3,AFRAID TO SHOOT STRANGERSやタイトル曲は文句なしに名曲。特にタイトル曲は「ROCK IN RIO」のヴァージョンはより素晴らしく、その高騰感は最上級です!(確かに「ROCK IN RIO」ヴァージョンに聴き慣れるとこのスタジオ・ヴァージョンでは物足りなくなってしまう)6,WASTING LOVEも結構印象に残るバラード・タイプの名曲だと思ってます。 他にも「良いな」「なかなか良いな」と思えたのは1,BE QUICK OR BE DEADや5,CHILDHOOD'S ENDや10,JUDAS BE MY GUIDEですね。 こうしてみると全12曲中「良い」と思えたのは半分。残りは聴いててちょっとつまらなく、アルバムとして見ると物足りなさが結構ある。(7,THE FUGITIVEのヴァースはなかなか格好良いけど。他にも部分部分で「あ、ここ良いな」と思える箇所もなくはない) 良く言えば「バリエーションが豊富」、悪く言えば「散漫な印象」。…いや、散漫だという印象は受けなかったかな。でも、やっぱり曲の出来は俺には"良い"も"悪い"も半々くらいです。 ただし、これもIRON MAIDENに求めるレベルが余りにも高いからなんですよね。これがもし全く知らないようなバンドのアルバムならもっと素直に「タイトル曲は素晴らしい!!この曲を聴くためだけに買っても損はない!!他の曲も良い曲多いし!」と言っちゃうでしょうね、俺。ただ、メイデンには「名曲が沢山あって、そうでない曲もなかなか良く、捨て曲はあっても1,2曲」みたいなハードルが俺の中で出来上がってるのかもしれない。 そういったものを排除して考えれば、この作品も良い作品かも知れません。 ともかく、③⑥、そしてタイトル曲⑫はファンならずとも聴いて欲しい曲です!そう言える曲が収録されているんだから「このCDを買え!」です!
ファン待望のBLIND GUARDIAN初のDVD作品。 このDVD収録のために開いた、と言える彼らが主催のフェスティバル「BLIND GUARDIAN OPEN AIR」が収められているため"完璧"と言いたくなるまでの完成度を誇る作品になってます。 まずはDISC2のボーナスについて。 ファンなら興味深い彼らへのインタビュー、今回のフェスティバルについて振り返るメイキング、本編には収録されなかった「Majesty」「Into The Storm」「Welcome To Dying」「Lost In The Twilight Hall」(ヴァッケン・オープン・エアー等からの映像)、曲と一緒に写真が見れるスライドショウとこれも充実した内容。ライナーでも語られいる隠し映像は見つけるのは簡単。イジればすぐに見られます。でもこれ、DISC1に収録した方が格好よかった気もするなぁ。本編を観る前に観とく、みたいに出来るから。 ギターの国から2002.遺言さんの仰るとおり、ドイツ語なので何を言ってるかわからないのでドイツ語のわからない常人には(笑)字幕は必須ですので、是非日本盤を!インタビューで「日本では…」っていう言葉が出てくると嬉しいですね! 続いてはパッケージ。 映画にもなり、彼らのファンには馴染みの深い「指輪物語」を基調としたジャケット・イラスト、DVDのメニュー画面もまるで映画「ロード・オブ・サ・リング」を髣髴とさせるなんとも言えない作り。"あの人たち"もジャケットに登場し、「指輪物語」の原作・映画ファンもBLIND GUARDIANのファンも大満足!! さてさて、いよいよ本編です!!(笑) 選曲は文句なし!!勿論、まだ聴きたい曲がないわけじゃないけど、これだけ名曲・超名曲で彩られたセットリストに文句なんぞ言えません!特に収録されて嬉しかったのは「The Last Candle」「Somewhere Far Beyond」「And Then There Was Silence」ですね。昨年発売の2枚組みの「LIVE」には収録されなかったので余計に嬉しい!ここで初めて聴けた「Banish From Sanctuary」も良かった!まぁ、『IMAGINATIONS FROM THE OTHER SIDE』からの選曲がちょっと多い気もするけど(『Born In A Morning Hall』と日本盤ボーナス・トラックを除けば全部やってる!)、曲は良いので許したい。(笑) 曲に合わせて完璧にシンクロする照明、カメラ、そして炎。ステージ上にセッティングされたリング状のスクリーン。総てがライヴを盛り上げ、止めどなくオーディエンス(勿論画面の前にいる我々も含む)を刺激し興奮させる。特に「Past And Future Secret」の映像は余りにも綺麗!!そういうところにも注目してもらいたいな。 "花道"のようなものもメタル・バンドのライヴでは見かけないものなので見付けたときは可笑しかったです。でも、格好良く活用されてます。 サウンドも文句なし!! そのオーディエンス(勿論我々も)もライヴを盛り上げるのに必要不可欠な要素です。みんな歌いまくってます!!歌いまくってます!!歌いまくってます!!