最近このページで話題のKAMELOT。これは前作に続き傑作だと思います。KUZUさんの言われるように、なぜこれが92点で前作が81点なんでしょうか?ロイのヴォーカルは上手くなってますが、10点以上も差があるとは思えません。しかも、僕は前作の方が最初聴いた時の衝撃が強かったのです。キメ曲以外も含めたアルバム全体のまとまりはこっちの方が上かもしれませんが、前作の「THE FOURTH LEGACY」「NIGHTS OF ARABIA」みたいに一回聴いてすぐ耳に残るような曲が今回やや弱いような気がします。しかし、アメリカのバンドとは思えないメロディを作るこのバンドは貴重な存在。
初めてナイトレを聴いたのが中学生時代、メタルに目覚め始めた頃にFM大阪で流れた「SING ME AWAY」でした。ポップでコーラスが爽やかで、泣きのツインリードが印象的なこの名曲に一発でファンになってしまいまた。このバンドはバラードが有名だけど、「ROCK IN AMERICA」等のツインリード全開の曲こそ、バンドの真骨頂だと思います。ジェフの8フィンガー奏法とブラッドの強烈なアームプレイ、ここまで個性がはっきり分かれたツインギターバンドは他には無いでしょう。このバンドも最近のアルバム聴くなら初期の3枚を聴きましょう。言うまでもなく、爽快アメリカンハードロックの名盤です。
ドッケンと言えば、僕が思い出すのはジョージとドンの不仲説。実際仲悪かったのかもしれない。 超名盤「BACK FOR THE ATTACK」が出た当時の音楽雑誌にはレコーディングでは顔を会わさなかっただの、ドンが作った曲をジョージがヘヴィにアレンジしただの、 ライブでジョージはドンに一瞥することなく淡々とギター弾くだの、といった記事ばかりが目立ってました。しかし、そういう緊張感がバンドの楽曲の緊張感、特にジョージのギターに反映されたのかも。 初期の名盤3枚はアメリカンHRファンは必聴アルバムです。ドンの甘いヴォーカル、ジョージの泣きのカミソリギター、哀愁の楽曲、すべてが最高水準のバンドです(した)。 ひょっとしたらドッケンを知らないHRファンもいるのかもしれないな・・・。 ソナタやラプソもいいけど、こういうバンドも是非!
ボン・ジョヴィと言えば「SLIPPERY WHEN WET」でしょう。このアルバムがLAメタルを80年代に音楽のメインストリームにのし上げたのかもしれない。 今の若いファンは「CRUSH」に歓喜してるのかもしれないけど、断然、3rdがオススメ。「KEEP THE FAITH」とかもいいアルバムと思うけど、80年代にアメリカンチャートの頂点まで上り詰め、MTVでもビデオクリップが流れまくり、アメリカンハードロック全盛の現役?の頃を知ってる者としては今のボンジョヴィは大人しすぎる。機会があれば「LIVIN' ON A PRAYER」のビデオクリップでも見てよ。皆さん。 「IT'S MY LIFE」と「YOU GIVE LOVE A BAD NAME」を聴き比べるのもいいかもしれない。