初めて聴いたこのバンドの曲です。 歌メロがなかなか印象的で、尚且つアグレッションも忘れていない。(ライブでこの歌メロをちゃんと再現していないのが残念…) 曲にアクセントや変化をもたらすドラムもの仕事っぷりが良い! 期待感を煽るイントロや「Look at me noooow!!」など合唱・絶叫向きのパートからしてライヴ映えする曲ですね。
「UKラウド・ロック界の期待の新人!!」「メタルの救世主!!」などと謳われたBULLET FOR MY VALENTINEの6曲入りデビューEP。 本人たちも公言している通り、IRON MAIDENやMETALLICAから影響を受け、そこにモダンでもっともっとラウドな要素をブチ込んだメタル。 楽曲はどれも4分以下で非常にコンパクトに纏められているにも関わらず、英国らしいドラマティックな展開やメロディをしっかり聴かせてくれるバンドですね。 ま、確かにスクリーモやラウド・ロック的な部分も多数見受けられますが、同郷のLOSTPROPHETSやFUNERAL FOR A FRIENDよりも断然メタル度高し!! 歌メロなんかは「最近のバンド」って感じです。 6曲という曲数もあってどの曲もキャラが立っており、勿論楽曲も良いので、"挨拶代わり"としては満点あげたいくらい。サウンド・クオリティも御立派!! この作品の6曲のうち『CRIES IN VAIN』と『4 WORDS(TO CHOKE UPON)』は1stフルアルバムにも同ヴァージョンで収録され(ま、『4 WORDS~』は外盤EPには入ってないけどね)、そちらを持っている人には"実質4曲入り"なワケですが、他の4曲も非常に良い曲なので、もし1stを持っていたとしても是非聴いてみて!! …それにしても、バンド名がカッコいい!!
個人的には前作収録の鋼鉄魂炸裂激烈疾走曲『SWORN IN THE METAL WIND』で鋼鉄信者の魂を熱くしてくれた彼らだが、この曲では感涙を呼ぶ展開と鋼鉄魂と我々の感情を直撃する劇的メロディでそれを成し遂げてくれた!……否、それを超えてくれた!! とにかく熱い!!全パートが魂を鼓舞する!! そしてやはり、ダニエル・ハイメンの神掛かった歌唱が素晴らしい!!冒頭に台詞がありシアトリカルな雰囲気も出ているが、彼が凄いのは歌っていてもそういった雰囲気が出せるところじゃない? ギターソロも熱い!! ベースも熱い!! ドラムのカッコ良さと来たら、「はよ歴史に名を刻め!!」と。 で、この曲で一番カッコいいのって、Aメロだね、やっぱ。特に2コーラス目のAメロは、マジで泣くほど勇ましいです!
アルバム本編ラストを飾る8分弱の大作だけに、このバンドらしい強引なまでの展開が目白押し!(笑) この曲には『SLEEP』のサビメロに似たメロディが登場するが、一度そのままそのメロディが登場した後、メロディがメジャー・キーからマイナー・キーへと移行。この移行の仕方は非常に自然で巧い!!「あの合唱向き楽しげメロディが、キーを変えるとここまで哀愁含んだものになるのか!!」と驚愕。 そのマイナー・ヴァージョンのサビメロは前作の『LAND OF THE OLDEN GLORY』に迫るカッコ良さ!!それを爆走リズムに乗せて演られるんだから、血液の高騰を感じずにはいられないね!! ドラムの生み出すスリルもこれまた美味美味。
この曲との衝撃的な出逢いで、俺はこのバンドにハマッたわけですよ。 まぁ、このバンド、各曲について述べるのがホントに難しい…。 とりあえず、動きまくるベースが気持ちいい。 ヴァース(そもそもこのバンドにヴァースやらブリッジやらといった概念があるのかは不明)が最高にカッコイイ!! あと、曲も強烈だけど、 「Amen to the people who think there's still a way to help us」 という歌詞も超強烈!!
