女性Voバンドにありがちなコテコテ装飾を施したシンフォニックメタルではなく、「正統派ヘヴィメタル」バンドです。ギター、ベース、ドラムス中心でこれだけの重厚なサウンドを作り上げているんですから驚きですね。Voのキンバリーは本当に多才なヴォーカリストと言えるでしょう。パワフルなハイトーンヴォイスからエンジェルヴォイス、そして壮絶スクリームヴォイス、果てはデスヴォイスまで巧みに使いこなし十二分に驚かせてくれます。時折男性のハイトーンを思わせるほどのたくましさ。凄いです。こんな女性Voは聴いたことありません。最近になっていくつかの女性Voバンドを聴きましたが、メロディアスでハイクオリティなサウンドにVoが全く合っていなかったりと、ガッカリしたバンドもいる中でSINERGYはその完璧なサウンドに見合った完璧なヴォーカリストを擁したいわば"鬼に金棒"のバンドと言っていいと思います。このサウンドにこのVoありと。もう怖いものなしでしょう。アルバム「SUICIDE BY MY SIDE」は傑作です。
5曲入りカヴァーアルバム。 JUDAS PRIEST、KISS、RUSH、RAMONES、JIMI HENDRIXをカヴァーしています。RUSHはドラム叩きまくり、JIMIはギター弾きまくりで聴き応えはあります。JPの曲でのロブとのデュエットでは声の区別がつかず、ただただ驚くばかり。バズが完全にロブに成りきっている所に注目です。MCではロブへの熱い想いがひしひしと伝わってきます。JPファンなら熱気ムンムンのこの曲を聴くだけでも満足すると思います。そしてKISSの「C'MON AND LOVE ME」は本家よりもいいという意見もあり、これも一聴の価値あり。
立てノリのアメリカンハードロックが好きな人にはたまらないと思います。1stに比べるとヘヴィになって大人の雰囲気が漂っているような気がします。アイドルでも硬派なんですよねー、このバンド。SKIDSとはどんなバンドかを知りたければ是非これを聴いて下さい。「SLAVE TO THE GRIND」のイントロでKOされる人、多いと思いますよ~。ヘドバンに飢えている方、準備OKですか?(笑) オススメ曲は「THE THREAT」「WASTED TIME」。特に「WASTED TIME」は極上のバラードで絶品。彼等の曲の中で一番好きです。