仰々しいクラシカルなオープニング曲から繋がって始まる曲。 Moi dix moisらしい荘厳メロディ&アレンジで疾走する曲ですが、とにかくアレンジが素晴らしいです。雰囲気たっぷりの女性ヴォーカルは作品をより壮麗に昇華しているし、ギターもメロディアスに主張していて良い感じです。日本のインディーズ界にここまでのアレンジ能力を持ったアーティストはManaさんを除いてはあまりいないのでは!?
TUBEのロック色が色濃く顕れた一曲。 キャッチーなメロディのシンセ音とヘヴィなリフが良くマッチしています。TUBEはシングルではポップ系/ラテン系が多いですが、アルバム曲でこういうHR好きに受けそうな曲がある所が見逃せないですね。「ぶつけろ!!You've got to make your motion」の所はデーモン小暮閣下やB'zの稲葉さん、ムックの達瑯さんにも勝るとも劣らない倍音で前田さんが優れたヴォーカリストである事を改めて認めさせられます。
six Uglyはメロディアスさよりも攻撃性に特化したアルバムらしいですが、この曲の広がりのあるサビのメロディの様にところどころはっとなるようなメロディを入れる事で単調にならない所など、このバンドのポップとヘヴィの絶妙なバランス感覚への才覚が見え隠れしていると思います。でも、やっぱり英詩に背伸びをしているのが見えてしまうのが欠点といえば欠点でしょうか…。
「OPEN THE FXXKIN' GATE!!」の掛け声で始まる、暴力的な曲。 確かデビュー盤「DARK FUNERAL」のみに収録の曲だったと思いますが、こういう割とマニアックな曲も演ってくれて嬉しいです。 サビ部分が「SATAN...OPEN THE GATE」と、覚えやすく一緒に叫びたくなる良い楽曲です。しかも「SATAN」は高音で「OPEN THE GATE」は低音の叫びと使い分けているのが素晴らしいです。