今現在は『Stream of Consciousness』も購入し聴いていますが、このDVD購入時点では、この『Stage of Consciousness』でVISION DIVINE初購入。『LA VITA FUGGE』なんかはネットでフルで聴いてはいたんですけど。 というわけで、イタリアン・メロディック・メタル・バンド、VISION DIVINEのライヴDVDです。殆どの皆さんもそうだと思うんですが、俺が最も期待していたのは勿論新世紀のヴォーカル神、ミケーレ・ルッピの歌唱を聴けるってことです。 …もうね、凄いですよ。ライヴであってもあの透き通る様に綺麗な声はCDと比べても何の遜色もなく、「CDを完全に再現できてる!!」って言いたいんですけど、実際そうではないんですよ。「なにっ!?B!誌のソロ作のレビューで、"日本盤ボーナスの昔の音源では下手なのね"言われていたみたいに、実はダメなのか?」って?ちゃうちゃう。声のパワーがスタジオ盤に比べてさらに増してるんですよ!!このDVDを聴いた(観た)後で『Stream of Consciousness』を聴くと、「綺麗な声なんだけど勢いが足りないかも…」とすら思えてしまいますよ、ホント。スタジオ盤でもあれだけ凄いシンガーだってことを認識させられるのに、それを超えてるんですよ!特に、スタジオ盤でさえ「驚異のロング・ハイ・トーン!!」と絶賛された『LA VITA FUGGE』の最後のそれ、スタジオ盤より遥かにパワフルに歌っているのに同じ時間声を伸ばせてるんですよ。スゲェ!!もう一つ、『IDENTITIES』の感情移入もやはりオリジナルよりも激しいし、歌メロの若干のアレンジもこのライヴ盤の方が好き!ミケーレ・ルッピ、彼は今までどんなメタルを聴いてきた人にも、メタルを聴かない人にも、どんな音楽を聴く人にはその上手さは認められるでしょう!ホントに素晴らしい!! オマケで言うと、『OUT OF THE MAZE』歌ってるときのあの無邪気な笑顔、可愛過ぎでない?(笑)とても三十路のおっさんには見えん…。恐るべし、イタリア人!! バック(?)の演奏陣も、超絶テクニシャンはいないものの安定感のあるプレイで、ライヴ盤であることを忘れてしまいそうになるくらい纏まった演奏を披露してくれてます。(まぁ、そこをB!誌のレヴューで「ライヴ盤を聴いている気がしない」と言われてましたが…。確かに纏まり過ぎな感が無きにしも非ず…) バンドのリーダー、オラフ・トーセンを除いてはね。 自分の思いついた"カッコいいフレーズ"を弾きたいのはそりゃ~もうわかるんだけど、とにかくプレイが荒い!速弾きが荒いのは言うまでもなく、折角『IDENTITIES』などでミケーレが最高の歌唱を披露してくれても、情感のないお粗末なプレイで(本人は一応ヴィブラートかけてるんだけどねぇ…)感動がブチ壊し、とまでは言わないが、薄れてしまった。リフなんかはほぼ問題ないんだけどさ。 でも、この『Stage of Consciousness』で(ほぼ)完全再現されているアルバム『Stream of Consciousness』収録曲なんかはオラフの作曲力とミケーレの歌唱力が合わさったことで名曲だらけになったって感じなんで、「別のギタリスト入れろ!!」なんて言えないしね。「作曲でだけ関わって、ギターは別の人」ってのも、バンドとしてどうかなって思うし…。あぁ、こんな思いになってるのはHELLICONを聴いたとき以来だよ!!!!(HELLICONそんなに好きじゃねぇけど) 映像的は、ハッキリ言ってステージ・セットはかな~り安っぽい(確か、ステージをセッティング中に何かあって、急遽こういうショボいステージになってしまったとかなんとかインタヴューで言ってた気がする)し、収録機材も恐らく安いが故、映像の粒子がちょっと粗め。会場も狭いため勿論クレーンなんか使ってないし、とにかく"手作り感"はふんだん。 インタヴューでも、インタヴュアーが質問して、それに答えるためにインタヴュイー(バンド側)がインタヴュアーからマイクを受け取る、つまり、インタヴューする方される方合わせ1本しかマイクがないという、ミュージシャンのインタヴューとは思えないくらいビンボっちぃ内容だし、ミケーレが「最近のバンドは映像にエフェクト掛けたりしてるが、俺たちは"生"で勝負だ!」的なコト言っておきながら、このDVDでも何回かエフェクト使ってるやん!!!! ってコトで、"映像作品"としては結構質は低いだなんて俺は思っちゃってます。 でもね、やっぱ俺はこのDVD大好きだなぁ。ミケーレの最高の歌唱が映像付きで観れる、聴けるってだけでも有難いし、そのショボい(苦笑)ライヴ映像も、なんだかんだで会場の規模に合ってるし、個人的には「質は低い」と思っているものの、あんま気にしてません!(笑) このクラス(失礼!)のバンドの映像作品で5500円ってのはいささか高過ぎやしないかい?という疑問もあるものの、個人的には大満足!! ミケーレ・ルッピのファンは買ってね!