ステージから発せられるメタルの爆音に負けじと歌いまくってます!!だから、画面の前の俺も歌いまくります!!いや、冗談じゃなしに歌わずにはいられません!!彼らの持つ曲の力、ライヴならではの雰囲気が素晴らしく、本当に歌わずにはいられません!!関係のないところで「Valhalla~」と歌い出すオーディンスは微笑ましい。 そして彼らは「The Bird's Song」では言うまでもなく"あんなこと"に…。(笑)「俺も歌います!」と言わずにはいられないよ、ホント。 バンド側も、さすがヨーロッパではトップ・クラスのメタル・バンド、その演奏のクオリティはプロフェッショナル!! トーマス・"トーメン"・"タンクトップがランニングシャツ"・スタッシュのいつ見てもどれかしらシンバルが揺れているシンバル叩きまくり、そして力強く強固な、それでいてBLIND GUARDIAN独特のリズムを叩き出すドラミングは圧巻! マーカス・"コーラスも上手い"・ズィーペンの激しいヘッドバンギングと完璧なリズム・ギター、この人、ホントにコーラスも上手いし正確なリズムを刻んでますね!!俺も驚きました!それも激しくヘッドバンギングしながらですよ!ステージ映えする人です。 アンドレ・"本当に楽しそうにギターを弾く"・オルブリッチも"王子"の名に恥じない(笑)魅力的なステージングとメロディアスなリード・ギターを聴かせてくれオーディエンス(勿論……)を盛り上げてくれる。優雅です。(笑) ハンズィ・"もうすぐアゴなし。いや、すでに?"・キアシュはその恰幅の良いお体に負けない迫力と威厳、さらにはその真逆に位置する親しみ易さを兼ね備えたステージングでファンを魅了します。クスッとくるようなMCも良いですね。「厄介な歌は終わった!」とか。(笑/DVD観てないと判らないだろうから早く観て下さいね)「LIVE」と同様、リスナーが"主旋律"と思ってるメロディをハンズィが歌わないこともあるけど、それでも格好良いですね。ただ、下っ腹はなんとかして下さい。(笑) 敢えて注文を付けるとすれば、もうちょっと真正面からの映像が欲しかったかな。もっと照明の全体像を見てみたい、っていうのがある。それと、ステージ上のリング状のスクリーンをもうちょっとフィーチャーしたカメラ・ワークがあればもっと良かった。ただ、たまにそのリング状のスクリーンと曲の雰囲気が合致してゾクッとするよな感覚に陥ることもありました。(先述のように「Past And~」の映像は凄く良い!!)だからこそ、もう少しフィーチャーして欲しかった。 あと、「LIVE」を聴いてるときから思ってたのがアンドレ王子のリードはちょっとワウをかけ過ぎな気がする。昔の曲ではもう少し適材適所でお願いしたい。 まぁ、こんな注文は全体の満足感からするとあくまでほ~んの微々たるもの。本当は素晴らしいカメラ・ワーク、照明、炎、メロディ、演奏に酔いしれてる時間が圧倒的に多いですよ。ホントにここまで素晴らしいライヴ映像はそうはない(はず)です。 映像が曲とシンクロする様が本当に格好良い! これを観ていて泣いた箇所が2箇所ありました。まずひとつは「The Last Candle」を聴いてるとき。あまりに素晴らしい曲なので観ていて・聴いていてジーンときちゃいました。 それから上でギターの国から2002.遺言さんが仰ってるように「And Then There Was Silence」の10:00過ぎ辺りの「ら~らららら~ららら~ららら~」の部分に大合唱。元々ここは大好きな箇所で、そこがライヴでこんなにまで歌われ、総てが一体となり、飛び跳ね楽しそうにし、アンドレも非常に楽しそう。俺も余りの楽しさに笑ってましたが目にはマジで涙が浮かびました。素晴らしい瞬間でした。幸せです。 「Mirror Mirror」で閉められるライヴのラストはオーディエンスの歌声も照明も炎・パイロもバンドも最高潮を向かえ、実際にライヴで味わうような心地よい疲労感と共に幕を閉じていきます。 B!誌のインタビューで語られていた『1日目と2日目での服装の違い』について念のため言っておくと、勿論ハンズィはインタビュー通り同じ服装、トーメンは確かに白のタンクトップと黒のタンクトップで色は真逆なんだけど、どっちもタンクトップということであんまり気にならないと思う。アンドレは結構違いの出た服装だけど、どちらも赤と黒を基調とした格好なので俺は気になりませんでした。マーカスに到っては間違い探しする気で観ないとわかんないんじゃないでしょうか?(笑)前開きか胸のところまでしかボタンがないかで、どっちも似たような生地なので全くと言っていいほど気になりませんでした。もしも「服装が違うなら観てて冷めちゃいそうだなぁ」なんて思ってる人は、そんなに気にするレベルのものじゃないのでご安心を。 「このバンドが好きで本当に良かった」 このDVDを観た人なら誰でもそう思えるはずです。本当に素晴らしいDVDです。さぁ早く、買ってない人は買って、部屋を暗くして(まぁ、暗くするのは任意で構いませんが/笑)、大音量でこれを観て、一緒に歌って下さい!! さぁ、早く!!早く!!!!
