGHTING THE WORLD」同様異質な作品なのに。おそらくコンパクトだから聴き易く、受け入れ易いんでしょうね。 本作「LOUDER THAN HELL」は、MANOWARの最大の特徴である「大仰さ」が影を潜め、コンパクトで分かり易い楽曲が収録されています。前作では超大作を作ったから、今回はコンパクト路線で行こう、と多分こういうことだと思います。 最大にして孤高の魅力だった「ドラマ性」が減ってしまい個人的に残念ではありますが、曲のレベルは相変わらず高品質。捨て曲なんて一切ナシ。弾丸のようにスピーカーから飛び出す超攻撃的なサウンドはまさに「LOUDER THAN HELL」。メタル以外の何物でもありません。 個人的に大好きなのは、従来通りのドラマティックさを見せ付けてくれる「KING」と「TODAY IS A GOOD DAY TO DIE」。 「KINGS OF METAL」同様、初心者には打って付けのアルバムです。
カールの一人舞台。MANOWARは結構インストにこだわりを持っているらしく、大体アルバム1枚に1曲はギター、ないしベースのインストが入ってます(ドラムも)。 これはテクニカルなギターインスト。 「TODAY IS A GOOD DAY TO DIE」~「MY SPIRIT LIVES ON」~「THE POWER」は続けて聴くとより効果あり。
「TODAY IS A GOOD DAY TO DIE」~「MY SPIRIT LIVES ON」の前置きがあるから、一層「THE POWER」の破壊力が際立ってます。 力以外の何物でもない凄みを感じさせてくれる怒濤のメタルナンバー。 しかしこの曲が1位とは・・・。う~ん、それは違うと思う・・・。恐らく多くの人が他の最強ナンバーを知らないだけだと思いますが。だって「GUYANA」「MOUNTAINS」らが10ポイント未満なんて絶対にあり得ない・・・って、何愚痴言ってんだわたしは(-_-)
「神がメタルを創りて」も凄いけど「今日は死ぬのにもってこいの日だ」、このタイトルは凄い、最高です。 非常にドラマティックなインスト。目を閉じると、曲の持つ世界観が浮かび上がってくることでしょう。前作の「ACHILLES,AGONY~」があったからこそ、この様な曲が生まれたのでしょう。 「LOUDER THAN HELL」の中では最も大仰さを感じられます。
93年に発売されたライブを含む4曲入りミニアルバム。 まだ完全なライブアルバムが発売されていない頃に出たものなので、当時としては重宝されたアイテムだったことでしょう。 ライブとは別に、本作収録の「HEART OF STEEL」のドイツ語バージョン「HERZ AUS STAHL」は実に興味深い。 ドイツは実に素晴らしい国です。SAXON、UDOといった現在日本では人気の低い大物正統派アーティストを未だに熱烈に支持し続けているのです。MANOWARもそういったバンドの一つで、これはMANOWARのドイツ国内支持者達に対する感謝の気持ちの表れなのです。何よりもまずMANOWARは自分たちのファンに敬意を抱いているのです。特に熱狂的なファンの多いドイツは特別扱いといった感じで、他にも、「BLOOD OF THE KINGS」の各国の名前を叫ぶ箇所で「GERMANY!」と叫んだ後だけ「ウォォォォ!!」と歓声を入れたり、「KINGS OF METAL」「WARRIORS OF THE WORLD」のジャケットアートでも、ドイツの国旗だけ他国の国旗と比較して明らかに前に描かれてるようなことがなされているわけです。 ですから日本でMANOWARの人気に火がつけば、必ずやエリックは日本語で歌ってくれるでしょう!!「マノウォ~マノウォ~はツワ~に生きるぅ~♪」と(笑)!!そしてTOKYO BLADEの如く、日の丸国旗&武者人形ジャケットになるでしょう(それはないか)。 国内盤だと「FIGHTING THE WORLD」の他に「METAL WARRIORS」のライブテイクも入っています。結構カッコイイですよ!