重々しくちょっと怪しげに始まり、これまたBLIND GURADIANっぽいギター・メロディと共に疾走を開始!!サビは前曲『EVIL EYES』と同様、疾走はせずにコーラスを用い大仰に。 個人的にはサビメロは『EVIL EYES』の方が好きなんだけど、アルバム随一の疾走を聴かせてくれるパートの歌メロが大好き!!あの、「Hollow and voidis~」ってトコね!特に『I have to break free』の部分のシャウト気味のハイトーンが最高に好きなんです。メチャクチャ格好良くない、ここ? しかしまぁ、イェンス・カールソンは静かに歌ってもハンズィに似てる声出せるんだねぇ。 あと、どうでもいいけど、イントロやアウトロのリズムや雰囲気が『TIME STANDS STILL~At The Iron Hill』に似てる気がする…。
1stが『AC/DC meets QUEEN』だったのに対し、本作は『主にQUEEN、ちょいAC/DC』って感じですね。リフのインパクトは下がったものの、歌メロ等の、メロディそのものの魅力が格段に増したって印象です。 1stの良い意味での荒々しさは殆ど残されておらず、その点では不満を覚える人もいるかもしれません。 ただね、これだけの曲ですよ、こんなにも良い曲。全部良い曲。"ポップ"がいっぱい。 加えて全曲ほぼ曲間なしでスーーっと40分弱。ここまで聴き通すのが"容易"なアルバムも久しぶり。あっという間の40分弱。前作よりもバラエティが格段に豊かになってる上に、曲数を絞込み、多少「前半よりも落ちてる…」感のあった前作。だったけど、本作にそれはなし!! 特に④『DINNER LADY ARMS』~⑤『SEEMED LIKE SUCH A GOOD IDEA』~⑥『HAZEL EYES』~の流れは感動的ですよ。 なんだかんだで、リフが御座なりになってるってコトもないし! 確かに落ち着き、音作りも緻密とすら形容出来そうなアルバムですが、それでもやはり「ROCKって楽しい!!」と、本作でもちゃ~んと思わせてもらえましたよ、ハイ。 ね、⑧『GIRLFRIEND』や⑨『ENGLISH COUNTRY GARDEN』のあの楽しさ、それを聴いてるときの嬉しさ、1st聴いてるときよりも良いかもよ! 名盤かどうかなんて、このアルバム(というかこのバンド)を"語る"ときはどうでもいいけど、「実際ど~なの?」ってコトになると、こりゃ名盤ですよぉ。
日本盤ボーナス。 NIGHTWISHの『I Wish I Had An Angel』から影響を受けたのか、サウンドにダンサンブルなアレンジが施された曲です。巧い具合にヘヴィ・メタルとそのアレンジが合ってます! しかし、メロディはまさしく彼らのものだし、こういうアレンジは結構好きなので個人的には楽しめました!サビの哀愁はなかなか! 哀愁+ダンス系……、良いよ。
彼らの持つメロディ・センスとヘヴィさとアメリカン・ロック的な雰囲気を融合させた曲。ま、サビなんかは完璧に"彼ららしい"けど。(アメリカン・ロックっぽいのはイントロ辺りのみかな。ヴォイス・モジュレイターを使ってるから『LIVIN' ON A PRAYER』っぽいのを想起させる) サビメロ自体が良いってのもあるけど、それに加えてヤルッコ・アホーラの激唱が胸を熱くさせる!
『LA VITA FUGGE』よりも"ありがちなメロディック・スピード・メタル"感は強い気もしますが、個人的にはもしかしたらあっちよりも好きかも。 とにかく爽やかな歌メロに疾走感、そしてミケーレ・ルッピのあまりにも綺麗な声。 特に最後の最後に超絶ハイトーンで曲を盛り上げる彼の歌唱には爽やかな曲調にも関わらず泣きそうになります。