まずは楽曲について。 聴き始めは「Jet To Jet」くらいしか印象に残らなかったんだけど、ライヴ盤と併せて何回か聴いていくうちに「Island In The Sun」「Genenal Hospital」「Hiroshima Mon Amour」「Too Young To Die,Too Drink To Live」「Starcarr Lone」「Suffer Me」は佳曲・名曲だと思うように。他はあんまり好きじゃないんだけど…。 曲の出来はなかなか良い。ではヴォーカルはどうか。そりゃあもう、俺の大好きなグラハム・ボネットがガナリを入れてくれるだけで十分です。(笑)BLACKTHORNEと時と違って(苦笑)曲に合わせてガナリ一辺倒じゃないのも……そりゃ当然か。(笑) で、ここで登場イングヴェイ!!凄いです!参りました。確かに今の彼だって良いソロは聴かせてくれると思う。「Wield My Sword」のソロなんかかなり格好良い。でも、このアルバムで聴けるのは全編構築美に溢れ、的確なメロディ弾きを見せ、さらには速弾きしつつもその中で見事な構築を見せている。水滴のような音色も素晴らしい!セッティングは今も昔も変わってないそうだけど、この音の違いは一体何かしら?録音技術の向上のせい?(笑)とにかく、"珠玉のギターソロ"とはこのアルバムでのイングヴェイのためにあるようなモンです。 残念なのがサウンド。結構淋しいですねぇ、これ。そのせいで「Jet To Jet」のリフも勢いに欠ける感じ。まぁ、そのお陰でベースはハッキリ聴こえるし、リード・ギターのサウンドは良いし、特別大きな問題じゃないんだけど。 ライヴ盤も必聴!!グラハムのヴォーカルは置いといて(笑)、サウンドは良くなりイングヴェイのギターも冴え渡ってるので是非!!
このCDを買う前にもどこかで聴いたことある気がするんですが、これもなにかタイアップしてたってことでしょうか?「NEVER LET YOU GO」も「どこかで聴いたことあるなぁ」って思ったし…。 まぁとにかく、この曲は格好良いですよ。ホーンを従えながらも格好良いロック・チューンに仕上がっててかなり良い出来ですよね。ピアノも導入されていて躍動感も出てて良い!
