今年最強(まだまだ聴いてないアルバムはあるけど)の部類に入るメロハーの傑作の登場! デビュー作は3回くらい聴いてラック入り。だけど、これは1回聴いただけで頭の中にフックの効いたメロディラインが残りまくり。 ラスト(ボーナストラック除く)の「THE GIFT OF SONG」はドラマティックな曲展開、泣きのメロディライン・・これは名曲!
純粋に、彼等の名曲の数々のメロディの良さを浮き彫りにさせてくれるアルバム。 ややKeyを変えてる所もあるけれど、単なるアコースティックカバーだと言わせないアレンジ力は素晴らしく、ギターソロはほぼ原曲の雰囲気を残してるのも嬉しい。 バラード「When I Look Into Your Eyes」は究極のメロディラインですね。
3作目。世紀の名作「PRIDE」が97点だとすれば、コレは92点くらい。 全体的にポップになり、ギターのエッジが丸くなったような印象を受けるけど、素晴らしいアメリカンハード・ロックアルバムです。 ヴィトのギターはエディ・ヴァン・ヘイレン直系だけど、ソロのフレーズの組み立て方はセンス抜群で、特に8曲目の「Don't Say It's Over」のギターソロの展開力、フレーズ感は最高で正にメロディが流れています。鳥肌モノのソロですね。 VAN HALEN Mr.BIGな7曲目の「Let's Get Crazy」も大好き。
このアルバムはマジで傑作! ストーンズの「START ME UP」をもじったような爽快ポップナンバーの「Friday Night」からのA面の流れは完璧で、「KILL THE KING」のシャッフル版とも言うべき哀愁の「This Is War」始め名曲目白押し。 エイドリアンのアメリカンテイストを感じさせるな軽快なリフワークはどの曲も抜群で、ソロでもフレーズの緩急、ミュートを効果的に使ったフレージング、泣きのメロディセンス、うねるようなチョーキング・ヴィブラート、どれをとっても流石に超一流です。 僅か40分足らずのアルバムやけど、まるでベストアルバムのように楽曲は充実しています。 名作!!
確かに、「BIG LIFE」のセールスは不振で、それまでの3作とはどうしても見劣りしてしまいました。このアルバムは、バラードヒットの御陰で「バラードバンド」のような印象だったのを払拭すべく本来のアメリカンハードに立ち返った印象を受けます。 個人的に哀愁の超名曲「REASON TO BE」はコテコテバラードという印象はないし、両手タッピングから始まるハードロックTUNE「HALFWAY TO THE SUN」、そしてお約束の「RESTLESS KIND」と自分たちのもってる魅力をアルバム全体で表現しているのではないでしょうか。 初期の3作に劣らない傑作アルバムです。 これ、手に入れにくくなってるんですか・・・。