この曲は個人的に最近(One Two Three辺り)のモーニング娘。のダンサブル路線に近い楽曲だと思うんですが、音も構成ももっと分かりやすく仕上げてきた感じですね。個人的にはこれくらい分かりやすい方が好み。キャッチーなコーラスと挑発的な合いの手の掛け合い、サビの抜けのいい高音など、シンガーのPileさんの魅力が詰まった楽曲。「True Diva」も買ってしまおうかなぁ…。 タイトルが「Darling」でなく「Daring」なのは、歌詞の内容と、「敢えて…する」「恐れずに…する」という意味の動詞「Dare」の現在分詞形を引っ掛けてるから?発音は思いっきり「Darling」ですけど。
最初ベストを借りて聴いた時は、ゆる~いコーラスパートや合いの手でちょっと引き気味になり、飛ばしてしまったんですけど…フルコーラス聴いたら超名曲でした。なんだろう、この緊張感のあるサビのメロディは…。ちょっとJanne Da Arcっぽい感じも。サビとのギャップの合わせ技で、気が付いたらコーラスパートのユルさも妙に癖になってました。ちなみに、後からソロVerも聴かせて貰ったんですが、サビで徳井さんがシリアスで張り気味の歌唱、Pileさんが巻き舌気味のコミカルで可愛らしい歌唱と、他の曲から受けるイメージと逆の歌い方をしてたのがかなり興味深かったです。
…まさか、カップリングでガチなメロスピ系アニソンが来るとは思いませんでした…。正直表題曲そっちのけでこの曲ばっかり聴いてしまってます(笑)。ツーバスにストリングスが乗るオケとか、ギターソロとかまるっきりメロスピで最初聴いたとき吹きましたもん(笑)。そして特筆すべきはサビメロの劇的さ。シンフォゴスではなく、あくまでメロスピアニソンなので「歌メロに限って言えば」ですが、まるでクサメロ全盛期(「ルナティック・ラブ」「エンジェルハイロウ」「Alice in the Necrosis」辺り)の六弦アリスのキラー曲を聴いてるようだわ…。六弦アリスと異なり、歌唱はアイドル系ユニゾンですが、それに抵抗が無いクサメラーなら必聴ですよ。
タイトルからは優雅で穏やかな曲を想像していたら、まさかのシンフォメロスピでびっくりしました(笑)。しかもヴォーカルを取るのはFripSideに所属し、歌唱力にも定評のある南條さん。アルバムでメタラー殺しの要素があるとしたらここでしょう。ハープシコードやストリングスをふんだんに使いつつ、何気にリフの音量も遠慮してないオケはストレートにかっこいい。何気にバスドラのフレーズが心地良かったり、やはり音はしっかり作りこまれている印象。…っていうか、after school NAVIGATORSといい、このプロジェクトは攻めてますよね…。