ラルフがヴォーカルの時代は1枚(「Heading For Tomorrow」)しか持ってないが、残りのオリジナル・アルバムを聴いた限りではコレが一番好印象だったなぁ。 やっぱり楽曲が全体的に一番良い出来。一番好きな曲の第一候補は「Man On A Mission」だけど、アルバム全体では本作。非常にドラマティックで壮大な雰囲気を持った曲が多いのが良いね。キーボードを弾くことができる新ギタリスト、ヘニユ・リヒターの加入もあってかキーボードなどによる装飾が豪華になった感じも。単純に疾走曲が多いのも良い。しかし、一本調子にはならずバラードを挟み込んだりミドル・テンポを挟み込んだり、疾走曲自体にも"動き"があって疾走しっぱなしじゃないから単調には聴こえない。 ヘニユ・リヒター、次作「POWERPLAMT」収録の「WINGS OF DESTINY」を聴いたときから良いソングライターだと思ってたけど、どうやら「POWERPLANT」では本領発揮出来ていなかったようで(笑)、本作ではカイ・ハンセンを飛び越えて素晴らしい楽曲を提供している。特に「The Winged Horse」は素晴らしい!マシンガンズの「食べたい 舐めたい 危険地帯」みたいなリフはいらないけど(苦笑/でも、クセになるっちゃクセになるとも言える)、ドラマティックな展開にクッサクサのメロディが堪らない!! 勿論、アルバム1曲目の「Beyond The Black Hole」や超ドラマティック・メロディック・スピード・メタルであるタイトル曲なんかも素晴らしい名曲だ! 「The Landing」が出てきたときは「うわぁ、スローでメロディも大して良くねぇし…」と印象悪かったけど、長さは1分ちょっと。これを曲単位で聴くことはないだろうけど"アルバムの中の1曲"としてはかなり良い役割を果たしてると思う。 「Cosmic Chaos」は単なるドラム・ソロで「そんなことはライヴだけでいいのよ!」と言いたくなるけど、ダンのファンにはありがたい、…のかなぁ?俺はいらなかったけど。それと「Lost In The Future」の中間の楽しげなパート、あれも絶対コンセプトに合ってないと思うからいらない。…けど、曲として悪いわけじゃないからそんなに大きな不満でもない。でも、「あなた方にとってコンセプトってなに?」と聞きたくはなってしまう。 不満といえば、今までは「声が苦手」なだけだったカイの歌が、本作ではビミョ~に音程がズレてるんじゃないか?と思える箇所があってどうも歯痒い。しかし、タイトル曲ではあまり声質自体も気にならず、むしろ格好良いと思える部分も!!これは初めての体験だ!まぁ、他の部分では「いつものカイ」なんだけどね。(苦笑) うん、これは良いアルバムでしょう!持ってるGAMMA RAYのアルバムでは一番好きですね、これ。カイ作曲のものも凄いけど、ヘニユのものも凄い!!参りました!名作です!
一時期「IN THESE ARMS」と「BED OF ROSES」ばかり聴いていて、油断してCDを止め損なうと(笑)流れで「BED OF ROSES」の次の曲であるこの曲も一緒に聴き「お、なかなか良い曲じゃん」なんて思ってたもんです。 うん、やっぱり良い曲だよ、これ。良いメロディが随所で出てくる。 ちょっと暗い感じだけど、哀愁たっぷりで良いよ。
ノリが良くて(マラカスが重要!)体を動かしたくなる曲。 「Keep the faith、keep the faith~」の部分はあんまり好きじゃないんだけど、他の部分はジョンの気合の入った歌が良い! この曲はフェードアウトじゃなくて「Keep the faith!!」っていう風にピタッと終わってた方が格好良かったかも。
サビを「DON'T GIVE UP」のサビにしてみたい。結構違和感ないと思うな。というか、聴いているとサビの直前で頭の中で勝手に「Don't give up~」と流れ出す。別にメロディやリフが似てるわけじゃないんだけど、なんとなく…。是非、頭の中で入れ替えてみて下さい。(笑)…てか、なに言ってるかちょっと解り難いですね。 サビが爆発力不足な感じはするけど、やはり彼らのメロディ・センスの良さは堪能できるし、イントロ等で聴ける「パ~」だか「マ~」で歌われる(ハミング?)ところも良い。
「ドラッグを買う金のためにコマーシャルにした」として知られるアルバムだけど、それでもやっぱりMEGADETHでありムステインであるとしか形容できない作品ですね。まぁ、3,ANARCHY IN THE U.K.だけはそうしても浮いてる気がしてならないっていうのはあるけど。格好良いことは格好良いんだけどね。 2,SET THE WORLD AFIREは「RUST IN PEACE」に通ずる整合性を感じさせながらもより攻撃的な名曲! 4,MARY JANEと6,IN MY DARKEST HOURと似ている感じがどうしても拭い切れないけど、どちらも格好良いことこの上なし! 5,502や7,LAIRは危険なほど攻撃的で8,HOOK IN MOUTHはどこかコマーシャル性を感じさせながらも聴き手を傷つけんばかりの勢いに満ちている。 インストの1,INTO THE LUNGS OF HELLは非常にムステインらしいギターが聴ける、オープニングにピッタリの格好良い曲だ。 充実の内容でしょう! ドラッグでボロボロになりながらもこんな作品を出したムステインが凄いのか、はたまたボロボロのムステインにここまでさせるドラッグが凄いのか…。(笑)勿論、前者であることを望みたい。(笑)