METAL KING MANOWARの最高傑作にして永遠のMETAL BIBLEであります。 PRIESTの「復讐の叫び」MAIDENの「魔力の刻印」OZZYの「BLIZZARD OF OZZ」らと同等の名作中の名作、メタルのTOP OF TOPSにも係わらず、それらと比較して認知度は著しく低い、これは全くもって許せない。本作を未聴の者は恥を知らなくてはならないでしょう。だから来日公演も実現しないのです。拷問だ、腹切りだ、さらし首だ、愚か者め、死ぬがいい(MANOWAR口調)!! 「HAIL TO ENGLAND」「KINGS OF METAL」といった傑作を引き離して本作「SIGN OF THE HAMMER」が最高傑作である最大の所以は「MOUNTAINS」「GUYANA」というMANOWAR史上最強のナンバー(=メタル史上最強ナンバー)が収録されているからです。しかしいずれの曲も10ポイント以下に止まっている・・・。絶望的な現状です。 「SIGN OF THE HAMMER」の唯一の弱点は音質でしょう。権利上の関係で廃盤なんでしょうが、一刻も早くリマスター再発されるべきでしょう。一刻も早く!!Z級バンドの国内盤出してるヒマあったら、さっさと話まとめてよ! それ以外はホント、グーの音も出ません。凡曲が1つもない、見事な構築美、そして誇り高きハンマーの印!! 国内盤も極たま~に中古盤で出ます。その時はどんなにプレミアが付いていようと即買いして下さい。
何故数ある傑作の中で「SIGN OF THE HAMMER」が一番と言われるのか?答えは簡単、MANOWARの最高傑作「MOUNTAINS」とこの「GUYANA」が収録されているからです。 ジョーイの驚異の8弦ベースによるインスト「THUNDERPICK」でまず緊張感を養ってから「GUYANA」を聴きましょう。そうでなければ、「GUYANA」の持つ余りの破壊力に耐えることなど出来はしないでしょう。 決して超えることの出来ないHEAVY METALの最高峰がここにあります。
結局のところ、文章という不完全な容器に盛ることが出来るのは不完全な記憶や想いでしかないワケであり、したがって「MOUNTAINS」の素晴らしさを文字で表現し尽くすことなど最初から不可能なのです。 しかしながら、これだけはハッキリと言えます。「MOUNTAINS」はMETAL KING MANOWARの生み出した最高傑作の一つだと!
「WARRIORS OF THE WORLD」リリース後、続けざまリリースされたMETAL KING MANOWAR最強のシングル。ジャケットは負け犬共の首を掲げる戦士の図。 収録曲は①「THE DAWN OF BATTLE」②「I BELIEVE」③「CALL TO ARMS」の3曲。③は「WARRIORS~」にも収録されていますが、①②は本シングル限定収録の新曲。この2曲は「WARRIORS~」から漏れた捨て曲ではなく、新たに書き下ろされた新曲であることを念を押しておかなければならないでしょう。 ①「THE DAWN OF BATTLE」、弾丸の如く弾き出されるインスト上にエリックの怒号が乗る衝撃のスピードナンバー。しかしそれだけでは決して終わらない。激しさは徐々に薄れ、「BATTLE HYMN」の中間部に代表される荘厳にして神聖な世界へとゆったりと切り替わる。さすがMANOWAR!と言わんばかりの見事な構成。そして再び負け犬共を蹴散らすべく、強靱なパワーを爆発させるのである!!!最強。 ②「I BELIEVE」、「THE CROWN AND THE RING」の第2章とも取れる、わたし達兄弟のための聖歌。エリックの素晴らしく勇敢な歌声に全身の血が沸き立つ。 そしてとどめに③「CALL TO ARMS」。 MANOWARの掲げる聖典「THE DAWN OF BATTLE」、必聴。HAIL。
92年発表の7thアルバム、「勝利の鋼鉄」。 「WARRIORS OF THE WORLD」と並び、徹底したMANOWARスタイル(大仰さ)が貫かれたアルバムです。ジャケットアートに関しては最高傑作。 1曲目の「ACHILLES,AGONY~」は8つのパートからなる30分ほどの超大作で、聴けば呆れ返ること必至。まあ言ってしまえば失敗作の部類ですが、良くも悪くもMANOWARを端的に表しているナンバーです。批判を恐れずひたすら我が道を行く精神は大いに評価に値するでしょう。随所随所は最高にカッコイイ!! その他「RIDE THE DRAGON」「THE POWER OF THY SWORD」「MASTER OF THE WIND」といった名曲が収録されていますが、ハッキリ言ってそんなのは二の次。MANOWAR屈指の超名曲「METAL WARRIORS」が収録されているのです!!!これを忘れては話になりません。「偽りのメタルに死を!!!」というMANOWAR不変のスピリットをエリック・アダムスが地響きが起こらんばかりに吠えたてる鬼気迫る最強ナンバーなのである!!!!!少なくともわたしのMANOWAR人生はここから始まりました。本当に衝撃的だった・・・。 「HEEEEEAAAAAAVVYYYY METAAAAAAAAAAAL!!!!!」 MANOWARこそメタルの王者なのである!!
偉大なるMETAL KING MANOWARの2002年発表の9thアルバム。 そして「SIGN OF THE HAMMER」と並ぶMANOWAR最高傑作にして永遠に語り継がれるであろう歴史的名盤であります。純粋なメタル作品としての完成度から言えば「SIGN OF THE HAMMER」ですが、彼等の孤高の魅力であるドラマティズム、ダイナミズムを最大限に味わうことが出来るのは本作「WARRIORS OF THE WORLD」だ、というわけです。 スタジオ「HELL」にて徹底的に時間を掛けて作り上げた楽曲は、どれも異常なまでの熱と勇敢さを持ち、一切の隙がない。 ①「CALL TO ARMS」で、いきなりエリックの咆哮が聴く者の意識を吹き飛ばす。余りにも強大な序曲!!!世界中のブラザーが血の涙を流したに違いない!!! ②「THE FIGHT FOR FREEDOM」、これを待っていたのだ!!!勇ましく気高く突き進むその姿は、永遠の名曲「GUYANA」の再来である!!! プッチーニのオペラをベースにした③「NESSUN DORMA」は、④「VALHALLA」を経て、やがて名曲中の名曲⑤「SWORDS IN THE WIND」へと繋がる。ジョーイはこの曲についてこう語る。「壮大で雄壮でドラマティックな曲、という形容は、この戦士の勇敢さを描き出した曲を表現する言葉のほんの一部でしかない」と。 南北戦争を歌った⑥「AN AMERICAN TRILOGY」は10年以上前から演りたいと思っていた曲で、他の楽曲と見事に違和感なくマッチしている。 シンフォニックな⑦「THE MARCH」で、負け犬共の返り血(BLOOD OF MY ENEMIES)を洗い落とし、世界中のブラザー達と⑧「WARRIORS OF THE WORLD UNITED」を大合唱し、そして⑨「HAND OF DOOM」⑩「HOUSE OF DEATH」⑪「FIGHT UNTIL WE DIE」で負け犬共にとどめを刺し、神聖なる殺戮の終決を迎える!!! ブラザー達よ、死に絶えるまで戦うのだ!!!我々は決して屈しはしない!!! HAIL AND KILL!!!
ロビンが加入した後期MSG作品の中で、一番評価されてるのが本作。 昔ほどのオーラは感じないものの、シェンカーのギターが熱い! その熱烈なギタープレイと、ロビンの悲哀を秘めた歌メロがうまく噛み合ったスピードナンバー「SAVE YOURSELF」と「DESTINY」は問答無用の名曲!カッコイイ!! バラード「ANYTIME」「THIS IS MY HEART」もたまらない。 バランスの良くとれた、哀愁のメロディーが心に染み入る名作。 うーん、これはリマスター盤で買い直してもいいなー。ちょっと良過ぎるゾ。